JPS643605Y2 - - Google Patents

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JPS643605Y2
JPS643605Y2 JP1984130105U JP13010584U JPS643605Y2 JP S643605 Y2 JPS643605 Y2 JP S643605Y2 JP 1984130105 U JP1984130105 U JP 1984130105U JP 13010584 U JP13010584 U JP 13010584U JP S643605 Y2 JPS643605 Y2 JP S643605Y2
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JP
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axially movable
movable member
chuck
float ring
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は、工作機械の主軸に取り付けられて
ワークを保持するチヤツク装置に関するものであ
る。
考案の背景 工作機械の主軸に取り付けたチヤツク本体の案
内溝に沿つて爪を半径方向に移動させ、その爪に
よつてワークを保持させるチヤツク装置が用いら
れている。
このチヤツク装置には、複数の爪が常にチヤツ
ク装置の中心線から互いに等しい距離を保つて移
動し、ワークをチヤツク装置の中心線(チヤツク
中心線と称する)上に位置決めして保持する求心
型と、ワークのチヤツク中心線に直角な方向の移
動を許容しつつ保持する浮動型との2種類があ
る。浮動型チヤツク装置は、ワークのセンタ穴に
係合するセンタ支持装置や求心型チヤツク装置と
組み合わせて使用される。センタ支持装置や求心
型チヤツク装置によつて中心位置が決められたワ
ークの外周面または内周面に係合して、ワークと
チヤツク本体との相対回転を阻止する機能を果た
すのである。
浮動型チヤツク装置は、一般に、(a)先端部に半
径方向に延びる複数本の案内溝を備え、後端部に
おいて工作機械の主軸に固定されるチヤツク本体
と、(b)上記案内溝の各々に移動可能に嵌合され、
ワークの内周面と外周面とのいずれか一方に係合
してワークを保持する複数の爪と、(c)チヤツク本
体の中央部に軸方向に移動可能に配設され、主軸
を貫通して設けられたドローバーに連結される軸
方向可動部材と、(d)中間部がチヤツク本体に回動
可能に支持され、第一端部が上記爪の各々に係合
させられ、反対側の第二端部がフローテイング機
構を介して軸方向可動部材に係合させられて、軸
方向可動部材が前記ドローバーにより軸方向に摺
動させられるのに伴つて前記爪を前記案内溝に沿
つて移動させる駆動レバーとを含むように構成さ
れる。
そしてフローテイング機構としては、実開昭49
−150987号に記載されているフロートリングを使
用するものと、実開昭51−45177号に記載されて
いる球面継手を使用するものとが知られている。
フロートリングは、軸方向可動部材の外側に半径
方向の隙間を残して嵌合され、かつ、軸方向の移
動は阻止されたものであつて、中心線に対して傾
斜した傾斜面において駆動レバーの第二端部と係
合し、軸方向可動部材の移動に伴つて駆動レバー
を回動させ、爪を半径方向に移動させるが、複数
の爪の移動がそれぞれチヤツク中心線からの距離
が異なる位置において阻止された場合には、フロ
ートリング自体が半径方向に移動することによつ
て各駆動レバーの回動停止位置に違いが生ずるこ
とを許容するものである。また、球面継手を使用
するものは、軸方向可動部材に球面継手を固定
し、その球面継手の外輪に駆動レバーを係合させ
るものである。球面の中心の回りに外輪が回動す
ることによつて、駆動レバーの回動停止位置のば
らつきが許容されるのである。
考案が解決しようとする課題 しかし、従来の浮動型チヤツク装置において
は、ワークを保持していない状態の爪をチヤツク
中心線から等しい距離の位置に保つことができな
かつた。
浮動型チヤツク装置は、爪がワークの外周面あ
るいは内周面に倣つてワークを保持するものであ
るが、ワークを保持するまでは複数個の爪がチヤ
ツク中心線から互いに等しい距離を保つて移動す
ることが望ましい。ワークの外周面に係合してワ
ークを保持するチヤツク装置においては、爪を拡
開状態(爪がチヤツク中心線から遠ざかつた状
態)にしてワークを爪の内側に嵌合し、一方、ワ
ークの内周面に係合してワークを保持するチヤツ
ク装置においては、爪を収縮状態(チヤツク中心
線に接近した状態)にしてワークを爪の外側に嵌
合するのであるが、いずれの場合にも、複数の爪
がチヤツク中心線から互いに等しい距離の位置に
なければワークを嵌合し難いからである。複数の
爪が常にチヤツク中心線から互いに等しい距離に
あれば、爪を微少量拡開または収縮させるのみで
ワークを嵌合することができるのに、従来の浮動
型チヤツク装置においては爪を大きく拡開あるい
は収縮しなければならなかつたのである。
そこで、本考案はワークを保持していない状態
では複数の爪が常にチヤツク中心線から等しい距
離を保つ浮動型チヤツク装置を得ることを課題と
して為されたものである。
課題を解決するための手段 そして、本考案の要旨は、浮動型チヤツク装置
において、フローテイング機構を、(イ)リング状を
成して前記軸方向可動部材の外側に半径方向の隙
間を残して嵌合され、一端面が、軸方向可動部材
に環状に形成されて半径方向に延びる支持面に支
持されるとともに、外周面の少なくとも一部が軸
方向に対して傾斜した傾斜面とされたフロートリ
ングと、(ロ)軸方向可動部材の外側に軸方向に移動
可能に嵌合され、一端面とフロートリングの傾斜
面との間に前記各駆動レバーの第二端部を挟む環
状部材と、(ハ)その環状部材と軸方向可動部材との
間に配設され、環状部材を軸方向においてフロー
トリングに向かう方向に付勢するスプリングとを
含むものとしたことにある。
なお、上記傾斜面は、チヤツク中心線に対して
傾斜した平面のみならずテーパ面をも含むものと
する。
作 用 フローテイング機構を上記のように構成したチ
ヤツク装置においては、爪がワークを保持してい
ない状態では、スプリングの弾性力によつて環状
部材が各駆動レバーの第二端部に押し付けられ
る。その結果、駆動レバーは第二端部がフロート
リングに向かう向きに回動させられ、第二端部が
フロートリングの傾斜面に係合し、フロートリン
グを軸方向に移動させようとする。しかし、フロ
ートリングの一端面は軸方向可動部材の支持面に
支持されて軸方向に移動不能であるため、フロー
トリングは半径方向に移動し得るのみである。そ
のため、すべての駆動レバーの第二端部がフロー
トリングの傾斜面と環状部材の一端面との間に挟
まれた状態でフロートリングの半径方向における
位置が一義的に決まり、駆動レバーの回動位置も
決まる。したがつて、この状態でチヤツク中心線
から複数の爪の各々までの距離が等しくなるよう
に爪の位置を調整しておけば、ワークを保持しな
い状態においては爪は常にチヤツク中心線から互
いに等しい距離を保つこととなる。
そして、ワークを保持する状態で複数の爪がチ
ヤツク中心線に対して等しい距離を保ち得なくな
つた場合には、フロートリングが半径方向に移動
することによつて、駆動レバーの回動停止位置の
ばらつきを吸収する。この際、環状部材は複数の
駆動レバーの第二端部のうち、最も環状部材側に
位置するものによつて、フロートリングから遠ざ
かる向きにスプリングの弾性力に抗して移動させ
られ、他の駆動レバーの第二端部からは離れるこ
ととなる。
考案の効果 上記のように、本考案に係るチヤツク装置にお
いては、ワークを保持していない状態では複数の
爪が常にチヤツク中心線から等距離の位置関係を
保つため、爪をわずかに拡開あるいは収縮させる
のみでワークを爪の外側あるいは内側に嵌合する
ことができる。したがつて、爪の拡開、収縮量を
ワークの外周面または内周面の予測される最大偏
心量よりわずかに大きくしておけばよく、爪を拡
開、収縮させるためのドローバーおよびそのドロ
ーバーを駆動するシリンダの作動量を小さくする
ことができ、チヤツク装置およびシリンダを小形
化することができる。
また、この種のチヤツク装置に対するワークの
装着は、ロボツトや専用のワーク脱着装置によつ
て自動的に行われることが多く、その際にはロボ
ツト等のチヤツク装置に保持されたワークが工作
機械側のチヤツク装置の爪に嵌合された後、ロボ
ツト側のチヤツク装置によるワークの保持が開放
され、その後に工作機械側のチヤツクによるワー
クの保持が行われるのであるが、この場合、工作
機械側のチヤツク装置の拡開量あるいは収縮量が
大きいとロボツト側のチヤツク装置によるワーク
の保持が開放された際にワークが半径方向に大き
く移動することとなり、かつ、ワークが傾き易く
なつて、チヤツク装置間におけるワークの受け渡
しが困難となる。
しかるに、本考案に係るチヤツク装置において
は、上記のように爪の拡開量あるいは収縮量を小
さくし得るため、ワークの受け渡しが容易となる
効果が得られる。
実施例 次に、本考案の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。第1図および第2図において、10は
旋盤の主軸である。主軸10には、本体ブロツク
14とそれにボルト16により固定された表面板
18とを主体とするチヤツク本体20が心合わせ
された状態、すなわちチヤツク本体20の中心線
が主軸10の軸心に合わされた状態でボルト22
により固定されている。23はカバーを兼ねるフ
ライホイールである。
チヤツク本体20の先端部には、それぞれ互に
120゜の等間隔で半径方向に延びる3つずつ2組の
第一案内溝24と第二案内溝26とが設けられて
おり、これら第一案内溝24と第二案内溝26と
に第一爪28と第二爪30とがそれぞれ移動可能
に、且つ離脱不能に挿入されている。第一爪28
は、第一案内溝24に嵌合され、表面板18によ
つて離脱を防止された長手状のブロツク32と、
このブロツク32の半径方向内側の端部に固定さ
れたブロツク34とからなつており、そのブロツ
ク34の立上がり部(第一保持部)36の外周面
がワーク38の内周面に当接するようになつてい
る。すなわち、この第一爪28によつてワーク3
8の内周面が保持されるようになつているのであ
る。なお、第一保持部36の外周面は、第2図に
示すように円弧面とされており、ワーク38の円
形の内周面にこの外周面全体が密着させられるよ
うになつている。
一方、第二爪30は、第1図、第3図に示すよ
うに第二案内溝26に嵌合され、表面板18によ
つて離脱を防止された長手状のブロツク40と、
ボルト42によりこれに固定されたブロツク44
とからなつている。ブロツク44の半径方向内側
の端部には、第二保持部46が形成されており、
この第二保持部46がワーク38の外周面に当接
するようになつている。なお、チヤツク本体20
の先端面には、バランサを兼ねたワーク回り止め
部材48がボルトにより固定され、またその外周
面にはバランサ50がセツトスクリユにより固定
されている。
チヤツク本体20の内部には、上記第一爪2
8、第二爪30をそれぞれ駆動するための第一駆
動レバー52と第二駆動レバー54とがそれぞれ
軸56,58の回りに回動可能な状態で配設され
ている。軸56,58は、それぞれ第一案内溝2
4、第二案内溝26の長手方向および前記主軸1
0の軸心と直角に配設されている。つまり、第一
駆動レバー52および第二駆動レバー54が、そ
れら案内溝24,26の幅方向の中心線と主軸1
0の軸心とを含む平面内で回動させられるように
なつているのである。第一駆動レバー52および
第二駆動レバー54の各端部60,62は、第一
爪28および第二爪30の裏面側に形成された係
合凹部64,66内にそれぞれ嵌入させられてお
り、第一駆動レバー52および第二駆動レバー5
4の回動と共に、第一爪28、第二爪30が移動
させられるようになつている。
前記主軸10には、その中心部を軸方向に貫通
する貫通孔68が形成されており、この貫通孔6
8に第一ドローバー70と第二ドローバー72と
が同心に、かつ軸方向にそれぞれ独立に移動可能
に配設されている。第一ドローバー70は、軸部
材74を備え、その先端部にボルト76およびナ
ツト78により第一スリーブ80が固定され、他
端部が図示しない駆動シリンダのピストンに連結
されて、そのシリンダにより軸方向に移動させら
れるようになつている。第一スリーブ80の先端
部には大径の頭部82が設けられている。頭部8
2の外周面には、係合凹部84が形成されてお
り、この係合凹部84内に前記第一駆動レバー5
2の他端部、つまり第一爪28に係合させられた
側の端部60とは反対側の端部86が嵌入、係合
させられている。
一方、第二ドローバー72は、第一ドローバー
70の軸部材74の外周側に嵌合された管部材8
8を備え、その先端部に第二スリーブ90がねじ
結合され、その管部材88の図示しない端部が駆
動シリンダのピストンに連結されている。第二ス
リーブ90の先端部には、カツプ状の頭部92が
設けられ、本体ブロツク14に軸方向に相対移動
可能に嵌合されており、この頭部92の内部に前
記第一ドローバー70の第一スリーブ頭部82が
軸方向に相対移動可能に収容されている。なお、
二つのスリーブ80と90とは、キー溝とキーと
の係合によつて軸まわりの相対回転が阻止されて
いる。第二スリーブ90の頭部92の後側の端面
は、第二スリーブ90の中心線に直角な円環状の
支持面94とされ、またその外周側には半径方向
の外側に突出するフランジ96が形成されて、支
持面94が十分な広さとされている。頭部92の
付け根部分には、テーパ部100が形成されてい
る。テーパ部100の後側の端部は、第二スリー
ブ90の本体部分に対して段違いに形成されてお
り、またその外周面は、第二スリーブ90の先端
側において径の大きいテーパ面102とされてい
る。第二スリーブ90の中間外周部には雄ねじが
形成されており、ここにナツト104が螺合され
ている。そしてこのナツト104と前記テーパ部
100との間に、第一および第二の中空円板部材
106,108およびフランジ付の円筒部材11
0が配設されている。第一円板部材106と円筒
部材110とは直接第二スリーブ90に嵌合され
ると共に、ナツト104と前記テーパ部100の
肩面とに挟まれて位置固定とされ、また第二円板
部材108は円筒部材110の外周面に移動可能
に嵌合されている。第一円板部材106と第二円
板部材108との間にはコイルスプリング112
が配設されており、このスプリング112によつ
て第二円板部材108が第二スリーブ90の先端
方向に付勢されている。第二スリーブ90の外周
側には、この第二円板部材108と前記頭部92
との間において環状の係合凹部114が形成され
ており、この凹部114内に前記第二駆動レバー
54の第二爪30に係合する側とは反対側の端部
116が嵌入させられている。凹部114内に嵌
入した端部116と第二スリーブ90との間には
フロートリング118が介在させられており、第
二ドローバー72の駆動力がこのフロートリング
118を介して第二駆動レバー54に伝えられる
ようになつている。フロートリング118は、内
周面と外周面とがいずれもテーパ部100の外周
テーパ面102と同じ向きのテーパ面120,1
22とされ、その内周テーパ面120とテーパ部
100の外周テーパ面102との間に一定量の隙
間が形成される状態で、かつ前後の端面が第二ド
ローバー72の支持面94と円筒部材110のフ
ランジとで軸方向の移動を阻止された状態で配設
されている。すなわち、フロートリング118
は、半径方向にのみ移動可能なフローテイング状
態で配設されているのである。
次に、このようなチヤツク装置の作用を説明す
る。
非作用状態においては第一ドローバー70が後
退位置にあつて3個の第一爪28は、チヤツク中
心側へ収縮しており、第二ドローバー72が前進
位置にあつて第二爪30は拡開している。このと
き第二駆動レバー54には第二円板部材108を
介してコイルスプリング112の付勢力が均等に
加えられ、第二爪30はチヤツク中心線から等距
離の位置に保たれている。
第一爪28をチヤツク本体20の中心側に寄せ
この状態において、鋳造品としてのワーク38を
三つの第一保持部36の外側に嵌める。なお、ワ
ーク38の内周面および外周面はともに鋳肌のま
まである。第一爪28の第一保持部36の外側に
ワーク38を嵌めた後、第一ドローバー70を前
方(第1図において上方)に移動させると、三つ
の第一駆動レバー52が軸56のまわりに一斉に
回動させられて、三つの第一爪28を第一案内溝
24に沿つて半径方向外側に連動して移動させ
る。これによつて、第一爪28の各第一保持部3
6がワーク38の内周面に当接し、ワーク38を
保持する。このとき、ワーク38は、その内周面
の中心線が主軸10の軸心に一致する状態に位置
決めされる。第一駆動レバー52の配設位置、軸
56から各先端部60,86までのアーム長さ、
第一保持部36の配置位置などの各要素がそのよ
うに選定されているのである。
次に、第二ドローバー72を図中下方に引き込
むと、その駆動力がフロートリング118を介し
て三つの第二駆動レバー54に伝えられ、これら
が軸58のまわりに回動させられる。第二駆動レ
バー54が回動させられると、三つの第二爪30
が半径方向内側に移動させられ、その第二保持部
46がワーク38の外周面に当接してこれを保持
するのであるが、これら第二保持部46は、通常
ワーク38の外周面に対して同時には当接し得な
い。鋳造品であるワーク38は、その内周面の中
心線と外周面の中心線とが正確には一致していな
いからである。
第二爪30がワーク38の外周面を保持する際
には、これら第二爪30にその反力が作用し、そ
の反力は第二駆動レバー54を経由してフロート
リング118にも伝えられるが、三つの第二爪3
0のワーク38に対する当接時期が異なれば、三
つの第二駆動レバー54からフロートリング11
8に伝えられる反力もそれぞれの第二駆動レバー
54で異なつた大きさとなる。たとえば、第2図
中、左側の第二爪30がワーク38に当接した時
点で他の二つの第二爪30がワーク38に当接し
ていないとすれば、左側の第二爪30に対応する
第二駆動レバー(第1図に表れている駆動レバ
ー)54からの反力だけがフロートリング118
に作用することとなり、したがつて、フロートリ
ング118は、その第二駆動レバー54に押され
て半径方向に移動し、他の二つの第二駆動レバー
54を回動させる。このとき、三つの第二爪30
の回動位置は不均等となり、従つてそれらの係合
端部116の軸方向の位置も不均等となる。この
とき、第二ドローバー72の係合用の凹部114
を形成する第二円板部材108がスプリング11
2の付勢力に抗して第1図中下方に後退し、各係
合端部116の位置の変化を吸収する。すなわ
ち、各駆動レバー54の係合端部116の位置が
不均等となるのを許容するのである。この状態で
は、3つの係合端部116は、フロートリング1
18に対してはすべてが当接した状態となるが、
第二円板部材108に対しては、通常それらの1
つのみが当接した状態となる。
さて、フロートリング118の半径方向への移
動によつて、他の二つの第二駆動レバー54が回
動させられると、これら二つの第二駆動レバー5
4に対応する二つの第二爪30がチヤツク本体2
0の半径方向内側に微小量移動させられて、それ
らの第一保持部46をワーク38の外周面に当接
させる。このとき二つの第二保持部46がワーク
38に同時に当接しない場合には上記と同様の作
用が行われ、最終的に三つの第二保持部46がワ
ーク38に当接させられる。この間、ワーク38
に最先に当接した第二爪30には第二ドローバー
72の駆動力は実質的には伝えられず、三つの第
二爪30がワーク38に当接した時点で初めて第
二ドローバー72の駆動力が三つの第二爪30に
均等に伝達される。すなわち、フロートリング1
18は、三つの第二爪30および第二駆動レバー
54の位置を、既に位置決めされているワーク3
8の位置に応じて調整しつつ、第二ドローバー7
2の駆動力をこれらに均等化して伝達する作用を
為すのであり、これによつて三つの第二爪30は
ワーク38の外周面形状の如何に拘らず、均等な
力でこれを保持することが可能となるのである。
次に、ワークのクランプを解除すべく第二ドロ
ーバー72を前進させると、第二駆動レバー54
が回動して第二爪30を拡開させ、ワーク38の
保持を解除させる。第二爪30によるワーク38
の保持が解除されると、第二駆動レバー54に加
わつていた反力が消失する。反力が消失するとフ
ロートリング118は、第二円板部材108を付
勢するコイルスプリング112の作用によつて原
位置に戻される。前述したようにワーク保持状態
においては、通常、三つの第二駆動レバー54の
係合端部116の内の一つの係合端部116のみ
が第二円板部材108に当接した状態となつてお
り、したがつて、スプリング112の付勢力は第
二円板部材108に当接している1つの係合端部
116を介してのみフロートリング118に伝達
されるからである。フロートリング118が半径
方向に移動させられて全ての第二駆動レバー54
の係合端部116が第二円板部材108に当接し
た時点で、スプリング112の付勢力は均等にフ
ロートリング118に作用する状態となり、フロ
ートリングの移動が止まる。この位置が原位置で
あり、第二駆動レバー54の係合端部116は、
前後両面を第二円板部材108とフロートリング
118とで挟まれた状態となる。
次に、第一ドローバー70を後退させると、第
一駆動レバー52が回動して第一爪28を収縮さ
せ、ワーク38の内周面に対するクランプを解除
する。
以上の説明から明らかなように、チヤツク本体
20、第二スリーブ90、第一円板部材106、
第二円板部材108、円筒部材110、フロート
リング118、コイルスプリング112、第二駆
動レバー54、軸58および第二爪30等によつ
て、本考案の一実施例である浮動型チヤツク装置
が構成されており、第二スリーブ90がチヤツク
本体20内で軸方向に移動可能な軸方向可動部材
として機能し、第二円板部材108がフロートリ
ング118と共同して駆動レバー(第二駆動レバ
ー54)の一端部を挟む環状部材として機能する
こととなる。
このように、本例のチヤツク装置は、第一爪2
8と第二爪30とを有し、その第二爪30が任意
の位置でワーク38を保持し得るようにされたも
のである。これによつてワーク38を内周面と外
周面との両面から保持することが可能となり、以
てワーク38を強固にクランプできるようになつ
た。このため、ワーク38に重切削を施すような
場合においても、加工中にワーク38がチヤツク
装置に対してスリツプしたり、びびりが生じたり
することが防止され、ワーク38を良好に加工す
ることができるのである。
なお、本例においてはワーク38はその内周面
を基準として位置決めされ、保持される。したが
つて加工後においてその内周面に一部残される鋳
肌は、加工面とほぼ同心となる。つまり鋳肌が加
工面に対してずれた位置に残つてしまうことがな
いのである。
また、本チヤツク装置において、第一爪28お
よび第二爪30の待機位置、つまり非作用時のポ
ジシヨンをワーク38の大きさに応じ、それらの
保持部36,46をワークの内、外周面に近接す
る位置に定めておくことができる。この場合に
は、ワーク38を保持部36または46に嵌め込
んだとき、さらにはクランプ時の姿勢が安定化す
る利点が生ずる。
以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は
その他の態様で実施することも可能である。
たとえば、第一爪、第二爪を上記実施例とは逆
にそれぞれワークの外周面および内周面を保持さ
せるように構成することも可能であるし、第一ド
ローバー、第二ドローバーを上記実施例とは逆の
方向に移動させて、第一爪、第二爪をそれぞれ保
持方向に移動させるようにすることも可能であ
る。また、フロートリングの外周テーパ面を部分
的に形成し、あるいはテーパ面の代わりに平らな
傾斜面を設けることも可能である。
この他、逐一例示することは省略するが、本考
案はその趣旨の範囲内において、必要に応じその
構成を適宜変更、改良することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例であるチヤツク装置
の側面断面図である。第2図は同じチヤツク装置
の正面図(一部切欠)であり、第3図は第2図に
おける−断面図である。 10:主軸、20:チヤツク本体、24:第一
案内溝、26:第二案内溝、28:第一爪、3
0:第二爪、38:ワーク、52:第一駆動レバ
ー、54:第二駆動レバー、70:第一ドローバ
ー、72:第二ドローバー、94:支持面、11
8:フロートリング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 先端部に半径方向に延びる複数本の案内溝を備
    え、後端部において工作機械の主軸に固定される
    チヤツク本体と、 前記案内溝の各々に移動可能に嵌合され、ワー
    クの内周面と外周面とのいずれか一方に係合して
    ワークを保持する複数の爪と、 前記チヤツク本体の中央部に軸方向に移動可能
    に配設され、前記主軸を貫通して設けられたドロ
    ーバーに連結される軸方向可動部材と、 中間部が前記チヤツク本体に回動可能に支持さ
    れ、第一端部が前記爪の各々に係合させられ、反
    対側の第二端部がフローテイング機構を介して前
    記軸方向可動部材に係合させられて、軸方向可動
    部材が前記ドローバーにより軸方向に摺動させら
    れるのに伴つて前記爪を前記案内溝に沿つて移動
    させる駆動レバーと を備えた工作機械のチヤツク装置において、 前記フローテイング機構を、 リング状を成して前記軸方向可動部材の外側に
    半径方向の隙間を残して嵌合され、一端面が、前
    記軸方向可動部材に環状に形成されて半径方向に
    延びる支持面に支持されるとともに、外周面の少
    なくとも一部が軸方向に対して傾斜した傾斜面と
    されたフロートリングと、 前記軸方向可動部材の外側に軸方向に移動可能
    に嵌合され、一端面と前記フロートリングの傾斜
    面との間に前記各駆動レバーの第二端部を挟む環
    状部材と、 その環状部材と前記軸方向可動部材との間に配
    設され、環状部材を軸方向において前記フロート
    リングに向かう方向に付勢するスプリングと を含むものとしたことを特徴とするチヤツク装
    置。
JP13010584U 1984-08-27 1984-08-27 工作機械のチヤツク装置 Granted JPS6146107U (ja)

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JPH07100954B2 (ja) * 1988-10-18 1995-11-01 積水ハウス株式会社 鉄骨造の建築物における断熱構造
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