JPS6323313B2 - - Google Patents
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- JPS6323313B2 JPS6323313B2 JP55064152A JP6415280A JPS6323313B2 JP S6323313 B2 JPS6323313 B2 JP S6323313B2 JP 55064152 A JP55064152 A JP 55064152A JP 6415280 A JP6415280 A JP 6415280A JP S6323313 B2 JPS6323313 B2 JP S6323313B2
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- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M11/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with inorganic substances or complexes thereof; Such treatment combined with mechanical treatment, e.g. mercerising
- D06M11/32—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with inorganic substances or complexes thereof; Such treatment combined with mechanical treatment, e.g. mercerising with oxygen, ozone, ozonides, oxides, hydroxides or percompounds; Salts derived from anions with an amphoteric element-oxygen bond
- D06M11/36—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with inorganic substances or complexes thereof; Such treatment combined with mechanical treatment, e.g. mercerising with oxygen, ozone, ozonides, oxides, hydroxides or percompounds; Salts derived from anions with an amphoteric element-oxygen bond with oxides, hydroxides or mixed oxides; with salts derived from anions with an amphoteric element-oxygen bond
- D06M11/46—Oxides or hydroxides of elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table; Titanates; Zirconates; Stannates; Plumbates
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- Textile Engineering (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
この発明は被覆性の良好なポリエステル糸又は
ポリエステル糸含有織物の不透明化法に関する。 繊維材料、すなわち、糸、フイラメント、織
布、編物、不織布等は二酸化チタンの如き金属酸
化物の添加によつて不透明性が促進されることが
知られている。薄もの又は透明な織物に不透明性
を付与することによつて、織物の隠蔽力が著るし
く向上し、重くて緊密なウエブをもたらすような
余分の重量および費用の無駄を防止することがで
きる。このように不透明性を付与する場合、その
付加量が多すぎて衣類としての取扱い性を悪くす
るようなことは回避することが好ましく、また洗
たく、ドライクリーニングの繰り返しによつても
不透明性が損われることのないようにすることが
必要である。 二酸化チタンは織物の不透明化を付与するため
の適当な物質として知られている。従来、この二
酸化チタンは合成樹脂糸を押出し成形する前にそ
の溶融ポリマー中に添加する場合もあつた。この
場合、二酸化チタンは糸の断面全体に亘り分散す
ることになる。さらに織物、糸、不織布、フイラ
メント等がつくられたのちにそれらの表面に二酸
化チタンをパジング浴、スプレー、浸漬等により
付加し、不透明性等を付与することもおこなわれ
ていた。特に織物等に白さ又は不透明性を与える
場合、二酸化チタンとともにバインダーを含有さ
せ、表面の折り曲げあるいは洗たく、ドライクリ
ーニング等による顔料の除去、すなわち粉立ちに
対する耐久性を向上させることがおこなわれてい
た。しかし、この場合、必要とするバインダーの
量により織物が固くなるおそれがある。また、パ
ジング操作において乾燥時に二酸化チタンが移行
し、ウエブの表面に二酸化チタンが不均一に分布
するおそれもある。 バインダーおよび二酸化チタン(チタン塩又は
顔料の形態)は従来、分散液、溶液又はエマルジ
ヨンの形で他成分とともに織物に接触させること
がおこなわれていた。その織物はのちにさらに処
理して付加された成分の接着性を向上させること
がおこなわれる。 また、チタン塩分散液を用いて酢酸セルロー
ス、レーヨン等を艷消しすることも知られてい
る。この場合、その金属塩はのちに酸処理され酸
性状態下でウエブに付着された金属イオンを解放
することがおこなわれる。その他二酸化チタンを
織物に適用する方法として排気法(Exhaustion
technique)が用いられる。この場合、二酸化チ
タンは粒径が0.1ミクロン以下のものが用いられ
る。このような粒径の二酸化チタンは白化効果は
なく単に汚れ防止のために用いられ、したがつて
不透明性の向上にはならない。 このような二酸化チタンその他の金属酸化物を
ウエブに適用する従来の方法では本発明で問題と
するバインダーを主たる手段として使用せずに不
透明性をポリエステル糸含有織物に付与し、かつ
洗たく、ドライクリーニングの繰り返し等に耐
え、他の織物処理操作に支障をもたらすおそれが
なく、さらに手ざわりを害することなく比較的多
量の顔料をウエブに付加することができるように
することなどに対する解決手段が与えられない。 この発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
つて、その目的とするところは不透明性の良好な
ポリエステル糸含有織物を提供することである。 この発明の他の目的は不透明性の向上とともに
手ざわり等の取扱い性のよいポリエステル糸含有
織物を提供することである。 さらに、本発明の他の目的は主たる手段として
バインダーを使用することなく二酸化チタンをポ
リエステル糸含有織物に良好に付着させる方法を
提供することである。 この発明の他の目的は排出法により、二酸化チ
タンをポリエステル糸含有織物に付着させ取扱い
性等を害することなく不透明性を向上させる方法
を提供することである。 さらに、この発明の目的とするところは従来の
製品に較べて含浸量ベース(add−onベース)で
単位当りの二酸化チタン量についての不透明性が
優れているだけでなく、洗たく効果が良く、汚れ
防止性も良いポリエステル糸含有織物を提供する
ことである。 本発明に係わるポリエステル糸含有織物はポリ
エステル糸含有ウエブに平均粒径が約0.18μ以上
の二酸化チタン粒子を20重量%以下付着させたも
のであつて、バインダーを付加することがなくと
も、その粒子の付着性は米国織物化学着色協会
(American Association of Textile Chemists
and Colorists、以下AATCCと略称する)の規
準で5回の洗浄後に織物に付着している粒子が約
50%以上であるような織物で不透明性、手ざわり
の良好なものを提供するものである。さらにこの
発明によれば添付写真から明らかな如く付着され
た粒子は繊維糸間で凝集することが少ない。 さらに、この発明の方法は粒径が約0.18μ以上
の二酸化チタン顔料の水性分散液をつくる工程
と、この分散液をPH約7.5以下で撹拌下で織物と
接触させ、これによつて該顔料を分散液から排出
させ、のちにこれを熱処理することを特徴とする
ものである。 この発明に係わるポリエステル糸含有織物は
糸、フイラメント、織布、編物、不織布等如何な
る形態であつても特に差支えはない。これら織物
中に含まれるポリエステル糸の量は少なくとも約
10重量%、好ましくは40重量%以上とする。特に
100%ポリエステル織物の場合はより好ましい結
果が得られる。 この発明で用いられる二酸化チタンは顔料の形
態、金紅石又は鋭錐石結晶構造のものであつても
よく、さらにアルミナ又はシリカのコーテングを
有するものであつてもよい。この発明の重要な点
は不透明性の良好なポリエステル織物を提供する
ことにある。したがつて、二酸化チタンの粒径は
少なくとも0.18μ以上とし、これによつて織物の
不透明性が促進し、隠蔽力が向上する。そのた
め、本発明に適する二酸化チタンは織物の白化効
果を与え得るような十分な大きさの粒径であるこ
とが必要である。織物に対し、二酸化チタンを約
7重量%まで付与することができ、これによつて
バインダーを添加しなくとも“粉立ち”の発生の
おそれがなく、又、洗たく、ドライクリーニング
に対する耐久性も良好である。さらに、二酸化チ
タンを約20重量%以下(織物重量に対して本明細
書中全て同様。)添加した場合、バインダーの添
加がなくとも極めて僅かの粉立ちが生ずるだけで
ある。さらに多くの顔料を添加したい場合は少
量、たとえば約2%以下のバインダーを二次的結
合手段として用い、これによつて“粉立ち”を減
少させ、かつ耐洗たく性、耐ドライクリーニング
性を向上させることもできる。 この発明の方法において、二酸化チタンは塩基
性PHの水性媒体中に分散させ、非撹拌状態でも安
定な分散が得られるようにする。ポリエステル含
有織物はこの分散液と撹拌下で接触させる。この
接触時において、分散液のPHは次第に約7.5に近
ずき、この時点において顔料は分散液から織物へ
排出される。この顔料の排出の完了は浴の透明化
によつて知ることができる。 好ましい方法として、分散液のPHを酸の添加又
は酸の発生等によつて次第に減少させてもよい。
酸発生化合物を分散液に添加して外的に酸を発生
させることは浴のPH減少を容易に制御し得るので
安全な操作を可能にする。最も好ましい方法とし
て、ブチロラクトンの如き酸発生物質を分散液中
に添加し、加熱によつて酸を発生させ、分散液の
PHを徐々に下げるようにする。 最良の具体例について説明すると、まず、粒径
約0.2μの二酸化チタンをアルカリとともに水性分
散媒中に分散させ、織物重量に対し約5重量%に
相当する二酸化チタンを含有させる。その浴のPH
は約9とする。織物を連続的撹拌下で分散液と接
触させ、ブチロラクトン、着色剤、着色助剤を浴
中に添加する。浴の温度を1分当り約3〓の割合
で徐々に上昇させ約266〓まで上昇させる。その
結果、分散液のPHは徐々に減少し約4.7となる。
酸が発生し、PHが約7.5以下となると二酸化チタ
ンが織物上に排出し始める。 PHが4.7に近ずき浴温が266〓となつたとき、分
散液は透明化し、二酸化チタンのほとんどが排出
したことを示す。ついで二酸化チタンを付着した
織物を浴から取り出し、すすぎ、乾燥したのち熱
処理する。二酸化チタンは実質的に織物に永続的
に付着し、バインダーを必要としない。この織物
は二酸化チタンを約5重量%付着し不透明性が付
与され、かつ手ざわりに影響を与えない。この織
物はさらに処理して、耐汚れ性、耐しわ性を付与
させても二酸化チタンの耐久性を損なうこともな
い。なお、余分なバインダを添加しなくとも耐久
性の良い結合をおこなうことができるが、少量た
とえば約2%以下のバインダーを加えて顔料の結
合耐久性をさらに向上させてもよい。一般にバイ
ンダーは添加されるとしても少量であるので、織
物の手ざわりに悪影響を与え、その用途に差支え
を生じさせるおそれはない。 この発明のポリエステル糸含有織物は未処理の
ものと比較して約2倍の不透明性を与える。たと
えばハンター比色計(Hunter Color Difference
Meter)で白および黒の背景下で反射(L値)に
ついてサンピルを測定し、不透明性をL値(ΔL)
の差で表わすと、完全に透明なサンプルではΔL
値は100となり、完全に不透明なサンプルではΔL
値は0となる。したがつて本発明のポリエステル
糸含有織物はそのΔL値は未処理の比較サンプル
のものの約半分となる。 一般に、この発明の織物においては二酸化チタ
ンの塗布面積は織物の全表面の2〜80%、好まし
くは10〜40%となるようにする。この塗布面積は
織物の電子マイクログラフによつて測定すること
ができる。顔料が全く塗布されていない場合はそ
の塗布率は0となり、完全に全表面を塗布してい
る場合は塗布率は100%となる。しかし、100%の
塗布率は実際上必要としないであろう。 この発明に係わる製品は二酸化チタンを同じ割
合で含む従来の製品と比較して隠蔽力が実質的に
向上する。この向上はおどろくべきことである
が、顔料粒子が従来のものと較べて、より均一に
分散しているためであろうと思われる。この均一
的分散は表現上明確に表わすことは困難である
が、添付写真から明らかであろう。第1〜3図は
本発明の製品を470倍、950倍、1900倍に拡大して
示している。この写真サンプルは実施例1と同様
の材料、方法を用いたものであり、顔料は
Titanox 1070(NLインダストリー社製)を用い
た。これを第4図に示した従来品、すなわち二酸
化チタンを繊維に対し約5重量%をパジング法で
付着させたものと比頒すればその分散性は明らか
に理解できるものと思われる。第4図は第1図の
ものと拡大率は同じであるが、粒子相互の凝集が
見られ、特に繊維糸相互の境界に顕著に現われて
いる。しかるに、第1〜3図の場合、粒子の凝集
は少なく、平均凝集サイズは約25粒子以下であ
る。第1〜3図に示す製品は実験室内での理想的
な条件下で得られた製品(第4図の場合も同様)
であるが、工場生産の条件下においても顔料粒子
の凝集を減少させることができ、その場合、平均
凝集サイズは約50第一次粒子以下である(第5
図、950倍、第6図、1900倍参照)。なお、場合に
よつては平均凝集サイズが上記より多少大きい場
合も生ずるが、この平均凝集サイズは凝集の定義
の仕方によつても左右される。いずれにしても本
発明によつて平均凝集サイズが著るしく減少する
ことは添付写真から明らかであろう。この凝集縮
少は第7図(450倍)および第8図(1900倍)に
示すように、のちの処理後においても依然として
特徴的である。 この発明の製品は隠蔽力、非透明性、手ざわり
等の向上のほか、最も重要なこととして、バイン
ダーの非存在下においてその顔料の織物との結合
持続性が良好である。その理由は明らかでない
が、とにかく顔料粒子は織物表面に永続的に付着
している。この顔料粒子の持続的結合性は標準
AATCC洗たくによつて測定することができる。
このAATCC洗たくはAATCCの技術マニユア
ル、方法2.(Vol.53、第253頁、1978年ed.)に記
載された公知の方法である。この結合持続性は当
初に加えられたTiO2量、適用方法、ウエブ組成、
バインダーその他の添加剤によつて左右される
が、この発明の製品の場合は5回の標準AATCC
洗たくののちも少なくとも50%、場合によつては
70%以上の残存率を示す。さらに場合によつては
その残存率は80%以上になることもある。 この発明の製品のさらに特徴的なことは、バイ
ンダーを用いた従来の製品と比較して、“平担乾
燥”が向上することである。また、本発明の製品
は従来品と比較して湿気の吸上げ作用が向上す
る。本発明の製品はさらにバインダーを用いた従
来品と比較して汚れ解放特性が良好となり、公知
の汚れ解放剤の効果が促進される。なお、バイン
ダーは一般に汚れ解放特性の面かして悪影響を与
えるものである。 以下、本発明の好ましい具体例を説明するが、
本発明でポリエステル糸含有織物は糸、フイラメ
ント、織布、編物、不織布等いずれであつてもよ
く特定されない。糸、フイラメント等のストラン
ドを不透明にした場合、それからつくられるウエ
ブ等も当然不透明性が付与される。押出し成形で
つくられたフイラメントは断面が円形であつても
よく、好ましくは断面が非円形のもの、たとえば
小葉状、波状のものを用いる。 本明細書で、“波状”および“波状化された”
とは平滑な連続的フイラメント糸と対比させた意
味であつて、しわ状、ループ状、コイル状、ちぢ
れ状等に成形したものを意味する。これは伸び
性、ゆるい固り、吸収性、手ざわり等の改良のた
めに形成される。この発明で最も好ましい波状糸
は偽撚りを施したものである。これは周知であつ
て、たとえばARCT社、Barmag社、Berliner社
等の撚り機を用いてつくられる。このような波状
糸は特にポリエステル糸の場合、紡糸と似た特徴
を有し、さらに毛玉およびしわ等に対する耐性が
向上し、形状保持性、持続性、均質性などの向上
が図られる。 本発明において、ポリエステル繊維とはフイラ
メント状に押出し成形されたすべてのポリエステ
ルを含む。一般にポリエステルはジカルボン酸又
はエステル形成誘導体とグリコールたとえばジメ
チルテレフタレート、エチレングリコール等との
縮合物であつて、ジカルボン酸のグリコールエス
テル重合体である。このポリエステルは塩基性染
色性、静電防止性、耐炎性等を付与する他の成分
を含むものであつてもよい。 平均粒径約0.18μ以上の二酸化チタンを適用す
るに際し、分散液はアルカリ性条件下で長期間に
亘り安定した分散が得られる。分散液のPHは酸性
側に変化するとき、二酸化チタンはそれから排出
される。分散液が徐々にそのPHが低下するとき、
二酸化チタンの織物への均一的適用が達成され
る。事実、比較的多量の二酸化チタンがこの発明
の方法で織物上へ排出され、しかも衣類として手
ざわり(又は取扱い性)を良好に保持し得ること
は意外なことであつた。同様に、この顔料が洗た
く、ドライクリーニング等の繰返しに対しても従
来の如くバインダーを使用せずに良好な保持力が
接続されることも意外であつた。 当初に分散液が酸性側PHを有する場合は安定な
分散を得るためには撹拌が必要となろう。二酸化
チタンの均一的沈着は分散液が当初、塩基性PHに
ある場合よりも悪くなるであろう。 二酸化チタンは電荷が(−)から(+)へ変る
等電点において分散液から排出し始めるものと想
定される。とにかく、分散液のPHが7.5又はそれ
以下になつたとき、その排出が始まる。分散液の
PHが徐々に低くなるとき、折出を生ずることな
く、二酸化チタンが織物上に付着する。PHの急激
な減少はウエブに対する顔料の均一的適用を妨
げ、分散液の安定性を害する。 水中における二酸化チタンの良好な分散は適当
な方法で得られる。たとえば、顔料を希アルカリ
溶液中に予備的に分散させるか、又は顔料をアル
カリ性水溶液中に直接添加する。適当なアルカリ
性物質としては水酸化アンモニウム、水酸化ナト
リウム等である。添加後、撹拌すれば顔料が分散
してミルク状となり、安定に保たれる。この発明
によれば、分散液中の二酸化チタンの量は処理さ
れる織物の重量に対し1.0〜20重量%、好ましく
は約3〜7重量%とする。二酸化チタンは織物に
対し、7重量%までは“粉立ち”を生ぜしめるこ
となく付着させることができ、洗たく、ドライク
リーニングに対しても良好な持続性を示す。ま
た、顔料を20重量%付与することも僅かな“粉立
ち”を生じさせるが可能である。 この発明の方法をおこなう場合分散液と織物と
の間は連続的な動揺を保持させることが好まし
い。これは分散液又は織物、又は両者を動揺させ
ることによつておこなう。この発明の方法は染色
工程と相容れないものでなく、工業的染色装置、
たとえばジエツトロープ染色装置(織物をロープ
状にして処理し、水等のジエツト流によつて撹拌
させるもの)等を用いておこなうことができる。 ウエブと分散液とを接触させたのと、PHを下げ
排気を促進させる。このPHを下げる方法としては
上述の如く、徐々におこなうことである。酢酸等
の酸を分散液中に徐々に加えPHを下げる。PHが約
4になつたとき、分散液を加熱し、排出を完了さ
せることが好ましい。PHが4以下のとき、二酸化
チタンの完全な排出が常温でおこなわれる。 し
かし、好ましい態様としては、分散液のPH調整と
して酸発生化合物を用いる。この化合物は所定条
件下、たとえば加熱により、酸を発生させ、分散
液のPHを下げるようにする。ブチロラクトン
(SANDACID V、Sandoz ケミカル社製)は
好ましい酸発生化合物の例である。加熱は酸発生
を制限するように制御しておこなう。これによつ
てPHを徐々に下げることができる。 この発明においては二酸化チタンを水性媒体中
に分散させること、分散液のPHを調整すること以
外特に他の手段を必要としないが、他の成分を分
散液に加えることも、二酸化チタンの排出に悪影
響を与えず、又織物の特性を害せず、処理物の持
続性を害しない限り、特に差支えない。たとえ
ば、着色剤、着色担体、均染剤、滑剤、キレート
剤、艷剤、少量のバインダー等を加えることも可
能である。同様に、この発明の方法で織物の不透
明性又は隠蔽力を向上させたのち、織物を耐しわ
性、耐汚れ性、耐炎性等を付与するための処理を
おこなうことができる。又、場合によつては耐汚
れ性付与処理と同時に本発明の方法をおこなうこ
とも可能であろう。 当初の分散液がアルカリ性であろうと、酸性で
あろうと、二酸化チタンの排出はPH7.5以下でお
こなわれる。上述の如く、分散液は当初アルカリ
性とし、徐々に酸性側にする方法が好ましい。こ
れによつて二酸化チタンの均一な沈着がおこなわ
れる。当初の分散液がアルカリ性であろうと酸性
であろうと、上記排出時においてはPHは約6ない
し3へ、好ましくは約5ないし4へ下る。 このようにしてポリエステル織物に適用された
二酸化チタンは他の成分が存在しなくとも持続性
を有し、のちの耐しわ剤、耐汚れ剤、少量のバイ
ンダーの適用によつて、さらにその持続性が向上
されるであろう。また、二酸化チタンの適用後に
ポリエステル繊維が加熱処理(ヒートセツト)さ
れることにより、その持続性がさらに高められる
であろう。さらに、この熱処理によつて洗たく、
ドライクリーニング後の二酸化チタンの保持率は
さらに高められるであろう。通常、熱処理(ヒー
トセツト)は温度300ないし400〓、滞留時間5秒
ないし2分間でおこなわれる。上述の如くバイン
ダーは必ずしも必要としないが、約2重量%以下
のバインダーを用いて結合持続性を向上させるよ
うにしてもよい。 実施例 1 波状100%ポリエステル織物の一片をMothis実
験用染色装置(タイプJF)内に収容し、ついで
80〓で水を該織物の30倍(重量)となるようにし
て導入し、撹拌を開始した。二酸化チタン顔料
(TI−Pure 960、Dupon社製)をWaring撹拌器
中で水酸化アンモニウム溶液中に5分間を要して
分散させた。次に、この二酸化チタン−水酸化ア
ンモニウム分散液を上記染色装置内の水性浴中
に、顔料が織物の5重量%となる程度に添加し、
浴のPHを9.0にした。ついで、さらに5分間撹拌
後、ブチロラクトン(SANDACID V、Sandoz
ケミカル社製)を織物重量の3%の割合で分散
液中に添加した。この分散液の温度を1分当り3
〓の割合で266〓まで上昇させた。266〓の温度で
5分間保持させたのち、浴を160〓まで冷却させ
た。浴のPHはこのとき4.7であり、透明性が現わ
れ顔料の排出を示していた。織物をついで浴から
取り出し一度すすいだのち乾燥させ、ついで350
〓の温度で1分間加熱処理した。この処理した織
物は不透明性が著るしく向上していることが、二
酸化チタンの不存在下で同様に処理した比較織物
と較べて判明した。重量分析から二酸化チタンは
分散液から95%が織物上へ排出したことが明らか
となつた。この織物の不透性は洗たく、ドライク
リーニングの繰り返しによつて保持され、その持
続性が良好であることを立証した。すなわち5回
のAATCC洗たく後に残存した二酸化チタンは約
70%であつた。 実施例 2 波状化100%ポリエステル織物の一片を冷水ビ
ーカ内に収容した。このとき水対織物の重量比は
30:1であつた。これを撹拌後、水酸化アンモニ
ウムを浴に加え浴のPHを10.0にした。ついで二酸
化チタン顔料(粒径0.22μ)を織物に対する重量
比が7%となる量だけ浴中に加えた。撹拌を5分
間おこなつたのち、酢酸を時間をかけて徐々に添
加し浴のPHを4.0に調整した。ついで浴温を徐々
に212〓まで上昇させた。温度が約158〓のとき二
酸化チタン顔料の可成りの排出が認められた。
212〓で15分間保持したのちは浴は透明となり、
二酸化チタンのほぼ全てが排出したことを示し
た。織物を浴から取り出したのち、乾燥し360〓
で30秒間キユアしたのち、測定した結果、二酸化
チタンの95%が織物上に排出したことを示した。
この織物は不透明性が向上し、それは洗たく、ド
ライクリーニング後も持続性を示した。実質的に
“粉立ち”は生ぜず、良好な手ざわりを示した。
5回のAATCC洗たく後も二酸化チタンの70%が
残存した。 実施例 3 実施例2において浴の温度を室温に保持した以
外は実施例2と同様の操作をおこなつた。二酸化
チタンのほぼ全てが織物上に排出し、不透明性の
向上が認められた。なお排出を完全に完了するま
での時間は比較的長くかかつた。5回のAATCC
洗たく後に残つた二酸化チタンは約60%であつ
た。 実施例 4 実施例1と同様にしてポリエステル織物を処理
した。この処理サンプルを非処理比較例と較べて
評価し、当初の不透明および120〓、5分間の繰
り返し洗たく後の不透明性を測定した。不透明性
はHunter比色計を用いて決定した。ΔL値が0の
ときは完全な不透明を表わし、100のときは完全
な透明を意味する。以下、表に結果を示す。
ポリエステル糸含有織物の不透明化法に関する。 繊維材料、すなわち、糸、フイラメント、織
布、編物、不織布等は二酸化チタンの如き金属酸
化物の添加によつて不透明性が促進されることが
知られている。薄もの又は透明な織物に不透明性
を付与することによつて、織物の隠蔽力が著るし
く向上し、重くて緊密なウエブをもたらすような
余分の重量および費用の無駄を防止することがで
きる。このように不透明性を付与する場合、その
付加量が多すぎて衣類としての取扱い性を悪くす
るようなことは回避することが好ましく、また洗
たく、ドライクリーニングの繰り返しによつても
不透明性が損われることのないようにすることが
必要である。 二酸化チタンは織物の不透明化を付与するため
の適当な物質として知られている。従来、この二
酸化チタンは合成樹脂糸を押出し成形する前にそ
の溶融ポリマー中に添加する場合もあつた。この
場合、二酸化チタンは糸の断面全体に亘り分散す
ることになる。さらに織物、糸、不織布、フイラ
メント等がつくられたのちにそれらの表面に二酸
化チタンをパジング浴、スプレー、浸漬等により
付加し、不透明性等を付与することもおこなわれ
ていた。特に織物等に白さ又は不透明性を与える
場合、二酸化チタンとともにバインダーを含有さ
せ、表面の折り曲げあるいは洗たく、ドライクリ
ーニング等による顔料の除去、すなわち粉立ちに
対する耐久性を向上させることがおこなわれてい
た。しかし、この場合、必要とするバインダーの
量により織物が固くなるおそれがある。また、パ
ジング操作において乾燥時に二酸化チタンが移行
し、ウエブの表面に二酸化チタンが不均一に分布
するおそれもある。 バインダーおよび二酸化チタン(チタン塩又は
顔料の形態)は従来、分散液、溶液又はエマルジ
ヨンの形で他成分とともに織物に接触させること
がおこなわれていた。その織物はのちにさらに処
理して付加された成分の接着性を向上させること
がおこなわれる。 また、チタン塩分散液を用いて酢酸セルロー
ス、レーヨン等を艷消しすることも知られてい
る。この場合、その金属塩はのちに酸処理され酸
性状態下でウエブに付着された金属イオンを解放
することがおこなわれる。その他二酸化チタンを
織物に適用する方法として排気法(Exhaustion
technique)が用いられる。この場合、二酸化チ
タンは粒径が0.1ミクロン以下のものが用いられ
る。このような粒径の二酸化チタンは白化効果は
なく単に汚れ防止のために用いられ、したがつて
不透明性の向上にはならない。 このような二酸化チタンその他の金属酸化物を
ウエブに適用する従来の方法では本発明で問題と
するバインダーを主たる手段として使用せずに不
透明性をポリエステル糸含有織物に付与し、かつ
洗たく、ドライクリーニングの繰り返し等に耐
え、他の織物処理操作に支障をもたらすおそれが
なく、さらに手ざわりを害することなく比較的多
量の顔料をウエブに付加することができるように
することなどに対する解決手段が与えられない。 この発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
つて、その目的とするところは不透明性の良好な
ポリエステル糸含有織物を提供することである。 この発明の他の目的は不透明性の向上とともに
手ざわり等の取扱い性のよいポリエステル糸含有
織物を提供することである。 さらに、本発明の他の目的は主たる手段として
バインダーを使用することなく二酸化チタンをポ
リエステル糸含有織物に良好に付着させる方法を
提供することである。 この発明の他の目的は排出法により、二酸化チ
タンをポリエステル糸含有織物に付着させ取扱い
性等を害することなく不透明性を向上させる方法
を提供することである。 さらに、この発明の目的とするところは従来の
製品に較べて含浸量ベース(add−onベース)で
単位当りの二酸化チタン量についての不透明性が
優れているだけでなく、洗たく効果が良く、汚れ
防止性も良いポリエステル糸含有織物を提供する
ことである。 本発明に係わるポリエステル糸含有織物はポリ
エステル糸含有ウエブに平均粒径が約0.18μ以上
の二酸化チタン粒子を20重量%以下付着させたも
のであつて、バインダーを付加することがなくと
も、その粒子の付着性は米国織物化学着色協会
(American Association of Textile Chemists
and Colorists、以下AATCCと略称する)の規
準で5回の洗浄後に織物に付着している粒子が約
50%以上であるような織物で不透明性、手ざわり
の良好なものを提供するものである。さらにこの
発明によれば添付写真から明らかな如く付着され
た粒子は繊維糸間で凝集することが少ない。 さらに、この発明の方法は粒径が約0.18μ以上
の二酸化チタン顔料の水性分散液をつくる工程
と、この分散液をPH約7.5以下で撹拌下で織物と
接触させ、これによつて該顔料を分散液から排出
させ、のちにこれを熱処理することを特徴とする
ものである。 この発明に係わるポリエステル糸含有織物は
糸、フイラメント、織布、編物、不織布等如何な
る形態であつても特に差支えはない。これら織物
中に含まれるポリエステル糸の量は少なくとも約
10重量%、好ましくは40重量%以上とする。特に
100%ポリエステル織物の場合はより好ましい結
果が得られる。 この発明で用いられる二酸化チタンは顔料の形
態、金紅石又は鋭錐石結晶構造のものであつても
よく、さらにアルミナ又はシリカのコーテングを
有するものであつてもよい。この発明の重要な点
は不透明性の良好なポリエステル織物を提供する
ことにある。したがつて、二酸化チタンの粒径は
少なくとも0.18μ以上とし、これによつて織物の
不透明性が促進し、隠蔽力が向上する。そのた
め、本発明に適する二酸化チタンは織物の白化効
果を与え得るような十分な大きさの粒径であるこ
とが必要である。織物に対し、二酸化チタンを約
7重量%まで付与することができ、これによつて
バインダーを添加しなくとも“粉立ち”の発生の
おそれがなく、又、洗たく、ドライクリーニング
に対する耐久性も良好である。さらに、二酸化チ
タンを約20重量%以下(織物重量に対して本明細
書中全て同様。)添加した場合、バインダーの添
加がなくとも極めて僅かの粉立ちが生ずるだけで
ある。さらに多くの顔料を添加したい場合は少
量、たとえば約2%以下のバインダーを二次的結
合手段として用い、これによつて“粉立ち”を減
少させ、かつ耐洗たく性、耐ドライクリーニング
性を向上させることもできる。 この発明の方法において、二酸化チタンは塩基
性PHの水性媒体中に分散させ、非撹拌状態でも安
定な分散が得られるようにする。ポリエステル含
有織物はこの分散液と撹拌下で接触させる。この
接触時において、分散液のPHは次第に約7.5に近
ずき、この時点において顔料は分散液から織物へ
排出される。この顔料の排出の完了は浴の透明化
によつて知ることができる。 好ましい方法として、分散液のPHを酸の添加又
は酸の発生等によつて次第に減少させてもよい。
酸発生化合物を分散液に添加して外的に酸を発生
させることは浴のPH減少を容易に制御し得るので
安全な操作を可能にする。最も好ましい方法とし
て、ブチロラクトンの如き酸発生物質を分散液中
に添加し、加熱によつて酸を発生させ、分散液の
PHを徐々に下げるようにする。 最良の具体例について説明すると、まず、粒径
約0.2μの二酸化チタンをアルカリとともに水性分
散媒中に分散させ、織物重量に対し約5重量%に
相当する二酸化チタンを含有させる。その浴のPH
は約9とする。織物を連続的撹拌下で分散液と接
触させ、ブチロラクトン、着色剤、着色助剤を浴
中に添加する。浴の温度を1分当り約3〓の割合
で徐々に上昇させ約266〓まで上昇させる。その
結果、分散液のPHは徐々に減少し約4.7となる。
酸が発生し、PHが約7.5以下となると二酸化チタ
ンが織物上に排出し始める。 PHが4.7に近ずき浴温が266〓となつたとき、分
散液は透明化し、二酸化チタンのほとんどが排出
したことを示す。ついで二酸化チタンを付着した
織物を浴から取り出し、すすぎ、乾燥したのち熱
処理する。二酸化チタンは実質的に織物に永続的
に付着し、バインダーを必要としない。この織物
は二酸化チタンを約5重量%付着し不透明性が付
与され、かつ手ざわりに影響を与えない。この織
物はさらに処理して、耐汚れ性、耐しわ性を付与
させても二酸化チタンの耐久性を損なうこともな
い。なお、余分なバインダを添加しなくとも耐久
性の良い結合をおこなうことができるが、少量た
とえば約2%以下のバインダーを加えて顔料の結
合耐久性をさらに向上させてもよい。一般にバイ
ンダーは添加されるとしても少量であるので、織
物の手ざわりに悪影響を与え、その用途に差支え
を生じさせるおそれはない。 この発明のポリエステル糸含有織物は未処理の
ものと比較して約2倍の不透明性を与える。たと
えばハンター比色計(Hunter Color Difference
Meter)で白および黒の背景下で反射(L値)に
ついてサンピルを測定し、不透明性をL値(ΔL)
の差で表わすと、完全に透明なサンプルではΔL
値は100となり、完全に不透明なサンプルではΔL
値は0となる。したがつて本発明のポリエステル
糸含有織物はそのΔL値は未処理の比較サンプル
のものの約半分となる。 一般に、この発明の織物においては二酸化チタ
ンの塗布面積は織物の全表面の2〜80%、好まし
くは10〜40%となるようにする。この塗布面積は
織物の電子マイクログラフによつて測定すること
ができる。顔料が全く塗布されていない場合はそ
の塗布率は0となり、完全に全表面を塗布してい
る場合は塗布率は100%となる。しかし、100%の
塗布率は実際上必要としないであろう。 この発明に係わる製品は二酸化チタンを同じ割
合で含む従来の製品と比較して隠蔽力が実質的に
向上する。この向上はおどろくべきことである
が、顔料粒子が従来のものと較べて、より均一に
分散しているためであろうと思われる。この均一
的分散は表現上明確に表わすことは困難である
が、添付写真から明らかであろう。第1〜3図は
本発明の製品を470倍、950倍、1900倍に拡大して
示している。この写真サンプルは実施例1と同様
の材料、方法を用いたものであり、顔料は
Titanox 1070(NLインダストリー社製)を用い
た。これを第4図に示した従来品、すなわち二酸
化チタンを繊維に対し約5重量%をパジング法で
付着させたものと比頒すればその分散性は明らか
に理解できるものと思われる。第4図は第1図の
ものと拡大率は同じであるが、粒子相互の凝集が
見られ、特に繊維糸相互の境界に顕著に現われて
いる。しかるに、第1〜3図の場合、粒子の凝集
は少なく、平均凝集サイズは約25粒子以下であ
る。第1〜3図に示す製品は実験室内での理想的
な条件下で得られた製品(第4図の場合も同様)
であるが、工場生産の条件下においても顔料粒子
の凝集を減少させることができ、その場合、平均
凝集サイズは約50第一次粒子以下である(第5
図、950倍、第6図、1900倍参照)。なお、場合に
よつては平均凝集サイズが上記より多少大きい場
合も生ずるが、この平均凝集サイズは凝集の定義
の仕方によつても左右される。いずれにしても本
発明によつて平均凝集サイズが著るしく減少する
ことは添付写真から明らかであろう。この凝集縮
少は第7図(450倍)および第8図(1900倍)に
示すように、のちの処理後においても依然として
特徴的である。 この発明の製品は隠蔽力、非透明性、手ざわり
等の向上のほか、最も重要なこととして、バイン
ダーの非存在下においてその顔料の織物との結合
持続性が良好である。その理由は明らかでない
が、とにかく顔料粒子は織物表面に永続的に付着
している。この顔料粒子の持続的結合性は標準
AATCC洗たくによつて測定することができる。
このAATCC洗たくはAATCCの技術マニユア
ル、方法2.(Vol.53、第253頁、1978年ed.)に記
載された公知の方法である。この結合持続性は当
初に加えられたTiO2量、適用方法、ウエブ組成、
バインダーその他の添加剤によつて左右される
が、この発明の製品の場合は5回の標準AATCC
洗たくののちも少なくとも50%、場合によつては
70%以上の残存率を示す。さらに場合によつては
その残存率は80%以上になることもある。 この発明の製品のさらに特徴的なことは、バイ
ンダーを用いた従来の製品と比較して、“平担乾
燥”が向上することである。また、本発明の製品
は従来品と比較して湿気の吸上げ作用が向上す
る。本発明の製品はさらにバインダーを用いた従
来品と比較して汚れ解放特性が良好となり、公知
の汚れ解放剤の効果が促進される。なお、バイン
ダーは一般に汚れ解放特性の面かして悪影響を与
えるものである。 以下、本発明の好ましい具体例を説明するが、
本発明でポリエステル糸含有織物は糸、フイラメ
ント、織布、編物、不織布等いずれであつてもよ
く特定されない。糸、フイラメント等のストラン
ドを不透明にした場合、それからつくられるウエ
ブ等も当然不透明性が付与される。押出し成形で
つくられたフイラメントは断面が円形であつても
よく、好ましくは断面が非円形のもの、たとえば
小葉状、波状のものを用いる。 本明細書で、“波状”および“波状化された”
とは平滑な連続的フイラメント糸と対比させた意
味であつて、しわ状、ループ状、コイル状、ちぢ
れ状等に成形したものを意味する。これは伸び
性、ゆるい固り、吸収性、手ざわり等の改良のた
めに形成される。この発明で最も好ましい波状糸
は偽撚りを施したものである。これは周知であつ
て、たとえばARCT社、Barmag社、Berliner社
等の撚り機を用いてつくられる。このような波状
糸は特にポリエステル糸の場合、紡糸と似た特徴
を有し、さらに毛玉およびしわ等に対する耐性が
向上し、形状保持性、持続性、均質性などの向上
が図られる。 本発明において、ポリエステル繊維とはフイラ
メント状に押出し成形されたすべてのポリエステ
ルを含む。一般にポリエステルはジカルボン酸又
はエステル形成誘導体とグリコールたとえばジメ
チルテレフタレート、エチレングリコール等との
縮合物であつて、ジカルボン酸のグリコールエス
テル重合体である。このポリエステルは塩基性染
色性、静電防止性、耐炎性等を付与する他の成分
を含むものであつてもよい。 平均粒径約0.18μ以上の二酸化チタンを適用す
るに際し、分散液はアルカリ性条件下で長期間に
亘り安定した分散が得られる。分散液のPHは酸性
側に変化するとき、二酸化チタンはそれから排出
される。分散液が徐々にそのPHが低下するとき、
二酸化チタンの織物への均一的適用が達成され
る。事実、比較的多量の二酸化チタンがこの発明
の方法で織物上へ排出され、しかも衣類として手
ざわり(又は取扱い性)を良好に保持し得ること
は意外なことであつた。同様に、この顔料が洗た
く、ドライクリーニング等の繰返しに対しても従
来の如くバインダーを使用せずに良好な保持力が
接続されることも意外であつた。 当初に分散液が酸性側PHを有する場合は安定な
分散を得るためには撹拌が必要となろう。二酸化
チタンの均一的沈着は分散液が当初、塩基性PHに
ある場合よりも悪くなるであろう。 二酸化チタンは電荷が(−)から(+)へ変る
等電点において分散液から排出し始めるものと想
定される。とにかく、分散液のPHが7.5又はそれ
以下になつたとき、その排出が始まる。分散液の
PHが徐々に低くなるとき、折出を生ずることな
く、二酸化チタンが織物上に付着する。PHの急激
な減少はウエブに対する顔料の均一的適用を妨
げ、分散液の安定性を害する。 水中における二酸化チタンの良好な分散は適当
な方法で得られる。たとえば、顔料を希アルカリ
溶液中に予備的に分散させるか、又は顔料をアル
カリ性水溶液中に直接添加する。適当なアルカリ
性物質としては水酸化アンモニウム、水酸化ナト
リウム等である。添加後、撹拌すれば顔料が分散
してミルク状となり、安定に保たれる。この発明
によれば、分散液中の二酸化チタンの量は処理さ
れる織物の重量に対し1.0〜20重量%、好ましく
は約3〜7重量%とする。二酸化チタンは織物に
対し、7重量%までは“粉立ち”を生ぜしめるこ
となく付着させることができ、洗たく、ドライク
リーニングに対しても良好な持続性を示す。ま
た、顔料を20重量%付与することも僅かな“粉立
ち”を生じさせるが可能である。 この発明の方法をおこなう場合分散液と織物と
の間は連続的な動揺を保持させることが好まし
い。これは分散液又は織物、又は両者を動揺させ
ることによつておこなう。この発明の方法は染色
工程と相容れないものでなく、工業的染色装置、
たとえばジエツトロープ染色装置(織物をロープ
状にして処理し、水等のジエツト流によつて撹拌
させるもの)等を用いておこなうことができる。 ウエブと分散液とを接触させたのと、PHを下げ
排気を促進させる。このPHを下げる方法としては
上述の如く、徐々におこなうことである。酢酸等
の酸を分散液中に徐々に加えPHを下げる。PHが約
4になつたとき、分散液を加熱し、排出を完了さ
せることが好ましい。PHが4以下のとき、二酸化
チタンの完全な排出が常温でおこなわれる。 し
かし、好ましい態様としては、分散液のPH調整と
して酸発生化合物を用いる。この化合物は所定条
件下、たとえば加熱により、酸を発生させ、分散
液のPHを下げるようにする。ブチロラクトン
(SANDACID V、Sandoz ケミカル社製)は
好ましい酸発生化合物の例である。加熱は酸発生
を制限するように制御しておこなう。これによつ
てPHを徐々に下げることができる。 この発明においては二酸化チタンを水性媒体中
に分散させること、分散液のPHを調整すること以
外特に他の手段を必要としないが、他の成分を分
散液に加えることも、二酸化チタンの排出に悪影
響を与えず、又織物の特性を害せず、処理物の持
続性を害しない限り、特に差支えない。たとえ
ば、着色剤、着色担体、均染剤、滑剤、キレート
剤、艷剤、少量のバインダー等を加えることも可
能である。同様に、この発明の方法で織物の不透
明性又は隠蔽力を向上させたのち、織物を耐しわ
性、耐汚れ性、耐炎性等を付与するための処理を
おこなうことができる。又、場合によつては耐汚
れ性付与処理と同時に本発明の方法をおこなうこ
とも可能であろう。 当初の分散液がアルカリ性であろうと、酸性で
あろうと、二酸化チタンの排出はPH7.5以下でお
こなわれる。上述の如く、分散液は当初アルカリ
性とし、徐々に酸性側にする方法が好ましい。こ
れによつて二酸化チタンの均一な沈着がおこなわ
れる。当初の分散液がアルカリ性であろうと酸性
であろうと、上記排出時においてはPHは約6ない
し3へ、好ましくは約5ないし4へ下る。 このようにしてポリエステル織物に適用された
二酸化チタンは他の成分が存在しなくとも持続性
を有し、のちの耐しわ剤、耐汚れ剤、少量のバイ
ンダーの適用によつて、さらにその持続性が向上
されるであろう。また、二酸化チタンの適用後に
ポリエステル繊維が加熱処理(ヒートセツト)さ
れることにより、その持続性がさらに高められる
であろう。さらに、この熱処理によつて洗たく、
ドライクリーニング後の二酸化チタンの保持率は
さらに高められるであろう。通常、熱処理(ヒー
トセツト)は温度300ないし400〓、滞留時間5秒
ないし2分間でおこなわれる。上述の如くバイン
ダーは必ずしも必要としないが、約2重量%以下
のバインダーを用いて結合持続性を向上させるよ
うにしてもよい。 実施例 1 波状100%ポリエステル織物の一片をMothis実
験用染色装置(タイプJF)内に収容し、ついで
80〓で水を該織物の30倍(重量)となるようにし
て導入し、撹拌を開始した。二酸化チタン顔料
(TI−Pure 960、Dupon社製)をWaring撹拌器
中で水酸化アンモニウム溶液中に5分間を要して
分散させた。次に、この二酸化チタン−水酸化ア
ンモニウム分散液を上記染色装置内の水性浴中
に、顔料が織物の5重量%となる程度に添加し、
浴のPHを9.0にした。ついで、さらに5分間撹拌
後、ブチロラクトン(SANDACID V、Sandoz
ケミカル社製)を織物重量の3%の割合で分散
液中に添加した。この分散液の温度を1分当り3
〓の割合で266〓まで上昇させた。266〓の温度で
5分間保持させたのち、浴を160〓まで冷却させ
た。浴のPHはこのとき4.7であり、透明性が現わ
れ顔料の排出を示していた。織物をついで浴から
取り出し一度すすいだのち乾燥させ、ついで350
〓の温度で1分間加熱処理した。この処理した織
物は不透明性が著るしく向上していることが、二
酸化チタンの不存在下で同様に処理した比較織物
と較べて判明した。重量分析から二酸化チタンは
分散液から95%が織物上へ排出したことが明らか
となつた。この織物の不透性は洗たく、ドライク
リーニングの繰り返しによつて保持され、その持
続性が良好であることを立証した。すなわち5回
のAATCC洗たく後に残存した二酸化チタンは約
70%であつた。 実施例 2 波状化100%ポリエステル織物の一片を冷水ビ
ーカ内に収容した。このとき水対織物の重量比は
30:1であつた。これを撹拌後、水酸化アンモニ
ウムを浴に加え浴のPHを10.0にした。ついで二酸
化チタン顔料(粒径0.22μ)を織物に対する重量
比が7%となる量だけ浴中に加えた。撹拌を5分
間おこなつたのち、酢酸を時間をかけて徐々に添
加し浴のPHを4.0に調整した。ついで浴温を徐々
に212〓まで上昇させた。温度が約158〓のとき二
酸化チタン顔料の可成りの排出が認められた。
212〓で15分間保持したのちは浴は透明となり、
二酸化チタンのほぼ全てが排出したことを示し
た。織物を浴から取り出したのち、乾燥し360〓
で30秒間キユアしたのち、測定した結果、二酸化
チタンの95%が織物上に排出したことを示した。
この織物は不透明性が向上し、それは洗たく、ド
ライクリーニング後も持続性を示した。実質的に
“粉立ち”は生ぜず、良好な手ざわりを示した。
5回のAATCC洗たく後も二酸化チタンの70%が
残存した。 実施例 3 実施例2において浴の温度を室温に保持した以
外は実施例2と同様の操作をおこなつた。二酸化
チタンのほぼ全てが織物上に排出し、不透明性の
向上が認められた。なお排出を完全に完了するま
での時間は比較的長くかかつた。5回のAATCC
洗たく後に残つた二酸化チタンは約60%であつ
た。 実施例 4 実施例1と同様にしてポリエステル織物を処理
した。この処理サンプルを非処理比較例と較べて
評価し、当初の不透明および120〓、5分間の繰
り返し洗たく後の不透明性を測定した。不透明性
はHunter比色計を用いて決定した。ΔL値が0の
ときは完全な不透明を表わし、100のときは完全
な透明を意味する。以下、表に結果を示す。
【表】
実施例 5
実施例1で処理された織物サンプルであつて、
その中のいくつかのヒートセツトしないものを含
めて、家庭用の洗たく操作を5回繰り返した。そ
の間、二酸化チタンの量を時々チエツクし、ウエ
ブに対する持続性を測定した。結果を表に示
す。
その中のいくつかのヒートセツトしないものを含
めて、家庭用の洗たく操作を5回繰り返した。そ
の間、二酸化チタンの量を時々チエツクし、ウエ
ブに対する持続性を測定した。結果を表に示
す。
【表】
このTiO2量はウエブ上に残つた二酸化チタン
量を示し、1秒間当りのX−線螢光の修正した強
度の測定値である。この結果からヒートセツトし
たものは持続性が向上し、洗たく後も可成りの二
酸化チタンが残存することが確認された。 実施例 6 100ポリエステル織物を乾燥しただけでヒート
セツトしない以外は実施例1と同様の操作をおこ
なつた。そののち、その織物メチルアクリレー
ト/アクリル酸コポリマー(70:30)を含むエマ
ルジヨンでパツジングをおこない織物重量の0.3
%の量の該コポリマーを付着させた。これを乾燥
したのち350〓で1分間ヒートセツトした。その
結果、持続性の良好な隠蔽力および汚れ解放性を
付与することができた。また5回AATCC洗たく
後の二酸化チタン残存率は約70%であつた。 実施例 7 浴中にピンクの分散着色剤を添加して織物重量
に対し0.1%の該着色剤を付着させるようにした
以外は実施例1と同様の操作をおこなつた。その
結果、実施例1と同様の不透明性が付与され、か
つピンク色の着色物が得られた。これを洗たく、
ドライクリーニングの繰り返し処理に供した結
果、着色性、隠蔽性の特続が認められた。 実施例 8 チタン塩は分散液として織物、たとえば酢酸セ
ルロース、レーヨン等に施し艷消に用い得ること
が知られている。その場合の排出法では二酸化チ
タンの粒径が0.1μ以下のものが用いられる。しか
して、従来の排出法を用いるものと比較して本発
明によるものはより優れた種々の物理的特性を有
する。下記表は本発明のものを二酸化チタンを
含まない織物サンプル(比較例)として示すもの
である。本発明のものは顔料、Titanox1070(鋭
錐石、NLインダストリー社製)を用いた以外は
実施例1と同様にして処理して得られたサンプル
である。
量を示し、1秒間当りのX−線螢光の修正した強
度の測定値である。この結果からヒートセツトし
たものは持続性が向上し、洗たく後も可成りの二
酸化チタンが残存することが確認された。 実施例 6 100ポリエステル織物を乾燥しただけでヒート
セツトしない以外は実施例1と同様の操作をおこ
なつた。そののち、その織物メチルアクリレー
ト/アクリル酸コポリマー(70:30)を含むエマ
ルジヨンでパツジングをおこない織物重量の0.3
%の量の該コポリマーを付着させた。これを乾燥
したのち350〓で1分間ヒートセツトした。その
結果、持続性の良好な隠蔽力および汚れ解放性を
付与することができた。また5回AATCC洗たく
後の二酸化チタン残存率は約70%であつた。 実施例 7 浴中にピンクの分散着色剤を添加して織物重量
に対し0.1%の該着色剤を付着させるようにした
以外は実施例1と同様の操作をおこなつた。その
結果、実施例1と同様の不透明性が付与され、か
つピンク色の着色物が得られた。これを洗たく、
ドライクリーニングの繰り返し処理に供した結
果、着色性、隠蔽性の特続が認められた。 実施例 8 チタン塩は分散液として織物、たとえば酢酸セ
ルロース、レーヨン等に施し艷消に用い得ること
が知られている。その場合の排出法では二酸化チ
タンの粒径が0.1μ以下のものが用いられる。しか
して、従来の排出法を用いるものと比較して本発
明によるものはより優れた種々の物理的特性を有
する。下記表は本発明のものを二酸化チタンを
含まない織物サンプル(比較例)として示すもの
である。本発明のものは顔料、Titanox1070(鋭
錐石、NLインダストリー社製)を用いた以外は
実施例1と同様にして処理して得られたサンプル
である。
【表】
さらに米国特許No.2309964の実施例1に記載さ
れた公知の排出法で処理されたサンプルでコラム
2と同じタイプの二酸化チタンを蟻酸アルミニウ
ム含有浴から排出させたものをコラム3に記載し
た。コラム4のサンプルは上記米国特許(294特
許)の実施例2の方法でパツジング処理したサン
プルの特性を示す。コラム5のものはコラム3の
もので蟻酸アルミニウムの代りに硫酸アルミニウ
ムを含有する浴を用いた以外は上記米国特許の実
施例1と同様に処理したものである。この表に
おいて、Pは“劣る”、F−Gは“良ないし優”、
Gは“優”、VGは“秀”、Eは“最上”を意味す
る。 実施例 9 この実施例は実施例8および表で用いた同じ
サンプルのものを実施例6の方法により、メチル
アクリレート/アクリル酸コポリマー(70:30)、
エトキシ化ポリエステルおよび滑剤(エトキシ化
オレイン酸)を含む汚れ解放エマルジヨンを用い
てパツジングし、これによつて、コポリマー0.3
%、エトキル化ポリエステル0.15%、滑剤1.0%
(いずれも織物の重量を規準とする)を付着させ
たものである。その結果得られた織物の特性を表
に示す。
れた公知の排出法で処理されたサンプルでコラム
2と同じタイプの二酸化チタンを蟻酸アルミニウ
ム含有浴から排出させたものをコラム3に記載し
た。コラム4のサンプルは上記米国特許(294特
許)の実施例2の方法でパツジング処理したサン
プルの特性を示す。コラム5のものはコラム3の
もので蟻酸アルミニウムの代りに硫酸アルミニウ
ムを含有する浴を用いた以外は上記米国特許の実
施例1と同様に処理したものである。この表に
おいて、Pは“劣る”、F−Gは“良ないし優”、
Gは“優”、VGは“秀”、Eは“最上”を意味す
る。 実施例 9 この実施例は実施例8および表で用いた同じ
サンプルのものを実施例6の方法により、メチル
アクリレート/アクリル酸コポリマー(70:30)、
エトキシ化ポリエステルおよび滑剤(エトキシ化
オレイン酸)を含む汚れ解放エマルジヨンを用い
てパツジングし、これによつて、コポリマー0.3
%、エトキル化ポリエステル0.15%、滑剤1.0%
(いずれも織物の重量を規準とする)を付着させ
たものである。その結果得られた織物の特性を表
に示す。
【表】
実施例 10
波状ポリエステルの代りに紡糸ポリエステル織
物の1片を用いて実施例1を繰り返した。処理さ
れた織物は不透明性が著るしく向上した(ΔL値
=9.1)。これに対し、二酸化チタンを含まない比
較品はΔL値が18.3であつた。洗たくを繰り返し
たのち(5回の洗たく)ΔL値は13.0であり、こ
れに対し、比較例ではΔL値は18.2であつた。 実施例 11 波状100%ポリエステルの代りに波状加工して
いない100%ポリエステル織物の一片を用い、上
記実施例1と同様の操作を繰り返した。このよう
にして処理した織物は不透明性が著るしく向上し
た(ΔL値=17.0)。しかるに、二酸化チタンを加
えないで同様に処理した比較サンプルではΔL値
が28.5であつた。 実施例 12 実施例1の波状ポリエステルの代りにナイロン
タフタ織物を用いて実施例1と同様の操作を繰り
返した。このようにして処理した織物は二酸化チ
タンを含めないで同様に処理した比較サンプルの
場合(ΔL値=24.5)と比較して当初の不透明性
は向上したが5回の標準AATCC洗たく後はわず
か当初の二酸化チタンの8.7%しか残存しなかつ
た。 実施例 13 実施例1のポリエステルの代りに100%アクリ
ル繊維織物を用いて実施例1と同様の操作を繰り
返した。このようにして処理した織物は二酸化チ
タンを含めずに同様に処理した比較サンプルの場
合(ΔL値=15.0)と比較して当初の不透明は向
上したが(ΔL値=3.2)5回のAATCC標準洗た
く後は当初の二酸化チタンのわずか25%が残存し
たにすぎなかつた。 実施例 14 実施例1のポリエステルの代りに65/35ポリエ
ステル/綿混紡の織物を用いて実施例1と同様の
操作を繰り返した。このようにして処理した織物
は二酸化チタンを含めずに同様に処理した比較例
のものと比較して当初の不透明性は向上したが
(比較例のΔL値=16.0、本実施例のΔL値=6.2)、
5回のAATCC標準洗たくの後は当初の二酸化チ
タンのわずか24%が残存するにすぎなかつた。こ
の5回洗たく後のΔL値は10.2であつたが、これ
は二酸化チタンを含めない比較例の当初のΔL値
よりもすぐれていた。
物の1片を用いて実施例1を繰り返した。処理さ
れた織物は不透明性が著るしく向上した(ΔL値
=9.1)。これに対し、二酸化チタンを含まない比
較品はΔL値が18.3であつた。洗たくを繰り返し
たのち(5回の洗たく)ΔL値は13.0であり、こ
れに対し、比較例ではΔL値は18.2であつた。 実施例 11 波状100%ポリエステルの代りに波状加工して
いない100%ポリエステル織物の一片を用い、上
記実施例1と同様の操作を繰り返した。このよう
にして処理した織物は不透明性が著るしく向上し
た(ΔL値=17.0)。しかるに、二酸化チタンを加
えないで同様に処理した比較サンプルではΔL値
が28.5であつた。 実施例 12 実施例1の波状ポリエステルの代りにナイロン
タフタ織物を用いて実施例1と同様の操作を繰り
返した。このようにして処理した織物は二酸化チ
タンを含めないで同様に処理した比較サンプルの
場合(ΔL値=24.5)と比較して当初の不透明性
は向上したが5回の標準AATCC洗たく後はわず
か当初の二酸化チタンの8.7%しか残存しなかつ
た。 実施例 13 実施例1のポリエステルの代りに100%アクリ
ル繊維織物を用いて実施例1と同様の操作を繰り
返した。このようにして処理した織物は二酸化チ
タンを含めずに同様に処理した比較サンプルの場
合(ΔL値=15.0)と比較して当初の不透明は向
上したが(ΔL値=3.2)5回のAATCC標準洗た
く後は当初の二酸化チタンのわずか25%が残存し
たにすぎなかつた。 実施例 14 実施例1のポリエステルの代りに65/35ポリエ
ステル/綿混紡の織物を用いて実施例1と同様の
操作を繰り返した。このようにして処理した織物
は二酸化チタンを含めずに同様に処理した比較例
のものと比較して当初の不透明性は向上したが
(比較例のΔL値=16.0、本実施例のΔL値=6.2)、
5回のAATCC標準洗たくの後は当初の二酸化チ
タンのわずか24%が残存するにすぎなかつた。こ
の5回洗たく後のΔL値は10.2であつたが、これ
は二酸化チタンを含めない比較例の当初のΔL値
よりもすぐれていた。
第1図ないし第3図は本発明の方法で処理した
繊維の顕微鏡写真図、第4図は従来の方法で処理
した繊維の顕微鏡写真図、第5図ないし第8図は
本発明の方法で処理した繊維の顕微鏡写真図であ
る。
繊維の顕微鏡写真図、第4図は従来の方法で処理
した繊維の顕微鏡写真図、第5図ないし第8図は
本発明の方法で処理した繊維の顕微鏡写真図であ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (a) 粒径が0.18μ以上の二酸化チタンのPH7.5
以上の水性分散液を製造する工程と、 (b) ついで被処理織物を撹拌下で接触させるとと
もに上記分散液のPHを7.5から除々に下げ、こ
れによつて分散液から二酸化チタンを該織物上
へと排出させる工程と、 (c) ついで該織物を加熱処理する工程と、 を具備することを特徴とするポリエステル糸含有
織物の不透明化法。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US4003279A | 1979-05-17 | 1979-05-17 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5631075A JPS5631075A (en) | 1981-03-28 |
| JPS6323313B2 true JPS6323313B2 (ja) | 1988-05-16 |
Family
ID=21908718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6415280A Granted JPS5631075A (en) | 1979-05-17 | 1980-05-16 | Polyester containing fiber and method |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5631075A (ja) |
| BE (1) | BE883343A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5930963A (ja) * | 1982-08-16 | 1984-02-18 | センカ株式会社 | 殺菌性繊維 |
| JPS60167971A (ja) * | 1984-02-09 | 1985-08-31 | 株式会社クラレ | 不透明加工されたポリエステル系繊維編・織物及びその加工法 |
| AU2001268048A1 (en) * | 2000-06-02 | 2001-12-17 | Milliken And Company | Yarns and fabrics having a wash-durable non-electrically conductive topically applied metal-based finish |
| CN113227485A (zh) * | 2018-12-28 | 2021-08-06 | 尚科纺织企业工业及贸易公司 | 用于生产纺织制品的方法以及由此获得的纺织制品 |
| DE102022116641A1 (de) | 2022-07-04 | 2024-01-04 | Hochschule Niederrhein, Körperschaft des öffentlichen Rechts | Verfahren zur oberflächenkatalytischen Ausrüstung von Polymerfasern und/oder Polymerflächengebilden sowie die Verwendung solcher |
-
1980
- 1980-05-16 JP JP6415280A patent/JPS5631075A/ja active Granted
- 1980-05-16 BE BE0/200649A patent/BE883343A/fr unknown
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5631075A (en) | 1981-03-28 |
| BE883343A (fr) | 1980-11-17 |
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