JPS6399263A - 熱可塑性樹脂用加工助剤 - Google Patents

熱可塑性樹脂用加工助剤

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JPS6399263A
JPS6399263A JP61244050A JP24405086A JPS6399263A JP S6399263 A JPS6399263 A JP S6399263A JP 61244050 A JP61244050 A JP 61244050A JP 24405086 A JP24405086 A JP 24405086A JP S6399263 A JPS6399263 A JP S6399263A
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thermoplastic resin
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resin
thermoplastic
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Kazuo Kishida
岸田 一夫
Kiyokazu Kitai
北井 潔一
Masahiro Kaneda
兼田 正弘
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は熱可塑性樹脂用加工助剤に関し、さらに詳しく
は、熱可塑性樹脂に配合した場合にその加工性を向トさ
せ、また前記樹脂を加熱成形した場合においても熱着色
することが少なく、さらには前記樹脂の成形体を水と接
触する状態で用いた場合にも水質を悪化させるような溶
出物が流出することが少ない、熱可塑性樹脂用加工助剤
、及びそれを用いた熱可塑性樹脂組成物に関する。
[従来の技術] 熱可塑性樹脂、特に塩化ビニル系樹脂は各種の物理的性
質及び化学的性質が優れているために、種々の分野で広
く用いられている。しかしながら、かかる塩化ビニル系
樹脂は、その加T可能温度と熱分解温度が近接している
ことから、成形加工が可能な温度領域が著しく狭小にな
り、またゲル化速度が遅いことなど、加工性が劣るとい
う問題点を有している。
かかる問題点を解消せんとして、塩化ビニル系樹脂に可
塑剤を配合する方法が行われているが、この方法によれ
ばある程度は上記の問題点は改善されるものの、加熱成
形時において配合した可塑剤が揮散してしまうために充
分に当初の目的を達成することが困難なこと、また得ら
れる成形品の機械的性質が低下するという新たな問題が
生じる。
また、塩化ビニル系樹脂の成形加工時におけるゲル化速
度を促進したり、また深絞り成形を可能にしたり、さら
には長時間の成形加工時においても、成形体表面に変わ
らぬ光沢を保持したり、得られた成形体の表面を平滑に
することなどの、いわゆる加工性の向上を目的として、
メタクリル酸メチルを主成分とする共重合体を加工助剤
として配合する方法が提案されている(例えば、特公昭
49−17075号公報、同50−37697号公報、
同52−1746号公報、同51−33821号公報及
び同53−2898号公報参照)。
かかる特定の共重合体からなる加工助剤を配合した塩化
ビニル系樹脂組成物は、成形加工時におけるゲル化速度
が速く、また高温での引張伸度が増大する結果、深絞り
成形が可能になるばかりでなく、真空成形や異形押出し
等の適用も可能となるために、硬質塩化ビニル系樹脂分
野における二次加工性を大幅に改善することができる。
また、上記の特公昭52−1746号公報に開示された
塩化ビニル系樹脂組成物は、その成形品にフィッシュア
イの発生が少ないことから、硬質樹脂分野のみならず、
軟質樹脂分野への適用が可能となるものである。
しかしながら、かかる塩化ビニル系樹脂中に配合された
加工助剤である共重合体は、一般に製造の容易さなどか
ら乳化重合法により製造されるために、共重合体中に乳
化剤が残存することが社けられず、この残存した乳化剤
が熱可塑性樹脂に悪影響を及ぼすという問題点がある0
例えば、成形加工時における熱により成形体の表面に乳
化剤残渣に起因する着色が生じたり、また、かかる塩化
ビニル系樹脂組成物をバイブ等に成形し、これを水と接
触する状態で用いた場合に、残存した乳化剤が水に溶出
してしまい、これが水質を悪化させる原因となったりす
る。さらには、食品容器等の構成材料として用いた場合
に、乳化剤残液が食品に溶出し食品の味や香りが損なわ
れてしまうことがある。
[発明が解決しようとする問題点] 上記したように、従来特定の共重合体からなる加工助剤
を配合した塩化ビニル系樹脂等の熱可塑性樹脂は、前記
共重合体中に残存する乳化剤により、成形加工時におけ
る熱着色の問題及び残存する乳化剤による水質の汚染や
食品汚染の問題などがある。
したがって本発明は、かかる問題点を解消し、塩化ビニ
ル系樹脂等の熱可塑性樹脂に配合された加工助剤に、そ
の製造時に用いた乳化剤が残存していた場合においても
、上記したような問題点が生じることのない熱可塑性樹
脂用加工助剤及びそれを用いた熱可塑性樹脂組成物の提
供を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは上記の目的を達成すべく検討を行った結果
、熱可塑性樹脂に配合された加工助剤中に、その製造時
に用いた乳化剤が残存している場合でも、前記乳化剤が
熱可塑性樹脂に何ら悪影響を及ぼすことのない乳化剤を
見出して、本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明の熱可塑性樹脂用加工助剤は、メタク
リル酸メチルに基づく単位35〜99.9重量%と、前
記メタクリル酸メチルと共重合可能な他のビニル系単量
体に基づく単位0.1〜65重量%とから構成されてい
る重合体からなる熱可塑性樹脂用加工助剤であって、前
記重合体が次式(1); 、(式中、Rは炭素数10〜24のアルキル基又はアル
ケニル基を表し;Mはナトリウム又はカリウムを表す) で示される乳化剤の存在下で乳化重合法を適用して得ら
れたものであることを特徴とし、さらに本発明の熱可塑
性樹脂組成物は、熱可塑性樹脂100重量部に対して、
メタクリル酸メチルに基づ〈単位35〜99.9重量%
と、前記メタクリル酸メチルと共重合可能な他のビニル
系単量体に基づく単位0.1〜65重量%とから構成さ
れている重合体からなる熱可塑性樹脂用加工助剤であっ
て。
前記重合体が次式(1); (式中、・Rは炭素数10〜24のアルキル基又はアル
ケニル基を表し;Mはナトリウム又はカリウムを表す) で示される乳化剤の存在下で乳化重合法を適用して得ら
れる熱可塑性樹脂用加工助剤0.1〜40重量部を配合
してなることを特徴とする。
本発明の熱可塑性樹脂用加工助剤は、所定量のメタクリ
ル酸メチルとこれと共重合可能な他のビニル系単量体と
を、特定の乳化剤及び重合開始剤、必要に応じて他の触
媒の存在下に乳化重合せしめることによって得ることが
できる。
本発明で用いるメタクリル酸メチルと共重合可能な他の
ビニル系単量体としては、例えば、アクリル酸アルキル
エステル、メタクリル酸アルキルエステル、芳香族ビニ
ル化合物及びシアン化ビニル化合物等から選ばれる1種
以上を用いることができる。
かかるビニル系#1量体の中で、アクリル酸アルキルエ
ステルとしては、アルキル基の炭素数が2〜10のもの
が好ましく1例えば、アクリル酸エチル、アクリル酸プ
ロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチル
、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル及びアクリ
ル酸2−エチルヘキシル等を挙げることができる。
メタクリル酸アルキルエステルとしては、炭素la2〜
4のものが好ましく、例えば、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸プロピル、メタクリル酸イソプロピル、メタ
クリル酸n−ブチル、メタクリ)し酸イソブチル及びメ
タクリル酎ターシャリブチル等を挙げることができる。
芳香族ビニル化合物としては、スチレン、α−置換スチ
レン、核置換スチレン及びその誘導体、例えば、α−メ
チルスチレン、クロフレスチレン及びビニルトルエン等
を挙げることができる。
さらにシアン化ビニル化合物としては、例えば、アクリ
ロニトリル及びメタクリロニトリル等を挙げることがで
きる。
かかるビニル系中量体は、樹脂改質剤の使用目的に応じ
て適宜選択して用いることができる。
メタクリル酸メチルと、これと共重合ij■能なビニル
系弔rM体との配合は、重合反応を行い得られた共重合
体において、メタクリル酸メチルに基づ< I′lx位
が35〜99.9型針%であり、他のビニル系中量体に
基づく単位が0.1〜65爪量%になるように行う。
この場合、メタクリル酸メチル単量体が35重FJt%
未満であれば、塩化ビニル系樹脂との相溶性が悪化し、
目的とする加工性付与効果が得られず、成形品の透明性
が悪化する。また、共重合可能なビニル系/lj 軟体
単位が0.1取量%未満であれば、適当な加丁性付グー
効果があるものの、成形品中にフィッシュアイ(未ゲル
化物)が発生しやすい。
本発明で用いる乳化剤は、上記式(I)で示される化合
物である。式(I)中において基Rは炭素数10〜24
のアルキル基又はアルケニル基であるが、特に炭素数1
2〜18のアルキル基又はアルケニル基が好ましい、ま
た、Mはナトリウム又はカリウムである。
式(I)で示される化合物は、これを乳化剤として用い
た場合には、その臨界ミセル1=度が極めて低いことか
ら、重合中生成する重合体粒子数を増大し、重合速度が
速く、また、重合転化率を高めることができ、また前記
粒子の凝集物の発生は極めて少なく、重合後のラテック
スの機械的安定性も優れている。
かかる式(I)で示される化合物の使用量は、中量体成
分の合計量100重量部に対して。
0.1〜10屯量部、好ましくは0.5〜5玉量部であ
る。使用量が0.1重量部未満の場合は、重合反応の安
定性が低下し、また10重量部を超える場合は、得られ
る共重合体中に残存する乳化剤の量が多くなりすぎるた
めに、加工助剤として使用した場合に樹脂の成形品の物
理的性質を低下させる。
本発明で用いる重合開始剤としては、通常の過硫酸塩な
どの無機開始剤又は有機過酸化物、アゾ化合物等を単独
で用いるか、あるいは上記化合物と亜硫酸塩、亜硫酸水
素塩、千オ硫酸塩、第−金属量n、ナトリウムホルムア
ルデヒドスルホキシレート して用いることもできる。重合開始剤として好ましい過
硫酸塩は過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸ア
ンモニウム等であり、有機過酸化物としては、tert
−ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキシ
ド、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル等を挙げるこ
とができる。
重合方法は、使用した1合開始剤の分解温度以上に加熱
しながら、通常の乳化型合法と同様にして行うことがで
き、1段又は2段以北の重合を行うことができる。なお
、この重合反応において、得られる共重合体の分子量や
分子量分布は加工助剤としての特性に大きな影響を及ぼ
すことから、重合条件を適宜設定したり、連鎖移動剤を
用いたりして分子量等を調節することが好ましい。
すなわち、得られる共重合体の5元粘度ηsp/c(但
し、100.7のクロロホルム中に、O.Igの共重合
体を溶解せしめた溶液について、オストワルド粘度計を
用いて25°Cで測定した値)が、2〜0.1であり、
好ましくは1.5〜0、1になるように重合反応を行う
ことが望ましい。
共重合体の回収は重合反応終了後、生成した共重合体ラ
テックスを塩析もしくは酸析凝固させ。
共重合体を沈澱せしめたのち,これを分離し、洗浄して
粉末状で回収するか、又は噴霧乾爆もしくは凍結乾燥を
行うことにより、粉末状で回収することができる。
このようにして得られた本発明の加工助剤は、熱可塑性
樹脂の加工助剤として適用が可能であるが、かかる熱可
塑性樹脂としては、例えば、塩化ビニル系樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリエステル樹脂
、アクリロニトリル−スチレン共重合体系樹脂、メタク
リル酸メチル−スチレン共重合体系樹脂及びABS樹脂
等を挙げることができる。これらの樹脂の中で、塩化ビ
ニル系樹脂としては、ポリ塩化ビニル以外にも、塩化ビ
ニルに基づく単位を70重量%以上含有する共重合体を
用いることができる。塩化ビニル系樹脂として、かかる
共重合体を用いる場合に、塩化ビニルと共重合可能なモ
ノマーとしては、エチレン、プロピレン、臭化ビニル、
塩化ビニリデン、酢酸ビニル、アクリル酸エステル及び
メタクリル酸エステル等を用いることができる。
本発明の加工助剤を熱可塑性樹脂に配合する場合は、好
ましくは粉末状態で、例えば、リボンブレンダー又はヘ
ンシェルミキサー等を用いて混合する。また、成形加工
する場合は、さらに例えばミキシングロール又はバンバ
リーミキサ−等を用いて混練りしたのち、押出機又は射
出成形機等によって行う。
加工助剤の配合量は、熱可塑性樹脂100重量部に対し
て0.1〜40重量部であり、好ましくは0.1〜30
重量部である。配合量が0.1重量部未満の場合は、樹
脂の加工性の改良が不充分であり、また40重量部を超
える場合は、樹脂が木来有している機械的性質が損なわ
れてしまう。
なお、熱可塑性樹脂に本発明の加工助剤を配合する場合
には、必要に応じて、公知の安定剤、可塑剤、滑剤、着
色剤及び耐衝撃性改質剤等を合わせて配合することもで
きる。
[実施例] 以下実施例を掲げ、本発明をさらに詳しく説明する。な
お、以下において、「部」及び「%」は各々「重量部」
及び「重量%」を表す。
実施例1 反応容器に溶存酸素を窒素で置換したイオン交換水20
0部を仕込み、さらに基Rが炭素数16.17及び18
のアルキル基であり、Mがカリウムである3種の式(1
)で示される化合物の混合物からなる乳化剤1部と過硫
酸カリウム0.3部を仕込んだ6次いで、攪拌しながら
反応容器内を65℃に昇温せしめたのち、メタクリル酸
メチル85部、アクリル酸メチル10部、アクリル酸ブ
チル5部及びtert−ドデシルメルカプタン0.05
部からなる混合物を1時間に亘って滴下した。滴下終了
後、容器内を同温度でさらに2時間保持し1反応を終了
させ、共重合体ラテックスを得た0重合転化率は99.
5%であり、該ラテックス中には凝集物の発生はほとん
どなく、また、該ラテックスの機械的安定性は極めて良
好であった。
得られた共重合体ラテックスを攪拌しながら。
1%硫酸水溶液に添加して生成した共重合体を沈澱せし
めた0次いで、沈澱した共重合体を分取したのち、洗浄
、脱水及び乾燥の各処理を行い、粉末状の加工助剤を得
た。
実施例2 反応容器に、溶存酸素を窒素で置換したイオン交換水2
00部を仕込み、さらに基Rが炭素数12.13及び1
4のアルキル基であり、Mがカリウムである3種の式(
1)で示される化合物の混合物からなる乳化剤1.2部
と過硫酸カリウム0.5部を仕込んだ0次いで、攪拌し
ながら反応容器内を70℃に4温せしめたのち、メタク
リル酸メチル35部、アクリル醜エチル5部及びn −
オクチルメルカプタン0.02部からなる混合物を、攪
拌しながら1時間に亘って滴下した0滴下終了後、同温
度で2時間保持して、第1段の重合を行った0次いで、
反応容器内を攪拌しながらスチレン30部、アク1ノル
酸工チル25部及びn −オクチルメルカプタン0.3
部からなる混合物を2時間に亘って滴下した0滴下終了
後、同温度で1時間保持して第2段の重合を行った6次
いで。
反応容器内を攪拌しながら、メタクリル酸メチル5部を
1時間に亘って滴下したのち、さらに同温度で2時間保
持して第3段の重合を行い、共重合体ラテックスを得た
0重合転化率は99.9%であり、該ラテックス中には
凝集物の発生はほとんとなく、また、該ラテックスの機
械的安定性は極めて良好であった。
得られた共重合体ラテックスを実施例1と同様に処理し
て、粉末状の加工助剤を得た。
比較例1 実施例1で用いた乳化剤の代わりに、半硬化牛脂脂肪酸
石けんを1部用いた以外は、実施例1と同様にして加工
助剤を得た。
実施例3〜4及び比較例2〜3 1血イ三基五皿j工虞上m 平均重合度700の塩化ビニル樹脂100部に、ジブチ
ル錫マレート1.8部、ステアリン酸ブチル1部及び滑
剤0.7部の共通配合組成に。
上記実施例1,2及び比較例1で得られた加工助剤を各
々3部ずつ配合したのち、ヘンシェルミキサーを用いて
、120℃になるまで混合し、3種類の塩化ビニル樹脂
組成物を得た。
得られた3種類の樹脂組成物を用いて、下記の各試験を
行った。なお、比較試験例として、加工助剤を配合しな
い以外は−1−記と同一・組成の組成物を用いた。結果
を第1表に示す。
1) ブラベンダープラスチコーダーを用いて、混練り
温度185℃、回転数3 Orpm 、充填”J60g
及び予熱5分間の条件下で、混練り抵抗が最大値を示す
までの時間(分)、すなわちゲル化時間(分)を測定し
た。この時間が短いほどゲル化が早く、加工が容易であ
ることを表す。
2)  T−グイ付のスクリュー径が40mmの一軸押
出し機(押出し槽温度C,=140″C1C2=160
℃、C3=180℃及びC4=190℃、ダイス温度1
95℃)を用いて、厚さ0.2mmのシートを調製し、
そのフィルム外観を肉眼で判定した。判定基準は次のと
おりである。
A;光沢が良く、平滑な表面である。
B;光沢がなく、表面に肌荒れがある。
3)  2)で得られたシート表面の未ゲル化物の数を
肉眼で判定した0判定基準は次のとおりである。
A;はとんどない。
B;やや多い。
4)  2)で得られたシートを4部3cmの大きさに
切断したものを、アルミニウム酸の枠で固定したのち、
185°Cに調温したギヤオーブン中に入れ、熱着色の
状態を肉眼で判定した。判定基準は次のとおりである。
ARM帯色がほとんどない。
B;やや数帯色が見られた。
第1表から明らかなとおり、実施例1及び2で得られた
加工助剤を配合した組成物は、加工性が優れており、ま
た耐熱着色性にも優れていた。
実施例5 反応容器に溶存醜素を窒素で置換したイオン交換水20
0部を仕込み、さらにメタクリル酸メチル55部、アク
リル酸エチル5部、n−オクチルメルカプタン0.02
部、基Rが炭素数12゜13及び14のアルキル基であ
り、Mがカリウムである3種の式(I)で示される化合
物の混合物からなる乳化剤1.2部並びに過硫酸カリウ
ム0.2部を一括仕込んだ。次いで、容器内を窒素で置
換したのち、65℃に昇温せしめ、同温度で2時間加熱
・攪拌して第1段の重合を行った。その後、反応容器中
にメタクリル酸メチル34部及びアクリル酸ブチル6部
からなる混合物を、容器内を65°Cに保持し、かつ攪
拌しながら1時間に亘って滴下した0滴下終了後、さら
に同温度で2時間保持し、第2段の重合を行い共重合体
ラテックスを得た。該ラテックス中には凝集物の発生は
ほとんどなく、また該ラテックスの機械的安定性も極め
て良好であった。
得られた共重合体ラテックスを実施例1と同様に処理し
て、粉末状の加工助剤を得た。
比較例4 実施例5で用いた乳化剤の代わりに、ジアルキルスルホ
コハク酸ナトリウムを1部用いた以外は実施例5と同様
にして加工助剤を得た。
実施例6及び比較例5 実施例5及び比較例4で得た加工助剤の各々20gを、
100−のイオン交換水に添加したのち、50℃で30
分間保持したのち、さらに80°Cで3時間保持した。
その後、  No、5Cの7戸紙を用いて吸引濾過した
0次いで、得られた7戸液を蒸発乾固した場合の残渣の
重量から水への溶出物の量を求めた。また、炉液の性状
を肉眼で観察した。結果を第2表に示す。
第2表から明らかなとおり、実施例5で得られた加工助
剤は、水に対する溶出物が非゛常に少なかった。
実施例7及び比較例6〜7 ■  ビニル、     の″ 平均重合度700の塩化ビニル樹脂100部、メタクリ
ル酸メチル−ブタジェン−スチレン共重合体であるメタ
ブレン@C−201(商品名;三菱レイヨン■製)、オ
クチル錫メルカプチド系安定剤2部、エポキシ系安定剤
1部、ステアリン醜ブチル0.8部及び脂肪酸のポリグ
リコールエステル0.3部の共通配合組成に、実施例5
及び比較例4で得られた加工助剤の各々1.5部を配合
したのち、ヘンシェルミキサーを用いて、120℃まで
昇温して混合を行い、2種類の塩化ビニル系樹脂組成物
を得た。
得られた各樹脂組成物を用いてスクリュー径40mmの
ブロー成形機によりボトル成形を行い、下記の各評価を
行った。なお、比較例として、加工助剤を配合しない以
外は上記と同−組成の組成物を用いた。結果を第3表に
示す。
1) 成形時におけるパリソンのドローダウンA;ダイ
スウェルが大きくドローダウンなし。
B;ダイスウェルが小さくドローダウンする。
2)  ボトル外観の肉眼による判定 A;光沢が良好で、かつ肌荒れがない。
B;光沢に乏しく、肌荒れが目立つ。
3) ボトル壁の未ゲル化物発生状態の肉眼による観察 A;未ゲル化物がほとんど認められない。
B;未ゲル化物が少し認められた。
4) 水に対する溶出物量 得られたボトルを市販の無臭の中性洗剤で洗浄したのち
、ボトル内部にイオン交換水を満たし、50℃で10時
間以り保持した。その後、内容液をNo、 50のか紙
で7戸遇した。
次いで、得られたが液を蒸発乾固せしめて得られた残渣
を四塩化炭素に溶解させ、IRJlll定を行った。
5) 味覚テスI・ 得られたボトルを市販の無臭の中性洗剤で洗浄したのち
、イオン交換水をボトル内番こ満たし1次いで50℃で
3時間保持した場合のイオン交換水の味を調べた0判定
は、味覚番こ鋭敏なパネル45名により行った。表示1
よ、パネル員5名中3名以上が味の変化がないと判断し
たものを○、味の変化があったと判断したものが×であ
る。
実施例8〜12及び比較例8〜12 下記の各熱可塑性樹脂100部に、実施例1で得た加工
助剤を3部配合したものと配合しないものを、各々ヘン
シェルミキサーで混合した。得られた混合物を、スクリ
ュー径40mmの押出機を用いてペレット化したのち、
80℃で1時間以上乾燥を行った。次いで、スクリュー
径40mmのブロー成形機を用いて、樹脂ごとに下記の
異なる温度でボトル成形を行い、実施例3及び7に準じ
て第4表に記載の各試験を行った。
(1) A B S樹脂(ダイヤペットI’ABSa3
001;商品名、三菱レイヨン補装)成形温度:C工=
180℃、C2=200”c、c3=zoo℃、ヘッド
=200℃、ダイス=200℃ (2)スチレン樹脂(スチロールNF−20;商品名、
出光石油化学補装) 成形温度:C1=160℃、C2=180℃、C,=2
00℃、ヘッド−200℃。
ダイス=210℃ (3)ポリカーボネート樹脂(ツバレックス7022、
商品名、三菱化成工業補装)成形温度:C1=230℃
、C2=260℃、C3=270℃、ヘッド=270℃
、ダイス=280℃ (4)ポリエチレン樹脂(ハイ上ツクスフ000F;商
品名、三井石油化学工業株製) 成形温度:C1=150°c、C2=165℃、C,=
175°C、ヘッド=175℃、ダイス=175℃ (5)ポリエステル樹脂(ダイヤナイト0A−200;
商品名、三菱レイヨン補装)成形温度:C1=280℃
、C2=280℃、C3=280℃、ヘッド=260℃
、ダイス=260℃ 第4表から明らかなとおり、実施例1の加工助剤を配合
した熱可塑性樹脂は、その種類が異なった場合にも、全
て同様な優れた加工性等が認められた。
[発明の効果] 以上説明したとおり、本発明の加工助剤は、これを各種
熱可塑性樹脂に配合することにより、前記樹脂の成形加
工性を向上させることができ、また、成形加工時に通常
加えられる熱によっても成形体の表面に好ましくない着
色を生じることがない、さらには、前記樹脂から得られ
た成形体を水と接触する状態で用いた場合でも、成形体
から水に溶出する物質がほとんどないことから、水の味
を悪化させたり、悪臭を発生させたりするような水質汚
染の問題が生じることがない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)メタクリル酸メチルに基づく単位35〜99.9
    重量%と、前記メタクリル酸メチルと共重合可能な他の
    ビニル系単量体に基づく単位0.1〜65重量%とから
    構成されている重合体からなる熱可塑性樹脂用加工助剤
    であって、前記重合体が次式( I ); ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは炭素数10〜24のアルキル基又はアルケ
    ニル基を表し;Mはナトリウム又はカリウムを表す) で示される乳化剤の存在下で乳化重合法を適用して得ら
    れたものであることを特徴とする熱可塑性樹脂用加工助
    剤。 (2)熱可塑性樹脂100重量部に対して、メタクリル
    酸メチルに基づく単位35〜 99.9重量%と、前記メタクリル酸メチルと共重合可
    能な他のビニル系単量体に基づく単位0.1〜65重量
    %とから構成されている重合体からなる熱可塑性樹脂用
    加工助剤であって、前記重合体が次式( I ); ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、Rは炭素数10〜24のアルキル基又はアルケニ
    ル基を表し;Mはナトリウム又はカリウムを表す) で示される乳化剤の存在下で乳化重合法を適用して得ら
    れる熱可塑性樹脂用加工助剤0.1〜40重量部を配合
    してなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物。 (3)熱可塑性樹脂が塩化ビニル系樹脂である特許請求
    の範囲第2項記載の熱可塑性樹脂組成物。 (4)熱可塑性樹脂がアクリロニトリル−スチレン系樹
    脂又はメタクリル酸メチル−スチレン系樹脂である特許
    請求の範囲第2項記載の熱可塑性樹脂組成物。 (5)熱可塑性樹脂がABS樹脂である特許請求の範囲
    第2項記載の熱可塑性樹脂組成物。 (6)熱可塑性樹脂がポリカーボネート樹脂である特許
    請求の範囲第2項記載の熱可塑性樹脂組成物。 (7)熱可塑性樹脂がポリエチレン樹脂である特許請求
    の範囲第2項記載の熱可塑性樹脂組成物。 (8)熱可塑性樹脂がポリエステル樹脂である特許請求
    の範囲第2項記載の熱可塑性樹脂組成物。
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