JPS6334191B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6334191B2 JPS6334191B2 JP28171985A JP28171985A JPS6334191B2 JP S6334191 B2 JPS6334191 B2 JP S6334191B2 JP 28171985 A JP28171985 A JP 28171985A JP 28171985 A JP28171985 A JP 28171985A JP S6334191 B2 JPS6334191 B2 JP S6334191B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- zinc
- rust
- composition
- volume
- zinc powder
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は耐熱性に優れた防錆塗料組成物に関す
る。更に詳しくは、大型鉄鋼構造物の一次防錆塗
料として有効であり、かつ溶接および歪取り等の
加熱によつても十分防錆性を確保する一次防錆塗
料組成物に関する。 (従来技術) 防錆塗料には各種防錆顔料を含有するものが数
多く知られているが、中でも亜鉛末を含有するジ
ンクリツチペイントは防錆性に優れ、船舶、橋梁
等の大型鉄鋼構造物の一次防錆塗料として広範囲
に用いられている。このジンクリツチペイント
は、一般に多量の亜鉛末を有機系または無機系の
結合剤と混合して得られる塗料であつて、塗膜中
の亜鉛と鉄鋼面との電気化学的作用による亜鉛の
犠牲防食作用と、亜鉛の腐食生成物による酸素や
水分の遮断作用によつて防錆効果をもたらすもの
である。しかしながら、このジンクリツチペイン
トにも次のような欠点がある。 まず、第一に塗膜中の亜鉛末含有量を増大する
と、亜鉛による犠牲防食作用が大きくなり防錆性
能を向上するが、それに比例して白錆発生量が増
大し、上塗り塗料との付着性が低下する。逆に亜
鉛末含有量を減少させると、亜鉛による犠牲防食
作用が低下することにより、防錆性能が劣り、発
錆防止の目的が十分に達成されない。 第二に、溶接裏面や歪取り裏面等のように高温
に加熱された部分については、熱により塗膜中の
亜鉛の酸化が著しくなつて、犠牲防食作用が低下
し、それに伴つて防錆性も低下し、発錆防止の目
的が達成されない。 大型鉄鋼構造物においては、溶接箇所や歪取り
箇所が多く存在し、その結果、一次防錆塗料を塗
装しているにもかかわらず、上塗り塗装前の錆落
とし作業に多大な労力を要しているのが現状であ
る。 従つて、亜鉛末の含有量が少なく、かつ高温に
加熱された部分でも優れた防錆性能を発揮する塗
料の出現が望まれている。 従来技術においても、亜鉛末の含有量が少な
く、かつ高温に加熱された部分において防錆性能
を維持させるため、例えばテトラアルコキシシラ
ンの加水分解初期縮合物とアルキルトリアルコキ
シシランの加水分解初期縮合物を併用した例(特
願昭58−158785)あるいはテトラアルコキシシラ
ンの加水分解初期縮合物と溶剤型コロイダルシリ
カを併用した例(特願昭59―093540)があるが、
このような結合剤の種類の選択だけでは満足な効
果が得られない。また、亜鉛の酸化を抑制するた
め亜鉛粒子の表面を導電性粒子で被覆化した亜鉛
末を使用した例(特願昭59−199205)あるいは亜
鉛よりも融点の高い亜鉛合金の粉末を使用した例
(特願昭59−093541)があるが、このような粉末
はその製造工程に多大な労力がかかり、材料の入
手容易性や経済性に劣る。 本発明者らは結合剤中における亜鉛末の高温酸
化を鋭意研究した結果、溶接あるいは歪取りが行
なわれる時その裏面の鋼板温度は600℃以上にな
り、このような高温に加熱された場合にも防錆性
能を維持する新規な組成物を見出し、本発明を完
成するに至つた。 (発明の構成・効果) 即ち、本発明の要旨は結合剤および亜鉛末を含
有する塗料組成物において、該亜鉛末が球状であ
り、その光透過式沈降法による体積基準の平均粒
子径が6〜10μの範囲であり、かつ粒子径2μ以上
の粒子が亜鉛末の全量に対し97体積%以上存在
し、亜鉛末含有量が乾燥塗膜100容量部中に20〜
60容量部である600℃以上の耐熱性を有する一次
防錆塗料組成物に存する。 この発明の一次防錆塗料組成物とは、錆落とし
した鋼板の上に乾燥膜厚で10〜30μ塗布される一
般にシヨツプライマーと呼ばれる防錆塗料組成物
である。 本発明組成物に使用される亜鉛末は既知の適当
な方法、例えば噴霧法によつて製造できる。この
亜鉛末は球状であり、光透過式沈降法による平均
粒子径が6〜10μであり、かつ粒子径2μ以上の粒
子が亜鉛末の全量に対して97体積%以上である。
ここで粒径の測定法を光透過式沈降法と限定した
のは「顔料」(第27巻第1号、1983、日本顔料技
術協会)に記載されているように測定方法により
粒径の値が異なるためである。また、球状とは真
の球体のみに限定されることなく、 で定義される実用球形度が0.8以上を意味する。
球状である事は比表面積が小さくなり、溶接や歪
取り等に高温にさらされても高性能の防錆性が維
持できる。 平均粒子径が6μ未満であると、亜鉛末の耐熱
性が劣り、高温に曝された場合に酸化し易い。
10μを越えると塗料組成物を調整後亜鉛末の沈降
が早く、組成物の分散安定性が低下し均一な塗膜
を得ることが難しくなる。亜鉛末が例えばりん片
状であつたり、平均粒子径が6μ以上粒子径2μ以
下の粒子が3体積%以上含まれていると高温に加
熱された部分での防錆性能が低下する。 本発明組成物にあつて、亜鉛末は乾燥塗膜中に
20〜60容量%になるように配合すればよい。配合
量が過小であると良好な防錆性能が得られず、ま
た過剰であると白さびの発生量が増大し、上塗り
塗料との付着性が低下する。 本発明に使用される耐熱性結合剤としては一次
防錆塗料に使用されるものであればいずれであつ
てもよく、例えば、ケイ酸エステル(例えば、テ
トラエトキシシランメチルトリメトキシシラン
等)の加水分解初期縮合物、溶剤型コロイダルシ
リカ(分散媒例えば、メタノール、イソプロピル
アルコール)、ケイ酸塩(例えば、ケイ酸ソーダ、
ケイ酸リチウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸アンモ
ニウム)、があげられる。特にケイ酸エステルの
加水分解初期縮合物、溶剤型コロイダルシリカ、
あるいは両者の併用が好ましい。ケイ酸エステル
の加水分解初期縮合物と溶剤型コロイダルシリカ
の併用は亜鉛末の量を減らしても、亀裂が生じる
事なく、良好な塗膜性能を保持する。 本発明の一次防錆塗料は600℃以上、好ましく
は800℃以上の耐熱性を有することを要する。本
発明者等は溶接や歪取り作業時に鋼板裏面が600
℃以上、場合によつては800℃を越えるとの知見
を得た。従つて、一次防錆塗料は臨界温度として
少なくとも600℃の耐熱性が要求される事になる。
600℃以上の耐熱性は種々の要因、例えば、結合
剤の選択、添加剤の選択等から塗料に付与される
が、結合剤がケイ酸エステルの加水分解初期縮合
物あるいは溶剤型コロイダルシリカ、またはそれ
らの混合物の場合極めて高い耐熱性(800℃を越
える)が付与される。 本発明組成物にあつては、上述の結合剤、亜鉛
末に通常の防錆塗料と同様に各種の顔料、溶剤、
添加剤等を必要に応じて配合されてよい。顔料成
分としては通常の体質顔料、防錆顔料、着色顔
料、金属粉顔料でよく、具体的にはタルク、マイ
カ、硫酸バリウム、クレー、炭酸カルシウム、亜
鉛華、チタン白、弁柄、リン酸亜鉛、リン酸アル
ミニウム、メタホウ酸バリウム、モリブデン酸亜
鉛、モリブデン酸アルミニウム、カルシウムシリ
サイド、フエロアロイ等が挙げられる。溶剤成分
としては通常のイソプロピルアルコール、n―ブ
チルアルコール、イソブチルアルコール、ブチル
セロソルブ、エチルセロソルブ、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、キシロール、ト
リオール等が挙げられ、塗装作業性や塗膜乾燥性
が最適になるように適当量配合されてよい。添加
剤成分としてはタレ止め剤、湿潤剤、反応促進
剤、付着付与剤、色分れ防止剤、沈澱防止剤等の
防錆塗料に通常使用される剤が目的に応じて適当
量配合されてよい。 本発明組成物は常法に従つて調整できる。例え
ば、結合剤を含む液状成分とそれ以外の粉末成分
を含む系とを別容器に保存し、使用直前に両者を
混合すればよい。また、結合剤と反応する部分
(例えば、亜鉛末)以外の粉末成分の一部または
全部を結合剤を含む液状成分と共に分散し、使用
直前に該混合物と残りの成分を混合してもよい。
液状成分と粉末成分の分散には、通常の分散機で
あるデイスパー、ホモミキサー、ロールミル、サ
ンドグラインドミル、ボールミル等が使用されて
よい。このようにして得られる組成物にあつて
は、結合剤濃度は一般に5〜40重量%でよく、そ
してエアスプレー、エアレススプレー、ロールコ
ータ、ハケ等通常の手段で鉄鋼構造物に塗布し、
自然乾燥または熱風乾燥にて乾燥させればよい。 以上の構成から成る本発明組成物は、一次防錆
塗料としての機能を充分に発揮することができ、
且つ溶接裏面や歪取り裏面のように加熱された部
分においても防錆性を維持することが可能とな
る。 (実施例および比較例) 次に実施例および比較例を挙げて本発明を具体
的に説明する。 本実施例および比較例で用いる亜鉛末の平均粒
子径および粒度分布は光透過式沈降法測定器の一
種である堀場遠心式自動粒度分布測定装置CAPA
―500(堀場製作所製)を用いて測定した。測定条
件としては分散媒に50重量%グリセリン水溶液を
用い回転数は500rpmとした。その結果を第1表
に示す。尚、ここで言う平均粒子径とは中間粒子
径を意味する。また上記測定装置については前記
の文献「顔料」に詳しく記載されている。
る。更に詳しくは、大型鉄鋼構造物の一次防錆塗
料として有効であり、かつ溶接および歪取り等の
加熱によつても十分防錆性を確保する一次防錆塗
料組成物に関する。 (従来技術) 防錆塗料には各種防錆顔料を含有するものが数
多く知られているが、中でも亜鉛末を含有するジ
ンクリツチペイントは防錆性に優れ、船舶、橋梁
等の大型鉄鋼構造物の一次防錆塗料として広範囲
に用いられている。このジンクリツチペイント
は、一般に多量の亜鉛末を有機系または無機系の
結合剤と混合して得られる塗料であつて、塗膜中
の亜鉛と鉄鋼面との電気化学的作用による亜鉛の
犠牲防食作用と、亜鉛の腐食生成物による酸素や
水分の遮断作用によつて防錆効果をもたらすもの
である。しかしながら、このジンクリツチペイン
トにも次のような欠点がある。 まず、第一に塗膜中の亜鉛末含有量を増大する
と、亜鉛による犠牲防食作用が大きくなり防錆性
能を向上するが、それに比例して白錆発生量が増
大し、上塗り塗料との付着性が低下する。逆に亜
鉛末含有量を減少させると、亜鉛による犠牲防食
作用が低下することにより、防錆性能が劣り、発
錆防止の目的が十分に達成されない。 第二に、溶接裏面や歪取り裏面等のように高温
に加熱された部分については、熱により塗膜中の
亜鉛の酸化が著しくなつて、犠牲防食作用が低下
し、それに伴つて防錆性も低下し、発錆防止の目
的が達成されない。 大型鉄鋼構造物においては、溶接箇所や歪取り
箇所が多く存在し、その結果、一次防錆塗料を塗
装しているにもかかわらず、上塗り塗装前の錆落
とし作業に多大な労力を要しているのが現状であ
る。 従つて、亜鉛末の含有量が少なく、かつ高温に
加熱された部分でも優れた防錆性能を発揮する塗
料の出現が望まれている。 従来技術においても、亜鉛末の含有量が少な
く、かつ高温に加熱された部分において防錆性能
を維持させるため、例えばテトラアルコキシシラ
ンの加水分解初期縮合物とアルキルトリアルコキ
シシランの加水分解初期縮合物を併用した例(特
願昭58−158785)あるいはテトラアルコキシシラ
ンの加水分解初期縮合物と溶剤型コロイダルシリ
カを併用した例(特願昭59―093540)があるが、
このような結合剤の種類の選択だけでは満足な効
果が得られない。また、亜鉛の酸化を抑制するた
め亜鉛粒子の表面を導電性粒子で被覆化した亜鉛
末を使用した例(特願昭59−199205)あるいは亜
鉛よりも融点の高い亜鉛合金の粉末を使用した例
(特願昭59−093541)があるが、このような粉末
はその製造工程に多大な労力がかかり、材料の入
手容易性や経済性に劣る。 本発明者らは結合剤中における亜鉛末の高温酸
化を鋭意研究した結果、溶接あるいは歪取りが行
なわれる時その裏面の鋼板温度は600℃以上にな
り、このような高温に加熱された場合にも防錆性
能を維持する新規な組成物を見出し、本発明を完
成するに至つた。 (発明の構成・効果) 即ち、本発明の要旨は結合剤および亜鉛末を含
有する塗料組成物において、該亜鉛末が球状であ
り、その光透過式沈降法による体積基準の平均粒
子径が6〜10μの範囲であり、かつ粒子径2μ以上
の粒子が亜鉛末の全量に対し97体積%以上存在
し、亜鉛末含有量が乾燥塗膜100容量部中に20〜
60容量部である600℃以上の耐熱性を有する一次
防錆塗料組成物に存する。 この発明の一次防錆塗料組成物とは、錆落とし
した鋼板の上に乾燥膜厚で10〜30μ塗布される一
般にシヨツプライマーと呼ばれる防錆塗料組成物
である。 本発明組成物に使用される亜鉛末は既知の適当
な方法、例えば噴霧法によつて製造できる。この
亜鉛末は球状であり、光透過式沈降法による平均
粒子径が6〜10μであり、かつ粒子径2μ以上の粒
子が亜鉛末の全量に対して97体積%以上である。
ここで粒径の測定法を光透過式沈降法と限定した
のは「顔料」(第27巻第1号、1983、日本顔料技
術協会)に記載されているように測定方法により
粒径の値が異なるためである。また、球状とは真
の球体のみに限定されることなく、 で定義される実用球形度が0.8以上を意味する。
球状である事は比表面積が小さくなり、溶接や歪
取り等に高温にさらされても高性能の防錆性が維
持できる。 平均粒子径が6μ未満であると、亜鉛末の耐熱
性が劣り、高温に曝された場合に酸化し易い。
10μを越えると塗料組成物を調整後亜鉛末の沈降
が早く、組成物の分散安定性が低下し均一な塗膜
を得ることが難しくなる。亜鉛末が例えばりん片
状であつたり、平均粒子径が6μ以上粒子径2μ以
下の粒子が3体積%以上含まれていると高温に加
熱された部分での防錆性能が低下する。 本発明組成物にあつて、亜鉛末は乾燥塗膜中に
20〜60容量%になるように配合すればよい。配合
量が過小であると良好な防錆性能が得られず、ま
た過剰であると白さびの発生量が増大し、上塗り
塗料との付着性が低下する。 本発明に使用される耐熱性結合剤としては一次
防錆塗料に使用されるものであればいずれであつ
てもよく、例えば、ケイ酸エステル(例えば、テ
トラエトキシシランメチルトリメトキシシラン
等)の加水分解初期縮合物、溶剤型コロイダルシ
リカ(分散媒例えば、メタノール、イソプロピル
アルコール)、ケイ酸塩(例えば、ケイ酸ソーダ、
ケイ酸リチウム、ケイ酸カリウム、ケイ酸アンモ
ニウム)、があげられる。特にケイ酸エステルの
加水分解初期縮合物、溶剤型コロイダルシリカ、
あるいは両者の併用が好ましい。ケイ酸エステル
の加水分解初期縮合物と溶剤型コロイダルシリカ
の併用は亜鉛末の量を減らしても、亀裂が生じる
事なく、良好な塗膜性能を保持する。 本発明の一次防錆塗料は600℃以上、好ましく
は800℃以上の耐熱性を有することを要する。本
発明者等は溶接や歪取り作業時に鋼板裏面が600
℃以上、場合によつては800℃を越えるとの知見
を得た。従つて、一次防錆塗料は臨界温度として
少なくとも600℃の耐熱性が要求される事になる。
600℃以上の耐熱性は種々の要因、例えば、結合
剤の選択、添加剤の選択等から塗料に付与される
が、結合剤がケイ酸エステルの加水分解初期縮合
物あるいは溶剤型コロイダルシリカ、またはそれ
らの混合物の場合極めて高い耐熱性(800℃を越
える)が付与される。 本発明組成物にあつては、上述の結合剤、亜鉛
末に通常の防錆塗料と同様に各種の顔料、溶剤、
添加剤等を必要に応じて配合されてよい。顔料成
分としては通常の体質顔料、防錆顔料、着色顔
料、金属粉顔料でよく、具体的にはタルク、マイ
カ、硫酸バリウム、クレー、炭酸カルシウム、亜
鉛華、チタン白、弁柄、リン酸亜鉛、リン酸アル
ミニウム、メタホウ酸バリウム、モリブデン酸亜
鉛、モリブデン酸アルミニウム、カルシウムシリ
サイド、フエロアロイ等が挙げられる。溶剤成分
としては通常のイソプロピルアルコール、n―ブ
チルアルコール、イソブチルアルコール、ブチル
セロソルブ、エチルセロソルブ、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、キシロール、ト
リオール等が挙げられ、塗装作業性や塗膜乾燥性
が最適になるように適当量配合されてよい。添加
剤成分としてはタレ止め剤、湿潤剤、反応促進
剤、付着付与剤、色分れ防止剤、沈澱防止剤等の
防錆塗料に通常使用される剤が目的に応じて適当
量配合されてよい。 本発明組成物は常法に従つて調整できる。例え
ば、結合剤を含む液状成分とそれ以外の粉末成分
を含む系とを別容器に保存し、使用直前に両者を
混合すればよい。また、結合剤と反応する部分
(例えば、亜鉛末)以外の粉末成分の一部または
全部を結合剤を含む液状成分と共に分散し、使用
直前に該混合物と残りの成分を混合してもよい。
液状成分と粉末成分の分散には、通常の分散機で
あるデイスパー、ホモミキサー、ロールミル、サ
ンドグラインドミル、ボールミル等が使用されて
よい。このようにして得られる組成物にあつて
は、結合剤濃度は一般に5〜40重量%でよく、そ
してエアスプレー、エアレススプレー、ロールコ
ータ、ハケ等通常の手段で鉄鋼構造物に塗布し、
自然乾燥または熱風乾燥にて乾燥させればよい。 以上の構成から成る本発明組成物は、一次防錆
塗料としての機能を充分に発揮することができ、
且つ溶接裏面や歪取り裏面のように加熱された部
分においても防錆性を維持することが可能とな
る。 (実施例および比較例) 次に実施例および比較例を挙げて本発明を具体
的に説明する。 本実施例および比較例で用いる亜鉛末の平均粒
子径および粒度分布は光透過式沈降法測定器の一
種である堀場遠心式自動粒度分布測定装置CAPA
―500(堀場製作所製)を用いて測定した。測定条
件としては分散媒に50重量%グリセリン水溶液を
用い回転数は500rpmとした。その結果を第1表
に示す。尚、ここで言う平均粒子径とは中間粒子
径を意味する。また上記測定装置については前記
の文献「顔料」に詳しく記載されている。
【表】
【表】
※1 亜鉛末E 亜鉛末A/C=1/1(重
量比)
第1表に示す亜鉛末を用いて第2表に示す実施
例1〜8および比較例1〜5の組成物を充分分散
することにより得た。この組成物について下記の
如き試験を行つた。 (1) ばくろ試験 試験片としてサンドブラスト鋼板を用い、エア
スプレーにて乾燥膜厚15±2μmに塗布し、20℃、
相対湿度75%で7日間自然乾燥した後、または更
に電気炉で600℃もしくは800℃で10分間加熱、冷
却した後に防錆性試験に付した。該試験は海岸地
帯(鳴門市)で3ケ月行い、赤錆発生状態を
ASTM(D610)により判定し、白錆の発生状態
を(〇:実用性有、×:実用性無)で判定した。 (2) 沈澱安定性試験 第2表に示す組成物を調製後、デイスパーで30
分間撹拌した。次いで撹拌を中止し、10分間放置
した後、容器の底に堆積した沈降物の量をスパチ
ユラを用いて調べ(〇:沈澱量が少なく実用上問
題なし ×:沈澱量が多く実用的でない)で判定
した。 以上の試験結果を第2表に示す。該表より明ら
かな如く、本発明組成物は沈澱及び白錆が少なく
且つ600℃あるいは800℃加熱後の防錆性が優れて
いる。
量比)
第1表に示す亜鉛末を用いて第2表に示す実施
例1〜8および比較例1〜5の組成物を充分分散
することにより得た。この組成物について下記の
如き試験を行つた。 (1) ばくろ試験 試験片としてサンドブラスト鋼板を用い、エア
スプレーにて乾燥膜厚15±2μmに塗布し、20℃、
相対湿度75%で7日間自然乾燥した後、または更
に電気炉で600℃もしくは800℃で10分間加熱、冷
却した後に防錆性試験に付した。該試験は海岸地
帯(鳴門市)で3ケ月行い、赤錆発生状態を
ASTM(D610)により判定し、白錆の発生状態
を(〇:実用性有、×:実用性無)で判定した。 (2) 沈澱安定性試験 第2表に示す組成物を調製後、デイスパーで30
分間撹拌した。次いで撹拌を中止し、10分間放置
した後、容器の底に堆積した沈降物の量をスパチ
ユラを用いて調べ(〇:沈澱量が少なく実用上問
題なし ×:沈澱量が多く実用的でない)で判定
した。 以上の試験結果を第2表に示す。該表より明ら
かな如く、本発明組成物は沈澱及び白錆が少なく
且つ600℃あるいは800℃加熱後の防錆性が優れて
いる。
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 耐熱性結合剤および亜鉛末を含有し、かつ
600℃以上の耐熱性を有する鉄鋼用一次防錆塗料
組成物において、該亜鉛末が球状であり、その光
透過式沈降法による体積基準の平均粒子径が6〜
10μの範囲であり、かつ粒子径2μ以上の粒子が亜
鉛末の全量に対し97体積%以上存在し、亜鉛末含
有量が乾燥塗膜100容量部中に20〜60容量部であ
ることを特徴とする組成物。 2 耐熱性結合剤がケイ酸エステルの加水分解初
期縮合物あるいは溶剤型コロイダルシリカあるい
は両者の混合物である特許請求の範囲第1項記載
の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28171985A JPS62141075A (ja) | 1985-12-14 | 1985-12-14 | 一次防錆塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28171985A JPS62141075A (ja) | 1985-12-14 | 1985-12-14 | 一次防錆塗料組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62141075A JPS62141075A (ja) | 1987-06-24 |
| JPS6334191B2 true JPS6334191B2 (ja) | 1988-07-08 |
Family
ID=17643028
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28171985A Granted JPS62141075A (ja) | 1985-12-14 | 1985-12-14 | 一次防錆塗料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62141075A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008031237A (ja) * | 2006-07-27 | 2008-02-14 | Kansai Paint Co Ltd | 無機質ジンクリッチペイント及びそれを用いた複層塗膜形成方法 |
| KR101792081B1 (ko) * | 2013-02-04 | 2017-11-01 | 간사이 페인트 가부시키가이샤 | 1차 방청 도료 조성물, 및 그것을 도장하여 이루어지는 도장 강철구조물 |
| JP7258522B2 (ja) * | 2018-11-22 | 2023-04-17 | 株式会社エーアンドエーマテリアル | 伸縮継手、伸縮継手の防食方法および伸縮継手のメンテナンス方法 |
-
1985
- 1985-12-14 JP JP28171985A patent/JPS62141075A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62141075A (ja) | 1987-06-24 |
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