JP2000200043A - 感熱ラベルおよび感熱ラベル付ガラス瓶 - Google Patents

感熱ラベルおよび感熱ラベル付ガラス瓶

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JP2000200043A
JP2000200043A JP11144002A JP14400299A JP2000200043A JP 2000200043 A JP2000200043 A JP 2000200043A JP 11144002 A JP11144002 A JP 11144002A JP 14400299 A JP14400299 A JP 14400299A JP 2000200043 A JP2000200043 A JP 2000200043A
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label
heat
layer
sensitive
glass bottle
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JP11144002A
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English (en)
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Mamoru Sekiguchi
守 関口
Masayuki Taniguchi
谷口  正幸
Keiko Nakamura
圭子 中村
Masayoshi Suzuta
昌由 鈴田
Masao Nakajima
正雄 中島
Kazuhiro Kubota
和宏 久保田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガラス瓶との接着性が良好で、ガラス瓶洗浄時
のアルカリ水溶液で洗浄しても、ラベル基材自体が破損
せず、かつガラス瓶に良好に接着しており、脱落や剥が
れが発生しない感熱ラベルの提供にある。 【解決手段】合成樹脂フィルムからなるラベル基材10
の内面に印刷インキ層30、感熱接着剤層50が順次積
層されたラベルであって、該印刷インキ層30がラベル
基材10の端部より内側に配置されている感熱ラベル1
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感熱ラベル及び感
熱ラベル付ガラス瓶に関するものであり、特に4%程度
の濃度で、かつ約70〜80℃の温度のアルカリ水溶液
で洗浄されるガス瓶に使用できる感熱ラベルであって、
感熱ラベル自体も前記アルカリ水溶液にり洗浄しても前
記ガラス瓶から剥離せず、前記ガラス瓶とともに再使用
できる耐性、耐アルカリ性を有する感熱ラベル及び、こ
の感熱ラベルが装着されたガラス瓶に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、ビールや清涼飲料水などの容
器として、ガラス瓶が広く使用されている。通常、この
ようなガラス瓶は使用後に回収され、洗浄した後、再び
内容物を充填して、販売されるという、所謂リユース形
態をとられる場合がある。このようなガラス瓶には商
標、デザイン等の絵柄や文字などが印刷されたラベルが
装着されるのが一般的である。そのラベルは前記のガラ
ス瓶のリユース過程において、使用後のガラス瓶を回収
した後に、前のラベルは剥離廃棄され、再出荷に際して
新たなラベルが装着される。
【0003】上記の装着を接着剤によって行うラベルで
は、そのラベルの剥離を、使用済みのガラス瓶を回収
後、ガラス瓶をアルカリ水溶液による洗浄する工程にお
いて、同アルカリ水溶液によって剥離していた。
【0004】一方近年の包装資材の環境へ与える影響等
を考慮して、ガラス瓶と共に、ラベル自体も数回に渡り
再使用することが要望され検討されている。この場合、
従来のラベルではアルカリ水溶液によって剥離してしま
うため使用には耐えなかった。そこで、このようなガラ
ス瓶及びラベル自体の再使用に耐えうるラベルが必要と
されていた。
【0005】そこで、前記用途に使用可能とする感熱ラ
ベル及び該感熱ラベル付きガラス瓶を提示するもので、
前記感熱ラベルは、ガラス瓶との接着性が良好で、かつ
ラベル基材自体との接着性も良好であり、かつ、アルカ
リ水溶液でのガラス瓶洗浄時において、耐水接着性,耐
アルカリ接着性を有しガラス瓶から剥離脱落せず良好な
使用安定性を有し、さらに、ガラス瓶へ接着する前の感
熱ラベルの接着剤の保存安定性が向上する感熱ラベルが
必要とされ、要望されていた。
【0006】また、金属、ポリエチレンテレフタレート
等の合成樹脂との接着性も良好なものとし、ガラス瓶以
外に、乾電池、金属缶、PET等のプラスチックボトル
にも良好に接着する感熱ラベルが要望されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点や要望点を解決するものであり、その課題
とするところは、ガラス瓶との接着性が良好で、かつ使
用済みのガラス瓶及びラベルを複数回再使用可能とする
ために、ガラス瓶洗浄時のアルカリ水溶液で洗浄して
も、ラベル基材自体が破損せず、かつガラス瓶に良好に
接着しており、脱落や剥がれが発生しない、耐アルカリ
性を有するとともに、ラベル端部を重ね合わせた場合に
はラベル自体へも良好に接着する感熱ラベルを提供し、
また、それを用いた耐アルカリ性を有する感熱ラベル付
ガラス瓶を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項1の発明では、合成樹脂
フィルムからなるラベル基材の内面に印刷インキ層、感
熱接着剤層が順次積層されたラベルであって、該印刷イ
ンキ層がラベル基材の端部より内側に配置されているこ
とを特徴とする感熱ラベルとしたものである。
【0009】また、請求項2の発明では、合成樹脂フィ
ルムからなるラベル基材の内面に印刷インキ層、金属蒸
着層、感熱接着剤層が順次積層したラベルであって、該
印刷インキ層、金属蒸着層がラベル基材の端部より内側
に配置されていることを特徴とする感熱ラベルとしたも
のである。
【0010】また、請求項3の発明では、前記感熱接着
剤層が、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合
体と、エポキシ基を有しないオレフィン系重合体のシラ
ングラフト変性体と、エポキシ基を有するオレフィン系
重合体との組成物からなることを特徴とする請求項1ま
たは2記載の感熱ラベルとしたものである。
【0011】また、請求項4の発明では、前記感熱ラベ
ルのラベル基材、感熱接着剤層が共に透明であることを
特徴とする請求項1、2または3記載の感熱ラベルとし
たものである。
【0012】また、請求項5の発明では、前記感熱接着
剤層と印刷インキ層またはラベル基材との間に、接着ア
ンカー層を設けたことを特徴とする請求項1、3または
4記載の感熱ラベルとしたものである。
【0013】また、請求項6の発明では、前記感熱接着
剤層と金属蒸着層またはラベル基材との間に、接着アン
カー層を設けたことを特徴とする請求項2、3または4
記載の感熱ラベルとしたものである。
【0014】また、請求項7の発明では、前記請求項1
乃至6の何れか1項に記載の感熱ラベルをガラス瓶の表
面の一部分または全周に接着してなることを特徴とする
感熱ラベル付ガラス瓶としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を説明す
る。本発明の感熱ラベルは、図1の側断面図に示すよう
に、ラベル基材(10)の片面上に必要に応じて印刷ア
ンカー層(20)を設け、ついでその上に印刷インキ層
(30)、その上に必要に応じて接着アンカー層(4
0)、その上に感熱接着剤層(50)を順次積層したも
のであって、ラベル基材(10)の印刷インキ層(3
0)と反対側には必要に応じて傷つき防止のためのコー
ト層(60)が形成される。
【0016】また、本発明の感熱ラベル付ガラス瓶は、
図3の斜視図に示すように、ガラス瓶(70)の外側に
部分的に前記感熱ラベル(1)を装着したものである。
この感熱ラベル(1)はガラス瓶(70)の外側に接着
するもので、感熱ラベル付ガラス瓶(7)はアルカリ水
溶液で洗浄してもガラス瓶(70)から感熱ラベル
(1)が脱落したり、感熱ラベル(1)自体が破壊しな
い。
【0017】上記本発明の感熱ラベル付ガラス瓶(7)
は感熱ラベル(1)をガラス瓶(70)の外周囲の一部
に装着した例を示したが、感熱ラベル(1)の被着体で
あるガラス瓶(70)の胴部または首部を含むガラス瓶
(70)の外周囲の大部分あるいは全部に本発明の感熱
ラベル(1)を装着することもできる。
【0018】または、図4の感熱ラベル付ガラス瓶
(7)の胴部断面図に示すように、ガラス瓶(70)の
胴部外側全周に前記感熱ラベル(1)を装着した感熱ラ
ベル付ガラス瓶(7)とすることもできる。この感熱ラ
ベル(1)はその一方側端縁が他方側端縁上に重なり接
着している。この感熱ラベル付ガラス瓶(7)はアルカ
リ水溶液で洗浄してもガラス瓶(70)から感熱ラベル
(1)が脱落したり、側端部の重合接着部分が剥離した
り、感熱ラベル(1)自体が破壊しない。
【0019】上記感熱ラベル付ガラス瓶(7)は、内容
物としてビール、酒等のアルコール飲料、又はジュース
等の清涼飲料が充填され、王冠、キャップ等の密封手段
により密封される。
【0020】本発明で使用するラベル基材(10)は、
合成樹脂フィルムからなり、例えば、ポリエステル(二
軸延伸ポリエステルフィルム、縦一軸延伸熱収縮性ポリ
エステルフィルム)、ポリプロピレン、ポリアミド、ポ
リ塩化ビニリデン等からなる単体、または積層した合成
樹脂製フィルムを使用することができる。これらの中
で、印刷適正、寸法安定性、透明性などの点から二軸延
伸ポリエステルフィルムが好ましい。また、ラベル基材
(10)の厚みは特に限定されないが、通常は約6μm
〜100μmの範囲が好ましく、ハンドリングの点から
25μm〜50μmの範囲が特に好ましい。
【0021】本発明で使用する感熱接着剤層(50)
は、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体
と、エポキシ基を有しないオレフィン系重合体のシラン
グラフト変性体と、エポキシ基を有するオレフィン系重
合体との組成物からなる感熱接着剤をラベル基材上に押
出しコーティングして形成することができる。また、感
熱接着剤層(50)の厚みとしては、特に限定するもの
ではないが、約10μm〜100μmの範囲であって、
使用するガラス瓶(70)の材質、形状等によって適宜
最適化される。
【0022】上記感熱接着剤層(50)の感熱接着剤を
構成する第1の成分であるエチレン・(メタ)アクリル
酸エステル共重合体は、基本的にエチレンと(メタ)ア
クリル酸エステルとの共重合体である。
【0023】前記エチレン・(メタ)アクリル酸エステ
ル共重合体を構成する(メタ)アクリル酸エステルとし
て、具体的には、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、
アクリル酸イソブチル、アクリル酸sec−ブチル、ア
クリル酸t−ブチル、アクリル酸n−オクチル及びアク
リル酸−2−エチルヘキシルのようなアクリル酸エステ
ル;メタクリル酸メチル、メタクリル酸n−プロピル、
メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メ
タクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n−ヘキシル及び
メタクリル酸−2−エチルヘキシルなどのメタクリル酸
エステルなどをあげることができる。
【0024】本発明におけるエチレン・(メタ)アクリ
ル酸エステル共重合体は、エチレンと(メタ)アクリル
酸エステルとを共重合させることにより製造することが
できる。
【0025】前記感熱接着剤層(50)の感熱接着剤を
構成する第2の成分であるエポキシ基を有しないオレフ
ィン系重合体のシラングラフト変性体は、例えばエポキ
シ基を有しないオレフィン系重合体、不飽和シラン化合
物及びラジカル開始剤を、押出機等を用いてオレフィン
系重合体の融点以上、かつラジカル重合開始剤の分解温
度以上の温度で溶融混練することにより製造することが
できる。なお、これらは反応液中でも行うこともでき
る。
【0026】エポキシ基を有しないオレフィン系重合体
のシラングラフト重合体の原料となるオレフィン系重合
体としては、オレフィン単独重合体だけでなく、例えば
(メタ)アクリル酸エステルのようなα、β−不飽和カ
ルボン酸エステルあるいは酢酸ビニルのようなビニルエ
ステル等の他の単量体とオレフィンとの共重合を用いる
ことができる。これらの中でもオレフィンとα、β−不
飽和カルボン酸エステルとの共重合が好適である。
【0027】ここで用いるオレフィンとしては、例えば
エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4
−メチル−1−ペンテン及び1−オクテン等の炭素数2
〜8のオレフィンをあげることができ、これらのオレフ
ィンは単独で使用することもできるし、また2種以上を
組み合わせて使用することもできる。特に、これらのな
かでもエチレンが好ましい。
【0028】ここで用いるシラン化合物としては、不飽
和基と加水分解可能な基とを有するシラン化合物を使用
することができる。このようなシラン化合物における不
飽和基としては、ビニル基、アクリロキシ基及びメタク
リロキシ基などをあげることができ、また加水分解可能
な基としては、アルコキシ基、アリーロキシ基、置換ア
ルコキシ基、アルコキシ置換アルコキシ基及びアシロキ
シ基等をあげることができる。このような不飽和基と加
水分解可能な基とを有する化合物の具体的な例として
は、ビニルリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、ビニルトリ(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニ
ルトリアセトキシシラン等のビニルシラン類、アクリロ
キシポロピルトリメトキシシラン、メタクリロキシプロ
ピリメトキシシラン等のアクリル系シラン類等をあげる
ことができる。これらの化合物の中でもアクリル系シラ
ン類を用いることにより、耐水性及び保存安定性が向上
する。
【0029】前記感熱接着剤層(50)の感熱接着剤を
構成する第3の成分であるエポキシ基を有するオレフィ
ン系重合体としては、エチレン−グリシジルアクリレー
ト重合体、エチレン−グリシジルメタクリレート共重合
体、エチレン−酢酸ビニル−グリシジルアクリレート共
重合体、エチレン−酢酸ビニル−グリシジルメタクリレ
ート共重合体、エチレン−アクリル酸エチル−グリシジ
ルメタクリレート共重合体、エチレン−アクリル酸n−
ブチル−グリシジルメタクリレート共重合体及びエチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体のグリシジルメタクリレ
ートグラフト物等を挙げることができる。これらの中で
は熱安定性の面から、オレフィンとグリシジルエステル
とから構成される共重合体ならびにオレフィン、(メ
タ)アクリル酸エステルおよびグリシジルエステルから
構成される共重合体が特に好ましい。
【0030】本発明に使用する感熱接着剤層(50)
は、公知の溶融押出しコーティング法により混練し、印
刷インキ層(30)上へ直接、または、ポリエチレンイ
ミン、ポリブタジエン、イソシアネート、ポリエステ
ル、エチレンアクリル酸共重合体等の樹脂を接着アンカ
ー層(40)として押出しコーティングする方法で容易
に積層することができる。この接着アンカー層(40)
を設けることで、感熱接着剤層(50)と印刷インキ層
(30)又はラベル基材(10)との接着性が向上す
る。
【0031】本発明の感熱ラベル(1)に用いられる感
熱接着剤は、上記の構成であるため、良好な接着性、及
び保存安定性を有する。また、本発明感熱ラベルの感熱
接着剤は、エポキシ基を有しないオレフィン系重合体に
シラングラフトを変性させるため、接着剤組成物中にお
けるシランの量を、高価なエポキシ基を有するオレフィ
ン系重合体とは独立に調整することができるため、接着
剤のコストを低減させることができる。
【0032】本発明の感熱ラベル(1)は、図1に示す
ように、ラベル基材(10)の表面に、ラベル基材(1
0)の表面の汚れ防止、傷付き防止といった表面保護を
目的に、コート層(60)を設けることができる。
【0033】上記コート層(60)としては、酸化珪素
粒子を含有したポリオルガニシロキサンやエポキシ基を
有するカップリング剤の加水分解物とコロイダルシリカ
からなる樹脂層であるシリコーン系コートや多官能アク
リル酸エステルにそのプレポリマーをブレンドしたもの
を紫外線、または電子線で硬化した樹脂であるアクリル
系コート等を積層することもできる。
【0034】ラベル基材(10)の印刷面(内面)に
は、印刷インキ層(30)とラベル基材(10)との接
着性を上げるために予め火炎処理、ブラスト処理、コロ
ナ処理、プラズマ処理等の表面処理を施したり、図2に
示すように、印刷インキ層(30)との接着性をより向
上させるためにフィルム製膜時にコートするインライン
印刷アンカーコート層(20)を施したり、多層共押出
し化により易接着層を設けることもできる。
【0035】本発明の感熱ラベル(1)を構成する印刷
インキ層(30)は、ラベル基材(10)の内面に設け
ることが一般的であるが、ラベル基材(10)の表面に
設けることも可能である。前記印刷インキ層(30)
は、図2に示すように、前記ラベル基材(10)の端部
から内側に配置することが必要要件であり、ラベル基材
(10)の端部から0.1mm以上好ましくは、0.5
mm以上内側に配置し、ラベルの周囲を印刷インキ層
(30)や金属蒸着層(22)がない無地層で囲まれて
いるように配置することである。
【0036】上記印刷インキ層(30)は、端部の無地
層を除いたラベル基材(10)全面に設けることもでき
るし、部分的に設けることもできる。本発明において
は、ラベル基材(10)及び感熱接着剤層(50)を共
に透明とした場合は、印刷インキ層(30)を部分的に
設けることで、この印刷インキ層(30)によって形成
される文字、図柄等がガラス瓶上に浮き上がって見える
という視覚効果を得ることができる。
【0037】本発明の感熱ラベル(1)を構成する印刷
インキ層(30)はバインダー(樹脂)、有機系や無機
系の顔料、各種添加剤(例えば、酸化防止剤、レベリン
グ剤、紫外線吸収剤、耐熱性向上剤、滑剤等)、溶剤
(主に有機系溶剤、水等)などから構成されており、耐
アルカリ性を考慮すると、印刷インキ材料としては少な
くともポオリオールとジイソシアネート及び鎖伸長剤を
反応して得られるウレタン系樹脂を含有するバインダー
を使用することが好ましい。また、この印刷インキ層
(30)の塗膜耐性を上げるために、硬化剤を添加した
二液硬化反応型のインキ層にすることもできる。特に着
色インキにより重ね刷りした最外層に設ける白色のベタ
インキ層は硬化剤を添加した二液硬化型にすることが好
ましい。
【0038】本発明において、図2に示すように、印刷
インキ層(30)面に金属蒸着層(22)を設けること
もでき、この金属蒸着層(22)としては、アルミニウ
ムで代表される金属層であり厚さ30nm〜80nm程
度に形成したものであり、公知の真空蒸着法、スバッタ
リング法で容易に形成でき、特にその方法を限定するも
のではない。
【0039】上記金属蒸着層(22)としては、必要に
応じて部分的に除去してパターン化して形成することも
できる。この蒸着層(22)を形成する上で、必要に応
じて公知の蒸着アンカー層を形成することできる。ま
た、金属蒸着層(22)上に光沢性を維持するために公
知の透明ニスを形成することもできる。
【0040】本発明においては、金属蒸着層(22)を
印刷インキ層(30)と感熱接着剤層(50)の間に配
置し、かつ、上述したようにラベル基材(10)端部よ
り内側に配置することに意味があり、接着アンカー層
(40)や印刷アンカー層(20)やコート層(60)
の追加による層構成が変わることも本発明の範疇であ
る。
【0041】
【実施例】次に実施例により、本発明を具体的に説明す
る。 〈実施例1〉二軸延伸ポリエステルフィルム(厚さ38
μm)のコロナ処理面を施したラベル基材上、ラベル端
部から0.5mm内側にグラビアインキ(東洋インキ製
造社製 商品名:NewLpスーパー)を用いて白色の
印刷インキ層を部分的に設けた。次に、ラベル基材、及
び印刷インキ層上にポリエチレンイミン系の接着アンカ
ー層を設け、該接着アンカー層上に感熱接着剤層を設け
た。この感熱接着剤層を構成する接着剤は、エチレンエ
チルアクリレート共重合体と、エチレンエチルアクリレ
ート共重合体にγ−メタクリロキシプロピル・トリメト
キシシランを混練したシラングラフト変性物と、エチレ
ン−グリシジルメタクリレート−酢酸ビニル3元共重合
体とを混練した組成物である。前記接着剤層は、該接着
剤を30μmを前記ラベル基材、印刷インキ層上に押出
しコーティングして設けた。
【0042】このようにして上記構成からなる感熱ラベ
ルの原反を作成し、この原反を50mm幅でスリット
し、市販の感熱ラベル用ラベラーによってガラス瓶の胴
部に140℃で接着して感熱ラベル付ガラス瓶を得た。
【0043】このようにして得た感熱ラベル付ガラス瓶
を以下に示すサイクル試験での外観評価とガラス瓶と感
熱ラベルとの接着性を評価し、その結果を表1に示し
た。接着強度はすべてJIS K6256に準じて測定
した。このときのサンプル数を10とした。 〔アルカリ侵漬後20分間→80℃水洗サイクル試験〕
感熱ラベルが接着されたガラス瓶を4%水酸化ナトリウ
ム水溶液(80℃)に20分侵漬した後、80℃水洗工
程を5回繰り返し、各工程が終わった後の感熱ラベルの
外観変化及びガラス瓶との接着強度を測定した。
【0044】〈実施例2〉実施例1と同様に印刷した
後、ポリエステル系樹脂を蒸着アンカーとして形成し、
ついでラベル端部から1mm内側にアルミニウム蒸着層
を真空蒸着法により厚さ60nmで形成した。ついでシ
ーライト加工によりアルミニウム蒸着層をパターン加工
した。
【0045】以下実施例1と同様に接着アンカー層、感
熱接着剤層を形成しラベル原反を作成し、実施例1と同
様に試験し、その結果を表1に示した。
【0046】〈比較例1〉ラベル基材の端部までに印刷
インキ層が形成されたラベル構成とした以外は実施例1
と同様にして感熱ラベル付ガラス瓶を得て、同様にして
試験を行い、その結果を表1に示した。
【0047】〈比較例2〉ラベル基材の端部までに印刷
インキ層とアルミニウム蒸着層が形成されたラベル構成
とした以外は実施例2と同様にして感熱ラベル付ガラス
瓶を得て、同様にして試験を行い、その結果を表1に示
した。
【0048】
【表1】
【0049】表1より、 〔接着後1時間の状態〕実施例1,2いずれのものも感
熱ラベルに外観、ズレ、浮きなどがなく感熱ラベルに全
く変化が無く、かつ接着強度がそれぞれ1200〜19
00g/10mm,1300〜2100g/10mmで
あり、感熱ラベル付ガラス瓶としての使用上全く問題が
なかった。
【0050】〔接着後20時間の状態〕実施例1,2い
ずれの感熱ラベルにも外観、ズレ、浮きなどがなく感熱
ラベルに全く変化が無く、かつ接着強度がそれぞれ12
00〜1600g/10mm,1100〜1500g/
10mmであり、接着後1時間の状態に比して最高接着
強度は落ちたが、感熱ラベル付ガラス瓶としての使用上
全く問題がなかった。
【0051】〔アルカリ侵漬後20分間→80C水洗サ
イクル試験〕表1に示すように実施例1,2いずれの感
熱ラベルにも外観、ズレ、浮きなどがなく感熱ラベルに
全く変化が無く、かつ接着強度が十分あり感熱ラベル付
きガラス瓶としての使用上全く問題がなかった。
【0052】これに対し表1にから分かるように、比較
例1、2いずれにおいても、サイクル試験のサイクル数
が増えるにつれ感熱ラベル端部の浮き、剥がれが生じる
傾向にあった。
【0053】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。即ち、合成樹脂フィルムからなる
ラベル基材の内面に印刷インキ層、感熱接着剤層が順次
積層された感熱ラベルであって、該インキ層をラベル基
材の端部より内側に配置した感熱ラベルをガラス瓶に接
着した感熱ラベル付ガラス瓶は、ガラス瓶との接着性が
良好で、かつラベル基材自体との接着性も良好であり、
かつ、アルカリ水溶液でのガラス瓶洗浄時においても、
ラベル端部から浸透したアルカリ水に対しても耐水接着
性,耐アルカリ接着性を有しガラス瓶から剥離脱落せず
良好な使用安定性を有し、さらに、ガラス瓶へ接着する
前の感熱ラベルの接着剤の保存安定性が向上するもので
ある。
【0054】合成樹脂フィルムからなるラベル基材の内
面に印刷インキ層、金属蒸着層、感熱接着剤層が順次積
層したラベルであって、該印刷インキ層、金属蒸着層が
ラベル基材の端部より内側に配置されている感熱ラベル
としたので、上記効果とともに、印刷インキ層の画像が
金属光沢を発現し、デザイン効果の向上に寄与する感熱
ラベルとすることができる。
【0055】また、上記感熱接着剤層を形成する接着剤
を、エポキシ基を有しないオレフィン系重合体にシラン
グラフトを変性させたため、接着剤組成物中におけるシ
ランの量を、高価なエポキシ基を有するオレフィン系重
合体とは独立に調整することができるため、接着剤のコ
ストを低減させることができる。
【0056】従って本発明は、ビールや清涼飲料水など
のラベルの如き用途において、優れた実用上の効果を発
揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感熱ラベルの一実施の形態を側断面で
表した説明図である。
【図2】本発明の感熱ラベルの他の一実施の形態を側断
面で表した説明図である。
【図3】本発明の感熱ラベル付ガラス瓶の一実施の形態
を説明する斜視図である。
【図4】本発明の感熱ラベル付ガラス瓶の他の一実施の
形態を胴部断面で表した説明図である。
【符号の説明】
1‥‥感熱ラベル 7‥‥感熱ラベル付ガラス瓶 10‥‥ラベル基材 20‥‥印刷アンカー層 22‥‥金属蒸着層 30‥‥印刷インキ層 40‥‥接着アンカー層 50‥‥感熱接着剤層 60‥‥コート層 70‥‥ガラス瓶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴田 昌由 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 中島 正雄 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 久保田 和宏 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 3E062 AA09 AB02 AC06 DA07 DA09

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂フィルムからなるラベル基材の内
    面に印刷インキ層、感熱接着剤層が順次積層されたラベ
    ルであって、該印刷インキ層がラベル基材の端部より内
    側に配置されていることを特徴とする感熱ラベル。
  2. 【請求項2】合成樹脂フィルムからなるラベル基材の内
    面に印刷インキ層、金属蒸着層、感熱接着剤層が順次積
    層したラベルであって、該印刷インキ層、金属蒸着層が
    ラベル基材の端部より内側に配置されていることを特徴
    とする感熱ラベル。
  3. 【請求項3】前記感熱接着剤層が、エチレン・(メタ)
    アクリル酸エステル共重合体と、エポキシ基を有しない
    オレフィン系重合体のシラングラフト変性体と、エポキ
    シ基を有するオレフィン系重合体との組成物からなるこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の感熱ラベル。
  4. 【請求項4】前記感熱ラベルのラベル基材、感熱接着剤
    層が共に透明であることを特徴とする請求項1、2また
    は3記載の感熱ラベル。
  5. 【請求項5】前記感熱接着剤層と印刷インキ層またはラ
    ベル基材との間に、接着アンカー層を設けたことを特徴
    とする請求項1、3または4記載の感熱ラベル。
  6. 【請求項6】前記感熱接着剤層と金属蒸着層またはラベ
    ル基材との間に、接着アンカー層を設けたことを特徴と
    する請求項2、3または4記載の感熱ラベル。
  7. 【請求項7】前記請求項1乃至6の何れか1項に記載の
    感熱ラベルをガラス瓶の表面の一部分または全周に接着
    してなることを特徴とする感熱ラベル付ガラス瓶。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101194371B1 (ko) * 2012-02-09 2012-10-25 (주)성광테크 라벨, 상기 라벨이 부착된 용기 및 상기 용기로부터 라벨을 분리하는 방법
JP2012247583A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Yoshino Kogyosho Co Ltd インモールドラベル及びラベル付き容器

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