JPS6411109B2 - - Google Patents
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- JPS6411109B2 JPS6411109B2 JP4789785A JP4789785A JPS6411109B2 JP S6411109 B2 JPS6411109 B2 JP S6411109B2 JP 4789785 A JP4789785 A JP 4789785A JP 4789785 A JP4789785 A JP 4789785A JP S6411109 B2 JPS6411109 B2 JP S6411109B2
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(技術分野)
本発明は、耐熱、高導電性分散強化銅(Cu)
合金材料の製造法にに係り、特にかかる分散強化
合金材料の優れた特性を保持しつつ、その製造工
程を簡略化せしめて、経済的に有利に製造し得る
ようにした方法に関するものである。 (従来技術) 銅(Cu)マトリツクスにアルミナ(Al2O3)を
分散させて合金、耐熱性、電気伝導性に優れてい
ることから、点溶接用電極材料、リードフレーム
材料、電気スイツチ等の電気部品材料として関心
を集めている材料である。ところで、このAl2O3
を分散せしめて強化したCu合金材料について、
その性能、製造に関する研究は古くから行なわ
れ、例えば特公昭55―39617号公報や特開昭59―
31838号公報等には、内部酸化法による製造技術
が明らかにされている。 そして、それら先行技術においては、何れも、
基本的にCu―Al粉末を適当な酸化剤粉末、具体
的にはCu2O粉末等と混合せしめ、これを圧縮後、
高温、例えば850〜1000℃の温度で内部酸化処理
して分散強化させる手法が採用されているもので
あるが、このような基本的工程に加えて、更に前
記内部酸化処理の後において、過剰に残存する未
反応の酸化剤(Cu2O)は、導電性の低下、延性
の低下の原因となると言う理由から、還元処理
(例えば、H2ガス中、700〜900℃の加熱処理)が
付加されたり、またこの工程に加えて内部酸化処
理雰囲気を非酸化性に保持せしめたり(缶体に混
合物を封入する場合には脱気処理を行なう)、或
いはCu―Al粉末の高温での再結晶処理(特公昭
55―39617号公報)、酸化剤粉末の粉砕処理(特開
昭59―31838号公報)等の工程が付加されること
となる。 因みに、従来技術にみられるAl2O3分散強化Cu
合金押出棒を得る場合の従来工程は、次の如き(1)
〜(12)のステツプを採ることが必要とされているの
である。即ち、(1)Cu―Al合金粉末(A剤)の調
製、(2)かかるA剤の高温下での空気酸化による酸
化剤(B剤)の調製、(3)B剤の粉砕、(4)A剤とB
剤の混合(化学量論量)、(5)混合物の圧縮、(6)圧
縮体の缶封入、(7)缶内の脱気及びArガス封入、
(8)内部酸化処理(700〜1000℃)、(9)還元処理→粉
砕(700〜900℃)、(10)缶封入(Arガス封入)、(11)
脱気、(12)熱間押出にて構成されている。 (問題点) このように、従来から知られているAl2O3分散
強化Cu合金材料の製造手法においては、極めて
多数の工程乃至は作業が必要とされており、加え
てその製造工程の複雑さ、面倒さ等の為に、かか
る合金材料の製造コストが著しく高くなる問題が
内在しており、それ故にその実用化は限定された
部門に見られるに過ぎないのである。 (解決手段) ここにおいて、本発明は、かかる現状に鑑みて
為されたものであつて、粉末を用いた内部酸化処
理法の工程の簡素化について鋭意検討した結果、
耐熱性、電気伝導性を何等損なうことなく、Cu
―Al2O3分散強化合金材料を有効に得ることがで
きる手段を見い出したことに基づいて完成された
ものであり、これによつて、従来品に比べて著し
いコストダウンが可能となつたのである。 すなわち、本発明は、重量で0.05〜3.0%のAl
を含み且つ残部がCuからる合金溶湯をガスアト
マイズ若しくは水アトマイズ法にて粉末化して、
297μm以下のCu―Al合金粉末からるA粉末を調
製する一方、かかるA粉末を300℃を超えない温
度下で空気酸化せしめて、該A粉末の表層部の
Cuを酸化物に変換してなるB粉末を製造し、次
いでそれらA粉末とB粉末とを均一に混合せし
め、そしてそれを圧縮成形して得られる圧縮成形
体を所定のCu若しくはCu合金製の容器内に封入
せしめた後、かかる封入状態において、該圧縮成
形体を加熱して選択的に内部酸化を行ない、前記
A粉末中にAl成分の酸化物相を形成せしめ、更
にその後所定の熱間加工を施すことにより、前記
容器材料を外皮として有する所定形状のCu―
Al2O3分散強化合金材料を得るようにしたことを
特徴とするものである。 ここにおいて、かかる本発明にて用いられるA
粉末は、重量で0.05〜3.0%のAlを含み、且つ残
部がCuからなる合金溶湯を通常のガスアトマイ
ズ若しくは水アトマイズ法、換言すればかかる合
金溶湯の流れに対して、圧縮ガス或いは水流ジエ
ツトを作用させて飛散せしせ、粉末化する方法
(噴霧法)にて粉末化して得られる微細なCu―Al
合金粉末であり、そのようなCu―Al合金粉末は、
その粒径が297μm以下となるようにして調製さ
れることとなる。なお、このCu―Al合金粉末の
粒径が297μmよりも大きくなると、後述する選
択的な内部酸化処理、換言すればCu―Al合金粉
末中のAl成分を選択的に酸化してAl2O3と為し、
そのような酸化物の相を該粉末中に形成せしめる
分散処理の時において、当該内部酸化(Alの酸
化)が不良となる問題があるところから、上記ア
トマイズ法にて得られる合金粉末の粒径が大なる
場合においては、必要に応じて分級操作乃至は篩
分け操作を実施して、297μm以下の粒径の粉末
として調製する必要がある。 また、かかるA粉末としてのCu―Al合金粉末
を調製するためのCu合金溶湯において、Al含有
量が0.05重量%よりも少なくなると、最終製品た
るCu―Al2O3分散強化合金材料の耐熱性、特に
700℃以上の温度下における耐熱性が悪くなる問
題があり、また3.0重量%を超えるAl含有量にお
いては、同じく最終製品の電気伝導度が低下する
問題があり、それ故700℃以上の温度下における
耐熱性や良好な電気伝導度、例えばIACS値が50
%以上の材料を得る上において、上記アトマイズ
されるCu合金溶湯中のAl量は、0.05〜3.0重量%
に規制される必要があるのである。 一方、本発明において用いられるB粉末は、上
記の如くして得られたA粉末を用いて、それを別
途に300℃を超えない温度下にて空気酸化せしめ
ることにより、該A粉末を焼結せしめることな
く、その表層部のマトリツクスとしてのCuを酸
化物、すなわちCu2O或いはCuOに変換せしめて
なる粉末形態のものであつて、未処理のA粉末と
同様な粒度を備えたものである。 このように、本発明では、A粉末粒子を焼結さ
せることなく空気酸化して、酸化剤粉末を形成せ
しめるところに特徴があるのである。これは、本
発明者らの検討によつて、焼結現象が約350℃以
上で生じることを見出した結果に基づくものであ
り、本発明にあつては、一般に150℃程度から300
℃程度の温度下において、10分〜2時間程度、A
粉末を流動せしめつつ、空気を流通させることに
よつて、所望の空気酸化(焼鈍)処理することに
より、実施されることとなる。そして、このよう
な酸化処理によつて、A粉末は酸化増量して、B
粉末となるのであるが、その際の酸化増量は、一
般に0.5〜1.0%の範囲内に止められ、これによつ
てA粉末の表層部のCuのみが効果的にCu2O或い
はCuOの如き酸化物とされることとなるのであ
る。 ところで、A粉末を酸化するための酸化剤粉末
(B粉末)を得る一つの方法として、Cu―Al合金
粉末を空気酸化する手法が公知であることは、先
に述べたところであるが、そのような空気酸化を
行なう際の焼鈍温度は、酸化がより完全に行なわ
れるように、一般に高温で実施され、例えば先の
特開昭59―31838号公報においては、400〜700℃
の温度に当該かかる粉末を酸化処理する必要があ
る旨、明らかにしている。しかしながら、このよ
うな従来の如き高温の酸化処理を行なつた場合に
おいて、Cu―Al合金粉末は焼結現象を惹起する
ようになるのであり、それ故、その後の混合→圧
縮→内部酸化工程をスムーズに進行せしめる上に
おいては、この焼結した酸化剤粉末を粉砕する工
程が必要となるのである。しかして、本発明にあ
つては、上記本発明の一つの特徴として明らかに
したようにB粉末は焼結しておらず、それれ故従
来の如き粉砕工程が全く不要となり、以てそれを
省略した製造工程の採用が可能となつたのであ
る。 次いで、このようにして得られたA粉末とB粉
末とは、内部酸化処理の為に均一に混合せしめら
れることとなるが、その際の混合割合は、一般に
化学量論量において、換言すればA粉末中のAl
成分を酸化せしめてAl2O3とする酸素量に相当す
る酸素をCu2O,CuOとして含むB粉末の量にお
いて、それらA粉末とB粉末とが混合せしめられ
る。 尤も、本発明にあつては、A粉末とB粉末とが
完全に化学量論量において混合せしめられる必要
はなく、かかるB粉末の混合割合を該化学量論量
の50%〜200%程度の範囲内において変化せしめ
ることが可能であり、そのように変化せしめた場
合にあつても、最終製品の性能において、それほ
どの遜色は認められないのである。 しかも、かかるA粉末とB粉末の混合に際し
て、B粉末は該A粉末から誘導されたものであつ
て、その粒径も同様なものであるところから、そ
れらA粉末とB粉末との混合は、従来の焼結物を
粉砕して粉末化せしめたものに比べて、より一層
効果的に行なわれ得て均一な混合物を容易に得る
ことが出来るのである。なお、この混合が均一で
ないと、後の内部酸化処理が充分に行なわれ得な
い問題を生ずることとなる。 そして、このA粉末とB粉末との均一な混合物
は、通常の手法に従つて一般に80%以上の相対密
度において圧縮成形されて、所定形状の圧縮成形
体(圧粉体)とされた後、適当なCu若しくはCu
合金(りん脱酸銅、Cu―Ni合金、Cu―Sn合金
等)製の容器内に封入せしめられ、その状態下に
おいて、従来と同様にして該圧縮成形体、具体的
には容器を加熱して、高温(700〜1000℃)下に
選択的に内部酸化を行なわしめ、該圧縮成形体を
構成するA粉末中のAl成分を酸化してAl2O3と為
し、その酸化物相を該粉末中に形成せしめるので
ある。すなわち、Cu2OとAl2O3との酸化物生成
自由エネルギーの差を利用して、A粉末のAlを
B粉末のCu2OによつてAl2O3に酸化せしめ、そ
してこのAl2O3の分散状態に基づく硬化作用が、
目的とする材料特性の向上に利用されるのであ
る。 そして更に、本発明にあつては、上記の如くし
て得られた、内部酸化されてCu―Al2O3分散強化
合金粉末からなるように構成された圧縮成形体
は、かかる容器内に収容された状態で、換言すれ
ば従来の如き高温下での還元処理や粉砕、缶体内
封入(Arガス封入)、脱気処理等の操作が施され
ることなく、内部酸化処理された状態のままにお
いて、目的とする材料形態を得るべく、所定の熱
間加工、例えば熱間押出出、熱間圧延等が施され
ることとなる。そして、この熱間加工によつて、
圧縮成形体は、それを収容する容器の材料を外皮
として有する、線材、棒材、板材等の所定形状の
Cu―Al2O3分散強化合金材料となるが、該材料に
は、またそのような熱間加工の後に、必要に応じ
て冷間加工が施されることとなる。 ところで、一般に、粉末から所定の部材を熱間
加工により成形する場合において、粉末の缶体封
入→脱気→熱間加工の工程が採用されることとな
るが、この缶体封入後の脱気操作は粉体の酸化防
止、水蒸気分解による水素の発生と吸収等を防止
することを目的としている。例えば、Al合金粉
末の場合、缶体封入後600℃で10-3〜10-4Torrま
で脱気するのが一般的である。しかして、Cu―
Al合金粉末を酸化剤にて内部酸化せしめるべく
缶体内に該合金粉末と酸化剤との混合物を収容せ
しめ、そして脱気することなく、熱間加工を行な
つた場合、残留空気による酸化の進行及び残留酸
化物増大に伴う電気伝導度の低下、冷間加工性の
低下等が懸念されるのである。一方、脱気を実施
した場合、真空度によつてはCu2Oの分解が生じ、
Alを酸化せしめるに必要な酸素量に不足をきた
す懸念がある。何れにせよ、最初に計算した化学
量論量より酸素過剰或いは酸素不足をきたすこと
となるのであり、それ故、結局、従来においては
酸素過剰気味で反応を完了させ、その後過剰の酸
素を還元処理にて除去するというステツプを採
り、これによつて従来の工程が出来上がつている
のである。 しかしながら、実用的見地からは、この過剰の
酸素(Cu2O及びCuOとして存在)がどの程度許
容され得るかということが重要な点となるのであ
るが、本発明にあつては、そのような脱気処理
(及びAr封入)工程を省略しても、熱間加工、更
にはそれに続く冷間加工により、板材、棒材、線
材等を製造するに際して、その加工性、性能に殆
んど支障をもたらすことがないのである。それ
故、本発明にあつては、A粉末とB粉末の混合物
からなる圧縮成形体を所定の容器内に封入するに
際して、脱気(及びAr封入)工程を省略するこ
とが可能となつたのである。尤も、本発明にあつ
ては、そのような脱気工程を採用しても、何能差
支えないことは、言うまでもないところである。
なお、本発明における上記の如き脱気工程の省略
を可能にしている理由については、未だ明らかに
はされていないが、恐らく酸化剤としてのB粉末
が従来のものとは異なり、極めて低温度にてその
表層部のCuのみを酸化せしめたものであるとこ
ろに、大きな一つの理由が存在しているものと考
えられている。 また、本発明における大きな特徴の一つは、従
来工程において最大のネツクになつていた内部酸
化後の還元工程を省略し得たことであり、これに
よつて、製造工程の大幅な簡略化が可能となつた
のである。なお、本発明において、圧縮成形体中
にCuO,Cu2Oがある程度存在していても、その
加工性や材料性能に何等影響を及ぼすことはな
く、分散強化合金本来の特性を維持することがで
きるのである。これは、酸化剤として有効なB粉
末の使用や、A粉末とB粉末の混合状態の向上等
によつて可能となつたものと考えられている。 なお、本発明に従つて、内部酸化処理された圧
縮成形体を収容する容器を熱間加工することによ
つて、かかる容器は、押出材、圧延材等の加工品
の外皮として残存し、これによりそれら材料中に
未反応物質として残存するCuO,Cu2Oの還元性
ガスによるぜい化(例えば水素ぜい化)を防止す
るのに有効である。このように、外皮の存在は、
本発明において有効なものであるが、またそのよ
うな外皮は必要に応じて除去せしめられ、目的と
する用途に適用されることとなる。例えば、溶接
電極チツプ材料等の用途の場合にあつては、その
ような外皮は不必要である。また、外皮を必要と
する用途の場合においては、熱間加工により管材
等のホロー材を製造するに際しては、かかるホロ
ー材の全面に容器材料を外皮として存在せしめる
には限界があるところから、Cu―Al2O3露出部が
存在すれば、そのような露出部に対しては、別途
にメタライジング等による保護を行なうことが必
要となる。 (発明の効果) このように、本発明に従えば、所定のCu―
Al2O3分散強化合金材料がその優れた性能を劣化
せしめることなく、著しく簡略化された工程に従
つて製造され得ることとなり、これによつてその
製造コストの有効な低減を図り得たところから、
従来、製造コストが高いために性能上優れている
ことがわかつていたにも拘わらず、その実用化が
見送られていたCu―Al2O3分散強化合金材料が各
種の分野に安価に供給され得ることとなつたので
ある。 (実施例) 以下に、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例を幾つかあげるが、本発明
がかかる実施例の記載によつて何等の制約をも受
けるものでないことは、言うまでもないところで
ある。 まず、Cu―0.08重量%Al合金を高周波炉にて
真空溶解して得られる合金溶湯を、通常のアルゴ
ンガスアトマイズ法にて粉末とした。そして、こ
の得られた粉末から297μm以下のものを集め、以
下の試料として用いた。 即ち、かかるCu粉末の一部を、流動せしめつ
つ、200℃×1時間、空気中において焼鈍し、粉
末表面にCu2Oを形成せしめ、これを酸化剤(B
粉末)として用いた。なお、この焼鈍による空気
酸化における酸化増量は、0.7%であつた。次い
で、未焼鈍材(A粉末)と上記B粉末とを、化学
量論量(10対1)の混合比をベースにして、50対
1〜3対1の割合で配合せしめ、V型ミキサーを
用いて均一に混合せしめた。この混合の後、均一
な混合物を5000Kgf/m2の成形圧力にて直径63.9
mm、長さ15mmの棒状に、一軸圧縮成形した。得ら
た圧粉体の相対密度は約90%であつた。 次いで、かかる圧粉体を内径64mm、肉厚2.5mm、
高さ200mmのりん脱酸銅製有底円筒状容器に収容
せしめた。そして、この容器の上部開口部を、脱
気用の抽気口を有する円板若しくはこの抽気口の
ない円板を上蓋として用いて閉塞せしめ、該上蓋
と円筒状容器との隙間をTIG溶液にて接合するこ
とにより、封入せしめた。なお、抽気口を設けた
容器に対しては、内部の空気を真空装置にて脱気
して密封し、加工用ビレツトとした。 かくして得られた、単に圧粉体を円筒状容器内
に封入してなる加工用ビレツト及び真空脱気して
なる加工用ビレツトに対して、それぞれ950℃×
5時間の内部酸化処理を施した後、横型間接押出
機を用いて、20mmφの棒材に押出加工した。この
際、圧粉体の外側に位置する容器材料たるりん脱
酸銅は、押出棒の外皮として全長にわたつて残存
した。 また、この得られた各種の押出棒について、そ
の冷間加工性を調べるために、それぞれ通常のス
ウエージング加工(20mmφ→10mmφ)及び抽伸加
工(10mmφ→1mmφ)を施したところ、いずれの
押出棒とも、その後のスウエージング加工、抽伸
加工が中間焼鈍無しで可能であつた。これによ
り、99%以上の冷間加工ができることが明らかと
なり、実用材料として何等問題の無いものと認め
られた。 この冷間加工性の評価結果と共に、前記各種押
出材の性能、すなわち電気伝導度、硬さ、引張強
さ及び耐熱性について評価し、その結果を下記第
1表に示した。
合金材料の製造法にに係り、特にかかる分散強化
合金材料の優れた特性を保持しつつ、その製造工
程を簡略化せしめて、経済的に有利に製造し得る
ようにした方法に関するものである。 (従来技術) 銅(Cu)マトリツクスにアルミナ(Al2O3)を
分散させて合金、耐熱性、電気伝導性に優れてい
ることから、点溶接用電極材料、リードフレーム
材料、電気スイツチ等の電気部品材料として関心
を集めている材料である。ところで、このAl2O3
を分散せしめて強化したCu合金材料について、
その性能、製造に関する研究は古くから行なわ
れ、例えば特公昭55―39617号公報や特開昭59―
31838号公報等には、内部酸化法による製造技術
が明らかにされている。 そして、それら先行技術においては、何れも、
基本的にCu―Al粉末を適当な酸化剤粉末、具体
的にはCu2O粉末等と混合せしめ、これを圧縮後、
高温、例えば850〜1000℃の温度で内部酸化処理
して分散強化させる手法が採用されているもので
あるが、このような基本的工程に加えて、更に前
記内部酸化処理の後において、過剰に残存する未
反応の酸化剤(Cu2O)は、導電性の低下、延性
の低下の原因となると言う理由から、還元処理
(例えば、H2ガス中、700〜900℃の加熱処理)が
付加されたり、またこの工程に加えて内部酸化処
理雰囲気を非酸化性に保持せしめたり(缶体に混
合物を封入する場合には脱気処理を行なう)、或
いはCu―Al粉末の高温での再結晶処理(特公昭
55―39617号公報)、酸化剤粉末の粉砕処理(特開
昭59―31838号公報)等の工程が付加されること
となる。 因みに、従来技術にみられるAl2O3分散強化Cu
合金押出棒を得る場合の従来工程は、次の如き(1)
〜(12)のステツプを採ることが必要とされているの
である。即ち、(1)Cu―Al合金粉末(A剤)の調
製、(2)かかるA剤の高温下での空気酸化による酸
化剤(B剤)の調製、(3)B剤の粉砕、(4)A剤とB
剤の混合(化学量論量)、(5)混合物の圧縮、(6)圧
縮体の缶封入、(7)缶内の脱気及びArガス封入、
(8)内部酸化処理(700〜1000℃)、(9)還元処理→粉
砕(700〜900℃)、(10)缶封入(Arガス封入)、(11)
脱気、(12)熱間押出にて構成されている。 (問題点) このように、従来から知られているAl2O3分散
強化Cu合金材料の製造手法においては、極めて
多数の工程乃至は作業が必要とされており、加え
てその製造工程の複雑さ、面倒さ等の為に、かか
る合金材料の製造コストが著しく高くなる問題が
内在しており、それ故にその実用化は限定された
部門に見られるに過ぎないのである。 (解決手段) ここにおいて、本発明は、かかる現状に鑑みて
為されたものであつて、粉末を用いた内部酸化処
理法の工程の簡素化について鋭意検討した結果、
耐熱性、電気伝導性を何等損なうことなく、Cu
―Al2O3分散強化合金材料を有効に得ることがで
きる手段を見い出したことに基づいて完成された
ものであり、これによつて、従来品に比べて著し
いコストダウンが可能となつたのである。 すなわち、本発明は、重量で0.05〜3.0%のAl
を含み且つ残部がCuからる合金溶湯をガスアト
マイズ若しくは水アトマイズ法にて粉末化して、
297μm以下のCu―Al合金粉末からるA粉末を調
製する一方、かかるA粉末を300℃を超えない温
度下で空気酸化せしめて、該A粉末の表層部の
Cuを酸化物に変換してなるB粉末を製造し、次
いでそれらA粉末とB粉末とを均一に混合せし
め、そしてそれを圧縮成形して得られる圧縮成形
体を所定のCu若しくはCu合金製の容器内に封入
せしめた後、かかる封入状態において、該圧縮成
形体を加熱して選択的に内部酸化を行ない、前記
A粉末中にAl成分の酸化物相を形成せしめ、更
にその後所定の熱間加工を施すことにより、前記
容器材料を外皮として有する所定形状のCu―
Al2O3分散強化合金材料を得るようにしたことを
特徴とするものである。 ここにおいて、かかる本発明にて用いられるA
粉末は、重量で0.05〜3.0%のAlを含み、且つ残
部がCuからなる合金溶湯を通常のガスアトマイ
ズ若しくは水アトマイズ法、換言すればかかる合
金溶湯の流れに対して、圧縮ガス或いは水流ジエ
ツトを作用させて飛散せしせ、粉末化する方法
(噴霧法)にて粉末化して得られる微細なCu―Al
合金粉末であり、そのようなCu―Al合金粉末は、
その粒径が297μm以下となるようにして調製さ
れることとなる。なお、このCu―Al合金粉末の
粒径が297μmよりも大きくなると、後述する選
択的な内部酸化処理、換言すればCu―Al合金粉
末中のAl成分を選択的に酸化してAl2O3と為し、
そのような酸化物の相を該粉末中に形成せしめる
分散処理の時において、当該内部酸化(Alの酸
化)が不良となる問題があるところから、上記ア
トマイズ法にて得られる合金粉末の粒径が大なる
場合においては、必要に応じて分級操作乃至は篩
分け操作を実施して、297μm以下の粒径の粉末
として調製する必要がある。 また、かかるA粉末としてのCu―Al合金粉末
を調製するためのCu合金溶湯において、Al含有
量が0.05重量%よりも少なくなると、最終製品た
るCu―Al2O3分散強化合金材料の耐熱性、特に
700℃以上の温度下における耐熱性が悪くなる問
題があり、また3.0重量%を超えるAl含有量にお
いては、同じく最終製品の電気伝導度が低下する
問題があり、それ故700℃以上の温度下における
耐熱性や良好な電気伝導度、例えばIACS値が50
%以上の材料を得る上において、上記アトマイズ
されるCu合金溶湯中のAl量は、0.05〜3.0重量%
に規制される必要があるのである。 一方、本発明において用いられるB粉末は、上
記の如くして得られたA粉末を用いて、それを別
途に300℃を超えない温度下にて空気酸化せしめ
ることにより、該A粉末を焼結せしめることな
く、その表層部のマトリツクスとしてのCuを酸
化物、すなわちCu2O或いはCuOに変換せしめて
なる粉末形態のものであつて、未処理のA粉末と
同様な粒度を備えたものである。 このように、本発明では、A粉末粒子を焼結さ
せることなく空気酸化して、酸化剤粉末を形成せ
しめるところに特徴があるのである。これは、本
発明者らの検討によつて、焼結現象が約350℃以
上で生じることを見出した結果に基づくものであ
り、本発明にあつては、一般に150℃程度から300
℃程度の温度下において、10分〜2時間程度、A
粉末を流動せしめつつ、空気を流通させることに
よつて、所望の空気酸化(焼鈍)処理することに
より、実施されることとなる。そして、このよう
な酸化処理によつて、A粉末は酸化増量して、B
粉末となるのであるが、その際の酸化増量は、一
般に0.5〜1.0%の範囲内に止められ、これによつ
てA粉末の表層部のCuのみが効果的にCu2O或い
はCuOの如き酸化物とされることとなるのであ
る。 ところで、A粉末を酸化するための酸化剤粉末
(B粉末)を得る一つの方法として、Cu―Al合金
粉末を空気酸化する手法が公知であることは、先
に述べたところであるが、そのような空気酸化を
行なう際の焼鈍温度は、酸化がより完全に行なわ
れるように、一般に高温で実施され、例えば先の
特開昭59―31838号公報においては、400〜700℃
の温度に当該かかる粉末を酸化処理する必要があ
る旨、明らかにしている。しかしながら、このよ
うな従来の如き高温の酸化処理を行なつた場合に
おいて、Cu―Al合金粉末は焼結現象を惹起する
ようになるのであり、それ故、その後の混合→圧
縮→内部酸化工程をスムーズに進行せしめる上に
おいては、この焼結した酸化剤粉末を粉砕する工
程が必要となるのである。しかして、本発明にあ
つては、上記本発明の一つの特徴として明らかに
したようにB粉末は焼結しておらず、それれ故従
来の如き粉砕工程が全く不要となり、以てそれを
省略した製造工程の採用が可能となつたのであ
る。 次いで、このようにして得られたA粉末とB粉
末とは、内部酸化処理の為に均一に混合せしめら
れることとなるが、その際の混合割合は、一般に
化学量論量において、換言すればA粉末中のAl
成分を酸化せしめてAl2O3とする酸素量に相当す
る酸素をCu2O,CuOとして含むB粉末の量にお
いて、それらA粉末とB粉末とが混合せしめられ
る。 尤も、本発明にあつては、A粉末とB粉末とが
完全に化学量論量において混合せしめられる必要
はなく、かかるB粉末の混合割合を該化学量論量
の50%〜200%程度の範囲内において変化せしめ
ることが可能であり、そのように変化せしめた場
合にあつても、最終製品の性能において、それほ
どの遜色は認められないのである。 しかも、かかるA粉末とB粉末の混合に際し
て、B粉末は該A粉末から誘導されたものであつ
て、その粒径も同様なものであるところから、そ
れらA粉末とB粉末との混合は、従来の焼結物を
粉砕して粉末化せしめたものに比べて、より一層
効果的に行なわれ得て均一な混合物を容易に得る
ことが出来るのである。なお、この混合が均一で
ないと、後の内部酸化処理が充分に行なわれ得な
い問題を生ずることとなる。 そして、このA粉末とB粉末との均一な混合物
は、通常の手法に従つて一般に80%以上の相対密
度において圧縮成形されて、所定形状の圧縮成形
体(圧粉体)とされた後、適当なCu若しくはCu
合金(りん脱酸銅、Cu―Ni合金、Cu―Sn合金
等)製の容器内に封入せしめられ、その状態下に
おいて、従来と同様にして該圧縮成形体、具体的
には容器を加熱して、高温(700〜1000℃)下に
選択的に内部酸化を行なわしめ、該圧縮成形体を
構成するA粉末中のAl成分を酸化してAl2O3と為
し、その酸化物相を該粉末中に形成せしめるので
ある。すなわち、Cu2OとAl2O3との酸化物生成
自由エネルギーの差を利用して、A粉末のAlを
B粉末のCu2OによつてAl2O3に酸化せしめ、そ
してこのAl2O3の分散状態に基づく硬化作用が、
目的とする材料特性の向上に利用されるのであ
る。 そして更に、本発明にあつては、上記の如くし
て得られた、内部酸化されてCu―Al2O3分散強化
合金粉末からなるように構成された圧縮成形体
は、かかる容器内に収容された状態で、換言すれ
ば従来の如き高温下での還元処理や粉砕、缶体内
封入(Arガス封入)、脱気処理等の操作が施され
ることなく、内部酸化処理された状態のままにお
いて、目的とする材料形態を得るべく、所定の熱
間加工、例えば熱間押出出、熱間圧延等が施され
ることとなる。そして、この熱間加工によつて、
圧縮成形体は、それを収容する容器の材料を外皮
として有する、線材、棒材、板材等の所定形状の
Cu―Al2O3分散強化合金材料となるが、該材料に
は、またそのような熱間加工の後に、必要に応じ
て冷間加工が施されることとなる。 ところで、一般に、粉末から所定の部材を熱間
加工により成形する場合において、粉末の缶体封
入→脱気→熱間加工の工程が採用されることとな
るが、この缶体封入後の脱気操作は粉体の酸化防
止、水蒸気分解による水素の発生と吸収等を防止
することを目的としている。例えば、Al合金粉
末の場合、缶体封入後600℃で10-3〜10-4Torrま
で脱気するのが一般的である。しかして、Cu―
Al合金粉末を酸化剤にて内部酸化せしめるべく
缶体内に該合金粉末と酸化剤との混合物を収容せ
しめ、そして脱気することなく、熱間加工を行な
つた場合、残留空気による酸化の進行及び残留酸
化物増大に伴う電気伝導度の低下、冷間加工性の
低下等が懸念されるのである。一方、脱気を実施
した場合、真空度によつてはCu2Oの分解が生じ、
Alを酸化せしめるに必要な酸素量に不足をきた
す懸念がある。何れにせよ、最初に計算した化学
量論量より酸素過剰或いは酸素不足をきたすこと
となるのであり、それ故、結局、従来においては
酸素過剰気味で反応を完了させ、その後過剰の酸
素を還元処理にて除去するというステツプを採
り、これによつて従来の工程が出来上がつている
のである。 しかしながら、実用的見地からは、この過剰の
酸素(Cu2O及びCuOとして存在)がどの程度許
容され得るかということが重要な点となるのであ
るが、本発明にあつては、そのような脱気処理
(及びAr封入)工程を省略しても、熱間加工、更
にはそれに続く冷間加工により、板材、棒材、線
材等を製造するに際して、その加工性、性能に殆
んど支障をもたらすことがないのである。それ
故、本発明にあつては、A粉末とB粉末の混合物
からなる圧縮成形体を所定の容器内に封入するに
際して、脱気(及びAr封入)工程を省略するこ
とが可能となつたのである。尤も、本発明にあつ
ては、そのような脱気工程を採用しても、何能差
支えないことは、言うまでもないところである。
なお、本発明における上記の如き脱気工程の省略
を可能にしている理由については、未だ明らかに
はされていないが、恐らく酸化剤としてのB粉末
が従来のものとは異なり、極めて低温度にてその
表層部のCuのみを酸化せしめたものであるとこ
ろに、大きな一つの理由が存在しているものと考
えられている。 また、本発明における大きな特徴の一つは、従
来工程において最大のネツクになつていた内部酸
化後の還元工程を省略し得たことであり、これに
よつて、製造工程の大幅な簡略化が可能となつた
のである。なお、本発明において、圧縮成形体中
にCuO,Cu2Oがある程度存在していても、その
加工性や材料性能に何等影響を及ぼすことはな
く、分散強化合金本来の特性を維持することがで
きるのである。これは、酸化剤として有効なB粉
末の使用や、A粉末とB粉末の混合状態の向上等
によつて可能となつたものと考えられている。 なお、本発明に従つて、内部酸化処理された圧
縮成形体を収容する容器を熱間加工することによ
つて、かかる容器は、押出材、圧延材等の加工品
の外皮として残存し、これによりそれら材料中に
未反応物質として残存するCuO,Cu2Oの還元性
ガスによるぜい化(例えば水素ぜい化)を防止す
るのに有効である。このように、外皮の存在は、
本発明において有効なものであるが、またそのよ
うな外皮は必要に応じて除去せしめられ、目的と
する用途に適用されることとなる。例えば、溶接
電極チツプ材料等の用途の場合にあつては、その
ような外皮は不必要である。また、外皮を必要と
する用途の場合においては、熱間加工により管材
等のホロー材を製造するに際しては、かかるホロ
ー材の全面に容器材料を外皮として存在せしめる
には限界があるところから、Cu―Al2O3露出部が
存在すれば、そのような露出部に対しては、別途
にメタライジング等による保護を行なうことが必
要となる。 (発明の効果) このように、本発明に従えば、所定のCu―
Al2O3分散強化合金材料がその優れた性能を劣化
せしめることなく、著しく簡略化された工程に従
つて製造され得ることとなり、これによつてその
製造コストの有効な低減を図り得たところから、
従来、製造コストが高いために性能上優れている
ことがわかつていたにも拘わらず、その実用化が
見送られていたCu―Al2O3分散強化合金材料が各
種の分野に安価に供給され得ることとなつたので
ある。 (実施例) 以下に、本発明を更に具体的に明らかにするた
めに、本発明の実施例を幾つかあげるが、本発明
がかかる実施例の記載によつて何等の制約をも受
けるものでないことは、言うまでもないところで
ある。 まず、Cu―0.08重量%Al合金を高周波炉にて
真空溶解して得られる合金溶湯を、通常のアルゴ
ンガスアトマイズ法にて粉末とした。そして、こ
の得られた粉末から297μm以下のものを集め、以
下の試料として用いた。 即ち、かかるCu粉末の一部を、流動せしめつ
つ、200℃×1時間、空気中において焼鈍し、粉
末表面にCu2Oを形成せしめ、これを酸化剤(B
粉末)として用いた。なお、この焼鈍による空気
酸化における酸化増量は、0.7%であつた。次い
で、未焼鈍材(A粉末)と上記B粉末とを、化学
量論量(10対1)の混合比をベースにして、50対
1〜3対1の割合で配合せしめ、V型ミキサーを
用いて均一に混合せしめた。この混合の後、均一
な混合物を5000Kgf/m2の成形圧力にて直径63.9
mm、長さ15mmの棒状に、一軸圧縮成形した。得ら
た圧粉体の相対密度は約90%であつた。 次いで、かかる圧粉体を内径64mm、肉厚2.5mm、
高さ200mmのりん脱酸銅製有底円筒状容器に収容
せしめた。そして、この容器の上部開口部を、脱
気用の抽気口を有する円板若しくはこの抽気口の
ない円板を上蓋として用いて閉塞せしめ、該上蓋
と円筒状容器との隙間をTIG溶液にて接合するこ
とにより、封入せしめた。なお、抽気口を設けた
容器に対しては、内部の空気を真空装置にて脱気
して密封し、加工用ビレツトとした。 かくして得られた、単に圧粉体を円筒状容器内
に封入してなる加工用ビレツト及び真空脱気して
なる加工用ビレツトに対して、それぞれ950℃×
5時間の内部酸化処理を施した後、横型間接押出
機を用いて、20mmφの棒材に押出加工した。この
際、圧粉体の外側に位置する容器材料たるりん脱
酸銅は、押出棒の外皮として全長にわたつて残存
した。 また、この得られた各種の押出棒について、そ
の冷間加工性を調べるために、それぞれ通常のス
ウエージング加工(20mmφ→10mmφ)及び抽伸加
工(10mmφ→1mmφ)を施したところ、いずれの
押出棒とも、その後のスウエージング加工、抽伸
加工が中間焼鈍無しで可能であつた。これによ
り、99%以上の冷間加工ができることが明らかと
なり、実用材料として何等問題の無いものと認め
られた。 この冷間加工性の評価結果と共に、前記各種押
出材の性能、すなわち電気伝導度、硬さ、引張強
さ及び耐熱性について評価し、その結果を下記第
1表に示した。
【表】
【表】
かかる第1表の結果から明らかなように、本発
明に従つて得られる各種押出材において、その硬
さ、引張強さ、電気伝導度に脱気有無の影響は見
られず、分散強化材料として望しい性能を示して
いる。そして、この結果より、本発明にあつては
脱気工程が必ずしも必須の工程ではないことが理
解されるのである。更に、A粉末とB粉末との混
合比に関して、15/1乃至5/1では略同一性能
が得られているが、それが30/1を超えると耐熱
性が低下する傾向が認められ、また3/1では、
電気伝導性、冷間加工性が低下する傾向が認めら
れた。
明に従つて得られる各種押出材において、その硬
さ、引張強さ、電気伝導度に脱気有無の影響は見
られず、分散強化材料として望しい性能を示して
いる。そして、この結果より、本発明にあつては
脱気工程が必ずしも必須の工程ではないことが理
解されるのである。更に、A粉末とB粉末との混
合比に関して、15/1乃至5/1では略同一性能
が得られているが、それが30/1を超えると耐熱
性が低下する傾向が認められ、また3/1では、
電気伝導性、冷間加工性が低下する傾向が認めら
れた。
Claims (1)
- 1 重量で0.05〜3.0%のAlを含み且つ残部がCu
からなる合金溶湯をガスアトマイズ若しくは水ア
トマイズ法にて粉末化して、297μm以下のCu―
Al合金粉末からなるA粉末を調製する一方、か
かるA粉末を300℃を超えない温度下で空気酸化
せしめて、該A粉末の表層部のCuを酸化物に変
換してなるB粉末を製造し、次いでそれらA粉末
とB粉末とを均一に混合せしめ、そしてそれを圧
縮成形して得られる圧縮成形体を所定のCu若し
くはCu合金製の容器内に封入せしめた後、かか
る封入状態において、該圧縮成形体を加熱して選
択的に内部酸化を行ない、前記A粉末中にAl成
分の酸化物相を形成せしめ、更にその後所定の熱
間加工を施すことにより、前記容器材料を外皮と
して有する所定形状のCu―Al2O3分散強化合金材
料を得ることを特徴とする耐熱、高導電性分散強
化銅合金材料の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4789785A JPS61207554A (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 | 耐熱、高導電性分散強化銅合金材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4789785A JPS61207554A (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 | 耐熱、高導電性分散強化銅合金材料の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61207554A JPS61207554A (ja) | 1986-09-13 |
| JPS6411109B2 true JPS6411109B2 (ja) | 1989-02-23 |
Family
ID=12788190
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4789785A Granted JPS61207554A (ja) | 1985-03-11 | 1985-03-11 | 耐熱、高導電性分散強化銅合金材料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61207554A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101815799A (zh) * | 2007-10-18 | 2010-08-25 | 新东工业株式会社 | 铜合金粉末及其制造方法 |
-
1985
- 1985-03-11 JP JP4789785A patent/JPS61207554A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61207554A (ja) | 1986-09-13 |
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