時計用文字板およ び時計 技 術 分 野
こ の発明は、 時計に係 り 、 生活 リ ズ ム等、 時刻以外の情報の表示機能を備えた 時計用文字板およびこれを有する時計に関する。 背 景 技 術
種々 の伝承医学においては、 人間は時刻に応 じた生活 リ ズム を有する こ とが知 られている。 一例と して、 イ ン ド の伝承医学 「ァ一ュ ル ヴユ ー ダ」 によれば、 日 出時刻を午前 6 時、 日没時刻を午後 6 時 とす る と 、 人間の生活 リ ズ ム は以下のよ う にな る。
まず、 午前 6 時〜午前 1 0 時およ び午後 6 時〜午後 1 0 時は、 思考に好適な時 間帯であ り 、 体の安定 . 静け さ の質を表 し カ パ ( K ) と呼ばれている。 こ の時間 帯に運動を行 う には軽度な運動が好ま し く 、 日常の労作について も軽度である こ とが好ま し い。 ま た、 こ の時間帯に飲食を行 う こ と は適切ではない。 カ パ ( K ) は、 「緑」 によ っ て象徴さ れる。
ま た、 午前 1 0 時〜午後 2 時および午後 1 0 時〜翌日の午前 2 時は、 消化およ び転換の時間帯であ り 、 活動の質を表わ し ピ ッ タ ( P ) と呼ばれている。 すなわ ち、 昼の時間帯においては食事を行 う のに好適な時間帯であ り 、 消化 · 代謝活動 が適 している。 夜間においては、 消化吸収 した ものが肉体、 特に末梢部の肉体に 転換される。 ピ ッ ク ( P ) は、 「赤」 によ っ て象徴される。
ま た、 午前 2 時〜午前 6 時およ び午後 2 時〜午後 6 時は行動、 運動の時間帯で あ り 、 爽やか さ ' 軽さ の質を表わ し ヴ ァ 一 タ ( V ) と呼ばれている。 すなわち、 昼の ヴァ 一 タ ( V ) においては比較的強い運動ま で含めて体を動かす こ とが好適 であ る。 ま た、 早朝の ヴァ 一 タ ( V ) においては、 爽やか さ ' 軽さ の質によ り良 い目覚めがもた ら される等の現象が見 られる。 ま た、 睡眠時の状態と して、 レ ム 睡眠と ノ ン レ ム睡眠があ る。 レ ム睡眠は眼球運動な ど、 体の動き を伴 う睡眠状態
であ る が、 2 時か ら 6 時の ヴ ァ 一 タ に おいて、 レ ム睡眠が長 く な る こ と が臨床的 に明 らかに さ れて い る 。 ヴ ァ ー タ ( V ) 、 ピ ッ タ ( P ) 、 カ パ ( K ) の 3 つの質 によ っ て 日常の体の質、 行動の質、 季節の質が表される。 睡眠は、 夜 1 0 時か ら 朝 6 時の時間帯に と られ、 ピ ッ タ ( P ) 、 ヴァ ー タ ( V ) の時間帯で体のバ ラ ン スであ る ドー シ ャ の崩れを戻す。 例えば寝返 り を打つ と い う 現象 も そ の 1 つ の現 れと考え られる。
以上の時間割を 「ァ一ュ ル ヴ ユ ー ダ時間」 と い う 。 上述 した例は、 曰出時刻を 午前 6 時、 日没時刻を午後 6 時と した場合の ものであ るが、 一般的には 日出時刻 か ら 日没時刻ま で、 および日没時刻か ら 曰出時刻ま での時間帯を各々三等分 して カ ノ、' ( K ) 、 ピ ッ タ ( P ) およびヴァ 一 タ ( V ) が決定さ れる。 ま た、 こ こ に言 う 「時刻」 と は、 標準時を指す も のではな く 、 対象 と な る 人間が居住する地域に おいて太陽が真南に位置する時刻を正午と した場合におけ る時刻であ る。 従っ て、 ァーュ ル ヴ ヱ 一ダ時間は、 地域、 季節およ び昼夜の別によ つ て変動する こ とが判 る o
ま た、 ァ一ュ ル ヴュ 一 ダ以外に も、 人間が有する生活 リ ズム につ いての種々 の 報告がな されてい る。 例えば、 ス ト レ ス の多い現在、 突然死が話題と な っ ている が、 こ の突然死の発生確率 も 1 日を 1 周期と して周期的に変動 し、 死亡発生確率 の高い時間帯と低い時間帯とがあ る こ と が報告さ れている。
ァ 一 ュ ル ヴュ 一 ダ時間そ の他の人間の生活 リ ズム に関す る情報を誰 もが手軽に 知る こ と がで き れば、 各人が生活 リ ズム に合っ た行動を と る上での一助にな る も の と考え られる。 しか しなが ら、 従来、 かかる意義に適 う手軽な手段がなかっ た。 発 明 の 開 示
こ の発明は上述 した事情に鑑みてな された も のであ り 、 生活 リ ズム を自動的に 表示で き る時計およ び時計用文字板を提供す る こ と を 目的 と し て い る。
こ の目的を達成するため、 本発明に係る時計用文字板は、 各々 、 針軸か ら放射 状に延びる と共に時計針の周回方向に並んだ複数の表示領域を有 し、 各表示領域 単位で色分け表示を行 う 多色表示部を表面に具備 してな る こ と を特徴と している。
ま た、 本発'明によ る時計は、 各々 、 針軸か ら放射状に延びる と共に時計針の周
回方向に並んだ複数の表示領域を有 し、 各表示領域単位で色分け表示を行う 多色 表示部を表面に具備 してな る時計用文字板と 、 日内変動す る生活 リ ズム の各区間 を表わす複数の扇形を前記時計用文字板の多色表示部に色分け表示させ る制御手 段と を備えている。
本発明によれば、 針と文字板と に よ り現在が生活 リ ズム の各区間のいずれであ るかを簡単に知 らせる こ とができ る。
図面の簡単な説明
第 1 図は こ の発明の第 1 実施例のプロ ッ ク 図、 第 2 図は こ の発明の第 2 実施例 の要部の分解図、 第 3 図は突然死の発生件数の 曰内変動を例示する図、 第 4 図は 急性心筋梗塞の発生件数の 日内変動を例示す る図、 第 5 図は四要素集中定数モ デ ルを示す回路図、 第 6 図は大動脈起始部での血圧波形を例示する図、 第 7 図は四 要素集中定数モ デルを求め る に際 して仮定 した大動脈起始部での血圧波形を示す 図、 第 8 図〜第 1 1 図は循環動態パ ラ メ ー タ の 曰内変動を例示する図、 第 1 2 図 およ び第 1 3 図は こ の発明の第 6 実施例を示す図、 第 1 4 図は同実施例の断面図、 第 1 5 図は同実施例の回路配線図、 第 1 6 図およ び第 1 7 図は こ の発明の第 7 実 施例を示す図、 第 1 8 図〜第 2 0 図は こ の発明の第 8 実施例を示す図であ る。 発明を実施す る ため の最良の形態 ぐ第 1 実施例〉
次に、 本発明の第 1 実施例の腕時計を第 1 図を参照 して説明する。
図において 1 は腕時計の文字板であ り 、 そ の中央部に円環状のカ ラ ー L C D表 示器 2 が設け られてい る。 L C D表示器 2 は、 L C D制御回路 3 の制御によ り 、 適宜赤色、 綠色ま たは青色に発光可能であ り 、 そ の半径方向を境界と して色分け 可能にな っ ている。 なお、 L C D表示器 2 の貫通孔 2 a には針軸が挿通さ れ、 こ れによ っ て文字板 1 の上方に設け られた針 (図示せず) が駆動される。
次に、 6 は記憶装置であ り 、 緯度を示す緯度情報と 、 経度を示す経度情報と、
標準時偏差とが記憶さ れる。 こ こ で、 標準時偏差 と は、 標準時の正午と現実に太 陽が真南に位置する時刻と の差を示す情報であ る。 ま た、 4 は 日付機構であ り 、 日付情報を出力する。
5 は演算回路であ り 、 上述 した 日付情報、 緯度情報、 経度情報および標準時偏 差が供給される と 、 こ れに基づいて 日出時刻と 日没時刻と を算出 し、 日出時刻か ら 日没時刻ま での時間帯 (以下、 昼間と い う ) 、 およ び日没時刻か ら 曰出時刻ま での時間帯 (以下、 夜間と い う ) を各々三等分 して、 カ パ ( K ) 、 ピ ッ タ ( P ) およびヴア ー ク ( V ) を算出する。 そ して、 演算回路 5 は、 現在時刻に応 じて、 L C D表示器 2 以下のよ う な表示がな さ れる よ う に L C D制御回路 3 に制御信号 を供給する。
すなわ ち 、 現在時刻が第 1 の所定時刻 (例えば午前 0 時) か ら第 2 の所定時刻 (例えば正午) の範囲内にあれば、 昼間のカ パ ( K ) 、 ピ ッ タ ( P ) およ びヴァ 一 夕 ( V ) に対応する位置がそれぞれ綠色、 赤色およ び青色にな る よ う な制御信 号が、 演算回路 5 か ら L C D制御回路 3 に供給さ れる。 一方、 現在時刻が第 2 の 所定時刻か ら第 1 の所定時刻の範囲内にあれば、 夜間のカ パ ( K ) 、 ピ ッ タ ( P) およ びヴァ ー タ ( V ) に対応する位置がそれぞれ緑色、 赤色およ び青色にな る よ う な制御信号が、 演算回路 5 か ら L C D制御回路 3 に供給される。
次に、 7 は入力装置であ り 、 緯度情報、 経度情報およ び標準時偏差が入力され る と 、 そ の内容が記憶装置 6 に書き込ま れる。 ま た、 入力装置 7 か ら第 1 および 第 2 の所定時刻が入力 される と 、 そ の内容が演算回路 5 に供給される。 8 は地域 別データ メ モ リ であ り 、 各種の地域名 と 、 こ れらの地域におけ る緯度情報、 経度 情報およ び標準時偏差とが対応 して記憶されている。 こ こ で、 地域別データ メ モ リ 8 に記憶されてい る地域名 と は、 例えば日本国内の都道府県名、 日本国内およ び外国の主要な都市名等であ る。
入力装置 7 は地域別デー タ メ モ リ 8 に記憶さ れた地域名を指定する こ と が可能 にな っ てお り 、 地域名が指定さ れる と 、 そ の地域名に対応する緯度情報、 経度情 報およ び標準時偏差が地域別デー タ メ モ リ 8 か ら記憶装置 6 に転送さ れる。
上記構成において、 緯度情報等が入力装置 7 か ら直接入力 さ れる と 、 入力 され たデー タ が記憶装置 6 に記憶さ れる。 あ る いは、 入力装置 7 によ っ て地域名が指
定さ れる と 、 その地域名に対応する緯度情報等が地域別デー タ メ モ リ 8 か ら記憶 装置 6 に転送される。 ま た、 標準設定状態では第 1 の所定時刻は正午、 第 2 の所 定時刻は午前 0 時にな っ ているが、 使用者が適宜こ れ ら を変更する と 、 そ の内容 が演算回路 5 に記憶される。
そ して、 記憶装置 6 に記憶さ れた緯度情報等と 、 日付機構 4 か ら出力された 曰 付情報とが演算回路 5 に供給さ れる と 、 L C D表示器 2 の表示面が三色に分割表 示される。 従っ て、 使用者は、 3 色に色分け さ れた各領域の う ち いずれの領域に 時計の短針 (図示せず) があ る かを 目視判断す る こ と によ り 、 容易にァーュルヴ ヱ一ダ時間を知る こ とができ る。
なお、 一定の地域内においてのみ使用 さ れる時計においては、 記憶装置 6 にお け る緯度情報、 経度情報等を所定値に固定 して も よ い。
ぐ第 2 実施例〉
次に、 本発明の第 2 の実施例の腕時計を第 2 図を参照 して説明する。
図において 1 1 は同軸状の針軸であ り 、 固定板 1 2 、 可動板 1 3 , 1 4 , 1 5、 透明板 1 6 、 短針 1 7 、 長針 1 8 およ び秒針 1 9 を順次挿通 してい る 。 こ こ で、 固定板 1 2 およ び透明板 1 6 は腕時計本体 (図示せず) に固定され、 可動板 1 3, 1 4 , 1 5 、 短針 1 7 、 長針 1 8 およ び秒針 1 9 は針軸 1 1 の各部の回動によ つ て駆動さ れる。
ま た、 本実施例の腕時計は、 第 1 実施例と 同様に、 第 1 図に示す各構成要素 4 ~ 8 が設け られているが、 L C D制御回路 3 に代えて、 針軸 1 1 を介 して可動板 1 3 , 1 4 , 1 5 を駆動す る可動板駆動機構 2 0 が設け られて い る。
固定板 1 2 は、 円板を周回方向に三等分 して赤色、 青色およ び緑色に塗 り分け て成る も のであ り 、 塗 り 分けた境界線上に可動板 1 3 , 1 4 , 1 5 がそれぞれ配 置さ れる。 可動板 1 3 , 1 4 および 1 5 は、 略扇状に形成された薄板であ り 、 各 々 の中心線を境界線と し て、 赤色と青色、 青色と緑色およ び緑色と赤色に塗り分 け られている。
そ して、 可動板 1 3 , 1 4 , 1 5 は、 演算回路 5 およ び可動板駆動機構 2 0 に よ って、 こ れら可動板の中心線が各々 ヴ ァ 一 タ ( V ) 、 カ パ ( K ) およ び ピ ッ タ ( P ) の境界時刻に位置する よ う に制御さ れる 。
上記構成において、 透明板 1 6 を介 して固定板 1 2 等を 目視する と 、 可動板 1 3 , 1 4 , 1 5 の動き によ っ て、 色分けの境界位置が移動する。 従っ て、 第 1 の 実施例と同様に、 短針 1 7 の位置に応 じて容易にァ 一 ュ ル ヴュ 一 ダ時間を知る こ とが可能であ る。
(変形例)
なお、 上述 した第 1 , 第 2 実施例は、 例えば以下のよ う に種々 の変形が可能で あ る。
①実施例におけ る L C D表示器 2 は、 必ず し も三色に色分けす る必要は無 く 、 現 在時刻に対応する ァ一ュ ル ヴュ 一 ダ時間を象徴す る一色 (赤色、 青色ま たは緑色) を全面に表示する物であ っ て も よ い。
こ の場合、 L C D表示器 2 は文字板 1 の中央部以外の任意の位置に設けて もよ い o
②実施例において、 文字板 1 全体を L C D表示器によ っ て構成 して も よ い。
③本発明をデ ジ タ ル時計に用い る場合は、 二重液晶を用いて も よ い。 すなわち、 二重液晶の第一層において黒色で時刻等を表示 し、 第二層においてァ一ュルヴュ ーダ時間を象徴する色を表示する と 、 文字の背景色と してァ 一 ュ ル ヴユ ーダ時間 を表示する こ と が可能であ る。
ぐ第 3 実施例 >
上記第 1 およ び第 2 の実施例においては、 ァ 一 ュ ル ヴ ユ ー ダ時間を表示する も のを例示 したが、 表示する生活 リ ズム はァ一ュ ルヴ 'ェ一ダ時間に限定さ れないこ と は勿論であ る。 ァ一ュ ル ヴ エ ー ダ時間以外の表示を行 う本発明の実施例につい て以下説明する。
最近、 突然死が話題と な っ ている が、 こ の突然死の発生確率も 1 曰を 1 周期と して周期的に変動 し、 死亡発生確率の高い時間帯と低い時間帯と があ る こ とが知 られている。 第 3 図は突然死の発生件数の 曰内変動を例示 した ものであ る。 ま た、 第 4 図は急性心筋梗塞の発生件数の 曰内変動を例示 した ものであ る。 なお、 これ ら のデー タ は、 文献 Muller JE, et al: Circulation. 79: 733〜 734.1989に掲載 された ものであ る。
ま た、 本願発明者 ら は、 こ れま で に重ねて き た研究活動の結果、 循環器系の状 態を表わす循環動態パ ラ メ ー タ も 1 曰 を周期と して周期的に変動する、 と い う事 実を確認する に至っ た。 以下、 本願発明者 ら に よ り 確認さ れた循環器系の 日内変 動について説明する。
まず、 本願発明者ら は、 循環動態パ ラ メ ー タ が第 5 図に示す四要素集中定数モ デルを構成する もの と想定 し、 こ の四要素集中定数モ デルの各素子がどのよ う な 時間的変化をするかを確認する こ と に した。 こ の四要素集中定数モ デルは、 人体 の循環系の挙動を決定する循環動態パラ メ 一 タ の う ち 、 動脈系中枢部での血液に よ る慣性、 中枢部での血液粘性に よ る血管抵抗 (粘性抵抗) 、 中枢部での血管の コ ン プ ラ イ ア ン ス (粘弾性) 及び末梢部での血管抵抗 (粘性抵抗) の 4 つのパ ラ メ ー タ に着目 し 、 こ れ ら を電気回路 と し て モ デ リ ン グ し た も のであ る。 こ の四要 素集中定数モ デルを構成する各素子と上記各パ ラ メ ー タ と の対応関係を示す と次 の通 り であ る 。
ィ ン ダク タ ン ス L : 動脈系中枢部での血液の慣性 〔 dyn . s2/cm5)
静電容量 C : 動脈系中枢部での血管の コ ン プ ラ イ ア ン ス (粘弾性)
〔 cm Vdyn]
なお、 コ ン プ ラ イ ア ン ス と は血管の钦度を表わす量であ り 、 粘弾性の こ と であ る 0
電気抵抗 R : 動脈系中枢部での血液粘性によ る血管抵抗
C dy n ■ s/cm " j
電気抵抗 R P : 動脈系末梢部での血液粘性に よ る血管抵抗
C dy n · s/cm 8〕 ま た、 こ の電気回路内の各部を流れる電流 , i P , i tは、 各々対応する各部 を流れる血流 〔 cm3/ s 〕 に相当する。 ま た、 こ の電気回路に印加される入力電圧 e は大動脈起始部の圧力 〔dyn/cni2〕 に相当する。 そ して、 静電容量 C の端子電 圧 v P は、 橈骨動脈部での圧力 〔 dyn/cra2〕 に相当す る も のであ る。
ま た、 一般に大動脈起始部の圧力波形は第 6 図のよ う な波形であ るが、 こ の圧 力波形を第 7 図に示す三角波で近似す る こ と と した。 第 7 図において E 。は最低 血圧 (拡張期血圧) 、 E 。 + E mは最高血圧 (収縮期血圧) であ り 、 1 ま 1 拍の
時間、 t F ,は大動脈圧の立ち上が り か ら そ の圧力が最低血圧値にな る ま での時間 であ る。
そ して、 本願発明者 ら は、 正常血圧の 1 3 名の男子被験者か ら 2 時間お き に橈 骨動脈波および 1 回拍出量を測定 し、 各橈骨動脈波形に対応 した循環動態パ ラ メ 一夕 、 すなわち、 第 7 図に示す三角波を四要素集中定数モ デルに与えた場合に当 該橈骨動脈波と同一の波形が静電容量 C の両端に得 られる た めの条件と しての四 要素集中定数モデルの各素子 L , C , R R Pの値を求めた。 なお、 橈骨動脈波 形および 1 回拍出量か ら四要素集中定数モ デルの各素子 L, C , R R Pの値を 数学的に求める手法について は、 既に本願出願人によ り 出願さ れた特願平 5 — 1 4 3 1 号に開示さ れている。
第 8 図〜第 1 1 図は、 こ の よ う に して求め られた各素子の値 L, C , R。, R P の曰内変動を示す も のであ り 、 各図には 1 3 名の被験者につ いての L, C, R R P値の平均値およびバラ ツ キ の範囲 (標準偏差) が示さ れている。 ま た、 各図 において、 破線は L , C , R R 値の変化の リ ズム解析を行 う こ と によ り得ら れた基本波形を表わ している。 こ れ らの図よ り 、 人体の循環動態パ ラ メ ー タ も 1 曰を 1 周期と した周期波形に従 っ て変動する こ と が分かる。
以上説明 したよ う な突然死の発生件数の 日内変動、 人体の循環動態パ ラ メ ー タ の 曰内変動等は、 上述 したァ 一 ュ ル ヴュ 一 ダ時間と並び、 各人が生活をする上で 参考にする に値する生活 リ ズム であ る。 突然死の発生 し易い時間帯、 循環動態パ ラ メ ータ が好ま し く ない値にな り易い時間帯を知る こ とがで き れば、 そのよ う な 時間帯に無理を しないよ う に心掛け る こ とができ るか らであ る。
本実施例では、 以上説明 した突然死の発生件数の 曰内変動等 も 1 つの生活 リ ズ ム と して捉え、 こ の生活 リ ズム を時計用文字板に表示させ る。
例えば、 突然死の発生件数を時計用文字板に表示さ せ る場合には次のよ う な方 法が考え られる。
( 1 ) 第 8 図におけ る各時間帯の突然死の発生件数を例えば大、 中、 小の 3 段階 に分類する。 そ して、 上記第 1 実施例 (第 1 図) において、 各時間帯において突 然死の発生件数が大、 中、 小のいずれであ る かを示す危険度情報を予め記憶装置 6 に記憶さ せてお く 。
( 2 ) 演算回路 5 は、 現在時刻が午前零時か ら正午ま での間の時刻であ る場合に は こ の 1 曰前半の各時間帯に対応 し た危険度情報を、 一方、 現在時刻が正午か ら 午前零時ま での間の時刻であ る場合には こ の 1 曰後半の各時間帯に対応 した危険 度情報を上記記憶装置 6 内か ら読み出 し、 こ れ ら に基づいて各時間帯毎の表示色 を決定する。 例えば、 突然死の発生件数が小であ る時間帯の表示色は青、 発生件 数が中であ る時間帯は綠、 発生件数が大であ る時間帯は赤、 と い う具合にであ る。
( 3 ) そ して、 演算回路 5 は、 L C D表示器 2 の各時間帯に対応 した領域が上記 のよ う に決定された表示色で表示さ れる よ う に L C D制御回路 3 に制御信号を送 る。 こ の よ う な制御が行われる結果、 時計用文字板 1 の L C D表示部 2 に突然死 の発生件数が小であ る時間帯、 中であ る時間帯、 大であ る時間帯が色分け表示さ れる 。
<第 4 実施例〉
ワ ー ル ド時計、 すなわち世界の,主要な地域名等を指定する と その地域にお け る 時間を表示する時計が知られている。 本実施例は、 べゼル リ ン グによ っ て地域変 更を行う タ イ プの も のではな く 、 指針位置を地域に対応 した位置に変化さ せ る 夕 ィ プの ワ ー ル ド時計に本発明を適用 し た例であ る 。
基本的な構成は上記第 1 実施例に示す も の と同 じであ る ので、 第 1 図を参照 し て本実施例を説明する。
本実施例においては、 使用者が時計表示におけ る地域指定を行っ た場合に、 こ の地域指定のな さ れた地域に対応 した位置に指針位置が変更さ れる。 そ して、 こ の地域指定に対応 した緯度情報、 経度情報およ び標準時偏差が地域別デー タ メ モ リ 8 か ら読み出され、 記憶装置 6 に格納さ れる。
そ し て、 こ の記憶装置 6 内の緯度情報、 経度情報およ び標準時偏差が演算回路 5 に よ っ て参照され、 上記第 1 実施例 と同様なァ ー ュ ル ヴ ユ ー ダ時間の表示がな さ れる。
ぐ第 5 実施例〉
さ て、 航空機等によ っ て長距離移動を行 う と 、
①例えば A国か ら 4 時間以上を費や して B 国に移動 し、 移動 した人自体のァー ュ ル ヴヱ 一 ダ時間は既に 力 ツ バであ る の に B 国での ァ 一 ュ ル ヴ ユ ー ダ時間は未だに
ヴァ 一夕 であ る と い っ た事態、 あ る いは
② A 国か ら短時間で C 国に移動 し 、 移動 し た人 自体の ァ ー ュ ル ヴ ユ ー ダ時間は未 だ ヴ ァ ー ダであ る の に B 国での ァ ー ュ ル ヴ ユ ー ダ時間は既に 力 ッ ノ、 にな っ てい る と い っ た事態が起 こ る 。
こ れら は、 生活 リ ズムが時間帯の変化に追従 し ない現象、 すなわち、 時差ボケ と して知られている。
上記第 4 実施例において開示 した ワ ー ル ド時計 も こ の時差ボケ に対する配慮が な されてい る と使いやすい も の に な る 。 すなわち、 ワ ー ル ド時計の使用者が移動 先でのァ 一 ュ ル ヴ ヱ ー ダ時間に追従す る には時間を要す る と考え られるか ら、 本 実施例では こ の追従を考慮 したァ ー ュ ル ヴ ユ ー ダ時間の表示制御を行 う 。 具体的 に は次の通 り であ る 。
まず、 上記第 1 実施例において説明 し た緯度情報、 経度情報およ び標準時偏差 を記憶する ための各エ リ アの他、 さ ら に緯度情報、 経度情報およ び標準時偏差を 各 1 個ずつ記憶す る ための退避エ リ アを記憶装置 6 内に用意する。 そ して、 地域 指定が行われた場合には新たな地域に対応 した緯度情報、 経度情報およ び標準時 偏差を記憶装置 6 内に格納す る のに先立ち、 それ以前に格納された緯度情報、 経 度情報およ び標準時偏差を退避 リ ァ内に退避さ せ る。
演算回路 5 は、 退避ユ リ ア内の緯度情報、 経度情報およ び標準時偏差に対応 し たァー ュル ヴュ 一 ダ時間の色分け表示のための境界線 (以下、 第 1 の境界線) と を求めてお き 、 新たな緯度情報、 経度情報およ び標準時偏差に対応 したァー ュ ル ヴュ 一 ダ時間の色分け表示のための境界線 (以下、 第 2 の境界線) と を共に演算 し、 まず、 第 1 の境界線に従っ てァ一ュ ル ヴ ユ ー ダ時間の色分け表示が行われる よ う に L C D制御回路 3 に制御信号を送る。
その後、 一定時間毎に所定の角度だけ第 1 の境界線を回転さ せ、 ァー ュ ル ヴ - ーダ時間の色分け表示の境界線を上記第 2 の境界線に順次接近させる。
こ の よ う にする こ と で、 移動 した人の生活 リ ズム が移動先のァ ー ュ ル ヴヱ ー ダ 時間に同期する ま での過渡期間を考慮 したァ 一 ュ ル ヴ ユ ー ダ時間の色分け表示が な される。
と こ ろで、 ただ単に他の地域での現在時刻を知る 目的のみで地域指定を行 う場
合があ り 、 こ のよ う な場合に色分けの境界線が移動す る と極めて使い勝手の悪い もの と な っ て し ま う 。 そ こ で、 本実施例では、 現在の地域指定か ら他の地域指定 に変更を ,した後、 所定時間以内に現在の地域指定に戻 した場合には上記 「一定時 間毎に所定の角度だけ第 1 の境界線を回転さ せ、 ァ 一 ュ ル ヴ - ― ダ時間の色分け 表示の境界線を上記第 2 の境界線に順次接近さ せ る」 処理を行わないよ う に して い る。
ぐ第 6 実施例 >
本実施例の外観図を第 1 2 図に示す。
時計体中央部には、 時針 1 7 、 分針 1 8 、 秒針 1 9 が同一の軸廻 り を回動する よ う に取り付け られている。 ま た、 こ れ らの針 と 同軸にァ一ュ ル ヴ ユ ー ダ表示用 の文字板 3 0 が取り 付け られてい る。 ま た、 時計体の周囲には回動可能なべゼル リ ン グ 2 5 が取り 付け られてお り 、 その内側には主要な都市を表示 した リ ン グが 固定されている。 べゼル リ ン グ 2 5 .はエ ン コ ー ダ (図示略) が取り 付け られてお り 、 その回転角が検出さ れる よ う にな っ ている。 6 1 , 6 2 は り ゆ う ず、 6 3 〜 6 4 はプ ッ シ ュ ボ タ ンであ る 。
各針の駆動系の構成を第 1 4 図に示す。 第 1 4 図において、 5 1 は正逆回転可 能な ス テ ッ プモー タ によ っ て回動さ れる ロ ー タ であ る。 こ の ロ ー タ 5 1 の回転運 動は、 五番車 5 2 、 四番車 5 3 、 三番車 5 4 を介 して二番車 5 5 に伝達され、 二 番車 5 5 に連結された秒針 1 9 を回動させ る よ う にな っ ている。 ま た、 筒車 5 6、 5 7 およ び 5 8 には各々分針 1 8 、 時針 1 7 およ びァ 一 ュ ル ヴヱ ー ダ表示板 3 0 が取 り付け られている。 こ のァ一ュルヴヱ 一 ダ表示板 3 0 は、 第 1 2 図に示すよ う に 1 2 0 度の中心角を有する扇形領域に 3 分割さ れ、 各領域に P 、 V 、 K に対 応 した着色がな されている。 地域指定を変更 しない通常の状態においては、 P V の境界線、 V K の境界線およ び K P の境界線は各々 2 時、 6 時および 1 0 時を指 す。 筒車 5 6 、 5 7 は図示 しな い輪列を介 して秒針系の輪列 と連結されてお り 、 秒針に連動 して回動 し、 分針 1 8 、 時針 1 7 を回動せ し める。 筒車 5 8 には図示 しないス テ ッ プモー タ か ら の回転駆動力が伝達さ れる よ う にな っ ている。 なお、 6 1 は地板、 6 2 は輪列受けであ る。
第 1 5 図に本実施例の回路結線図を示す。 こ の図において、 4 0 は C P U — I
Cであ り 、 ワ ンチ ッ プ上に コ ア C P u 、 プロ グラ ム メ モ リ 、 モ ー タ ド ラ イ ノ、'、 モ
— タ運針制御回路等を集積 したアナ 口 グ電子時計用のマイ ク 口 コ ン ピュ ー タ であ る。 7 4 は リ チ ウ ム電池、 M 1 〜 M 6 は ス テ ッ プモー タ の コ イ ルブロ ッ ク であ る。
C P U - I C 8 7 はモー タ ド ラ イ ブ等を介 して各モー タ を駆動 し、 第 1 2 図に示 す各針 1 7 〜 1 8 、 文字板 3 0 を回転駆動する。 C P U - I C 4 0 に内蔵されて いる発振回路の源振と な る音叉型水晶振動子、 8 8 は C P U — I C 4 0 に内蔵さ れて い る定電圧回路の電圧変動を抑え る た め の 0 . 1 F の コ ン デ ン サ で あ る 。
8 9 およ び 9 0 は 3 時り ゆ う ず 1 6 の引出 し に連動 して切 り 換え られる ス イ ツ チ、 9 1 〜 9 3 は、 各々 、 2 時ボタ ン 6 3 、 1 0 時ボ タ ン 6 2 およ び 8 時ボ タ ン 6 5 によ っ て閉成さ れる ス ィ ッ チであ る。 9 4 及び 9 6 は、 ブザー駆動用の素子 であ り 、 9 4 は昇圧 コ イ ル、 9 6 は保護ダイ オー ド付 き の ト ラ ン ジ ス タ であ る。
9 5 は、 時計ケー ス の裏蓋に張 り付け られた圧電ブザーであ る。 尚、 ス ィ ッ チ 9 1 , 9 2 , 9 3 は プ ッ シ ュ ボ タ ン タ イ プの ス ィ ッ チ で あ り 、 ブ ッ シ ュ 時 の み入力 で き る。 ま た、 ス ィ ッ チ 9 0 は 3 時 り ゆ う ず 1 6 に連結された第一巻真 (図示略) に連動 して第 1 段目で R A 1 端子に接続され、 第 2 段目 で R A 2 端子に接続され、 通常位置では開 く よ う に構成さ れて い る 。 ス ィ ツ チ 8 9 は 4 時 り ゆ う ずに連結さ れた第二巻真 (図示略) に連動 して一段目で R B 1 端子 と 閉 じ、 2 段目で R B 2 端子と閉 じ、 通常位置では開 く よ う に構成さ れてい る。
以下、 本実施例の動作を説明する。 本実施例では文字板 3 0 を時針と は逆方向 に時針と同一速度 (すなわち、 1 2 時間で 1 回転) で回転させ る。 そ して、 べゼ ル リ ン グ 2 5 に付 してあ る " I " 型マー ク によ っ て文字板 3 0 の P、 V、 Kの指 示を行 う も の で あ る 。
時刻表示すべ き地域を変更する場合は、 リ ン グ 2 6 に示された当該地域が " I" 型マー ク によ っ て指示される位置ま でべゼル リ ン グ 2 5 を回動する。 こ の回動量 がエ ン コ ー ダによ っ て検出さ れ、 C P U — I C 4 0 に読み込ま れる。 C P U — I C 4 0 は 、 べゼル リ ン グ 2 5 を回 した方向と は逆方向にべゼル リ ン グの回転角 と 同一角度だけ文字板 3 0 を回転させ る。 こ の結果、 べ ゼ ル リ ン グ 2 5 を回転 した 直後は回転前のァ一ュ ル ヴ ヱ ー ダ時間が引継がれる。 その後、 C P U — I C 4 0 は、 所定時間を要 して、 上記べゼル リ ン グ 2 5 を回 し た方向 と同一方向に上記べ
ゼル リ ン グの回転角 と同一角度だけ文字板 3 0 を回転さ せ る。 こ の よ う にす る こ と で文字板 3 0 と " I " マー ク と によ る ァーュル ヴヱ ー ダ時間の表示は、 べゼル リ ン グに よ っ て指定された地域でのァ 一 ュ ル ヴェ 一 ダ時間に次第に近付 く こ と と な る o
第 1 3 図は、 本実施例の変形例であ り 、 上記実施例におけ る文字板 3 0 の代り に 6 分割色分けを行 っ た文字板 4 0 を使用 し、 こ の文字板 4 0 を 2 4 時間かけて 1 回転さ せる よ う に した ものであ る。 ま た、 昼の P 、 V 、 K と夜の P 、 V 、 K は 異な っ て色によ つ て表示さ れている。
本実施例において も 、 上記第 5 実施例 と 同様、 べゼル リ ン グに よ る地域指定を 現在の地域か ら他の地域に変更 し所定時間以内に現在の地域に戻 した場合は、 上 記 「べゼル リ ン グによ っ て指定さ れた地域でのァ一ュ ル ヴ ー ダ時間に次第に近 付け る」 処理を行わないよ う に し てい る。
本実施例によれば、 昼、 夜いずれの P 、 V 、 K であ る のかを表示する こ と がで き る o
く第 7 実施例 >
第 1 6 図に第 7 実施例を示す。 本実施例は、 文字板 3 1 を時分秒の針と は異な つ た軸に取り 付けた ものであ る。 こ の文字板 3 1 は、 既に第 1 4 図において示 し たよ う な ス テ ツ プモー タ およ び輪列か ら な る駆動伝達系 (図示略) によ り 回転駆 動さ れる。 ま た、 第 1 7 図は本実施例の変形例であ る。 第 1 6 図の文字板 3 0 は 3 色であ り 、 1 2 時間で 1 回転す る の に対 し、 第 1 7 図の文字板 3 0 a は 6 色で あ り 、 2 4 時間で 1 回転する 。
ぐ第 8 実施例 >
本実施例の外観図を第 1 8 図に示す。 本実施例は 2 層構造の液晶表示器 6 6 に よ り 時刻、 ァーュ ル ヴユ ー ダ時間の表示を行 う も のであ る 。 液晶表示器 6 6 の上 部には三角の目印 6 7 が設け られてい る が、 こ れはァ一ュ ル ヴ ヱ一ダ時間を表示 する 目印であ る
通常の時計と しての時間表示と ァ一ュ ル ヴ二 一 ダ時間の表示の切 り 換えは、 り ゆ ず 6 1 の引出 し に よ つ て行 う 。
第 1 9 図は通常の時刻表示であ る。 り ゅ う ず 6 1 を引出 して、 第 2 0 図 ( a )
に示すよ う に V , Ρ , Κ に対応 して 3 色に色分け さ れた円が液晶表示器 6 6 に表 示される。 図において、 マー ク 6 7 によ っ て指定さ れた Ρ が現在のァ一ュルヴェ ーダ時間であ る。 こ の円の表示は時間経過に伴 っ て図面左側に回転する よ う にな つ ている。 ま た、 ァーュルヴ ダ時間の表示と して第 2 0 図 ( b ) に示すよ う に V , P , K に対応 して 3 色に色分け さ れた帯を液晶表示器 6 6 に表示 して もよ い。 図において、 マー ク 6 7 によ っ て指定さ れた P が現在のァ一ュ ル ヴヱ ーダ時 間であ る。 こ の帯の表示は時間経過に伴 っ て図面左側に移動す る よ う にな ってい