JPS6348891B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6348891B2 JPS6348891B2 JP58196708A JP19670883A JPS6348891B2 JP S6348891 B2 JPS6348891 B2 JP S6348891B2 JP 58196708 A JP58196708 A JP 58196708A JP 19670883 A JP19670883 A JP 19670883A JP S6348891 B2 JPS6348891 B2 JP S6348891B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- urethane
- polyvinyl chloride
- polyurethane
- chloride resin
- vinyl chloride
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
[発明の背景と目的]
本発明は、ポリウレタンとポリ塩化ビニル樹脂
の混合物又はウレタン−塩化ビニルグラフト共重
合体をポリマ成分とする重合体組成物の改良に関
するものである。 従来、軟質ビニルと一般に呼ばれているもの
は、ポリ塩化ビニル樹脂100重量部に対して30〜
100重量部のフタル酸エステル、アジビン酸エス
テル、トリメリツト酸エステル、ポリエステル等
の可塑剤といわれる液状物を加え、可撓性、耐寒
性、伸び等を付与してきた。 これによつて、ポリ塩化ビニル樹脂の応用分野
は著しく拡大したが、大きな欠点は可塑剤の拡
散、移行、抽出等で初期の可塑剤量が変化するに
伴なつて関係する諸特性が大きく変化してしまう
こと、又、拡散、移行、抽出等により他の接触物
質、例えば空気、水、油、溶剤、ラツカー、ワニ
ス、塗料、プラスチツク、ゴム等を汚損したり、
劣化、変質したりすることである。 こういつた欠点を解消するために、例えばポリ
塩化ビニル樹脂と相溶性のある分子量の大きい重
合体のブレンド、あるいは塩化ビニルとこれら重
合体との共重合化、グラフト共重合化等によつて
可撓性、耐寒性、伸び、その他の特性を改良する
ことが試みられている。 この中の代表的なものとして、ポリウレタンと
ポリ塩化ビニル樹脂をブレンドしたもの、あるい
はポリウレタンを塩化ビニルモノマに溶解してグ
ラフト共重合化したものがある。ポリウレタン
は、弾性、耐寒性、強度及び耐油性に富むもの
で、上記のようなブレンドまたはグラフト共重合
体は、機械的特性等に優れた特徴を有しているも
のの、耐熱性に乏しく、熱劣化による引張特性の
低下や変色あるいは分解劣化が起こつてしまい、
実用範囲を著しく狭めている。更に、加水分解劣
化を起こし、ウレタン部が低分子量化するのも大
きな欠点である。 一般に、ポリ塩化ビニル樹脂の熱安定化には鉛
系安定剤や有機スズ系安定剤が卓越した効果を有
しており、特殊用途以外は一般的にこれらが使用
されている。しかし、鉛系安定剤は塩基度が高い
ためにウレタン部の加水分解を促進してしまうの
でウレタンを含むポリマ系には使用できないし、
有機スズ系安定剤は劣化が大きくて使用できな
い。 本発明は上記に基づいてなされたもので、ポリ
ウレタンとポリ塩化ビニル樹脂の混合物又はウレ
タン−塩化ビニルグラフト共重合体をポリマ成分
とする重合体組成物の耐加水分解性及び耐熱性を
向上することを目的とするものである。 [発明の概要] 本発明の重合体組成物は、ポリウレタンとポリ
塩化ビニル樹脂の混合物又はウレタン−塩化ビニ
ルグラフト共重合体からなるポリマ成分に、ケイ
酸金属塩多孔粒の細孔を極性基を有する材料で充
填した物質を配合してなることを特徴とするもの
である。 本発明において、ポリウレタンとポリ塩化ビニ
ル樹脂の混合物又はウレタン−塩化ビニルグラフ
ト共重合体からなるポリマ成分におけるウレタン
と塩化ビニルとの含有比率はその使用目的に応じ
て決定され、硬いものが要求されるときは塩化ビ
ニル成分を多く、軟らかいものが要求されるとき
はウレタン成分を多くすればよい。 ケイ酸金属塩多孔粒としては、ケイ酸カルシウ
ム、ケイ酸バリウム、ケイ酸亜鉛、ケイ酸マグネ
シウム、ケイ酸ストロンチウム等の多孔粒があげ
られる。これらの多孔粒は、表面に細孔が多い程
安定効果が大きい反面、水分や炭酸ガスを吸収し
やすい欠点を有している。従つて、本発明では多
孔粒の細孔を極性基を有する材料で充填してい
る。 極性基を有する充填材料としては、有機ヒドロ
キシ化合物が好適であり、具体的にはポリエチレ
ングリコール等の多価アルコール、トリデシルア
ルコール等の高級脂肪酸アルコール、2,6−ジ
−t−ブチル−p−フエニルフエノール等のフエ
ノール類があげられ、これらは高沸点、高分解の
性質も併有している。 ケイ酸金属塩多孔粒の細孔を極性基を有する材
料で充填した物質の代表的なものとしては、水沢
化学工業(株)から市販されている商品名スタビネツ
クスNWがあげられる。 ケイ酸金属塩多孔粒の細孔を極性基を有する材
料で充填した物質の配合量は特に限定するもので
はないが、当然その量が多い程耐加水分解性や耐
熱性を向上できるが、成形加工性を考慮するとポ
リマ成分100重量部に対して3〜30重量部が好ま
しい範囲である。 本発明においては、上記成分に加えて、尿素等
の窒素化合物、トリス(ノニルフエニル)ホスフ
アイト等のリン化合物、ジラウリルチオプロピオ
ン酸エステル等のイオウ化合物、ジ−n−オクチ
ルスズマレイン酸エステル塩等の有機スズ化合
物、ステアリン酸やオレイン酸等の金属石鹸から
選ばれる1種又は2種以上を併用してもよい。 又、ジオクチルフタレート、ジイソデシルアジ
ペート、エポキシ化大豆油、アジピン酸ポリエス
テル、塩化パラフイン等の可塑剤、更にはパラフ
イン等の滑剤を併用してもよい。 [発明の実施例] 第1表の各例に示すように各種成分を所定量ロ
ールで混練し、その後プレスで厚さ1mmにシート
成形した。このシートについて熱安定性、湿熱
性、熱老化性の3項目について評価し、この結果
を第2表に示した。なお、評価は次に基づいた。 熱安定性:シートを190℃及び200℃の恒温槽に入
れ、所定時間経過後取出して外観を観察した。 湿熱性:シートを80℃−98%RH中に吊下げ、所
定時間経過後取出して外観を観察した。 熱老化性:120℃の熱空気老化試験機中に所定時
間放置後、外観変化を観察した。
の混合物又はウレタン−塩化ビニルグラフト共重
合体をポリマ成分とする重合体組成物の改良に関
するものである。 従来、軟質ビニルと一般に呼ばれているもの
は、ポリ塩化ビニル樹脂100重量部に対して30〜
100重量部のフタル酸エステル、アジビン酸エス
テル、トリメリツト酸エステル、ポリエステル等
の可塑剤といわれる液状物を加え、可撓性、耐寒
性、伸び等を付与してきた。 これによつて、ポリ塩化ビニル樹脂の応用分野
は著しく拡大したが、大きな欠点は可塑剤の拡
散、移行、抽出等で初期の可塑剤量が変化するに
伴なつて関係する諸特性が大きく変化してしまう
こと、又、拡散、移行、抽出等により他の接触物
質、例えば空気、水、油、溶剤、ラツカー、ワニ
ス、塗料、プラスチツク、ゴム等を汚損したり、
劣化、変質したりすることである。 こういつた欠点を解消するために、例えばポリ
塩化ビニル樹脂と相溶性のある分子量の大きい重
合体のブレンド、あるいは塩化ビニルとこれら重
合体との共重合化、グラフト共重合化等によつて
可撓性、耐寒性、伸び、その他の特性を改良する
ことが試みられている。 この中の代表的なものとして、ポリウレタンと
ポリ塩化ビニル樹脂をブレンドしたもの、あるい
はポリウレタンを塩化ビニルモノマに溶解してグ
ラフト共重合化したものがある。ポリウレタン
は、弾性、耐寒性、強度及び耐油性に富むもの
で、上記のようなブレンドまたはグラフト共重合
体は、機械的特性等に優れた特徴を有しているも
のの、耐熱性に乏しく、熱劣化による引張特性の
低下や変色あるいは分解劣化が起こつてしまい、
実用範囲を著しく狭めている。更に、加水分解劣
化を起こし、ウレタン部が低分子量化するのも大
きな欠点である。 一般に、ポリ塩化ビニル樹脂の熱安定化には鉛
系安定剤や有機スズ系安定剤が卓越した効果を有
しており、特殊用途以外は一般的にこれらが使用
されている。しかし、鉛系安定剤は塩基度が高い
ためにウレタン部の加水分解を促進してしまうの
でウレタンを含むポリマ系には使用できないし、
有機スズ系安定剤は劣化が大きくて使用できな
い。 本発明は上記に基づいてなされたもので、ポリ
ウレタンとポリ塩化ビニル樹脂の混合物又はウレ
タン−塩化ビニルグラフト共重合体をポリマ成分
とする重合体組成物の耐加水分解性及び耐熱性を
向上することを目的とするものである。 [発明の概要] 本発明の重合体組成物は、ポリウレタンとポリ
塩化ビニル樹脂の混合物又はウレタン−塩化ビニ
ルグラフト共重合体からなるポリマ成分に、ケイ
酸金属塩多孔粒の細孔を極性基を有する材料で充
填した物質を配合してなることを特徴とするもの
である。 本発明において、ポリウレタンとポリ塩化ビニ
ル樹脂の混合物又はウレタン−塩化ビニルグラフ
ト共重合体からなるポリマ成分におけるウレタン
と塩化ビニルとの含有比率はその使用目的に応じ
て決定され、硬いものが要求されるときは塩化ビ
ニル成分を多く、軟らかいものが要求されるとき
はウレタン成分を多くすればよい。 ケイ酸金属塩多孔粒としては、ケイ酸カルシウ
ム、ケイ酸バリウム、ケイ酸亜鉛、ケイ酸マグネ
シウム、ケイ酸ストロンチウム等の多孔粒があげ
られる。これらの多孔粒は、表面に細孔が多い程
安定効果が大きい反面、水分や炭酸ガスを吸収し
やすい欠点を有している。従つて、本発明では多
孔粒の細孔を極性基を有する材料で充填してい
る。 極性基を有する充填材料としては、有機ヒドロ
キシ化合物が好適であり、具体的にはポリエチレ
ングリコール等の多価アルコール、トリデシルア
ルコール等の高級脂肪酸アルコール、2,6−ジ
−t−ブチル−p−フエニルフエノール等のフエ
ノール類があげられ、これらは高沸点、高分解の
性質も併有している。 ケイ酸金属塩多孔粒の細孔を極性基を有する材
料で充填した物質の代表的なものとしては、水沢
化学工業(株)から市販されている商品名スタビネツ
クスNWがあげられる。 ケイ酸金属塩多孔粒の細孔を極性基を有する材
料で充填した物質の配合量は特に限定するもので
はないが、当然その量が多い程耐加水分解性や耐
熱性を向上できるが、成形加工性を考慮するとポ
リマ成分100重量部に対して3〜30重量部が好ま
しい範囲である。 本発明においては、上記成分に加えて、尿素等
の窒素化合物、トリス(ノニルフエニル)ホスフ
アイト等のリン化合物、ジラウリルチオプロピオ
ン酸エステル等のイオウ化合物、ジ−n−オクチ
ルスズマレイン酸エステル塩等の有機スズ化合
物、ステアリン酸やオレイン酸等の金属石鹸から
選ばれる1種又は2種以上を併用してもよい。 又、ジオクチルフタレート、ジイソデシルアジ
ペート、エポキシ化大豆油、アジピン酸ポリエス
テル、塩化パラフイン等の可塑剤、更にはパラフ
イン等の滑剤を併用してもよい。 [発明の実施例] 第1表の各例に示すように各種成分を所定量ロ
ールで混練し、その後プレスで厚さ1mmにシート
成形した。このシートについて熱安定性、湿熱
性、熱老化性の3項目について評価し、この結果
を第2表に示した。なお、評価は次に基づいた。 熱安定性:シートを190℃及び200℃の恒温槽に入
れ、所定時間経過後取出して外観を観察した。 湿熱性:シートを80℃−98%RH中に吊下げ、所
定時間経過後取出して外観を観察した。 熱老化性:120℃の熱空気老化試験機中に所定時
間放置後、外観変化を観察した。
【表】
【表】
第2表の評価結果からも明らかな通り、本発明
の範囲にある実施例1〜3では熱安定性、湿熱性
及び熱老化性のいずれにおいても優れている。こ
れに対し、従来の安定剤を使用した比較例1〜4
ではいずれの試験項目においても不合格であつ
た。 [発明の効果] 以上説明してきた通り、本発明は、ポリウレタ
ンとポリ塩化ビニル樹脂の混合物又はウレタン−
塩化ビニルグラフト共重合体からなるポリマ成分
に、ケイ酸金属塩多孔粒の細孔を極性基を有する
材料で充填した物質を配合してなるものであり、
ビニル樹脂の耐熱性及び耐加水分解性を著しく向
上することが可能となる。
の範囲にある実施例1〜3では熱安定性、湿熱性
及び熱老化性のいずれにおいても優れている。こ
れに対し、従来の安定剤を使用した比較例1〜4
ではいずれの試験項目においても不合格であつ
た。 [発明の効果] 以上説明してきた通り、本発明は、ポリウレタ
ンとポリ塩化ビニル樹脂の混合物又はウレタン−
塩化ビニルグラフト共重合体からなるポリマ成分
に、ケイ酸金属塩多孔粒の細孔を極性基を有する
材料で充填した物質を配合してなるものであり、
ビニル樹脂の耐熱性及び耐加水分解性を著しく向
上することが可能となる。
Claims (1)
- 1 ポリウレタンとポリ塩化ビニル樹脂の混合物
又はウレタン−塩化ビニルグラフト共重合体から
なるポリマ成分に、ケイ酸金属塩多孔粒の細孔を
極性基を有する材料で充填した物質を配合してな
ることを特徴とする重合体組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19670883A JPS6088050A (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | 重合体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19670883A JPS6088050A (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | 重合体組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6088050A JPS6088050A (ja) | 1985-05-17 |
| JPS6348891B2 true JPS6348891B2 (ja) | 1988-10-03 |
Family
ID=16362262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19670883A Granted JPS6088050A (ja) | 1983-10-20 | 1983-10-20 | 重合体組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6088050A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62229718A (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-08 | 日立電線株式会社 | スプリングコ−ド |
| JPS62229712A (ja) * | 1986-03-31 | 1987-10-08 | 日立電線株式会社 | Vtrカメラ用ケ−ブル |
| CN103602005B (zh) * | 2013-11-04 | 2015-09-09 | 界首市鑫豪塑胶有限公司 | 一种易降解的再生改性塑料颗粒及其制备工艺 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5952036B2 (ja) * | 1980-06-20 | 1984-12-17 | 正男 斉藤 | 加工用レ−ザ誤照射防止装置 |
-
1983
- 1983-10-20 JP JP19670883A patent/JPS6088050A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6088050A (ja) | 1985-05-17 |
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