JPS64435B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS64435B2 JPS64435B2 JP11633880A JP11633880A JPS64435B2 JP S64435 B2 JPS64435 B2 JP S64435B2 JP 11633880 A JP11633880 A JP 11633880A JP 11633880 A JP11633880 A JP 11633880A JP S64435 B2 JPS64435 B2 JP S64435B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- viscosity
- water
- glycyrrhizin
- writing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Description
本発明はボールペン用水性インキ組成物に関す
るものであり、詳細にはボールペンに適用されて
改良された筆記特性、特に筆記距離の増大を示す
水性インキ組成物に関するものである。 一般に水性インキが用いられるボールペンは、
先端にボールが抱持されたチツプ、インキ貯蔵体
を収納したペン軸及び前記チツプとインキ貯蔵体
を連結するインク誘導体から構成されている。適
用されるインキは染料、水及び水溶性溶剤を主成
分とする比較的低粘度のインキである。この種の
ボールペンのインキ出機構は、ボールが回転する
ことにより、インキ貯蔵体からチツプ内にインキ
溝を通つてボールにまで達しているインキが引き
出されて筆記表面に転写されるものであり、イン
キはボール及びチツプ材を濡らす親和性と、ボー
ルの回転によつて引張られるだけの適度な粘性を
有していなければならない。粘性のほとんどない
インキが適用された場合、インキが潤沢にインキ
貯蔵体にある間は、筆記中充分なインキの追従が
行なわれるが、インキが消費されてくるにつれて
急速にインキ追従性が悪くなり、比較的短距離で
筆記不能の状態となる。また、過度に粘稠なイン
キが用いられた場合、通常せんい芯または軸方向
の毛細管路をもつプラスチツク芯よりなつている
インキ誘導体内の通過が困難となり筆記不能とな
る。 この種のボールペンの筆記距離を増大させるた
めには、インキに適度な粘性を付与することが不
可欠であるという観点から、ボール及びチツプ材
に親和性のある種々の添加剤を試験した結果、グ
リシルリチン塩の添加がインキに適度の粘性を与
え、ボールペンの筆記距離を著しく向上させるこ
とを見いだした。 グリシルリチン塩は下記構造式で表わされるグ
リシルリチンのナトリウム、カリウムまたはアン
モニウム塩である。 グリシルリチン塩の作用機構についての解明は
明らかではないが、分子中に大きな疎水部と多く
の親水基とが、バランスされている構造であり、
それ故にボールやチツプ材に対して親和性を有し
ていること、水性インキへの添加により広い濃度
範囲で、インキに適度な粘性を付与し、一般のポ
リマー水溶液のように濃度の増加により著しく粘
稠となる現象を示さないことなどが相互に有効に
作用しているものと推察される。 グリシルリチン酸塩は水に容易に溶解し、ボー
ルペンのインキ誘導体におけるインキ追従性を阻
害しない範囲内で、添加量に比例して効果があが
るが、普通0.5乃至20重量%の範囲で使用され、
好ましくは1乃至15重量%の範囲で用いられる。 本発明のインキ組成物に用いられる染料はエオ
シン(C.I.45380)、アシツドフロキシン(C.
I.45410)、アシランスカーレツトA(C.I.14900)、
アシツドバイオレツト5B(C.I.426420)、ソルブル
ブルーOBC(C.I.42755)、ギニアグリーン(C.
I.42085)、アシツドブルーブラツク10B(C.
I.20470)、ニグロシンBR(C.I.51420)等の酸性染
料、ダイレクトスカイブルー5B(C.I.24400)、デ
イ−ブブラツクE(C.I.30235)、オレンジG(C.
I.29050)、ダイレクトフアーストスカーレツト
4BS(C.I.29160)、ブラツクG(C.I.35255)、等の
直接染料、イエロー3G(C.I.48055)、ローダミン
(C.I.45160)、オーラミンO(C.I.41000)、クリス
タルバイオレツト(C.I.42555)等の塩基性染料
があげられる。 その他、必要に応じて各種添加剤が添加されて
もよい。例えば染料の溶解を助けたり、インキの
乾燥遅延、筆跡の耐水性向上の目的でエチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、チオジエチレングリコール、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレング
リコールモノメチルエーテルアセテート、グリセ
リン、トリエタノールアミン等の水溶性溶剤を添
加したり、インキの流動を良くするための各種の
界面活性剤、カビ発生防止のためのフエノール、
デヒドロ酢酸ナトリウム等の防腐剤、ボール及び
チツプの摩耗を抑制するための各種潤滑剤を添加
してもよい。 次に本発明について実施例をあげて説明する
が、以下の部の表示は重量部を表わす。 実施例 1 インキ組成 ブリリアントブルーFCF(C.I.42090) 6.0部 ジエチレングリコール 10.0 グリセリン 10.0 非イオン界面活性剤(スコアロール900、花
王石けん社製) 0.3 フエノール 0.3 グリシルリチン2カリウム 6.0 水 67.4 前記全成分を混合し、50〜60℃に加熱しつつ2
時間撹拌溶解して、粘度3.5cp(25℃)の水性青イ
ンキを得た。 実施例 2 組成 エオシン 5.0部 フロキシン 3.0 エチレングリコール 10.0 ジエチレングリコール 10.0 非イオン界面活性剤(スコアロール900、花
王石けん社製) 0.3 フエノール 0.3 グリシルリチン3ナトリウム 5.0 水 66.4 前記全成分を混合し、50〜60℃に加熱しつつ2
時間撹拌溶解して、粘度3.2cp(25℃)の赤インキ
を得た。 実施例 3 ウオーターブラツク510(C.I.50420) 6.0部 チオジエチレングリコール 10.0 グリセリン 5.0 非イオン界面活性剤(スコアロール900、花
王石けん社製) 0.3 フエノール 0.3 グリシルリチン2ナトリウム 6.0 水 72.4 前記全成分を混合し、50〜60℃に加熱しつつ2
時間撹拌溶解して、粘度2.8cp(25℃)の黒インキ
を得た。 実施例 4 組成 ダイレクトデイーブブラツクXA(C.I.アシツ
ドブラツク154) 5.0部 エチレングリコール 10.0 ジエチレングリコール 10.0 非イオン界面活性剤(スコアロール900、花
王石けん社製) 0.3 フエノール 0.3 グリシルリチン2アンモニウム 6.0 水 68.4 前記全成分を混合し、50〜60℃に加熱しつつ、
2時間撹拌溶解して、粘度2.9cp(25℃)の黒イン
キを得た。 次に比較テスト用に比較インキを作成した。 比較例 1 実施例1のインキ組成中よりグリシルリチン2
カリウムを除いた組成について、実施例と同様の
方法で処理して、粘度2.5cp(25℃)の青インキを
得た。 比較例 2 実施例2のインキ組成中のグリシルリチン3ナ
トリウムに代えて同量のデキストリンを添加した
組成について、実施例と同様の方法で処理して粘
度4.0cp(25℃)の赤インキを得た。 比較例 3 実施例3のインキ組成中のグリシルリチン2ナ
トリウムに代えて同量のポリエチレングリコール
1500を添加した組成について、実施例と同様の方
法で処理して、粘度2.8cp(25℃)の黒インキを得
た。 比較例 4 実施例4のインキ組成中のグリシルリチン2ア
ンモニウムに代えて2.0部のポリビニルアルコー
ル(ゴーセノールGL−03、日本合成(株)製)
を添加した組成について、実施例と同様の方法で
処理して、粘度8.9cp(25℃)の黒インキを得た。 試験の説明 実施例1乃至4及び比較例1乃至4の各インキ
を、先端に0.6mmのボールを抱持したポリアセタ
ール製チツプと繊維芯からなるインキ誘導体を含
むインキペンのインク貯蔵体に所定量充填したボ
ールペンを試料として、速度4m/分、筆記荷重
100g、筆記角度70゜に調整された自転丸書き筆記
試験機を用いて、有効筆記距離と、インキ消費率
を測定し、結果を表1にまとめた。 有効筆記距離は100m筆記毎のインキ消費量の
重量測定を行い、その値が70mg/100m以下にな
つた点を終点として判定した。 インキ消費率は次式で表わされる。 有効筆記距離までの全インキ消費量/インキ充填量×
100
るものであり、詳細にはボールペンに適用されて
改良された筆記特性、特に筆記距離の増大を示す
水性インキ組成物に関するものである。 一般に水性インキが用いられるボールペンは、
先端にボールが抱持されたチツプ、インキ貯蔵体
を収納したペン軸及び前記チツプとインキ貯蔵体
を連結するインク誘導体から構成されている。適
用されるインキは染料、水及び水溶性溶剤を主成
分とする比較的低粘度のインキである。この種の
ボールペンのインキ出機構は、ボールが回転する
ことにより、インキ貯蔵体からチツプ内にインキ
溝を通つてボールにまで達しているインキが引き
出されて筆記表面に転写されるものであり、イン
キはボール及びチツプ材を濡らす親和性と、ボー
ルの回転によつて引張られるだけの適度な粘性を
有していなければならない。粘性のほとんどない
インキが適用された場合、インキが潤沢にインキ
貯蔵体にある間は、筆記中充分なインキの追従が
行なわれるが、インキが消費されてくるにつれて
急速にインキ追従性が悪くなり、比較的短距離で
筆記不能の状態となる。また、過度に粘稠なイン
キが用いられた場合、通常せんい芯または軸方向
の毛細管路をもつプラスチツク芯よりなつている
インキ誘導体内の通過が困難となり筆記不能とな
る。 この種のボールペンの筆記距離を増大させるた
めには、インキに適度な粘性を付与することが不
可欠であるという観点から、ボール及びチツプ材
に親和性のある種々の添加剤を試験した結果、グ
リシルリチン塩の添加がインキに適度の粘性を与
え、ボールペンの筆記距離を著しく向上させるこ
とを見いだした。 グリシルリチン塩は下記構造式で表わされるグ
リシルリチンのナトリウム、カリウムまたはアン
モニウム塩である。 グリシルリチン塩の作用機構についての解明は
明らかではないが、分子中に大きな疎水部と多く
の親水基とが、バランスされている構造であり、
それ故にボールやチツプ材に対して親和性を有し
ていること、水性インキへの添加により広い濃度
範囲で、インキに適度な粘性を付与し、一般のポ
リマー水溶液のように濃度の増加により著しく粘
稠となる現象を示さないことなどが相互に有効に
作用しているものと推察される。 グリシルリチン酸塩は水に容易に溶解し、ボー
ルペンのインキ誘導体におけるインキ追従性を阻
害しない範囲内で、添加量に比例して効果があが
るが、普通0.5乃至20重量%の範囲で使用され、
好ましくは1乃至15重量%の範囲で用いられる。 本発明のインキ組成物に用いられる染料はエオ
シン(C.I.45380)、アシツドフロキシン(C.
I.45410)、アシランスカーレツトA(C.I.14900)、
アシツドバイオレツト5B(C.I.426420)、ソルブル
ブルーOBC(C.I.42755)、ギニアグリーン(C.
I.42085)、アシツドブルーブラツク10B(C.
I.20470)、ニグロシンBR(C.I.51420)等の酸性染
料、ダイレクトスカイブルー5B(C.I.24400)、デ
イ−ブブラツクE(C.I.30235)、オレンジG(C.
I.29050)、ダイレクトフアーストスカーレツト
4BS(C.I.29160)、ブラツクG(C.I.35255)、等の
直接染料、イエロー3G(C.I.48055)、ローダミン
(C.I.45160)、オーラミンO(C.I.41000)、クリス
タルバイオレツト(C.I.42555)等の塩基性染料
があげられる。 その他、必要に応じて各種添加剤が添加されて
もよい。例えば染料の溶解を助けたり、インキの
乾燥遅延、筆跡の耐水性向上の目的でエチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ポリエチレ
ングリコール、チオジエチレングリコール、エチ
レングリコールモノメチルエーテル、エチレング
リコールモノメチルエーテルアセテート、グリセ
リン、トリエタノールアミン等の水溶性溶剤を添
加したり、インキの流動を良くするための各種の
界面活性剤、カビ発生防止のためのフエノール、
デヒドロ酢酸ナトリウム等の防腐剤、ボール及び
チツプの摩耗を抑制するための各種潤滑剤を添加
してもよい。 次に本発明について実施例をあげて説明する
が、以下の部の表示は重量部を表わす。 実施例 1 インキ組成 ブリリアントブルーFCF(C.I.42090) 6.0部 ジエチレングリコール 10.0 グリセリン 10.0 非イオン界面活性剤(スコアロール900、花
王石けん社製) 0.3 フエノール 0.3 グリシルリチン2カリウム 6.0 水 67.4 前記全成分を混合し、50〜60℃に加熱しつつ2
時間撹拌溶解して、粘度3.5cp(25℃)の水性青イ
ンキを得た。 実施例 2 組成 エオシン 5.0部 フロキシン 3.0 エチレングリコール 10.0 ジエチレングリコール 10.0 非イオン界面活性剤(スコアロール900、花
王石けん社製) 0.3 フエノール 0.3 グリシルリチン3ナトリウム 5.0 水 66.4 前記全成分を混合し、50〜60℃に加熱しつつ2
時間撹拌溶解して、粘度3.2cp(25℃)の赤インキ
を得た。 実施例 3 ウオーターブラツク510(C.I.50420) 6.0部 チオジエチレングリコール 10.0 グリセリン 5.0 非イオン界面活性剤(スコアロール900、花
王石けん社製) 0.3 フエノール 0.3 グリシルリチン2ナトリウム 6.0 水 72.4 前記全成分を混合し、50〜60℃に加熱しつつ2
時間撹拌溶解して、粘度2.8cp(25℃)の黒インキ
を得た。 実施例 4 組成 ダイレクトデイーブブラツクXA(C.I.アシツ
ドブラツク154) 5.0部 エチレングリコール 10.0 ジエチレングリコール 10.0 非イオン界面活性剤(スコアロール900、花
王石けん社製) 0.3 フエノール 0.3 グリシルリチン2アンモニウム 6.0 水 68.4 前記全成分を混合し、50〜60℃に加熱しつつ、
2時間撹拌溶解して、粘度2.9cp(25℃)の黒イン
キを得た。 次に比較テスト用に比較インキを作成した。 比較例 1 実施例1のインキ組成中よりグリシルリチン2
カリウムを除いた組成について、実施例と同様の
方法で処理して、粘度2.5cp(25℃)の青インキを
得た。 比較例 2 実施例2のインキ組成中のグリシルリチン3ナ
トリウムに代えて同量のデキストリンを添加した
組成について、実施例と同様の方法で処理して粘
度4.0cp(25℃)の赤インキを得た。 比較例 3 実施例3のインキ組成中のグリシルリチン2ナ
トリウムに代えて同量のポリエチレングリコール
1500を添加した組成について、実施例と同様の方
法で処理して、粘度2.8cp(25℃)の黒インキを得
た。 比較例 4 実施例4のインキ組成中のグリシルリチン2ア
ンモニウムに代えて2.0部のポリビニルアルコー
ル(ゴーセノールGL−03、日本合成(株)製)
を添加した組成について、実施例と同様の方法で
処理して、粘度8.9cp(25℃)の黒インキを得た。 試験の説明 実施例1乃至4及び比較例1乃至4の各インキ
を、先端に0.6mmのボールを抱持したポリアセタ
ール製チツプと繊維芯からなるインキ誘導体を含
むインキペンのインク貯蔵体に所定量充填したボ
ールペンを試料として、速度4m/分、筆記荷重
100g、筆記角度70゜に調整された自転丸書き筆記
試験機を用いて、有効筆記距離と、インキ消費率
を測定し、結果を表1にまとめた。 有効筆記距離は100m筆記毎のインキ消費量の
重量測定を行い、その値が70mg/100m以下にな
つた点を終点として判定した。 インキ消費率は次式で表わされる。 有効筆記距離までの全インキ消費量/インキ充填量×
100
【表】
【表】
表にみられるとおり、本発明のグリシルリチン
塩を添加したインキは、無添加または汎用の添加
剤を添加したインキに比較して、ボールペンでの
有効筆記距離及び有効に消費されるインキ量を大
幅に増大させている。
塩を添加したインキは、無添加または汎用の添加
剤を添加したインキに比較して、ボールペンでの
有効筆記距離及び有効に消費されるインキ量を大
幅に増大させている。
Claims (1)
- 1 必須成分として染料、水及びグリシルリチン
塩を含有してなるボールペン用水性インキ組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11633880A JPS5740571A (en) | 1980-08-22 | 1980-08-22 | Aqueous ink composition for ball-point pen |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11633880A JPS5740571A (en) | 1980-08-22 | 1980-08-22 | Aqueous ink composition for ball-point pen |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5740571A JPS5740571A (en) | 1982-03-06 |
| JPS64435B2 true JPS64435B2 (ja) | 1989-01-06 |
Family
ID=14684475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11633880A Granted JPS5740571A (en) | 1980-08-22 | 1980-08-22 | Aqueous ink composition for ball-point pen |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5740571A (ja) |
-
1980
- 1980-08-22 JP JP11633880A patent/JPS5740571A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5740571A (en) | 1982-03-06 |
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