JPS6347802B2 - - Google Patents
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- JPS6347802B2 JPS6347802B2 JP57160436A JP16043682A JPS6347802B2 JP S6347802 B2 JPS6347802 B2 JP S6347802B2 JP 57160436 A JP57160436 A JP 57160436A JP 16043682 A JP16043682 A JP 16043682A JP S6347802 B2 JPS6347802 B2 JP S6347802B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- spun
- solidification point
- spinning
- cooling air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Description
本発明は熱寸法安定性にすぐれた高配向未延伸
糸(所謂POY)及びPOYからの延伸糸の製造方
法に関するものであり、詳しくはフイラメント内
外層における分子鎖の配向度差の少ないPOYを
従来一般のPOYの紡糸速度よりも比較的低い紡
糸速度で製造する方法に関するものである。 POYが熱的に安定な構造を持つことは多くの
文献に示されており(例えば特公昭55−6729号公
報)、またPOYを延伸した繊維についても熱的に
安定であることが知られている(特開昭53−
58031号公報)。 かかるPOYを比較的低速で得ることは、スピ
ンドロー法を利用して延伸糸を得る場合に、最終
巻取速度を比較的低くすることができるので工業
的に有用である。比較的低速で高い配向度の
POYを得るために冷却気流の温度を常温より高
くする技術が特開昭53−31815号公報に開示され
ているが、該方法によればエネルギーコストの上
昇を伴い必ずしも工業的に有用とはいい難い。 本発明者らは、かかる問題を解決する手段とし
て、溶融紡糸方法において糸条を冷却するために
冷却風を用いるという常識を覆し、積極的に冷却
することなく紡糸する方法を想起するに至つた。 すなわち本発明は、熱可塑性樹脂を溶融紡糸す
る際、紡出糸条を積極的に冷却風を用いることな
く冷却固化し、固化点より下方20〜100cmの範囲
で糸条を集束して、1500m/分以上の速度で引取
ることを特徴とする熱寸法安定性のすぐれた合成
繊維の製造方法であり、ポリエチレンテレフタレ
ートを主成分とするポリエステル、ナイロン6、
ナイロン66等の熱可塑性樹脂を溶融紡糸して
POYを製造する場合に有用である。例えばPOY
を仮撚加工して衣料用に供する場合には、本発明
により製造されたPOYを用いると、POY特有の
フイラメント内及びフイラメント間、さらに糸の
長手方向の斑が少ないので延伸仮撚性が極めて良
好である。 本発明による紡糸方法をさらにスピンドロー法
と直結することは主に産業用の繊維の製造に際し
特に好適である。 熱可塑性樹脂、特にポリエチレンテレフタレー
トを主成分とする極限粘度(フエノール/テトラ
クロルエタン=6/4の溶媒中、30℃で測定)
0.70以上のポリエステルを、紡糸口金より単孔当
り吐出量を3.5g/分以下で溶融紡糸し、次いで
積極的に冷却風を用いることなく冷却固化し、固
化点における糸条張力が1.5×107〜7.5×
107dyne/cm2の間にあるように糸条を引き出し、
固化点より下方20〜100cmの範囲で糸条を集束し
て、1500m/分以上の速度で第1応力単離装置を
経て直ちにスピンドロー法により延伸を行なうこ
とにより、本発明者らによる先願特許(特願昭56
−194129号)に記載された熱寸法安定性及び化学
安定性にすぐれると同時に高強度を有するポリエ
ステル繊維を安価に得ることができる。 次にかかる繊維の製造方法及び技術的背景を説
明する。 積極的に冷却風を用いることなく紡糸すると、
糸条の冷却が遅延し固化点が紡糸口金より遠ざか
り糸条の固化点における張力が空気抵抗の増大に
伴つて増加し、得られるPOYの複屈折は増大す
る。また同時に固化点におけるフイラメント内外
層の温度差が著しく減少し、その結果紡出フイラ
メント内外層の分子鎖の配向度の差が著しく減少
する。しかして冷却風を用いる場合には、フイラ
メントの列間で冷却条件差が生じ、フイラメント
間の分子鎖の配向度差が発現し、特にノズルホー
ル数が多い紡糸口金を使用する場合には顕著とな
るが、冷却風を用いない本発明の方法によれば、
かかる問題が生じない。従つて得られたPOYの
フイラメント内外の均一性は極めて良好であり特
に延伸を施すに際し、最大延伸倍率が、同一の複
屈折平均値を示す従来技術によるPOYの場合よ
りも大となり得られる強度は必然的に高くなる。 本発明において積極的に冷却風を用いることな
く紡糸する方法とは、例えば『Man−Made
Fibers化学繊維 石川、温品共訳:丸善株式会
社(5.溶融紡糸の原理)』および『ポリエステル
繊維 横内、中村訳:コロナ社(P142〜143)』
に記載される如く、溶融紡糸に際し、冷却風を積
極的に用いることが常套手段として採用されるこ
とに相反して、本発明においては、紡出フイラメ
ントに垂直に吐き出す風の流れを積極的に停止し
て紡糸することおよび冷却筒(クーリングチムニ
ー)を用いながら、冷却風の供給を停止して紡糸
する方法である。尚新たに設備を設ける場合は、
原理的には単に溶融ポリマーを大気中に紡出すれ
ば良いのであるが、常法で用いられる程度の外気
から遮断された室内へ紡出するにしても紡出室内
に自然気流による糸条ゆれ等を防ぐために、糸条
をとり囲む少なくとも三方向を囲む隔壁を設けて
紡糸することが好ましい。 本発明の紡糸方法によれば工業生産に適すると
同時に糸物性のすぐれたPOYが得られる。さら
に特筆されるべき技術上の優位性は、冷却風を供
給するために要するエネルギーと供給装置が不要
であり、装置コストが大巾に軽減されることであ
る。 しかしながらかかる方法においては、紡出糸条
がひき起こす随伴流によつて、糸ゆれが大きくな
り、糸条長手方向にデニール斑を惹起する傾向が
あるW.Stein;Int.Text.Bull.、World Ed.、
Spinning(3)259(1981))。 そのため随伴流に起因する糸ゆれを防止する方
法について鋭意検討した結果、溶融紡出糸条が固
化した点より下方20〜100cmに糸条の集束装置を
設けることにより、随伴流に起因する糸ゆれを大
巾に低下させることができることを発見した。 本発明における糸条の集束位置は重要である。
(測定方法後述)集束位置がフイラメント固化点
より下方20cm未満の場合には、集束装置に糸条が
引つかかる現象が時折発生する。また集束位置が
固化点より下方100cmを超える場合は、随伴流に
よる糸ゆれが発生し本発明の効果が認められな
い。 本発明の方法により自動車タイヤ等のゴム補強
材として好適な高強力ポリエチレンテレフタレー
ト繊維を製造する場合には、ポリエチレンテレフ
タレートの極限粘度が0.7以上のものが好適であ
り、極限粘度が0.7未満の場合は高強度のポリエ
ステル繊維が得られず、ゴム補強材としての使用
目的に適合しない。また溶融紡糸の際、単孔吐出
量が3.5g/分を超える場合には紡出糸条のフイ
ラメントの内外層の分子鎖の配向度の差が増大
し、従つて高強度を有する低収縮ポリエステル繊
維が得られない。次に固化点における糸条張力が
1.5×107dyne/cm2以下の場合には、本発明の最も
重要な効果である低収縮性を有するポリエステル
繊維を得ることができない。さらに固化点におけ
る糸条張力が7.5×107dyne/cm2を超える場合にお
いては、紡出糸条はすでに結晶化(広角×線回折
法により判定)していることが認められ、かかる
紡出糸のフイラメント内複屈折が極めて大きくな
り、延伸後の繊維強度の低いポリエステル繊維と
なる。 また紡速を1500m/分以下にする場合は、繊維
の前配向性が低下し、その結果熱寸法安定性の優
れた繊維を得ることができない。 本発明の糸条の集束装置の数例を第1〜6図に
示す。第1図は広幅ガイドオイリング装置による
糸条の集束装置であり、第2〜4図は広幅ガイド
オイリング装置の詳細図である。第5図はローラ
オイリング装置を用いた集束装置の例である。第
6図はゴデツトロールを集束装置として用いた例
である。もちろん集束位置は上記の例に限定され
ず、糸条を集束させることができるものであれば
いかなる集束装置であつても良い。 次いで実施例に基づき本発明について説明す
る。 実施例 1 極限粘度1.0のポリエチレンテレフタレートレ
ンジをエクストルーダを用いて溶融し、表1に示
す条件下で紡糸した。かくして得られた糸A〜C
は、表1に示す如く、クエンチ風(積極的な冷却
風)を用いる従来技術による比較例Dに比し、よ
り低い紡糸速度でより高い複屈折値を有する
POYを得ることができると同時に、フイラメン
ト内及びフイラメント間の複屈折差が従来の
POYに比べ極めて小さくなり均質性にすぐれた
POYを得ることができる。またウスター斑U%
も従来法のものと同等の品質レベルのものが得ら
れる。
糸(所謂POY)及びPOYからの延伸糸の製造方
法に関するものであり、詳しくはフイラメント内
外層における分子鎖の配向度差の少ないPOYを
従来一般のPOYの紡糸速度よりも比較的低い紡
糸速度で製造する方法に関するものである。 POYが熱的に安定な構造を持つことは多くの
文献に示されており(例えば特公昭55−6729号公
報)、またPOYを延伸した繊維についても熱的に
安定であることが知られている(特開昭53−
58031号公報)。 かかるPOYを比較的低速で得ることは、スピ
ンドロー法を利用して延伸糸を得る場合に、最終
巻取速度を比較的低くすることができるので工業
的に有用である。比較的低速で高い配向度の
POYを得るために冷却気流の温度を常温より高
くする技術が特開昭53−31815号公報に開示され
ているが、該方法によればエネルギーコストの上
昇を伴い必ずしも工業的に有用とはいい難い。 本発明者らは、かかる問題を解決する手段とし
て、溶融紡糸方法において糸条を冷却するために
冷却風を用いるという常識を覆し、積極的に冷却
することなく紡糸する方法を想起するに至つた。 すなわち本発明は、熱可塑性樹脂を溶融紡糸す
る際、紡出糸条を積極的に冷却風を用いることな
く冷却固化し、固化点より下方20〜100cmの範囲
で糸条を集束して、1500m/分以上の速度で引取
ることを特徴とする熱寸法安定性のすぐれた合成
繊維の製造方法であり、ポリエチレンテレフタレ
ートを主成分とするポリエステル、ナイロン6、
ナイロン66等の熱可塑性樹脂を溶融紡糸して
POYを製造する場合に有用である。例えばPOY
を仮撚加工して衣料用に供する場合には、本発明
により製造されたPOYを用いると、POY特有の
フイラメント内及びフイラメント間、さらに糸の
長手方向の斑が少ないので延伸仮撚性が極めて良
好である。 本発明による紡糸方法をさらにスピンドロー法
と直結することは主に産業用の繊維の製造に際し
特に好適である。 熱可塑性樹脂、特にポリエチレンテレフタレー
トを主成分とする極限粘度(フエノール/テトラ
クロルエタン=6/4の溶媒中、30℃で測定)
0.70以上のポリエステルを、紡糸口金より単孔当
り吐出量を3.5g/分以下で溶融紡糸し、次いで
積極的に冷却風を用いることなく冷却固化し、固
化点における糸条張力が1.5×107〜7.5×
107dyne/cm2の間にあるように糸条を引き出し、
固化点より下方20〜100cmの範囲で糸条を集束し
て、1500m/分以上の速度で第1応力単離装置を
経て直ちにスピンドロー法により延伸を行なうこ
とにより、本発明者らによる先願特許(特願昭56
−194129号)に記載された熱寸法安定性及び化学
安定性にすぐれると同時に高強度を有するポリエ
ステル繊維を安価に得ることができる。 次にかかる繊維の製造方法及び技術的背景を説
明する。 積極的に冷却風を用いることなく紡糸すると、
糸条の冷却が遅延し固化点が紡糸口金より遠ざか
り糸条の固化点における張力が空気抵抗の増大に
伴つて増加し、得られるPOYの複屈折は増大す
る。また同時に固化点におけるフイラメント内外
層の温度差が著しく減少し、その結果紡出フイラ
メント内外層の分子鎖の配向度の差が著しく減少
する。しかして冷却風を用いる場合には、フイラ
メントの列間で冷却条件差が生じ、フイラメント
間の分子鎖の配向度差が発現し、特にノズルホー
ル数が多い紡糸口金を使用する場合には顕著とな
るが、冷却風を用いない本発明の方法によれば、
かかる問題が生じない。従つて得られたPOYの
フイラメント内外の均一性は極めて良好であり特
に延伸を施すに際し、最大延伸倍率が、同一の複
屈折平均値を示す従来技術によるPOYの場合よ
りも大となり得られる強度は必然的に高くなる。 本発明において積極的に冷却風を用いることな
く紡糸する方法とは、例えば『Man−Made
Fibers化学繊維 石川、温品共訳:丸善株式会
社(5.溶融紡糸の原理)』および『ポリエステル
繊維 横内、中村訳:コロナ社(P142〜143)』
に記載される如く、溶融紡糸に際し、冷却風を積
極的に用いることが常套手段として採用されるこ
とに相反して、本発明においては、紡出フイラメ
ントに垂直に吐き出す風の流れを積極的に停止し
て紡糸することおよび冷却筒(クーリングチムニ
ー)を用いながら、冷却風の供給を停止して紡糸
する方法である。尚新たに設備を設ける場合は、
原理的には単に溶融ポリマーを大気中に紡出すれ
ば良いのであるが、常法で用いられる程度の外気
から遮断された室内へ紡出するにしても紡出室内
に自然気流による糸条ゆれ等を防ぐために、糸条
をとり囲む少なくとも三方向を囲む隔壁を設けて
紡糸することが好ましい。 本発明の紡糸方法によれば工業生産に適すると
同時に糸物性のすぐれたPOYが得られる。さら
に特筆されるべき技術上の優位性は、冷却風を供
給するために要するエネルギーと供給装置が不要
であり、装置コストが大巾に軽減されることであ
る。 しかしながらかかる方法においては、紡出糸条
がひき起こす随伴流によつて、糸ゆれが大きくな
り、糸条長手方向にデニール斑を惹起する傾向が
あるW.Stein;Int.Text.Bull.、World Ed.、
Spinning(3)259(1981))。 そのため随伴流に起因する糸ゆれを防止する方
法について鋭意検討した結果、溶融紡出糸条が固
化した点より下方20〜100cmに糸条の集束装置を
設けることにより、随伴流に起因する糸ゆれを大
巾に低下させることができることを発見した。 本発明における糸条の集束位置は重要である。
(測定方法後述)集束位置がフイラメント固化点
より下方20cm未満の場合には、集束装置に糸条が
引つかかる現象が時折発生する。また集束位置が
固化点より下方100cmを超える場合は、随伴流に
よる糸ゆれが発生し本発明の効果が認められな
い。 本発明の方法により自動車タイヤ等のゴム補強
材として好適な高強力ポリエチレンテレフタレー
ト繊維を製造する場合には、ポリエチレンテレフ
タレートの極限粘度が0.7以上のものが好適であ
り、極限粘度が0.7未満の場合は高強度のポリエ
ステル繊維が得られず、ゴム補強材としての使用
目的に適合しない。また溶融紡糸の際、単孔吐出
量が3.5g/分を超える場合には紡出糸条のフイ
ラメントの内外層の分子鎖の配向度の差が増大
し、従つて高強度を有する低収縮ポリエステル繊
維が得られない。次に固化点における糸条張力が
1.5×107dyne/cm2以下の場合には、本発明の最も
重要な効果である低収縮性を有するポリエステル
繊維を得ることができない。さらに固化点におけ
る糸条張力が7.5×107dyne/cm2を超える場合にお
いては、紡出糸条はすでに結晶化(広角×線回折
法により判定)していることが認められ、かかる
紡出糸のフイラメント内複屈折が極めて大きくな
り、延伸後の繊維強度の低いポリエステル繊維と
なる。 また紡速を1500m/分以下にする場合は、繊維
の前配向性が低下し、その結果熱寸法安定性の優
れた繊維を得ることができない。 本発明の糸条の集束装置の数例を第1〜6図に
示す。第1図は広幅ガイドオイリング装置による
糸条の集束装置であり、第2〜4図は広幅ガイド
オイリング装置の詳細図である。第5図はローラ
オイリング装置を用いた集束装置の例である。第
6図はゴデツトロールを集束装置として用いた例
である。もちろん集束位置は上記の例に限定され
ず、糸条を集束させることができるものであれば
いかなる集束装置であつても良い。 次いで実施例に基づき本発明について説明す
る。 実施例 1 極限粘度1.0のポリエチレンテレフタレートレ
ンジをエクストルーダを用いて溶融し、表1に示
す条件下で紡糸した。かくして得られた糸A〜C
は、表1に示す如く、クエンチ風(積極的な冷却
風)を用いる従来技術による比較例Dに比し、よ
り低い紡糸速度でより高い複屈折値を有する
POYを得ることができると同時に、フイラメン
ト内及びフイラメント間の複屈折差が従来の
POYに比べ極めて小さくなり均質性にすぐれた
POYを得ることができる。またウスター斑U%
も従来法のものと同等の品質レベルのものが得ら
れる。
【表】
【表】
* ノズル面から糸条の集束位置迄の垂直距離を言
う
実施例 2 本発明の重要な構成要件である糸条集束位置に
ついて検討した結果について示す。 実施例1のAと同一条件で紡糸し、該糸条の集
束位置を変化させた場合の紡出糸の固化点と集束
位置との距離とウスター斑U%との関係を第7図
に示す。第7図から明らかな如く集束位置は固化
点から下方に20〜100cmに位置することが、デニ
ール斑抑制の面から好ましいことがわかる。 実施例 3 実施例1のBと同一条件で紡糸
し、第1ゴデツトロール(常温)を通過せしめた
のち、直ちに550℃の高温加熱水蒸気を用いて
2.21倍に延伸し、周速4420m/minの第2ゴデツ
トロール(温度200℃)を通過せしめ、さらに周
速5080m/minの第3ゴデツトロール(温度220
℃)との間で1.149倍に延伸し、その後周速5000
m/minの第4ゴデツトロール(温度140℃)に
より1.6%リラツクスさせた後巻き取り、かくし
て得られたヤーンの特性を、特願昭56−194129号
公報の比較例1の繊維と比較して表2に示す。 比較例1の繊維は、極限粘度1.0、ジエチレン
グリコール含量1.0モル%、カルボキシル基含量
10当量/106gのポリエチレンテレフタレートを、
ポリマー温度310℃、単孔吐出量2.32g/分、ノ
ズルホール数190でポリマーをノズル口金より押
し出し、ノズルクエンチ距離30cmで風速0.4m/
sec、温度20℃の冷却風により糸条を冷却細化し、
700m/分の速度で紡出したものであつて、この
時の紡出糸の複屈折の平均値は0.002であり紡出
糸のフイラメント表面と中心の複屈折差は0.000
であり、該紡出糸を直ちに、一段目延伸温度95
℃、一段目延伸倍率3.96倍、二段目延伸温度160
℃、二段目延伸倍率1.25倍、三段目延伸温度220
℃、三段目延伸倍率1.15倍で延伸することにより
得られたものである。
う
実施例 2 本発明の重要な構成要件である糸条集束位置に
ついて検討した結果について示す。 実施例1のAと同一条件で紡糸し、該糸条の集
束位置を変化させた場合の紡出糸の固化点と集束
位置との距離とウスター斑U%との関係を第7図
に示す。第7図から明らかな如く集束位置は固化
点から下方に20〜100cmに位置することが、デニ
ール斑抑制の面から好ましいことがわかる。 実施例 3 実施例1のBと同一条件で紡糸
し、第1ゴデツトロール(常温)を通過せしめた
のち、直ちに550℃の高温加熱水蒸気を用いて
2.21倍に延伸し、周速4420m/minの第2ゴデツ
トロール(温度200℃)を通過せしめ、さらに周
速5080m/minの第3ゴデツトロール(温度220
℃)との間で1.149倍に延伸し、その後周速5000
m/minの第4ゴデツトロール(温度140℃)に
より1.6%リラツクスさせた後巻き取り、かくし
て得られたヤーンの特性を、特願昭56−194129号
公報の比較例1の繊維と比較して表2に示す。 比較例1の繊維は、極限粘度1.0、ジエチレン
グリコール含量1.0モル%、カルボキシル基含量
10当量/106gのポリエチレンテレフタレートを、
ポリマー温度310℃、単孔吐出量2.32g/分、ノ
ズルホール数190でポリマーをノズル口金より押
し出し、ノズルクエンチ距離30cmで風速0.4m/
sec、温度20℃の冷却風により糸条を冷却細化し、
700m/分の速度で紡出したものであつて、この
時の紡出糸の複屈折の平均値は0.002であり紡出
糸のフイラメント表面と中心の複屈折差は0.000
であり、該紡出糸を直ちに、一段目延伸温度95
℃、一段目延伸倍率3.96倍、二段目延伸温度160
℃、二段目延伸倍率1.25倍、三段目延伸温度220
℃、三段目延伸倍率1.15倍で延伸することにより
得られたものである。
【表】
本発明による繊維は従来技術による比較例に比
し、熱安定性が極めて優れるものであることが認
められ、本発明の有用性は明らかである。 次に本発明の重要な技術ポイントである固化点
の測定方法について示す。 Zimmer社製外径測定器を用いてノズルから紡
出されたフイラメントの直径の変化挙動を測定
し、フイラメントの直径変化が認められなくなつ
た点を、完全固化点とする。(昭和57年度繊維学
会年次大会研究発表会講演旨集P52(1982)参照)
し、熱安定性が極めて優れるものであることが認
められ、本発明の有用性は明らかである。 次に本発明の重要な技術ポイントである固化点
の測定方法について示す。 Zimmer社製外径測定器を用いてノズルから紡
出されたフイラメントの直径の変化挙動を測定
し、フイラメントの直径変化が認められなくなつ
た点を、完全固化点とする。(昭和57年度繊維学
会年次大会研究発表会講演旨集P52(1982)参照)
第1図は広幅ガイドオイリング装置を集束装置
として用いた本発明の例を示す説明図、第2図は
広幅ガイドオイリング装置を示す見取図、第3図
は広幅ガイドオイリング装置の平面図、第4図は
広幅ガイドオイリング装置のA−A断面図であ
る。第5図はローラオイリング装置を集束位置と
して用いた本発明の例を示す説明図であり、第6
図はゴデツトロールを集束装置として用いた後、
ガイドオイリング装置を用いる本発明の例を示し
た図である。第7図は固化点と集束位置の距離と
POYのウスター斑U%との関係を示した図であ
る。 1……紡糸口金、2……紡出糸、3,3′……
ガイドオイリング装置、4……ゴデツトロール、
5……固化点、6……集束位置。
として用いた本発明の例を示す説明図、第2図は
広幅ガイドオイリング装置を示す見取図、第3図
は広幅ガイドオイリング装置の平面図、第4図は
広幅ガイドオイリング装置のA−A断面図であ
る。第5図はローラオイリング装置を集束位置と
して用いた本発明の例を示す説明図であり、第6
図はゴデツトロールを集束装置として用いた後、
ガイドオイリング装置を用いる本発明の例を示し
た図である。第7図は固化点と集束位置の距離と
POYのウスター斑U%との関係を示した図であ
る。 1……紡糸口金、2……紡出糸、3,3′……
ガイドオイリング装置、4……ゴデツトロール、
5……固化点、6……集束位置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 熱可塑性樹脂を溶融紡糸する際、紡出糸条を
積極的に冷却風を用いることなく冷却固化し、固
化点より下方20〜100cmの範囲で糸条を集束して、
1500m/分以上の速度で引取ることを特徴とする
熱寸法安定性のすぐれた合成繊維の製造方法。 2 特許請求の範囲第1項において、熱可塑性樹
脂がポリエチレンテレフタレートを主成分とする
ポリエステルである方法。 3 特許請求の範囲第1項において、熱可塑性樹
脂がナイロン6及び/又はナイロン66を主成分と
するポリアミドである方法。 4 ポリエチレンテレフタレートを主成分とする
極限粘度(フエノール/テトラクロルエタン6/
4の溶媒中、30℃で測定)0.70以上のポリエステ
ルを、紡糸口金より単孔当り吐出量を3.5g/分
以下で溶融紡糸し、次いで積極的に冷却風を用い
ることなく冷却し、固化点における糸条張力が
1.5×107〜7.5×107dyne/cm2の間にあるように糸
条を引き出し、固化点より下方20〜100cmの範囲
で糸条を集束して、1500m/分以上の速度で第1
応力単離装置を経て直ちにスピンドロー法により
延伸糸を得ることを特徴とする熱寸法安定性のす
ぐれたポリエステル繊維の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16043682A JPS5953714A (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | 熱寸法安定性のすぐれた合成繊維の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16043682A JPS5953714A (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | 熱寸法安定性のすぐれた合成繊維の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5953714A JPS5953714A (ja) | 1984-03-28 |
| JPS6347802B2 true JPS6347802B2 (ja) | 1988-09-26 |
Family
ID=15714888
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16043682A Granted JPS5953714A (ja) | 1982-09-13 | 1982-09-13 | 熱寸法安定性のすぐれた合成繊維の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5953714A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6328072A (ja) | 1986-07-21 | 1988-02-05 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 電界効果トランジスタ |
| EP0531550B1 (en) * | 1991-03-28 | 1997-12-29 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Field effect transistor |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS548767A (en) * | 1977-06-15 | 1979-01-23 | Hisaharu Kaji | Calcium enriched soft drink |
| JPS6051561B2 (ja) * | 1978-03-16 | 1985-11-14 | ユニチカ株式会社 | 極細マルチフイラメント糸の製造法 |
-
1982
- 1982-09-13 JP JP16043682A patent/JPS5953714A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5953714A (ja) | 1984-03-28 |
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