JP2000200508A - 自動車用ヘッドランプ - Google Patents

自動車用ヘッドランプ

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JP2000200508A
JP2000200508A JP11003247A JP324799A JP2000200508A JP 2000200508 A JP2000200508 A JP 2000200508A JP 11003247 A JP11003247 A JP 11003247A JP 324799 A JP324799 A JP 324799A JP 2000200508 A JP2000200508 A JP 2000200508A
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JP
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shade
reflector
low beam
light distribution
distribution pattern
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JP11003247A
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Yoshinori Yamauchi
義典 山内
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 重量バランスが良い。コンパクトである。 【解決手段】 駆動手段501のソレノイド51をシェ
ード13、3、4に対して側方に位置させる。この結
果、駆動手段501の重心からリフレクタ2の周辺を支
持する光軸調整機構のピボット114の支持点までの距
離(腕)が小となり、ピボット114の支持点にかかる
モーメントが小となり、かつ、比較的強度が大である上
述の支持点に駆動手段501の重量がかかることによ
り、重量バランスが良くなる。また、リフレクタ2の下
方において駆動手段501を位置収納させるためのスペ
ースSが小さく若しくは不要となり、自動車用ヘッドラ
ンプ全体をコンパクト化が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ランプハウジング
及びレンズにより画成された灯室内にリフレクタが光軸
調整機構を介して光軸調整可能に配置された自動車用ヘ
ッドランプ、所謂リフレクタ可動タイプの自動車用ヘッ
ドランプであって、光源として放電灯(メタルハライド
ランプ等の高圧金属蒸気放電灯、高輝度放電灯(HI
D)等)が使用されており、1個の放電灯ですれ違い時
におけるロービームの配光パターンと走行時におけるハ
イビームの配光パターンとに切替えて得られる所謂2灯
式の自動車用ヘッドランプに係り、特に、重量バランス
が良く、しかも、コンパクトな自動車用ヘッドランプに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、この種の自動車用ヘッドランプを
図17及び図18を参照して説明する。この自動車用ヘ
ッドランプは、ランプハウジング105及びレンズ10
6により灯室107が画成されている。この灯室107
内には、放電灯100が配置されている。一方、前記ラ
ンプハウジング105の内面には、前記放電灯100か
らの光L1を反射させて所定のロービームの配光パター
ンが得られる第1反射面101と、前記放電灯100か
らの光L1、L2を前記第1反射面101と共に反射さ
せて所定のハイビームの配光パターンが得られる第2反
射面102とが、それぞれ設けられている。また、上述
の灯室107内には、シェード103が、前記ロービー
ムの配光パターンが得れるロービーム位置(図17及び
図18中実線にて示す位置)と前記ハイビームの配光パ
ターンが得られるハイビーム位置(図17及び図18中
一点鎖線にて示す位置)との間を図17及び図18中の
実線矢印方向及び一点鎖線方向に切替移動可能に配置さ
れている。このシェード103は、前記放電灯100か
らの光のうち前記第1反射面101及び前記第2反射面
102で反射される反射光L11、L22以外の前方に
直接照射される直射光(図示せず)を遮光し、かつ、前
記ロービームの配光パターンと前記ハイビームの配光パ
ターンとに切替えるものである。さらに、図17に示す
ように、前記放電灯100及びシェード103に対して
垂直方向の下方には、駆動手段が配置されている。この
駆動手段は、上述のシェード103を前記ロービーム位
置と前記ハイビーム位置とに移動切替えるものであっ
て、ランプハウジング105にベース等を介して固定さ
れたソレノイド108と、このソレノイド108のプラ
ンジャ(シャフト)と前記シェード103との間に介装
された平行リンク109と、シェード103を前記ロー
ビーム位置側に常時付勢させる復帰スプリング110と
から構成されている。なお、図17及び図18中Z−Z
は光軸を示す。
【0003】上述の自動車用ヘッドランプにおいて、放
電灯100を点灯すると、放電灯100からの光L1、
L2が第1反射面101、第2反射面102で反射さ
れ、その反射光L11、L22が前方に照射される。そ
して、駆動手段のソレノイド108を作動させて、シェ
ード103をロービーム位置とハイビーム位置とに切替
えることにより、所定のロービームの配光パターンと所
定のハイビームの配光パターンとが切り替わって得られ
る。また、このシェード103は、放電灯100からの
光のうち第1反射面101及び第2反射面102で反射
される反射光L11、L22以外の前方に直接照射され
る直射光を遮光して、グレア光の発生をも防止してい
る。上述の自動車用ヘッドランプとしては、例えば、実
公平7−6562号公報に記載のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の従来
の自動車用ヘッドランプは、図17に示すように、放電
灯100及びシェード103に対して垂直方向の下方に
駆動手段108、109、110が配置されているの
で、駆動手段108、109、110の重心がほぼ放電
灯100及びシェード103に対して垂直方向の下方に
位置することとなる。この結果、上述の従来の自動車用
ヘッドランプ(ランプユニット)を車体等に光軸調整機
構を介して光軸調整可能に装備した場合(所謂ランプユ
ニット可動タイプ)、重量バランスに課題がある。
【0005】すなわち、上述の光軸調整機構は、一般
に、1組のピボットと、2組のアジャストスクリュウ及
びスクリュウマウンティングとから構成されており、し
かも、ランプユニットの左下、右下、左上、右上の4点
(4角部)のうちの3点において支持するものである。
このために、駆動手段108、109、110の重心が
ほぼ放電灯100及びシェード103に対して垂直方向
の下方に位置した場合においては、その重心から上述の
光軸調整機構の支持点までの距離(腕)が大となり、そ
の光軸調整機構の支持点にかかる回転モーメントが大で
あり、重量バランスに課題がある。
【0006】特に、ランプハウジング及びレンズにより
画成された灯室内にリフレクタが光軸調整機構を介して
光軸調整可能に配置された、所謂リフレクタ可動タイプ
の自動車用ヘッドランプの場合においては、上述の重量
バランス上の課題が顕著に現われる。しかも、駆動手段
108、109、110がほぼ放電灯100及びシェー
ド103に対して垂直方向の下方に位置することによ
り、リフレクタの下方において駆動手段108、10
9、110を位置収納させるためのスペースが大であ
り、自動車用ヘッドランプ全体が大型化する等の課題が
ある。
【0007】本発明は、上述の自動車用ヘッドランプの
改良に係り、その目的とするところは、重量バランスが
良く、しかも、コンパクトな自動車用ヘッドランプを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の目的を
達成するために、駆動手段をシェードに対して側方の位
置であってリフレクタに一体に配置した、ことを特徴と
する。
【0009】この結果、本発明の自動車用ヘッドランプ
は、駆動手段をシェードに対して側方に位置させること
により、駆動手段の重心からリフレクタの周辺を支持す
る光軸調整機構の支持点までの距離(腕)が小となり、
その光軸調整機構の支持点にかかるモーメントが小とな
り、かつ、比較的強度が大である上述の支持点に駆動手
段の重量がかかることにより、重量バランスが良くな
る。しかも、駆動手段をシェードに対して側方に位置さ
せることにより、リフレクタの下方において駆動手段を
位置収納させるためのスペースが小さくなり、自動車用
ヘッドランプ全体をコンパクト化が図られる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の自動車用ヘッドラ
ンプの実施形態のうちの4例を図1乃至図16を参照し
て説明する。この例は、左側側通行区分の自動車用ヘッ
ドランプについて説明する。なお、右側通行区分の場合
は左右逆となる。ここで、本明細書及び本図面におい
て、符号「L」は運転席側から前方を見た場合の左側の
ことを示し、また符号「R」は運転席側から前方を見た
場合の右側のことを示し、さらに符号「U」は運転席側
から前方を見た場合の上側のことを示し、さらにまた符
号「D」は運転席側から前方を見た場合の下側のことを
示す。また、符号「H−H」は水平線のことを示し、符
号「V−V」は垂直線のことを示し、符号「Z−Z」は
光軸のことを示す。
【0011】[第1実施形態の説明]図1乃至図12
は、本発明の自動車用ヘッドランプの第1実施形態を示
す。図において、111はランプハウジング112及び
レンズ113により画成された灯室である。この灯室1
11内にはリフレクタ2が配置されている。このリフレ
クタ2の周辺のうち、左下及び左上及び右上が、光軸調
整機構のピボット114及び左側アジャストスクリュ
ウ、スクリュウマウンティング115及び右側アジャス
トスクリュウ、スクリュウマウンティング116を介し
て、前記ランプハウジング112に光軸調整可能に支持
されている。すなわち、このリフレクタ2は、左側及び
右側アジャストスクリュウ115、116を同期調整す
ることにより、ピボット114の中心を通る下水平軸D
H−DH回りに上下方向に傾動し、また、右側アジャス
トスクリュウ116を調整することにより、ピボット1
14の中心と左側アジャストスクリュウ、スクリュウマ
ウンティング115の中心とを通る左垂直軸LV−LV
回りに左右方向に傾動するものである。
【0012】なお、上述のピボット114には、自動光
軸調整装置、所謂オートレベラー(図示せず)が配置さ
れている場合がある。このオートレベラーは、上述のリ
フレクタ2の上下方向の傾動を、ドライバーの手動操作
により又は自動車の前後方向に傾斜に対して自動的に、
段階的に又は無段的に行うものである。
【0013】また、上述の1組のピボット114及び2
組のアジャストスクリュウ、スクリュウマウンティング
115、116は、上述のリフレクタ2の周辺の左下、
左上、右上、の3点の他、図1に示すように、右下(図
1中の符号117及び破線円にて示した位置)を加えた
4点のうちの3点において、上述のリフレクタ2の周辺
を支持すれば良い。
【0014】上述のリフレクタ2には、放電灯1がソケ
ット10を介して着脱可能に取り付けられている。この
結果、放電灯1は上述の灯室111内であって、上述の
リフレクタ2内の所定位置に配置されている。
【0015】上述のリフレクタ2の内面には、放電灯1
からの光L1を反射させて図7に示す所定のロービーム
の配光パターンLPが得られる第1反射面21と、放電
灯1からの光L1、L2を第1反射面21と共に反射さ
せて図8に示す所定のハイビームの配光パターンHPが
得られる第2反射面22とがそれぞれ設けられている。
この第1反射面21及び第2反射面22は、図6に示す
ように、一点鎖線よりも内側に第1反射面21が、一点
鎖線よりも外側に第2反射面22がそれぞれ配置されて
いる。
【0016】ここで、所定のロービームの配光パターン
LP、所定のハイビームの配光パターンHPとは、欧州
配光規格ECEReg.、あるいはそれに準じたもの
(例えば、日本国内型式認定基準等)、北米配光規格の
FMVSS等の配光規格に適合する配光パターンを言
う。上述のロービームの配光パターンLPにおいては、
眩惑光を制限するように配光規格化されている。この結
果、上述のロービームの配光パターンLPは、図7に示
すように、対向車及び左側路肩の歩行者に対して考慮し
た明暗境界線LP1を有するものとなる。すなわち、こ
の明暗境界線LP1は、対向車に眩惑光を与えないよう
に、右端からほぼ中央までの間であって、水平線HL−
HRよりも若干下方に位置する水平線部分LP2と、左
側路肩歩行者に眩惑光を与えずにかつ左側路肩歩行者を
視認できるように、ほぼ中央の水平線部分LP2から緩
やかに、例えば15°左上方に傾斜する緩傾斜線部分L
P3ととからなる。一方、上述のハイビームの配光パタ
ーンHPにおいては、最大光度値や最大光度帯が配光規
格化されている。この結果、上述のハイビームの配光パ
ターンHPは、図8に示すように、中央部分にホットゾ
ーンHZ(最大光度点を含む最大光度帯)を有するもの
となる。
【0017】図において、13はシェードである。この
シェード13は、ロービームの配光パターンLPが得れ
るロービーム位置(図4、図6中実線及び図3にて示す
位置)とハイビームの配光パターンHPが得られるハイ
ビーム位置(図4、図6中一点鎖線にて示す位置)との
間を図4、図6中の実線矢印方向及び一点鎖線方向に切
替移動可能に配置されているものであって、前記放電灯
1からの光のうち前記第1反射面21及び前記第2反射
面22で反射される反射光L11、L22以外の前方に
直接照射される直射光(図示せず)を遮光し、かつ、前
記ロービームの配光パターンLPと前記ハイビームの配
光パターンHPとに切替えるものである。
【0018】図において、501は、シェード13をロ
ービーム位置とハイビーム位置とに移動切替える駆動手
段である。この駆動手段501は、レバー502式であ
る。すなわち、リフレクタ2にベース50がスクリュウ
等により固定されている。このベース50にレバー50
2のうち中間部から一端部寄りの箇所が第1シャフト5
03により回動可能に取り付けられている。このレバー
502の一端部には、ベース50に搭載されたソレノイ
ド51のプランジャ(シャフト)56が、フック504
及び第1ピン505を介して回動可能に取り付けられて
いる。このレバー502の他端部は、二股形状をなし、
この二股形状のレバー502の他端部には、第2シャフ
ト506を介して可動側のステー507が回動可能に取
り付けられている。このステー507には、シェード1
3が固定されている。このステー507とベース50と
の間には、ガイドレール52、53が介装されている。
一方、上述のレバー502のほぼ中間部の第2ピン51
0とベース50との間には、引張りコイルスプリング5
5が介装されている。なお、図中、符号500及び50
8は、相対向して設けられたロービーム位置側のストッ
パ及びハイビーム位置側のストッパである。
【0019】そして、上述の駆動手段501のソレノイ
ド51は、上述のリフレクタ2のうちシェード13及び
放電灯1に対して側方の位置、すなわち、リフレクタ2
をランプハウジング112に傾動可能に支持する光軸調
整機構のピボット114を通る水平線DH−DH近傍で
あって、かつ、ピボット114寄りの位置に配置されて
いる。この結果、駆動手段501のソレノイド51側の
垂直方向の中心線(センタ)C2は、シェード13及び
放電灯1側の垂直方向の中心線(センタ)C1に対し
て、側方に偏位していることとなる。
【0020】この第1実施形態における本発明の自動車
用ヘッドランプは、以上の如き構成からなり、以下、そ
のロービームの配光パターンLPとハイビームの配光パ
ターンHPとの切替操作作動について説明する。まず、
放電灯1を点灯すると、その放電灯1からの光L1、L
2が第1反射面21、第2反射面22で反射され、その
反射光L11、L22が前方に照射される。
【0021】ここで、通常時においては、引張りコイル
スプリング55の引張り力(弾性作用)により、シェー
ド13がロービーム位置(図4及び図6中の実線にて示
す位置、図3中に示す状態の位置)に位置している。こ
のとき、放電灯1からの光L1が第1反射面21で反射
され、その反射光L11が前方に照射されて、図7に示
す所定のロービームの配光パターンLPが得られる。
【0022】次に、ソレノイド51のコイルに通電する
と、プランジャ56が引張りコイルスプリング55の引
張り力に抗して図9中の矢印方向側(ハイビーム位置
側)に吸引される。このプランジャ56の吸引に伴っ
て、レバー502が第1シャフト503を中心として図
9において反時計方向に回動する。このレバー502の
回動に伴って、ステー507がガイドレール52、53
を介して図9中の矢印方向に移動し、それと同時に、シ
ェード13がロービーム位置からハイビーム位置(図
4、図6中の一点鎖線にて示す位置)に移動し、そのハ
イビーム位置において、ソレノイド51のコイルの吸引
力により、固定保持される。このシェード13がロービ
ーム位置からハイビーム位置に切り替わることにより、
放電灯1からの光が第1反射面21及び第2反射面22
で反射され、その反射光が前方に照射されて、図8に示
す所定のハイビームの配光パターンHPが得られる。な
お、シェード13がハイビーム位置に位置するときに
は、図10に示すように、ステー507の立上部509
がハイビーム側のストッパ508に当接している。
【0023】それから、ソレノイド51のコイルへの通
電を遮断すると、引張りコイルスプリング55の引張り
力により、レバー502が第1シャフト503を中心と
して図10において反時計方向に回動する。このレバー
502の回動に伴って、ステー507がガイドレール5
2、53を介して図10中の矢印方向に移動し、それと
同時に、シェード13がハイビーム位置からロービーム
位置に移動して固定保持される。このシェード13がハ
イビーム位置からロービーム位置に切り替わることによ
り、図8に示す所定のハイビームの配光パターンHPか
ら図7に示す所定のロービームの配光パターンLPに切
り替わる。なお、シェード13がロービーム位置に位置
するときには、図9に示すように、ステー507の後端
がロービーム側のストッパ500に当接している。
【0024】この第1実施形態における本発明の自動車
用ヘッドランプは、駆動手段501のソレノイド51を
シェード13に対して側方に位置させたものであるか
ら、駆動手段501の重心(主にソレノイド51の重
心)からリフレクタ2の周辺を支持する光軸調整機構の
支持点(この例ではピボット114)までの距離(腕)
が小となり、その光軸調整機構の支持点にかかるモーメ
ントが小となり、かつ、比較的強度が大である上述の支
持点に駆動手段501の重量がかかることにより、重量
バランスが良くなる。しかも、駆動手段501のソレノ
イド51をシェード13に対して側方に位置させること
により、リフレクタ2の下方において駆動手段501を
位置収納させるためのスペースSが小さくなり、自動車
用ヘッドランプ全体をコンパクト化が図られる。
【0025】特に、この実施形態においては、駆動手段
501のソレノイド51が強度及び剛性が大であるピボ
ット114寄りの位置に配置されているので、上述の重
量バランスがさらに良い。しかも、上述のピボット11
4は、リフレクタ2の4角部のうちの下側(左下側)に
配置されているので、駆動手段501の重心(主にソレ
ノイド51の重心)は、下側に位置することとなり、上
述の重量バランスがさらに良くなる。この結果、本発明
は、リフレクタ2がランプハウジング112に光軸調整
機構114、115、116、117を介して支持さ
れ、かつ、そのリフレクタ2にシェード13の駆動手段
501が一体に搭載されており、そのリフレクタ2及び
駆動手段501が自動車の振動に微妙なリフレクタ可動
タイプの自動車用ヘッドランプに最適である。
【0026】しかも、この実施形態においては、駆動手
段501のソレノイド51のセンタC2を上述のリフレ
クタ2のうちシェード13及び放電灯1のセンタC1に
対して側方の位置、すなわち、放電灯1に対して偏位し
た位置に配置させたので、その駆動手段501のソレノ
イド51をリフレクタ2の下辺から上方の位置、すなわ
ち、ピボット114を通る水平線DH−DH近傍の位置
に配置することができるので、図3に示すように、駆動
手段501を位置収納させるためのスペースS、リフレ
クタ2の下辺とランプハウジング112の下辺との間の
スペースSがさらに小さくなり、自動車用ヘッドランプ
全体をさらにコンパクト化することができる。
【0027】また、この実施形態のものは、レバー50
2式であるから、ソレノイド51のプランジャ56の移
動量が小である。すなわち、図12に示すように、第1
シャフト503、第1ピン505間の距離A1を例えば
10mmとし、第1シャフト503、第2シャフト50
6間の距離A2を例えば50mmとし、シェード13の
移動量を例えば10mmとし、かつその作動力F2を例
えば1kgとした場合、ソレノイド51のストローク
は、2mmであり、かつソレノイド51のコイルの吸引
力は、5kgである。ここで、ソレノイド51のストロ
ークを例えば10mmとした場合、ソレノイド51のコ
イルの吸引力は、プランジャ56を吸引する距離の2乗
に反比例するので、ソレノイド51のコイルの吸引力
は、0.2kgしかなく、このために大型のソレノイド
を必要とする。しかしながら、この実施形態において
は、ソレノイド51のストロークは、2mmであり、か
つソレノイド51のコイルの吸引力は、5kgであるか
ら、ソレノイド51は小型で良い。その上、シェード1
3の移動量は小であるから、上述のソレノイド51のス
トロークはさらに小となる。この結果、駆動手段501
の小型簡略化、シェード13の正確な移動制御等が可能
となる。なお、上述のレバー502の第1シャフト50
3、第1ピン505間の距離A1と、第1シャフト50
3、第2シャフト506間の距離A2との比により、ソ
レノイド51のストローク及びシェード13の移動量を
調整できる。
【0028】さらに、この実施形態においては、図9及
び図10に示すように、シェード13及びステー507
をレバー502で移動させる力が作用する第2シャフト
506の中心O1と、ステー507と可動側のガイドレ
ール53と固定点(スクリュウ511)の中心O2と
は、ガイドレール52、53のガイド方向のセンタの一
直線(図9及び図10中の一点鎖線にて示す)上に位置
するので、ガイドレール52、53には回転モーメント
がかからす、すなわち、ガイドレール52、53の側面
には力がかからないので、可動側のガイドレール53が
スムーズに移動することとなる。
【0029】[第2実施形態の説明]図13及び図14
は、本発明の自動車用ヘッドランプの第2実施形態を示
す。図中、図1乃至図12と同符号は、同一のもの(形
状が異なっているが機能が同一のもの)を示す。この第
2実施形態における本発明の自動車用ヘッドランプは、
上述の第1実施形態のものにおいて、引張りコイルスプ
リング55が第2シャフト506とベース50との間で
あって、ガイドレールのガイド方向のセンタ線の上下方
向に配置されているものである。この結果、引張りコイ
ルスプリング55の弾性作用方向がガイドレール52、
53のガイド方向のセンタ線と一致するので、シェード
13及びステー507をロービーム位置に戻す力がガイ
ドレール52、53のガイド方向のセンタ線上に作用す
るので、ガイドレール52、53の側面には力がかから
ないので、可動側のガイドレール53がスムーズに移動
することとなる。、従って、小の弾性復帰力でシェード
13及びステー507をロービーム位置に戻すことがで
きるので、引張りコイルスプリング55の小型化が図ら
れ、しかも、小の弾性力に勝って作動するソレノイド5
1の小型化も図られる。
【0030】[第3実施形態の説明]図15は、本発明
の自動車用ヘッドランプの第3実施形態を示す。図中、
図1乃至図14と同符号は、同一のもの(形状が異なっ
ているが機能が同一のもの)を示す。この第3実施形態
における本発明の自動車用ヘッドランプは、上述の第1
実施形態のものにおいて、シェード13の代わりに可動
シェード4が後述する固定シェード3内において、ロー
ビーム位置とハイビーム位置との間であって、光軸Z−
Zに対して、例えば約10°傾斜した方向Z′−Z′に
切替移動可能に配置されたものである。この可動シェー
ド4の移動方向であって、光軸Z−Zに対して傾斜した
方向Z′−Z′は、ガイドレール52、53のガイド方
向(図15中の一点鎖線にて示す)とほぼ平行であり、
このガイドレール52、53のガイド方向によって決定
される。上述の可動シェード4は、上述のシェード13
と同様に、ロービームの配光パターンLPとハイビーム
の配光パターンHPとに切替えるものである。一方、上
述の固定シェード3は、放電灯1からの光のうち第1反
射面21及び第2反射面22で反射される反射光以外の
前方に直接照射される直射光を遮光するものである。
【0031】この第3実施形態のものは、可動シェード
4を光軸Z−Zに対して傾斜した方向Z′−Z′に切替
移動可能となしたものであるから、駆動手段501のソ
レノイド51をリフレクタ2側、すなわち、強度及び剛
性が大であるピボット114側にさらに近づけることが
できるので、重量バランス及び耐振動性がさらに向上す
ることとなる。
【0032】また、この第3実施形態のものは、可動シ
ェード4を光軸Z−Zに対して傾斜した方向Z′−Z′
に切替移動可能となしたものであるから、可動シェード
4の少ない移動量で、左右非対称のリフレクタ2の第1
反射面21及び第2反射面22全面に亘って放電灯1か
らの光L1、L2が入射できてハイビームにおける光量
不足の虞がない。
【0033】さらに、この第3実施形態のものは、可動
シェード4の移動量がシェード13と比較して小である
から、上述のソレノイド51のストロークはさらに小と
なり、ソレノイド51の小型化、強いては、駆動手段5
01の小型簡略化、可動シェード4の正確な移動制御等
が可能となる。
【0034】なお、この第3実施形態においては、固定
シェード3側と可動シェード4側との間に弾性嵌合手段
を設け、可動シェード4のロービーム位置及び又はハイ
ビーム位置をがた無く保持することにより、可動シェー
ド4の振動が防止され、正規の配光パターンLP、HP
が得られ、可動シェード4の安定性が向上され、この可
動シェード4を支持するステー54の小型軽量化が図ら
れると共に、ステー54の金属疲労等の耐久性に優れて
いる。
【0035】[第4実施形態の説明]図16は、本発明
の自動車用ヘッドランプの第4実施形態を示す。図中、
図1乃至図15と同符号は、同一のもの(形状が異なっ
ているが機能が同一のもの)を示す。この第4実施形態
における本発明の自動車用ヘッドランプは、上述の第1
実施形態のものにおいて、上述の固定側のガイドレール
52の側面と可動側のガイドレール53の側面との間に
鋼球群を介装して可動側のガイドレール53の移動をス
ムーズにし、かつ、可動側のガイドレール53が固定側
のガイドレール52から外れるのを防止したガイドレー
ルに代わって、鋼球群を無くし、可動側のガイドレール
530の左右両肩に固定側のガイドレール520を係合
させたものである。鋼球群を無くすことにより、その
分、部品点数やコストの軽減化が図られる。
【0036】[本発明の自動車用ヘッドランプの適用範
囲]なお、上述の第1乃至第4実施形態においては、シ
ェード13、可動シェード4の移動を、ステー507を
介して、ガイドレール52、53により、制御するもの
であるから、シェード13、可動シェード4をがた無く
正確に移動させることができる。
【0037】また、この第1乃至第4実施形態において
は、ソレノイド51にロービーム位置側に磁力作用する
マグネットを使用すれば、ソレノイド51の小型化がさ
らに図られる。
【0038】さらに、この第1乃至第4実施形態におい
ては、シェード13、可動シェード4をロービーム位置
とハイビーム位置とに減衰停止させる減衰停止手段を装
備することにより、その減衰停止手段の作用により、シ
ェード13、可動シェード4をロービーム位置やハイビ
ーム位置に停止させる際に発生する音を小さくすること
ができる。
【0039】さらにまた、この第1乃至第4実施形態に
おいては、上述のレバー502式の駆動手段501の代
わりに、レバー502を使用せずに、可動シェード4
(単一のシェード)をステー(ブラケット)を介してソ
レノイドで直接移動切替える駆動手段を使用しても良
い。この場合においても、ガイドレール52、53を使
用しても良い。
【0040】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明の自動
車用ヘッドランプは、駆動手段をシェードに対して側方
に位置させることにより、駆動手段の重心からリフレク
タの周辺を支持する光軸調整機構の支持点までの距離
(腕)が小となり、その光軸調整機構の支持点にかかる
モーメントが小となり、かつ、比較的強度が大である上
述の支持点に駆動手段の重量がかかることにより、重量
バランスが良くなる。しかも、駆動手段をシェードに対
して側方に位置させることにより、リフレクタの下方に
おいて駆動手段を位置収納させるためのスペースが小さ
く若しくは不要となり、自動車用ヘッドランプ全体をコ
ンパクト化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用ヘッドランプの第1実施形態
を示し、レンズを除いた状態の正面図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1におけるIII−III線断面図である。
【図4】可動シェードがロービーム位置、ハイビーム位
置に位置する状態の要部の拡大縦断面図である。
【図5】図4におけるV矢視図である。
【図6】シェードがロービーム位置とハイビーム位置と
の間において切替えられている状態を示した横断面図で
ある。
【図7】ロービームの配光パターンの説明図である。
【図8】ハイビームの配光パターンの説明図である。
【図9】シェードがロービーム位置に位置する時の図4
におけるIX矢視図である。
【図10】シェードがハイビーム位置に位置する時の図
4におけるIX矢視図である。
【図11】図9におけるXI−XI線断面図である。
【図12】レバーの作用の説明正面図である。
【図13】本発明の自動車用ヘッドランプの第2実施形
態を示した要部の平面図(図9に対応する断面図)であ
る。
【図14】図13におけるXIV−XIV線断面図であ
る。
【図15】本発明の自動車用ヘッドランプの第3実施形
態を示した要部の平面図(図9に対応する断面図)であ
る。
【図16】本発明の自動車用ヘッドランプの第4実施形
態を示したガイドレールの縦断面図である。
【図17】従来の自動車用ヘッドランプを示した縦断面
図である。
【図18】従来の自動車用ヘッドランプを示した横断面
図である。
【符号の説明】
1…放電灯、10…ソケット、13…シェード、2…リ
フレクタ、21…第1反射面、22…第2反射面、3…
固定シェード、4…可動シェード、501…駆動手段、
51…ソレノイド、55…引張りコイルスプリング(弾
性部材)、L1、L2…放電灯からの光、L11…第1
反射面での反射光、L22…第2反射面での反射光、L
P…ロービームの配光パターン、HP…ハイビームの配
光パターン、502…レバー、503…第1シャフト、
504…フック、505…第1ピン、506…第2シャ
フト、507…ステー、510…第2ピン、111…灯
室、112…ランプハウジング、113…レンズ、11
4…ピボット、115、116、117…アジャストス
クリュウ及びスクリュウマウンティング、S…スペー
ス。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯室を画成するランプハウジング及びレ
    ンズと、 前記灯室内に配置されたリフレクタと、 前記リフレクタの周辺を前記ランプハウジングに光軸調
    整可能に支持した光軸調整機構と、 前記灯室内に配置された放電灯と、 前記リフレクタに設けられ、前記放電灯からの光を反射
    させて所定のロービームの配光パターンが得られる第1
    反射面と、 前記リフレクタに設けられ、前記放電灯からの光を前記
    第1反射面と共に反射させて所定のハイビームの配光パ
    ターンが得られる第2反射面と、 前記ロービームの配光パターンが得れるロービーム位置
    と前記ハイビームの配光パターンが得られるハイビーム
    位置との間を切替移動可能に配置され、前記ロービーム
    の配光パターンと前記ハイビームの配光パターンとに切
    替えるシェードと、 前記シェードに対して側方の位置であって前記リフレク
    タに一体に配置され、前記シェードを前記ロービーム位
    置と前記ハイビーム位置とに移動切替える駆動手段と、 を備えたことを特徴とする自動車用ヘッドランプ。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、前記リフレクタのう
    ち、前記リフレクタを前記ランプハウジングに傾動可能
    に支持する前記光軸調整機構のピボットを通る水平線近
    傍の位置に配置されている、ことを特徴とする請求項1
    に記載の自動車用ヘッドランプ。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段は、前記リフレクタのう
    ち、前記リフレクタを前記ランプハウジングに傾動可能
    に支持する前記光軸調整機構のピボット寄りの位置に配
    置されている、ことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の自動車用ヘッドランプ。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段は、前記リフレクタに固定
    されたベースと、少なくとも前記シェードに対して側方
    の位置であって前記ベースに搭載されたソレノイドと、
    前記ベースに回動可能に取り付けられ、かつ、一端が前
    記ソレノイドのプランジャに取り付けられたレバーと、
    前記レバーの他端に取り付けられ、かつ、前記シェード
    を固定した可動側のステーと、前記ステーと前記ベース
    との間に介装され、前記シェードの前記ロービーム位置
    と前記ハイビーム位置との間の切替移動をガイドするガ
    イドレールと、前記シェードを前記ロービーム位置側に
    常時付勢させる弾性部材とから構成されており、前記ソ
    レノイドに通電すると、前記シェードは前記弾性部材の
    弾性力に抗して前記ロービーム位置から前記ハイビーム
    位置に吸引固定保持され、前記ソレノイドへの通電を遮
    断すると、前記シェードは前記弾性部材の弾性作用によ
    り前記ハイビーム位置から前記ロービーム位置に引張ら
    れて固定保持される、ことを特徴とする請求項1又は2
    又は3に記載の自動車用ヘッドランプ。
  5. 【請求項5】 前記レバーの他端と前記ステーとの取付
    箇所は、前記ガイドレールのガイド方向のセンタに位置
    する、ことを特徴とする請求項4に記載の自動車用ヘッ
    ドランプ。
  6. 【請求項6】 前記弾性部材の弾性作用方向は、前記ガ
    イドレールのガイド方向のセンタ線の上下方向に位置す
    る、ことを特徴とする請求項4又は5に記載の自動車用
    ヘッドランプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009224037A (ja) * 2008-03-13 2009-10-01 Koito Mfg Co Ltd 車輌用前照灯
CN114030413A (zh) * 2021-12-16 2022-02-11 徐州乐生车业有限公司 一种电动车大灯远近光切换机构

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