JPS6358656B2 - - Google Patents

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JPS6358656B2
JPS6358656B2 JP22420384A JP22420384A JPS6358656B2 JP S6358656 B2 JPS6358656 B2 JP S6358656B2 JP 22420384 A JP22420384 A JP 22420384A JP 22420384 A JP22420384 A JP 22420384A JP S6358656 B2 JPS6358656 B2 JP S6358656B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、金属材料の鍜錬方法に関する。
[従来の技術] 熱間鍜錬の主目的の一つは、金属が凝固する際
に発生するザク性欠陥を閉鎖圧着することにあ
る。近年、高品質の鍜造製品が要求されるように
なつてきたため、例えば鍜鋼材では特殊金属元素
の含有量が増加し、また、より大形の製品が要求
されるに伴なつて鋼塊が大形化している。そのた
め、ザク性欠陥が鋼塊の中心部はもとより、鋼塊
の断面内のより広範囲に存在し、鋼塊の性状が悪
化してきている。
このようなザク性欠陥を鍜造で閉鎖圧着するこ
とを目的として、上下の金敷幅の異なる平金敷で
鍜錬する方法が特公昭58−19373に示されている。
この方法の特徴は、従来のように上下対称の平金
敷で鍜錬すると、金敷幅が材料厚よりも小さい場
合にザク性欠陥のある材料中心部にいわゆるマン
ネスマン効果による引張応力を生じてザク性欠陥
の圧着に不利となるため、上下非対称の金敷を用
いてマンネスマン効果の現われる位置をザク性欠
陥のある材料中心部からずらそうとするものであ
る。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の方法では、一方の金
敷(例えば上金敷)の軸方向長さが短いため、軸
全長の圧下を終了するための圧下回数が増加し、
他方の金敷(例えば下金敷)の軸方向長さは長い
ため、材料は常に金敷と接して金敷への伝熱によ
る材料の温度低下が大きいという欠点がある。
また、上記従来の方法では、鍜錬による材料の
変形が本質的に非対称となるため、鍜造によつて
材料が曲り、これを防ぐために鍜造工程中に材料
を反転する作業が避けられず、一度曲つた材料を
矯正するのは手間がかかり、また完全に矯正しな
いと特に据込鍜造する場合に座屈の原因になり、
軸材の場合には製品の偏心回転の原因になりやす
い。このように、従来の方法では鍜伸に時間がか
かり、材料温度の低下も大きいため、場合によつ
ては途中で再加熱しなければならない欠点があ
る。また、ザク性欠陥が材料中心部だけでなく、
材料断面内の広範囲にわたつている場合には、任
意の基準方向と、該基準方向から90度回転した方
向のみでの圧下を繰返しても、常に圧下方向と45
度方向をなすX字状の同一領域のみが大きな塑性
変形を受け、他の領域は有効な塑性変形を受けな
いので、鍜錬効果が少ない。
本発明は、効率的に、材料断面の広い範囲にわ
たつて、圧縮応力下で大きな塑性変形を与え、ザ
ク性欠陥の圧着はもちろん、鍜錬効果による材質
改善を高めることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係る金属材料の鍜錬方法は、金属材料
を熱間鍜錬するに際し、頂角が120度〜150度の上
下対称V金敷によつて、被鍜錬材断面に設定した
任意の基準方向に6%以上の圧下率で圧下した
後、圧下断面内で該被鍜錬材を基準方向から90±
10度回転させて6%以上の圧下率で圧下する鍜伸
工程と、上記鍜伸工程によつて上記圧下断面を略
正八角形に成形した被鍜錬材を前記基準方向から
135±10度および225±10度(基準方向に対して±
45±10度)回転させていずれも6%以上圧下する
鍜伸工程とを、鍜錬工程中に少なくとも1回以上
含むようにしたものである。
[作用] 本発明によれば、120度〜150の上下対称V金敷
によつて6%以上の圧下率で材料を鍜造すること
により、上下の金敷接触端と中心を結ぶX字状領
域において圧縮応力下での塑性変形が大となる。
ただし、材料断面に設定した任意の基準方向と、
この基準方向から90±10度回転した方向のみでの
圧下を繰返しても、常にX字状領域のみに大きな
塑性変形を受け、他の部分は大きな塑性変形を受
けることがない。そこで、本発明においては、上
記材料の基準方向、および該基準方向に対する90
度方向からの圧下に加えて、135度および225度方
向から6%以上の圧下率で圧下を加えることによ
り、材料のより広範囲の領域に圧縮応力下におけ
る塑性変形を生じさせ、中心より外側のザク性欠
陥を有効に圧着可能とする。また、一連の鍜錬工
程で120度〜150度のV金敷を用いるだけなので、
工程の途中で金敷交換をするような時間を必要と
せず、また変形が常に対称となり、曲り等を生ず
ることなく、生産能率も向上する。
[実施例] 第1図Aに示すような本発明に係る135度の上
下対称V金敷で円形断面の被鍜錬材を、10%の圧
下率で鍜造した結果、圧下方向歪分布は第1図B
に示すようになり、上下の金敷端と中心を結ぶX
字状領域で塑性歪が大きく、しかも中心で最大と
なることが認められた。また、圧下方向と直交す
る方向の歪分布も同様であり、剪断歪も中心を除
いて(中心では対称のため剪断成分は零)、X字
状領域で大きくなることが認められた。
ところで、鍜錬による鋳造組織の改善やザク性
欠陥を圧着するための必要条件は、その領域が圧
縮応力下で大きく塑性変形することであり、上記
X字状領域以外はその点から好ましくなく、より
広い領域をX字状領域に取入れることが必要であ
る。さらに、圧縮応力に関しては、従来公知の平
面歪に対するすべり線場理論によれば、第2図に
示すように、金敷との接触幅Bが厚さHよりも等
しいか大きければ、すなわちB≧Hの場合に、領
域R,Pでは最大主応力が常に圧縮応力状態にな
り、135度の上下対称V金敷の場合には、第3図
に示す通り、円形断面材を6%以上圧下すれば、
上記B≧Hの条件が得られることを実験により確
認した。すなわち、本発明において、頂角が略
135度の上下対称V金敷で被鍜錬材を6%以上圧
下する理由は以上説明した通りであり、それによ
り、上記X字状領域は圧縮応力の作用下で大きな
塑性変形を受け、ザク性欠陥の圧着が有効に達成
されることとなる。
第1図Bの結果を元の断面に換算すると第4図
Aが得られる。第4図AのX字状領域はザク性欠
陥の圧着に有効な領域である。ここで、材料断面
を常に八角形に成形し鍜錬するには、第4図Aに
示す基準方向での圧下(0度方向圧下)を行つた
後、材料を90度回転させた90度方向圧下を行なう
ことを交互に繰返せば良く、どの表面も金敷によ
り直接圧下されるため、表面割れなどの不都合を
生じないが、基本的にはX字状領域のみが有効変
形するため、第4図Bに示すように材料中心部の
ごく一部(直径相当の半定量値として材料直径D
の約20%)にしかザク性欠陥圧着の効果が得られ
ない。
そこで、本発明においては、上記0度−90度方
向圧下によつて材料断面を略正八角形に成形した
後、基準方向から135度回転させて圧下する135度
方向圧下(第4図C)、さらにこれから90度回転
させて圧下する225度方向圧下(第4図D)を行
なうこととし、これらの圧下においてもX字状領
域が有効圧下を受けることに基づき、結果とし
て、材料中心のより広範囲の領域(直径相当の半
定量値として材料直径Dの約45%)や、第4図D
の白抜領域のザク性欠陥の圧着および鍜造組織の
改善をなすことを可能としている。
なお、鍜錬に際しては、第4図A〜Dに示すよ
うに、0度−90度、135度−225度方向圧下を連続
的に行なう必要はなく、鍜伸工程において、材料
の基準方向(0度方向)を定めておき、0度−90
度、135度〜225度方向の圧下が鍜造終了までに少
なくとも1回含まれれば、上記の効果を得ること
が可能である。
さらに、完壁な鍜錬効果を期すのであれば、材
料の基準方向から22.5度、112.5度、157.5度、
247.5度の方向の圧下を行ない、第4図Dにおい
て点で表示した塑性変形の少ない領域がX字状領
域となるようにすれば、材料断面の全域に有効圧
下を加えることができるが、特に製品直径が鋳込
材の直径よりよほど大きくない限り、これらの圧
下は不要である。なお、頂角が略135度、すなわ
ち120度〜150度程度のV金敷を用いても、0度〜
90度、135度−225度方向に圧下を加えれば同様な
効果が期待できる。また、被鍜錬材の基準方向か
らの回転角度についてもそれぞれの値に対して±
10度程度の誤差があつてもほぼ同様な効果が期待
できるが、90度−135度方向圧下に移行するとき、
断面を略正八角形に成形しておく必要がある。こ
のような略正八角形の成形が成されていない場合
には、材料がねじれたり、曲つたりしやすいとい
う不都合がある。
以下、本発明の具体的実施結果について説明す
る。直径1000mmの5%Cr鋼塊を1200℃に均一加
熱し、炉出後、1本は本発明による方法により鍜
造し、他の1本は従来法により鍜造し、直径600
mmの軸材を製造した。本発明において、圧下方向
は0度−90度−0度−135度−225度−135度−0
度−90度であり、鍜造終了までに約25分を要し
た。一方、従来法ではまず900mm×900mmの略正方
形に成形した後、0度方向に圧下し、反転させて
180度方向に圧下し、次に90度回転させて90度方
向に圧下し、再び反転して270度方向の圧下を行
なうサイクルを繰返した。この従来法にあつて
は、鍜造中の曲りを極力減らすため、1回あたり
の圧下量を100〜150mmとしたが、曲りの矯正、上
金敷の軸方向長さが短いために圧下回数が大幅に
増え、時間がかかるとともに、下金敷への伝熱に
よる温度低下もあつて、途中で再加熱する必要が
あつた。これらの両方法によつて得られた材料を
超音波探傷誌験により検査したところ、本発明に
よる鍜造材にはなんの欠陥も検出されなかつた
が、従来法によるものでは90度および180度方向
の軸心から半径の0.3〜0.4倍の位置に、直径1.0mm
以下の欠陥が検出された。
[発明の効果] 以上のように本発明に係る金属材料の鍜練方法
は、金属材料を熱間鍜錬するに際し、頂角が120
度〜150度の上下対称V金敷によつて、被鍜錬材
断面に設定した任意の基準方向に6%以上の圧下
率で圧下した後、圧下断面内で該被鍜錬材を基準
方向から90±10度回転させて6%以上の圧下率で
圧下する鍜伸工程と、上記鍜伸工程によつて上記
圧下断面を略正八角形に成形した被鍜錬材を前記
基準方向から135±10度および225±10度(基準方
向に対して±45±10度)回転させていずれも6%
以上圧下する鍜伸工程とを、鍜錬工程中に少なく
とも1回以上含むようにしたものである。したが
つて、効率的に、材料断面の広い範囲にわたつ
て、圧縮応力下で大きな塑性変形を与え、ザク性
欠陥の圧着はもちろん、鍜錬効果による材質改善
を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは135度上下対称V金敷で円形断面材
を10%圧下率で鍜錬する状態を示す模式図、第1
図Bは10%圧下材の圧下方向等歪線図、第2図は
上下対称金敷で圧縮される材料のすべり線場を示
す模式図、第3図は135度上下対称V金敷で円形
断面材を圧下した時の圧下率とB/Hの関係を示
す線図、第4図A〜Dは0度方向圧下(基準方向
圧下)、90度方向圧下、135度方向圧下、225度方
向圧下のそれぞれにおける塑性変形の大きい領域
とほとんど塑性変形しない領域を示す模式図であ
る。 1……V金敷、2……被鍜錬材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 金属材料を熱間鍜錬するに際し、頂角が120
    度〜150度の上下対称V金敷によつて、被鍜錬材
    断面に設定した任意の基準方向に6%以上の圧下
    率で圧下した後、圧下断面内で該被鍜錬材を基準
    方向から90±10度回転させて6%以上の圧下率で
    圧下する鍜伸工程と、上記鍜伸工程によつて上記
    圧下断面を略正八角形に成形した被鍜錬材を前記
    基準方向から135±10度および225±10度(基準方
    向に対して±45±10度)回転させていずれも6%
    以上圧下する鍜伸工程とを、鍜錬工程中に少なく
    とも1回以上含むことを特徴とする金属材料の鍜
    錬方法。
JP22420384A 1984-10-26 1984-10-26 金属材料の鍜錬方法 Granted JPS61103637A (ja)

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CN103042152B (zh) * 2012-12-27 2015-02-18 清华大学 一种上平下v砧拔长时的翻转方法
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