JPS6328827B2 - - Google Patents
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- JPS6328827B2 JPS6328827B2 JP10039583A JP10039583A JPS6328827B2 JP S6328827 B2 JPS6328827 B2 JP S6328827B2 JP 10039583 A JP10039583 A JP 10039583A JP 10039583 A JP10039583 A JP 10039583A JP S6328827 B2 JPS6328827 B2 JP S6328827B2
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Description
本発明は信頼度、保安度を向上させることを目
的とした通票閉そく器に関するものである。 単線運転の場合、後続列車の追突を防ぐととも
に対向列車の正面衝突を防ぐための対策が必要で
ある。このため閉そく区間を走行する列車には指
定された通票をけい帯させることとしている。通
票閉そく器は、この通票を納めておくためのもの
であり、第1図に示すように閉そく区間の両端の
A駅とB駅とに設置され、両駅の打合せおよび共
同操作により、いずれか一方の駅の通票閉そく器
Ma、Mbからその区間の通票を1個取出し、こ
れを運転許可の証として列車に交付することによ
り閉そく運転を安全に行うものである。したがつ
て、通票閉そく器は次の条件を満すものでなけれ
ばならないとされている。すなわち、 (1) 通票は閉そく区間の両端の駅が共通して通票
閉そく器を取扱わなければ、取出すことができ
ないこと、 (2) 閉そく区間の両端の駅で、一組の通票閉そく
器からは1個しか通票を取り出すことができな
いこと、 (3) 取り出してある通票を通票閉そく器内に納め
なければ次の通票を取り出すことができないこ
と、 (4) 種類の異なる通票は納めることができないこ
と、 などの条件である。 第2図に現用の通票閉そく器の外観を示す。通
票閉そく器は、その外箱1の外部に検電器G、送
信電けんP1、解錠電けんP2を備え、上部引手2
及び下部引手3を外箱1の内外にわたつて摺動可
能に設けたものである。第3図に外箱1内の概略
の構造、第4図にA駅とB駅とに設置された現用
通票閉そく器の構成図を示し、以下に主要な構成
要素について説明する。 (1) 電けん、 送信電けんP1と解錠電けんP2とがある。送
信電けんP1は相手側閉そく器の継電器4を動
作させる電流を送るためのものである。押ボタ
ンを押し下げることにより送信回路が構成され
る。押ボタンを操作しないときには送信回路は
切れているが相手駅からの送信回路はいつでも
通ずるようになつている。 解錠電けんP2は相手駅よりの送信電流を受
けて自駅の継電器が動作している間に、押ボタ
ンを圧下することにより自己の下部引手3を解
錠する回路を構成し、また自己の送信回路(電
鈴回路)と解錠回路との切換えを行うものであ
る。 (2) 検電器G 送信回路の電流が、自駅で通票を通り出す全
開の方向の電流か、又は相手駅のための電流か
を知る外に回路の断線の有無を示すもので一種
の両極性指示の電流計である。 (3) 上部引手2、 これは通票を閉そく器内へ納入するための引
手である。長方形の平板の板面に通票を嵌合さ
せる円形の穴5と通票の選別突子とが設けられ
ている。この穴5の中に通票7を入れて引手を
外箱1に押し込むと、外箱1の上板に設けられ
た穴と合致して納入した通票が落下し、その重
みで垂直かん8を引上げ、全開又は半開になつ
ている下部引手3の鎖錠が機械的に解錠され
る。 (4) 通票樋(チヤンネル)9、 通票樋9は上部引手2より納入された通票7
を受け入れて滑走させ、下部引手3上に搬送し
て蓄積させる傾斜状の樋である。 (5) 通票舌金10、垂直かん8、支持鈎11およ
び懸垂鈎12、 通票舌金10は上部引手2より納入された通
票7を一旦受止めるためのものである。通票7
が通票舌金10上に乗ると、その重みで回動し
て垂直かん8を引き上げ、この動作によつて半
開鈎13が引き上げられる。しかし、この動作
は一瞬の間であるから、下部引手3が納められ
るまでの間この状態を維持する必要がある。支
持鈎11は垂直かん8を支えて機械的に保持さ
せるためのものである。懸垂鈎12は上部引手
2が引き出されているとき、針金等で通票舌金
10を押えると不正解錠するから、その間垂直
かん8が引き上げられないようにこれを支える
ために設けたものである。 (6) 下部引手3、 下部引手3は通票樋9に蓄積されている通票
7を閉そく器から取り出すための引手である。
下部引手3には定位、半開、全開の各位置で半
開鈎13、全開鈎14が落ち込んで引手を鎖錠
するための切りかき溝15a〜15eと、支持
鈎11用の切りかぎ溝15fとの複数の切りか
き溝が板面に直列状に設けられ、また板面には
通票7を取り出すための受皿3aがあつてこの
中に入つた通票7が1個ずつ取り出される。 (7) 全開コイル16及び全開鈎14、 下部引手3を全開するときに用いる電磁石で
ある。相手駅からの送信電流により間接的に制
御され、全開鈎14その他を作動する。 全開鈎14は全開コイル16のアーマチヤー
によつてのみ動作し、またその尖端で半開鈎1
3をも解錠動作する。また半開の位置ではこれ
以上に下部引手3が出ないように鎖錠する。な
お、全開鈎14にはこれが動作中は送信を行わ
ないように送信回路しや断器17を動作させる
外側ピン及び制解子20が取り付けられてい
る。 (8) 半開コイル18及び半開鈎13、 半開コイル18は下部引手3を半開するとき
に用いられる電磁石である。全開コイル16と
同様に送信電流によつて間接的に制御される。 半開鈎13は半開コイル18によつて電気的
に解錠動作をするほか、全開鈎14の先端およ
び垂直かん8によつても動作する。また半開鈎
13は下部引手3を定位に鎖錠するほか、半開
及び全開位置で、これを元に戻すことができな
いように鎖錠する。 (9) 制解片19および制解子20、 制解片19は第5図に示すように全開鈎鎖錠
溝15上に半分かかつて下部引手3にねじ止め
されたものである。これは全開鈎14の制解子
20との相互的関係で全開鈎14の不正解錠を
防止し、下部引手3の両全開、両半開を阻止す
る上で非常に重要な意義を有するものとされ、
段部、突起、傾斜孔など制解子20の規制手段
を設けて複雑な形状となつている。 (10) 転極器21、 転極器21は自駅からの送信電流の方向を下
部引手3の移動に伴つて自動的に転極するもの
である。定位のときには相手駅の継電器4に半
開コイル回路を作るような電流を送り、下部引
手3が半開又は全開のときは相手駅の継電器4
にその全開コイル回路を作るような電流を送り
出す。下部引手3上に設けられた転極片と、こ
れに接触して電流方向を切替える接触子とで構
成されている。 (11) 送信回路しや断器17、 送信回路しや断器17は全開鈎14の動作に
よつて送信回路を開閉する接点である。常時は
送信回路の一部として閉路しているが、下部引
手3を相手駅からの送信により全開に引き出す
途中、半開位置で転極器21が接触しても、自
駅からの送信回路をしや断して相手駅に対する
送信を防ぎ、両駅で全開にならないようにして
いる。 (12) 継電器4および電鈴22、 継電器4は有極継電器で相手駅からの送信電
流によつて電鈴22を動作するほか、解錠電け
んP2によつて全開コイル16又は半開コイル
18の局部回路を構成するものである。 以上が現用の通票閉そく器の概略の構成であ
る。この閉そく器は1878年英人エドワードタイヤ
ー氏の考案に係るものであり、当時の構造が殆ん
どそのまま用いられているため、機械的動作部分
が多く、保守、管理に非常に多くの手数を要し、
省力化がさけばれる現在においては多くの改善の
余地が残されている。 また機械的な動作機構を主体として用いるため
に所期の機能を得るうえにも種々の難点がある。
以下にその問題点を挙げる。 下部引手3は人手によつて操作されるため、そ
の出し入れに必要以上の力が加えられることがあ
り、下部引手3に関連した機構、例えば転極器2
1、送信回路しや断器17、全開鈎14、半開鈎
13、制解片19などはもつとも摩耗しやすい部
分である。もつとも機械的に鎖錠する限り全開鈎
14、半開鈎13を欠くことはできないが、両鈎
14,13を連動させることは不利であり、また
その形状や切りかき溝15a〜15fの形状など
は改善の必要がある。特に制解片19は形状の巧
拙が両半開、両全開障害の起因に影響を及ぼすこ
とが大きいばかりでなく、両半開防止に重点を置
けば両全開防止に支障を来し、二つながら完全を
期することは難かしいという根本的な難点をかか
えている。その他垂直かん8、支持鈎11なども
通票7の落下による衝撃を受けるため、摩耗しや
すく、また動作不良の要因となる。通票閉そく器
の動作不良は機構上の問題のみならず、不測の事
態によつても発生する。例えば通票舌金に通票7
が貼り付いたようなときには下部引手3は半開、
全開のどの位置でも相手駅との共同作業なくして
定位位置とすることができる。これは通票取出信
号を受信したとき何個でも通票を取り出すことが
できることを意味し、通票閉そく器の機能を果さ
ず、追突や、正面衝突事故の発生原因となつて極
めて危険である。 通票閉そく器のメンテナンスフリー化を実現す
るには以上の点を含めてその構成を根本的に見な
おす必要がある。 本発明はシステムを変更することなく現用の通
票閉そく器に採用されている機械的な動作機構を
可能な限り信号リレーを用いた電気回路に置き替
え、故障の発生を少くし、部品故障に対してフエ
ールセーフを実現し、信頼度並びに保安度の高い
通票閉そく器を提供するものである。 以下に本発明の実施例を図によつて説明する。
なお現用閉そく器と同一構成部分には同一番号又
は記号を付して説明する。第6図〜第9図におい
て、本発明は通票7を外箱1内に納入する上部引
手2と、外部1内から通票7を取り出す下部引手
3と、外箱1内に納入された通票7を下部引手3
の受皿3a上に導くと共にその一定数を内部に蓄
積する通票樋9とを有し、相手駅との打合せおよ
び共同作業により一定条件の下で通票7の取り出
しを可能とした通票閉そく器において、互いに独
立に動作し、下部引手3の切り溝25a,25
b,25c中に落下して該引手3を定位、半開、
全開位置で鎖錠する半開鈎23および切り溝25
d中に落下して定位、半開位置間に下部引手3の
移動範囲を規制する全開鈎24と、各鈎の駆動用
の半開ソレノイドSM及び全開ソレノイドRMと、
両ソレノイドを同時に駆動して半開鈎23、全開
鈎24を解錠する定反位保持リレーNRSRと、
半開ソレノイドSMを選択的に駆動して半開鈎2
3を解錠させる通標納入記憶リレーTDSRと、通
票樋9上に設けられた通票舌金10の回動変位と
その復元動作を検知して前記通票納入記憶リレー
TDSRを動作させる納入検出スイツチTDと、下
部引手3の定位、全開、半開位置及びその移動方
向を検知して前記定反位保持リレーNRSRを自
己保持させ、下部引手3の移動中、半開鈎23お
よび全開鈎24を解錠に保たせる引出検出スイツ
チMS3、押込検出スイツチMS4および鎖錠検
出スイツチMS2と、下部引手3の定位、半開、
全開位置を検出する転極検出スイツチMS1およ
び該スイツチMS1の出力を受けて送信信号の転
極切替を行う転極リレーPCRと、解錠電けんP2
の操作により扛上し、相手駅の送信電流の極性と
自駅の状態に応じて解錠指令を出力する解錠リレ
ーP2PRと、相手駅の定位送信を受信して動作
する受信リレーLNR及び相手駅の半開又は全開
送信を受信して動作する受信リレーLRRと、各
リレー出力および半開鈎23の落下検出出力のア
ンド回路で構成した送信回路しや断器TSCを備
えたものである。 第6図に本発明閉そく器の一実施例を示す。本
発明においても外箱1に検電器G、電けんP1,
P2、上部引手2、下部引手3などが設けられて
いる点は基本的に従来と同じである。ただし検電
器Gの取付位置や電けんのスイツチPSの設置位
置が若干相違する。スイツチPSは負荷がかから
ないようにプランジヤPの側方に設置してある。
以下従来と同一構成部分には同一番号を付して説
明を省略し、主とした相違点を従来のものと対比
しながら説明する。第7図は回路のブロツク図、
第8図は具体的な回路図である。 (1) 通票納入検出機構 通票舌金10と納入検出スイツチTDと通票
納入記憶リレーTDSRとからなつている。すな
わち上部引手2を通して通票7が納入され、こ
れが通票舌金10上に乗ると、その重みで通票
舌金10が下向きに回動する。この通票舌金1
0の後縁のカム面に向き合せて納入検出スイツ
チTDが配設されており、該スイツチTDは舌
金10の回動変位により動作し、接点TDN.O
を通じて通票納入記憶リレーTDSRを扛上さ
せ、その接点TDSR2を通じて自己保持させる。
次に通票が通票樋9中にすべり落ち、通票舌金
10が正規の位置に戻り、納入検出スイツチ
TDの接点TDN.Cが構成されると、はじめて
半開ソレノイドSMに通電してこれを動作さ
せ、半開鈎23を引き上げて下部引手3を解錠
する。本願発明では垂直かんや支持鈎のような
機械的動作機構を用いていない。 (2) 下部引手3 基本的には現用のものと同じであるが、定
位、半開、全開位置で半開鈎23を嵌入させる
3つの切り溝25a,25b,25cと定位よ
り半開位置にまたがつて全開鈎24を嵌入させ
る1つの切り溝25dが設けられ、その切り溝
の形状は単純化されている。 (3) 転極器 転極器は転極検出スイツチMS1と転極リレ
ーPCRとからなつている。転極検出スイツチ
MS1は下部引手3に設けたカムC1によつて
制御され、下部引手3の引き出し又は押し込み
による定位および半開、全開の位置を接点MS
1N.Oで検出し、転極リレーPCRの動作によ
つて転極を行うものである。このとき送信電け
んP1を押すと検電器Gに送信電流値とその極
性が指示される。 (4) 全開鈎24及び半開鈎23とその制御機構 全開鈎24は全開ソレノイドRMに連結さ
れ、半開鈎23は半開ソレノイドSMに連結さ
れており、全開ソレノイドRMは定反位保持リ
レーNRSRの扛上による電流のみによつて駆
動される。半開ソレノイドSMは通票納入リレ
ーTDSRのほか定反位保持リレーNRSR及び解
錠リレーP2PRによつても駆動され、両鈎2
4,23の動作は独立しており連動関係はな
い。 (5) 両半開防止機構 これは制解片、制解子による機構に代わるも
のである。鎖錠検出スイツチMS2、引出検出
スイツチMS3、押込検出スイツチMS4及び
これらスイツチの出力によつて励磁される定反
位保持リレーNRSRからなつている。引出検
出スイツチMS3は下部引手3の引出動作を、
また押込検出スイツチMS4は下部引手3の押
込動作を検知して定反位保持リレーNRSRを
励磁し、鎖錠検出スイツチMS2は動作中定反
位保持リレーNRSRを自己保持させるもので
ある。いずれも下部引手3と一体的に設けられ
たカムC2〜C4の形状によつて制御される。
すなわち、下部引手3の引出動作と押込動作と
に対し、解錠用自己保持回路を別個に形成して
おり、半開位置では定反位保持リレーNRSR
の制御によつて鎖錠できないようになつてい
る。この点につき、第8図を参照して具体的に
説明する。 (a) 全開(定位→全開) 相手駅の半開送信を受けると受信リレー
LRRが扛上する。このとき、解錠電けんP2
を押すと、引出検出スイツチMS3の接点
MS3N.Cを通して定反位保持リレーNRSR
が扛上し、半開及び全開ソレノイドSM、
RMが動作する。下部引手3を引き出しはじ
めると、定位の鎖錠が解錠する直前に接点
MS2N.Oを通して定位から全開までの間、
定反位保持リレーNRSRを保持させ、さら
に通票の取り出しが可能となる直前で接点
MS2N.Oが開放して全開鎖錠される。 (b) 通票納入(半開、全開→定位) 上部引手2を通して通票を納入すると、前
記の通り納入検出スイツチTDの接点TDN.
Oが構成され、接点MS1N.Oを通して通票検
出保持リレーTDSRが扛上し、半開ソレノイ
ドSMが動作する。 下部引手3を定位に押し込むと通票が受皿
3aに落下する直前に接点MS2N.Oが開放
し、通票検出保持リレーTDSRの自己保持が
解かれて定位鎖錠する。 (c) 定位(全開→定位) 相手駅の定位送信を受けると、受信リレー
LNRが扛上する。このとき解錠電けんP2を
押すと接点MS4N.Oを通じて定反位保持リ
レーNRSRが扛上し、半開および全開ソレ
ノイドSM,RMが動作する。 下部引手3を押し込みはじめると、全開の
鎖錠が解錠する直前に接点MS2N.Oを通じ
て全開から定位までの間、定反位保持リレー
NRSRを自己保持させ、通票が下部引手3
の受皿3aに落ちる直前に接点MS2N.Oが
開放されて定位鎖錠する。 (6) 送信回路しや断器 送信回路しや断器は通票納入記憶リレー
TDSRと、定反位保持リレーNRSRと、受信リ
レーLRRおよびLNRと、解錠リレーP2PRと
の各接点並びに半開鈎23の落下を検出する落
下検出スイツチSLの接点のアンド回路により
構成されている。第9図に半開鈎23と落下検
出スイツチSLとの関係を示す。すなわち、半
開鈎23の後縁をカム面としてこのカム面に向
き合せて落下検出スイツチSLを配設したもの
である。したがつて前記リレー及び落下検出ス
イツチSLのいずれか1つが動作していれば自
駅から相手駅に対する送信がしや断され、両駅
で全開となることが防止される。 (7) 受信リレー 受信リレーは相手駅よりの定位送信を受信し
て動作するリレーLNRと、相手駅よりの半開
又は全開送信を受信して動作するリレーLRR
とからなつている。相手駅からの定位又は半
開、全開の送信により、検電器Gが半開又は全
開を指示し、受信リレーLNR又はLRRが扛上
すると、回動が切れて合図発振器26が動作
し、スピーカ27より合図音が発信される。 (8) 解錠操作機構 解錠電けんP2を押すと解錠リレーP2PRが
扛上し、相手駅の送信電流の極性と、自駅の状
態によつて動作する制御回路を構成させる。 (9) 通票調節 調節押ボタンP3が別に設けられ、これを押
すことにより定反位保持リレーNRSRは制御
回路より切り放され、電源より直接励磁される
ようになつている。 第8図の制御回路において、各リレー及びス
イツチの接点は、リレー及びスイツチと同一の
記号で示し、2以上の接点を有するものについ
ては番号を付してある。なお、第8図の制御回
路ではスイツチ及びリレー類の接点が溶着した
ときには鎖錠状態で動作を停止するように回路
を構成した例を示している。 次に本発明通票閉そく器の取り扱い要領と作用
について、A駅からB駅に列車を出発させる場合
を例にとつて説明する。その操作要領は現用閉そ
く器と全く同一である。 (1) A駅の送信電けんP1を3打してB駅に電話
にかかるように合図する。 B駅が電話にでたら「〇〇列車閉そく」の打
合せをする。B駅が承認したら電話器28を元
に戻し、B駅に2打の合図音(B駅に列車進入
しうるや)を発する。B駅は列車進入を承諾の
ときには同じ2打の合図をする。なお、最初
A、B駅とも下部引手3は定位にある。 (2) A駅はB駅からの承諾合図を受けてから送信
電けんP1を圧下し、B駅に送信電流を送る。
A駅の検電器Gの針は全開、B駅の針は半開に
振れ、B駅の受信リレーLNRが扛上する。 (3) B駅で解錠電けんP2を押すと、半開ソレノ
イドSMが動作し、半開鈎23を引き上げ、下
部引手3の定位鎖錠を解錠する。 (4) B駅では解錠電けんP2を押しながら半開位
置まで下部引手3を引き出すことができる。解
錠電けんP2を離すと下部引手3の切り溝25
bに半開鈎23が落ち込んで半開鎖錠する。 (5) B駅の下部引手3の半開により転極検出スイ
ツチMS1が動作し、転極リレーPCRの扛上に
より送信回路の極性は転極される。 (6) B駅の下部引手3を半開にすると、通票は半
分見えるが取り出すことはできない。この状態
はA駅から列車がくることを承認したことを意
味する。 (7) B駅が半開の状態で送信電けんP1を押すと
検電器Gの針はB駅では半開、A駅では全開に
振れる。これによつてA駅の受信リレーLRR
が扛上する。 (8) A駅で解錠電けんP2を押すと、定反位保持
リレーNRSRが扛上し、半開ソレノイドSM、
全開ソレノイドRMが動作し、半開鈎23、全
開鈎24を引き上げて下部引手3を解錠する。 (9) A駅で下部引手3を引き出すと、全開となつ
てはじめて通票を取り出すことができる。通票
を取り出す位置の直前で鎖錠検出スイツチMS
2による定反位保持リレーNRSRの自己保持
が解かれ、両鈎23,24の落下によつてA駅
の下部引手3は全開鎖錠される。 (10) A駅から出発する列車は、この区間の運転許
可証として通票を携帯し、B駅に到着する。B
駅ではその通票を受け取り、上部引手2を通じ
て納入すると、納入検出スイツチTDおよび通
票納入記憶リレーTDSRの制御により、半開ソ
レノイドSMが動作して半開鈎23を引き上
げ、下部引手3を開錠する。これによつてB駅
の下部引手3を定位に押し込んで受皿3aに通
票7が落ちる直前で鎖錠検出スイツチの接点
MS2N.Oにより、通票納入記憶リレーTDSR
の自己保持が解かれ、半開鈎23の落下によつ
てB駅の下部引手3は定位鎖錠される。なお、
全開鈎24は落下しているため全開にすること
はできない。 (11) B駅が定位になると、列車到着の合図をして
送信電けんP1の操作により送信する。A駅の
検電器Gは半開に振れ、受信リレーLNRが扛
上する。このときA駅の解錠電けんP2を押す
と、解錠リレーP2PRが動作し、半開ソレノ
イドSMにより半開鈎23が引き上げられる。
ここでA駅の下部引手3を定位に納めると、両
駅とも最初の状態に復帰して取り扱いが完了す
る。第10図にリレー、スイツチ類のチヤート
を示す。 本発明は以上のように従来の機械的動作機構を
可能な限り、信号リレーを用いた電気回路に置き
換えたため、機械的な破損、損耗がなく、また動
作不良による誤動作のおそれがないため、信頼
度、保安度を従来に比して飛躍的に向上できる。 特にリレー及びスイツチの組み合せで構成し、
下部引手の引出動作と押込動作とに対して別個に
設けた解錠用自己保持回路によつて、不確実な制
解片などを用いることなく、両半開を確実に防止
できる。また送信回路のしや断を、リレー類およ
び半開鈎の落下検出スイツチのアンド回路をもつ
て構成したため、いずれか一つが動作中である限
り完全に送信をしや断することができ、閉そく器
の性能をより向上できる。さらに通票納入時には
通票が通票樋内にすべり落ち、舌金が正規の位置
に戻つた後の信号をもつて、半開鈎を解錠するた
め、通票舌金に通票が貼り付いた場合でも2以上
の通票が取り出されるといつた事故を防止するこ
とができるなどの効果を有するものである。
的とした通票閉そく器に関するものである。 単線運転の場合、後続列車の追突を防ぐととも
に対向列車の正面衝突を防ぐための対策が必要で
ある。このため閉そく区間を走行する列車には指
定された通票をけい帯させることとしている。通
票閉そく器は、この通票を納めておくためのもの
であり、第1図に示すように閉そく区間の両端の
A駅とB駅とに設置され、両駅の打合せおよび共
同操作により、いずれか一方の駅の通票閉そく器
Ma、Mbからその区間の通票を1個取出し、こ
れを運転許可の証として列車に交付することによ
り閉そく運転を安全に行うものである。したがつ
て、通票閉そく器は次の条件を満すものでなけれ
ばならないとされている。すなわち、 (1) 通票は閉そく区間の両端の駅が共通して通票
閉そく器を取扱わなければ、取出すことができ
ないこと、 (2) 閉そく区間の両端の駅で、一組の通票閉そく
器からは1個しか通票を取り出すことができな
いこと、 (3) 取り出してある通票を通票閉そく器内に納め
なければ次の通票を取り出すことができないこ
と、 (4) 種類の異なる通票は納めることができないこ
と、 などの条件である。 第2図に現用の通票閉そく器の外観を示す。通
票閉そく器は、その外箱1の外部に検電器G、送
信電けんP1、解錠電けんP2を備え、上部引手2
及び下部引手3を外箱1の内外にわたつて摺動可
能に設けたものである。第3図に外箱1内の概略
の構造、第4図にA駅とB駅とに設置された現用
通票閉そく器の構成図を示し、以下に主要な構成
要素について説明する。 (1) 電けん、 送信電けんP1と解錠電けんP2とがある。送
信電けんP1は相手側閉そく器の継電器4を動
作させる電流を送るためのものである。押ボタ
ンを押し下げることにより送信回路が構成され
る。押ボタンを操作しないときには送信回路は
切れているが相手駅からの送信回路はいつでも
通ずるようになつている。 解錠電けんP2は相手駅よりの送信電流を受
けて自駅の継電器が動作している間に、押ボタ
ンを圧下することにより自己の下部引手3を解
錠する回路を構成し、また自己の送信回路(電
鈴回路)と解錠回路との切換えを行うものであ
る。 (2) 検電器G 送信回路の電流が、自駅で通票を通り出す全
開の方向の電流か、又は相手駅のための電流か
を知る外に回路の断線の有無を示すもので一種
の両極性指示の電流計である。 (3) 上部引手2、 これは通票を閉そく器内へ納入するための引
手である。長方形の平板の板面に通票を嵌合さ
せる円形の穴5と通票の選別突子とが設けられ
ている。この穴5の中に通票7を入れて引手を
外箱1に押し込むと、外箱1の上板に設けられ
た穴と合致して納入した通票が落下し、その重
みで垂直かん8を引上げ、全開又は半開になつ
ている下部引手3の鎖錠が機械的に解錠され
る。 (4) 通票樋(チヤンネル)9、 通票樋9は上部引手2より納入された通票7
を受け入れて滑走させ、下部引手3上に搬送し
て蓄積させる傾斜状の樋である。 (5) 通票舌金10、垂直かん8、支持鈎11およ
び懸垂鈎12、 通票舌金10は上部引手2より納入された通
票7を一旦受止めるためのものである。通票7
が通票舌金10上に乗ると、その重みで回動し
て垂直かん8を引き上げ、この動作によつて半
開鈎13が引き上げられる。しかし、この動作
は一瞬の間であるから、下部引手3が納められ
るまでの間この状態を維持する必要がある。支
持鈎11は垂直かん8を支えて機械的に保持さ
せるためのものである。懸垂鈎12は上部引手
2が引き出されているとき、針金等で通票舌金
10を押えると不正解錠するから、その間垂直
かん8が引き上げられないようにこれを支える
ために設けたものである。 (6) 下部引手3、 下部引手3は通票樋9に蓄積されている通票
7を閉そく器から取り出すための引手である。
下部引手3には定位、半開、全開の各位置で半
開鈎13、全開鈎14が落ち込んで引手を鎖錠
するための切りかき溝15a〜15eと、支持
鈎11用の切りかぎ溝15fとの複数の切りか
き溝が板面に直列状に設けられ、また板面には
通票7を取り出すための受皿3aがあつてこの
中に入つた通票7が1個ずつ取り出される。 (7) 全開コイル16及び全開鈎14、 下部引手3を全開するときに用いる電磁石で
ある。相手駅からの送信電流により間接的に制
御され、全開鈎14その他を作動する。 全開鈎14は全開コイル16のアーマチヤー
によつてのみ動作し、またその尖端で半開鈎1
3をも解錠動作する。また半開の位置ではこれ
以上に下部引手3が出ないように鎖錠する。な
お、全開鈎14にはこれが動作中は送信を行わ
ないように送信回路しや断器17を動作させる
外側ピン及び制解子20が取り付けられてい
る。 (8) 半開コイル18及び半開鈎13、 半開コイル18は下部引手3を半開するとき
に用いられる電磁石である。全開コイル16と
同様に送信電流によつて間接的に制御される。 半開鈎13は半開コイル18によつて電気的
に解錠動作をするほか、全開鈎14の先端およ
び垂直かん8によつても動作する。また半開鈎
13は下部引手3を定位に鎖錠するほか、半開
及び全開位置で、これを元に戻すことができな
いように鎖錠する。 (9) 制解片19および制解子20、 制解片19は第5図に示すように全開鈎鎖錠
溝15上に半分かかつて下部引手3にねじ止め
されたものである。これは全開鈎14の制解子
20との相互的関係で全開鈎14の不正解錠を
防止し、下部引手3の両全開、両半開を阻止す
る上で非常に重要な意義を有するものとされ、
段部、突起、傾斜孔など制解子20の規制手段
を設けて複雑な形状となつている。 (10) 転極器21、 転極器21は自駅からの送信電流の方向を下
部引手3の移動に伴つて自動的に転極するもの
である。定位のときには相手駅の継電器4に半
開コイル回路を作るような電流を送り、下部引
手3が半開又は全開のときは相手駅の継電器4
にその全開コイル回路を作るような電流を送り
出す。下部引手3上に設けられた転極片と、こ
れに接触して電流方向を切替える接触子とで構
成されている。 (11) 送信回路しや断器17、 送信回路しや断器17は全開鈎14の動作に
よつて送信回路を開閉する接点である。常時は
送信回路の一部として閉路しているが、下部引
手3を相手駅からの送信により全開に引き出す
途中、半開位置で転極器21が接触しても、自
駅からの送信回路をしや断して相手駅に対する
送信を防ぎ、両駅で全開にならないようにして
いる。 (12) 継電器4および電鈴22、 継電器4は有極継電器で相手駅からの送信電
流によつて電鈴22を動作するほか、解錠電け
んP2によつて全開コイル16又は半開コイル
18の局部回路を構成するものである。 以上が現用の通票閉そく器の概略の構成であ
る。この閉そく器は1878年英人エドワードタイヤ
ー氏の考案に係るものであり、当時の構造が殆ん
どそのまま用いられているため、機械的動作部分
が多く、保守、管理に非常に多くの手数を要し、
省力化がさけばれる現在においては多くの改善の
余地が残されている。 また機械的な動作機構を主体として用いるため
に所期の機能を得るうえにも種々の難点がある。
以下にその問題点を挙げる。 下部引手3は人手によつて操作されるため、そ
の出し入れに必要以上の力が加えられることがあ
り、下部引手3に関連した機構、例えば転極器2
1、送信回路しや断器17、全開鈎14、半開鈎
13、制解片19などはもつとも摩耗しやすい部
分である。もつとも機械的に鎖錠する限り全開鈎
14、半開鈎13を欠くことはできないが、両鈎
14,13を連動させることは不利であり、また
その形状や切りかき溝15a〜15fの形状など
は改善の必要がある。特に制解片19は形状の巧
拙が両半開、両全開障害の起因に影響を及ぼすこ
とが大きいばかりでなく、両半開防止に重点を置
けば両全開防止に支障を来し、二つながら完全を
期することは難かしいという根本的な難点をかか
えている。その他垂直かん8、支持鈎11なども
通票7の落下による衝撃を受けるため、摩耗しや
すく、また動作不良の要因となる。通票閉そく器
の動作不良は機構上の問題のみならず、不測の事
態によつても発生する。例えば通票舌金に通票7
が貼り付いたようなときには下部引手3は半開、
全開のどの位置でも相手駅との共同作業なくして
定位位置とすることができる。これは通票取出信
号を受信したとき何個でも通票を取り出すことが
できることを意味し、通票閉そく器の機能を果さ
ず、追突や、正面衝突事故の発生原因となつて極
めて危険である。 通票閉そく器のメンテナンスフリー化を実現す
るには以上の点を含めてその構成を根本的に見な
おす必要がある。 本発明はシステムを変更することなく現用の通
票閉そく器に採用されている機械的な動作機構を
可能な限り信号リレーを用いた電気回路に置き替
え、故障の発生を少くし、部品故障に対してフエ
ールセーフを実現し、信頼度並びに保安度の高い
通票閉そく器を提供するものである。 以下に本発明の実施例を図によつて説明する。
なお現用閉そく器と同一構成部分には同一番号又
は記号を付して説明する。第6図〜第9図におい
て、本発明は通票7を外箱1内に納入する上部引
手2と、外部1内から通票7を取り出す下部引手
3と、外箱1内に納入された通票7を下部引手3
の受皿3a上に導くと共にその一定数を内部に蓄
積する通票樋9とを有し、相手駅との打合せおよ
び共同作業により一定条件の下で通票7の取り出
しを可能とした通票閉そく器において、互いに独
立に動作し、下部引手3の切り溝25a,25
b,25c中に落下して該引手3を定位、半開、
全開位置で鎖錠する半開鈎23および切り溝25
d中に落下して定位、半開位置間に下部引手3の
移動範囲を規制する全開鈎24と、各鈎の駆動用
の半開ソレノイドSM及び全開ソレノイドRMと、
両ソレノイドを同時に駆動して半開鈎23、全開
鈎24を解錠する定反位保持リレーNRSRと、
半開ソレノイドSMを選択的に駆動して半開鈎2
3を解錠させる通標納入記憶リレーTDSRと、通
票樋9上に設けられた通票舌金10の回動変位と
その復元動作を検知して前記通票納入記憶リレー
TDSRを動作させる納入検出スイツチTDと、下
部引手3の定位、全開、半開位置及びその移動方
向を検知して前記定反位保持リレーNRSRを自
己保持させ、下部引手3の移動中、半開鈎23お
よび全開鈎24を解錠に保たせる引出検出スイツ
チMS3、押込検出スイツチMS4および鎖錠検
出スイツチMS2と、下部引手3の定位、半開、
全開位置を検出する転極検出スイツチMS1およ
び該スイツチMS1の出力を受けて送信信号の転
極切替を行う転極リレーPCRと、解錠電けんP2
の操作により扛上し、相手駅の送信電流の極性と
自駅の状態に応じて解錠指令を出力する解錠リレ
ーP2PRと、相手駅の定位送信を受信して動作
する受信リレーLNR及び相手駅の半開又は全開
送信を受信して動作する受信リレーLRRと、各
リレー出力および半開鈎23の落下検出出力のア
ンド回路で構成した送信回路しや断器TSCを備
えたものである。 第6図に本発明閉そく器の一実施例を示す。本
発明においても外箱1に検電器G、電けんP1,
P2、上部引手2、下部引手3などが設けられて
いる点は基本的に従来と同じである。ただし検電
器Gの取付位置や電けんのスイツチPSの設置位
置が若干相違する。スイツチPSは負荷がかから
ないようにプランジヤPの側方に設置してある。
以下従来と同一構成部分には同一番号を付して説
明を省略し、主とした相違点を従来のものと対比
しながら説明する。第7図は回路のブロツク図、
第8図は具体的な回路図である。 (1) 通票納入検出機構 通票舌金10と納入検出スイツチTDと通票
納入記憶リレーTDSRとからなつている。すな
わち上部引手2を通して通票7が納入され、こ
れが通票舌金10上に乗ると、その重みで通票
舌金10が下向きに回動する。この通票舌金1
0の後縁のカム面に向き合せて納入検出スイツ
チTDが配設されており、該スイツチTDは舌
金10の回動変位により動作し、接点TDN.O
を通じて通票納入記憶リレーTDSRを扛上さ
せ、その接点TDSR2を通じて自己保持させる。
次に通票が通票樋9中にすべり落ち、通票舌金
10が正規の位置に戻り、納入検出スイツチ
TDの接点TDN.Cが構成されると、はじめて
半開ソレノイドSMに通電してこれを動作さ
せ、半開鈎23を引き上げて下部引手3を解錠
する。本願発明では垂直かんや支持鈎のような
機械的動作機構を用いていない。 (2) 下部引手3 基本的には現用のものと同じであるが、定
位、半開、全開位置で半開鈎23を嵌入させる
3つの切り溝25a,25b,25cと定位よ
り半開位置にまたがつて全開鈎24を嵌入させ
る1つの切り溝25dが設けられ、その切り溝
の形状は単純化されている。 (3) 転極器 転極器は転極検出スイツチMS1と転極リレ
ーPCRとからなつている。転極検出スイツチ
MS1は下部引手3に設けたカムC1によつて
制御され、下部引手3の引き出し又は押し込み
による定位および半開、全開の位置を接点MS
1N.Oで検出し、転極リレーPCRの動作によ
つて転極を行うものである。このとき送信電け
んP1を押すと検電器Gに送信電流値とその極
性が指示される。 (4) 全開鈎24及び半開鈎23とその制御機構 全開鈎24は全開ソレノイドRMに連結さ
れ、半開鈎23は半開ソレノイドSMに連結さ
れており、全開ソレノイドRMは定反位保持リ
レーNRSRの扛上による電流のみによつて駆
動される。半開ソレノイドSMは通票納入リレ
ーTDSRのほか定反位保持リレーNRSR及び解
錠リレーP2PRによつても駆動され、両鈎2
4,23の動作は独立しており連動関係はな
い。 (5) 両半開防止機構 これは制解片、制解子による機構に代わるも
のである。鎖錠検出スイツチMS2、引出検出
スイツチMS3、押込検出スイツチMS4及び
これらスイツチの出力によつて励磁される定反
位保持リレーNRSRからなつている。引出検
出スイツチMS3は下部引手3の引出動作を、
また押込検出スイツチMS4は下部引手3の押
込動作を検知して定反位保持リレーNRSRを
励磁し、鎖錠検出スイツチMS2は動作中定反
位保持リレーNRSRを自己保持させるもので
ある。いずれも下部引手3と一体的に設けられ
たカムC2〜C4の形状によつて制御される。
すなわち、下部引手3の引出動作と押込動作と
に対し、解錠用自己保持回路を別個に形成して
おり、半開位置では定反位保持リレーNRSR
の制御によつて鎖錠できないようになつてい
る。この点につき、第8図を参照して具体的に
説明する。 (a) 全開(定位→全開) 相手駅の半開送信を受けると受信リレー
LRRが扛上する。このとき、解錠電けんP2
を押すと、引出検出スイツチMS3の接点
MS3N.Cを通して定反位保持リレーNRSR
が扛上し、半開及び全開ソレノイドSM、
RMが動作する。下部引手3を引き出しはじ
めると、定位の鎖錠が解錠する直前に接点
MS2N.Oを通して定位から全開までの間、
定反位保持リレーNRSRを保持させ、さら
に通票の取り出しが可能となる直前で接点
MS2N.Oが開放して全開鎖錠される。 (b) 通票納入(半開、全開→定位) 上部引手2を通して通票を納入すると、前
記の通り納入検出スイツチTDの接点TDN.
Oが構成され、接点MS1N.Oを通して通票検
出保持リレーTDSRが扛上し、半開ソレノイ
ドSMが動作する。 下部引手3を定位に押し込むと通票が受皿
3aに落下する直前に接点MS2N.Oが開放
し、通票検出保持リレーTDSRの自己保持が
解かれて定位鎖錠する。 (c) 定位(全開→定位) 相手駅の定位送信を受けると、受信リレー
LNRが扛上する。このとき解錠電けんP2を
押すと接点MS4N.Oを通じて定反位保持リ
レーNRSRが扛上し、半開および全開ソレ
ノイドSM,RMが動作する。 下部引手3を押し込みはじめると、全開の
鎖錠が解錠する直前に接点MS2N.Oを通じ
て全開から定位までの間、定反位保持リレー
NRSRを自己保持させ、通票が下部引手3
の受皿3aに落ちる直前に接点MS2N.Oが
開放されて定位鎖錠する。 (6) 送信回路しや断器 送信回路しや断器は通票納入記憶リレー
TDSRと、定反位保持リレーNRSRと、受信リ
レーLRRおよびLNRと、解錠リレーP2PRと
の各接点並びに半開鈎23の落下を検出する落
下検出スイツチSLの接点のアンド回路により
構成されている。第9図に半開鈎23と落下検
出スイツチSLとの関係を示す。すなわち、半
開鈎23の後縁をカム面としてこのカム面に向
き合せて落下検出スイツチSLを配設したもの
である。したがつて前記リレー及び落下検出ス
イツチSLのいずれか1つが動作していれば自
駅から相手駅に対する送信がしや断され、両駅
で全開となることが防止される。 (7) 受信リレー 受信リレーは相手駅よりの定位送信を受信し
て動作するリレーLNRと、相手駅よりの半開
又は全開送信を受信して動作するリレーLRR
とからなつている。相手駅からの定位又は半
開、全開の送信により、検電器Gが半開又は全
開を指示し、受信リレーLNR又はLRRが扛上
すると、回動が切れて合図発振器26が動作
し、スピーカ27より合図音が発信される。 (8) 解錠操作機構 解錠電けんP2を押すと解錠リレーP2PRが
扛上し、相手駅の送信電流の極性と、自駅の状
態によつて動作する制御回路を構成させる。 (9) 通票調節 調節押ボタンP3が別に設けられ、これを押
すことにより定反位保持リレーNRSRは制御
回路より切り放され、電源より直接励磁される
ようになつている。 第8図の制御回路において、各リレー及びス
イツチの接点は、リレー及びスイツチと同一の
記号で示し、2以上の接点を有するものについ
ては番号を付してある。なお、第8図の制御回
路ではスイツチ及びリレー類の接点が溶着した
ときには鎖錠状態で動作を停止するように回路
を構成した例を示している。 次に本発明通票閉そく器の取り扱い要領と作用
について、A駅からB駅に列車を出発させる場合
を例にとつて説明する。その操作要領は現用閉そ
く器と全く同一である。 (1) A駅の送信電けんP1を3打してB駅に電話
にかかるように合図する。 B駅が電話にでたら「〇〇列車閉そく」の打
合せをする。B駅が承認したら電話器28を元
に戻し、B駅に2打の合図音(B駅に列車進入
しうるや)を発する。B駅は列車進入を承諾の
ときには同じ2打の合図をする。なお、最初
A、B駅とも下部引手3は定位にある。 (2) A駅はB駅からの承諾合図を受けてから送信
電けんP1を圧下し、B駅に送信電流を送る。
A駅の検電器Gの針は全開、B駅の針は半開に
振れ、B駅の受信リレーLNRが扛上する。 (3) B駅で解錠電けんP2を押すと、半開ソレノ
イドSMが動作し、半開鈎23を引き上げ、下
部引手3の定位鎖錠を解錠する。 (4) B駅では解錠電けんP2を押しながら半開位
置まで下部引手3を引き出すことができる。解
錠電けんP2を離すと下部引手3の切り溝25
bに半開鈎23が落ち込んで半開鎖錠する。 (5) B駅の下部引手3の半開により転極検出スイ
ツチMS1が動作し、転極リレーPCRの扛上に
より送信回路の極性は転極される。 (6) B駅の下部引手3を半開にすると、通票は半
分見えるが取り出すことはできない。この状態
はA駅から列車がくることを承認したことを意
味する。 (7) B駅が半開の状態で送信電けんP1を押すと
検電器Gの針はB駅では半開、A駅では全開に
振れる。これによつてA駅の受信リレーLRR
が扛上する。 (8) A駅で解錠電けんP2を押すと、定反位保持
リレーNRSRが扛上し、半開ソレノイドSM、
全開ソレノイドRMが動作し、半開鈎23、全
開鈎24を引き上げて下部引手3を解錠する。 (9) A駅で下部引手3を引き出すと、全開となつ
てはじめて通票を取り出すことができる。通票
を取り出す位置の直前で鎖錠検出スイツチMS
2による定反位保持リレーNRSRの自己保持
が解かれ、両鈎23,24の落下によつてA駅
の下部引手3は全開鎖錠される。 (10) A駅から出発する列車は、この区間の運転許
可証として通票を携帯し、B駅に到着する。B
駅ではその通票を受け取り、上部引手2を通じ
て納入すると、納入検出スイツチTDおよび通
票納入記憶リレーTDSRの制御により、半開ソ
レノイドSMが動作して半開鈎23を引き上
げ、下部引手3を開錠する。これによつてB駅
の下部引手3を定位に押し込んで受皿3aに通
票7が落ちる直前で鎖錠検出スイツチの接点
MS2N.Oにより、通票納入記憶リレーTDSR
の自己保持が解かれ、半開鈎23の落下によつ
てB駅の下部引手3は定位鎖錠される。なお、
全開鈎24は落下しているため全開にすること
はできない。 (11) B駅が定位になると、列車到着の合図をして
送信電けんP1の操作により送信する。A駅の
検電器Gは半開に振れ、受信リレーLNRが扛
上する。このときA駅の解錠電けんP2を押す
と、解錠リレーP2PRが動作し、半開ソレノ
イドSMにより半開鈎23が引き上げられる。
ここでA駅の下部引手3を定位に納めると、両
駅とも最初の状態に復帰して取り扱いが完了す
る。第10図にリレー、スイツチ類のチヤート
を示す。 本発明は以上のように従来の機械的動作機構を
可能な限り、信号リレーを用いた電気回路に置き
換えたため、機械的な破損、損耗がなく、また動
作不良による誤動作のおそれがないため、信頼
度、保安度を従来に比して飛躍的に向上できる。 特にリレー及びスイツチの組み合せで構成し、
下部引手の引出動作と押込動作とに対して別個に
設けた解錠用自己保持回路によつて、不確実な制
解片などを用いることなく、両半開を確実に防止
できる。また送信回路のしや断を、リレー類およ
び半開鈎の落下検出スイツチのアンド回路をもつ
て構成したため、いずれか一つが動作中である限
り完全に送信をしや断することができ、閉そく器
の性能をより向上できる。さらに通票納入時には
通票が通票樋内にすべり落ち、舌金が正規の位置
に戻つた後の信号をもつて、半開鈎を解錠するた
め、通票舌金に通票が貼り付いた場合でも2以上
の通票が取り出されるといつた事故を防止するこ
とができるなどの効果を有するものである。
第1図は通票閉そく器を設置したA駅とB駅の
平面図、第2図は現用通票閉そく器の正面図、第
3図は断面略示図、第4図は構成図、第5図は制
解片の説明図、第6図は本発明通票閉そく器の一
部断面斜視図、第7図はブロツク図、第8図は電
気回路の一例を示す結線図、第9図は落下検出ス
イツチの動作説明図、第10図はA駅からB駅に
向けて列車を運転する場合の各リレー、スイツチ
の動作状態を示すチヤート図である。 1……外箱、2……上部引手、3……下部引
手、3a……受皿、7……通票、9……通票樋、
23……半開鈎、24……全開鈎、25a〜25
d……切り溝、G……検電器、P1……送信電け
ん、P2……解錠電けん、SM……半開ソレノイ
ド、RM……全開ソレノイド、NRSR……定反位
保持リレー、TDSR……通票納入記憶リレー、
TD……納入検出スイツチ、MS1……転極検出
スイツチ、MS2……鎖錠検出スイツチ、MS3
……引出検出スイツチ、MS4……押込検出スイ
ツチ、PCR……転極リレー、P2PR……解錠リ
レー、LNR,LRR……受信リレー、TSC……送
信回路しや断器。
平面図、第2図は現用通票閉そく器の正面図、第
3図は断面略示図、第4図は構成図、第5図は制
解片の説明図、第6図は本発明通票閉そく器の一
部断面斜視図、第7図はブロツク図、第8図は電
気回路の一例を示す結線図、第9図は落下検出ス
イツチの動作説明図、第10図はA駅からB駅に
向けて列車を運転する場合の各リレー、スイツチ
の動作状態を示すチヤート図である。 1……外箱、2……上部引手、3……下部引
手、3a……受皿、7……通票、9……通票樋、
23……半開鈎、24……全開鈎、25a〜25
d……切り溝、G……検電器、P1……送信電け
ん、P2……解錠電けん、SM……半開ソレノイ
ド、RM……全開ソレノイド、NRSR……定反位
保持リレー、TDSR……通票納入記憶リレー、
TD……納入検出スイツチ、MS1……転極検出
スイツチ、MS2……鎖錠検出スイツチ、MS3
……引出検出スイツチ、MS4……押込検出スイ
ツチ、PCR……転極リレー、P2PR……解錠リ
レー、LNR,LRR……受信リレー、TSC……送
信回路しや断器。
Claims (1)
- 1 通票を外箱内に納入する上部引手と、外箱内
から通票を取出す下部引手と、外箱内に納入され
た通票を下部引手の受皿上に導びくと共にその一
定数を内部に蓄積する通票樋とを有し、相手駅と
の打合せおよび共同操作により一定条件の下で通
票の取出しを可能とした通票閉そく器において、
互いに独立に動作し、下部引手の切り溝中に落下
して該引手を定位、半開、全開位置で鎖錠する半
開鈎および定位、半開位置間に下部引手の移動範
囲を規制する全開鈎と、各鈎の駆動手段と、両駆
動手段を同時に駆動して両鈎を解錠させる定反位
保持リレー及び下部引手の定位、全開、半開位置
を電気的に検知して下部引手の動作中前記定反位
保持リレーを自己保持させる自己保持回路と、半
開鈎の駆動手段を選択的に駆動して解錠させる通
票納入記憶リレーおよび通票樋上に設けられた通
票舌金の回動変位とその復元動作を電気的に検知
して前記通票納入記憶リレーを動作させる手段
と、下部引手の定位、半開、全開位置を電気的に
検知する手段および該手段の出力により動作さ
れ、送信信号の転極切替を行なう転極リレーと、
解錠電けんの操作により動作する解錠リレーと、
相手駅の送信信号を受けて動作する受信リレー
と、各リレーの出力および半開鈎の落下検出出力
のアンド回路で構成された送信回路しや断器とを
備えたことを特徴とする通票閉そく器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10039583A JPS59227559A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | 通票閉そく器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10039583A JPS59227559A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | 通票閉そく器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59227559A JPS59227559A (ja) | 1984-12-20 |
| JPS6328827B2 true JPS6328827B2 (ja) | 1988-06-09 |
Family
ID=14272793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10039583A Granted JPS59227559A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | 通票閉そく器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59227559A (ja) |
-
1983
- 1983-06-06 JP JP10039583A patent/JPS59227559A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59227559A (ja) | 1984-12-20 |
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