JPS63308070A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JPS63308070A
JPS63308070A JP14236187A JP14236187A JPS63308070A JP S63308070 A JPS63308070 A JP S63308070A JP 14236187 A JP14236187 A JP 14236187A JP 14236187 A JP14236187 A JP 14236187A JP S63308070 A JPS63308070 A JP S63308070A
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chlorinated polyethylene
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渡辺 直敏
Ryoji Haruo
治尾 良二
Tadanobu Tsushimo
津下 忠達
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は制振性がすぐれているばかりでなく、種々の機
械的強度(たとえば、衝撃強度、引張強度)が良好であ
り、しかも金属などの他の物質との密着性もすぐれてい
る熱可塑性樹脂組成物を提供することを目的とするもの
である。
〔従来の技術〕
近年、産業機械、音響機器、構造物、さらには社会生活
に密着された自動車やオートバイなどの騒音、モーター
の回転による騒音、一般住居における楽器(たとえば、
ピアノ)、音響機器(たとえば、オーディオシステム)
などの騒音が社会的問題としてクローズアップされてい
る。そのほか、航空機による騒音、土木工事や構造物を
建築するさいに生じる振動や騒音も問題となっている。
そのためにこれらの騒音の種々の防止対策が要求されて
いる。
従来の騒音防止対策としては、遮音・吸音e制振材料の
ごとき異なる機能を有する材料を組合せて使用する方法
が一般的に行なわれている。
一方、自動車産業や構築物の建設産業において、騒音防
止対策とは別に、年々燃費規制が激しくなっており、そ
のために自動車におけるエネルギーの軽減のための軽量
化の問題や、構築物の心地よい居住性などが要望されて
いる。
これらの問題を解決するために、パネル用鋼板などの薄
肉化、鋼板のかわりにアルミニウムークロム合金やプラ
スチック材料の代替が行なわれている。しかし、自動車
産業では、自動車の軽量化にともなって自動車自体の振
動が激しくなり、さらに材料の軽量化および強度の向上
された材料の使用のため薄肉化が行なわれている。また
、建築の分野では、設計の進歩にともなう高層化による
中間層(空間)が少ないスペース設計にともなって構築
物自体の振動が激しくなっており、居住者間における振
動や騒音が増大する傾向になっている。したがって、い
かにして騒音や振動を減少させることが今後の重要な課
題である。
この振動や騒音を防止する対策の一環として、最近では
防振合金を使用する方法、金属に制振材料を貼り合わせ
る方法、金属と金属との間に粘弾性高分子物質を介在さ
せる複合製制振材料を使用する方法、あるいは発泡体に
よる制振効果や防音効果を改良する方法が開発され、広
範囲の分野において採用され始めている。しかし、これ
らの方法では、制振材料や防音材料の成形物を施工する
ことが難しかったり、これらの材料を成形するときに成
形性がよくないなどの問題がある。
一般的には、制振鋼板などの制振材料における振動減衰
効果の尺度としては、損失係数、対数減衰率などが用い
られており、これらの物性値のうち損失係数が最も多く
使用されている0通常、損失係数が0.05であれば、
制振効果が大きいとされていたが、最近ではさらに損失
係数が大きい材料が要望されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上のことから、本発明はこれらの欠点(問題点)がな
く、すなわち防音効果や制振効果がすぐれている、つま
り損失係数が大きいばかりでなく、成形性も良好であり
、しかも施工するさいに比較的に簡易に実施することが
できる材料を得ることである。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明にし
たがえば、これらの問題点は、(A)塩素化ポリエチレ
ン、 (B)イソブチレン−イソプレン共重合ゴムまたはその
ハロゲン化物(以下「ブチルゴム系」と云う)、 (C)少なくともエチレンとα、β−不飽和ジカルボン
酸またはその無水物とのエチレン系共重合体 ならびに (D)  200℃において溶融する熱可塑性樹脂から
なり、これらの合計量中に占める塩素化ポリエチレン、
およびブチルゴム系からなるゴムの組成割合は5〜30
重量%であり、これらのゴムの合計量中に占める塩素化
ポリエチレンの組成割合は 1〜99重量%であり、該
エチレン系共重合体と熱可塑性樹脂との合計量中に占め
るエチレン系共重合体の組成割合は3〜40重量%であ
る熱可塑性樹脂組成物、 によって解決することができる。以下、本発明をさらに
くわしく説明する。
(A)塩素化ポリエチレン 本発明において使われる塩素化ポリエチレンはポリエチ
レンの粉末または粒子を水性懸濁液中で塩素化するか、
あるいは有機溶媒中に溶解したポリエチレンを塩素化す
ることによって得られるものである(水性懸濁中で塩素
化することによって得られるものが望ましい)、一般に
は、その塩素含有量が25〜45重量%の非結晶性の塩
素化ポリエチレンであり、特に塩素含有量が27〜45
重量%の非結晶性の塩素化ポリエチレンが好ましい。
前記ポリエチレンはエチレンを単独重合またはエチレン
と多くとも20重量%のα−オレフィン(一般には、炭
素数が多くとも12個)とを共重合することによって得
られるものである。その密度は一般には、 0.910
〜0.970 g / ccである。また、その分子量
は少なくとも3万であり、とりわけ5万〜70万が好適
である。
この塩素化ポリエチレンのムーニー粘度(MS、100
℃)は通常20〜+00であり、特1+4 に25〜30のものが好ましい。
(B)ブチルゴム系 本発明において使われるブチルゴム系はイソブチレンと
イソプレンとの共重合ゴムおよびそのハロゲン化物であ
る。インブチレンとイソプレンとの共重合ゴムは長い鎖
状の飽和分子であるインブチレンに由来する単位と少量
のイソプレンに由来する単位との共重合体であり、イン
ブチレンとイソプレンの混合液を重合触媒や反応調整剤
を入れた超低温雰囲気下で共重合させることによって得
られるものである。一般には、イソプレンの共重合割合
は0.2〜4.5モル%であり、0.5〜4.0モル%
のものが好ましく、特に0.5〜3.0モル%のものが
好適である。該インブチレンとイソプレンの共重合ゴム
の分子量は通常250000〜700000であり、と
りわけ300000〜G0000のものが望ましい。
また、この共重合ゴムのムーニー粘度(MLlや。、1
00℃)は、一般には30〜100であり、特に35〜
80のものが好ましい。
そのハロゲン化物は該インブチレンとイソプレンとの共
重合ゴムを塩素化または臭素化させることによって得ら
れるものである。該ハロゲン化物のハロゲン化度は通常
0.1〜3.0重量%であり、 0.2〜3.0重量%
が望ましく、とりわけ0.2〜2.0重量部が好適であ
る。このハロゲン化物は前記インブチレンとイソプレン
との共重合ゴムの接着性および耐熱性を改良したもので
ある。該ハロゲン化物の分子量は前記インブチレンとイ
ソプレンとの共重合ゴムの場合と同様である。
また、ムーニー粘度(ML、too℃)は通常l◆8 25〜110であり、特に30〜100のものが好まし
い。
CC)エチレン系共重合体 また1本発明において用いられるエチレン系共重合体は
少なくともエチレンとα、β−不飽和ジカルボン酸また
はその無水物との共重合体である。該共重合体の流動性
を確保するためには、極性基を有するラジカル重合性の
コモノマー(以下「第三成分」と云う)とエチレンおよ
び「α、β−不飽和ジカルボン酸またはその無水物」 
(以下[不飽和ジカルボン酸成分」と云う)とのエチレ
ン系多元共重合体が好ましい。
不飽和ジカルボン酸成分のうち、α、β−不飽和のジカ
ルボン酸の炭素数は通常多くとも20個であり、とりわ
け4〜18個のものが好適である。該ジカルボン酸の代
表例としては、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シ
トラコン酸3.8−エンドメチレン−2,3,4,8−
テトラヒドロ−シス−フタル酸(ナディック酸@)があ
げられる。
本発明のα、β−不飽和ジカルボン醜成分のうち、前記
α、β−不飽和ジカルボン酸の無水物が望ましく、なか
でも無水マレイン酸が好適である。
また、第三成分とは、極性基を含有するラジカル重合性
のビニル化合物であり、不飽和カルボン酸エステル、ビ
ニルエステルおよびアルコキシアルキル(メタ)アクリ
レートなどが代表例としてあげられる。
不飽和カルボン酸エステルの炭素数は通常4〜40個で
あり、特に4〜20個のものが好ましい0代表例として
は、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アク
リレートなどの熱安定性のよいものが好ましく、t−ブ
チル(メタ)アクリレートのように熱安定性の悪いもの
は発泡などの原因となり好ましくない。
さらに、アルコキシアルキル(メタ)アクリレートの炭
素数は通常多くとも20個である。また、アルキル基の
炭素数が1〜8個(好適には、1〜4個)のものが好ま
しく、さらにアルコキシ基の炭素数が1〜8個(好適に
は、1〜4個)のものが望ましい、好ましいアルコキシ
(メタ)アルキルアクリレートの代表例としては、メト
キシエチルアクリレート、エトキシエチルアクリレート
、およびブトキエチルアクリレートがあげられる。また
、ビニルエステルの炭素数は一般には多くとも20個(
好適には、4〜16個)である、その代表例としては酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ビニルブチレート、ビ
ニルビバレートなどがあげられる。
本発明のエチレン系共重合体において、不飽和ジカルボ
ン酸成分の共重合割合は通常0.5〜25モル%であり
、 1.0〜25モル%が望ましく、とりわけ 1.0
〜20モル%が好適である。エチレン系共重合体の不飽
和ジカルボン酸成分の共重合割合が0.1モル%未満で
は、後記の熱可塑性樹脂との接着性や相溶性が劣り、さ
らに耐熱性が劣る。
一方、25モル%を越えたエチレン系共重合体を使うな
らば、成形加工時に発泡が生じ易く、しかも成形後の吸
水性が高くなり、電気的特性が悪くなり、さらに製造上
および経済上好ましくない。
また、第三成分の共重合割合は一般には25モル%未満
であり、 1.0〜25モル%のものが好ましく、特に
2.0〜25モル%のものが好適である。エチレン系共
重合体の第三成分の共重合割合が25モル%を越えたも
のを使用すると1本発明の特徴を発現するが、製造上お
よび経済上好ましくない。
該エチレン系共重合体はエチレンと不飽和ジカルボン酸
成分あるいはこれらと第三成分とを 100〜2500
Kg/ c rn” (7)超高圧下、 120〜26
0℃の温度で必要に応じ、連鎖移動剤を用い、撹拌機付
きオートクレーブまたはチューブラ−リアクターで、パ
ーオキサイドなどの遊離基発生剤を用いてラジカル重合
させることによって製造することができる。該共重合体
の製造方法はよく知られているものである。
このエチレン系共重合体のメルトインデックス(JIS
  K−7210に準拠し、温度が190℃および荷重
が2.18kgで測定、以下「に、■、」と云う)はい
ずれも通常0.5 g / 10分以上であり、5.0
 g / 10分以上が望ましく、とりわけ50 g 
/ 10分以上が好適である。
CD)熱可塑性樹脂 さらに、本発明において使用される熱可塑性樹脂は、 
200℃において溶融するものであり、特に、 190
℃において溶融するものが好ましい、融点または軟化点
(比差熱量計を使って測定)が80℃未満(結晶性の樹
脂は融点として測定、それ以外の樹脂は軟化点として測
定)の熱可塑性樹脂を使うと、機械的特性(たとえば、
耐衝撃性)および耐熱性が劣る。一方、200℃を越え
ても溶融しない熱可塑性樹脂を用いると、本発明の組成
物を製造するために溶融−混線するさい、および組成物
を成形するときに混線温度および成形温度が高めに好ま
しくない。
該熱可塑性樹脂としては、エチレン系重合体、プロピレ
ン系重合体、ゴムに少なくともスチレンをグラフト共重
合させることによって得られる耐衝撃性樹脂、塩化ビニ
ル系重合体、スチレン系重合体、メタアクリレート樹脂
、低融点ポリアミド樹脂(たとえば、ナイロン11、ナ
イロン12、非晶性アミド樹脂)および塩化ビニリデン
樹脂があげられる。
エチレン系重合体の代表例としては、エチレン単独重合
体、エチレンと少量(一般には、多くとも20重量%)
のα−オレフィン(炭素数は通常3〜12個)との共重
合体、エチレンと少量(一般には°、共重合割合は5重
量%以下)の酢酸ビニル。
アクリル酸、エチルアクリレート、メタクリル酸および
メチルメタクリレートのごとき七ツマ−とのランダム共
重合体があげられる。該エチレン系重合体の密度は一般
には0.900〜0.990 g / c rn”であ
る。
また、プロピレン系重合体の代表例としては、プロピレ
ン単独重合体、プロピレンと少量(通常、多くとも20
重量%)のエチレンもしくはα−オレフィン(炭素数は
一般には4〜12個)とのランダムまたはブロック共重
合体があげられる。
さらに、耐衝撃性樹脂の代表例としては、ブタジェン単
独重合ゴム、スチレン−ブタジェン共重合ゴム、アクリ
ル酸エステル系ゴム、エチレンとプロピレン共重合ゴム
およびエチレン、プロピレンとジエンとの多元共重合ゴ
ムのごときゴムにスチレンまたはスチレンと7クリロニ
トリルもしくはメチルメタクリレートをグラフト共重合
させることによって得られるグラフト物があげられる。
本発明の耐衝撃性樹脂を製造するにあたり、グラフト重
合の方法は、塊状重合法、溶液重合法、乳化重合法およ
び水性懸濁重合法ならびにこれらのグラフト重合方法を
結合させる方法(たとえば、塊状重合した後、水性懸濁
重合する方法)がある、一般に、100重量部の耐衝撃
性樹脂を製造するために使用されるゴム状物の使用量は
3〜40重量部であり、5〜35重量部が好ましく、特
に5〜30重量部が好適である(比較的に多量のゴム状
物を使用してゴム状物を多く含有するグラフト重合物を
製造し、このグラフト重合物に前記のスチレン、アクリ
ロニトリル、メチルメタクリレートの単独重合樹脂また
は共重合樹脂を混合させてもよいが、この場合のゴム状
物の使用量は該混合物として計算する)、また、ゴム状
物にグラフト鎖として結合しているモノマー(スチレン
、アクリロニトリル、メチルメタクリレート)の分子量
は、通常1000〜300,000であり、とりわけ2
000〜200.000が望ましい、概してゴム状物に
完全にモノマーが結合することはまれであり、グラフト
物とゴム状物に結合しないモノマーの単独重合体または
共重合体とが存在する。これらの単独重合体および共重
合体は分離しないでそのまま使われる。
以上のように製造された耐衝撃性樹脂の代表例としては
、ブタジェン単独重合ゴム、スチレンとブタジェンのブ
ロックもしくはランダム共重合ゴム(SBR)またはア
クリロニトリルとブタジェン共重合ゴム(NBR)に、
スチレンとアクリロニトリルとをグラフト共重合させる
ことによって得られるアクリロニトリル−ブタジェン−
スチレン三元共重合樹脂(ABS樹脂)、ブタジェン単
独重合ゴムまたはSBRにスチレンとメチルメタクリレ
ートとをグラフト共重合することによって得られるメチ
ルメタクリレート−ブタジェン−スチレン三元共重合樹
脂(MBS樹脂)、アクリル酸エステル系ゴムにアクリ
ロニトリルとスチレンとをグラフト共重合することによ
って得られるアクリロニトリル−アクリル酸エステル−
スチレン三元共重合樹脂(AAS樹脂)、エチレン−プ
ロピレン系ゴムにアクリロニトリルとスチレンとをグラ
フト共重合することによって得られるグラフト共重合樹
脂(AES樹脂)および塩素化ポリエチレンに7クリロ
ニトリルとスチレンとをグラフト共重合することによっ
て得られるアクリロニトリル−塩素化ポリエチレン−ス
チレン三元共重合樹脂(AC5樹脂)かあげられる。
また、塩化ビニル系重合体の代表例としては、塩化ビニ
ル単独重合体および塩化ビニルと多くとも50重量%(
好ましくは、30重量%以下)の他のモノマー(たとえ
ば、塩化ビニリデン)との共重合体があげられる。
そのほか、塩化ビニル系重合体にエチレンをグラフトさ
せることによって得られるエチレン−塩化ビニル共重合
樹脂および前記アクリル酸エステル系ゴムに塩化ビニル
をグラフト重合させることによって得られるグラフト共
重合樹脂があげられる。
該塩化ビニル系重合体の重合度は一般には600〜40
00であり、とりわけ800〜3500のものが望まし
い。
さらに、スチレン系重合体の代表例としては、スチレン
単独重合体およびスチレンと多くとも30重量%(好ま
しくは、25重量%以下)のビニル系化合物との共重合
体があげられる。該ビニル系化合物の代表例としては、
アクリロニトリル、メチルメタクリレート、マレイン醜
、マレイミドなどがあげられる。
さらに、低融点ポリアミド系重合体としては、アジピン
酸とへキサメチレンジアミンとの共縮合樹脂(ナイロン
8−6)およびε−カプロラクタムの開環重合体(ナイ
ロン8)、ε−7ミノカプロン酸を開環重合して得られ
、かつ炭素数が4〜20個のジカルボン酸から誘導され
るポリエーテルエステルアミド樹脂およびポリエーテル
アミド樹脂があげられる。これらのポリアミド樹脂のう
ち、環球式軟化点が80〜210℃粘度のものが好まし
く、特に 190℃以下のものが好適である。
また、メタアクリレート樹脂はメタクリル樹脂と呼ばれ
、メチルメタクリレートを主成分とする樹脂である。
さらに、塩化ビニリデン樹脂としては塩化ビニリデン単
独重合体および廖化ビニリデンと少量(一般には、30
重量%以下)のビニル系化合物〔たとえば、塩化ビニル
、酢酸ビニル、アクリロニトリル、(メタ)アクリル酸
エステル、アクリルエステル、不飽和エーテル、スチレ
ン)との共重合体があげられる。
これらの熱可塑性樹脂は工業的に製造され、多方面にわ
たって利用されているものであり、それらの製造方法お
よび物性などは広く知られているものである。
これらの熱可塑性樹脂のうち、エチレン系重合体では、
メルトフローインデックス(JISK7210にしたが
い、条件が4で測定、以下r MFR(1)」 と云う
〕が1.0〜50 g / 10分のものが好ましく、
特に2.0〜30 g / 10分のものが好適である
また、プロピレン系重合体では、メルトフローインデッ
クスCJxs  K7210にしたがい、条件が14で
測定、以下r MFR(2) Jと云う〕が1.0〜5
0g710分のものが望ましく、とりわけ2.0〜30
g/10分のものが好適である。
さらに、スチレン系重合体および耐衝撃性樹脂では、メ
ルトフローインデックス(JIS  K7210にした
がい、条件が8で測定、以下r MFR(3) Jと云
う〕が2.0〜30 g / 10分のものが好ましく
、特に3.0〜20 g / 10分のものが好適であ
る。
これらの熱可塑性樹脂において、いずれもメルトフロー
インデックスが下限未満の樹脂を使うと、成形性がよく
ない、一方、上限を越えた樹脂を用いると、得られる組
成物に柔軟性があり、適度な剛性を有するものが得られ
ない。
また、塩化ビニル系重合体では、平均重合度が600〜
4000のものが望ましく、とりわけ800〜3500
のものが好適である。
さらに、塩化ビニリデン樹脂では、平均重合度が500
0〜12000のものが好ましく、特に5000〜10
000のものが好適である。
また、メタアクリレート樹脂では、平均重合度が600
0〜12000のものが望ましく、とりわけ8000〜
11000のものが好適である。
これらの熱可塑性樹脂において、いずれも平均重合度が
下限未満の樹脂を用いると、成形性はよいが、機械的特
性、とりわけ剛性が劣る。一方、上限を越えた樹脂を使
用すると、成形性がよくない。
さらに、ポリアミド樹脂では、280℃の温度における
溶融粘度が500〜50000のものが好ましく、特に
500〜30000のものが好適である。溶融粘度が5
00未満のポリアミド樹脂を使うならば、成形性はよい
が、剛性が劣る。一方、5ooooを越えたポリアミド
樹脂を用いると、成形性がよくない。
本発明の組成物を製造するにはこれらの塩素化ポリエチ
レン、ブチルゴム系、エチレン系共重合体および熱可塑
性樹脂を均一に混合させることによって得ることができ
るけれども、さらに後記の無機充填剤を配合させること
によって組成物の曲げ強度、曲げ弾性率および耐熱性を
向上することができる。
(E)無機充填剤 該無機充填剤は一般に合成樹脂およびゴムの分野におい
て広く使われているものである。これらの無機充填剤は
酸素および水と反応しない無機化合物であり、かつ成形
時および混線時において分解しないものである。該無機
充填剤としては、アルミニウム、銅、鉄、鉛およびニッ
ケルのごとき金属、これらの金属およびマグネシウム、
カルシウム、バリウム、亜鉛、ジルコニウム、モリブデ
ン、ケイ素、アンチモン、チタンなどの金属の酸化物、
その水和物(水酸化物)、硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩の
ごとき化合物、これらの複塩ならびにこれらの混合物に
大別される。該無機充填剤の代表例としては、前記の金
属、酸化アルミニウム(アルミナ)、その水和物、水酸
化カルシウム、酸化マグネシウム(マグネシア)、水酸
化マグネシウム、酸化亜鉛(亜鉛華)、鉛丹および鉄臼
のごとき鉛の酸化物、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウ
ム、塩基性炭酸マグネシウム、ホワイトカーボン、アス
ベスト、マイカ、タルク、ガラス繊維、ガラス粉末、ガ
ラスピーズ、クレー、珪藻土、シリカ、ワラストナイト
、酸化鉄、酸化アンチモン、酸化チタン(チタニア)、
リトポン、軽石粉、硫酸アルミニウム(石膏など)、硅
酸ジルコニウム、酸化ジルコニウム、炭酸バリウム、ド
ロマイト、二硫化モリブデンおよび砂鉄があげられる。
これらの無機充填剤のうち、粉末状のものはその径が1
mm以下(好適には0.5m■以下)のものが好ましい
、また繊維状のものでは、径が1〜500 ミクロン(
好適には1〜300 ミクロン)であり、長さが0.1
〜8層■(好適には0.1〜5層■)のものが望ましい
、さらに、平板状のものは径が2層■以下(好適には1
■以下)のものが好ましい。
(F)組成割合 塩素化ポリエチレン、ブチルゴム系、エチレン系共重合
体および熱可塑性樹脂の合計量中に占める塩素化ポリエ
チレンおよびブチルゴム系の組成割合は合計量として5
〜30重量%であり、 5〜25重量%が好ましく、特
に7〜25重量%が好適である。これらの合計量中に占
める塩素化ポリエチレンおよびブチルゴム系の組成割合
が合計量として5重量%未満では、制振性のすぐれた組
成物が得られない、一方、30重量%を越えると、すぐ
れた制振性のものが得られるが、機械的強度(剛性など
)が劣る。
さらに、塩素化ポリエチレンおよびブチルゴム系の合計
量中に占める塩素化ポリエチレンの組成割合は1〜88
重量%であり、2〜99重量%が望ましく、とりわけ5
〜85重量%が好適である。塩素化ポリエチレンおよび
ブチルゴム系の合計量中に占める塩素化ポリエチレンの
組成割合が下限未満でも、上限を超えても、いずれも制
振性が充分に満足すべき組成物が得られない。
また、エチレン系共重合体と熱可塑性樹脂との合計量中
に占めるエチレン系共重合体の組成割合は3〜40重量
%であり、 5〜40重量%が望ましく、とりわけ5〜
35重量%が好適である。
本発明の熱可塑性樹脂組成物を製造するにあたり、前記
の無機充填剤をさらに配合させることによって前記の効
果を発揮させることができる。
このさい、塩素化ポリエチレン、ブチルゴム系、エチレ
ン系共重合体および熱可塑性樹脂の合計量100重量部
に対する無機充填剤の組成割合は一般には多くとも50
重量部であり、 1〜50重量部が望ましく、とりわけ
5〜40重量部が好適である。前記の合計量100重量
部に対して50重量部を越えて配合すると、得られる組
成物の加工性および流動性がよくない。
(G)混合方法、成形方法など 以上の物質を均一に配合させることによって本発明の組
成物を得ることができるけれども、さらにゴム業界およ
びプラスチック業界において一般に使われている酸素、
光、オゾンおよび熱に対する安定剤、滑剤、着色剤、有
機過酸化物(架橋物として)、架橋促進剤、架橋促進助
剤、粘着付与剤、可塑剤、シャツ解削、軟化剤、スリッ
プ剤、難燃化剤および帯電防止剤のごとき添加剤を組成
物の使用目的に応じて添加してもよい。
本発明の組成物を得るにはゴム業界およびプラスチック
業界において一般に行なわれている混合刃°法を適用す
れば、よい、混合方法としてはヘンシェルミキサーのご
とき混合機を使ってトライブレンドする方法ならびにニ
ーグー、バンバリー、ロールミルおよび押出機のごとき
混合機を用いて溶融混練する方法があげられる。混合す
るさい、あらかじめトライブレンドし、得られる混合物
をさらに溶融混練させることによって一層均一な混合物
(組成物)を得ることができる。
このようにして得られた組成物のメルトフローインデッ
クス(JIS  K7210にしたがい、条件が14で
測定、以下r MFRJと云う)は通常1.0〜30g
/10分であり、 2.0〜25 g / 10分が好
ましく、特に3.0〜20 g 710分が好適である
このようにして得られた組成物はゴム業界およびプラス
チック業界において一般に実施されている押出成形、射
出成形、圧縮成形、トランスファ成形およびスタンプ成
形のごとき成形法によって所望の形状を有する製品に成
形される。
〔実施例および比較例〕
以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、抗張力(以下「T
B」 と云う)および伸び(以下「EB」と云う)はA
STM  0−7130にしたがってテンシロン試験機
を用いて測定した。また、曲げ強度および曲げ弾性率は
、それぞれASTM  D−878およびD−790に
したがってテンシロン試験機を使って測定した。さらに
、アイゾツト衝撃強度はASTM D−258にしたが
い、ノツチ付きで測定した。また、制振性試験は機械イ
ンピーダンス測定機(エヌエフ回路設計ブロック社製、
形式 F−425)を用い、50〜l000&において
ノイズ発生を測定した。
なお、実施例および比較例において使用した塩素化ポリ
エチレン、ブチルゴム系、エチレン系共重合体、熱可塑
性樹脂、無機充填剤、滑剤、安定剤および抗酸化剤のそ
れぞれの種類、物性などを下記に示す。
〔(A)塩素化ポリエチレン〕
塩素化ポリエチレンとして、密度が0.930g/cm
″であるポリエチレン(平均分子量 約10万)を水性
懸濁液で塩素化させることによって得られた塩素化ポリ
エチレン(塩素含有量 33.0重量%、非品性、以下
r CPEJと云う)を使った。
〔(B)ブチルゴム系〕
ブチルゴム系として、ムーニー粘度(ML1+8゜10
0℃)が64であるイソブチレン−イソプレン共重合ゴ
ム(イソプレンの共重合割合1.8モル%、以下r I
IRJ と云う)およびムーニー粘度(ML、100℃
)が50である塩素化イソブチ1+8 レンーイソプレン共重合ゴム(イソプレンの共重合割合
1.8モル%、塩素化度1.0重量%、不飽和度2モル
%、以下rllJLIIRJと云う)を使った。
〔(C)エチレン系共重合体〕
また、エチレン系共重合体として、MFR(1)が10
0g 710分であるエチレン−メチルメタクリレート
−無水マレイン酸三元共重合体(メチルメタクリレート
の共重合割合 18.5モル%、無水マレイン酸の共重
合割合 1.5モル%、以下rEMMAJ と云う)を
用いた。
〔(D)熱可塑性樹脂〕
さらに、熱可塑性樹脂として、MFR(3)が10g/
10分であるアクリロニトリル−ブタジェン−スチレン
三元共重合樹脂(スチレン−ブタジェン共重合ゴムの含
有量 15重量%以以下 ABSJと云う)、 にFR
(2)が17 g / 10分であるプロピレン単独重
合体(以下rPPJと云う)、MFR(3)が10g/
10分であるスチレン単独重合体(以下rPSJと云う
)、融点が189℃であり、かつ密度が1.0g/cr
n’であるω−アミノウンデカンの縮重合体(ナイロン
11)  (以下rPAJと云う)、平均重合度が約1
,300である塩化ビニル単独重合体(以下r PVC
J と云う)を使用した。
〔(E)無機充填剤〕
また、無機充填剤として、炭酸カルシウム(平均粒度 
1.7延層、以下rcacO3Jと云う)およびガラス
繊維(旭ガラス社製、商品名 グラスロンチップストラ
ンド、平均の長さ 8履膳、直径5〜Bデニール、以下
rGfJと云う)を使った。
〔(F)安定剤など〕
安定剤として、三塩基性硫酸鉛(平均粒径2.0蒔塵)
を用い、滑剤としてステアリン酸マグネシウムを使用し
た。また、抗酸化剤として、高分子量ヒンダード多価フ
ェノールおよびジラウリルチオプロピオネートを使い、
着色剤としてファーネスブラック(昭和キャボット社製
、商品名 ショウブラック ト330、平均粒径 4O
n腸、)IAF )を用いた。さらに、銅害防止剤とし
てヒドラジン誘導体を使用した。
実施例 t−15,比較例 1〜8 第1表にそれぞれの種類および配合量が示されている塩
素化ポリエチレン(CPE)、ブチルゴム系(IIRま
たはC4Q、IIR)、エチレン系共重合体(EMMA
)、熱可塑性樹脂および無機充填剤ならびに2重量部の
三塩基性硫酸鉛、0.2重量部のステアリン酸マグネシ
ウム、 0.3重量部の高分子量ヒンダード多価フェノ
ール、0.3重量部のジラウリルチオプロピオネート、
 2.0重量部のファーネスブラックおよび0.3重量
部のヒドラジン誘導体(ただし、実酸鉛を添加)をあら
かじめ槽内温度が160℃に設定されたニーダ−混練機
を用いてそれぞれ20分間混練した。得られた各混合物
をあらかじめ120℃に設定されたオーブンロールを使
用してシートを製造した。このようにして得られた各シ
ートをシートカッター切断機を使って3腸腸角のペレッ
トを製造した。このようにして製造されたペレットのう
ち、一部を230℃の温度に設定されたプレス機を用い
て圧力が200kg/ c rn’ (ゲージ圧)の条
件下で5分間プレスし、厚さが2腸腸のシートを作成し
、制振性を測定する試料とした。また、射出成形機を使
ってシリンダーl、2および3ならびにノズルの温度を
それぞれ220℃に設定し、かつ金型内を23℃に保持
し、抗張力、伸び、曲げ強度1曲げ弾性率およびアイゾ
ツト衝撃強度を測定のための試料を作成した。各試片の
抗張力、伸び、曲げ強度、曲げ弾性率およびアイゾツト
衝撃強度の測定ならびに前記ペレットのMFHの測定を
行なった。それらを第2表に示す、さらに、第3表に振
動数が示されている条件下でノズルの発生の測定の結果
を第3表に示す。
(以下余白) 〔発明の効果〕 本発明によって得られる熱可塑性樹脂組成物は、金属の
積層物が主流であった従来の制振性付与物について欠点
であった加工時において手間がかかっていたことを解決
し、低コストで、しかも簡易に製造することができるば
かりでなく、下記のごとき効果(特徴)を発揮する。
(1)耐候性がすぐれている。
(2)寸法安定性が良好である。
(3)耐熱性がすぐれている。
(4)成形加工性が良好であり、しかも成形時の収縮率
が小さい。
(5)比較的低温(たとえば、−20℃)における衝撃
性がすぐれている。
(6)熱硬化性樹脂を使用しないため、熱処理工程も不
必要であり、かつ厳格な反応制御も要しない。
(7)軽量である。
(8)自動車などで一番ノイズ(振動)が発生する範囲
(400〜500 H,’)において、ノイズが減少す
る。
本発明によって得られる熱可塑性樹脂組成物は以上のご
とき効果を発揮するため、制振材として多方面にわたっ
て利用することができる。その代表的な用途として、自
動車、鉄道、航空機、車輌などの交通機関、家電製品の
部品(たとえば、各種モーター)、電子機器の部品、そ
のほか産業部品などの騒音発生源となる材料の騒音の低
減に有望である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)塩素化ポリエチレン、 (B)イソブチレン−イソプレン共重合ゴムまたはその
    ハロゲン化物。 (C)少なくともエチレンとα,β−不飽和ジカルボン
    酸またはその無水物とのエチレン系共重合体 ならびに (D)200℃において溶融する熱可塑性樹脂からなり
    、これらの合計量中に占める塩素化ポリエチレン、イソ
    ブチレン−イソプレン共重合ゴムおよびそのハロゲン化
    物からなるゴムの組成割合は合計量として5〜30重量
    %であり、これらのゴムの合計量中に占める塩素化ポリ
    エチレンの組成割合は1〜99重量%であり、該エチレ
    ン系共重合体と熱可塑性樹脂との合計量中に占めるエチ
    レン系共重合体の組成割合は3〜40重量%である熱可
    塑性樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003247581A (ja) * 2002-02-27 2003-09-05 Gomuno Inaki Kk 防音カバー構造
WO2012121216A1 (ja) * 2011-03-05 2012-09-13 株式会社ブリヂストン エラストマー組成物

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