JPS6347321A - 溶銑の脱りん方法 - Google Patents
溶銑の脱りん方法Info
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- JPS6347321A JPS6347321A JP19012986A JP19012986A JPS6347321A JP S6347321 A JPS6347321 A JP S6347321A JP 19012986 A JP19012986 A JP 19012986A JP 19012986 A JP19012986 A JP 19012986A JP S6347321 A JPS6347321 A JP S6347321A
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- Japan
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- slag
- hot metal
- dephosphorization
- pig iron
- molten pig
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- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は高炉出銑樋で脱りんする方法に係り、より詳
しくは脱りん剤をキャリアガスと共にランスで吹込む方
法で効率よく脱りんして低りん溶銑を得ることができる
溶銑の脱りん方法に関する。
しくは脱りん剤をキャリアガスと共にランスで吹込む方
法で効率よく脱りんして低りん溶銑を得ることができる
溶銑の脱りん方法に関する。
技術的背景
高炉から出銑された溶銑の成分組成は次の製鋼工程にお
ける精錬能率や鋼の品質に大きく影響するので、製鋼工
程を合理化し、操業を容易にするため溶銑の成分組成や
生産鋼種に応じて種々の溶銑予備処理法が適宜に採用さ
れている。溶銑の予備処理としては脱珪、脱りん、脱硫
等があり、その方法としては高炉出銑樋、溶銑取鍋、ト
ーピードカー等で行なわれている。
ける精錬能率や鋼の品質に大きく影響するので、製鋼工
程を合理化し、操業を容易にするため溶銑の成分組成や
生産鋼種に応じて種々の溶銑予備処理法が適宜に採用さ
れている。溶銑の予備処理としては脱珪、脱りん、脱硫
等があり、その方法としては高炉出銑樋、溶銑取鍋、ト
ーピードカー等で行なわれている。
従来技術とその問題点
高炉出銑樋で溶銑の脱りん処理を行なう方法としては、
スキンマーによって高炉滓を除去した後、以下に示す三
つの方法で処理する方法が知られている。
スキンマーによって高炉滓を除去した後、以下に示す三
つの方法で処理する方法が知られている。
■ 出銑樋内の溶銑に対し粉体フラックスを添加して脱
珪、脱りん処理を行なう方法。すなわち、この方法は出
銑樋内を流れる溶銑に粉体フラックスを上置きし、−緒
に流れていく間の自然な混合を利用して脱珪、脱りん処
理を行なう方法である(特開昭58−67810等)。
珪、脱りん処理を行なう方法。すなわち、この方法は出
銑樋内を流れる溶銑に粉体フラックスを上置きし、−緒
に流れていく間の自然な混合を利用して脱珪、脱りん処
理を行なう方法である(特開昭58−67810等)。
しかし、この方法では溶銑に添加された粉体フラックス
は溶銑上に浮遊したまま流れ易いため、前記のような自
然混合では出銑樋内で十分に混合されず、溶銑と粉体フ
ラックスとの反応効率が低いという欠点がある。
は溶銑上に浮遊したまま流れ易いため、前記のような自
然混合では出銑樋内で十分に混合されず、溶銑と粉体フ
ラックスとの反応効率が低いという欠点がある。
■ 出銑樋内の溶銑中に浸漬したランスまたは底吹ノス
ズルから粉体フラックスをキャリアガスと共に吹込むイ
ンジェクション法(特公昭50−33010、特公昭5
3−33935.特公昭60−35408等)。
ズルから粉体フラックスをキャリアガスと共に吹込むイ
ンジェクション法(特公昭50−33010、特公昭5
3−33935.特公昭60−35408等)。
この方法は前記■の欠点を解消するため、粉体フラック
スの添加方法を改善したもので、特に浸漬ランスによる
方法は粉体フラックスと溶銑の接触性が良好で反応効率
が高い。しかしながら、この方法では浸漬ランスの溶損
が著しく、予備処理費が高くつく欠点がある。また、底
吹ノズルによる方法は、ノズルの溶損が著しいだけでな
く、出銑樋の大幅改善を必要とし設備費が高くつくこと
、浴深さが一般に1.0m以下と浅いため、粉体フラッ
クスが溶銑と十分に接触する前に浮上してしまい、反応
効率の大幅向上が望めない等の欠点があった。
スの添加方法を改善したもので、特に浸漬ランスによる
方法は粉体フラックスと溶銑の接触性が良好で反応効率
が高い。しかしながら、この方法では浸漬ランスの溶損
が著しく、予備処理費が高くつく欠点がある。また、底
吹ノズルによる方法は、ノズルの溶損が著しいだけでな
く、出銑樋の大幅改善を必要とし設備費が高くつくこと
、浴深さが一般に1.0m以下と浅いため、粉体フラッ
クスが溶銑と十分に接触する前に浮上してしまい、反応
効率の大幅向上が望めない等の欠点があった。
■ 非浸漬上吹きランスにより粉体フラックスをキャリ
アガスと共に吹込む方法(特開昭58−13020B、
特開昭60−184611等)。この方法は前記■の浸
漬ランス、底吹ノズルの溶損を軽減する方法として提案
されたもので、溶銑との直接接触がないためランスの溶
損は浸漬方式に比べ大幅に軽減され、反応効率も上昇す
るが、脱りん処理前[P]= 0.10%の場合、処理
後[P]= 0.04〜0.05%にとどまっており、
これ以下の低りん溶銑を出銑樋上で得ることができなか
った。
アガスと共に吹込む方法(特開昭58−13020B、
特開昭60−184611等)。この方法は前記■の浸
漬ランス、底吹ノズルの溶損を軽減する方法として提案
されたもので、溶銑との直接接触がないためランスの溶
損は浸漬方式に比べ大幅に軽減され、反応効率も上昇す
るが、脱りん処理前[P]= 0.10%の場合、処理
後[P]= 0.04〜0.05%にとどまっており、
これ以下の低りん溶銑を出銑樋上で得ることができなか
った。
発明の目的
この発明は従来の前記問題点を解決するためになされた
もので、非浸漬上吹ランスによるインジェクション法で
高い反応効率が得られる溶銑脱りん方法を提案せんとす
るものである。
もので、非浸漬上吹ランスによるインジェクション法で
高い反応効率が得られる溶銑脱りん方法を提案せんとす
るものである。
問題点を解決するための手段
この発明は高炉出銑樋で脱りんする方法において、非浸
漬上吹ランスにより脱りん剤をキャリアガスと共に溶銑
中に吹込む際、溶銑中のSi含有量が0.20%以下で
、低塩基性スラグを10kCJ/P−T以下まで除滓し
た俊、樋長手方向に少なくとも浴深さの2.5倍以上の
間隔を隔てて多段配置した非浸漬上吹ランスにて脱りん
剤を吹込むことによって、高い脱りん効率を得る方法で
ある。
漬上吹ランスにより脱りん剤をキャリアガスと共に溶銑
中に吹込む際、溶銑中のSi含有量が0.20%以下で
、低塩基性スラグを10kCJ/P−T以下まで除滓し
た俊、樋長手方向に少なくとも浴深さの2.5倍以上の
間隔を隔てて多段配置した非浸漬上吹ランスにて脱りん
剤を吹込むことによって、高い脱りん効率を得る方法で
ある。
ここで、脱りん剤吹込み用非浸漬上吹ランスを多段配置
とした理由について、以下に説明する。
とした理由について、以下に説明する。
まず、この発明者らが事前に行なった調査結果について
説明する。この発明者らは、出銑樋上で従来のランス吹
込み方式にて脱珪、脱りん処理を行なった場合の脱りん
串の低下原因を調査するため、小型炉(50kg溶解炉
)にて溶銑([C] 4.2〜4.4%、 [Sj]
< 0.03%、 [P]0.09〜0.11%、
[1″)n] 0.18〜0.25%)にCaO5L
O2−Fe203−10%CaF2系フラックスを溶銑
1均当り60g添加した。その際、0.5Q/minの
Arガスによって溶銑を撹拌した。その際、フラックス
添加後12分に溶銑とスラグを採取し、P分配比とCa
b/5LO2の関係を調べた結果を第4図に示す。第4
図より、■CaO/ 5L02の増加によりP分配比は
増加すること、■高炉樋脱Pの場合は前記小型炉で得ら
れたP分配比より劣っていることがわかる。つまり、フ
ラックスは脱りんの余力を有しており、反応の改善が可
能であることがわかる。
説明する。この発明者らは、出銑樋上で従来のランス吹
込み方式にて脱珪、脱りん処理を行なった場合の脱りん
串の低下原因を調査するため、小型炉(50kg溶解炉
)にて溶銑([C] 4.2〜4.4%、 [Sj]
< 0.03%、 [P]0.09〜0.11%、
[1″)n] 0.18〜0.25%)にCaO5L
O2−Fe203−10%CaF2系フラックスを溶銑
1均当り60g添加した。その際、0.5Q/minの
Arガスによって溶銑を撹拌した。その際、フラックス
添加後12分に溶銑とスラグを採取し、P分配比とCa
b/5LO2の関係を調べた結果を第4図に示す。第4
図より、■CaO/ 5L02の増加によりP分配比は
増加すること、■高炉樋脱Pの場合は前記小型炉で得ら
れたP分配比より劣っていることがわかる。つまり、フ
ラックスは脱りんの余力を有しており、反応の改善が可
能であることがわかる。
次に、高炉出銑樋で脱珪、脱りんを行なった時の[P]
の推移を第5図に示す。第5図より、粉体の脱りん用フ
ラックスを吹込むと、[P]は急激に低下し[P]=
0.04〜0.05%が得られているが、その後[P]
は一定値を示しており脱りんは進行していないことがわ
かる。これは、浸漬ランスまたは非浸漬ランスを用いる
インジェクション法により粉体フラックスを吹込むと、
フラックスと溶銑の接触は良好であるが、いったんフラ
ツクスガ湯面に浮上するとフラックスと溶銑の接触が不
足し前記上置き法と同様に脱りん反応が進行しなくなる
ためである。
の推移を第5図に示す。第5図より、粉体の脱りん用フ
ラックスを吹込むと、[P]は急激に低下し[P]=
0.04〜0.05%が得られているが、その後[P]
は一定値を示しており脱りんは進行していないことがわ
かる。これは、浸漬ランスまたは非浸漬ランスを用いる
インジェクション法により粉体フラックスを吹込むと、
フラックスと溶銑の接触は良好であるが、いったんフラ
ツクスガ湯面に浮上するとフラックスと溶銑の接触が不
足し前記上置き法と同様に脱りん反応が進行しなくなる
ためである。
以上の調査結果を踏まえて、この発明者らは脱りん反応
を平衡に近づけ、脱りんを改善すべく、フラックス吹込
み用ランスを多段配置として脱りんする方法をとったの
である。
を平衡に近づけ、脱りんを改善すべく、フラックス吹込
み用ランスを多段配置として脱りんする方法をとったの
である。
第6図は1段吹込みと2段吹込みの場合のスラグ伍と到
達[P]の関係を示す図である。すなわち、スラグ−メ
タル間のP分配比((P)/[P])が50の場合(1
段吹込み)、スラグ量が少ない領域ではわずかなスラグ
量の増加で溶銑中[P]が効果的に低下する。一方、ス
ラグ量が多い領域ではスラグ量を増加させてもスラグ−
メタル間のP分配比が同一でもPの物質収支の制約から
、溶銑中の[P]の低下は少ない。このため、−船釣に
はスラグ量の少ない領域の効果的な脱りんを利用するた
め、脱りん処理を行なった後にスラグを排滓して次の脱
りん処理を行なうダブルスラグ法が用いられる。
達[P]の関係を示す図である。すなわち、スラグ−メ
タル間のP分配比((P)/[P])が50の場合(1
段吹込み)、スラグ量が少ない領域ではわずかなスラグ
量の増加で溶銑中[P]が効果的に低下する。一方、ス
ラグ量が多い領域ではスラグ量を増加させてもスラグ−
メタル間のP分配比が同一でもPの物質収支の制約から
、溶銑中の[P]の低下は少ない。このため、−船釣に
はスラグ量の少ない領域の効果的な脱りんを利用するた
め、脱りん処理を行なった後にスラグを排滓して次の脱
りん処理を行なうダブルスラグ法が用いられる。
一方、第4図に示したごとく、高炉出銑樋での脱りんば
、平衡まで達せず反応が未完了であるが、多段吹込みを
行なうと前記ダブルスラグの効果をスラグ排滓なしで達
成でき、脱りん反応を平衡に近づけられることが判明し
た。例えば、第4図中テCaO/ 5i02= 8.0
(7)場合、平衡(P)/[P] =100であるが、
高炉出銑訓脱りんの1段吹込みでは(P)/[P] =
5’Oにとどまっていた。しかるに、1段目のランスよ
り吹込まれたフラックスが浮上する地点の下流に2段目
のランスを配置しフラックスを吹込むと、第4図破線で
示すごとく溶銑中[P]が減少した。すなわち、1段目
でスラグ量が30h/r、2段目でもスラグ量が30k
g/丁になるように吹込むと、[P]< 0.02%ま
で減少するとともに、CaO/ 5j02= 6.0の
平衡値(P)/[P]−100のP分配比で脱りんした
場合に近づくことが判明した。
、平衡まで達せず反応が未完了であるが、多段吹込みを
行なうと前記ダブルスラグの効果をスラグ排滓なしで達
成でき、脱りん反応を平衡に近づけられることが判明し
た。例えば、第4図中テCaO/ 5i02= 8.0
(7)場合、平衡(P)/[P] =100であるが、
高炉出銑訓脱りんの1段吹込みでは(P)/[P] =
5’Oにとどまっていた。しかるに、1段目のランスよ
り吹込まれたフラックスが浮上する地点の下流に2段目
のランスを配置しフラックスを吹込むと、第4図破線で
示すごとく溶銑中[P]が減少した。すなわち、1段目
でスラグ量が30h/r、2段目でもスラグ量が30k
g/丁になるように吹込むと、[P]< 0.02%ま
で減少するとともに、CaO/ 5j02= 6.0の
平衡値(P)/[P]−100のP分配比で脱りんした
場合に近づくことが判明した。
ここで重要なことは、第5図より明らかなごとく脱りん
は粉体が溶銑に侵入している領域でのみ顕著に進んでい
ることであり、この領域を分離つまりフラックス浮上後
に次段のランスからフラックスを吹込めば、第6図に示
すごとくダブルスラグ法の効果が得られる点でおる。な
お、フラックスが浮上するのは、少なくとも浴深さの2
.5倍下流までかかるため、2段目のランスは1段目の
ランスから下流側に浴深さの2.5倍以上離れた位置に
配置する必要がある。他方、2段目のランスを2.5倍
以内に設置してフラックスを吹込んだ場合、1段目と2
段目のフラックスが混合してしまいダブルスラグの効果
を得ることができない。従って、この発明では1段目の
ランスと2段目のランスの間隔を少なくとも浴深さの2
.5倍以上と限定したのでおる。
は粉体が溶銑に侵入している領域でのみ顕著に進んでい
ることであり、この領域を分離つまりフラックス浮上後
に次段のランスからフラックスを吹込めば、第6図に示
すごとくダブルスラグ法の効果が得られる点でおる。な
お、フラックスが浮上するのは、少なくとも浴深さの2
.5倍下流までかかるため、2段目のランスは1段目の
ランスから下流側に浴深さの2.5倍以上離れた位置に
配置する必要がある。他方、2段目のランスを2.5倍
以内に設置してフラックスを吹込んだ場合、1段目と2
段目のフラックスが混合してしまいダブルスラグの効果
を得ることができない。従って、この発明では1段目の
ランスと2段目のランスの間隔を少なくとも浴深さの2
.5倍以上と限定したのでおる。
また、この発明において脱りん処理前の溶銑中Si含有
量を0.20%以下としたのは、以下に示す理由による
。
量を0.20%以下としたのは、以下に示す理由による
。
すなわち、第4図に示すごと<Ca○/ 5j02が高
い程スラグーメタル間のP分配比は高くなり、脱りんに
有利でおる。このため、5LO2源となる溶銑中の[S
i]は可及的に低いことが望ましい。特に、出銑樋内を
流れる溶銑に対して粉体フラックスを吹込んで脱りん処
理する場合には、フラックスが浮上するまでに脱りんが
十分に進んでいる必要がおるが、溶銑中[Si]が高い
と脱珪、脱りんが共に酸化反応で下記(1)(2)式の
ように脱りん処理前[Si]は低いことが必要である。
い程スラグーメタル間のP分配比は高くなり、脱りんに
有利でおる。このため、5LO2源となる溶銑中の[S
i]は可及的に低いことが望ましい。特に、出銑樋内を
流れる溶銑に対して粉体フラックスを吹込んで脱りん処
理する場合には、フラックスが浮上するまでに脱りんが
十分に進んでいる必要がおるが、溶銑中[Si]が高い
と脱珪、脱りんが共に酸化反応で下記(1)(2)式の
ように脱りん処理前[Si]は低いことが必要である。
(Si)+O□=(SiO□) ・・・・・・・
・・(1)式2〔P〕+702=(P2O3)1900
0000.(2)式第7図に脱りん処理前[Si]と脱
りん率の関係を示すように、脱りん処理前[si]≧0
.20%では脱りん率の低下が著しいため脱りん処理前
[Si] < 0.20%以下であることが必要でおる
。
・・(1)式2〔P〕+702=(P2O3)1900
0000.(2)式第7図に脱りん処理前[Si]と脱
りん率の関係を示すように、脱りん処理前[si]≧0
.20%では脱りん率の低下が著しいため脱りん処理前
[Si] < 0.20%以下であることが必要でおる
。
また、この発明において脱りん処理前に低塩基性スラグ
を10に一3/P−T以下まで除滓するのは、以下に示
す理由による。
を10に一3/P−T以下まで除滓するのは、以下に示
す理由による。
低塩基性スラグとは高炉滓、脱珪滓である。これに対し
高塩基性スラグとは脱りん滓である。高炉出銑樋ではこ
の高塩基性スラグと低塩基性スラグが発生する。このう
ち、高炉滓は、一般にCaO/ 5j02= i、o〜
1.5であり、出銑樋中では低塩基性スラグとなる。つ
まり、高炉がCaO/ 5iO2=1.0〜1.5であ
るため、必然的に低塩基性スラグになる。また、脱珪滓
は一般に脱けい剤に酸化鉄、または酸化鉄に少量の生石
灰を添加したものを用いるため、CaOitが少ない一
方、脱珪処理で溶銑中Sjが酸化されて多量の5i02
が発生する結果、脱珪滓もCaO/ 5i02が1.5
以下と低く、低塩基性スラグとなる。
高塩基性スラグとは脱りん滓である。高炉出銑樋ではこ
の高塩基性スラグと低塩基性スラグが発生する。このう
ち、高炉滓は、一般にCaO/ 5j02= i、o〜
1.5であり、出銑樋中では低塩基性スラグとなる。つ
まり、高炉がCaO/ 5iO2=1.0〜1.5であ
るため、必然的に低塩基性スラグになる。また、脱珪滓
は一般に脱けい剤に酸化鉄、または酸化鉄に少量の生石
灰を添加したものを用いるため、CaOitが少ない一
方、脱珪処理で溶銑中Sjが酸化されて多量の5i02
が発生する結果、脱珪滓もCaO/ 5i02が1.5
以下と低く、低塩基性スラグとなる。
他方、脱りん滓が高塩基度であるのは、溶銑中のりんを
酸化する酸化力の外に、スラグ中でりんを保持する塩基
度の両方を満足する必要があるため、脱りんを行なう脱
りん滓は高塩基性スラグにする必要があるためである。
酸化する酸化力の外に、スラグ中でりんを保持する塩基
度の両方を満足する必要があるため、脱りんを行なう脱
りん滓は高塩基性スラグにする必要があるためである。
脱りん滓の塩基度は1.5以上である。
一方、脱りん処理前のスラグ塩基度が低下すると、第4
図に示すこと< (P)/[Plが低下するため、脱り
ん不良となる。このため、低塩基性スラグ(高炉滓、脱
珪滓)の流入が著しくなり脱りん後に脱りんスラグと低
塩基性スラグが混合して復りんすることが判明した。第
8図は低塩基性スラグ流人量と2段吹込み直後(下流へ
1.5m >とスキンマー除滓直前(2段吹込み位置よ
り上流へ8.0m)の間での復りん量を示す。第8図よ
り、低塩基度スラグ流入1が10に9/P−T未満では
復Pil<0、003%であり、10に+3/P−T以
上で復P量が増加することがわかった。このため、脱り
ん処理前には低塩基性スラグを10ki/P−T以下ま
で除滓する必要がある。
図に示すこと< (P)/[Plが低下するため、脱り
ん不良となる。このため、低塩基性スラグ(高炉滓、脱
珪滓)の流入が著しくなり脱りん後に脱りんスラグと低
塩基性スラグが混合して復りんすることが判明した。第
8図は低塩基性スラグ流人量と2段吹込み直後(下流へ
1.5m >とスキンマー除滓直前(2段吹込み位置よ
り上流へ8.0m)の間での復りん量を示す。第8図よ
り、低塩基度スラグ流入1が10に9/P−T未満では
復Pil<0、003%であり、10に+3/P−T以
上で復P量が増加することがわかった。このため、脱り
ん処理前には低塩基性スラグを10ki/P−T以下ま
で除滓する必要がある。
第1図はこの発明の一実tM態様を示す概略図、第2図
は同上における脱りん剤吹込み部の拡大図である。図中
、(1)は高炉、(2)は出銑口、(3)は出銑樋、(
4)はスキンマー、(5)は排滓口、(6−IO2−2
)は脱りん剤吹込み用非浸漬ランスをそれぞれ示す。
は同上における脱りん剤吹込み部の拡大図である。図中
、(1)は高炉、(2)は出銑口、(3)は出銑樋、(
4)はスキンマー、(5)は排滓口、(6−IO2−2
)は脱りん剤吹込み用非浸漬ランスをそれぞれ示す。
すなわち、高炉(1)の出銑口(2)より流出する溶銑
(7)は、通常は出銑樋(3)内に設置されているスキ
ンマー(4)にてスラグ(8)が分離され、分離された
スラグは排滓口(5)より排出し、溶銑(7)はスキン
マー(4)を通過してトーピードカー(図示せず)に至
るが、この出銑過程において、この発明ではスキンマー
(4)の下流に脱りん剤吹込み用非浸漬ランス(6−1
)(6−2)を樋長手方向に浴深さの2.5倍以上の間
隔を隔てて配置する。高炉(1)から出銑される溶銑(
刀の脱りん処理を行なう場合は、例えば出銑樋(3)の
上流でサンプリングし、熱起電力式Siメータ等の測定
装置により溶銑中sL含有量を測定し、溶銑中Si含有
量が0.20%以下の場合に、スキンマー(4)にて低
塩基性スラブを除滓する。また溶銑中Si含有量が0.
20%以上の場合には、スキンマー(4)の以前で脱S
i処理を行ない溶銑中Si含有量を0.20%以下とし
スキンマー(4)にて低塩基性スラグを除滓する。しか
る後、スキンマー(4)の下流に多段に配置した脱りん
剤吹込み用非浸漬ランス(6−1)(6−2)にて脱り
ん剤を吹込む。脱りん剤はキャリアガスにて粉体輸送管
内を輸送され、混合流体として溶銑中に吹込まれる。脱
りん剤はまず1段目の非浸漬ランス(6−1)より吹込
み、その吹込まれた脱りん剤(16−1)が浴面上に浮
上後に2段目の非浸漬ランス(6−2)より脱りん剤(
16−2)を吹込む。
(7)は、通常は出銑樋(3)内に設置されているスキ
ンマー(4)にてスラグ(8)が分離され、分離された
スラグは排滓口(5)より排出し、溶銑(7)はスキン
マー(4)を通過してトーピードカー(図示せず)に至
るが、この出銑過程において、この発明ではスキンマー
(4)の下流に脱りん剤吹込み用非浸漬ランス(6−1
)(6−2)を樋長手方向に浴深さの2.5倍以上の間
隔を隔てて配置する。高炉(1)から出銑される溶銑(
刀の脱りん処理を行なう場合は、例えば出銑樋(3)の
上流でサンプリングし、熱起電力式Siメータ等の測定
装置により溶銑中sL含有量を測定し、溶銑中Si含有
量が0.20%以下の場合に、スキンマー(4)にて低
塩基性スラブを除滓する。また溶銑中Si含有量が0.
20%以上の場合には、スキンマー(4)の以前で脱S
i処理を行ない溶銑中Si含有量を0.20%以下とし
スキンマー(4)にて低塩基性スラグを除滓する。しか
る後、スキンマー(4)の下流に多段に配置した脱りん
剤吹込み用非浸漬ランス(6−1)(6−2)にて脱り
ん剤を吹込む。脱りん剤はキャリアガスにて粉体輸送管
内を輸送され、混合流体として溶銑中に吹込まれる。脱
りん剤はまず1段目の非浸漬ランス(6−1)より吹込
み、その吹込まれた脱りん剤(16−1)が浴面上に浮
上後に2段目の非浸漬ランス(6−2)より脱りん剤(
16−2)を吹込む。
2段目のランスは1段目のランスから吹込まれた脱りん
剤が浮上する地点の下流に配置されているので、両ラン
スから吹込まれる脱りん剤が混合することはなく前記ダ
ブルスラグの効果が得られ、脱りん率が高くなる。
剤が浮上する地点の下流に配置されているので、両ラン
スから吹込まれる脱りん剤が混合することはなく前記ダ
ブルスラグの効果が得られ、脱りん率が高くなる。
実 施 例
高炉から出銑された溶銑の浴深さ0.5m、脱P処理前
[Sj] = 0.10 + 0.02%の溶銑に対し
、30CaO−10CaF2−60Fa20:+の成分
を有する脱りん剤をキャリアガス(空気)と共に80k
i/T吹込んだ。その際、溶銑中の高炉滓および脱珪滓
は脱りん処理ゾーンの上流に設置したスキンマーにて1
0kCJ/P−T以下まで除滓した。
[Sj] = 0.10 + 0.02%の溶銑に対し
、30CaO−10CaF2−60Fa20:+の成分
を有する脱りん剤をキャリアガス(空気)と共に80k
i/T吹込んだ。その際、溶銑中の高炉滓および脱珪滓
は脱りん処理ゾーンの上流に設置したスキンマーにて1
0kCJ/P−T以下まで除滓した。
本実施例では、2本の非浸漬ランスを2.5m。
1、Orr+、 Onの間隔で設置して脱りん剤を吹
込み、それぞれの間隔で吹込んだ結果を第3図に示す。
込み、それぞれの間隔で吹込んだ結果を第3図に示す。
第3図の結果より、ランス間隔がOmと1.0mでも同
一の挙動を示し処理後[Pl > 0.03%であった
。一方、吹込まれたフラックスが浮上するだけの距離を
充分に確保したランス間隔2.5m (ランス間隔/浴
深さ= 5.0)の場合、2段にわたって脱りんが進み
[Pl = 0.02%を得た。
一の挙動を示し処理後[Pl > 0.03%であった
。一方、吹込まれたフラックスが浮上するだけの距離を
充分に確保したランス間隔2.5m (ランス間隔/浴
深さ= 5.0)の場合、2段にわたって脱りんが進み
[Pl = 0.02%を得た。
発明の詳細
な説明したごとく、この発明は出銑樋において脱りん剤
の粉体をキャリアガスにて混合流体として非浸漬ランス
より溶銑中に吹込む際、溶銑中Si含有量が0.20%
以下で低塩基性スラグを10kg/P−T以下まで除滓
した後、吹込まれる脱りん剤が混合しない間隔を隔てて
多段に配置したランスより脱りん剤を吹込んで脱りんす
る方法でおり、ダブルスラグ法の効果が得られることに
よって脱りん反応が著しく高められ、0.03%以下ま
で出銑樋上で脱りんできる効果を有する。従って、この
発明方法によれば、取鍋やトーピード等での■脱りん処
理が不要となり、溶銑の脱りん処理を工程増なく行なう
ことができる効果を秦する。
の粉体をキャリアガスにて混合流体として非浸漬ランス
より溶銑中に吹込む際、溶銑中Si含有量が0.20%
以下で低塩基性スラグを10kg/P−T以下まで除滓
した後、吹込まれる脱りん剤が混合しない間隔を隔てて
多段に配置したランスより脱りん剤を吹込んで脱りんす
る方法でおり、ダブルスラグ法の効果が得られることに
よって脱りん反応が著しく高められ、0.03%以下ま
で出銑樋上で脱りんできる効果を有する。従って、この
発明方法によれば、取鍋やトーピード等での■脱りん処
理が不要となり、溶銑の脱りん処理を工程増なく行なう
ことができる効果を秦する。
第1図はこの発明の一実施態様を示す概略図、第2図は
同上における脱りん剤吹込み部を拡大して示す概略図、
第3図はこの発明の実施例における脱りん挙動の変化を
示す図、第4図〜第8図はこの発明者の行なった実験デ
ータを示し、第4図はP分配比とCaO/ 5i02
(塩基度)の関係を示す図、第5図は高炉出銑樋で脱珪
、脱りんを行なった時の[P]の推移を示す図、第6図
は高炉出銑樋での1段吹込みと2段吹込みの場合のスラ
グ量と到達[P]の関係を示す図、第7図は脱りん処理
前[Si]と脱りん率の関係を示す図、第8図は低塩基
性スラグ流人量と2段吹込み直後とスキンマー除滓直前
の間での復りん量を示す図である。 1・・・高炉、2・・・出銑口、3・・・出銑樋、4・
・・スキンマー、5・・・排滓口、6−1.6−2・・
・脱りん剤吹込み用非浸漬ランス、7・・・溶銑、8・
・・スラグ。 第7図 0 α1 α2 o、3 α4
α5脱P処理前〔sl〕(%) 、 第8図 一 低塩基度スラグ流入は(にF/、、g、T)113図 o zo to a
、。 CaO/5i02 第5図 第6図 スラグIt(にg/T)
同上における脱りん剤吹込み部を拡大して示す概略図、
第3図はこの発明の実施例における脱りん挙動の変化を
示す図、第4図〜第8図はこの発明者の行なった実験デ
ータを示し、第4図はP分配比とCaO/ 5i02
(塩基度)の関係を示す図、第5図は高炉出銑樋で脱珪
、脱りんを行なった時の[P]の推移を示す図、第6図
は高炉出銑樋での1段吹込みと2段吹込みの場合のスラ
グ量と到達[P]の関係を示す図、第7図は脱りん処理
前[Si]と脱りん率の関係を示す図、第8図は低塩基
性スラグ流人量と2段吹込み直後とスキンマー除滓直前
の間での復りん量を示す図である。 1・・・高炉、2・・・出銑口、3・・・出銑樋、4・
・・スキンマー、5・・・排滓口、6−1.6−2・・
・脱りん剤吹込み用非浸漬ランス、7・・・溶銑、8・
・・スラグ。 第7図 0 α1 α2 o、3 α4
α5脱P処理前〔sl〕(%) 、 第8図 一 低塩基度スラグ流入は(にF/、、g、T)113図 o zo to a
、。 CaO/5i02 第5図 第6図 スラグIt(にg/T)
Claims (1)
- 高炉出銑樋で脱りんする方法において、非浸漬上吹ラン
スにより脱りん剤をキャリアガスと共に溶銑中に吹込む
際、溶銑中のSi含有量が0.20%以下で、低塩基性
スラグを10kg/P−T以下まで除滓した後、樋長手
方向に少なくとも浴深さの2.5倍以上の間隔を隔てて
多段配置した非浸漬上吹ランスにて脱りん剤を吹込むこ
とを特徴とする溶銑の脱りん方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19012986A JPS6347321A (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | 溶銑の脱りん方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19012986A JPS6347321A (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | 溶銑の脱りん方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6347321A true JPS6347321A (ja) | 1988-02-29 |
Family
ID=16252875
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19012986A Pending JPS6347321A (ja) | 1986-08-13 | 1986-08-13 | 溶銑の脱りん方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6347321A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5947702A (ja) * | 1982-09-10 | 1984-03-17 | 株式会社富士通ゼネラル | 感湿素子の製造方法 |
-
1986
- 1986-08-13 JP JP19012986A patent/JPS6347321A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5947702A (ja) * | 1982-09-10 | 1984-03-17 | 株式会社富士通ゼネラル | 感湿素子の製造方法 |
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