JP2000198677A - ウインチ装置 - Google Patents
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Abstract
き、1段目の巻き終わりとドラムの側壁の間に2段目の
巻き始めが落ち込むような空隙を作らないようにし、乱
巻きの発生を抑え、人手を要さず容易に巻き取りおよび
繰出しが行え、コストを抑えたウインチ装置を提供する
ことにある。 【解決手段】 ロープwを巻き取るドラム5の巻き取り
面5aの片端にガイド段差部5eを設けた。
Description
役作業、エレベータなどに用いられ、ワイヤー・ロープ
・ワイヤロープ等の索体の乱巻きを起こさず整然と多層
に巻き取りまた繰出しを行えるウインチ装置に関する。
などの索体を所定の幅で多層に巻き取り、巻き取った索
体を繰出して使用するウインチ装置において、初めに巻
き取って軸方向に一列に並んだ1段目が巻き取るドラム
の表面の凹凸などによって一部の索体が重なる状態にな
ると2段目、3段目の索体はさらに重なったり、すき間
に落ち込むように巻かれたりして、索体の最外層が凹凸
な状態となったいわゆる乱巻きの状態になる。乱巻きに
なる原因として、次の段に移行した際に巻き始めの索体
より巻き取り面の中央に向って隣りに位置すべき索体
が、巻き始めの索体とドラムの側壁の間の上にのってし
まい、次に巻かれる索体がさらに重って乱巻きとなるこ
とが挙げられる。整列に巻き取った状態で索体を繰り出
し方向に引くと、索体が引かれることによる巻き取った
索体がドラムの中心方向にしまる力は、内側の段の索体
の一部に均等に分散されるが、乱巻きの状態では例えば
重なった部分が一部分だけあると、重なった内側の索体
を外側の索体がしめることによってせん断するよう力が
働く。よってこの状態では、実際に使用した場合の安全
性は低くなる。また、この状態では、繰り出すときに、
索体が巻き外径の大きくなった部分の索体に当たって抵
抗を受けるので、スムーズに索体が繰り出されないこと
があった。このように乱巻きの状態はウインチ装置では
好ましくないものであった。この対策としては、常に1
段目を残すように使用していた。このようにすると、1
段目の密着した索体同士の接する部分の上方にできる凹
み部分に2段目の索体が位置しやすくなる。1段目の索
体まで繰り出した場合には、手作業で整列させる作業を
行ったりもしていた。よって手間がかかり、コスト高と
なっていた。この対策として、ドラムの表面に索体がは
まり込む形状の案内溝を設ける場合においても、ドラム
の巻き取り幅は2段目が1段目に対して索体の約半分、
軸方向にずれるために、その分の余裕が設けられている
ため、その部分に2段目の索体が落ち込みすぎたりする
と、もう一度同じ部分に巻かれるなどして乱巻きになっ
てしまう場合があった。
する課題は、このような問題点を解消し、索体を1段目
から整列させて巻くことができ、1段目の巻き終わりと
ドラムの側壁の間に2段目の巻き始めが落ち込むような
空隙を作らないようにし、乱巻きの発生を抑え、人手を
要さず容易に巻き取りおよび繰出しが行え、コストを抑
えたウインチ装置を提供することにある。
発明の構成は、 1) ドラムで索体の巻き取り・繰り出しを行うウイン
チ装置において、索体を巻き取るドラムの巻き取り面の
片端に索体の1段目の巻き終わりと2段目の巻き始めと
側壁との空隙を埋めるようにガイド段差部を設けたこと
を特徴としたウインチ装置 2) ドラムの巻き取り面の外周に索体が整列するよう
複数の案内溝を設けた前記1)記載のウインチ装置 3) 案内溝を並行な溝とし、巻き取り面の外周の一部
に溝なし部をドラムの回転軸方向に長く設けた前記2)
記載のウインチ装置 4) ドラムの巻き取り面の外周の溝なし部に、索体の
端を挿入する取付穴を設け、同取付穴に挿入した索体を
係止させる係止部を設けた前記3)記載のウインチ装置 5) ガイド段差部の高さを1段目の索体の巻き外径と
略同じ大きさとし、ガイド段差部の幅を索体の略半分と
した前記1)〜4)いずれかに記載のウインチ装置 6) ドラムで索体の巻き取り・繰り出しを行うウイン
チ装置において、ドラムの巻き取り面に巻き取った索体
の2段目以上の巻き終わりとドラムの側壁の空隙を埋め
るガイドコマ部をドラムの側壁に設けたウインチ装置 7) ドラムで索体の巻き取り・繰り出しを行うウイン
チ装置において、ドラムの巻き取り面に巻き取った索体
の2段目以上の巻き始めとドラムの側壁の空隙を埋める
ガイドコマ部をドラムの側壁に設けたウインチ装置 8) ドラムの巻き取り面の外周に索体が整列するよう
複数の並行な案内溝を設け、巻き取り面の外周の一部に
溝なし部をドラムの回転軸方向に長く設け、ガイドコマ
部を溝なし部分に設けた前記6)又は7)記載のウイン
チ装置 9) ドラムの巻き取り面に索体の1段目を巻き終わる
と巻き終わり部分の索体とドラムの側壁の間に索体の径
の約半分の空隙を設けるようにドラム幅を定めた前記
1)〜8)いずれかに記載のウインチ装置 10) ガイドコマ部を溝なし部のドラムの側壁に設け
るようにした前記6)又は7)記載のウインチ装置 にある。
よって索体を巻き取って行くと、ドラムの巻き取り面の
片端にガイド段差部を設けているので、索体と側壁の間
には空隙がない。2段目の巻き始めは、1段目の巻き終
わりと側壁の間に位置しようとするが、1段目の巻き終
わりと側壁の間にはガイド段差部が設けられているの
で、2段目の巻き始めは1段目の巻き終わりとガイド段
差部の間の上に位置するようになる。よって2段目の巻
き始めが1段目の巻き終わりと側壁の間の空隙に落ち込
んで次に巻かれる2段目の部分と高さがちがったり離れ
てしまうのを防ぐ。ドラムの巻き取り面の外周に索体が
整列するよう複数の案内溝を設けたものは、索体が次々
と隣りの案内溝にはまり込むようにして索体を案内溝に
巻き取って整列させる。案内溝を並行な溝とし、巻き取
り面の外周の一部に溝なし部を設けたものは、索体が案
内溝にはまり込むようにして索体を案内溝に巻き取っ
て、溝なし部分で索体を巻き取りながら隣りの案内溝に
索体を移動させるようにして次々と案内溝に索体を巻き
取るようにする。ドラムの巻き取り面の外周の溝なし部
に、索体の端を挿入する取付穴を設け、取付穴に挿入し
た索体を係止させる係止部を設けたものは、取付穴に索
体を挿入し、挿入した索体を係止部によって係止させ
て、巻き取り始めの部分とすることができる。ガイド段
差部の高さを1段目の索体の巻き外径と略同じ大きさと
し、ガイド段差部の幅を索体の略半分としたものは、2
段目の巻き始めの索体が、ガイド段差部に接触してガイ
ド段差部を設けた側の側壁から離れる方向に移動しない
ようにし、このようにしてガイド段差部と1段目の巻き
終わり索体の間の上に位置した2段目の巻き始めの索体
と次に巻かれて隣りに位置する索体が離れないようにす
る。ドラムの巻き取り面に巻き取った索体の2段目以上
の巻き終わりとドラムの側壁の空隙を埋めるガイドコマ
部をドラムの側壁に設けたものは、ガイドコマ部を設け
た段より1つ下の段の巻き始めの次の巻きにおいて索体
が巻き始めとドラムの側壁の間に巻かれようとすると、
ガイドコマ部に当ってすべり落ちるようにして巻き始め
の索体の隣に整列して位置する。ドラムの巻き取り面に
巻き取った索体の2段目以上の巻き始めとドラムの側壁
の空隙を埋めるガイドコマ部をドラムの側壁に設けたも
のは、巻き始めの索体が同じ位置に何度も巻かれること
がないようにガイドコマ部に当てることによって巻き取
り面の中央に向って斜めに巻くようにする。ドラムの巻
き取り面に複数の並行な案内溝を設け、巻き取り面の外
周の一部に溝なし部をドラムの回転軸方向に長く設け、
ガイドコマ部を溝なし部に設けたものは、案内溝にはま
り込むようにして索体を巻き、溝なし部分で斜めに巻く
ようにして次の並行な案内溝に索体を移行させて索体を
巻くようにし、斜めに巻く溝なし部でガイドコマ部によ
って索体の巻きが乱れることがないようにする。ドラム
の巻き取り面に索体の1段目を巻き終わると巻き終わり
部分の索体とドラムの側壁の間に索体の径の約半分の空
隙を設けるようドラム幅を定めたものは、巻き取り面の
索体と次の段の索体が索体の径の約半分軸方向にズレる
ようにし、このようにして多層に巻いた索体の各段の巻
き数が同じになるようにして、巻き全体が整然と並ぶ状
態にする。ガイドコマ部を溝なし部のドラムの側壁に設
けるようにしたものは、溝なし部で斜めに巻かれる索体
の巻きを乱れないようガイドコマ部に当てて索体を所定
の位置に向かうようにする。
の巻き取り面に設ける索体の案内用の溝は、ウインチ装
置の使用条件や負荷に応じて決められた索体の径に合わ
せて、溝幅および溝の深さを設定して用いるのが望まし
い。ドラムの巻き取り面の溝なし部は、ドラムの円周の
所定区間に軸方向全長に渡って設ける。通常、ドラムの
巻き取り面の両端にはロープの巻付かない空間が生じ
る。この空間の大きさは、索体の径が一定ならば、索体
が溝なし部において案内溝から案内溝へ移る角度αまた
は溝なし部の区間の長さによって決まる。αがあまりに
小さい、すなわち溝なし部の区間が長すぎると、空間が
大きすぎて上から索体が食い込みやすく、逆にαが大き
く溝なし部の区間が短すぎると、空間は小さくなるがロ
ープの角度変化が大きすぎて滑らかに曲がらなくなる。
索体の径と曲がり易さに基づいて適切なαまたは溝のな
い区間の長さを設定し、ドラムの巻き取り面の径に応じ
た溝なし部の円周区間(円周角θで表される)を決める
ようにする。溝なし部を巻き取り面に複数に分けて設け
る場合は、複数の溝なし部を巻き取り面の円周に同じ区
間幅で等分の間隔に配置するのが望ましい。また、溝な
し部において索体の巻き取り位置を動かしていくので、
複数の溝なし部で分割された溝部は、溝なし部の数に合
わせて適宜溝ピッチをずらして、巻き取り面が一周した
時に索体がちょうど一本分横に移動できるように調節す
る。溝なし部は巻き取り面から溝をなくした単純な円筒
面状、またはこの部分にあまり索体が接触しないように
ドラム内側に向けて凹ませた形状の、いずれでもよい。
ドラムの巻き取り面の外周に設ける案内溝は、並行に配
置しても、らせん状に設けてもよい。ガイドコマ部は全
周に設けても円周上の一部に設けてもよい。ガイドコマ
部はよって多段に巻き取られる索体のすべての段に取り
付けても一部の段に取り付けてもよく、所定の間隔をあ
けてもよい。ガイドコマ部の形状はどのようなものでも
よい。
体的に説明する。 実施例1(図1〜11参照) 図1〜11に示す実施例1は、ドラムの巻き取り面の片
端にガイド段差部を設け、ドラムの外周に複数の案内溝
を設け、案内溝を並行な溝とし、筒状体の外周の一部に
溝なし部を設け、溝なし部に索体の取付穴を設け、取付
穴に索体を係止させる係止部を設け、ガイド段差部の高
さを1段目の索体の巻き外径と略同じ大きさとし、ガイ
ド段差部の幅を索体の略半分とし、索体の3段目と4段
目の巻き終わりと側壁の間を埋めるガイドコマ部を設け
たウインチ装置の例である。図1は実施例1のウインチ
装置の説明図である。図2は実施例1のウインチ装置の
ドラムの平面図である。図3は実施例1のウインチ装置
のドラムの正面図である。図4は図3のA−A断面図で
ある。図5は実施例1のウインチ装置で索体を巻き取っ
た状態を示す説明図である。図6は実施例1のウインチ
装置で索体を巻き取った状態を示す説明図である。図7
は実施例1のウインチ装置で索体を巻き取った状態を示
す説明図である。図8は実施例1のウインチ装置で索体
を巻き取った案内溝を部分を示す説明図である。図9は
実施例1のウインチ装置で索体を巻き取った溝なし部の
説明図である。図10は実施例1のウインチ装置で索体
を巻き取った溝なし部の説明図である。図11は実施例
1のウインチ装置で索体を巻き取った溝なし部の説明図
である。図中、1はウインチ装置、2はベッド、3はド
ラム支持部、4はボルト、5はドラム、5aは巻き取り
面、5bは側壁、5cは案内溝、5dは溝なし部、5e
はガイド段差部、5fはガイドコマ部、5gは内径部、
6は駆動モーター、7は索体係止具、7aは索体挿入用
穴、7bはネジ穴、8は係止ネジ、10は回転軸、wは
ロープである。実施例1では、図1〜11に示すよう
に、ロープの巻き取り・繰り出しをドラムの回転により
行っている。まず、ウインチ装置1を設置する場所に土
台となるベッド2を設ける。次にベッド2に所定の間隔
で向かい合うようにドラム支持部3をボルト4で取り付
ける。次にドラム5を向かい合うドラム支持部3の間に
位置させ、図示しない軸部でドラムの内径部5gを固定
し、軸部をドラム支持部3に回転自在に支持させる。ド
ラム5は外周をロープwの巻き取り面5aとする円筒部
分とし、円筒部分の軸方向両側に側壁5bを設けてい
る。この2つの側壁5bと巻き取り面5aで囲まれる空
間をロープwを多層に巻き取って行く空間とする。次に
ドラム5の内径部5gに索体係止具7を取り付け、ドラ
ム5の巻き取り面5aと索体係止具7の一部を貫通する
ように索体挿入用穴7aを設ける。索体挿入用穴7aは
図3に示すように軸方向から見て左右が対称形となるよ
うに設ける。次に索体挿入用穴7aの軸と直角方向に巻
き取り面5aと索体挿入用穴7aが連通するようにして
ネジ穴7bを三箇所に設ける。ネジ穴7bにはネジ溝を
設ける。次に索体挿入用穴7a,ネジ穴7bを設けた部
分を溝なし部5dとし、溝なし部5dを除く巻き取り面
5aには、1つの円周上にロープwがはまり込む深さ、
形状の案内溝5cが設けられ、さらにこの案内溝5cが
所定のピッチでドラムの軸方向に複数設けられている。
索体挿入用穴7aを設けた側の側壁5bと軸方向に反対
側の側壁5b側の案内溝5cの端から側壁5bまでの間
にはロープwの径の約半分のすき間を設ける。これによ
りドラム5のドラム幅Lはロープの1段目を巻き終わる
と巻き終わり部分のロープとドラムの側壁の間にロープ
の径の約半分の空隙が設けられる幅となっている。次に
そのすき間に案内溝5cにロープwを巻いた場合に近い
高さで、ロープwと同じRを設けたガイド段差部5eを
図2,4,5に示すように全周に設ける。次に、図5に
示すようにロープwをドラム5の巻き取り面5aに巻き
取ると同径3段目となる位置のガイド段差部5eを設け
た側の側壁5bに断面がロープwと同径の半円形状を先
端形状とするガイドコマ部5fを設ける。ガイドコマ部
5fは円周に沿って曲率を付けて、溝なし部5dと同じ
円周上の範囲に設けられる。次に同様にして、ロープw
をドラム巻き取り面5aに巻き取ると、四段目となる位
置の索体挿入用穴7aを設けた側の側壁5bに断面がロ
ープwと同径の半円形状を先端形状とするガイドコマ部
5fを設ける。次に片側のドラム支持部3に、駆動モー
ター6を取り付け、駆動モーター6の出力軸をドラムの
内径部5gを固定した軸部に連結する。実施例1では、
減速機とブレーキ付きの駆動モーター6を用いている。
この実施例1のウインチ装置を使用するには、図2,3
に示すようにドラム5の溝なし部5dに設けた索体挿入
用穴7aにロープwを挿入し、索体挿入用穴7aに連通
するようにして設けられた三箇所のネジ穴に係止ネジ8
を螺合で取り付ける。この係止ネジ8をさらにねじ込む
と、係止ネジ8の先端がロープwに当たり、ロープwを
索体挿入用穴7a周面に押し付ける。三箇所を係止ネジ
8の先端で押し付けることによって、ロープwは、索体
挿入用穴7aに強く取り付けられる。次に、駆動モータ
ー6を作動させて、軸が連結されたドラム5を回転させ
る。図3に示すように、ロープのドラムへの巻き始め位
置の内部にロープの先端を取り付け、ロープが徐々に巻
き取り面の円周上にのるようにしているので、ある位置
から突然巻き始めることによって巻いていない部分との
段差にその後の巻きが引っ掛って乱巻きとなるなどの影
響を与えない巻き始め部分になっている。ドラム5の回
転によってロープwが巻き取られる。この際、索体挿入
用穴7aの周方向には、並行な案内溝5cが設けられて
いるので、ロープwは案内溝5cにはまり込んでドラム
5に巻き取られる。ドラム5が回転していくと、図2に
示すように案内溝5cの部分から溝なし部5dになる。
さらに巻き取って行くとロープwが索体挿入用穴7aか
ら出ているロープwの部分の上にのるが、ロープwの張
力とロープwの断面が円周上で接触することによって、
すべりが生じ、ロープwは索体挿入用穴7aから軸方向
に離れる方向の隣りの案内溝5cにはまり込む。よって
溝なし部5dでロープが斜めに巻き取られるようにして
次の並行な案内溝5cに移るようになる。同じようにし
て、溝なし部5dで斜めに巻き取られ隣りの案内溝5c
に移動し、順に軸方向に移動しながら巻き取られてい
く。このように案内溝5cによって巻き取ったロープw
同士の間には隙間ができたりすることなく所定のピッチ
で確実に整列巻きが行われる。このように並行な案内溝
と溝なし部を組み合わせたものは、比較的簡単に加工で
製作できる。また型で鋳造や成型で製作する際にも簡単
な型の構造にできるのでらせん溝に比べてコストを抑え
ることができる。このようにして図5,6に示すように
次々と案内溝5cにはまり込むようにしてロープが巻き
取られ1段目の終わりとなる部分では、ガイド段差部5
eが設けられているので、図5に示すように1段目の終
わりとなるロープwと側壁5bの間に隙間がない。よっ
て、1段目の巻き終わりと隣りの索体との間に空隙が生
じて、その空隙に2段目の巻き始めの索体が落ち込んで
乱巻きの原因となるようなことはない。また、1段目の
巻き終わりとドラムの側壁の間にも空隙が生じて、その
空隙に2段目の巻き始めの索体が落ち込んで乱巻きの原
因となるようなことはない。2段目の巻き始めとなる部
分では、図6〜9に示すように1段目の巻き終わりと、
ガイド段差部5eの間にロープの2段目がのることによ
って、2段目のロープの巻き始めと側壁の間にはすきま
がない。実施例においてガイド段差部5eの高さは、1
段目の索体の巻き外径と同じで、ガイド段差部5eの幅
は索体の径の半分としている。よって、ガイド段差部5
eと1段目の索体の巻き終わりの間の上に2段目の巻き
始めがのる際に、2段目の巻き始めがガイド段差部5e
に当たって索体挿入用穴7aの側にズレてしまわないよ
うにする。さらに図9に示すように側壁5bには、3段
目の巻き終わりの位置と側壁5bの間を埋めるようにし
て、先端の断面がロープと同じ径の約半円となっている
ガイドコマ部5fが設けられている。1段目のロープの
巻き取りが終わり、2段目に移行し、2段目の巻き始め
の隣に位置すべきロープが巻かれる際に、2段目の巻き
始めと側壁の間に位置するよう巻いてしまうと2段目の
巻き始めに2重に巻かれることになり、次の段以降で巻
きが乱れて行くので乱巻きになってしまう。しかし本実
施例1では、2段目の巻き始めの次の巻きが、2段目の
巻き始めの上にくると、図9に示すように、ガイドコマ
部5fに当たって、すべり落ちるようにして索体挿入用
穴7a側に移動して本来位置すべき2段目の巻き始めの
隣に巻かれるようになる。また、本実施例1では、索体
挿入用穴7a側のドラムの側壁5bと4段目の巻き終わ
りの間の空隙を埋めるように別のガイドコマ部5fを設
けているので同様に3段目の巻き始めの次の巻きを確実
に所定の位置に巻くようにする。また、本実施例では、
溝なし部5dにガイドコマ部5fを設けることによっ
て、巻き始め又は巻き終わりと側壁の間が大きくなる部
分を埋めるようにして、斜めにロープが巻かれる溝なし
部における側方のガイドになるようにしている。また、
2段目のロープは、1段目のロープ同士の間の上に密着
するようにのって、整列に巻かれて行く。2段目のロー
プが索体挿入用穴側で折り返し3段目が同様に整列して
巻かれて巻き終わりになると、図9に示すように側壁5
bには、3段目の巻き終わりの位置と側壁5bの間を埋
めるようにして、先端の断面がロープと同じ径の約半円
となっているガイドコマ部5fが設けられているので3
段目の巻き終わりと側壁の間にすき間がない。よって4
段目の巻き始めは図9に示すように、ガイドコマ部5f
と3段目の巻き終わりの間にのり、側壁との間にすきま
をつくらない。このように実施例1のウインチ装置で
は、4段目までを確実に整列巻きで巻き取ることができ
る。よってロープを繰り出す際には、1段目を残すこと
なく全ての部分を繰り出すことができるので非常に効率
的である。また、人手を要さずに1層目を確実に整列巻
きで巻き取るので人手がかからずさらに効率的である。
実施例1ではさらにガイドコマ部5fによって図10,
11に示すように4層目までを確実に整列巻きとするこ
とができるので、その上の段が大きな乱れとなることが
ない。よって略全段を略整列巻きとすることができ、非
常に効率的に巻き空間を使用できるのでコンパクトにで
き、途中でロープ同士がせん断するように重なることが
ないのでより安全性を高めることができる。また、それ
ぞれの段がロープの径の半分ずつ交互にズレて段同士の
隙間を小さくするよう1段目の巻き終わりとドラムの側
壁の間にロープの径の半分の空隙を設けているので、巻
きスペースを有効に使ってコンパクトにできる。 実施例2(図12参照) 図12に示す実施例2は、ドラムの巻き取り面に巻き取
った索体の2段目の巻き始めとドラムの側壁の空隙を埋
めるガイドコマ部をドラムの側壁に設けたウインチ装置
の例である。図12は実施例2のウインチ装置で索体を
巻き取った状態を示す説明図である。図中、9はガイド
コマ部である。実施例2では、図12に示すようにドラ
ム5に巻き取る索体の2段目の巻き始め部分とドラムの
側壁の間を埋めるガイドコマ部9を設けている。ガイド
コマ部9はロープwが上にのると、巻き取り面5aの中
央に向かってすべり落ちるよう傾斜を設け、かつロープ
wがドラムの側壁から離れるよう向かうように傾斜けて
いる。ドラム5に巻き取られている索体が1段目から2
段目に移行すると、案内溝5cは並列に設けられている
のでロープwはまっすぐになろうとする。この状態で巻
き取りが進むとロープwがガイドコマ部9の上に載る。
ガイドコマ部9の傾斜によってロープwはすべってガイ
ドコマ部9の側面に接する。ガイドコマ部9の側面には
ロープwをドラムの側壁から離れるよう傾斜が設けられ
ているので、ロープwは、斜めにドラムの側壁から離れ
るように巻かれて隣りの1段目のロープw同士の間に位
置するようになる。このように、ガイドコマ部9を設け
ることにより、索体の巻き始め部分を同じ所に巻かれる
ことなく整列巻きとなるよう確実に送ることができる。
させて巻くことができ、1段目の巻き終わりとドラムの
側壁の間に2段目の巻き始めが落ち込むような空隙を作
らないようにし、乱巻きの発生を抑え、人手を要さず容
易に巻き取り及び繰り出しが行え、コストを抑えたウイ
ンチ装置にできる。ドラムの筒状体の外周に索体が整列
するよう複数の案内溝を設けたものは、確実に案内溝の
ピッチで索体を整列に巻き取ることができる。案内溝を
並行な溝とし、筒状体の外周の一部に溝なし部を設けた
ものは、コストを抑制し、かつ確実に案内溝のピッチで
索体を整列に巻き取ることができる。ドラムの巻き取り
面の溝なし部に、索体の端を挿入する取付穴を設け、取
付穴に挿入した索体を係止させる係止部を設けたもの
は、乱巻きになることのない巻き始め部分にすることが
できる。ガイド段差部の高さを1段目の索体の巻き外径
と略同じ大きさとし、ガイド段差部の幅を索体の略半分
としたものは、乱巻きの原因を2段目の巻き始めに作ら
ないようにして、さらに整列に索体を巻きとることがで
きる。ドラムの巻き取り面に巻き取った索体の2段目以
上の巻き終わりとドラムの側壁の空隙を埋めるガイドコ
マ部をドラムの側壁に設けたものは、ガイドコマ部を設
けた下の段の巻き始めの次の巻きを巻き始めの隣りに来
るようにしてさらに確実に2段目以上を整列した状態に
巻き取ることができる。ドラムの巻き取り面に巻き取っ
た索体の2段目以上の巻き始めとドラムの側壁の空隙を
埋めるガイドコマ部をドラムの側壁に設けたものは、索
体の巻きが次の段に移行する際に、同じ所に何度も巻く
ことがないようにして、さらに確実に2段目以上を整列
した状態に巻き取ることができる。ドラムの巻き取り面
に複数の並行な案内溝を設け、巻き取り面の外周の一部
に溝なし部をドラムの回転軸方向に長く設け、ガイドコ
マ部を溝なし部に設けたものは、さらに全段を整列巻き
とすることができる。ドラムの巻き取り面に索体の1段
目を巻き終わると巻き終わり部分の索体とドラムの側壁
の間に索体の径の約半分の空隙を設けるようドラム幅を
定めたものは、それぞれの段が同じ巻数になるように索
体を巻き取ってスペースを有効に使ってさらにコンパク
トなウインチ装置にできる。ガイドコマ部を溝なし部の
ドラムの側壁に設けるようにしたものは、次の段に移行
する部分で巻きが乱れないようにしてさらに確実に整列
した状態に巻き取ることができる。
る。
る。
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
なし部の説明図である。
溝なし部の説明図である。
溝なし部の説明図である。
0)
る。
る。
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
態を示す説明図である。
なし部の説明図である。
溝なし部の説明図である。
溝なし部の説明図である。
状態を示す説明図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 ドラムで索体の巻き取り・繰り出しを行
うウインチ装置において、索体を巻き取るドラムの巻き
取り面の片端に索体の1段目の巻き終わりと2段目の巻
き始めと側壁との空隙を埋めるようにガイド段差部を設
けたことを特徴としたウインチ装置。 - 【請求項2】 ドラムの巻き取り面の外周に索体が整列
するよう複数の案内溝を設けた請求項1記載のウインチ
装置。 - 【請求項3】 案内溝を並行な溝とし、巻き取り面の外
周の一部に溝なし部をドラムの回転軸方向に長く設けた
請求項2記載のウインチ装置。 - 【請求項4】 ドラムの巻き取り面の外周の溝なし部
に、索体の端を挿入する取付穴を設け、同取付穴に挿入
した索体を係止させる係止部を設けた請求項3記載のウ
インチ装置。 - 【請求項5】 ガイド段差部の高さを1段目の索体の巻
き外径と略同じ大きさとし、ガイド段差部の幅を索体の
略半分とした請求項1〜4いずれかに記載のウインチ装
置。 - 【請求項6】 ドラムで索体の巻き取り・繰り出しを行
うウインチ装置において、ドラムの巻き取り面に巻き取
った索体の2段目以上の巻き終わりとドラムの側壁の空
隙を埋めるガイドコマ部をドラムの側壁に設けたウイン
チ装置。 - 【請求項7】 ドラムで索体の巻き取り・繰り出しを行
うウインチ装置において、ドラムの巻き取り面に巻き取
った索体の2段目以上の巻き始めとドラムの側壁の空隙
を埋めるガイドコマ部をドラムの側壁に設けたウインチ
装置。 - 【請求項8】 ドラムの巻き取り面の外周に索体が整列
するよう複数の並行な案内溝を設け、巻き取り面の外周
の一部に溝なし部をドラムの回転軸方向に長く設け、ガ
イドコマ部を溝なし部分に設けた請求項6又は7記載の
ウインチ装置。 - 【請求項9】 ドラムの巻き取り面に索体の1段目を巻
き終わると巻き終わり部分の索体とドラムの側壁の間に
索体の径の約半分の空隙を設けるようにドラム幅を定め
た請求項1〜8いずれかに記載のウインチ装置。 - 【請求項10】 ガイドコマ部を溝なし部のドラムの側
壁に設けるようにした請求項6又は7記載のウインチ装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37716098A JP4219029B2 (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | ウインチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP37716098A JP4219029B2 (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | ウインチ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000198677A true JP2000198677A (ja) | 2000-07-18 |
| JP4219029B2 JP4219029B2 (ja) | 2009-02-04 |
Family
ID=18508356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP37716098A Expired - Fee Related JP4219029B2 (ja) | 1998-12-29 | 1998-12-29 | ウインチ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4219029B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006002416A (ja) * | 2004-06-17 | 2006-01-05 | Daiko Kk | 車両搬送用駐車装置における篭昇降用ワイヤの駆動装置 |
| WO2023032661A1 (ja) * | 2021-09-02 | 2023-03-09 | コベルコ建機株式会社 | ウインチドラム |
| WO2024181195A1 (ja) * | 2023-02-28 | 2024-09-06 | コベルコ建機株式会社 | ウインチドラム及びロープガイド位置調整方法 |
-
1998
- 1998-12-29 JP JP37716098A patent/JP4219029B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006002416A (ja) * | 2004-06-17 | 2006-01-05 | Daiko Kk | 車両搬送用駐車装置における篭昇降用ワイヤの駆動装置 |
| WO2023032661A1 (ja) * | 2021-09-02 | 2023-03-09 | コベルコ建機株式会社 | ウインチドラム |
| JP2023036195A (ja) * | 2021-09-02 | 2023-03-14 | コベルコ建機株式会社 | ウインチドラム |
| JP7380658B2 (ja) | 2021-09-02 | 2023-11-15 | コベルコ建機株式会社 | ウインチドラム |
| WO2024181195A1 (ja) * | 2023-02-28 | 2024-09-06 | コベルコ建機株式会社 | ウインチドラム及びロープガイド位置調整方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4219029B2 (ja) | 2009-02-04 |
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