JPS6325192B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6325192B2 JPS6325192B2 JP52097316A JP9731677A JPS6325192B2 JP S6325192 B2 JPS6325192 B2 JP S6325192B2 JP 52097316 A JP52097316 A JP 52097316A JP 9731677 A JP9731677 A JP 9731677A JP S6325192 B2 JPS6325192 B2 JP S6325192B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction
- pressure
- chamber
- hole
- compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、車両空調用の圧縮機に関するもので
ある。
ある。
第12図は蒸気圧縮式冷凍法の冷凍サイクルを
示しており、この冷凍サイクルの作用は次の通り
である。すなわち、圧縮機101を出た高圧の圧
縮ガス(冷媒)は凝縮機102で冷却されて液化
したのち受液器103にためられる。液化された
冷媒は膨張弁104によつてその流量を制御され
るとともに、蒸発し易い状態にまで圧力を低下さ
れたのち、蒸発器105内で蒸発し、このときの
蒸発熱によつて回りの空気(車室内の空気)を冷
却する。そして蒸発器105内で気化した冷媒は
圧縮機101に吸入され、以下上記作用が繰り返
される。このような冷凍サイクルを行う蒸気圧縮
式冷凍法においては、冷房負荷の小さいとき、す
なわち車室内温度が低下したときには、蒸発器1
05内の冷媒の圧力および温度が低下しそれに伴
い蒸発器105が氷着現象を起して性能が低下す
るという不具合を生ずることがある。そのため、
従来はこのような不具合を除去すべく次のような
対策を講じている。
示しており、この冷凍サイクルの作用は次の通り
である。すなわち、圧縮機101を出た高圧の圧
縮ガス(冷媒)は凝縮機102で冷却されて液化
したのち受液器103にためられる。液化された
冷媒は膨張弁104によつてその流量を制御され
るとともに、蒸発し易い状態にまで圧力を低下さ
れたのち、蒸発器105内で蒸発し、このときの
蒸発熱によつて回りの空気(車室内の空気)を冷
却する。そして蒸発器105内で気化した冷媒は
圧縮機101に吸入され、以下上記作用が繰り返
される。このような冷凍サイクルを行う蒸気圧縮
式冷凍法においては、冷房負荷の小さいとき、す
なわち車室内温度が低下したときには、蒸発器1
05内の冷媒の圧力および温度が低下しそれに伴
い蒸発器105が氷着現象を起して性能が低下す
るという不具合を生ずることがある。そのため、
従来はこのような不具合を除去すべく次のような
対策を講じている。
クラツチサイクル方式
この方式は、蒸発器通過後の空気温度を検知し
て圧力スイツチ106をON、OFFすることによ
り、空気温度の高低に対応して圧縮機101の電
磁クラツチ107を継断するようにしたもの、す
なわち冷房負荷が小さくなつたときには圧縮機1
01を一時的に休止させるようにしたものである
が、この方式の場合は電磁クラツチ107の使用
頻度が高いために該クラツチ107の寿命を縮め
易く、また電磁クラツチ107を継いだときのシ
ヨツクで走行フイーリングが悪い等の問題があ
る。
て圧力スイツチ106をON、OFFすることによ
り、空気温度の高低に対応して圧縮機101の電
磁クラツチ107を継断するようにしたもの、す
なわち冷房負荷が小さくなつたときには圧縮機1
01を一時的に休止させるようにしたものである
が、この方式の場合は電磁クラツチ107の使用
頻度が高いために該クラツチ107の寿命を縮め
易く、また電磁クラツチ107を継いだときのシ
ヨツクで走行フイーリングが悪い等の問題があ
る。
EPR(蒸発圧力調整器)サイクル方式
この方式は、蒸発器105の出口に蒸発圧力調
整器108を設け、冷房負荷が小さくなつたとき
には蒸発圧力調整器108により冷媒の流量を絞
つて蒸発器105内の冷媒の圧力を設定圧(約2
Kg/cm2)に保つようにしたものである。すなわ
ち、第13図は蒸発圧力調整器108を示してお
り、冷房負荷が大きく、蒸発器105内の圧力が
比較的高いときには通孔109の前後の圧力差に
より絞り弁110が通孔109を大きく開放して
いるため、蒸発器105から出た冷媒は通孔10
9を通つて圧縮機101側へ流れるが、冷房負荷
が小さくなつて、蒸発器105内の圧力が低下す
ると、スプリング111により絞り弁110が通
孔109を閉止する向きに移動するため、蒸発器
105内の圧力が設定値以下にならないように制
御される。ただし、絞り弁110が閉じても回路
が完全に遮断されないようバイパス通路112が
設けられており、わずかに冷媒は流れる。
整器108を設け、冷房負荷が小さくなつたとき
には蒸発圧力調整器108により冷媒の流量を絞
つて蒸発器105内の冷媒の圧力を設定圧(約2
Kg/cm2)に保つようにしたものである。すなわ
ち、第13図は蒸発圧力調整器108を示してお
り、冷房負荷が大きく、蒸発器105内の圧力が
比較的高いときには通孔109の前後の圧力差に
より絞り弁110が通孔109を大きく開放して
いるため、蒸発器105から出た冷媒は通孔10
9を通つて圧縮機101側へ流れるが、冷房負荷
が小さくなつて、蒸発器105内の圧力が低下す
ると、スプリング111により絞り弁110が通
孔109を閉止する向きに移動するため、蒸発器
105内の圧力が設定値以下にならないように制
御される。ただし、絞り弁110が閉じても回路
が完全に遮断されないようバイパス通路112が
設けられており、わずかに冷媒は流れる。
ところが上記方式の場合は、蒸発圧力調整器1
08によつて冷媒の流量が絞られただけであるの
で、冷媒は僅かではあるが流れている。従つて、
蒸発圧力調整器108から圧縮機101へ流れる
冷媒の圧力および温度が非常に低い状態のものが
流れることになり、そのため前記冷媒が蒸発器1
05近傍の蒸発器圧力調整器108から圧縮機1
01へ、さらに圧縮機101内いの吸入通路を流
れる際に熱を受け易く、過熱度の割合が高くな
る。すなわち、圧縮機101の圧縮室に吸入され
る冷媒は非常に過熱度の高いものとなる。その結
果、吐出温度が高められ同時に圧縮機温度も高く
なつて焼き付きを起こし易くなり、また、圧縮機
101の吸入側と吐出側との温度差が非常に大き
くなつて歪みを生起するなどの問題がある。
08によつて冷媒の流量が絞られただけであるの
で、冷媒は僅かではあるが流れている。従つて、
蒸発圧力調整器108から圧縮機101へ流れる
冷媒の圧力および温度が非常に低い状態のものが
流れることになり、そのため前記冷媒が蒸発器1
05近傍の蒸発器圧力調整器108から圧縮機1
01へ、さらに圧縮機101内いの吸入通路を流
れる際に熱を受け易く、過熱度の割合が高くな
る。すなわち、圧縮機101の圧縮室に吸入され
る冷媒は非常に過熱度の高いものとなる。その結
果、吐出温度が高められ同時に圧縮機温度も高く
なつて焼き付きを起こし易くなり、また、圧縮機
101の吸入側と吐出側との温度差が非常に大き
くなつて歪みを生起するなどの問題がある。
本発明は、冷房負荷の大小に応じて能力を変化
させることができ、特に冷房負荷の小さいときに
おける蒸発器内の冷媒の圧力および温度の低下を
防止できる新規な圧縮機を提供し、上述した従来
方式の不具合を除去しようとするものである。
させることができ、特に冷房負荷の小さいときに
おける蒸発器内の冷媒の圧力および温度の低下を
防止できる新規な圧縮機を提供し、上述した従来
方式の不具合を除去しようとするものである。
以下、本発明を具体化した図示の実施例につい
て詳述する。まず、ベーン式圧縮機に実施した第
1の実施例を第1図〜第5図を参照して説明す
る。図において1Fはフロントハウジング、1C
はセンタハウジング、1Rはリヤハウジングをそ
れぞれ示している。2F,2Rは円盤状に形成さ
れたフロント側およびリヤ側のエンドプレート
で、両エンドプレート2F,2Rはセンタハウジ
ング1Cの端面に密接された状態でそのボス部が
フロントハウジング1F、リヤハウジング1R内
に軸受3を介して回転可能に支持れるとともに、
ハウジング中心から適当に偏心した位置に貫挿さ
れた駆動軸4に嵌着されている。センタハウジン
グ1Cと両エンドプレート2F,2Rとで囲まれ
る円形空間内には中空筒状のロータ5がその外周
面の一部をセンタハウジング1Cの内周面の一部
と接するようにハウジングに対し偏心(エンドプ
レートおよび駆動軸とは同心)して収容され、そ
してこのロータ5の外周面とセンタハウジング1
Cの内周面と両エンドプレート2F,2Rとで囲
まれた空間が冷媒ガスの圧縮室6とされている。
なお、ロータ5は通しボルト(図示しない)によ
りエンドプレート2F,2Rに固着されている。
て詳述する。まず、ベーン式圧縮機に実施した第
1の実施例を第1図〜第5図を参照して説明す
る。図において1Fはフロントハウジング、1C
はセンタハウジング、1Rはリヤハウジングをそ
れぞれ示している。2F,2Rは円盤状に形成さ
れたフロント側およびリヤ側のエンドプレート
で、両エンドプレート2F,2Rはセンタハウジ
ング1Cの端面に密接された状態でそのボス部が
フロントハウジング1F、リヤハウジング1R内
に軸受3を介して回転可能に支持れるとともに、
ハウジング中心から適当に偏心した位置に貫挿さ
れた駆動軸4に嵌着されている。センタハウジン
グ1Cと両エンドプレート2F,2Rとで囲まれ
る円形空間内には中空筒状のロータ5がその外周
面の一部をセンタハウジング1Cの内周面の一部
と接するようにハウジングに対し偏心(エンドプ
レートおよび駆動軸とは同心)して収容され、そ
してこのロータ5の外周面とセンタハウジング1
Cの内周面と両エンドプレート2F,2Rとで囲
まれた空間が冷媒ガスの圧縮室6とされている。
なお、ロータ5は通しボルト(図示しない)によ
りエンドプレート2F,2Rに固着されている。
ロータ5には本実施例では4枚のベーン7が等
間隔で放射状にかつ摺動可能に設けられ、各ベー
ン7は外端部がセンタハウジング1Cの内周面と
良好に密接するように、ロータ5の筒孔5a内に
収容された弾性リング8により内端部を弾性的に
支持されている。9はフロントハウジング1Fと
フロント側のエンドプレート2Fとで囲まれた低
圧室、また10はリヤハウジング1Rとリヤ側の
エンドプレート2Rとで囲まれた低圧室であり、
両低圧室9,10はそれぞれセンタハウジング1
Cに形成されかつ帰還冷媒の吸入孔11を有する
吸入室12と連通孔13を介して連通されてい
る。また、吸入室12は前記圧縮室6と吸入口1
4を介して連通されている。15は吐出バルブを
示し、16は吐出孔を示している。なお、圧縮室
6におけるブローバイガスは図示矢印の如くベー
ン7の摺動面を経てロータ5の筒孔5a内に流出
したのち、両エンドプレート2F,2Rの駆動軸
4との嵌合面の一部に形成された通溝17を経て
フロントおよびリヤの低圧室9,10内へ流れ、
さらにその後は前記連通孔13を経て吸入室12
内に流入するようになつており、従つて低圧室
9,10と吸入室13の圧力はほとんど等しい。
間隔で放射状にかつ摺動可能に設けられ、各ベー
ン7は外端部がセンタハウジング1Cの内周面と
良好に密接するように、ロータ5の筒孔5a内に
収容された弾性リング8により内端部を弾性的に
支持されている。9はフロントハウジング1Fと
フロント側のエンドプレート2Fとで囲まれた低
圧室、また10はリヤハウジング1Rとリヤ側の
エンドプレート2Rとで囲まれた低圧室であり、
両低圧室9,10はそれぞれセンタハウジング1
Cに形成されかつ帰還冷媒の吸入孔11を有する
吸入室12と連通孔13を介して連通されてい
る。また、吸入室12は前記圧縮室6と吸入口1
4を介して連通されている。15は吐出バルブを
示し、16は吐出孔を示している。なお、圧縮室
6におけるブローバイガスは図示矢印の如くベー
ン7の摺動面を経てロータ5の筒孔5a内に流出
したのち、両エンドプレート2F,2Rの駆動軸
4との嵌合面の一部に形成された通溝17を経て
フロントおよびリヤの低圧室9,10内へ流れ、
さらにその後は前記連通孔13を経て吸入室12
内に流入するようになつており、従つて低圧室
9,10と吸入室13の圧力はほとんど等しい。
18は圧縮室6内の冷媒ガスの一部が吸入室1
2へ逃げることを可能とするために、センタハウ
ジング1Cに設けられた逃し通路であり、圧縮行
程の始点近くに設けられている。逃し通路18
は、フロント側とリヤ側との両低圧室9,10を
連通する如く貫設された円形の横孔19と、この
横孔19を圧縮室6に連通させる逃し孔20と、
横孔19を吸入室13に連通させる通孔21とか
らなり、逃し孔20と通孔21とは同一線上に配
設されている。そして、前記逃し通路18におけ
る横孔19内には該通路18を冷房負荷に対応し
て開閉することにより圧縮機の能力、換言すれば
冷房能力を変化させるための吸入圧力調整器22
が組み込まれている。すなわち、吸入圧力調整器
22は一端にねじ23を有しこのねじ23により
センタハウジング1Cに固定された伸縮自在なベ
ローズ24と、横孔19内に摺動可能に嵌入され
るとともに一端がベローズ24の他端に当接また
は固着されかつ他端がリヤ側の低圧室10と対面
しているスプール25とから構成されており、そ
して吸入圧力、すなわち低圧室10内の圧力が設
定圧(約2Kg/cm2)以上のときには、該圧力によ
つてスプール25がベローズ24を縮めて図示左
方へ移動しその大径部25aにより逃し孔20お
よび通孔21を閉止し、また吸入圧力が設定圧以
下のときには、ベローズ24の伸びによつて図示
右方へ移動してその小径部25bにより逃し孔2
0と通孔21とを開放するように設定されてい
る。なお、ベローズ24を伸張させる手段として
はベローズ24内に一定圧力のガスを封入しても
よく、またベローズ自体に復元力を持たせ中を真
空としてもよい。また、吸入圧力に対するベロー
ズ24の伸張力は前記ねじ23のねじ込み量を加
減することにより簡単に調整できる。なお、スプ
ール25の移動量はねじ23とスプール25間に
介在したスリーブ26aと、横孔19の端部に設
けたストツパ26bとにより規制されている。
2へ逃げることを可能とするために、センタハウ
ジング1Cに設けられた逃し通路であり、圧縮行
程の始点近くに設けられている。逃し通路18
は、フロント側とリヤ側との両低圧室9,10を
連通する如く貫設された円形の横孔19と、この
横孔19を圧縮室6に連通させる逃し孔20と、
横孔19を吸入室13に連通させる通孔21とか
らなり、逃し孔20と通孔21とは同一線上に配
設されている。そして、前記逃し通路18におけ
る横孔19内には該通路18を冷房負荷に対応し
て開閉することにより圧縮機の能力、換言すれば
冷房能力を変化させるための吸入圧力調整器22
が組み込まれている。すなわち、吸入圧力調整器
22は一端にねじ23を有しこのねじ23により
センタハウジング1Cに固定された伸縮自在なベ
ローズ24と、横孔19内に摺動可能に嵌入され
るとともに一端がベローズ24の他端に当接また
は固着されかつ他端がリヤ側の低圧室10と対面
しているスプール25とから構成されており、そ
して吸入圧力、すなわち低圧室10内の圧力が設
定圧(約2Kg/cm2)以上のときには、該圧力によ
つてスプール25がベローズ24を縮めて図示左
方へ移動しその大径部25aにより逃し孔20お
よび通孔21を閉止し、また吸入圧力が設定圧以
下のときには、ベローズ24の伸びによつて図示
右方へ移動してその小径部25bにより逃し孔2
0と通孔21とを開放するように設定されてい
る。なお、ベローズ24を伸張させる手段として
はベローズ24内に一定圧力のガスを封入しても
よく、またベローズ自体に復元力を持たせ中を真
空としてもよい。また、吸入圧力に対するベロー
ズ24の伸張力は前記ねじ23のねじ込み量を加
減することにより簡単に調整できる。なお、スプ
ール25の移動量はねじ23とスプール25間に
介在したスリーブ26aと、横孔19の端部に設
けたストツパ26bとにより規制されている。
本実施例は上述のように構成したものであり、
以下その作用を説明する。駆動軸4と共にエンド
プレート2F,2R、ロータ5およびベーン7が
回転されると、蒸発器105から吸入室12に帰
還した冷媒ガスは吸入口14より圧縮室6内に吸
入されるとともにベーン7により圧縮されて吐出
孔16より高圧の圧縮ガスとして凝縮機102側
へ送り出される。
以下その作用を説明する。駆動軸4と共にエンド
プレート2F,2R、ロータ5およびベーン7が
回転されると、蒸発器105から吸入室12に帰
還した冷媒ガスは吸入口14より圧縮室6内に吸
入されるとともにベーン7により圧縮されて吐出
孔16より高圧の圧縮ガスとして凝縮機102側
へ送り出される。
この場合、冷房負荷が大きく吸入圧力が設定圧
以上のときには低圧室10内の圧力も設定圧より
も高いため、前述したようにスプール25が逃し
孔20および通孔21を閉止しており、従つて圧
縮機は普通に運転されその能力を充分に発揮す
る。
以上のときには低圧室10内の圧力も設定圧より
も高いため、前述したようにスプール25が逃し
孔20および通孔21を閉止しており、従つて圧
縮機は普通に運転されその能力を充分に発揮す
る。
しかるに、冷房負荷が小さくなりそれに伴い吸
入圧力が低下して設定圧以下になつたときには、
低圧室10内の圧力も設定圧以下に低下するた
め、ベローズ24が伸張しスプール25が図示右
方へ移動して逃し孔20および通孔21を開放す
る(第4図および第5図参照)。従つて、圧縮室
6と吸入室12とが連通され、圧縮室6内の冷媒
ガスの一部が圧縮行程の初期の段階において吸入
室12へ逃げることになる。このため、圧縮機の
能力が低下し、蒸発器105側からの冷媒ガスの
吸入量が減少して吸入圧力の低下が防止される。
入圧力が低下して設定圧以下になつたときには、
低圧室10内の圧力も設定圧以下に低下するた
め、ベローズ24が伸張しスプール25が図示右
方へ移動して逃し孔20および通孔21を開放す
る(第4図および第5図参照)。従つて、圧縮室
6と吸入室12とが連通され、圧縮室6内の冷媒
ガスの一部が圧縮行程の初期の段階において吸入
室12へ逃げることになる。このため、圧縮機の
能力が低下し、蒸発器105側からの冷媒ガスの
吸入量が減少して吸入圧力の低下が防止される。
すなわち、本実施例の圧縮機は圧縮室6と吸入
室12とを逃し通路18によつて連通し、該連通
18を吸入圧力調整器22により吸入圧力の大小
に応じて開閉することにより、冷房負荷に応じて
圧縮機の能力を変化させて吸入圧力が必要以上に
低下しないようにしたものであり、冷房負荷が小
さいときにおける逃し孔20に開度は吸入圧力が
設定圧を大きく下回ることのないように自動的に
バランスされる。
室12とを逃し通路18によつて連通し、該連通
18を吸入圧力調整器22により吸入圧力の大小
に応じて開閉することにより、冷房負荷に応じて
圧縮機の能力を変化させて吸入圧力が必要以上に
低下しないようにしたものであり、冷房負荷が小
さいときにおける逃し孔20に開度は吸入圧力が
設定圧を大きく下回ることのないように自動的に
バランスされる。
なお、上述の実施例ではエンドプレート2F,
2Rとロータ5とを一体状とした形式のベーン式
圧縮機について説明したが、別体形式のものにも
適用できることは勿論である。
2Rとロータ5とを一体状とした形式のベーン式
圧縮機について説明したが、別体形式のものにも
適用できることは勿論である。
つぎに、本発明を斜板式圧縮機に実施した第2
の実施例について第6図〜第9図を参照して説明
する。まず、斜板式圧縮機について簡単に説明す
ると、図において31,31はフロント側および
リア側のシリンダブロツクであり、両シリンダブ
ロツク31,31の外端部にはそれぞれ吸入室3
2,32および吐出室33,33を有するシリン
ダブロツク34,34がバルブプレート35,3
5を介して取り付けられている。シリンダブロツ
ク31,31は円周方向に等間隔で配設された3
個のシリンダボア36と、このシリンダボア36
間に形成された吸入通路37、吐出通路38およ
び油溜室39を有しており、図示はしないが吸入
通路37は吸入室32,32と連通され、吐出通
路38は吐出室33,33と連通され、また油溜
室39は孔40によつて吸入室32,32と連通
されている。前記各シリンダボア36内にはそれ
ぞれピストン41が摺動自在に嵌入され、各ピス
トン41はシリンダブロツク31,31の中心に
貫通され軸受42,42にて支持された駆動軸4
3に取り付けられた斜板44に対し、ボール4
5,45およびシユー46,46を介して係留さ
れていて、斜板44の回転に伴いシリンダボア3
6内を往復動される。なお、47,47は吸入
口、48,48は吐出口である。
の実施例について第6図〜第9図を参照して説明
する。まず、斜板式圧縮機について簡単に説明す
ると、図において31,31はフロント側および
リア側のシリンダブロツクであり、両シリンダブ
ロツク31,31の外端部にはそれぞれ吸入室3
2,32および吐出室33,33を有するシリン
ダブロツク34,34がバルブプレート35,3
5を介して取り付けられている。シリンダブロツ
ク31,31は円周方向に等間隔で配設された3
個のシリンダボア36と、このシリンダボア36
間に形成された吸入通路37、吐出通路38およ
び油溜室39を有しており、図示はしないが吸入
通路37は吸入室32,32と連通され、吐出通
路38は吐出室33,33と連通され、また油溜
室39は孔40によつて吸入室32,32と連通
されている。前記各シリンダボア36内にはそれ
ぞれピストン41が摺動自在に嵌入され、各ピス
トン41はシリンダブロツク31,31の中心に
貫通され軸受42,42にて支持された駆動軸4
3に取り付けられた斜板44に対し、ボール4
5,45およびシユー46,46を介して係留さ
れていて、斜板44の回転に伴いシリンダボア3
6内を往復動される。なお、47,47は吸入
口、48,48は吐出口である。
上記の如く構成された斜板式圧縮機において、
シリンダブロツク31,31の軸支承部分31
a,31aには、圧縮室(この実施例ではシリン
ダボア36内の圧縮行程側)の冷媒ガスの一部
を、吸入室(この実施例ではシリンダボア36の
吸入行程側、油溜室39および斜板室49等の低
圧側)へ逃がすことを可能とするための逃し通路
50,50が設けられている。この逃し通路5
0,50は、斜板44を挾んだ前後位置において
シリンダブロツク31,31の駆動軸43との嵌
合面にそれぞれ形成された適当な大きさの横孔5
1,51と、両横孔51,51をそれぞれシリン
ダボア36に連通させる逃し孔52,52と、両
横孔51,51を油溜室39に連通させる通孔5
3,53とからなり、逃し孔52,52はピスト
ン41がトツプ位置にあるときは斜板室49と連
通される。なお、斜板室49は導油孔54によつ
て油溜室39に連通されている。しかして、逃し
通路50,50における横孔51,51内には、
前述した第1の実施例と同様に逃し通路50,5
0を開閉するためのベローズ55,55とスプー
ル56,56とからなる吸入圧力調整器57,5
7が組み込まれており、スプール56,56はそ
の端面に吸入室32,32の圧力をシリンダブロ
ツク31,31と駆動軸43との嵌合面の隙間を
通して受けている。ただし、この実施例ではスプ
ール56,56は環状に形成されており、その移
動量はベローズ55,55のねじ58,58とス
プール56,56との間に介在されたスリーブ5
9,59と、シリンダブロツク31,31に1体
に形成されたストツパ60,60とによつて規制
されている。
シリンダブロツク31,31の軸支承部分31
a,31aには、圧縮室(この実施例ではシリン
ダボア36内の圧縮行程側)の冷媒ガスの一部
を、吸入室(この実施例ではシリンダボア36の
吸入行程側、油溜室39および斜板室49等の低
圧側)へ逃がすことを可能とするための逃し通路
50,50が設けられている。この逃し通路5
0,50は、斜板44を挾んだ前後位置において
シリンダブロツク31,31の駆動軸43との嵌
合面にそれぞれ形成された適当な大きさの横孔5
1,51と、両横孔51,51をそれぞれシリン
ダボア36に連通させる逃し孔52,52と、両
横孔51,51を油溜室39に連通させる通孔5
3,53とからなり、逃し孔52,52はピスト
ン41がトツプ位置にあるときは斜板室49と連
通される。なお、斜板室49は導油孔54によつ
て油溜室39に連通されている。しかして、逃し
通路50,50における横孔51,51内には、
前述した第1の実施例と同様に逃し通路50,5
0を開閉するためのベローズ55,55とスプー
ル56,56とからなる吸入圧力調整器57,5
7が組み込まれており、スプール56,56はそ
の端面に吸入室32,32の圧力をシリンダブロ
ツク31,31と駆動軸43との嵌合面の隙間を
通して受けている。ただし、この実施例ではスプ
ール56,56は環状に形成されており、その移
動量はベローズ55,55のねじ58,58とス
プール56,56との間に介在されたスリーブ5
9,59と、シリンダブロツク31,31に1体
に形成されたストツパ60,60とによつて規制
されている。
本実施例は上述のように構成したものであり、
従つて冷房負荷が大きく吸入室32,32内の圧
力、すなわち吸入圧力が設定圧以上のときには、
該圧力によつてスプール56,56がそれぞれベ
ローズ55,55を押し縮めて移動し第8図に示
すようにその大径部56a,56aにより逃し孔
52,52および通孔53,53を閉止するた
め、圧縮機は普通に運転され充分に能力が発揮さ
れる。
従つて冷房負荷が大きく吸入室32,32内の圧
力、すなわち吸入圧力が設定圧以上のときには、
該圧力によつてスプール56,56がそれぞれベ
ローズ55,55を押し縮めて移動し第8図に示
すようにその大径部56a,56aにより逃し孔
52,52および通孔53,53を閉止するた
め、圧縮機は普通に運転され充分に能力が発揮さ
れる。
しかるに、冷房負荷が小さくなりそれに伴い吸
入圧力が設定圧以下になると、該圧力に打ち勝つ
てベローズ55,55が伸張し、それに伴いスプ
ール56,56が移動して第9図に示すようにそ
の小径部56b,56bにより逃し孔52,52
および通孔53,53を開放する。このことによ
り、フロント側およびリヤ側においてそれぞれ各
逃し孔52,52および通孔53,53は相互に
連通することとなるが、この場合3個のシリンダ
ボア66内におけるピストン41の各位置関係
は、1つがトツプ位置にあるときに、他の1つが
圧縮行程にあり、さらに他の1つが吸入行程にあ
るので、フロント側およびリヤ側においてそれぞ
れ逃し孔52,52の1つは圧縮行程のシリンダ
ボア36Aと通じ、他の1つは吸入行程のシリン
ダボア36Bと通じ、さらに他の1つは斜板室4
9と通じることになる。このため、第7図に矢印
で示す如く、圧縮行程におけるシリンダボア36
A内の冷媒ガスの一部は吸入行程のシリンダボア
36Bおよび斜板室49さらに油溜室39内へそ
れぞれ逃げ、それに伴い圧縮機の能力が低下され
かつ吸入圧力の低下が防止される。
入圧力が設定圧以下になると、該圧力に打ち勝つ
てベローズ55,55が伸張し、それに伴いスプ
ール56,56が移動して第9図に示すようにそ
の小径部56b,56bにより逃し孔52,52
および通孔53,53を開放する。このことによ
り、フロント側およびリヤ側においてそれぞれ各
逃し孔52,52および通孔53,53は相互に
連通することとなるが、この場合3個のシリンダ
ボア66内におけるピストン41の各位置関係
は、1つがトツプ位置にあるときに、他の1つが
圧縮行程にあり、さらに他の1つが吸入行程にあ
るので、フロント側およびリヤ側においてそれぞ
れ逃し孔52,52の1つは圧縮行程のシリンダ
ボア36Aと通じ、他の1つは吸入行程のシリン
ダボア36Bと通じ、さらに他の1つは斜板室4
9と通じることになる。このため、第7図に矢印
で示す如く、圧縮行程におけるシリンダボア36
A内の冷媒ガスの一部は吸入行程のシリンダボア
36Bおよび斜板室49さらに油溜室39内へそ
れぞれ逃げ、それに伴い圧縮機の能力が低下され
かつ吸入圧力の低下が防止される。
つぎに、本発明をクランク式圧縮機に実施した
第3の実施例について第10図および第11図を
参照して説明する。本実施例は竪型2気筒のもの
を示し、シリンダブロツク61(またはクランク
ケース)の上端面には吸入室62および吐出室6
3を備えたシリンダハウジング64がバルブプレ
ート65を介して固定されており、前記シリンダ
ブロツク61に形成されたシリンダボア66内に
上下動可能に嵌入されたピストン67はクランク
軸68の回転により連接ロツド69を介して往復
動される。シリンダブロツク61にはシリンダボ
ア66を取り囲む如くして吸入室70が形成さ
れ、この吸入室70は孔71によつてシリンダハ
ウジング64の吸入室62と通じている。72は
吸入室62とシリンダボア66とをつなぐ吸入
口、73は吐出室63とシリンダボア66とをつ
なぐ吐出口である。
第3の実施例について第10図および第11図を
参照して説明する。本実施例は竪型2気筒のもの
を示し、シリンダブロツク61(またはクランク
ケース)の上端面には吸入室62および吐出室6
3を備えたシリンダハウジング64がバルブプレ
ート65を介して固定されており、前記シリンダ
ブロツク61に形成されたシリンダボア66内に
上下動可能に嵌入されたピストン67はクランク
軸68の回転により連接ロツド69を介して往復
動される。シリンダブロツク61にはシリンダボ
ア66を取り囲む如くして吸入室70が形成さ
れ、この吸入室70は孔71によつてシリンダハ
ウジング64の吸入室62と通じている。72は
吸入室62とシリンダボア66とをつなぐ吸入
口、73は吐出室63とシリンダボア66とをつ
なぐ吐出口である。
上記の如く構成されたクランク式圧縮機におい
て、シリンダブロツク61におけるボア挾間の一
部には、圧縮行程時におけるシリンダボア66内
の冷媒ガスの一部を吸入室側へ逃がすことを可能
とするための逃し通路74が設けられており、こ
の逃し通路74はシリンダブロツク61に上下方
向に貫通された縦孔75と、該縦孔75を両シリ
ンダボア66に連通させる逃し孔76と、縦孔7
5を吸入室70に連通させる通孔77とからな
る。しかして、縦孔75内には前述した実施例と
同様に吸入圧力に応じて逃し通路74を開閉する
ためのベローズ78とスプール79とからなる吸
入圧力調整器80が組み込まれており、スプール
79はその上面に孔81を通して吸入室62の圧
力を受けている。なお、スプール79の移動量
は、ベローズ78を固定しているねじ82とスプ
ール79との間に介在されたスリーブ83と、縦
孔75の上部に嵌着したスリーブ84とにより規
制されている。
て、シリンダブロツク61におけるボア挾間の一
部には、圧縮行程時におけるシリンダボア66内
の冷媒ガスの一部を吸入室側へ逃がすことを可能
とするための逃し通路74が設けられており、こ
の逃し通路74はシリンダブロツク61に上下方
向に貫通された縦孔75と、該縦孔75を両シリ
ンダボア66に連通させる逃し孔76と、縦孔7
5を吸入室70に連通させる通孔77とからな
る。しかして、縦孔75内には前述した実施例と
同様に吸入圧力に応じて逃し通路74を開閉する
ためのベローズ78とスプール79とからなる吸
入圧力調整器80が組み込まれており、スプール
79はその上面に孔81を通して吸入室62の圧
力を受けている。なお、スプール79の移動量
は、ベローズ78を固定しているねじ82とスプ
ール79との間に介在されたスリーブ83と、縦
孔75の上部に嵌着したスリーブ84とにより規
制されている。
本実施例は上述のように構成したものであり、
従つて冷房負荷が大きく吸入室62,70内の吸
入圧力が設定圧より大きい状態にあつては、図示
の如く該圧力によりベローズ78が押し縮められ
スプール79の大径部79aにより逃し孔76お
よび通孔77が閉止されているため、圧縮機は普
通に運転され充分な能力が発揮される。
従つて冷房負荷が大きく吸入室62,70内の吸
入圧力が設定圧より大きい状態にあつては、図示
の如く該圧力によりベローズ78が押し縮められ
スプール79の大径部79aにより逃し孔76お
よび通孔77が閉止されているため、圧縮機は普
通に運転され充分な能力が発揮される。
しかるに、冷房負荷が小さくなつて吸入室6
2,70内の吸入圧力が設定圧よりも低下した場
合には、ベローズ78が吸入圧力に打ち勝つて伸
張し、それに伴いスプール79が図示状態から上
方へ移動しその小径部79aにより逃し孔76お
よび通孔77を開放するため、圧縮行程時におい
てシリンダボア66内の冷媒ガスの一部が吸入室
70または吸入行程中の他のシリンダボア66内
へ逃げ、このことにより圧縮機のの能力が低下さ
れかつ吸入圧力の低下が防止される。
2,70内の吸入圧力が設定圧よりも低下した場
合には、ベローズ78が吸入圧力に打ち勝つて伸
張し、それに伴いスプール79が図示状態から上
方へ移動しその小径部79aにより逃し孔76お
よび通孔77を開放するため、圧縮行程時におい
てシリンダボア66内の冷媒ガスの一部が吸入室
70または吸入行程中の他のシリンダボア66内
へ逃げ、このことにより圧縮機のの能力が低下さ
れかつ吸入圧力の低下が防止される。
なお、上述した各実施例において、冷房負荷が
小さくなつたときの圧縮機の能力低下の程度は、
逃し孔20,52,76をどこに選定するかによ
つて決まるものであり、シリンダボアのトツプ位
置に近づけるほど能力を大きく低下できるが、ト
ツプ位置に近いほど逃し通路18,50,74に
は高い圧力がかかり正常運転時にガス漏れを生じ
易くなるため、逃し孔20,52,76の位置の
選定については充分な注意が必要である。また、
逃し孔20,52,76から吸入室側へ逃がず冷
媒ガスは、直にスプール25,56,79の端面
に至らせることなく他部を迂回して吸入室へ流れ
るように構成することが望ましく、このようにす
ることによつてスプール25,56,79の端面
に作用する圧力の変動(脈動)を減少することが
できる。
小さくなつたときの圧縮機の能力低下の程度は、
逃し孔20,52,76をどこに選定するかによ
つて決まるものであり、シリンダボアのトツプ位
置に近づけるほど能力を大きく低下できるが、ト
ツプ位置に近いほど逃し通路18,50,74に
は高い圧力がかかり正常運転時にガス漏れを生じ
易くなるため、逃し孔20,52,76の位置の
選定については充分な注意が必要である。また、
逃し孔20,52,76から吸入室側へ逃がず冷
媒ガスは、直にスプール25,56,79の端面
に至らせることなく他部を迂回して吸入室へ流れ
るように構成することが望ましく、このようにす
ることによつてスプール25,56,79の端面
に作用する圧力の変動(脈動)を減少することが
できる。
以上詳述したように、本発明は圧縮室と吸入室
とを冷媒ガスの逃し通路によつて連通するととも
に、この逃し通路に組み込んだ吸入圧力調整器に
よつて、吸入圧力が設定圧以上のときには逃し通
路を閉止し、吸入圧力が設定圧以下のときには逃
し通路を開放して圧縮室内の冷媒ガスの一部を吸
入室へ逃がすようにしたものであり、従つて本発
明によれば冷房負荷に応じて圧縮機の能力を自動
的に変化させることができるため、冷凍回路にお
ける蒸発器の氷着現象を未然に防止し得ることは
勿論のこと、前述したクラツチサイクル方式を併
用してもクラツチの使用頻度が非常に少くなつて
その延命化が図られ、しかも蒸発器から圧縮機の
吸入室間における冷媒ガスの圧力および温度が低
いことに起因する高い過熱度状態を防止できるた
め、従来のEPRサイクル方式に見られる圧縮機
の異常過熱による焼き付きや歪みの発生を未然に
防止し得る等の効果を奏する。
とを冷媒ガスの逃し通路によつて連通するととも
に、この逃し通路に組み込んだ吸入圧力調整器に
よつて、吸入圧力が設定圧以上のときには逃し通
路を閉止し、吸入圧力が設定圧以下のときには逃
し通路を開放して圧縮室内の冷媒ガスの一部を吸
入室へ逃がすようにしたものであり、従つて本発
明によれば冷房負荷に応じて圧縮機の能力を自動
的に変化させることができるため、冷凍回路にお
ける蒸発器の氷着現象を未然に防止し得ることは
勿論のこと、前述したクラツチサイクル方式を併
用してもクラツチの使用頻度が非常に少くなつて
その延命化が図られ、しかも蒸発器から圧縮機の
吸入室間における冷媒ガスの圧力および温度が低
いことに起因する高い過熱度状態を防止できるた
め、従来のEPRサイクル方式に見られる圧縮機
の異常過熱による焼き付きや歪みの発生を未然に
防止し得る等の効果を奏する。
また本発明は、圧縮室内における圧縮途上の圧
縮ガスを吸入室へ逃がす方式であることから、例
えば吐出後の圧縮ガスを吸入系へ逃がす方式に比
較して、動力損失を少なくし得るとともに、圧縮
効率の低下を防ぐことができる。
縮ガスを吸入室へ逃がす方式であることから、例
えば吐出後の圧縮ガスを吸入系へ逃がす方式に比
較して、動力損失を少なくし得るとともに、圧縮
効率の低下を防ぐことができる。
また、本発明は逃し通路に、弾性部材と吸入圧
力とによつてスプールを摺動させて通路の開閉を
行なうように構成した吸入圧力調整器を設けて、
言わば吸入圧力調整器自体が冷房負荷を直接検知
して通路の開閉を行なう方式としたので、冷房負
荷の検知手段と通路開閉手段とを別々に構成する
形式に比較して構成上の簡素化が計られるととも
にコストの低減に大きく役立つものである。
力とによつてスプールを摺動させて通路の開閉を
行なうように構成した吸入圧力調整器を設けて、
言わば吸入圧力調整器自体が冷房負荷を直接検知
して通路の開閉を行なう方式としたので、冷房負
荷の検知手段と通路開閉手段とを別々に構成する
形式に比較して構成上の簡素化が計られるととも
にコストの低減に大きく役立つものである。
第1図は本発明の第1の実施例を示すベーン式
圧縮機の正断面図、第2図は第1図におけるA―
A線断面図、第3図は第1図におけるA―B線断
面図、第4図は逃し通路の開放時を示す正断面
図、第5図は同じく逃し通路の開放時を示す側断
面図、第6図は本発明の第2の実施例を示す斜板
式圧縮機の側断面図、第7図は同じく斜板式圧縮
機の正断面図(ただしピストンは省略)、第8図
および第9図は要部を示す拡大断面図(ただし駆
動軸は省略)、第10図は本発明の第3の実施例
を示すクランク式圧縮機の縦断面図、第11図は
第10図におけるC―C線断面図、第12図は蒸
気圧縮式冷凍法の冷凍サイクルを示す説明図、第
13図は蒸発圧力調整器を示す断面図である。 6……圧縮室、9,10……低圧室、12……
吸入室、18,50,74……逃し通路、19,
51……横孔、75……縦孔、20,52,76
……逃し孔、21,53,77……通孔、22,
57,80……吸入圧力調整器、24,55,7
8……ベローズ、25,56,79……スプー
ル、36……シリンダボア、39……油溜室、4
9……斜板室、62,70……吸入室、66……
シリンダボア。
圧縮機の正断面図、第2図は第1図におけるA―
A線断面図、第3図は第1図におけるA―B線断
面図、第4図は逃し通路の開放時を示す正断面
図、第5図は同じく逃し通路の開放時を示す側断
面図、第6図は本発明の第2の実施例を示す斜板
式圧縮機の側断面図、第7図は同じく斜板式圧縮
機の正断面図(ただしピストンは省略)、第8図
および第9図は要部を示す拡大断面図(ただし駆
動軸は省略)、第10図は本発明の第3の実施例
を示すクランク式圧縮機の縦断面図、第11図は
第10図におけるC―C線断面図、第12図は蒸
気圧縮式冷凍法の冷凍サイクルを示す説明図、第
13図は蒸発圧力調整器を示す断面図である。 6……圧縮室、9,10……低圧室、12……
吸入室、18,50,74……逃し通路、19,
51……横孔、75……縦孔、20,52,76
……逃し孔、21,53,77……通孔、22,
57,80……吸入圧力調整器、24,55,7
8……ベローズ、25,56,79……スプー
ル、36……シリンダボア、39……油溜室、4
9……斜板室、62,70……吸入室、66……
シリンダボア。
Claims (1)
- 1 圧縮室内の冷媒ガスの一部を圧縮行程の途中
で吸入室へ逃がすことを可能とするための逃し通
路により圧縮室と吸入室とを連通し、この逃し通
路には、通路開閉のために摺動されるスプール
と、このスプールを常に通路開放側に押圧付勢す
る弾性部材とからなる吸入圧力調整器を設け、冷
房負荷が大きく吸入圧力が設定圧以上のときには
吸入圧力により前記スプールを移動させて逃し通
路を閉止し、冷房負荷が小さく吸入圧力が設定圧
を下回つたときには前記弾性部材によりスプール
を移動させて逃し通路を開放することにより圧縮
能力を変えるようにした圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9731677A JPS5431612A (en) | 1977-08-12 | 1977-08-12 | Compressor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9731677A JPS5431612A (en) | 1977-08-12 | 1977-08-12 | Compressor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5431612A JPS5431612A (en) | 1979-03-08 |
| JPS6325192B2 true JPS6325192B2 (ja) | 1988-05-24 |
Family
ID=14189070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9731677A Granted JPS5431612A (en) | 1977-08-12 | 1977-08-12 | Compressor |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5431612A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01254290A (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-11 | Nec Kansai Ltd | 磁力を利用した純水中の生菌除去方法 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5519908A (en) * | 1978-07-26 | 1980-02-13 | Toshiba Corp | Refrigerating plant |
| JPS57122191A (en) * | 1981-01-22 | 1982-07-29 | Nippon Soken Inc | Rotary compressor |
| JPS6040708U (ja) * | 1983-08-29 | 1985-03-22 | 井上 鉄彦 | 防カビ用内装材 |
| JPH0359492U (ja) * | 1989-10-12 | 1991-06-12 | ||
| CN1302206C (zh) * | 1999-06-01 | 2007-02-28 | Lg电子株式会社 | 防止涡旋压缩机产生真空的装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4714296U (ja) * | 1971-03-18 | 1972-10-19 | ||
| JPS519704U (ja) * | 1974-07-08 | 1976-01-24 | ||
| JPS5270356U (ja) * | 1975-11-21 | 1977-05-25 |
-
1977
- 1977-08-12 JP JP9731677A patent/JPS5431612A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01254290A (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-11 | Nec Kansai Ltd | 磁力を利用した純水中の生菌除去方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5431612A (en) | 1979-03-08 |
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