JPS644562Y2 - - Google Patents
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- JPS644562Y2 JPS644562Y2 JP14970983U JP14970983U JPS644562Y2 JP S644562 Y2 JPS644562 Y2 JP S644562Y2 JP 14970983 U JP14970983 U JP 14970983U JP 14970983 U JP14970983 U JP 14970983U JP S644562 Y2 JPS644562 Y2 JP S644562Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はサイドリングを傷つけることなく種々
のホイールサイズに対応できるようにしたホイー
ルのサイドリングセツト装置に関する。 大型車輛用ホイールは、タイヤの装着と交換作
業を容易に行なえるようにするため、通常、第1
図に示すようにホイール1の外周端部にリムと略
同形の断面を有するサイドリング2を着脱可能に
装着し、ホイール1にタイヤ3を装着する場合、
タイヤ3を仮装着したホイール1の一方からサイ
ドリング2を押し込み、これをガター4に嵌着す
ることによつて行なつていた。 そして、このサイドリング2を装着する方法と
しては、従来よりホイール1の外周部上方に押圧
シリンダを複数配設するか、またはホイール1の
上方に大型の押圧シリンダを設け、これにサイド
リング2と略同径の押込リングを取り付けたもの
を用いて、これらの押圧シリンダを伸長作動さ
せ、サイドリング2を段階的または一時に押し込
んで装着していた。 しかしながら、これらの方法では大きな押圧力
を要し、これがサイドリング2に作用することと
なるため、サイドリング2の押圧接触部が傷つき
易く、また押圧シリンダおよびこの種装置が大型
化し、機構も複雑化する等の欠点があつた。更に
この従来の方法では、サイズの異なるホイール1
に対しては、いちいち複数の押圧シリンダの配置
を変えたり、または押込リングを取り換えなけれ
ばならず、その作業が非常に煩雑となる一方、こ
の煩雑を解消するために各ホイールサイズ専用の
押圧シリンダや押込リングを使用しても、依然と
してそれらの取り付け取り外し作業を伴ない、ま
た部品点数も多くなつて具合悪い。 本考案はこのような従来の欠点を除去し、サイ
ドリングをその上部周面に沿つて旋回する押圧ロ
ーラで押し込み、その押圧力の低下を図るととも
にサイドリングの傷の発生を防止し、更に押圧ロ
ーラの旋回半径を段階的に調節可能に構成して、
種々のホイールサイズに対応できるようにしたホ
イールのサイドリングセツト装置を提供すること
を目的とする。 このため、本考案のホイールのサイドリングセ
ツト装置は、上下動可能な回転軸と一体に回動す
る旋回アームにシリンダチユーブを摺動可能に装
着し、このシリンダチユーブにホイールに片掛け
したサイドリングの内端部を転動して下方へ押圧
する押圧ローラを装備し、シリンダチユーブの変
位に応じて押圧ローラの旋回半径を調節可能とす
る一方、押圧ローラの旋回中心方向へ変位可能な
可動部を設け、この可動部にサイドリングの開口
部を静止して押圧する押圧部を装備し、この押圧
部の位置を調節可能としたことを特徴としてい
る。 以下、本考案の一実施例を図面により説明する
と、第2図乃至第14図において5は箱形に形成
された下部フレームで、その上面にはタイヤ6を
仮装着し上部にサイドリング7を片掛けしたホイ
ール8を搬出入するコンベヤ9が設置されてい
る。10,10は下部フレーム5の端部に設立さ
れた支柱で、この支柱10,10には箱形の上部
フレーム11の一端が摺動可能に装着されてお
り、また上部フレーム11の一端には下部フレー
ム5上に設置した昇降シリンダ12のピストンロ
ツド13が連結されていて、この昇降シリンダ1
2の伸縮作動を介して、上部フレーム11を上下
動可能にしている。 14は上部フレーム11の略中央に垂直下向き
に支持された回動軸で、その下端にはホイール8
のハブ孔と嵌合可能なセンターコーン15が下方
に付勢されて取り付けられ、回動軸14の上端に
は歯車16が固定されていて、この歯車16にラ
ツク17が移動可能に噛合している。このラツク
17は上部フレーム11内に水平に設けられたシ
リンダ18のピストンロツド19に固定され、望
ましくは略等速に作動するピストンロツド19の
伸縮変位に連動して直線変位し、これと噛合する
歯車16を回転させるようにしている。この実施
例では、ラツク17の軸長を歯車16のピツチ円
円周と略同長に形成して、回動軸14を略一回転
可能にしている。 20は回動軸14の略中高位置に一体的に固定
した旋回アームで、この旋回アーム20は第5図
に示すように軸方向に段部21,22を有する先
細の段付シヤフトで構成され、その固定側周面に
は多数のスプライン23が軸方向に形成されてい
て、このスプライン23に外側方向へ漸次増径す
る段付きのシリンダチユーブ24の一端がスプラ
イン嵌合して、軸方向に摺動可能に装着されてい
る。25は旋回アーム20の軸長の略中央に固着
した第1固定ピストン、26,27は旋回アーム
20に沿つて一定距離摺動可能に装着された第1
および第2可動ピストンで、これらピストン2
5,26,27の外側受圧面積は、ピストン2
7,26,25の順に広く構成されている。28
はシリンダチユーブ24の長手方向の略中央内周
面に形成された仕切壁で、その内外側壁面には第
1固定ピストン25を収容する第1中空室29
と、第1および第2可動ピストン26,27を収
容する第2中空室30へ向けて開口した空気供給
口31,32が設けられ、これら空気供給口31
または32へ圧力空気を供給して、第1または第
2中空室29,30の内圧を昇圧することによ
り、第1可動ピストン26を圧力変位させ、前者
の場合はシリンダチユーブ24を旋回アーム20
の軸方向へ変位させるようにしている。 33は旋回アーム20の軸端部に設けた空気供
給口で、その一端は第2可動ピストン27の内側
端部中央に形成した凹部34位置に向けて開口し
ており、この凹部34へ圧力空気を供給して、第
1および第2可動ピストン26,27を互いに離
反動させ、シリンダチユーブ24の変位をこれに
追随させるようにしている。35は旋回アーム2
0の先端部に固定した第2固定ピストンで、その
内側端面には前記第2中空室30に連通する空気
供給口36が開口され、これに圧力空気を供給し
て第2可動ピストン27を第2固定ピストン35
から離反動させ、シリンダチユーブ24の変位を
これに追随させるようにしている。37,38は
第1および第2可動ピストン26,27の内周面
に形成した凹部で、これらの側壁37a,38a
を旋回アーム20の周面に形成した段部21,2
2に当接させて、各可動ピストン26,27の摺
動変位を規制するようにしている。この他、39
はシリンダチユーブ24の段部に開口したエアー
抜き、40はシリンダチユーブ24の先端部に取
り付けたプレートカバーである。 そして、このように構成したシリンダチユーブ
24は、各空気供給口への圧力空気の供給によつ
て、4様に変位する。すなわち、空気供給口32
へ圧力空気を供給した第11図に示す場合と、空
気供給口33へ圧力空気を供給した第12図示の
場合と、空気供給口36へ圧力空気を供給した第
13図示の場合と、空気供給口31へ圧力空気を
供給した第14図示の場合とがあつて、このうち
第11図に示す場合がシリンダチユーブ24の変
位が最も小さく、次いで第12図、第13図、第
14図の順になつている。したがつて、タイヤ6
およびホイール8のサイズに応じて空気供給口を
切り換え、最もサイズが小さい場合は第11図示
のように使用し、中間サイズでは第12図または
第13図のように使用し、最もサイズが大きい場
合には第14図示のように使用することとなる。
なお、このようなシリンダチユーブ24の変位の
調節を、各空気供給口への圧力空気の供給を制御
する、例えばソレノイドバルブのスイツチ操作に
よつて行なうようにすれば、簡易かつ迅速な調節
が可能となる。41はシリンダチユーブ24に垂
直下向きに固定された押圧シリンダで、そのピス
トンロツドの下端部には駒形の押圧ローラ42が
設けられ、サイドリング7のフランジ部7aの内
端面を転動するようにしてあり、43はシリンダ
チユーブ24の下方に回転自在に設けられたガイ
ドローラで、サイドリング7の係合突起部7bと
摺接しつつ回転するようにしてある。なお、これ
らのローラ42,43の表面にはゴム等の弾性部
材を被覆させて置くことが望ましい。そして、こ
れらローラ42,43の旋回半径は、前記シリン
ダチユーブ24の変位と同動して、調節可能にさ
れている。 44は上部フレーム11の底部に水平に設置し
たシリンダで、作動方向を回動軸14に向けて配
設され、その可動部45に垂直下向きに固設した
作動筒46の下端には、平坦面を有する押圧部4
7が設けられ、この押圧部47の下端部には平面
略三ケ月状の凹部48が形成されていて、その端
面がサイドリング7のフランジ部7aの上縁部と
接触可能にされている。この場合、シリンダ44
に4つの空気供給口を設け、シリンダチユーブ2
4の各変位に対応させて、その変位を前記シリン
ダチユーブ24のように予め4様に設定して置
き、これをスイツチ操作によつて行なうようにす
れば、シリンダ44のホイールサイズに応じた調
節作業を簡易かつ迅速に行なえることとなる。4
9は作動筒46と押圧部47とに亘つて形成され
た凹孔で、この凹孔49内には常時は下端開口部
より一定長さ突出している検出杆50の下端が出
入り可能に収容され、この検出杆50の変位を、
凹孔49に臨ませて設置した近接スイツチ51で
感知させ、その信号をシリンダ18の駆動部へ送
るようにしている。実施例の場合、検出杆50が
近接スイツチ51の検出域から避退するとOFF
し、また検出杆50が近接スイツチ51の検出域
に到達するとONになるように構成されている。 この他、52,53はラツク17の略移動終端
部に設置したリミツトスイツチで、このうちリミ
ツトスイツチ52はラツク17の最大変位を検出
して作動し、その信号をシリンダ18の駆動部へ
送つて、該シリンダ18を縮小作動させ、またリ
ミツトスイツチ53はラツク17の最小変位、す
なわち復帰を検出して、その信号をシリンダ18
の駆動部へ送り、該シリンダ18の作動を停止さ
せるようにしている。54は支柱10の上端部に
設置したリミツトスイツチで、上部フレーム11
の最大上昇変位を検出して作動し、その信号を昇
降シリンダ12の駆動部へ送つて、該シリンダ1
2の作動を停止させるようにしており、55はサ
イドリング7の開口部である。 このように構成したサイドリングセツト装置に
おいて、タイヤ6を仮装着し、その上部にサイド
リング7を片掛けしたホイール8がコンベヤ9,
9に搬送され、これが下部フレーム5の略中央に
位置付けられて停止すると、例えば作業者によつ
てサイドリング7の開口部55の位置が修正さ
れ、押圧部47の直下位置に正確に位置付けられ
る。この場合、押圧部47の位置はタイヤ6およ
びホイールサイズに応じて、予め調節される。す
なわち、この調節はシリンダ44の伸縮作動によ
つて行なわれ、そのピストンロツドに連動する可
動部45の放射内方向への変位の多小によつて、
例えばホイールサイズが大きいときは当該変位を
小さくし、またホイールサイズが小さいときは上
記変位を大きくして、調節されている。実施例の
場合、これらの変位はシリンダチユーブ24の各
変位に対応させて予め4様に設定され、その作業
も各変位に対応するスイツチ操作によつて行なわ
れるから、これを簡易かつ迅速に行なうことがで
きる。 このようにしてホイールサイズに応じて設定さ
れた押圧部47の直下に、サイドリング7の開口
部55を位置付けた後、昇降シリンダ12を作動
させて上部フレーム11を下降させると、上部フ
レーム11に固設された回動軸14が一体に下降
して、その下端に設けたセンターコーン15がホ
イール8のハブ孔へ係入し、ホイール8をセンタ
ーコーン15とコンベヤ9との間に挾圧して固定
する。一方、回転軸14の下降に伴なつて、旋回
アーム20とシリンダチユーブ24が一体に下降
し、シリンダチユーブ24に設けられた押圧ロー
ラ42とガイドローラ43が第9図の実線位置に
達して、サイドリング7のフランジ部7aの内端
面と係合突起部7bにそれぞれ接触する。そし
て、この後、押圧シリンダ41を伸長作動させ押
圧ローラ42を第9図の仮想線位置まで押し下げ
て、係合突起7bをガター8a内に嵌め込み、サ
イドリング7の開口部55近辺をホイール8に最
初に装着する。なお、押圧シリンダ41は引き続
き前記の伸長変位を保持し、押圧ローラ42の前
記位置を保持させる。この場合、押圧ローラ42
とガイドローラ43は予めシリンダチユーブ24
を操作して、その旋回半径が設定され、ホイール
サイズに対応するようにされている。 すなわち、押圧ローラ42とガイドローラ43
の旋回半径は、旋回中心である回動軸14からの
シリンダチユーブ24の変位量によつて形成さ
れ、この変位の多小によつてホイールサイズに応
じた調節が行なわれる。例えば、ホイールサイズ
が最も小さい場合は、空気供給口32へ圧力空気
を供給する。ここで、この調節前にシリンダチユ
ーブ24が仮に第5図に示す状態に置かれていた
とすると、前記圧力空気の供給によつて、第1可
動ピストン26の内端面と仕切壁28との間の空
隙に圧力空気が流入し、その内圧が上昇して、こ
の第2中空室30の一端に面する第1可動ピスト
ン26が同図上左方へ圧力変位し、その際第1可
動ピストン26が第2可動ピストン27に当接し
て、これら可動ピストン26,27が第2固定ピ
ストン35側へ移動する。なお、第5図では既に
その状態にある。この場合、これらのピストン2
6,27は上記方向への変位に際して、シリンダ
チユーブ24と何等係合関係を持たないから、シ
リンダチユーブ24の変位に影響を及ぼさない。
一方、第2中空室30の圧力は第1可動ピストン
26と対峠する仕切壁28に作用し、該壁28と
一体のシリンダチユーブ24が第5図上右方へ圧
力変位して、シリンダチユーブ24に装着した押
圧ローラ42とガイドローラ43を同方向へ変位
させる。仕切壁28は上記方向へ変位後、第1固
定ピストン25の端面と当接して作動を停止し、
その位置を保持するとともにシリンダチユーブ2
4の停止位置を保持する。したがつて、回動軸1
4を中心とした両ローラ42,43の旋回半径が
小径に調節され、小径のホイール8に対するサイ
ドリング7のセツト作業が可能となる。第11図
はこれらの状態を示したものである。 次に、例えば第5図の状態から中間小サイズの
ホイール8にサイドリング7をセツトする場合
は、圧力空気を空気供給口32から33へ切り換
えることによつて行なう。すなわち、第5図示の
状態で空気供給口33に圧力空気を供給すると、
圧力空気が空気供給口33の他端開口部から流出
して、第2可動ピストン27の内端面中央に形成
した凹部34へ流入し、更に凹部34と連通する
第1および第2可動ピストン26,27間の空隙
に流入して、この空隙内の圧力が上昇する。この
ため、この第2中空室30に面する一方の可動ピ
ストン26が第5図上右方へ圧力変位し、その変
位の際に該ピストン26のフランジ部56がシリ
ンダチユーブ24の内周面の段部57と係合し
て、シリンダチユーブ24を同動させ、その変位
を形成させる。第1可動ピストン26は一定変位
後、凹部37の側壁37aが旋回アーム20の段
部21と係合した際に作動を停止し、同時にシリ
ンダチユーブ24も作動を停止して、その状態を
保持する。この際、第2中空室30に面する他方
の可動ピストン27は、第2中空室30の内圧を
その内端面に受けて、第5図上左方へ押圧され第
2固定ピストン35に圧接されて、第5図と同様
の状態を保持する。なお、この場合、空気供給口
31へ圧力空気を供給し、第1中空室29の内圧
を一定圧に保持して置けば、シリンダチユーブ2
4の変位を安定させることができる。第12図は
これらの状態を図示したものである。 また、例えば第5図の状態から中間大サイズの
ホイール8にサイドリング7をセツトする場合
は、空気供給口を36に切り換えてシリンダチユ
ーブ24を調節する。すなわち、第5図の状態か
ら空気供給口36へ圧力空気を供給すると、圧力
空気が第2固定ピストン35の内端面と第2可動
ピストン27の外端面との間の空隙内へ流入し
て、この空隙内の圧力が上昇する。このため、こ
の第2中空室30に面する第2可動ピストン27
が第5図上右方へ圧力変位し、その変位の際に第
2可動ピストン27のフランジ部58がシリンダ
チユーブ24の段部59と係合して、シリンダチ
ユーブ24を同動させ、その変位を形成させる。
そして、その際、第2可動ピストン27の内端面
が隣接する第1可動ピストン26と当接して、該
ピストン26を同方向へ変位させる。第2可動ピ
ストン27は一定変位後、凹部38の側壁38a
が旋回アーム20の段部22と係合した際に作動
を停止し、同時にシリンダチユーブ24も作動を
停止して、その状態を保持する。この際、第1可
動ピストン26は第2可動ピストン27と仕切壁
28との間に挾圧されて介在している。したがつ
て、この場合には空気供給口31へも圧力空気を
供給して、第1中空室29の内圧を一定圧に保持
して置けば、シリンダチユーブ24の変位を安定
させることができる。第14図はこれらの状態を
図示したものである。 更に、例えば第5図の状態から最もサイズの大
きいホイール8にサイドリング7をセツトする場
合は、空気供給口を31に切り換えてシリンダチ
ユーブ24を調節する。すなわち、第5図は既に
この状態を示している。この場合には空気供給口
31から供給された圧力空気が第1中空室29内
に流入し、その圧力作用によつて第1中空室29
に面する仕切壁28が旋回アーム20の先端方向
へ移動し、仕切壁28と一体のシリンダチユーブ
24が同方向へ圧力変位する。そして、シリンダ
チユーブ24の変位に伴なつて、仕切壁28が第
1可動ピストン26に当接し、該ピストン26が
第2可動ピストン27に当接して、これらピスト
ン26,27がシリンダチユーブ24と同方向へ
移動し、第2可動ピストン27が第2固定ピスト
ン35の内端面に当接した際、これらのピストン
26,27が作動を停止し、互いに隣接したまま
第2固定ピストン35と仕切壁28との間に押し
込まれ、この状態を保持する。第14図はこの状
態を図示したものである。 このようにシリンダチユーブ24をホイールサ
イズに応じて旋回アーム20の軸方向へ段階的に
変位させ、この変位によつてシリンダチユーブ2
4に装備した押圧ローラ42とガイドローラ43
の旋回半径を調節するものであつて、これを例え
ばスイツチ操作で行なえるようにして置けば、こ
れを簡易かつ迅速に行なうことができる。しか
も、この旋回半径の調節に際しては、シリンダチ
ユーブ24に設けた各空気供給口の切り換えによ
り機械的に処理しているから、誤動作がなく、ま
たその調節をホイールサイズに応じて画一的に行
なうことができ、均質な調節精度を得ることがで
きるものとなる。なお、付言すれば前記押圧部4
7の変位も、前述したシリンダチユーブ24と実
質的に同様に作動するシリンダ44によつて調節
されている。したがつて、例えば各ホイールサイ
ズに応じてシリンダチユーブ24とシリンダ44
を同期作動させ、これをスイツチ操作により行な
うようにして置けば、押圧部47の変位調節と、
押圧ローラ42およびガイドローラ43の旋回半
径の調節を同時に行なうことができることとな
る。 一方、前記上部フレーム11の下降によつて、
シリンダ44と共にシリンダ44に固設された作
動筒46が下降し、その下端部に配設された押圧
部47が同動して、ホイール8に片掛けされたサ
イドリング7の開口部55上に接触し、この開口
部55を下方へ押圧してサイドリング7の基端を
定位置に位置付ける。一方、押圧部47の下端面
の一部は、第8図に示すようにホイール8の上縁
部と当接して、昇降シリンダ12の作動を停止さ
せ、この状態を保持させる。そして、この押圧部
47とホイール上縁部との当接に伴なつて、凹孔
49の下部開口より突出していた検出杆50の下
端部が、ホイール上縁部と接触して凹孔49内へ
押し込まれ、反対に検出杆50の上端部が近接ス
イツチ51の検出域へ達する。 このため、近接スイツチ51がONし、シリン
ダ18が始動してピストンロツド19が突出し、
ピストンロツド19に固設されたラツク17が同
方向へ変位して、ラツク17と噛合する歯車16
へトルクが伝達され、この歯車16が第3図上矢
視方向へ回動する。その結果、歯車16を軸支し
た回動軸14が同方向へ回動し、その中高部に固
設された旋回アーム20が同方向へ旋回して、旋
回アーム20とともにシリンダチユーブ24に装
着した押圧ローラ42とガイドローラ43が予め
調節された旋回半径の下に第10図上矢視方向へ
旋回する。この場合、シリンダ18のピストンロ
ツド19を略等速変位可能に構成して置けば、前
記ローラ42,43の略等速旋回動が得られ、均
質なサイドリングセツト作業を行なうことができ
ることとなる。 このように旋回する両ローラ42,43のう
ち、ガイドローラ43は前述のようにホイール8
に装着された開口部55近辺を基点として、第9
図の実線位置を保持したまま、片掛け状のサイド
リング7の係合突起部7bと接触し、当該接触位
置を修正して、ホイール8に対する定位置でのサ
イドリングセツトを促す。一方、押圧ローラ42
は第9図の仮想線位置を保持したまま、ガイドロ
ーラ43によつて定位置に設定されたサイドリン
グ7のフランジ部7aの内端面上を転動し、サイ
ドリング7を下方へ押圧しながら係合突起部7b
をホイール8のガター8aに嵌め込む。この場
合、サイドリング7はその開口部55を押圧部4
7の下端面で押圧され、その移動を阻止されてい
るから、この開口部55を基点としてサイドリン
グ7をセツトすることが容易になり、また両ロー
ラ42,43のセツト作業によつて生じ易い既セ
ツト部の浮上りや嵌め外れを防止することができ
る。しかも、押圧ローラ42はサイドリング7を
ガター8aへ押し込む際、フランジ部7aの内端
面を転動しつつ押圧しているから、この内端面は
もちろん、他部位を傷付ける惧れもない。 こうして両ローラ42,43が略一旋回し、サ
イドリング7のセツトが完了する頃には、ピスト
ンロツド19と同動するラツク17が最大変位し
て、リミツトスイツチ52と接触する。このた
め、スイツチ52が動作して、シリンダ18が逆
作動を開始し、ピストンロツド19が縮小作動し
て、ラツク17が同方向へ移動する。一方、これ
と前後して、望ましくは両ローラ42,43を再
度サイドリング7に沿つて周回させ、これらが原
位置に復帰した際に昇降シリンダ12および押圧
シリンダ41を操作し、上部フレーム11を上動
させるとともに押圧ローラ42を原位置に復帰さ
せて、押圧部47および両ローラ42,43をサ
イドリング7の上方へ移動させ、センターコーン
15をホイール8のハブ孔から引き抜いて、ホイ
ール8の固定状態を解く。この後、ホイール8は
コンベヤ9によつて搬出され、また上部フレーム
11はリミツトスイツチ54に接触して、昇降シ
リンダ12の作動が停止され、上部フレーム11
が移動を停止する。なお、シリンダ18は、ラツ
ク17の原位置復帰後リミツトスイツチ53の動
作を介して、作動を停止する。 なお、この実施例ではシリンダチユーブ24と
シリンダ44をそれぞれ4段階に変位させて各調
節を可能にしているが、これ以下または以上の段
階に調節可能に構成してもよく、また回動軸14
に単一の旋回アーム20を固設しているが、この
例に限らず二つの旋回アーム20を固設し、これ
を回動軸14の直径方向に配設して、これらを互
いに反対方向へ旋回可能に構成し、各押圧ローラ
42とガイドローラ43によるセツト作業時間の
短縮化を図ることも可能である。 本考案のホイールのサイドリングセツト装置は
以上のように、ホイールに片掛けしたサイドリン
グの内端部を転動して押圧する押圧ローラによつ
て、サイドリングを徐々にセツトするようにした
から、従来の装置に比べサイドリングに対する押
圧力を軽減でき、その分装置の簡潔と小型化を図
ることができるとともに、サイドリングの押圧部
における損傷の発生を回避することができる。ま
た、押圧ローラは旋回半径が調節可能にされ、サ
イドリングの基点を押圧固定する押圧部も押圧ロ
ーラの旋回中心方向へ位置調節可能に構成されて
いるから、従来のようなこの種作業の煩雑を解消
でき、種々のホイールサイズに応じてサイドリン
グをセツトすることができる効果がある。したが
つて、押圧ローラと押圧部との各調節を相互に対
応させて連動するようにして置けば、その調節作
業を迅速に行なうことができる利点がある。
のホイールサイズに対応できるようにしたホイー
ルのサイドリングセツト装置に関する。 大型車輛用ホイールは、タイヤの装着と交換作
業を容易に行なえるようにするため、通常、第1
図に示すようにホイール1の外周端部にリムと略
同形の断面を有するサイドリング2を着脱可能に
装着し、ホイール1にタイヤ3を装着する場合、
タイヤ3を仮装着したホイール1の一方からサイ
ドリング2を押し込み、これをガター4に嵌着す
ることによつて行なつていた。 そして、このサイドリング2を装着する方法と
しては、従来よりホイール1の外周部上方に押圧
シリンダを複数配設するか、またはホイール1の
上方に大型の押圧シリンダを設け、これにサイド
リング2と略同径の押込リングを取り付けたもの
を用いて、これらの押圧シリンダを伸長作動さ
せ、サイドリング2を段階的または一時に押し込
んで装着していた。 しかしながら、これらの方法では大きな押圧力
を要し、これがサイドリング2に作用することと
なるため、サイドリング2の押圧接触部が傷つき
易く、また押圧シリンダおよびこの種装置が大型
化し、機構も複雑化する等の欠点があつた。更に
この従来の方法では、サイズの異なるホイール1
に対しては、いちいち複数の押圧シリンダの配置
を変えたり、または押込リングを取り換えなけれ
ばならず、その作業が非常に煩雑となる一方、こ
の煩雑を解消するために各ホイールサイズ専用の
押圧シリンダや押込リングを使用しても、依然と
してそれらの取り付け取り外し作業を伴ない、ま
た部品点数も多くなつて具合悪い。 本考案はこのような従来の欠点を除去し、サイ
ドリングをその上部周面に沿つて旋回する押圧ロ
ーラで押し込み、その押圧力の低下を図るととも
にサイドリングの傷の発生を防止し、更に押圧ロ
ーラの旋回半径を段階的に調節可能に構成して、
種々のホイールサイズに対応できるようにしたホ
イールのサイドリングセツト装置を提供すること
を目的とする。 このため、本考案のホイールのサイドリングセ
ツト装置は、上下動可能な回転軸と一体に回動す
る旋回アームにシリンダチユーブを摺動可能に装
着し、このシリンダチユーブにホイールに片掛け
したサイドリングの内端部を転動して下方へ押圧
する押圧ローラを装備し、シリンダチユーブの変
位に応じて押圧ローラの旋回半径を調節可能とす
る一方、押圧ローラの旋回中心方向へ変位可能な
可動部を設け、この可動部にサイドリングの開口
部を静止して押圧する押圧部を装備し、この押圧
部の位置を調節可能としたことを特徴としてい
る。 以下、本考案の一実施例を図面により説明する
と、第2図乃至第14図において5は箱形に形成
された下部フレームで、その上面にはタイヤ6を
仮装着し上部にサイドリング7を片掛けしたホイ
ール8を搬出入するコンベヤ9が設置されてい
る。10,10は下部フレーム5の端部に設立さ
れた支柱で、この支柱10,10には箱形の上部
フレーム11の一端が摺動可能に装着されてお
り、また上部フレーム11の一端には下部フレー
ム5上に設置した昇降シリンダ12のピストンロ
ツド13が連結されていて、この昇降シリンダ1
2の伸縮作動を介して、上部フレーム11を上下
動可能にしている。 14は上部フレーム11の略中央に垂直下向き
に支持された回動軸で、その下端にはホイール8
のハブ孔と嵌合可能なセンターコーン15が下方
に付勢されて取り付けられ、回動軸14の上端に
は歯車16が固定されていて、この歯車16にラ
ツク17が移動可能に噛合している。このラツク
17は上部フレーム11内に水平に設けられたシ
リンダ18のピストンロツド19に固定され、望
ましくは略等速に作動するピストンロツド19の
伸縮変位に連動して直線変位し、これと噛合する
歯車16を回転させるようにしている。この実施
例では、ラツク17の軸長を歯車16のピツチ円
円周と略同長に形成して、回動軸14を略一回転
可能にしている。 20は回動軸14の略中高位置に一体的に固定
した旋回アームで、この旋回アーム20は第5図
に示すように軸方向に段部21,22を有する先
細の段付シヤフトで構成され、その固定側周面に
は多数のスプライン23が軸方向に形成されてい
て、このスプライン23に外側方向へ漸次増径す
る段付きのシリンダチユーブ24の一端がスプラ
イン嵌合して、軸方向に摺動可能に装着されてい
る。25は旋回アーム20の軸長の略中央に固着
した第1固定ピストン、26,27は旋回アーム
20に沿つて一定距離摺動可能に装着された第1
および第2可動ピストンで、これらピストン2
5,26,27の外側受圧面積は、ピストン2
7,26,25の順に広く構成されている。28
はシリンダチユーブ24の長手方向の略中央内周
面に形成された仕切壁で、その内外側壁面には第
1固定ピストン25を収容する第1中空室29
と、第1および第2可動ピストン26,27を収
容する第2中空室30へ向けて開口した空気供給
口31,32が設けられ、これら空気供給口31
または32へ圧力空気を供給して、第1または第
2中空室29,30の内圧を昇圧することによ
り、第1可動ピストン26を圧力変位させ、前者
の場合はシリンダチユーブ24を旋回アーム20
の軸方向へ変位させるようにしている。 33は旋回アーム20の軸端部に設けた空気供
給口で、その一端は第2可動ピストン27の内側
端部中央に形成した凹部34位置に向けて開口し
ており、この凹部34へ圧力空気を供給して、第
1および第2可動ピストン26,27を互いに離
反動させ、シリンダチユーブ24の変位をこれに
追随させるようにしている。35は旋回アーム2
0の先端部に固定した第2固定ピストンで、その
内側端面には前記第2中空室30に連通する空気
供給口36が開口され、これに圧力空気を供給し
て第2可動ピストン27を第2固定ピストン35
から離反動させ、シリンダチユーブ24の変位を
これに追随させるようにしている。37,38は
第1および第2可動ピストン26,27の内周面
に形成した凹部で、これらの側壁37a,38a
を旋回アーム20の周面に形成した段部21,2
2に当接させて、各可動ピストン26,27の摺
動変位を規制するようにしている。この他、39
はシリンダチユーブ24の段部に開口したエアー
抜き、40はシリンダチユーブ24の先端部に取
り付けたプレートカバーである。 そして、このように構成したシリンダチユーブ
24は、各空気供給口への圧力空気の供給によつ
て、4様に変位する。すなわち、空気供給口32
へ圧力空気を供給した第11図に示す場合と、空
気供給口33へ圧力空気を供給した第12図示の
場合と、空気供給口36へ圧力空気を供給した第
13図示の場合と、空気供給口31へ圧力空気を
供給した第14図示の場合とがあつて、このうち
第11図に示す場合がシリンダチユーブ24の変
位が最も小さく、次いで第12図、第13図、第
14図の順になつている。したがつて、タイヤ6
およびホイール8のサイズに応じて空気供給口を
切り換え、最もサイズが小さい場合は第11図示
のように使用し、中間サイズでは第12図または
第13図のように使用し、最もサイズが大きい場
合には第14図示のように使用することとなる。
なお、このようなシリンダチユーブ24の変位の
調節を、各空気供給口への圧力空気の供給を制御
する、例えばソレノイドバルブのスイツチ操作に
よつて行なうようにすれば、簡易かつ迅速な調節
が可能となる。41はシリンダチユーブ24に垂
直下向きに固定された押圧シリンダで、そのピス
トンロツドの下端部には駒形の押圧ローラ42が
設けられ、サイドリング7のフランジ部7aの内
端面を転動するようにしてあり、43はシリンダ
チユーブ24の下方に回転自在に設けられたガイ
ドローラで、サイドリング7の係合突起部7bと
摺接しつつ回転するようにしてある。なお、これ
らのローラ42,43の表面にはゴム等の弾性部
材を被覆させて置くことが望ましい。そして、こ
れらローラ42,43の旋回半径は、前記シリン
ダチユーブ24の変位と同動して、調節可能にさ
れている。 44は上部フレーム11の底部に水平に設置し
たシリンダで、作動方向を回動軸14に向けて配
設され、その可動部45に垂直下向きに固設した
作動筒46の下端には、平坦面を有する押圧部4
7が設けられ、この押圧部47の下端部には平面
略三ケ月状の凹部48が形成されていて、その端
面がサイドリング7のフランジ部7aの上縁部と
接触可能にされている。この場合、シリンダ44
に4つの空気供給口を設け、シリンダチユーブ2
4の各変位に対応させて、その変位を前記シリン
ダチユーブ24のように予め4様に設定して置
き、これをスイツチ操作によつて行なうようにす
れば、シリンダ44のホイールサイズに応じた調
節作業を簡易かつ迅速に行なえることとなる。4
9は作動筒46と押圧部47とに亘つて形成され
た凹孔で、この凹孔49内には常時は下端開口部
より一定長さ突出している検出杆50の下端が出
入り可能に収容され、この検出杆50の変位を、
凹孔49に臨ませて設置した近接スイツチ51で
感知させ、その信号をシリンダ18の駆動部へ送
るようにしている。実施例の場合、検出杆50が
近接スイツチ51の検出域から避退するとOFF
し、また検出杆50が近接スイツチ51の検出域
に到達するとONになるように構成されている。 この他、52,53はラツク17の略移動終端
部に設置したリミツトスイツチで、このうちリミ
ツトスイツチ52はラツク17の最大変位を検出
して作動し、その信号をシリンダ18の駆動部へ
送つて、該シリンダ18を縮小作動させ、またリ
ミツトスイツチ53はラツク17の最小変位、す
なわち復帰を検出して、その信号をシリンダ18
の駆動部へ送り、該シリンダ18の作動を停止さ
せるようにしている。54は支柱10の上端部に
設置したリミツトスイツチで、上部フレーム11
の最大上昇変位を検出して作動し、その信号を昇
降シリンダ12の駆動部へ送つて、該シリンダ1
2の作動を停止させるようにしており、55はサ
イドリング7の開口部である。 このように構成したサイドリングセツト装置に
おいて、タイヤ6を仮装着し、その上部にサイド
リング7を片掛けしたホイール8がコンベヤ9,
9に搬送され、これが下部フレーム5の略中央に
位置付けられて停止すると、例えば作業者によつ
てサイドリング7の開口部55の位置が修正さ
れ、押圧部47の直下位置に正確に位置付けられ
る。この場合、押圧部47の位置はタイヤ6およ
びホイールサイズに応じて、予め調節される。す
なわち、この調節はシリンダ44の伸縮作動によ
つて行なわれ、そのピストンロツドに連動する可
動部45の放射内方向への変位の多小によつて、
例えばホイールサイズが大きいときは当該変位を
小さくし、またホイールサイズが小さいときは上
記変位を大きくして、調節されている。実施例の
場合、これらの変位はシリンダチユーブ24の各
変位に対応させて予め4様に設定され、その作業
も各変位に対応するスイツチ操作によつて行なわ
れるから、これを簡易かつ迅速に行なうことがで
きる。 このようにしてホイールサイズに応じて設定さ
れた押圧部47の直下に、サイドリング7の開口
部55を位置付けた後、昇降シリンダ12を作動
させて上部フレーム11を下降させると、上部フ
レーム11に固設された回動軸14が一体に下降
して、その下端に設けたセンターコーン15がホ
イール8のハブ孔へ係入し、ホイール8をセンタ
ーコーン15とコンベヤ9との間に挾圧して固定
する。一方、回転軸14の下降に伴なつて、旋回
アーム20とシリンダチユーブ24が一体に下降
し、シリンダチユーブ24に設けられた押圧ロー
ラ42とガイドローラ43が第9図の実線位置に
達して、サイドリング7のフランジ部7aの内端
面と係合突起部7bにそれぞれ接触する。そし
て、この後、押圧シリンダ41を伸長作動させ押
圧ローラ42を第9図の仮想線位置まで押し下げ
て、係合突起7bをガター8a内に嵌め込み、サ
イドリング7の開口部55近辺をホイール8に最
初に装着する。なお、押圧シリンダ41は引き続
き前記の伸長変位を保持し、押圧ローラ42の前
記位置を保持させる。この場合、押圧ローラ42
とガイドローラ43は予めシリンダチユーブ24
を操作して、その旋回半径が設定され、ホイール
サイズに対応するようにされている。 すなわち、押圧ローラ42とガイドローラ43
の旋回半径は、旋回中心である回動軸14からの
シリンダチユーブ24の変位量によつて形成さ
れ、この変位の多小によつてホイールサイズに応
じた調節が行なわれる。例えば、ホイールサイズ
が最も小さい場合は、空気供給口32へ圧力空気
を供給する。ここで、この調節前にシリンダチユ
ーブ24が仮に第5図に示す状態に置かれていた
とすると、前記圧力空気の供給によつて、第1可
動ピストン26の内端面と仕切壁28との間の空
隙に圧力空気が流入し、その内圧が上昇して、こ
の第2中空室30の一端に面する第1可動ピスト
ン26が同図上左方へ圧力変位し、その際第1可
動ピストン26が第2可動ピストン27に当接し
て、これら可動ピストン26,27が第2固定ピ
ストン35側へ移動する。なお、第5図では既に
その状態にある。この場合、これらのピストン2
6,27は上記方向への変位に際して、シリンダ
チユーブ24と何等係合関係を持たないから、シ
リンダチユーブ24の変位に影響を及ぼさない。
一方、第2中空室30の圧力は第1可動ピストン
26と対峠する仕切壁28に作用し、該壁28と
一体のシリンダチユーブ24が第5図上右方へ圧
力変位して、シリンダチユーブ24に装着した押
圧ローラ42とガイドローラ43を同方向へ変位
させる。仕切壁28は上記方向へ変位後、第1固
定ピストン25の端面と当接して作動を停止し、
その位置を保持するとともにシリンダチユーブ2
4の停止位置を保持する。したがつて、回動軸1
4を中心とした両ローラ42,43の旋回半径が
小径に調節され、小径のホイール8に対するサイ
ドリング7のセツト作業が可能となる。第11図
はこれらの状態を示したものである。 次に、例えば第5図の状態から中間小サイズの
ホイール8にサイドリング7をセツトする場合
は、圧力空気を空気供給口32から33へ切り換
えることによつて行なう。すなわち、第5図示の
状態で空気供給口33に圧力空気を供給すると、
圧力空気が空気供給口33の他端開口部から流出
して、第2可動ピストン27の内端面中央に形成
した凹部34へ流入し、更に凹部34と連通する
第1および第2可動ピストン26,27間の空隙
に流入して、この空隙内の圧力が上昇する。この
ため、この第2中空室30に面する一方の可動ピ
ストン26が第5図上右方へ圧力変位し、その変
位の際に該ピストン26のフランジ部56がシリ
ンダチユーブ24の内周面の段部57と係合し
て、シリンダチユーブ24を同動させ、その変位
を形成させる。第1可動ピストン26は一定変位
後、凹部37の側壁37aが旋回アーム20の段
部21と係合した際に作動を停止し、同時にシリ
ンダチユーブ24も作動を停止して、その状態を
保持する。この際、第2中空室30に面する他方
の可動ピストン27は、第2中空室30の内圧を
その内端面に受けて、第5図上左方へ押圧され第
2固定ピストン35に圧接されて、第5図と同様
の状態を保持する。なお、この場合、空気供給口
31へ圧力空気を供給し、第1中空室29の内圧
を一定圧に保持して置けば、シリンダチユーブ2
4の変位を安定させることができる。第12図は
これらの状態を図示したものである。 また、例えば第5図の状態から中間大サイズの
ホイール8にサイドリング7をセツトする場合
は、空気供給口を36に切り換えてシリンダチユ
ーブ24を調節する。すなわち、第5図の状態か
ら空気供給口36へ圧力空気を供給すると、圧力
空気が第2固定ピストン35の内端面と第2可動
ピストン27の外端面との間の空隙内へ流入し
て、この空隙内の圧力が上昇する。このため、こ
の第2中空室30に面する第2可動ピストン27
が第5図上右方へ圧力変位し、その変位の際に第
2可動ピストン27のフランジ部58がシリンダ
チユーブ24の段部59と係合して、シリンダチ
ユーブ24を同動させ、その変位を形成させる。
そして、その際、第2可動ピストン27の内端面
が隣接する第1可動ピストン26と当接して、該
ピストン26を同方向へ変位させる。第2可動ピ
ストン27は一定変位後、凹部38の側壁38a
が旋回アーム20の段部22と係合した際に作動
を停止し、同時にシリンダチユーブ24も作動を
停止して、その状態を保持する。この際、第1可
動ピストン26は第2可動ピストン27と仕切壁
28との間に挾圧されて介在している。したがつ
て、この場合には空気供給口31へも圧力空気を
供給して、第1中空室29の内圧を一定圧に保持
して置けば、シリンダチユーブ24の変位を安定
させることができる。第14図はこれらの状態を
図示したものである。 更に、例えば第5図の状態から最もサイズの大
きいホイール8にサイドリング7をセツトする場
合は、空気供給口を31に切り換えてシリンダチ
ユーブ24を調節する。すなわち、第5図は既に
この状態を示している。この場合には空気供給口
31から供給された圧力空気が第1中空室29内
に流入し、その圧力作用によつて第1中空室29
に面する仕切壁28が旋回アーム20の先端方向
へ移動し、仕切壁28と一体のシリンダチユーブ
24が同方向へ圧力変位する。そして、シリンダ
チユーブ24の変位に伴なつて、仕切壁28が第
1可動ピストン26に当接し、該ピストン26が
第2可動ピストン27に当接して、これらピスト
ン26,27がシリンダチユーブ24と同方向へ
移動し、第2可動ピストン27が第2固定ピスト
ン35の内端面に当接した際、これらのピストン
26,27が作動を停止し、互いに隣接したまま
第2固定ピストン35と仕切壁28との間に押し
込まれ、この状態を保持する。第14図はこの状
態を図示したものである。 このようにシリンダチユーブ24をホイールサ
イズに応じて旋回アーム20の軸方向へ段階的に
変位させ、この変位によつてシリンダチユーブ2
4に装備した押圧ローラ42とガイドローラ43
の旋回半径を調節するものであつて、これを例え
ばスイツチ操作で行なえるようにして置けば、こ
れを簡易かつ迅速に行なうことができる。しか
も、この旋回半径の調節に際しては、シリンダチ
ユーブ24に設けた各空気供給口の切り換えによ
り機械的に処理しているから、誤動作がなく、ま
たその調節をホイールサイズに応じて画一的に行
なうことができ、均質な調節精度を得ることがで
きるものとなる。なお、付言すれば前記押圧部4
7の変位も、前述したシリンダチユーブ24と実
質的に同様に作動するシリンダ44によつて調節
されている。したがつて、例えば各ホイールサイ
ズに応じてシリンダチユーブ24とシリンダ44
を同期作動させ、これをスイツチ操作により行な
うようにして置けば、押圧部47の変位調節と、
押圧ローラ42およびガイドローラ43の旋回半
径の調節を同時に行なうことができることとな
る。 一方、前記上部フレーム11の下降によつて、
シリンダ44と共にシリンダ44に固設された作
動筒46が下降し、その下端部に配設された押圧
部47が同動して、ホイール8に片掛けされたサ
イドリング7の開口部55上に接触し、この開口
部55を下方へ押圧してサイドリング7の基端を
定位置に位置付ける。一方、押圧部47の下端面
の一部は、第8図に示すようにホイール8の上縁
部と当接して、昇降シリンダ12の作動を停止さ
せ、この状態を保持させる。そして、この押圧部
47とホイール上縁部との当接に伴なつて、凹孔
49の下部開口より突出していた検出杆50の下
端部が、ホイール上縁部と接触して凹孔49内へ
押し込まれ、反対に検出杆50の上端部が近接ス
イツチ51の検出域へ達する。 このため、近接スイツチ51がONし、シリン
ダ18が始動してピストンロツド19が突出し、
ピストンロツド19に固設されたラツク17が同
方向へ変位して、ラツク17と噛合する歯車16
へトルクが伝達され、この歯車16が第3図上矢
視方向へ回動する。その結果、歯車16を軸支し
た回動軸14が同方向へ回動し、その中高部に固
設された旋回アーム20が同方向へ旋回して、旋
回アーム20とともにシリンダチユーブ24に装
着した押圧ローラ42とガイドローラ43が予め
調節された旋回半径の下に第10図上矢視方向へ
旋回する。この場合、シリンダ18のピストンロ
ツド19を略等速変位可能に構成して置けば、前
記ローラ42,43の略等速旋回動が得られ、均
質なサイドリングセツト作業を行なうことができ
ることとなる。 このように旋回する両ローラ42,43のう
ち、ガイドローラ43は前述のようにホイール8
に装着された開口部55近辺を基点として、第9
図の実線位置を保持したまま、片掛け状のサイド
リング7の係合突起部7bと接触し、当該接触位
置を修正して、ホイール8に対する定位置でのサ
イドリングセツトを促す。一方、押圧ローラ42
は第9図の仮想線位置を保持したまま、ガイドロ
ーラ43によつて定位置に設定されたサイドリン
グ7のフランジ部7aの内端面上を転動し、サイ
ドリング7を下方へ押圧しながら係合突起部7b
をホイール8のガター8aに嵌め込む。この場
合、サイドリング7はその開口部55を押圧部4
7の下端面で押圧され、その移動を阻止されてい
るから、この開口部55を基点としてサイドリン
グ7をセツトすることが容易になり、また両ロー
ラ42,43のセツト作業によつて生じ易い既セ
ツト部の浮上りや嵌め外れを防止することができ
る。しかも、押圧ローラ42はサイドリング7を
ガター8aへ押し込む際、フランジ部7aの内端
面を転動しつつ押圧しているから、この内端面は
もちろん、他部位を傷付ける惧れもない。 こうして両ローラ42,43が略一旋回し、サ
イドリング7のセツトが完了する頃には、ピスト
ンロツド19と同動するラツク17が最大変位し
て、リミツトスイツチ52と接触する。このた
め、スイツチ52が動作して、シリンダ18が逆
作動を開始し、ピストンロツド19が縮小作動し
て、ラツク17が同方向へ移動する。一方、これ
と前後して、望ましくは両ローラ42,43を再
度サイドリング7に沿つて周回させ、これらが原
位置に復帰した際に昇降シリンダ12および押圧
シリンダ41を操作し、上部フレーム11を上動
させるとともに押圧ローラ42を原位置に復帰さ
せて、押圧部47および両ローラ42,43をサ
イドリング7の上方へ移動させ、センターコーン
15をホイール8のハブ孔から引き抜いて、ホイ
ール8の固定状態を解く。この後、ホイール8は
コンベヤ9によつて搬出され、また上部フレーム
11はリミツトスイツチ54に接触して、昇降シ
リンダ12の作動が停止され、上部フレーム11
が移動を停止する。なお、シリンダ18は、ラツ
ク17の原位置復帰後リミツトスイツチ53の動
作を介して、作動を停止する。 なお、この実施例ではシリンダチユーブ24と
シリンダ44をそれぞれ4段階に変位させて各調
節を可能にしているが、これ以下または以上の段
階に調節可能に構成してもよく、また回動軸14
に単一の旋回アーム20を固設しているが、この
例に限らず二つの旋回アーム20を固設し、これ
を回動軸14の直径方向に配設して、これらを互
いに反対方向へ旋回可能に構成し、各押圧ローラ
42とガイドローラ43によるセツト作業時間の
短縮化を図ることも可能である。 本考案のホイールのサイドリングセツト装置は
以上のように、ホイールに片掛けしたサイドリン
グの内端部を転動して押圧する押圧ローラによつ
て、サイドリングを徐々にセツトするようにした
から、従来の装置に比べサイドリングに対する押
圧力を軽減でき、その分装置の簡潔と小型化を図
ることができるとともに、サイドリングの押圧部
における損傷の発生を回避することができる。ま
た、押圧ローラは旋回半径が調節可能にされ、サ
イドリングの基点を押圧固定する押圧部も押圧ロ
ーラの旋回中心方向へ位置調節可能に構成されて
いるから、従来のようなこの種作業の煩雑を解消
でき、種々のホイールサイズに応じてサイドリン
グをセツトすることができる効果がある。したが
つて、押圧ローラと押圧部との各調節を相互に対
応させて連動するようにして置けば、その調節作
業を迅速に行なうことができる利点がある。
第1図はサイドリング着用のホイールを示す断
面図、第2図は本考案の一実施例を示す正面図
で、一部を切欠いて図示しており、第3図は第2
図の平面図、第4図は本考案の要部を示す断面
図、第5図は第4図のA−A′線に沿う横断平面
図で、拡大図示しており、第6図および第7図は
本考案の作動状態を示す側面図、第8図は押圧部
の一例を拡大して示す断面図、第9図は押圧ロー
ラとガイドローラの作動状態を示す断面図、第1
0図は押圧ローラとガイドローラ、並びに押圧部
の作動時における状態を示す平面図で、サイドリ
ングを若干拡大図示しており、第11図乃至第1
4図はシリンダチユーブの各変位時における状態
を示す断面図である。 7……サイドリング、8……ホイール、14…
…回動軸、20……旋回アーム、24……シリン
ダチユーブ、42……押圧ローラ、45……可動
部、47……押圧部、55……開口部。
面図、第2図は本考案の一実施例を示す正面図
で、一部を切欠いて図示しており、第3図は第2
図の平面図、第4図は本考案の要部を示す断面
図、第5図は第4図のA−A′線に沿う横断平面
図で、拡大図示しており、第6図および第7図は
本考案の作動状態を示す側面図、第8図は押圧部
の一例を拡大して示す断面図、第9図は押圧ロー
ラとガイドローラの作動状態を示す断面図、第1
0図は押圧ローラとガイドローラ、並びに押圧部
の作動時における状態を示す平面図で、サイドリ
ングを若干拡大図示しており、第11図乃至第1
4図はシリンダチユーブの各変位時における状態
を示す断面図である。 7……サイドリング、8……ホイール、14…
…回動軸、20……旋回アーム、24……シリン
ダチユーブ、42……押圧ローラ、45……可動
部、47……押圧部、55……開口部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上下動可能な回動軸14と一体に回動する旋
回アーム20にシリンダチユーブ24を摺動可
能に装着し、このシリンダチユーブ24にホイ
ール8に片掛けしたサイドリング7の内端部を
転動して下方へ押圧する押圧ローラ42を装備
し、シリンダチユーブ24の変位に応じて押圧
ローラ42の旋回半径を調節可能とする一方、
押圧ローラ42の旋回中心方向へ変位可能な可
動部45を設け、この可動部45にサイドリン
グ7の開口部55を静止して押圧する押圧部4
7を装備し、この押圧部47の位置を調節可能
としたことを特徴とするホイールのサイドリン
グセツト装置。 (2) シリンダチユーブ24と可動部45を相互に
対応させて段階的に変位させ、これらシリンダ
チユーブ24と可動体45とを連動可能にした
ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
項記載のホイールのサイドリングセツト装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14970983U JPS6058409U (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | ホイ−ルのサイドリングセツト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14970983U JPS6058409U (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | ホイ−ルのサイドリングセツト装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6058409U JPS6058409U (ja) | 1985-04-23 |
| JPS644562Y2 true JPS644562Y2 (ja) | 1989-02-06 |
Family
ID=30332250
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14970983U Granted JPS6058409U (ja) | 1983-09-29 | 1983-09-29 | ホイ−ルのサイドリングセツト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6058409U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5797033B2 (ja) * | 2011-07-07 | 2015-10-21 | 住友ゴム工業株式会社 | リム組み補助治具 |
-
1983
- 1983-09-29 JP JP14970983U patent/JPS6058409U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6058409U (ja) | 1985-04-23 |
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