JPS648412B2 - - Google Patents
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- JPS648412B2 JPS648412B2 JP8928179A JP8928179A JPS648412B2 JP S648412 B2 JPS648412 B2 JP S648412B2 JP 8928179 A JP8928179 A JP 8928179A JP 8928179 A JP8928179 A JP 8928179A JP S648412 B2 JPS648412 B2 JP S648412B2
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Landscapes
- High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)
Description
本発明は真空バルブに係り、特に真空バルブ構
成部品のろう付に用いるろう材を改良した真空バ
ルブの製造方法に関する。 一般に真空バルブは絶縁容器とその両端を端板
で閉塞した内部圧力10-4Torr以下の真空容器内
に一対の接離自在な電極を備えて構成している。
一方の電極には固定側通電軸が取付けられ一方の
端板を密に貫通して外部に導出し電路を構成して
いる。他方の電極には電路となる可動側通電軸が
取付けられベローズを介して他側の端板に取付け
られ、真空保持状態で電極の開閉を可能にしてい
る。また、前記電極の周囲を取巻くようにアーク
シールドが配置されており、電流開閉時のアーク
で電極から発生する金属蒸気により絶縁容器の内
壁が汚損することを防止している。真空バルブ構
成部品の主な材料として、絶縁容器にはアルミナ
磁器が用いられ、通電軸には銅、ベローズにはス
テンレス材(SUS304L又はSUS316L)が用いら
れ、また端板にはアルミナ磁器と熱膨張係数が近
似しているコバール(Fe−Co−Ni合金)が用い
られる。 このような構造の真空バルブに於て、これら構
成部品の取付はその大部分が金属ろう付によつて
行なわれている。ろう材にはAg72−Cu28共晶銀
ろう(JIS BAg−8相当)が従来が多く用いら
れ水素中又は真空中で800℃前後に加熱してろう
付する方法になつている。 ところで、ステンレスは表面に酸化保護膜(不
働態皮膜)が形成されているためそのままろう付
した場合ろうが濡れにくいという問題があり、そ
のため予めNiめつきを施こしておいてからろう
付するという方法が従来用いられていた。しかし
ながらステンレス部品をNiめつきする場合塩酸
溶液中で塩化Niを使用して行なつたりする為そ
のような溶液が付着して残つたりするとステンレ
ス部品を腐食させる原因になつている。特にベロ
ーズは厚さ0.1〜0.2mmの薄板からなる蛇腹状に形
成させたものであり、形状が複雑であるだけに
Niめつき時の酸性溶液の水洗が不充分になり易
く残つた溶液で薄板部を腐食させリークの原因に
なる恐れがあつた。またこのようなめつきを行な
うにはめつきの設備が必要であるばかりでなく手
間がかかるという問題もあつた。 その為、Niめつきを施さないでステンレス部
品をろう付する方法として、10-4Torr以下の真
空中で950℃以上の温度でろう付する方法が従来
提案されている。真空バルブにおいては一般に同
種金属部品同志より異種金属部品同志をろう付す
ることが多い。従つてろう付接合するにあたつて
は接合特性のみならず真空バルブの機械的特性や
電気的特性を勘案してろう付条件を選定しなけれ
ばならない。ところで上記した真空中950℃以上
で行なうろう付方法では次のような欠点を有して
いた。第1にはろう付温度が高いためベローズの
伸縮疲労寿命が低下するという問題である。すな
わちベローズは成形加工時の加工硬化により結晶
粒を微細化させ材料強度を高めているが、このよ
うな高い温度でろう付すると再結晶により結晶粒
を粗大化させ材料強度を低下せしめベローズの伸
縮疲労寿命を大巾に低下させてしまうという欠点
がある。第2には銅部品の結晶粒阻大化の問題で
あり、通電軸材に用いられる無酸素銅の場合を例
にとれば加熱時間を60分間とした時の結晶粒は
800℃では0.16〜0.35mmであるのに対して950℃で
は0.5〜1mm程度まで粗大化する傾向にあり通電
軸の強度が低下するという欠点がある。第3には
絶縁容器との封着金具に用いるコバール(Fe−
Ni−Co合金)に対するろう材の粒界侵入の問題
であり、ろう付温度が高い程粒界侵入する傾向が
強く、このような高温下でろう付した場合ろう材
の粒界侵入による粒界割れでリークを引起しやす
いという欠点がある。第4には真空バルブの電極
材料からの低融点物質の飛散の問題である。電極
材料には短絡電流通電時の溶着を防止する等の目
的のためBiやPuなどの低融点物質をを微量に添
加することが多く、このような高温下でしかも真
空中でろう付した場合低融点物質が蒸発飛散しや
すく耐融着性能を低下させやすいという欠点があ
る。その他高温ほど真空炉の寿命を低下させると
いう問題があり必ずしも充分なろう付方法とはい
えなかつた。 本発明は上記したような事情に鑑みなされたも
ので、その目的は950℃以下の温度で且つステン
レス部品等にNiめつきを施さずに直接ろう付を
行なうことができるようにし以つて経済的で且つ
耐食性・機械的性質・電気的性質に優れた真空バ
ルブの製造方法を提供することにある。 以下本発明の詳細を図面を参照しながら説明す
る。1は真空バルブであり、アルミナ磁器製絶縁
容器2とその両端を熱膨張係数がアルミナ磁器2
と近似しているコバール材(Fe−Ni−Co合金)
からなる端板3a,3bで閉塞して構成した内部
圧力が10-4Torr以下の真空容器内に一対の接離
自在な電極4a,4bを備えて構成している。一
方の電極4aには無酸素銅からなる固定側通電軸
5aが取付けられ一方の端板を密に貫通して外部
に導出し電路を構成している。他方の電極4bに
は電路となる可動側通電軸5bが取付けられステ
ンレス製ベローズ6を介して端板3bに取付けら
れ真空保持状態で電極4a,4bの開閉を可能に
している。7はアークシールドであり電極4a,
4bの周囲を取巻くように配置し、電流開閉時に
電極4a,4bから発生する金属蒸気で絶縁容器
2の内壁が汚損されることを防止している。この
ような構造の真空バルブに於て、端板3a,3b
及びベローズ6にはNiめつきを施していないこ
とを特徴にしており、互いに接合しようとする部
品の近傍にPdが5〜28%、Agが30〜95%、残り
のCuと不可避の不純物を組成にして構成したろ
う材を設置し、10-4Torr以下の真空中で810℃〜
950℃でろう付して真空バルブを製作する方法に
なつている。このような方法のろう付はステンレ
ス部品の表面酸化膜を10-4Torr以下の真空中で
950℃以上に加熱して除去する従来のろう付方法
と異なり、酸化皮膜層を除去しないでろう材を可
能にせしめている。すなわち本発明のろう付機構
は、ろう材の組成中のPdの合金化作用によるも
のであり、ステンレス表面に前記した酸化皮膜層
が形成されていてもろう材が直接その表面に作用
し母材表面にPd含有量の高い合金層が形成しろ
うの濡れ性を改善させる為と考えられる。このこ
とは第1表に示す種々の実験結果からも明らかな
ように、図に示した真空バルブを各種ろう材を用
いてろう付により製作した実験の結果本発明のろ
う材を使用したものでは820℃程度の条件下でろ
う付した場合でも気密性は良好であり、又ろうの
濡れ性も良好であることが確認できた。
成部品のろう付に用いるろう材を改良した真空バ
ルブの製造方法に関する。 一般に真空バルブは絶縁容器とその両端を端板
で閉塞した内部圧力10-4Torr以下の真空容器内
に一対の接離自在な電極を備えて構成している。
一方の電極には固定側通電軸が取付けられ一方の
端板を密に貫通して外部に導出し電路を構成して
いる。他方の電極には電路となる可動側通電軸が
取付けられベローズを介して他側の端板に取付け
られ、真空保持状態で電極の開閉を可能にしてい
る。また、前記電極の周囲を取巻くようにアーク
シールドが配置されており、電流開閉時のアーク
で電極から発生する金属蒸気により絶縁容器の内
壁が汚損することを防止している。真空バルブ構
成部品の主な材料として、絶縁容器にはアルミナ
磁器が用いられ、通電軸には銅、ベローズにはス
テンレス材(SUS304L又はSUS316L)が用いら
れ、また端板にはアルミナ磁器と熱膨張係数が近
似しているコバール(Fe−Co−Ni合金)が用い
られる。 このような構造の真空バルブに於て、これら構
成部品の取付はその大部分が金属ろう付によつて
行なわれている。ろう材にはAg72−Cu28共晶銀
ろう(JIS BAg−8相当)が従来が多く用いら
れ水素中又は真空中で800℃前後に加熱してろう
付する方法になつている。 ところで、ステンレスは表面に酸化保護膜(不
働態皮膜)が形成されているためそのままろう付
した場合ろうが濡れにくいという問題があり、そ
のため予めNiめつきを施こしておいてからろう
付するという方法が従来用いられていた。しかし
ながらステンレス部品をNiめつきする場合塩酸
溶液中で塩化Niを使用して行なつたりする為そ
のような溶液が付着して残つたりするとステンレ
ス部品を腐食させる原因になつている。特にベロ
ーズは厚さ0.1〜0.2mmの薄板からなる蛇腹状に形
成させたものであり、形状が複雑であるだけに
Niめつき時の酸性溶液の水洗が不充分になり易
く残つた溶液で薄板部を腐食させリークの原因に
なる恐れがあつた。またこのようなめつきを行な
うにはめつきの設備が必要であるばかりでなく手
間がかかるという問題もあつた。 その為、Niめつきを施さないでステンレス部
品をろう付する方法として、10-4Torr以下の真
空中で950℃以上の温度でろう付する方法が従来
提案されている。真空バルブにおいては一般に同
種金属部品同志より異種金属部品同志をろう付す
ることが多い。従つてろう付接合するにあたつて
は接合特性のみならず真空バルブの機械的特性や
電気的特性を勘案してろう付条件を選定しなけれ
ばならない。ところで上記した真空中950℃以上
で行なうろう付方法では次のような欠点を有して
いた。第1にはろう付温度が高いためベローズの
伸縮疲労寿命が低下するという問題である。すな
わちベローズは成形加工時の加工硬化により結晶
粒を微細化させ材料強度を高めているが、このよ
うな高い温度でろう付すると再結晶により結晶粒
を粗大化させ材料強度を低下せしめベローズの伸
縮疲労寿命を大巾に低下させてしまうという欠点
がある。第2には銅部品の結晶粒阻大化の問題で
あり、通電軸材に用いられる無酸素銅の場合を例
にとれば加熱時間を60分間とした時の結晶粒は
800℃では0.16〜0.35mmであるのに対して950℃で
は0.5〜1mm程度まで粗大化する傾向にあり通電
軸の強度が低下するという欠点がある。第3には
絶縁容器との封着金具に用いるコバール(Fe−
Ni−Co合金)に対するろう材の粒界侵入の問題
であり、ろう付温度が高い程粒界侵入する傾向が
強く、このような高温下でろう付した場合ろう材
の粒界侵入による粒界割れでリークを引起しやす
いという欠点がある。第4には真空バルブの電極
材料からの低融点物質の飛散の問題である。電極
材料には短絡電流通電時の溶着を防止する等の目
的のためBiやPuなどの低融点物質をを微量に添
加することが多く、このような高温下でしかも真
空中でろう付した場合低融点物質が蒸発飛散しや
すく耐融着性能を低下させやすいという欠点があ
る。その他高温ほど真空炉の寿命を低下させると
いう問題があり必ずしも充分なろう付方法とはい
えなかつた。 本発明は上記したような事情に鑑みなされたも
ので、その目的は950℃以下の温度で且つステン
レス部品等にNiめつきを施さずに直接ろう付を
行なうことができるようにし以つて経済的で且つ
耐食性・機械的性質・電気的性質に優れた真空バ
ルブの製造方法を提供することにある。 以下本発明の詳細を図面を参照しながら説明す
る。1は真空バルブであり、アルミナ磁器製絶縁
容器2とその両端を熱膨張係数がアルミナ磁器2
と近似しているコバール材(Fe−Ni−Co合金)
からなる端板3a,3bで閉塞して構成した内部
圧力が10-4Torr以下の真空容器内に一対の接離
自在な電極4a,4bを備えて構成している。一
方の電極4aには無酸素銅からなる固定側通電軸
5aが取付けられ一方の端板を密に貫通して外部
に導出し電路を構成している。他方の電極4bに
は電路となる可動側通電軸5bが取付けられステ
ンレス製ベローズ6を介して端板3bに取付けら
れ真空保持状態で電極4a,4bの開閉を可能に
している。7はアークシールドであり電極4a,
4bの周囲を取巻くように配置し、電流開閉時に
電極4a,4bから発生する金属蒸気で絶縁容器
2の内壁が汚損されることを防止している。この
ような構造の真空バルブに於て、端板3a,3b
及びベローズ6にはNiめつきを施していないこ
とを特徴にしており、互いに接合しようとする部
品の近傍にPdが5〜28%、Agが30〜95%、残り
のCuと不可避の不純物を組成にして構成したろ
う材を設置し、10-4Torr以下の真空中で810℃〜
950℃でろう付して真空バルブを製作する方法に
なつている。このような方法のろう付はステンレ
ス部品の表面酸化膜を10-4Torr以下の真空中で
950℃以上に加熱して除去する従来のろう付方法
と異なり、酸化皮膜層を除去しないでろう材を可
能にせしめている。すなわち本発明のろう付機構
は、ろう材の組成中のPdの合金化作用によるも
のであり、ステンレス表面に前記した酸化皮膜層
が形成されていてもろう材が直接その表面に作用
し母材表面にPd含有量の高い合金層が形成しろ
うの濡れ性を改善させる為と考えられる。このこ
とは第1表に示す種々の実験結果からも明らかな
ように、図に示した真空バルブを各種ろう材を用
いてろう付により製作した実験の結果本発明のろ
う材を使用したものでは820℃程度の条件下でろ
う付した場合でも気密性は良好であり、又ろうの
濡れ性も良好であることが確認できた。
【表】
一方図のコバール材を用いた端板2a,2bに
対するろう材の結晶粒界への侵入に伴なう粒界割
れの問題は、今回の実験では結果の詳細は示して
いないが、本発明の場合粒界割れによる気密不良
の問題は発生しなかつた。しかし従来のろう材を
使用したものではコバール材の粒界にろう材が侵
入しやすい傾向にあることは既に知られておりそ
の為にコバール部品には従来Niめつきを施し粒
界割れを防止していたが、それに対して本発明の
ろう材を用いたものでは前記したPd含有量の高
い合金層の形成がコバール部品に対しても行なわ
れるのでろう材が母材の粒界に侵入しにくくして
いることは明らかである。その為Niめつきをし
ないでも粒界割れの必配のない高信頼度の真空バ
ルブを提供できる。またステンレス部品とコバー
ル部品のNiめつきを省略したのでNiめつきをす
る手間がなくなり真空バルブを経済的に製作でき
ることはもちろんであり、めつき溶液付着に伴な
う腐食の問題も無くなり真空バルブの品質を高め
ることができる。 真空バルブに使用するろう材のその他の条件と
しては蒸気圧が低いことが望まれている。本発明
と同様にステンレス部品表面層の合金層形成作用
でろう付性を改善させる方法としてAg−Cuろう
にLiを添加する方法がある。しかしLiは蒸気圧が
高く真空中でろう付もしくは高温に加熱した場合
にLiの分子が真空バルブの部品に付着し汚損させ
るという問題があり真空バルブの電気的特性に悪
影響を与えるだけでなく汚損による変色で外観を
損なう問題が生じる。それに対して本発明のろう
材を使用した製造方法を採用すれば組成成分中の
Pdの蒸気圧はAgやCuのそれよりもはるかに低く
真空中でろう付もしくは高温加熱した場合でも汚
損の問題が無く、このような点からも品質の高い
真空バルブを製作することができる。 更に本発明によれば、従来のように10-4Torr
以下真空中で950℃以上に加熱してろう付する必
要がなく、より低い温度でのろう付を可能にした
のでステンレスベローズの結晶粒粗大化に伴なう
ベローズの伸縮疲労寿命が低下するという従来の
問題が解消でき、又電極材料からの低融点物質飛
散に伴なう電気的性能に対しても従来のろう付温
度より低温化を計つた分だけ向上するなど、種々
の効果を有する。 本発明は上記した実施例に限定されることなく
その要旨を変更しない範囲で種々応用して実施す
ることができる。第1図の実施例では真空バルブ
の全部品を同時に真空中でろう付して構成した場
合で示したが、予め必要な部品を部分的にろう付
しておきその後にろうの溶融温度がそれより低い
ろう材を用い全体組立を真空中で行なつて構成し
てもよい。また溶融温度の異なるろう材の組合せ
で3回あるいはそれ以上のろう付を行なつて真空
バルブを構成してもよい。 上記した以外の他の実施例として、本発明のろ
う材を用いて水素雰囲気中で種々ろう付試験を行
なつた。SUS304L材とSUS316L材からなるベロ
ーズのろう付はPd含有量が5%以上のろう材を
用いれば水素の露点が−35℃以下であれば加熱温
度820℃以上であればNiめつきをしないでも良好
なろう付を行なえることが判つた。従つて上記し
たと同様に部分的な組立を水素中ろう付で行ない
全体の組立を真空中でろう付して真空バルブを構
成させれば前記したと同様な効果が得られる。 以上述べたように本発明によれば、経済的で機
械的・電気的特性に優れしかも耐食性に優れた高
信頼度真空バルブを提供することができる等種々
の効果を有する。
対するろう材の結晶粒界への侵入に伴なう粒界割
れの問題は、今回の実験では結果の詳細は示して
いないが、本発明の場合粒界割れによる気密不良
の問題は発生しなかつた。しかし従来のろう材を
使用したものではコバール材の粒界にろう材が侵
入しやすい傾向にあることは既に知られておりそ
の為にコバール部品には従来Niめつきを施し粒
界割れを防止していたが、それに対して本発明の
ろう材を用いたものでは前記したPd含有量の高
い合金層の形成がコバール部品に対しても行なわ
れるのでろう材が母材の粒界に侵入しにくくして
いることは明らかである。その為Niめつきをし
ないでも粒界割れの必配のない高信頼度の真空バ
ルブを提供できる。またステンレス部品とコバー
ル部品のNiめつきを省略したのでNiめつきをす
る手間がなくなり真空バルブを経済的に製作でき
ることはもちろんであり、めつき溶液付着に伴な
う腐食の問題も無くなり真空バルブの品質を高め
ることができる。 真空バルブに使用するろう材のその他の条件と
しては蒸気圧が低いことが望まれている。本発明
と同様にステンレス部品表面層の合金層形成作用
でろう付性を改善させる方法としてAg−Cuろう
にLiを添加する方法がある。しかしLiは蒸気圧が
高く真空中でろう付もしくは高温に加熱した場合
にLiの分子が真空バルブの部品に付着し汚損させ
るという問題があり真空バルブの電気的特性に悪
影響を与えるだけでなく汚損による変色で外観を
損なう問題が生じる。それに対して本発明のろう
材を使用した製造方法を採用すれば組成成分中の
Pdの蒸気圧はAgやCuのそれよりもはるかに低く
真空中でろう付もしくは高温加熱した場合でも汚
損の問題が無く、このような点からも品質の高い
真空バルブを製作することができる。 更に本発明によれば、従来のように10-4Torr
以下真空中で950℃以上に加熱してろう付する必
要がなく、より低い温度でのろう付を可能にした
のでステンレスベローズの結晶粒粗大化に伴なう
ベローズの伸縮疲労寿命が低下するという従来の
問題が解消でき、又電極材料からの低融点物質飛
散に伴なう電気的性能に対しても従来のろう付温
度より低温化を計つた分だけ向上するなど、種々
の効果を有する。 本発明は上記した実施例に限定されることなく
その要旨を変更しない範囲で種々応用して実施す
ることができる。第1図の実施例では真空バルブ
の全部品を同時に真空中でろう付して構成した場
合で示したが、予め必要な部品を部分的にろう付
しておきその後にろうの溶融温度がそれより低い
ろう材を用い全体組立を真空中で行なつて構成し
てもよい。また溶融温度の異なるろう材の組合せ
で3回あるいはそれ以上のろう付を行なつて真空
バルブを構成してもよい。 上記した以外の他の実施例として、本発明のろ
う材を用いて水素雰囲気中で種々ろう付試験を行
なつた。SUS304L材とSUS316L材からなるベロ
ーズのろう付はPd含有量が5%以上のろう材を
用いれば水素の露点が−35℃以下であれば加熱温
度820℃以上であればNiめつきをしないでも良好
なろう付を行なえることが判つた。従つて上記し
たと同様に部分的な組立を水素中ろう付で行ない
全体の組立を真空中でろう付して真空バルブを構
成させれば前記したと同様な効果が得られる。 以上述べたように本発明によれば、経済的で機
械的・電気的特性に優れしかも耐食性に優れた高
信頼度真空バルブを提供することができる等種々
の効果を有する。
図は本発明の一実施例を示す真空バルブの断面
図である。 1……真空バルブ、2……絶縁容器、3a,3
b……端板、4a,4b……電極、5a,5b…
…通電軸、6……ベローズ、7……アーク・シー
ルド。
図である。 1……真空バルブ、2……絶縁容器、3a,3
b……端板、4a,4b……電極、5a,5b…
…通電軸、6……ベローズ、7……アーク・シー
ルド。
Claims (1)
- 1 真空容器内に一対の電極を収納しその一対の
電極を真空中で互に接離可能にせしめる為にベロ
ーズを設けたものに於いて、互に接合される部品
の近傍にPdを5%〜20%、Agを52%〜68.5%、
Cuを26.5%〜31.5%とからなる合金の金属ろうを
配置し、真空中或いは水素雰囲気中で加熱温度を
820℃以上950℃以下で互に接合しようとする部品
をろう付にて接合するようにしたことを特徴とす
る真空バルブの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8928179A JPS5613628A (en) | 1979-07-16 | 1979-07-16 | Method of manufacturing vacuum valve |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8928179A JPS5613628A (en) | 1979-07-16 | 1979-07-16 | Method of manufacturing vacuum valve |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5613628A JPS5613628A (en) | 1981-02-10 |
| JPS648412B2 true JPS648412B2 (ja) | 1989-02-14 |
Family
ID=13966324
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8928179A Granted JPS5613628A (en) | 1979-07-16 | 1979-07-16 | Method of manufacturing vacuum valve |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5613628A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11597547B2 (en) | 2011-11-14 | 2023-03-07 | Signode Industrial Group Llc | Strapping apparatus |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5986124A (ja) * | 1982-11-08 | 1984-05-18 | 株式会社東芝 | 真空バルブの製造方法 |
-
1979
- 1979-07-16 JP JP8928179A patent/JPS5613628A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11597547B2 (en) | 2011-11-14 | 2023-03-07 | Signode Industrial Group Llc | Strapping apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5613628A (en) | 1981-02-10 |
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