JPS6323246B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6323246B2 JPS6323246B2 JP55131420A JP13142080A JPS6323246B2 JP S6323246 B2 JPS6323246 B2 JP S6323246B2 JP 55131420 A JP55131420 A JP 55131420A JP 13142080 A JP13142080 A JP 13142080A JP S6323246 B2 JPS6323246 B2 JP S6323246B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- sheet
- annealing
- furnace
- metal sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/52—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
- C21D9/54—Furnaces for treating strips or wire
- C21D9/56—Continuous furnaces for strip or wire
- C21D9/561—Continuous furnaces for strip or wire with a controlled atmosphere or vacuum
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D9/00—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
- C21D9/52—Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length
- C21D9/54—Furnaces for treating strips or wire
- C21D9/56—Continuous furnaces for strip or wire
- C21D9/573—Continuous furnaces for strip or wire with cooling
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Description
本発明は金属薄板、特に冷間圧延された鋼鉄薄
板の表面の品質を改善することを目的とする連続
熱処理方法に関する。 工業的実施においては、冷間圧延された鋼鉄の
薄板は(鋼鉄の製造とインゴツトまたはフラブの
熱間圧延の後)熱間圧延された帯鋼を酸洗いし、
次いで所望の厚さになるまで冷間圧延し、そして
最後に鋼鉄の機械的性質を回復するため焼きなま
しを行ない、そしてこれに所望の最終表面外観を
付与し引張り曲線の水平部分をなくすためにスキ
ン・パス処理を行なうことによつて得られる。 熱間圧延に続くこれらすべての操作は鋼板の最
終表面状態を調節する。従つて、酸洗い後の不十
分な濯ぎは表面にその後の汚染の種を残す。同様
に、圧延油の選択は、そし焼なましがよく適応さ
れなければこの油が鋼板表面から取り去られない
ため極めて重要である。 数人の著者は、鋼の薄板表面の清潔さ特に沈着
した炭素の量はこの鋼板の燐酸塩被覆処理に対す
る適応性および塗装後の塩分を含む霧による腐蝕
に対する抵抗性への適応性を明らかにするための
重要なパラメーターであることを十分に示した。
この表面の清潔さは種々な方法、たとえばスコツ
チ・テープ試験によつて明らかにすることができ
る。この方法においては鋼板の表面に透明な粘着
テープを貼り付け、鋼板の沈着物を含んだテープ
をはがす。スコツチ・テープを通る光の吸収を測
定して鋼板表面の沈着物を定量する。このような
方法はあらゆる性質の表面沈着物の量を測定す
る、例えば埃(ほこり)、炭素、やすりくず、な
どの痕跡を測定する。 同様に広く行なわれているもう一つの表面性質
測定法は鋼鉄表面に存在する全炭素量を定量する
ことを目的としている。この方法は無機材料のタ
ンポンを用いて塩酸で鋼板の表面を洗いそしてこ
れを酸と反応させ、そして遊離したCO2の量を測
定するものである。このようにして、鋼鉄の表面
に種々な形で存在している全炭素量をmg/m2とし
て測定する。同様に、試験を標準化する目的で噴
射による脱脂法で塩酸洗浄を予め行なつてもよ
い。これは存在するかも知れない保護油を除去
し、鋼を形成直後でかつ燐酸塩処理法および最終
の塗装前の状態にするためである。この方法は
「フオード試験」と呼ばれるよく知られた試験方
法である。 鋼鉄の表面の他の分析方法はイオン微量分析
機、オージエ分光分析機などで行なわれる。これ
らは表面に存在するあらゆる化学元素とそれらの
含有量の深さにおける変化を検出することができ
る。 これらの技術は鉄以外の元素、即ち用いられた
浴(洗浄、酸洗い、濯ぎ、脱脂)に由来する元素
や鋼鉄自体に由来する元素によつて起こり得る汚
染を看破することができる。 上に述べたように、鋼鉄の表面における炭素の
存在は塗装された鋼板の塩分を含んだ霧による腐
蝕に対する抵抗力を弱めることは現在よく知られ
ている。この炭素は大部分圧延油に由来する。現
在の実施においては、圧延後圧延油は鋼板の表面
から除去されていないで、ベル炉中での焼なまし
(バツチ焼なまし)過程中において蒸発する。し
かし、そのような焼なましの後で表面の炭素量を
測定するとき、りん酸塩被覆や塗装(塩分を含ん
だ霧に曝露)の望ましくない結果を生ずる看過し
得ない汚染が認められる。 たとえばオルトけい酸ナトリウムの溶接中での
電解による脱脂を予め行なつて製品を連続焼なま
しすることによつて重大な進歩が得られる。 簡単な連続焼なましにおいては、加熱は実際
N2/H2の雰囲気中で行なわれ、そして油は蒸発
する時間がない。何故なら加熱は非常に速いから
である。これに反し、公知のいくつかの方法にお
いては、連続焼なましは、大概はアルカリ媒質中
で行なわれる脱脂操作によつて先行される。圧延
油は炉の中へはいる前に除去されるから、表面の
清潔さは明らかに優れている。そして静止炉中で
作られた非常に清潔な鋼板についてはたとえば1
mg/m2〜8mg/m2である表面に存在する全炭素に
関しては特にその清潔さは優れている。しかし上
に述べたように、表面の炭素量のそのような減少
は、種々な著者によれば塗料の耐久力を改善する
が、その改善はまだ僅かであることが認められ
る。 本発明の目的は正にこのような状態を矯正する
ことである。 本発明者等は、鋼の帯の連続電気メツキにしば
しば用いられる様式の、裸炎の加熱による連続焼
なましの、燐酸塩被覆処理と塗装処理を含む、自
動車車体用の鋼板に関する出願を行なつた。この
様式の加熱は、亜鉛浴の入口において表面に酸化
物の痕跡が全くないことをとりわけ必要とする電
気メツキの見地から表面の準備には非常に適して
いることが知られている。炉の種類によつては、
この加熱方式はある程度酸化的であり、この炉を
通過することによつて生じるかも知れない酸化物
は続く焼なまし−電気メツキの段階の過程で雰囲
気の気体の水素で還元されなければならない。 本発明の方法は、脱脂されていない帯鋼、即ち
圧延油が裸炎の炉の中で簡単に燃焼または蒸発せ
しめられたもの、はアルカリ脱脂後焼なまされた
帯鋼よりも明らかに良好な燐酸塩被覆処理および
塗装に対する挙動を持つているという全く予期し
ない確証事実にもとづいている。本発明者等はそ
の研究を追究しながら、燃焼を注意深く調節する
ことにより、極めて清潔な酸化されていないそし
て燐酸塩被覆処理および塗装後、塩分を含んだ霧
に対して特に良好な抵抗性のある帯鋼を製造し得
ることに注目した。以下の実施例と図面は、焼な
まし前のアルカリ浴での脱脂によつて生じ、そし
て本来燐酸塩被覆反応を遅らせると思われる
SiO2のフイルムが存在しないことにもとづくこ
の思いがけないこの効果を理解するのを助けるで
あろう。 金属の薄板を加熱操作を含む連続熱処理と次い
で急冷操作を加える、本発明の目的たる本方法
は、加熱操作が金属の再結晶温度以上でかつA3
変態点以下のある温度で行なわれ、かつ脱脂され
ていない薄板、即ち少なくとも一部分圧延油を再
び塗られた薄板に加熱操作が加えられること、お
よびこの加熱は、少なくとも初期において裸炎の
炉の中で、好ましくは不完全燃焼の炉の中で行な
われること、および急冷は好ましくは75℃以上の
温度において水性媒体中に滞留する工程を含有す
ることを特徴とする。 本明細書においては「水性媒体」という表現
は、制限的に、純粋な水の浴を意味せず、それは
如何なる目的であろうと、物質を溶液状および/
または懸濁状態で含有する、飽和または不飽和の
あらゆる水性媒体に同様に拡大することはもちろ
んである。 水性媒体は静止浴、撒水管または噴霧管の単独
または好ましくは、これらの手段の二つまたは三
つよりなり、それらの順序は問わない。 水性媒体の温度は、機械的性質が薄板全般に均
一に分布するようにするため、および薄板の平滑
性がすぐれているようにするため、75℃以上とす
べきである。またこの温度の上限は水性媒体がた
とえミスト噴霧の形であるときでさえも、液体の
ままでなければならぬことから沸点である。 本発明方法の応用はそのほか必要に応じて、処
理される種々な製品に適応されることができる。 同様に、ある場合においては、脱脂されていな
い薄板の裸炎炉での処理の予期しない効果は更に
改良されることができる。特に機械的性質に関し
ては、急冷につづいて、薄板を200〜500℃の温度
での析出工程に付してもよい。 薄板の表面品質の、すでに重要なこの第一の改
善のほかに、本発明は更に他の利点を示してい
る。 酸化性の媒質での(極めて弱い水準において
も)鋼鉄を加熱するとき、鉄よりも酸化しやすい
マンガン、クロム、燐……などのようなある種の
元素が表面へ移動することは知られている。この
ようにして、ある種の元素(鋼鉄の中に極めて僅
かしか存在しないものでも)で鋼鉄の表面富化が
起こる。このようにして、0.3%のマンガンを含
有している軟鋼はベル炉での焼なまし後、最表面
において15%程度のマンガン含有量を示すことが
できる。しかもそれはたとえその焼なましが
N2/H2の保護雰囲気のもとで低い露点と低いO2
含有量で行なわれてもそうである。気体のH2O
とO2の残存含有量はマンガンを表面に引き寄せ
るに十分であり、非常に長い時間(数時間)と高
温(700℃)はこの現象を極めて顕著にした。 原則として、連続焼なましの場合、高温での滞
在時間は非常に短いから(数分)、容積に由来す
る元素での表面の汚染は極めて僅かになるであろ
う。 しかし本発明者等は表面における富化の減少は
アルカリ脱脂を行なわないときにしか得られない
ことを証明した。何故ならアルカリ脱脂は容積中
に存在する合金元素の分離に原因する酸化電位を
生ずる残存シリカのフイルムを表面に残す効果も
持つているからである。 第1図は、アルカリ脱脂後に連続焼なましされ
た鋼はマンガンの看過し得ない富化によつて表面
が影響されているが、予め脱脂されずして裸炎の
炉の中で連続焼なましを受けた同様な鋼鉄では
Mnの含有量は僅かな増加しか示されていない事
実をよく説明している。 この図(この図ではNCN電子の数は縦座標に
示され、結合エネルギーEVは横座標に示されて
いる)は連続焼なましされた二種類の軟鋼につい
て最表面で測定された標準化されたスペクトルを
示す。一つは焼なまし前に脱脂したもの(A鋼)、
もう一つは本発明の方法により裸炎の炉の中で行
なわれた脱脂である(B鋼)。 本発明者等はこの富化が減少する予期しない効
果を確認した。実際、本発明の方法によつて得ら
れた鋼板は大気による腐蝕および貯蔵過程中の錆
のピンホールに対して非常によく耐えた。需要者
に引き渡すよう用意された鋼板の上に腐蝕のピン
ホールによる屑が存在することは重大であるか
ら、このような改善は非常に重要である。 本発明の方法の特殊な実施態様は表面品質に更
に別の改善をもたらしている。この実施態様は加
熱中または加熱後に行なわれる酸性媒体中での処
理よりなつている。このような処理は、表面汚染
痕跡が残存炭素に由来しても、圧延油に由来して
も、あるいは鋼鉄の容積から来る元素の残存富化
に由来しても、表面汚染のあらゆる痕跡を殆ど完
全に除去することができる。 このような操作は焼なましの一つの酸化工程
(水性媒体中での急冷、制限された持続時間酸化
性気体への曝露)後に行なわれるのが好都合であ
る。この工程によつて生ずる薄い酸化被膜を除去
すると、すでに平均化された表面汚染の水準に到
達することができる。 用いられる酸は好ましくは有機酸であり、特に
蟻酸またはそれを主成分とするのが好ましい。そ
れは急速冷却の後または最終冷却の後に行なうの
が好都合である。 次の実施例は本発明者等によつて既に別に特許
請求された処理(沸騰水浴への浸漬よりなる)の
後のこの操作の結果を示す。第1表においては、
急冷後すでに非常に僅かしか汚染されていない鋼
鉄の表面(従つて急冷前も同様である、何故なら
急冷は蒸溜水中で行なわれたから)が、用いた酸
洗い処理によつて更に明らかに改善されているこ
とが見られる。この実施例においては、最表面に
存在する炭素の量はフオード試験法によつて測定
された。
板の表面の品質を改善することを目的とする連続
熱処理方法に関する。 工業的実施においては、冷間圧延された鋼鉄の
薄板は(鋼鉄の製造とインゴツトまたはフラブの
熱間圧延の後)熱間圧延された帯鋼を酸洗いし、
次いで所望の厚さになるまで冷間圧延し、そして
最後に鋼鉄の機械的性質を回復するため焼きなま
しを行ない、そしてこれに所望の最終表面外観を
付与し引張り曲線の水平部分をなくすためにスキ
ン・パス処理を行なうことによつて得られる。 熱間圧延に続くこれらすべての操作は鋼板の最
終表面状態を調節する。従つて、酸洗い後の不十
分な濯ぎは表面にその後の汚染の種を残す。同様
に、圧延油の選択は、そし焼なましがよく適応さ
れなければこの油が鋼板表面から取り去られない
ため極めて重要である。 数人の著者は、鋼の薄板表面の清潔さ特に沈着
した炭素の量はこの鋼板の燐酸塩被覆処理に対す
る適応性および塗装後の塩分を含む霧による腐蝕
に対する抵抗性への適応性を明らかにするための
重要なパラメーターであることを十分に示した。
この表面の清潔さは種々な方法、たとえばスコツ
チ・テープ試験によつて明らかにすることができ
る。この方法においては鋼板の表面に透明な粘着
テープを貼り付け、鋼板の沈着物を含んだテープ
をはがす。スコツチ・テープを通る光の吸収を測
定して鋼板表面の沈着物を定量する。このような
方法はあらゆる性質の表面沈着物の量を測定す
る、例えば埃(ほこり)、炭素、やすりくず、な
どの痕跡を測定する。 同様に広く行なわれているもう一つの表面性質
測定法は鋼鉄表面に存在する全炭素量を定量する
ことを目的としている。この方法は無機材料のタ
ンポンを用いて塩酸で鋼板の表面を洗いそしてこ
れを酸と反応させ、そして遊離したCO2の量を測
定するものである。このようにして、鋼鉄の表面
に種々な形で存在している全炭素量をmg/m2とし
て測定する。同様に、試験を標準化する目的で噴
射による脱脂法で塩酸洗浄を予め行なつてもよ
い。これは存在するかも知れない保護油を除去
し、鋼を形成直後でかつ燐酸塩処理法および最終
の塗装前の状態にするためである。この方法は
「フオード試験」と呼ばれるよく知られた試験方
法である。 鋼鉄の表面の他の分析方法はイオン微量分析
機、オージエ分光分析機などで行なわれる。これ
らは表面に存在するあらゆる化学元素とそれらの
含有量の深さにおける変化を検出することができ
る。 これらの技術は鉄以外の元素、即ち用いられた
浴(洗浄、酸洗い、濯ぎ、脱脂)に由来する元素
や鋼鉄自体に由来する元素によつて起こり得る汚
染を看破することができる。 上に述べたように、鋼鉄の表面における炭素の
存在は塗装された鋼板の塩分を含んだ霧による腐
蝕に対する抵抗力を弱めることは現在よく知られ
ている。この炭素は大部分圧延油に由来する。現
在の実施においては、圧延後圧延油は鋼板の表面
から除去されていないで、ベル炉中での焼なまし
(バツチ焼なまし)過程中において蒸発する。し
かし、そのような焼なましの後で表面の炭素量を
測定するとき、りん酸塩被覆や塗装(塩分を含ん
だ霧に曝露)の望ましくない結果を生ずる看過し
得ない汚染が認められる。 たとえばオルトけい酸ナトリウムの溶接中での
電解による脱脂を予め行なつて製品を連続焼なま
しすることによつて重大な進歩が得られる。 簡単な連続焼なましにおいては、加熱は実際
N2/H2の雰囲気中で行なわれ、そして油は蒸発
する時間がない。何故なら加熱は非常に速いから
である。これに反し、公知のいくつかの方法にお
いては、連続焼なましは、大概はアルカリ媒質中
で行なわれる脱脂操作によつて先行される。圧延
油は炉の中へはいる前に除去されるから、表面の
清潔さは明らかに優れている。そして静止炉中で
作られた非常に清潔な鋼板についてはたとえば1
mg/m2〜8mg/m2である表面に存在する全炭素に
関しては特にその清潔さは優れている。しかし上
に述べたように、表面の炭素量のそのような減少
は、種々な著者によれば塗料の耐久力を改善する
が、その改善はまだ僅かであることが認められ
る。 本発明の目的は正にこのような状態を矯正する
ことである。 本発明者等は、鋼の帯の連続電気メツキにしば
しば用いられる様式の、裸炎の加熱による連続焼
なましの、燐酸塩被覆処理と塗装処理を含む、自
動車車体用の鋼板に関する出願を行なつた。この
様式の加熱は、亜鉛浴の入口において表面に酸化
物の痕跡が全くないことをとりわけ必要とする電
気メツキの見地から表面の準備には非常に適して
いることが知られている。炉の種類によつては、
この加熱方式はある程度酸化的であり、この炉を
通過することによつて生じるかも知れない酸化物
は続く焼なまし−電気メツキの段階の過程で雰囲
気の気体の水素で還元されなければならない。 本発明の方法は、脱脂されていない帯鋼、即ち
圧延油が裸炎の炉の中で簡単に燃焼または蒸発せ
しめられたもの、はアルカリ脱脂後焼なまされた
帯鋼よりも明らかに良好な燐酸塩被覆処理および
塗装に対する挙動を持つているという全く予期し
ない確証事実にもとづいている。本発明者等はそ
の研究を追究しながら、燃焼を注意深く調節する
ことにより、極めて清潔な酸化されていないそし
て燐酸塩被覆処理および塗装後、塩分を含んだ霧
に対して特に良好な抵抗性のある帯鋼を製造し得
ることに注目した。以下の実施例と図面は、焼な
まし前のアルカリ浴での脱脂によつて生じ、そし
て本来燐酸塩被覆反応を遅らせると思われる
SiO2のフイルムが存在しないことにもとづくこ
の思いがけないこの効果を理解するのを助けるで
あろう。 金属の薄板を加熱操作を含む連続熱処理と次い
で急冷操作を加える、本発明の目的たる本方法
は、加熱操作が金属の再結晶温度以上でかつA3
変態点以下のある温度で行なわれ、かつ脱脂され
ていない薄板、即ち少なくとも一部分圧延油を再
び塗られた薄板に加熱操作が加えられること、お
よびこの加熱は、少なくとも初期において裸炎の
炉の中で、好ましくは不完全燃焼の炉の中で行な
われること、および急冷は好ましくは75℃以上の
温度において水性媒体中に滞留する工程を含有す
ることを特徴とする。 本明細書においては「水性媒体」という表現
は、制限的に、純粋な水の浴を意味せず、それは
如何なる目的であろうと、物質を溶液状および/
または懸濁状態で含有する、飽和または不飽和の
あらゆる水性媒体に同様に拡大することはもちろ
んである。 水性媒体は静止浴、撒水管または噴霧管の単独
または好ましくは、これらの手段の二つまたは三
つよりなり、それらの順序は問わない。 水性媒体の温度は、機械的性質が薄板全般に均
一に分布するようにするため、および薄板の平滑
性がすぐれているようにするため、75℃以上とす
べきである。またこの温度の上限は水性媒体がた
とえミスト噴霧の形であるときでさえも、液体の
ままでなければならぬことから沸点である。 本発明方法の応用はそのほか必要に応じて、処
理される種々な製品に適応されることができる。 同様に、ある場合においては、脱脂されていな
い薄板の裸炎炉での処理の予期しない効果は更に
改良されることができる。特に機械的性質に関し
ては、急冷につづいて、薄板を200〜500℃の温度
での析出工程に付してもよい。 薄板の表面品質の、すでに重要なこの第一の改
善のほかに、本発明は更に他の利点を示してい
る。 酸化性の媒質での(極めて弱い水準において
も)鋼鉄を加熱するとき、鉄よりも酸化しやすい
マンガン、クロム、燐……などのようなある種の
元素が表面へ移動することは知られている。この
ようにして、ある種の元素(鋼鉄の中に極めて僅
かしか存在しないものでも)で鋼鉄の表面富化が
起こる。このようにして、0.3%のマンガンを含
有している軟鋼はベル炉での焼なまし後、最表面
において15%程度のマンガン含有量を示すことが
できる。しかもそれはたとえその焼なましが
N2/H2の保護雰囲気のもとで低い露点と低いO2
含有量で行なわれてもそうである。気体のH2O
とO2の残存含有量はマンガンを表面に引き寄せ
るに十分であり、非常に長い時間(数時間)と高
温(700℃)はこの現象を極めて顕著にした。 原則として、連続焼なましの場合、高温での滞
在時間は非常に短いから(数分)、容積に由来す
る元素での表面の汚染は極めて僅かになるであろ
う。 しかし本発明者等は表面における富化の減少は
アルカリ脱脂を行なわないときにしか得られない
ことを証明した。何故ならアルカリ脱脂は容積中
に存在する合金元素の分離に原因する酸化電位を
生ずる残存シリカのフイルムを表面に残す効果も
持つているからである。 第1図は、アルカリ脱脂後に連続焼なましされ
た鋼はマンガンの看過し得ない富化によつて表面
が影響されているが、予め脱脂されずして裸炎の
炉の中で連続焼なましを受けた同様な鋼鉄では
Mnの含有量は僅かな増加しか示されていない事
実をよく説明している。 この図(この図ではNCN電子の数は縦座標に
示され、結合エネルギーEVは横座標に示されて
いる)は連続焼なましされた二種類の軟鋼につい
て最表面で測定された標準化されたスペクトルを
示す。一つは焼なまし前に脱脂したもの(A鋼)、
もう一つは本発明の方法により裸炎の炉の中で行
なわれた脱脂である(B鋼)。 本発明者等はこの富化が減少する予期しない効
果を確認した。実際、本発明の方法によつて得ら
れた鋼板は大気による腐蝕および貯蔵過程中の錆
のピンホールに対して非常によく耐えた。需要者
に引き渡すよう用意された鋼板の上に腐蝕のピン
ホールによる屑が存在することは重大であるか
ら、このような改善は非常に重要である。 本発明の方法の特殊な実施態様は表面品質に更
に別の改善をもたらしている。この実施態様は加
熱中または加熱後に行なわれる酸性媒体中での処
理よりなつている。このような処理は、表面汚染
痕跡が残存炭素に由来しても、圧延油に由来して
も、あるいは鋼鉄の容積から来る元素の残存富化
に由来しても、表面汚染のあらゆる痕跡を殆ど完
全に除去することができる。 このような操作は焼なましの一つの酸化工程
(水性媒体中での急冷、制限された持続時間酸化
性気体への曝露)後に行なわれるのが好都合であ
る。この工程によつて生ずる薄い酸化被膜を除去
すると、すでに平均化された表面汚染の水準に到
達することができる。 用いられる酸は好ましくは有機酸であり、特に
蟻酸またはそれを主成分とするのが好ましい。そ
れは急速冷却の後または最終冷却の後に行なうの
が好都合である。 次の実施例は本発明者等によつて既に別に特許
請求された処理(沸騰水浴への浸漬よりなる)の
後のこの操作の結果を示す。第1表においては、
急冷後すでに非常に僅かしか汚染されていない鋼
鉄の表面(従つて急冷前も同様である、何故なら
急冷は蒸溜水中で行なわれたから)が、用いた酸
洗い処理によつて更に明らかに改善されているこ
とが見られる。この実施例においては、最表面に
存在する炭素の量はフオード試験法によつて測定
された。
【表】
第表は夏に48時間陰で戸外に曝された鋼鉄の
場合を示す。第1の試料(A)は、アルカリ脱脂、放
射管を備えた在来の炉の中でN2/H2のもとでの
700℃での加熱、この温度で1分間維持、大気の
吹きつけ(ジエツト冷却)による500℃までの冷
却、500〜400℃の間で3分間の緩慢な冷却、およ
び大気の吹きつけによる室温までの最終冷却より
なる連続処理を受けた。第二の試料(B)は同様な処
理を受けたが、最初の冷却は水での急冷と450℃
への再加熱で置き換えられた。 三つの他の試料(C),(D),(E)は、本発明の方法に
従つて作製された。即ち、脱脂されていない鋼板
を裸炎の垂直炉中で加熱(燃焼空気の不足によつ
て還元煙を作るように燃焼を調節した)、急速冷
却、450℃1分間の過時効、および室温までの最
終冷却である。急速冷却は三つの異なつた方法で
行なわれた。即ち、 a 大気下でのジエツト冷却(試料C)(非常に
弱い酸化) b 水での処理(D)(弱く不規則な酸化) c 沸騰に近い温度の水浴中へ浸漬(E)(厚さ100
〜600Åの均一酸化) である。 試料は、本発明者等によつて別に特許請求され
た方法に従つて、例えば1g/リツトルの濃度の
蟻酸浴中に5秒間浸漬することによつて酸洗いさ
れた。上記の試験による腐蝕に対する抵抗力は0
(非常に良好な抵抗力)から10(悪い抵抗力)まで
の階級で評価された。
場合を示す。第1の試料(A)は、アルカリ脱脂、放
射管を備えた在来の炉の中でN2/H2のもとでの
700℃での加熱、この温度で1分間維持、大気の
吹きつけ(ジエツト冷却)による500℃までの冷
却、500〜400℃の間で3分間の緩慢な冷却、およ
び大気の吹きつけによる室温までの最終冷却より
なる連続処理を受けた。第二の試料(B)は同様な処
理を受けたが、最初の冷却は水での急冷と450℃
への再加熱で置き換えられた。 三つの他の試料(C),(D),(E)は、本発明の方法に
従つて作製された。即ち、脱脂されていない鋼板
を裸炎の垂直炉中で加熱(燃焼空気の不足によつ
て還元煙を作るように燃焼を調節した)、急速冷
却、450℃1分間の過時効、および室温までの最
終冷却である。急速冷却は三つの異なつた方法で
行なわれた。即ち、 a 大気下でのジエツト冷却(試料C)(非常に
弱い酸化) b 水での処理(D)(弱く不規則な酸化) c 沸騰に近い温度の水浴中へ浸漬(E)(厚さ100
〜600Åの均一酸化) である。 試料は、本発明者等によつて別に特許請求され
た方法に従つて、例えば1g/リツトルの濃度の
蟻酸浴中に5秒間浸漬することによつて酸洗いさ
れた。上記の試験による腐蝕に対する抵抗力は0
(非常に良好な抵抗力)から10(悪い抵抗力)まで
の階級で評価された。
【表】
*印は本発明によるもの
本発明では裸炎炉、そして脱脂のないことは常
に一つの改良をもたらす。一つの酸化工程が処理
に追加されるならば、そして特に生成酸化物が均
一で100〜600Åの厚さのものであれば、この改良
は更に顕著になる。
本発明では裸炎炉、そして脱脂のないことは常
に一つの改良をもたらす。一つの酸化工程が処理
に追加されるならば、そして特に生成酸化物が均
一で100〜600Åの厚さのものであれば、この改良
は更に顕著になる。
第1図は、アルカリ脱脂後に連続焼なましされ
た鋼Aと本発明の方法によつて、あらかじめ脱脂
処理を受けずして裸炎の炉の中で連続焼なましさ
れた鋼Bの最表面におけるMn含量の差異を示
す。本発明方法の鋼BではMnの増加は僅かであ
ることが示されている。
た鋼Aと本発明の方法によつて、あらかじめ脱脂
処理を受けずして裸炎の炉の中で連続焼なましさ
れた鋼Bの最表面におけるMn含量の差異を示
す。本発明方法の鋼BではMnの増加は僅かであ
ることが示されている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 圧延油で汚染された金属薄板を連続焼なまし
する方法であつて、 (a) 汚染された金属薄板を金属の再結晶温度以上
でかつA3変態点より下の温度で、非酸化性雰
囲気中で加熱し、上記加熱の少なくとも初期を
裸炎の炉の中で行ない、 (b) 加熱された金属薄板を急速冷却し、急速冷却
が金属板と水性媒体との接触からなり、これに
よつて上記急速冷却に酸化工程を含ませ、 (c) 冷却した金属薄板に有機酸水溶液中での浸漬
処理を受けさせる ことを特徴とする金属薄板の連続焼なまし方
法。 2 急速冷却に続いて、200℃から500℃までの温
度において薄板を炭素析出工程に付す特許請求の
範囲第1項記載の方法。 3 有機酸が蟻酸である特許請求の範囲第1項記
載の方法。 4 水性媒体は静止浴、または撒水管、または噴
霧管より構成されるか、あるいはこれら3手段の
いずれか二つまたは全部を合わせたものより構成
され、それらの順序は任意である特許請求の範囲
第1項ないし第3項のいずれか一つに記載の方
法。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| BE6/4695A BE878944A (fr) | 1979-09-21 | 1979-09-21 | Procede pour le traitement thermique continu des toles metalliques |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5696021A JPS5696021A (en) | 1981-08-03 |
| JPS6323246B2 true JPS6323246B2 (ja) | 1988-05-16 |
Family
ID=3874833
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13142080A Granted JPS5696021A (en) | 1979-09-21 | 1980-09-19 | Continuous heat treatment of thin metal plate |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5696021A (ja) |
| AR (1) | AR221438A1 (ja) |
| DD (1) | DD153134A5 (ja) |
| DE (1) | DE3034981A1 (ja) |
| MX (1) | MX154035A (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| LU71664A1 (ja) * | 1975-01-17 | 1976-12-31 | ||
| JPS529909A (en) * | 1975-07-14 | 1977-01-25 | Yasushi Matsuzaka | Filling material for concrete pile head |
| GB1530859A (en) * | 1976-06-23 | 1978-11-01 | Centre Rech Metallurgique | Continuous heat-treatment of steel strip |
-
1980
- 1980-04-22 MX MX18401080A patent/MX154035A/es unknown
- 1980-09-15 AR AR28252280A patent/AR221438A1/es active
- 1980-09-17 DE DE19803034981 patent/DE3034981A1/de active Granted
- 1980-09-19 DD DD22402280A patent/DD153134A5/de not_active IP Right Cessation
- 1980-09-19 JP JP13142080A patent/JPS5696021A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| MX154035A (es) | 1987-04-08 |
| DE3034981C2 (ja) | 1989-09-14 |
| DE3034981A1 (de) | 1981-04-02 |
| AR221438A1 (es) | 1981-01-30 |
| JPS5696021A (en) | 1981-08-03 |
| DD153134A5 (de) | 1981-12-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5677289B2 (ja) | 外観が改善された被覆金属ストリップを製造する方法 | |
| RU2387734C2 (ru) | Непрерывный способ отжига и нанесения покрытия методом горячего погружения и система для непрерывного отжига и нанесения покрытия методом горячего погружения кремнийсодержащего стального листа | |
| CN100409957C (zh) | 具有无光泽表面外观的奥氏体不锈钢带的生产方法 | |
| MX2012011761A (es) | Proceso para producir una hoja de acero laminada en caliente y un proceso para producir una hoja de acero galvanizada por inmersion en caliente. | |
| JPS62274060A (ja) | 溶融アルミニウム被覆クロム合金鋼 | |
| CA2073258C (en) | Method for hot-dip chromium-bearing steel | |
| JPS5849619B2 (ja) | 化成処理性にすぐれた高張力冷延鋼板の製造方法 | |
| US3849176A (en) | Surface-treated steel plates high in anticorrosiveness | |
| JPH0322272B2 (ja) | ||
| US3231971A (en) | Method of producing fusion coated metal base | |
| JPS6323246B2 (ja) | ||
| CN120060766A (zh) | 一种高加热效率的铝系镀层热成形钢板及具有优良磷化性的热成形部件 | |
| US4349393A (en) | Continuous heat treatment for metal sheet | |
| US3677797A (en) | Method of forming corrosion resistant films on steel plates | |
| JPS6028909B2 (ja) | 化成処理性に優れた鋼板 | |
| US2175620A (en) | Treatment of sheets, thin bars, and the like | |
| KR850000348B1 (ko) | 냉간 압연된 저탄소 강스트립을 연속적으로 아닐링하는 공정 | |
| JPH02258962A (ja) | 溶接性に優れた亜鉛系メッキ鋼板の製造設備 | |
| EP0094808B1 (en) | Method of box-annealing steel sheet to minimize annealing stickers | |
| US5106435A (en) | Method for minimizing surface carbide formation during box annealing | |
| RU2027795C1 (ru) | Способ эмалирования изделий из черных металлов | |
| JP2010059463A (ja) | 合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
| KR850000579B1 (ko) | 냉간 압연강 스트립(strip)의 연속 어니일링 방법 | |
| JPS6173873A (ja) | 塗装密着性に優れた合金化溶融亜鉛めつき鋼板の製造方法 | |
| BE878944A (fr) | Procede pour le traitement thermique continu des toles metalliques |