JP2000004848A - 乾燥昆布の製造方法 - Google Patents
乾燥昆布の製造方法Info
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Landscapes
- Edible Seaweed (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は生昆布特有の臭みがなく、且
つ、消化吸収が早く、更に従来くず昆布及び低級昆布と
して利用されていないものについても活用できる乾燥昆
布の製造方法を提供する。 【構成】 原料昆布を所定の寸法に切断した後、洗浄し
て塩抜きを行い、若しくは塩抜き後所定寸法に裁断し、
得られた昆布をボイルして原料中に多量に含まれている
褐色色素(フコキサンチン)を緑色化し、しかる後、味
付けしてから温風乾燥することを特徴とする乾燥昆布の
製造方法。
つ、消化吸収が早く、更に従来くず昆布及び低級昆布と
して利用されていないものについても活用できる乾燥昆
布の製造方法を提供する。 【構成】 原料昆布を所定の寸法に切断した後、洗浄し
て塩抜きを行い、若しくは塩抜き後所定寸法に裁断し、
得られた昆布をボイルして原料中に多量に含まれている
褐色色素(フコキサンチン)を緑色化し、しかる後、味
付けしてから温風乾燥することを特徴とする乾燥昆布の
製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出発原料として生
昆布又は塩蔵昆布等の原料昆布を用い、これに処理を施
したのち味付けをして直ちに食することもできる乾燥昆
布の製造方法に関する。
昆布又は塩蔵昆布等の原料昆布を用い、これに処理を施
したのち味付けをして直ちに食することもできる乾燥昆
布の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来、海より採取した生昆布又は養殖昆布
は、生昆布特有の臭みがあったりするため、直ちに食す
ることが少なく、主として調理用の味付けとして利用さ
れることが多く、そのため保存性を付与するための処置
法、或いはその美味性を向上させる為の処理法が主体で
あった。しかし、最近採取した昆布を処理して直ちに食
することが出来るような加工処理方法が提案されてい
る。例えば、特開昭58−209963号公報には生昆
布を直ちに麺状に細長く切断する切断方法と、第1回目
の水切りを行う第1回水切り工程と、水切りした昆布を
ボイルして緑色化するボイル工程と、ボイルした昆布を
急冷する急冷工程と、第2回目の水切りを行う第2水切
り工程と、水切りした昆布に塩蔵処理工程を施して脱水
せしめる塩蔵処理工程とからなることを特徴とする生昆
布の加工処理方法が記載されている。そして、この製品
については簡単な塩出しを行えばそのまま食することが
出来ると記載されている。
は、生昆布特有の臭みがあったりするため、直ちに食す
ることが少なく、主として調理用の味付けとして利用さ
れることが多く、そのため保存性を付与するための処置
法、或いはその美味性を向上させる為の処理法が主体で
あった。しかし、最近採取した昆布を処理して直ちに食
することが出来るような加工処理方法が提案されてい
る。例えば、特開昭58−209963号公報には生昆
布を直ちに麺状に細長く切断する切断方法と、第1回目
の水切りを行う第1回水切り工程と、水切りした昆布を
ボイルして緑色化するボイル工程と、ボイルした昆布を
急冷する急冷工程と、第2回目の水切りを行う第2水切
り工程と、水切りした昆布に塩蔵処理工程を施して脱水
せしめる塩蔵処理工程とからなることを特徴とする生昆
布の加工処理方法が記載されている。そして、この製品
については簡単な塩出しを行えばそのまま食することが
出来ると記載されている。
【0003】また、特開平7−106808号公報には
養殖塩蔵昆布の加工段階で、表面のゲル状旨味成分が流
出しないように加熱ボイル時に酸化防止剤を投入し、養
殖昆布の味と風味を強化するために、酸化防止剤を塩蔵
貯蔵前の漬込み処理の段階で添加し、長期保存を可能に
するため、塩蔵貯蔵と冷凍氷結後の氷結氷除去による脱
水作用を採用した加工方法について記載されている。し
かし、これらの方法で得られた加工昆布は、何れも塩蔵
処理を施しているため直ちに食することが出来るとは言
いながら、塩出し等の処理を行わなければならなかっ
た。
養殖塩蔵昆布の加工段階で、表面のゲル状旨味成分が流
出しないように加熱ボイル時に酸化防止剤を投入し、養
殖昆布の味と風味を強化するために、酸化防止剤を塩蔵
貯蔵前の漬込み処理の段階で添加し、長期保存を可能に
するため、塩蔵貯蔵と冷凍氷結後の氷結氷除去による脱
水作用を採用した加工方法について記載されている。し
かし、これらの方法で得られた加工昆布は、何れも塩蔵
処理を施しているため直ちに食することが出来るとは言
いながら、塩出し等の処理を行わなければならなかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等は
このような塩出し等の処理を行うことなく直ちに食する
ことが出来、しかも生昆布特有の臭みがなく、従来の加
工昆布よりも更に美味な加工昆布を得ようと種々検討し
た結果、本発明を完成したもので、本発明の目的はその
まま食しても生昆布特有の臭みがなく、且つ、消化吸収
が早く、更に、従来くず昆布及び低級昆布として利用さ
れていないものについても活用できる乾燥昆布の製造方
法を提供するのである。
このような塩出し等の処理を行うことなく直ちに食する
ことが出来、しかも生昆布特有の臭みがなく、従来の加
工昆布よりも更に美味な加工昆布を得ようと種々検討し
た結果、本発明を完成したもので、本発明の目的はその
まま食しても生昆布特有の臭みがなく、且つ、消化吸収
が早く、更に、従来くず昆布及び低級昆布として利用さ
れていないものについても活用できる乾燥昆布の製造方
法を提供するのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、原料昆
布を所定の寸法に切断した後、洗浄して塩抜きを行い、
若しくは塩抜き後所定寸法に裁断し、得られた昆布をボ
イルして原料中に多量に含まれている褐色色素(フコキ
サンチン)を緑色化し、しかる後、味付けしてから温風
乾燥することを特徴とする乾燥昆布の製造方法である。
即ち、本発明の加工昆布は、ボイルして原料中に多量に
含まれている褐色色素(フコキサンチン)を緑色化した
後、上記の公報記載の方法のように塩蔵処理を行うこと
無く、しょう油、砂糖、グルタミン酸ソ−ダ等によって
味付けを行ってから温風乾燥することによって極めて美
味な直ちに食することが出来る加工昆布を得ることが出
来るのである。
布を所定の寸法に切断した後、洗浄して塩抜きを行い、
若しくは塩抜き後所定寸法に裁断し、得られた昆布をボ
イルして原料中に多量に含まれている褐色色素(フコキ
サンチン)を緑色化し、しかる後、味付けしてから温風
乾燥することを特徴とする乾燥昆布の製造方法である。
即ち、本発明の加工昆布は、ボイルして原料中に多量に
含まれている褐色色素(フコキサンチン)を緑色化した
後、上記の公報記載の方法のように塩蔵処理を行うこと
無く、しょう油、砂糖、グルタミン酸ソ−ダ等によって
味付けを行ってから温風乾燥することによって極めて美
味な直ちに食することが出来る加工昆布を得ることが出
来るのである。
【0006】
【発明の実施の態様】本発明について詳細に述べる。本
発明における原料昆布としては海水より採取したものは
生昆布や養殖昆布は勿論、塩蔵昆布も用いることが出
来、更に従来くず昆布若しくは低級昆布として利用され
なかったものも原料として利用することが出来る。この
原料昆布を採取、塩抜き後裁断するか、或いは裁断後塩
抜きを行う。塩抜きとしては従来より行われている水洗
工程によって行う。次ぎにこの昆布をボイル処理を施し
て、原料昆布中に含まれている褐色色素を青緑色素に変
える。このような処理を行うことによって昆布が有する
長所である緑色が生きて色彩豊かな食品となる。同時に
このボイル工程を経ることによって生昆布が柔かく咀嚼
しやすくなると共に生昆布自体の悪臭が取れる。このボ
イル工程の条件としては、通常約80℃〜95℃で約1
分間〜5分間である。また、裁断は従来より行われてい
る操作と何等異ならず、その寸法も目的とするものに適
合した寸法に裁断すれば良い。ただ、原料昆布として海
水より採取したものを直ちに使用する場合は、海水の影
響で切刃が発錆しやすいので、ボイル工程後に裁断する
ことが好ましい。
発明における原料昆布としては海水より採取したものは
生昆布や養殖昆布は勿論、塩蔵昆布も用いることが出
来、更に従来くず昆布若しくは低級昆布として利用され
なかったものも原料として利用することが出来る。この
原料昆布を採取、塩抜き後裁断するか、或いは裁断後塩
抜きを行う。塩抜きとしては従来より行われている水洗
工程によって行う。次ぎにこの昆布をボイル処理を施し
て、原料昆布中に含まれている褐色色素を青緑色素に変
える。このような処理を行うことによって昆布が有する
長所である緑色が生きて色彩豊かな食品となる。同時に
このボイル工程を経ることによって生昆布が柔かく咀嚼
しやすくなると共に生昆布自体の悪臭が取れる。このボ
イル工程の条件としては、通常約80℃〜95℃で約1
分間〜5分間である。また、裁断は従来より行われてい
る操作と何等異ならず、その寸法も目的とするものに適
合した寸法に裁断すれば良い。ただ、原料昆布として海
水より採取したものを直ちに使用する場合は、海水の影
響で切刃が発錆しやすいので、ボイル工程後に裁断する
ことが好ましい。
【0007】所定寸法を有する青緑化した昆布に味付け
を行う。通常、生昆布自体は味を有していないが、本発
明では直ちに食することが出来るように味付けを行う。
味付けはしょう油、砂糖、グルタミン酸ソ−ダ等の調味
料を用いて好みの味に味付けを行う。しかる後、本発明
では温風乾燥を行う。生昆布の乾燥方法としては天日乾
燥、真空乾燥、低温乾燥及び真空低温乾燥等が有るが、
本発明では温風乾燥を行う。温風乾燥はコスト的に有利
であるばかりでなく、温風乾燥によって得られた製品は
緑色の安定性が良く、保存性も良好である。温風乾燥と
しては、熱交換器に送風機と拝風機とを組み合わせた間
接熱風乾燥装置を使用して約30℃〜50℃の温度範囲
の温風を通して約5〜7時間で、水分量にバラツキがな
いよう手返しを約3回程度繰り返して最終水分量が10
〜15%になるまで乾燥させる。
を行う。通常、生昆布自体は味を有していないが、本発
明では直ちに食することが出来るように味付けを行う。
味付けはしょう油、砂糖、グルタミン酸ソ−ダ等の調味
料を用いて好みの味に味付けを行う。しかる後、本発明
では温風乾燥を行う。生昆布の乾燥方法としては天日乾
燥、真空乾燥、低温乾燥及び真空低温乾燥等が有るが、
本発明では温風乾燥を行う。温風乾燥はコスト的に有利
であるばかりでなく、温風乾燥によって得られた製品は
緑色の安定性が良く、保存性も良好である。温風乾燥と
しては、熱交換器に送風機と拝風機とを組み合わせた間
接熱風乾燥装置を使用して約30℃〜50℃の温度範囲
の温風を通して約5〜7時間で、水分量にバラツキがな
いよう手返しを約3回程度繰り返して最終水分量が10
〜15%になるまで乾燥させる。
【0008】このようにして本発明の方法によって得ら
れた乾燥昆布は生乾燥したものより咀嚼しやすく、ま
た、生昆布特有の臭みはないので直ちに食することが出
来、また、消化吸収が早い。そして、この乾燥昆布をラ
ーメン、即席みそ汁、スープ等の具として利用すること
が出来、また、調味液に戻して酢のもの、或いは、佃煮
の原料として使用することも出来、これらに使用した場
合復元性が良好でもとの昆布の感触が得られ、その味は
極めて美味である。次に実施例をもって更に具体的に本
発明を説明する。
れた乾燥昆布は生乾燥したものより咀嚼しやすく、ま
た、生昆布特有の臭みはないので直ちに食することが出
来、また、消化吸収が早い。そして、この乾燥昆布をラ
ーメン、即席みそ汁、スープ等の具として利用すること
が出来、また、調味液に戻して酢のもの、或いは、佃煮
の原料として使用することも出来、これらに使用した場
合復元性が良好でもとの昆布の感触が得られ、その味は
極めて美味である。次に実施例をもって更に具体的に本
発明を説明する。
【0009】
【実施例】実施例1 生昆布を良く水洗いした後、沸騰する湯の中に漬けてボ
イル工程を経た後、所定の寸法に裁断する。ボイル工程
によって鮮明な緑色をした昆布を得る。これを白しょう
油、砂糖、及びグルタミン酸ソ−ダ等の調味料によって
味付を行う。続いて、これを間接熱風乾燥装置で約30
℃〜50℃の温度範囲で乾燥すると製品が得られる。得
られた製品は生昆布の臭みが無く、咀嚼しやすく非常に
美味であった。また、これを乾燥珍味として、又はラー
メン、そば、味噌汁等の具として利用出来、更に調味液
に戻して酢のもの、佃煮の原料等極めて広い範囲で利用
することが出来た。
イル工程を経た後、所定の寸法に裁断する。ボイル工程
によって鮮明な緑色をした昆布を得る。これを白しょう
油、砂糖、及びグルタミン酸ソ−ダ等の調味料によって
味付を行う。続いて、これを間接熱風乾燥装置で約30
℃〜50℃の温度範囲で乾燥すると製品が得られる。得
られた製品は生昆布の臭みが無く、咀嚼しやすく非常に
美味であった。また、これを乾燥珍味として、又はラー
メン、そば、味噌汁等の具として利用出来、更に調味液
に戻して酢のもの、佃煮の原料等極めて広い範囲で利用
することが出来た。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように、本発明では原料昆布
を洗浄、ボイル、切断等の工程を経て青緑化したものを
温風乾燥することによって従来のものに比して咀嚼しや
すく、生昆布特有の臭みはなく、これをラーメン、即席
みそ汁、スープ等の具として利用したときは、きれいな
緑色を呈して美味であり、又、調味料で戻して調理した
ものは天然のそのままの状態に復元し、その味は極めて
美味である。
を洗浄、ボイル、切断等の工程を経て青緑化したものを
温風乾燥することによって従来のものに比して咀嚼しや
すく、生昆布特有の臭みはなく、これをラーメン、即席
みそ汁、スープ等の具として利用したときは、きれいな
緑色を呈して美味であり、又、調味料で戻して調理した
ものは天然のそのままの状態に復元し、その味は極めて
美味である。
Claims (1)
- 【請求項1】 原料昆布を所定の寸法に切断した後、洗
浄して塩抜きを行い、若しくは塩抜き後所定寸法に裁断
し、得られた昆布をボイルして原料中に多量に含まれて
いる褐色色素(フコキサンチン)を緑色化し、しかる
後、味付けしてから温風乾燥することを特徴とする乾燥
昆布の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10173502A JP2000004848A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 乾燥昆布の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10173502A JP2000004848A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 乾燥昆布の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000004848A true JP2000004848A (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=15961716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10173502A Pending JP2000004848A (ja) | 1998-06-19 | 1998-06-19 | 乾燥昆布の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000004848A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2248138C1 (ru) * | 2003-11-19 | 2005-03-20 | Новосельцев Сергей Геннадиевич | Способ переработки морских бурых водорослей |
| RU2251361C2 (ru) * | 2003-07-09 | 2005-05-10 | Подкорытова Антонина Владимировна | Способ получения сухого пищевого продукта из ламинариевых водорослей |
| WO2005048741A1 (fr) * | 2003-11-19 | 2005-06-02 | Novoseltsev Sergei Gennadievic | Procede de traitement d'algues brunes marines |
| RU2311080C2 (ru) * | 2004-02-25 | 2007-11-27 | Игорь Филиппович Баум | Способ получения пищевого продукта из водорослей |
-
1998
- 1998-06-19 JP JP10173502A patent/JP2000004848A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2251361C2 (ru) * | 2003-07-09 | 2005-05-10 | Подкорытова Антонина Владимировна | Способ получения сухого пищевого продукта из ламинариевых водорослей |
| RU2248138C1 (ru) * | 2003-11-19 | 2005-03-20 | Новосельцев Сергей Геннадиевич | Способ переработки морских бурых водорослей |
| WO2005048741A1 (fr) * | 2003-11-19 | 2005-06-02 | Novoseltsev Sergei Gennadievic | Procede de traitement d'algues brunes marines |
| RU2311080C2 (ru) * | 2004-02-25 | 2007-11-27 | Игорь Филиппович Баум | Способ получения пищевого продукта из водорослей |
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