JPS649348B2 - - Google Patents
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- JPS649348B2 JPS649348B2 JP4004484A JP4004484A JPS649348B2 JP S649348 B2 JPS649348 B2 JP S649348B2 JP 4004484 A JP4004484 A JP 4004484A JP 4004484 A JP4004484 A JP 4004484A JP S649348 B2 JPS649348 B2 JP S649348B2
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
本発明は、ホツトメルト接着剤に関する。更に
詳しくは、各種性質のバランス性の点で非常にす
ぐれているホツトメルト接着剤に関する。 エチレン―ビニルエステル共重合樹脂またはエ
チレン―α,β―不飽和カルボン酸エステル共重
合樹脂および粘着付与剤からなるホツトメルト接
着剤は、従来から公知である。これらのホツトメ
ルト接着剤は、包装、製本、木工などの分野に幅
広く利用されているが、耐熱性の点が不十分であ
るという欠点を有している。こうした欠点は、上
記各エチレン共重合樹脂中の共単量体含有量の少
ないものを使用すれば解消することは明らかであ
るが、今度は肝心の接着性が低下してくるので、
こうした解決法をとることはできない。 特開昭51―125466号公報には、エチレン―酢酸
ビニル―無水マレイン酸3元ランダム共重合体に
低重合度(オリゴマー)ポリアミドをグラフト共
重合させ、得られたグラフト共重合体に水素添加
した木エステルガムの如き粘着付与剤を添加する
と高温溶融接着剤が得られ、この高温溶融接着剤
は、炉中での接着の剥れに対する減退温度(後記
実施例にいう剪断破壊温度に相当する)をかなり
改善せしめること、即ち破断耐性が大であること
が記載されている。しかしながら、エチレン―酢
酸ビニル―無水マレイン酸3元ランダム共重合体
の工業的製造には、無水マレイン酸による製造装
置の腐食、異常反応により安全性の確保が十分に
なされないなどの問題があり、一般的には困難性
を伴つている。 これに対して、エチレン―酢酸ビニル共重合樹
脂を無水マレイン酸でグラフト変性し、更にこれ
にポリアミドオリゴマーをグラフト共重合させた
ものは、無水マレイン酸グラフト変性樹脂の製造
が押出機などを用いる二次変性により比較的容易
に行なうことができるばかりではなく、最終的に
得られるポリアミドオリゴマーグラフト共重合樹
脂が各種性質のバランス性の点で非常にすぐれて
いるホツトメルト接着剤となり得ることが見出さ
れた。 また、本発明においては、グラフト共重合樹脂
のベースポリマーとしてエチレン―ビニルエステ
ル共重合樹脂が用いられること上述の如くである
が、エチレン―α,β―不飽和カルボン酸エステ
ル共重合樹脂もこれと同様に用いられる。 従つて、本発明は剪断破壊温度を始めとする各
種性質のバランス性の点で非常にすぐれているホ
ツトメルト接着剤に係り、このホツトメルト接着
剤は、エチレン―ビニルエステル共重合樹脂また
はエチレン―α,β―不飽和カルボン酸エステル
共重合樹脂の無水マレイン酸グラフト変性樹脂に
ポリアミドオリゴマーをグラフト共重合させたポ
リアミドオリゴマーグラフト共重合樹脂および粘
着付与剤からなる。 エチレン―酢酸ビニル共重合樹脂によつて代表
されるエチレン―ビニルエステル共重合樹脂また
はエチレン―アルキルアクリレート共重合樹脂に
よつて代表されるエチレン―α,β―不飽和カル
ボン酸エステル共重合樹脂としては、ビニルエス
テルまたはα,β―不飽和カルボン酸エステルを
約5〜50重量%共重合させたものが用いられる。
これらの共単量体の共重合割合がこれより少ない
と接着性が低下し、逆にこれより多い割合で用い
ても格別の接着性の向上は望めず、かえつて耐熱
性が低下するようになる。また、これらのエチレ
ン共重合樹脂は、約1〜2000dg/分、好ましく
は約20〜1000dg/分程度のメルトインデツクス
を有するものを用いることが好ましい。 これらのエチレン共重合樹脂に無水マレイン酸
をグラフト変性させる反応は、重合開始剤として
有機過酸化物を用いる周知の方法によつて行われ
る。このグラフト変性に際しては、エチレン共重
合体100重量部当り約0.1〜5重量部、好ましくは
約0.5〜2重量部の割合で無水マレイン酸が用い
られる。これより少ない割合で無水マレイン酸が
用いられると、所期の接着性改善効果が得られ
ず、またポリアミドオリゴマーの反応点が少なく
なるため耐熱性も向上しない。逆に、これより無
水マレイン酸を多く用いても、更に接着性向上効
果が得られる訳ではなく、かえつてグラフト変性
樹脂、ひいてはホツトメルト接着剤の溶融粘度を
上昇させるため、実際の接着工程における作業性
を悪化させる。 無水マレイン酸グラフト変性樹脂に対するポリ
アミドオリゴマーのグラフト共重合反応は、前記
特許公開公報記載の如き方法によつて行われる。
ポリアミドオリゴマーとしては、ε―カプロラク
タム、ω―ラウロラクタムなどによつて代表され
るラクタムまたは6―アミノヘキサン酸、11―ア
ミノウンデカン酸、12―アミノドデカン酸などに
よつて代表されるω―アミノカルボン酸を重合
し、その末端を脂肪族アミン封鎖剤で封鎖したも
のが用いられ、その平均重合度は約4〜6のもの
が好ましい。これより平均重合度の低いものを用
いると、耐熱性の向上が望めず、またこれより平
均重合度の高いものを用いると、ホツトメルト接
着剤の溶融粘度を上昇させ、接着工程での作業性
を悪化させる。 これらのポリアミドオリゴマーは、無水マレイ
ン酸グラフト変性樹脂約80〜95重量部、好ましく
は約85〜93重量部に対し約20〜5重量部、好まし
くは約15〜7重量部の割合で用いられる。ポリア
ミドオリゴマーがこれより少く用いられると、耐
熱性の向上がみられない。逆に、これよりポリア
ミドオリゴマーを多く用いると、かえつて接着性
を低下させる。即ち、無水マレイン酸基と反応し
ない過剰のポリアミドオリゴマーの存在が、耐熱
性は向上させるものの接着性をやや低下させるの
である。 粘着付与剤としては、例えば水添グリセリンエ
ステル(荒川化学製品エステルガムHなど)、水
添ペンタエリスリトール(同社製品エステルガム
HPなど)、完全水添ロジン(理化ハ―キユレス
製品フオーラルAXなど)、テルペン樹脂(安原
油脂製品YSレジンなど)など、ポリアミドオリ
ゴマーグラフト共重合樹脂と良好な相溶性を有す
るものが任意に用いられる。 ポリアミドオリゴマーグラフト共重合樹脂と粘
着付与剤とは、互いに約30〜70重量部の範囲内で
用いられる。この範囲外では、ホツトメルト接着
剤の耐熱性の低下あるいは逆に溶融粘度の上昇に
よる接着工程での作業性の低下などがもたらされ
る。 これら両者からのホツトメルト接着剤の調製
は、必要に応じてワツクスなどの粘度調整剤、高
メルトインデツクスのエチレン―ビニルエステル
共重合樹脂またはエチレン―α,β―不飽和カル
ボン酸エステル共重合樹脂、熱安定剤、酸化防止
剤などをそこに添加した後、約140〜240℃、好ま
しくは約160〜220℃の温度に加熱し、混練するこ
とにより行われる。 次に、実施例について本発明の効果を説明す
る。 実施例 1 エチレン―酢酸ビニル共重合樹脂(酢酸ビニル
含有量28重量%、メルトインデツクス150dg/
分)99部(重量、以下同じ)、無水マレイン酸1
部および2,5―ジメチル―2,5―ジ(第3ブ
チルパ―オキシ)ヘキシン―3重合開始剤0.1部
をドライブレンドし、内径30mmの単軸押出機を用
い、240℃で混練して、無水マレイン酸グラフト
変性樹脂を製造した。 これとは別に、ε―カプロラクタム1000g、水
5mlおよびn―ヘキシルアミン400mlを容量2
のオートクレーブ内に仕込み、窒素雰囲気下に
250℃で18時間撹拌した。冷却後、得られたポリ
アミドオリゴマーを熱水洗浄後乾燥した。末端ア
ミノ基の中和滴定による平均重合度の測定では、
このポリアミドオリゴマーは4.6の値を有してい
た。 上記無水マレイン酸グラフト変性樹脂90部に、
このポリアミドオリゴマー10部をドライブレンド
し、上記単軸押出機を用い、210℃で混練して、
ポリアミドオリゴマーグラフト共重合樹脂を製造
した。 このポリアミドオリゴマーグラフト共重合樹脂
50部および粘着付与剤(荒川化学製品エステルガ
ムH)50部を、ステンレススチールビーカーを用
い、200℃で混練して、ホツトメルト接着剤を製
造した。このホツトメルト接着剤についての評価
を、以下の方法によつて行ない、得られた結果を
後記第1表に示した。 (a) 溶融粘度 ブルツクフイールド粘度計を用い、180℃で測
定した。 (b) 環球法軟化点 日本接着剤工業会規格のホツトメルト接着剤試
験方法により測定した。 (c) T―剥離強度 ホツトメルト接着剤を形成する樹脂組成物をプ
レス成形し、厚さ約0.2mmのプレスシートを成形
した。このプレスシートを25×150mmの大きさに
切り、これを厚さ0.1mmの2枚のアルミニウム板
の間に挾む。このアルミニウム板積層物を、200
℃のホツトプレート上に置き1分間予熱した後、
幅45mm、自重2Kgのローラーを1往復させて熱圧
着し、その後上記積層物を裏返しして、同様の熱
圧着を行なつた。このようにして互いに接着され
たアルミニウム板を15mm幅に切断し、オートグラ
フ(島津製作所製)を用い、200mm/分の剥離速
度でT―剥離強度を測定し、その値を25mm幅に換
算した。 (d) 剪断破壊温度 前記プレスシートを13×25mmの大きさに切り、
これを1枚のアルミニウム板(25×100×3mm)
の片端に搭載し、同じ大きさのもう1枚のアルミ
ニウム板と共に、200℃の恒温槽に入れて、15分
間予熱する。予熱後、接着面積が13×25mmとなる
ように、2枚のアルミニウム板に2Kgの荷重をか
けて圧着する。このようにして接着させたアルミ
ニウム板の一方に400gの荷重をつり下げ、荷重
をかけた状態で、温度を40℃から20分間で5℃づ
つ段階的に上昇させた場合に、接着が破壊する温
度を測定した。 実施例 2 実施例1において、他のエチレン―酢酸ビニル
共重合樹脂(酢酸ビニル含有量28重量%、メルト
インデツクス400dg/分)が100部用いられ、ま
た他のポリアミドオリゴマー(平均重合度5.6の
ε―カプロラクタムオリゴマー)の同量が用いら
れて、ホツトメルト接着剤が製造された。 実施例 3 実施例1において、エチレン―酢酸ビニル共重
合樹脂の代りにエチレン―アクリル酸エチル共重
合樹脂(アクリル酸エチル含有量27重量%、メル
トインデツクス200dg/分)の同量を用い、混練
温度を250℃として、無水マレイン酸グラフト変
性樹脂を製造し、これをポリアミドオリゴマーと
200℃で混練してポリアミドオリゴマーグラフト
共重合樹脂とし、これを用いてホツトメルト接着
剤を同様に製造した。 比較例 1 エチレン―酢酸ビニル共重合樹脂(酢酸ビニル
含有量28重量%、メルトインデツクス6dg/分)
50部および粘着付与剤(エステルガムH)50部
を、ステンレススチールビーカーを用いて200℃
で混合して、ホツトメルト接着剤を製造した。 比較例 2 実施例1で用いられたエチレン―酢酸ビニル共
重合樹脂44部、他のエチレン―酢酸ビニル共重合
樹脂(酢酸ビニル含有量28重量%、メルトインデ
ツクス15dg/分)6部および粘着付与剤(エス
テルガムH)50部を用い、比較例1と同様にし
て、ホツトメルト接着剤を製造した。 比較例 3 市販のポリアミド系ホツトメルト接着剤(富士
化成製品トーマイド535)が用いられた。 実施例2〜3および各比較例での測定結果も、
次の第1表に示される。
詳しくは、各種性質のバランス性の点で非常にす
ぐれているホツトメルト接着剤に関する。 エチレン―ビニルエステル共重合樹脂またはエ
チレン―α,β―不飽和カルボン酸エステル共重
合樹脂および粘着付与剤からなるホツトメルト接
着剤は、従来から公知である。これらのホツトメ
ルト接着剤は、包装、製本、木工などの分野に幅
広く利用されているが、耐熱性の点が不十分であ
るという欠点を有している。こうした欠点は、上
記各エチレン共重合樹脂中の共単量体含有量の少
ないものを使用すれば解消することは明らかであ
るが、今度は肝心の接着性が低下してくるので、
こうした解決法をとることはできない。 特開昭51―125466号公報には、エチレン―酢酸
ビニル―無水マレイン酸3元ランダム共重合体に
低重合度(オリゴマー)ポリアミドをグラフト共
重合させ、得られたグラフト共重合体に水素添加
した木エステルガムの如き粘着付与剤を添加する
と高温溶融接着剤が得られ、この高温溶融接着剤
は、炉中での接着の剥れに対する減退温度(後記
実施例にいう剪断破壊温度に相当する)をかなり
改善せしめること、即ち破断耐性が大であること
が記載されている。しかしながら、エチレン―酢
酸ビニル―無水マレイン酸3元ランダム共重合体
の工業的製造には、無水マレイン酸による製造装
置の腐食、異常反応により安全性の確保が十分に
なされないなどの問題があり、一般的には困難性
を伴つている。 これに対して、エチレン―酢酸ビニル共重合樹
脂を無水マレイン酸でグラフト変性し、更にこれ
にポリアミドオリゴマーをグラフト共重合させた
ものは、無水マレイン酸グラフト変性樹脂の製造
が押出機などを用いる二次変性により比較的容易
に行なうことができるばかりではなく、最終的に
得られるポリアミドオリゴマーグラフト共重合樹
脂が各種性質のバランス性の点で非常にすぐれて
いるホツトメルト接着剤となり得ることが見出さ
れた。 また、本発明においては、グラフト共重合樹脂
のベースポリマーとしてエチレン―ビニルエステ
ル共重合樹脂が用いられること上述の如くである
が、エチレン―α,β―不飽和カルボン酸エステ
ル共重合樹脂もこれと同様に用いられる。 従つて、本発明は剪断破壊温度を始めとする各
種性質のバランス性の点で非常にすぐれているホ
ツトメルト接着剤に係り、このホツトメルト接着
剤は、エチレン―ビニルエステル共重合樹脂また
はエチレン―α,β―不飽和カルボン酸エステル
共重合樹脂の無水マレイン酸グラフト変性樹脂に
ポリアミドオリゴマーをグラフト共重合させたポ
リアミドオリゴマーグラフト共重合樹脂および粘
着付与剤からなる。 エチレン―酢酸ビニル共重合樹脂によつて代表
されるエチレン―ビニルエステル共重合樹脂また
はエチレン―アルキルアクリレート共重合樹脂に
よつて代表されるエチレン―α,β―不飽和カル
ボン酸エステル共重合樹脂としては、ビニルエス
テルまたはα,β―不飽和カルボン酸エステルを
約5〜50重量%共重合させたものが用いられる。
これらの共単量体の共重合割合がこれより少ない
と接着性が低下し、逆にこれより多い割合で用い
ても格別の接着性の向上は望めず、かえつて耐熱
性が低下するようになる。また、これらのエチレ
ン共重合樹脂は、約1〜2000dg/分、好ましく
は約20〜1000dg/分程度のメルトインデツクス
を有するものを用いることが好ましい。 これらのエチレン共重合樹脂に無水マレイン酸
をグラフト変性させる反応は、重合開始剤として
有機過酸化物を用いる周知の方法によつて行われ
る。このグラフト変性に際しては、エチレン共重
合体100重量部当り約0.1〜5重量部、好ましくは
約0.5〜2重量部の割合で無水マレイン酸が用い
られる。これより少ない割合で無水マレイン酸が
用いられると、所期の接着性改善効果が得られ
ず、またポリアミドオリゴマーの反応点が少なく
なるため耐熱性も向上しない。逆に、これより無
水マレイン酸を多く用いても、更に接着性向上効
果が得られる訳ではなく、かえつてグラフト変性
樹脂、ひいてはホツトメルト接着剤の溶融粘度を
上昇させるため、実際の接着工程における作業性
を悪化させる。 無水マレイン酸グラフト変性樹脂に対するポリ
アミドオリゴマーのグラフト共重合反応は、前記
特許公開公報記載の如き方法によつて行われる。
ポリアミドオリゴマーとしては、ε―カプロラク
タム、ω―ラウロラクタムなどによつて代表され
るラクタムまたは6―アミノヘキサン酸、11―ア
ミノウンデカン酸、12―アミノドデカン酸などに
よつて代表されるω―アミノカルボン酸を重合
し、その末端を脂肪族アミン封鎖剤で封鎖したも
のが用いられ、その平均重合度は約4〜6のもの
が好ましい。これより平均重合度の低いものを用
いると、耐熱性の向上が望めず、またこれより平
均重合度の高いものを用いると、ホツトメルト接
着剤の溶融粘度を上昇させ、接着工程での作業性
を悪化させる。 これらのポリアミドオリゴマーは、無水マレイ
ン酸グラフト変性樹脂約80〜95重量部、好ましく
は約85〜93重量部に対し約20〜5重量部、好まし
くは約15〜7重量部の割合で用いられる。ポリア
ミドオリゴマーがこれより少く用いられると、耐
熱性の向上がみられない。逆に、これよりポリア
ミドオリゴマーを多く用いると、かえつて接着性
を低下させる。即ち、無水マレイン酸基と反応し
ない過剰のポリアミドオリゴマーの存在が、耐熱
性は向上させるものの接着性をやや低下させるの
である。 粘着付与剤としては、例えば水添グリセリンエ
ステル(荒川化学製品エステルガムHなど)、水
添ペンタエリスリトール(同社製品エステルガム
HPなど)、完全水添ロジン(理化ハ―キユレス
製品フオーラルAXなど)、テルペン樹脂(安原
油脂製品YSレジンなど)など、ポリアミドオリ
ゴマーグラフト共重合樹脂と良好な相溶性を有す
るものが任意に用いられる。 ポリアミドオリゴマーグラフト共重合樹脂と粘
着付与剤とは、互いに約30〜70重量部の範囲内で
用いられる。この範囲外では、ホツトメルト接着
剤の耐熱性の低下あるいは逆に溶融粘度の上昇に
よる接着工程での作業性の低下などがもたらされ
る。 これら両者からのホツトメルト接着剤の調製
は、必要に応じてワツクスなどの粘度調整剤、高
メルトインデツクスのエチレン―ビニルエステル
共重合樹脂またはエチレン―α,β―不飽和カル
ボン酸エステル共重合樹脂、熱安定剤、酸化防止
剤などをそこに添加した後、約140〜240℃、好ま
しくは約160〜220℃の温度に加熱し、混練するこ
とにより行われる。 次に、実施例について本発明の効果を説明す
る。 実施例 1 エチレン―酢酸ビニル共重合樹脂(酢酸ビニル
含有量28重量%、メルトインデツクス150dg/
分)99部(重量、以下同じ)、無水マレイン酸1
部および2,5―ジメチル―2,5―ジ(第3ブ
チルパ―オキシ)ヘキシン―3重合開始剤0.1部
をドライブレンドし、内径30mmの単軸押出機を用
い、240℃で混練して、無水マレイン酸グラフト
変性樹脂を製造した。 これとは別に、ε―カプロラクタム1000g、水
5mlおよびn―ヘキシルアミン400mlを容量2
のオートクレーブ内に仕込み、窒素雰囲気下に
250℃で18時間撹拌した。冷却後、得られたポリ
アミドオリゴマーを熱水洗浄後乾燥した。末端ア
ミノ基の中和滴定による平均重合度の測定では、
このポリアミドオリゴマーは4.6の値を有してい
た。 上記無水マレイン酸グラフト変性樹脂90部に、
このポリアミドオリゴマー10部をドライブレンド
し、上記単軸押出機を用い、210℃で混練して、
ポリアミドオリゴマーグラフト共重合樹脂を製造
した。 このポリアミドオリゴマーグラフト共重合樹脂
50部および粘着付与剤(荒川化学製品エステルガ
ムH)50部を、ステンレススチールビーカーを用
い、200℃で混練して、ホツトメルト接着剤を製
造した。このホツトメルト接着剤についての評価
を、以下の方法によつて行ない、得られた結果を
後記第1表に示した。 (a) 溶融粘度 ブルツクフイールド粘度計を用い、180℃で測
定した。 (b) 環球法軟化点 日本接着剤工業会規格のホツトメルト接着剤試
験方法により測定した。 (c) T―剥離強度 ホツトメルト接着剤を形成する樹脂組成物をプ
レス成形し、厚さ約0.2mmのプレスシートを成形
した。このプレスシートを25×150mmの大きさに
切り、これを厚さ0.1mmの2枚のアルミニウム板
の間に挾む。このアルミニウム板積層物を、200
℃のホツトプレート上に置き1分間予熱した後、
幅45mm、自重2Kgのローラーを1往復させて熱圧
着し、その後上記積層物を裏返しして、同様の熱
圧着を行なつた。このようにして互いに接着され
たアルミニウム板を15mm幅に切断し、オートグラ
フ(島津製作所製)を用い、200mm/分の剥離速
度でT―剥離強度を測定し、その値を25mm幅に換
算した。 (d) 剪断破壊温度 前記プレスシートを13×25mmの大きさに切り、
これを1枚のアルミニウム板(25×100×3mm)
の片端に搭載し、同じ大きさのもう1枚のアルミ
ニウム板と共に、200℃の恒温槽に入れて、15分
間予熱する。予熱後、接着面積が13×25mmとなる
ように、2枚のアルミニウム板に2Kgの荷重をか
けて圧着する。このようにして接着させたアルミ
ニウム板の一方に400gの荷重をつり下げ、荷重
をかけた状態で、温度を40℃から20分間で5℃づ
つ段階的に上昇させた場合に、接着が破壊する温
度を測定した。 実施例 2 実施例1において、他のエチレン―酢酸ビニル
共重合樹脂(酢酸ビニル含有量28重量%、メルト
インデツクス400dg/分)が100部用いられ、ま
た他のポリアミドオリゴマー(平均重合度5.6の
ε―カプロラクタムオリゴマー)の同量が用いら
れて、ホツトメルト接着剤が製造された。 実施例 3 実施例1において、エチレン―酢酸ビニル共重
合樹脂の代りにエチレン―アクリル酸エチル共重
合樹脂(アクリル酸エチル含有量27重量%、メル
トインデツクス200dg/分)の同量を用い、混練
温度を250℃として、無水マレイン酸グラフト変
性樹脂を製造し、これをポリアミドオリゴマーと
200℃で混練してポリアミドオリゴマーグラフト
共重合樹脂とし、これを用いてホツトメルト接着
剤を同様に製造した。 比較例 1 エチレン―酢酸ビニル共重合樹脂(酢酸ビニル
含有量28重量%、メルトインデツクス6dg/分)
50部および粘着付与剤(エステルガムH)50部
を、ステンレススチールビーカーを用いて200℃
で混合して、ホツトメルト接着剤を製造した。 比較例 2 実施例1で用いられたエチレン―酢酸ビニル共
重合樹脂44部、他のエチレン―酢酸ビニル共重合
樹脂(酢酸ビニル含有量28重量%、メルトインデ
ツクス15dg/分)6部および粘着付与剤(エス
テルガムH)50部を用い、比較例1と同様にし
て、ホツトメルト接着剤を製造した。 比較例 3 市販のポリアミド系ホツトメルト接着剤(富士
化成製品トーマイド535)が用いられた。 実施例2〜3および各比較例での測定結果も、
次の第1表に示される。
【表】
上記比較例1は、エチレン―酢酸ビニル共重合
樹脂をベースポリマーとする高粘度ホツトメルト
接着剤であり、これは耐熱性の指標である剪断破
壊強度が70℃と低く、また比較例2の同様の低粘
度ホツトメルト接着剤のそれは55℃であり、更に
一段と低い耐熱性を示している。また、比較例3
のポリアミド系ホツトメルト接着剤は、低粘度で
耐熱性はきわめて良好であるが、T―剥離強度が
小さい値しか示さない。これに対して、本発明に
係るホツトメルト接着剤は、溶融粘度が比較例1
〜2のそれの中間の値を示しながらそれらよりも
高い耐熱性を示し、また室温におけるT―剥離強
度も実用上十分な値を示しており、各種性質のバ
ランス性の点で非常にすぐれている。このこと
は、実際の使用の際に、きわめて重要な効果とい
える。 実施例 4 実施例1において、他のエチレン―酢酸ビニル
共重合樹脂(酢酸ビニル含有量28重量%、メルト
インデツクス400dg/分)の同量を用いて無水マ
レイン酸グラフト変性樹脂を製造し、これの95部
とポリアミドオリゴマー5部とを混練してポリア
ミドオリゴマーグラフト共重合樹脂とし、これと
粘着付与剤とをラボプラストミルを用い、180℃
で混練してホツトメルト接着剤を製造した。 実施例 5 実施例4において、無水マレイン酸グラフト変
性樹脂90部およびポリアミドオリゴマー10部を混
練してポリアミドオリゴマーグラフト共重合樹脂
とし、これを用いてホツトメルト接着剤を同様に
製造した。 実施例 6 実施例4において、無水マレイン酸グラフト変
性樹脂80部およびポリアミドオリゴマー20部をラ
ボプラストミルを用い、200℃で混練してポリア
ミドオリゴマーグラフト共重合樹脂とし、これを
用いてホツトメルト接着剤を製造した。 比較例 4 実施例6において、無水マレイン酸グラフト変
性樹脂70部およびポリアミドオリゴマー30部を混
練してポリアミドオリゴマーグラフト共重合樹脂
とし、これを用いてホツトメルト接着剤を製造し
た。 実施例4〜6および比較例4での測定結果は、
次の第2表に示される。
樹脂をベースポリマーとする高粘度ホツトメルト
接着剤であり、これは耐熱性の指標である剪断破
壊強度が70℃と低く、また比較例2の同様の低粘
度ホツトメルト接着剤のそれは55℃であり、更に
一段と低い耐熱性を示している。また、比較例3
のポリアミド系ホツトメルト接着剤は、低粘度で
耐熱性はきわめて良好であるが、T―剥離強度が
小さい値しか示さない。これに対して、本発明に
係るホツトメルト接着剤は、溶融粘度が比較例1
〜2のそれの中間の値を示しながらそれらよりも
高い耐熱性を示し、また室温におけるT―剥離強
度も実用上十分な値を示しており、各種性質のバ
ランス性の点で非常にすぐれている。このこと
は、実際の使用の際に、きわめて重要な効果とい
える。 実施例 4 実施例1において、他のエチレン―酢酸ビニル
共重合樹脂(酢酸ビニル含有量28重量%、メルト
インデツクス400dg/分)の同量を用いて無水マ
レイン酸グラフト変性樹脂を製造し、これの95部
とポリアミドオリゴマー5部とを混練してポリア
ミドオリゴマーグラフト共重合樹脂とし、これと
粘着付与剤とをラボプラストミルを用い、180℃
で混練してホツトメルト接着剤を製造した。 実施例 5 実施例4において、無水マレイン酸グラフト変
性樹脂90部およびポリアミドオリゴマー10部を混
練してポリアミドオリゴマーグラフト共重合樹脂
とし、これを用いてホツトメルト接着剤を同様に
製造した。 実施例 6 実施例4において、無水マレイン酸グラフト変
性樹脂80部およびポリアミドオリゴマー20部をラ
ボプラストミルを用い、200℃で混練してポリア
ミドオリゴマーグラフト共重合樹脂とし、これを
用いてホツトメルト接着剤を製造した。 比較例 4 実施例6において、無水マレイン酸グラフト変
性樹脂70部およびポリアミドオリゴマー30部を混
練してポリアミドオリゴマーグラフト共重合樹脂
とし、これを用いてホツトメルト接着剤を製造し
た。 実施例4〜6および比較例4での測定結果は、
次の第2表に示される。
【表】
以上の結果から、グラフト共重合させたポリア
ミドオリゴマーの割合を増加させても、溶融粘度
はそれに伴つて上昇しないことが分る。これは、
反応すべき無水マレイン酸部位よりもポリアミド
オリゴマーの方が化学量論的に多くなり、ポリア
ミドオリゴマーは反応せずに混合されたままであ
り、180℃の温度では溶融状態にあつて溶融粘度
を下げているのである。 一方、T―剥離強度は、グラフト共重合させた
ポリアミドオリゴマーの割合の増加と共に低下す
る。また、耐熱性の指標である剪断破壊温度は、
ポリアミドの使用割合が約10重量%のとき最高で
あり、それが約5〜20重量%以外の範囲では耐熱
性改善の効果は期待できず、逆に接着性が低下す
る。
ミドオリゴマーの割合を増加させても、溶融粘度
はそれに伴つて上昇しないことが分る。これは、
反応すべき無水マレイン酸部位よりもポリアミド
オリゴマーの方が化学量論的に多くなり、ポリア
ミドオリゴマーは反応せずに混合されたままであ
り、180℃の温度では溶融状態にあつて溶融粘度
を下げているのである。 一方、T―剥離強度は、グラフト共重合させた
ポリアミドオリゴマーの割合の増加と共に低下す
る。また、耐熱性の指標である剪断破壊温度は、
ポリアミドの使用割合が約10重量%のとき最高で
あり、それが約5〜20重量%以外の範囲では耐熱
性改善の効果は期待できず、逆に接着性が低下す
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エチレン―ビニルエステル共重合樹脂または
エチレン―α,β―不飽和カルボン酸エステル共
重合樹脂の無水マレイン酸グラフト変性樹脂にポ
リアミドオリゴマ―をグラフト共重合させたポリ
アミドオリゴマーグラフト共重合樹脂および粘着
付与剤からなるホツトメルト接着剤。 2 ビニルエステルまたはα,β―不飽和カルボ
ン酸エステルを約5〜50重量%共重合させたエチ
レン共重合樹脂が用いられる特許請求の範囲第1
項記載のホツトメルト接着剤。 3 無水マレイン酸変性樹脂がエチレン共重合体
100重量部当り約0.1〜5重量部の無水マレイン酸
でグラフト変性した樹脂である特許請求の範囲第
1項記載のホツトメルト接着剤。 4 ポリアミドオリゴマーが平均重合度約4〜6
のε―カプロラクタムオリゴマーである特許請求
の範囲第1項記載のホツトメルト接着剤。 5 ポリアミドオリゴマーグラフト共重合樹脂が
無水マレイン酸変性樹脂約80〜95重量部にポリア
ミドオリゴマーを約20〜5重量部グラフト共重合
させた樹脂である特許請求の範囲第1項または第
4項記載のホツトメルト接着剤。 6 ポリアミドオリゴマーグラフト共重合樹脂約
30〜70重量部および粘着付与剤約70〜30重量部か
らなる特許請求の範囲第1項記載のホツトメルト
接着剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4004484A JPS60184579A (ja) | 1984-03-02 | 1984-03-02 | ホツトメルト接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4004484A JPS60184579A (ja) | 1984-03-02 | 1984-03-02 | ホツトメルト接着剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60184579A JPS60184579A (ja) | 1985-09-20 |
| JPS649348B2 true JPS649348B2 (ja) | 1989-02-17 |
Family
ID=12569911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4004484A Granted JPS60184579A (ja) | 1984-03-02 | 1984-03-02 | ホツトメルト接着剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60184579A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2912150B1 (fr) | 2007-02-06 | 2009-04-10 | Arkema France | Composition thermoplastique souple a tenue aux huiles amelioree et utilisation d'une telle composition |
| JP5544822B2 (ja) * | 2009-10-28 | 2014-07-09 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 感圧式接着剤、感圧式接着剤用樹脂の製造方法及び感圧式接着フィルム |
| EP2765170B1 (en) | 2013-02-06 | 2016-01-13 | Henkel AG & Co. KGaA | Hot melt adhesive containing a polyamide/ polyolefin hybrid polymer |
| CN107312464A (zh) * | 2016-08-29 | 2017-11-03 | 上海永韬热熔胶有限公司 | 一种eva型热熔胶及其制备方法 |
| CN112094619A (zh) * | 2019-12-13 | 2020-12-18 | 上海铂淳胶粘技术有限公司 | 一种纤维复合热熔胶及其制备方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5843426B2 (ja) * | 1974-01-07 | 1983-09-27 | 三菱油化株式会社 | 接着剤組成物 |
-
1984
- 1984-03-02 JP JP4004484A patent/JPS60184579A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60184579A (ja) | 1985-09-20 |
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