JPS6352152B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6352152B2 JPS6352152B2 JP54003922A JP392279A JPS6352152B2 JP S6352152 B2 JPS6352152 B2 JP S6352152B2 JP 54003922 A JP54003922 A JP 54003922A JP 392279 A JP392279 A JP 392279A JP S6352152 B2 JPS6352152 B2 JP S6352152B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dyed
- present
- weight
- dye
- dyeing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Coloring (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
Description
本発明はポリエステル系繊維染色物の処理方法
に関するものである。 ポリエチレンテレフタレートを主成分とするポ
リエステル系繊維は、他の合成繊維よりも衣料特
性が優れており広範囲な衣料用途に供されている
が、用途によつては柔らかみがない、ピリングが
できやすい、発色性が劣る、などの難点が指摘さ
れている。特に発色性の改善については用途的に
発色性のよい絹と競合する分野が多く重要な問題
なので関係者による研究が盛んである。原糸面か
らはポリマーをカチオン染料可染型に改質したも
のが開発され、発色性の点でレベルアツプしたも
のもあるが、この種の改質ポリエステルは染色堅
ロウ度が劣り、衣料特性も不十分でポリエステル
本来の特性が維持されていないためまだ十分汎用
されるにいたつていない。 本発明者は上述のようなポリエステル系繊維の
発色性の問題に着目し、鋭意研究を重ね本発明を
完成したものである。本発明の目的はポリエステ
ル系繊維の優れた特性を損なうことなく染色物の
発色性を向上させる処理方法を提供するにあり、
上述の目的は分散染料によるポリエステル系繊維
染色物を、ハイドロサルフアイト類の還元剤と強
アルカリを含む溶液で処理を行ない、該染色物の
表皮層を重量比で5〜35%加水分解させることに
より達成される。 以下本発明を詳細に説明する。 一般に分散染料によるポリエステル繊維の染色
では、染色後、染色堅ロウ度を向上させる目的で
還元洗浄処理をほどこしているが、その処理は繊
維表皮部に付着している未固着染料を除去するも
のである。たとえば カセイソーダ(固形) 0.5〜2g/ ハイドロサルフアイト 0.5〜2g/ 界面活性剤 0.5〜2g/ を含む溶液で75〜85℃、5〜15分程度の処理条件
であるから、繊維の加水分解を生じせしめるほど
強い条件ではなく、したがつて染色物の色相にも
ほとんど変化を与えることはない。またポリエス
テル繊維のシルクライク風合の発現ないし布帛の
ソフト風合化の目的で、染色前に強アルカリ液で
繊維表皮層を加水分解させたのち染色することも
あるが、還元洗浄処理と同様色相に与える影響は
比較的小さい。 本発明法のように染色後強アルカリ物を用いて
繊維を加水分解することは、多量の染料脱落によ
る変褪色がともなうものと考えられ、一般常識と
しては回避されていた方法であり、発色性が大幅
にしかも鮮明ないしは深味に変化するという現象
は知られておらず、本発明者らもその特異な現象
と効果に驚いたものである。 たとえば分散染料Sumikaron Blue S―BG
(住友化学製)を用いて繊維重量に対し、1%、
3%、5%、10%と濃度を変えて染色後、還元洗
浄した布帛と、同様な方法で染色後、本発明法に
より繊維重量比で約20%加水分解処理した布帛を
それぞれハンター色差計で測色して、L、a、b
の値を求める。 彩度(√2+2)、明度(L)の関係曲線を描
くと第1図のように、本発明法1と、染色後、還
元洗浄した従来法2の曲線になる。同一明度で彩
度が高いほど鮮明といえるから、明らかに本発明
法により処理した布帛の方が鮮明度に優れてい
る。また染色前に強アルカリ液で処理して繊維重
量比約20%加水分解させたものを同様な方法で染
色、還元洗浄した布帛を測色すると第1図の3の
曲線となり本発明法のような鮮明性向上効果はな
い。 本発明法により染色物が鮮明ないしは深味にな
る理由は明らかでないが、ポリエステル系繊維は
染色工程のような高温熱水処理を受けると繊維内
部層からオリゴエステルがマイグレートして表皮
層にかなりの量沈着することが知られており、こ
のオリゴエステルと還元洗浄後もなお残存する一
部の未染着染料はともに発色性を阻害する要因に
なりうる。本発明法の効果は、これらの発色性阻
害物質を完全に溶解除去することによるものと推
察される。本発明の処理をほどこす際の染料脱落
の問題も、処理剤の濃度と温度を適性化すること
によつて比較的少量にとどめることが可能であ
り、あらかじめ脱落分を見込んで染色すれば目的
とする色相に染め上げることはそれほど困難なこ
とではない。また還元剤は処理中に脱落した染料
が繊維に再付着して鮮明性を阻害するのを防ぐの
に非常に効果がある。 本発明で使用するハイドロサルフアイト類の還
元剤としては公知の各種のものが使用でき、その
代表例を挙げるとNa2S2O4、ZnS2O4などのヒド
ロ亜硫酸塩やNaHSO2・CH2O・2H2O、Zn
(OH)HSO2・CH2O、Zn(HSO2・CH2O)2、
ZnSO2・CH2O・H2Oなどのホルムアルデヒドス
ルホキシル酸類などが挙げられる。その使用量は
染色物の濃度や使用した染料により異なるので一
概に規定しがたいが通常0.5〜20g/の範囲が適
当である。還元剤にはハイドロサルフアイト類の
ほか、硫化水素、水素化ホウ素ナトリウムによう
に比較的不安定な水素化合物や、アルカリ金属、
アルミニウム、亜鉛などの電気的陽性の大きい金
属またはそれらのアマルガム、鉄()、スズ
()、などの低原子化状態にある金属の塩類など
数多くあるが、強アルカリ溶液中で効果的に作用
させるものとしてはハイドロサルフアイト類がも
つとも適している。アルカリとしてはカセイソー
ダやカセイカリがその代表的なものである。使用
濃度は染色物の濃度と使用染料および加工する際
のプロセス、機種により大巾に異なり一概に規定
することは困難である。たとえば、(1)アルカリ溶
液中に布帛を浸漬させた状態で一定時間処理し、
分解減量させる浸漬バツチ法では10〜200g/、
望ましくは15〜60g/の濃度、(2)アルカリ溶液
中に布帛を連続的に浸漬通過させ均一に圧搾する
か、または布帛にアルカリ溶液を連続的に、均一
に噴霧ないし塗布した後、 A:スチーマ中で加熱し分解減量させる連続スチ
ーム法 B:加熱シリンダー法または熱風乾燥装置により
加熱し、分解減量させる連続キユアリング法 C:ロールに巻き取り放置して分解減量させるコ
ールドバツチ法 では30〜500g/、望ましくは50〜300g/の範
囲で使い分けられる。 処理温度と処理時間は浸漬バツチ法は室温〜
100℃、望ましくは60〜100℃で15〜180分、連続
スチーム法は95〜160℃、望ましくは100〜145℃
で30秒〜10分、連続キユアリング法は100〜150
℃、望ましくは110〜130℃で30秒〜5分、コール
ドバツチ法は室温〜100℃、望ましくは40〜70℃
で8〜48時間の範囲で条件を選択する。適用され
る条件は、繊維重量に対して5〜35%の加水分解
減量を与え得ることが重要である。上述した条件
のほか浸染方式では、ポリエステル繊維のアルカ
リ分解促進剤としての効果のある、例えば、
Lauryl dimethyl benzyl ammonium chioride のような第4級アンモニウム塩化合物を処理時間
の短縮や処理温度を低くする目的で0.5〜10g/
程度使用することがあるが、この場合も鮮明性向
上効果を特に阻害することはない。要は重量比で
5〜35%加水分解させ減量させる条件を採用すれ
ばよい。 本発明法でいうポリエステル繊維とは、エチレ
ンテレフタレート単位、ブチレンテレフタレート
単位、シクロヘキサン1,4―ジメチルテレフタ
レート単位、エチレン2,6―ナフタリンジカル
ボキレート単位、P―エチレンオキシベンゾエー
ト単位、エチレン1,2―(フエノキシエタン)
P,P′―ジカルボキレート単位のいずれかを80モ
ル%以上含有するポリエステルから成る繊維であ
る。 本発明法の適用しうる繊維構造物としては、生
糸、実ヨリ糸、仮ヨリ糸、交絡糸、などのフイラ
メント糸や紡績糸、あるいは長短繊維の混合糸お
よびこれらの糸からなる編織物、不織布などの布
帛類が含まれる。次に本発明法で染色物の加水分
解の程度を重量比5〜35%(以下では減量率とい
う)に限定した理由を参考実験例で説明する。 参考実験例 タテ、ヨコ、75D―24Fのポリエチレンテレフ
タレート糸からなるツイル組織の織物を通常の精
練と熱セツトを行なつた後、分散染料Dianix
Black HG―FS(三菱化成製)を用い繊維重量に
対し15%の濃度で130℃、60分間染色し、続いて
第1表に示す減量率になるように本発明法で処理
して黒色の深味の程度を比較した。 本発明法による処理は、カセイソーダ(固形) 30g/ ハイドロサルフアイト 5g/ を含む溶液で、100℃の浸漬方式である。減量率
の大、小は処理時間の長短によりコントロールし
た。減量率0%のものは染色後、 カセイソーダ(固形) 2g/ ハイドロサルフアイト 1g/ 非イオン活性剤1g/ の溶液で、80℃15分間の還元洗浄処理をしたもの
であり、黒色の深味を表わす値としてL値(明
度)を適用した。L値はその値が小さいものほど
深味を有すると判定でき、官能評価とはよく対応
する。 5〜35%の範囲で減量したものはいずれも減量
しないものよりL値が低く深味の黒色になつてい
るが、特に顕著な効果が得られるのは10〜25%の
範囲で減量したものである。35%以上減量すると
染料脱落と細繊度化のため深味の黒色に見えなく
なる。
に関するものである。 ポリエチレンテレフタレートを主成分とするポ
リエステル系繊維は、他の合成繊維よりも衣料特
性が優れており広範囲な衣料用途に供されている
が、用途によつては柔らかみがない、ピリングが
できやすい、発色性が劣る、などの難点が指摘さ
れている。特に発色性の改善については用途的に
発色性のよい絹と競合する分野が多く重要な問題
なので関係者による研究が盛んである。原糸面か
らはポリマーをカチオン染料可染型に改質したも
のが開発され、発色性の点でレベルアツプしたも
のもあるが、この種の改質ポリエステルは染色堅
ロウ度が劣り、衣料特性も不十分でポリエステル
本来の特性が維持されていないためまだ十分汎用
されるにいたつていない。 本発明者は上述のようなポリエステル系繊維の
発色性の問題に着目し、鋭意研究を重ね本発明を
完成したものである。本発明の目的はポリエステ
ル系繊維の優れた特性を損なうことなく染色物の
発色性を向上させる処理方法を提供するにあり、
上述の目的は分散染料によるポリエステル系繊維
染色物を、ハイドロサルフアイト類の還元剤と強
アルカリを含む溶液で処理を行ない、該染色物の
表皮層を重量比で5〜35%加水分解させることに
より達成される。 以下本発明を詳細に説明する。 一般に分散染料によるポリエステル繊維の染色
では、染色後、染色堅ロウ度を向上させる目的で
還元洗浄処理をほどこしているが、その処理は繊
維表皮部に付着している未固着染料を除去するも
のである。たとえば カセイソーダ(固形) 0.5〜2g/ ハイドロサルフアイト 0.5〜2g/ 界面活性剤 0.5〜2g/ を含む溶液で75〜85℃、5〜15分程度の処理条件
であるから、繊維の加水分解を生じせしめるほど
強い条件ではなく、したがつて染色物の色相にも
ほとんど変化を与えることはない。またポリエス
テル繊維のシルクライク風合の発現ないし布帛の
ソフト風合化の目的で、染色前に強アルカリ液で
繊維表皮層を加水分解させたのち染色することも
あるが、還元洗浄処理と同様色相に与える影響は
比較的小さい。 本発明法のように染色後強アルカリ物を用いて
繊維を加水分解することは、多量の染料脱落によ
る変褪色がともなうものと考えられ、一般常識と
しては回避されていた方法であり、発色性が大幅
にしかも鮮明ないしは深味に変化するという現象
は知られておらず、本発明者らもその特異な現象
と効果に驚いたものである。 たとえば分散染料Sumikaron Blue S―BG
(住友化学製)を用いて繊維重量に対し、1%、
3%、5%、10%と濃度を変えて染色後、還元洗
浄した布帛と、同様な方法で染色後、本発明法に
より繊維重量比で約20%加水分解処理した布帛を
それぞれハンター色差計で測色して、L、a、b
の値を求める。 彩度(√2+2)、明度(L)の関係曲線を描
くと第1図のように、本発明法1と、染色後、還
元洗浄した従来法2の曲線になる。同一明度で彩
度が高いほど鮮明といえるから、明らかに本発明
法により処理した布帛の方が鮮明度に優れてい
る。また染色前に強アルカリ液で処理して繊維重
量比約20%加水分解させたものを同様な方法で染
色、還元洗浄した布帛を測色すると第1図の3の
曲線となり本発明法のような鮮明性向上効果はな
い。 本発明法により染色物が鮮明ないしは深味にな
る理由は明らかでないが、ポリエステル系繊維は
染色工程のような高温熱水処理を受けると繊維内
部層からオリゴエステルがマイグレートして表皮
層にかなりの量沈着することが知られており、こ
のオリゴエステルと還元洗浄後もなお残存する一
部の未染着染料はともに発色性を阻害する要因に
なりうる。本発明法の効果は、これらの発色性阻
害物質を完全に溶解除去することによるものと推
察される。本発明の処理をほどこす際の染料脱落
の問題も、処理剤の濃度と温度を適性化すること
によつて比較的少量にとどめることが可能であ
り、あらかじめ脱落分を見込んで染色すれば目的
とする色相に染め上げることはそれほど困難なこ
とではない。また還元剤は処理中に脱落した染料
が繊維に再付着して鮮明性を阻害するのを防ぐの
に非常に効果がある。 本発明で使用するハイドロサルフアイト類の還
元剤としては公知の各種のものが使用でき、その
代表例を挙げるとNa2S2O4、ZnS2O4などのヒド
ロ亜硫酸塩やNaHSO2・CH2O・2H2O、Zn
(OH)HSO2・CH2O、Zn(HSO2・CH2O)2、
ZnSO2・CH2O・H2Oなどのホルムアルデヒドス
ルホキシル酸類などが挙げられる。その使用量は
染色物の濃度や使用した染料により異なるので一
概に規定しがたいが通常0.5〜20g/の範囲が適
当である。還元剤にはハイドロサルフアイト類の
ほか、硫化水素、水素化ホウ素ナトリウムによう
に比較的不安定な水素化合物や、アルカリ金属、
アルミニウム、亜鉛などの電気的陽性の大きい金
属またはそれらのアマルガム、鉄()、スズ
()、などの低原子化状態にある金属の塩類など
数多くあるが、強アルカリ溶液中で効果的に作用
させるものとしてはハイドロサルフアイト類がも
つとも適している。アルカリとしてはカセイソー
ダやカセイカリがその代表的なものである。使用
濃度は染色物の濃度と使用染料および加工する際
のプロセス、機種により大巾に異なり一概に規定
することは困難である。たとえば、(1)アルカリ溶
液中に布帛を浸漬させた状態で一定時間処理し、
分解減量させる浸漬バツチ法では10〜200g/、
望ましくは15〜60g/の濃度、(2)アルカリ溶液
中に布帛を連続的に浸漬通過させ均一に圧搾する
か、または布帛にアルカリ溶液を連続的に、均一
に噴霧ないし塗布した後、 A:スチーマ中で加熱し分解減量させる連続スチ
ーム法 B:加熱シリンダー法または熱風乾燥装置により
加熱し、分解減量させる連続キユアリング法 C:ロールに巻き取り放置して分解減量させるコ
ールドバツチ法 では30〜500g/、望ましくは50〜300g/の範
囲で使い分けられる。 処理温度と処理時間は浸漬バツチ法は室温〜
100℃、望ましくは60〜100℃で15〜180分、連続
スチーム法は95〜160℃、望ましくは100〜145℃
で30秒〜10分、連続キユアリング法は100〜150
℃、望ましくは110〜130℃で30秒〜5分、コール
ドバツチ法は室温〜100℃、望ましくは40〜70℃
で8〜48時間の範囲で条件を選択する。適用され
る条件は、繊維重量に対して5〜35%の加水分解
減量を与え得ることが重要である。上述した条件
のほか浸染方式では、ポリエステル繊維のアルカ
リ分解促進剤としての効果のある、例えば、
Lauryl dimethyl benzyl ammonium chioride のような第4級アンモニウム塩化合物を処理時間
の短縮や処理温度を低くする目的で0.5〜10g/
程度使用することがあるが、この場合も鮮明性向
上効果を特に阻害することはない。要は重量比で
5〜35%加水分解させ減量させる条件を採用すれ
ばよい。 本発明法でいうポリエステル繊維とは、エチレ
ンテレフタレート単位、ブチレンテレフタレート
単位、シクロヘキサン1,4―ジメチルテレフタ
レート単位、エチレン2,6―ナフタリンジカル
ボキレート単位、P―エチレンオキシベンゾエー
ト単位、エチレン1,2―(フエノキシエタン)
P,P′―ジカルボキレート単位のいずれかを80モ
ル%以上含有するポリエステルから成る繊維であ
る。 本発明法の適用しうる繊維構造物としては、生
糸、実ヨリ糸、仮ヨリ糸、交絡糸、などのフイラ
メント糸や紡績糸、あるいは長短繊維の混合糸お
よびこれらの糸からなる編織物、不織布などの布
帛類が含まれる。次に本発明法で染色物の加水分
解の程度を重量比5〜35%(以下では減量率とい
う)に限定した理由を参考実験例で説明する。 参考実験例 タテ、ヨコ、75D―24Fのポリエチレンテレフ
タレート糸からなるツイル組織の織物を通常の精
練と熱セツトを行なつた後、分散染料Dianix
Black HG―FS(三菱化成製)を用い繊維重量に
対し15%の濃度で130℃、60分間染色し、続いて
第1表に示す減量率になるように本発明法で処理
して黒色の深味の程度を比較した。 本発明法による処理は、カセイソーダ(固形) 30g/ ハイドロサルフアイト 5g/ を含む溶液で、100℃の浸漬方式である。減量率
の大、小は処理時間の長短によりコントロールし
た。減量率0%のものは染色後、 カセイソーダ(固形) 2g/ ハイドロサルフアイト 1g/ 非イオン活性剤1g/ の溶液で、80℃15分間の還元洗浄処理をしたもの
であり、黒色の深味を表わす値としてL値(明
度)を適用した。L値はその値が小さいものほど
深味を有すると判定でき、官能評価とはよく対応
する。 5〜35%の範囲で減量したものはいずれも減量
しないものよりL値が低く深味の黒色になつてい
るが、特に顕著な効果が得られるのは10〜25%の
範囲で減量したものである。35%以上減量すると
染料脱落と細繊度化のため深味の黒色に見えなく
なる。
【表】
続いて本発明法による方法を実施例により説明
するが、これにより本発明法が制限されるもので
はない。 実施例 1 150D―48Fのポリエチレンテレフタレート特殊
混繊加工糸からなるサージ組織の織物3疋を通常
の方法でノリ抜き、精練、熱セツト後、1疋(比
較例1)はカセイソーダ30g/溶液で100℃90分
間処理して約20%減量させ、他の2疋は熱セツト
上りのままそれぞれ織物重量に対しSumikaron
Black S―BB(住友化学製)15%を用い液流染
色機により黒色に染色した。続いて前記染色前に
減量した1疋(比較例1)は参考実験例に示した
のと同様の方法で染色還元洗浄し、他の1疋(比
較例2)はカセイソーダ30g/溶液で70分間処
理して約16%減量させ、最後の1疋は カセイソーダ(固形) 30g/ ハイドロサルフアイト 5g/ を含む本発明による方法で100℃、90分間の加水
分解減量処理(減量率:16%)をしてから仕上加
工を行なつて製品とした。 得られた製品は3反ともソフトタツチで良好な
風合に変りはなかつたが、黒色としてはL値で比
較例1が16.1、比較例2が16.0であつたのに対
し、本発明法では14.5であり、本発明法で減量加
工した製品の方が約1.5低く、より鮮明ないしは
深味のすぐれた色相であつた。 実施例 2 あらかじめ湿熱処理を施してフリー収縮させた
のち、200T/M(SまたはZ)の先ヨリを加えた
75D―72Fのポリエチレンテレフタレートフイラ
メント糸を、ダイチユーブにソフト巻きして赤、
紺、黄の3色に高温パツケージ染色を用いてチー
ズ染色し、ボビン繰り、撚糸(2000T/M…Sま
たはZ)、ヨリ止めセツトなど通常の織準備工程
を通して、タテ、ヨコ、格子縞のジヨーゼツト織
物を10疋製織した。この生機をワツシヤM/Cを
用いて10疋ともシボ立て加工し、このうち5疋は
そのまま整理仕上して製品としたが、他の5疋は
シボ立て加工後熱セツトでシボ固定し、 カセイソーダ(固形) 15g/ ハイドロサルフアイト 10g/ 第4級アンモニウム塩 8g/ からなる溶液で90℃、60分間の本発明処理をした
のち整理仕上を行ない製品とした。この時の減量
率は約20%であつたが、本発明法により処理され
た5疋の製品は、他の5疋の製品よりもソフトタ
ツチで良好な絹様風合であり色相もより鮮やかに
仕上つていた。
するが、これにより本発明法が制限されるもので
はない。 実施例 1 150D―48Fのポリエチレンテレフタレート特殊
混繊加工糸からなるサージ組織の織物3疋を通常
の方法でノリ抜き、精練、熱セツト後、1疋(比
較例1)はカセイソーダ30g/溶液で100℃90分
間処理して約20%減量させ、他の2疋は熱セツト
上りのままそれぞれ織物重量に対しSumikaron
Black S―BB(住友化学製)15%を用い液流染
色機により黒色に染色した。続いて前記染色前に
減量した1疋(比較例1)は参考実験例に示した
のと同様の方法で染色還元洗浄し、他の1疋(比
較例2)はカセイソーダ30g/溶液で70分間処
理して約16%減量させ、最後の1疋は カセイソーダ(固形) 30g/ ハイドロサルフアイト 5g/ を含む本発明による方法で100℃、90分間の加水
分解減量処理(減量率:16%)をしてから仕上加
工を行なつて製品とした。 得られた製品は3反ともソフトタツチで良好な
風合に変りはなかつたが、黒色としてはL値で比
較例1が16.1、比較例2が16.0であつたのに対
し、本発明法では14.5であり、本発明法で減量加
工した製品の方が約1.5低く、より鮮明ないしは
深味のすぐれた色相であつた。 実施例 2 あらかじめ湿熱処理を施してフリー収縮させた
のち、200T/M(SまたはZ)の先ヨリを加えた
75D―72Fのポリエチレンテレフタレートフイラ
メント糸を、ダイチユーブにソフト巻きして赤、
紺、黄の3色に高温パツケージ染色を用いてチー
ズ染色し、ボビン繰り、撚糸(2000T/M…Sま
たはZ)、ヨリ止めセツトなど通常の織準備工程
を通して、タテ、ヨコ、格子縞のジヨーゼツト織
物を10疋製織した。この生機をワツシヤM/Cを
用いて10疋ともシボ立て加工し、このうち5疋は
そのまま整理仕上して製品としたが、他の5疋は
シボ立て加工後熱セツトでシボ固定し、 カセイソーダ(固形) 15g/ ハイドロサルフアイト 10g/ 第4級アンモニウム塩 8g/ からなる溶液で90℃、60分間の本発明処理をした
のち整理仕上を行ない製品とした。この時の減量
率は約20%であつたが、本発明法により処理され
た5疋の製品は、他の5疋の製品よりもソフトタ
ツチで良好な絹様風合であり色相もより鮮やかに
仕上つていた。
第1図は染色物の鮮明性を表わす彩度―明度の
関係図である。 1:染色後本発明法により処理した染色物。
2:染色後還元洗浄処理した公知の方法による染
色物。3:染色前に強アルカリ液で処理したのち
染色還元洗浄処理した公知の方法による染色物。
関係図である。 1:染色後本発明法により処理した染色物。
2:染色後還元洗浄処理した公知の方法による染
色物。3:染色前に強アルカリ液で処理したのち
染色還元洗浄処理した公知の方法による染色物。
Claims (1)
- 1 分散染料によるポリエステル系繊維染色物
を、ハイドロサルフアイト類の還元剤と強アルカ
リを含む溶液で処理を行ない、該染色物の表皮層
を重量比で5〜35%加水分解させることを特徴と
するポリエステル系繊維染色物の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP392279A JPS55128084A (en) | 1979-01-19 | 1979-01-19 | Treating of dyed polyester fiber material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP392279A JPS55128084A (en) | 1979-01-19 | 1979-01-19 | Treating of dyed polyester fiber material |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55128084A JPS55128084A (en) | 1980-10-03 |
| JPS6352152B2 true JPS6352152B2 (ja) | 1988-10-18 |
Family
ID=11570632
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP392279A Granted JPS55128084A (en) | 1979-01-19 | 1979-01-19 | Treating of dyed polyester fiber material |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55128084A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61245386A (ja) * | 1985-04-23 | 1986-10-31 | 帝人株式会社 | ポリエステル染色布帛 |
| JP2009068127A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Komatsu Seiren Co Ltd | リサイクル用捺染品、リサイクル用捺染品の脱色方法および捺染品のリサイクル方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AR206168A1 (es) * | 1974-10-31 | 1976-06-30 | Ici Ltd | Procedimiento para la coloracion de materiales textiles de triacetato de celulosa y poliester aromatico |
-
1979
- 1979-01-19 JP JP392279A patent/JPS55128084A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55128084A (en) | 1980-10-03 |
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