JPS6340865B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6340865B2 JPS6340865B2 JP14936584A JP14936584A JPS6340865B2 JP S6340865 B2 JPS6340865 B2 JP S6340865B2 JP 14936584 A JP14936584 A JP 14936584A JP 14936584 A JP14936584 A JP 14936584A JP S6340865 B2 JPS6340865 B2 JP S6340865B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plating layer
- steel plate
- steel sheet
- blackened
- microcracks
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は、事務用品、光学機器、電気製品、自
動車部品等の分野で、最近、裸使用の用途を開拓
しつつある黒色化鋼板に関する。 (従来技術とその問題点) 従来のメツキ鋼板は、外観が白色、あるいは灰
白色であり、高級感に欠けるので、裸使用を目的
とした用途にはあり適さない。 そこで最近、表面を黒色化した鋼板が開発さ
れ、裸使用でも外観的に十分高級感を有するた
め、事務用品、カメラ等の光学機器、オーデイオ
等の電気製品、自動車部品等の広い分野で使用さ
れてきた。即ち、公知の鋼板黒色化法としては、
下記のような方法があげられる。 (イ) カーボンブラツク等を主成分とした黒色樹脂
皮膜を、鋼板もしくはメツキ鋼板表面に形成す
る方法(特開昭56−62996)。 (ロ) 鋼板表面にAgを含む皮膜を形成する方法。 (ハ) 鋼板を、タンニン鉄水溶液に無機物の硝酸塩
を添加した処理液で処理する方法(特開昭56−
62968)。 (ニ) Co及び添加剤を含むZnメツキ鋼板を陽極処
理する方法(特開昭58−151490、特開昭58−
151491)。 しかし、これら公知の方法には、(1)銀等の貴金
属を使用するので、コスト的に不利である、(2)カ
ーボンブラツク等を主成分とする皮膜は密着性が
劣る、(3)処理方法及び設備が複雑である、等の問
題点がある。 本発明は、上述のような問題点を改善したもの
で、密着性等に優れた黒色化鋼板を提供するもの
である。 (発明の構成) Zn−Ni系合金化メツキは、メツキ層中の残留
歪により、エツチングや応力でメツキ層に容易に
クラツクを生じる事は知られている。本発明者ら
は、この性質を利用してメツキ層表面に極微細な
クラツクを均一に生成させると美麗な黒色を呈す
ることを見出し、本発明をなしたものである。 即ち、本発明の骨子は、最上層にZn−Ni系合
金化メツキ層を有する鋼板において、該メツキ層
の表面全体にわたつて、方向性を有しないマイク
ロクロツクを均一に生成させた点にある。 第1図のイ及びロは、本発明の黒色化鋼板の皮
膜構造例で、イはマイクロクラツクが深い場合
を、ロは浅い場合を示す。鋼板1に施したZn−
Ni系合金化メツキ層2は、その表面全体にわた
つて、均一なマイクロクラツク3を有している。
第2図は、本鋼板のマイクロクラツクの分布を示
す顕微鏡表面SEM写真である。 本発明において、クラツクを生成させる方法と
しては、エツチングや応力等の公知の手段が使用
でき、特に限定されないが、生成させるべきクラ
ツクは、幅が0.5μ以下、長さ10μ以下が望ましい。
但し、クラツクは枝分れしているのが一般的であ
り、ここで長さとは、クラツクの分岐点間のクラ
ツクに沿つた長さを言うものである。これよりク
ラツクの大きさが大きくなると、即ち幅が0.5μ、
長さが10μをこえると、表面での光の吸収が逆に
損なわれるため、美麗な黒色化が得られない。 また、クラツクの密度は、面積分率にして、10
%〜50%にあるのが望ましい。これ以外の範囲で
は、表面粗度の関係から、光の吸収が損なわれる
ため、黒色化が十分でない。さらに、クラツク
は、表面全体に均一に、方向性を持たない様に分
布している必要がある。クラツク以外のメツキ表
面は、出来るだけ平滑である方が望ましい。表面
が平滑でないと、この部分での光の乱反射によ
り、やはり黒色化が損なわれる。 本発明の黒色化鋼板は、そのままでも良いが、
普通さらにその上に、クロメート皮膜又は樹脂皮
膜、あるいはこれら両方を形成させて使用する。 黒色化したあとに、クロメート皮膜又は樹脂皮
膜、あるいはこれら両方を形成するのは、これに
より表面に光沢を持たせるとともに、干渉色を調
整することが出来るからであり、この処理により
深味のある美麗な黒色皮膜を得ることができる。 樹脂皮膜としては、アクリル樹脂、エポキシ樹
脂、フエノール樹脂、メラミン樹脂、フツ素樹脂
等を用途に多じて選択使用する。皮膜圧は3μ以
下が適当である。 次に本発明を実施例によつて説明する。 実施例 1 Ni13%、Zn87%、メツキ付着量20g/m2のZn
−Ni合金化電気メツキ鋼板を、20℃、5%
HNO3で、処理時間を変えてエツチング処理し
た。処理時間(秒)とメツキ層に発生したマイク
ロクラツクの密度、得られた黒色化状況の結果
を、一括して表に示す。尚、マイクロクラツク
は、幅0.5μ以下、長さ10μ以下で、方向性をもた
ず、メツキ層に均一に分布していた。
動車部品等の分野で、最近、裸使用の用途を開拓
しつつある黒色化鋼板に関する。 (従来技術とその問題点) 従来のメツキ鋼板は、外観が白色、あるいは灰
白色であり、高級感に欠けるので、裸使用を目的
とした用途にはあり適さない。 そこで最近、表面を黒色化した鋼板が開発さ
れ、裸使用でも外観的に十分高級感を有するた
め、事務用品、カメラ等の光学機器、オーデイオ
等の電気製品、自動車部品等の広い分野で使用さ
れてきた。即ち、公知の鋼板黒色化法としては、
下記のような方法があげられる。 (イ) カーボンブラツク等を主成分とした黒色樹脂
皮膜を、鋼板もしくはメツキ鋼板表面に形成す
る方法(特開昭56−62996)。 (ロ) 鋼板表面にAgを含む皮膜を形成する方法。 (ハ) 鋼板を、タンニン鉄水溶液に無機物の硝酸塩
を添加した処理液で処理する方法(特開昭56−
62968)。 (ニ) Co及び添加剤を含むZnメツキ鋼板を陽極処
理する方法(特開昭58−151490、特開昭58−
151491)。 しかし、これら公知の方法には、(1)銀等の貴金
属を使用するので、コスト的に不利である、(2)カ
ーボンブラツク等を主成分とする皮膜は密着性が
劣る、(3)処理方法及び設備が複雑である、等の問
題点がある。 本発明は、上述のような問題点を改善したもの
で、密着性等に優れた黒色化鋼板を提供するもの
である。 (発明の構成) Zn−Ni系合金化メツキは、メツキ層中の残留
歪により、エツチングや応力でメツキ層に容易に
クラツクを生じる事は知られている。本発明者ら
は、この性質を利用してメツキ層表面に極微細な
クラツクを均一に生成させると美麗な黒色を呈す
ることを見出し、本発明をなしたものである。 即ち、本発明の骨子は、最上層にZn−Ni系合
金化メツキ層を有する鋼板において、該メツキ層
の表面全体にわたつて、方向性を有しないマイク
ロクロツクを均一に生成させた点にある。 第1図のイ及びロは、本発明の黒色化鋼板の皮
膜構造例で、イはマイクロクラツクが深い場合
を、ロは浅い場合を示す。鋼板1に施したZn−
Ni系合金化メツキ層2は、その表面全体にわた
つて、均一なマイクロクラツク3を有している。
第2図は、本鋼板のマイクロクラツクの分布を示
す顕微鏡表面SEM写真である。 本発明において、クラツクを生成させる方法と
しては、エツチングや応力等の公知の手段が使用
でき、特に限定されないが、生成させるべきクラ
ツクは、幅が0.5μ以下、長さ10μ以下が望ましい。
但し、クラツクは枝分れしているのが一般的であ
り、ここで長さとは、クラツクの分岐点間のクラ
ツクに沿つた長さを言うものである。これよりク
ラツクの大きさが大きくなると、即ち幅が0.5μ、
長さが10μをこえると、表面での光の吸収が逆に
損なわれるため、美麗な黒色化が得られない。 また、クラツクの密度は、面積分率にして、10
%〜50%にあるのが望ましい。これ以外の範囲で
は、表面粗度の関係から、光の吸収が損なわれる
ため、黒色化が十分でない。さらに、クラツク
は、表面全体に均一に、方向性を持たない様に分
布している必要がある。クラツク以外のメツキ表
面は、出来るだけ平滑である方が望ましい。表面
が平滑でないと、この部分での光の乱反射によ
り、やはり黒色化が損なわれる。 本発明の黒色化鋼板は、そのままでも良いが、
普通さらにその上に、クロメート皮膜又は樹脂皮
膜、あるいはこれら両方を形成させて使用する。 黒色化したあとに、クロメート皮膜又は樹脂皮
膜、あるいはこれら両方を形成するのは、これに
より表面に光沢を持たせるとともに、干渉色を調
整することが出来るからであり、この処理により
深味のある美麗な黒色皮膜を得ることができる。 樹脂皮膜としては、アクリル樹脂、エポキシ樹
脂、フエノール樹脂、メラミン樹脂、フツ素樹脂
等を用途に多じて選択使用する。皮膜圧は3μ以
下が適当である。 次に本発明を実施例によつて説明する。 実施例 1 Ni13%、Zn87%、メツキ付着量20g/m2のZn
−Ni合金化電気メツキ鋼板を、20℃、5%
HNO3で、処理時間を変えてエツチング処理し
た。処理時間(秒)とメツキ層に発生したマイク
ロクラツクの密度、得られた黒色化状況の結果
を、一括して表に示す。尚、マイクロクラツク
は、幅0.5μ以下、長さ10μ以下で、方向性をもた
ず、メツキ層に均一に分布していた。
【表】
○ 良好
× 不良
表から分るように、クラツク密度が、10〜50%
の範囲では美しい黒色化鋼板が得られたが、それ
以外の範囲では、黒色化が損なわれる傾向があ
る。 実施例 2 Ni12%、Zn88%、メツキ付着量30g/m2のNi
−Znメツキ鋼板を陽極として、CaCl25%、
HNO31%の溶液中で、10A/dm2、10秒間の通
電を行つた。 Ni−Znメツキ層の表面に発生したマイクロク
ラツクは、最大巾0.2μ、最大長さ5μで、クラツク
密度25%であり、均一に黒色化された。 (発明の効果) 本発明の黒色化鋼板は、メツキ層を黒色化する
ので密着性良好で、その製法も簡単で裸使用に十
分耐える高級感を有している。
× 不良
表から分るように、クラツク密度が、10〜50%
の範囲では美しい黒色化鋼板が得られたが、それ
以外の範囲では、黒色化が損なわれる傾向があ
る。 実施例 2 Ni12%、Zn88%、メツキ付着量30g/m2のNi
−Znメツキ鋼板を陽極として、CaCl25%、
HNO31%の溶液中で、10A/dm2、10秒間の通
電を行つた。 Ni−Znメツキ層の表面に発生したマイクロク
ラツクは、最大巾0.2μ、最大長さ5μで、クラツク
密度25%であり、均一に黒色化された。 (発明の効果) 本発明の黒色化鋼板は、メツキ層を黒色化する
ので密着性良好で、その製法も簡単で裸使用に十
分耐える高級感を有している。
第1図のイ及びロは、いずれも本発明の皮膜構
造を示す説明図である。第2図は、マイクロクラ
ツクの分布を示すメツキした金属組織の顕微鏡写
真である。 1……鋼板、2……メツキ層、3……マイクロ
クラツク。
造を示す説明図である。第2図は、マイクロクラ
ツクの分布を示すメツキした金属組織の顕微鏡写
真である。 1……鋼板、2……メツキ層、3……マイクロ
クラツク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 最上層にZn−Ni系合金化メツキ層を有し、
該メツキ層が、表面全体に方向性をもたないマイ
クロクラツクを均一に有することを特徴とする黒
色化鋼板。 2 マイクロクラツクが、幅0.5μ以下、長さ10μ
以下である特許請求の範囲第1項記載の鋼板。 3 メツキ層上に、更に、クロメート皮膜又は樹
脂皮膜あるいはこれら両方を設けた特許請求の範
囲第1、第2項のいずれかに記載の鋼板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14936584A JPS6130683A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 黒色化鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14936584A JPS6130683A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 黒色化鋼板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6130683A JPS6130683A (ja) | 1986-02-12 |
| JPS6340865B2 true JPS6340865B2 (ja) | 1988-08-12 |
Family
ID=15473544
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14936584A Granted JPS6130683A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 黒色化鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6130683A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016074199A (ja) * | 2014-10-07 | 2016-05-12 | 新日鐵住金株式会社 | 黒色塗装鋼板 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61227181A (ja) * | 1985-03-30 | 1986-10-09 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 高耐食性表面処理鋼材 |
| US4968391A (en) * | 1988-01-29 | 1990-11-06 | Nippon Steel Corporation | Process for the preparation of a black surface-treated steel sheet |
| EP0350048B1 (en) * | 1988-07-07 | 1994-11-02 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Zn-Ni alloy-plated steel sheet with improved impact adhesion and a manufacturing process therefor |
| EP0844316B1 (en) * | 1996-06-06 | 2002-12-11 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Surface-treated steel sheet excellent in corrosion resistance after working |
-
1984
- 1984-07-20 JP JP14936584A patent/JPS6130683A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016074199A (ja) * | 2014-10-07 | 2016-05-12 | 新日鐵住金株式会社 | 黒色塗装鋼板 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6130683A (ja) | 1986-02-12 |
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