JPS636074B2 - - Google Patents

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JPS636074B2
JPS636074B2 JP57004003A JP400382A JPS636074B2 JP S636074 B2 JPS636074 B2 JP S636074B2 JP 57004003 A JP57004003 A JP 57004003A JP 400382 A JP400382 A JP 400382A JP S636074 B2 JPS636074 B2 JP S636074B2
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JP
Japan
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bis
general formula
peak
alkoxy group
group
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JP57004003A
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Shozo Kato
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Tokuyama Corp
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Tokuyama Corp
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Publication date
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Publication of JPS636074B2 publication Critical patent/JPS636074B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は一般式、 (但しRはCH2CH2O又はCH2CH2CH2Oで該酸
素は上記一般式の右側のカルボニルに結合し、X
はハロゲン原子またはアルコキシ基で、nは1〜
4の整数を表わす)で示されるビス(シリルプロ
ポキシカルボニルオキシ)アルカン及びその製法
を提供するものである。尚本発明で云うビス(シ
リルプロポキシカルボニルオキシ)アルカンは上
記定義から明白なようにビス(シリルプロポキシ
カルボニルオキシ)オキサアルカンを含む総称で
ある。 従来、Y−R−SiX3(Xはハロゲン原子または
アルコキシ基、Yは官能基、Rは直鎖または分枝
状のアルキレン基などを表わす)で示される官能
性アルキルシラン化合物、例えば3−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン、2−シアノエチルトリ
クロロシラン、2−メトキシカルボニルトリメト
キシシランなどは公知な化合物で繊維表面などへ
の撥水処理剤、潤滑剤、防錆剤等に使用されるこ
とが知られている。 本発明者は長年有用な種々の官能性有機珪素化
合物の合成研究を続けて来たが、新規な化合物で
ある、一般式、 (但し、RはCH2CH2O又はCH2CH2CH2Oで該
酸素は上記一般式の右側のカルボニルに結合し、
Xはハロゲン原子またはアルコキシ基で、nは1
〜4の整数を表わす)で示されるビス(シリルプ
ロポキシカルボニルオキシ)アルカンを合成し、
その構造及び用途を確認、本発明を完成し提供す
るに至つた。 即ち本発明の新規化合物であるビス(シリルプ
ロポキシカルボニルオキシ)アルカンは一般式、 (但しRはCH2CH2O又はCH2CH2CH2Oで、該
酸素原子は上記一般式の右側のカルボニルに結合
し、Xはハロゲン原子またはアルコキシ基で、n
は1〜4の整数を表わす)で示される。上記式中
でハロゲン原子は塩素、臭素、フツ素原子等のハ
ロゲン原子が好適で、アルコキシ基はメトキシ
基、エトキシ基、n−プロポキシ基、など炭素数
が1〜6の低級アルコキシ基が好適に使用され
る。 本発明のビス(シリルプロポキシカルボニルオ
キシ)アルカン、即ち は一般にXの種類ならびにnの数によつてその性
状が多少異なるが通常、常温常圧では無色透明液
体状で存在する。また本発明のビス(シリルプロ
ポキシカルボニルオキシ)アルカンは、一般に次
の(イ)〜(ニ)のような手段で一般式の各化合物である
ことを確認することが出来る。 (イ) 赤外吸収スペクトル(ir)を測定することに
より、1740〜1750cm-1付近にカーボネート化合
物に特有なカルボニル基にもとづく強い吸収が
現われる。なお、単離精製した無色透明液体で
ある生成物を高温例えば180℃以上に加熱した
場合、連続的に泡を発生して分解すること、即
ち脱炭酸反応を起こすことからも生成物がカー
ボネート類に属していることを知ることができ
る。 (ロ) 13炭素核磁気共鳴スペクトル( 13C−nmr)
を測定することによつて分子中に存在するメチ
レン基ならびにカーボネート基の個数と種類、
さらに上記一般式中においてXがアルコキシ基
である場合には該アルコキシ基の個数と種類を
知ることが出来る。即ち 13C−nmr(テトラメ
チルシラン基準)に於いて156ppm付近にカー
ボネート化合物に特有なカルボニル基の炭素原
子に基づくピーク、70ppm付近にカーボネート
の酸素原子に隣接するメチレン基の炭素原子に
基づくピーク、23ppm付近にプロピレン基の中
央に位置するメチレン基の炭素原子に基づくピ
ーク、5〜22ppm付近に珪素原子に隣接したメ
チレン基の炭素原子に基づくピークを示す。さ
らに分子中のエーテル結合が存在する場合、該
エーテル基に隣接するメチレン基の炭素原子に
基づくピークが70ppm付近に現われる。なお、
それぞれのピーク強度を相対的に比較すること
により、それぞれの結合基の個数を知ることが
出来る。 (ハ) 質量スペクトル(ms)を測定し、観察され
る各ピーク(一般にはイオンの分子量を電子の
荷電数eで割つたm/eで表わされる質量数)
に相当する組成式を算出することにより、測定
に供した試料の結合様式さらに終局的にはその
分子量を推定することが出来る。例えば前記一
般式に於いてXが塩素原子である場合、m/
e179、178、177、176、175、174に
Cl3SiCH2CH2CH2に相当する極めて強いピ
ーク、m/e141、140、139、138、137に
Cl3Siに相当するピークを示す。さらに極め
て注意深く測定を行なうと、強度的には弱いが
対応する分子量に相当する分子イオンピーク
(M)を観察することができる。 さらに前記一般式に於いてXがエトキシ基で
ある場合、m/e163に極めて強い(EtO)3Si
に相当するピーク、m/e205に
(EtO)3SiCH2CH2CH2に相当するピークの他
に対応する分子量に相当するピーク(M)か
らエタノールが脱離したと考えられるピーク、
即ちM−46のピークが観察される。同様にX
がメトキシ基である場合、m/e121に極めて強
い(CH3O)3Siに相当するピーク、m/e163
に(CH3O)3SiCH2CH2CH2に相当するピー
クの他に対応する分子量に相当するピーク
(M)からメタノールが脱離したと考えられ
るピーク、即ちM−32のピークが観察され
る。同様にXが他のアルコキシの場合も特有の
ピークを観察することが出来る。 (ニ) 元素分析によつて炭素、水素、珪素の各重量
%を求め、さらに認知された各元素の重量%の
和を100から減じることにより、酸素の重量%
を算出することが出来、従つて、該生成物の組
成式を決定することが出来る。 本発明のビス(シリルプロポキシカルボニルオ
キシ)アルカンは高沸点を有する無色無臭の透明
液体であり、具体的には後述する実施例に示す
が、一般の有機化合物と同じように分子量が大き
くなる程沸点が高くなる傾向がある。本発明のビ
ス(シリルプロポキシカルボニルオキシ)アルカ
ンはベンゼン、エーテル、ヘキサン、クロロホル
ム、四塩化炭素、アセトニトリル、N・N−ジメ
チルホルムアミドなどの一般有機溶媒に良く溶け
る。前記一般式に於いてXがハロゲン原子である
場合には、アルコール類に加えるとアルコール類
と反応し、ハロゲン化水素を発生すると同時にハ
ロゲン原子がアルコキシ基によつて置換され、該
アルコールから誘導されるアルコキシ基であるジ
カーボネートに変化する。またXがアルコキシ基
である場合、異種のアルコールに溶かすと、徐々
にではあるが溶媒となるアルコールの量に応じて
アルコキシ基の一部あるいは条件によつてはアル
コキシ基の全てが溶媒として用いられた異種のア
ルコキシ基に変化するのが一般的である。また、
前記一般式で示されるジカーボネートを含水溶媒
に添加すると発熱を伴う加水分解反応が起こり、
対応するポリシルセスキオキサン化合物に変化す
る。この際前記一般式に於けるXがハロゲン原子
である場合の方がアルコキシ基である場合に比
べ、加水分解反応の速度が大きい傾向にある。ま
た、該加水分解は溶媒に水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、アンモニア等の塩基類あるいは塩
酸、硫酸、酢酸等の酸類を添加することにより大
いに促進される。本発明のビス(シリルプロポキ
シカルボニルオキシ)アルカンは無溶媒あるいは
不活性溶媒中で180℃以上に加熱した場合、連続
的に脱炭酸反応を起こす。該脱炭酸反応は加熱温
度が高くなる程、激しくなる傾向にある。なお脱
炭酸反応後の分解物も一般に無色透明の液体であ
る。 本発明のビス(シリルプロポキシカルボニルオ
キシ)アルカンの製造方法は特に限定されず如何
なる方法によつて得てもよい。一般に好適に採用
される代表的な製造方法を以下に説明する。即ち
下記式で示されるビス(アリルオキシカルボニル
オキシ)アルカンと一般式HSiX3(但しXはハロ
ゲン原子又はアルコキシ基である)で示されるシ
ラン化合物例えばトリハロゲノシランあるいはト
リアルコキシシランとを触媒存在下に反応させる
ことによつて好収率で目的とするビス(シリルプ
ロポキシカルボニルオキシ)アルカンを得ること
が出来る。 上記式で示されるビス(アリルオキシカルボニ
ルオキシ)アルカンは、その製法に限定されず例
えば公知の製法で得られるものが特に制限されず
に使用出来る。またトリハロゲノシランあるいは
トリアルコキシシランは一般式HSiX3(Xはハロ
ゲン原子またはアルコキシ基である)で示される
化合物で、その製法に限定されず使用出来る。ま
た該反応に用いられる触媒は、いわゆるヒドロシ
リル化反応に一般的に用いられる触媒であれば特
に限定されず使用することが出来るが、塩化白金
酸等の白金化合物が、少量でしかも効果的である
場合が多いので好適である。本発明に於けるビス
(アリルオキシカルボニルオキシ)アルカンとト
リハロゲノシランあるいはトリアルコキシシラン
との反応の代表例は後記する実施例で詳述する。
該反応は一般に無溶媒に於いても実施することが
出来るが、通常溶媒の存在下に実施するのが一般
的である。該溶媒としては、原料或いは触媒と反
応しない極性非水溶媒ならば特に限定されず用い
ることが出来、一般にはベンゼン、トルエン、ヘ
キサン等の炭化水素系溶媒;クロロホルム、四塩
化炭素等のハロゲン化炭化水素系溶媒;ジメチル
エーテル、ジエチルエーテル等のエーテル系溶媒
等が好適に使用される。 また前記反応条件は特に限定されるものではな
いが、原料の種類、触媒の種類、溶媒の有無又は
種類等によつて異なる場合があるので予め好適な
条件を選定して実施するのが好ましい。一般には
−20〜160℃の温度下に、数10分〜40時間の範囲
で選べば十分である。また反応圧力は大気圧下に
十分に進行するので通常は常圧で実施すればよ
く、必要に応じて加圧下或いは減圧下で実施する
ことも出来る。 また目的生成物がビス(トリアルコキシシリル
プロポキシカルボニルオキシ)アルカンである場
合は前記反応式に従いビス(アリルオキシカルボ
ニルオキシ)アルカンとトリアルコキシシランと
を反応させることによつて得られる他に、次ぎの
ような方法によつて得ることも出来る。即ち一般
(但しYはハロゲン原子でRはCH2CH2O又は
CH2CH2CH2Oで該酸素は上記一般式のカルボニ
ルに結合し、nは1〜4の整数である)で示され
るビス(トリハロシリルプロポキシカルボニルオ
キシ)アルカンと一般式ROH(但し、Rはアルキ
ル基である)で示されるアルコールとを触媒の存
在下又は不存在下に反応させることによつて得る
ことが出来る。この場合一般に上記一般式中のア
ルキル基は炭素原子数1〜6或いはこれ以上の直
鎖状又は分枝状のアルキル基を用いると好適であ
る。また前記反応に於ける触媒は一般に塩基であ
れば特に限定されず使用出来、特にアンモニア、
1〜3級の低級アルキルアミン、芳香族アミン等
の含窒素化合物が好適に使用される。 更にまた前記したようにビス(トリアルコキシ
シリルプロポキシカルボニルオキシ)アルカンに
あつてはアルコキシが低級程高級アルコキシに置
換され易い性質を有するので、このような性状を
利用すれば、低級アルコキシ基を含むビス(トリ
アルコキシシリルプロポキシカルボニルオキシ)
アルカンを該アルコキシ基よりも高級なアルコー
ルと接触させ置換反応により生成する低級アルコ
ールを連続的に分別蒸留等の手段で分離すること
によつて、目的のアルコキシ基を含むビス(トリ
アルコキシシリルプロポキシカルボニルオキシ)
アルカンとすることが出来る。 本発明のビス(シリルプロポキシカルボニルオ
キシ)アルカンは前記一般式から或いは前記性状
の説明からも明らかなようにカーボネート基と両
端に珪素を含む化合物である。該カーボネート基
は前記したように加熱することによつて炭酸ガス
として離脱するのでこの性状を利用した発泡剤と
しての用途がある。また前記含有珪素に基因し撥
水性の強いものであるので撥水剤としての用途も
有する。この場合ビス(シリルプロポキシカルボ
ニルオキシ)アルカンは部分的に又は完全に加水
分解させることによつて架橋した強固な被膜とす
ることも出来るのでガラス、セメント、モルタル
等の無機材料;紙、木材、セルロース、ナイロン
等についての種々の形態の加工物の表面に塗布す
ることにより該加工物に撥水性を付与することが
出来る。 本発明を更に具体的に説明するために以下実施
例ならびに応用例を挙げて説明するが本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。 実施例 1 1・5−ビス(アリルオキシカルボニルオキ
シ)−3−オキサ−ペンタン
【式】
【式】(41.3g.、0.15モ ル)、トリクロロシラン(64.2g)無水n−ヘキ
サン(100ml)の混合物に塩化白金酸・6水和物
(110mg)を加え、磁気撹拌下に8時間加熱還流し
た。反応混合物から低沸点成分を常圧蒸留によつ
て除いた後、さらに高沸点成分を油浴上70℃、最
終的には130℃にまで徐々に加熱しながら注意深
く高真空(約0.1mmHg)留去した。該反応生成物
は上記加熱蒸留により淡黄色から暗黄色に変化し
た。少量の黒色沈殿をドライボツクス中で過す
ることにより、黒色を帯びたやや粘稠な液体
(79.8g)を得た。赤外吸収スペクトルを測定し
たところ1745cm-1にカーボネート基のカルボニル
結合に基づく強い吸収を示した。その元素分析値
はC26.65%、H4.18%であつてC12H20O7Cl6Si2
(545.19)に対する計算値であるC26.43%、H3.70
%に極めて良く一致した。また質量スペクトルを
測定したところm/e547、545、543に強度的には
弱いが分子量に相当する分子イオンピーク
(M)m/e265、263に に対応するピーク、m/e223、221に
【式】に対応するピーク、 m/e177、175にCl3SiCH2CH2CH2に対応する
ピーク、m/e135、133にCl3Siに対応するピー
クを示した。さらに 13C−核磁気共鳴スペクトル
13C−nmr)を測定した。各ピーク(化学シフ
ト値:δppm;テトラメチルシラン基準)の解析
結果は次の通りであつた。 上記の結果から、単離生成物は原料である1・
5−ビス(アリルオキシカルボニルオキシ)−3
−オキサ−ペンタン中の2個のアリル基がトリク
ロロシリル化された1・5−ビス(トリクロロシ
リルプロポキシカルボニルオキシ)−3−オキサ
−ペンタンであることが明らかとなつた。収率は
用いた1・5−ビス(アリルオキシカルボニルオ
キシ)−3−オキサ−ペンタンに対し97.0%であ
つた。 実施例 2 1・2−ビス(アリルオキシカルボニルオキ
シ)エタン(46.0g.、0.2モル)トリクロロシラ
ン(90.2g)、無水n−ヘキサン(150ml)、塩化
白金酸・6水和物(100mg)の混合物につき実施
例1と同様に反応ならびに後処理を行ない、黒み
を帯びた黄色液体(48.0g)を得た。赤外吸収ス
ペクトルを測定したところ1750cm-1にカーボネー
ト基のカルボニル結合に基づく強い吸収を示し
た。その元素分析値はC23.14%、H3.63%、
Cl43.02%であつてC10H16O6Cl6Si2(501.15)に対
する計算値であるC23.96%、H3.22%、Cl42.45%
に一致した。また質量スペクトル測定では分子イ
オンピーク(M)の他にCl3
【式】
【式】 Cl3SiCH2CH2CH2、Cl3Siの各ピークが観察
された。さらに 13C−nmr測定の解析結果は次の
通りであつた。 上記の結果から、単離生成物が1・2−ビス
(トリクロロシリルプロポキシカルボニルオキシ)
エタンであることが明らかとなつた。収率は用い
た1・2−ビス(アリルオキシカルボニルオキ
シ)エタンに対し95.8%であつた。 実施例 3 1・3−ビス(アリルオキシカルボニルオキ
シ)プロパン(24.48g.、0.1モル)、トリクロロ
シラン(45.1g)無水シクロヘキサン(100ml)、
塩化白金酸・6水和物(60mg)の混合物につき実
施例1と同様に反応ならびに後処理を行ない黒み
を帯びた黄色液体(49.8g)を得た。赤外吸収ス
ペクトル測定では1745cm-1にカルボニル結合に基
づく吸収を示した。その元素分析値はC24.98%、
H3.71%、Cl40.55%であつてC11H18O6Cl6Si2
(515.18)に対する計算値C25.64%、H3.52%、
Cl41.29%に一致した。また質量スペクトル測定
では分子イオンピーク(M)の他に
【式】 Cl3SiCH2CH2CH2、Cl3Siの各ピークが観察
された。以上の結果から生成物が1・3−ビス
(トリクロロシリルプロポキシカルボニルオキシ)
プロパンであることが明らかとなつた。収率は
96.6%であつた。 実施例 4 1・5−ビス(トリクロロシリルプロポキシカ
ルボニルオキシ)−3−オキサ−ペンタン(64.4
g.、0.12モル)を食塩/水を用いた寒剤浴で冷
却しながら撹拌下に無水メタノール(70ml)と無
水ベンゼン(70ml)の混合物をゆつくり滴下し
た。滴下後も2時間冷却および撹拌を続けた後、
さらに同条件下に乾燥アンモニアガスを、もはや
塩化アンモニウムの白色沈殿が生成しなくなるま
で通気し、過剰のアンモニアガスを窒素ガスを通
気することによつて除いた。生成した塩化アンモ
ニウムの沈殿を吸引過することによつて除き、
さらに液に含まれる低沸点成分を蒸留すること
によつて除去した後、さらに高沸点成分を油浴上
70℃、最終的には120℃にまで徐々に注意深く高
真空(0.1mmHg)留去した。該真空蒸留によつて
はごくわずかの液体しか留出しなかつた。得られ
たほぼ無色透明の液体(66.8g)につき赤外吸収
スペクトルを測定したところ1745cm-1にカーボネ
ート基のカルボニル結合に基づく強い吸収を示し
た。その元素分析値はC48.32%、H8.58%であつ
てC24H50O13Si2(602.82)に対する計算値である
C47.82%、H8.36%に極めて良く一致した。また
質量スペクトルを測定したところ、m/e556に分
子量に相当する分子イオンピーク(M)からエ
タノールが脱離したと考えられるピーク、即ち
M−46のピークが観察された。またm/e205に
(EtO)3SiCH2CH2CH2に相当するピーク、M/
e163に(EtO)3Siに相当するピークを示した。
さらに 13C−nmrを測定した。各ピークの解析結
果は次の通りであつた。 以上の結果から、生成物が1・5−ビス(トリ
エトキシシリルプロポキシカルボニルオキシ)−
3−オキサ−ペンタンであることが明らかとなつ
た。収率は93.9%であつた。 実施例 5 1・5−ビス(トリクロロシリルプロポキシカ
ルボニルオキシ)−3−オキサ−ペンタン(64.4
g.、0.12モル)につき、無水エタノールの代わ
りに無水メタノールを用いた以外は実施例4と同
様の方法により、ほぼ無色透明の液体(59.3g)
を得た。赤外吸収スペクトル測定では1745cm-1
カーボネート基のカルボニル結合に基づく吸収を
示した。その元素分析値はC42.10%、H7.09%で
あつてC18H38O13Si2(518.66)に対する計算値で
あるC41.68%、H7.38%に一致した。また質量ス
ペクトルを測定したところm/e486に分子量に相
当する分子イオンピーク(M)からメタノール
が脱離したと考えられるピーク、即ちM−32の
ピーク、m/e163に(CH3O)3SiCH2CH2CH2
に相当するピーク、m/e121に(CH3O)3Siに
相当するピークが観察された。さらに 13C−nmr
を測定した。各ピークの解析結果は次の通りであ
つた。 以上の結果から、生成物が1・5−ビス(トリ
メトキシシリルプロポキシカルボニルオキシ)−
3−オキサ−ペンタンであることが明らかとなつ
た。収率は95.2%であつた。 実施例 6 1・5−ビス(アリルオキシカルボニルオキ
シ)−3−オキサ−ペンタン(41.3g.、0.15モ
ル)、トリエトキシシラン(65.72g)、無水n−
ヘキサン(100ml)、塩化白金酸・6水和物(100
mg)の混合物を水浴上で冷却しながら3時間撹拌
した後、さらに油浴上(80℃)で3時間撹拌し
た。少量の不溶黒色沈殿物を吸引過することに
よつて除き、液中の低沸点成分を蒸留によつて
除いた。さらに極く少量の高沸点成分を油浴上
120℃以下で注意深く真空留去した。このように
して得られた液体生成物(88.0g)につき種々の
スペクトル測定を行ない実施例4で別途合成法を
記載して得られた1・5−ビス(トリエトキシシ
リルプロポキシカルボニルオキシ)−3−オキサ
−ペンタンと同一であることを確認した。収率は
1・5−ビス(アリルオキシカルボニルオキシ)
−3−オキサ−ペンタンに対し96.4%であつた。 実施例 7 1・8−ビス(アリルオキシカルボニルオキ
シ)−3・6−ジオキサ−オクタン
【式】
(31.8g.、0.1モル)、トリ(n−ヘキソキシ)
シラン(99.5g)、塩化白金酸・6水和物(100
mg)の混合物を室温で一夜撹拌した後、さらに油
浴上(80℃)3時間撹拌した。反応混合物を実施
例6と同様に処理し、暗黒色粘稠液体(93.9g)
を得た。赤外吸収スペクトル測定では1745cm-1
カーボネート基のカルボニル結合に基づく吸収を
示した。その元素分析値はC61.92%、H11.08%
であつてC50H102O14Si2(983.50)に対する計算値
であるC61.06%、H10.45%に一致した。質量ス
ペクトルを測定したところm/e373に(n−
C6H13O)3SiCH2CH2CH2に相当するピーク、
m/e331に(n−C6H13O)3Siに相当するピー
クを示した。上記の結果から該生成物が1・8−
ビス〔トリ(n−ヘキソキシ)シリルプロポキシ
カルボニルオキシ〕−3・6−ジオキサーオクタ
ンであることが明らかとなつた。収率は95.5%で
あつた。 実施例 8 300mlのステンレス製オートクレーブに1・11
−ビス(アリルオキシカルボニルオキシ)−3・
6・9−トリオキサ−ウンデカン (36.2g.、0.1モル)、無水ヘプタン(80ml)、塩
化白金酸・6水和物(100mg)を入れ、オートク
レーブを液体窒素浴上で冷却した。次いでトリフ
ルオロシラン(50ml)を加え撹拌しながら約1時
間かけて徐々に室温まで温め、一夜撹拌を続け
た。さらにオートクレーブを油浴に浸し、2時間
かけて徐々に80℃まで温め、80℃で4時間加熱撹
拌して反応を終了させた。反応終了後先ず窒素ガ
スを通気することにより過剰のトリフルオロシラ
ンを除去し、オートクレーブから反応混合溶液を
注意深く取り出してフラスコ中に移した。減圧蒸
留することによつて低沸点成分を除いた後、さら
に残留液体中の高沸点成分を油浴上70℃、最終的
には120℃まで徐々に加熱しながら注意深く真空
蒸留することにより除いた。残渣に存在する少量
の固体をドライボツクス中で過することにより
除き、粘稠液体(50.4g)を得た。赤外吸収スペ
クトルを測定したところ1750cm-1にカーボネート
基のカルボニル結合に基づく強い吸収を示した。
その元素分析値はC36.80%、H5.74%であり、
C16H28O9F6Si2(534.56)に対する計算値である
C35.95%、H5.28%に一致した。また質量スペク
トルを測定したところm/e171に
【式】m/e127に F3SiCH2CH2CH2、m/e85にF3Siに相当す
るピークを示した。上記の結果から該生成物が
1・11−ビス(トリフルオロシリルプロポキシカ
ルボニルオキシ)−3・6・9−トリオキサ−ウ
ンデカンであることが明らかとなつた。収率は
94.3%であつた。 応用例 1 実施例1で得た1・5−ビス(トリクロロシリ
ルプロポキシカルボニルオキシ)−3−オキサ−
ペンタン(1.0g)をヘキサン(100ml)に溶解し
て1w/v%の溶液を調整した。該溶液にガラス
片を浸漬した後徐々に乾燥した。該処理ガラス片
につき接触角を測定したところ103゜なる値を示し
た。付着水滴の挙動を該溶液で処理しないガラス
片と比較観察することによつても、その撥水性の
増加が明らかに認められた。 応用例 2 実施例4で得た1・5−ビス(トリエトキシシ
リルプロポキシカルボニルオキシ)−3−オキサ
−ペンタン(10g)を含水エタノール(100ml)
に溶解して10w/v%溶液を調整した。該溶液に
予め50℃の乾燥器中で恒量になるまで乾燥した2
枚のナイロンシート(50mm角)のうちの1枚を浸
して充分該溶液と接触させた後、該溶液から取り
取して風乾した。該試料片を再び50℃の乾燥器中
に保存して恒量になるまで乾燥した後、未処理の
試料片と共に23℃の純水(100ml)中に24時間浸
漬した。該試料片を浸漬浴から取り出し、乾燥ガ
ーゼで拭いた後両試験片の重量を測定することに
よつてそれぞれの試験片の吸水率を求めた。その
結果1・5−ビス(トリエトキシシリルプロポキ
シカルボニルオキシ)−3−オキサ−ペンタン溶
液で処理した試験片の吸水率は未処理試験片の吸
収率の1/12であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式、 (但し、Xはハロゲン原子又はアルコキシ基で、
    RはCH2CH2O又はCH2CH2CH2Oで該酸素は上
    記一般式の右側のカルボニルと結合し、nは1〜
    4の整数である)で示されるビス(シリルプロポ
    キシカルボニルオキシ)アルカン。 2 一般式、 (但しRはCH2CH2O又はCH2CH2CH2Oで該酸
    素は上記一般式の右側のカルボニルに結合し、n
    は1〜4の整数である)で示されるビス(アリル
    オキシカルボニルオキシ)アルカンと一般式
    HSiX3(但しXはハロゲン原子又はアルコキシ
    基)で示されるシラン化合物とを触媒の存在下に
    反応させることを特徴とする一般式 (但し、Xはハロゲン原子又はアルコキシ基で、
    RはCH2CH2O又はCH2CH2CH2Oで、nは1〜
    4の整数である)で示されるビス(シリルプロポ
    キシカルボニルオキシ)アルカンの製造方法。 3 一般式 (但し、Yはハロゲン原子で、RはCH2CH2O又
    はCH2CH2CH2Oで該酸素は上記一般式の右側の
    カルボニルに結合し、nは1〜4の整数である)
    で示されるビス(シリルプロポキシカルボニルオ
    キシ)アルカンと一般式R′OH(但し、R′はアル
    キル基である)で示されるアルコールとを触媒の
    存在下又は不存在下に反応させることを特徴とす
    るビス(トリアルコキシシリルプロポキシカルボ
    ニルオキシ)アルカンの製造方法。
JP57004003A 1982-01-16 1982-01-16 ビス(シリルプロポキシカルボニルオキシ)アルカン及びその製造方法 Granted JPS58124792A (ja)

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