JPS638577Y2 - - Google Patents

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JPS638577Y2
JPS638577Y2 JP4285480U JP4285480U JPS638577Y2 JP S638577 Y2 JPS638577 Y2 JP S638577Y2 JP 4285480 U JP4285480 U JP 4285480U JP 4285480 U JP4285480 U JP 4285480U JP S638577 Y2 JPS638577 Y2 JP S638577Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の目的 [産業上の利用分野] この考案は筐体、特に電子機器等を収納するた
めの筐体に関するものである。
[従来の技術] 電子機器等を収納するための筐体としては、通
常、昭和52年実用新案公開第129404号公報に記載
され、かつ第10図に略示したように、梁や柱を
組み立てた骨組にパネルを取付けて構成され、材
料としては鋼製のものやアルミニウム製のものが
ある。前記の昭和52年実用新案公開第129404号公
報に示された筐体は柱が用いられず、垂直方向の
荷重はパネル板Bが受け持つようになつている
が、この他に第10図に鎖線35で示すように柱
を用いる場合もある。
[考案が解決しようとする問題点] しかるにこのような従来の筐体においては、重
量、構造強度、パネルと柱の位置関係、部品数、
柱と梁の固着手段に問題がある。即ち、構造強度
を大きくするために筐体を鋼材製としたものは重
量が相当に大きく、運搬に支障を来している。ま
た、重量を小さくするために筐体をアルミニウム
製とするときは、その場合の柱の横断面形状は例
えば第1図に示した如きアングル材であるが、強
度が必ずしも充分でなく、柱の撓みの問題が生じ
るという問題があつた。また従来の筐体において
は第12図に示すように、パネル53が柱54の
外側にねじ55で取付けられているため、例え
ば、筐体の運搬中に筐体に衝撃横荷重が作用した
場合に、その衝撃横荷重は柱54からねじ55を
介してパネル53に伝達されるように構成されて
いるために、ねじ55が破壊した場合には、柱5
4とパネル53との間には力の伝達がなくなり、
パネル53はもはや強度部材として機能せず、筐
体の構造強度を低下させる原因となつている。ま
た、強度上の要請から第1図に符号31,32で
示すように、アルミニウム押出し材を2本以上組
合せて1本の柱として使用することもあるが、こ
のような場合、加工工数が組合せ本数倍に増加
し、かつまた、その2本以上のアルミニウム押出
し材を束止するための止めビス等の余分な部品を
多く必要としている。さらにまた、従来のアルミ
ニウム製筐体では、柱と梁等を連結する場合に、
大きな荷重が作用する部分では、アルミニウム柱
の強度上、これらを直接ビス止めすることは不可
能であり、したがつて、第11図に例示するよう
に、柱と梁を連結部において連結金具50で挾
み、この連結金具をボルト51等で締付け、柱及
び梁と連結金具との摩擦力によつて、柱と梁とを
連結しているので、大きな衝撃荷重が作用すると
両者の位置関係がくずれる恐れがあつた。
この考案は上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、重量が小さく運搬が容易であり、柱
や梁等の筐体の主な構成材料としてアルミニウム
を使用した場合にも、充分な強度を有して柱の撓
みの問題が生じたりすることがなく、また、柱や
梁をアルミニウム押出し材で構成した場合にも、
柱や梁を2本以上の組合せとすることなしに単体
で構成しても充分な強度を有し、柱や梁を単体と
して構成できることによつて、柱や梁の加工工数
を低減させることができるとともに、2本以上の
組合せをする場合に必要な止めビス等も不要とし
て部品数を減少させることができ、また、柱と梁
との連結が確実であつて、その連結部において両
者の位置関係にずれを生じることがない筐体を提
供することを目的とするものである。
(ロ) 考案の構成 [問題を解決するための手段] この目的に対応して、この考案の筐体は、前面
の左右両側及び後面の左右両側に柱を立設し、前
記柱の上端部に天板を固着し、前記柱の下端部に
床部材を固着した骨組を有し、前記骨組の左右両
側にパネルを配設し、かつ前後面の上下に幅方向
に溝型の断面形状を有する化粧パネルを配設した
筐体であつて、前記柱はアルミニウム製でほぼ矩
形の横断面を有する中空体であり、かつ前記柱の
長手方向に沿つて鋼板製の補強材を備えたもので
あり、前記柱と前記天板との接続部及び前記柱と
前記床部材との接続部において、前記柱の中空部
の長手方向の端部に中実の連結補助金具を挿入
し、ビスによつて前記天板若しくは床部材と柱と
連結補助金具とを一体的にビス締結固着させてお
り、かつ、前記パネルは下端部近傍に第1の係止
孔を有する舌片が設けられかつ上端部近傍に前記
パネルの厚さ方向に貫通する第2の係止孔が形成
され、前記第1の係止孔が前記床部材に形成され
た係止突起と嵌合した状態で前記第2の係止孔を
貫通するねじ部材によつて前記パネルが前記天板
に固定された状態で筐体の側面部において前記柱
の間に位置しかつ前記天板及び前記床部材に取り
付けられていることを特徴としている。
以下、この考案の詳細を一実施例を示す図面に
ついて説明する。
第2図、第3図、第4図及び第5図において、
1は筐体であり、筐体1は骨組2(第5図)を備
えている。筐体1は前面には前面ドア3が取り付
けられ、後面には後面ドア4が取付けられてい
る。これらのドアは第4図のように取り外すこと
が可能である。骨組2は4本の柱5a,5b,5
c,5dと天板6及び床部材7とによつて構成さ
れている。
柱5a,5b,5c,5dは第6図に示す如
く、ほぼ矩形の横断面形状を持つアルミニウム製
の中空体で、骨組2の前面の左右両側及び後面の
左右両側に立設される。また柱5a,5bの前面
外周及び柱5c,5dの後面外周には長手方向に
沿つて、鋼製の板状の補強材8が貼着されてい
る。柱5a,5b,5c,5dの上端部には天板
6が固着し、また、下端部には床部材7が固着す
る。
ここで特に注意すべきことは、この固着部の構
造である。すなわち、柱5a,5b,5c,5d
の上端部の中空部にはアルミニウム製の中実ブロ
ツク状の連結補助金具9を挿入し、天板6の側部
と柱と及び連結補助金具9とを、ビス11によつ
て一体的に連結する。柱と床部材7との固着部に
ついても同様の構成が採られる。
骨組2の左右両側にはパネル12が取付けられ
る。パネル12は天板6及び床部材7に支持され
る。パネル12は第7図及び第8図に示すよう
に、アルミニウム製のほぼ平板状をなし、下端に
水平方向に延出する舌片13が固着され、この舌
片13に垂直方向の係止孔14が形成され、ま
た、パネル12の上端部近傍には水平方向に係止
孔15が形成されている。この係止孔14,15
に対応して、床部材7には垂直方向に係止突起1
6が形成され、また天板6にはブラケツト17が
設けられ、パネル12を取付ける場合には、係止
孔14と係止突起16とを係合させ、かつ係止孔
15とブラケツト17とを整合させてビス止めす
る。ここで特に注意すべきことはパネル12の位
置である。すなわち、パネル12は柱と柱の間に
位置し、したがつて、パネルには柱と柱との間に
埋設された如く位置する。これによつて、筐体1
を輸送中等に筐体に加わる衝撃荷重が柱を介して
パネル12に伝達され、パネル12が緩衝体とし
て機能し、また柱の補強材として機能する。ま
た、このパネル12を取付けたまま筐体1を複数
個連結使用する場合には、機器間の磁気シールド
や防塵にも効果を発揮する。
筐体1の前面の上下において長尺の化粧パネル
18を筐体1の幅方向に天板6及び床部材7に取
りつける。化粧パネル18はほぼ溝型の横断面形
状をなしており、溝の開放部が筐体1の外側に面
している。溝の開放部はメクラ蓋19によつて閉
じられている。この化粧パネル18は柱と天板6
及び柱と床部材の補強部材としても機能し、ま
た、筐体1の幅方向外側に延出する長尺のものを
使用すれば、複数の筐体を隣接して連結する場合
の、連結材として利用することもできる。さらに
メクラ蓋19は筐体1の銘板として使用すること
もできる。
筐体1の前面及び後面の両側近傍にはサツシユ
21a,21bが配設され、サツシユ21a,2
1bはヒンジを介して化粧パネル18に回転可能
に支持されている。このサツシユ21a,21b
はパネル取付ビスを覆いかくすためのものである
が、サツシユ21a,21bの間に樹脂板、鋼
板、アルミニウム板等からなる扉パネルを挾むこ
とによつて、前面ドア3、後面ドア4を構成する
ことができ、このときは、サツシユ21a,21
bはドアサツシユとして機能する。この場合には
ヒンジピンの位置を左右いずれかに選択すること
によつて、前面ドア3、後面ドア4は左右どちら
の開き勝手のドアにすることができる。筐体1の
下端部には必要に応じて安定脚を設ける。安定脚
22は、アーム23を有し、アーム23の先端に
は脚部材24を上下位置調整可能に支持し、他端
は柱の下端部に枢支されている。安定脚24の使
用時には筐体1の外方に突出させ、不使用時には
アーム23を回転変位させ筐体1の前面若しくは
後面に接近させて格納する。
[作用] このように構成された筐体1においては、柱と
して中空体を使用し、かつ、これに補強材8を組
み合わせて使用しており、使用材料量に対して構
造強度が顕著に増加する。すなわち、第1図に示
す正面左右の柱31、正面左右の補強柱32、及
び後面左右の柱33を使用した従来の筐体と、こ
の考案の筐体1とを比較するとき、それぞれの柱
の横断面が第1図及び第6図に示した形状及び寸
度を持つとし、筐体の一側だけで考えると、 (イ) (1) 正面柱について:柱31と補強柱32と
を組合せ単一部材と考えた場合のx軸、y軸
に関する断面二次モーメントI1x,I1yと柱5
bと補強材8とを組合せ単一部材と考えたと
きのx軸、y軸に関する断面二次モーメント
Ibx,Ibyとを比較すると、 (Ibx)/(I1x)=2.11(∴111.07%の増加) (Iby)/(I1y)=1.11 (∴10.83%の増加) (2) 後面柱について:柱33のx軸、y軸に関
する断面二次モーメントI2x,I2y、と柱5d
と補強材8とを組合せて単一部材と考えたと
きのx軸、y軸に関する断面二次モーメント
Idx,Idyとを比較すると、 (Idx)/(I2x)=1.739(∴73.94%の増加) (Idy)/(I2y)=2.235 (∴123.47%の増加) (3) 全体として:柱31、補助柱32、柱33
を使用した場合の断面二次モーメントI3x
I3yと柱5b,5d、補強材8,8使用した
場合の断面二次モーメントIx,Iyとを比較す
ると、 (Ix)/(I3x)=1.913 (∴91.33%の増加) (Iy)/(I3y)=1.044 (∴4.380%の増加) 以上如く、いずれの場合を採つても4〜123%
の増加となる。
(ロ) また断面積を比較すると全体として5.88%の
減少となる。
以上の結果から、正面柱においては、x方向に
1/2以下に、またy方向については10%、それぞ
れ撓みが減少する。換言すれば、x方向について
は強度が2倍以上になるわけで、現在アルミニウ
ム製の筐体においては正面柱のx方向の撓みが問
題になつているところから、この点は問題の解決
に有力である。
(ハ) 考案の効果 このように、この考案では、筐体の柱としてほ
ぼ矩形の横断面を有する中空体を使用し、かつ、
柱の長手方向に沿つて補強材を備えさせることに
よつて、柱の強度を向上させつつ、断面積を減少
させることができる。このことによつて筐体の重
量を小さくすることができる。また、柱の撓みを
少なくすることができる。
また、この考案では、パネルが筐体の側面部に
おいて柱の間に位置していて天板及び床部材に取
付けられているから、筐体を輸送中等に筐体に加
わる衝撃荷重が柱を介してパネルに伝達され、パ
ネルが柱に対して緩衝材、補強材として機能する
ので、柱がアルミニウム押出し材で構成されて、
それ自体としてはあまり大きな強度が期待できな
い場合でも、筐体全体としては大きな強度を持た
せることができ、補強用の部品等の必要を低減さ
せ、部品数が少なくてすみ、製造段階における管
理を容易にし、かつ価格も低廉になる。
また、上記のように、この考案では柱が大きな
強度を持つ結果、柱をアルミニウム押出し材で構
成した場合にも、柱を単体として構成することが
でき、2本以上の組合せとする必要がなく、柱や
梁の加工工数を低減させることができるととも
に、2本以上の組合せをする場合に必要な止めビ
スなどを不要にする。
また、この考案の筐体では、柱と天板及び床部
材の連結部において、柱と天板及び床部材と中実
の連結補助金具とを三者を貫通するねじを用いて
連結固着しているので、従来の単なる摩擦を利用
した固着構造に較べて、摩擦力とねじの剪断力の
双方を使用することによつて、柱と天板及び床部
材との位置関係にずれが生じることがない強固な
構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の筐体の柱を示す横断面図、第2
図はこの考案の一実施例に係る筐体の正面図、第
3図はこの考案の一実施例に係る筐体の後面図、
第4図は第2図、第3図の実施例に係る筐体から
キヤスター、安定脚、前面ドア、後面ドア、吊下
げ金具を取り外したこの考案の一実施例に係る筐
体の主要部の斜視図、第5図はこの考案の一実施
例に係る筐体の主要部の分解部分図、第6図はこ
の考案の一実施例に係る筐体の柱を示す横断面
図、第7図はパネルの中間を省略した裏面図、第
8図はパネルの平面図、第9図は安定脚を示す側
面図、第10図は従来の筐体の一例を示す斜視説
明図、第11図は従来の筐体における柱と梁の連
結部の構造の一例を示す斜視説明図、及び第12
図は従来の筐体における柱と梁の位置関係を示す
平面説明図である。 1……筐体、2……骨組、5a,5b,5c,
5d……柱、6……天板、7……床部材、8……
補強材、12……パネル、18……化粧パネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前面の左右両側及び後面の左右両側に柱を立設
    し、前記柱の上端部に天板を固着し、前記柱の下
    端部に床部材を固着した骨組を有し、前記骨組の
    左右両側にパネルを配設し、かつ前後面の上下に
    幅方向に溝型の断面形状を有する化粧パネルを配
    設した筐体であつて、前記柱はアルミニウム製で
    ほぼ矩形の横断面を有する中空体であり、かつ前
    記柱の長手方向に沿つて鋼板製の補強材を備えた
    ものであり、前記柱と前記天板との接続部及び前
    記柱と前記床部材との接続部において、前記柱の
    中空部の長手方向の端部に中実の連結補助金具を
    挿入し、ビスによつて前記天板若しくは床部材と
    柱と連結補助金具とを一体的にビス締結固着させ
    ており、かつ、前記パネルは下端部近傍に第1の
    係止孔を有する舌片が設けられかつ上端部近傍に
    前記パネルの厚さ方向に貫通する第2の係止孔が
    形成され、前記第1の係止孔が前記床部材に形成
    された係止突起と嵌合した状態で前記第2の係止
    孔を貫通するねじ部材によつて前記パネルが前記
    天板に固定された状態で筐体の側面部において前
    記柱の間に位置しかつ前記天板及び前記床部材に
    取り付けられていることを特徴とする筐体。
JP4285480U 1980-03-31 1980-03-31 Expired JPS638577Y2 (ja)

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JPS56144734U JPS56144734U (ja) 1981-10-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6049692U (ja) * 1983-09-14 1985-04-08 ソニー株式会社 映像投影装置

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