JPS6360944A - リグナン類の光学分割方法 - Google Patents

リグナン類の光学分割方法

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JPS6360944A
JPS6360944A JP20532986A JP20532986A JPS6360944A JP S6360944 A JPS6360944 A JP S6360944A JP 20532986 A JP20532986 A JP 20532986A JP 20532986 A JP20532986 A JP 20532986A JP S6360944 A JPS6360944 A JP S6360944A
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adsorbent
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Takamasa Higuchi
樋口 隆昌
Mitsuhiko Tanahashi
光彦 棚橋
Toru Shibata
徹 柴田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はリグナン類の光学異性体(エナンチオマー)混
合物から、各々のエナンチオマーを単離する方法に関す
るものである。
〔従来の技術及び問題点〕
不斉な化合物の光学異性体はその生理作用を異にするこ
とが普通であり、従って医農薬等においては、一方のエ
ナンチオマーのみを用いることが副作用の除去、或いは
単位当たり薬効の改善につながる場合がある。また最近
では液晶その他の光学材料に光学活性物質を用いること
も検討され始めている。こうした事情から光学活性物質
の合成或いは単離が有機合成化学の関心事になりつつあ
る。
本発明が光学分割の対象とするリグナン類は各種の植物
の組織内に光学活性体として存在する物質であり、しば
しば配糖体として得られる。
これらリグナン類、或いはその配糖体には生理活性を有
するものが多く、和漢薬の有効成分と考えられているも
のもあるが、その生産量は小さい。
他方、リグナン類は例えば次式 で表される骨格を有するアルコールの酸化的カップリン
グ〔天然物化学、 K、B、G  トーセル著。
野副重男、三用潮訳、 PIOI〜105 (1984
) ;リグニンの化学−基礎と応用、中野準三編、 P
80〜91 (1979) )もしくはリグニンの分解
〔リグニンの化学−基礎と応用、中野準三m、 P11
3〜129(1979) )等の方法によりそのラセミ
体を多量に得ることができる。従ってこれを光学分割す
ることができるなら、より多量のりダナン類を供給する
ことができ、更にこれにグリコジル化反応を行えばリグ
ナン配糖体を得ることができる。
しかしこのリグナン類を効果的に光学分割する方法はな
かった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは前項で述べたリグナ、ン頚もしくはその配
糖体を製造する上での問題点に鑑み、簡便で工業化が容
易であるような光学分割の方法を検討した結果、多糖の
誘導体を有効成分とする吸着剤による吸着を利用した分
離方法がこれらの化合物の光学分割に適していることを
見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、リグナン類光学異性体の混合物を多糖誘
導体を有効成分とする吸着剤を用いてクロマトグラフィ
ーにより光学分割することを特徴とするリグナン類の光
学分割方法に関するものである。
本発明が光学分割の対象とするところのりダナン類は、
下記(A) 、 (B) 、 (C)或いは(D)Ar
’−C−C−C l      (A) Ar−C−C−C (Ar又はAr″は芳香環残基を示す。x7は単数もし
くは複数の置換基であり、−011,−0CH3゜−0
−C11□−〇−などが一般的である。nは1〜3の 
  0数で、n個のXはそれぞれ異なっても良い。)で
表される基本骨格を有する一群の化合物である。但し、
本発明においては天然物、合成物を問わず、不斉中心を
その中に含む環状構造を有する化合物に対象を限定する
。即ち、少し具体的に述べるなら、(C)のクマラン骨
格を有する化合物、及び(A)のいわゆるβ−β結合を
有する化合物のうち、下記の(E)〜(りで示すような
環状構造を有するものが多く知られている。
(E)         (F)    (G、レジノ
ール骨々(H)             (I)(*
は不斉中心を示す。) Ar、Ar’はいかなる芳香族基であってもよいが、(
然のリグナン類においては次式 ご示したようなものが一般的である。
以下にリグナン類の具体的な化合物を例示すもと、 nl ビルジノール(2) セサミン(4) メディオレジノール エピピルレジノール CHz ポドフィロトキシン(5) CR1 デオキシポドフィロトキシン H α−ペルタチン ブルセラン ッヤプリ力チン 等を挙げることができる(リグナン類に関する解説;中
野準三、樋ロ隆昌、住本昌之9石津敦「木材化学」ユニ
出版、昭58、右田伸彦、米沢保正、近藤民雄「木材化
学」下、共立出版、昭43)。
リグナン類の中には薬理作用などの生理活性を持つもの
が数多く見出されている。これに関してはW、D、Mc
Rae、 G、11.N、Towers、 Phyto
chemi−stry、 23.1207 (1984
)等に紹介されているので、あらためて詳しく触れるこ
とはしないが、いくつかを例示する。シリンガレシノー
ル(1)の配糖体はエゾウコギより抽出される強壮成分
エレウテロコックの有効成分として、外部からのストレ
ス、疲労に対する耐性を増大するといわれる。ビルジノ
ール(2)の配糖体は漢方の薬草Euco++uwia
 ulmoidesより単離され、高血圧に有効である
といわれる。アサリニン(3)には抗結核作用が認めら
れ、またそのエピマーであるセサミン(4)と共にキク
酸系殺虫剤の薬効を増進する作用を有する。ポドフィロ
トキシン(5)及びその関連物質は抗ui活性を有する
ことでよく知られている。その他、中枢神経の興奮、抑
制、強心、その他多様な生理活性が各種のりダナン頻に
認められている。またその生理活性が光学異性体間で異
なる例もいくつか知られている。
これらリグナン類のラセミ体は通常の化学合成によって
得ることができるが、特にある種のリグナン類のラセミ
体は次式 で表されるアルコールを第二鉄イオンもしくはペルオキ
シダーゼの存在下に過酸化水素によって酸化すること(
文献;に、V、 5arkanen、 C,Il。
” d%4i g m +“Lignins”、 P1
16〜163(1971)、 WileyInters
cience ;中野準三m”リグニンの化学−基礎と
応用−” P2O,昭54.二二広報にK ; M、T
ana−hashi、 H,Takeuchi、 T、
Higuchi、 Wood Res、+ 6L44〜
53(1976)) 、リグニンを加水分解すること(
同、“Lignins”、 P345〜372  i同
、“リグニンの化学−基礎と応用−’ 、 pH3〜1
29  ; H,Naka−Lsubo、  M、Ta
nahashi+  T、lIiguchi、  Wo
od、  Res、+刹39〜18(1972)) 、
又は木材を高温高圧下に水藩気処理し、急激に常圧に戻
してその構造を破砕するいわゆる爆砕処理においてもリ
グニンの分解産物として(棚橋、樋ロ、祇パ技協誌。
皿、、118〜127 (1985) ;同、祇パ技術
タイムス。
邦(7)、1〜5 (1985) ;棚橋、小林、樋口
、第35回日本木材学会、研究発表要旨、 P288 
(1985年4月);棚橋、樋ロ、第36回日本木材学
会、研究発表要旨、 P2O3(1986年4月))、
それぞれ、ラセミ体のリグナンが多量に生成することが
知られている。
本発明に用いられる吸着剤は多糖及びその誘導体を有効
成分とするものである。ここでいう多糖とは合成多糖、
天然多糖、天然物変成多糖のいずれかを問わず、光学活
性であればいかなるものでも良いが、好ましくは規則性
の高いホモグリカンであり、しかも結合様式も一定であ
るものである。更に好ましくは高純度の多糖を容易に得
ることのできるセルロース、アミロース、β−1,4−
キトサン、キチン、β−1,4−マンナン、β−1,4
−キシラン、イヌリン、α−1,3〜グルカン、β−L
3−グルカン等である。多糖の誘導体とは、上記多糖の
有する水酸基上の水素原子の一部あるいは全部、好まし
くは85%以上を他の原子団で置換したものである。
ここでいう原子団としては、 で表される基が挙げられ、R1は炭素数1乃至3より成
る脂肪族基、3乃至8より成る環式脂肪族基、炭素数4
乃至20より成る芳香族基もしくはヘテロ芳香族基であ
り、いずれも置換基を有しても良い、これらのmR体は
公知の各種の化学反応を用いて容易に得ることができる
。これら多糖及びその誘導体は原料の入手し易さ、安定
性などのゆえに工業的なりロマトグラフィー分離には特
に適したものである。これらの中で最も有効な吸着剤の
例としてはセルローストリスフェニル力ルバメートを挙
げることができる。
本発明の光学分割、方法では、これら多糖又はその誘導
体の中から適当なものを選ぶことにより、目的とするリ
グナン類の光学分割を行うことができる。
上記吸着剤を用いて本発明の光学活性体を得るための手
段としてはガスクロマトグラフィー、液体クロマトグラ
フィー、薄層クロマトグラフィー法などのクロマトグラ
フィー法がある。
本発明に係わる吸着剤を液体クロマト法又はガスクロマ
ド法として使用するには、多糖又はその誘導体をそのま
まカラムに充填するか担体に保持させて充填するかキャ
ピラリーカラムにコーティングすることによっても使用
できる。
クロマト用吸着剤は粒状であることが好ましいことから
、多糖又はその誘導体を化合物の吸着剤として用いるに
は、多糖又はその誘導体を破砕するか、ビーズ状にする
ことが好ましい。
粒子の大きさは使用するカラムやプレートの大きさによ
って異なるが、1−〜10+wm、好ましくは1−〜3
00−であり、粒子は多孔質であることが好ましい。
更に吸着剤の耐圧能力の向上、溶媒置換による膨潤、収
縮の防止、理論段数の向上のために、多糖又はその誘導
体は担体に保持させることが好ましい。適当な担体の大
きさは、使用するカラムやプレートの大きさにより変わ
るが、−Cに1−〜1Ofl111であり、好ましくは
1 x〜300utmである。担体は多孔質であること
が好ましく、平均孔径はlO人〜100nであり、好ま
しくは50人〜10000人である。多糖又はその誘導
体を保持させる量は担体に対して1〜100重量%、好
ましくは5〜50重量%である。
多糖又はその誘導体を担体に保持させる方法は化学的方
法でも物理的方法でも良い。物理的方法としては、多糖
又はその誘導体を可溶性の溶剤に溶解させ、担体と良く
混合し、減圧又は加温下、気流により溶剤を留去させる
方法や、多糖又はその誘導体を可溶性の溶剤に溶解させ
、担体と良く混合した後、該溶剤と相溶性のない液体中
に攪拌、分散せしめ、該溶剤を拡散させる方法もある。
このようにして担体に保持した多糖又はその誘導体を結
晶化する場合には熱処理などの処理を行うことができる
。又、少量の溶剤を加えて多糖又はその誘導体を一旦膨
潤あるいは溶解せしめ、再び溶剤を留去することにより
その保持状態、ひいては分離能を変化せしめることが可
能である。
担体としては、多孔質有機担体又は多孔質無機担体があ
り、好ましくは多孔質無機担体である。多孔質有機担体
として適当なものは、ポリスチレン、ポリアクリルアミ
ド、ポリアクリレート等からなる高分子物質である。ま
た多孔質無機担体として適当なものは、シリカ、アルミ
ナ、マグネシア、酸化チタン、ガラス、ケイ酸塩、カオ
リンの如き合成もしくは天然の物質であり、多糖又はそ
の誘導体との親和性を良くするために表面処理を行って
も良い。表面処理の方法としては、有機シラン化合物を
用いたシラン化処理やプラズマ重合による表面処理法等
がある。
なお光学分割に多糖又はその誘導体を用いる場合、化学
的に同じ誘導体であってもその分子量、分子量分布、結
晶化度、配向性などの物理的状態により分離の特性が変
化する場合があるので、目的とする用途にふされしい形
状を与えた後で、あるいは与える過程において熱処理、
エツチングその他の物理的、化学的処理を加えることが
できる。又、しばしば原料となる多糖を不均一反応によ
って誘導体とした場合には、原料の有する高次構造をそ
のままもしくは一部保存し、均一反応で合成したものと
化学的に同一であっても異なった分離特性を有する場合
がある。
液体クロマトグラフィーあるいは薄層クロマトグラフィ
ーを行う場合の展開溶媒としては、該吸着剤を溶解又は
これと反応する液体を除いて特に制約はない。該吸着剤
を化学的方法で担体に結合したり、架橋により不溶化し
た場合には反応性液体を除いては制約はない。いうまで
もなく、展開溶媒によって化合物又は光学異性体の分離
特性は変化するので、各種の展開溶媒を検討することが
望ましい。
また薄層クロマトグラフィーを行う場合には0.1−〜
0.1mm程度の粒子から成る本発明の吸着剤と必要で
あれば少量の結合剤より成る0、1mlll−100I
II11の厚さの層を支持板上に形成すれば良い。
〔作 用〕
本発明で用いる多糖系吸着剤が前記のリグナン類の光学
分割に有効である理由は明らかではない。本発明におけ
る環状構造を有するリグナン類のフレキシビリティの低
い骨格と二個の芳香族環が不斉構造の識別を容易ならし
めることは想像にかたくない。しかし、特に多糖エステ
ルを主成分とする吸着剤の場合には、分離対象物質の極
性基との相互作用が重要な役割を果たすと考えられてお
り、エーテル結合或いはラクトン環を有するリグナン類
の分割にそれらが効果的であることを説明できる。
〔発明の効果〕
本発明に用いる多糖系吸着剤はその原料が安価にしかも
多量に供給され、また化学的に安定であるなど、工業的
利用に適した特質を備えている。従って本発明の方法を
用いることによりラセミ体もしくは光学純度の低いリグ
ナン類を光学活性体として利用することが可能となった
〔実 施 例〕
以下本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発
明がこれらの実施例に限定されるものでないことは言う
までもない。
実施例1 シリンガレシノール(1)のエナンチオマー混合物をセ
ルローストリスフェニルカルバメートを担持したシリカ
ゲルより成る充填剤を用いた液体クロマトグラフィーに
より光学分割した。
そのクロマトグラムを第1図に示す。
尚、液体クロマトグラフィー用カラムとしては、セルロ
ーストリスフェニルカルバメートを、ジフェニルシラン
処理したシリカゲル上に約22重量%担持した充填剤を
長さ25CI11、内径0.46cmのステンレスカラ
ムに充填したものを用いた。
液体クロマトグラフィー条件は溶離液としてエタノール
を毎分1ml送液し、カラム温度は40℃に保った。検
出には紫外検出器を用いた。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の光学分割の結果を示すクロマトグラ
ムである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. リグナン類光学異性体の混合物を多糖誘導体を有効成分
    とする吸着剤を用いてクロマトグラフィーにより光学分
    割することを特徴とするリグナン類の光学分割方法。
JP61205329A 1986-09-01 1986-09-01 リグナン類の光学分割方法 Expired - Lifetime JP2579621B2 (ja)

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