JPS6324018B2 - - Google Patents
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- JPS6324018B2 JPS6324018B2 JP54122970A JP12297079A JPS6324018B2 JP S6324018 B2 JPS6324018 B2 JP S6324018B2 JP 54122970 A JP54122970 A JP 54122970A JP 12297079 A JP12297079 A JP 12297079A JP S6324018 B2 JPS6324018 B2 JP S6324018B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- density
- weight
- ethylene polymer
- carbon black
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Description
本発明は低密度エチレン重合体と高密度エチレ
ン重合体との特定割合混合組成物にカーボンブラ
ツクを配合した、成形加工性、成形品外観および
導電性の秀れた樹脂組成物に関する。熱可塑性樹
脂にカーボンブラツクを配合して導電性樹脂を得
ることは公知であり、低密度ポリエチレンについ
てもカーボンブラツク配合導電性樹脂組成物が検
討され電線の半導電層などの用途で実用化されて
いる。 しかしながら、従来のカーボンブラツク配合の
低密度ポリエチレンは成形加工性(混練性)や成
形外観が悪く、中でもカーボンブラツクの配合割
合の高いものが特に不良であると云つた欠点があ
り、応用範囲が極めて制約されるという大きな問
題点があつた。 この問題点を軽減せしめるために本発明者は先
ず公知の技術をカーボンブラツク配合の低密度ポ
リエチレン組成物に適用してその効果を確認し
た。 たとえば、カーボンブラツクを配合した熱可塑
性樹脂組成物の導電性をさらに向上させるために
提案された、互に相溶しにくい2種以上の材料を
主材とし、この主材の境界面にカーボンブラツク
を存在せしめる方法(特公昭49−14532号公報)
を低密度ポリエチレンおよび熱可塑性ポリウレタ
ンについて適用して詳細に検討した。その結果
は、単に低密度ポリエチレンにカーボンブラツク
を配合したものに比較して導電性能のある程度の
向上は認められたものの目的とする成形加工性の
改良は認められなかつた。 このような状況を踏まえて、本発明者は鋭意各
種検討を行つた結果、意外にも低密度ポリエチレ
ン重合体に密度0.945g/cm3以上のエチレン重合
体および特定フアーネスブラツクを所定量配合す
ることにより、極めて成形加工性、成形品外観が
秀れ、しかも導電性能も高められたカーボンブラ
ツク配合エチレン重合体組成物が得られることを
見出して本発明を完成した。 すなわち、本発明は下記(a)〜(c)の各成分からな
ることを特徴とする樹脂組成物であつて、(a)を(a)
+(b)基準で95〜35重量%、(b)を(a)+(b)基準で5〜
65重量%および(c)を(a)+(b)100重量部に対して3
〜100重量部配合した導電性樹脂組成物である。 (a) 密度0.915〜0.944g/cm3のエチレン重合体 (b) 密度0.945g/cm3以上のエチレン重合体 (c) スーパー・コンダクテイブ・フアーネス(S.
C.F.)、コンダクテイブ・フアーネス(C.F.)
およびエクストラ・コンダクテイブ・フアーネ
ス(X.C.F.)から選ばれた少なくとも1種のカ
ーボンブラツク 以下に本発明の内容を詳しく述べる。 本発明で使用する上記(a)成分である低密度エチ
レン重合体は、高圧重合あるいは低圧重合で得ら
れるエチレン単独重合体の他、エチレンとプロピ
レンを含む他のオレフイン1種以上とのブロツク
またはランダム共重合体、エチレンと酢酸ビニ
ル、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリ
ル酸、メタクリル酸エステル、一般式RR′SiY2
(この式でRはオレフイン性不飽和の1価の炭化
水素基またはハイドロカーボオキシ基であり、各
Yは加水分解しうる有機基であり、R′は基Rか
または基Yである)で表わされるシラン化合物等
のビニルモノマーとの共重合体(エチレン重合体
とこれらビニルモノマーとのグラフト共重合体も
含む)などの中で密度が0.915〜0.944g/cm3の範
囲にあるものを対象とするものであるが、共重合
体の場合は、エチレンを少なくとも50重量%以上
含むものである。 これら低密度エチレン重合体は、組成物の成形
性、機械的性質等の要求性能に応じて適当なグレ
ードインデツクスのものを選定する。一般には、
メルトフローレート(MFR)が0.01〜30g/10
分のものが選ばれる。 低密度エチレン重合体には2,6−ジ−t−ブ
チル−4−メチルフエノール、1,1,3−トリ
−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチ
ルフエニル)ブタン、テトラキス〔メチレン
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒド
ロケイ皮酸エステル)〕メタンなどのフエノール
系酸化防止剤、ジラウリル−チオ−ジプロピオン
酸エステル、ジステアリル−チオ−ジプロピオン
酸エステルなどのイオウ系酸化防止剤などを必要
に応じて配合することができる。 また、プロピレン−エチレンランダム共重合ゴ
ム、プロピレン−エチレン−ジエンモノマー三元
共重合ゴム等の他の成分を組成物の物性改良のた
めに本発明の効果が消失しない範囲内で配合する
こともできる。 本発明で使用する(b)成分のエチレン重合体は、
密度が0.945g/cm3以上のエチレン重合体である。
かかるエチレン重合体は通常の所謂低圧法、すな
わち各種触媒の存在下で100気圧以下、好ましく
は35気圧以下で行なわれるエチレンの重合法で得
られる。その際プロピレン、1−ブテン、1−ペ
ンテン、1−ヘキセン等の他のα−オレフインを
微量混合フイードし、重合体総量で5重量%以
下、好ましくは3重量%以下共重合した高密度な
エチレン重合体であつてもよい。 本発明の効果は密度が0.945g/cm3以上のエチ
レン重合体が特異的にカーボンブラツク粒子と特
殊な相互作用を有することに起因すると推定され
るが、このような特異的な効果は本発明者らの詳
細な実験で初めて見出されたものであり、従来の
公知技術からは全く類推できなかつた。 密度が0.945g/cm3以上のエチレン重合体の中
では、密度が0.960g/cm3以上の高密度エチレン
重合体が特に好ましい。分子量は重量平均分子量
で数千〜数十万の間のものを選択し得る。 かかる高密度ポリエチレンにおいても、上記低
密度ポリエチレンの如き各種安定剤を配合してあ
つても差し支えない。 本発明で使用するカーボンブラツクは、比表面
積の大きいS.C.F.(Super Conductive Furnace)、
C.F.(Conductive Furnace)およびX.C.F.(Extra
Conductive Furnace)から選ばれた少なくとも
1種のものであり、これらは、少量の配合で高度
の導電性が得られる点で有利である。 これらは市販のものから適宜選んで使用でき、
例えば、S.C.F.としてはCabot社製「バルカン
SC」や「バルカンP」が、C.F.としては同じく
「バルカンC」が、またX.C.F.としてはAKZO社
製「ケツチエンブラツク」のほかCabot社製「バ
ルカンXC−72」や「CSX−99」が代表的であ
る。 本発明で用いるカーボンブラツクは、着色用や
充填用のカーボンブラツクにみられる無定形構造
ゆえに導電性の極めて劣るカーボンブラツクとは
異なり、表面層がグラフアイト構造を有する導電
性カーボンの中でも特に特定の高導電性フアーネ
スブラツクを選択的に用いるものである。なお、
この特定フアーネスブラツクにチヤンネルブラツ
クやアセチレンブラツク等の他のカーボンブラツ
クを従重量割合の範囲で配合した導電性複合カー
ボンブラツクも本発明の態様として用いることが
できる。 本発明は上述の如き低密度エチレン重合体、高
密度エチレン重合体およびカーボンブラツクを使
用するものであるが、それらの配合割合は、低密
度エチレン重合体と高密度エチレン重合体との合
計量に対して95〜35重量%、好ましくは80〜50重
量%、とりわけ75〜60重量%の低密度エチレン重
合体、同じ合計量に対して5〜65重量%、好まし
くは20〜50重量%、とりわけ25〜45重量%の高密
度エチレン重合体および同じ合計量100重量部に
対して3〜100重量部のカーボンブラツクである。 高密度エチレン重合体の量が上記の範囲未満
(低密度エチレン重合体が上記範囲超過)のもの
は、成形加工性、成形品外観、導電性全ての性質
が悪化し、また上記範囲超過のものは導電性が悪
化する。 カーボンブラツクの配合量が上記範囲未満では
導電性に乏しく、また上記範囲超過では機械的性
質が低下して好ましくない。 本発明組成物はバンバリーミキサー、ロール、
ブラベンダープラストグラフなどのバツチ式の混
練機のほかに、一軸押出機、二軸押出機などの連
続式の押出機で容易に得ることができる。配合順
序は特に限定されるものではなく、配合物を一度
に混合して混練する方法のほかに、初めにバツチ
式あるいは連続式の押出機で特定の高密度エチレ
ン重合体とカーボンブラツクを混練しておき、そ
の混練物と低密度エチレン重合体とを混練するこ
ともできる。また、特定の高密度エチレン重合体
とカーボンブラツクの混練物と低密度エチレン重
合体とをドライブレンドして押出成形等の成形工
程に供することも可能である。 カーボンブラツク配合樹脂組成物において樹脂
として低密度エチレン重合体に密度0.945g/cm3
以上の高密度エチレン重合体および特定フアーネ
スブラツクを所定量配合したものを用いることに
よつて、この高密度エチレン重合体の直鎖状ポリ
マー構造と特定フアーネスブラツクのグラフアイ
ト構造との化学構造的な親和性に基いて次に示す
予期せざる効果を得た。 (1) コンパウンド製造時の加工性が著しく改良さ
れ、液状添加剤などを使用せずに一軸押出機、
二軸押出機などの連続混練機で容易に混練する
ことができるようになつた。 (2) 各種成形性、たとえば射出成形性、押出成形
性が著しく改良された。初めに密度0.945g/
cm3以上のポリエチレン重合体とカーボンブラツ
クとを混練したマスターバツチを製造してお
き、このマスターバツチと低密度エチレン重合
体とをドライブレンドしたものを成形しながら
最終状態に混練、分散させる方法も採用するこ
とが可能となつた。この場合特に工程の簡略化
効果が著しい。 (3) 各種成形品とりわけ射出成形品および押出成
形品で問題であつた外観不良、例えばフローマ
ーク、光沢むらなどが著しく改良され、美麗な
外観の成形品が得られるようになつた。 (4) 同一カーボンブラツク配合量における導電性
を著しく向上せしめることができるようになつ
た。 (5) 上記(1)〜(4)の効果によつて従来高度の導電性
が確認されながら分散性、加工性が著しく悪く
使用困難であつたケツチエンブラツクを容易に
使用できるようになり、新しい高性能導電性エ
チレン重合体製品の開発が可能となつた。 これらの利点を有する本発明組成物は、特に帯
電防止用フイルム、半導電層、危険物用容器等に
好適である。 実施例 1 密度0.918g/cm3の低密度ポリプロピレン
(MFR=8.0g/10分)と密度0.965g/cm3の高密
度ポリエチレン(重量平均分子量13万)との各種
割合、低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレン
との合計量100重量部に対して6重量部の「ケツ
チエンブラツク」および0.2重量部の2,6−ジ
−t−ブチル−4−メチルフエノールとを混合
し、ブラベンダープラストグラフで210℃で5分
間混練した。 この混練における混練性およびこの混練性を圧
縮成形して得た厚さ2mmのシートの体積固有抵抗
を表1に示した。ここで混練性は、組成物とした
ときの分散性が不良なものやトルクが高くなり、
混練時間の長くなるもの等を不良とし、又体積固
有抵抗はSRIS規格2301−1969のホイートストン
ブリツジ法によつて測定した。 表1から明らかな通り、実施例のものは比較例
のものに比較して混練性が良好であり、また導電
性の尺度である体積固有抵抗が極めて良好であつ
た。
ン重合体との特定割合混合組成物にカーボンブラ
ツクを配合した、成形加工性、成形品外観および
導電性の秀れた樹脂組成物に関する。熱可塑性樹
脂にカーボンブラツクを配合して導電性樹脂を得
ることは公知であり、低密度ポリエチレンについ
てもカーボンブラツク配合導電性樹脂組成物が検
討され電線の半導電層などの用途で実用化されて
いる。 しかしながら、従来のカーボンブラツク配合の
低密度ポリエチレンは成形加工性(混練性)や成
形外観が悪く、中でもカーボンブラツクの配合割
合の高いものが特に不良であると云つた欠点があ
り、応用範囲が極めて制約されるという大きな問
題点があつた。 この問題点を軽減せしめるために本発明者は先
ず公知の技術をカーボンブラツク配合の低密度ポ
リエチレン組成物に適用してその効果を確認し
た。 たとえば、カーボンブラツクを配合した熱可塑
性樹脂組成物の導電性をさらに向上させるために
提案された、互に相溶しにくい2種以上の材料を
主材とし、この主材の境界面にカーボンブラツク
を存在せしめる方法(特公昭49−14532号公報)
を低密度ポリエチレンおよび熱可塑性ポリウレタ
ンについて適用して詳細に検討した。その結果
は、単に低密度ポリエチレンにカーボンブラツク
を配合したものに比較して導電性能のある程度の
向上は認められたものの目的とする成形加工性の
改良は認められなかつた。 このような状況を踏まえて、本発明者は鋭意各
種検討を行つた結果、意外にも低密度ポリエチレ
ン重合体に密度0.945g/cm3以上のエチレン重合
体および特定フアーネスブラツクを所定量配合す
ることにより、極めて成形加工性、成形品外観が
秀れ、しかも導電性能も高められたカーボンブラ
ツク配合エチレン重合体組成物が得られることを
見出して本発明を完成した。 すなわち、本発明は下記(a)〜(c)の各成分からな
ることを特徴とする樹脂組成物であつて、(a)を(a)
+(b)基準で95〜35重量%、(b)を(a)+(b)基準で5〜
65重量%および(c)を(a)+(b)100重量部に対して3
〜100重量部配合した導電性樹脂組成物である。 (a) 密度0.915〜0.944g/cm3のエチレン重合体 (b) 密度0.945g/cm3以上のエチレン重合体 (c) スーパー・コンダクテイブ・フアーネス(S.
C.F.)、コンダクテイブ・フアーネス(C.F.)
およびエクストラ・コンダクテイブ・フアーネ
ス(X.C.F.)から選ばれた少なくとも1種のカ
ーボンブラツク 以下に本発明の内容を詳しく述べる。 本発明で使用する上記(a)成分である低密度エチ
レン重合体は、高圧重合あるいは低圧重合で得ら
れるエチレン単独重合体の他、エチレンとプロピ
レンを含む他のオレフイン1種以上とのブロツク
またはランダム共重合体、エチレンと酢酸ビニ
ル、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリ
ル酸、メタクリル酸エステル、一般式RR′SiY2
(この式でRはオレフイン性不飽和の1価の炭化
水素基またはハイドロカーボオキシ基であり、各
Yは加水分解しうる有機基であり、R′は基Rか
または基Yである)で表わされるシラン化合物等
のビニルモノマーとの共重合体(エチレン重合体
とこれらビニルモノマーとのグラフト共重合体も
含む)などの中で密度が0.915〜0.944g/cm3の範
囲にあるものを対象とするものであるが、共重合
体の場合は、エチレンを少なくとも50重量%以上
含むものである。 これら低密度エチレン重合体は、組成物の成形
性、機械的性質等の要求性能に応じて適当なグレ
ードインデツクスのものを選定する。一般には、
メルトフローレート(MFR)が0.01〜30g/10
分のものが選ばれる。 低密度エチレン重合体には2,6−ジ−t−ブ
チル−4−メチルフエノール、1,1,3−トリ
−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチ
ルフエニル)ブタン、テトラキス〔メチレン
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒド
ロケイ皮酸エステル)〕メタンなどのフエノール
系酸化防止剤、ジラウリル−チオ−ジプロピオン
酸エステル、ジステアリル−チオ−ジプロピオン
酸エステルなどのイオウ系酸化防止剤などを必要
に応じて配合することができる。 また、プロピレン−エチレンランダム共重合ゴ
ム、プロピレン−エチレン−ジエンモノマー三元
共重合ゴム等の他の成分を組成物の物性改良のた
めに本発明の効果が消失しない範囲内で配合する
こともできる。 本発明で使用する(b)成分のエチレン重合体は、
密度が0.945g/cm3以上のエチレン重合体である。
かかるエチレン重合体は通常の所謂低圧法、すな
わち各種触媒の存在下で100気圧以下、好ましく
は35気圧以下で行なわれるエチレンの重合法で得
られる。その際プロピレン、1−ブテン、1−ペ
ンテン、1−ヘキセン等の他のα−オレフインを
微量混合フイードし、重合体総量で5重量%以
下、好ましくは3重量%以下共重合した高密度な
エチレン重合体であつてもよい。 本発明の効果は密度が0.945g/cm3以上のエチ
レン重合体が特異的にカーボンブラツク粒子と特
殊な相互作用を有することに起因すると推定され
るが、このような特異的な効果は本発明者らの詳
細な実験で初めて見出されたものであり、従来の
公知技術からは全く類推できなかつた。 密度が0.945g/cm3以上のエチレン重合体の中
では、密度が0.960g/cm3以上の高密度エチレン
重合体が特に好ましい。分子量は重量平均分子量
で数千〜数十万の間のものを選択し得る。 かかる高密度ポリエチレンにおいても、上記低
密度ポリエチレンの如き各種安定剤を配合してあ
つても差し支えない。 本発明で使用するカーボンブラツクは、比表面
積の大きいS.C.F.(Super Conductive Furnace)、
C.F.(Conductive Furnace)およびX.C.F.(Extra
Conductive Furnace)から選ばれた少なくとも
1種のものであり、これらは、少量の配合で高度
の導電性が得られる点で有利である。 これらは市販のものから適宜選んで使用でき、
例えば、S.C.F.としてはCabot社製「バルカン
SC」や「バルカンP」が、C.F.としては同じく
「バルカンC」が、またX.C.F.としてはAKZO社
製「ケツチエンブラツク」のほかCabot社製「バ
ルカンXC−72」や「CSX−99」が代表的であ
る。 本発明で用いるカーボンブラツクは、着色用や
充填用のカーボンブラツクにみられる無定形構造
ゆえに導電性の極めて劣るカーボンブラツクとは
異なり、表面層がグラフアイト構造を有する導電
性カーボンの中でも特に特定の高導電性フアーネ
スブラツクを選択的に用いるものである。なお、
この特定フアーネスブラツクにチヤンネルブラツ
クやアセチレンブラツク等の他のカーボンブラツ
クを従重量割合の範囲で配合した導電性複合カー
ボンブラツクも本発明の態様として用いることが
できる。 本発明は上述の如き低密度エチレン重合体、高
密度エチレン重合体およびカーボンブラツクを使
用するものであるが、それらの配合割合は、低密
度エチレン重合体と高密度エチレン重合体との合
計量に対して95〜35重量%、好ましくは80〜50重
量%、とりわけ75〜60重量%の低密度エチレン重
合体、同じ合計量に対して5〜65重量%、好まし
くは20〜50重量%、とりわけ25〜45重量%の高密
度エチレン重合体および同じ合計量100重量部に
対して3〜100重量部のカーボンブラツクである。 高密度エチレン重合体の量が上記の範囲未満
(低密度エチレン重合体が上記範囲超過)のもの
は、成形加工性、成形品外観、導電性全ての性質
が悪化し、また上記範囲超過のものは導電性が悪
化する。 カーボンブラツクの配合量が上記範囲未満では
導電性に乏しく、また上記範囲超過では機械的性
質が低下して好ましくない。 本発明組成物はバンバリーミキサー、ロール、
ブラベンダープラストグラフなどのバツチ式の混
練機のほかに、一軸押出機、二軸押出機などの連
続式の押出機で容易に得ることができる。配合順
序は特に限定されるものではなく、配合物を一度
に混合して混練する方法のほかに、初めにバツチ
式あるいは連続式の押出機で特定の高密度エチレ
ン重合体とカーボンブラツクを混練しておき、そ
の混練物と低密度エチレン重合体とを混練するこ
ともできる。また、特定の高密度エチレン重合体
とカーボンブラツクの混練物と低密度エチレン重
合体とをドライブレンドして押出成形等の成形工
程に供することも可能である。 カーボンブラツク配合樹脂組成物において樹脂
として低密度エチレン重合体に密度0.945g/cm3
以上の高密度エチレン重合体および特定フアーネ
スブラツクを所定量配合したものを用いることに
よつて、この高密度エチレン重合体の直鎖状ポリ
マー構造と特定フアーネスブラツクのグラフアイ
ト構造との化学構造的な親和性に基いて次に示す
予期せざる効果を得た。 (1) コンパウンド製造時の加工性が著しく改良さ
れ、液状添加剤などを使用せずに一軸押出機、
二軸押出機などの連続混練機で容易に混練する
ことができるようになつた。 (2) 各種成形性、たとえば射出成形性、押出成形
性が著しく改良された。初めに密度0.945g/
cm3以上のポリエチレン重合体とカーボンブラツ
クとを混練したマスターバツチを製造してお
き、このマスターバツチと低密度エチレン重合
体とをドライブレンドしたものを成形しながら
最終状態に混練、分散させる方法も採用するこ
とが可能となつた。この場合特に工程の簡略化
効果が著しい。 (3) 各種成形品とりわけ射出成形品および押出成
形品で問題であつた外観不良、例えばフローマ
ーク、光沢むらなどが著しく改良され、美麗な
外観の成形品が得られるようになつた。 (4) 同一カーボンブラツク配合量における導電性
を著しく向上せしめることができるようになつ
た。 (5) 上記(1)〜(4)の効果によつて従来高度の導電性
が確認されながら分散性、加工性が著しく悪く
使用困難であつたケツチエンブラツクを容易に
使用できるようになり、新しい高性能導電性エ
チレン重合体製品の開発が可能となつた。 これらの利点を有する本発明組成物は、特に帯
電防止用フイルム、半導電層、危険物用容器等に
好適である。 実施例 1 密度0.918g/cm3の低密度ポリプロピレン
(MFR=8.0g/10分)と密度0.965g/cm3の高密
度ポリエチレン(重量平均分子量13万)との各種
割合、低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレン
との合計量100重量部に対して6重量部の「ケツ
チエンブラツク」および0.2重量部の2,6−ジ
−t−ブチル−4−メチルフエノールとを混合
し、ブラベンダープラストグラフで210℃で5分
間混練した。 この混練における混練性およびこの混練性を圧
縮成形して得た厚さ2mmのシートの体積固有抵抗
を表1に示した。ここで混練性は、組成物とした
ときの分散性が不良なものやトルクが高くなり、
混練時間の長くなるもの等を不良とし、又体積固
有抵抗はSRIS規格2301−1969のホイートストン
ブリツジ法によつて測定した。 表1から明らかな通り、実施例のものは比較例
のものに比較して混練性が良好であり、また導電
性の尺度である体積固有抵抗が極めて良好であつ
た。
【表】
実施例 2
密度0.943g/cm3、酢酸ビニル含量25重量%、
MFR4g/10分のエチレン−酢酸ビニル共重合体
と密度0.965g/cm3の高密度ポリエチレンとの各
種割合および上記エチレン−酢酸ビニル共重合体
と高密度ポリエチレンとの合計量100重量部に対
して15重量部のフアーネスブラツク(Cabot社製
「CSX−99」)および0.2重量部の2,6−ジ−t
−ブチル−4−メチルフエノールとを混合し、ブ
ラベンダープラストグラフで190℃で5分間混練
した。 この混練における混練性およびこの混練物を圧
縮成形して得た厚さ2mmのシートの体積固有抵抗
を表2に示した。 表2から明らかな通り、実施例のものは比較例
のものに比較して混練性が著しく秀れ、また導電
性の尺度である体積固有抵抗が良好であつた。
MFR4g/10分のエチレン−酢酸ビニル共重合体
と密度0.965g/cm3の高密度ポリエチレンとの各
種割合および上記エチレン−酢酸ビニル共重合体
と高密度ポリエチレンとの合計量100重量部に対
して15重量部のフアーネスブラツク(Cabot社製
「CSX−99」)および0.2重量部の2,6−ジ−t
−ブチル−4−メチルフエノールとを混合し、ブ
ラベンダープラストグラフで190℃で5分間混練
した。 この混練における混練性およびこの混練物を圧
縮成形して得た厚さ2mmのシートの体積固有抵抗
を表2に示した。 表2から明らかな通り、実施例のものは比較例
のものに比較して混練性が著しく秀れ、また導電
性の尺度である体積固有抵抗が良好であつた。
【表】
実施例 3
密度0.924g/cm3、MFR4.5g/10分の低密度ポ
リエチレン100Kgと密度0.965g/cm3の高密度ポリ
エチレン(重量平均分子量13万)50Kgと「ケツチ
エンブラツク」6Kgとを1,1,3−トリ−(2
−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフエ
ニル)ブタン300gと共にスーパーミキサーで混
合した後、三菱重工製40mm径一軸押出機で連続混
練したところ、混練性は良好であつた。この混練
物を名機スクリユーインライン射出成形機にて温
度210℃で射出成形して80mm×80mm×2mmのシー
トを得た。このシートは光沢があり、フローマー
クもなく、極めて美麗な外観を有していた。ま
た、このシートの体積固有抵抗は1.0×103Ωcmで
あつた。 比較例のために高密度ポリエチレンを用いずに
密度0.924g/cm3、MFR4.5g/10分の低密度ポリ
エチレン100Kgと「ケツチエンブラツク」4Kgと
を1,1,3−トリ−(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−t−ブチルフエニル)ブタン200gと
共にスーパーミキサーで混合した後、同様の混練
を行つた。この場合には混練性が極めて悪く、満
足な製品が得られなかつた。 実施例 4 実施例2において、エチレン−酢酸ビニル共重
合体75重量%と高密度ポリエチレン25重量%との
合計量100重量部に対して、カーボンブラツクと
して「バルカンSC」と「バルカンC」のそれぞ
れ30重量部ずつを用いて同様の実験を行つた。結
果を表3に示す。
リエチレン100Kgと密度0.965g/cm3の高密度ポリ
エチレン(重量平均分子量13万)50Kgと「ケツチ
エンブラツク」6Kgとを1,1,3−トリ−(2
−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフエ
ニル)ブタン300gと共にスーパーミキサーで混
合した後、三菱重工製40mm径一軸押出機で連続混
練したところ、混練性は良好であつた。この混練
物を名機スクリユーインライン射出成形機にて温
度210℃で射出成形して80mm×80mm×2mmのシー
トを得た。このシートは光沢があり、フローマー
クもなく、極めて美麗な外観を有していた。ま
た、このシートの体積固有抵抗は1.0×103Ωcmで
あつた。 比較例のために高密度ポリエチレンを用いずに
密度0.924g/cm3、MFR4.5g/10分の低密度ポリ
エチレン100Kgと「ケツチエンブラツク」4Kgと
を1,1,3−トリ−(2−メチル−4−ヒドロ
キシ−5−t−ブチルフエニル)ブタン200gと
共にスーパーミキサーで混合した後、同様の混練
を行つた。この場合には混練性が極めて悪く、満
足な製品が得られなかつた。 実施例 4 実施例2において、エチレン−酢酸ビニル共重
合体75重量%と高密度ポリエチレン25重量%との
合計量100重量部に対して、カーボンブラツクと
して「バルカンSC」と「バルカンC」のそれぞ
れ30重量部ずつを用いて同様の実験を行つた。結
果を表3に示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記(a)〜(c)の各成分からなることを特徴とす
る樹脂組成物であつて、(a)を(a)+(b)基準で95〜35
重量%、(b)を(a)+(b)基準で5〜65重量%および(c)
を(a)+(b)100重量部に対して3〜100重量部配合し
た導電性樹脂組成物。 (a) 密度0.915〜0.944g/cm3のエチレン重合体 (b) 密度0.945g/cm3以上のエチレン重合体 (c) スーパー・コンダクテイブ・フアーネス(S.
C.F.)、コンダクテイブ・フアーネス(C.F.)
およびエクストラ・コンダクテイブ・フアーネ
ス(X.C.F.)から選ばれた少なくとも1種のカ
ーボンブラツク
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12297079A JPS5645933A (en) | 1979-09-25 | 1979-09-25 | Electrically conductive resin composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12297079A JPS5645933A (en) | 1979-09-25 | 1979-09-25 | Electrically conductive resin composition |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5645933A JPS5645933A (en) | 1981-04-25 |
| JPS6324018B2 true JPS6324018B2 (ja) | 1988-05-19 |
Family
ID=14849096
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12297079A Granted JPS5645933A (en) | 1979-09-25 | 1979-09-25 | Electrically conductive resin composition |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5645933A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5853932A (ja) * | 1981-09-28 | 1983-03-30 | Tokyo Ink Kk | プラスチツクス・金属用導電性熱融着性樹脂組成物 |
| JPS58118839A (ja) * | 1982-01-08 | 1983-07-15 | Hitachi Cable Ltd | 半導電性組成物 |
| JPS5966436A (ja) * | 1982-10-08 | 1984-04-14 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導電性樹脂組成物 |
| JPS6031548A (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-18 | Toshiba Corp | 電気装置 |
| JPS60199041A (ja) * | 1984-03-22 | 1985-10-08 | Fujikura Ltd | 半導電性組成物 |
| JPS6112737A (ja) * | 1984-06-27 | 1986-01-21 | Fujikura Ltd | 半導電層用混和物 |
| JPS6112738A (ja) * | 1984-06-27 | 1986-01-21 | Fujikura Ltd | 半導電層用混和物 |
| JP6052020B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2016-12-27 | 日本ポリエチレン株式会社 | 射出成形用導電性ポリエチレン組成物並びにそれを用いた成形体及び燃料系部品 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5214647A (en) * | 1975-07-25 | 1977-02-03 | Mitsubishi Petrochem Co Ltd | Wire coating composition |
-
1979
- 1979-09-25 JP JP12297079A patent/JPS5645933A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5645933A (en) | 1981-04-25 |
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