JPS6338080Y2 - - Google Patents

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JPS6338080Y2
JPS6338080Y2 JP2435784U JP2435784U JPS6338080Y2 JP S6338080 Y2 JPS6338080 Y2 JP S6338080Y2 JP 2435784 U JP2435784 U JP 2435784U JP 2435784 U JP2435784 U JP 2435784U JP S6338080 Y2 JPS6338080 Y2 JP S6338080Y2
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movable base
fixed
clamp
longitudinal direction
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、複数本の長尺素材を長手方向に沿つ
て溶接によつて一体の長尺製品とする溶接治具に
関するものであり、特に、溶接歪を打ち消すため
の逆反りを与えた状態で長尺素材を保持する溶接
治具に関するものである。
考案の背景 自動車(主としてトラツク)の梯子形フレーム
構造におけるサイドレール2は、例えば第1図〜
第3図に示すように、溶接によつて箱形断面の構
造体とされることが多い。コの字形断面のアウタ
レール4の内側にそれより幅の狭いインナレール
6を向き合わせた状態で嵌め込んだものを、両者
の嵌め合わせ部分において長手方向に沿つて溶接
することにより作られるのである。
しかし、その溶接時に第2図に二点鎖線で示す
向きに相当な歪が発生するため、溶接治具によつ
て第2図に破線で示すように溶接歪を打ち消すた
めの逆反りを予め与えた状態で溶接を行うことが
望ましい。すなわち、アウタレール4とインナレ
ール6とが合わされたもの(以下、長尺ワークと
称する)の長手方向に沿つて3個以上の固定クラ
ンプ具を配列するとともに、それら固定クランプ
具の各々と共同してその長尺ワークを両側から挟
む可動クランプ具を設け、それら3組以上のクラ
ンプユニツトによつて長尺ワーを長手方向に隔た
つた3箇所以上においてクランプし、その長尺ワ
ークを溶接歪を打ち消すための逆反りを与えた状
態で保持し、その状態で溶接トーチ8等による溶
接を行うのである。
しかしながら、溶接歪l1,l2をちようど打ち消
すための適正な逆反り量L1,L2はサイドレール
の長さや形状によつて微妙に変わるものであるた
め、同じ溶接治具によつて長さ等の異なる長尺ワ
ークを溶接する場合に、その長さ等に応じた適正
逆反り量を与えることは極めて困難である。その
ため、得られる溶接製品の寸法精度のばらつきが
大きくなり、要求される寸法精度が得られない場
合には、溶接の後工程でハイドロリツクプレスな
どによつて溶接歪を矯正する必要が生ずる。
このようなことは、ただ自動車フレームのサイ
ドレールを溶接によつて作る場合にのみ生ずるこ
とではなく、一般に複数本の長尺素材を長手方向
に沿つた溶接によつて一体の長尺製品とする場合
において同様に言えることである。
考案の目的 本考案はこのような事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、溶接すべ
き長尺素材をそれの溶接歪を打ち消すための逆反
りを与えた状態で保持するための溶接治具であつ
て、その逆反り量の調節を容易かつ迅速に行い得
るとともに、長尺素材の長さが変わつてもそれに
容易に対処し得る溶接治具を提供することにあ
る。
考案の構成 このような目的を達成すべく本考案は、前述の
ように長尺素材の長手方向に沿つて配列された3
個以上の固定クランプ具と、その固定クランプ具
と共同して長尺素材を両側から挟む可動クランプ
具とを含む3個以上のクランプユニツトを備えた
溶接治具において、上記固定クランプ具の少なく
とも1個と少なくとも2個とをそれぞれ別体のベ
ースに支持させ、それらベースの少なくとも1個
を、そのベースにより支持された固定クランプ具
の少なくとも1個から前記長尺素材の長手方向に
外れた位置において、その長手方向と前記可動ク
ランプ具の移動方向とに直角な一回動軸線をまわ
りに回動可能に装置本体に取り付けて可動ベース
とするとともに、その可動ベース上の固定クラン
プ具の少なくとも1個を前記長尺素材の長手方向
に移動可能とし、かつ、可動ベースの回動方向に
おける位置を調節する回動方向位置調節装置と、
前記移動可能とした固定クランプ具の前記長尺素
材の長手方向の位置を調節する長手方向位置調節
装置とを設けて、その移動可能な固定クランプ具
の位置の変更に伴つて前記可動ベースの回動位置
を変更することにより、前記逆反りの量を変え得
るようにしたことを、その要旨とするものであ
る。
可動ベースに支持される固同クランプ具が1個
である場合には、その固定クランプ具が可動ベー
スの回動に伴つて長尺素材の長手方向に直角な方
向に移動するようにするために、その固定クラン
プ具から外れた位置において可動ベースを装置本
体に回動可能に取り付けることが必要であるが、
可動ベースに支持される固定クランプ具が2個以
上である場合には、それら2個以上の固定クラン
プ具のいずれからも外れた位置において可動ベー
スを装置本体に回動可能に取り付けても、固定ク
ランプ具の1個に対応する位置において取り付け
てもよい。
要するに、前記別体のベースの一方に支持され
た少なくとも2個の固定クランプ具のうちのいず
れか2個をつなぐ直線(固定クランプ具が3個以
上である場合には、それらをつなぐ線が直線にな
るとは限らない)から、他方のベースに支持され
た前記少なくとも1個の固定クランプ具までの距
離が、それら別体のベースのいずれかである可動
ベースの回動に伴つて変わるようにすればよいの
である。
考案の効果 このようにすれば、溶接すべき長尺素材の長さ
に応じて上記移動可能な固定クランプ具をその長
尺素材の長者方向に移動させて、その位置を調節
し、かつ、それに併せて当該固定クランプ具を支
持する可動ベースの回動方向における位置を調整
することにより、当該固定クランプ具の位置を長
尺素材に逆反りを与えるべき方向と長尺素材の長
手方向との両方において変更することができ、そ
の長尺素材に与えるべき適正な逆反りの量を容易
に変更することができて、それによつて溶接歪に
かかわらず、寸法精度の高い溶接製品を得ること
が可能となるのである。
実施例 以下、本考案をトラツクフレーム溶接用の溶接
治具に適用した場合の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明する。
第4図において、10はベツドである。このベ
ツド10の上方にはベース12,14,16およ
び18にそれぞれ支持された固定クランプ具2
0,22,24および26が都合9個配列されて
いる。これら固定クランプ具は、第1図ないし第
3図に示したように、長手形状のアウタレール4
とインナレール6とを合わせた長尺ワークWを下
方から支持する素材であり、溶接すべき長尺ワー
クWの長手方向に沿つてほぼ等間隔に配列され、
かつそのワークWにその溶接歪を打ち消すに最適
と推定される逆反り曲線に沿つた逆反りを与える
べく、予め各々の上下方向における位置が定めら
れ、長尺ワークWの下面(アウタレール4)に面
接触し得る姿勢にそれぞれ保持されている。な
お、第4図において長尺ワークWは単純な直線形
態のものとして簡略に示されている。
一方、それら固定クランプ具20〜26にそれ
ぞれ対向して都合9個の可動クランプ具28が設
けられており、いずれも第4図に図示はしない
が、本体フレーム30の上部に設けられたクラン
プシリンダに連結されていて、そのクランプシリ
ンダの作動によつて各々の可動クランプ具28が
固定クランプ具20〜26に対してそれぞれ接
近・離間させられるようになつている。そして、
クランプシリンダによつて昇降させられる可動ク
ランプ具28の一つと固定クランプ具20〜26
の一つの互いに対向するもの同士がそれぞれ1組
となつてクランプユニツトを構成しており、本実
施例では、長尺ワークWを長手方向に隔てた9個
所においてクランプする9組のクランプユニツト
が設けられているのである。
なお、以上のような固定クランプ具20〜26
の全てのものが、第5図に示すように、可動クラ
ンプ具28と共同して長尺ワークWを挟む方向と
は直角な方向からワークWを挟む別のクランプユ
ニツト、言い換えればサイドクランプユニツトを
備えている。このサイドクランプユニツトは、長
尺ワークWの幅方向に互いに対向する作用部を備
えた一対のクランプアーム32,32が、固定ク
ランプ具20にピン34,34を介してワークW
の長手方向にほぼ直角な平面内において回動可能
に支持され、これらクランプアーム32,32の
上記作用部とは反対側の端部間にまたがつてサイ
ドクランプシリンダ36が設けられたものであ
る。このシリンダ36の作動により各クランプア
ーム32の作用部同士を接近させれば、第3図に
示す長尺ワークWを幅方向に締め付けて双方のレ
ール4と6との間の幅方向の隙間を消滅させるこ
とができる。
前記9個の固定クランプ具の内、中央部の固定
クランプ具22はベース14によつて支持されて
いるが、このベース14はベツド10に固定され
た固定ベースとされている。一方、この固定ベー
ス14の両側に位置するベース1,16は4個の
固定クランプ具20と3個の固定クランプ具24
とをそれぞれ位置固定に支持していて、これらが
第一の可動ベースとされている。すなわち、可動
ベース12および16は、固定ベース14に近い
側の各端部において、それぞれ可動クランプ具2
8の移動方向および長尺ワークWの長手方向に直
角な軸38によつて固定ベース14に取り付けら
れ、上記可動クランプ具28の移動方向に平行な
平面(この場合には鉛直面)内で、それらの軸回
りにそれぞれ回動可能に支持されているのであ
る。
可動ベース12と前記ベツド10との間には、
その可動ベース12の複数の回動位置において固
定する固定装置40が設けられている。この部分
を拡大して第6図に示す。
可動ベース12の自由端部および中間部には、
ブラケツト42がそれぞれ固定されるとともに、
これらブラケツト42に形成されたねじ穴に、可
動ベース12の回動位置を調節するストツパボル
ト44がベツド10に向かつて突出する状態で螺
合され、かつロツクナツト46によつて固定され
ており、これらストツパボルト44の頭部がベツ
ド10の上面に当接することによつて、可動ベー
ス12の回動位置が規定されている。また、ベツ
ド10の上面には可動ベース12を挟んでその両
側にブラケツト48が固定され、これらブラケツ
ト48に形成された長穴50,50を通してクラ
ンプボルト52,52が可動ベース12の側面に
締め込まれることによつて、ストツパボルト44
の頭部がベツド10の上面から離間しないように
されている。そして、それらクランプボルト52
およびロツクナツト46を緩めた状態で、ストツ
パボルト44を回転操作することにより、可動ベ
ース12を小角度範囲で回動させることができ
る。
なお、これとは反対側の可動ベース16とベツ
ド10との間にも、第4図に示すように全く同様
にして可動ベース16を所望の回動位置において
固定する固定装置4が設けられている。
上記のような可動ベース12,16に支持され
た固定クランプ具20,24および前記固定ベー
ス14に支持された固定クランプ具22は、可動
ベース12と16とが一直線上にある状態で長尺
ワークWに溶接歪を打ち消すのに最適と推定され
る逆反り曲線に沿つた逆反りを与えるべく、予め
各々の上下方向における位置が定められているか
ら、可動ベース12および16の小角度範囲の回
動により、前記推定逆反り曲線に近似した状態で
長尺ワークWに与えられる逆反りの量が変更され
ることとなる。
可動ベース16に近接して位置する前記ベース
18は、最も外側の固定クランプ具26を支持し
ているが、このベース18が第二の可動ベースと
されている。すなわち、可動ベース18は、上記
可動ベース16の側の端部が、その可動ベース1
6の自由端部に前記軸38と平行な軸54によつ
て連結され、その可動ベース16の回動可能な平
面とほぼ同一平面内で軸54の軸心回りに回動可
能とされているのである。しかも、上記固定クラ
ンプ具26は、この可動ベース18に対して長尺
ワークWの長手方向に移動可能とされている。こ
のような第二の可動ベース18を含むA部分の詳
細を第7図に拡大して示す。
この第7図から明らかなように、第二の可動ベ
ース18の上面にはガイドレール56が一体的に
設けられており、このガイドレール56に移動部
材としての移動台5が摺動可能に配置されてい
て、その上面に固定クランプ具26が位置固定に
設置されている。すなわち、この固定クランプ具
26は移動台58を介して長尺ワークWの長手方
向に移動可能な状態で可動ベース18によつて支
持されており、可動ベース18は可動ベース16
および固定ベース14を介して、ベツド10およ
び本体フレーム30から成る装置本体に取り付け
られているのである。移動台58には、可動ベー
ス18に取り付けられた長手方向位置調節シリン
ダ60が連結されている。このシリンダ60は、
移動台58を介して固定クランプ具26を、溶接
すべき長尺ワークWの長さに応じて、長尺ワーク
Wの長手方向において前記軸54から外れた範囲
内で例えば3段階に移動させるものであつて、固
定クランプ具26の長手方向位置調節装置を構成
しており、また、そのシリンダ60によつて調節
される固定クランプ具26の位置は図示しないリ
ミツトスイツチによつて規定されるようになつて
いる。
また、前記ベツド10上には、互いに一体的に
連結された二つのスライダ62,62が長尺ワー
クWの長手方向に摺動可能に設けられている。こ
れらスライダ62の上面には、互いに異なる高さ
で可動ベース18の下面に向かつて突出する二つ
のストツパ64,66がそれぞれ設けられてい
る。すなわち、これらのストツパ64,66は、
可動ベース18の下面から各ストツパ面68,7
0までの距離が2段階に異なるように、かつワー
クWの長手方向に一定距離隔たつて形成されてい
るのである。また、スライダ62の上面が最も高
さの低いストツパ面とされており、結局、3段階
に高さが異なる三つのストツパが設けられている
ことになる。
一方、可動ベース18の下面からは各々のスラ
イダ62に向かつて突出するストツパ当接部7
2,72がそれぞれ設けられている。これらスト
ツパ当接部72は可動ベース18に短軸状に部材
が固定されることによつて形成されており、各ス
トツパ64,66のストツパ面68,70に択一
的に当接し得るようにされている。
そして、一方のスライダ62には、前記ベツド
10に固定された回動方向位置調節シリンダ74
が連結されており、可動ベース18側のストツパ
当接部72,72がスライダ62側のストツパ6
4,66あるいはスライダ上面のいずれかに当接
し得る位置に、双方のスライダ62を一体的に移
動させるようになつている。また、可動ベース1
8の自由端部に固定されたブラケツト76とベツ
ド10との間には、持上げシリンダ78が設けら
れており、シリンダ74が各スライダ62を摺動
させる時、ストツパ当接部72をストツパ64,
66と干渉しない位置まで退避させるべく、可動
ベース18を一時的に持ち上げる役割を果たす。
本実施例では、以上のようなスライダ62,6
2とストツパ64,66、ストツパ当接部72,
72、回動方向位置調整シリンダ74、持上げシ
リンダ78とが、可動ベース18の回動方向にお
ける位置を調節する位置調節節装置を構成してい
るのである。
なお、可動ベース18の固定クランプ具26に
対向して前述の可動クランプ具28が設けられて
いるが、この可動クランプ具28は、前記本体フ
レーム30にブラケツト80を介して固定された
クランプシリンダ82のピストンロツド84の先
端部に、ピン86によつて前記長尺ワークWの長
手方向に直角な一軸線まわりに回動可能に取り付
けられ、また、それの昇降がガイドロツド88に
よつてガイドされるようになつている。
ところで、上述の長手方向位置調節シリンダ6
0、回動方向位置調節シリンダ74および持上げ
シリンダ78の各々を、溶接すべく長尺ワークW
の種類を示す一つの信号に基づいて予め定められ
た順序に従つて作動させるべく、シーケンス回路
を備えた制御装置が設けられている。この制御装
置によつてシリンダ60,74および78が連動
して作動させられ、前記移動台58およびスライ
ダ62,62を上記信号で指定された長尺ワーク
Wの種類に対応するそれぞれの位置へ移動させる
のであるが、そのシーケンス回路の具体的な構成
は後述する作動の説明において明らかにする。
次に以上のように構成された溶接治具の使用方
法について説明する。
溶接すべきワークWがこの溶接治具に供給され
る際には、すべての可動クランプ具28が上昇端
位置に保持され、その状態で各固定クランプ具2
0,22,24および26と各可動クランプ具2
8との間に長尺ワークWが供給される。このワー
クWを構成するアウタレール4とインナレール6
とは、予め長手方向の適数個所において仮付け溶
接が施されて一体性を保持している。また、固定
クランプ具20を支持する可動ベース12および
固定クランプ具24を支持する可動ベース16
が、ワークWに最適と推定される逆反り量を与え
るべく、第6図に示すストツパボルト44によつ
て回動位置が選定され、かつクランプボルト52
によりその位置に固定されている。さらに、最外
側の固定クランプ具26を支持する第二の可動ベ
ース18については、第7図に示す移動台58を
介して固定クランプ具26のワークWの長手方向
における位置が、そのワークWの長さに応じて最
適な位置に選ばれ、かつ各ストツパ当接部72と
ストツパ64,66若しくはスライダ上面との当
接によつて、固定クランプ具26の上記長手方向
における位置に対応して、可動ベース18の回動
位置が適正な逆反り量を与えるべく予め定められ
た状態にある。
そして、各可動クランプ具28がそれぞれ対応
する固定クランプ20,22,24,26側に接
近させられて、それら固定クランプ具との間にワ
ークWを挟み付けることにより、そのワークWの
溶接歪を打ち消すための逆反りが与えられる。さ
らに、各固定クランプ具20〜26が備えるサイ
ドクランプユニツトによつてワークWが幅方向か
ら締め付けられ、アウタレール4とインナレール
6との間の幅方向の隙間が消滅させられた状態と
なる。
そのように長尺ワークWが上下方向および幅方
向からそれぞれクランプされ、かつ逆反りが与え
られた状態でワークWの長手方向の溶接線に沿つ
て溶接が行われ、一体のサイドレールとされるの
である。
以上の説明は本溶接治具によつて長さの一定な
長尺ワークWが溶接される場合であるが、長さの
異なる別種類の長尺ワークW′(例えば、3種類に
長さの異なるワーク)の溶接が行われる場合に
は、溶接治具に供給される以前の段階で、溶接す
べきワークがどのような長さを有するものである
かが、適宜の種類判別センサによつて判別され、
そこで判別されたワークの種類を表す信号が制御
装置に入力される。それに基づいて、まず持上げ
シリンダ78が作動させられ、可動ベース18を
軸54の軸心回りに小角度回動させて上方に持ち
上げ、一時的にその位置に保持する。また、例え
ば、一つ前に溶接したワークWより次に溶接すべ
きワークW′の方が長い種類のものである場合に
は、シリンダ60が移動台58を介して固定クラ
ンプ具26を距離lだけ可動ベース18の自由端
部側に移動させ、ワークW′に逆反り与える上で
その長手方向における最適の位置に位置させる。
さらに、回動方向位置調節シリンダ74は、固定
クランプ具26の移動方向と移動量に対応して、
上記逆反りを与える上で固定クランプ具26の上
下方向における位置を適正に修正すべく、例え
ば、ストツパ当接部72がストツパ70に当接し
得る位置から第7図に示すようにストツパ64を
超えてスライダ62の上面に当接し得る位置まで
一各スライダ62をワークW′の長手方向に前進
させ、ストツパ当接部72が最も低いストツパ面
であるスライダ62の上面に当接可能な状態とす
る。そのスライダ62の移動端がリミツトスイツ
チによつて検知され、それからの信号に基づいて
持上げシリンダ78が下降させられ、その結果、
各ストツパ当接部72がスライダ62の上面に当
接した状態となつてストツパ70の高さの分だけ
可動ベース18の回動位置が下方に修正され、そ
の分だけ固定クランプ具26が低くされるのであ
る。
このような状態で、固定クランプ具26と可動
クランプ具28との間にワークW′の端に近い部
分を挟み付けると共に、他の固定クランプ具20
〜24と各可動クランプ具28とによつて全体的
にワークW′に逆反りを与えることにより、その
ワークW′が前回のワークWより長さが長くても、
溶接歪を打ち消す適正な逆反りが与えられ、寸法
精度の高い溶接製品が得られるのである。
すなわち、長さの長い種類のワークW′を逆反
りを与えた状態で保持するためには、最外側の固
定クランプ具26をワークW′の端部側に寄せる
ことが望ましいのであるが、それだけでは固定ク
ランプ具26の上下方向位置に、その寄せた分だ
け誤差が生じ(高くなりすぎる)、そのため与え
るべき逆反り量が不足して溶接歪を完全に相殺し
切れず、長さの異なる種類のワークごとに寸法精
度にばらつきが生ずることとなる。他方、ワーク
Wより短い別のワークを溶接する場合には、上記
とは逆になり、固定クランプ具26の位置が低く
なり過ぎる結果を招く。
しかし、本実施例のように、固定クランプ具2
6を長尺ワークの種類に応じてその長手方向に移
動させるのに伴つて、可動ベース18の回動位置
を段階的に修正することにより、言い換えれば、
長いワークに対応すべく固定クランプ具26を外
側に移動させた場合には、可動ベース18の回動
位置を下方に修正し、短いワークに対応すべく固
定クランプ具26を内側に移動させた場合には、
可動ベース18の回動位置を上方に修正すること
により、長尺ワークの長さが異なつてもそれに容
易に対処することができ、それぞれに最適と推定
される逆反りを与えることができるのである。
なお、固定クランプ具26に対応する可動クラ
ンプ具28のワーク長手方向における位置は変わ
らないため、固定クランプ具26がその長手方向
に移動させられた状態では、それらが完全に対向
しない状態でワークを両側から挟むこととなる
が、極端に食い違う状態となるわけではないた
め、適正な逆反りを与える上で実用上支障はな
い。
また、溶接条件等の変更によつて、長尺ワーク
を与えるべき逆反り量を長手方向の全体に渡つて
変更する必要が生じた場合には、前記可動ベース
12および16のそれぞれの回動位置を上方向あ
るいは下方向に調節すればよい。すなわち、第6
図に示すクランプボルト52を緩め、かつロツク
ナツト46を緩めた状態で、ストツパボルト44
を回転操作して、最適と推定される逆反り量が得
られるように可動ベース12および16の回動位
置を変更した後、ロツクナツト46およびクラン
プボルト52によつてその位置に保持すれば良い
のである。
なお、それら可動ベース12および16にそれ
ぞれ支持される固定クランプ具20および24の
変位は、それぞれ軸38の軸心を中心とする円弧
に沿つた変位であるが、その回動角度は小さく、
かつそれらの位置変更前における位置は前述のよ
うに長尺ワークの最適と推定される逆反り形状に
対応させられているため、固定クランプ具20,
24の変位によつて与えられる新たな逆反り形状
が、実際上問題となる程の誤差を生むことはない
のである。
以上説明した実施例においては、長手方向位置
調節シリンダ60と回動方向位置調節シリンダ7
4とを互いに連携して作動させるために、シーケ
ンス回路を備えた制御装置が設けられていたが、
溶接すべき複数種類のワークが予め定められた順
序に従つて供給される場合には、どのような種類
のワークが供給されるかが前もつてわかるから、
その情報を表す信号に基づいて上記シリンダ6
0,74等を作動させるようにすることも可能で
ある。
また、ストツパ64,66をスライダ64に設
ける代わりに、それらストツパ64,66を可動
ベース18の下面に設け、スライダ62の上面に
それらに択一的に当接可能なストツパ当接部を設
けてもよい。他方、ワークの長手方向に移動可能
なスライダ62に代えて、その長手方向に直角な
一軸線回りに回転可能な円板状の回転部材を設
け、この回転部材の周回りに段階的に高さの異な
る複数のストツパを設け、それに上記ストツパ当
接部を択一的に当接させるようにすることもでき
る。さらに、段階的に高さを異ならせるのではな
く、傾斜したストツパ面を形成して連続的に高さ
の異なるストツパとしてもよい。そのような傾斜
面状のストツパをスライダ62に設ける場合に
は、そのスライダ62を駆動するシリンダ74
に、停止位置精度のよい電動シリンダ等を採用す
ることが好ましい。
また、可動ベース18の回動位置を調節するた
めの装置としては、上記のようなストツパを利用
するものに限らず、例えば、可動ベース18に対
して螺進、螺退可能な状態で調節ボルトを位置固
定の部材に螺合し、その調節ボルトを正逆両方向
に回転駆動するモータ等に接続して、これらを回
動方向位置調節装置をして機能させることもでき
る。あるいは、可動ベース18とベツド10等の
固定部材との間にサーボシリンダを設け、そのシ
リンダに供給される流体量をサーボ弁等によつて
制御することにより、可動ベース18の回動位置
を調節するように構成することも可能である。ま
たは、互いに厚さの異なるスペーサブロツクを複
数個用意し、そのいずれかを可動ベース18とベ
ツド10との間に適宜の着脱手段により介在させ
ることによつて、回動方向調節装置を構成するこ
ともできる。
また、位置調整可能な固定クランプ具26に対
応する可動クランプ具28を、その固定クランプ
具26のワーク長手方向の位置変更に追従して位
置変更可能なものとすることもできる。更に、溶
接すべく長尺ワークWの一端側のみならず、その
他端側にも第二の可動ベース18を設けて、その
他方の側の最外側に位置する固定クランプ具を前
記固定クランプ具26と同様に位置調整可能なも
のとしてもよい。
その他、一々詳述はしないが、当業者の知識に
基づき種々の変更、改良等を施した態様で本考案
を実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は長尺製品の一例としてのトラツクフレ
ームのサイドレールを示す平面図であり、第2図
はその正面図であつて、通常生ずる溶接歪および
その溶接歪を打ち消すために与えられる逆反りの
形態を説明する図である。第3図は第1図におけ
る−断面図である。第4図は本考案の一実施
例である溶接治具の全体を簡略化して示す正面図
であり、第5図は第4図に示す固定クランプ具の
一部を取り出して示す部分的な側面図である。第
6図は第4図の一部を拡大し、かつより詳細に示
す部分正面図であり、第7図は第4図におけるA
部分を拡大し、かつより詳細に示す部分正面図で
ある。 2:サイドレール(長尺製品)、4:アウタレ
ール、(長尺素材)、6:インナレール、12,1
6:第一の可動ベース、14:固定ベース、1
8:第二の可動ベース、20,22,24,2
6:固定クランプ具、28:可動クランプ具、3
8,54:軸、40:固定装置、58:移動台
(移動部材)、60:長手方向位置調節シリンダ、
62:スライダ、64,66:ストツパ、72:
ストツパ当接部、74:回動方向位置調節シリン
ダ、78:持上げシリンダ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 複数本の長尺素材を長手方向に沿つた溶接に
    よつて一体の長尺製品とするための治具であつ
    て、前記長尺素材の長手方向に沿つて配列され
    た3個以上の固定クランプ具とそれら固定クラ
    ンプ具の各々に対向して設けられてそれら各固
    定クランプ具と共同して前記長尺素材を両側か
    ら挟む可動クランプ具とを含む3組以上のクラ
    ンプユニツトを備え、前記長尺素材を長手方向
    に隔たつた3箇所以上においてクランプし、そ
    の長尺素材を溶接歪を打ち消すための逆反りを
    与えた状態で保持する溶接治具において、 前記固定クランプ具の少なくとも1個と少な
    くとも2個とをそれぞれ別体のベースに支持さ
    せ、それらベースの少なくとも1個を、そのベ
    ースにより支持された固定クランプ具の少なく
    とも1個から前記長尺素材の長手方向に外れた
    位置において、その長手方向と前記可動クラン
    プ具の移動方向とに直角な一回動軸線のまわり
    に回動可能に装置本体に取り付けて可動ベース
    とするとともに、その可動ベース上の固定クラ
    ンプ具の少なくとも1個を前記長尺素材の長手
    方向に移動可能とし、かつ、可動ベースの回動
    方向における位置を調節する回動方向位置調節
    装置と、前記移動可能とした固定クランプ具の
    前記長尺素材の長手方向の位置を調節する長手
    方向位置調節装置とを設けて、その移動可能な
    固定クランプ具の位置の変更に伴つて前記可動
    ベースの回動位置を変更することにより前記逆
    反りの量を変え得るようにしたことを特徴とす
    る長尺製品の溶接治具。 (2) 前記移動可能な固定クランプ具が前記長尺素
    材の長手方向に移動可能な移動部材を介して前
    記可動ベースに支持され、かつ、その移動部材
    にそれを駆動するシリンダが連結されており、
    そのシリンダが前記長手方向位置調節装置を構
    成している実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の溶接治具。 (3) 前記回動方向位置調節装置が、 前記長尺素材の長手方向に移動可能に設けら
    れたスライダと、 そのスライダと前記可動ベースとのいずれか
    一方に互に異なる高さで設けられた複数のスト
    ツパと、 前記可動ベースとスライダとの他方に設けら
    れ、前記複数のストツパのいずれかに択一的に
    当接してそのストツパと共同して前記可動ベー
    スの回動位置を段階的に規定するストツパ当接
    部と、 前記スライダに連結され、そのスライダを前
    記ストツパ当接部が前記複数のストツパのいず
    れかに当接し得る位置に駆動する駆動装置と を含んで構成されるものである実用新案登録
    請求の範囲第1項または第2項記載の溶接治
    具。 (4) 前記移動可能な固定クランプ具の位置の変更
    に伴う前記可動ベースの回動位置の変更が、溶
    接されるべき長尺素材の種類を示す一つの信号
    に基づいて、前記長手方向位置調節装置と前記
    回動方向位置調節装置とをその信号で指定され
    た長尺素材の種類に対応するそれぞれの位置へ
    前記固定クランプ具および可動ベースを移動さ
    せるべく作動させる制御装置によつて行われる
    実用新案登録請求の範囲第1項ないし第3項の
    いずれかに記載の溶接治具。
JP2435784U 1984-02-22 1984-02-22 長尺製品の溶接治具 Granted JPS60136895U (ja)

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