JPS642155B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS642155B2 JPS642155B2 JP8891780A JP8891780A JPS642155B2 JP S642155 B2 JPS642155 B2 JP S642155B2 JP 8891780 A JP8891780 A JP 8891780A JP 8891780 A JP8891780 A JP 8891780A JP S642155 B2 JPS642155 B2 JP S642155B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pencil lead
- oil
- mineral oil
- surfactant
- pencil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
本発明は筆記跡の斑を生じないで、しかも、芯
タンクや替芯ケースとの帯電付着性を改善された
鉛筆芯、特に質量の小さなシヤープペンシル用芯
に最適な鉛筆芯に関するものである。 近年、廉価なシヤープペンシルがユーザー嗜好
の一つとなるにつれ、部品のコストダウンを図る
べく、従来の高価な金属から安価な樹脂へと部品
材質の改良が進められているが、例えばABS、
ポリカーボネート、ポリアセタール、メタアクリ
ル、ASなどの樹脂は帯電し易いため、これらを
もつて芯タンクやノツク式シヤープペンシルにお
けるコレツトチヤツクなどを形成すると、通常の
ノツク時や携帯時などに芯(鉛筆芯)と摩擦が生
じ、静電気が発生し、芯が落下しないという問題
があつた。 上記問題は粘土や各種有機物質よりなる結合材
と黒鉛等の着色材とを主材とし、混練、押出後、
焼成温度迄熱処理されてなる、いわゆる焼成型の
細径の鉛筆芯において顕著であり、これは、例え
帯電防止効果を有する各種助剤を用いても当該助
剤が配合材料の一つとして使用されると焼成工程
でその性質を消逸してしまうことによる。 従つて、焼成型の鉛筆芯に十分な帯電防止効果
を付与するには、焼成後の鉛筆芯に帯電防止剤を
後処理することが望まれる。 実際、古くから濃度や強度、あるいは書き味等
の改善を目的として使用されている、いわゆる浸
油剤の中には帯電防止効果を有するものも少なく
なく、本発明の構成要素と上位概念として同一範
疇となる各種界面活性剤の使用はその最たるもの
であるが、やみくもな界面活性剤の使用は鉛筆芯
の他の特性を損ね、好ましくない。 即ち、陽イオン界面活性剤や陰イオン界面活性
剤のように、空気中の水分吸収をなすことにより
帯電防止効果を生ずるものの使用は、焼成型の鉛
筆芯が多数の気孔を有する、完全均一成形物でな
いことも相俟つて、筆記跡に濃淡の斑を生じてし
まう。 また、界面活性剤自体は現在知られている浸油
剤として最適なものと言えず、他の浸油剤と併用
されることが望まれるが、もしも、浸油剤同志の
相溶性がなければ、一本一本の鉛筆芯間に特性上
のバラツキを大きくさせたり、それを嫌うと浸油
工程を2回(もしくはそれ以上)に分けなければ
ならないという面倒さを生じてしまう。 本発明は上記観点に鑑みなされたものであり、
その要旨とするところは、鉱物油と該鉱物油と相
溶性があり、かつ、水不溶性の帯電防止効果を有
する非イオン界面活性剤とを気孔中に含有してな
る焼成型の鉛筆芯である。 鉱物油は現在知られている浸油剤の中では、鉛
筆芯の特性を総合的に高める最善の材料の一つで
あり、スピンドル油、マシン油、シリンダ油、タ
ービン油、あるいは、流動パラフイン、ワセリン
等といつたように種々の分類、物質が存するし、
また、これら鉱物油と相溶性があり水不溶性の帯
電防止効果を有する非イオン界面活性剤も各種市
販されているため、それぞれ単独もしくは2種以
上の組み合わせの場合を含めて、両者の組合せを
すべて開示するのは吝でなく、本発明者がなした
各種実験のうち最も諸特性状好ましかつたものの
一例を挙げるに止めると、鉱物油としてはスピン
ドル油、流動パラフイン、界面活性剤としてはポ
リオキシエチレンアルキルエーテル系がある。ま
た、上記両者と相溶性の有る他の浸油剤、例えば
動物油等を併用することもできる。ここで、相溶
性とは常温においてだけでなく、加熱することに
よつて生ずるものであつてもよい。 鉱物油の界面活性剤の使用割合は任意である。
前述のスピンドル油(A)とポリオキシエチレンアル
キルエーテル系界面活性剤(B)の組合せにおいて
は、重量割合でA:B=9995:5〜1:9の範囲
で各種混合物を作成し、焼成された鉛筆芯に浸油
したところ、いずれも満足する帯電防止効果を発
揮した。 単に帯電防止効果を期待するだけならば界面活
性剤の使用割合は少ない方がよい。なぜならば界
面活性剤の使用は若干濃度減少をきたすからであ
り、また少量で十分なことが判明しているのにわ
ざわざ多量使用することはコスト的にも必要ない
からである。 しかし、界面活性剤の使用は、前記した反面、
筆記跡の定着性並びに消しゴムによる消去性を若
干良くする傾向にある。従つて当該2特性を重視
するならば、界面活性剤の多量使用も適用し得
る。 通常、界面活性剤の多量使用は経時的なマイグ
レーシヨンによる鉛筆芯表面のべとつきを生じ好
ましくはないのであるが、鉱物油との併用におい
ては、鉱物油が鉛筆芯の気孔中で安定であり、か
つ、界面活性剤との結合性も良いためか、少なく
とも前述の範囲では、かような問題は生じなかつ
た。 以下、実施例により説明する。 〔実施例 1〕 スピンドル油(A)とエレクトロストリツパーEA
(花王アトラス(株)製の非イオン界面活性剤)(B)と
を重量割合でA:B=9995:5としたものを90℃
に加熱し、これを、黒鉛20部、カーボンブラツク
10部、塩化ビニル樹脂15部、可塑剤10部、溶剤
(メチルエチルケトン)50部を三本ロールを用い
て混練後、押出成型し、更に低温より300℃まで
約8時間加熱後、1000℃前後で約1時間焼成し得
た直径0.5mmの鉛筆芯に含有せしめた。 〔実施例 2〕 A:B=9:1とした以外は実施例1と同じ。 〔実施例 3〕 A:B=7:3とした以外は実施例1と同じ。 〔実施例 4〕 A:B=4:6とした以外は実施例1と同じ。 〔実施例 5〕 A:B=1:9とした以外は実施例1と同じ。 〔比較例 1〕 A:B=10:0とした以外は実施例1と同じ。 〔比較例 2〕 A:B=0:10とした以外は実施例1と同じ。 上記各例による結果は以下の通り。 (1) 帯電防止を施してないポリカーボネート樹脂
を使用した円筒形のシヤープペンシル芯タンク
に、各例により得られた芯を10本づつ入れた
後、芯タンクを反転させ鉛筆芯落下度を見たと
ころ、各実施例においてはすべて自由落下し
た。しかし、比較例1においては自由落下した
数1本であり、又、比較例2においては自由落
下した数2本であつた。 (2) 1ケ月間放置後、各例における筆記跡の斑を
見たところ、いずれも差を見出せなかつた。 (3) 実施例3と比較例1とを対象にして、反射
率、筆記跡の定着性、消しゴムによる消去性を
見たところ下表の通りであつた。
タンクや替芯ケースとの帯電付着性を改善された
鉛筆芯、特に質量の小さなシヤープペンシル用芯
に最適な鉛筆芯に関するものである。 近年、廉価なシヤープペンシルがユーザー嗜好
の一つとなるにつれ、部品のコストダウンを図る
べく、従来の高価な金属から安価な樹脂へと部品
材質の改良が進められているが、例えばABS、
ポリカーボネート、ポリアセタール、メタアクリ
ル、ASなどの樹脂は帯電し易いため、これらを
もつて芯タンクやノツク式シヤープペンシルにお
けるコレツトチヤツクなどを形成すると、通常の
ノツク時や携帯時などに芯(鉛筆芯)と摩擦が生
じ、静電気が発生し、芯が落下しないという問題
があつた。 上記問題は粘土や各種有機物質よりなる結合材
と黒鉛等の着色材とを主材とし、混練、押出後、
焼成温度迄熱処理されてなる、いわゆる焼成型の
細径の鉛筆芯において顕著であり、これは、例え
帯電防止効果を有する各種助剤を用いても当該助
剤が配合材料の一つとして使用されると焼成工程
でその性質を消逸してしまうことによる。 従つて、焼成型の鉛筆芯に十分な帯電防止効果
を付与するには、焼成後の鉛筆芯に帯電防止剤を
後処理することが望まれる。 実際、古くから濃度や強度、あるいは書き味等
の改善を目的として使用されている、いわゆる浸
油剤の中には帯電防止効果を有するものも少なく
なく、本発明の構成要素と上位概念として同一範
疇となる各種界面活性剤の使用はその最たるもの
であるが、やみくもな界面活性剤の使用は鉛筆芯
の他の特性を損ね、好ましくない。 即ち、陽イオン界面活性剤や陰イオン界面活性
剤のように、空気中の水分吸収をなすことにより
帯電防止効果を生ずるものの使用は、焼成型の鉛
筆芯が多数の気孔を有する、完全均一成形物でな
いことも相俟つて、筆記跡に濃淡の斑を生じてし
まう。 また、界面活性剤自体は現在知られている浸油
剤として最適なものと言えず、他の浸油剤と併用
されることが望まれるが、もしも、浸油剤同志の
相溶性がなければ、一本一本の鉛筆芯間に特性上
のバラツキを大きくさせたり、それを嫌うと浸油
工程を2回(もしくはそれ以上)に分けなければ
ならないという面倒さを生じてしまう。 本発明は上記観点に鑑みなされたものであり、
その要旨とするところは、鉱物油と該鉱物油と相
溶性があり、かつ、水不溶性の帯電防止効果を有
する非イオン界面活性剤とを気孔中に含有してな
る焼成型の鉛筆芯である。 鉱物油は現在知られている浸油剤の中では、鉛
筆芯の特性を総合的に高める最善の材料の一つで
あり、スピンドル油、マシン油、シリンダ油、タ
ービン油、あるいは、流動パラフイン、ワセリン
等といつたように種々の分類、物質が存するし、
また、これら鉱物油と相溶性があり水不溶性の帯
電防止効果を有する非イオン界面活性剤も各種市
販されているため、それぞれ単独もしくは2種以
上の組み合わせの場合を含めて、両者の組合せを
すべて開示するのは吝でなく、本発明者がなした
各種実験のうち最も諸特性状好ましかつたものの
一例を挙げるに止めると、鉱物油としてはスピン
ドル油、流動パラフイン、界面活性剤としてはポ
リオキシエチレンアルキルエーテル系がある。ま
た、上記両者と相溶性の有る他の浸油剤、例えば
動物油等を併用することもできる。ここで、相溶
性とは常温においてだけでなく、加熱することに
よつて生ずるものであつてもよい。 鉱物油の界面活性剤の使用割合は任意である。
前述のスピンドル油(A)とポリオキシエチレンアル
キルエーテル系界面活性剤(B)の組合せにおいて
は、重量割合でA:B=9995:5〜1:9の範囲
で各種混合物を作成し、焼成された鉛筆芯に浸油
したところ、いずれも満足する帯電防止効果を発
揮した。 単に帯電防止効果を期待するだけならば界面活
性剤の使用割合は少ない方がよい。なぜならば界
面活性剤の使用は若干濃度減少をきたすからであ
り、また少量で十分なことが判明しているのにわ
ざわざ多量使用することはコスト的にも必要ない
からである。 しかし、界面活性剤の使用は、前記した反面、
筆記跡の定着性並びに消しゴムによる消去性を若
干良くする傾向にある。従つて当該2特性を重視
するならば、界面活性剤の多量使用も適用し得
る。 通常、界面活性剤の多量使用は経時的なマイグ
レーシヨンによる鉛筆芯表面のべとつきを生じ好
ましくはないのであるが、鉱物油との併用におい
ては、鉱物油が鉛筆芯の気孔中で安定であり、か
つ、界面活性剤との結合性も良いためか、少なく
とも前述の範囲では、かような問題は生じなかつ
た。 以下、実施例により説明する。 〔実施例 1〕 スピンドル油(A)とエレクトロストリツパーEA
(花王アトラス(株)製の非イオン界面活性剤)(B)と
を重量割合でA:B=9995:5としたものを90℃
に加熱し、これを、黒鉛20部、カーボンブラツク
10部、塩化ビニル樹脂15部、可塑剤10部、溶剤
(メチルエチルケトン)50部を三本ロールを用い
て混練後、押出成型し、更に低温より300℃まで
約8時間加熱後、1000℃前後で約1時間焼成し得
た直径0.5mmの鉛筆芯に含有せしめた。 〔実施例 2〕 A:B=9:1とした以外は実施例1と同じ。 〔実施例 3〕 A:B=7:3とした以外は実施例1と同じ。 〔実施例 4〕 A:B=4:6とした以外は実施例1と同じ。 〔実施例 5〕 A:B=1:9とした以外は実施例1と同じ。 〔比較例 1〕 A:B=10:0とした以外は実施例1と同じ。 〔比較例 2〕 A:B=0:10とした以外は実施例1と同じ。 上記各例による結果は以下の通り。 (1) 帯電防止を施してないポリカーボネート樹脂
を使用した円筒形のシヤープペンシル芯タンク
に、各例により得られた芯を10本づつ入れた
後、芯タンクを反転させ鉛筆芯落下度を見たと
ころ、各実施例においてはすべて自由落下し
た。しかし、比較例1においては自由落下した
数1本であり、又、比較例2においては自由落
下した数2本であつた。 (2) 1ケ月間放置後、各例における筆記跡の斑を
見たところ、いずれも差を見出せなかつた。 (3) 実施例3と比較例1とを対象にして、反射
率、筆記跡の定着性、消しゴムによる消去性を
見たところ下表の通りであつた。
【表】
【表】
以上でわかるように本発明によると総合的な特
性に優れた、帯電防止効果を有する鉛筆芯が得ら
れ、鉛筆芯交換等に不自由をきたすことがないと
いう効果を有するものである。
性に優れた、帯電防止効果を有する鉛筆芯が得ら
れ、鉛筆芯交換等に不自由をきたすことがないと
いう効果を有するものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 鉱物油と、該鉱物油と相溶性があり、かつ、
水不溶性の、帯電防止効果を有する非イオン界面
活性剤とを気孔中に含有してなる焼成型の鉛筆
芯。 2 鉱物油がスピンドル油及び/又は流動パラフ
インであり、非イオン界面活性剤がポリオキシエ
チレンアルキルエーテル系であることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の鉛筆芯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8891780A JPS5714667A (en) | 1980-06-30 | 1980-06-30 | Pencil lead |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8891780A JPS5714667A (en) | 1980-06-30 | 1980-06-30 | Pencil lead |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5714667A JPS5714667A (en) | 1982-01-25 |
| JPS642155B2 true JPS642155B2 (ja) | 1989-01-13 |
Family
ID=13956266
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8891780A Granted JPS5714667A (en) | 1980-06-30 | 1980-06-30 | Pencil lead |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5714667A (ja) |
-
1980
- 1980-06-30 JP JP8891780A patent/JPS5714667A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5714667A (en) | 1982-01-25 |
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