JPS638699B2 - - Google Patents

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JPS638699B2
JPS638699B2 JP53067312A JP6731278A JPS638699B2 JP S638699 B2 JPS638699 B2 JP S638699B2 JP 53067312 A JP53067312 A JP 53067312A JP 6731278 A JP6731278 A JP 6731278A JP S638699 B2 JPS638699 B2 JP S638699B2
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JP
Japan
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coreless
conducting wire
wound
winding
end surface
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の産業上の利用分野] 本発明は、カツプ形コアレスモータのコアレス
電機子に関し、特にプラスチツクモールド等をす
ることなく、強度性に優れ、しかも発生トルクに
寄与しない部分が当該コアレスモータの長さを増
すようなことがないように、すなわち、軸方向に
長さの短い小型のコアレスモータが得られるよう
にしたものである。尚、このコアレス電機子は、
コアレス電機子若しくは界磁マグネツトのいずれ
か一方が固定子で、他方が回転子となつていて、
相対的に回動をなす形式のコアレスモータいずれ
にも適用できるものである。コアレス電機子が回
転する形式のコアレスモータでは、通常、ブラシ
とコミユテータを用いて整流を行つている。これ
に対して界磁マグネツトが回転する形式のコアレ
スモータは、通常、コアレス構造のブラシレスモ
ータ(コアレスブラシレスモータ)と言われ、半
導体(電気回路)を用いて転流を行つている。
尚、ブラシレスモータの場合は、半導体を用いて
整流を行つているので、通常は、整流という語で
なく、転流という語を使用している。
以下の説明では、ブラシとコミユテータを用い
て整流を行う形式のコアレスモータを中心に説明
していく。
[従来技術とその課題] マイクロモータにおいて効率を良くする手段と
して回転子に鉄心を用いないコアレスモータの巻
線方法が種々提案されている。これらの多くは、
ドラツグ・カツプ型のロータとして巻き回された
コアレス電機子で、中に鉄心部分がないため、磁
束の交番変化によるヒステリシス損が発生せず、
固定子側の渦流損も無視できるほど小さく、全体
として鉄損を考慮しなくて済むことになる。従つ
て、このコアレスモータは、鉄損を考えないとき
の純粋なモータの回路式 IaV−Ia2R=IaEc ただし、R=Ra+Rb Ra:巻線抵抗 Rb:ブラシ抵抗 Ia:電機子電流 V:入力電流 Ec:逆起電力 IaV:入力 Ia2R:銅損 IaEc:出力 によくあてはまることになり、入力IaVに対し銅
損Ia2Rをできるだけ小さく押さえるように設計
当初に計画しておけば、出力IaEcは大となり、
この中に含まれる機械損の管理さえ行えば、極め
て効率の高いコアレスモータを容易に得ることが
できるようになる。
しかしながら、コアレスモータの用途によつて
は、回転数、その他、特性を満足させるために導
線(コイル)成形上種々の問題点を持つことにな
る。
このため、従来から種々のコアレスモータのコ
アレス電機子の巻線方法が提案されている。
このようにコアレスモータのコアレス電機子の
巻線方法が種々提案されているのは、コアレスモ
ータにおいてはそれを形成するための巻線方法が
僅かな差異であつても、当該コアレスモータの特
性に大きな影響を与えるからである。
例えば、公知のコアレスモータのコアレス電機
子8の巻線方法の代表的なものとしては、第1図
に示すようなものがある。この第1図に示す巻線
方法は、回転軸1に整流子2が取り付けられる仮
想円柱体3の周面3aに回転軸1とある角度を持
ち、且つ仮想円柱体3の整流子側端面(一端面)
3bの縁点A及び仮想円柱体の3の他端面3cの
縁点Bで180度の開角をもつて折り返すようにし
て仮想円柱体3の周面3aに導線を巻き回して形
成したものである。
この方法によつて形成されたコアレス電機子8
によると、コイルエンドがなく、コアレスモータ
の構成が簡単になる利点があるものの、導線4が
180度の開角に渡つて回転軸1に対して斜めに大
きな角度をもつて仮想円柱体3の周面3aに巻線
されるため、導線4の巻線数が非常に少なくな
り、またコアレス電機子8の径、高さおよび導線
4の線径が決まると一義的に巻線数が決められて
しまう結果、コアレスモータの特性も決まつてし
まい、更にはコアレス電機子8の径に比較して高
さが低い場合、すなわち、軸方向に偏平な小型の
コアレスモータの場合は特に導線4の巻線数を決
めてしまうと、該導線4の線径が非常に小さくな
るので、起動トルクの非常に小さいコアレスモー
タしか得られないという欠点を有する。更にま
た、仮想円柱体3の周面3aにのみ導線4が回転
軸1に対して斜めに巻線されているため、反トル
クが入り、十分な起動トルクを稼げないと言う欠
点を有する。また、かかる巻線方式によると、巻
線方法が180度の開角となつていることから界磁
マグネツトは2極のものしか用いることができな
いため、整流特性の向上並びにトルクの増大化を
図ることが困難な欠点がある。第2図は、第1図
の巻線方法によつたコアレス電機子8の結線図を
示す。
また別の巻線方法としては第3図に示すものが
ある。
この第3図に示す巻線方法によつて形成された
コアレス電機子9によると、導線4の成形の厚さ
が大となり、空隙磁束密度の不足から回転数が過
大となる欠点がある。しかし、この巻線方式によ
ると、上記の点を解消できれば、導線4が回転軸
1と平行に巻線されているため、反トルクが入ら
ず、大きなトルクが得られる利点があるほか、巻
線の開度を180度に限定されないため、界磁マグ
ネツトも多極にでき、従つて、整流特性の向上並
びにトルクの増大化を図ることができる利点があ
る。このような利点があるものの、仮想円柱体3
の周面3aに巻線される導線4の大部分は回転軸
1と平行にあるため、先に仮想円柱体3の周面3
aに巻線された導線4を、後に巻線された導線4
によつて押さえ固定する力が弱いため、形成され
るコアレス電機子9は、それが回転した際にその
形状を保持することが困難となる。特に導線4が
他に何も処理になされていない単なる線材の場合
には、このことはより一層の欠点となる。仮に導
線4が自己融着線(セメントワイヤ)であつたと
しても、十分な強度を持つたコアレス電機子9が
得られない欠点がある。従つて、この巻線方法に
よつて形成されたコアレス電機子9の場合には、
後にプラスチツクでモールドして堅固なものにし
なければならなかつた。このようにプラスチツク
モールドしなければならないため、製作工程等が
増加し、コストの高いものとなる欠点がある。従
つて、この巻線方式によると、効率がある程度良
好であつても、形成されるコアレスモータが高価
になり、その使用範囲も制限されるという欠点が
ある。特に、またこの巻線方式は、巻線しずらい
ことも手伝つて、この巻線方式のコアレスモータ
はコストも高い等の理由で数も少ないものとなつ
ている。
特に、玩具用、ポケツトベル等に使用されるコ
アレスモータの場合、極めて効率良好並びに長寿
命であることは必要でなく、要求されるある程度
の効率と寿命と安価性を満足させることが重要な
ことが多く、この点を考慮すると、第3図の巻線
方法は適さないことになる。
次に第4図及び第5図の従来のコアレス電機子
10の巻線方法について説明する。
これは仮想円柱体3の周面3aでは、回転軸1
に平行に導線4を設け、且つ仮想円柱体3の一端
面3b及び他端面3cには回転軸1と垂直に導線
4を設け、すなわち、展開した導線4の形状が4
辺形となるように導線4を巻線したものである。
この巻線方法によれば、第1図及び第2図に示
した巻線方法に比較して、コアレス電機子10の
径が同一の場合にあつては、太い線径の導線4を
仮想円柱体3の外面に巻線することが可能となる
ので、起動トルクを大きくすることができる。し
かしながら、仮想円柱体3の他端面3c部は第5
図から明らかなように外部に膨らんだ形状になる
欠点がある。しかし、第3図に示す巻線方法によ
るコアレス電機子9に比較して、軸方向に偏平な
コアレス電機子10が得られる利点がある。しか
しながら、この巻線方法によれば、第3図に示す
ように巻線しずらく、しかも強度性を十分に高め
ることができず、やはりプラスチツクモールドす
ることが必要になる欠点がある。
第6図および第7図に示すコアレス電機子11
の巻線方法では、仮想円柱体3の一端面3bの周
縁点Cから回転軸1に平行な仮想円柱体3の他端
面3cに向かう導線4を周面3aに有し、該周面
3aの途中の折曲点Dから回転軸1にある角度を
もつて仮想円柱体3の他端面3cの周縁点Eに導
線4を到達させ、更にその周縁点Eから前記と反
対方向に回転軸1に前記同様の角度をもつて導線
4を周面3aの折曲点Fに到達させ、該折曲点F
から回転軸1に平行に導線4を周面3aに巻線し
て一端面3bの周縁点Gに到達させ、該周縁点G
から前記周縁点Cに一直線に導線4を一端面3b
に巻線し、結果として展開したときのコアレス電
機子11の形状が5角形となるようにしたもので
ある。第7図は、この巻線方法の結線図を示して
いる。この第6図及び第7図による巻線方法によ
ると、回転軸1に平行に導線4が巻線されるた
め、太い線径の導線4を用いることが可能であ
り、高起動トルクが得られるという利点がある。
しかし、第3図及び第4図で述べたように導線
4を回転軸1と平行に巻線する部分があるため
に、この部分の強度性を高めることができず、プ
ラスチツクモールドすることが必要になる場合が
多々ある。
しかし、仮想円柱体3の周面3aの途中で導線
4を折曲して巻線しているため、第3図に示す巻
線方法によるコアレス電機子9に比較して強度性
の優れたものを得ることができる。また第4図に
示したコアレス電機子10に比較して導線エンド
部の厚みが厚くならないので、コアレス電機子1
1の外径が大きくなることがなく、コアレスモー
タの界磁回路の構成部品が非常に簡単になり、且
つ組み立てが非常に簡単なため量産性が向上する
利点がある。
しかしながら、この巻線方法によると、導線エ
ンド部の厚みが大きくなることはないが、半面、
このために、この部分の強度を十分に上げること
ができない欠点となり、上記したようにプラスチ
ツクモールド工程が必要になる欠点がある。また
導線エンド部の厚みが厚くならないので、コアレ
ス電機子11の外径が大きくなることがなく、コ
アレスモータの界磁回路の構成部品が非常に簡単
になり、且つ組み立てが非常に簡単なため量産性
が向上する利点があるというものの、これは導線
エンド部が厚みのないコアレスモータ部品を直接
用いた場合における利点であつて、導線エンド部
が厚みのあるコアレス電機子に適した部品等を予
め用いた場合にあつては、特に長所となることは
ない。
また、この巻線方法によると、導線4の巻線す
る長さが短くなるので、コアレス電機子11の慣
性イナーシヤが小さくなり、また銅損も小さくな
るので、起動電流も多く流すことが可能で起動ト
ルクが多く取れ、コアレスモータの最大の特徴で
あるイナーシヤに対するトルク比が大きく取れ、
立ち上がり時間が非常に短いコアレスモータを具
現化することが可能で、高い応答性を有するコア
レスモータとなる利点がある。
しかしながら、半面、高い応答性を有するコア
レスモータとなるが故に、プラスチツクモールド
して強度性に優れたコアレス電機子に形成しなけ
ればならず、高価になる欠点がある。
第8図及び第9図を参照して、他の従来公知の
コアレスモータのコアレス電機子12,13の巻
線方法について説明する。
第8図および第9図の巻線方法は、共に、円柱
体3の一端面3bに導線部を有し、仮想円柱体3
の周面3aでは一直線に所定方向に傾斜した導線
部を有して仮想円柱体3の他端面3cの周縁に導
かれ、仮想円柱体3の他端面3cでは、ここに導
線が導かれた時点で、すぐに折り返されて上記傾
斜導線部と反対方向に所定角度をもつて傾斜する
導線部を形成して、上記仮想円柱体3の一端部3
bの他方の端部側に戻るように巻線されてなるも
のである。
すなわち、第8図及び第9図から明らかなよう
に、仮想円柱体3の一端面3bの周縁点Hより回
転軸1に対して所定の傾斜角度をもつて他端面3
cの周縁点Iに至るように導線4を周面3aに巻
線し、前記周縁点Iから前記と同じ角度で一端面
3bの周縁点Jに至るように導線4を周面3aに
巻線し、しかる後に前記周縁点Jから前記周縁点
Hに至るように導線4を一端面3aの円周に沿わ
せる(第8図)か、または第9図のように短い経
路、すなわち一端面3bの周縁と導線4とによ
り、弦を形成するごとくの経路を持つて、周縁点
Jから周縁点Hに到るように導線4を一直線に一
端面3b上を通してなる。
この第8図または第9図による巻線方法で形成
されたコアレス電機子12,13は、第3図乃至
第7図で示す巻線方法に比較して導線4が仮想円
柱体3の周面3aに斜めに巻線されているため反
トルクが入り、第3図乃至第7図で示す巻線方法
で形成されたコアレス電機子8,………,11に
比較して効率が劣る欠点がある。
然しながら、第3図に示す巻線方法によつて形
成されたコアレス電機子9に比較して軸方向に偏
平なコアレス電機子12,13が得られるという
利点がある。
また、第9図の巻線方法の場合には問題はない
が、第8図の場合には、厚みのある導線エンドを
形成することになる。更にまた、第8図及び第9
図に示す巻線方法によるコアレス電機子12,1
3が、第3図乃至第7図で示す巻線方法で形成さ
れたコアレス電機子9,10,11に比較して効
率が劣る欠点があるとしても、それでもかなりの
効率が良いものとなる。
従つて、第8図及び第9図の巻線方法によるコ
アレス電機子12,13の場合でも、強度性に優
れていることが望ましい。
然しながら、第8図及び第9図の巻線方法によ
るコアレス電機子12,13の場合には、特に仮
想円柱体3の他端面3c近傍部では、強度性が十
分なように巻線されていないため、結局、強度性
を増すためには高価になるプラスチツクモールド
等の手段を採用しなければならない。
このように、従来から種々のコアレスモータの
コアレス電機子8,………,13の巻線方法が提
案されているものの、これらの方法によつて形成
されたコアレス電機子によるとそれぞれ一長一短
があり、しかも軸方向に偏平で高効率で、プラス
チツクモールド等の手段を施さなくても強度性が
十分あり、しかも安価で、また仮想円柱体の周面
における導線部を可能なかぎり回転軸と平行とな
るように立てることができ、しかも多極の磁石を
用いることのできるコアレスモータのコアレス電
機子が求められていた。
特に、かかるコアレス電機子は、玩具やポケツ
トベル等に用いられる場合には、コストが安いこ
と並びに比較的大きな回転トルクが要求される場
合が多い。
[本発明の課題] 本発明は、上記事情に基づいてなされたもの
で、高価につくプラスチツクモールド手段等を採
用する事なく、強度性に優れ、安価で、しかも軸
方向に短くでき、また回転トルク発生に寄与する
仮想円周体の周面部に巻線される導線部をなるべ
く回転軸と平行になるように近ずけることが可能
で、しかも多極の界磁マグネツトを用いることが
できるようにして、大きな回転トルクが得られる
コアレス電機子を得ることを課題にしたものであ
る。
そのために、まず、目的を次のように選定し
た。
第1図及び第2図に示す巻線方法によるコアレ
ス電機子8よりも、大きな回転トルクが得られる
ように発生トルクに寄与する導線部をなるべく回
転軸と平行になるように近ずけられるようにする
ことで、大きな回転トルクが得られるようにする
こと、しかも、トルクの発生に寄与しない導体部
を仮想円柱体の一端面に巻線することで、軸方向
に短いものを形成できるようにすることと、強度
性に優れるようにすること、又巻線開角を任意に
設定でき、多極の界磁マグネツトを用いることが
できるようにして、大きな回転トルクを得る事が
可能にすること。
第3図乃至第7図に示す巻線方法によるコアレ
ス電機子9,………,11に比較して大きな回転
トルクが得られないとしても、それに近い程度の
回転トルクが得られるように、発生トルクに寄与
する導線部をなるべく回転軸と平行になるように
近ずけられるようにすることで、第8図または第
9図に示す巻線方法によると同程度の大きさの回
転トルクを得られるようにすること。しかも、第
3図乃至第9図に示す巻線方法によつて形成され
るコアレス電機子9,………,13のように、強
度性を保つために高価になるプラスチツクモール
ド等の補強手段を採用しなくても、極めて高い強
度性を有し、寿命を長くすることができ、効率、
回転トルクの点でも優れたコアレスモータのコア
レス電機子を得ることを目的としている。
[本発明の課題達成手段] かかる本発明の課題は、下記構成要素a〜e a コアレス電機子若しくは界磁マグネツトのい
ずれか一方が固定子で、他方が回転子となつて
いて相対的回動をなす形式のカツプ形コアレス
モータのコアレス電機子において、 b 仮想円柱体の一端面に巻線された発生トルク
に寄与しない第1の導線部と、 c 仮想円柱体の周面にあつては、上記第1の導
線部と接続されかつ回転軸に対して斜方向に巻
線された発生トルクに寄与する第2の導線部
と、 d 仮想円柱体の他端面にあつては第2の導線部
と接続されかつ仮想円柱体の他端周縁に沿わせ
て巻線された発生トルクに寄与しない第3の導
線部とが、 e 上記仮想円柱体の一端面、周面及び他端面の
周縁に導線を連続的に一連した巻線操作によつ
て上記第1乃至第3の導線部を巻線形成するこ
とで、上記第1の導線部乃至第3の導線部によ
り全体として強度が増すように巻線形成した、 ことを特徴とするカツプ形コアレス電機子を提供
することで達成される。
[本発明の実施例] 以下図面第10図及び第11図を参照して説明
する。
本発明のカツプ形コアレスモータのコアレス電
機子14は、以下に示す巻線方法によつて極めて
容易に形成できる。
まず、導線4として自己融着線を用い、該導線
4を仮想円柱体3の一端面3bの周縁点Kから、
回転軸1に対して所定角度傾けて他端面3cの周
縁点Lに到るように周面3aに巻線することで発
生トルクに有効な第2の導線部15を仮想円柱体
3の周面部に形成する。この仮想円柱体3の周面
3a部の第2の導線部15は、形成されるコアレ
ス電機子14の強度性を考慮して、可能な限り回
転軸1と平行に立てて巻線することで、大きな回
転トルクが得られるものである。このことは、後
記する第3の導線部16の周方向の長さ(導線の
開角)の選定により、設計仕様を考慮して最適設
計のものに構成できる。
前記周縁点Lから所定の長さ(これは、巻線の
開角を選定することで決定される)だけ、周縁点
Mに到るように導線4を仮想円柱体3の他端面3
bの周縁を沿わせて発生トルクに寄与しない第3
の導線部16を巻線形成する。この第3の導線部
16は、第6図から明らかなように径方向に厚み
のある導線エンド6bを形成するので、結果的に
形成されるコアレス電機子14がこの他端開口部
でも強度的に補強されることになる。
前記周縁点Mから、仮想円柱体3の周面におい
て前記第2の導線部15と略同一角度で、当該第
2の導線部15と反対方向に傾斜上方していくよ
うに一端面3bの周縁点Nに到るように発生トル
クに寄与する第2′の導線部15′を巻線形成する。
次に仮想円柱体3の一端面3bの周縁点Nか
ら、同じく一端面3bの周縁点Kに到るように略
一直線に弦を描くように導線4を巻線すること
で、発生トルクに寄与しない第1の導線部17を
巻線形成する。
このような巻線操作を経た後、一定間隔周方向
に順次少しずつずらしながら前記同様に巻線形成
していく。このような仮想円柱体3の一端面3
b、周面3aおよび他端面3cの周縁(これは周
面3aの他端の周縁ともい得る)に上記した一連
の巻線作を行うことで、縦断面第11図に示すよ
うな形状のコアレス電機子14を形成できる。
本発明による巻線方法のコアレス電機子14
は、導線4を仮想円柱体3の一端面3bに通して
巻線された先の導線4が後でこの上に巻線された
導線4によつて固定され、一端面3bに巻線され
るコアレス電機子14の一端面3bの第1の導線
部17は強度的に十分な強度を持つように補強さ
れる。このようになるのは、導線4として、自己
融着線を用いているためで、例えば、先に巻線さ
れた導線4と後に巻線された導線4とが当接した
時に発生する熱によつて、あるいは巻線時に与え
られる熱風によつて導線4の外周に施された樹脂
が融着し、このことにより、導線4同士が密着
し、しかる後、自然冷却を経て固化されること
で、固まることによる。量産的には、熱風を与え
ることが望ましいが、小量生産では、導線4の外
周にアルコールを付着させて、導線4の外周の樹
脂を溶かすようにしても良い。
仮想円柱体3の他端面3c部分においては、そ
の周縁3cに導線4を沿わせて第3の導線部16
を巻線形成しているので、やはり前記同様に先に
巻線された導線4を後に巻線した導線4が押さえ
固定するため、堅固な導線エンド6aが形成さ
れ、特にこの導線エンド6a部は非常に強度性あ
るものとなるので、形成されるコアレス電機子1
4を強度性十分なものにする。
なお、第11図から明らかなように一端面3b
にあつては、半径内側方向に伸びた導線エンド5
aが形成されているのに対し、他端面3cでは、
導線エンド6aは半径外側方向に伸びて形成され
ているために、形成されるコアレス電機子14は
その両端において非常に強度の優れたものとな
る。
又他端面3cの周縁においても、発生トルクに
寄与しない第3の導線部16を当該周縁に沿わせ
て形成しているために、導線エンド6aが形成さ
れるものの、導線エンド6aが欠点として作用す
るのでなく、上記したように補強の面で、役立つ
のみならず、軸方向に長さの短いコアレス電機子
14を形成するという利点がある。
また仮想円柱体3の周面3aにおいては、導線
4が回転軸1に対して斜めに巻線されているた
め、先に巻線された導線4が、後に巻線された導
線4によつて押さえ固定されるため、やはり周面
3aにおいても、この部分に形成される発生トル
クに寄与する第2の有効な導線部15,15′が
強度性十分なように巻線形成され、その形状を堅
固に維持する。
この場合、第2の導線部15,15′の角度を
回転軸1と平行に近くなるように立てて巻線形成
することで、回転トルクを大きくすることがで
き、また第3の導線部16を周方向に長くするこ
とで、第2の導線部15,15′の角度を回転軸
1と平行に近くなるように立てて巻線形成でき、
巻線の開角を変えることができ、界磁マグネツト
の極数の増大化を図れ、トルクの増大化を図るこ
とができるが、第2の導線部15,15′の角度
を回転軸1と平行に近くなるように立てて巻線形
成すればするほど周面3aにおける第2の導体部
15,15′の強度性が悪くなるが、この場合で
も、上記したように第1、第3の導体部17,1
6によつてコアレス電機子14の両端部で堅固に
補強されているため、当該コアレス電機子14は
堅固なものとなる。
[発明の効果] 以上から明らかなように、本発明のコアレス電
機子によると、一端面、周面及び他端面において
導線部が十分にその形状が維持されるように堅固
に巻線形成されているので、特にプラスチツクモ
ールド等の高価につく補強手段を採用しなくて
も、極めて堅固なものにすることができる。しか
も、特別厄介な補強手段がないために安価に当該
コアレス電機子を形成できる。
しかも、本発明のコアレス電機子によると軸方
向の両端部のトルクの発生に寄与しない導体部を
工夫することで、強度性を増しているのみなら
ず、この部分を当該コアレス電機子の軸方向の長
さが長くならないように処理しているので、軸方
向に短くでき、また回転トルク発生に寄与する仮
想円周体の周面部に巻線される導線部をなるべく
回転軸と平行になるように近ずけることが可能
で、しかも多極の界磁マグネツトを用いることが
できるようにして、大きな回転トルクが得られる
コアレス電機子を得ることができるようにすると
共に、極数の増大化を図ることができるので、整
流特性の良いコアレスモータ並びにコアレス電機
子を得ることができる。
尚、上記実施例については、特にコアレス電機
子が回転するカツプ形のコアレスモータの例を中
心に説明したが、これに限らず、コアレス電機子
が固定子となつており、これに対向して界磁マグ
ネツトが回転する形式のコアレスモータのコアレ
ス電機子として用いても良いことは言うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来公知のコアレスモータのコアレス
電機子の巻線方法の第1例を示す斜視図、第2図
は同コアレス電機子の結線図、第3図は同じく従
来の第2例としての巻線方法を説明するためのコ
アレス電機子の斜視図、第4図は同じく従来の第
3例としての巻線方法を説明するためのコアレス
電機子の斜視図、第5図は同コアレス電機子の結
線図、第6図は同じく従来の第4例としての巻線
方法を説明するためのコアレス電機子の斜視図、
第7図は同コアレス電機子の結線図、第8図は同
じく従来の第5例としての巻線方法を説明するた
めのコアレス電機子の斜視図、第9図は同じく従
来の第6例としての巻線方法を説明するためのコ
アレス電機子の斜視図、第10図は本発明のコア
レス電機子を形成するための巻線方法の説明図、
第11図は同コアレス電機子の縦縦断面図であ
る。 1……回転軸、2……整流子、3……仮想円柱
体、3a……周面、3b……一端面、3b……他
端面、4……導線、5,5a,6,6a……導線
エンド、7……トルク発生部分、8,………,1
4……コアレス電機子、15,15′……第2の
導線部、16……第3の導体部、17……第1の
導体部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記構成要素a〜e a コアレス電機子若しくは界磁マグネツトのい
    ずれか一方が固定子で、他方が回転子となつて
    いて相対的回動をなす形式のカツプ形コアレス
    モータのコアレス電機子において、 b 仮想円柱体の一端面に巻線された発生トルク
    に寄与しない第1の導線部と、 c 仮想円柱体の周面にあつては、上記第1の導
    線部と接続されかつ回転軸に対して斜方向に巻
    線された発生トルクに寄与する第2の導線部
    と、 d 仮想円柱体の他端面にあつては第2の導線部
    と接続されかつ仮想円柱体の他端周縁に沿わせ
    て巻線された発生トルクに寄与しない第3の導
    線部とが、 e 上記仮想円柱体の一端面、周面及び他端面の
    周縁に導線を連続的に一連した巻線操作によつ
    て上記第1乃至第3の導線部を巻線形成するこ
    とで、上記第1の導線部乃至第3の導線部によ
    り全体として強度が増すように巻線形成した、
    からなることを特徴とするカツプ形コアレス電
    機子。
JP6731278A 1978-05-31 1978-06-06 Winding method of coreless rotary ring for cuppshaped coreless motor Granted JPS54158605A (en)

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US06/041,182 US4320319A (en) 1978-05-31 1979-05-21 Ironless rotor winding for electric motor, method and machine for making the same
US06/170,147 US4365656A (en) 1978-05-31 1980-07-18 Ironless rotor winding for electric motor, method and machine for making the same
US06/391,989 US4468578A (en) 1978-05-31 1982-06-25 Ironless rotor winding for electric motor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5826258B2 (ja) * 1975-09-18 1983-06-01 松下電器産業株式会社 カツプ形コアレスモ−タの電機子

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