JPS635514B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS635514B2 JPS635514B2 JP12265684A JP12265684A JPS635514B2 JP S635514 B2 JPS635514 B2 JP S635514B2 JP 12265684 A JP12265684 A JP 12265684A JP 12265684 A JP12265684 A JP 12265684A JP S635514 B2 JPS635514 B2 JP S635514B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- sizing
- parts
- water
- alcohol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
本発明は、経糸用のサイジング剤に関し、特に
スプレー式サイジングに好適に使用し得る繊維サ
イジング剤に関する。 従来、経糸用の糊付けは、コンスターチ、ポリ
ビニルアルコール、ポリアクリル酸類あるいは油
剤エマルジヨンなどの糊剤を水に溶いて糊化さ
せ、これに経糸を浸して糊剤液を含浸させたの
ち、脱水、乾燥する方法が一般に行われている。
しかし、このサイジング方法は、その乾燥に要す
る時間が軽視できないばかりでなく、特に乾燥の
ためのエネルギーの消費量が大きいのでコスト高
となり、工業的に著しく不利である。 本発明者らは、このような経糸糊付け方法の工
業上の不利益を克服すべく、特にスプレーによつ
て好都合に糊付けする方法について研究を重ねた
結果、特定のサイジング剤によつて経糸を効果的
にスプレーサイジングできることを見出した。 すなわち、本発明は、(i)重合度100〜1000の酢
酸ビニル系重合体のけん化物であつて、けん化度
40〜80モル%のポリビニルアルコール系樹脂10〜
30重量部、(ii)水とアルコールの混合比が2:8〜
4:6の重量範囲割合の水アルコール混合溶剤90
〜70重量部、及び(iii)滑剤0.1〜0.5重量部を含有し
て成る繊維サイジング剤を提供する。 本発明のサイジング剤に用いられる糊剤成分
は、約100〜1000の重合度を有する酢酸ビニル系
重合体から誘導される部分けん化ポリビニルアル
コール系樹脂である。本発明において酢酸ビニル
系重合体とは、酢酸ビニル単独重合体及び酢酸ビ
ニルを主成分とし、これと共重合し得る他の単量
体との共重合体類を包含する。そのような共重合
性単量体は、特に制約はないが、分子内に水溶性
基を有する共単量体、特に好ましくは、エチレン
性不飽和カルボン酸、その塩及びアミド類であ
る。そのような不飽和カルボン酸としては、例え
ばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸及びイ
タコン酸などを挙げることができる。それらの塩
類は、アルカリ金属塩やアンモニウム塩であり、
またアミド類としてはアクリルアミド及びN―メ
チロールアクリルアミドなどが実用的である。 これらの共単量体は1種のみを用いてもよい
し、2種以上を組合わせて用いることもできる。
その共重合体中への導入割合の望ましい上限は、
共単量体の種類によつて異なるが、一般に10モル
%以下である。 本発明のサイジング剤に用いられる部分けん化
ポリビニルアルコール系樹脂は、上記のような重
合度100〜1000の酢酸ビニル系重合体をけん化し
て調製される。該重合体の重合度が100未満では、
サイジングした糸の抱合力が低く、また1000を越
えるとスプレーによるサイジングがやりにくくな
るので好ましくない。望ましい重合度は200〜500
の範囲である。また、酢酸ビニル系重合体のけん
化度は40〜80モル%の範囲から選択される。けん
化度が40モル%より小さいと糊付け糸のべと付き
が強くなり、また糊抜きも困難になるので好まし
くない。また80モル%を超えると、これを溶解す
るための特定の混合範囲割合の水―アルコール混
合溶剤に溶解しないので不都合である。しかし、
このけん化度は、水溶性の共単量体を共重合成分
として含有する酢酸ビニル系重合体においては若
干の変動があるが、それらを考慮しても好ましい
けん化度は50〜70モル%である。 本発明のサイジング剤に用いられる溶剤は、
水:水和性アルコールの混合比が2:8〜4:6
の範囲割合であることが望ましく、特にスプレー
サイジングにおいて、速か且つ効果的な乾燥が行
われることが重要である。アルコールがこの割合
より多すぎると、サイズ剤として望ましい部分け
ん化ポリビニルアルコール系樹脂の溶液を形成し
難く、また水が多すぎると乾燥に支障をきたすの
で好ましくない。本発明の混合溶剤に用いるアル
コールは水と相互溶解しうる低級アルコール類で
あつて、例えばメチルアルコール、エチルアルコ
ール及びイソプロピルアルコール等が挙げられ
る。 本発明において、上記部分けん化ポリビニルア
ルコール系樹脂は水―アルコール混合溶剤に溶解
させ、スプレーサイジングに好適な濃度及び粘度
に調製することが重要である。そのような溶液構
成は臨界的ではないが、樹脂10〜30重量部と混合
溶剤90〜70重量部の範囲割合の溶液が極めて一般
的且つ実用上有利に採用される。 また、本発明においては、上記溶液に、その
100重量部当たり滑剤0.1〜0.5重量部を添加含有
させるものである。そのような滑剤は、例えばポ
リエーテル変性シリコーン、ポリエチレングリコ
ール及びパラフインエマルジヨン等であつて、本
発明のサイジング剤には、ポリエーテル変性シリ
コーン、高重合度ポリエチレングリコールの如き
水、アルコールに相溶性の良い物質が滑剤として
好ましく用いられる。滑剤の使用量が0.1重量部
より少ないと糸の滑り不良の原因となり、糸同士
のデバイド性が悪くなるので好ましくない。ま
た、0.5重量部を超えると抱合力が低下するので
工業的に不利である。好ましくは0.2〜0.4重量部
が添加使用される。 更に、本発明の繊維サイジング剤には、必要に
応じて防かび剤、消泡剤など、サイジング剤に通
常用いられる他の添加剤を使用することもでき
る。 本発明に係る繊維サイジング剤は、スプレー方
式によるサイジングが可能で、糸の乾燥も容易で
あり、特に製織時にスプレーサイジングすること
ができるので、従来の含浸、脱水、乾燥する一般
的サイジングに比べて、顕著に改善された糊付け
方法を工業的に実施しうる極めて望ましいもので
ある。 次に、実施例により、本発明を更に詳細に説明
する。 実施例 1 重合度350のポリ酢酸ビニルをけん化した、け
ん化度65モル%の部分けん化ポリビニルアルコー
ル樹脂15重量部を、水:メチルアルコールの重量
比3:7の混合溶剤85重量部に添加溶解させ、こ
れに滑剤としてポリエーテル変性シリコーン(信
越化学社製、KF―352)を0.1重量部添加してサ
イジング液を調製した。この調製液を手押式スプ
レーに入れ、ポリプロピレン100%繊維20#の製
織時にスプレーして製織したところ、極めて効率
よく製織出来た。また、スラツシヤー方式でポリ
エステル100%、75゜にサイジングしたところ、サ
イジング速度は従来60Y/minが120Y/minまで
アツプすることが可能になり、しかも製織も良好
であつた。 実施例2〜4及び比較例1〜4 実施例1において、異なる各種サイジング剤を
使用したほかは全く同様に操作してサイジングを
行つた。それぞれの繊維サイジング剤の内容を第
1表に、またそれらを用いた実験結果を第2表に
まとめて示す。
スプレー式サイジングに好適に使用し得る繊維サ
イジング剤に関する。 従来、経糸用の糊付けは、コンスターチ、ポリ
ビニルアルコール、ポリアクリル酸類あるいは油
剤エマルジヨンなどの糊剤を水に溶いて糊化さ
せ、これに経糸を浸して糊剤液を含浸させたの
ち、脱水、乾燥する方法が一般に行われている。
しかし、このサイジング方法は、その乾燥に要す
る時間が軽視できないばかりでなく、特に乾燥の
ためのエネルギーの消費量が大きいのでコスト高
となり、工業的に著しく不利である。 本発明者らは、このような経糸糊付け方法の工
業上の不利益を克服すべく、特にスプレーによつ
て好都合に糊付けする方法について研究を重ねた
結果、特定のサイジング剤によつて経糸を効果的
にスプレーサイジングできることを見出した。 すなわち、本発明は、(i)重合度100〜1000の酢
酸ビニル系重合体のけん化物であつて、けん化度
40〜80モル%のポリビニルアルコール系樹脂10〜
30重量部、(ii)水とアルコールの混合比が2:8〜
4:6の重量範囲割合の水アルコール混合溶剤90
〜70重量部、及び(iii)滑剤0.1〜0.5重量部を含有し
て成る繊維サイジング剤を提供する。 本発明のサイジング剤に用いられる糊剤成分
は、約100〜1000の重合度を有する酢酸ビニル系
重合体から誘導される部分けん化ポリビニルアル
コール系樹脂である。本発明において酢酸ビニル
系重合体とは、酢酸ビニル単独重合体及び酢酸ビ
ニルを主成分とし、これと共重合し得る他の単量
体との共重合体類を包含する。そのような共重合
性単量体は、特に制約はないが、分子内に水溶性
基を有する共単量体、特に好ましくは、エチレン
性不飽和カルボン酸、その塩及びアミド類であ
る。そのような不飽和カルボン酸としては、例え
ばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸及びイ
タコン酸などを挙げることができる。それらの塩
類は、アルカリ金属塩やアンモニウム塩であり、
またアミド類としてはアクリルアミド及びN―メ
チロールアクリルアミドなどが実用的である。 これらの共単量体は1種のみを用いてもよい
し、2種以上を組合わせて用いることもできる。
その共重合体中への導入割合の望ましい上限は、
共単量体の種類によつて異なるが、一般に10モル
%以下である。 本発明のサイジング剤に用いられる部分けん化
ポリビニルアルコール系樹脂は、上記のような重
合度100〜1000の酢酸ビニル系重合体をけん化し
て調製される。該重合体の重合度が100未満では、
サイジングした糸の抱合力が低く、また1000を越
えるとスプレーによるサイジングがやりにくくな
るので好ましくない。望ましい重合度は200〜500
の範囲である。また、酢酸ビニル系重合体のけん
化度は40〜80モル%の範囲から選択される。けん
化度が40モル%より小さいと糊付け糸のべと付き
が強くなり、また糊抜きも困難になるので好まし
くない。また80モル%を超えると、これを溶解す
るための特定の混合範囲割合の水―アルコール混
合溶剤に溶解しないので不都合である。しかし、
このけん化度は、水溶性の共単量体を共重合成分
として含有する酢酸ビニル系重合体においては若
干の変動があるが、それらを考慮しても好ましい
けん化度は50〜70モル%である。 本発明のサイジング剤に用いられる溶剤は、
水:水和性アルコールの混合比が2:8〜4:6
の範囲割合であることが望ましく、特にスプレー
サイジングにおいて、速か且つ効果的な乾燥が行
われることが重要である。アルコールがこの割合
より多すぎると、サイズ剤として望ましい部分け
ん化ポリビニルアルコール系樹脂の溶液を形成し
難く、また水が多すぎると乾燥に支障をきたすの
で好ましくない。本発明の混合溶剤に用いるアル
コールは水と相互溶解しうる低級アルコール類で
あつて、例えばメチルアルコール、エチルアルコ
ール及びイソプロピルアルコール等が挙げられ
る。 本発明において、上記部分けん化ポリビニルア
ルコール系樹脂は水―アルコール混合溶剤に溶解
させ、スプレーサイジングに好適な濃度及び粘度
に調製することが重要である。そのような溶液構
成は臨界的ではないが、樹脂10〜30重量部と混合
溶剤90〜70重量部の範囲割合の溶液が極めて一般
的且つ実用上有利に採用される。 また、本発明においては、上記溶液に、その
100重量部当たり滑剤0.1〜0.5重量部を添加含有
させるものである。そのような滑剤は、例えばポ
リエーテル変性シリコーン、ポリエチレングリコ
ール及びパラフインエマルジヨン等であつて、本
発明のサイジング剤には、ポリエーテル変性シリ
コーン、高重合度ポリエチレングリコールの如き
水、アルコールに相溶性の良い物質が滑剤として
好ましく用いられる。滑剤の使用量が0.1重量部
より少ないと糸の滑り不良の原因となり、糸同士
のデバイド性が悪くなるので好ましくない。ま
た、0.5重量部を超えると抱合力が低下するので
工業的に不利である。好ましくは0.2〜0.4重量部
が添加使用される。 更に、本発明の繊維サイジング剤には、必要に
応じて防かび剤、消泡剤など、サイジング剤に通
常用いられる他の添加剤を使用することもでき
る。 本発明に係る繊維サイジング剤は、スプレー方
式によるサイジングが可能で、糸の乾燥も容易で
あり、特に製織時にスプレーサイジングすること
ができるので、従来の含浸、脱水、乾燥する一般
的サイジングに比べて、顕著に改善された糊付け
方法を工業的に実施しうる極めて望ましいもので
ある。 次に、実施例により、本発明を更に詳細に説明
する。 実施例 1 重合度350のポリ酢酸ビニルをけん化した、け
ん化度65モル%の部分けん化ポリビニルアルコー
ル樹脂15重量部を、水:メチルアルコールの重量
比3:7の混合溶剤85重量部に添加溶解させ、こ
れに滑剤としてポリエーテル変性シリコーン(信
越化学社製、KF―352)を0.1重量部添加してサ
イジング液を調製した。この調製液を手押式スプ
レーに入れ、ポリプロピレン100%繊維20#の製
織時にスプレーして製織したところ、極めて効率
よく製織出来た。また、スラツシヤー方式でポリ
エステル100%、75゜にサイジングしたところ、サ
イジング速度は従来60Y/minが120Y/minまで
アツプすることが可能になり、しかも製織も良好
であつた。 実施例2〜4及び比較例1〜4 実施例1において、異なる各種サイジング剤を
使用したほかは全く同様に操作してサイジングを
行つた。それぞれの繊維サイジング剤の内容を第
1表に、またそれらを用いた実験結果を第2表に
まとめて示す。
【表】
【表】
具体例においては、サイジングが最も困難なポ
リプロピレン繊維に対して実施したため、本発明
のサイジング剤においても若干不満足な実験結果
がみられるが、その他の繊維では充分満足し得る
結果が確認されている。また糊付けしにくい繊維
に対しては、選択された共単量体を導入すること
が望ましいことが理解できる。
リプロピレン繊維に対して実施したため、本発明
のサイジング剤においても若干不満足な実験結果
がみられるが、その他の繊維では充分満足し得る
結果が確認されている。また糊付けしにくい繊維
に対しては、選択された共単量体を導入すること
が望ましいことが理解できる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (i) 重合度100〜1000の酢酸ビニル系重合体
のけん化物であつて、けん化度40〜80モル%の
部分けん化ポリビニルアルコール系樹脂
10〜30重量部、 (ii) 水とアルコールの混合比が2:8〜4:6の
重量範囲割合の水―アルコール混合溶剤
90〜70重量部、 及び (iii) 滑剤 0.1〜0.5重量部 を含有して成る繊維サイジング剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12265684A JPS616373A (ja) | 1984-06-14 | 1984-06-14 | 繊維サイジング剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12265684A JPS616373A (ja) | 1984-06-14 | 1984-06-14 | 繊維サイジング剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS616373A JPS616373A (ja) | 1986-01-13 |
| JPS635514B2 true JPS635514B2 (ja) | 1988-02-03 |
Family
ID=14841372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12265684A Granted JPS616373A (ja) | 1984-06-14 | 1984-06-14 | 繊維サイジング剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS616373A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03102721A (ja) * | 1989-09-18 | 1991-04-30 | Sanyo Electric Co Ltd | スイッチ装置 |
-
1984
- 1984-06-14 JP JP12265684A patent/JPS616373A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03102721A (ja) * | 1989-09-18 | 1991-04-30 | Sanyo Electric Co Ltd | スイッチ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS616373A (ja) | 1986-01-13 |
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