JPS645986B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS645986B2 JPS645986B2 JP3871087A JP3871087A JPS645986B2 JP S645986 B2 JPS645986 B2 JP S645986B2 JP 3871087 A JP3871087 A JP 3871087A JP 3871087 A JP3871087 A JP 3871087A JP S645986 B2 JPS645986 B2 JP S645986B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- molten metal
- coil
- tundish nozzle
- boundary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/04—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds
- B22D11/045—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into open-ended moulds for horizontal casting
- B22D11/047—Means for joining tundish to mould
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22D—CASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
- B22D11/00—Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths
- B22D11/10—Supplying or treating molten metal
- B22D11/11—Treating the molten metal
- B22D11/114—Treating the molten metal by using agitating or vibrating means
- B22D11/115—Treating the molten metal by using agitating or vibrating means by using magnetic fields
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は水平連続鋳造装置に関する。
従来からの水平連続鋳造設備では、耐火材から
成るタンデイツシユノズルと、水冷されたモール
ドとの間から溶融金属が流出することを防止する
ために、タンデイツシユノズルとモールドとが固
着されて構成されていた。そのためタンデイツシ
ユノズルの水冷モールドと隣接した部分は冷却さ
れ、溶融金属接触部で凝固シエルを形成し、タン
デイツシユノズルに固着してしまう。またタンデ
イツシユノズルを構成する耐火物の気孔に溶融金
属が侵入し、そのまま凝固するため、固着力が増
大する。したがつて鋳造体を引抜くとき、凝固シ
エルが破れていわゆるブレークアウトが生じるこ
とがあつた。
成るタンデイツシユノズルと、水冷されたモール
ドとの間から溶融金属が流出することを防止する
ために、タンデイツシユノズルとモールドとが固
着されて構成されていた。そのためタンデイツシ
ユノズルの水冷モールドと隣接した部分は冷却さ
れ、溶融金属接触部で凝固シエルを形成し、タン
デイツシユノズルに固着してしまう。またタンデ
イツシユノズルを構成する耐火物の気孔に溶融金
属が侵入し、そのまま凝固するため、固着力が増
大する。したがつて鋳造体を引抜くとき、凝固シ
エルが破れていわゆるブレークアウトが生じるこ
とがあつた。
この問題を解決する先行技術では、タンデイツ
シユノズルとモールドとの間に潤滑性に優れた非
孔性の窒化硅素製リングや窒化ボロン製リングが
気密に連結される。この窒化硅素製リングや窒化
ボロン製リングは寿命が短く、かつ高価である。
しかもこれらの材料を使用しても、タンデイツシ
ユノズルと凝固シエルの固着の緩和効果はあるも
のの、モールドチユーブと凝固シエルの固着を完
全に避けることはできないので、特開昭47−
15332に見られるように、間欠引抜きを余儀なく
されている。
シユノズルとモールドとの間に潤滑性に優れた非
孔性の窒化硅素製リングや窒化ボロン製リングが
気密に連結される。この窒化硅素製リングや窒化
ボロン製リングは寿命が短く、かつ高価である。
しかもこれらの材料を使用しても、タンデイツシ
ユノズルと凝固シエルの固着の緩和効果はあるも
のの、モールドチユーブと凝固シエルの固着を完
全に避けることはできないので、特開昭47−
15332に見られるように、間欠引抜きを余儀なく
されている。
このような先行技術の欠点を解決すべく、タン
デイツシユノズルとモールドとの境界付近に、溶
融金属の上部よりも下部で大きい磁束密度を発生
する電磁界発生手段を配置して、溶融金属をその
境界付近で絞るようにした水平連続鋳造設備が提
案されている(特願昭56−94333)。このように溶
融金属を絞ることによつて、タンデイツシユノズ
ルに溶融金属が接触することがなく、前述のよう
に凝固シエルがタンデイツシユノズルに固着する
ことが防止され、連続的な引抜きが可能となる。
またタンデイツシユノズルとモールドとを固着し
なくてもすむので、モールドを振動させることが
可能となり、それによつても凝固シエルのタンデ
イツシユノズルやモールドへの固着が防止され
る。
デイツシユノズルとモールドとの境界付近に、溶
融金属の上部よりも下部で大きい磁束密度を発生
する電磁界発生手段を配置して、溶融金属をその
境界付近で絞るようにした水平連続鋳造設備が提
案されている(特願昭56−94333)。このように溶
融金属を絞ることによつて、タンデイツシユノズ
ルに溶融金属が接触することがなく、前述のよう
に凝固シエルがタンデイツシユノズルに固着する
ことが防止され、連続的な引抜きが可能となる。
またタンデイツシユノズルとモールドとを固着し
なくてもすむので、モールドを振動させることが
可能となり、それによつても凝固シエルのタンデ
イツシユノズルやモールドへの固着が防止され
る。
ところが、タンデイツシユ内の溶融金属の貯留
量は変動するので、タンデイツシユノズルやモー
ルド内の溶融金属の表層部に作用する静圧も変動
する。特に、鋳造終了時やレードル交換時等の非
定常時には、タンデイツシユ内における溶融金属
の液面レベルが大きく変動し、それに応じてタン
デイツシユノズルやモールド内の溶融金属の静圧
が大きく変動する。このような場合に、前記電磁
界発生手段で絞られた溶融金属がモールド内面に
接触する位置は、静圧の変動に応じて移動するこ
とになる。溶融金属のモールド内面への接触位置
が移動すると、モールド内における全冷却帯長さ
が変化する。それに応じて凝固厚さが変化かるの
で、良好な鋳片を得ることができなくなる。また
モールド内においては、溶融金属の下部の方が静
圧が大であるので、電磁界発生手段によつてもモ
ールド内面への溶融金属の接触圧は下部の方が大
となる傾向がある。したがつて溶融金属の下部の
冷却効果が大となり、不均一な冷却によつて良好
な鋳片を得ることができなくなる。このことは、
実開昭52−160615に示されているように、タンデ
イツシユノズルからの溶融金属に中心方向に向け
て、絞りを与える電磁力を発生するようにした先
行技術においてもまた同様である。
量は変動するので、タンデイツシユノズルやモー
ルド内の溶融金属の表層部に作用する静圧も変動
する。特に、鋳造終了時やレードル交換時等の非
定常時には、タンデイツシユ内における溶融金属
の液面レベルが大きく変動し、それに応じてタン
デイツシユノズルやモールド内の溶融金属の静圧
が大きく変動する。このような場合に、前記電磁
界発生手段で絞られた溶融金属がモールド内面に
接触する位置は、静圧の変動に応じて移動するこ
とになる。溶融金属のモールド内面への接触位置
が移動すると、モールド内における全冷却帯長さ
が変化する。それに応じて凝固厚さが変化かるの
で、良好な鋳片を得ることができなくなる。また
モールド内においては、溶融金属の下部の方が静
圧が大であるので、電磁界発生手段によつてもモ
ールド内面への溶融金属の接触圧は下部の方が大
となる傾向がある。したがつて溶融金属の下部の
冷却効果が大となり、不均一な冷却によつて良好
な鋳片を得ることができなくなる。このことは、
実開昭52−160615に示されているように、タンデ
イツシユノズルからの溶融金属に中心方向に向け
て、絞りを与える電磁力を発生するようにした先
行技術においてもまた同様である。
他の先行技術は、特開昭53−76130である。こ
の先行技術では、溶融金属の重力補償を行なうた
めにタンデイツシユノズル内の溶融金属に電極を
浸漬し、その溶融金属に長手方向の電流を流し、
鋳片の長手方向に対して直角にかつ水平に磁場を
発生することによつて、鋳片の重力を補償するよ
うに構成される。このような先行技術では、溶融
金属に電極が浸漬されて溶融金属に電流が供給さ
れるので、その保守が面倒である。
の先行技術では、溶融金属の重力補償を行なうた
めにタンデイツシユノズル内の溶融金属に電極を
浸漬し、その溶融金属に長手方向の電流を流し、
鋳片の長手方向に対して直角にかつ水平に磁場を
発生することによつて、鋳片の重力を補償するよ
うに構成される。このような先行技術では、溶融
金属に電極が浸漬されて溶融金属に電流が供給さ
れるので、その保守が面倒である。
本発明の目的は、モールド内面において冷却さ
れて溶融金属の表層部に生じる凝固シエルの厚さ
が、周方向に沿つて均一になるようにした水平連
続鋳造装置を提供することである。
れて溶融金属の表層部に生じる凝固シエルの厚さ
が、周方向に沿つて均一になるようにした水平連
続鋳造装置を提供することである。
本件第1発明は、タンデイツシユノズルとそれ
よりも大きい内径を有するモールドとの少なくと
も境界付近を外囲してその半径方向に間隔をあけ
て巻回されて構成され、タンデイツシユノズルと
モールドとの軸線に垂直な水平軸線まわりに角変
位可能に設けられ、交流電力によつて励磁され、
溶融金属がタンデイツシユノズルとモールドとの
境界付近で縮径するように溶融金属に中心方向に
向けて電磁力を作用させるコイルと、 縮径した溶融金属のモールド内面への上下の各
接触開始位置を検出する検出手段と、 前記コイルを、タンデイツシユノズルとモール
ドの軸線に直角な水平軸線まわりに角変位する駆
動手段と、 前記検出手段の検出出力に応答し、接触開始位
置が上部で下部よりも引抜き方向下流側になると
き、コイルの下部がコイルの上部よりも引抜き方
向下流側となつた姿勢でコイルの下部が溶融金属
に近付くように駆動手段によるコイルの角変位量
を制御する制御手段とを含むことを特徴とする水
平連続鋳造装置である。
よりも大きい内径を有するモールドとの少なくと
も境界付近を外囲してその半径方向に間隔をあけ
て巻回されて構成され、タンデイツシユノズルと
モールドとの軸線に垂直な水平軸線まわりに角変
位可能に設けられ、交流電力によつて励磁され、
溶融金属がタンデイツシユノズルとモールドとの
境界付近で縮径するように溶融金属に中心方向に
向けて電磁力を作用させるコイルと、 縮径した溶融金属のモールド内面への上下の各
接触開始位置を検出する検出手段と、 前記コイルを、タンデイツシユノズルとモール
ドの軸線に直角な水平軸線まわりに角変位する駆
動手段と、 前記検出手段の検出出力に応答し、接触開始位
置が上部で下部よりも引抜き方向下流側になると
き、コイルの下部がコイルの上部よりも引抜き方
向下流側となつた姿勢でコイルの下部が溶融金属
に近付くように駆動手段によるコイルの角変位量
を制御する制御手段とを含むことを特徴とする水
平連続鋳造装置である。
また本件第2発明は、タンデイツシユノズルと
それよりも大きい内径を有するモールドとの少な
くとも境界付近を外囲してその半径方向に間隔を
あけて巻回されて構成され、タンデイツシユノズ
ルとモールドとの軸線に直角な水平軸線まわりに
角変位可能に設けられ、交流電力によつて励磁さ
れ、溶融金属がタンデイツシユノズルとモールド
との境界付近で縮径するように溶融金属に中心方
向に向けて電磁力を作用させるコイルと、 モールド出口における鋳造体の上下の凝固シエ
ルの厚さを検出する検出手段と、 前記コイルをタンデイツシユノズルとモールド
の軸線に直角な水平軸線まわりに角変位する駆動
手段と、 前記検出手段の検出出力に応答し、凝固シエル
の厚さが下部で上部よりも大きいとき、コイルの
下部がコイルの上部よりも引抜き方向下流側とな
つた姿勢でコイルの下部が溶融金属に近付くよう
に駆動手段によるコイルの角変位量を制御する制
御手段とを含むことを特徴とする水平連続鋳造装
置である。
それよりも大きい内径を有するモールドとの少な
くとも境界付近を外囲してその半径方向に間隔を
あけて巻回されて構成され、タンデイツシユノズ
ルとモールドとの軸線に直角な水平軸線まわりに
角変位可能に設けられ、交流電力によつて励磁さ
れ、溶融金属がタンデイツシユノズルとモールド
との境界付近で縮径するように溶融金属に中心方
向に向けて電磁力を作用させるコイルと、 モールド出口における鋳造体の上下の凝固シエ
ルの厚さを検出する検出手段と、 前記コイルをタンデイツシユノズルとモールド
の軸線に直角な水平軸線まわりに角変位する駆動
手段と、 前記検出手段の検出出力に応答し、凝固シエル
の厚さが下部で上部よりも大きいとき、コイルの
下部がコイルの上部よりも引抜き方向下流側とな
つた姿勢でコイルの下部が溶融金属に近付くよう
に駆動手段によるコイルの角変位量を制御する制
御手段とを含むことを特徴とする水平連続鋳造装
置である。
本件第1発明に従えば、コイルはタンデイツシ
ユノズルとモールドとの少なくとも境界付近で溶
融金属を縮径するようにしてタンデイツシユノズ
ルとモールドの軸線に直角な水平軸線まわりに角
変位可能に設けられている。検出手段は、縮径し
た溶融金属のモールド内面への上下の接触開始位
置を検出する。したがつてその接触開始位置が上
部で下部よりも引抜き方向下流側(引抜方向45
の後方、すなわち第2図、第5図、第6図の右
方)になるとき、コイルの下部が上方に変位す
る。これによつて溶融金属の下部には中心方向に
向けてさらに大きな電磁力が作用する。そのため
溶融金属がモールド内面に接触する接触開始位置
を上下にほぼ同一位置、または溶融金属の下部が
上部よりも引抜き方向下流側になるように調整す
ることができる。これによつて、モールド出口に
おける鋳造体の凝固シエルの厚さを、上部と下部
とでほぼ等しくすることができる。
ユノズルとモールドとの少なくとも境界付近で溶
融金属を縮径するようにしてタンデイツシユノズ
ルとモールドの軸線に直角な水平軸線まわりに角
変位可能に設けられている。検出手段は、縮径し
た溶融金属のモールド内面への上下の接触開始位
置を検出する。したがつてその接触開始位置が上
部で下部よりも引抜き方向下流側(引抜方向45
の後方、すなわち第2図、第5図、第6図の右
方)になるとき、コイルの下部が上方に変位す
る。これによつて溶融金属の下部には中心方向に
向けてさらに大きな電磁力が作用する。そのため
溶融金属がモールド内面に接触する接触開始位置
を上下にほぼ同一位置、または溶融金属の下部が
上部よりも引抜き方向下流側になるように調整す
ることができる。これによつて、モールド出口に
おける鋳造体の凝固シエルの厚さを、上部と下部
とでほぼ等しくすることができる。
また本件第2発明に従えば、モールド出口にお
ける鋳造体の上下の凝固シエルの厚さを検出し、
凝固シエルの厚さが下部で上部よりも大きいとき
コイルの下部を上方に変位し、これによつて溶融
金属の下部に中心方向に向けてさらに大きな電磁
力を作用させることができ、凝固シエルの厚さを
鋳造体の上部と下部とでほぼ等しくすることがで
きる。
ける鋳造体の上下の凝固シエルの厚さを検出し、
凝固シエルの厚さが下部で上部よりも大きいとき
コイルの下部を上方に変位し、これによつて溶融
金属の下部に中心方向に向けてさらに大きな電磁
力を作用させることができ、凝固シエルの厚さを
鋳造体の上部と下部とでほぼ等しくすることがで
きる。
すなわち、コイルを、タンデイツシユノズルと
モールドの軸線に直角な水平軸線まわりに角変位
可能に設けて、縮径した溶融金属のモールド内面
への接触開始位置が上部で下部よりも引抜き方向
下流側になるとき、コイルの下部がコイルの上部
よりも引抜き方向下流側となつた姿勢で(すなわ
ち第2図の電磁界発生手段99のようにθが鈍角
となつた状態で)、コイルの下部が溶融金属に近
付くように(すなわち第2図の角度θがさらに大
きくなるように、第2図の反時計方向に)コイル
が角変位駆動される。また凝固シエルの厚さが下
部で上部よりも大きいとき、コイルの下部がコイ
ルの上部よりも引抜き方向下流側となつた姿勢
で、コイルの下部が溶融金属に近付くように角変
位される。こうして溶融金属の下部には、中心方
向に向けてさらに大きな電磁力が作用されること
になり、上述のように、高品質の鋳造体を得るこ
とができる。
モールドの軸線に直角な水平軸線まわりに角変位
可能に設けて、縮径した溶融金属のモールド内面
への接触開始位置が上部で下部よりも引抜き方向
下流側になるとき、コイルの下部がコイルの上部
よりも引抜き方向下流側となつた姿勢で(すなわ
ち第2図の電磁界発生手段99のようにθが鈍角
となつた状態で)、コイルの下部が溶融金属に近
付くように(すなわち第2図の角度θがさらに大
きくなるように、第2図の反時計方向に)コイル
が角変位駆動される。また凝固シエルの厚さが下
部で上部よりも大きいとき、コイルの下部がコイ
ルの上部よりも引抜き方向下流側となつた姿勢
で、コイルの下部が溶融金属に近付くように角変
位される。こうして溶融金属の下部には、中心方
向に向けてさらに大きな電磁力が作用されること
になり、上述のように、高品質の鋳造体を得るこ
とができる。
以下、図面によつて本発明の実施例を説明す
る。第1図は本発明の基礎となる構成を示す全体
の系統図である。この水平連続鋳造設備におい
て、タンデイツシユ1にはそのタンデイツシユ1
内の溶融金属の温度を安定させるための加熱装置
2が設けられている。モールド3からの鋳造体4
は、冷却帯5から引抜き装置6によつて引抜か
れ、切断装置7によつて切断されて、インゴツト
9が得られる。このインゴツト9はローラテーブ
ル10によつて搬送される。
る。第1図は本発明の基礎となる構成を示す全体
の系統図である。この水平連続鋳造設備におい
て、タンデイツシユ1にはそのタンデイツシユ1
内の溶融金属の温度を安定させるための加熱装置
2が設けられている。モールド3からの鋳造体4
は、冷却帯5から引抜き装置6によつて引抜か
れ、切断装置7によつて切断されて、インゴツト
9が得られる。このインゴツト9はローラテーブ
ル10によつて搬送される。
第2図は本発明の基礎となる構成を示し、モー
ルド3付近の拡大断面図である。タンデイツシユ
1は、耐火材11が内張りされており、溶融金属
12が貯留されている。このタンデイツシユ1に
は、耐火材から成るタンデイツシユノズル14が
設けられる。モールド3は、冷却液通路を有し、
銅製のモールドチユーブが冷却され、このモール
ド3の鋳造体4のための通路16はタンデイツシ
ユノズル14に同軸に連通される。
ルド3付近の拡大断面図である。タンデイツシユ
1は、耐火材11が内張りされており、溶融金属
12が貯留されている。このタンデイツシユ1に
は、耐火材から成るタンデイツシユノズル14が
設けられる。モールド3は、冷却液通路を有し、
銅製のモールドチユーブが冷却され、このモール
ド3の鋳造体4のための通路16はタンデイツシ
ユノズル14に同軸に連通される。
タンデイツシユ1のノズル孔95には、溶融金
属12を流通、遮断するためのスライデイングゲ
ート96が設けられ、このスライデイングゲート
96は駆動用シリンダ97によつて駆動される。
タンデイツシユノズル14のモールド3寄りの端
部付近には、タンデイツシユノズル14を外囲し
て素線が巻回されて成るコイルである電磁界発生
手段98が配置される。電磁界発生手段98によ
る電磁力によつて、タンデイツシユノズル14内
を流れる溶融金属12は、半径方向内方に絞られ
る。モールド3はタンデイツシユノズル14より
も大きい内径を有する。タンデイツシユノズル1
4とモールド3との境界17におけるモールド3
のタンデイツシユノズル14に臨む端面付近に
は、もう1つの電磁界発生手段99が引抜き方向
45と角度θだけ傾斜した平面内に配置される。
なお、電磁界発生手段98,99は一体的であつ
てもよいし、一方の手段99のみが後述のように
角変位可能となつてもよく、それらの内方には誘
導電流吸収板98′,99′が設けられる。
属12を流通、遮断するためのスライデイングゲ
ート96が設けられ、このスライデイングゲート
96は駆動用シリンダ97によつて駆動される。
タンデイツシユノズル14のモールド3寄りの端
部付近には、タンデイツシユノズル14を外囲し
て素線が巻回されて成るコイルである電磁界発生
手段98が配置される。電磁界発生手段98によ
る電磁力によつて、タンデイツシユノズル14内
を流れる溶融金属12は、半径方向内方に絞られ
る。モールド3はタンデイツシユノズル14より
も大きい内径を有する。タンデイツシユノズル1
4とモールド3との境界17におけるモールド3
のタンデイツシユノズル14に臨む端面付近に
は、もう1つの電磁界発生手段99が引抜き方向
45と角度θだけ傾斜した平面内に配置される。
なお、電磁界発生手段98,99は一体的であつ
てもよいし、一方の手段99のみが後述のように
角変位可能となつてもよく、それらの内方には誘
導電流吸収板98′,99′が設けられる。
第3図は境界17付近における溶融金属12の
表層部に作用する静圧分布を示す図である。溶融
金属12の表層部には、下部に向かう程大となる
静圧が作用する。そこで第4図に示すように、溶
融金属12の中心位置100に関して第3図の静
圧分布を示す曲線101とほぼ対称の形状をした
電磁界発生手段98を配置すると、その電磁力の
分布は第4図の曲線103で示すようになる。す
なわち、溶融金属12の両側部において内方に凹
んだ電磁力分布が得られる。このような曲線10
3で与えられるような電磁力で第3図の静圧を補
償したのでは、縮径部22が横方向に拡径した形
状となる。そこで、電磁界発生手段98の形状
を、前記曲線の両側部からわずかに内方に凹んだ
形状とすると、その電磁力分布は破線で示す曲線
104となる。この曲線104は第3図の静圧分
布を示す曲線101と相似形であり、このような
形状の電磁界発生手段98を用いることにより、
縮径部22とタンデイツシユノズル14の内面と
の距離を周方向に沿つてほぼ均一にすることが可
能となる。
表層部に作用する静圧分布を示す図である。溶融
金属12の表層部には、下部に向かう程大となる
静圧が作用する。そこで第4図に示すように、溶
融金属12の中心位置100に関して第3図の静
圧分布を示す曲線101とほぼ対称の形状をした
電磁界発生手段98を配置すると、その電磁力の
分布は第4図の曲線103で示すようになる。す
なわち、溶融金属12の両側部において内方に凹
んだ電磁力分布が得られる。このような曲線10
3で与えられるような電磁力で第3図の静圧を補
償したのでは、縮径部22が横方向に拡径した形
状となる。そこで、電磁界発生手段98の形状
を、前記曲線の両側部からわずかに内方に凹んだ
形状とすると、その電磁力分布は破線で示す曲線
104となる。この曲線104は第3図の静圧分
布を示す曲線101と相似形であり、このような
形状の電磁界発生手段98を用いることにより、
縮径部22とタンデイツシユノズル14の内面と
の距離を周方向に沿つてほぼ均一にすることが可
能となる。
電磁界発生手段99は、その素線がモールド3
の軸線のまわりに巻回されて構成されるコイルで
ある。電磁界発生手段99の素線に第2図の紙面
に垂直でその紙面の背後に向けて電流が流れたと
き、モールド3の内の溶融金属12には、第2図
の紙面の手前に向けて参照符105で示される渦
電流が生じるとともに、矢符106の方向に磁界
が生じる。そのため、モールド3内の溶融金属1
2には、引抜き方向45に沿う前方に向けて矢符
107で示される電磁力が発生する。しかも電磁
界発生手段99は下方になるにつれて引抜き方向
45の前方に向かうように、モールド3の軸線と
角度θだけ傾斜して設けられている。これによつ
てモールド3内の溶融金属12には、その上部よ
りも下部において大きな電磁力が与えられること
になる。そのため、モールド3内の溶融金属12
は引抜き方向45に対してほぼ直角な平面を保
つ。したがつて、溶融金属12がモールド3の内
面に接触する位置における凝固条件が周方向全周
にわたつて均等になる。こうして溶融金属12の
モールド3内での接触長さすなわち冷却能力が上
下位置で異なることなく均一な冷却効果が得られ
る。
の軸線のまわりに巻回されて構成されるコイルで
ある。電磁界発生手段99の素線に第2図の紙面
に垂直でその紙面の背後に向けて電流が流れたと
き、モールド3の内の溶融金属12には、第2図
の紙面の手前に向けて参照符105で示される渦
電流が生じるとともに、矢符106の方向に磁界
が生じる。そのため、モールド3内の溶融金属1
2には、引抜き方向45に沿う前方に向けて矢符
107で示される電磁力が発生する。しかも電磁
界発生手段99は下方になるにつれて引抜き方向
45の前方に向かうように、モールド3の軸線と
角度θだけ傾斜して設けられている。これによつ
てモールド3内の溶融金属12には、その上部よ
りも下部において大きな電磁力が与えられること
になる。そのため、モールド3内の溶融金属12
は引抜き方向45に対してほぼ直角な平面を保
つ。したがつて、溶融金属12がモールド3の内
面に接触する位置における凝固条件が周方向全周
にわたつて均等になる。こうして溶融金属12の
モールド3内での接触長さすなわち冷却能力が上
下位置で異なることなく均一な冷却効果が得られ
る。
このような実施例においても、モールド3のタ
ンデイツシユノズル14寄りの端部付近における
モールドチユーブ33の周方向に沿ういずれかの
位置に、たとえば複数の熱電対108から成る位
置検出手段109を設ける。この位置検出手段1
09によつて検出される溶融金属12の接触開始
位置112が予め定めた一定の位置となるよう
に、電磁界発生手段98,99に供給される電力
を、制御手段(図示せず)によつて制御する。そ
れによつて、境界17付近における溶融金属12
の表層部に作用する静圧の変動に拘わらず、接触
開始位置112がほぼ一定の位置となり、良好な
鋳片を得ることができる。また離反開始位置11
3も一定に保たれるので、潤滑剤46のノズル4
2が閉塞されることもない。
ンデイツシユノズル14寄りの端部付近における
モールドチユーブ33の周方向に沿ういずれかの
位置に、たとえば複数の熱電対108から成る位
置検出手段109を設ける。この位置検出手段1
09によつて検出される溶融金属12の接触開始
位置112が予め定めた一定の位置となるよう
に、電磁界発生手段98,99に供給される電力
を、制御手段(図示せず)によつて制御する。そ
れによつて、境界17付近における溶融金属12
の表層部に作用する静圧の変動に拘わらず、接触
開始位置112がほぼ一定の位置となり、良好な
鋳片を得ることができる。また離反開始位置11
3も一定に保たれるので、潤滑剤46のノズル4
2が閉塞されることもない。
第5図は本発明の一実施例の正面図であり、第
6図は第5図の切断面線−から見た断面図で
あり、第7図は第6図の切断面線−から見た
断面図である。この実施例では、前述の第2図〜
第4図の構成における電磁界発生手段99の傾斜
角度θを駆動手段としての油圧シリンダ115に
よつて変化させ、境界17付近の静圧変動に拘わ
らず溶融金属12の接触開始位置を全周にわたつ
て同一の設定位置に維持する。
6図は第5図の切断面線−から見た断面図で
あり、第7図は第6図の切断面線−から見た
断面図である。この実施例では、前述の第2図〜
第4図の構成における電磁界発生手段99の傾斜
角度θを駆動手段としての油圧シリンダ115に
よつて変化させ、境界17付近の静圧変動に拘わ
らず溶融金属12の接触開始位置を全周にわたつ
て同一の設定位置に維持する。
コイルである電磁界発生手段99は、その下部
が上部よりも引抜き方向45下流側となつた姿勢
となつている。溶融金属12のモールドチユーブ
内面との接触開始位置は、前述のように、上部と
下部とが軸線方向同一位置となつているか、また
は上部が下部よりも後述の第10図のように引抜
き方向45上流側となつていなければならない。
この目的で、接触開始位置が上部で下部よりも引
抜き方向45下流側になるとき、電磁界発生手段
99の下部が溶融金属に近付くように、すなわち
角度θが大きくなるように、角変位駆動される。
これによつて、溶融金属の下部の前記接触開始位
置を引抜き方向45下流側に移動することがで
き、一方、溶融金属の上部の前記接触位置を引抜
き方向上流側に移動することができる。
が上部よりも引抜き方向45下流側となつた姿勢
となつている。溶融金属12のモールドチユーブ
内面との接触開始位置は、前述のように、上部と
下部とが軸線方向同一位置となつているか、また
は上部が下部よりも後述の第10図のように引抜
き方向45上流側となつていなければならない。
この目的で、接触開始位置が上部で下部よりも引
抜き方向45下流側になるとき、電磁界発生手段
99の下部が溶融金属に近付くように、すなわち
角度θが大きくなるように、角変位駆動される。
これによつて、溶融金属の下部の前記接触開始位
置を引抜き方向45下流側に移動することがで
き、一方、溶融金属の上部の前記接触位置を引抜
き方向上流側に移動することができる。
電磁界発生手段99は、不活性ガスが封入され
た非磁性体から成る収納箱116内に収納され、
この収納箱116は冷却水が流通する非磁性体か
ら成る冷却箱117内に固定的に設けられる。冷
却箱117の外周部には、タンデイツシユノズル
14の軸線に直角でかつ水平方向に延びる一対の
トラニオン軸118,119が固定される。これ
らのトラニオン軸118,119は、モールド3
に固定的に支持されたトラニオン軸受120,1
21によつて受けられる。
た非磁性体から成る収納箱116内に収納され、
この収納箱116は冷却水が流通する非磁性体か
ら成る冷却箱117内に固定的に設けられる。冷
却箱117の外周部には、タンデイツシユノズル
14の軸線に直角でかつ水平方向に延びる一対の
トラニオン軸118,119が固定される。これ
らのトラニオン軸118,119は、モールド3
に固定的に支持されたトラニオン軸受120,1
21によつて受けられる。
各トラニオン軸118,119は中空円筒体で
あり、収納箱116に接続された筒体122が一
方のトラニオン軸118を貫通して外方に突出さ
れる。この筒体122の外方端部は閉塞されてお
り、電磁界発生手段99ら接続するためのケーブ
ルを挿通する管体123が筒体122の外方端部
を同心に貫通して突出される。管体123の端部
には回転継手124を介して給電ケーブル125
が接続される。また筒体122の外方端部には、
回転継手126を介して封入ガス供給ホース12
7が接続される。なお、封入ガスの供給圧力は、
冷却箱117内の冷却水の圧力よりも大に設定さ
れており、それによつて収納箱116のシールが
不完全であつたとしても冷却水が収納箱116内
に流入して漏電などの事故が発生することが極力
防止される。
あり、収納箱116に接続された筒体122が一
方のトラニオン軸118を貫通して外方に突出さ
れる。この筒体122の外方端部は閉塞されてお
り、電磁界発生手段99ら接続するためのケーブ
ルを挿通する管体123が筒体122の外方端部
を同心に貫通して突出される。管体123の端部
には回転継手124を介して給電ケーブル125
が接続される。また筒体122の外方端部には、
回転継手126を介して封入ガス供給ホース12
7が接続される。なお、封入ガスの供給圧力は、
冷却箱117内の冷却水の圧力よりも大に設定さ
れており、それによつて収納箱116のシールが
不完全であつたとしても冷却水が収納箱116内
に流入して漏電などの事故が発生することが極力
防止される。
冷却箱117内には、他方のトラニオン軸11
9の軸線上で仕切板128によつて仕切られる。
トラニオン軸119内には、給水管129および
排水管130が挿入されており、給水管129お
よび排水管130の各一端部は仕切板128の両
側で冷却箱117にそれぞれ接続される。また給
水管129および排水管130の他端部は、トラ
ニオン軸119を同心に貫通して外方に突出され
る。給水管129の他端部には回転継手131を
介して給水ホース132が接続され、排水管13
0の他端部には回転継手133を介して排水ホー
ス134が接続される。したがつて冷却水は冷却
箱117内をほぼ一周して排出される。
9の軸線上で仕切板128によつて仕切られる。
トラニオン軸119内には、給水管129および
排水管130が挿入されており、給水管129お
よび排水管130の各一端部は仕切板128の両
側で冷却箱117にそれぞれ接続される。また給
水管129および排水管130の他端部は、トラ
ニオン軸119を同心に貫通して外方に突出され
る。給水管129の他端部には回転継手131を
介して給水ホース132が接続され、排水管13
0の他端部には回転継手133を介して排水ホー
ス134が接続される。したがつて冷却水は冷却
箱117内をほぼ一周して排出される。
油圧シリンダ115は他方のトラニオン軸11
9の近傍でモールド3に平行な軸線を有してモー
ルド3に固定される。他方のトラニオン軸119
の途中には半径方向外方に延びる駆動レバー13
5が固定されており、この駆動レバー135の外
方端部には駆動手段115のピストン棒136の
先端部がピン結合される。したがつて油圧シリン
ダ115を伸縮駆動することにより、トラニオン
軸118,119が軸線まわりに回動し、電磁界
発生手段99が矢符137で示すように揺動す
る。このようにして電磁界発生手段99がモール
ド3の軸線と成す角θが任意に調節される。
9の近傍でモールド3に平行な軸線を有してモー
ルド3に固定される。他方のトラニオン軸119
の途中には半径方向外方に延びる駆動レバー13
5が固定されており、この駆動レバー135の外
方端部には駆動手段115のピストン棒136の
先端部がピン結合される。したがつて油圧シリン
ダ115を伸縮駆動することにより、トラニオン
軸118,119が軸線まわりに回動し、電磁界
発生手段99が矢符137で示すように揺動す
る。このようにして電磁界発生手段99がモール
ド3の軸線と成す角θが任意に調節される。
モールドチユーブ33のタンデイツシユノズル
14寄りの端部付近には、溶融金属の接触開始位
置を検出するための位置検出手段138,139
が上部および下部にそれぞれ設けられる。これら
の位置検出手段138,139は後述の第8図で
示した制御手段32に与えられ、その制御手段3
2は溶融金属12の上部および下部の接触開始位
置がモールド3の軸線に沿つて予め設定された同
一の位置となるように、油圧シリンダ115を制
御する。
14寄りの端部付近には、溶融金属の接触開始位
置を検出するための位置検出手段138,139
が上部および下部にそれぞれ設けられる。これら
の位置検出手段138,139は後述の第8図で
示した制御手段32に与えられ、その制御手段3
2は溶融金属12の上部および下部の接触開始位
置がモールド3の軸線に沿つて予め設定された同
一の位置となるように、油圧シリンダ115を制
御する。
第8図は制御手段32の構成を示すブロツク図
である。位置検出手段138,139からの信号
は制御手段32の演算器87を介して比較器88
に与えられる。比較器88には設定器89からの
信号が入力されており、比較器88は演算器87
および設定器89からの両信号電圧の差に応じた
信号を制御部90に与える。制御部90は比較器
88からの信号に応じて油圧供給手段68を制御
し、これによつて油圧シリンダ115が強く働
く。このような制御手段32により、モールドチ
ユーブ33の内面への溶融金属12の接触開始位
置が上部および下部で軸線方向に沿う同一位置で
しかも予め設定した位置となるように、油圧シリ
ンダ115が働く。上述のごとくモールドチユー
ブ33の内面への溶融金属12の接触開始位置が
上部および下部で設定された同一の位置に保持さ
れると、溶融金属12の両側部も必然的に同一位
置となる。したがつて溶融金属12はモールドチ
ユーブ33の内面全周にわたつて軸線方向に沿う
同一の設定位置でモールドチユーブ33の内面に
接触を開始することになる。それによつて、モー
ルドチユーブ33内における冷却帯の長さが溶融
金属の全周にわたつて均等になり、凝固厚さが全
周にわたつて均一となるので良好な鋳片を得るこ
とができる。
である。位置検出手段138,139からの信号
は制御手段32の演算器87を介して比較器88
に与えられる。比較器88には設定器89からの
信号が入力されており、比較器88は演算器87
および設定器89からの両信号電圧の差に応じた
信号を制御部90に与える。制御部90は比較器
88からの信号に応じて油圧供給手段68を制御
し、これによつて油圧シリンダ115が強く働
く。このような制御手段32により、モールドチ
ユーブ33の内面への溶融金属12の接触開始位
置が上部および下部で軸線方向に沿う同一位置で
しかも予め設定した位置となるように、油圧シリ
ンダ115が働く。上述のごとくモールドチユー
ブ33の内面への溶融金属12の接触開始位置が
上部および下部で設定された同一の位置に保持さ
れると、溶融金属12の両側部も必然的に同一位
置となる。したがつて溶融金属12はモールドチ
ユーブ33の内面全周にわたつて軸線方向に沿う
同一の設定位置でモールドチユーブ33の内面に
接触を開始することになる。それによつて、モー
ルドチユーブ33内における冷却帯の長さが溶融
金属の全周にわたつて均等になり、凝固厚さが全
周にわたつて均一となるので良好な鋳片を得るこ
とができる。
この実施例によれば静圧の変動に対応して電磁
界発生手段99の傾斜角度θを容易に調節するこ
とができる。またトラニオン支持構造であるの
で、給電および給排水を極めて容易に行なうこと
ができる。しかも電磁界発生手段99が発生する
熱および溶融金属12から電磁界発生手段99に
与えられる熱が冷却水で吸収されるので、電磁界
発生手段99が過熱することはない。さらに、電
磁界発生手段99がモールド3側で支持されてい
るので、溶融金属12からの反力を受けるには都
合がよい。なお、モールド3を振動させるように
構成した場合には、電磁界発生手段99をモール
ド振動装置の架台で支持する必要がある。
界発生手段99の傾斜角度θを容易に調節するこ
とができる。またトラニオン支持構造であるの
で、給電および給排水を極めて容易に行なうこと
ができる。しかも電磁界発生手段99が発生する
熱および溶融金属12から電磁界発生手段99に
与えられる熱が冷却水で吸収されるので、電磁界
発生手段99が過熱することはない。さらに、電
磁界発生手段99がモールド3側で支持されてい
るので、溶融金属12からの反力を受けるには都
合がよい。なお、モールド3を振動させるように
構成した場合には、電磁界発生手段99をモール
ド振動装置の架台で支持する必要がある。
第9図は本発明の他の実施例の正面図である。
この実施例は前述の第5図〜第7図の実施例に類
似するが、注目すべきは電磁界発生手段99がモ
ールド3の軸線に沿つても移動自在であることで
ある。すなわち、トラニオン軸受120,121
は支持台車160上で支持されており、油圧シリ
ンダ151も同様に支持台車160で支持され
る。タンデイツシユノズル14およびモールド3
の下方には、タンデイツシユノズル14と平行に
延びるレール161が敷設されており、前記支持
台車160はレール161上を移動自在である。
支持台車160の下方における固定位置にはレー
ル161と平行な軸線を有する油圧シリンダ16
2が支持されており、油圧シリンダ162のピス
トン棒163は支持台車160にピン結合され
る。そのため油圧シリンダ162を伸縮駆動する
ことにより、支持台車160はレール161上を
両端のストツパ164,165間にわたつて移動
し、したがつて電磁界発生手段99はタンデイツ
シユノズル14の軸線に沿つて移動される。
この実施例は前述の第5図〜第7図の実施例に類
似するが、注目すべきは電磁界発生手段99がモ
ールド3の軸線に沿つても移動自在であることで
ある。すなわち、トラニオン軸受120,121
は支持台車160上で支持されており、油圧シリ
ンダ151も同様に支持台車160で支持され
る。タンデイツシユノズル14およびモールド3
の下方には、タンデイツシユノズル14と平行に
延びるレール161が敷設されており、前記支持
台車160はレール161上を移動自在である。
支持台車160の下方における固定位置にはレー
ル161と平行な軸線を有する油圧シリンダ16
2が支持されており、油圧シリンダ162のピス
トン棒163は支持台車160にピン結合され
る。そのため油圧シリンダ162を伸縮駆動する
ことにより、支持台車160はレール161上を
両端のストツパ164,165間にわたつて移動
し、したがつて電磁界発生手段99はタンデイツ
シユノズル14の軸線に沿つて移動される。
この実施例では、電磁界発生手段99を引抜き
方向45に沿つて移動することができるので、溶
融金属12の接触開始位置を変化させ、冷却条件
を変化させることができる。
方向45に沿つて移動することができるので、溶
融金属12の接触開始位置を変化させ、冷却条件
を変化させることができる。
本発明のさらに他の実施例として、第10図に
簡略化して示すように、モールドチユーブ33の
下部における接触開始位置166を、上部におけ
る接触開始位置167よりも引抜き方向45に沿
う前方位置に制御するようにしてもよい。こうす
れば溶融金属12のモールドチユーブ33との接
触長さが上下で異なり、下部の接触長さが小とな
るが、溶融金属12の下部の方がモールドチユー
ブ33への接触圧が大である。そのため、接触長
さが比較的短くても冷却条件は上部と均等にな
り、したがつて溶融金属12の全周にわたつて凝
固厚さを均一にすることができる。
簡略化して示すように、モールドチユーブ33の
下部における接触開始位置166を、上部におけ
る接触開始位置167よりも引抜き方向45に沿
う前方位置に制御するようにしてもよい。こうす
れば溶融金属12のモールドチユーブ33との接
触長さが上下で異なり、下部の接触長さが小とな
るが、溶融金属12の下部の方がモールドチユー
ブ33への接触圧が大である。そのため、接触長
さが比較的短くても冷却条件は上部と均等にな
り、したがつて溶融金属12の全周にわたつて凝
固厚さを均一にすることができる。
本発明の他の実施例として油圧シリンダ115
は、空気圧シリンダであつてもよく、またモータ
であつてもよい。また上述の各実施例では、タン
デイツシユノズル14およびモールド3の軸直角
断面が矩形である場合を示したが、タンデイツシ
ユノズル14およびモールド3の軸直角断面は円
形であつてもよい。
は、空気圧シリンダであつてもよく、またモータ
であつてもよい。また上述の各実施例では、タン
デイツシユノズル14およびモールド3の軸直角
断面が矩形である場合を示したが、タンデイツシ
ユノズル14およびモールド3の軸直角断面は円
形であつてもよい。
本発明の他の実施例としてモールド3の出口に
おいて、溶融金属12の上下表層部における凝固
シエルの厚さを測定する凝固厚み計を設けてもよ
い。これらの凝固厚み計は第8図において、参照
符91,92で示され、それらによる検出値は、
第8図で示すように、制御手段32の演算器93
を介して比較器88に与えられる。このようにす
れば、モールド3の出口における凝固シエルの厚
さが駆動手段31の制御にフイードバツクされる
ことになり、より精密な制御が可能となる。な
お、凝固厚み計91,92に代えて、輻射表面温
度計であつてもよい。凝固シエルの厚さが下部で
上部より大きいとき、前記角度θが大きくなるよ
うに変位する。そのため溶融金属12の下部に中
心方向の大きな電磁力が作用し、前記接触開始位
置を引抜き方向下流側に移動することができ、あ
るいは、溶融金属12の下部のモールドチユーブ
33内面との接触圧を小さくすることができる。
こうして凝固シエルの厚さを、モールド3の出口
において上部と下部とで等しくすることができ
る。
おいて、溶融金属12の上下表層部における凝固
シエルの厚さを測定する凝固厚み計を設けてもよ
い。これらの凝固厚み計は第8図において、参照
符91,92で示され、それらによる検出値は、
第8図で示すように、制御手段32の演算器93
を介して比較器88に与えられる。このようにす
れば、モールド3の出口における凝固シエルの厚
さが駆動手段31の制御にフイードバツクされる
ことになり、より精密な制御が可能となる。な
お、凝固厚み計91,92に代えて、輻射表面温
度計であつてもよい。凝固シエルの厚さが下部で
上部より大きいとき、前記角度θが大きくなるよ
うに変位する。そのため溶融金属12の下部に中
心方向の大きな電磁力が作用し、前記接触開始位
置を引抜き方向下流側に移動することができ、あ
るいは、溶融金属12の下部のモールドチユーブ
33内面との接触圧を小さくすることができる。
こうして凝固シエルの厚さを、モールド3の出口
において上部と下部とで等しくすることができ
る。
上述のごとく本件第1発明によれば、溶融金属
のモールドへの接触開始位置が予め設定した位置
となるようにコイルが上下に変位されるので、溶
融金属の重力補償を確実に行なうことができるよ
うになり、溶融金属の表層部に作用する静圧の変
動に拘らず、常に安定した冷却条件で冷却を達成
することができ、良好な鋳片を得ることができ
る。また、タンデイツシユノズルから溶融金属が
離反する位置も設定位置に保持されるので、潤滑
剤を安定的に供給することもできる。
のモールドへの接触開始位置が予め設定した位置
となるようにコイルが上下に変位されるので、溶
融金属の重力補償を確実に行なうことができるよ
うになり、溶融金属の表層部に作用する静圧の変
動に拘らず、常に安定した冷却条件で冷却を達成
することができ、良好な鋳片を得ることができ
る。また、タンデイツシユノズルから溶融金属が
離反する位置も設定位置に保持されるので、潤滑
剤を安定的に供給することもできる。
また本件第2発明によれば、モールド出口にお
ける鋳造体の上下の凝固シエルの厚さをほぼ等し
くすることができ、これによつて溶融金属の全周
にわたつて凝固厚さを均一にすることができる。
このようにして常に安定した冷却条件で冷却を達
成することができ、良好な鋳片を得ることができ
る。
ける鋳造体の上下の凝固シエルの厚さをほぼ等し
くすることができ、これによつて溶融金属の全周
にわたつて凝固厚さを均一にすることができる。
このようにして常に安定した冷却条件で冷却を達
成することができ、良好な鋳片を得ることができ
る。
第1図は本発明の基礎となる構成を示す全体の
系統図、第2図は本発明の基礎となる構成を示す
モールド3付近の拡大断面図、第3図は第2図に
おける境界17付近の溶融金属12の表層部に作
用する静圧分布を示す図、第4図は電磁力分布を
示す図、第5図は本発明の他の実施例の正面図、
第6図は第5図の切断面線−から見た断面
図、第7図は第6図の切断面線−から見た断
面図、第8図は制御手段32の構成を示すブロツ
ク図、第9図および第10図は本発明の他の各実
施例の簡略化した断面図である。 3……モールド、12……溶融金属、14……
タンデイツシユノズル、17……境界、98,9
9……電磁界発生手段、112,166,167
……接触開始位置、24……凝固シエル、10
9,138,139……位置検出手段、32……
制御手段、31……駆動手段、45……引抜き方
向、115……油圧シリンダ、160……支持台
車。
系統図、第2図は本発明の基礎となる構成を示す
モールド3付近の拡大断面図、第3図は第2図に
おける境界17付近の溶融金属12の表層部に作
用する静圧分布を示す図、第4図は電磁力分布を
示す図、第5図は本発明の他の実施例の正面図、
第6図は第5図の切断面線−から見た断面
図、第7図は第6図の切断面線−から見た断
面図、第8図は制御手段32の構成を示すブロツ
ク図、第9図および第10図は本発明の他の各実
施例の簡略化した断面図である。 3……モールド、12……溶融金属、14……
タンデイツシユノズル、17……境界、98,9
9……電磁界発生手段、112,166,167
……接触開始位置、24……凝固シエル、10
9,138,139……位置検出手段、32……
制御手段、31……駆動手段、45……引抜き方
向、115……油圧シリンダ、160……支持台
車。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 タンデイツシユノズルとそれよりも大きい内
径を有するモールドとの少なくとも境界付近を外
囲してその半径方向に間隔をあけて巻回されて構
成され、タンデイツシユノズルとモールドとの軸
線に垂直な水平軸線まわりに角変位可能に設けら
れ、交流電力によつて励磁され、溶融金属がタン
デイツシユノズルとモールドとの境界付近で縮径
するように溶融金属に中心方向に向けて電磁力を
作用させるコイルと、 縮径した溶融金属のモールド内面への上下の各
接触開始位置を検出する検出手段と、 前記コイルを、タンデイツシユノズルとモール
ドの軸線に直角な水平軸線まわりに角変位する駆
動手段と、 前記検出手段の検出出力に応答し、接触開始位
置が上部で下部よりも引抜き方向下流側になると
き、コイルの下部がコイルの上部よりも引抜き方
向下流側となつた姿勢でコイルの下部が溶融金属
に近付くように駆動手段によるコイルの角変位量
を制御する制御手段とを含むことを特徴とする水
平連続鋳造装置。 2 タンデイツシユノズルとそれよりも大きい内
径を有するモールドとの少なくとも境界付近を外
囲してその半径方向に間隔をあけて巻回されて構
成され、タンデイツシユノズルとモールドとの軸
線に直角な水平軸線まわりに角変位可能に設けら
れ、交流電力によつて励磁され、溶融金属がタン
デイツシユノズルとモールドとの境界付近で縮径
するように溶融金属に中心方向に向けて電磁力を
作用させるコイルと、 モールド出口における鋳造体の上下の凝固シエ
ルの厚さを検出する検出手段と、 前記コイルをタンデイツシユノズルとモールド
の軸線に直角な水平軸線まわりに角変位する駆動
手段と、 前記検出手段の検出出力に応答し、凝固シエル
の厚さが下部で上部よりも大きいとき、コイルの
下部がコイルの上部よりも引抜き方向下流側とな
つた姿勢でコイルの下部が溶融金属に近付くよう
に駆動手段によるコイルの角変位量を制御する制
御手段とを含むことを特徴とする水平連続鋳造装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3871087A JPS62187548A (ja) | 1987-02-21 | 1987-02-21 | 水平連続鋳造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3871087A JPS62187548A (ja) | 1987-02-21 | 1987-02-21 | 水平連続鋳造装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18588081A Division JPS5886958A (ja) | 1981-11-18 | 1981-11-18 | 水平連続鋳造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62187548A JPS62187548A (ja) | 1987-08-15 |
| JPS645986B2 true JPS645986B2 (ja) | 1989-02-01 |
Family
ID=12532873
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3871087A Granted JPS62187548A (ja) | 1987-02-21 | 1987-02-21 | 水平連続鋳造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62187548A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12082594B2 (en) | 2018-08-08 | 2024-09-10 | Meiji Co., Ltd. | Method for producing liquid fermented milk |
-
1987
- 1987-02-21 JP JP3871087A patent/JPS62187548A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US12082594B2 (en) | 2018-08-08 | 2024-09-10 | Meiji Co., Ltd. | Method for producing liquid fermented milk |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62187548A (ja) | 1987-08-15 |
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