JPS63253250A - 絶縁油中の溶存ガス分析方法 - Google Patents

絶縁油中の溶存ガス分析方法

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JPS63253250A
JPS63253250A JP8710287A JP8710287A JPS63253250A JP S63253250 A JPS63253250 A JP S63253250A JP 8710287 A JP8710287 A JP 8710287A JP 8710287 A JP8710287 A JP 8710287A JP S63253250 A JPS63253250 A JP S63253250A
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column
cock
dissolved
switching cock
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JP8710287A
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Kiyoichi Motomura
本邑 喜代一
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Daihen Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、変圧器等の油入電気機器の絶縁油中に溶存し
ているガスをガスクロマトグラフを用いて分析する方法
に関するものである。
[従来の技術] 変圧器等の油入電気機器の内部の異常や劣化を診断する
方法として、電気機器に用いられている絶縁油中の溶存
ガスを分析する方法がある。
電気機器の絶縁油中に溶存する成分ガスは、電気機器の
内部異常によっても異なるが、多い場合で、H2,02
,N2.Go、CH4,CO2゜C2H2,C2H4,
C2H6,C3H6゜C3H8,f  C4H1O及び
n−Q4H+aの13種類あり、これらのガス成分のい
ずれが多いかによって電気機器の内部の異常を判定する
ことができる。
絶縁油中の溶存ガスの成分から機器の内部異常を判定す
る場合には、絶縁油中の溶存ガスを抽出するガス抽出装
置と、ガスクロマトグラフとを設けて、ガス抽出装置と
ガスクロマトグラフとの間を切替えコック等を含む所定
の配管系を介して接続することによりガス分析流体回路
系を構成し、ガス抽出装置から得られる抽出ガスを配管
系を介してガスクロマトグラフに供給して抽出ガスの成
分を分析する。
ガス抽出装置としては、真空または減圧を利用するトリ
チェリー法を採用したもの、テブラーボンブを用いるも
の、ピストン法及びベローズ法によるもの、及びキャリ
アガスを絶縁油中に吹込lυで泡を生じさせることによ
り溶存ガスを抽出するバブリング法によるものが知られ
ている。これらのガス抽出装置の内、トリチェリー法及
びテブラーボンブ法によるものは、ガスの抽出効率(全
溶存ガス量に対する抽出ガス量の比率)が高いが、装置
が大掛かりで高価である上に操作も複雑である。また水
銀を使用するため安全衛生上特別の留意を要し、面倒で
ある。更にピストン法及びベローズ法によるものは使用
する装置が小形で取扱も比較的容易であるが、反面ガス
の抽出効率が低いという問題がある。
これに対しバブリング法は、キャリアガスに若干の圧力
を加えて該キャリアガスを絶縁油のサンアル中に吹込む
ことにより絶縁油中で泡を生じさせ、キャリアガスの泡
が油中を上昇する過程でキャリアガス中に溶存ガスを抽
出する方法で、この方法を採用したガス抽出装置は小形
で操作が簡単であり、自動化が容易である。
周知のように、ガスクロマトグラフにおいては、抽出ガ
ス中の特定の成分に対して親和力を有する充填剤を充填
した分離カラムを用いてこの分離カラム内に抽出ガスを
含むキャリアガスを流し、分離カラム内の充填剤に特定
の成分を所定の時間吸着保持させることにより該成分を
他の成分から分離してガス検出器によりその濃度測定を
行う。
絶縁油中に溶存しているガス成分は前記のように多種類
であり、分析対象となる成分ガスの全てに対して親和力
を有する充填剤を用意することはできない。そのため従
来は複数の抽出ガスサンプルと、異なる充填剤を充填し
た複数のカラムとを用意して、1つの抽出ガスサンプル
を1つのカラムに流して或範囲の単体ガス成分(例えば
H2゜02 、N2 、C’O,CH4)を分離し、別
の抽出ガスサンプルを他のカラムに流して他の範囲のガ
ス成分(例えばCO2、C2H2、C2H4。
C2H6,C3H6、C3Ha 、f二G 4 H+。
。 n −04H+。)を分離していた。
複数の抽出ガスサンプルを得る方法としては、1つの絶
縁油サンプルから溶存ガスを抽出して抽出したガスの体
積を計量した後置抽出ガスを複数に分割する方法と、同
じ絶縁油容器から複数の絶縁油のサンプルを取出して、
各絶縁油のサンプルから溶存ガスを抽出する方法とがあ
る。
上記のように、従来のガス分析方法においては、絶縁油
中の溶存ガスを分析するに当って抽出ガスのサンプルを
複数個用意する必要があり、複数の抽出ガスサンプルを
用意するに当っては、ガスの抽出方法に応じて、1つの
絶縁油サンプルから抽出した抽出ガスを体積の計量後に
複数の抽出ガスサンプルに分割する方法と、複数の絶縁
油サンプルを用いて各絶縁油サンプルからそれぞれ抽出
ガスサンプルを1つずつ得る方法とが行われていいた。
これらいずれの方法による場合でも、抽出ガスのサンプ
ルを複数仙骨る為には、ガスの体積の計量1分割や、絶
縁油のサンプルの交換等の面倒な操作を必要とするとい
う問題があった。
またこれらの操作は自動化が困難であるため、溶存ガス
の分析作業のすべてを自動化することが困難で、溶存ガ
スの分析に多大な手間を要するという問題があった。ま
た抽出ガスサンプルを複数個用いると、各サンプル間の
同一性(ガス量及び各成分の組成の同一性)が損われて
、測定精度が低下するおそれがあった。
そこで本発明者は先の出願で、1つの抽出ガスサンプル
を用いるだけで電気機器の内部異常を判定し得る方法を
提案した。この方法においては、分析対象ガス成分を第
1及び第2のガス群に分け、第1のガス群に対して親和
力が弱く一第2のガス群に対して親和力が強い充填剤を
充填した第1及び第3の分離カラムと、第1のガス群に
対して親和力が強い充填剤を充填した第2の分離カラム
とを設ける。そして先ず第1の分離カラムと第2の分離
カラムとを直列に接続して第1の分離カラムから第2の
分離カラムへと抽出ガスを含むキャリアガスを流すこと
により第1の分離カラム内に第2のガス群を保持させる
とともに、第2の分離カラム内に第1のガス群を保持さ
せ、第2の分離カラムをガスの流路から切離して第2の
分離カラム内に第1のガス群を閉込める。次いで第1の
分離カラムと第3の分離カラムとを直列に接続して第1
の分離カラムから第3の分離カラムへとキャリアガスを
流すことにより第2のガス群の成分ガスを分離測定し、
次いで第1の分離カラムと第2の分離カラムを直列に接
続して第1の分離カラムから第2の分離カラムへとキャ
リアガスを流すことにより第1のガス群の成分ガスを分
離して測定する。
[発明が解決しようとする問題点] 先に提案した方法によれば、1つの絶縁油サンプルから
得た抽出ガスサンプルを分割することなく、ガスクロマ
トグラフに導いて絶縁油中に溶存している全ての成分ガ
スを分析することができる。
しかしながらこの方法では、成分ガスを分離するために
2種類の充填剤を必要とする上に、3つの分離カラムの
接続を切替えるための配管系が複雑になるため装置の構
造が複雑になるのを避けられなかった。
また一般にガス抽出装置とガスクロマトグラフとを配管
系を介して接続してガス分析流体回路系を構成した場合
、いずれのガス抽出装置を用いるにしても流体回路系の
ガス抽出装置寄りの領域では、試料油がガス流路に付着
する部分が存在するため、分析に先だって流体回路系に
パージングガスを流してパージングする際に、試料油中
の低沸点成分などの汚損性ガスが多少なりともパージン
グされてくるのを避けられない。ところが従来の方法に
よる場合には、試料油が付着している領域を通過したパ
ージングガスをそのままガスクロマトグラフ内に流入さ
せてパージングを行っていたため、パージングされた汚
損性ガスが分離カラム内の充填剤に触れて該充填剤の吸
着性能を劣化させ、カラムの分離性能を低下させて分析
の感度や精度を次第に低下させるという問題点があった
また分析対象ガスよりもカラムの充填剤との親和力が大
きい(保持時間の長い)ガスが存在すると、このガスは
分離カラムに吸着されたまま残留、蓄積するためカラム
のガス分離性能を劣化させ、ガス分析の感度、精度を次
第に低下させるという問題があった。
本発明の目的は、絶縁油中の溶存ガスを抽出するガス抽
出装置とガスクロマトグラフとの間を配管系を介して接
続してガス分析流体回路系を構成し、前記ガス分析流体
回路系のパージングを行った後、前記ガス抽出装置から
得られる抽出ガスを前記ガスクロマトグラフに導いて溶
存ガス成分を分析する溶存ガス分析方法において、1種
類のキャリアガスと2個の分離カラムとを用いて簡単に
油入電気機器の診断を行い得るようにするとともに、汚
損性ガスの影響を受けないで長期間にわたり良好な感度
、精度でガス濃度の測定を行い得るようにすることにあ
る。
[問題点を解決するための手段] そのため本発明においては、絶縁油中に溶存すル成分j
j ス(7) 内、H2,N2.02.CoおよびCH
4ガスを分析対象から除いて、少なくともC2H2,0
2H4、C2Hs及びCO2を分析対象ガスとし、ガス
クロマトグラフには分析対象ガスに対して親和力を有す
る充填剤を充填した第1のカラムと第2のカラムとを設
ける。そしてパージングを行う過程では、ガス分析流体
回路系を、配管系の途中でガスクロマトグラフよりもガ
ス抽出装置寄りにあって流路に絶縁油が付着しているお
それがある第1の領域と該第1の領域よりもガスクロマ
トグラフ側の第2の領域とに分離して第1の領域及び第
2の領域にそれぞれ別々にパージングガスを流す。また
溶存ガス成分を分析する過程では、第1のカラムと第2
のカラムとを直列に接続して抽出ガスをキャリアガスと
共に第1のカラムから第2のカラムへと流し、分析対象
ガスが第1のカラムから第2のカラムへ移向した時点で
第1のカラムと第2のカラムとを切離し、第1のカラム
には切離し前と逆方向にキャリアガスを流して該キャリ
アガスを排出させ、第2のカラムには切離し前と同方向
にキャリアガスを流して該第2のカラムを通したガスを
ガス検出器に導く。
[発明の作用] 前述のように、変圧器等の油入電気機器に用いられる絶
縁油に溶存するガスは、多い場合で13M類(H2,0
2,N2.Go、CH4,CO2゜C2H2,C2H4
,C2H6,C3ト16  。
C3Ha 、t −C* Ho6及びn−C41」If
l)であるが、本発明者の調査研究の結果によると、通
常の絶縁材料で構成されている変圧器の内部異常(変圧
器の内部で発熱を伴う異常)がある時に生成される可能
性のあるガスは第1表に示す通りである。
すなわち、絶縁油中でコロナ放電やアーク放電が生じる
と、C2H2及びH2ガスが生成され、鉄心やタンク等
、絶縁油に接している金属が過熱すると、02 Hs 
、C2H4、CH4、C3H6及びC3H1lガスが生
成される。また電気機器を絶縁するために用いられてい
る固体絶縁物(セルロース質)が過熱された時には、C
O2,Co及びH2ガスが生成される。
絶縁油中の溶存ガスの分析により電気機器の内部異常の
診断(異常の種別と異常の程度の診断)を行う外に、異
常状態の詳細な検討を行ったり絶縁油の処理の状態等を
も判断する場合には、絶縁油中に溶存する全てのガス成
分を分析する必要があるが、電気機器の内部異常の診断
のみを行うのであれば全ての溶存ガス成分を分析する必
要はなく、第1表に示した各内部異常が発生した時に生
成される各内部異常に固有の生成ガスに着目してそれを
分析すれば充分である。
そこで、本発明においては、油中放電発生時に固有の生
成ガスとしてC2H2を、絶縁油に接している金属が過
熱した時に固有の生成ガスとしてC2Hs及びC2H4
を、また固体絶縁物の過熱時に固有の生成ガスとしてC
O2をそれぞれ選択して、少なくともこれら4種類のガ
スを分析対象とすることにした。
前述のように絶縁油中に溶存している可能性がある13
種類の溶存ガスの全てを分析対象とした場合には、13
種類のガスの内H2、02、N2 。
CO及びCH4のガス群を単体成分ガスに分離するため
にカラム内に充填する必要がある充填剤(例えばモレキ
ュラーシーブ5A)と、その伯のガス群を単体成分ガス
に分離するためにカラム内に充填する必要がある充填剤
(例えばシリカゲル)とが相違し、両ガス群に共通の充
填剤が存在しないため、1種類の充填剤を用いたカラム
だけでは全ての成分ガスを分離測定することができない
これに対し、本発明のようにH2,02,N2゜CO及
びCH4を分析対象から除外し、少なくとも02 H2
、C2H4、C2H6及びCO2の4種類のガスを分析
対象とすると、1種類の充填剤(例えばシリカゲル)を
充填したカラムと1種類のキャリアガスとを用いて抽出
ガスを成分ガスに分離することができるため、分析装置
の構成を簡単にすることができる。
このように、本発明の方法によると、抽出ガスサンプル
を1つだけ用いて、該抽出ガスサンプルを分割すること
なく、所定の成分ガスを検出して機器の内部異常を診断
することができる。従って抽出ガスのサンプルを複数個
用意する面倒な操作を必要としないため、分析作業を容
易にすることができ、また分析作業のすべてを自動化す
ることも可能になる。
抽出ガスのサンプルを複数個用いる従来の方法では、サ
ンプル間の同一性が損われて測定精度が低下するおそれ
があったが、本発明のように単一の抽出ガスサンプルを
用いてそれを分割することなく各成分ガスを分離するよ
うにすればこの様な問題が生じることがなく、測定の精
度を高めることができる。
上記のように分析対象ガスを特定すると、原理的には1
個のカラムのみで成分ガスを分離することができるが、
本発明においては特に第1のカラム及び第2のカラムの
2個のカラムを用いる。そしてパージングを行う過程で
、ガス分析流体回路系をその配管系の途中でガスクロマ
トグラフよりもガス抽出装置寄りにあって流路に絶縁油
が付着しているおそれがある第1の領域と該第1の領域
よりもがスクロマトグラフ側の第2の領域とに分離し、
第1の領域及び第2の領域にそれぞれ別々にパージング
ガスを流す。このようにすると、絶縁油からパージング
された汚損性ガスがガスクロマトグラフ内に流入するの
を防ぐことができるため、成分ガスの分離性能が低下す
るおそれを無くすことができる。
また本発明のように溶存ガス成分を分析する過程で、分
析対象ガスが第1のカラムから第2のカラムへ移向した
時点で第1のカラムと第2のカラムとを切離し、第1の
カラムに切離し前と逆方向にキャリアガスを流すと、分
析対象ガスよりもカラム充填剤との親和力が強いガス(
この中にも汚損性ガスが含まれている)をいったん第1
のカラム内の充填剤に保持させた後、バックフラッシュ
して排出できるため、カラム充填剤との親和力が強いガ
スによる分離性能の低下をも防いで長期間にわたり感度
、精度の良好なガス分析を行うことができる。
[実施例] 以下添附図面を参照して本発明の詳細な説明する。
[I]分析対象ガス 前述のように、絶縁油のガス分析の対象となる成分ガス
は、多い場合には、H2,02,N2゜Go、CH4、
CO2、C2H2、C2H4。
C2H8,C3H6,C3HI1.f−C<Hl。及び
nc4H+。の13種もあるが、本発明では、これらの
ガスの内、H2,02、N2 、Go及びCH4を分析
対象から除外し、少なくとも、C2H2、’C2H4、
C2Hs及びCO2の4種類のガスを分析対象とする。
[I]キャリアガス ガスクロマトグラフにおいては、分析対象となる成分ガ
ス及び分離された成分ガスを検出する検出器に応じて、
使用するキャリアガスを決定するが、本実施例では、こ
のキャリアガスとしてアルゴンガス(Ar>を用いる。
本実施例では溶存ガスの抽出をバブリング法によるもの
とする。
[I[[]本実施例で用いる分析装置の構成本実施例で
用いる分析装置は図面に示した通りで、同図において、
1はキャリアガスとしてのアルゴンガス(Ar)を供給
するガスボンベである。
このガスボンベの吐出口は減圧弁RV1h及びRVll
の一端に接続され、減圧弁RV1hとRVliの他端は
それぞれコック1ch及び1Ciを介して配管2の一端
に接続されている。ここで減圧弁RV1iの吐出圧力は
減圧弁RV1hの吐出圧力よりも低く設定されている。
分析に先立って流体回路系をパージングする際には減圧
弁RV1iを通してキャリアガスを流すことによりキャ
リアガスの流量を制限してキャリアガスの消費社を節約
し、分析中は減圧弁RV1hを通してキャリアガスを流
すことによりキャリアガスの流量を必要な大きさまで増
大させる。
上記配管2の他端は第1の六方切替えコック3の付属コ
ック3CIに接続されている。六方切替えコック3は第
1ないし第6のボート31)1ないし3p6を備えてい
て、ボートapl、3p6間、 3p2.303間及び
3 o4.3 p5間がそれぞれつながる図示の実線の
バスとボートミル1.3p2間、 3p3.3D4間及
び3p5.3p6間がそれぞれつながる図示の破線のバ
スとに切替え得るようになっており、付属コック3ct
は第1のボーt−3p1に接続されている。
第5のボート3p5には付属コック3c2が取付けられ
ていて、この付属コック3C2を開(ことによりボート
3p5を大気に開放し得るようになっている。
この六方切替えコック3の第4のボート3p4は抵抗管
3Rを介して配管2の途中に接続されている。
第1の六方切替えコック3の第6のボート3116は第
2の六方切替えコック4に接続されている。
第2の六方切替えコック4は第1ないし第6のボー ト
4 plないし4p6を有する切替えコックで、第1の
六方切替えコック3と同様に図示の実線のバスと破線の
バスとに切替え得るようになっており、第1の六方切替
えコック3の第6のボート3p6が第2の六方切替えコ
ック4の第1のボート4111に接続されている。第2
の六方切替えコック4の第4のボート41)4及び第5
のボート4p5にはそれぞれ付属コック4c1及び4c
2が接続され、付属コック4C2を開くことにより第5
のボート4p5を外気に開放し得るようになっている。
第2の六方切替えコック4の第6のボート406と第3
のボート4p3との間には定量の絶縁油のサンプルを収
容する試料油計量管5が接続され、第4のボート4p4
は付属コック4c1を介して試料油供給源配管6に接続
されている。付属コック4C1を通して試料油計量管5
内に供給された試料油を符号S1で示す。
六方切替えコック4の第2のボート4p2にはキャリア
ガス吹込み管7の一端が接続され、この吹込み管7の他
端は溶存ガス抽出容器8の内部に挿入されている。溶存
ガス抽出容器8はその下部に下方に向って径が細くなる
向きのテーバが付けられた細長い気密容器で、キャリア
ガス吹込み管7はこの溶存ガス抽出容器8の上端の蓋部
を気密に貫通して該容器8の内部に挿入されてその下端
が溶存ガス抽出容器8の底面に近接した位置に開口して
いる。
溶存ガス抽出容器8内には六方切替えコック4を通して
試料油計量管5内の試料油が供給される。
この溶存ガス抽出容器8内の試料油を符号$2で表す。
またキャリアガス吹込み管7の途中に設けられた分岐管
に溶存ガス抽出後の試料油S2を排出するためのコック
7Cが接続されている。
溶存ガス抽出吉凶8の上部には抽出ガス送出管8aの一
端が接続され、この抽出ガス送出管8aの他端はプレカ
ットカラム8cpと配管9とを通して六方切替えコック
3の第3のボート3p3に接続されている。
本実施例では、六方切替えコック4と溶存ガス抽出容器
8とキャリアガス吸込み管7とプレカットカラム8CD
とによりガス抽出装置10が構成されている。
このガス抽出装置においては、溶存ガス抽出容器8内に
試料油S2を収容した後六方切替えコック4から吹込み
管7内にキャリアガスを供給し、このキャリアガスによ
り溶存ガス抽出容B8内で試料油S2のバブリングを行
わせる。このパブリングによって試料油S2中に泡を生
じさせて、試料油中の溶存ガスをキャリアガス中に抽出
する。
溶存ガス抽出容器8内の上部には、バブリングにより生
じた泡を消すための気体空間を形成しておく。
上記バブリングにより抽出された抽出ガスを含むキャリ
アガスは抽出ガス導出管8a及びプレカットカラム8c
p内を通して六方切替えコック3の第3のボート3p3
に供給する。プレカットカラム8cp内には有形物(固
体及び液体)を吸着する吸着剤を充填しておき、該吸着
剤により抽出ガスを含んだキャリアガスからバブリング
により生じた油の飛沫等の有形物を除去する。
ガス分析終了後、コック7Cを開いて配管2から抵抗管
3R1六万切替えコック3、プレカットカラム8cp及
び抽出ガス導出管8aを通して溶存ガス抽出容器8内に
キャリアガスを供給し、このキャリアガスにより該容器
8内を加圧する。これにより、溶存ガス抽出後の試料油
S2を溶存ガス抽出容器8から押出して吹込み管7及び
コック7Cを通して外部に排出する。抵抗管3Rは溶存
ガス抽出容器8内の試料油S2を外部に排出する際に該
容器8内に供給するキャリアガスの流量を制限するため
のものである。
11はカラムの接続の切替を行うための四方切替えコッ
クで、この四方切替えコック11は第1ないし第4のボ
ート11p1ないし11p4を有して図示の実線のパス
と破線のバスとに切替えられる。
四方切替えコック11の第1のボート11p1は配ff
30を介して第1の六方切替えコック3の第2のボート
3p2に接続され、第3のボート11p3は配管31を
通して配管2に接続されている。また四方切替えコック
11の第4のボート11p4は抵抗管11Rを通してコ
ック12に接続され、]コック2を開くことによりボー
ト11p4を抵抗管11Rを通して外気に解放し得るよ
うになっている。抵抗管11Rはコック12を通してガ
スを外部に排出する際のガス流量を制限するためのもの
である。
第3の六方切替えコック13は第1ないし第6のボート
13p1ないし13p6を有して図示の実線のパスと破
線のバスとに切替えられるもので、第4のボート13p
4及び第5のボート13p5にはそれぞれ付属コック1
3C1及び13c2が接続され、付属コック13C2を
開くことにより第5のボート13p5を外気に解放し得
るようになっている。六方切替えコック13の第3のボ
ート13p3と第6のボート13p6との間には校正用
空気計量管14が接続され、付属コック13C1は配管
32を通して図示しない空気供給装置に接続されている
。この空気供給装置は例えば、圧縮空気容器と空気中の
湿気を除去する除湿装置とからなり、乾燥した空気を六
方切替えコック13を通して校正用空気計量管14に供
給する。校正用空気計量管14内の空気をSAで表す。
尚圧縮空気容器内に乾燥した空気を貯蔵できる場合には
除湿装置は省略できる。圧縮空気容器内に貯蔵する校正
用空気については予めCO2の濃度を測定しておく。
第3の六方切替えコック13の第1のボート131)1
は四方切替えコック11の第2のボート11p2に接続
されている。六方切替えコック13の第2のボート13
p2はプレカットカラム13cpの一端に接続され、こ
のプレカットカラム13C11の他端は六方切替コック
15に接続されている。
六方切替えコック15はカラムの接続の切替を行うため
のもので、第1ないし第8のボート15p1ないし15
p8を有して図示の実線のバスと破線のパスとに切替え
られる。
六方切替えコック15の第1のボート15p1はプレカ
ットカラム13cpのガス導出側が接続され、第2のボ
ート15p2と第5のボート15p5との間に第1のカ
ラムC1が接続されている。
六方切替えコック15の第3のボート15p3には付属
コック15C1が接続され、この付属コック15C1を
開くことにより第3のボート15p3を外気に開放し得
るようになっている。
六方切替えコック15の第4のボート15p4はカラム
C5のガス導出側に接続され、カラムC5のガス導入側
は第8のボート15p8に接続されている。
六方切替えコック15の第6のボート15p6は第2の
カラムC2のガス導入側に接続され、カラムC2のガス
導出側はメタナイザ16に接続されている。
六方切替えコック15の第7のボート15p7はカラム
C4のガス導出側に接続され、カラムC4のガス導入側
はカラムC3のガス導出側に接続されている。
カラムC3のガス導入側は配管2に接続され、配管2→
カラムC3→カラムC4→八方切替えコック15の第7
のボート15p7のガス流路が構成されている。
メタナイザ16は抽出ガスを含むキャリアガi(試料ガ
ス)とは別に水素ガスボンベ17から減圧弁RV17を
介して水素ガスを受入れ、炭素系の抽出ガスをニッケル
触媒により水素還元又は水素添加して、これらをコック
18を介してガス検出器である公知のフレームイオン化
検出器(以下FIDと記す)19に送り込む。この水素
還元又は水素添加されたガスの山は単体成分ガスの量に
相応している。なおメタナイザ16の内部にある還元触
媒は空気に触れたままになると触媒作用が不安定になる
のでガス分析装置の停止時にはコック18を閉じてメタ
ナイザ16の方に空気が逆流しないようにする。
FID19はメタナイザ16から水素還元又は水素添加
されたガス及び水素ガスを受取ると共に空気取入れ口1
9aから燃焼用の空気をそれぞれ取込み、これらガス及
び空気をジェットノズルから噴出させて燃焼させる。そ
してノズルと該ノズルに対向配置された電極との間に数
百ボルトの電圧が印加され、この電圧により燃焼炎を通
して流れる電流が被検出成分の濃度に相関した信号とし
て取出される。このFID19により、分析対象ガスC
2H2、C2H4、C2HE及びCO2の濃度がそれぞ
れ測定される。
FID19の空気取入れ口19aに燃焼用空気が入る経
路は2つに分れていて、空気供給源配管21→減圧弁R
V20h→コック20ch→空気取入れ口19aの経路
と空気供給源配管21→減圧弁RV20i→コツク20
ciの経路とがある。ここで減圧弁R■20iの吐出圧
力は減圧弁RV20hの吐出圧力よりも低く設定されて
いる。
FID19の始動時に点火を容易にするためには、FI
Dに供給する空気の社を減じてFID内での水素濃度を
高くする必要がある。そのため本実施例ではFID19
の始動時に減圧弁RV20iを通して空気を供給し、運
転時には減圧弁RV20hを通して空気を供給する。空
気供給源配管21は図示しない空気供給装置に接続され
ている。
本実施例では、メタナイザ16.FID19゜カラムC
I、及びカラムC2によりガスクロマトグラフ22が構
成され、このガスクロマトグラフ22が六方切替えコッ
ク3.13と四方切替えコック11と六方切替えコック
15と配管30.31とを含む配管系を介してガス抽出
装置10に接続されてガス分析流体回路系が構成されて
いる。
上記の構成において、六方切替えコック3は、図示の実
線のパスに切替えられている時に、ボンベ1から配管2
及び付属コック3CIを通して供給されたキャリアガス
を六方切替えコック4側に送り出し、溶存ガス抽出容器
8から抽出ガスを含んで戻ってきたキャリアガスを四方
切替えコック11側に送出す。またこの切替えコック3
が図示の破線のパスに切替えられている時には、配管2
からコック3ciを通して受入れたキャリアガスをその
まま四方切替えコック11側に送出すとともに、配管2
から抵抗管3Rを通して供給されたキャリアガスをプレ
カットカラム8CDを通して溶存ガス抽出容器8内に供
給する。
六方切替えコック4は図示の破線のパスに切替えられて
いる時に電気機器からサンプリングされた試料油をコッ
ク4C1を通して試料油計量管5に流入させる。またこ
の六方切替えコック4は、図示の実線のパスに切替えら
れている時に、六方切替えコック3側から供給されたキ
ャリアガスを試料油計量管5内に流入させ、これにより
試料油計量管5内の定長の試料油S1を押出して吹込み
管7を通して溶存ガス抽出容器8内に流入させる。
六方切替えコック4はまた図示の破線のパスに切替えら
れている時に六方切替えコック3側から供給されたキャ
リアガスをそのままボート4p2から吹込み管7を通し
て溶存ガス抽出容器8に流入させ、該容器8内で試料油
S2のバブリングを行わせる。
四方切替えコック11が図示の実線のパスに切替えられ
ている時には六方切替えコック3の第2のボート3p2
から供給されたガスを六方切替えコック13の第1のボ
ート13p1に送り出す。
なおこの時四方切替えコック11を通って配管2からガ
スが外界へ流出することがないようにコック12を閉じ
ておく。
四方切替えコック11が図示の破線のパスに切替えられ
ている時には、六方切替えコック3の第2のボート3p
2から供給されたガスは抵抗カラム11R,:]コック
2を通って外界へ放出され、一方配管2から来るガスは
切替えコック13の第1のボート13p1に送り出され
る。
六方切替えコック13は、図示の実線のパスに切替えら
れている時に四方切替えコック11の第2のボート11
p2から供給されたガスをプレカットカラム13cpを
介して六方切替えコック15側に流す。またこの六方切
替えコック13が図示の実線のパスに切替えられている
時には、付属コック13C1及び13C2を開くことに
より、校正用空気計量管14内に校正用空気を流入させ
ることができる。更に六方切替えコック13が図示の破
線のパスに切替えられている時には、四方切替えコック
11の第2のボート11p2から供給されるガスが校正
用空気計量管14内に流入して該計量管14内の空気S
Aを押出し、該空気を六方切替えコック15の方へ流す
。本発明では、ガスを単体成分に分離するための分離カ
ラムとして第1のカラム(上流側)CIと第2のカラム
(下流側)C2どの2個のカラムを用いる。
これらのカラムC1及びカラムC2’の内部には、分析
対象ガスC2H2、C2H4、C2H6及びCO2との
親和力が強く、分析対象から除くガスH2,02,N2
.GO及びCH4に対しては親和力が弱い充填剤が充填
されている。本実施例では、この充填剤としてシリカゲ
ルが用いられている。
図示してないが、カラムC1及びC2の外側にはヒータ
が設けられていて、該ヒータにより第1及び第2のカラ
ムC1及びC2内を通るガスが同一温度まで加熱される
カラムC3〜C5は圧力調整カラムであって六方切替え
コック15を図示の実線のパスに切替えたときカラムC
2→メタナイザ16の経路のガス圧力、ガス流速の変動
を避けるためのものでガス分離作用をもたなくてもよい
。カラムC3〜C5において必要な条件は、プレカット
カラム13cpとカラムC3、カラムC1とカラムC4
、カラムC2とカラムC5の各々の2者間でガス流に対
する圧力降下が等しいことである。
[rV]ガス分析の手順 次に上記の分析装置を用いて変圧器等の油入電気機器に
用いる絶縁油中の溶存ガスを分析する本発明の詳細な説
明する。
本発明においては、絶縁油中に溶存する成分ガスの内、
H2,N2,02.Co及びCH4ガスを分析対象ガス
から除いて、少なくともC2H2。
C2H4、C2HG及びCO2を分析対象ガスとし、1
種類のキャリアガスと2個の分離カラムC1、C2とを
用いて抽出ガスを各成分ガスに分離する。
分析を開始するに先立ってキャリアガス(Ar)で流体
回路系のパージングを行い、FID19が直ちに安定し
た運転状態に入ることができるように予備運転を行わせ
ておく。
このパージングを行う過程の前半はパージング用ガスの
供給を減圧弁RV1iを通して行い、パージング後半か
ら以降は減圧弁RV1hを通して行う。
この切替えは前述したようにキャリアガスの消費mを節
減するために行うもパのである。
また、FID19の始動時には点火を容易にするため燃
焼用空気を減圧弁RV20iを通して供給し、点火後は
減圧弁RV20hを通して供給する。
パージングの全過程において四方切替えコック11は図
示の破線のパスとし、コック12は開いておく。
この状態では、ガス分析流体回路系が配管系の途中で(
四方切替えコック11のところで)ガス抽出装置10側
の第1の領域とガスクロマトグラフ22側の第2の領域
とに分離され、これら第1及び第2の領域にそれぞれに
別々にパージングガスが供給される。即ち試料油が付着
している部分を含む第1の領域を通ったキャリアガス(
このキャリアガスは汚損性ガスを含む可能性がある)は
コック12より外界に排出される。六方切替えコック1
3よりガスクロマトグラフ側の第2の領域の経路には配
管2より直接取入れた清浄なキャリアガスがパージング
ガスとして送り込まれる。
なお六方切替えコック3,4.13及び六方切替えコッ
ク15は上記バーシンク過程で図示の実線及び破線のい
ずれのパスにおいてもパージしておく。
ガスクロマトグラフが安定した後本発明の分析方法の各
過程を順次行うが、以下その手順を順を追って説明する
(a)試料油の計量 電気機器からサンプリングした試料油を六方切替えコッ
ク4の付属コック4C1から供給し、六方切替えコック
4を図示の破線のパスに切替えて、付属コック4cl及
び4C2を開く。試料油を付属コック4C1→六方切替
えコック4→試料油計量管5→六方切替えコック4→付
属コツク4c2の経路で流し、余分の試料油を付属コッ
ク4C2からオーバフローさせながら試料油計量管5内
に定量の試料油S1を採取する。試料油の採取が完了し
た後付属コック4C1及び4c2を閉じて、試料油計量
管5内に試料油S1を保持させる。この計量管内に保持
させる試料油の量は数CCが適当である。試料油針ff
i管5としては常に同じものを用いるため、常に一定の
量の試料油が採取される。
(b)f8存ガス抽出容器8内への試料油の注入六方切
替えコック3を図示の実線のパスに切替え、付属コック
3CIを開き、付属コック3C2を閉じておく。六方切
替えコック4は図示の実線のパスとし、付属コック4c
l及び4c2を共にmじておく。また四方切替えコック
1−1、六方切替えコック13及び六方切替えコック1
5は図示の実線のパスに切替えておき、コック12、付
属コック13C1,13c2及び15c1は閉じておく
。この時キャリアガスが流れる経路は、ガスボンベ1→
減圧弁RV1h→コック1ch→付属コック3C1→六
方切替えコック3→六方切替えコック4→試料油計量管
5→六方切替えコック4→溶存ガス抽出容器8→ブレカ
ットカラム8Co→六方切替えコック3→四方切替えコ
ック11→六方切替えコック13→ブレカツトカラム1
3CI)→六方切替えコック15→カラムC1→八方切
替えコック15→カラムC2→メタナイザ16→コツク
18→FID19となる。
試料油針a管5中の試料油S1はキャリアガスに押出さ
れて試料油計量管5→六方切替えコック4→溶存ガス抽
出容器8の経路で移動して溶存ガス抽出容器8の下部に
溜る。
(C)バブリングによる溶存ガスの抽出試料油計量管5
内の全ての試料油が溶存ガス抽出容器8内に収容される
と、試料油に代ってキャリアガスが吹込み管7内に流入
し、吹込み管7の下端からキャリアガスが試料油S2中
に吹出す。
これにより試料油中に多数の泡が生じ、この泡が試料油
中を上昇する過程で、試料油中に溶存しているガスが抽
出されて該溶存ガスがキャリアガス中に移行していく。
このバブリングの際に試料油中に溶存するガスの台は吹
込み管7を通して試料油中に供給されるキャリアガスの
流量の増加に伴って指数関数的に減少する。キャリアガ
スの時間当りの流量は一定に保たれているので、抽出ガ
ス量はバブリング時間の増加に伴って飽和曲線を描きな
がら増加し、やがて一定値に落着く。バブリング時間の
適値はキャリアガスの単位時間当りの流量やガスの種類
により異なるが、実験により求めることができる。
(d)成分ガスの分離 試料油S2中を上昇して溶存ガス抽出容器8内の上部空
間に達した抽出ガスを含むキャリアガスは、プレカット
カラム8Cp1六方切替えコック3、四方切替えコック
11、六方切替えコック13、プレカットカラ2ム13
cp、六方切替えコック15を経てカラムC1に達する
。抽出ガスを含む主11リアガスがプレカットカラム8
Cpを通る過程でバブリングの際に生じた油の飛沫等が
除去される。
カラムC1内に充填された充填剤(例えばシリカゲル)
は分析対象ガスに対する親和力が強いため、カラム内に
抽出ガスを含むキャリアガスが流入すると、分析対象ガ
スはシリカゲルに吸着されて保持される。これに対し、
分析対象から除くガスH2,02,N2.Go及びCH
4は短時間で放出される。充填剤に一旦吸着されて保持
された分析対象ガスはやがて所定の順序で放出されてい
く。
カラムC1から放出された各成分ガスはカラムC2に流
入する。分析対象ガスがカラムC1からカラムC2に移
行し終わった時点で六方切替えコック15を破線のバス
に切替える。なお上記のバブリング開始後分析対象ガス
がカラムC1からカラムC2に移行し終わる時間は前も
って実験により求めておく。
六方切替えコック15を破線のバスに切替えるとキャリ
アガスはカラムC3→カラムC4→八方切替えコック1
5→カラムC2の経路でカラムC2内に流れるためカラ
ムC2内で更に分析対象ガスの分離が進行し、やがて成
分ガスが保持時間の短い順にカラムC2から放出されメ
タナイザ16に流入する。
分析対象ガスの各成分はメタナイザ16により水素還元
又は水素添加され、FID19によりガス濃度が測定さ
れる。
一方へ方切替えコック15が破線のバスに切替わった時
点ではカラムC1内に分析対象ガスよりも保持時間が長
い(充填剤との親和力が強い)ガスが残っている。そこ
で本実施例では六方切替えコック15を図示の破線のバ
スに切替えることによりカラムC1内におけるキャリア
ガスの流れの方向を逆転させる。
この時のキャリアガスの流れはプレカットカラム13C
D→八方切替えコック15→カラムC5→八方切替えコ
ック15→カラムC1→八方切替えコック15→付属コ
ック15C1→外部の経路となる。これによりカラムC
1内に残留していたガスにバックフラッシュがかけられ
、該残留ガスはキャリアガスに乗って外部に放出される
。この残留ガスの中にはカラムのガス分離能力を劣化さ
せる汚損性ガスが含まれていることがあるが、本実施例
では該汚損性ガスを外部に放出するのでカラムの分離能
力の低下を防止することができる。
(e)溶存ガス抽出容器8からの試料油の排出溶存ガス
抽出容器8内の試料油S2はガス分析が終了した後、次
の方法により外部に排出することができる。
すなわち、付属コック3c1及び3c2を共に閉じて六
方切替えコック3を図示の破線のバスとし、コック7C
を開く。この時キャリアガスは抵抗管3R→六方切替え
コック3→溶存ガス抽出容器8の経路で流れ、溶存ガス
抽出容器8内が加圧される。これにより試料油S2が溶
存ガス抽出容器8から押し出されてコック7Cを通して
外部に排出される。
[V]ガスクロマトグラフの校正 本実施例においては、校正用ガスとして空気を用い、空
気中のCO2の量を測定することにより、ガス分析装置
の感度のチェックを定期的に行う。
以下この校正の手順を説明する。
六方切替えコック3を図示の破線のバスに切替え、四方
切替えコック11、六方切替えコック13、六方切替え
コック15をそれぞれ図示の実線のバスに切替えて、キ
ャリアガスを六方切替えコック3→四方切替えコック1
1→六方切替えコック13→ブレカツトカラム13CI
)→六方切替えコック15→カラムC1→八方切替えコ
ック15→カラムC2→メタナイザ16→コツク18→
FID19の経路で流しておく。この状態で付属コック
13C1及び13C2を開き、校正用空気を校正用空気
計量管14に導入する。校正用空気計量管14の容積に
対して充分に多い量の校正用空気を付属コック13C2
からパージさせた後付属コック13c1を閉じ、続いて
付属コック13C2を閉じて、校正用空気計ffi管1
4内に大気圧に等しい圧力の校正用空気SAを収容する
次に六方切替えコック13を図示の破線のバスに切替え
、キャリアガスを六方切替えコック3→四方切替えコッ
ク11→六方切替えコック13→校正用空気計量管14
→六方切替えコック13→ブレカットカラム13cp→
八方切替えコック15→カラムC1→八方切替えコック
15→カラムC2→メタナイザ16→コツク18→FI
D19の経路で流す。これにより校正用空気はキャリア
ガスに乗ってカラムC1内に入る。カラムC1内に充填
されている充填剤(今の例ではシリカゲル)は、CO2
との親和力が強く、02及びN2との親和力は弱いため
、カラムC1内に入った校正用空気中のCO2は該充填
剤に吸着されて保持されるが、02及びN2は単体に分
離されることなく短時間で該カラムC1から放出される
。所定の時間が経過すると分離カラム内の充填剤に吸着
されていたCO2ガスが単体に分離されて分離カラムC
1の出口から放出される。この後の手順は前述の[IV
 ]ガス分析の手順(d)成分ガスの分離の項に準じて
行えばよい。校正用空気中のCO2の濃度は予め分って
いるので、上記のようにして校正用空気中のCO2の濃
度を測定することによりガスクロマトグラフの感度の校
正を行うことができる。
[VI]他の実施例 以上の説明においては、キャリアガスをガス分析終了時
点まで試料油計量管5及び溶存ガス抽出容器8内を通し
て流すとしたが、以下に示すように、途中で六方切替え
コック3及び4を切替えてキャリアガスの流路を短縮し
てもよい。
すなわち、試料油計量管5内の試料油を全て溶存ガス抽
出容器8内に移行させた後、六方切替えコック4を図示
の破線のバスに切替えて、キャリアガスを計量管5を通
すことなく、六方切替えコック4を通して溶存ガス抽出
容器8内に供給するようにしてもよい。
またバブリングを開始した後適当な時間が経過した時に
、六方切替えコック3を図示の破線のバスに切替えてバ
ブリングを終了し、キャリアガスを直接四方切替えコッ
ク11.六方切替えコック13及びプレカットカラム1
3CE1の経路に流すようにしてもよい。
以上の説明では、図に示した分析装置を用いるとしたが
、分析装置の構成は図に示した例に限られるものではな
く、本発明の思想を逸脱しない範囲で配管系統や使用す
る部材に適宜に変形を加えることができる。
例えば、六方切替えコック3.4の付属コックを図に示
した例よりも増設して、使用していない回路の遮所を更
に徹底させるようにすることもできる。
また分析装置全体を制御する制御部を付加して、試料油
の採取から分析結果の報告までを全自動化することも可
能である。本発明においては、自動化が困難な抽出ガス
の分割を行う必要がないため、分析過程の全ての自動化
を容易にすることができる。
本発明の方法によれば、分析装置の構成を簡単にするこ
とができ、また自動化が容易であるため、ガス分析装置
を変圧器等の電気機器に付属させて、絶縁油の診断を自
動的に行わせることが可能になる。
上記の実施例においてカラムC1及びカラムC2に充填
する充填剤は必ずしもシリカゲルでなくてもよく、分析
対象ガスとの親和力が強く、分析対象から除くガスとの
親和力が弱い他の充填剤、例えば活性炭、ボラバックQ
1ボラバックN等を用いてもよい。
上記の説明では、分析対象ガスを02 Hz 。
C2H6,C2H4,及びCO2の4種類とじたが、抽
出ガスには更に他の炭素系ガスが含まれており、カラム
C1の出口側には、H2,02゜N2.Co及びCH4
以外の他の炭素系ガスが分離されて出てくるので、CO
及びCH4以外の炭素系ガス(03H6,C3H11,
I  C4H1゜及びnc4H+o)を分析対象に加え
ることもできる。
し発明の効果] 以上のように、本発明によれば、抽出ガスサンプルを1
つだけ用いて、該抽出ガスサンプルを分割することなく
、全ての成分ガスを分離して測定することができる。従
って、抽出ガスのサンプルを複数個用意する面倒な操作
を必要としないため、分析作業を容易にすることができ
、また分析作業のすべてを自動化することも可能になる
また単一の抽出ガスサンプルを用いてそれを分割するこ
となく各成分ガスを分離するので、サンプルの同一性が
問題になることがなく、測定の精度を高めることができ
る。
また本発明の方法では、1種類のキャリアガスと2個の
分離カラムとを用いるだけで成分ガスの分離を行わせる
ことができるため、分析装置の構成を簡単にして、その
自動化を可能にするとともに、装置の小形化とコストの
低減とを図ることができる。従って分析装置を電気機器
に付属させ得る程度の簡単な構成にして分析の自動化を
も可能にすることができ、電気機器の診断を簡単に行わ
せることができる。
特に本発明によれば、ガス分析流体回路系のパージング
を行う過程において汚損性ガスがガスクロマトグラフに
入ることがなく、また溶存ガスの分離時に第1のカラム
におけるガス流を反転させることにより第1のカラム内
の充填剤に吸着された汚損性ガスを外部に排出すること
ができるため、第2のカラム以降の流体回路に汚損性ガ
スが入るのを防ぐことができ、ガスクロマトグラフの性
能劣化を防止して、長期間にわたり良好な感度、精度で
溶存ガスの分析を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の方法を実11IAする装置の構成を示す
構成図である。 1・−・アルゴンガスボンベ、2・・・配管、3.4゜
13・・・六方切替えコック、5・・・試料油計量管、
7・・・吹込み管、8・・・溶存ガス抽出容器、10・
・・ガス抽出装置、11・・・四方切替えコック、14
・・・校正用空気針a管、15・・・六方切替えコック
、16・・・メタナイザ、17・・・水素ボンベ、19
・・・FID(フレームイオン化検出器)、22・・・
ガスクロマトグラフ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  絶縁油中の溶存ガスを抽出するガス抽出装置とガスク
    ロマトグラフとの間を配管系を介して接続してガス分析
    流体回路系を構成し、前記ガス分析流体回路系のパージ
    ングを行つた後、前記ガス抽出装置から得られる抽出ガ
    スを前記ガスクロマトグラフに導いて溶存ガス成分を分
    析する溶存ガス分析方法において、 前記絶縁油中に溶存する成分ガスの内、H_2、N_2
    、O_2、CO及びCH_4ガスを分析対象から除いて
    少なくともC_2H_2、C_2H_4、C_2H_6
    及びCO_2を分析対象ガスとし、 前記ガスクロマトグラフには前記分析対象ガスに対して
    親和力を有する充填剤を充填した第1のカラムと第2の
    カラムとを設け、 前記パージングを行う過程では、前記ガス分析流体回路
    系を、前記配管系の途中で前記ガスクロマトグラフより
    もガス抽出装置寄りにあつて流路に絶縁油が付着してい
    るおそれがある第1の領域と該第1の領域よりもガスク
    ロマトグラフ側の第2の領域とに分離して第1の領域及
    び第2の領域にそれぞれ別々にパージングガスを流し、 前記溶存ガス成分を分析する過程では、前記第1のカラ
    ムと第2のカラムとを直列に接続して前記抽出ガスをキ
    ャリアガスと共に第1のカラムから第2のカラムへと流
    し、分析対象ガスが第1のカラムから第2のカラムへ移
    向した時点で第1のカラムと第2のカラムとを切離し、
    第1のカラムには切離し前と逆方向にキャリアガスを流
    して該キャリアガスを排出させ、第2のカラムには切離
    し前と同方向にキャリアガスを流して該第2のカラムを
    通したガスをガス検出器に導くことを特徴とする絶縁油
    中の溶存ガス分析方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106526055A (zh) * 2016-12-13 2017-03-22 贵州电网有限责任公司都匀供电局 一种无载气油色谱在线监测系统

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