JPS6367568B2 - - Google Patents
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- JPS6367568B2 JPS6367568B2 JP16998380A JP16998380A JPS6367568B2 JP S6367568 B2 JPS6367568 B2 JP S6367568B2 JP 16998380 A JP16998380 A JP 16998380A JP 16998380 A JP16998380 A JP 16998380A JP S6367568 B2 JPS6367568 B2 JP S6367568B2
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は芯糸と鞘糸とからなる2本以上の繊維
糸条の仮撚捲縮加工に際し、ヒーター中を一定速
度で走行する芯糸に近接し側方より鞘糸を間歇的
に10〜300%オーバーフイードして絡ませ、芯糸
に対する鞘糸の絡合点の位置並びに上下動の速度
を10〜20本の鞘糸を1組づつとして同じように変
化させることにより、種々の長さと太さを有する
強固な多層捲回部と非多層捲回部とが同じように
分布した特殊仮撚捲縮加工糸を製造する方法に関
するものである。
糸条の仮撚捲縮加工に際し、ヒーター中を一定速
度で走行する芯糸に近接し側方より鞘糸を間歇的
に10〜300%オーバーフイードして絡ませ、芯糸
に対する鞘糸の絡合点の位置並びに上下動の速度
を10〜20本の鞘糸を1組づつとして同じように変
化させることにより、種々の長さと太さを有する
強固な多層捲回部と非多層捲回部とが同じように
分布した特殊仮撚捲縮加工糸を製造する方法に関
するものである。
従来スラブ調糸の製造は撚糸機による製造方法
が広く行われているが、この方法では生産性が低
いので、生産性が著しく高い仮撚方式による製造
方法が多方面にわたり研究され紹介されている。
が広く行われているが、この方法では生産性が低
いので、生産性が著しく高い仮撚方式による製造
方法が多方面にわたり研究され紹介されている。
その代表的なものとして、特公昭43−28258号、
特公昭45−28018号があり、これらは複数本の熱
可塑性繊維糸条に仮撚加工を施すに際し、各繊維
糸条の給糸速度、給糸張力を異にしてヒーター外
の加撚域において上記の繊維糸条を絡ませ、絡合
点の位置を種々に変化して間歇的なスラブを形成
するものである。
特公昭45−28018号があり、これらは複数本の熱
可塑性繊維糸条に仮撚加工を施すに際し、各繊維
糸条の給糸速度、給糸張力を異にしてヒーター外
の加撚域において上記の繊維糸条を絡ませ、絡合
点の位置を種々に変化して間歇的なスラブを形成
するものである。
何れも形態的にはスラブ調糸が得られるが、集
束性が低く後続の製品化の工程でスラブ調部分が
流れたり、崩れたりするとともに、芯糸が遊離す
るなどの欠点があつた。
束性が低く後続の製品化の工程でスラブ調部分が
流れたり、崩れたりするとともに、芯糸が遊離す
るなどの欠点があつた。
また特公昭45−16895号、同47−50338号などは
何れも芯糸に対し鞘糸の供給速度、供給張力、あ
るいは絡合点の位置などを間歇的に変更してスラ
ブ調糸を得る方法であるが、特公昭45−16895号
では芯糸に対し鞘糸を3.0±0.5gの張力範囲で10
%以上オーバーフイードするものであり、特公昭
47−50338号は鞘糸を0〜0.1gの張力範囲で供給
するものである。このように何れも鞘糸の供給張
力を比較的に小さくして仮撚したのち、仮撚解撚
域で加工した糸を擦過し鞘糸を間歇的に集束して
スラブ調の仮撚加工糸を得るものである。
何れも芯糸に対し鞘糸の供給速度、供給張力、あ
るいは絡合点の位置などを間歇的に変更してスラ
ブ調糸を得る方法であるが、特公昭45−16895号
では芯糸に対し鞘糸を3.0±0.5gの張力範囲で10
%以上オーバーフイードするものであり、特公昭
47−50338号は鞘糸を0〜0.1gの張力範囲で供給
するものである。このように何れも鞘糸の供給張
力を比較的に小さくして仮撚したのち、仮撚解撚
域で加工した糸を擦過し鞘糸を間歇的に集束して
スラブ調の仮撚加工糸を得るものである。
そのため鞘糸はたるんでスラブ調部分が形成さ
れるため、スラブ調部分は軟く嵩高性は良いが、
芯糸と鞘糸が分離されて集束性が悪くなり、取扱
いにくい欠点がある。
れるため、スラブ調部分は軟く嵩高性は良いが、
芯糸と鞘糸が分離されて集束性が悪くなり、取扱
いにくい欠点がある。
したがつて、仮撚加工した糸を後工程で糊付
け、交撚、または別な糸の巻付けなどにより、集
束性を向上させて使用する必要が生じ、経済性を
大幅に低下させる欠点がある。
け、交撚、または別な糸の巻付けなどにより、集
束性を向上させて使用する必要が生じ、経済性を
大幅に低下させる欠点がある。
なお従来のスラブ調加工糸を製造する方法で
は、芯糸と鞘糸との絡合点の位置がヒーター外に
あるので強固なスラブ調部分が得られないのみな
らず、しかも上記の絡合点の位置が各ヒーターご
とに異なるので、それぞれのヒーターで形成され
るスラブ調部分の長さ、形状並びにその分布が等
しくならない欠点があつた。
は、芯糸と鞘糸との絡合点の位置がヒーター外に
あるので強固なスラブ調部分が得られないのみな
らず、しかも上記の絡合点の位置が各ヒーターご
とに異なるので、それぞれのヒーターで形成され
るスラブ調部分の長さ、形状並びにその分布が等
しくならない欠点があつた。
本発明は上記のような従来の欠点を改良する目
的でなされたものであつて下記のごとくである。
すなわち芯糸と鞘糸とからなる2本以上の繊維糸
条の仮撚捲縮加工に際し、ヒーター中を一定速度
で走行する各々の芯糸に近接し、側方より鞘糸を
10〜300%好ましくは50〜150%間歇的にオーバー
フイードして、それぞれの鞘糸を各々の芯糸に上
記のヒーター内で絡らませ、各々の芯糸に対する
それぞれの鞘糸の絡合点の速度S1(m/min)を
各々の芯糸の走行速度S0(m/min)よりいくぶ
ん小さく S1=S0−ND/i 1<i<8好ましくは2<i<5 ここでNは仮撚捲縮加工機の加撚速度(T/
min) Dは鞘糸の直径(μ) iは鞘糸の各位置の捲回層数 Tは芯糸に対する鞘糸の捲回数 として各々の芯糸に対するそれぞれの鞘糸の強固
な多層捲回部を形成さ、それぞれの鞘糸の非多層
捲回部を形成するときの絡合点の下降速度S2
(m/min)、上昇速度S3(m/min)を S2=S0−N/C2、−S3=S0−N/C3 N/S0<C2≦1/D、N/S0+(S3)nax≦C3≦
N/S0 ここでC2は絡合点下降時の鞘糸の捲回密度 (T/m) C3は絡合点上昇時の鞘糸の捲回密度 (T/m) (S3)naxは絡合点上昇時の最大速度 (m/min) とするとともに、10〜20本の鞘糸を1組づつとし
て、各々の芯糸に対しそれぞれの鞘糸によつて同
じように形成される多層捲回部と非多層捲回部の
長さ、捲回密度並びに捲回層数をそれぞれ設計さ
れた通りに、きわめて複雑に変化させることを特
徴とする特殊仮撚捲縮加工糸の製造方法である。
的でなされたものであつて下記のごとくである。
すなわち芯糸と鞘糸とからなる2本以上の繊維糸
条の仮撚捲縮加工に際し、ヒーター中を一定速度
で走行する各々の芯糸に近接し、側方より鞘糸を
10〜300%好ましくは50〜150%間歇的にオーバー
フイードして、それぞれの鞘糸を各々の芯糸に上
記のヒーター内で絡らませ、各々の芯糸に対する
それぞれの鞘糸の絡合点の速度S1(m/min)を
各々の芯糸の走行速度S0(m/min)よりいくぶ
ん小さく S1=S0−ND/i 1<i<8好ましくは2<i<5 ここでNは仮撚捲縮加工機の加撚速度(T/
min) Dは鞘糸の直径(μ) iは鞘糸の各位置の捲回層数 Tは芯糸に対する鞘糸の捲回数 として各々の芯糸に対するそれぞれの鞘糸の強固
な多層捲回部を形成さ、それぞれの鞘糸の非多層
捲回部を形成するときの絡合点の下降速度S2
(m/min)、上昇速度S3(m/min)を S2=S0−N/C2、−S3=S0−N/C3 N/S0<C2≦1/D、N/S0+(S3)nax≦C3≦
N/S0 ここでC2は絡合点下降時の鞘糸の捲回密度 (T/m) C3は絡合点上昇時の鞘糸の捲回密度 (T/m) (S3)naxは絡合点上昇時の最大速度 (m/min) とするとともに、10〜20本の鞘糸を1組づつとし
て、各々の芯糸に対しそれぞれの鞘糸によつて同
じように形成される多層捲回部と非多層捲回部の
長さ、捲回密度並びに捲回層数をそれぞれ設計さ
れた通りに、きわめて複雑に変化させることを特
徴とする特殊仮撚捲縮加工糸の製造方法である。
なお多層捲回部は5〜150mmの範囲内の種々の
長さを有し、3〜200cmの範囲内の種々のピツチ
できわめて複雑に設計された通りに間歇的に分布
させることが好ましい。
長さを有し、3〜200cmの範囲内の種々のピツチ
できわめて複雑に設計された通りに間歇的に分布
させることが好ましい。
なお本発明の製造方法を実施するための製造装
置の1例を図面により詳細に説明すれば、下記の
ごとくである。
置の1例を図面により詳細に説明すれば、下記の
ごとくである。
第1,2図に示すように、多数のパツケージ1
から引き出されるそれぞれの芯糸2は、各々のガ
イド3を経てフイードローラー4の回転により一
定速度で第1ヒーター5内に送り込まれそれぞれ
の仮撚装置8によつて加撚される。多数のパツケ
ージ1′から引き出されたそれぞれの鞘糸2′はガ
イド3′を経てフイードローラー4′の回転により
10〜300%好ましくは50〜150%オーバーフイード
され、ガイドバー20,20′の先端のガイドロ
ツド21に取り付けられた10〜20個のそれぞれの
スレツドガイド22を経て、各々のヒーター5の
側壁に設けた上下方向のそれぞれの間隙23を通
つて、各々の第1ヒーター5内に引き込まれ、
各々の第1ヒーター5内を一定速度で走行してい
る芯糸1にそれぞれ絡合される。後記するよう
に、ガイドロツド21は設計通り変速度で各々の
第1ヒーター5の間隙23に沿つて上下動する。
ガイドロツド21に取り付けたスレツドガイド2
2は各第1ヒーター5の間隙23にそれぞれ近接
して設けられているので、各第1ヒーター5内を
走行する芯糸2と鞘糸2′の絡合点6も各第1ヒ
ーター5内で設計通りの所定の変速度で上下動す
る。各々の第1ヒーター5内で絡合されたそれぞ
れの芯糸2と鞘糸2′は、各々の第1ヒーター5
内で仮撚が施されるので、それぞれの鞘糸2′は
各々の芯糸2の周囲に強固に捲回される。
から引き出されるそれぞれの芯糸2は、各々のガ
イド3を経てフイードローラー4の回転により一
定速度で第1ヒーター5内に送り込まれそれぞれ
の仮撚装置8によつて加撚される。多数のパツケ
ージ1′から引き出されたそれぞれの鞘糸2′はガ
イド3′を経てフイードローラー4′の回転により
10〜300%好ましくは50〜150%オーバーフイード
され、ガイドバー20,20′の先端のガイドロ
ツド21に取り付けられた10〜20個のそれぞれの
スレツドガイド22を経て、各々のヒーター5の
側壁に設けた上下方向のそれぞれの間隙23を通
つて、各々の第1ヒーター5内に引き込まれ、
各々の第1ヒーター5内を一定速度で走行してい
る芯糸1にそれぞれ絡合される。後記するよう
に、ガイドロツド21は設計通り変速度で各々の
第1ヒーター5の間隙23に沿つて上下動する。
ガイドロツド21に取り付けたスレツドガイド2
2は各第1ヒーター5の間隙23にそれぞれ近接
して設けられているので、各第1ヒーター5内を
走行する芯糸2と鞘糸2′の絡合点6も各第1ヒ
ーター5内で設計通りの所定の変速度で上下動す
る。各々の第1ヒーター5内で絡合されたそれぞ
れの芯糸2と鞘糸2′は、各々の第1ヒーター5
内で仮撚が施されるので、それぞれの鞘糸2′は
各々の芯糸2の周囲に強固に捲回される。
しかも多層捲回部が形成されるようにするとき
に、鞘糸2′は10〜300%、好ましくは50〜150%
内の所定量をオーバーフイードされるが、その所
定量は多層捲回部の長さと太さ並びにその分布密
度によつて決まる。所定量をオーバーフイードさ
れる各鞘糸2′は、スレツドガイド22との間の
摩擦抵抗によつて、それぞれの第1ヒーター5内
を走行する各芯糸2の周囲に十分な張力で捲回さ
れるので、多層捲回部の外周には鞘糸2′による
ループ状のヒゲの発生する恐れがない。
に、鞘糸2′は10〜300%、好ましくは50〜150%
内の所定量をオーバーフイードされるが、その所
定量は多層捲回部の長さと太さ並びにその分布密
度によつて決まる。所定量をオーバーフイードさ
れる各鞘糸2′は、スレツドガイド22との間の
摩擦抵抗によつて、それぞれの第1ヒーター5内
を走行する各芯糸2の周囲に十分な張力で捲回さ
れるので、多層捲回部の外周には鞘糸2′による
ループ状のヒゲの発生する恐れがない。
このようにそれぞれの第1ヒーター5内で結合
された芯糸2と鞘糸2′は、各々の第1ヒーター
5内で一部熱セツトされて特殊仮撚捲縮加工糸7
となり、各仮撚装置8を通り送り出しローラー9
を経てそれぞれの第2ヒーター10内に送り込ま
れる。各々の第2ヒーター10内で仮撚捲縮加工
後の形態固定が施されたのち引き出され、送り出
しローラー11を経てそれぞれのボビン12に巻
き取られる。
された芯糸2と鞘糸2′は、各々の第1ヒーター
5内で一部熱セツトされて特殊仮撚捲縮加工糸7
となり、各仮撚装置8を通り送り出しローラー9
を経てそれぞれの第2ヒーター10内に送り込ま
れる。各々の第2ヒーター10内で仮撚捲縮加工
後の形態固定が施されたのち引き出され、送り出
しローラー11を経てそれぞれのボビン12に巻
き取られる。
なお鞘糸2′を上下動させるガイドロツド21
の両端には、それぞれガイドバー20,20′が
固着されこれらのガイドバー20,20′はスラ
イドバー18,18′の下端にそれぞれ固着され
ている。スライドバー18,18′はフレームに
固着した支持部材19,19′によつて上下方向
に摺動自在に支持され、これらのスライドバー1
8,18′の上端は横杆17によつて連結される。
この横杆17の中央部には、2個のガイドローラ
ー24,24′が近接して取り付けられている。
フレームに設けた支軸16に一端を枢着した揺動
レバー15の先端を上記のガイドローラー24,
24′の間に嵌挿する。
の両端には、それぞれガイドバー20,20′が
固着されこれらのガイドバー20,20′はスラ
イドバー18,18′の下端にそれぞれ固着され
ている。スライドバー18,18′はフレームに
固着した支持部材19,19′によつて上下方向
に摺動自在に支持され、これらのスライドバー1
8,18′の上端は横杆17によつて連結される。
この横杆17の中央部には、2個のガイドローラ
ー24,24′が近接して取り付けられている。
フレームに設けた支軸16に一端を枢着した揺動
レバー15の先端を上記のガイドローラー24,
24′の間に嵌挿する。
変速装置26に電気的に連結したインダクシヨ
ンモーター13の軸にカム14を取り付け、揺動
レバー15の中間部に取り付けたフリクシヨンロ
ーラー25を上記のカム14の周面に接触させた
ものである。なお27は揺動レバー15の揺動を
円滑にするための防振用重鍾である。変速装置2
6に電気的に連結したインダクシヨンモーター1
3は、設計した通りに所定の変速回転をするの
で、揺動レバー15は所定の変速度で揺動する。
そのためスライドバー18,18′も所定の変速
度で上下動することになる。
ンモーター13の軸にカム14を取り付け、揺動
レバー15の中間部に取り付けたフリクシヨンロ
ーラー25を上記のカム14の周面に接触させた
ものである。なお27は揺動レバー15の揺動を
円滑にするための防振用重鍾である。変速装置2
6に電気的に連結したインダクシヨンモーター1
3は、設計した通りに所定の変速回転をするの
で、揺動レバー15は所定の変速度で揺動する。
そのためスライドバー18,18′も所定の変速
度で上下動することになる。
したがつてスライドバー18,18′の下端に
取り付けたガイドバー20,20′の前端のガイ
ドロツド21が所定の変速度で上下動するので、
このガイドロツド21に取り付けた10〜20個をそ
れぞれ1組とするスレツドガイド22も設計され
た通りに変速度で上下動する。そのため第1ヒー
ター5内を一定速度で走行しているそれぞれの芯
糸2と鞘糸2′のそれぞれの絡合点6の位置も、
設計された通りに変速度で上下動することにな
る。このようにして、特殊仮撚捲縮加工糸の多層
捲回部と非多層捲回部とが形成されるが、この場
合のスレツドガイド22の上下方向の位置と速度
の変化の状態を、詳細に説明すれば下記のごとく
である。
取り付けたガイドバー20,20′の前端のガイ
ドロツド21が所定の変速度で上下動するので、
このガイドロツド21に取り付けた10〜20個をそ
れぞれ1組とするスレツドガイド22も設計され
た通りに変速度で上下動する。そのため第1ヒー
ター5内を一定速度で走行しているそれぞれの芯
糸2と鞘糸2′のそれぞれの絡合点6の位置も、
設計された通りに変速度で上下動することにな
る。このようにして、特殊仮撚捲縮加工糸の多層
捲回部と非多層捲回部とが形成されるが、この場
合のスレツドガイド22の上下方向の位置と速度
の変化の状態を、詳細に説明すれば下記のごとく
である。
鞘糸2′が芯糸2を捲回しながら、芯糸2のあ
る微小区間dl(m)を走行する時間をdt(min)と
し、この区間dl(m)における鞘糸2′の捲回密度
をC(T/m)、芯糸2に対する鞘糸2′の絡合点
6の下降速度、すなわちスレツドガイド22の下
降速度をS(m/min)とすれば dl=(S0−S)dt C=Ndt/dl ここでS0は芯糸の走行速度(m/min) Nは仮撚捲縮加工機の加撚速度(T/min) Tは芯糸に対する鞘糸の捲回数 したがつて上式より S=S0−N/C (1) 芯糸2に対する鞘糸2′の非多層捲回部において
は、芯糸2の外周に捲回される鞘糸2′の捲回層
数は1であつて、Cは芯糸2のそれぞれの位置に
おける鞘糸2′の捲回密度(T/m)を示す。
る微小区間dl(m)を走行する時間をdt(min)と
し、この区間dl(m)における鞘糸2′の捲回密度
をC(T/m)、芯糸2に対する鞘糸2′の絡合点
6の下降速度、すなわちスレツドガイド22の下
降速度をS(m/min)とすれば dl=(S0−S)dt C=Ndt/dl ここでS0は芯糸の走行速度(m/min) Nは仮撚捲縮加工機の加撚速度(T/min) Tは芯糸に対する鞘糸の捲回数 したがつて上式より S=S0−N/C (1) 芯糸2に対する鞘糸2′の非多層捲回部において
は、芯糸2の外周に捲回される鞘糸2′の捲回層
数は1であつて、Cは芯糸2のそれぞれの位置に
おける鞘糸2′の捲回密度(T/m)を示す。
芯糸2に対する鞘糸2′の多層捲回部において
は芯糸2の外周に捲回される鞘糸2′の捲回層数
iはi>1であつて、鞘糸2′の1層におけるそ
れぞれの捲回密度をC0(T/m)とすれば、多層
捲回部における鞘糸2′の捲回密度はiC0(T/m)
となる。鞘糸2′の直径をD(μ)とすれば C0=1/D (2) であるから C=iC0=i/D (3) したがつて多層捲回部において、芯糸2に対する
鞘糸2′の絡合点6の下降速度、すなわちスレツ
ドガイド22の下降速度S1(m/min)は(1)、(3)
式より S1=S0−ND/i (4) 本発明では多層捲回部における鞘糸2′の捲回
層数iを次のように限定した。
は芯糸2の外周に捲回される鞘糸2′の捲回層数
iはi>1であつて、鞘糸2′の1層におけるそ
れぞれの捲回密度をC0(T/m)とすれば、多層
捲回部における鞘糸2′の捲回密度はiC0(T/m)
となる。鞘糸2′の直径をD(μ)とすれば C0=1/D (2) であるから C=iC0=i/D (3) したがつて多層捲回部において、芯糸2に対する
鞘糸2′の絡合点6の下降速度、すなわちスレツ
ドガイド22の下降速度S1(m/min)は(1)、(3)
式より S1=S0−ND/i (4) 本発明では多層捲回部における鞘糸2′の捲回
層数iを次のように限定した。
1<i<8好ましくは2<i<5 (5)
芯糸2に対する鞘糸2′の多層捲回部は、上記
のように芯糸2に対する鞘糸2′の絡合点6の下
降速度、すなわちスレツドガイド22の下降速度
S1(m/min)を上記のように芯糸2の下降速度
S0(m/min)より僅かに小さくすることによつ
て形成される。
のように芯糸2に対する鞘糸2′の絡合点6の下
降速度、すなわちスレツドガイド22の下降速度
S1(m/min)を上記のように芯糸2の下降速度
S0(m/min)より僅かに小さくすることによつ
て形成される。
芯糸2に対する鞘糸2′の非多層捲回部は、ス
レツドガイド22の上下動によつて形成されるか
ら、絡合点6の下降によつて形成される非多層捲
回部において、芯糸2に対する鞘糸2′の絡合点
6の下降速度S2(m/min)は(1)式より S2=S0−N/C2 (6) ここでC2はスレツドガイドが下降するときの
鞘糸の捲回密度(T/m) 非多層捲回部では芯糸2に対する鞘糸2′の捲回
層数iは1であるから、非多層捲回部を形成する
鞘糸2′の最大下降速度(S2)nax(m/min)は
(4)にi=1を代入して得られる。
レツドガイド22の上下動によつて形成されるか
ら、絡合点6の下降によつて形成される非多層捲
回部において、芯糸2に対する鞘糸2′の絡合点
6の下降速度S2(m/min)は(1)式より S2=S0−N/C2 (6) ここでC2はスレツドガイドが下降するときの
鞘糸の捲回密度(T/m) 非多層捲回部では芯糸2に対する鞘糸2′の捲回
層数iは1であるから、非多層捲回部を形成する
鞘糸2′の最大下降速度(S2)nax(m/min)は
(4)にi=1を代入して得られる。
(S2)nax=S0−ND (7)
このときの鞘糸2′の捲回密度C2の最大値(C2)na
x(T/m)は(2)式より (C2)nax=1/D (8) となる。鞘糸2′の絡合点6の下降速度S2=0の
ときは、芯糸2に対応する鞘糸2′の捲回密度C2
(T/m)は(6)式より (C2)S2=0=N/S0 となる。絡合点6の上昇によつて形成される非多
層捲回部において、芯糸2に対する鞘糸2′の絡
合点6の上昇速度S3(m/min)は(1)式より −S3=S0−N/C3 (9) ここでC3はスレツドガイドが上昇するときの
鞘糸の捲回密度(T/m) 絡合点6の上昇速度S3(m/min)が0のとき
の鞘糸2′の捲回密度(C3)S3=0(T/m)は(9)式
よ (C3)S3=0=N/S0 (10) 絡合点6の上昇速度S3(m/min)が最大値(S3)
nax(m/min)のとき、鞘糸2′の捲回密度C3
(T/m)は最小値(C3) nio (T/m)(文中 nio
は最小値を示す)となり、(9)式より (C3) nio =N/S0+(S3)nax (10′) で与えられる。
x(T/m)は(2)式より (C2)nax=1/D (8) となる。鞘糸2′の絡合点6の下降速度S2=0の
ときは、芯糸2に対応する鞘糸2′の捲回密度C2
(T/m)は(6)式より (C2)S2=0=N/S0 となる。絡合点6の上昇によつて形成される非多
層捲回部において、芯糸2に対する鞘糸2′の絡
合点6の上昇速度S3(m/min)は(1)式より −S3=S0−N/C3 (9) ここでC3はスレツドガイドが上昇するときの
鞘糸の捲回密度(T/m) 絡合点6の上昇速度S3(m/min)が0のとき
の鞘糸2′の捲回密度(C3)S3=0(T/m)は(9)式
よ (C3)S3=0=N/S0 (10) 絡合点6の上昇速度S3(m/min)が最大値(S3)
nax(m/min)のとき、鞘糸2′の捲回密度C3
(T/m)は最小値(C3) nio (T/m)(文中 nio
は最小値を示す)となり、(9)式より (C3) nio =N/S0+(S3)nax (10′) で与えられる。
カム14の回転の中心を原点とし、この原点か
らカム14の周面までの長さを動径r(m)とし
て、カム14の周面の形状を、次のような極座標
で示す。
らカム14の周面までの長さを動径r(m)とし
て、カム14の周面の形状を、次のような極座標
で示す。
r=f(θ) (11)
ここでrは動径(m)、θは偏角(rad)
f(θ)は2πを周期とする余弦曲線に近似した
関数 揺動レバー15の支軸16とフリクシヨンロー
ラー25の間の長さm1(m)がカム14の動径r
(m)の最大値と最小値の差より十分に長い場合
には、カム14の回転により上下方向に揺動する
揺動レバー15のフリクシヨンローラー25とカ
ム14との接点の運動は上下方向の直線運動と見
做され、その速度υ(m/min)は次式で表わさ
れる。
関数 揺動レバー15の支軸16とフリクシヨンロー
ラー25の間の長さm1(m)がカム14の動径r
(m)の最大値と最小値の差より十分に長い場合
には、カム14の回転により上下方向に揺動する
揺動レバー15のフリクシヨンローラー25とカ
ム14との接点の運動は上下方向の直線運動と見
做され、その速度υ(m/min)は次式で表わさ
れる。
υ=dr/dt=f′(θ)dθ/dt=f′(θ)ω (12)
ここでωはカムの回転角速度(rad/min)
したがつて揺動レバー15の上下動によつて、
上下方向に運動するスレツドガイド22の速度S
(m/min)は次式で表わされる。
上下方向に運動するスレツドガイド22の速度S
(m/min)は次式で表わされる。
S=kυ=kf′(θ) (13)
ここでkは揺動レバーによる拡大比
k≒m2/m1で、m2(m)は揺動レバー15と
ガイドローラー24,24′の接点から支軸16
までの長さである。
ガイドローラー24,24′の接点から支軸16
までの長さである。
したがつてカム14の回転によつて多層捲回部
が形成されるときのスレツドガイド22の下降速
度S1(m/min)は、 S1=kf′(θ)ω (14) よつて多層捲回部が形成されるときのカム14の
偏角θ(rad)(回転角θということにする)の値
は(4)式と(14)式から次式で与えられる。
が形成されるときのスレツドガイド22の下降速
度S1(m/min)は、 S1=kf′(θ)ω (14) よつて多層捲回部が形成されるときのカム14の
偏角θ(rad)(回転角θということにする)の値
は(4)式と(14)式から次式で与えられる。
S0−ND/i=kf′(θ)ω (15)
ここで1<i<8、好ましくは2<i<5
多層捲回部と非多層捲回部との接続する位置に
対するカム14の回転角θ(rad)の値は、(15)
式においてi=1のときのθ(rad)の値である
から次式で与えられる。
対するカム14の回転角θ(rad)の値は、(15)
式においてi=1のときのθ(rad)の値である
から次式で与えられる。
S0−ND=kf′(θ)ω (16)
考察を容易にするため、カム14の1回転中の
回転角速度ω(rad/min)は一定であると仮定
し、上式を満足するθ(rad)の値をθ1(rad)、θ2
(θ1<θ2)(rad)とすれば、多層捲回部は(15)
式においてカム14の回転角がθ1<θ<θ2の範囲
で形成される。したがつて非多層捲回部は0θ
θ1とθ2θ≦2πの範囲で形成されることにな
る。非多層捲回部が形成されるときのスレツドガ
イド22の下降速度S2(m/min)の最大値(S2)
nax(m/min)は(16)式より (S2)nax=kf′(θ1)ω=kf′(θ2)ω =S0−ND (17) であるから、多層捲回部が形成されるときのスレ
ツドガイド22の下降速度S1(m/min)は(15)
式においてθ1<θ<θ2の範囲で変化する。
回転角速度ω(rad/min)は一定であると仮定
し、上式を満足するθ(rad)の値をθ1(rad)、θ2
(θ1<θ2)(rad)とすれば、多層捲回部は(15)
式においてカム14の回転角がθ1<θ<θ2の範囲
で形成される。したがつて非多層捲回部は0θ
θ1とθ2θ≦2πの範囲で形成されることにな
る。非多層捲回部が形成されるときのスレツドガ
イド22の下降速度S2(m/min)の最大値(S2)
nax(m/min)は(16)式より (S2)nax=kf′(θ1)ω=kf′(θ2)ω =S0−ND (17) であるから、多層捲回部が形成されるときのスレ
ツドガイド22の下降速度S1(m/min)は(15)
式においてθ1<θ<θ2の範囲で変化する。
スレツドガイド22の下降速度S2(m/min)
が0になるときのカム14の回転角θ(rad)の
値を0、θ3(θ2<θ3)(rad)とすれば(14)式よ
り kf′(θ)=kf′(θ3)=0 (18) したがつてスレツドガイド22の下降によつて非
多層捲回部の形成されるカム14の回転角θ
(rad)の範囲は、 0θθ1、θ2θθ3 となり、スレツドガイド22の上昇によつて非多
層捲回部の形成されるカム14の回転角θ(rad)
の範囲は θ3<θ<2π となる。カム14の回転角θ(rad)がθ3<θ<2π
の範囲で、スレツドガイド22の上昇速度S3
(m/min)が最大になるθ(rad)の値をθ4(rad)
とすれば、(13)式より (S3)nax=kf′(θ4)ω (19) したがつてカム14の回転角θ(rad)の値がθ4
(rad)のときに、非多層捲回部における鞘糸
2′の捲回密度C3(T/m)が最小値(C3) nio
(T/m)となり、(10′)と(19)式より次式で
与えられる。
が0になるときのカム14の回転角θ(rad)の
値を0、θ3(θ2<θ3)(rad)とすれば(14)式よ
り kf′(θ)=kf′(θ3)=0 (18) したがつてスレツドガイド22の下降によつて非
多層捲回部の形成されるカム14の回転角θ
(rad)の範囲は、 0θθ1、θ2θθ3 となり、スレツドガイド22の上昇によつて非多
層捲回部の形成されるカム14の回転角θ(rad)
の範囲は θ3<θ<2π となる。カム14の回転角θ(rad)がθ3<θ<2π
の範囲で、スレツドガイド22の上昇速度S3
(m/min)が最大になるθ(rad)の値をθ4(rad)
とすれば、(13)式より (S3)nax=kf′(θ4)ω (19) したがつてカム14の回転角θ(rad)の値がθ4
(rad)のときに、非多層捲回部における鞘糸
2′の捲回密度C3(T/m)が最小値(C3) nio
(T/m)となり、(10′)と(19)式より次式で
与えられる。
(C3) nio =N/S0+kf′(θ4)ω (20)
揺動レバー15の支軸16とフリクシヨンロー
ラー25の間の長さm1(m)が、カム14の動径
r(m)の最大値と最小値の差より十分に長くな
い場合には、カム14の回転により上下方向に揺
動する揺動レバー15のフリクシヨンローラー2
5とカム14との接点の運動は上下方向の直線運
動とは見做されない。また上記の場合においては
揺動レバー15による拡大比k(k=m2/m1)
はカム14の回転角θ(rad)の関数となる。こ
のような一般の場合には下記のように考察する。
ラー25の間の長さm1(m)が、カム14の動径
r(m)の最大値と最小値の差より十分に長くな
い場合には、カム14の回転により上下方向に揺
動する揺動レバー15のフリクシヨンローラー2
5とカム14との接点の運動は上下方向の直線運
動とは見做されない。また上記の場合においては
揺動レバー15による拡大比k(k=m2/m1)
はカム14の回転角θ(rad)の関数となる。こ
のような一般の場合には下記のように考察する。
第1図、第2図に示すように、インダクシヨン
モーター13の変速回転によつて、揺動レバー1
5が支軸16を支点として揺動し、スライドバー
18,18′が上下動する。そのためガイドロツ
ド21にそれぞれ取り付けたスレツドガイド22
が上下動する。したがつてスレツドガイド22の
上下動する変位H(m)はカム14の回転角θ
(rad)の関数として、次のように示される。
モーター13の変速回転によつて、揺動レバー1
5が支軸16を支点として揺動し、スライドバー
18,18′が上下動する。そのためガイドロツ
ド21にそれぞれ取り付けたスレツドガイド22
が上下動する。したがつてスレツドガイド22の
上下動する変位H(m)はカム14の回転角θ
(rad)の関数として、次のように示される。
H=F(θ) (21)
ここでF(θ)は2πを周期とする余弦曲線に近
似した関数 インダクシヨンモーター13の回転角速度ω
(rad/min)は、変速装置26の設定条件により
きわめて複雑に変速するので、ω(rad/min)は
時間t(min)の関数となる。したがつてスレツ
ドガイド22の上下方向の速度S(m/min)も
時間の関数となり S=dH/dt=F′(θ)dθ/dt=F′(θ)ω(22
) で表わされる。
似した関数 インダクシヨンモーター13の回転角速度ω
(rad/min)は、変速装置26の設定条件により
きわめて複雑に変速するので、ω(rad/min)は
時間t(min)の関数となる。したがつてスレツ
ドガイド22の上下方向の速度S(m/min)も
時間の関数となり S=dH/dt=F′(θ)dθ/dt=F′(θ)ω(22
) で表わされる。
スレツドガイド22の下降速度Sが(4)式の条件
を満足するときに、多層捲回部が形成されるか
ら、(4)、(22)式より F′(θ)ω=S0−ND/i (23) ここで1<i<8好ましくは2<i<5 したがつて S0−ND<F′(θ)ω<So−ND/8 好ましくは So−ND/2<F′(θ)ω<S0−ND/5 (24) 本発明の装置において、変速装置26とインダ
クシヨンモーター13を除く他の構成条件、すな
わちカム機構、揺動レバー15の支軸16の位
置、スライドバー18,18′のガイドローラー
24,24′などの構成除件が設定されるとF
(θ)、F′(θ)が決まるので、多層捲回部を形成
させるためのインダクシヨンモーター13の回転
角速度ω(rad/min)の限界は次のように与えら
れらる。
を満足するときに、多層捲回部が形成されるか
ら、(4)、(22)式より F′(θ)ω=S0−ND/i (23) ここで1<i<8好ましくは2<i<5 したがつて S0−ND<F′(θ)ω<So−ND/8 好ましくは So−ND/2<F′(θ)ω<S0−ND/5 (24) 本発明の装置において、変速装置26とインダ
クシヨンモーター13を除く他の構成条件、すな
わちカム機構、揺動レバー15の支軸16の位
置、スライドバー18,18′のガイドローラー
24,24′などの構成除件が設定されるとF
(θ)、F′(θ)が決まるので、多層捲回部を形成
させるためのインダクシヨンモーター13の回転
角速度ω(rad/min)の限界は次のように与えら
れらる。
S0−ND/F′(θ)<ω<S0−ND/8/F′(θ
) 好ましくは S0−ND/2/F′(θ)<ω<S0−ND/5/F′
(θ) (25) 変速装置26は、インダクシヨンモーター13
がきわめて複雑に変速するように設定されている
が、上式を満足する範囲のω(rad/min)の値に
よつて多層捲回部が形成される。
) 好ましくは S0−ND/2/F′(θ)<ω<S0−ND/5/F′
(θ) (25) 変速装置26は、インダクシヨンモーター13
がきわめて複雑に変速するように設定されている
が、上式を満足する範囲のω(rad/min)の値に
よつて多層捲回部が形成される。
多層捲回部と非多層捲回部の接続する位置は、
鞘糸2′の捲回層数iは1であるから、(23)式よ
り S0−ND=F′(θ)ω F′(θ)=(S0−ND)/ω (26) 上式を満足するθ(rad)の値をθ1(rad)、θ2(θ1
<
θ2)(rad)とすれば、多層捲回部を形成するため
のカム14の回転角θ(rad)の値の範囲は θ1<θ<θ2 (27) (25)式に示すように多層捲回部を形成するため
のω(rad/min)の値の範囲で、インダクシヨン
モーター13は種々に変速するので、多層捲回部
の長さが種々に変化することになる。
鞘糸2′の捲回層数iは1であるから、(23)式よ
り S0−ND=F′(θ)ω F′(θ)=(S0−ND)/ω (26) 上式を満足するθ(rad)の値をθ1(rad)、θ2(θ1
<
θ2)(rad)とすれば、多層捲回部を形成するため
のカム14の回転角θ(rad)の値の範囲は θ1<θ<θ2 (27) (25)式に示すように多層捲回部を形成するため
のω(rad/min)の値の範囲で、インダクシヨン
モーター13は種々に変速するので、多層捲回部
の長さが種々に変化することになる。
なお多層捲回部における鞘糸2′の捲回密度C0
(T/m)は(2)式よりC0=1/Dである。
(T/m)は(2)式よりC0=1/Dである。
芯糸2に対する鞘糸2′の非多層捲回部におい
ては、芯糸2の外層に捲回される鞘糸2′の捲回
層数iは1であつて、芯糸2のそれぞれの位置に
おける鞘糸2′の捲回密度をC(T/m)とすれ
ば、(1)、(22)式より F′(θ)ω=S0−N/C (28) スレツドガイド22の下降速度S2(m/min)が
0になるときのカム14の回転角θ(rad)の値
を0、θ3(θ2<θ3)(rad)、これらの位置での鞘糸
2′の捲回密度C(T/m)の値を(C2)S2=0
(T/m)とすれば、(28)式より F′(θ)ω=F′(θ3)ω=S0−N/(C2)S2=0=0 よつて(C2)S2=0=N/S0 (29) したがつてスレツドガイド22の下降によつて、
非多層捲回部が形成されるときのカム14の回転
角θ(rad)の範囲は 0θθ1、θ2θθ3 このときの鞘糸2′の捲回密度C(T/m)の範
囲は N/S0C1/D (30) となる。
ては、芯糸2の外層に捲回される鞘糸2′の捲回
層数iは1であつて、芯糸2のそれぞれの位置に
おける鞘糸2′の捲回密度をC(T/m)とすれ
ば、(1)、(22)式より F′(θ)ω=S0−N/C (28) スレツドガイド22の下降速度S2(m/min)が
0になるときのカム14の回転角θ(rad)の値
を0、θ3(θ2<θ3)(rad)、これらの位置での鞘糸
2′の捲回密度C(T/m)の値を(C2)S2=0
(T/m)とすれば、(28)式より F′(θ)ω=F′(θ3)ω=S0−N/(C2)S2=0=0 よつて(C2)S2=0=N/S0 (29) したがつてスレツドガイド22の下降によつて、
非多層捲回部が形成されるときのカム14の回転
角θ(rad)の範囲は 0θθ1、θ2θθ3 このときの鞘糸2′の捲回密度C(T/m)の範
囲は N/S0C1/D (30) となる。
さらにスレツドガイド22の上昇によつて非多
層捲回部の形成されるときのカム14の回転角θ
(rad)の範囲は θ3<θ<2π スレツドガイド22の上昇速度S3(m/min)
の最大値を(S3)nax(m/min)、このときのカ
ム14の回転角θ(rad)の値をθ4(rad)とすれ
ば、この位置での鞘糸2′の捲回密度C3(T/m)
は最小値(C3) nio (T/m)となり、(28)式よ
り −(S3)nax=−F′(θ4)ω=S0−N/(C3) nio よつて (C3) nio =N/S0+(S3)nax=N/S0+F′(θ4)ω
(31) したがつてスレツドガイド22の上昇によつて
形成される非多層捲回部における鞘糸2′の捲回
密度C3(T/m)の範囲は次式で与えられる。
(第3図参照) N/S0+F′(θ4)ωC3<N/S0(32) きわめて複雑に変速するように設計した変速装
置26をインダクシヨンモーター13に電気的に
連絡しているので、インダクシヨンモーター13
の回転角速度は1回転中でも変化する。したがつ
て(12)、(22)式の角速度ω(rad/min)は、カ
ム14の1回転中においても変化する。したがつ
てスレツドガイド22の上下方向の速度、すなわ
ち芯糸2に対する鞘糸2′の絡合点6の上下方向
の速度は、カム14の1回転ごとに、しかも1回
転中においても時々刻々に変化する。
層捲回部の形成されるときのカム14の回転角θ
(rad)の範囲は θ3<θ<2π スレツドガイド22の上昇速度S3(m/min)
の最大値を(S3)nax(m/min)、このときのカ
ム14の回転角θ(rad)の値をθ4(rad)とすれ
ば、この位置での鞘糸2′の捲回密度C3(T/m)
は最小値(C3) nio (T/m)となり、(28)式よ
り −(S3)nax=−F′(θ4)ω=S0−N/(C3) nio よつて (C3) nio =N/S0+(S3)nax=N/S0+F′(θ4)ω
(31) したがつてスレツドガイド22の上昇によつて
形成される非多層捲回部における鞘糸2′の捲回
密度C3(T/m)の範囲は次式で与えられる。
(第3図参照) N/S0+F′(θ4)ωC3<N/S0(32) きわめて複雑に変速するように設計した変速装
置26をインダクシヨンモーター13に電気的に
連絡しているので、インダクシヨンモーター13
の回転角速度は1回転中でも変化する。したがつ
て(12)、(22)式の角速度ω(rad/min)は、カ
ム14の1回転中においても変化する。したがつ
てスレツドガイド22の上下方向の速度、すなわ
ち芯糸2に対する鞘糸2′の絡合点6の上下方向
の速度は、カム14の1回転ごとに、しかも1回
転中においても時々刻々に変化する。
絡合点6の上下方向の変位と速度は、カム14
の回転速度とカム14の形状、揺動レバー15の
構成条件などによつて決まる。上記の変位はカム
14の1回転を周期としているが、1回転に要す
る時間は、インダクシヨンモーター13に取り付
けた変速装置26の設計条件によつてきわめて複
雑に変化するので、生産される特殊仮撚捲縮加工
糸の多層捲回部の太さと長さ、並びにその分布を
きわめて複雑なものにすることができる。
の回転速度とカム14の形状、揺動レバー15の
構成条件などによつて決まる。上記の変位はカム
14の1回転を周期としているが、1回転に要す
る時間は、インダクシヨンモーター13に取り付
けた変速装置26の設計条件によつてきわめて複
雑に変化するので、生産される特殊仮撚捲縮加工
糸の多層捲回部の太さと長さ、並びにその分布を
きわめて複雑なものにすることができる。
なお本発明では、多層捲回部における鞘糸2′
の捲回層数iを8より小さく設定したが、捲回層
数が大になると多層捲回部の太さが大きくなり、
多層捲回部の両端がくずれ易くなる。さらに多層
捲回部が長くなれば、多層捲回部を形成するため
の鞘糸2′のオーバーフイード量が著しく増大す
るので、このような鞘糸2′をもつれないように
しておくことが困難になる。そのため本発明では
鞘糸2′の捲回層数iを1<i<8、好ましくは
2<i<5と限定し、鞘糸2′のオーバーフイー
ド率を10〜300%好ましくは50〜150%と限定し
た。
の捲回層数iを8より小さく設定したが、捲回層
数が大になると多層捲回部の太さが大きくなり、
多層捲回部の両端がくずれ易くなる。さらに多層
捲回部が長くなれば、多層捲回部を形成するため
の鞘糸2′のオーバーフイード量が著しく増大す
るので、このような鞘糸2′をもつれないように
しておくことが困難になる。そのため本発明では
鞘糸2′の捲回層数iを1<i<8、好ましくは
2<i<5と限定し、鞘糸2′のオーバーフイー
ド率を10〜300%好ましくは50〜150%と限定し
た。
また本発明では、1本のガイドロツド21の上
下動によつて、ヒーター5中を走行する芯糸2に
対する鞘糸2′の絡合点6の上下動を、10〜20本
をそれぞれ1組づつとして同じように行わせるの
で、多層捲回部の太さと長さ、並びにその分布の
同じ特殊仮撚捲縮加工糸が製造できる。多層捲回
部と非多層捲回部の長さの比率は、カム14の回
転角θ(rad)の範囲の比率とそれぞれの回転角
の範囲におけるインダクシヨンモーター13の角
速度ω(rad/min)とによつて決まる。しかもヒ
ーター5中を走行する芯糸2に近接して側方より
鞘糸2′をオーバーフイードして、芯糸2の外周
に鞘糸2′を捲回して多層捲回部を形成させるの
で、強固な多層捲回部が得られる。なお形成され
た多層捲回部が仮撚装置8を通り、第2ヒーター
10内で解撚と形態熱固定を施される際に、多層
捲回部はほとんど解撚されず非多層捲回部が主と
して解撚される。
下動によつて、ヒーター5中を走行する芯糸2に
対する鞘糸2′の絡合点6の上下動を、10〜20本
をそれぞれ1組づつとして同じように行わせるの
で、多層捲回部の太さと長さ、並びにその分布の
同じ特殊仮撚捲縮加工糸が製造できる。多層捲回
部と非多層捲回部の長さの比率は、カム14の回
転角θ(rad)の範囲の比率とそれぞれの回転角
の範囲におけるインダクシヨンモーター13の角
速度ω(rad/min)とによつて決まる。しかもヒ
ーター5中を走行する芯糸2に近接して側方より
鞘糸2′をオーバーフイードして、芯糸2の外周
に鞘糸2′を捲回して多層捲回部を形成させるの
で、強固な多層捲回部が得られる。なお形成され
た多層捲回部が仮撚装置8を通り、第2ヒーター
10内で解撚と形態熱固定を施される際に、多層
捲回部はほとんど解撚されず非多層捲回部が主と
して解撚される。
そのため本発明の装置によつて製造された特殊
仮撚捲縮加工糸の多層捲回部はきわめて強固なも
のとなるので、製織、製編などの準備工程でゆる
んだり、流れたり、あるいはひげ状のループの生
起する恐れは全くない。
仮撚捲縮加工糸の多層捲回部はきわめて強固なも
のとなるので、製織、製編などの準備工程でゆる
んだり、流れたり、あるいはひげ状のループの生
起する恐れは全くない。
第4図は本発明の製造方法によつて製造された
特殊仮撚捲縮加工糸の模型図であつて、黒色糸は
芯糸2を示し白色糸は鞘糸2′を示す。第5図は、
本発明の製造方法により芯糸2の周囲に鞘糸2′
が捲回されて多層捲回部の形成される状態を示す
説明図である。芯糸2に対して1回、2回、3回
……と順次捲回されようとする鞘糸2′の縦断面
の位置をa1,a2,a3,a4,a5,a6……で示す。
特殊仮撚捲縮加工糸の模型図であつて、黒色糸は
芯糸2を示し白色糸は鞘糸2′を示す。第5図は、
本発明の製造方法により芯糸2の周囲に鞘糸2′
が捲回されて多層捲回部の形成される状態を示す
説明図である。芯糸2に対して1回、2回、3回
……と順次捲回されようとする鞘糸2′の縦断面
の位置をa1,a2,a3,a4,a5,a6……で示す。
本発明の製造方法によつて形成される多層捲回
部では、芯糸2に対する鞘糸2′の捲回ピツチP0
(cm)は(3)式より P0=1/C=D/i、1<i<8、好ましくは 2<i<5 であるから D/8<P0<D好ましくはD/5<P0D/2 であつて、スレツドガイド22は上式を満足する
ように走行する。したがつて芯糸2に対して鞘糸
2′がa1の位置に捲回され、続いて2回目にa2の
位置にきて捲回されようとすると、芯糸2の長さ
方向へのa1とa2の中心距離P0(cm)はP0<Dであ
るから、a2はa1の表面を滑り落ちてa′2の位置に
配列され鞘糸2′は第1層を形成する。
部では、芯糸2に対する鞘糸2′の捲回ピツチP0
(cm)は(3)式より P0=1/C=D/i、1<i<8、好ましくは 2<i<5 であるから D/8<P0<D好ましくはD/5<P0D/2 であつて、スレツドガイド22は上式を満足する
ように走行する。したがつて芯糸2に対して鞘糸
2′がa1の位置に捲回され、続いて2回目にa2の
位置にきて捲回されようとすると、芯糸2の長さ
方向へのa1とa2の中心距離P0(cm)はP0<Dであ
るから、a2はa1の表面を滑り落ちてa′2の位置に
配列され鞘糸2′は第1層を形成する。
次に捲回される鞘糸2′はa3の位置にきて捲回
されようとするが、芯糸2の長さ方向へのa1とa3
の中心間の距離は2P0(cm)であり、 D<2P0<2D 即ちD/2<P0<Dのときはa3はa′2の表面を滑り落 ちてa′3の位置に配置されて鞘糸2′の第1層が形
成される。しかしながら2P0<DすなわちP0<
D/2のときは、a3はa′2の表面を滑り落ちてa″3の 位置に配置され芯糸2に対して鞘糸2′の第2層
を形成する。
されようとするが、芯糸2の長さ方向へのa1とa3
の中心間の距離は2P0(cm)であり、 D<2P0<2D 即ちD/2<P0<Dのときはa3はa′2の表面を滑り落 ちてa′3の位置に配置されて鞘糸2′の第1層が形
成される。しかしながら2P0<DすなわちP0<
D/2のときは、a3はa′2の表面を滑り落ちてa″3の 位置に配置され芯糸2に対して鞘糸2′の第2層
を形成する。
つぎに鞘糸2′が4回目の捲回でa4の位置にく
ると、芯糸2の長さ方向へのa1とa4の中心間の距
離3P0(cm)が2D<3P0<3D、即ち2/3D<P0<D のときは、a4はa1の表面から滑り落ちてa′4の位
置にきて鞘糸2′の第1層を形成する。
ると、芯糸2の長さ方向へのa1とa4の中心間の距
離3P0(cm)が2D<3P0<3D、即ち2/3D<P0<D のときは、a4はa1の表面から滑り落ちてa′4の位
置にきて鞘糸2′の第1層を形成する。
しかしD<3P0<2Dのとき即ちD/3<P0<2/3D
のときはa4はa′3とa′2の上のa″4の位置にきて鞘糸
2′の第2層に配置される。次に鞘糸2′の5回目
の捲回はa5の位置にくるが、芯糸2の長さ方向へ
a1とa5の中心間の距離は4P0(cm)であり、3D<
4P0<4D即ち3/4D<P0<Dのときは、a5はa′4の 表面に滑り落ちa′5の位置にきて鞘糸2′の第1層
に配置される。
2′の第2層に配置される。次に鞘糸2′の5回目
の捲回はa5の位置にくるが、芯糸2の長さ方向へ
a1とa5の中心間の距離は4P0(cm)であり、3D<
4P0<4D即ち3/4D<P0<Dのときは、a5はa′4の 表面に滑り落ちa′5の位置にきて鞘糸2′の第1層
に配置される。
しかし2D<4P0<3D即ちD/2<P0<3/4Dのと
きは、a5はa″4の表面から滑り落ちてa″5の位置に
配置され鞘糸2′の第2層が形成され、同様にし
てD<4P0<2D即ちD/4<P0<D/2のときは、a5は a4の位置にきて第3層が形成される。芯糸2
の方向へのa1とa6の中心間の距離5P0(cm)が4D
<5P0<5D即ち4/5D<P0<Dのときは、a6はa′6 の位置に配置されて第1層を形成し、3D<5P0<
4D即ち3D/5<P0<4/5Dのときは、a6はa″6の位置 に配置されて鞘糸2′の第2層を形成し、さらに、
2D<5P0<3D即ち2D/5<P0<3/5Dのときは、c6 はa6の位置にきて鞘糸2′の第3層が形成され
る。
配置され鞘糸2′の第2層が形成され、同様にし
てD<4P0<2D即ちD/4<P0<D/2のときは、a5は a4の位置にきて第3層が形成される。芯糸2
の方向へのa1とa6の中心間の距離5P0(cm)が4D
<5P0<5D即ち4/5D<P0<Dのときは、a6はa′6 の位置に配置されて第1層を形成し、3D<5P0<
4D即ち3D/5<P0<4/5Dのときは、a6はa″6の位置 に配置されて鞘糸2′の第2層を形成し、さらに、
2D<5P0<3D即ち2D/5<P0<3/5Dのときは、c6 はa6の位置にきて鞘糸2′の第3層が形成され
る。
このようにして、さらに鞘糸2′がa7,a8,a9,
a10……の位置にくると、鞘糸2′は設計されたピ
ツチP0(cm)の大きさによつて、多層捲回部の第
1、2、3、4、5……層が順次形成されること
になる。
a10……の位置にくると、鞘糸2′は設計されたピ
ツチP0(cm)の大きさによつて、多層捲回部の第
1、2、3、4、5……層が順次形成されること
になる。
これらの場合の鞘糸2′と芯糸2との絡合点6
の下降速度S1(m/min)は(4)式で与えられ、即
ちS1=S0−ND/i、1<i<8、好ましくは2< i<5である。したがつて多層捲回部の捲回層数
iの大きさを予め決めれば、そのような捲回層数
iを有する鞘糸2′の多層捲回部を形成するため
のスレツドガイド22の下降速度S1(m/min)
によつて所定の太さの多層捲回部が形成される。
多層捲回部の長さは、上記のような速度S1(m/
min)でスレツドガイド22を下降させる時間、
インダクシヨンモーター13の回転角速度並びに
カム14の形状などによつて決まる。
の下降速度S1(m/min)は(4)式で与えられ、即
ちS1=S0−ND/i、1<i<8、好ましくは2< i<5である。したがつて多層捲回部の捲回層数
iの大きさを予め決めれば、そのような捲回層数
iを有する鞘糸2′の多層捲回部を形成するため
のスレツドガイド22の下降速度S1(m/min)
によつて所定の太さの多層捲回部が形成される。
多層捲回部の長さは、上記のような速度S1(m/
min)でスレツドガイド22を下降させる時間、
インダクシヨンモーター13の回転角速度並びに
カム14の形状などによつて決まる。
したがつて本発明では、カム14の形状を所定
のものに選ぶことによつてF(θ)、F′(θ)が決
まるので、カム14の回転角速度が(25)式を満
足するように変速装置の設定をきわめて複雑にす
ることにより、種々の太さと長さとを有する多層
捲回部が種々のピツチで複雑に分布した特殊仮撚
捲縮加工糸が製造できる。
のものに選ぶことによつてF(θ)、F′(θ)が決
まるので、カム14の回転角速度が(25)式を満
足するように変速装置の設定をきわめて複雑にす
ることにより、種々の太さと長さとを有する多層
捲回部が種々のピツチで複雑に分布した特殊仮撚
捲縮加工糸が製造できる。
多層捲回部において芯糸2に対する鞘糸2′の
捲回層数iが増大すると、多層捲回部における鞘
糸2′のオーバーフイード率は芯糸2のフイード
率に対し数倍ないし数十倍となる。
捲回層数iが増大すると、多層捲回部における鞘
糸2′のオーバーフイード率は芯糸2のフイード
率に対し数倍ないし数十倍となる。
したがつて鞘糸2′が非多層捲回部を形成する
間に、鞘糸2′をオーバーフイードしてたるませ、
次の多層捲回部を形成する間に十分な長さとして
おく必要がある。
間に、鞘糸2′をオーバーフイードしてたるませ、
次の多層捲回部を形成する間に十分な長さとして
おく必要がある。
すなわち多層捲回部の長さ、捲回層数並びにそ
の分布によつて、必要な鞘糸2′の長さが定まる
ので、非多層捲回部が形成される間に鞘糸2′を
オーバーフイードして十分な長さとし、たるませ
ておくことが必要となる。したがつて鞘糸2′の
オーバーフイード率によつて、多層捲回部の長
さ、捲回層数並びにその分布が限定される。鞘糸
2′のオーバーフイード率を余り増大すると、多
層捲回部を形成するまでの鞘糸2′のたるみが増
大し過ぎるので、鞘糸2′のオーバーフイード率
は仮撚捲縮加工機の構造からも自然に決まる。こ
のような条件を考慮して、本発明では鞘糸2′の
オーバーフイード率を10〜300%好ましくは50〜
150%に限定した。
の分布によつて、必要な鞘糸2′の長さが定まる
ので、非多層捲回部が形成される間に鞘糸2′を
オーバーフイードして十分な長さとし、たるませ
ておくことが必要となる。したがつて鞘糸2′の
オーバーフイード率によつて、多層捲回部の長
さ、捲回層数並びにその分布が限定される。鞘糸
2′のオーバーフイード率を余り増大すると、多
層捲回部を形成するまでの鞘糸2′のたるみが増
大し過ぎるので、鞘糸2′のオーバーフイード率
は仮撚捲縮加工機の構造からも自然に決まる。こ
のような条件を考慮して、本発明では鞘糸2′の
オーバーフイード率を10〜300%好ましくは50〜
150%に限定した。
上記のように、本発明の製造方法の理論的な考
察においては原糸の横断面が円形であるとして計
算したが、実際には必ずしも円形とはならず種々
の形状となり、その見掛けの大きさも糸条の張力
によつていくぶんは変化する。しかしながら考察
を容易にするために、糸条の横断面は円形である
と仮定して前記のように理論的に解析し、本発明
の製造方法によつて製造される特殊仮撚捲縮加工
糸の製造条件を設定した。
察においては原糸の横断面が円形であるとして計
算したが、実際には必ずしも円形とはならず種々
の形状となり、その見掛けの大きさも糸条の張力
によつていくぶんは変化する。しかしながら考察
を容易にするために、糸条の横断面は円形である
と仮定して前記のように理論的に解析し、本発明
の製造方法によつて製造される特殊仮撚捲縮加工
糸の製造条件を設定した。
したがつて生産された特殊仮撚捲縮加工糸の構
造と前記の設定製造条件との間に、いくぶんの差
違のあることはやむを得ない。
造と前記の設定製造条件との間に、いくぶんの差
違のあることはやむを得ない。
以下に本発明の製造方法を実施して、特殊仮撚
捲縮加工糸を製造した4種の製造実施例について
説明する。
捲縮加工糸を製造した4種の製造実施例について
説明する。
実施例 1
原 糸
芯糸:ポリエステルフイラメント糸条セミダル
75d/36f 鞘糸:同上 高収縮糸(収縮率69.5%) 50d/
36f 機種:摩擦仮撚加工機 SD−3 仮撚条件 糸速(芯糸):60m/min (糸の走行速度)/(デイスク速度)=0.19 鞘糸のスレツドガイド速度:+59m/min〜−60
m/min ヒーター温度 第1ヒーター:200℃ 第2ヒーター:190℃ 仮撚フイード率 芯糸:+3.0% 鞘糸の多層捲回部:60〜130%(可変速) 鞘糸の非多層捲回部:8.7〜10% 生産加工糸の品質 平均太さ:210d 強力:1.7g/d 伸度:28.8% 注;鞘糸のスレツドガイド速度の+は芯糸の走行
方向を示し、−は芯糸の走行方向に対し反対の
向きを示す。
75d/36f 鞘糸:同上 高収縮糸(収縮率69.5%) 50d/
36f 機種:摩擦仮撚加工機 SD−3 仮撚条件 糸速(芯糸):60m/min (糸の走行速度)/(デイスク速度)=0.19 鞘糸のスレツドガイド速度:+59m/min〜−60
m/min ヒーター温度 第1ヒーター:200℃ 第2ヒーター:190℃ 仮撚フイード率 芯糸:+3.0% 鞘糸の多層捲回部:60〜130%(可変速) 鞘糸の非多層捲回部:8.7〜10% 生産加工糸の品質 平均太さ:210d 強力:1.7g/d 伸度:28.8% 注;鞘糸のスレツドガイド速度の+は芯糸の走行
方向を示し、−は芯糸の走行方向に対し反対の
向きを示す。
なおfはフイラメント糸条のフイラメント数
である。
である。
実施例 2
原 糸
芯糸:ポリエステルフイラメント セミダル高収
縮糸(収縮率55%) 75d/36f 鞘糸:ポリエステル スパン糸80S 機種:摩擦仮撚加工機 SD−3 仮撚条件 糸速(芯糸):55m/min (糸の走行速度)/(デイスク速度)=0.23 鞘糸のスレツドガイド速度:+52.04m/min〜
−55m/min ヒーター温度 第1ヒーター:210℃ 第2ヒーター:205℃ 仮撚フイード率 芯糸:3.0% 鞘糸の多層捲回部:+50〜130% 鞘糸の非多層捲回部:+8.7〜10% 生産加工糸の品質 平均太さ:240d 強力:1.6g/d 伸度:21.0% 実施例 3 原 糸 芯糸:ポリエステルフイラメント高収縮糸(収縮
率65%) 50d/24f 鞘糸:ポリエステルカケオレフイラメント普通収
縮糸 50d/24f 機種:スピンドル式仮撚捲縮加工機 ST−6 仮撚条件 糸速(芯糸):45m/min 鞘糸のスレツドガイド速度:+44.3m/min〜−
45m/min 仮撚数:1850T/m ヒーターの温度 第1ヒーター:193℃ 第2ヒーター:205℃ 仮撚フイード率 芯糸:+3.0% 鞘糸の多層捲回部:+50〜160%(張力0.8〜0.2
g/本) 鞘糸の非多層捲回部:+8.7〜10% 生産加工糸の品質 平均太さ:180d 強力:1.9g/d 伸度:26% 実施例 4 原 糸 芯糸:ポリエステルフイラメント未延糸(△n=
85×10-3) 95d 注:△nはフイラメントの横断面の外部と内部の
分子配向率の差である 鞘糸:人絹糸 50d 機種:スピンドル式仮撚捲縮加工機 ST−6 仮撚条件 糸速(芯糸):4.2m/min 鞘糸のスレツドガイド速度:+41.3m/min〜−
42m/min 仮撚数:2050T/m ヒーター温度 第1ヒーター:205℃ 第2ヒーター:200℃ 仮撚フイード率 鞘糸の多層捲回部:+80〜120% 鞘糸の非多層捲回部:±0% 生産加工糸の品質 平均太さ:235d 強力:1.8g/d 伸度:32% 上記のような本発明の製造方法によつて製造し
た特殊仮撚捲縮加工糸は、芯糸の外周に鞘糸が強
固に捲回しているので、形成された多層捲回部の
鞘糸が芯糸からゆるんだり、流れたり、あるいは
ひげ状のループの生起する恐れがない。
縮糸(収縮率55%) 75d/36f 鞘糸:ポリエステル スパン糸80S 機種:摩擦仮撚加工機 SD−3 仮撚条件 糸速(芯糸):55m/min (糸の走行速度)/(デイスク速度)=0.23 鞘糸のスレツドガイド速度:+52.04m/min〜
−55m/min ヒーター温度 第1ヒーター:210℃ 第2ヒーター:205℃ 仮撚フイード率 芯糸:3.0% 鞘糸の多層捲回部:+50〜130% 鞘糸の非多層捲回部:+8.7〜10% 生産加工糸の品質 平均太さ:240d 強力:1.6g/d 伸度:21.0% 実施例 3 原 糸 芯糸:ポリエステルフイラメント高収縮糸(収縮
率65%) 50d/24f 鞘糸:ポリエステルカケオレフイラメント普通収
縮糸 50d/24f 機種:スピンドル式仮撚捲縮加工機 ST−6 仮撚条件 糸速(芯糸):45m/min 鞘糸のスレツドガイド速度:+44.3m/min〜−
45m/min 仮撚数:1850T/m ヒーターの温度 第1ヒーター:193℃ 第2ヒーター:205℃ 仮撚フイード率 芯糸:+3.0% 鞘糸の多層捲回部:+50〜160%(張力0.8〜0.2
g/本) 鞘糸の非多層捲回部:+8.7〜10% 生産加工糸の品質 平均太さ:180d 強力:1.9g/d 伸度:26% 実施例 4 原 糸 芯糸:ポリエステルフイラメント未延糸(△n=
85×10-3) 95d 注:△nはフイラメントの横断面の外部と内部の
分子配向率の差である 鞘糸:人絹糸 50d 機種:スピンドル式仮撚捲縮加工機 ST−6 仮撚条件 糸速(芯糸):4.2m/min 鞘糸のスレツドガイド速度:+41.3m/min〜−
42m/min 仮撚数:2050T/m ヒーター温度 第1ヒーター:205℃ 第2ヒーター:200℃ 仮撚フイード率 鞘糸の多層捲回部:+80〜120% 鞘糸の非多層捲回部:±0% 生産加工糸の品質 平均太さ:235d 強力:1.8g/d 伸度:32% 上記のような本発明の製造方法によつて製造し
た特殊仮撚捲縮加工糸は、芯糸の外周に鞘糸が強
固に捲回しているので、形成された多層捲回部の
鞘糸が芯糸からゆるんだり、流れたり、あるいは
ひげ状のループの生起する恐れがない。
従来のスラブ調の捲縮加工糸は、スラブ調の多
層捲回部の長さ、太さ並びにその分布をランダム
にして製造したものである。このようなスラブ調
の捲縮加工糸を使用して製織あるいは製編する
と、製造した生地の表面に、スラブ調部分が異常
に密に分布したり、異常に粗に分布したりすると
ころが生起して、不良反の生ずる恐れがあつた。
本発明の製造方法によれば、芯糸に対する鞘糸の
絡合点の位置並びに上下動の速度を10〜20本の鞘
糸をそれぞれ1組として設計された通りにきわめ
て複雑に、しかもそれぞれの鞘糸について同じよ
うに変化させるので、種々の長さと太さを有する
強固な多層捲回部と非多層捲回部とが同じように
分布した特殊仮撚捲縮加工糸を製造することがで
きる。
層捲回部の長さ、太さ並びにその分布をランダム
にして製造したものである。このようなスラブ調
の捲縮加工糸を使用して製織あるいは製編する
と、製造した生地の表面に、スラブ調部分が異常
に密に分布したり、異常に粗に分布したりすると
ころが生起して、不良反の生ずる恐れがあつた。
本発明の製造方法によれば、芯糸に対する鞘糸の
絡合点の位置並びに上下動の速度を10〜20本の鞘
糸をそれぞれ1組として設計された通りにきわめ
て複雑に、しかもそれぞれの鞘糸について同じよ
うに変化させるので、種々の長さと太さを有する
強固な多層捲回部と非多層捲回部とが同じように
分布した特殊仮撚捲縮加工糸を製造することがで
きる。
したがつて本発明の製造方法によつて製造した
特殊仮撚捲縮加工糸を使用した織生地とか編生地
では、スラブ調の多層捲回部の分布が設計通りに
現われ、どの生地も同じ分布のものが製造できる
ので、従来のように不良反の出る恐れがない。
特殊仮撚捲縮加工糸を使用した織生地とか編生地
では、スラブ調の多層捲回部の分布が設計通りに
現われ、どの生地も同じ分布のものが製造できる
ので、従来のように不良反の出る恐れがない。
また本発明によつて製造した特殊仮撚捲縮加工
糸の多層捲回部はきわめて強固に形成されるの
で、製織、製編などの後工程のために、糊付け、
交撚、または別な糸の巻付けなどして、多層捲回
部のフイラメント糸条の集束性の向上を計る必要
がない。しかも本発明の製造方法により製造した
特殊仮撚捲縮加工糸を使用した編織物の表面効果
はきわめてスパンライクであり、強いて云えばコ
ツトンライクであつてシヤンタン調のきわめて雅
趣に富んだ編織物が得られるなどの顕著な効果が
ある。
糸の多層捲回部はきわめて強固に形成されるの
で、製織、製編などの後工程のために、糊付け、
交撚、または別な糸の巻付けなどして、多層捲回
部のフイラメント糸条の集束性の向上を計る必要
がない。しかも本発明の製造方法により製造した
特殊仮撚捲縮加工糸を使用した編織物の表面効果
はきわめてスパンライクであり、強いて云えばコ
ツトンライクであつてシヤンタン調のきわめて雅
趣に富んだ編織物が得られるなどの顕著な効果が
ある。
第1図は本発明の製造方法を実施するための装
置の1例の説明図、第2図は上記の装置の1部の
説明図、第3図は装置の作動状態の1部の説明
図、第4図は本発明で製造した特殊仮撚捲縮加工
糸の模型図、第5図は本発明で製造される特殊仮
撚捲縮加工糸の鞘糸による多層捲回部の形成のた
めの説明図である。 2……芯糸、2′……鞘糸、5……第1ヒータ
ー、6……絡合点、8……仮撚装置、10……第
2ヒーター、13……インダクシヨンモーター、
14……カム、15……揺動レバー、17……横
杆、18,18′……スライドバー、19,1
9′……支持部材、21……ガイドロツド、22
……スレツドガイド、23……第1ヒーターの間
隙、24,24′……ガイドローラー、25……
フリクシヨンローラー、26……変速装置。
置の1例の説明図、第2図は上記の装置の1部の
説明図、第3図は装置の作動状態の1部の説明
図、第4図は本発明で製造した特殊仮撚捲縮加工
糸の模型図、第5図は本発明で製造される特殊仮
撚捲縮加工糸の鞘糸による多層捲回部の形成のた
めの説明図である。 2……芯糸、2′……鞘糸、5……第1ヒータ
ー、6……絡合点、8……仮撚装置、10……第
2ヒーター、13……インダクシヨンモーター、
14……カム、15……揺動レバー、17……横
杆、18,18′……スライドバー、19,1
9′……支持部材、21……ガイドロツド、22
……スレツドガイド、23……第1ヒーターの間
隙、24,24′……ガイドローラー、25……
フリクシヨンローラー、26……変速装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 芯糸と鞘糸とからなる2本以上の繊維糸条の
仮撚捲縮加工に際し、ヒーター中を一定速度で走
行する各々の芯糸に接近し、側方よりそれぞれの
鞘糸を10〜300%好ましくは50〜150%間歇的にオ
ーバーフイードして、それぞれの鞘糸を各々の芯
糸に上記のヒーター内で絡らませ、各々の芯糸に
対するそれぞれの鞘糸の絡合点の速度S1(m/
min)を各々の芯糸の走行速度S0(m/min)よ
りいくぶん小さく S1=S0−ND/i 1<i<8好ましくは2<i<5 ここでNは仮撚捲縮加工機の加撚速度(T/
min) Dは鞘糸の直径(μ) iは鞘糸の各位置の捲回層数 Tは芯糸に対する鞘糸の捲回数 として各々の芯糸に対しそれぞれの鞘糸の強固な
多層捲回部を形成させ、それぞれの鞘糸の非多層
捲回部を形成するときの絡合点の下降速度S2
(m/min)、上昇速度S3(m/min)を S2=S0−N/C2、−S3=S0−N/C3 N/S0<C2≦1/D、N/S0+(S3)nax≦C3≦
N/S0 ここでC2は絡合点下降時の鞘糸の捲回密度
(T/m) C3は絡合点上昇時の鞘糸の捲回密度(T/m) (S3)naxは絡合点上昇時の最大速度(m/
min)」 とするとともに、10〜20本の鞘糸を1組づつとし
て、各々の芯糸に対しそれぞれの鞘糸によつて同
じように形成される多層捲回部と非多層捲回部の
長さ、捲回密度並びに捲回層数をそれぞれ設計さ
れた通りに、きわめて複雑に変化させることを特
徴とする特殊仮撚捲縮加工糸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16998380A JPS5795323A (en) | 1980-12-01 | 1980-12-01 | Production of special false twisted, crimped and processed yarn |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16998380A JPS5795323A (en) | 1980-12-01 | 1980-12-01 | Production of special false twisted, crimped and processed yarn |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5795323A JPS5795323A (en) | 1982-06-14 |
| JPS6367568B2 true JPS6367568B2 (ja) | 1988-12-26 |
Family
ID=15896417
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16998380A Granted JPS5795323A (en) | 1980-12-01 | 1980-12-01 | Production of special false twisted, crimped and processed yarn |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5795323A (ja) |
-
1980
- 1980-12-01 JP JP16998380A patent/JPS5795323A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5795323A (en) | 1982-06-14 |
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