JPS6345976B2 - - Google Patents
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- JPS6345976B2 JPS6345976B2 JP54072340A JP7234079A JPS6345976B2 JP S6345976 B2 JPS6345976 B2 JP S6345976B2 JP 54072340 A JP54072340 A JP 54072340A JP 7234079 A JP7234079 A JP 7234079A JP S6345976 B2 JPS6345976 B2 JP S6345976B2
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- Japan
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- internal combustion
- combustion engine
- speed
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
本発明は自動車に用いられる内燃機関の制御装
置に関する。 従来の内燃機関の制御装置としては特開昭52−
33225号公報にあるように流体の圧力でクラツチ
を移動させるのに絞り弁開度によつて適正な半ク
ラツチ状態を形成するようにしていた。 ところが、このものでは内燃機関の作動状態を
調節する機関作動制御手段と伝達機構の作動を調
整する伝達機構作動制御手段とが相互に関係して
制御されておらないため適合性が不十分で出力や
運転性が低下して、燃料消費量、排気有害成分及
び騒音が増加するという問題が合つた。 本発明の目的は内燃機関の出力特性と伝達機構
の伝達特性とを最適に適合させて運転性能を向上
させる点にある。 本発明の特徴は機関作動制御手段と伝達機構作
動制御手段の制御量とを相互に関係して制御する
ために内燃機関の制御装置を (a) 内燃機関と自動車の被駆動輪とを結合する伝
達機構; (b) 前記内燃機関の作動を制御する少なくとも一
つの機関作動制御手段; (c) 前記伝達機構の作動を制御する少なくとも一
つの伝達機構作動制御手段; (d) 前記内燃機関の作動状態を検知する機関作動
検知手段; (e) 前記伝達機構の作動状態を検知する伝達機構
作動検知手段; (f) 前記機関作動検知手段からの情報に基づき前
記機関作動制御手段の機関作動制御信号を発生
すると共にこの機関作動制御信号と前記伝達機
構作動検知手段からの情報に基づいて前記伝達
機構作動制御手段の伝達機構作動制御信号を発
生する共用制御信号発生手段 とより構成した点にある。 第1図は本発明の一実施例である内燃機関の制
御装置の系統図である。内燃機関29と被駆動輪
30とは伝達機構であるトルクコンバータ20、
クラツチ17、ブレーキ18及び遊星歯車機構1
9を介して機械的に結合されている。一方、燃料
制御装置26、点火時期制御装置27、排気還流
制御装置28よりなる機関作動制御手段(以下第
1の制御装置群と言う。)も内燃機関29に接続
されている。また、この第1の制御装置群は記憶
能力をもつ電気的論理演算装置であるマイクロプ
ロセツサ24に接続されている。 マイクロプロセツサ24の複数の端子25は、
内燃機関の回転数ピツクアツプ、各部に設置した
温度センサ、負荷(吸気管圧、燃料噴射量)セン
サ、吸入空気量センサ、絞り弁開度センサ、クラ
ンク角度センサ、排気還流制御弁の位置センサ、
大気圧センサ、排気組成濃度センサ等、必要なセ
ンサに接続されており、上記制御装置27,2
8,29に供給する情報をマイクロプロセツサ2
4に入力する。これらの構成および動作は、例え
ば特願昭52−45795号に示されている。 一方、伝達機構の伝達特性と性能を左右する第
2のパラメータ群を制御する伝達機構作動制御手
段(以下第2の制御装置群という。)は下記のよ
うに構成されている。即ち、減速比制御用のクラ
ツチ17とブレーキ18をオン―オフさせる複数
個のサーボ16と、これらを制御する2―3速制
御弁11、低速調整弁12、変速弁13、低速抑
制弁14およびトランジシヨン弁15等である。
これらの弁は電磁ソレノイド等の電気―機械変換
要素が用いられ、マイクロプロセツサ24の電気
出力信号で、ポンプ2からサーボ16に伝達され
る油圧を制御してクラツチ17、複数のブレーキ
18をオン―オフさせる。 上記各弁11〜15とトルクコンバータ20の
油圧を制御するためにチエツク弁5、制御圧調整
弁3、コンバータ圧調整弁4、モジユレータ弁
6、スロツトル弁7、ダウンシフト弁8、モジレ
ータ弁9およびコンペンステータ弁10が配設さ
れている。これらの弁の内で補正用のスロツトル
弁7、ダウンシフト弁8は設置しない場合もあ
る。 この実施例の制御装置は、論理演算手段である
マイクロプロセツサ24と第2の制御装置群(各
種の弁11〜15)とを接続する手段として電気
―機械変換の電磁弁を用いている。また、燃料制
御装置26としては気化器や電子制御燃料噴射装
置等が用いられる。デイーゼル機関の場合は、機
械工学便覧(日本機械学会、昭和45年発行)の14
―58頁以下に述べられているような燃料噴射系統
が用いられる。この場合内燃機関29の性能を左
右する第1のパラメータ群(空燃比、点火時期、
燃料噴射時期等)に関する情報を入力するセンサ
群が新たに燃料制御装置26に接続されることに
なる。ポンプ2としては、内歯車ポンプがベーン
形ポンプ等が用いられ、吐出圧は5〜15Kg/cm2程
度である。また、圧力を伝える作動油は比較的粘
度の低い油が用いられ、遊星歯車機構19として
は手動の3軸式、2軸式歯車機構や各種の同期装
置を用いることもできる。 第2の制御装置群(各種の弁11〜15)の機
能の一つは伝達要素の減速比を制御することであ
る。即ち、マイクロプロセツサ24の出力で制御
弁11〜14を作動させてクラツチC1〜C4を結
合又は切り離し、第1表のように組合わせること
によつて減速比を制御することができる。なお、
一般に内燃機関の回転数Neと負荷側の終駆動機
の回転数の比は、変速機の変速比と終駆動機の減
速比とによつて定まるが、ここでは両者をまとめ
て減速比としている。
置に関する。 従来の内燃機関の制御装置としては特開昭52−
33225号公報にあるように流体の圧力でクラツチ
を移動させるのに絞り弁開度によつて適正な半ク
ラツチ状態を形成するようにしていた。 ところが、このものでは内燃機関の作動状態を
調節する機関作動制御手段と伝達機構の作動を調
整する伝達機構作動制御手段とが相互に関係して
制御されておらないため適合性が不十分で出力や
運転性が低下して、燃料消費量、排気有害成分及
び騒音が増加するという問題が合つた。 本発明の目的は内燃機関の出力特性と伝達機構
の伝達特性とを最適に適合させて運転性能を向上
させる点にある。 本発明の特徴は機関作動制御手段と伝達機構作
動制御手段の制御量とを相互に関係して制御する
ために内燃機関の制御装置を (a) 内燃機関と自動車の被駆動輪とを結合する伝
達機構; (b) 前記内燃機関の作動を制御する少なくとも一
つの機関作動制御手段; (c) 前記伝達機構の作動を制御する少なくとも一
つの伝達機構作動制御手段; (d) 前記内燃機関の作動状態を検知する機関作動
検知手段; (e) 前記伝達機構の作動状態を検知する伝達機構
作動検知手段; (f) 前記機関作動検知手段からの情報に基づき前
記機関作動制御手段の機関作動制御信号を発生
すると共にこの機関作動制御信号と前記伝達機
構作動検知手段からの情報に基づいて前記伝達
機構作動制御手段の伝達機構作動制御信号を発
生する共用制御信号発生手段 とより構成した点にある。 第1図は本発明の一実施例である内燃機関の制
御装置の系統図である。内燃機関29と被駆動輪
30とは伝達機構であるトルクコンバータ20、
クラツチ17、ブレーキ18及び遊星歯車機構1
9を介して機械的に結合されている。一方、燃料
制御装置26、点火時期制御装置27、排気還流
制御装置28よりなる機関作動制御手段(以下第
1の制御装置群と言う。)も内燃機関29に接続
されている。また、この第1の制御装置群は記憶
能力をもつ電気的論理演算装置であるマイクロプ
ロセツサ24に接続されている。 マイクロプロセツサ24の複数の端子25は、
内燃機関の回転数ピツクアツプ、各部に設置した
温度センサ、負荷(吸気管圧、燃料噴射量)セン
サ、吸入空気量センサ、絞り弁開度センサ、クラ
ンク角度センサ、排気還流制御弁の位置センサ、
大気圧センサ、排気組成濃度センサ等、必要なセ
ンサに接続されており、上記制御装置27,2
8,29に供給する情報をマイクロプロセツサ2
4に入力する。これらの構成および動作は、例え
ば特願昭52−45795号に示されている。 一方、伝達機構の伝達特性と性能を左右する第
2のパラメータ群を制御する伝達機構作動制御手
段(以下第2の制御装置群という。)は下記のよ
うに構成されている。即ち、減速比制御用のクラ
ツチ17とブレーキ18をオン―オフさせる複数
個のサーボ16と、これらを制御する2―3速制
御弁11、低速調整弁12、変速弁13、低速抑
制弁14およびトランジシヨン弁15等である。
これらの弁は電磁ソレノイド等の電気―機械変換
要素が用いられ、マイクロプロセツサ24の電気
出力信号で、ポンプ2からサーボ16に伝達され
る油圧を制御してクラツチ17、複数のブレーキ
18をオン―オフさせる。 上記各弁11〜15とトルクコンバータ20の
油圧を制御するためにチエツク弁5、制御圧調整
弁3、コンバータ圧調整弁4、モジユレータ弁
6、スロツトル弁7、ダウンシフト弁8、モジレ
ータ弁9およびコンペンステータ弁10が配設さ
れている。これらの弁の内で補正用のスロツトル
弁7、ダウンシフト弁8は設置しない場合もあ
る。 この実施例の制御装置は、論理演算手段である
マイクロプロセツサ24と第2の制御装置群(各
種の弁11〜15)とを接続する手段として電気
―機械変換の電磁弁を用いている。また、燃料制
御装置26としては気化器や電子制御燃料噴射装
置等が用いられる。デイーゼル機関の場合は、機
械工学便覧(日本機械学会、昭和45年発行)の14
―58頁以下に述べられているような燃料噴射系統
が用いられる。この場合内燃機関29の性能を左
右する第1のパラメータ群(空燃比、点火時期、
燃料噴射時期等)に関する情報を入力するセンサ
群が新たに燃料制御装置26に接続されることに
なる。ポンプ2としては、内歯車ポンプがベーン
形ポンプ等が用いられ、吐出圧は5〜15Kg/cm2程
度である。また、圧力を伝える作動油は比較的粘
度の低い油が用いられ、遊星歯車機構19として
は手動の3軸式、2軸式歯車機構や各種の同期装
置を用いることもできる。 第2の制御装置群(各種の弁11〜15)の機
能の一つは伝達要素の減速比を制御することであ
る。即ち、マイクロプロセツサ24の出力で制御
弁11〜14を作動させてクラツチC1〜C4を結
合又は切り離し、第1表のように組合わせること
によつて減速比を制御することができる。なお、
一般に内燃機関の回転数Neと負荷側の終駆動機
の回転数の比は、変速機の変速比と終駆動機の減
速比とによつて定まるが、ここでは両者をまとめ
て減速比としている。
【表】
第1図には伝達要素の主クラツチとしてトルク
コンバータ20を例示したが、流体継手、油圧ク
ラツチ、磁粉クラツチ、手動の摩擦クラツチ等も
用いられる。また、遊星歯車機構19を切り換え
るクラツチ17としては、湿式の多板クラツチ、
円すいクラツチ、帯ブレーキおよび一方向クラツ
チ等の結合要素が用いられる。これらのクラツチ
の摩擦材料には石綿とセルローズ繊維からなる抄
製材、無機質の粉末からなる準金属材および焼結
金属材等を用いている。 マイクロプロセツサ24は次のような演算、判
定を行う。内燃機関の回転数をNe、車速をNvと
すると、減速比xは次式で表わされる。 x=Ne/Nv ……(1) 第2図は車速と減速比との関係を示す線図であ
る。即ち、1速から3速になるにしたがつて減速
比xは減少して車速は上昇し、内燃機関の回転数
が上昇するにつれて車速も上昇する。 また、Vを車軸の回転速度、Rをタイヤの半径
とすると、 Nv=60/2πRV ……(2) いま、負荷側の所要走行抵抗をFとすると、内燃
機関のトルクTは次式で示される。 T=1/xF・R ……(3) もし、V、Fに対してxが大きすぎるとNeが
増して内燃機関の摩擦やポンピング損失等が増加
し、騒音や燃料消費率が増すことになる。反対に
xが小さすぎると、内燃機関の出力混合比の領域
に入つて多量の燃料を消費することになる。 第3図は軸トルクと燃料消費率との関係を示す
線図で、横軸には内燃機関の回転軸トルクをKg・
mで示し、縦軸の燃料消費率はg/pshで示して
いる。例えば減速比xが1でNeが2000rpmの場
合の軸トルクが10Kg・mのA点であるとすると、
x=1.4でNeが2800rpmでは軸トルクが7.2Kg・m
のB点に移行する。このことは燃料消費率が220
から260g/pshとなり約20%増加することを示す
ものである。また、x=0.6とし軸トルクを16.7
Kg・m、Neが1200rpmのB点の場合は、燃料消
費率は235g/pshと約7%増加する。 本実施例は走行抵抗下に関する情報、即ち、内
燃機関の吸入負圧、絞り弁開度、軸トルク等の情
報と車速Vの情報とをセンサ群から入力し、(1)、
(2)、(3)式の論理演算をマイクロプロセツサ24で
行わせる。このマイクロプロセツサ24よりは第
2のパラメータ群に関する情報、例えば減速比等
を出力し、出力域に突入しない範囲で減速比が小
さい値になるように第2の制御装置群を作動させ
て燃費の節約するものである。 第4図は内燃機関の回転速度Neと吸気管圧力
との関係を示す線図で、曲線Cは低地走行時で減
速比x=1の吸気管圧力、曲線C′はx=2、曲線
C″はx=0.5の場合の吸気管圧力の変化を示して
いる。また、D―D′は内燃機関が安定して回転
できる機関回転速度Neの低限界を示し、領域A
は吸気管圧力が大気圧に近い範囲であり、領域B
は回転数Neの高い範囲を示している。なお、領
域Bでは空燃比を小にして燃料で機関を冷却し、
機関を焼損させないようにしている。 したがつて内燃機関に直接関係する第1のパラ
メータ群に関する情報群をマイクロプロセツサ2
4に記憶させ、これによつて第2の情報群、車
速、走行抵抗等を定めて出力させることができ
る。即ち、第4図のa′→a→b→cの線に沿つて
機関が運転されるように減速比を出力させて最適
な運転状態に制御することができる。なお、C′は
直結の状態であり、C″はオーバートツプの状態
である。 第5図は車速Vと第2の情報群との関係を示す
線図で、曲線α―α′は走行抵抗F、曲線a―eは
Ne=400rpmの場合の減速比xである。車速Vが
増加するとxは小となり、トルクTは増加する。
VがV0の点でTは飽和するのでこれ以上増加す
ることができないことをマイクロプロセツサ24
が判定する。即ち、 (3)式から x=F/T0R ……(4) が成立するので、Fが増したときはxを大きくす
る必要があることをマイクロプロセツサ24が判
断する。次の過程ではxが増すとNeも増加して
点AからNe=6000rpmのときの曲線上の点Bに
移行して、車速VはVmaxとなる。ここで、Fが
大なる程xは大となるのでNe=6000rpmのとき
のNv、即ち、車速は小となる。 上記の過程においてxに関する情報は常時マイ
クロプロセツサ24から出力され、前述した接続
手段を介して伝達要素の減速比が制御される。伝
達要素としては歯車減速機構19の他に、各種の
ベルト、チエン等からなる無段変速機を用いるこ
とも可能である。(4)式から知れるように、Fが小
さいときはxが小さくなり、第2図から知れるよ
うに車速に対するエンジン回転数Neは小となる。
したがつて、Neが最小安定回転数Nemin以下の
場合はxは増加し、T<T0の領域で運転するこ
とになる。また、Fが大きい場合はxが大とな
り、車速Vに対するNeは増加する。neが許容最
大回転数Nemax以上の場合は、xを減少させ、
T>T0の領域で運転させる。以上の判定、論理、
演算動作はマイクロプロセツサ24によつて行わ
れる。 したがつて、本制御装置の第1の要点は、 (a) 第2の情報群の走行抵抗Fと、第1の情報群
の車速V、許容トルクT0、最小安定回転数
Nemin、許容最大回転数Nemaxを与えた場合
は、Nemin<Ne<Nemaxの範囲内で、FR/T0+ ε>x≧FR/T0になるようにマイクロプロセツサ 24を用いて変速手段を制御することである。
即ち、εを調節することである。 従来、各種の電気的あるいは機械的の制御装置
で上記(a)を実現する技術が提案されているが、応
答性が遅く、T0の算出が困難であるため、まだ
十分な効果を得るまでに到つていない。これを本
制御装置では次のようにして解決している。 (b) 内燃機関の第1群のパラメータに関与する第
1の情報群によつてT0を算出し、これによつ
て減速比xを正確かつ迅速に制御することであ
る。 従来はT0を算出するには吸気管圧力を用いて
おり、これを検出するために負圧ダイヤフラムス
イツチ等が用いられていた。この負圧ダイヤフラ
ムスイツチは第1群のパラメータに関与する負圧
センサとは別個に設置されており、これらの作動
点のずれが誤差となつて制御性を低下させてい
た。これに対し本実施例の制御装置では、同一負
圧信号、同一負荷信号、又は同一の空気量/回転
数の信号等で両者を同時に制御しているので、上
記のような誤差は全く生じない。また、これによ
つてセンサの数を減少し応答性を高めることがで
きるので、制御性は向上する。特に、多数のセン
サから情報をマイクロプロセツサ24に入力する
場合は、各センサの信号を同時に取り込むことは
困難であるので、このようにセンサを共用するこ
とは極めて有効な手段である。 実際上、連続的に減速比xを変化させることは
機構的に複雑になるので、1速、2速、3速およ
びオーバトツプのように遊星歯車機構19を用い
て段階的にxを変化させる。第5図においては、
a―a′,b―b′,c―c′,d―d′,d′―e′,f―
g
のように車速Vに応じてxを切り換えることによ
り、無段階時のa―b―c―d―e―e′―gの曲
線に近づけるようにしている。ここで、d―d′,
d′―e′の領域はオーバトツプの領域である。な
お、オーバトツプ領域とは、プロペラシヤフトの
回転数よりも内燃機関の回転数が低い領域のこと
をいう。 一般に火花点火機関では、吸気管圧力あるいは
絞り弁開度、吸入空気量などの機関の負荷と回転
数に応じた信号で第1のパラメータ群の点火時
期、排気還流率、空燃比等の燃焼を左右するパラ
メータを制御している。例えば吸気管圧力に応じ
て軸トルクが増加し、絞り弁全開の吸気管圧力が
高い領域で軸トルクが最大となるように制御して
いる。 第6図は吸気管圧力と軸トルクTとの関係を示
す線図である。吸気管圧力が点Aよりも高い領域
では空燃比を小にして軸トルクTを増し、内燃機
関の出力を確保することが一般に行われている。
この領域は既に第4図のA,B領域で示した通り
である。いま、吸気管圧力がAよりも低い経済運
転域の最大軸トルクをT0′とすると、第5図の車
速V0′で軸トルクが飽和して、オーバトツプ領域
d―e′がd―e1′まで狭くなる。また、3速の運転
域がV′maxの範囲に縮少するので、これ以上の
車速ではFの増加に対してT0′→T0,Z→Z′まで
変化させる必要がある。 本実施例の制御装置の第3の要点は、 (c) 第6図に示した内燃機関の運転パラメータで
ある点火時期(破線S)、排気還流率(3点鎖
線Q)、空燃比(2点鎖線U)を制御する点火
時間制御装置27、燃料制御装置26、排気還
流制御装置28を連動させて、減速比xを制御
することである。 第7図は減速比xを制御するためのフローチヤ
ートである。ブロツク101において車速V、走
行抵抗Fが与えられブロツク102に供給され
る。ブロツク102でxを仮に与えてブロツク1
03でトルクTを計算する。この場合第6図に示
した関係から吸気管圧力を測定してTを算出させ
ても良い。次にトルクTからブロツ104で機関
の回転速度Neを求めるが、この場合機関の回転
速度Neを直接測定しても良い。 ブロツク105ではTをT0′と比較して判定す
る。このとき吸気管圧力や吸入空気量の大きさを
判定しても良い。上記Tが設定値T0′よりも小さ
い場合、又は吸気管圧力や吸入空気量がT0′に対
応する値よりも小さい場合は、ブロツク106で
xを小にする。もし、上記諸量が設定値T0′より
も大きい場合はブロツク107でxを大きくす
る。 ブロツク108では回転数Neの大きさを判定
する。即ち、Neが設定値Nemaxよりも小さいと
きはブロツク109でxを減少させる。もし、
Ne>Nemaxの場合はブロツク110でxを増加
させる。 このような論理演算はマイクロプロセツサ24
で実行される。したがつて、本実施例の制御装置
の第4の要点は、 (d) マイクロプロセツサ24に減速比x、トルク
T、走行抵抗F、吸気管圧力、機関の回転数
Ne、車速V、トルクの設定値T0′、回転数の設
定値Nemaxを入力するか或いは上記の諸量を
演算して求めると共に、上記諸量の大きさを判
別して適正な減速比xに関する情報を出力する
ことである。 このような制御の一例として、車の重量1000Kg
程度の車を車速20Km/hから加速度0.8m/s2で加
速する場合を考える。減速比xは4.1、5.6、8.6、
15の4段階とし、タイヤ径Rは0.33mとする。上
記(2)式から Ne=x・60/2π×0.33×11.1=x・310 x=4.1の場合は1310rpmとなる。また、(3)式か
ら、 T=1/xF・0.33 このときはF=100Kg、x=4.1の場合はT=8
Kg・mとなる。また、F=20Kg、x=4.1の定常
走行時はT=1.6Kg・mとなる。ここで、T0′=8.1
Kg・mに設定するとT<T0′であるので、定常走
行時はオーバトツプを用いる必要がある。オーバ
トツプ時のxを3とすると、Ne=910rpm、T=
2.2Kg・mとなる。この状態からF=100Kgで加速
するときはT=11Kgとなるので、T>T0′となる。
したがつて、x=4.1に高め、T=8Kg・mにし
て加速する。このようにして80Km/hまで加速す
ると、Ne=2620rpmとなる。80Kg/hの定常走
行時のF=80Kg・mとすると、x=4.1の場合の
T=6.4Kg・mとなる。ここで、x=3にすると、
T=8.7Kg・mとなり、T>T0′であるので、x=
4.1にもどる。上記のことを線図としたのが第8
図である。 第8図は本制御装置による制御例を示す線図
で、縦軸は車速V、走行抵抗F、減速比x、機関
の回転数Ne、トルクTを各々別個に示している。
ここで減速比xが適切に切り換えられるために
は、T<T0′でx1=x―Δxにする場合、T1=1/x1 F・R、T=1/xF・RであるのでT1=x/x1Tと なり、T1<T0′にならない場合は、x1=x−Δx
にするのを防止する。またはT<x/x1T0′でない場 合は、x−Δxにしないという対策を付加する必
要がある。 また上記において、x1=x−Δx時のNeは(1)式
よりNe1=x1・Ne/xとなり、Ne1が小さくなりす ぎると機関が不安定になるのでNe1>Nemin、即
ち、機関が安定して回転できる最小回転数の条件
を満足しない場合はx−Δxにすることはない。
上記のことをまとめたものが第9図である。 第9図は減速比xを制御するための他のフロー
チヤートである。ブロツク120〜124の命令
はマイクロプロセツサ24で実行する。これによ
つて、xの切り換え回転が減少すると共に第8図
に示したトルクTの増大が防止され、燃料消費量
を低減することが可能となる。また、第8図に示
した加速初期のTの増大を防止するためには加速
前にxを増して置く必要がある。加速時のFは絞
り弁の角度、あるいは角速度に対応するので、第
1図の端子25から絞り弁の角度信号をマイクロ
プロセツサ24に入力し、T=1/xF・R>T0′の 場合はx1=x+Δxとする。このようにして、x
>F・R/T0′を満足する最小xを選定する。また、 Ne1=x′/xNe>Nemaxの場合は機関が焼損する ので、x1=x−Δxとする。 上記のことはブロツク125〜130の命令を
マイクロプロセツサ24で実行することによつて
制御される。いま、加速時のF=400Kgとすると、
x=4.1の場合はT=32Kg・m、x=5.6の場合は
T=23.4、x=8.6の場合はT=15.3Kg・m、x=
15の場合はT=8.7Kg・mとなる。また、x=15
のNe115/4.1×1310=4800rpmとなる。この状態で Vを増加するにつれてNe1は6000rpmまで増加す
るので、Nemaxが6000rpmとなつたならブロツ
ク131,132でTの値にかかわらずxを15か
ら8.6に戻す必要がある。この場合はあらかじめ
x=8.6とするとNe=2740rpmとなり、T=15.3
Kg・mとなる。これを図示すると第10図とな
る。 第10図は本制御装置による他の制御例を示す
線図で、各縦軸は第8図の場合と同様である。こ
れから知れるように、xが大きい場合はneがす
ぐNemaxとなるので、最初からxを小さくして
Neを小にすることが望ましい。この場合x=5.6
と小さくすると、Fが制限され加速性が低下す
る。このことは次の第11図のフローチヤートを
マイクロプロセツサ24で実行することにより制
御される。 第11図は減速比xを制御するための更に他の
フローチヤートである。最大トルクを与える回転
数よりも低い所に基準点Neoを設定し、Tの如何
にかかわらずNe<Neoになるようにxを低下さ
せる。これによつて、第4図のB領域に突入する
ことなくNe小のA領域に入らせることによつて、
燃料消費率の増加を防止する。即ち、ブロツク1
40〜142をマイクロプロセツサ24で実示す
ることにより、Neo′以上のB領域への突入を防
止する。しかし、xが小さくFが大きい場合は
Ne<NemaxまでNeが増加することは許容され
る。したがつて、本実施例の制御装置の第5の要
点は、 (e) 機関の回転数、絞り弁の角度信号を入力し、
マイクロプロセツサ24でxを変化させた場合
の軸トルク、回転数の変化をあらかじめ算出
し、軸トルクが適正になるxに関する情報を出
力する。 登坂時のようにVが一定でFが増加する場合
は、アクセルを踏込んでTを増す。ここでT>
T0′の場合は前述第9図のブロツク126,12
7によつてxを増加させる。ここでNe<Neo′の
場合はxを増加させることができるが、Ne>
Neo′の場合はxの増加を抑止してTを第6図の
T0まで増大させる。急な坂の場合は、T0が同じ
であればVは小となる。 T0x/R=F=W・μ+f(V) ……(5) 但し、Wは車の重量、μは摩擦係数、f(V)
は抵抗力である。したがつてxとFを増せばVの
低下は防止できる。しかし、Neo以上に機関の回
転数を上昇させることはできないので、第2図の
関係からxに対する車速Vの最大値は定まる。 反対に降坂時にはFが小となり車は加速され
る。したがつて、車速Vに応じてxを小さくする
必要が生じ、この場合はxを過度に小にするとエ
ンジンブレーキのききが悪くなるので、xの減少
度は制限される。それで坂の勾配が大きいほどx
を増す必要があり、車速Vの最大値が制約され
る。 一般に、エンジンブレーキ時の空気吸い込みに
要する仕事量は次式で示される。 但し、p1は大気圧、p2は真空圧、kはポリトロ
ープ指数、mは質量、mv1は吸い込み容量m3で
ある。したがつて、吸い込み容量が一定の場合は
p2が小さいほど、即ち、機関の回転速度が大で絞
り弁開度が小さいほどWは増大する。 上述した手段によつて車の負荷、車速に応じた
最適減速比に制御することが可能となるので、燃
料消費量を大幅に低減させることができる。ま
た、第4図に示した出力域に入るひん度が減少
し、空燃比を小さく設定したときでも排気中の
CO、HCの量を増加させることはない。 上記のように本実施例の制御装置は、内燃機関
の動を負荷に伝える伝達要素の制御成積を向上さ
せ機関と負荷の適合性を高めることができるの
で、燃料経済性、出力、運転性を向上すると共に
有害ガスの排出量、騒音を低減させることができ
るという効果をもつている。 本発明の内燃機関の制御装置は、自動的に減速
比を調節して運転性を向上させ排気浄化と騒音減
少させるに効果が得られる。
コンバータ20を例示したが、流体継手、油圧ク
ラツチ、磁粉クラツチ、手動の摩擦クラツチ等も
用いられる。また、遊星歯車機構19を切り換え
るクラツチ17としては、湿式の多板クラツチ、
円すいクラツチ、帯ブレーキおよび一方向クラツ
チ等の結合要素が用いられる。これらのクラツチ
の摩擦材料には石綿とセルローズ繊維からなる抄
製材、無機質の粉末からなる準金属材および焼結
金属材等を用いている。 マイクロプロセツサ24は次のような演算、判
定を行う。内燃機関の回転数をNe、車速をNvと
すると、減速比xは次式で表わされる。 x=Ne/Nv ……(1) 第2図は車速と減速比との関係を示す線図であ
る。即ち、1速から3速になるにしたがつて減速
比xは減少して車速は上昇し、内燃機関の回転数
が上昇するにつれて車速も上昇する。 また、Vを車軸の回転速度、Rをタイヤの半径
とすると、 Nv=60/2πRV ……(2) いま、負荷側の所要走行抵抗をFとすると、内燃
機関のトルクTは次式で示される。 T=1/xF・R ……(3) もし、V、Fに対してxが大きすぎるとNeが
増して内燃機関の摩擦やポンピング損失等が増加
し、騒音や燃料消費率が増すことになる。反対に
xが小さすぎると、内燃機関の出力混合比の領域
に入つて多量の燃料を消費することになる。 第3図は軸トルクと燃料消費率との関係を示す
線図で、横軸には内燃機関の回転軸トルクをKg・
mで示し、縦軸の燃料消費率はg/pshで示して
いる。例えば減速比xが1でNeが2000rpmの場
合の軸トルクが10Kg・mのA点であるとすると、
x=1.4でNeが2800rpmでは軸トルクが7.2Kg・m
のB点に移行する。このことは燃料消費率が220
から260g/pshとなり約20%増加することを示す
ものである。また、x=0.6とし軸トルクを16.7
Kg・m、Neが1200rpmのB点の場合は、燃料消
費率は235g/pshと約7%増加する。 本実施例は走行抵抗下に関する情報、即ち、内
燃機関の吸入負圧、絞り弁開度、軸トルク等の情
報と車速Vの情報とをセンサ群から入力し、(1)、
(2)、(3)式の論理演算をマイクロプロセツサ24で
行わせる。このマイクロプロセツサ24よりは第
2のパラメータ群に関する情報、例えば減速比等
を出力し、出力域に突入しない範囲で減速比が小
さい値になるように第2の制御装置群を作動させ
て燃費の節約するものである。 第4図は内燃機関の回転速度Neと吸気管圧力
との関係を示す線図で、曲線Cは低地走行時で減
速比x=1の吸気管圧力、曲線C′はx=2、曲線
C″はx=0.5の場合の吸気管圧力の変化を示して
いる。また、D―D′は内燃機関が安定して回転
できる機関回転速度Neの低限界を示し、領域A
は吸気管圧力が大気圧に近い範囲であり、領域B
は回転数Neの高い範囲を示している。なお、領
域Bでは空燃比を小にして燃料で機関を冷却し、
機関を焼損させないようにしている。 したがつて内燃機関に直接関係する第1のパラ
メータ群に関する情報群をマイクロプロセツサ2
4に記憶させ、これによつて第2の情報群、車
速、走行抵抗等を定めて出力させることができ
る。即ち、第4図のa′→a→b→cの線に沿つて
機関が運転されるように減速比を出力させて最適
な運転状態に制御することができる。なお、C′は
直結の状態であり、C″はオーバートツプの状態
である。 第5図は車速Vと第2の情報群との関係を示す
線図で、曲線α―α′は走行抵抗F、曲線a―eは
Ne=400rpmの場合の減速比xである。車速Vが
増加するとxは小となり、トルクTは増加する。
VがV0の点でTは飽和するのでこれ以上増加す
ることができないことをマイクロプロセツサ24
が判定する。即ち、 (3)式から x=F/T0R ……(4) が成立するので、Fが増したときはxを大きくす
る必要があることをマイクロプロセツサ24が判
断する。次の過程ではxが増すとNeも増加して
点AからNe=6000rpmのときの曲線上の点Bに
移行して、車速VはVmaxとなる。ここで、Fが
大なる程xは大となるのでNe=6000rpmのとき
のNv、即ち、車速は小となる。 上記の過程においてxに関する情報は常時マイ
クロプロセツサ24から出力され、前述した接続
手段を介して伝達要素の減速比が制御される。伝
達要素としては歯車減速機構19の他に、各種の
ベルト、チエン等からなる無段変速機を用いるこ
とも可能である。(4)式から知れるように、Fが小
さいときはxが小さくなり、第2図から知れるよ
うに車速に対するエンジン回転数Neは小となる。
したがつて、Neが最小安定回転数Nemin以下の
場合はxは増加し、T<T0の領域で運転するこ
とになる。また、Fが大きい場合はxが大とな
り、車速Vに対するNeは増加する。neが許容最
大回転数Nemax以上の場合は、xを減少させ、
T>T0の領域で運転させる。以上の判定、論理、
演算動作はマイクロプロセツサ24によつて行わ
れる。 したがつて、本制御装置の第1の要点は、 (a) 第2の情報群の走行抵抗Fと、第1の情報群
の車速V、許容トルクT0、最小安定回転数
Nemin、許容最大回転数Nemaxを与えた場合
は、Nemin<Ne<Nemaxの範囲内で、FR/T0+ ε>x≧FR/T0になるようにマイクロプロセツサ 24を用いて変速手段を制御することである。
即ち、εを調節することである。 従来、各種の電気的あるいは機械的の制御装置
で上記(a)を実現する技術が提案されているが、応
答性が遅く、T0の算出が困難であるため、まだ
十分な効果を得るまでに到つていない。これを本
制御装置では次のようにして解決している。 (b) 内燃機関の第1群のパラメータに関与する第
1の情報群によつてT0を算出し、これによつ
て減速比xを正確かつ迅速に制御することであ
る。 従来はT0を算出するには吸気管圧力を用いて
おり、これを検出するために負圧ダイヤフラムス
イツチ等が用いられていた。この負圧ダイヤフラ
ムスイツチは第1群のパラメータに関与する負圧
センサとは別個に設置されており、これらの作動
点のずれが誤差となつて制御性を低下させてい
た。これに対し本実施例の制御装置では、同一負
圧信号、同一負荷信号、又は同一の空気量/回転
数の信号等で両者を同時に制御しているので、上
記のような誤差は全く生じない。また、これによ
つてセンサの数を減少し応答性を高めることがで
きるので、制御性は向上する。特に、多数のセン
サから情報をマイクロプロセツサ24に入力する
場合は、各センサの信号を同時に取り込むことは
困難であるので、このようにセンサを共用するこ
とは極めて有効な手段である。 実際上、連続的に減速比xを変化させることは
機構的に複雑になるので、1速、2速、3速およ
びオーバトツプのように遊星歯車機構19を用い
て段階的にxを変化させる。第5図においては、
a―a′,b―b′,c―c′,d―d′,d′―e′,f―
g
のように車速Vに応じてxを切り換えることによ
り、無段階時のa―b―c―d―e―e′―gの曲
線に近づけるようにしている。ここで、d―d′,
d′―e′の領域はオーバトツプの領域である。な
お、オーバトツプ領域とは、プロペラシヤフトの
回転数よりも内燃機関の回転数が低い領域のこと
をいう。 一般に火花点火機関では、吸気管圧力あるいは
絞り弁開度、吸入空気量などの機関の負荷と回転
数に応じた信号で第1のパラメータ群の点火時
期、排気還流率、空燃比等の燃焼を左右するパラ
メータを制御している。例えば吸気管圧力に応じ
て軸トルクが増加し、絞り弁全開の吸気管圧力が
高い領域で軸トルクが最大となるように制御して
いる。 第6図は吸気管圧力と軸トルクTとの関係を示
す線図である。吸気管圧力が点Aよりも高い領域
では空燃比を小にして軸トルクTを増し、内燃機
関の出力を確保することが一般に行われている。
この領域は既に第4図のA,B領域で示した通り
である。いま、吸気管圧力がAよりも低い経済運
転域の最大軸トルクをT0′とすると、第5図の車
速V0′で軸トルクが飽和して、オーバトツプ領域
d―e′がd―e1′まで狭くなる。また、3速の運転
域がV′maxの範囲に縮少するので、これ以上の
車速ではFの増加に対してT0′→T0,Z→Z′まで
変化させる必要がある。 本実施例の制御装置の第3の要点は、 (c) 第6図に示した内燃機関の運転パラメータで
ある点火時期(破線S)、排気還流率(3点鎖
線Q)、空燃比(2点鎖線U)を制御する点火
時間制御装置27、燃料制御装置26、排気還
流制御装置28を連動させて、減速比xを制御
することである。 第7図は減速比xを制御するためのフローチヤ
ートである。ブロツク101において車速V、走
行抵抗Fが与えられブロツク102に供給され
る。ブロツク102でxを仮に与えてブロツク1
03でトルクTを計算する。この場合第6図に示
した関係から吸気管圧力を測定してTを算出させ
ても良い。次にトルクTからブロツ104で機関
の回転速度Neを求めるが、この場合機関の回転
速度Neを直接測定しても良い。 ブロツク105ではTをT0′と比較して判定す
る。このとき吸気管圧力や吸入空気量の大きさを
判定しても良い。上記Tが設定値T0′よりも小さ
い場合、又は吸気管圧力や吸入空気量がT0′に対
応する値よりも小さい場合は、ブロツク106で
xを小にする。もし、上記諸量が設定値T0′より
も大きい場合はブロツク107でxを大きくす
る。 ブロツク108では回転数Neの大きさを判定
する。即ち、Neが設定値Nemaxよりも小さいと
きはブロツク109でxを減少させる。もし、
Ne>Nemaxの場合はブロツク110でxを増加
させる。 このような論理演算はマイクロプロセツサ24
で実行される。したがつて、本実施例の制御装置
の第4の要点は、 (d) マイクロプロセツサ24に減速比x、トルク
T、走行抵抗F、吸気管圧力、機関の回転数
Ne、車速V、トルクの設定値T0′、回転数の設
定値Nemaxを入力するか或いは上記の諸量を
演算して求めると共に、上記諸量の大きさを判
別して適正な減速比xに関する情報を出力する
ことである。 このような制御の一例として、車の重量1000Kg
程度の車を車速20Km/hから加速度0.8m/s2で加
速する場合を考える。減速比xは4.1、5.6、8.6、
15の4段階とし、タイヤ径Rは0.33mとする。上
記(2)式から Ne=x・60/2π×0.33×11.1=x・310 x=4.1の場合は1310rpmとなる。また、(3)式か
ら、 T=1/xF・0.33 このときはF=100Kg、x=4.1の場合はT=8
Kg・mとなる。また、F=20Kg、x=4.1の定常
走行時はT=1.6Kg・mとなる。ここで、T0′=8.1
Kg・mに設定するとT<T0′であるので、定常走
行時はオーバトツプを用いる必要がある。オーバ
トツプ時のxを3とすると、Ne=910rpm、T=
2.2Kg・mとなる。この状態からF=100Kgで加速
するときはT=11Kgとなるので、T>T0′となる。
したがつて、x=4.1に高め、T=8Kg・mにし
て加速する。このようにして80Km/hまで加速す
ると、Ne=2620rpmとなる。80Kg/hの定常走
行時のF=80Kg・mとすると、x=4.1の場合の
T=6.4Kg・mとなる。ここで、x=3にすると、
T=8.7Kg・mとなり、T>T0′であるので、x=
4.1にもどる。上記のことを線図としたのが第8
図である。 第8図は本制御装置による制御例を示す線図
で、縦軸は車速V、走行抵抗F、減速比x、機関
の回転数Ne、トルクTを各々別個に示している。
ここで減速比xが適切に切り換えられるために
は、T<T0′でx1=x―Δxにする場合、T1=1/x1 F・R、T=1/xF・RであるのでT1=x/x1Tと なり、T1<T0′にならない場合は、x1=x−Δx
にするのを防止する。またはT<x/x1T0′でない場 合は、x−Δxにしないという対策を付加する必
要がある。 また上記において、x1=x−Δx時のNeは(1)式
よりNe1=x1・Ne/xとなり、Ne1が小さくなりす ぎると機関が不安定になるのでNe1>Nemin、即
ち、機関が安定して回転できる最小回転数の条件
を満足しない場合はx−Δxにすることはない。
上記のことをまとめたものが第9図である。 第9図は減速比xを制御するための他のフロー
チヤートである。ブロツク120〜124の命令
はマイクロプロセツサ24で実行する。これによ
つて、xの切り換え回転が減少すると共に第8図
に示したトルクTの増大が防止され、燃料消費量
を低減することが可能となる。また、第8図に示
した加速初期のTの増大を防止するためには加速
前にxを増して置く必要がある。加速時のFは絞
り弁の角度、あるいは角速度に対応するので、第
1図の端子25から絞り弁の角度信号をマイクロ
プロセツサ24に入力し、T=1/xF・R>T0′の 場合はx1=x+Δxとする。このようにして、x
>F・R/T0′を満足する最小xを選定する。また、 Ne1=x′/xNe>Nemaxの場合は機関が焼損する ので、x1=x−Δxとする。 上記のことはブロツク125〜130の命令を
マイクロプロセツサ24で実行することによつて
制御される。いま、加速時のF=400Kgとすると、
x=4.1の場合はT=32Kg・m、x=5.6の場合は
T=23.4、x=8.6の場合はT=15.3Kg・m、x=
15の場合はT=8.7Kg・mとなる。また、x=15
のNe115/4.1×1310=4800rpmとなる。この状態で Vを増加するにつれてNe1は6000rpmまで増加す
るので、Nemaxが6000rpmとなつたならブロツ
ク131,132でTの値にかかわらずxを15か
ら8.6に戻す必要がある。この場合はあらかじめ
x=8.6とするとNe=2740rpmとなり、T=15.3
Kg・mとなる。これを図示すると第10図とな
る。 第10図は本制御装置による他の制御例を示す
線図で、各縦軸は第8図の場合と同様である。こ
れから知れるように、xが大きい場合はneがす
ぐNemaxとなるので、最初からxを小さくして
Neを小にすることが望ましい。この場合x=5.6
と小さくすると、Fが制限され加速性が低下す
る。このことは次の第11図のフローチヤートを
マイクロプロセツサ24で実行することにより制
御される。 第11図は減速比xを制御するための更に他の
フローチヤートである。最大トルクを与える回転
数よりも低い所に基準点Neoを設定し、Tの如何
にかかわらずNe<Neoになるようにxを低下さ
せる。これによつて、第4図のB領域に突入する
ことなくNe小のA領域に入らせることによつて、
燃料消費率の増加を防止する。即ち、ブロツク1
40〜142をマイクロプロセツサ24で実示す
ることにより、Neo′以上のB領域への突入を防
止する。しかし、xが小さくFが大きい場合は
Ne<NemaxまでNeが増加することは許容され
る。したがつて、本実施例の制御装置の第5の要
点は、 (e) 機関の回転数、絞り弁の角度信号を入力し、
マイクロプロセツサ24でxを変化させた場合
の軸トルク、回転数の変化をあらかじめ算出
し、軸トルクが適正になるxに関する情報を出
力する。 登坂時のようにVが一定でFが増加する場合
は、アクセルを踏込んでTを増す。ここでT>
T0′の場合は前述第9図のブロツク126,12
7によつてxを増加させる。ここでNe<Neo′の
場合はxを増加させることができるが、Ne>
Neo′の場合はxの増加を抑止してTを第6図の
T0まで増大させる。急な坂の場合は、T0が同じ
であればVは小となる。 T0x/R=F=W・μ+f(V) ……(5) 但し、Wは車の重量、μは摩擦係数、f(V)
は抵抗力である。したがつてxとFを増せばVの
低下は防止できる。しかし、Neo以上に機関の回
転数を上昇させることはできないので、第2図の
関係からxに対する車速Vの最大値は定まる。 反対に降坂時にはFが小となり車は加速され
る。したがつて、車速Vに応じてxを小さくする
必要が生じ、この場合はxを過度に小にするとエ
ンジンブレーキのききが悪くなるので、xの減少
度は制限される。それで坂の勾配が大きいほどx
を増す必要があり、車速Vの最大値が制約され
る。 一般に、エンジンブレーキ時の空気吸い込みに
要する仕事量は次式で示される。 但し、p1は大気圧、p2は真空圧、kはポリトロ
ープ指数、mは質量、mv1は吸い込み容量m3で
ある。したがつて、吸い込み容量が一定の場合は
p2が小さいほど、即ち、機関の回転速度が大で絞
り弁開度が小さいほどWは増大する。 上述した手段によつて車の負荷、車速に応じた
最適減速比に制御することが可能となるので、燃
料消費量を大幅に低減させることができる。ま
た、第4図に示した出力域に入るひん度が減少
し、空燃比を小さく設定したときでも排気中の
CO、HCの量を増加させることはない。 上記のように本実施例の制御装置は、内燃機関
の動を負荷に伝える伝達要素の制御成積を向上さ
せ機関と負荷の適合性を高めることができるの
で、燃料経済性、出力、運転性を向上すると共に
有害ガスの排出量、騒音を低減させることができ
るという効果をもつている。 本発明の内燃機関の制御装置は、自動的に減速
比を調節して運転性を向上させ排気浄化と騒音減
少させるに効果が得られる。
第1図は本発明の一実施例である内燃機関の制
御装置の系統図、第2図は車速と減速比との関係
を示す線図、第3図は軸トルクと燃料消費率との
関係を示す線図、第4図は内燃機関の回転速度
Neと吸気管圧力との関係を示す線図、第5図は
車速Vと第2の情報群との関係を示す線図、第6
図は吸気管圧力と軸トルクTとの関係を示す線
図、第7図は減速比xを制御するためのフローチ
ヤート、第8図は本制御装置による制御例を示す
線図、第9図は減速比xを制御するための他のフ
ローチヤート、第10図は本制御装置による他の
制御例を示す線図、第11図は減速比xを制御す
るための更に他のフローチヤートである。 11…2―3速制御弁、12…低速調整弁、1
3…変速弁、14…低速抑制弁、15…トランジ
シヨン弁、16…サーボ、17…クラツチ、18
…ブレーキ、19…遊星歯車機構、20…トルク
コンバータ、24…マイクロプロセツサ、25…
端子、26…燃料制御装置、27…点火時期制御
装置、28…排気還流制御装置、29…内燃機
関、30…負荷、31…表示器、32…直結クラ
ツチ、101〜110,120〜132…ブロツ
ク。
御装置の系統図、第2図は車速と減速比との関係
を示す線図、第3図は軸トルクと燃料消費率との
関係を示す線図、第4図は内燃機関の回転速度
Neと吸気管圧力との関係を示す線図、第5図は
車速Vと第2の情報群との関係を示す線図、第6
図は吸気管圧力と軸トルクTとの関係を示す線
図、第7図は減速比xを制御するためのフローチ
ヤート、第8図は本制御装置による制御例を示す
線図、第9図は減速比xを制御するための他のフ
ローチヤート、第10図は本制御装置による他の
制御例を示す線図、第11図は減速比xを制御す
るための更に他のフローチヤートである。 11…2―3速制御弁、12…低速調整弁、1
3…変速弁、14…低速抑制弁、15…トランジ
シヨン弁、16…サーボ、17…クラツチ、18
…ブレーキ、19…遊星歯車機構、20…トルク
コンバータ、24…マイクロプロセツサ、25…
端子、26…燃料制御装置、27…点火時期制御
装置、28…排気還流制御装置、29…内燃機
関、30…負荷、31…表示器、32…直結クラ
ツチ、101〜110,120〜132…ブロツ
ク。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (a) 内燃機関と自動車の被駆動輪とを結合す
る伝達機構; (b) 前記内燃機関の作動を制御する少なくとも一
つの機関作動制御手段; (c) 前記伝達機構の作動を制御する少なくとも一
つの伝達機構作動制御手段; (d) 前記内燃機関の作動状態を検知する機関作動
検知手段; (e) 前記伝達機構の作動状態を検知する伝達機構
作動検知手段; (f) 前記機関作動検知手段からの情報に基づき前
記機関作動制御手段の機関作動制御信号を発生
すると共にこの機関作動制御信号と前記伝達機
構作動検知手段からの情報に基づいて前記伝達
機構作動制御手段の伝達機構作動制御信号を発
生する共用制御信号発生手段 とよりなる内燃機関の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7234079A JPS55164742A (en) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | Control system for internal combustion engine |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7234079A JPS55164742A (en) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | Control system for internal combustion engine |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55164742A JPS55164742A (en) | 1980-12-22 |
| JPS6345976B2 true JPS6345976B2 (ja) | 1988-09-13 |
Family
ID=13486463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7234079A Granted JPS55164742A (en) | 1979-06-11 | 1979-06-11 | Control system for internal combustion engine |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55164742A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5977928A (ja) * | 1982-10-28 | 1984-05-04 | Nippon Denso Co Ltd | 電子制御式自動変速制御装置 |
| DE3526671A1 (de) * | 1985-07-25 | 1987-01-29 | Man Technologie Gmbh | Antriebsstrang fuer kraftfahrzeuge |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4940487A (ja) * | 1972-08-22 | 1974-04-16 | ||
| JPS582856B2 (ja) * | 1975-09-08 | 1983-01-19 | 日産自動車株式会社 | デンシシキジドウクラツチセイギヨソウチ |
| JPS52127559A (en) * | 1976-04-19 | 1977-10-26 | Nissan Motor Co Ltd | Electronic parallel shaft automatic transmission gear box |
| US4081065A (en) * | 1976-12-23 | 1978-03-28 | Smyth Robert Ralston | Controlled power clutch |
-
1979
- 1979-06-11 JP JP7234079A patent/JPS55164742A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55164742A (en) | 1980-12-22 |
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