JPS6324659B2 - - Google Patents
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- JPS6324659B2 JPS6324659B2 JP21030385A JP21030385A JPS6324659B2 JP S6324659 B2 JPS6324659 B2 JP S6324659B2 JP 21030385 A JP21030385 A JP 21030385A JP 21030385 A JP21030385 A JP 21030385A JP S6324659 B2 JPS6324659 B2 JP S6324659B2
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- overrun
- frozen
- hardness
- frozen dessert
- continuous freezer
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- Dairy Products (AREA)
- Confectionery (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、オーバーランを有する冷菓の製造法
およびその製造装置の改良に関し、本発明は、ア
イスクリーム、ソフトクリーム、ラクトアイスま
たはシヤーベツトなどの微細な気泡を有する冷菓
の製造に利用することができる。 〔技術の背景および従来技術の説明〕 本明細書における「オーバーランを有する冷
菓」は無数の微細気泡を有するエマルジヨンを冷
却し固化して得られた食品であつて、アイスクリ
ーム、ラクトアイス、ソフトクリームおよびシヤ
ーベツトを包含するものである。 オーバーランを有するアイスクリーム等の冷菓
には、これまでに高級品から普及品に到る多種多
様の商品が市販されており、夏期だけでなく、一
年を通して販売される商品も多くなり、その需要
は年々増大していて、製品の品質の向上および均
一性が求められ、かつ製造の効率化も強く求めら
れている。オーバーランを有する冷菓(以下にお
いて「冷菓」と記載する場合もある)の連続式製
造において、連続式フリーザーより吐出されるオ
ーバーランを有する冷菓の硬さの変動する場合が
あり、たとえば複数の冷菓原料液タンクを並列に
設置し、冷菓原料液の連続式フリーザーへの供給
をこれらの冷菓原料液タンクからの供給に順次切
り換えて、冷菓原料液を間断なく連続式フリーザ
ーに供給すると、各冷菓原料液タンクの液温が同
じでない場合が多く、その切り換え毎に、連続式
フリーザーへ供給される冷菓原料液の液温が変動
することが多いが、この場合に、連続式フリーザ
ーの運転条件が一定の状態に設定されていると、
連続式フリーザーから吐出されるオーバーランを
有する冷菓の硬さが変動することになる。この様
な場合、オーバーランを有する冷菓の硬さを一定
に維持するための手段を施すことを必要とする。 またこれとは別に、製品のオーバーランを有す
る冷菓の充填状態によつて冷菓の硬さを変化させ
ることを必要とする場合もある。たとえば、容器
にオーバーランを有する冷菓を充填し、落し蓋を
して、平面状に充填する、いわゆるカツプものの
充填をするのに適した硬さに調整して、運転した
後、コーンカツプに盛り上げた状態に充填する、
いわゆるコーンものの充填をする場合には、オー
バーランを有する冷菓のカツプものの充填をする
のに適した硬さとコーンものの充填をするのに適
した硬さが異なり、コーンものの充填をするのに
適した硬さは、その盛り上げた形を保持するため
に、カツプものの充填をするのに適した硬さより
もやや硬めの硬さであるから、このような場合に
は、オーバーランを有する冷菓の製造過程におい
て製品のオーバーランを有する冷菓の硬さを製品
の充填方法に応じて変化させることを必要とす
る。しかしながらカツプものの充填をしている時
に、オーバーランを有する冷菓の硬さが変動して
硬くなると、オーバーランを有する冷菓を容器に
充填した後に蓋を被せたときに、平面状になり難
いこともあり、またコーンものの充填をしている
時にオーバーランを有する冷菓の硬さが軟らかく
なると、その保形性が低下することがあるから、
これまでのオーバーランを有する冷菓の連続的製
造においては、オーバーランを有する冷菓の硬さ
を一定の状態に保持するために種々の手段が採ら
れてきた。 これまでのオーバーランを有する冷菓の一般的
な製造法として、第1図のフローシートに示す方
法が知られている。第1図において、冷菓原料液
タンク7から供給ライン1を通つて供給される冷
菓原料液に、圧縮気体の供給ライン2から供給さ
れる圧縮気体を吹き込んで、気泡を冷菓原料液に
分散し、この気泡を含む冷菓原料液を、内部にか
き取りブレード13、および外部に冷却ジヤケツ
ト23を有する連続式フリーザー3に入れ、冷菓
原料液の冷却撹拌を行なつて、気泡を微細化する
とともに微細な氷の結晶を形成させて、オーバー
ランを有する冷菓とするが、連続式フリーザー3
の冷却能力は、冷却ジヤケツトの冷媒の戻りバル
ブ6の開閉によつて調整されていた。すなわち連
続式フリーザー3から排出されるオーバーランを
有する冷菓の硬さを監視者の目視により観察し、
オーバーランを有する冷菓が硬くなつたときは、
監視者の手動操作によつて戻りバルブ6の開度を
小さくして、連続式フリーザー3の冷却能力を小
さくして、オーバーランを有する冷菓の温度を上
昇させ、それによつてオーバーランを有する冷菓
を軟らかくし、これとは逆にオーバーランを有す
る冷菓が軟らかくなつたときは、監視者の手動操
作によつて戻りバルブ6の開度を大きくして、連
続式フリーザー3の冷却能力を大きくし、オーバ
ーランを有する冷菓の温度を低下し、それによつ
てオーバーランを有する冷菓を硬くしていた。ま
たオーバーランを有する冷菓の温度を測定し、そ
の温度とオーバーランを有する冷菓の硬さを相関
させる手段および連続式フリーザー3のかき取り
ブレード13の攪拌動力を検出する手段〔ダブリ
ユー・シリーズ・コンチニユアス・アイスクリー
ム・フリーザー(W Series Continuous
IceCream Freezer)(商品名)クレパコ
(CREPACO)社(米国)製〕も知られている。 しかしながら製品のオーバーランを有する冷菓
の硬さを目視によつて判定する手段は、オーバー
ランを有する冷菓の硬さの検出をした時に、製品
の移送ラインに残つているオーバーランを有する
冷菓の硬さを調整することができず、これは適正
な硬さを有する製品とはならず、製品の歩留りの
低下の原因となり、またオーバーランを有する冷
菓の温度によつて、その硬さを調整する手段は、
オーバーランを有する冷菓の微小な温度差によつ
てその硬さが大きく変動するので、オーバーラン
を有する冷菓の硬さを適正な範囲に納まるように
することが困難であり、さらにかき取りブレード
の攪拌動力の検出による手段は、その精度が充分
でなく、またオーバーランの変動を充分に感知で
きないことにより、これまたオーバーランを有す
る冷菓の硬さを精確に適正な範囲に納まるように
することが困難であることに問題がある。 本発明者らは、アイスクリーム、ソフトクリー
ム、ラクトアイスおよびシヤーベツトなどのオー
バーランを有する冷菓について永年研究を続けて
いるが、その研究において前述の問題点のあるこ
とを見出し、さらに研究を続け、連続式フリーザ
ーの吐出部の流路に、オーバーランを有する冷菓
の硬さを検出する装置を取り付け、この装置にお
いて発生する信号によつて連続式フリーザーの冷
却能力を調整すれば、適正な硬さのオーバーラン
を有する冷菓の製造における歩留りを向上するこ
とができることを見出し、さらに連続式フリーザ
ーの吐出部の流路に物体を置くと、その物体が連
続式フリーザーから吐出されるオーバーランを有
する冷菓の流れから受ける抗力とその硬さの間に
相関関係のあることを見出し、これらの知見に基
づいて本発明に到達した。 〔発明の目的および発明の要約〕 本発明の目的は、前記の問題点を解決し、オー
バーランを有する冷菓の連続的な製造における製
品の歩留りを向上することができる製造方法およ
び製造装置を提供することにあり、詳しくは、連
続式フリーザーから吐出されるオーバーランを有
する冷菓の硬さを精確に検出しうる装置を提供す
ることにある。 本発明は、連続式フリーザーを用いて、オーバ
ーランを有する冷菓を製造する方法において、連
続式フリーザーの吐出部の流路における吐出され
るオーバーランを有する冷菓の硬さを検出するこ
と、およびこの吐出されるオーバーランを有する
冷菓の硬さに応じて連続式フリーザーの冷却能力
を調節し、それによつてオーバーランを有する冷
菓の硬さを一定の範囲内にあるように制御するこ
とを特徴とするオーバーランを有する冷菓の製造
法である。 本発明によるオーバーランを有する冷菓は、吐
出部の流路に、吐出されるオーバーランを有する
冷菓の硬さを検出する装置およびその硬さに応じ
て連続式フリーザーの冷却能力を調節する装置を
取り付けた連続式フリーザーにおいて製造され
る。この連続式フリーザーにおいて、吐出部の流
路に取り付けられた吐出されるオーバーランを有
する冷菓の硬さを検出する装置から信号を取り出
し、この信号によつて連続式フリーザーの冷却能
力を制御し、それによつて所定の範囲内の硬さの
オーバーランを有する冷菓を製造することができ
る。連続式フリーザーにおいて吐出されるオーバ
ーランを有する冷菓の硬さを検出する装置は、一
端を固定し、他端を自由端とし、吐出されるオー
バーランを有する冷菓の流れ方向に略々垂直の方
向に置かれた弾性の物体にひずみ計を取り付けた
ものであつて、オーバーランを有する冷菓の硬さ
は、弾性の物体の受ける抗力をひずみ計により検
出し、その抗力により検出される。連続式フリー
ザーの冷却能力は、連続式フリーザーの冷媒の蒸
発圧力を制御することによつて制御される。連続
式フリーザーにおける冷媒の蒸発圧力を上昇する
と、冷媒の沸とう温度、すなわち気化温度も上昇
するから、冷菓原料液の冷却温度が上昇し、それ
によつてオーバーランを有する冷菓の硬さが減少
して軟らかくなるが、連続式フリーザーにおける
冷媒の蒸発圧力を低下すると、冷媒の気化温度も
低下するから、冷菓原料液の冷却温度も低下し、
それによつてオーバーランを有する冷菓の硬さが
増大して硬くなる。 〔発明の具体的な説明〕 第2図は本発明のオーバーランを有する冷菓の
製造に使用する装置の一例である。第2図におい
て、1は冷菓原料液の供給ライン、2は圧縮気体
の供給ライン、3は連続式フリーザー、4は定量
排出ポンプ、5は冷媒の供給ライン、6は冷媒の
戻りバルブ、7は冷菓原料液タンク、8は冷菓原
料液の移送ポンプ、9は冷菓原料液の定量ポン
プ、10は冷菓原料液タンク、11は冷菓原料液
と圧縮気体の混合液を押込むポンプ、12は冷菓
原料液タンク7のバルブ、13はかき取りブレー
ド、14は冷菓原料液タンク10のバルブ、15
は断熱パイプ、16は冷菓の充填機、17は冷菓
の硬さを検出するセンサー、18は自動コントロ
ーラー、19は電空変換器、20は戻りバルブ6
の自動調整弁、そして23は連続式フリーザー3
の冷却ジヤケツトである。 第3図は連続式フリーザー3の吐出部の流路に
取り付けられたセンサーの一例であつて、第3図
アは連続式フリーザー3の吐出部の流路に取り付
けられたT字型配管内部の側面図であり、第3図
イはその正面図である。第3図において、21は
冷菓の抗力を受ける板材、22はひずみ計(スト
レンゲージ)、24はT字型配管、そして25は
ひずみ計22の電気信号を自動コントローラー1
8に送るケーブルである。 冷菓原料液は、移送ポンプ8により冷菓原料液
タンク7より引き出され、冷菓原料液の供給ライ
ン1を通つて定量ポンプ9に送られ、圧縮気体の
供給ライン2を通じて供給される圧縮気体(空気
または窒素ガス等の不活性ガス)と混合され、冷
菓原料液と圧縮気体を押込むポンプ11により連
続式フリーザー3に供給される。連続式フリーザ
ー3は冷却ジヤケツト23に供給される冷媒によ
つてその内部を冷却しており、連続式フリーザー
3に供給された冷菓原料液と圧縮気体の混合物
は、回転するかき取りブレード13により機械的
に攪拌されて微細な気泡を形成するとともに、冷
却ジヤケツト23により冷却されながら連続式フ
リーザー3の内壁からかき取られ、氷の結晶を形
成して、オーバーランを有する冷菓を形成した
後、定量排出ポンプ4により連続式フリーザー3
から排出され、断熱パイプ15を通つて充填機1
6において容器に充填されて製品化される。連続
式フリーザー3から取り出されたオーバーランを
有する冷菓は、その吐出部の流路に取り付けられ
たセンサー17において、その硬さが測定され、
センサー17から出た電気信号は自動コントロー
ラー18に受信され、電空変換器19を介して自
動調整弁20によつて冷媒の戻りバルブ9の開度
を調整して、連続式フリーザー3の冷却ジヤケツ
ト23に供給される冷媒の量を調節して、連続式
フリーザー3における冷却温度を調整し、それに
よつて連続式フリーザー3から吐出されるオーバ
ーランを有する冷菓の硬さを適正な範囲内に保持
する。連続式フリーザー3から吐出されるオーバ
ーランを有する冷菓が硬過ぎる場合は、自動調整
弁20により冷媒の戻りバルブ6の弁開度を小さ
くして、冷却ジヤケツト23における冷媒の蒸発
圧力を上昇し、それによつて連続式フリーザー3
における冷却温度を上昇して、オーバーランを有
する冷菓を軟らかくし、これとは逆に連続式フリ
ーザー3から吐出されるオーバーランを有する冷
菓が軟らか過ぎる場合は、自動調整弁20により
冷媒の戻りバルブ6の弁開度を大きくして冷却ジ
ヤケツト23における冷媒の蒸発圧力を低下し、
それによつて連続式フリーザー3における冷却温
度を低下して、オーバーランを有する冷菓を硬く
する。 冷菓の硬さを検出するセンサー17は第3図に
示される。連続式フリーザー3から吐出されるオ
ーバーランを有する冷菓はT字型配管24の直線
部分を流れるが、このオーバーランを有する冷菓
の流れに、その直角方向に冷菓の抗力を受ける物
体(板材)21が挿入されている。T字型配管2
4を流れるオーバーランを有する冷菓が硬すぎる
場合は、板材21のわん曲度が増大し、それによ
つて発生した板材21のひずみの増大がひずみ計
(ストレンゲージ)22によつて電気信号に変換
され、その電気信号はケーブル25を通じて自動
コントローラー18(図示なし)に送られ、さら
に電空変換器19(図示なし)を介して、自動調
整弁20により冷媒の戻りバルブ6を閉じて、連
続式フリーザー3の冷却温度を高くし、それによ
つてオーバーランを有する冷菓の硬さを減少す
る。これとは逆に、T字型配管24を流れるオー
バーランを有する冷菓の硬さが小さい(すなわち
軟らか過ぎる)場合は、板材21のわん曲度が減
少し、それによつて発生する板材21のひずみの
減少がひずみ計(ストレンゲージ)22によつて
電気信号に変換され、その電気信号はケーブル2
5を通じて自動コントローラー18(図示なし)
に送られ、さらに電空変換器19(図示なし)を
介して自動調整弁20により冷媒の戻りバルブ6
を開いて、連続式フリーザー3の冷却温度を低く
し、それによつてオーバーランを有する冷菓の硬
さを増大する。 これらの装置において、自動コントローラー1
8における電気信号の発生を予め調整すれば、連
続式フリーザー3から吐出されるオーバーランを
有する冷菓の硬さを所望の範囲内に調整すること
ができる。 また冷菓原料液のタンク内の冷菓原料液が使い
尽された場合、そのバルブ12を閉じると同時に
冷菓原料液のタンク10のバルブ14を開いて、
冷菓原料液を冷菓原料液のタンク10からの供給
に切り換えるとともに冷菓原料液を冷菓原料液の
タンク7に貯留し、冷菓原料液のタンク10の冷
菓原料液が使い尽された場合は、これとは逆にし
て、冷菓原料液を冷菓原料液のタンク7から供給
し、この冷菓原料液の供給および貯留を繰り返す
ことによつて、オーバーランを有する冷菓の製造
を途切れることなく、連続して行なう。 連続式フリーザー3から吐出されるオーバーラ
ンを有する冷菓の硬さは、連続式フリーザー3か
ら吐出されるオーバーランを有する冷菓の流れに
物体を置いた時に、その物体の受ける抗力によつ
て測定することができる。すなわち、その物体の
受ける抗力が大きい場合は、連続式フリーザー3
から吐出されるオーバーランを有する冷菓が硬
く、そしてその物体の受ける抗力が小さい場合
は、連続式フリーザー3から吐出されるオーバー
ランを有する冷菓は軟らかい。したがつて本発明
における冷菓の硬さを検出するセンサー17は、
流動するアイスクリームの硬さを検出しうるもの
であれば、いかなるものであつても、これを使用
することができ、また前記の第3図に示したもの
の他に、流動する液状物の中に物体を置いた時の
その物体の受ける抗力を測定しうるものであれ
ば、いかなるものであつても、これを使用するこ
とができる。さらに第3図の装置において、連続
式フリーザー3から吐出されるオーバーランを有
する冷菓の流れの抗力を受ける物体(板材)22
は、オーバーランを有する冷菓の硬さによつてそ
のひずみが変化するものであれば、いかなる材質
のものであつてもよいが、通常幅10mm、厚さ1.2
mmのステンレスの板材を使用するのが好ましい。 また連続式フリーザー3の冷却能力を調整すれ
ば、連続式フリーザー3から吐出される冷菓の硬
さを調整することができるから、連続式フリーザ
ー3において、その冷却能力を調整する機構は、
前記の戻りバルブ6の自動調整弁20の他に、そ
の冷却能力を調整しうるいかなるものであつて
も、これを使用することができる。 以下において、第2図および第3図に示された
装置を使用して冷菓を製造した場合の試験例およ
び実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明す
る。 試験例 1 この試験は、連続式フリーザーから吐出される
アイスクリームの流れの中に物体を置いた場合に
その物体が受ける抗力とアイスクリームの硬さの
関係を知るために行なわれた。 (1) アイスクリームミツクスの調製 乳製品32重量部、糖類6重量部を水51重量部
に溶解した。これとは別に、乳化安定剤0.5重
量部を水2.5重量部に加え、70〜75℃に加温し、
5分以上攪拌した後、これに加温溶融した油脂
8重量部を加え、さらに前記で得た乳製品溶液
を加え、60℃に加温し、得られた混合液を85℃
において15秒間加熱して殺菌した後、150Kg/
cm2の圧力において均質化し、これを貯蔵タンク
に移送し、6℃に冷却した。これを貯蔵タンク
において一夜エージングして、アイスクリーム
ミツクスを得た。 (2) アイスクリーム製造装置 幅10mm、厚さ1.2mmおよび長さ65mmのステン
レス製板材22の先端から60mmの位置に、表裏
各2枚のひずみ計(形式:KFC−1−C1−16、
協和電業社製)を取り付け、これを径1/2イン
チのステンレス製IDF規格のサニタリー配管の
T字型配管に取り付け、ひずみ計にケーブル2
5を取り付けて、冷菓の硬さを検出するセンサ
ー17とし、これを第2図に示す装置の連続式
フリーザー3の吐出部の流路に取り付けて、ア
イスクリームの製造装置とした。 (3) アイスクリームの製造 アイスクリームの製造装置の冷菓原料液タン
ク7および10に(1)で得たアイスクリームミツ
クスを入れ、バルブ12を開いてアイスクリー
ムミツクスを450/hrの流量において連続式
フリーザー3に供給し、内圧4.5Kg/cm2、入口
部のアイスクリームミツクス温度6℃およびオ
ーバーラン100%において、アイスクリームを
製造した。 冷菓原料液タンク7のアイスクリームミツク
スを消費した時に、そのバルブ12を閉じると
ともに、冷菓原料液タンク10のバルブ14を
開いてアイスクリームミツクスの供給を冷菓原
料液タンク10に切り換えて、アイスクリーム
の製造を続行した。 (4) 試験方法 上記のアイスクリームの調製において、自動
コントローラー20の弁開度を手動操作により
操作して、連続式フリーザーの冷却ジヤケツト
における冷媒の蒸発圧力を第1表に示すとおり
に変化させ、その時のアイスクリームの硬さを
判定するとともに、その時の冷菓の硬さを検出
するセンサー17の出力を読み取つた。 (5) 試験の結果 第1表に示すとおりであつた。
およびその製造装置の改良に関し、本発明は、ア
イスクリーム、ソフトクリーム、ラクトアイスま
たはシヤーベツトなどの微細な気泡を有する冷菓
の製造に利用することができる。 〔技術の背景および従来技術の説明〕 本明細書における「オーバーランを有する冷
菓」は無数の微細気泡を有するエマルジヨンを冷
却し固化して得られた食品であつて、アイスクリ
ーム、ラクトアイス、ソフトクリームおよびシヤ
ーベツトを包含するものである。 オーバーランを有するアイスクリーム等の冷菓
には、これまでに高級品から普及品に到る多種多
様の商品が市販されており、夏期だけでなく、一
年を通して販売される商品も多くなり、その需要
は年々増大していて、製品の品質の向上および均
一性が求められ、かつ製造の効率化も強く求めら
れている。オーバーランを有する冷菓(以下にお
いて「冷菓」と記載する場合もある)の連続式製
造において、連続式フリーザーより吐出されるオ
ーバーランを有する冷菓の硬さの変動する場合が
あり、たとえば複数の冷菓原料液タンクを並列に
設置し、冷菓原料液の連続式フリーザーへの供給
をこれらの冷菓原料液タンクからの供給に順次切
り換えて、冷菓原料液を間断なく連続式フリーザ
ーに供給すると、各冷菓原料液タンクの液温が同
じでない場合が多く、その切り換え毎に、連続式
フリーザーへ供給される冷菓原料液の液温が変動
することが多いが、この場合に、連続式フリーザ
ーの運転条件が一定の状態に設定されていると、
連続式フリーザーから吐出されるオーバーランを
有する冷菓の硬さが変動することになる。この様
な場合、オーバーランを有する冷菓の硬さを一定
に維持するための手段を施すことを必要とする。 またこれとは別に、製品のオーバーランを有す
る冷菓の充填状態によつて冷菓の硬さを変化させ
ることを必要とする場合もある。たとえば、容器
にオーバーランを有する冷菓を充填し、落し蓋を
して、平面状に充填する、いわゆるカツプものの
充填をするのに適した硬さに調整して、運転した
後、コーンカツプに盛り上げた状態に充填する、
いわゆるコーンものの充填をする場合には、オー
バーランを有する冷菓のカツプものの充填をする
のに適した硬さとコーンものの充填をするのに適
した硬さが異なり、コーンものの充填をするのに
適した硬さは、その盛り上げた形を保持するため
に、カツプものの充填をするのに適した硬さより
もやや硬めの硬さであるから、このような場合に
は、オーバーランを有する冷菓の製造過程におい
て製品のオーバーランを有する冷菓の硬さを製品
の充填方法に応じて変化させることを必要とす
る。しかしながらカツプものの充填をしている時
に、オーバーランを有する冷菓の硬さが変動して
硬くなると、オーバーランを有する冷菓を容器に
充填した後に蓋を被せたときに、平面状になり難
いこともあり、またコーンものの充填をしている
時にオーバーランを有する冷菓の硬さが軟らかく
なると、その保形性が低下することがあるから、
これまでのオーバーランを有する冷菓の連続的製
造においては、オーバーランを有する冷菓の硬さ
を一定の状態に保持するために種々の手段が採ら
れてきた。 これまでのオーバーランを有する冷菓の一般的
な製造法として、第1図のフローシートに示す方
法が知られている。第1図において、冷菓原料液
タンク7から供給ライン1を通つて供給される冷
菓原料液に、圧縮気体の供給ライン2から供給さ
れる圧縮気体を吹き込んで、気泡を冷菓原料液に
分散し、この気泡を含む冷菓原料液を、内部にか
き取りブレード13、および外部に冷却ジヤケツ
ト23を有する連続式フリーザー3に入れ、冷菓
原料液の冷却撹拌を行なつて、気泡を微細化する
とともに微細な氷の結晶を形成させて、オーバー
ランを有する冷菓とするが、連続式フリーザー3
の冷却能力は、冷却ジヤケツトの冷媒の戻りバル
ブ6の開閉によつて調整されていた。すなわち連
続式フリーザー3から排出されるオーバーランを
有する冷菓の硬さを監視者の目視により観察し、
オーバーランを有する冷菓が硬くなつたときは、
監視者の手動操作によつて戻りバルブ6の開度を
小さくして、連続式フリーザー3の冷却能力を小
さくして、オーバーランを有する冷菓の温度を上
昇させ、それによつてオーバーランを有する冷菓
を軟らかくし、これとは逆にオーバーランを有す
る冷菓が軟らかくなつたときは、監視者の手動操
作によつて戻りバルブ6の開度を大きくして、連
続式フリーザー3の冷却能力を大きくし、オーバ
ーランを有する冷菓の温度を低下し、それによつ
てオーバーランを有する冷菓を硬くしていた。ま
たオーバーランを有する冷菓の温度を測定し、そ
の温度とオーバーランを有する冷菓の硬さを相関
させる手段および連続式フリーザー3のかき取り
ブレード13の攪拌動力を検出する手段〔ダブリ
ユー・シリーズ・コンチニユアス・アイスクリー
ム・フリーザー(W Series Continuous
IceCream Freezer)(商品名)クレパコ
(CREPACO)社(米国)製〕も知られている。 しかしながら製品のオーバーランを有する冷菓
の硬さを目視によつて判定する手段は、オーバー
ランを有する冷菓の硬さの検出をした時に、製品
の移送ラインに残つているオーバーランを有する
冷菓の硬さを調整することができず、これは適正
な硬さを有する製品とはならず、製品の歩留りの
低下の原因となり、またオーバーランを有する冷
菓の温度によつて、その硬さを調整する手段は、
オーバーランを有する冷菓の微小な温度差によつ
てその硬さが大きく変動するので、オーバーラン
を有する冷菓の硬さを適正な範囲に納まるように
することが困難であり、さらにかき取りブレード
の攪拌動力の検出による手段は、その精度が充分
でなく、またオーバーランの変動を充分に感知で
きないことにより、これまたオーバーランを有す
る冷菓の硬さを精確に適正な範囲に納まるように
することが困難であることに問題がある。 本発明者らは、アイスクリーム、ソフトクリー
ム、ラクトアイスおよびシヤーベツトなどのオー
バーランを有する冷菓について永年研究を続けて
いるが、その研究において前述の問題点のあるこ
とを見出し、さらに研究を続け、連続式フリーザ
ーの吐出部の流路に、オーバーランを有する冷菓
の硬さを検出する装置を取り付け、この装置にお
いて発生する信号によつて連続式フリーザーの冷
却能力を調整すれば、適正な硬さのオーバーラン
を有する冷菓の製造における歩留りを向上するこ
とができることを見出し、さらに連続式フリーザ
ーの吐出部の流路に物体を置くと、その物体が連
続式フリーザーから吐出されるオーバーランを有
する冷菓の流れから受ける抗力とその硬さの間に
相関関係のあることを見出し、これらの知見に基
づいて本発明に到達した。 〔発明の目的および発明の要約〕 本発明の目的は、前記の問題点を解決し、オー
バーランを有する冷菓の連続的な製造における製
品の歩留りを向上することができる製造方法およ
び製造装置を提供することにあり、詳しくは、連
続式フリーザーから吐出されるオーバーランを有
する冷菓の硬さを精確に検出しうる装置を提供す
ることにある。 本発明は、連続式フリーザーを用いて、オーバ
ーランを有する冷菓を製造する方法において、連
続式フリーザーの吐出部の流路における吐出され
るオーバーランを有する冷菓の硬さを検出するこ
と、およびこの吐出されるオーバーランを有する
冷菓の硬さに応じて連続式フリーザーの冷却能力
を調節し、それによつてオーバーランを有する冷
菓の硬さを一定の範囲内にあるように制御するこ
とを特徴とするオーバーランを有する冷菓の製造
法である。 本発明によるオーバーランを有する冷菓は、吐
出部の流路に、吐出されるオーバーランを有する
冷菓の硬さを検出する装置およびその硬さに応じ
て連続式フリーザーの冷却能力を調節する装置を
取り付けた連続式フリーザーにおいて製造され
る。この連続式フリーザーにおいて、吐出部の流
路に取り付けられた吐出されるオーバーランを有
する冷菓の硬さを検出する装置から信号を取り出
し、この信号によつて連続式フリーザーの冷却能
力を制御し、それによつて所定の範囲内の硬さの
オーバーランを有する冷菓を製造することができ
る。連続式フリーザーにおいて吐出されるオーバ
ーランを有する冷菓の硬さを検出する装置は、一
端を固定し、他端を自由端とし、吐出されるオー
バーランを有する冷菓の流れ方向に略々垂直の方
向に置かれた弾性の物体にひずみ計を取り付けた
ものであつて、オーバーランを有する冷菓の硬さ
は、弾性の物体の受ける抗力をひずみ計により検
出し、その抗力により検出される。連続式フリー
ザーの冷却能力は、連続式フリーザーの冷媒の蒸
発圧力を制御することによつて制御される。連続
式フリーザーにおける冷媒の蒸発圧力を上昇する
と、冷媒の沸とう温度、すなわち気化温度も上昇
するから、冷菓原料液の冷却温度が上昇し、それ
によつてオーバーランを有する冷菓の硬さが減少
して軟らかくなるが、連続式フリーザーにおける
冷媒の蒸発圧力を低下すると、冷媒の気化温度も
低下するから、冷菓原料液の冷却温度も低下し、
それによつてオーバーランを有する冷菓の硬さが
増大して硬くなる。 〔発明の具体的な説明〕 第2図は本発明のオーバーランを有する冷菓の
製造に使用する装置の一例である。第2図におい
て、1は冷菓原料液の供給ライン、2は圧縮気体
の供給ライン、3は連続式フリーザー、4は定量
排出ポンプ、5は冷媒の供給ライン、6は冷媒の
戻りバルブ、7は冷菓原料液タンク、8は冷菓原
料液の移送ポンプ、9は冷菓原料液の定量ポン
プ、10は冷菓原料液タンク、11は冷菓原料液
と圧縮気体の混合液を押込むポンプ、12は冷菓
原料液タンク7のバルブ、13はかき取りブレー
ド、14は冷菓原料液タンク10のバルブ、15
は断熱パイプ、16は冷菓の充填機、17は冷菓
の硬さを検出するセンサー、18は自動コントロ
ーラー、19は電空変換器、20は戻りバルブ6
の自動調整弁、そして23は連続式フリーザー3
の冷却ジヤケツトである。 第3図は連続式フリーザー3の吐出部の流路に
取り付けられたセンサーの一例であつて、第3図
アは連続式フリーザー3の吐出部の流路に取り付
けられたT字型配管内部の側面図であり、第3図
イはその正面図である。第3図において、21は
冷菓の抗力を受ける板材、22はひずみ計(スト
レンゲージ)、24はT字型配管、そして25は
ひずみ計22の電気信号を自動コントローラー1
8に送るケーブルである。 冷菓原料液は、移送ポンプ8により冷菓原料液
タンク7より引き出され、冷菓原料液の供給ライ
ン1を通つて定量ポンプ9に送られ、圧縮気体の
供給ライン2を通じて供給される圧縮気体(空気
または窒素ガス等の不活性ガス)と混合され、冷
菓原料液と圧縮気体を押込むポンプ11により連
続式フリーザー3に供給される。連続式フリーザ
ー3は冷却ジヤケツト23に供給される冷媒によ
つてその内部を冷却しており、連続式フリーザー
3に供給された冷菓原料液と圧縮気体の混合物
は、回転するかき取りブレード13により機械的
に攪拌されて微細な気泡を形成するとともに、冷
却ジヤケツト23により冷却されながら連続式フ
リーザー3の内壁からかき取られ、氷の結晶を形
成して、オーバーランを有する冷菓を形成した
後、定量排出ポンプ4により連続式フリーザー3
から排出され、断熱パイプ15を通つて充填機1
6において容器に充填されて製品化される。連続
式フリーザー3から取り出されたオーバーランを
有する冷菓は、その吐出部の流路に取り付けられ
たセンサー17において、その硬さが測定され、
センサー17から出た電気信号は自動コントロー
ラー18に受信され、電空変換器19を介して自
動調整弁20によつて冷媒の戻りバルブ9の開度
を調整して、連続式フリーザー3の冷却ジヤケツ
ト23に供給される冷媒の量を調節して、連続式
フリーザー3における冷却温度を調整し、それに
よつて連続式フリーザー3から吐出されるオーバ
ーランを有する冷菓の硬さを適正な範囲内に保持
する。連続式フリーザー3から吐出されるオーバ
ーランを有する冷菓が硬過ぎる場合は、自動調整
弁20により冷媒の戻りバルブ6の弁開度を小さ
くして、冷却ジヤケツト23における冷媒の蒸発
圧力を上昇し、それによつて連続式フリーザー3
における冷却温度を上昇して、オーバーランを有
する冷菓を軟らかくし、これとは逆に連続式フリ
ーザー3から吐出されるオーバーランを有する冷
菓が軟らか過ぎる場合は、自動調整弁20により
冷媒の戻りバルブ6の弁開度を大きくして冷却ジ
ヤケツト23における冷媒の蒸発圧力を低下し、
それによつて連続式フリーザー3における冷却温
度を低下して、オーバーランを有する冷菓を硬く
する。 冷菓の硬さを検出するセンサー17は第3図に
示される。連続式フリーザー3から吐出されるオ
ーバーランを有する冷菓はT字型配管24の直線
部分を流れるが、このオーバーランを有する冷菓
の流れに、その直角方向に冷菓の抗力を受ける物
体(板材)21が挿入されている。T字型配管2
4を流れるオーバーランを有する冷菓が硬すぎる
場合は、板材21のわん曲度が増大し、それによ
つて発生した板材21のひずみの増大がひずみ計
(ストレンゲージ)22によつて電気信号に変換
され、その電気信号はケーブル25を通じて自動
コントローラー18(図示なし)に送られ、さら
に電空変換器19(図示なし)を介して、自動調
整弁20により冷媒の戻りバルブ6を閉じて、連
続式フリーザー3の冷却温度を高くし、それによ
つてオーバーランを有する冷菓の硬さを減少す
る。これとは逆に、T字型配管24を流れるオー
バーランを有する冷菓の硬さが小さい(すなわち
軟らか過ぎる)場合は、板材21のわん曲度が減
少し、それによつて発生する板材21のひずみの
減少がひずみ計(ストレンゲージ)22によつて
電気信号に変換され、その電気信号はケーブル2
5を通じて自動コントローラー18(図示なし)
に送られ、さらに電空変換器19(図示なし)を
介して自動調整弁20により冷媒の戻りバルブ6
を開いて、連続式フリーザー3の冷却温度を低く
し、それによつてオーバーランを有する冷菓の硬
さを増大する。 これらの装置において、自動コントローラー1
8における電気信号の発生を予め調整すれば、連
続式フリーザー3から吐出されるオーバーランを
有する冷菓の硬さを所望の範囲内に調整すること
ができる。 また冷菓原料液のタンク内の冷菓原料液が使い
尽された場合、そのバルブ12を閉じると同時に
冷菓原料液のタンク10のバルブ14を開いて、
冷菓原料液を冷菓原料液のタンク10からの供給
に切り換えるとともに冷菓原料液を冷菓原料液の
タンク7に貯留し、冷菓原料液のタンク10の冷
菓原料液が使い尽された場合は、これとは逆にし
て、冷菓原料液を冷菓原料液のタンク7から供給
し、この冷菓原料液の供給および貯留を繰り返す
ことによつて、オーバーランを有する冷菓の製造
を途切れることなく、連続して行なう。 連続式フリーザー3から吐出されるオーバーラ
ンを有する冷菓の硬さは、連続式フリーザー3か
ら吐出されるオーバーランを有する冷菓の流れに
物体を置いた時に、その物体の受ける抗力によつ
て測定することができる。すなわち、その物体の
受ける抗力が大きい場合は、連続式フリーザー3
から吐出されるオーバーランを有する冷菓が硬
く、そしてその物体の受ける抗力が小さい場合
は、連続式フリーザー3から吐出されるオーバー
ランを有する冷菓は軟らかい。したがつて本発明
における冷菓の硬さを検出するセンサー17は、
流動するアイスクリームの硬さを検出しうるもの
であれば、いかなるものであつても、これを使用
することができ、また前記の第3図に示したもの
の他に、流動する液状物の中に物体を置いた時の
その物体の受ける抗力を測定しうるものであれ
ば、いかなるものであつても、これを使用するこ
とができる。さらに第3図の装置において、連続
式フリーザー3から吐出されるオーバーランを有
する冷菓の流れの抗力を受ける物体(板材)22
は、オーバーランを有する冷菓の硬さによつてそ
のひずみが変化するものであれば、いかなる材質
のものであつてもよいが、通常幅10mm、厚さ1.2
mmのステンレスの板材を使用するのが好ましい。 また連続式フリーザー3の冷却能力を調整すれ
ば、連続式フリーザー3から吐出される冷菓の硬
さを調整することができるから、連続式フリーザ
ー3において、その冷却能力を調整する機構は、
前記の戻りバルブ6の自動調整弁20の他に、そ
の冷却能力を調整しうるいかなるものであつて
も、これを使用することができる。 以下において、第2図および第3図に示された
装置を使用して冷菓を製造した場合の試験例およ
び実施例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明す
る。 試験例 1 この試験は、連続式フリーザーから吐出される
アイスクリームの流れの中に物体を置いた場合に
その物体が受ける抗力とアイスクリームの硬さの
関係を知るために行なわれた。 (1) アイスクリームミツクスの調製 乳製品32重量部、糖類6重量部を水51重量部
に溶解した。これとは別に、乳化安定剤0.5重
量部を水2.5重量部に加え、70〜75℃に加温し、
5分以上攪拌した後、これに加温溶融した油脂
8重量部を加え、さらに前記で得た乳製品溶液
を加え、60℃に加温し、得られた混合液を85℃
において15秒間加熱して殺菌した後、150Kg/
cm2の圧力において均質化し、これを貯蔵タンク
に移送し、6℃に冷却した。これを貯蔵タンク
において一夜エージングして、アイスクリーム
ミツクスを得た。 (2) アイスクリーム製造装置 幅10mm、厚さ1.2mmおよび長さ65mmのステン
レス製板材22の先端から60mmの位置に、表裏
各2枚のひずみ計(形式:KFC−1−C1−16、
協和電業社製)を取り付け、これを径1/2イン
チのステンレス製IDF規格のサニタリー配管の
T字型配管に取り付け、ひずみ計にケーブル2
5を取り付けて、冷菓の硬さを検出するセンサ
ー17とし、これを第2図に示す装置の連続式
フリーザー3の吐出部の流路に取り付けて、ア
イスクリームの製造装置とした。 (3) アイスクリームの製造 アイスクリームの製造装置の冷菓原料液タン
ク7および10に(1)で得たアイスクリームミツ
クスを入れ、バルブ12を開いてアイスクリー
ムミツクスを450/hrの流量において連続式
フリーザー3に供給し、内圧4.5Kg/cm2、入口
部のアイスクリームミツクス温度6℃およびオ
ーバーラン100%において、アイスクリームを
製造した。 冷菓原料液タンク7のアイスクリームミツク
スを消費した時に、そのバルブ12を閉じると
ともに、冷菓原料液タンク10のバルブ14を
開いてアイスクリームミツクスの供給を冷菓原
料液タンク10に切り換えて、アイスクリーム
の製造を続行した。 (4) 試験方法 上記のアイスクリームの調製において、自動
コントローラー20の弁開度を手動操作により
操作して、連続式フリーザーの冷却ジヤケツト
における冷媒の蒸発圧力を第1表に示すとおり
に変化させ、その時のアイスクリームの硬さを
判定するとともに、その時の冷菓の硬さを検出
するセンサー17の出力を読み取つた。 (5) 試験の結果 第1表に示すとおりであつた。
連続式フリーザーから吐出されるオーバーラン
を有する冷菓の硬さの変動を連続式フリーザーの
吐出部の流路において検出することができるか
ら、オーバーランを有する冷菓の硬さの調整を早
く行なうことができ、またオーバーランを有する
冷菓の硬さの変動を好ましくない範囲に到るまで
の前兆の段階において検出することができるか
ら、オーバーランを有する冷菓の硬さの調整をそ
の前兆の段階で開始することができ、それによつ
て望ましくない硬さのオーバーランを有する冷菓
の製造を予防することができる。 このために、本発明によると製品の歩留りを向
上することができる。 本発明によると、品質(硬さ)の一定した製品
を大量に生産することもできる。
を有する冷菓の硬さの変動を連続式フリーザーの
吐出部の流路において検出することができるか
ら、オーバーランを有する冷菓の硬さの調整を早
く行なうことができ、またオーバーランを有する
冷菓の硬さの変動を好ましくない範囲に到るまで
の前兆の段階において検出することができるか
ら、オーバーランを有する冷菓の硬さの調整をそ
の前兆の段階で開始することができ、それによつ
て望ましくない硬さのオーバーランを有する冷菓
の製造を予防することができる。 このために、本発明によると製品の歩留りを向
上することができる。 本発明によると、品質(硬さ)の一定した製品
を大量に生産することもできる。
第1図は、オーバーランを有する冷菓の従来法
による製造のプロセスの工程図であり、第2図
は、オーバーランを有する冷菓の本発明による製
造のプロセスの工程図である。第3図は、本発明
の連続式フリーザーの吐出部の流路におけるオー
バーランを有する冷菓の硬さを検出するセンサー
の図面であつて、そのアは、このセンサーの内部
の断面を示す側面図であり、そのイは、このセン
サーの内部の断面を示す正面図である。第4図
は、試験例2の試験の結果を示す図表である。 〔図面符号の説明〕、1:冷菓原料液の供給ラ
イン、2:圧縮気体の供給ライン、3:連続式フ
リーザー、4:定量排出ポンプ、5:冷媒の供給
ライン、6:冷媒の戻りバルブ、7:冷菓原料液
タンク、8:冷菓原料液の移送ポンプ、9:冷菓
原料液の定量ポンプ、10:冷菓原料液タンク、
11:冷菓原料液と圧縮気体を押し込むポンプ、
12:バルブ、13:かき取りブレード、14:
バルブ、15:断熱パイプ、16:冷菓の充填
機、17:冷菓の硬さを検出するセンサー、1
8:自動コントローラー、19:電空変換器、2
0:戻りバルブ6の自動調整弁、21:冷菓の抗
体を受ける物体(板材)、22:ひずみ計(スト
レンゲージ)、23:冷却ジヤケツト、24:T
字型配管、25:ケーブル。
による製造のプロセスの工程図であり、第2図
は、オーバーランを有する冷菓の本発明による製
造のプロセスの工程図である。第3図は、本発明
の連続式フリーザーの吐出部の流路におけるオー
バーランを有する冷菓の硬さを検出するセンサー
の図面であつて、そのアは、このセンサーの内部
の断面を示す側面図であり、そのイは、このセン
サーの内部の断面を示す正面図である。第4図
は、試験例2の試験の結果を示す図表である。 〔図面符号の説明〕、1:冷菓原料液の供給ラ
イン、2:圧縮気体の供給ライン、3:連続式フ
リーザー、4:定量排出ポンプ、5:冷媒の供給
ライン、6:冷媒の戻りバルブ、7:冷菓原料液
タンク、8:冷菓原料液の移送ポンプ、9:冷菓
原料液の定量ポンプ、10:冷菓原料液タンク、
11:冷菓原料液と圧縮気体を押し込むポンプ、
12:バルブ、13:かき取りブレード、14:
バルブ、15:断熱パイプ、16:冷菓の充填
機、17:冷菓の硬さを検出するセンサー、1
8:自動コントローラー、19:電空変換器、2
0:戻りバルブ6の自動調整弁、21:冷菓の抗
体を受ける物体(板材)、22:ひずみ計(スト
レンゲージ)、23:冷却ジヤケツト、24:T
字型配管、25:ケーブル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 連続式フリーザーを用いてオーバーランを有
する冷菓を製造する方法において、連続式フリー
ザーの吐出部の流路における吐出されるオーバー
ランを有する冷菓の硬さを検出すること、および
この吐出されるオーバーランを有する冷菓の硬さ
に応じて連続式フリーザーの冷却能力を調節し、
それによつてオーバーランを有する冷菓の硬さを
一定の範囲内にあるように制御することを特徴と
するオーバーランを有する冷菓の製造法。 2 連続式フリーザーの吐出部の流路における吐
出されるオーバーランを有する冷菓の硬さが、連
続式フリーザーの吐出部の流路に、一端を固定
し、他端を自由端とし、吐出されるオーバーラン
を有する冷菓の流れの方向に略々垂直の方向に置
かれた物体に生じるひずみによつて検出され、そ
して連続式フリーザーの冷却能力が、連続式フリ
ーザーの冷媒の蒸発圧力によつて制御されること
を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のオー
バーランを有する冷菓の製造法。 3 オーバーランを有する冷菓が、アイスクリー
ムであることを特徴とする特許請求の範囲第1項
または第2項に記載のオーバーランを有する冷菓
の製造法。 4 吐出部の流路に、吐出されるオーバーランを
有する冷菓の硬さを検出する装置およびその硬さ
に応じて連続式フリーザーの冷却能力を調節する
装置を取り付けたことを特徴とするオーバーラン
を有する冷菓を製造するための連続式フリーザ
ー。 5 吐出されるオーバーランを有する冷菓の硬さ
を検出する装置が、一端を固定し、他端を自由端
とし、吐出されるオーバーランを有する冷菓の流
れに略々垂直の方向に置かれた物体にひずみ計を
取り付けたものであつて、オーバーランを有する
冷菓の硬さが、前記の物体の受ける抗力を検出す
るひずみ計によつて検出されるものであることを
特徴とする特許請求の範囲第4項に記載のオーバ
ーランを有する冷菓を製造するための連続式フリ
ーザー。 6 連続式フリーザーの冷却能力を調節する装置
が、吐出部の流路に取り付けられた吐出されるオ
ーバーランを有する冷菓の硬さを検出する装置か
らの信号によつて制御されるものであることを特
徴とする特許請求の範囲第4項または第5項に記
載のオーバーランを有する冷菓を製造するための
連続式フリーザー。 7 連続式フリーザーの冷却能力を調節する装置
が、冷媒の蒸発圧力を調整する装置、およびこの
冷媒の蒸発圧力を調整する装置を前記の吐出部の
流路に取り付けられた吐出されるオーバーランを
有する冷菓の硬さを検出する装置からの信号によ
つて制御する制御装置からなることを特徴とする
特許請求の範囲第4項ないし第6項のいずれかに
記載のオーバーランを有する冷菓を製造するため
の連続式フリーザー。 8 吐出部の流路に取り付けられたオーバーラン
を有する冷菓の硬さを検出する装置が、足部分を
閉塞し、両翼部分を開口するT字型配管、このT
字型配管の足部分の閉塞部に一端を固定し、この
T字型配管の両翼部分の通路に延びた他端を自由
端とする弾性板材、および弾性板材に取り付けら
れたひずみ計からなるセンサーであることを特徴
とする特許請求の範囲第4項ないし第7項のいず
れかに記載のオーバーランを有する冷菓を製造す
るための連続式フリーザー。 9 弾性板材が、ステンレス板であることを特徴
とする特許請求の範囲第8項に記載のオーバーラ
ンを有する冷菓を製造するための連続式フリーザ
ー。 10 連続式フリーザーが、複数の原料液供給タ
ンクに接続されていることを特徴とする特許請求
の範囲第4項ないし第9項のいずれかに記載のオ
ーバーランを有する冷菓を製造するための連続式
フリーザー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21030385A JPS6274245A (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | オ−バ−ランを有する冷菓の連続式製造法およびその製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21030385A JPS6274245A (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | オ−バ−ランを有する冷菓の連続式製造法およびその製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6274245A JPS6274245A (ja) | 1987-04-06 |
| JPS6324659B2 true JPS6324659B2 (ja) | 1988-05-21 |
Family
ID=16587168
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21030385A Granted JPS6274245A (ja) | 1985-09-25 | 1985-09-25 | オ−バ−ランを有する冷菓の連続式製造法およびその製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6274245A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63240757A (ja) * | 1987-03-30 | 1988-10-06 | Natl Food Res Inst | 新規な食品素材 |
| US7261913B2 (en) | 2003-07-07 | 2007-08-28 | Dreyer's Ice Cream, Inc. | Aerated frozen suspension with adjusted creaminess and scoop ability based on stress-controlled generation of superfine microstructures |
| US7655265B2 (en) | 2003-07-07 | 2010-02-02 | Nestec S.A. | Process control scheme for cooling and heating compressible compounds |
| JP5765735B2 (ja) * | 2011-10-06 | 2015-08-19 | 株式会社イズミフードマシナリ | 冷菓製造装置の運転方法 |
| CN109938153A (zh) * | 2019-02-21 | 2019-06-28 | 湖北广绅电器股份有限公司 | 一种冰淇淋机的口感维持方法 |
-
1985
- 1985-09-25 JP JP21030385A patent/JPS6274245A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6274245A (ja) | 1987-04-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |