JP2000006848A - 自動車のキッキングプレート構造 - Google Patents

自動車のキッキングプレート構造

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JP2000006848A
JP2000006848A JP17024798A JP17024798A JP2000006848A JP 2000006848 A JP2000006848 A JP 2000006848A JP 17024798 A JP17024798 A JP 17024798A JP 17024798 A JP17024798 A JP 17024798A JP 2000006848 A JP2000006848 A JP 2000006848A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗降時に足の引掛かりをなくし、かつ、リヤ
ホイールハウス前側部のウエルトへの大腿部,臀部の当
たりを回避できるキッキングプレート構造の提供を図
る。 【解決手段】 キッキングプレート5の上面5Aは全体
的に平坦面にしてあるため乗降時に足の引掛かりをなく
すことができ、リヤホイールハウス前側部3上のウエル
ト4を被覆する延設部6は後席10のシートバック10
Bの傾斜面よりも小さな角度で曲折成形して、上面6A
をキッキングプレート5の上面5Aと連続して全体的に
平坦面としてあるため、乗降時に大腿部や臀部がリヤホ
イールハウス前側部3上のウエルト4に当るのを回避す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のリヤドア開
口部のサイドシル上に装着されるキッキングプレート構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のリヤドア開口部のサイドシル上
には、センターピラーとの連設基部からリヤホイールハ
ウス前側部との連設基部に亘る長さ範囲に、該サイドシ
ルの合わせフランジに嵌着したウエルトを被覆するキッ
キングプレートを装着して装飾効果を高めると共に、乗
降時に該サイドシル上のウエルトへの足の引掛かりをな
くしてウエルトの転びによる脱落を回避するようにして
いる(特開平8−175434号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】キッキングプレートの
上面部分には、前記ウエルトに外嵌する嵌合部をビード
状に突出成形してあるため、乗降時、とりわけ降車時に
この突出した嵌合部に足を引掛け易くなってしまうこと
は否めない。
【0004】また、サイドシルの後端部は後傾したリヤ
ホイールハウス前側部に連設してあり、このリヤホイー
ルハウス前側部にもその合わせフランジにウエルトを嵌
着してあるが、後席のシートクッションの側部およびシ
ートバックの側部がこのウエルトに近接しているため、
乗降時に大腿部や臀部が該ウエルトに引掛かったり当っ
たりして押圧感を生じ易い。
【0005】そこで、本発明は後席乗員の乗降の際にキ
ッキングプレートに足が引掛かるのを回避できると共
に、リヤホイールハウス前側部のウエルトに大腿部や臀
部が当って押圧感を生じるのを回避することができる自
動車のキッキングプレート構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、車体のリヤドア開口部のサイドシル上に、該サイド
シルの合わせフランジに嵌着したウエルトを被覆するキ
ッキングプレートを装着した構造において、該キッキン
グプレートの後端部に後席のシートバック傾斜角よりも
小さな角度で曲折成形され、前記サイドシルに続くリヤ
ホイールハウス前側部の合わせフランジに嵌着したウエ
ルトを覆う延設部を設けると共に、これらキッキングプ
レートから延設部に亘ってそれらの上面を全体的に連続
した平坦面に形成したことを特徴としている。
【0007】請求項2の発明にあっては、請求項1に記
載の延設部の上端部に、リヤホイールハウス前側部の傾
斜角度と略同じ角度に曲折成形されて、該リヤホイール
ハウス前側部の合わせフランジに嵌着したウエルトに外
嵌するリヤエンド部を延設したことを特徴としている。
【0008】請求項3の発明にあっては、請求項1,2
に記載のキッキングプレートの略前半部の上面を、車室
側へ斜め下向きに傾斜成形したことを特徴としている。
【0009】請求項4の発明にあっては、請求項3に記
載のキッキングプレートの略前半部の車室側に傾斜した
上面を、該キッキングプレートの略後半部の上面にひね
り面を介してなだらかに連続して形成したことを特徴と
している。
【0010】請求項5の発明にあっては、請求項1〜4
に記載の延設部の曲折した連接基部の車室側の側縁に、
車室側に向けて略水平に延設されて、後席のシートクッ
ションを装着したリヤフロア上段部面に敷設したカーペ
ットを押える舌片を設けたことを特徴としている。
【0011】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、キッキ
ングプレートの上面を全体的に平坦面としてあって、該
上面には突起部がないため、後席乗員の乗降時にキッキ
ングプレートの上面に足を引掛けることがなく、乗降性
を一段と向上することができる。
【0012】しかも、このキッキングプレートの後端部
には後席のシートバック傾斜面よりも小さな角度で曲折
成形した延設部を備え、この延設部の上面をキッキング
プレート上面と連続して全体的に平坦面として形成し
て、リヤホイールハウス前側部のウエルトを覆うように
してあるから、乗車時に臀部をシートクッション上へ乗
り入れてから脚部をリヤフロア下段部へ引き入れて乗車
する際、あるいは、降車時に脚部を車外へ出してから臀
部をシートクッションから浮かせて降車する際に、大腿
部や臀部がリヤホイールハウス前側部上のウエルトに引
掛かったり当ったりして押圧感を生じることがなく、大
腿部や臀部をこの延設部上面の平坦面で滑り案内するこ
とができるため、乗降性を著しく向上することができ
る。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、延設部の上端部はリヤホイール
ハウス前側部の傾斜角度と略同じ角度に曲折成形したリ
ヤエンド部として形成してあって、該リヤエンド部をリ
ヤホイールハウス前側部上のウエルトに外嵌して延設部
をウエルトに連続させてあるため、乗降時に延設部とウ
エルトとの継目部分で引掛かりを生じるおそれがなく、
また、ウエルトとの連続感が得られるため見栄えを向上
できて品質感を高めることができる。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、請求項
1,2の発明の効果に加えて、キッキングプレートの略
前半部の上面は、車室側へ斜め下向きに傾斜成形してあ
るため、乗降の際、特に降車の際にリヤフロア下段部面
上から足をサイドシルの上方へ持ち上げて車外へ跨ぐ時
に、この傾斜した上面で足を滑り案内できて引掛かりを
確実に防止することができて、より一層乗降性を向上す
ることができる。
【0015】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
の発明の効果に加えて、キッキングプレートの略前半部
の車室側に傾斜した上面と、略後半部の上面とをひねり
面を介してなだらかに連続して形成してあるため、乗降
時にキッキングプレートの全体的に平坦面に形成された
上面の前半傾斜部と後半水平部との角度変化部分で足が
引掛かるのを防止できると共に、急激な段差がないため
見栄えを向上することができる。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜4の発明の効果に加えて、舌片によって延設部とキッ
キングプレート後端部との曲折部分の剛性を高めること
ができることは勿論、該舌片によって乗降の際にリヤフ
ロア上段部面の側部でカーペットがめくれるのを防止す
ることもできて品質感を高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
と共に詳述する。
【0018】図1〜3において、1は図外のリヤサイド
ドアが装着される車体のリヤドア開口部、2は該リヤド
ア開口部1の下縁部を構成するサイドシル、3はリヤド
ア開口部1の後縁部の下側を構成するリヤホイールハウ
ス前側部を示し、該リヤホイールハウス前側部3はサイ
ドシル2の後端部から所要の後傾角度で連設してある。
【0019】サイドシル2の合わせフランジ2aと、リ
ヤホイールハウス前側部3の合わせフランジ3aとは連
続していて、これら合わせフランジ2a,3aに合成樹
脂材からなるU字形断面のウエルト4を一連に嵌着して
ある。
【0020】5はサイドシル2上に図外のクリップ等に
より止着されて、該サイドシル2の合わせフランジ2a
に嵌着したウエルト4を被覆する合成樹脂材からなるキ
ッキングプレートを示す。
【0021】このキッキングプレート5は、その後端部
に後席10のシートバック10Bの側部の傾斜面よりも
小さな角度に曲折成形され、リヤホイールハウス前側部
3上に装着されてその合わせフランジ3aに嵌着したウ
エルト4を覆う延設部6を設けてある。
【0022】このキッキングプレート5は前記延設部6
に亘って、それらの上面5A,6Aを全体的に連続した
平坦面に形成してある。
【0023】延設部6の上端部は、リヤホイールハウス
前側部3の傾斜角度と略同じ角度に曲折成形されて、該
リヤホイールハウス前側部3の合わせフランジ3aに嵌
着したウエルト4に外嵌するリヤエンド部7として形成
してある。
【0024】一方、キッキングプレート5の略前半部の
上面5A1 は、略後半部の上面5A2 に対して車室側へ
斜め下向きに傾斜成形してあり、該車室側に傾斜した略
前半部の上面5A1 と、略後半部の上面5A2 とをひね
り面5A3 を介してなだらかに連続して形成してある。
【0025】また、延設部6の曲折した連設基部、即
ち、キッキングプレート5の後端部と延設部6との曲折
部分には、その車室側の側縁に該車室側に向けて略水平
に延びる舌片8を延設してあり、該舌片8により後席1
0のシートクッション10Aを装着したリヤフロア上段
部9A面に敷設したカーペット11の側部を押えるよう
にしてある。
【0026】以上の実施形態の構造によれば、キッキン
グプレート5はその上面5Aを全体的に平坦面として形
成してあって、該上面5Aには突起部が存在していない
ため、後席乗員の乗降時に該上面5Aに足を引掛けるこ
とがなく、乗降性を一段と向上することができる。
【0027】ここで、後席10への乗員の乗降時は、例
えば後席10へ乗車する際には、臀部をシートクッショ
ン10A上に乗り入れてから脚部をリヤフロア下段部9
Bへ引き入れ、また、降車する際には前述とは逆に先ず
脚部を車外へ出してから臀部をシートクッション10A
から浮かせて降車することが多く、この時、シートクッ
ション10Aの側部、および後傾したシートバック10
Bの側部が、リヤホイールハウス前側部3上のウエルト
4に近接しているため、該ウエルト4に大腿部や臀部が
引掛かったり、当ったりし易い傾向にある。
【0028】ところが、前記キッキングプレート5はそ
の後端部にシートバック10Bの側部の傾斜面よりも小
さな角度で曲折成形した延設部6を備えていて、該延設
部6の上面6Aをキッキングプレート5の上面5Aと連
続して全体的に平坦面としてあるため、前述の乗降の際
に大腿部や臀部がリヤホイールハウス前側部3上のウエ
ルト4に引掛かったり当ったりして押圧感を生じること
がなく、しかも、この延設部6の上面6Aの平坦面で大
腿部や臀部を滑り案内することができるため、乗降性を
著しく向上することができる。
【0029】特に本実施形態では、前記延設部6の上端
部はリヤホイールハウス前側部3の傾斜角度と略同じ角
度に曲折成形したリヤエンド部7として形成してあっ
て、該リヤエンド部7をリヤホイールハウス前側部3上
のウエルト4に外嵌して延設部6をウエルト4に連続さ
せてあるため、乗降時に延設部6とウエルト4との継目
部分で引掛かりを生じるおそれがなく、また、ウエルト
4との連続感が得られるため見栄えを向上できて品質感
を高めることができる。
【0030】また、キッキングプレート5の略前半部の
上面5A1 は、車室側へ斜め下向きに傾斜成形してある
ため、乗降の際、特に降車の際にリヤフロア下段部9B
面上から足をサイドシル2の上方へ持ち上げて車外へ跨
ぐ時に、この傾斜した上面5A1 で足を滑り案内できて
引掛かりを確実に防止することができて、より一層乗降
性を向上することができる。
【0031】しかも、このキッキングプレート5の略前
半部の車室側に傾斜した上面5A1と、略後半部の上面
5A2 とをひねり面5A3 を介してなだらかに連続して
形成してあるため、乗降時にキッキングプレート5の全
体的に平坦面に形成された上面5Aの前半傾斜部5A1
と後半水平部5A2 との角度変化部分で足が引掛かるの
を防止できると共に、急激な段差がないため見栄えを向
上することができる。
【0032】更に、延設部6の曲折した連設基部の車室
側の側縁には、車室側に向けて略水平に延設されて、リ
ヤフロア上段部9A面に敷設したカーペット11の側部
を押える舌片8を設けてあるため、延設部6とキッキン
グプレート5の後端部との曲折部分の剛性を高めること
ができることは勿論、該舌片8によって、乗降の際にリ
ヤフロア上段部9A面の側部でカーペット11がめくれ
るのを防止することもできて品質感を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 リヤドア開口部 2 サイドシル 2a 合わせフランジ 3 リヤホイールハウス前側部 3a 合わせフランジ 4 ウエルト 5 キッキングプレート 5A 上面 5A1 略前半部の上面 5A2 略後半部の上面 5A3 ひねり面 6 延設部 6A 上面 7 リヤエンド部 8 舌片 9A リヤフロア上段部 10 後席 10B シートバック 11 カーペット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のリヤドア開口部のサイドシル上
    に、該サイドシルの合わせフランジに嵌着したウエルト
    を被覆するキッキングプレートを装着した構造におい
    て、該キッキングプレートの後端部に後席のシートバッ
    ク傾斜角よりも小さな角度で曲折成形され、前記サイド
    シルに続くリヤホイールハウス前側部上に装着されて、
    該リヤホイールハウス前側部の合わせフランジに嵌着し
    たウエルトを覆う延設部を設けると共に、これらキッキ
    ングプレートから延設部に亘ってそれらの上面を全体的
    に連続した平坦面に形成したことを特徴とする自動車の
    キッキングプレート構造。
  2. 【請求項2】 延設部の上端部に、リヤホイールハウス
    前側部の傾斜角度と略同じ角度に曲折成形されて、該リ
    ヤホイールハウス前側部の合わせフランジに嵌着したウ
    エルトに外嵌するリヤエンド部を延設したことを特徴と
    する請求項1に記載の自動車のキッキングプレート構
    造。
  3. 【請求項3】 キッキングプレートの略前半部の上面
    を、車室側へ斜め下向きに傾斜成形したことを特徴とす
    る請求項1,2に記載の自動車のキッキングプレート構
    造。
  4. 【請求項4】 キッキングプレートの略前半部の車室側
    に傾斜した上面を、該キッキングプレートの略後半部の
    上面にひねり面を介してなだらかに連続して形成したこ
    とを特徴とする請求項3に記載の自動車のキッキングプ
    レート構造。
  5. 【請求項5】 延設部の曲折した連設基部の車室側の側
    縁に、車室側に向けて略水平に延設されて、後席のシー
    トクッションを装着したリヤフロア上段部面に敷設した
    カーペットを押える舌片を設けたことを特徴とする請求
    項1〜4の何れかに記載の自動車のキッキングプレート
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015182580A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 マツダ株式会社 車両の内装構造
CN113428086A (zh) * 2021-08-11 2021-09-24 安徽江淮汽车集团股份有限公司 车辆迎宾踏板结构及包含其的车辆

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015182580A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 マツダ株式会社 車両の内装構造
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CN113428086B (zh) * 2021-08-11 2022-03-01 安徽江淮汽车集团股份有限公司 车辆迎宾踏板结构及包含其的车辆

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