JPS6345443B2 - - Google Patents
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- JPS6345443B2 JPS6345443B2 JP59060960A JP6096084A JPS6345443B2 JP S6345443 B2 JPS6345443 B2 JP S6345443B2 JP 59060960 A JP59060960 A JP 59060960A JP 6096084 A JP6096084 A JP 6096084A JP S6345443 B2 JPS6345443 B2 JP S6345443B2
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- Japan
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- rolling
- magnetic permeability
- magnetic
- permeability
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/12—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties
- C21D8/1216—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties characterised by the working steps
- C21D8/1222—Hot rolling
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
Description
(本発明の分野)
本発明は、高透磁率熱間圧延鉄板、特に例えば
サイクロトロンの主要部材である電磁石鉄芯ある
いは磁場の影響を遮閉するのに必要な磁気シール
ド用極厚電磁軟質鉄板に関するものである。 (従来技術) 電磁軟質鉄板としては一般に変圧器に使用され
る薄板が良く知られている。薄板の場合は、交流
磁気回路を形成するときに必然的に発生する渦電
流によるエネルギーの損失を防止するために、よ
り薄肉化し、つまり積層化し、かつ表面酸化スケ
ールを発生させるなどして使用されている。しか
し、構造部材としても利用される厚板の場合は、
厚板としての強度をも利用するため、上述のよう
な薄肉化による積層化を図ることは不可能なの
で、電気抵抗を高めない限りその用途は静磁場の
発生状況下等にのみ限定される。しかしながら、
厚板としての用途としては、素粒子実験用大型サ
イクロトロンあるいは医療用小型サイクロトロン
の電磁石鉄芯とか大型科学測定装置の磁気シール
ド用が考えられており、かかる装置の開発・改善
が技術の進歩に多大の貢献をするものと考えら
れ、したがつてそのためのすぐれた材料開発には
多くの期待がかけられている。 (発明の目的) 前述の装置に使用される鉄板に要求される性能
は、高い透磁率を有することと、その使用量が多
いことから安価であることが重要であり、したが
つて、本発明の目的は高い透磁率を有しかつ安価
な熱間圧延鉄板の製造方法を提供することであ
る。 さらに、本発明の別の目的は、構造部材用とし
ての機械的特性を何らそこなわれずに、高い透磁
率を有しかつ安価な極厚軟質鉄板の製造方法を提
供することである。 (発明の要約) ここに、本発明者らは上述の目的を達成すべく
鋭意検討を重ねたところ、前述のような磁気シー
ルド用としては、透磁率と低磁場における磁束密
度を上げる必要があり、厚板で高い透磁率を得る
には、不純物元素、特に析出物を形成するC、
N、S、O量を極力低下させること;フエライ
ト粒径を粗大化させること;かつsol.Alを適切
に使用することが有効であることを知り、これら
に着目して、さらに研究を続けたところ、それら
3者の組合せによつて従来みられなかつた程高い
透磁率をもつた材料が安価に得られることを見い
出し、本発明を完成したのであつた。 すなわち、不純物元素のうちC含有量の影響は
第1図aおよび第1図bに示す通りである。な
お、第1図は、圧延仕上温度800℃、焼なまし850
℃×1時間の条件で得たものである。 第1図aに示す0.4Si−0.03Al鋼および第1図
bに示す0.4Si−0.65Al鋼のいずれにあつてもC
含有の増加につれ透磁率は低下し、一方保磁力
Hcは増加して好ましくない。他の元素N、S、
Oについても同様で極力低下させることによつて
透磁率を増大させ得る。Pについては通常含有さ
れる程度の量では折出はせず、Pによる悪影響は
認められない。 フエライト粒径を粗大化させるための条件とし
ての圧延条件は、圧延前加熱温度、圧下調整温
度、圧下率および仕上温度で構成される。まず圧
延条件としては、次工程の焼鈍時に十分粒成長が
生じる条件を作ることが重要である。そのため、
圧延加熱時には析出しているAlNを固溶させる
ことは極力避けて凝集粗大化させるために、1150
℃以下に加熱しなければならない。かつ圧延にあ
たつては、圧延ままの状態では細粒組織でなお圧
延加工歪が残存していることが望ましい。このた
めに低温圧延、つまり圧延仕上温度を800℃以下
として975℃〜仕上温度の累積圧下率を35%以上
として、次いで10℃/min以上で冷却し、特に板
厚が厚い場合水冷して圧延加工歪が次工程の焼鈍
まで持ちきたされるようにする。すなわち、
AlNを凝集粗化化させた状態で低温での高圧下
率熱間圧延を加え、得られた細粒組成の圧延歪を
急冷することにより残存させるのである。予め
910℃程度までもともとフエライト一相になるよ
うに組成的に調整されている鋼を使用すれば、上
述のようにして得た冷却材を800〜910℃のフエラ
イト一相域の高温側で焼なますと異常粒成長が生
じ、フエライト粒径は粗大に成長する。 またAlはNを固定し磁気特性に及ぼすNの悪
影響を無害化しかつ靭性を向上させる。また固溶
Alは磁気特性を向上させるので適当容量Alを使
用することが必須である。第2図は、0.01C−
0.4Si鋼について最大透磁率μmaxおよび保磁力
Hcに及ぼすsol.Al量の影響を示す(第1図と同
じく、圧延仕上温度800℃、焼なまし850℃×1時
間の実験条件を採用)が、やや多目のsol.Al添加
が高い透磁率を得るのに有効であることが分か
る。これはsol.Al量の増加につれ結晶粒細化作用
を有する微細AlNが減少し、微細化作用の小さ
い粗大AlNが増え、結局、フエライト粒径の粗
大化を促進する効果と固溶Alそれ自身の増加に
より磁気特性が向上する効果が重畳するためと考
えられる。 よつて、本発明は、重量%で、 C:0.02%以下、Si:0.50%以下、 Mn:0.50%以下、P:0.050%以下、 S:0.015%以下、sol.Al:0.010〜0.80%、 N:0.006%下、酸素:0.005%以下、 さらに必要に応じ、Nb:0.015〜0.250%、V:
0.015〜0.500%およびTi:0.015〜0.250%から成
る群から選んだ少なくとも一種、 残部Feおよび不可避不純物 から成る鋼組成の鋼片または鋳片を1150℃以下に
加熱し、975℃〜仕上げ温度における累積圧下率
が35%以上、仕上げ温度が800℃以下の条件下で
熱間圧延を行い、次いで10℃/min以上の冷却速
度で冷却し、冷却後、800〜910℃で焼なますこと
を特徴とする、加工歪のない状態で最大透磁率
4000以上、磁場5Oeで磁束密度1.35T以上である、
高透磁率熱間圧延鉄板の製造方法である。 本発明により製造された鉄板、特に例えば、6
〜500mmの厚板は加工歪のない状態で最大透磁率
4000以上を得られるが、通常厚板は曲げ加工、機
械加工および溶接施工をして使用されるので歪が
皆無の状態で使用されることは殆どない。本発明
より製造される厚板の最大の特色は冷間加工後も
高い透磁率を有している点にあり、冷間加工歪3
%以内で最大透磁率2000以上を得ることができ
る。 なお、本発明はこのように熱間圧延材の製造方
法に関するものであるが、より正確には熱間圧延
ままではなく熱間圧延に続いて焼なまし工程をも
包含するのである。熱間圧延で導入された加工歪
を残留させたまま粗粒の状態から上記焼なましに
よりフエライトの粗成長を図るためである。 (発明の態様) 以下に本発明において特定する鋼組成および各
製造条件の限定理由を述べる。 Cは高い透磁率を得るためには低い方が望まし
く0.03%以下、好ましくは0.02%以下にしないと
冷間加工後に高い透磁率を得ることが難しい。 Siは0.50%を越えて添加すると靭性が劣化する
し、Si量増大により透磁率は向上するが、飽和磁
束密度が低下するのでSi量は0.50%以下とした。
本発明の対象とする用途にあつては、要求される
飽和磁束密度は2.1T(テスラ)程度で一定であつ
て、むしろ透磁率を高めることが重要である。 MnはSにより熱間脆性を防止するために必要
であるが、多量の添加は透磁率を低下させるので
0.50%以下とする。 Pは多くの添加は靭性を劣化したり、CCスラ
ブの中心偏析を形成し好ましくないが、Pの除去
には必ずコストアツプを伴うで、0.050%以下と
した。 SはMnSを生成し、透磁率を低下させるので、
0.020%以下、好ましくは0.015%下とした。 sol.Alは0.010%以上の添加により固溶Nを無害
化してなおかつ固溶Alの効果により透磁率を高
める作用を示すが、1.00%を越えて添加すると製
鋼時湯流れが悪く、耐火物の劣化が著しいので、
0.0150〜1.0%、好ましくは0.015〜0.80%とした。 Nは極力低い方が望ましく、0.006%を越えて
添加するとフエライト粒径が粗大化しにくくなる
ので本発明においてN含有量は0.006%以下とし
た。 酸素は非金属介在物を形成するので0.005%以
下としなければならない。またさらに固溶Cおよ
びNの悪影響を無害化して高い透磁率を得るため
には、上記の基本成分の他に、必要に応じ、
Nb:0.015〜0.250%、V:0.015〜0.500%および
Ti:0.015〜0.250%の一種または二種以上を含有
せしめるが、その理由は以下の通りである。 Nbは0.015%以上の添加により、CおよびNと
結合して上述の圧延加熱温度1150℃以下では粗大
Nb(C、N)を形成するので、不純物元素、特に
CおよびNの無害化に有効である。しかし、
0.250%を越えて添加するとコストが著しく高く
なるばかりでなく、磁気特性にも有害になるの
で、0.015〜0.20%とした。 Vは0.015%以上の添加でNbと同様にCおよび
Nの固定に有効であるが、0.50%を越えて添加す
るとコスト上昇を招来するので、0.015〜0.50%
とした。 Tiは0.015%以上の添加によりCおよびNを固
定し、CおよびNを無害化するが、0.250%を越
えて添加すると靭性を著しく劣化させるので、
0.015〜0.250%の範囲とする。 次に圧延条件についてであるが、まず、圧延前
加熱温度を1150℃以下にするのは、CおよびNの
析出物、えばAlNの固溶を防止し、それらを凝
集粗大化するためである。仕上温度を800℃以下、
975℃〜仕上温度の累積圧下率を35%以上とする
のは、圧延状態でできるだけ細粒化して、なおか
つ圧延加工歪を残存させて次工程の焼なまし時に
フエライトの異常粒成長を生じやすくするためで
ある。厚板の場合に圧延後水冷するのは圧延加工
歪を次工程まで残しStrain Annealingにより異
常粒成長を生じやすくするためである。 また、組成的には前述のように調整することに
よつて、本発明で利用する鋼は910℃までフエラ
イト一相なので、800〜910℃で焼鈍して上述の組
成および圧延条件下で十分粒成長を生じさせ得
る。800℃未満では粒成長が不十分である。 このように、本発明によれば、不純物の調整、
製造条件の組合せ、さらにはsol.Alの添加によつ
て、それらが相互に作用し合つて、厚板にもかか
わらずすぐれた磁気特性、特に透磁率の高い材料
を製造することができる。 実施例 下掲表に示す条件下で同じく表に示す鋼組成の
一連の鋼A〜Kについて製造条件を種々変えて熱
間圧延材を製造した。スラブは連続鋳造により製
造した鋳片スラブであつた。 結果を同じく表にまとめて示すが、これからも
分かるように、本発明の範囲内の上記の化学組
成、製造条件下で製造する限り、フエライト粒度
番号3番以下の粗粒として、加工歪のない状態で
最大透磁率4000以上を、また加工歪3%以内で最
大透磁率2000以上を得ることができる。また加工
歪0%の状態では磁場5Oeで磁束密度1.35T以上
を得ることができる。
サイクロトロンの主要部材である電磁石鉄芯ある
いは磁場の影響を遮閉するのに必要な磁気シール
ド用極厚電磁軟質鉄板に関するものである。 (従来技術) 電磁軟質鉄板としては一般に変圧器に使用され
る薄板が良く知られている。薄板の場合は、交流
磁気回路を形成するときに必然的に発生する渦電
流によるエネルギーの損失を防止するために、よ
り薄肉化し、つまり積層化し、かつ表面酸化スケ
ールを発生させるなどして使用されている。しか
し、構造部材としても利用される厚板の場合は、
厚板としての強度をも利用するため、上述のよう
な薄肉化による積層化を図ることは不可能なの
で、電気抵抗を高めない限りその用途は静磁場の
発生状況下等にのみ限定される。しかしながら、
厚板としての用途としては、素粒子実験用大型サ
イクロトロンあるいは医療用小型サイクロトロン
の電磁石鉄芯とか大型科学測定装置の磁気シール
ド用が考えられており、かかる装置の開発・改善
が技術の進歩に多大の貢献をするものと考えら
れ、したがつてそのためのすぐれた材料開発には
多くの期待がかけられている。 (発明の目的) 前述の装置に使用される鉄板に要求される性能
は、高い透磁率を有することと、その使用量が多
いことから安価であることが重要であり、したが
つて、本発明の目的は高い透磁率を有しかつ安価
な熱間圧延鉄板の製造方法を提供することであ
る。 さらに、本発明の別の目的は、構造部材用とし
ての機械的特性を何らそこなわれずに、高い透磁
率を有しかつ安価な極厚軟質鉄板の製造方法を提
供することである。 (発明の要約) ここに、本発明者らは上述の目的を達成すべく
鋭意検討を重ねたところ、前述のような磁気シー
ルド用としては、透磁率と低磁場における磁束密
度を上げる必要があり、厚板で高い透磁率を得る
には、不純物元素、特に析出物を形成するC、
N、S、O量を極力低下させること;フエライ
ト粒径を粗大化させること;かつsol.Alを適切
に使用することが有効であることを知り、これら
に着目して、さらに研究を続けたところ、それら
3者の組合せによつて従来みられなかつた程高い
透磁率をもつた材料が安価に得られることを見い
出し、本発明を完成したのであつた。 すなわち、不純物元素のうちC含有量の影響は
第1図aおよび第1図bに示す通りである。な
お、第1図は、圧延仕上温度800℃、焼なまし850
℃×1時間の条件で得たものである。 第1図aに示す0.4Si−0.03Al鋼および第1図
bに示す0.4Si−0.65Al鋼のいずれにあつてもC
含有の増加につれ透磁率は低下し、一方保磁力
Hcは増加して好ましくない。他の元素N、S、
Oについても同様で極力低下させることによつて
透磁率を増大させ得る。Pについては通常含有さ
れる程度の量では折出はせず、Pによる悪影響は
認められない。 フエライト粒径を粗大化させるための条件とし
ての圧延条件は、圧延前加熱温度、圧下調整温
度、圧下率および仕上温度で構成される。まず圧
延条件としては、次工程の焼鈍時に十分粒成長が
生じる条件を作ることが重要である。そのため、
圧延加熱時には析出しているAlNを固溶させる
ことは極力避けて凝集粗大化させるために、1150
℃以下に加熱しなければならない。かつ圧延にあ
たつては、圧延ままの状態では細粒組織でなお圧
延加工歪が残存していることが望ましい。このた
めに低温圧延、つまり圧延仕上温度を800℃以下
として975℃〜仕上温度の累積圧下率を35%以上
として、次いで10℃/min以上で冷却し、特に板
厚が厚い場合水冷して圧延加工歪が次工程の焼鈍
まで持ちきたされるようにする。すなわち、
AlNを凝集粗化化させた状態で低温での高圧下
率熱間圧延を加え、得られた細粒組成の圧延歪を
急冷することにより残存させるのである。予め
910℃程度までもともとフエライト一相になるよ
うに組成的に調整されている鋼を使用すれば、上
述のようにして得た冷却材を800〜910℃のフエラ
イト一相域の高温側で焼なますと異常粒成長が生
じ、フエライト粒径は粗大に成長する。 またAlはNを固定し磁気特性に及ぼすNの悪
影響を無害化しかつ靭性を向上させる。また固溶
Alは磁気特性を向上させるので適当容量Alを使
用することが必須である。第2図は、0.01C−
0.4Si鋼について最大透磁率μmaxおよび保磁力
Hcに及ぼすsol.Al量の影響を示す(第1図と同
じく、圧延仕上温度800℃、焼なまし850℃×1時
間の実験条件を採用)が、やや多目のsol.Al添加
が高い透磁率を得るのに有効であることが分か
る。これはsol.Al量の増加につれ結晶粒細化作用
を有する微細AlNが減少し、微細化作用の小さ
い粗大AlNが増え、結局、フエライト粒径の粗
大化を促進する効果と固溶Alそれ自身の増加に
より磁気特性が向上する効果が重畳するためと考
えられる。 よつて、本発明は、重量%で、 C:0.02%以下、Si:0.50%以下、 Mn:0.50%以下、P:0.050%以下、 S:0.015%以下、sol.Al:0.010〜0.80%、 N:0.006%下、酸素:0.005%以下、 さらに必要に応じ、Nb:0.015〜0.250%、V:
0.015〜0.500%およびTi:0.015〜0.250%から成
る群から選んだ少なくとも一種、 残部Feおよび不可避不純物 から成る鋼組成の鋼片または鋳片を1150℃以下に
加熱し、975℃〜仕上げ温度における累積圧下率
が35%以上、仕上げ温度が800℃以下の条件下で
熱間圧延を行い、次いで10℃/min以上の冷却速
度で冷却し、冷却後、800〜910℃で焼なますこと
を特徴とする、加工歪のない状態で最大透磁率
4000以上、磁場5Oeで磁束密度1.35T以上である、
高透磁率熱間圧延鉄板の製造方法である。 本発明により製造された鉄板、特に例えば、6
〜500mmの厚板は加工歪のない状態で最大透磁率
4000以上を得られるが、通常厚板は曲げ加工、機
械加工および溶接施工をして使用されるので歪が
皆無の状態で使用されることは殆どない。本発明
より製造される厚板の最大の特色は冷間加工後も
高い透磁率を有している点にあり、冷間加工歪3
%以内で最大透磁率2000以上を得ることができ
る。 なお、本発明はこのように熱間圧延材の製造方
法に関するものであるが、より正確には熱間圧延
ままではなく熱間圧延に続いて焼なまし工程をも
包含するのである。熱間圧延で導入された加工歪
を残留させたまま粗粒の状態から上記焼なましに
よりフエライトの粗成長を図るためである。 (発明の態様) 以下に本発明において特定する鋼組成および各
製造条件の限定理由を述べる。 Cは高い透磁率を得るためには低い方が望まし
く0.03%以下、好ましくは0.02%以下にしないと
冷間加工後に高い透磁率を得ることが難しい。 Siは0.50%を越えて添加すると靭性が劣化する
し、Si量増大により透磁率は向上するが、飽和磁
束密度が低下するのでSi量は0.50%以下とした。
本発明の対象とする用途にあつては、要求される
飽和磁束密度は2.1T(テスラ)程度で一定であつ
て、むしろ透磁率を高めることが重要である。 MnはSにより熱間脆性を防止するために必要
であるが、多量の添加は透磁率を低下させるので
0.50%以下とする。 Pは多くの添加は靭性を劣化したり、CCスラ
ブの中心偏析を形成し好ましくないが、Pの除去
には必ずコストアツプを伴うで、0.050%以下と
した。 SはMnSを生成し、透磁率を低下させるので、
0.020%以下、好ましくは0.015%下とした。 sol.Alは0.010%以上の添加により固溶Nを無害
化してなおかつ固溶Alの効果により透磁率を高
める作用を示すが、1.00%を越えて添加すると製
鋼時湯流れが悪く、耐火物の劣化が著しいので、
0.0150〜1.0%、好ましくは0.015〜0.80%とした。 Nは極力低い方が望ましく、0.006%を越えて
添加するとフエライト粒径が粗大化しにくくなる
ので本発明においてN含有量は0.006%以下とし
た。 酸素は非金属介在物を形成するので0.005%以
下としなければならない。またさらに固溶Cおよ
びNの悪影響を無害化して高い透磁率を得るため
には、上記の基本成分の他に、必要に応じ、
Nb:0.015〜0.250%、V:0.015〜0.500%および
Ti:0.015〜0.250%の一種または二種以上を含有
せしめるが、その理由は以下の通りである。 Nbは0.015%以上の添加により、CおよびNと
結合して上述の圧延加熱温度1150℃以下では粗大
Nb(C、N)を形成するので、不純物元素、特に
CおよびNの無害化に有効である。しかし、
0.250%を越えて添加するとコストが著しく高く
なるばかりでなく、磁気特性にも有害になるの
で、0.015〜0.20%とした。 Vは0.015%以上の添加でNbと同様にCおよび
Nの固定に有効であるが、0.50%を越えて添加す
るとコスト上昇を招来するので、0.015〜0.50%
とした。 Tiは0.015%以上の添加によりCおよびNを固
定し、CおよびNを無害化するが、0.250%を越
えて添加すると靭性を著しく劣化させるので、
0.015〜0.250%の範囲とする。 次に圧延条件についてであるが、まず、圧延前
加熱温度を1150℃以下にするのは、CおよびNの
析出物、えばAlNの固溶を防止し、それらを凝
集粗大化するためである。仕上温度を800℃以下、
975℃〜仕上温度の累積圧下率を35%以上とする
のは、圧延状態でできるだけ細粒化して、なおか
つ圧延加工歪を残存させて次工程の焼なまし時に
フエライトの異常粒成長を生じやすくするためで
ある。厚板の場合に圧延後水冷するのは圧延加工
歪を次工程まで残しStrain Annealingにより異
常粒成長を生じやすくするためである。 また、組成的には前述のように調整することに
よつて、本発明で利用する鋼は910℃までフエラ
イト一相なので、800〜910℃で焼鈍して上述の組
成および圧延条件下で十分粒成長を生じさせ得
る。800℃未満では粒成長が不十分である。 このように、本発明によれば、不純物の調整、
製造条件の組合せ、さらにはsol.Alの添加によつ
て、それらが相互に作用し合つて、厚板にもかか
わらずすぐれた磁気特性、特に透磁率の高い材料
を製造することができる。 実施例 下掲表に示す条件下で同じく表に示す鋼組成の
一連の鋼A〜Kについて製造条件を種々変えて熱
間圧延材を製造した。スラブは連続鋳造により製
造した鋳片スラブであつた。 結果を同じく表にまとめて示すが、これからも
分かるように、本発明の範囲内の上記の化学組
成、製造条件下で製造する限り、フエライト粒度
番号3番以下の粗粒として、加工歪のない状態で
最大透磁率4000以上を、また加工歪3%以内で最
大透磁率2000以上を得ることができる。また加工
歪0%の状態では磁場5Oeで磁束密度1.35T以上
を得ることができる。
【表】
【表】
【表】
(注) *:本発明の範囲外
第1図aおよび第1図bは、最大透磁率
(μmax)および保磁力(Hc)に及ぼすC含有量
の影響をそれぞれ示すグラフ;および第2図は、
最大透磁率(μmax)および保磁力(Hc)に及ぼ
すsol.Al含有量の影響を示すグラフである。
(μmax)および保磁力(Hc)に及ぼすC含有量
の影響をそれぞれ示すグラフ;および第2図は、
最大透磁率(μmax)および保磁力(Hc)に及ぼ
すsol.Al含有量の影響を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量%で、 C:0.02%以下、Si:0.50%以下、 Mn:0.50%以下、P:0.050%以下、 S:0.015%以下、sol.Al:0.010〜0.80%、 N:0.006%以下、酸素:0.005%以下、 さらに必要に応じ、Nb:0.015〜0.250%、V:
0.015〜0.500%およびTi:0.015〜0.250%から成
る群から選んだ少なくとも一種、 残部Feおよび不可避不純物 から成る鋼組成の鋼片または鋳片を1150℃以下に
加熱し、975℃〜仕上げ温度における累積圧下率
が35%以上、仕上げ温度が800℃以下の条件下で
熱間圧延を行い、次いで10℃/min以上の冷却速
度で冷却し、冷却後、800〜910℃で焼なますこと
を特徴とする、加工歪のない状態で最大透磁率
4000以上、磁場5Oeで磁束密度1.35T以上である、
高透磁率熱間圧延鉄板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59060960A JPS60208417A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 高透磁率熱間圧延鉄板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59060960A JPS60208417A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 高透磁率熱間圧延鉄板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60208417A JPS60208417A (ja) | 1985-10-21 |
| JPS6345443B2 true JPS6345443B2 (ja) | 1988-09-09 |
Family
ID=13157478
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59060960A Granted JPS60208417A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | 高透磁率熱間圧延鉄板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60208417A (ja) |
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| JPH0266118A (ja) * | 1988-08-31 | 1990-03-06 | Nkk Corp | 磁気シールド特性に優れた高透磁率軟磁性純鉄板の製造方法 |
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-
1984
- 1984-03-30 JP JP59060960A patent/JPS60208417A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60208417A (ja) | 1985-10-21 |
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