一 i一 明 細 書
スルホ 二ルセ ミ カ ルパジ ド誘導体と切 り 花の花の鮮 度保持用組成物 技 術 分 野
本発明は、 既知のまたは新規なスルホ二ルセ ミ カル パジ ド誘導体を有効成分と して含有する、 切 り 花の花 の鮮度保持用組成物または鮮度保持剤に関する。 また、 本発明は切 り 花の花の鮮度を保持できて切 り花の鑑賞 期間を延長でき る活性を有する新規なスルホ二ルセ ミ カ ルパジ ド誘導体に関する。 更に、 本発明は前記のス ルホニルセ ミ カ ルパジ ド誘導体で処理する こ と に よ つ て鑑賞用 の花をつけ る植物、 即ち花卉類 (florist crops) の植物の花の鮮度を保持する方法にも 関する。 本発明で花の鮮度保持のための処理に使用される ス ルホニルセ ミ カルパジ ド誘導体は、 具体的には次の一 般式 ( I )
O
II
R1— S 02NH— C一 NH— N— R2 ( I )
I
R3 〔式中、 R 1 は炭素原子数 3〜 4 の直鎖状または分岐 鎖状の低級アルキル基を表すか、 ハ π ゲン原子、 低級 ァノレキノレ基、 ヒ ド ロ キ シル基、 アルコ キ シル基、 力ノレ ポキシル基、 ア クレコ キ シカ ルボニル基、 ニ ト ロ 基、 ァ ミ ノ基またはべンジルォキシ基によ り置換されても よ いフ エ二ル基を表すか、 あるいはピ リ ジル基を表すか、
も し く は R 1はカルボキシル基またはアルコキシカル ボニル基によ り 置換されても よいチォフ ェ ン基を表 し、 R 2および R 3はそれぞれに水素原子、 低級アルキル基、 アルコキサ リ ル基、 アルコキシアルキル基、 または式 一 C (X)— X— R4 (但し、 Xは酸素原子または硫黄原 子を、 R 4は低級アルキル基を表す)で示される アルコ キシカルボニル基またはアルキルチオーチォカルボ二 ル基を表すか、 あるいは R 2および R3は R 2と R3が結 合している窒素原子と共に共同して炭素数 4 〜 5 の複 素環を形成しても よ く 、 も し く は R 2および R3が結合 している窒素原子と共に式一 N = C R5( R 6) (但し、 R 5と R6は夫々 に低級アルキル基を表す) の基を形成 しても よい〕 で示されるスルホ二ルセ ミ カルパジ ド誘 導体またはその塩である。
背 景 技 術
切 り 花の花の鮮度が低下する原因 と しては、 切 り 花 を生けた生け水中で切 り花の茎が腐敗や導管の閉塞を 起すこ と、 栄養分の枯渴する こ と、 および切 り 花の植 物体内で老化ホルモンであるエチ レ ンが增加する こ と な どがあげられる。 切 り花の茎の腐敗や導管の閉塞を 防止する には、 8-ヒ ド ロ キシキノ リ.ンな どの殺菌剤や 水中汚物を沈殿させるための硫酸アル ミ ニウムを生け 水に加える こ と、 また切 り 花の水揚げを良 く する ため の各種界面活性剤を加える こ とが提案されている。 切 り花の栄養分の枯渴を防止するには、 生け水にシ ョ糖
な どの糖類を加える こ と も知られている。 しかし、 こ れらの添加剤の効果にはばらつきがあ り 、 定常性がな い。
一方、 植物の老化ホルモンであるエチ レ ンの増加を 防止する ためには、 1978年にオラ ンダの Veenらによ つ て発見されたチォ硫酸銀 (silver thiosulfate) (STS と 略記 さ れ る ) で処理す る 方法が あ る 〔 プ ラ ン タ (Planta) HO. 93〜96頁、 1978年〕。 STSはエチ レ ンの 作用を抑制 し、 カーネーシ ョ ン、 宿根カ ス ミ ソ ゥな ど の切 り 花でエチ レ ンが花の萎凋の主要因 と なる よ う な 切 り 花に対しては花の鮮度を保持する効果を明確に示 すこ と が知られている。
現在では、 切 り花の生産者は、 多 く の種類の切 り 花 に対して花の鮮度保持剤と して STSを使用 している。 しかし、 STS はその有効成分と して、 重金属である銀 を含んでいる ため、 環境汚染の問題が懸念されている。 現在、 重金属を含まない安全な切 り 花の花の鮮度保持 剤が強 く 望まれている 。 実際にオラ ンダでは、 既に STSは使用が規制されてお り 、 STSの代わ り に、 ェチレ ンの生合成を阻害する ァ ミ ノ ォキシ酢酸 〔ホー トサイ エンス(Hortscience) 11, 805〜806.頁、 1980年〕 力 s実 用 さ れている 。 しカゝ し、 こ の化合物は価格が高 く 、 STS と比べて適用でき る花の種類が少な く 、 効果も劣 る といった問題がある。
また L -ひ - (2 -ア ミ ノ エ ト キシ ビエル) グ リ シンや
2-ァ ミ ノ イ ソ酪酸も 、 エチ レ ンの生合成を阻害する こ と によ り 、 切 り 花の花の鮮度保持効果を示すこ と が知 られている 〔ジャーナル · ォブ ' ジ ' アメ リ カ ン ' ソ サイ ァ テ ィ · フ ォー · ホ一テ ィ カノレチュ ラル ' サイ エ ンス (Journal of The American Society For Hort ic ultural Science) 102, 517〜 520頁、 1977年、 および サ イ ェ ン テ ィ ァ · ホ ー テ ィ カ ノレ チ ュ レ (Scientia Horticulturae) , 127〜134頁、 1990年〕。 前記の 2 つの化合物を混用する こ と によ り 、 切 り 花の花の鮮度 を保留させる効果が髙まる こ と も知られている (特開 平 5_ 238901号) 。 しかし、 これら化合物はその効果に 比べて価格が高いので、 実用されていない。
い く つかのスルホ二ルセ ミ カルパジ ド誘導体 と それ らの製造法は、 抗糖尿病薬用 と して知られ 〔ァ ク タ · ケ 'ミ カ · ス カ ンジナ ビ力 (Acta Cheraica Scandinavica) 0 , 2795〜 2806頁、 1966年、 及びケ ミ カル ' ア ン ド ' フ ァ ーマ シ ユ ー テ ィ 力 ノレ · ブ レチ ン (Chemical and Pharmaceutical Bulletin) 2 , 472 ~ 480頁、 1978年〕、 また農園芸用殺菌剤 と して知られる(特開昭 57-206651 号公報) 。 し力 し、 これ ら既知のスルホ二ルセ ミ カル パジ ド誘導体が切 り花の花の鮮度保.持効果を有する こ と は従来では全 く 知られていない。
発 明 の 開 示
本発明の 目 的は、 切 り 花の鑑賞期間を延長でき る よ う に切 り 花の花の鮮度を長期間保持する のに優れた効
果を有する新規な切 り花の花の鮮度保持剤を提供する こ と にある。
本発明者らは、 上記の目 的を達成すべ く 多数の化合 物を合成して、 これら化合物の切 り 花の花に対する生 理的作用を鋭意検討した。 その結果、 一般式 ( I )
O
II
R1— S 02NH— C一 NH— N— R2 ( I )
I
R3
〔式中、 R 1 は炭素原子数 3 〜 4 の直鎖状または分岐 鎖状の低級アルキル基を表すか、 ハロ ゲン原子、 低級 アルキノレ基、 ヒ ド ロ キ シル基、 アルコ キ シル基、 カル ポキシル基、 アルコキシカルボ二ル基、 ニ ト ロ基、 ァ ミ ノ基またはべンジルォキシ基によ り 置換されても よ いフ エ二ル基を表すか、 あるいはピ リ ジル基を表すか、 も し く は R 1はカルボキシル基またはアルコキシ力ノレ ポニル基によ り 置換されても よいチォフ ェ ン基を表 し、 R 2および R 3はそれぞれに水素原子、 低級アルキル基、 ァ ノレコ キサ リ ル基、 ア クレ コキシァノレキル基、 または式 一 C (X)— X— R4 (但し、 Xは酸素原子または硫黄原 子を、 R 4は低級アルキル基を表す)で示される アルコ キシカルポニル基またはアルキルチ.ォーチォカルボ二 ル基を表すか、 あるいは R 2および R 3は R 2と R 3が結 合している窒素原子と共に共同して炭素数 4 〜 5 の複 素環、 例えばモルホ リ ノ基またはピペリ ジノ基を形成 しても よ く 、 も し く は R2および R3が結合している窒
素原子 と共に式一 N = C R5( R6) (伹し、 R5と R6は 夫々に低級アルキル基を表す) の基を形成しても よい〕 で総括的に表される多数の既知の又は新規なスルホ二 ルセ ミ カルパジ ド誘導体またはその塩が切 り花の花の 鮮度保持効果を有するのみな らず、 切 り花の生産用に 栽培されて土壌またはその他の栽培用媒質で生育され ている花卉類の植物の花の鮮度を延長でき る効果を有 する こ と を見いだし、 本発明を成すに至った。
従って、 第 1 の本発明によ る と、 一般式 ( I )
O
II
R1— S 02NH— C一 NH— N— R2 ( I )
〔式中、 R 1 は炭素原子数 3 〜 4 の直鎖状または分岐 鎖状の低級アルキル基を表すか、 ハロ ゲン原子、 低級 ァノレキル基、 ヒ ド ロ キ シノレ基、 アル コ キ シル基、 カ ル ポキシノレ基、 アルコキシ力ノレボニル基、 ニ ト ロ基、 ァ ミ ノ基またはべンジルォキシ基によ り置換されても よ いフエ二ル基を表すか、 あるいはピ リ ジル基を表すか、 も し く は R 1はカルボキシル基またはアルコキシカル ボニル基によ り 置換されても よいチォフ ェン基を表し、
R 2および R 3はそれぞれに水素原子.、 低級アルキル基、 アルコ キサ リ ル基、 アルコキシアルキル基、 または式 一 C (X)— X— R4 (但し、 Xは酸素原子または硫黄原 子を、 R 4は低級アルキル基を表す)で示される アルコ キシカルボニル基またはアルキルチオーチォカルボ二
ル基を表すか、 あるいは R 2および R 3は R 2と R 3が結 合している窒素原子と共に共同 して炭素数 4 〜 5 の複 素環、 例えばモルホ リ ノ基またはピペリ ジノ基を形成 しても よ く 、 も し く は R2および R3が結合している窒 素原子と共に式一 N = C R5( R6) (但し、 R5と R6は 夫々に低級アルキル基を表す) の基を形成しても よい〕 で示されるスルホ二ルセ ミ カルパジ ド誘導体またはそ の塩の少な く と も 1 種を有効成分と して含有し且つ該 有効成分のための液状または固体状の担体を含有する こ と を特徴とする、 切 り花の花の鮮度保持用組成物が 提供される。
上記の一般式 ( I ) について低級アルキル基と は、 炭素原子数 1 〜 6 のアルキル基を意味し、 炭素原子数 1 〜 4 のアルキル基であるのが好ま しい。 アルコキシ ル基は、 炭素原子数 1 〜 6 のアルコキシル基であるの が好ま しい。 アルコキシカルボニル基は、 炭素原子数 2 〜 7 のアルコキシカルボニル基であるのが好ま しい。 アルコ キ シアルキル基は、 (d〜( 4)アルコ キ シ -(Ci 〜(: 4 ) アルキル基であるのが好ま しい。 アルキルチオ 基は ((^〜(:4) アルキルチオ基であるのが好ま しい。
一般式 ( I ) のスルホ二ルセ ミ カ.ルバジ ド誘導体の 塩と は、 ナ ト リ ウム塩、 カ リ ウム塩、 アンモニゥ ム塩、 ポ リ エタ ノ ールァ ミ ン付加塩、 イ ソ プロ ピルア ミ ン付 加塩および ト リ メ チルァ ミ ンの如き ト リ ー低級ア ミ ン と の付加塩を包含する。
発明を実施するための最良の形態
一般式 ( I ) のスルホ二ルセ ミ カルバジ ド誘導体の 具体的な例を後記の第 1 表および第 2表に示すが、 本 発明に利用でき る化合物は第 1 表 と第 2 表に示された 化合物のみに限定される も のではない。 なお、 表中の 化合物 No . は以下に述べる合成例および試験例におい て参照される。
R丄ー S02 - NH - 式(I)
化合物 No. R 1 R 2 R、
1
1 2
化合物 No. R R
化合物 No. RJ R
H3C-C-C-
25 H2 H2 CH3 CH3
H3C-CH-
26 CH3 CH3
CH3
第 2 表
0
E丄- S0
2 - NH - C - NH - A 式(Ι' ) 化合物 No. R
J A
33 ひ ■N 0
第 1 表に示された化合物 No.3、 No.4、 No.8、 No.9、 No.11、 No.13、 No.14 の化合物、 な らびに第 2表に示 された化合物 No .34、 No.36の化合物はケ ミ カル · アブ ス ト ラ ク ッ · レ ジス ト リ ー · フ ァ イ ルに記載された既 知の化合物である。 第 1表に示された化合物 No .5の化 合物は前出の Γァ ク タ · ケ ミ カ · スカ ンジナビヤ J M, 2795 -2806頁 ( 1966 )に記載され、 第 2表に示された化 合物、 No.32、 No.35 の化合物は Γジャーナル . ォブ ' メ ジカル ' フ ァーマ ソ イチカル ' ケ ミ ス ト リ ー」 (J. Med. Pharm. Chem. ) _5_, 815〜 822頁( 1962 ) に記載さ れた既知の化合物である。
第 1 表および第 2表に示されたその他の化合物はす ベて文献に未記載の新規化合物である。 但し、 第 1 表 に示された化合物 No .12は前出の特開昭 57- 206651号明 細書に具体的には記載されないが、 その公開されたク レーム 1 に示された一般式で.表わされたフ エニルスル ホニルセ ミ カルパジ ド誘導体に包含される。
第 1 表および第 2表に示された新規化合物の若干に ついて、 その物性と して融点を後記の第 3表および第 4表に示す。
第 1 の本発明によ る花の鮮度保持.用組成物において 有効成分 と し て 用 い ら れる 化合物 は下記の一般式 ( I - a )、 ( I - b )、 ( I - c ) , ( I - d )、 ( I - e ) 、 ( I - f ) 、 ( I - h )および ( I. - i ) で示されるスル ホニルセ ミ カルパジ ド誘導体またはその塩である のが
好ま しい。 ( 1 ) 一般式 (卜 a)
O
II
Rla-S02NH-C-NH-N-R2a (I-a)
I
R3a
[式中、 R laが炭素数 3 〜 4 の直鎖状または分岐鎖状 の低級アルキル基、 フ エニル基、 2 — ト リ ル基、 フル オロ フ ェニル基、 ヒ ド ロ キシフエニル基、 ベンジルォ キシフ エニル基、 アルコキシ力ノレボニルフ エ二ル基ま たはピ リ ジル基であるか、 も し く は R laはカルボキシ ル基またはアルコキシカルボニル基によ り 置換されて も よぃチォフ ェ ン基であ り 、 R2aおよび R3aがそれぞ れ低級アルキル基である〕 で示されるスルホ二ルセ ミ カルパジ ド誘導体。
( 2 ) 一般式 (卜 b)
O
II
Rlb一 S O2NH— C一 NH一 N一 R2b (1-b)
I
R3b
〔式中、 Rlbが低級アルキル基で置換されても よぃフ ェニル基であ り 、 R 2bおよび R 3bの一方が水素原子で あ り 、 他方が低級アルキル基、 好ま.し く はメ チル基で ある〕 で示されるスルホ二ルセ ミ カルパジ ド誘導体。
( 3 ) 一般式 ( 1 - c)
O
II
Rlc-SO2NH-C-NH-N-R2c (1-c)
R3C 〔式中、 R 1 cが低級アルキル基またはハロ ゲン原子で 置換されても よいフ エニル基であ り 、 R2Cおよび R3C がそれぞれに低級アルコキシアルキル基である〕 で示 さ れる スルホ二ルセ ミ カルノ ジ ド誘導体。
( 4 ) 一般式 (I-d)
O
II
Rld-SO2NH-C-NH-N-R2d (1-d)
I
〔式中、 Rldが低級アルキル基で置換されても よいフ ェニル基であ り 、 R 2dおよび R3dの一方がアルコキサ リ ル基または式一 C (X)— X— R 4 (但し、 Xは酸素原 子または硫黄原子を、 R 4は低級アルキル基を表す)で 示されるアルコキシルカルポニル基またはアルキルチ ォーチォカルボニル基であ り 、 R2dおよび R3dの他方 は水素原子または低級アルキル基である〕 で示される スルホ 二ルセ ミ カルパジ ド誘導体。
( 5 ) 一般式 ( 1-e)
O
II
R
le-S0
2NH-C-NH-N-R
2e (I-e)
〔式中、 R 1 eが低級アルキル基またはハロ ゲン原子で
置換されても よいフ エニル基であ り 、 R2eおよび R3e はそれらが結合する窒素原子と共に共同してモルホ リ ノ基またはピペリ ジノ基を形成する〕 で示されるスル ホニルセ ミ カノレパジ ド誘導体。 ( 6 ) 一般式 (ト f)
O
II
Rlf-S02NH-C-NH-N-R2f (1-f)
I
R3f
〔式中、 R 1 f が低級アルキル基で置換されても よいフ ェニル基であ り 、 R 2f および R 3f はそれらが結合する 窒素原子と共に式一 N = C R5(R6) (伹し、 R5と R6 はそれぞれに低級アルキル基を表す) の基を形成する〕 で示されるスルホ二ルセ ミ カルパジ ド誘導体。
( 7 ) 一般式 ( 1-g)
O
II
— S 02NH— C一 NH— N— R2 (I-g)
I
〔式中、 R 1 は炭素原子数 3 ~ 4 の直鎖状または分岐 鎖状の低級アルキル基であ り、 R 2*および R 3*はそれ ぞれに炭素原子数 1 〜 2 のアルキル基である〕 で示さ れる スルホニルセ ミ カルパジ ド誘導体。
( 8 ) —般式 ( 1-h)
O
II
Rlh-SO2NH-C-NH-.N-R2h (I-h)
R 3h
〔式中、 R 1 hはピ リ ジン一 2 —ィル基またはピ リ ジン 一 3 ーィル基であ り 、 R 2hおよび R 3hはそれぞれに炭 素原子数 1 〜 2 のアルキル基である〕 で示されるスル ホニルセ ミ カルバジ ド誘導体。
( 9 ) 一般式 ( 1-i)
O
II
R11— S O2NH— C一 NH— N— R2i (1-i)
I
R3i
〔式中、 R 1 iはカルボキシル基または低級アルコキシ カルボニル基によ り 置換されても よいチォフェン一 2 一ィル基またはチォフ ェ ン一 3 —ィル基であ り 、 R2i および R3iはそれぞれに炭素原子数 1 〜 2 のアルキル 基である〕 で示されるスルホ 二ルセ ミ カ ルノ^ジ ド誘導 体。
第 1 の本発明によ る組成物で有効成分と して用いら れる一般式 ( 1 〉 の化合物は特に下記の ( i ) 〜 (vfi ) の化合物であるのが好ま しい。
( i ) 1, 1-ジメ チノレ- 4- (フ エ ニノレスノレホ ニノレ) セ ミ カルパジ ド (第 1表の化合物 No.3 ) ( ϋ ) 1, 1-ジメ チル -4- (ρ-メ チノレ フ エ ニルス ルホ ニ ル)セ ミ カ ルパジ ド(第 1表.の化合物 No.5 ) ( iii ) 1, 1-ジメ チノレ— 4-(p-ク 口 α フ ェ ニノレス ノレホ ニ ル) セ ミ カルパジ ド (第 1表の化合物 No .8 ) ( iv ) 1, 1-ジメ チノレ- 4- (p-ニ ト ロ フ エ ニノレス ゾレホ ニ ル)セ ミ カ ルパジ ド (第 1表の化合物 No.13)
( v ) 1 , 1 -ジメ チル -4- ( ピ リ ジン- 2 -ィ ルスルホニ ノレ)セ ミ カルパジ ド (第 1 表の化合物 No.27) ( i ) 1, 1-ジメ チノレ- 4- (チォフ ェ ン- 2-ィルスルホ ニル)セ ミ カルパジ ド(第 1 表の化合物 No · 29 ) ( vii ) 1- (2-プロ ノ ノ ン) -4- (p-メ チノレ フ エ ニ ノレ ス ノレ ホニル) セ ミ カルパ ゾ ン (第 2 表の化合物
No.37) 。
第 1 の本発明によ る花の鮮度保持用組成物において は、 一般式 ( I ) の有効成分化合物は、 例えば水、 メ タ ノ ール、 エ タ ノ ールな どのアルコ ール類、 アセ ト ン、 ペン タ ノ ン、 シ ク ロ へキサ ノ ン、 イ ソ ホ ロ ンな どのケ ト ン類、 酢酸ェチル、 酢酸ブチル、 セパシン酸ジェチ ルな どのエステル類、 メ チルセ 口 ソ ルブ、 ェチルセ 口 ソルブな どのエーテル類、 ベンゼン、 キ シ レ ンな どの 芳香族炭化水素類、 灯油、 流動パラ フ ィ ンな どの脂肪 族炭化水素類、 ジメ チルフ オルムア ミ ド、 ジメ チルス ルホキシ ドな どの溶媒またはそれらの混合溶媒の如き 液体担体 と混合され、 これら溶媒に溶解して配合され る。 必要に応じて界面活性剤、 無機または有機ア ミ ン 類あるいは酸類、 糖類、 ガム類な どの補助剤を追加的 に加える こ と ができ る。 .
また、 一般式 ( I ) の化合物を粘土鉱物、 澱粉、 糖 類、 重曹、 芒硝な どの塩類、 有機酸類な どの固体担体 と混和して適宜に希釈して第 1 の本発明の組成物を調 合する こ と も でき る。 さ ら に上記のよ う な添加物材料
を用いて、 水溶液、 油性溶液、 懸濁液、 乳化液、 ク リ ーム、 ペース トあるいは粉末、 顆粒、 錠剤の如き各種 の固形の製剤を製造し、 使用に当って、 適宜に水など で希釈して植物に施用できる。
上記の本発明組成物の製剤を製造するに際しては、 その使用 目的および使用形態によって本組成物を広い 範囲の適用場面で施用 し得るので、 製剤中の一般式
( I ) の化合物の含有量を目的に応じて適当に変化さ せるこ とが必要である。 製剤を直接に植物に適用する 場合には、 一般式 ( I ) の化合物が、 その製剤中に実 用上の施用される濃度で含まれるよ う にするこ とが必 要である。 髙浪度製剤を作る場合には、 一般式 ( I ) の化合物を重量で 5 〜 8 0 %、 好ま し く は 1 0〜 40 %の割 合で配合する こ とが望ま しい。
第 1 の本発明の花の鮮度保持用組成物には、 殺菌剤 ゃ展着剤などの添加剤、 市販の他の花鮮度保持剤ゃ栄 養捕給剤などを所望ならば追加的に配合する こ ともで さる。
前記一般式 ( I ) のスルホ二ルセ ミ カルパジ ド誘導 体またはその塩は、 前記のよ う に担体と混和する こ と によ り組成物の形に製剤して施用できるが、 また一般 式 ( I ) の化合物を有効成分と してそのまま、 すなわ ち担体と混和するこ とな く 、 切り花の花の鮮度保持剤 と して利用できる。
それ故、 第 2 の本発明による と、 前記の一般式 ( I )
のスルホ二ルセ ミ カルパジ ド誘導体またはその塩を有 効成と して含有してなる切り花の花の鮮度保持剤が提 供される。
第 1 の本発明の花の鮮度保持用組成物も、 第 2 の本 発明の花鮮度保持剤も、 散布、 浸漬、 灌注などの方法 によ り切り花植物へ施用する こ とができる。 施用方法 は一般式 ( I ) の化合物の特性に基づいて、 様々の公 知の方法が可能である。 一般的には一般式 ( I ) の化 合物を含む溶液、 分散液または懸濁液を植物体全体に 散布処理する方法、 あるいは切り花用の花卉類の植物 体の根部も し く は収穫後の切り花の茎の切り 口を一般 式 ( I ) の化合物を含む処理液に浸漬して本化合物を 植物体内に吸収させる方法を採用できる。 処理の一つ の方法と しては、 切り花の茎の切り 口を一般式 ( I ) の化合物を含む処理液中に 1 時間以上、 好ま し く は 1 〜 24時間浸漬すれば良い。 別の処理の方法と しては、 一般式 ( I ) の化合物を添加された水を入れた花瓶な どに切り花を生けておいても良い。
本発明による一般式 ( I ) の化合物の使用浪度は、 対象とする花の種類や形態によって最適値が異なるの で、 特に限定されない。 好ま し く は.一般式 ( I ) の化 合物は水に溶解または分散して 1 X 1 0_ 4〜 0 . 1重量%の 範囲の濃度で用いられる。
本発明の花の鮮度保持用組成物または鮮度保持剤を 適用でき る花と しては、 カーネーシ ョ ン、 デルフィ 二
ゥム、 スイー ト ピー、 宿根カス ミ ソ ゥ、 ユ リ 、 フ リ ー ジァ、 チュー リ ップ、 洋ランなどがあげらる。 圃場で 栽培中の花卉類の植物、 鉢に移植された花卉類の植物 あるいは花卉類の植物の茎の中間部または下端部の所 で根を切 り離して作られる切り花に本発明は適用でき る。
従って、 第 3 の本発明による と、 一般式 ( I )
O
II -
R1— S O2NH—C— NH— N— R2 ( I )
〔式中、 R 1 は炭素原子数 3 〜 4 の直鎖状または分岐 鎖状の低級アルキル基を表すか、 ハロ ゲン原子、 低級 アルキル基、 ヒ ドロ キシル基、 ァノレコキシル基、 カル ポキシル基、 アルコキシカルボニル基、 ニ ト ロ基、 ァ ミ ノ基またはべンジルォキシ基によ り置換されても よ いフ エ二ル基を表すか、 あるいはピ リ ジル基を表すか、 も し く は R 1はカルボキシル基またはアルコキシカル ポニル基によ り置換されても よいチォフ ェ ン基を表し、 R2および R3はそれぞれに水素原子、 低級アルキル基、 アルコキサ リ ル基、 アルコキシアルキル基、 または式 一 C (X)— X— R4 (但し、 Xは酸素原子または硫黄原 子を、 R4は低級アルキル基を表す)で示されるアルコ キシカルボニル基またはアルキルチオ—チォカルボ二 ル基を表すか、 あるいは R 2およ.び R 3は R 2と R 3が結 合している窒素原子と共に共同して炭素数 4 〜 5 の複
素環を形成しても よ く 、 も し く は R2および R3が結合 している窒素原子と共に式一 N = C R5(R6) (但し、 R5と R6は夫々に低級アルキル基を表す) の基を形成 しても よい〕 で示されるスルホ二ルセ ミ カルパジ ド誘 導体またはその塩またはこれの水溶液で花卉類の植物 の根部を切断されて作られた切り花の茎の切り 口また は葉を、 あるいは圃場または鉢で栽培されている花卉 類の植物の根または葉を処理し、 これによつて、 花の 鮮度を保持するのに有効な量の一般式 ( I ) の化合物 を該切り花または栽培中の植物に吸収させるこ とから 成る、 花の鮮度を保持する方法が提供される。
第 3 の本発明の方法では、 切り花の茎の切り 口を処 理する場合には、 一般式 ( I ) の化合物を 1 X 10- 4重 量%〜 0.1重量% の範囲の浪度で含む水溶液に 1 時間 以上、 例えば 1 ~24時間、 茎の切 り 口を浸漬して該化 合物の吸収のための処理を行う こ とができる。 また、 栽培中の花卉類の植物を処理する場合には栽培土、 等 による吸着や流亡による損失を考えて、 上記の濃度範 囲よ り高められた濃度で一般式 ( I ) の化合物を含む 水溶液を栽培用の土又はその他の栽培用媒質に散布し て浸透する方法が適用できる。
更に第 4 の本発明は一般式 ( I )
O
II
R1— SO2NH— C一 NH— N— R2 ( I )
〔式中、 : R1 は炭素原子数 3〜 4 の直鎖状または分岐 鎖状の低級アルキル基を表すか、 ハロ ゲン原子、 低級 ア ルキル基、 ヒ ド ロ キ シル基、 ァ ノレ コ キ シル基、 力ノレ ボキシル基、 アルコキシカノレポ -ル基、 ニ ト ロ基、 ァ ミ ノ基またはべンジルォキシ基によ り置換されても よ いフ エ二ル基を表すか、 あるいはピ リ ジル基を表すか、 も し く は R 1はカルボキシル基またはアルコキシカル ボニル基によ り 置換されても よいチォフ ェ ン基を表 し、 R 2および R 3はそれぞれに水素原子、 低級アルキル基、 アルコキサ リ ル基、 アルコ キシアルキル基、 または式 一 C (X)— X— R4 (但し、 Xは酸素原子または硫黄原 子を、 R4は低級アルキル基を表す)で示されるアルコ キシカルボニル基またはアルキルチオーチォカルボ二 ル基を表すか、 あるいは R 2および R 3は R 2と R 3が結 合している窒素原子と共に共同して炭素数 4〜 5 の複 素環を形成しても よ く 、 も し く は R2および R3が結合 している窒素原子と共に式一 N = C R5(R6) (但し、 R5と R6は夫々に低級アルキル基を表す) の基を形成 しても よい〕 で示されるスルホ二ルセ ミ カルパジ ド誘 導体またはその塩を、 花の鮮度保持剤の製造に用いる 使用を包含する。
本発明に関わる一般式 ( I ) のスルホ二ルセ ミ カル パジ ド誘導体は、 下記の A法または B法で示した反応 式に従って容易に製造する こ とができ る。
A法
( Π ) (m)
(i)
B法
R1- S O2NH C OO C2H5 + H2N-N R2(R3)
(IV)
O
II
― R1— S O2NH— C一 NH— N— R2
I
( I ) R3 反応式中で、 R 1 , R 2 および R 3 は前記の一般式 ( I ) における と同じ意味を表す。 上記の A法においては、 スルホ二ルイ ソシアナー ト ( Π ) を無水の塩化メ チ レ ン、 ベンゼン、 ト ルエン、 テ ト ラ ヒ ドロ フ ラ ン、 ジォキサンな どの溶媒に溶解し 氷冷下ないし室温で攪拌しながら ヒ ドラジン ( m ) を 添加する と速やかに反応し、 目的とするスルホ二ルセ ミ カルパジ ド誘導体 ( I ) を容易に得る こ とができ る また、 B法においては、 スルホ二ルカーパメ ー ト ( IV) と ヒ ドラ ジン ( ΠΙ ) を混合する力 、 あるいは ト ルェン、 キシ レンな どの溶媒に溶解して 105〜 120 °Cで 反応させる こ と によ り 、 高収率で目的とするスルホ二 ルセ ミ カルパジ ド誘導体 ( I ) を得る こ と ができ る。
第 1 の本発明の組成物で又は第 2 の本発明によ る薬 剤で有効成分と して用いる一般式 ( I ) の化合物の う ちの一部は既知の化合物であるが、 その他の化合物は 文献に未記載の新規な化合物である。
それ故、 第 5 の本発明による と、 新規な化合物 と し て、 一般式 ( I〃)
O
II
R1— S O2NH— C一 NH— N— R2 ( )
. I
R3
〔式中、 R 1 は炭素原子数 3〜 4 の直鎖状または分岐 鎖状の低級アルキル基を表すか、 ハロ ゲン原子、 低級 ァノレキノレ基、 ヒ ドロ キシノレ基、 ァノレコキシノレ基、 力ノレ ボキシル基、 アルコキシカノレポ二ル基、 ニ ト ロ基、 ァ ミ ノ基またはべンジルォキシ基によ り置換されても よ いフエ二ル基を表すか、 あるいはピ リ ジル基を表すか、 も し く は R 1はカルボキシル基またはアルコキシカル ボニル基によ り 置換されても よいチォフェン基を表し、 R2および R3はそれぞれに水素原子、 低級アルキル基、 アルコキサ リ ル基、 アルコキシアルキル基、 または式 一 C (X)— X— R 4 (但し、 Xは酸素原子または硫黄原 子を、 R 4は低級アルキル基を表す)で示されるアルコ キシカルボニル基またはアルキルチオーチォカルボ二 ル基を表すか、 あるいは R 2および R 3は R 2と R 3が結 合している窒素原子と共に共同して炭素数 4〜 5 の複 素環を形成しても よ く 、 も し く は R 2および R3が結合
している窒素原子と共に式一 N = C R5(R6) (但し、 R5と R6は夫々 に低級アルキル基を表す) の基を形成 しても よいが、 但し ( i ) R がァノレコキシカルボニル 置換フエニル基である場合に、 R2と R3との両者は低 級アルキル基であ り 、 また( ii ) R 1がフ ヱ ニル基、 ρ —メ チノレフ エ二ノレ基、 ρ — ク ロ 口 フエ二ノレ基、 - ブロモフ エ -ル基、 ρ —二 ト ロ フ エニル基、 ρ —ア ミ ノ フエニル基または ρ —メ ト キシフエ二ル基である場 合に、 R2と R3との両者が阇時にメ チル基またはェチ ル基である こ と がな く 、 また( iii ) R 1が p —メ チルフ ェ ニル基または p — ク ロ 口 フ エニル基である場合に、 R2と R3とがモルホ リ ノ基を形成する こ と がな く 、 さ らに( iv ) R 1がフエニル基または p —メ チルフ エニル 基である場合に、 R2と R3とがピペ リ ジノ基を形成す る こ と がないこ と を条件とする〕 で示されるスルホ二 ルセ ミ カパジ ド誘導体またはその塩が提供される。
第 5 の本発明によ る一般式( I〃) で示される新規な スルホ二ルセ ミ カルパジ ド誘導体の具体的な例を、 次 の第 3表および第 4表にその融点 と共に記載する。 第 3表、 第 4表に示される化合物 No. は第 1表、 第 2表 に示されたも の と同じである。
第 3 表 R 式(Γ)
化合物 No. RJ R IT 融点 (°C)
Rl - S02 - NH_ 式(1" )
化合物 No. R」 R R、 融点 C )
21 ひ H CSSC2H5 140.5-141.5
22 H3C H CSSCH3 156-156.5
23 CH3 COCOOCH3 165.5-166.5
H3C-C - C-
25 H2 H2 CH3 CH3 152.5-153
H3C-CH-
26 CH3 CH3 145-145.5
CH3
.5
0
1 11
R丄- S02 - NH - C - NH - A 式(1"') 化合物 No. RJ A 融点 (°C)
33 o- 一 N O 186-188
第 5 の本発明によ る一般式 ( 1〃)の新規な化合物は、 それの好ま しい実施態様と して、 下記の ( 1 ) 〜 ( 9 ) に列挙された新規なスルホ -ルセ ミ 力ルパジ ド誘導体 を包含する。
( 1 ) 一般.式 ( & )
O
II
Rla-SO2NH-C-NH-N-R2a (l"-a)
I
R3a
〔式中、 R laが 2 — ト リ ノレ基、 フルオ ロ フ 工 ニル基、 ヒ ドロ キシフ エニル基、 ベンジルォキシフエ二ノレ基、 またはアルコキシカルボニルフ エニル基であ り R 2βお よび R 3aがそれぞれに低級アルキル基である〕 で示さ れるスルホニルセ ミ カルパジ ド誘導体 (例えば第 3表 の化合物 No.6、 Νο· 7、 No.10, No.12 , No.24) 。
( 2 ) 一般式 ( b)
O
II
Rlb— S O2NH— C一 NH— N— R2b (I - b)
R3b
〔式中、 R lbが低級アルキル基で置換されても よいフ 工 ニル基であ り 、 R 2bおよび R 3bの一方が水素原子で あ り 、 他方が低級アルキル基、 好ま.し く はメ チル基で ある〕 で示されるスルホ二ルセ ミ カルパジ ド誘導体 (例えば第 3表の化合物 No.1と No.2) 。
( 3 ) 一般式 ( c)
O
II
Rlc- S O2NH-C-NH-N-R2c (I^-c)
I
R3C 〔式中、 R 1 eが低級アルキル基またはハロ ゲン原子で 置換されても よいフ エニル基であ り 、 R 2Cおよび R3C がそれぞれに低級アルコキシアルキル基である〕 で示 されるスルホ二ルセ ミ カルバジ ド誘導体 (例えば第 3 表の化合物 No.15、 No.16および No.17) 。
( 4 ) 一般式 ( d)
O
II
Rld- S O2NH-C-NH-N-R2d (1 - d)
I
R3d
〔式中、 R ldが低級アルキル基で置換されても よいフ ェ ニ ノレ 基 で あ り 、 R 2 d お よ び R 3 d の 一 方 が 式 — C (X)— X— R4 (但し、 Xは酸素原子または硫黄原 子を、 R 4は低級アルキル基を表す)で示されるアルコ キ シルカ ルボニル基ま たはアルキルチオ ーチォ カノレポ ニル基あるいはアルコキサ リ ル基であ り 、 R 2dおよび R 3dの他方は水素原子または低級アルキル基である〕 で示されるスルホ二ルセ ミ カルパジ.ド誘導体 (例えば 第 3表の化合物 No.18、 No.19、 No.20、 No.21、 No.22、 および No.23 ) 。
( 5 ) 一般式 ( 1^-e)
O
II
Rle— S〇2NH— C一 NH— N— R2e (l"-e)
I
R3e
〔式中、 R 1 eがフ エ ニル基であ り 、 R 2eおよび R 3eは それらが結合する窒素原子と共に共同してモルホ リ ノ 基を形成する〕 で示されるスルホ二ルセ ミ カルパジ ド 誘導体 (例えば第 4表の化合物 No.33) 。
( 6 ) 一般式 ( l"-f)
O
II
lf-S02NH-C-NH-N-R2f (I^-f)
I
R3f
〔式中、 Rlf が低級アルキル基で置換されても よいフ ェニル基であ り 、 R 2f および R3f はそれらが結合する 窒素原子と共に式一 N = C R5(R 6) (但し、 R5と R 6 はそれぞれに低級アルキル基を表す) の基を形成する〕 で示されるスルホ二ルセ ミ カルパジ ド誘導体 (例えば 第 4表の化合物 No.37) 。
( 7 ) 一般式 ( -g)
O
II
R"— S O2NH— C一 NH— N—. (1' g)
I
〔式中、 R 1^は炭素原子数 3〜 4 の直鎖状または分岐 鎖状の低級アルキル基であ り 、 R 2£および R はそれ ぞれに炭素原子数 1 ~ 2 のアルキル基である〕 で示さ
れるスルホ二ルセ ミ カルパジ ド誘導体 (例えば第 3表 のィ匕合物 No.25と No.26) 。
( 8 ) 一般式 ( 1' h)
O
1.1
Rlh-SO2NH-C-NH-N-R2b (\ff- )
〔式中、 R 1 hはピ リ ジン一 2 —ィル基またはピ リ ジン 一 3 ー ィ ル基であ り 、 R 2 hおよび R 3 hはそれぞれに炭 素原子数 1 〜 2 のアルキル基である〕 で示されるスル ホニルセ ミ カルパジ ド誘導体 (例えば第 3表の化合物
No.27と No.28 ) 。
( 9 ) 一般式 ( '-i)
O
II
R11— S 02NH— C— NH— N— R2i (^-i)
I
R3i
〔式中、 R 11はカルボキシル基または低級アルコキシ カルボニル基によ り 置換されても よいチォフ ェン一 2 一ィル基またはチォフ ェン一 3 —ィル基であ り 、 R 2i および R3iはそれぞれに炭素原子数 1 〜 2 のアルキル 基である〕 で示されるスルホ二ルセ ミ カルバジ ド誘導 体(例えば第 3表の化合物 No.29、 No, 30および No.31 ) 。
次に、 第 5 の本発明によ る一般式( I〃) の化合物の 若干例の製造を以下の合成例について例示して本発明 を説明する。 但し、 本発明はこれらの例によって限定 される も のではない。
合成例 1
1-ェ ト キ シカ ルボニル -4- (4-メ チルフ エ ニルスノレホ ニル) -セ ミ カ ルパジ ド (第 ·3表の化合物 No .20 )の合成 ェチノレカルノ ゼー ト 1.1 gと 4 - ト リ ルスルホ二 ノレイ ソ シァネー 卜 2.2gを無水ジク 口 ロ メ タン 30ralに溶解し、 その溶液を氷冷下で攪拌する と直ちに結晶が析出 した。 1 時間攪拌を続けたのち、 反応液から結晶を濾別 し、 ジ ク ロ ロ メ タ ンで洗浄した。 その後乾燥して 目的化合 物 2.65gを得た。 融点 174〜 176°C、 収率 88%。 . 合成例 2
1, 1-ジ(2 -ェ ト キシェチノレ) -4- (4-ク 口 π フ エ ニルス ルホニル) -セ ミ カルパジ ド(第 3表の化合物 No .17 ) の 合成
4- ク 口 π フ エ ニ ノレ ス ノレ ホ ニ ノレ —ェ チ ノレ カ ー ノ メ一 ト 2.6gと 1, 1-ビス (エ ト キ シェチル) ヒ ド ラ ジン 1.8g を混合し、 その混合物を 110 °Cで 15分間反応させて赤 褐色油状の反応生成物を得た。 こ の反応生成物をシ リ 力 ゲルカ ラム ク ロマ ト グラ フ ィ ーに付し、 展開溶媒へ キサン一酢酸ェチル ( 1 : 1 ) で展開 して 目的物相当 の分画を集めた。 目 的の分画を濃縮後、 へキサンから 再結晶 して 白色結晶 1.8gを得た。 融.点84.5〜85.5 、 収率 47 %。
合成例 3
1, 1-ジ メ チノレ- 4-(4 -フ オ ノレオ.口 フ ェ ニルスノレホ ニノレ) -セ ミ カルバジ ド (第 3 表の化合物 No.7) の合成
4 - フ ノレ オ 口 フ ェ ニノレ ス ノレ ホ ニノレ-ェ チノレ カ ー ^ メ 一 ト 3. lgを 3 Omlのキシ レンに溶解し、 その溶液に 1, 1 - ジメ チル ヒ ド ラ ジン 1.8g を加えたのち 115 °Cで 20分間 反応させた。 反応液を放冷する と油状物が分離し、 固 化した。 これを濾取 し、 ト ルエンで洗浄して 目 的化合 物 4.25gを得た。 融点143.5~111.5で、 収率 81 %。
なお、 合成例 1 ない し合成例 3 の方法に準じて、 第 3表および第 4 表に示 した新規な化合物を合成した。 更に、 一般式 ( I ) の 合物が切 り花の花の鮮度を 保持する効果を有する こ と を次の試験例 1〜 6 によ り 例証する。
試験例 1
本例はカーネーシ ョ ン切 り 花の鮮度保持に本発明に よ る一般式 ( I ) の化合物が有効である こ とを示す。 神奈川県秦野市の農家において栽培されたカーネー シ ヨ ン (品種 ; フ ラ ンシス コ ) を茎長が 10 eraの長さ に なる よ う に茎の下端を切った。 供試化合物を lOppm 含 む水溶液の 50mlが入った管瓶(直径 3 cm X高さ X 12cm) に、 切 り 花を 1 本ずつ入れ茎の下端を浸漬した。 その 後 25 °Cの恒温室内に保って切 り花の花弁の状態を観察 した。 各試験区 と も 4 反復と した。 .比較のため、 供試 化合物を添加 しない試験も行った。 結果を第 5表に示 す。
第 5表 浸漬処理の開始後の日数 供試化合物 No.
0 2 4 6 8 薬剤無添加 一 土 土 ++ ++
1 土 ± +
3 ― 土
4 ± . +
5 ± ±
6 ± +
8 ― 土 一 花弁の萎凋なし 土 花弁の萎凋開始 + 花弁の萎凋進行 ++ 花弁の完全萎凋 第 5表から明らかなよ う に、 いずれの供試化合物も カーネーショ ン切り花の花の鮮度保持効果を示した。 試験例 2
本例も、 本発明による化合物がカーネー シ ョ ン切り 花の鮮度保持効果を有する こ とを示す。
試験例 1 と同様の方法で試験を行った。 結果を第 6 表に示す。
第 6表 浸漬処理の開始後の日数 供試化合物 No.
0 2 4 6 8 薬剤無添加 + + ++
9
16
19
20
21
22 土
32 +
33
34 +
35
36 + 一 花弁の萎凋なし 土 花弁の萎凋開始 + 花弁の萎凋進行 H 花弁の完全萎凋 第 6 表から明 らかなよ う に、 いずれの供試化合物も カーネーシ ョ ン切 り 花の鮮度保持効果を示した。 試験例 3
試験例 1 と 同様の方法でカーネーシ ョ ン切 り花につ いて試験を行った。 結果を第 7 表に示す。
第 7表 浸漬処理の開始後の日数 供試化合物 No.
0 2 4 6 8 10 薬剤無添加 ++ ++
7 + ++ 11 + 12 + ++ 15 + + 17 + + 18 + ++ 27
一 花弁の萎凋なし ± 花弁の萎凋開始
+ 花弁の萎凋進行 ++ 花弁の完全萎凋 第 7表から明らかなよ う に、 いずれの供試化合物も 切 り花の鮮度保持効果を.示した。
試験例 4 試験例 1 と同様の方法でカーネーシ ョ ン切り花につ いて試験を行った。 結果を第 8表に示す。
第 8表 浸漬処理の開始後の日数 供試化合物 No.
0 2 4 6 8 10 薬剤無添加 ++ ++ 10 ++ 13 ++ 14 ++ 24 ++ 25 ++ 26 + ++ 27 ++ 28 ++ ++ 29
30 ++ ++ 31 + 一 花弁の萎凋なし 土 花弁の萎凋開n ΐ始 ± ± ± + + :
+ 花弁の萎凋進行 ++ 花弁の完全萎凋 第 8表から明 らかなよ う に、 いずれの供試化合物も カーネーシ ョ ンの切 り花の鮮度保持効果を示した。 試験例 5
試験例 1 と 同様の方法でカーネーシ ョ ン切 り花につ いて試験を行った。 結果を第 9表に示す。
第 9表 浸漬処理の開始後の日数 供試化合物 No.
0 2 4 6 8 10 薬剤無添加 + 1+ ++ ++ 37 + 一 花弁の萎凋なし + 花弁の萎凋開始 + 花弁の萎凋進行 ++ 花弁の完全萎凋
第 9表から明らかなよ う に、 化合物 No .27 はカーネ ーショ ン切り花の鮮度保持効果を示した。
試験例 6
試験例 1 と同様なカーネーシ ョ ンを茎長 50cmの長さ に切り 、 その切 り花を、 供試化合物を第 10表に示され る濃度で含む水溶液中に 3本ずつ入れた。 25 °Cの恒温 室にて茎の切り 口から 16時間薬液を吸収させた。 その 後、 精製水に切り花を生け直し、 その後の切り花の花 弁の状態を観察した。 各試験区と も 2反復と した。 比 較のため、 供試化合物と して STSを用いても試験した。 結果を第 10表に示す。
第 10表 供試化合物 生け直し後の日数 供試化合物
の濃度 0 2 4 6 8 薬剤無添加 + ++ ++
STS (比較) 0.2 raM ± ± + +
3 0.04 ± +
0.2 ± 土 +
1.0 ± +
8 0.04 ± ± + +
0.2 士 +
1.0 + + 一 花弁の萎凋なし 土 花弁の萎凋開始 + 花弁の萎凋進行 ++ 花弁の完全萎凋 第 10表から明 らかなよ う に、 これ'らの供試化合物で の前処理によ り 、 対照薬と して用いた STSと同程度か 又はそれ以上である花の鮮度保持効果を示した。
産業上の利用可能性
本発明によれば、 切り花の花の鮮度を良好な状態で 長期に保つ鮮度保持剤が提供され、 これは切り花の花 または栽培中の花卉類の植物の花の鑑賞期間を延長で きるので有用である。