JPS647156B2 - - Google Patents
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- JPS647156B2 JPS647156B2 JP23176586A JP23176586A JPS647156B2 JP S647156 B2 JPS647156 B2 JP S647156B2 JP 23176586 A JP23176586 A JP 23176586A JP 23176586 A JP23176586 A JP 23176586A JP S647156 B2 JPS647156 B2 JP S647156B2
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Landscapes
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- Drying Of Semiconductors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は、ドライエツチング技術に係わり、特
にマグネトロン放電を利用したドライエツチング
装置及びその製造方法に関する。
にマグネトロン放電を利用したドライエツチング
装置及びその製造方法に関する。
(従来の技術)
近年、高集積デバイス製造のための微細加工に
は、主として反応性イオンエツチング技術が使用
されている。反応性イオンエツチング技術とは、
一対の対向する電極を有する真空チヤンバ内の片
方の電極上に被処理基体を置き、例えばCF4等の
ハロゲン原子を含有するガスを該チヤンバ内に導
入し、上記一対の電極間に高周波電力を印加して
ガスを放電せしめ、発生したイオンやラジカルを
用いて被処理基体をエツチングする方法である。
は、主として反応性イオンエツチング技術が使用
されている。反応性イオンエツチング技術とは、
一対の対向する電極を有する真空チヤンバ内の片
方の電極上に被処理基体を置き、例えばCF4等の
ハロゲン原子を含有するガスを該チヤンバ内に導
入し、上記一対の電極間に高周波電力を印加して
ガスを放電せしめ、発生したイオンやラジカルを
用いて被処理基体をエツチングする方法である。
上記方法を利用したエツチング装置では、大型
チヤンバ内に例えば10〜20枚の被処理基体を一度
に入れてエツチングを行うバツチ式装置と、小形
チヤンバ内に1枚の被処理基体のみを入れてエツ
チングを行う枚葉式装置とがある。LSIのパター
ンは今後も益々微細化し、且つSiウエハ径は8イ
ンチや12インチと拡大する一途を辿つている。従
つて、大口径ウエハ表面に上に均一に極微細パタ
ーンを形成するためには、枚葉式装置の方が有利
であり、この方式が徐々にではあるが主流になり
つつある。当然のことであるが、枚葉式エツチン
グ装置は、もしエツチング速度が等しければ、バ
ツチ式エツチング装置に比較して処理能力は低
い。従つて、枚葉式エツチング装置では、磁場を
利用してマグネトロン放電を起こす、或いはホロ
ーカソード放電を起こす等、放電効率を高める工
夫がなされている。
チヤンバ内に例えば10〜20枚の被処理基体を一度
に入れてエツチングを行うバツチ式装置と、小形
チヤンバ内に1枚の被処理基体のみを入れてエツ
チングを行う枚葉式装置とがある。LSIのパター
ンは今後も益々微細化し、且つSiウエハ径は8イ
ンチや12インチと拡大する一途を辿つている。従
つて、大口径ウエハ表面に上に均一に極微細パタ
ーンを形成するためには、枚葉式装置の方が有利
であり、この方式が徐々にではあるが主流になり
つつある。当然のことであるが、枚葉式エツチン
グ装置は、もしエツチング速度が等しければ、バ
ツチ式エツチング装置に比較して処理能力は低
い。従つて、枚葉式エツチング装置では、磁場を
利用してマグネトロン放電を起こす、或いはホロ
ーカソード放電を起こす等、放電効率を高める工
夫がなされている。
ところで、マグネトロン放電を利用したドライ
エツチング装置では、まる真空容器内に一定の圧
力のエツチング用ガスを導入し、高周波放電によ
つて陰極と陽極との間にプラズマを形成する。そ
の時、陰極表面に形成されるイオンシースと呼ば
れる領域に誘起される電界と磁場発生器の形成す
る磁界とが直交する領域で電子がドリフト運動を
起こし、高密度のプラズマが形成される。そし
て、このプラズマ中のイオンにより被処理基体が
高速にエツチングされる。また、磁場発生器を陽
極側に配置し、これを陽極に沿つて移動させるこ
とにより、被処理基体を均一にエツチングするこ
とができる。
エツチング装置では、まる真空容器内に一定の圧
力のエツチング用ガスを導入し、高周波放電によ
つて陰極と陽極との間にプラズマを形成する。そ
の時、陰極表面に形成されるイオンシースと呼ば
れる領域に誘起される電界と磁場発生器の形成す
る磁界とが直交する領域で電子がドリフト運動を
起こし、高密度のプラズマが形成される。そし
て、このプラズマ中のイオンにより被処理基体が
高速にエツチングされる。また、磁場発生器を陽
極側に配置し、これを陽極に沿つて移動させるこ
とにより、被処理基体を均一にエツチングするこ
とができる。
しかしながら、この種の装置にあつては次のよ
うな問題があつた。即ち、一般にエツチング装置
を構成する部品の材料はステンレス鋼が用いられ
るが、ステンレス鋼は切削,溶接等の加工時にそ
の透磁率が変化し、強磁性体化することが知られ
ている。このような強磁性化した材料を用いてド
ライエツチング装置を構成した場合、以下の〜
のような問題が生じる。
うな問題があつた。即ち、一般にエツチング装置
を構成する部品の材料はステンレス鋼が用いられ
るが、ステンレス鋼は切削,溶接等の加工時にそ
の透磁率が変化し、強磁性体化することが知られ
ている。このような強磁性化した材料を用いてド
ライエツチング装置を構成した場合、以下の〜
のような問題が生じる。
陽極が強磁性体の場合、多くの磁力線が陽極
内部を通るため、磁場発生器から陰極側へ与え
られる磁界強度が著しく低下し、エツチング速
度が低下する。
内部を通るため、磁場発生器から陰極側へ与え
られる磁界強度が著しく低下し、エツチング速
度が低下する。
真空容器の側面が強磁性体の場合、真空容器
の側面に近い磁極からの磁力線が真空容器側面
へ引き込まれ、磁界が不均一となりエツチング
の均一性を乱す。また、放電電流の集中を起こ
し、全体的なエツチング速度の低下を来たす。
そして、この問題は陽極側に磁場発生器を設置
した場合に顕著に現われる。
の側面に近い磁極からの磁力線が真空容器側面
へ引き込まれ、磁界が不均一となりエツチング
の均一性を乱す。また、放電電流の集中を起こ
し、全体的なエツチング速度の低下を来たす。
そして、この問題は陽極側に磁場発生器を設置
した場合に顕著に現われる。
陰極が強磁性体の場合、磁場発生器からの磁
力線は陰極へ引寄せられ、多くの磁力線が陰極
内部を通過するようになる。このため、陰極上
の陰極と平行な磁界成分(電界と直交する成
分)が低下し、エツチング速度が低下する。ま
た、陰極上での磁界強度の変化が大きくなり、
被処理基体にプラズマから照射されるイオンの
軌道が曲げられる。このため、エツチング形成
の悪化を招いたり、或いは場所によつてエツチ
ング形状が異なつたものとなる。
力線は陰極へ引寄せられ、多くの磁力線が陰極
内部を通過するようになる。このため、陰極上
の陰極と平行な磁界成分(電界と直交する成
分)が低下し、エツチング速度が低下する。ま
た、陰極上での磁界強度の変化が大きくなり、
被処理基体にプラズマから照射されるイオンの
軌道が曲げられる。このため、エツチング形成
の悪化を招いたり、或いは場所によつてエツチ
ング形状が異なつたものとなる。
(発明が解決しようとする問題点)
このように従来のマグネトロン放電利用のドラ
イエツチング装置では、真空容器、第1の電極
(陰極)及び第2の電極(陽極)等の形成材料と
して非磁性材料を用いたとしても、装置製作時に
これらの材料が高透磁率化するため、磁界の均一
性や磁界強度が低下し、エツチング速度の低下や
エツチング形状の悪化等を招くと云う欠点があつ
た。さらに、この欠点は、磁場発生器を陽極側に
配置するドライエツチング装置において顕著に現
れる。
イエツチング装置では、真空容器、第1の電極
(陰極)及び第2の電極(陽極)等の形成材料と
して非磁性材料を用いたとしても、装置製作時に
これらの材料が高透磁率化するため、磁界の均一
性や磁界強度が低下し、エツチング速度の低下や
エツチング形状の悪化等を招くと云う欠点があつ
た。さらに、この欠点は、磁場発生器を陽極側に
配置するドライエツチング装置において顕著に現
れる。
また、最近の半導体素子製造工程では、エツチ
ングパターンの幅に対する深さの大きい、所謂ア
スペクト比の大きな溝を形成する技術が強く要望
されているが、上記の問題がアスペクト比の大き
な溝形成を妨げる要因となつている。
ングパターンの幅に対する深さの大きい、所謂ア
スペクト比の大きな溝を形成する技術が強く要望
されているが、上記の問題がアスペクト比の大き
な溝形成を妨げる要因となつている。
本発明は上記事情を考慮してなされたもので、
その目的とするところは、磁場の不均一化や磁界
強度の低下を招く要因をなくし、被処理基体が載
置される第1の電極上に均一で十分大きな磁場を
形成することができ、エツチング速度の高速化及
びエツチング形状の向上をはかり得るドライエツ
チングを提供することにある。
その目的とするところは、磁場の不均一化や磁界
強度の低下を招く要因をなくし、被処理基体が載
置される第1の電極上に均一で十分大きな磁場を
形成することができ、エツチング速度の高速化及
びエツチング形状の向上をはかり得るドライエツ
チングを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、上記エツチング速
度の高速化及びエツチング形状の均一化をはかり
得るドライエツチング装置の製造方法を提供する
ことにある。
度の高速化及びエツチング形状の均一化をはかり
得るドライエツチング装置の製造方法を提供する
ことにある。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
本発明の骨子は、磁性体化して磁場の均一化を
乱す要因となる、真空容器、第1及び第2の電極
を完全に非磁性体とすることにある。
乱す要因となる、真空容器、第1及び第2の電極
を完全に非磁性体とすることにある。
即ち本発明は、被処理基体が載置される第1の
電極及びこれに対向配置した第2の電極を備えた
真空容器と、この容器内に所定のガスを導入する
手段と、上記容器内のガスを排気する手段と前記
第1及び第2の電極間に高周波電力を印加する手
段と、少なくとも前記第1及び第2の電極の間に
磁界を発生せしめる手段とを具備したドライエツ
チング装置において、前記容器、第1及び第2の
電極をそれぞれ非磁性材料で形成するようにした
ものである。
電極及びこれに対向配置した第2の電極を備えた
真空容器と、この容器内に所定のガスを導入する
手段と、上記容器内のガスを排気する手段と前記
第1及び第2の電極間に高周波電力を印加する手
段と、少なくとも前記第1及び第2の電極の間に
磁界を発生せしめる手段とを具備したドライエツ
チング装置において、前記容器、第1及び第2の
電極をそれぞれ非磁性材料で形成するようにした
ものである。
また本発明は、上記構成のドライエツチング装
置を製造する際に、前記容器、第1及び第2の電
極の材料としてそれぞれ非磁性材料を用い、且つ
これらを加工組立てした後に、該材料のキユリー
点以上の温度で熱処理を施すようにした方法であ
る。
置を製造する際に、前記容器、第1及び第2の電
極の材料としてそれぞれ非磁性材料を用い、且つ
これらを加工組立てした後に、該材料のキユリー
点以上の温度で熱処理を施すようにした方法であ
る。
(作用)
本発明によれば、容器、第1及び第2の電極を
最終的に非磁性体としているので、第1の電極
(陰極)近傍における磁界強度の低下や磁界の不
均一化を防止することが可能となる。従つて、第
1の電極近傍で十分大きな磁界強度を得ることが
でき、高速エツチングが可能となる。また、容器
内での磁場の偏りがなくなり、均一性の高いエツ
チングが実現できる。さらに、エツチング形状が
場所により異なる等の問題を解消することができ
る。
最終的に非磁性体としているので、第1の電極
(陰極)近傍における磁界強度の低下や磁界の不
均一化を防止することが可能となる。従つて、第
1の電極近傍で十分大きな磁界強度を得ることが
でき、高速エツチングが可能となる。また、容器
内での磁場の偏りがなくなり、均一性の高いエツ
チングが実現できる。さらに、エツチング形状が
場所により異なる等の問題を解消することができ
る。
(実施例)
以下、本発明の詳細を図示の実施例によつて説
明する。
明する。
第1図は本発明の一実施例に係わるドライエツ
チング装置を示す概略構成図である。図中11は
非磁性ステンレス鋼等からなる真空容器であり、
この容器11は接地されている。容器11内に
は、ガス導入口11aを介して所定のエツチング
ガスが導入される。そして、容器11内のガスは
ガス排気口11bを介して排気されるものとなつ
ている。
チング装置を示す概略構成図である。図中11は
非磁性ステンレス鋼等からなる真空容器であり、
この容器11は接地されている。容器11内に
は、ガス導入口11aを介して所定のエツチング
ガスが導入される。そして、容器11内のガスは
ガス排気口11bを介して排気されるものとなつ
ている。
容器11内の底部には、Siウエハ等の被処理基
体12を載置する陰極(第1の電極)13が設置
されている。この電極13は、容器11と同様に
非磁性ステンレス鋼等からなるもので、絶縁体1
4を介して容器11の底部に固定されている。陰
極13には水冷管15が接続され、水冷管15に
冷却水を流すことにより、陰極13は冷却される
ものとなつている。また、陰極13には上記水冷
管15をリードとして、マツチング回路16を介
して高周波電源17が接続されている。そして、
電極13と対向する容器11の上壁19が陽極
(第2の電極)として作用するものとなつている。
体12を載置する陰極(第1の電極)13が設置
されている。この電極13は、容器11と同様に
非磁性ステンレス鋼等からなるもので、絶縁体1
4を介して容器11の底部に固定されている。陰
極13には水冷管15が接続され、水冷管15に
冷却水を流すことにより、陰極13は冷却される
ものとなつている。また、陰極13には上記水冷
管15をリードとして、マツチング回路16を介
して高周波電源17が接続されている。そして、
電極13と対向する容器11の上壁19が陽極
(第2の電極)として作用するものとなつている。
一方、容器11の上方部には、NSの磁極間隙
を有する複数の永久磁石からなる磁場発生器21
が配置されている。この磁場発生器21は、偏芯
軸22を中心として駆動機構23により回転せら
れる。そして、この回転により、磁場発生器21
の磁石が陽極19上で移動するものとなつてい
る。
を有する複数の永久磁石からなる磁場発生器21
が配置されている。この磁場発生器21は、偏芯
軸22を中心として駆動機構23により回転せら
れる。そして、この回転により、磁場発生器21
の磁石が陽極19上で移動するものとなつてい
る。
また、上記容器11,陰極13及び陽極19
は、本来非磁性材料であるが、切削り加工や溶接
等により容易に磁性化する。そこで本実施例で
は、後述する如く非磁性ステンレス鋼のキユリー
点以上の熱処理を施す等して、容器11,陰極1
3及び陽極19を最終的に非磁性体に保持してい
る。なお、これらの部分以外、つまり容器11付
近のガス配管,冷却用配管等も非磁性材料で形成
し、上記と同様の処理を施すのが望ましい。
は、本来非磁性材料であるが、切削り加工や溶接
等により容易に磁性化する。そこで本実施例で
は、後述する如く非磁性ステンレス鋼のキユリー
点以上の熱処理を施す等して、容器11,陰極1
3及び陽極19を最終的に非磁性体に保持してい
る。なお、これらの部分以外、つまり容器11付
近のガス配管,冷却用配管等も非磁性材料で形成
し、上記と同様の処理を施すのが望ましい。
このような構成であれば、真空容器11,陰極
13及び陽極19が最終的にも非磁性体であるの
で、磁界の形成に何等影響を与えない。このた
め、これらの材料により磁場発生器21からの磁
界が乱されることはなく、陰極13上に均一で十
分大きな磁界を形成することができる。
13及び陽極19が最終的にも非磁性体であるの
で、磁界の形成に何等影響を与えない。このた
め、これらの材料により磁場発生器21からの磁
界が乱されることはなく、陰極13上に均一で十
分大きな磁界を形成することができる。
ここで、容器11,陰極13或いは陽極19が
透磁率の高い材料、つまり磁性体で形成された場
合の磁界の変化を第2図を参照して説明する。な
お、第2図において右半分は本実施例による非磁
性体、左半分は従来例による磁性体であると仮定
する。まず、陽極19が磁性体である場合、第2
図aに示す如く、陽極19の裏面側に配置された
磁石からの磁力線31は、その多くが陽極19内
をぬけていき、容器11内に入り難くなる。これ
は、所謂磁気シールドを施した場合と同様であ
り、従つて電極13,19間でマグネトロンプラ
ズマを形成するだけの磁界を発生することはでき
ない。これに対し本実施例では、磁石からの磁力
線30は陽極19に影響されずに、磁石の設計値
通りの磁界強度,磁力線分布が得られることにな
る。
透磁率の高い材料、つまり磁性体で形成された場
合の磁界の変化を第2図を参照して説明する。な
お、第2図において右半分は本実施例による非磁
性体、左半分は従来例による磁性体であると仮定
する。まず、陽極19が磁性体である場合、第2
図aに示す如く、陽極19の裏面側に配置された
磁石からの磁力線31は、その多くが陽極19内
をぬけていき、容器11内に入り難くなる。これ
は、所謂磁気シールドを施した場合と同様であ
り、従つて電極13,19間でマグネトロンプラ
ズマを形成するだけの磁界を発生することはでき
ない。これに対し本実施例では、磁石からの磁力
線30は陽極19に影響されずに、磁石の設計値
通りの磁界強度,磁力線分布が得られることにな
る。
また、容器11の側面が磁性体である場合、第
2図bに示す如く、磁石からの磁力線32は容器
11の側面に誘起される磁気に引かれ、磁力線の
分布が大幅に変化する。この変化は結果的に陰極
13の周辺部分での磁界強度を強める。従つて、
その部分での放電を強め、エツチングの均一性に
著しく影響を与えると同時に、エツチング速度の
低下を引起こす。これに対し本実施例では、陰極
13付近で強くその他で弱くなるような設計通り
の磁力線分布を得ることができるのである。
2図bに示す如く、磁石からの磁力線32は容器
11の側面に誘起される磁気に引かれ、磁力線の
分布が大幅に変化する。この変化は結果的に陰極
13の周辺部分での磁界強度を強める。従つて、
その部分での放電を強め、エツチングの均一性に
著しく影響を与えると同時に、エツチング速度の
低下を引起こす。これに対し本実施例では、陰極
13付近で強くその他で弱くなるような設計通り
の磁力線分布を得ることができるのである。
また、陰極13が磁性体である場合、第2図c
に示す如く、深刻な問題が発生する。即ち、陽極
19側から磁力線33は陰極13に引き込まれる
形となり、陰極13上の陰極13と平行な磁界成
分を弱める。同時に、陰極13と垂直成分を増長
するため、陰極13上での磁界強度の変化を急峻
なものに変えてしまう。このようにして形成され
た変化の大きい磁界分布はエツチングの均一性を
低下させるのみならず、陰極13上に形成される
セルフバイアス電圧(シース内に誘起される電圧
であり、これによりイオンがウエハ側へ加速され
エツチングを引き起こす)を場所により大きく変
化させてしまう。つまり、場所によつてウエハに
照射されるイオンのエネルギーが変化する。さら
に、空間電荷の差から、斜めに加速されるイオン
が発生しエツチングパターンの側壁をえぐる現象
や、細いパターンでのエツチング速度の低下等の
問題を引起こす。
に示す如く、深刻な問題が発生する。即ち、陽極
19側から磁力線33は陰極13に引き込まれる
形となり、陰極13上の陰極13と平行な磁界成
分を弱める。同時に、陰極13と垂直成分を増長
するため、陰極13上での磁界強度の変化を急峻
なものに変えてしまう。このようにして形成され
た変化の大きい磁界分布はエツチングの均一性を
低下させるのみならず、陰極13上に形成される
セルフバイアス電圧(シース内に誘起される電圧
であり、これによりイオンがウエハ側へ加速され
エツチングを引き起こす)を場所により大きく変
化させてしまう。つまり、場所によつてウエハに
照射されるイオンのエネルギーが変化する。さら
に、空間電荷の差から、斜めに加速されるイオン
が発生しエツチングパターンの側壁をえぐる現象
や、細いパターンでのエツチング速度の低下等の
問題を引起こす。
これに対し本実施例では、磁界は乱されること
なく陰極13付近に供給されるため、均一性は極
めて高くなり、また磁界分布も緩やかに供給する
ことが可能となり、斜めにウエハに照射されるイ
オンの発生をなくすことができる。従つて、ウエ
ハ全面で多くの垂直なイオン照射が可能となり、
所望のエツチング形状を高速に且つ均一性良く達
成することができる。
なく陰極13付近に供給されるため、均一性は極
めて高くなり、また磁界分布も緩やかに供給する
ことが可能となり、斜めにウエハに照射されるイ
オンの発生をなくすことができる。従つて、ウエ
ハ全面で多くの垂直なイオン照射が可能となり、
所望のエツチング形状を高速に且つ均一性良く達
成することができる。
なお、上記の説明では容器11,陰極13及び
陽極19のいずれか一つが磁性体である場合につ
いて説明したが、これらの複数が磁性体である場
合、磁界分布の変化がより複雑なものとなり、同
様にエツチング速度の低下やエツチング形状の不
均一化を招くことになる。
陽極19のいずれか一つが磁性体である場合につ
いて説明したが、これらの複数が磁性体である場
合、磁界分布の変化がより複雑なものとなり、同
様にエツチング速度の低下やエツチング形状の不
均一化を招くことになる。
次に、本発明に係わる非磁性化処理を付加した
ドライエツチング装置の製造方法、特に容器1
1,陰極13及び陽極19の製造方法について、
第3図を参照して説明する。第3図はステンレス
鋼を用いた場合の加工工程を示す流れ作業図であ
る。材料としては、耐蝕性に優れた非磁性ステン
レス鋼(SUS316,SUS310s)を使用した。本来
このステンレス鋼非磁性材料であるが、加工の段
階で磁性体化することが知られている。
ドライエツチング装置の製造方法、特に容器1
1,陰極13及び陽極19の製造方法について、
第3図を参照して説明する。第3図はステンレス
鋼を用いた場合の加工工程を示す流れ作業図であ
る。材料としては、耐蝕性に優れた非磁性ステン
レス鋼(SUS316,SUS310s)を使用した。本来
このステンレス鋼非磁性材料であるが、加工の段
階で磁性体化することが知られている。
まず、素材自体にキユリー点以上(例えば850
℃)の熱処理を加える。これは、後の工程で熱処
理を与えた時の歪みを小さくするためである。次
いで、切削加工を行うが、このときステンレス鋼
は僅かながら磁性化する。ここで、磁性化をでき
るだけ避けるには、旋盤等の強磁性を持つ刃を用
いて加工する道具は使用しない方が望ましい。次
いで、溶接加工に入るが、ここが最も磁性化を起
こす工程である。特に、溶接棒等が強磁性体であ
ると、後の工程で非磁性化処理を行つても完全に
非磁性体とはなり難い。従つて、溶接棒として
は、非磁性のものを使用する必要がある。
℃)の熱処理を加える。これは、後の工程で熱処
理を与えた時の歪みを小さくするためである。次
いで、切削加工を行うが、このときステンレス鋼
は僅かながら磁性化する。ここで、磁性化をでき
るだけ避けるには、旋盤等の強磁性を持つ刃を用
いて加工する道具は使用しない方が望ましい。次
いで、溶接加工に入るが、ここが最も磁性化を起
こす工程である。特に、溶接棒等が強磁性体であ
ると、後の工程で非磁性化処理を行つても完全に
非磁性体とはなり難い。従つて、溶接棒として
は、非磁性のものを使用する必要がある。
上記切削加工及び溶接加工等により、容器1
1,陰極13及び陽極19等を形成するわけであ
るが、この段階では容器11,陰極13及び陽極
19等は磁性化している。従つて、形が出来上が
つた段階で再び熱処理を加え非磁性体化させる。
即ち、先と同様にキユリー点以上の温度で熱処理
し、磁性体化した部分を非磁性体に戻す。最後に
仕上げであるが、この仕上げでは再び磁性体化す
るのを避けるために機械工作はしないで、手で軽
く研磨する程度に止どめる。
1,陰極13及び陽極19等を形成するわけであ
るが、この段階では容器11,陰極13及び陽極
19等は磁性化している。従つて、形が出来上が
つた段階で再び熱処理を加え非磁性体化させる。
即ち、先と同様にキユリー点以上の温度で熱処理
し、磁性体化した部分を非磁性体に戻す。最後に
仕上げであるが、この仕上げでは再び磁性体化す
るのを避けるために機械工作はしないで、手で軽
く研磨する程度に止どめる。
以上の工程により、非磁性ステンレス鋼が磁性
体化することを防止でき、容器11,陰極12及
び陽極19等を最終的にも非磁性体に保持するこ
とができる。なお、ステンレス鋼としては、耐蝕
性の兼合いもあるが、それに含まれるFeの割合
いが少ない程透磁率は低くなるため、素材から選
択していく必要がある。
体化することを防止でき、容器11,陰極12及
び陽極19等を最終的にも非磁性体に保持するこ
とができる。なお、ステンレス鋼としては、耐蝕
性の兼合いもあるが、それに含まれるFeの割合
いが少ない程透磁率は低くなるため、素材から選
択していく必要がある。
このように本実施例によれば、真空容器11,
陰極13及び陽極19の形成材料として非磁性ス
テンレス鋼を用い、さらにこれらの材料に非磁性
化処理を加えることにより、容器11,陰極13
及び陽極19を最終的にも非磁性体に保持するこ
とができる。従つて、これらが磁性体化すること
に起因する磁界強度の低下や磁界分布の不均一化
を未然に防止することができ、エツチング速度の
高速化及びエツチングの均一性向上をはかり得
る。特に、磁場発生器21が陽極19の裏面側に
配置された本実施例においては、陽極19を介し
て比較的遠い位置にある陰極13上に磁界を印加
する必要があるが、この場合上記磁界強度の低下
や磁界分布の不均一化を防止できる効果は極めて
有効である。
陰極13及び陽極19の形成材料として非磁性ス
テンレス鋼を用い、さらにこれらの材料に非磁性
化処理を加えることにより、容器11,陰極13
及び陽極19を最終的にも非磁性体に保持するこ
とができる。従つて、これらが磁性体化すること
に起因する磁界強度の低下や磁界分布の不均一化
を未然に防止することができ、エツチング速度の
高速化及びエツチングの均一性向上をはかり得
る。特に、磁場発生器21が陽極19の裏面側に
配置された本実施例においては、陽極19を介し
て比較的遠い位置にある陰極13上に磁界を印加
する必要があるが、この場合上記磁界強度の低下
や磁界分布の不均一化を防止できる効果は極めて
有効である。
また本実施例では、容器11,陰極13及び陽
極19等により磁界が曲げられるのを防止できる
ことから、エツチングを起こすイオンの軌道を曲
げる等の不都合はない。従つて、高密度・高集積
化に要求される、アスペクト比の大きい溝のエツ
チングにも十分適用することができる。
極19等により磁界が曲げられるのを防止できる
ことから、エツチングを起こすイオンの軌道を曲
げる等の不都合はない。従つて、高密度・高集積
化に要求される、アスペクト比の大きい溝のエツ
チングにも十分適用することができる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるも
のではない。例えば、前記容器、第1及び第2の
電極の材料としては、非磁性ステンレス鋼に限る
ものではなく、ドライエツチングに用いることの
できる非磁性材料であればよい。また、これらの
部品に限らず、容器周辺の配管,測定器等におい
ても非磁性体を使用することが望ましい。さら
に、第2の電極は容器の壁部で形成されたものに
限らず、容器とは別体として該容器内に配置され
たものであつてもよい。
のではない。例えば、前記容器、第1及び第2の
電極の材料としては、非磁性ステンレス鋼に限る
ものではなく、ドライエツチングに用いることの
できる非磁性材料であればよい。また、これらの
部品に限らず、容器周辺の配管,測定器等におい
ても非磁性体を使用することが望ましい。さら
に、第2の電極は容器の壁部で形成されたものに
限らず、容器とは別体として該容器内に配置され
たものであつてもよい。
また、磁場発生器としては永久磁石に限らず電
磁石を用いることも可能である。さらに、本発明
は、磁場発生器を陽極側に配置したもので最も有
効であるが、磁場発生器を陰極側或いは容器の側
部に配置したものに適用することも可能である。
また、非磁性化処理のための熱処理は必ずしも切
削加工及び溶接加工の前段階で行う必要はなく、
少なくとも加工組立てが終了した最終段階で行え
ばよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々変形して実施することができる。
磁石を用いることも可能である。さらに、本発明
は、磁場発生器を陽極側に配置したもので最も有
効であるが、磁場発生器を陰極側或いは容器の側
部に配置したものに適用することも可能である。
また、非磁性化処理のための熱処理は必ずしも切
削加工及び溶接加工の前段階で行う必要はなく、
少なくとも加工組立てが終了した最終段階で行え
ばよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で、種々変形して実施することができる。
[発明の効果]
以上詳述したように本発明によれば、容器、第
1及び第2の電極を非磁性体としているので、磁
界強度の低下や磁界分布の不均一化を未然に防止
することができ、第1の電極上に設計通りの均一
な磁界を形成することができる。従つて、効率の
良いマグネトロン放電を実現し、高速,高均一性
のエツチングを達成することが可能となり、各種
半導体装置の製造に極めて有効である。
1及び第2の電極を非磁性体としているので、磁
界強度の低下や磁界分布の不均一化を未然に防止
することができ、第1の電極上に設計通りの均一
な磁界を形成することができる。従つて、効率の
良いマグネトロン放電を実現し、高速,高均一性
のエツチングを達成することが可能となり、各種
半導体装置の製造に極めて有効である。
第1図は本発明の一実施例に係わるドライエツ
チング装置を示す概略構成図、第2図は上記装置
の作用を説明するための模式図、第3図は非磁性
化処理の加工工程を示す流れ作業図である。 11…真空容器、11a…ガス導入口、11b
…ガス排気口、12…被処理基体、13…陰極
(第1の電極)、14…絶縁体、15…水冷管、1
6…マツチング回路、17…高周波電源、19…
陽極(第2の電極)、21…磁場発生器、22…
偏芯軸、22…駆動機構、30,〜,33…磁力
線。
チング装置を示す概略構成図、第2図は上記装置
の作用を説明するための模式図、第3図は非磁性
化処理の加工工程を示す流れ作業図である。 11…真空容器、11a…ガス導入口、11b
…ガス排気口、12…被処理基体、13…陰極
(第1の電極)、14…絶縁体、15…水冷管、1
6…マツチング回路、17…高周波電源、19…
陽極(第2の電極)、21…磁場発生器、22…
偏芯軸、22…駆動機構、30,〜,33…磁力
線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 被処理基体が載置される第1の電極及びこれ
に対向配置した第2の電極を備えた容器と、この
容器内に所定のガスを導入する手段と、上記容器
内のガスを排気する手段と、前記第1及び第2の
電極間に高周波電力を印加する手段と、少なくと
も前記第1及び第2の電極の間に磁界を発生せし
める手段とを具備したドライエツチング装置にお
いて、前記容器、第1及び第2の電極をそれぞれ
非磁性材料で形成してなることを特徴とするドラ
イエツチング装置。 2 前記磁界を印加する手段は永久磁石或いは電
磁石からなるものであり、該磁石は前記第2の電
極の前記第1の電極に対向する面と反対側に配置
されていることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載のドライエツチング装置。 3 前記磁石は、前記第2の電極に沿つて移動せ
られるものであることを特徴とする特許請求の範
囲第2項記載のドライエツチング装置。 4 前記第2の電極は、前記容器の壁部で形成さ
れていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載のドライエツチング装置。 5 前記容器、第1及び第2の電極の材料とし
て、非磁性ステンレス鋼を用いたことを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載のドライエツチング
装置。 6 被処理基体が載置される第1の電極及びこれ
に対向配置した第2の電極を備えた容器と、この
容器内に所定のガスを導入する手段と、上記容器
内のガスを排気する手段と、前記前記第1及び第
2の電極間に高周波電力を印加する手段と、少な
くとも前記第1及び第2の電極の間に磁界を発生
せしめる手段とを具備したドライエツチング装置
の製造方法において、前記容器、第1及び第2の
電極の材料としてそれぞれ非磁性材料を用い、且
つこれらを加工して組立てた後に、該材料のキユ
リー点以上の温度で熱処理を施すことを特徴とす
るドライエツチング装置の製造方法。 7 前記容器、第1及び第2の電極の材料は、機
械加工或いは溶接工程前に、該材料のキユリー点
温度以上で熱処理が施されることを特徴とする特
許請求の範囲第6項記載のドライエツチング装置
の製造方法。 8 前記容器、第1及び第2の電極として、非磁
性ステンレス鋼を用いたことを特徴とする特許請
求の範囲第6項記載のドライエツチング装置の製
造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23176586A JPS6386879A (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | ドライエツチング装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23176586A JPS6386879A (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | ドライエツチング装置及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6386879A JPS6386879A (ja) | 1988-04-18 |
| JPS647156B2 true JPS647156B2 (ja) | 1989-02-07 |
Family
ID=16928678
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23176586A Granted JPS6386879A (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | ドライエツチング装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6386879A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5816078A (ja) * | 1981-07-17 | 1983-01-29 | Toshiba Corp | プラズマエツチング装置 |
| JPS5923878A (ja) * | 1982-07-28 | 1984-02-07 | Kokusai Electric Co Ltd | プラズマエツチング装置 |
-
1986
- 1986-09-30 JP JP23176586A patent/JPS6386879A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6386879A (ja) | 1988-04-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |