JPS648038B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS648038B2
JPS648038B2 JP8080981A JP8080981A JPS648038B2 JP S648038 B2 JPS648038 B2 JP S648038B2 JP 8080981 A JP8080981 A JP 8080981A JP 8080981 A JP8080981 A JP 8080981A JP S648038 B2 JPS648038 B2 JP S648038B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
sizing agent
cellulose
phosphoric acid
oil adsorbent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP8080981A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57197033A (en
Inventor
Kazuo Tsucha
Fumio Kawahara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mogami Denki Corp
Original Assignee
Mogami Denki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mogami Denki Corp filed Critical Mogami Denki Corp
Priority to JP8080981A priority Critical patent/JPS57197033A/ja
Publication of JPS57197033A publication Critical patent/JPS57197033A/ja
Publication of JPS648038B2 publication Critical patent/JPS648038B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は油吸着材に関し、更に詳しくはリン酸
系セルローズ繊維に合成高分子系カチオンサイズ
剤を用いてサイジングを旋した油吸着材に関す
る。 昨今、大規模な工場開発が進行しているが、工
場、事業所等から含油廃水が河川に流出した場
合、或いは船舶などから流出した油を捕集する場
合、油吸着材として合成樹脂(例えばポリプロピ
レン)製の不織布等を使用している。 しかし、合成樹脂を基材とする油吸着材は、油
の吸着、回収処理後に焼却する場合、合成樹脂特
有の高温度で燃焼するため、焼却炉等の損傷がひ
どく、また吸着した油の保有能力が低く、作業性
が悪い等の問題があり、十分な機能性が得られな
かつた。 本発明は上記の点に着目してなされたもので、
リン酸系セルローズを基材とし、これに合成高分
子系カチオンサイズ剤を用いてサイジングを施す
ことにより、軽量にして優れた油吸着及び保有能
力を有する油吸着材を得られることを見い出し、
本発明を完成するに至つた。 即ち、本発明はリン酸系セルローズ繊維を叩解
し、これに合成高分子系カチオンサイズ剤を内添
してサイジングを施して抄造することを特徴とす
る。 本発明で使用するリン酸系セルローズ繊維とし
ては、木材パルプ、靭皮等の天然セルローズ、そ
の誘導体又はポリビニルアルコール等の繊維を水
溶液中で叩解して引上げたものを、尿素及び燐酸
を反応させて得られるポリ燐酸アンモンを溶解し
た水溶液に尿素を数%溶解したエステル化溶液に
入れ、所定時間放置した後これを絞り乾燥させ、
更にポリ燐酸アンモンのエステル化反応温度
(140℃前後)に加熱し、反応後冷却、水洗、乾燥
によつて得られたものである。 リン酸系セルローズ繊維を得る際、パルプの強
度を損なわないように、セルローズと燐酸との反
応は固−液接触反応とする。そしてセルローズの
構造は極めて複雑であるため不均一反応である。
即ち、セルローズは多数のミセルから構成されて
おり、これ等のミセルは化学結合によつて結ばれ
ているためセルローズ内部に液が浸透するのは極
めて困難である。そこで、これ等の反応は先ずセ
ルローズの外側から反応を起し、次いで非結晶領
域に浸入し、更に漸次結晶領域の破壊によつて内
部に浸透するという機構によりセルローズ誘導体
を得るのである。特に、本発明で使用するリン酸
系セルローズ繊維は、油吸着材としての強度特性
(即ち、油吸着後のブロツク回収時にフツク等で
引つ掛けて処理するため、これに耐える一定の引
張強度)が最大限に要求されるため、できるだけ
均一な反応を行うことが望ましく、予めセルロー
ズを膨潤させ、内部のミセルに反応を起し易いよ
うに処理しておくことが重要である。 かかるリン酸系セルローズ繊維を用いて本発明
の油吸着材を得るには、あらかじめ叩解機で解繊
してパルプスラリーとする。この際の叩解度は、
たとえば20〜25゜SRに調整するのが好ましい。 次にこのパルプスラリーに対して、合成高分子
系カチオンサイズ剤を内添するが、サイズ剤とし
てアニオン系のサイズ剤を使用するときは得られ
る油吸着材の吸水性が大きなものとなり、サイズ
剤の添加量を増加しても吸水性があまり改良され
ないうえに嵩密度も高くなり不経済である。ま
た、カチオン系サイズ剤であつても低分子量のも
のを用いると耐油性が低下し、吸油させたマツト
が崩壊し易くなるため、見掛上良好な性状を示し
ても実用に耐えない。 かかる高分子系カチオンサイズ剤であつても、
パルプを抄造したのちに処理したときは、得られ
た油吸着材マツトの密度が高目となり、吸油量も
劣るので、本発明においてはパルプスラリーに対
してカチオンサイズ剤を内添し、しかる後に抄造
する。このように合成高分子系カチオンサイズ剤
を内添することによつて嵩密度が低く、吸油性が
大きい油吸着材が得られる。 本発明における合成高分子系カチオンサイズ剤
としては、たとえば荒川林産(株)製の“ポリマロン
360”などのスチレン樹脂系のものなどが用い得
る。この場合、パルプに対する添加量は絶乾比10
%以上であることが好ましく、さらに15%以上で
あるとより良好な結果が得られる。 なお、サイジングに当つては硫酸アルミ等の多
価金属塩の添加は必ずしも必要でないが、本発明
において合成高分子系カチオンサイズ剤をリン酸
系セルローズ繊維表面に定着させるためには、ス
ラリーのPHを4.5〜5.0に調整することが望まし
い。もちろん、多価金属塩の存在下でPH値を前記
の範囲内に調整しても構わない。 こうして表面に合成高分子系カチオンサイズ剤
を定着したリン酸系セルローズ繊維のパルプスラ
リーは、抄造機によりマツト状に抄造し、吸引脱
水することによつて脱水し、乾燥し、加熱して繊
維とサイズ剤とを強固に結合させ、本発明の油吸
着材が得られる。この過程中でプレス脱水するこ
とは嵩密度を高めるので好ましくなく、減圧吸引
によつて脱水することが好ましい。 実施例 1 リン酸系セルローズ繊維として、木材パルプと
ポリリン酸アンモンとを反応させて得たリン酸エ
ステル化セルローズ繊維パルプ20Kgを叩解機に投
入して解繊し、叩解度20〜25゜SRで2.5g/のパ
ルプスラリーとした。 このスラリーに、合成高分子系カチオンサイズ
剤として前記の“ポリマロン360”を0.5〜1.0%
となるように稀釈した液を、パルプ絶乾比が20%
となるように添加した。次いで、硫酸アルミ10%
水溶液をパルプ絶乾比が5%となるように添加
し、PHを4.5〜5.0に調整したのち、15分間撹拌を
継続して定着させた。 かくして得られたパルプスラリーをウエツトフ
オーミングタンクで抄紙湿度1%程度に調整した
後、ウエツトフオーミングマシンで所定のマツト
を抄造し、湿紙水分65〜75%程度になるように吸
引脱水を行い、乾燥処理により油吸着材を得た。 このようにして得られた油吸着材の諸物性を従
来品と比較して第1表に示した。
【表】 表から明らかなように、本発明による油吸着材
は、従来品と同等以上の嵩比重、耐水性及び油吸
着性を示し、この結果は運輸省船舶局の「排出油
防除資材の性能試験基準(舶査第665号)」による
性能試験(吸油量、吸水量)に合格する。 また、同基準による他の性能試験については下
記のとおりである。 (1) 重量の試験(重油浸漬後の重量)基準が0.5
Kg以上3Kg未満に対し、本発明品は1.06〜1.23
Kgである。 (2) 強度の試験 吸油後の最大単体重量(上記1.23Kg)に2.5
倍の荷重をかける(1.23×1.5→3.08Kg) (i) 2.98Kgの荷重で3分後の破断はない。 (ii) 4.00Kgの荷重で3分後の破断はない。 (iii) 5.45Kgの荷重で3分後の破断はない。 (iv) 7.89Kgの荷重で3分後の破断はない。 (3) 環境試験 (i) −20℃において著しい硬化、性状の変化が
なし。 (ii) +66℃、90%RHにおいて著しい軟化性状の
変化なし。 (4) 耐油性 原形が著しく収縮、膨張する等の溶解、脆化
はない。 実施例 2 実施例1における“ポリマロン360”の添加量
を15%としたほかは実施例1と同様にして油吸着
剤を得た(実施例2)。 また、実施例2における“ポリマロン360”の
15%の代りにロジン系アニオンサイズ剤(荒川林
産(株)製の“サイズパインE”)15%を使用して油
吸着材(対照例A)を、および同様にパラフイン
ワツクスサイズ剤(荒川林産(株)製の“サイズパイ
ンW−109”)15%を使用して油吸着材(対照品
B)をそれぞれ得た。 さらに、リン酸エステル化セルローズ繊維パル
プの代りに、リン酸エステル化しない木材パルプ
を用いたほかは、それぞれ実施例2、対照例A、
および対照例Bと同様にして、それぞれ油吸着材
(対照例C、対照例D、および対照例E)を得た。 これらの油吸着材の諸物性を比較して第2表に
示した。
【表】
【表】 第2表の結果をみると、リン酸系セルローズ繊
維を使用することによりリン酸化しない木材パル
プの使用に比較して油吸着量が格段に増加するこ
と、アニオン系サイズ剤は木材パルプには優れた
サイジング効果があるもののリン酸系セルローズ
繊維に対しては効果がなく、著しく吸水性が大で
あつて水上流出油を捕集するための油吸着材とし
ては不適当であることがわかる。また、パラフイ
ンワツクスサイズ剤を用いた油吸着材は吸水量が
低く、油吸着量もかなり大きいが耐油性が劣るこ
とがわかる。 以上、本発明の油吸着材についてその効果を列
記すると、 1 天然繊維であるため毒性がなく、水産物に対
する2次公害の発生がない。また、焼却時に高
熱や有害ガスの発生がない。 2 油吸着性能は抜群であり、従来の吸着材に比
べ画期的な性能を示す。 3 瞬間的速度で油を吸着し、しかも水の吸着は
極微である。 4 芳香族系油に溶解せず、また砕片はしない。 5 抜群の油保持力を発揮し、また他の材質と異
なり、沈降する心配がない。 となる。 従つて、工場排水中の浮遊油の吸着、事故等に
よる流出油の吸着および海洋、港湾、河川等への
油の拡散防止等に好適に使用することができる。 本発明は上記したようになるから、軽量にして
優れた油吸着及び保有能力を有し、かつ無公害性
の油吸着材を提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 叩解したリン酸系セルローズ繊維の表面に、
    内添型の合成高分子系カチオンサイズ剤を定着結
    合させてなり、マツト状に抄造したことを特徴と
    する油吸着材。
JP8080981A 1981-05-29 1981-05-29 Oil adsorbing material Granted JPS57197033A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8080981A JPS57197033A (en) 1981-05-29 1981-05-29 Oil adsorbing material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8080981A JPS57197033A (en) 1981-05-29 1981-05-29 Oil adsorbing material

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57197033A JPS57197033A (en) 1982-12-03
JPS648038B2 true JPS648038B2 (ja) 1989-02-10

Family

ID=13728789

Family Applications (1)

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JP8080981A Granted JPS57197033A (en) 1981-05-29 1981-05-29 Oil adsorbing material

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05106832A (ja) * 1991-10-17 1993-04-27 Osaka Gas Co Ltd 燃焼装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6558421B2 (ja) * 2017-10-24 2019-08-14 王子ホールディングス株式会社 セルロースシート
JP6711432B2 (ja) * 2019-03-08 2020-06-17 王子ホールディングス株式会社 セルロースシート

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JPS57197033A (en) 1982-12-03

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