JPS641600B2 - - Google Patents

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JPS641600B2
JPS641600B2 JP57500879A JP50087982A JPS641600B2 JP S641600 B2 JPS641600 B2 JP S641600B2 JP 57500879 A JP57500879 A JP 57500879A JP 50087982 A JP50087982 A JP 50087982A JP S641600 B2 JPS641600 B2 JP S641600B2
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JP
Japan
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water
roll
belt
sheave
sieve
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JP57500879A
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English (en)
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JPS58500528A (ja
Inventor
Haintsu Tsuaaku
Aruburehito Mainetsuke
Otomaa Korupu
Yoozefu Myurunaa
Eremaa Sorudasu
Deiitaa Eegeruhofu
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JM Voith GmbH
Original Assignee
JM Voith GmbH
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Publication date
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Priority claimed from DE19813123132 external-priority patent/DE3123132A1/de
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Publication of JPS58500528A publication Critical patent/JPS58500528A/ja
Publication of JPS641600B2 publication Critical patent/JPS641600B2/ja
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F9/00Complete machines for making continuous webs of paper
    • D21F9/003Complete machines for making continuous webs of paper of the twin-wire type
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F3/00Press section of machines for making continuous webs of paper
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S162/00Paper making and fiber liberation
    • Y10S162/07Water collectors, e.g. save-alls

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  • Paper (AREA)

Description

請求の範囲 1 繊維ウエブを連続的に脱水するための装置で
あつて、 (a) 第1の多孔性のベルト(シーブ22,82、
フエルト34a又はそれに類するもの)が、水
平な軸を有する複数のロールの周りを循環する
エンドレスのベルトループを形成しており、か
つ繊維ウエブ19が、ベルトループの下方で、
当該多孔性のベルトと他のウエブ案内部材、
(例えば第2のシーブ21,81、フエルト、
シーブドラム、スライドシユー91又はそれに
類するものとの間で案内されており、 (b) 繊維ウエブから抽出されて多孔性のベルトか
ら滲出する水の部分が、ベルトループの内部に
遠心分離されるように、多孔性のベルト22,
82,34aの循環軌道が形成されており、か
つ多孔性のベルトの運動速度を、そのような値
に調節することが可能であり、 (c) ベルトループの内部には、水を捕集するため
の案内壁40,86,87と、1本の側方の滲
出通路を有する容器36,84,85とが設け
られている形式のものにおいて、 (d) 容器36は、水を浸透させない壁43によつ
て、少なくとも2つの室44,45に分割され
ており、これらの室が、多孔性のベルト22,
34aの幅に亘つて延在し、かつ別個の側方流
出通路47,48を有しており、 (e) 案内壁40は主水成分50を案内する通路と
して作られ、かつ比較的濃密なウオータジエツ
ト(主水成分50)の形状で得られる水成分が
遠心分離され、ベルトループの内部の1つの室
であつて前記主水成分50を受け入れるための
室(主室45)へ案内偏向される位置であつ
て、かつ他の室44へは大部分が細かく分布さ
れた水滴となつている水成分を放射し始める位
置、から延びて配置されており、 (f) 前記主室45は、前記主水成分の偏向方向を
流出通路48によつて決定される流れの方向に
するために、前記ベルトの走行に対して横方向
に広がつている1連の案内面52を有してお
り、かつ (g) 前記2つの室44,45は、前記水成分が案
内および放射される方向に相前後して配置され
ており、前記主室45は、前記主水成分50を
案内偏向する点からより離れた位置に配設され
ている、ことを特徴とする繊維ウエブを連続的
に脱水するための装置。
2 請求の範囲第1項記載の装置であつて、(有
利には上向き湾曲する)案内壁40,43aが、
遠心分離された水の流れを受ける前縁部41を有
している形式のものにおいて、この前縁部41
が、主水成分50の遠心分離軌道の始端部に配置
されていることを特徴とする装置。
3 請求の範囲第1項又は第2項に記載の装置に
おいて、1つの室の流出通路47が装置の一方の
側(案内側)に、また隣接する室の流出通路48
が装置の他方の側(駆動側)に、それぞれ配置さ
れていることを特徴とする装置。
4 請求の範囲第3項記載の装置おいて、各室4
4,45の内法幅が、流出通路47,48へ向か
う方向で増大していることを特徴とする装置。
5 請求の範囲第1項〜第4項のいずれかに記載
の装置において、流出通路48内への移行部が、
少なくとも主室45,45a,45b,45cの
ところで狭窄されていないことを特徴とする装
置。
6 請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載の装
置において、室44,45の下位制限壁42が、
概ね同一の高さに位置しており、かつ主室45の
内法高さが、他の室44の内法高さよりも大であ
ることを特徴とする装置。
7 請求の範囲第1項記載の装置において、容器
36が、負圧発生器Vのため接続部を備えている
ことを特徴とする装置。
8 特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の装
置において、容器36bを2つの室44b,45
bに分割する隔壁43bが、主水成分の遠心分離
軌道における始端部にまで延びていることを特徴
とする装置(第7図)。
9 請求の範囲第8項記載の装置において、2つ
の室44b,45bが、かなり充分に相互シール
されており、かつこれらの室内において、それぞ
れ異なる圧力が調整可能であることを特徴とする
装置。
10 請求の範囲第2項〜第9項のいずれかに記
載の装置であつて、 (a) 多孔性のベルト22が、ベルトループの下方
において、このベルトループの内部に位置して
いる脱水ロール25に、しかも、特に該脱水ロ
ールにおける外套部の少なくとも下方に巻き掛
けられており、 (b) 脱水ロール25のロール外套部が、複数の切
り欠きを有しており、これらの切り欠きが、ベ
ルト巻き掛け範囲で水を収容し、かつ多孔性の
ベルト22の繰出し位置の先で、再びロール外
套部から水を遠心分離し、 (c) 脱水ロール25から多孔性のベルト22が繰
出される個所が、ロール外套部における下位の
上昇方向の四分円内(いわゆる第4象限内)に
位置しており、 (d) 多孔性のベルト22が、運動方向に見て脱水
ロール25のすぐ先で、繊維ウエブ並びに第2
のエンドレスのベルト21と共に、第2のベル
トの内部に配置された支持ロール26の上部範
囲に巻き掛けられており、 (e) 容器36が、ベルト走行方向に見て支持ロー
ル26の先に配置され、 ている形式のものにおいて、 (f) 同時に容器36のカバー壁としても用いられ
る案内壁40の前縁部41が、脱水ロール25
と多孔性のベルト22との間に位置する楔状の
間隙の内部に配置されていることを特徴とする
装置。
11 請求の範囲第10項記載の装置において、
脱水ロール25の上部が、遠心分離された水のた
めの付加的な案内壁37によつて被われており、
かつこの案内壁37に、流送トラフが接続されて
いることを特徴とする装置。
12 請求の範囲第11項記載の装置において、
付加的な案内壁37が、始めに述べた案内壁40
の前縁部41に接続されていることを特徴とする
装置。
13 請求の範囲第10項〜第12項のいずれか
に記載の装置において、脱水ロール25のロール
外套面から前縁部41までの距離が、多孔性のベ
ルト22から前縁部41までの距離よりも小さく
設定されていることを特徴とする装置。
14 請求の範囲第11項〜第13項のいずれか
に記載の装置であつて、脱水ロール25上におけ
る多孔性のベルト22の巻き掛け角度が、下方の
頂線から測定して、45゜から60゜の間にあるような
形式のものにおいて、案内壁40の前縁部41
が、少くともほぼ脱水ロール25の回転軸線の高
さに、望ましくは、その極く僅か下方に位置して
いることを特徴とする装置。
15 請求の範囲第1項記載の装置であつて、多
孔性のベルト34aが、ベルトループの下方で、
脱水ロール25bに巻き掛けられている形式のも
のにおいて、多孔性のベルトが、ロールプレスを
通して繊維ウエブ19を案内するフエルトベルト
34dとして、また脱水ロールが、吸込プレスロ
ール25dとして、それぞれ構成されていること
を特徴とする装置。
16 繊維ウエブを連続的に脱水するための装置
であつて、 (a) 第1の多孔性のベルト(シーブ22,82、
フエルト34a又はそれに類するもの)が、水
平な軸を有する複数のロールの周りを循環する
エンドレスのベルトループを形成しており、か
つ繊維ウエブ19が、ベルトループの下方で、
当該多孔性のベルトと他のウエブ案内部材、
(例えば第2のシーブ21,81、フエルト、
シーブドラム、スライドシユー91又はそれに
類するもの)との間で案内されており、 (b) 繊維ウエブから抽出されて多孔性のベルトか
ら滲出する水の大部分が、ベルトループの内部
に遠心分離されるように、多孔性のベルト2
2,82,34aの循環軌道が形成されてお
り、かつ多孔性のベルトの運動速度を、そのよ
うな値に調節することが可能であり、 (c) ベルトループの内部には、水を捕集するため
の案内壁40,86,87と、1本の側方の滲
出通路を有する容器36,84,85とが設け
られている請求の範囲第1項に記載の装置であ
つて、 (d) 多孔性のベルトが、2重抄網式抄紙機の上位
シーブ81であり、 (e) 上位シーブ82と下位シーブ81とが、流送
箱ノズル80の配置される楔状の進入間隙を形
成するように、下から成形ドラム83に向かつ
て延びており、 (f) 下位シーブ81と上位シーブ82とが、回転
方向に見て成形ドラム83の上位頂点の先で、
該成形ドラムから繰出され ている形式のものにおいて、 (g) 容器36は、少くとも2つの室48,85に
分割され、それぞれ前記シーブ81,82の幅
を超えて広がつており、かつ別々に横方向の入
口チヤンネルを有しており、 (h) 前記案内壁86,87は、比較的濃密なウオ
ータジエツトの状態で得られる水成分(主水成
分)が、上部シーブ82の内部に放射される点
から延びており、 (i) 主水成分を案内する前記案内壁86,87
は、2つの部分に分割されており、第1の部分
86は、シリンダの上部の天頂線の領域の向う
当該シリンダの回転方向に、前記主水成分の自
然の放出路に作られており、かつ連続的に湾曲
して、前記始点から延びており、前記第2の部
分87は、前記始点において、主水成分を反対
方向に偏向させ、かつそれを室の1つ(主室8
5)へ送給するようになつており、 (j) 前記主室85は、シリンダ83の上位の上昇
する4分円の領域に設けられており、他の室8
4は、主として細かく分布している水滴の状態
で得られる水成分を吸収するダブルシーブ脱水
ゾーンの終端領域に設けられており、 (k) 前記主室85は、シーブの走行方向、即ち主
水成分の流出通路によつて決定される流れ方向
の横方向に延びている、ことを特徴とする装
置。
17 請求の範囲第1項記載の装置であつて、多
孔性のベルトが、流送ボツクス90の流出開口部
のところで、脱水ゾーンを制限するたに設けられ
た上向きに湾曲しているスライドシユー91の上
を通つている形式のものにおいて、ベルトループ
92の内部に配置された水捕集容器96における
カバー壁の始端範囲が、抄葉紙形成ゾーンの全域
を覆つていることを特徴とする装置。
技術分野 本発明は、繊維ウエブから、連続的な脱水を行
なうための装置であつて、請求の範囲第1項の前
段に記載された形式の、つまり例えばシーブ(抄
網)、フエルト、又はそれに類するもののような
多孔性のベルトが、水平な軸を有する複数のロー
ルの周りを循環するエンドレスのベルトループを
形成しており、かつ繊維ウエブが、ベルトループ
の下方において、多孔性のベルトにより、望まし
くは、このベルトと他のウエブ案内部材(例えば
第2のシーブ、フエルト、シーブドラム、スライ
ドシユー又はそれに類するもの)との間で案内さ
れており、繊維ウエブから抽出されて、多孔性の
ベルトから滲出する水の少なくとも一部が、ベル
トループの内部で遠心分離されるように、多孔性
のベルトの循環軌道が形成されており、かつ多孔
性のベルトの運動速度をそのような値に、即ち前
記の如く少なくとも一部の水が、ベルトループの
内部に遠心分離されるような値に、調節すること
が可能であり、さらに、ベルトループの内部に
は、水を捕集するため案内壁と、1本の側方流出
通路を有する容器とが設けられている形式のもの
に関する。
特にこの装置は、連続的に形成された繊維ウエ
ブ(例えば湿紙等の紙ウエブ)が、少なくとも短
かい区間に亘つて、エンドレスの多孔性ベルトの
下側を案内されるようになつている形式の抄紙等
の分野に属するものである。
なおこの場合、繊維ウエブは、通常(但し強制
的にではなく)、他のウエブ案内部材、例えば、
第2のシーブベルト(二重抄網式抄紙機の場合)
によつて、付加的に下から案内される。いづれに
せよ、脱水工程の少なくとも一部は、繊維ウエブ
から抽出される水を、前述の多孔性ベルトから上
方に滲出せしめるようにして行なわれる。
背景技術 1 ドイツ連邦共和国特許出願公告第2100964号
明細書 2 アメリカ合衆国特許第44220502号明細書 3 イギリス国特許第3583/1877号明細書 4 ドイツ連邦共和国特許出願公開第2102717号
明細書 5 アメリカ合衆国特許第3844881号明細書 6 アメリカ合衆国特許第4209363号明細書 上記の刊行物1に記載されている二重抄網式抄
紙機は、ある所定の区間に亘つて共通するいわゆ
るダブルシーブゾーンを通過する2本のシーブベ
ルトを有している。このダブルシーブゾーン内
で、紙ウエブの形成と脱水とが行なわれる。
冒頭に述べた多孔性のベルトに相当する上位シ
ーブは、ダブルシーブゾーンの始端部で、脱水ロ
ールを越えて延びている。脱水ロールのロール外
套面は、上向き方向に上位シーブを貫通して滲出
する水を、一時的に収容する切り欠きを有してい
る。この水は、ロール回転方向に見てシーブ巻き
掛けゾーンのすぐ先で、ロール外套部から遠心分
離される。
両シーブベルトは、ともに、彎曲したスライド
シユーと、吸込ロールとして構成されている支持
ロールとを介して移動する。これらの両要素は、
下位シーブの内部に配置されている。これらの要
素が位置する範囲内において、上位シーブは、別
の水量の水を上向き方向で遠心分離する。
上位シーブのベルトループの内部には、遠心分
離された水を捕集するために用いられる容器が配
置されている。この容器は、上向きに彎曲したカ
バー壁(案内壁)と、側方の出口通路とを有して
いる。
なお上記刊行物2にも、これと類似した装置が
示されている。
公知となつている別の抄紙機で、上に述べた抄
紙機と異なつている点は、例えば、上記刊行物3
の第3図又は第5図に示されているように、主と
して、下位シーブによつて形成される水平方向の
予脱水区間が、ダブルシーブゾーンの手前に接続
されていることにある。
このような形式の抄紙機を、高い作業速度で運
転する場合には、上位シーブベルトループの内部
から、遠心分離された水を外部に導き出す点にお
いて、問題が生ずる。
その一つの難点は、ウオータージエツト(噴流
水)が、一部空気と混合して、大量の空気が吸い
込まれ、霧の形で、流出通路からの排出が行なわ
れるということである。場合によつては、更に、
ウオータージエツトの一部が、再び上位シーブ上
に落下して、改めてまた遠心分離されるという危
惧もある。従つて、微細紙料が、不都合な形式
で、紙ウエブから洗い流されてしまう可能性があ
る。
上述した予脱水区間が存在する場合には、この
問題は、更に一層尖鋭化する。その場合、上位シ
ーブ内に配置された脱水ロールは、上記刊行物1
の対象におけるのとは異つて、両シーブベルトに
より、かなりの区間に亘つて巻き掛けられてい
る。
従つて、脱水ロールによつて主に貯えられ、次
いで、ベルトループ内に遠心分離される水の割
合、つまり水成分が増加する。
なおこのことは、上記刊行物4の対象において
も当て嵌まる。
更に、水が、専ら脱水ロールからのみ上位シー
ブの内部に達するということも起こる。上記刊行
物5によるダブルシーブ式抄紙機は、その一例で
ある。
この場合、シーブベルトが脱水ロールから離反
する繰り出し個所の先方には、サクシヨンボツク
ス46が設けられている。サクシヨンボツクスの
上部には、別の水を捕集するための容器48が配
置されている。これら2つの装置の間には間隙が
設けられているという理由から、またこれらの装
置をもつてしては、比較的僅かな量の水しか排出
し得ないという理由から、脱水ロール30を吸込
ロールとして構成することが必要である。これに
よつて、水の一部は、脱水ロール30の内部に配
置されたサクシヨンボツクス32,36を介して
排出可能となる。
しかし、この公知例においては、吸込ロールの
製作コスト並びに運転コストが、極めて高いとい
う欠点を免れない。
上述した公知の構成様式の場合、脱水ロール
は、捕集しようとする水の一部を、ロール回転方
向に対して下位の、又同じく一部を、上位のそれ
ぞれ上昇方向のロール外套部四分円内で遠心分離
する。シーブベルトが、上位の上昇する四分円内
で、初めて脱水ロールから繰り出される。
従つて、水の一部が下降する四分円内で漸く遠
心分離されるようになつている場合でも、同じよ
うな問題が生ずる。そのため、捕集容器は、ロー
ル外套部における下降する四分円の範囲内に配置
される。この場合、入口横断面の下位制限部を、
出来る限り下方に位置せしめることが、しばしば
要求される。しかし、このことにより、容器の収
容量は、狭い範囲に限定される。
大抵の場合、多孔性のベルト(上位シーブ)
を、少なくとも主に脱水ロールの外套部における
下部範囲に巻き掛けるような配置形成がとられて
いる。換言すると、多孔性のベルトは、通常上か
ら、有利には水平方向で、ロール外套部の下部範
囲に掛けられる。更にこの多孔性のベルトは、一
般に程度の差こそあれ、上向きの急勾配で、再び
ロール外套部から繰り出される。
従つて、ベルトループの内部に配置された捕集
容器は、例えば、上記刊行物6の第1図に示され
た容器41の場合に可能であるように、脱水ロー
ルの下方に位置する範囲内にまで拡張されること
は、決してない。
発明の開示 本発明の課題とするところは、請求の範囲第1
項中の上位概念に示された形成の装置に改良を加
えて、ベルトループ内における排出さるべき水の
捕集容器を、その比較的小さな全体寸法にも拘ら
ず、従来の容器より、はるかに多量の水を搬送す
るのに適したものにすることにある。
この課題は、請求の範囲第1項に記載された装
置によつて解決される。本発明は、ベルトループ
の内部に遠心分離される水が、かなり厳密に制限
されたゾーンで、比較的密なジエツト流として生
じ、このゾーン以外では、細かく分配された点滴
の形態をとるということを考察して、なされたも
のである。換言すれば、水の一部は、空気と殆ど
混合されず、かつごく一部が、霧状となつて多量
の空気と混合するということである。
更に本発明に至る別の考案は、比較的密なジエ
ツト流として遠心分離された水成分(いわゆる主
水成分)が、請求の範囲第1項に記載された案内
壁により、極く僅かな速度損失を受けるのみで、
捕集容器内に導かれうるという認識にあつた。こ
の目的のため、案内壁の形状は、主水成分の自然
なほぼ放物線状の遠心分離軌道に適合せしめら
れ、急激で不安定な偏向は回避される。
更に、この認識に付け加えられた別の主要な認
識は、ベルトループの内部における水の捕集と、
側方からの水の排出案内とに必要なスペースが、
捕集容器内で、上述形式により案内される主水成
分を、他の水成分とは混合せず、自身の運動エネ
ルギーを利用して、別々に捕集容器から排出する
ことによつて、著しく減少せしめうるということ
である。
従つて、特に本発明による構成を特徴づけてい
るのは、上記の主水成分が、捕集容器のその他の
範囲から仕切られた室内(いわゆる主室内)で、
案内面又は案内羽根、もしくはそれに類するもの
によつて、出来るだけ損失なしに、側方の流出通
路に向う方向に偏向されることである。
高い速度で捕集容器内に達する主水成分は、通
常、量的に見ても、全体として生ずる水の大部分
である。
捕集容器内でこの水成分と他の水成分とが混合
することを、本発明により回避することによつ
て、流出通路を含む全流動行程に亘る高い流動速
度が、申し分なく確保される。そのため、比較的
小さな流動横断面を必要とするのみである。その
結果、多孔性のベルトの内部で自由に使えるスペ
ースは、従来のものより、はるかに効果的であ
る。
換言すると、同心全体寸法において、より多量
の水を処理すること、もしくは、ベルトループに
よつて占められるスペースの高さ又は長さを、そ
の他の条件は同じにしたままで、減少させること
が可能となる。
主室および他の室は、水成分が案内および放射
される方向に、相前後して配置され、かつ遠心分
離によるウオータジエツト状の主水成分を受容す
る主室は、大部分が水滴状の水成分を受け入れる
室より、流出通路の始点から遠くに配設され、効
果的に捕集し得るように構成されている。
請求の範囲第2項の特徴を利用すると、特に有
利な結果が得られる。この措置をとることによつ
て、ウオータージエツトは、例えば脱水ロールの
切り欠きからの遠心分離の直後に、案内壁によつ
て捉えられる。通常、この案内壁は、捕集容器の
上向きに彎曲したカバー壁として構成されてい
る。この彎曲率は、既に述べたように、ウオータ
ージエツトの放物線状の経過曲線に合わされてい
る。
この場合、ウオータージエツトは、極く僅かだ
け偏向されて案内壁の下面に捉えられるので、ウ
オータージエツトは更に一層凝縮される。つまり
より密ならしめられる。従つて、遠心分離軌道の
始めのところで、既に主水成分の空気含有率をよ
り低下させるための措置がとられることになる。
換言すると、既に当初から、遠心分離された水
によつて連行される空気の量は、極めて僅かなも
のに抑えられる。
案内壁は、この案内壁に沿つて流動する液体流
が、空気のための下向きの求心的な駆動力を惹起
する遠心力にさらされるように、彎曲させられて
いる。この力の作用を受けることによつて、水と
空気との殆んど完全な分離が達成される。
かくして、主水成分は、コンパクトなウオータ
ージエツトとして捕集容器内に達するので、上述
した措置(別個の主室によるそれぞれ分割された
案内)の作用は、更に一般と有効なものとなる。
請求の範囲第3項及び第4項の特徴を応用すれ
ば自自由に処理することの出来るスペースにおい
て、特に有利となる。
請求の範囲第4項の意味するところは、例えば
2つの室が存在する場合に、これらの室が、対角
線に沿う中間壁によつて、互いに仕切られている
ということである。
主室を貫流する水の運動エネルギーを充分に利
用することは、特許請求の範囲第5項に基づき、
主室を何らの狭窄部もなしに流出通路に移行させ
ることによつて、より有効となる。
請求の範囲第6項乃至第9項には、補足的に使
用可能な本発明の構成が示されている。
これまでに述べて来た本発明の諸特徴は、請求
の範囲第10項における上位概念によるダブルシ
ーブ式抄紙機の場合に、特に効果的に応用しう
る。
この場合、シーブベルトは、有利には水平線に
対し45゜〜60゜の角度で、脱水ロールから斜め上向
きに繰り出され、次いで、支持ロールによつて下
向き方向に偏向される。その際主水成分は、平均
シーブ速度を毎分約800mと仮定すると、斜め上
向きに約50゜〜70゜の角度で、脱水ロールから遠心
分離される。
捕集容器は、前記刊行物1による配置形成と同
じように、ベルト運動方向に見て、支持ロールの
先方に配置される。更にその先には、出来るだけ
短かい距離をおいて、上位シーブベルトの内部に
位置する別の案内ロールが接続される。従つて、
この場合も、容器に要するスペースは、極く僅か
なものに抑えられる。
また、この脱水ロールは、プロセステクニツク
上の理由で、吸込装置を必要としない。換言する
と、この場合は、前記刊行物5の対象とは異な
り、生じた水の一部を、ロール内部を通して排出
することが出来ない。従つて、外向きにベルトシ
ーブの内部に遠心分離される水量は、特に大であ
る。
しかし、本発明の特徴を利用することによつ
て、この水量のかなりの部分を、前述の案内壁に
沿い、支持ロールを介して、捕集容器の主室内に
導き、その側方から外部に排出することが出来
る。同時に、しかもこれとは別個に、支持ロール
の範囲で遠心分離された水成分が、捕集容器にお
ける少なくとも一つの付加的な室を介して外部に
排出される。
捕集容器のカバー壁における流体の当たる前縁
部が、脱水ロールと繰り出されるシーブベルトと
の間に位置する楔状の間隙の出来るだけ奥深くま
で延長すると、特に有効な結果が得られる。
このことに関連した別の重要の本発明の特徴
は、請求の範囲第11項及び第12項に記載され
ている。
これによれば、回転方向で見て案内壁(カバー
壁)の前縁部の先方で、なおも脱水ロールから遠
心分離される、通常は極く少量の水成分が、付加
的な案内壁によつて、それに適した流出通路を有
するトラフに、「オーバーヘツド式」に供給され
る。従つてこの場合は、全体で、少なくとも3本
の流出通路が設けられている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ダブルシーブ式抄紙機のシーブ部を
概略的に示す図である。
第2図は、第1図の一部を拡大したもので、水
捕集容器の第4図における−線における縦断
面図である。
第3図は、第2図の−線における抄紙機の
横断面図である。
第4図は、第2図の−線における水平方向
の断面図である。
第5図は、第2図とは異なる実施態様としての
捕集容器を示すもので、第6図における−線
における断面図である。
第6図は、第5図の−線における断面図で
ある。
第7図は、第2図及び第5図とは異なる態様で
実施される捕集容器を示す図である。
第8図は、第7図の−線における水平方向
の断面図である。
第9図は、第1図におけるのとは異なるダブル
シーブ式抄紙機のシーブ部とプレス部とを示す図
である。
第10図は、上方から鉛直方向に紙料を供給す
る形式のダブルシーブ式抄紙機を示す図である。
第11図は下方から紙料を供給する形式のダブ
ルシーブ式抄紙機を示す図である。
第12図は、繊維ウエブの形成が、シーブベル
トとスライドシユーとの間で行なわれるようにし
た実施態様を示す図である。
発明の実施態様 第1図に示す装置の主要構成要素は、流送ボツ
クス20と、下位シーブ21と、上位シーブ22
とである。上位シーブ22は、特許請求の範囲第
1項に記載された多孔性のベルトである。
紙ウエブの形成は、通常の要領により、下位シ
ーブ21上における水平な予脱水区間23の範囲
で行なわれる。後で予脱水さるべきこの紙ウエブ
は、予脱水後に、下位シーブ21と上位シーブ2
2とによつて形成されたダブルシーブゾーン24
を通過する。ダブルシーブゾーン24の始端範囲
は、上位シーブ22内に配置された脱水ロール2
5のところに位置している。
この脱水ロール25は、吸込装置によつて拘束
されず、水を透過させないそのロール外套部のと
ころに、シーブ用水のための貯蔵スペースを有し
ている。このシーブ用水つまり抄網用の水は、紙
ウエブから上方に抽出される。
前記貯蔵スペースは、例えば、袋穴もしくは周
溝のような切り欠きによつて、或いは公知の蜂窩
状被覆部材によつて形成される。下記シーブ21
と上位シーブ22とは、斜め上方に向う方向で脱
水ロール25から繰り出される。特にこの繰り出
し個所は、下位の上昇する四分円(第1図の図平
面で見て脱水ロールの形成する円における第4象
限)内に位置する。
そのすぐ後(先方)では、両シーブ21,22
が支持ロール26の上部範囲に巻き掛けられてお
り、支持持ロール26は、下位シーブ21内に配
置されている。その先では、両シーブ21,22
が斜め下方に延びて、更びほぼ予脱水区間23の
高さ位置で、案内ロール27に達する。上位シー
ブ22のための別の案内ロールは、符号28で示
されている。
下位シーブ21は、公知の形式で、以下の各ロ
ール、つまりブレストロール30とシーブ吸込ロ
ール31と駆動ロール32と案内ロール33とを
介して案内される。
紙ウエブ、フエルト34及び取出しロール35
を介して、抄紙機における後続の部分に送られ
る。
上位シーブ22の内部には、シーブ水を収容す
るための槽36を形状を有する捕集容器が設けら
れている。シーブ水の一部は、脱水ロール25か
ら、また一部は、支持ロール26の範囲で上位シ
ーブ22から、それぞれ遠心分離される。
脱水ロール25の上部範囲で漸く該ロールを離
れるシーブ水の僅かな部分のためには、付加的な
捕集トラフ38を有するカバープレート37が設
けられている。
特に第2図〜第4図から明らかなように槽36
は、案内ロール27と支持ロール26から来る上
位シーブ22とによつて制限されたスペースを、
出来うる限り有効に利用出来るように構成されて
いる。この槽36は、上向きに彎曲したカバー壁
40を有しており、該カバー壁40は、(シーブ
走行方向とは反対に)支持ロール26を越えて脱
水ロール25の外壁付近にまで延びている。カバ
ー壁40は、その個所でいわゆる前縁部41を形
成しており、前述したガイドプレート(カバープ
レート)37も、この前縁部41のところから始
まつている。
出来るだけ深く形成される槽底部42からは、
鉛直方向の中間壁43が、槽36の全内法高さの
約3/4のところまで延びている。この中間壁43
は、シーブ走行方向に対して横方向に、全捕集槽
を横断しており、捕集槽は2つの室44,45に
仕切られている。この中間壁43は、横ビーム4
6と共に、「二重槽」36を補強するためにも用
いられる。
スペースの利用を申し分のないものにするた
め、次の措置がとられている。
中間壁43は対角線状に配置されている。これ
に応じて横ビーム46は、一方の機械側から他方
の機械側に向つて増大する横断面(第4図を参
照)を有している。さらに、2つの室45及び4
6は、それぞれ上から見て、狭幅の端部と広幅の
端部とを有している。
この場合、各広幅端部には、側方の流出通路4
7乃至48が設けられている。
回転方向に見て、前縁部41の手前で、脱水ロ
ーール25から遠心分離される水成分は、第2図
に矢印50で示されている。この水成分は、請求
の範囲第1項に記載された主水成分である。これ
に対して矢印51は、支持ロール26の範囲で、
上位シーブ22から流出する水成分である。
符号50のところで生ずるシーブ水の量は、特
に高い機械速度、例えば毎分約800mを上回る速
度の場合、符号51のところで生ずるシーブ水の
量と比較して圧倒的に多い。さらにこの主水成分
50は、比較的密なウオータージエツトの形で生
ずるため、かなり高い流動速度を有している。
従つて、この水成分は、上向きに彎曲したカバ
ー壁40に沿い、横ビーム46と中間壁43とを
越えて、室45内に案内されうる。なおこの室4
5を、以下の記載では「主室」と称する。その他
の水成分51は、他の室44内に達する。
ところで、両室44,45を分離する以外に重
要なことは、主室45が、一連の案内羽根52を
有していることである。これらの案内羽根52
は、高速で上方から主室45内に進入する機械の
幅のウオータージエツトを、流出通路48に向う
方向に偏向する。その際、案内羽根52は、到来
する機械幅のウオータージエツトを、第3図に矢
印53で示された部分流に細分する。
種種異なるこれらの水流53は、羽根格子52
から流出した後、互いに重ねて成層され、その形
で、流出通路48から外に搬出される。そのため
羽根格子52は、第3図に示されたごとく、案内
羽根の流出縁が流出通路48に向う方向で上り勾
配の平面内に位置するように、シーブ走行方向に
対して横方向に配置される。
第3図及び第4図には、抄網部(シーブ部)に
おける案内側の縦ビーム55と、駆動側の縦ビー
ム56とが、1点鎖線で示されている。
これらの縦ビーム55,56には、捕集槽36
が固定されている。小さい方の室44の前方上縁
部には、シーブ21及び22を案内するための条
片49を配置しておくことが可能である。場合に
よつては、この条片49の範囲内で、空気を2重
槽36の内部に、つまりシーブ走行方向に抗して
吸込むことが有効である。このような措置をとる
ならば、シーブベルト22が水を下方に連行する
ことを、かなり阻止出来る。
吸込装置39は1点鎖線で示されている。本発
明によれば、遠心分離された水によつて容器36
内に搬入される空気の量が、従来におけるより著
しく低減せしめられてはいるものの、場合によつ
ては、霧として水分を含んだ空気流が存在する。
このような残留空気は前記の吸込装置39によつ
て、外部に案内することが出来る。
第2図乃至第4図の実施例では、案内羽根52
が、横方向に主室45全体を通つて延びている。
換言すれば、一方で中間壁43に、また他方では
外側の室壁57に固定されているので、2重槽3
6は、付加的に補強されることになる。
それとは異なつて、第5図及び第6図の実施例
においては、まず、カバー壁40aの先方範囲
に、一連の比較的狭く、かつ湾曲したガイドプレ
ート58が設けられている。
これらのカイドプレート58は、流体を、それ
が主室45a内に進入する前に、流出通路の方向
へ偏向させる。しかしさらに、その先の室壁57
aには、四面体に類似の形状を呈する複数の互い
に前後に位置するトラフが形成されるように、一
連の平らで三角形のガイドプレート59が配置さ
れている。
第7図及び第8図に示す実施例は、比較的低い
作業速度で運転される抄紙機に適したものであ
る。
この場合、槽36bを2つの室44b,45b
に仕切る隔壁43bは、支持ロール26の上部に
まで延長させられている。この実施例において
は、脱水ロール25から来る主水成分50bがカ
バー壁40bに当接するのではなく、部分的に上
位シーブ22により案内されて、隔壁43bの上
面に到達する。
従つて、この実施例の場合、隔壁43bが案内
壁である。流出通路方向への水の偏向は、隔壁4
3bに固定されたガイドプレート18によつて行
なわれる。
このような構成様式に基いて、次のような構成
となしうる。
シーブ走行方向に見て手前に位置する室44b
には、符号39bで示される吸込装置(負圧源
V)を接続することが出来る。更に、隔壁43b
の下部範囲には、開口部60が穿設可能である。
ところで、主室45b内に予期される多量の水
が生じた場合には、この水の一部は、開口部60
を経て、手前の室44b内に移行可能である。
第9図及び第10図から明らかなように、本発
明は第1図に示された構成様式とは異なる形式で
構成された抄紙機、又はその他の脱水装置と関連
させて用いることが出来る。
第9図によるダブルシーブ式抄紙機において
は、上位シーブ22c内に配置されている脱水ロ
ール25cを、第2図における脱水ロールと同じ
ように、吸込装置なしで構成することができる。
また、第9図に示されているように、吸込ロール
として構成することも可能である。
この脱水ロール25cは、第1図の場合に比較
して、より大きな周面に亘つて、両シーブ21
c,22cに巻き掛けられている。両シーブの繰
り出し個所は、脱水ロール25cの上位の上昇す
る四分円内(第一象限内)に位置している。
このような構成様式がとられている場合にも、
脱水ロール25cは、繰り出し個所の先で、上位
シーブ22cの内部に達した水の大部分を、比較
的コンパクトなウオータージエツトの形で遠心分
離する。脱水ロール25cの下降する四分円内に
は、比較的小量の水が生ずる。そのロール側範囲
には、やはり、対角線状とするのが有利である中
間壁43cにより、2つの室44c,45cに仕
切られた捕集容器(2重槽)36cが配置されて
いる。この場合も、脱水ロール25cから離れて
いる方の室45cが主室である。
脱水ロールからのシーブの繰り出し個所には、
いわゆる噴流案内シユー65が配置可能である。
該案内シユーは、ドイツ連邦共和国特許願第
P3123131・427号明細書に基づいて構成されてい
る。
この場合、噴流案内シユー65の下面と、これ
に接続された延長部とが、請求の範囲第1項に記
載された案内壁を形成する。主室45b内に流入
した水成分は、やはり、案内羽根52cによつ
て、流出通路へ向う方向に偏向される。
この実施例の場合には、必ずしも第2図又は第
5図におけるように、案内壁40cを無条件で、
主室45cの外壁57cに接続しておかねばなら
ない訳ではなく、主室45cの中央範囲で終らせ
てもよい。この場合、案内壁40cは、案内羽根
52cを介して、中間壁43cに接続されてい
る。
本発明による2重槽36dは、吸込プレスロー
ル25dにおけるプレス部に配置することも出来
る。その他の点では、第9図の実施例は、公知の
ロール配置形式に関するものである。
即ち、取り出しフエルト34aが、取り出し吸
込ロール35aに巻き掛けられており、そこで、
紙ウエブ19を、下位シーブ21cから取り出し
(引き受け)、下位シーブ21cの下面によつて、
紙ウエブ19を第一のプレス間隙内に送る。
このプレス間隙は、既に述べた吸込プレスロー
ル25dと下位ロール66とによつて形成されて
いる。プレス間隙内には、下位フエルト34aも
案内されている。
第1のプレス間隙を経た後、取り出しフエルト
34aは、紙ウエブ19と共に吸込ロール25d
に巻き掛けられ、ついで、ロツキングロール67
と共に形成されている第2のプレス間隙を通過す
る。例外的には、この取り出し吸込ロール35a
のところでも、多量の水を遠心分離することが出
来るので、主として、第10図による2重槽36
eの形状とした本発明の2重槽を、当該個所に配
置しておいてもよい。
第10図に示す2重抄網部においては、脱水ロ
ール75が、2本のシーブベルト71,72によ
つて形成された鉛直のダブルシーブ脱水ゾーン7
3の端部に配置されている。この場合、両シーブ
71,72は、脱水ロール75の下位の下降する
四分円にのみ巻き掛けられている。
換言すると、シーブベルトの繰り出し位置は、
脱水ロール75の略々下位頂線のとこりに位置し
ている。脱水ロール75の先に配置された2重槽
36eの形状は、このような状況に適合せしめら
れている。
第2図又は第7図におけるのとは異なつて、2
本のシーブ21,22が、ダブルシーブ脱水ゾー
ン内でのみ、支持ロール26上に案内されている
場合にも、本発明は応用可能である。換言する
と、その場合ロール25は、脱水ロールとしてで
はなく、純粋なシーブ案内ロール(前記刊行物2
に相当する)として構成される。
第11図に示されたダブルシーブ式抄紙機にお
いても、同じような事態が生ずる。
この場合は、いわゆる成形ドラム83の上方
に、下位シーブ81と上位シーブ82とが巻き掛
けられている。下位シーブ81と上位シーブ82
とは、下向きに開いた楔状の進入間隙を形成して
おり、この間隙内に、流送ボツクスノズル80の
流出口が開口している。紙ウエブは、両シーブ8
1,82間で形成され、脱水工程は、完全に、又
は概ね上位シーブ82を通して行なわれる。
ダブルシーブゾーンの捕集範囲で遠心分離され
た水成分は、成形ドラム83の側方に並べて配置
された下位の捕集槽88内に達する。
上方で遠心分離された水成分は、第2図の場合
と同じように、上向きに湾曲した案内壁86のと
ころで密ならしめられる主水成分と、ダブルシー
ブゾーンの終りのところで更に遠心分離されて室
84内に捕集される小量の水成分とに分けられ
る。
特に狭いスペース状況に基づいて、この主水成
分は、第2図の実施例とは異なり、室84の上方
で別の案内壁87によつて反対方向に偏向され、
最終的には、槽88の上に位置する主室85内に
達する。この主室85内に入る際、水は案内羽根
89によつて、側方の流出通路に向う方向に再偏
向される。
所要スペースを節約したこの構成様式によれ
ば、シーブ案内ロールを配置する場合の極めて自
由な選択と、ひいては、流送ボツクス80から出
る噴流の方向の自由な選択とが可能となる。
最後に、第12図に示す配置形式においては、
ドイツ連邦共和国特許第P3128156・7−27号明
細書の場合と同じように、流送ボツクス90の出
口開口部に、スライドシユー91が配置されてお
り、条片93によつて案内されるシーブベルト9
2が、このスライドシユー91の上を通過する。
従つて、湾曲したウエブ形成ゾーンは、スライ
ドシユー91とシーブベルト92とによつて制限
され、この範囲で、かなりの量の水が、シーブベ
ルトループの内部に、しかも、この第12図の実
施例では、斜め上方に向う方向で、遠心分離され
る。そのため、この場合も、本発明による2重槽
96を使用することが出来る。
第12図において、シーブ92の下面に付着し
た紙ウエブは、第2のシーブ95上で形成された
別の紙ウエブと、符号94のところで一緒にまと
められる。
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