JP2000200903A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2000200903A
JP2000200903A JP11000926A JP92699A JP2000200903A JP 2000200903 A JP2000200903 A JP 2000200903A JP 11000926 A JP11000926 A JP 11000926A JP 92699 A JP92699 A JP 92699A JP 2000200903 A JP2000200903 A JP 2000200903A
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etching
sio
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Michihiro Sugano
道博 菅野
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ゲート電極側壁のサイドウォール
・スペーサを用いてLDD構造の電界効果トランジスタ
を作製する半導体装置の製造方法において、良好なトラ
ンジスタ特性を有する電界効果トランジスタを作製する
ことが可能になる半導体装置の製造方法を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 ゲート電極20側壁にSiO2 膜24を
介して濃度2wt.%程度のPがドープされたP−DP
S26膜からなるサイドウォール・スペーサ26aを形
成する。このため、高濃度の不純物イオンの注入により
高濃度不純物領域28を形成した後、サイドウォール・
スペーサ26aを除去する際に、そのエッチング時間を
短縮することができると共に、所定のエッチング条件に
より全てのサイドウォール・スペーサ26aをほぼ均一
に除去して、特定のサイドウォール・スペーサ26aの
エッチング残りの発生を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造方
法に係り、特にゲート電極側壁のサイドウォール・スペ
ーサ(Sidewall Spacer )を用いてLDD(Lightly Do
ped Drain )構造の電界効果トランジスタを作製する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のLDD構造のMOS(Metal Oxid
e Semiconductor )トランジスタの製造方法を、図10
〜図13の工程断面図を用いて説明する。なお、各工程
断面図において、左側にはMOSトランジスタを形成す
るトランジスタ部を示し、右側にはこのトランジスタ部
を絶縁分離するフィールド部を示す。
【0003】例えば半導体基板としてのSi(シリコ
ン)基板50のフィールド部に、例えばLOCOS(Lo
cal Oxidation of Silicon;選択酸化)法を用いて、素
子分離用のフィールド酸化膜52を形成する。そして、
このフィールド酸化膜52に周囲を囲まれたトランジス
タ部のSi基板50上に、ゲート酸化膜54を介して、
ポリシリコン層56及びシリサイド層58が順に積層さ
れたゲート電極60を形成する。続いて、このゲート電
極60をマスクとして、Si基板50に低濃度の不純物
イオンを注入し、Si基板50表面に低濃度不純物領域
62を形成する。その後、例えばCVD(Chemical Vap
or Deposition ;化学的気相成長)法を用いて、基体全
面に十分な膜厚のSiO2 膜(シリコン酸化膜)64を
堆積する(図10参照)。
【0004】次いで、SiO2 膜64の全面エッチバッ
クを行い、ゲート電極60側壁のみにSiO2 膜64を
残存させる。こうして、ゲート電極60側壁にSiO2
膜64からなるサイドウォール・スペーサ64aを形成
する(図11参照)。
【0005】次いで、ゲート電極60及びその両側壁の
サイドウォール・スペーサ64aをマスクとして、図中
に矢印で表すように、Si基板50に高濃度の不純物イ
オンを注入し、Si基板50表面に低抵抗の高濃度不純
物領域66を形成する。そして、この高濃度不純物領域
66と先に形成した低濃度不純物領域62とからLDD
構造のソース/ドレイン(Source/Drain )領域68を
構成する。
【0006】こうして、Si基板50表面に相対して形
成されたLDD構造のソース/ドレイン領域68と、こ
れら相対する2つのソース/ドレイン領域68に挟まれ
たチャネル領域上にゲート酸化膜54を介して形成され
たゲート電極60とから構成されるMOSトランジスタ
を形成する(図12参照)。
【0007】次いで、例えばCVD法を用いて、基体全
面に、エッチングストッパ層としてのSiN膜(シリコ
ン窒化膜)70を堆積した後、更にこのSiN膜70上
に、層間絶縁膜72を堆積する。続いて、リソグラフィ
技術を用いて、層間絶縁膜72及びSiN膜70を選択
的にエッチングし、ソース/ドレイン領域68の高濃度
不純物領域66を露出させるコンタクト窓74を形成す
る。
【0008】このとき、コンタクト窓74の加工精度を
補うために、サイドウォール・スペーサ64a上にも層
間絶縁膜72との間にエッチングストッパ層としてSi
N膜70を介在させ、コンタクト窓74を開口するため
の層間絶縁膜72の選択的なエッチングを一旦SiN膜
70によって停止させた後、露出したSiN膜70をエ
ッチング除去する方法を採用する。この場合には、たと
えコンタクト窓74の開口位置がゲート電極60側に多
少ずれても、SiN膜70をエッチング除去する際に、
SiO2 膜64からなるサイドウォール・スペーサ64
aがそのまま残存していることから、コンタクト窓74
がセルフアライン(Self Align)で形成されることにな
る。このために、コンタクト窓74がゲート電極60を
露出させて電気的ショートを招くことはない(図13参
照)。
【0009】しかし、上記従来のLDD構造のMOSト
ランジスタの製造方法においては、サイドウォール・ス
ペーサ64aの材質としてSiO2 膜64を用いている
ことから、図11に示されるように、基体全面に堆積し
たSiO2 膜64の全面エッチバックを行ってゲート電
極60側壁にサイドウォール・スペーサ64aを形成す
る際に、素子分離用のフィールド酸化膜52上のSiO
2 膜64のみならず、フィールド酸化膜52自体もオー
バーエッチングされて、その膜厚が全体的に例えばt1
だけ薄くなる。
【0010】このため、次の図12に示されるように、
ゲート電極60及びその両側壁のサイドウォール・スペ
ーサ64aをマスクとしてSi基板50に高濃度の不純
物イオンを注入する際に、全体的に薄膜化されたフィー
ルド酸化膜52の特に膜厚が薄くなった周辺部を不純物
イオンが突き抜ける現象が生じる。従って、周辺部のフ
ィールド酸化膜52下面に接するSi基板50表面にま
で高濃度不純物領域66が形成されることになり、こう
した周辺部のフィールド酸化膜52下面への高濃度不純
物領域66の侵出によりフィールド酸化膜52の素子分
離能力の低下を招くという問題が生じた。
【0011】また、MOSトランジスタを形成した後、
層間絶縁膜72及びSiN膜70を順に選択的にエッチ
ングして、ソース/ドレイン領域68の高濃度不純物領
域66を露出させるコンタクト窓74を形成する際に、
図13に示されるように、サイドウォール・スペーサ6
4aがそのまま残存しているため、コンタクト窓74の
開口位置が多少ゲート電極60側にずれても、ゲート電
極60とソース/ドレイン領域68との電気的ショート
の発生は防止されるものの、その反面、このサイドウォ
ール・スペーサ64aの存在が開口されるコンタクト窓
74の底面積をスリット状に減少させてしまい、結果的
にコンタクト窓74の加工精度を低下させてしまうとい
う問題も生じた。
【0012】こうした上記従来のLDD構造のMOSト
ランジスタの製造方法の問題点を解決するため、ゲート
電極側壁に形成するサイドウォール・スペーサの材質と
してポリシリコン膜を用いる別の製造方法が提案されて
いる。
【0013】次に、この従来のLDD構造のMOSトラ
ンジスタの別の製造方法を、図14〜図18の工程断面
図を用いて説明する。なお、各工程断面図において、左
側にはMOSトランジスタを形成するトランジスタ部を
示し、右側にはこのトランジスタ部を絶縁分離するフィ
ールド部を示す。また、上記図10〜図13に示される
MOSトランジスタの構成要素と同一の要素には同一の
符号を付して説明を省略する。
【0014】Si基板50のフィールド部に、例えばL
OCOS法を用いて、素子分離用のフィールド酸化膜5
2を形成した後、このフィールド酸化膜52に周囲を囲
まれたトランジスタ部のSi基板50上に、ゲート酸化
膜54を介して、ポリシリコン層56及びシリサイド層
58が順に積層されたゲート電極60を形成する。そし
て、このゲート電極60をマスクとする低濃度の不純物
イオンの注入により、Si基板50表面に低濃度不純物
領域62を形成する。続いて、その後、例えばCVD法
を用いて、基体全面にエッチングストッパ層としてSi
2 膜76を堆積した後、このSiO2 膜76上に十分
な膜厚のポリシリコン膜78を堆積する(図14参
照)。
【0015】次いで、ポリシリコン膜78の全面エッチ
バックを行い、ゲート電極60側壁のみにSiO2 膜7
6を介してポリシリコン膜78を残存させる。なお、こ
のポリシリコン膜78の全面エッチバックの際に、Si
2 膜76はエッチングストッパ層として機能する。こ
うして、ゲート電極60側壁にSiO2 膜76を介して
ポリシリコン膜78からなるサイドウォール・スペーサ
78aを形成する(図15参照)。
【0016】次いで、ゲート電極60並びにその両側壁
のSiO2 膜76及びサイドウォール・スペーサ78a
をマスクとして、図中に矢印で表すように、Si基板5
0に高濃度の不純物イオンを注入し、Si基板50表面
に低抵抗の高濃度不純物領域66を形成する。そして、
この高濃度不純物領域66と先に形成した低濃度不純物
領域62とからLDD構造のソース/ドレイン領域68
を構成する(図16参照)。
【0017】次いで、等方性エッチングにより、ゲート
電極60側壁のサイドウォール・スペーサ78aを除去
する。このときも、SiO2 膜76はポリシリコン膜か
らなるサイドウォール・スペーサ78aの等方性エッチ
ングに対するエッチングストッパ層として機能する。な
お、このサイドウォール・スペーサ78aは、高濃度の
不純物イオンが注入されて導電性の膜となることから、
このまま残存させておくと、後のプロセスにおいてコン
タクト間の電気的ショートの原因となる恐れがあるた
め、このサイドウォール・スペーサ78aの除去は不可
欠な工程である。こうして、Si基板50表面に相対し
て形成されたLDD構造のソース/ドレイン領域68
と、これら相対する2つのソース/ドレイン領域68に
挟まれたチャネル領域上にゲート酸化膜54を介して形
成されたゲート電極60とから構成されるMOSトラン
ジスタを形成する(図17参照)。
【0018】次いで、例えばCVD法を用いて、基体全
面に、エッチングストッパ層としてのSiN膜70を堆
積した後、更にこのSiN膜70上に、層間絶縁膜72
を堆積する。続いて、リソグラフィ技術を用いて、層間
絶縁膜72、SiN膜70、及びSiO2 膜76を選択
的にエッチングし、ソース/ドレイン領域68の高濃度
不純物領域66を露出させるコンタクト窓80を形成す
る。
【0019】このとき、コンタクト窓80の加工精度を
補うために、SiO2 膜76と層間絶縁膜72との間に
エッチングストッパ層としてSiN膜70を介在させ
て、コンタクト窓80を開口するための層間絶縁膜72
の選択的なエッチングを一旦SiN膜70によって停止
させた後、露出したSiN膜70をエッチング除去し、
更に露出したSiO2 膜76をエッチング除去する方法
を採用する(図18参照)。
【0020】このように、上記従来のLDD構造のMO
Sトランジスタの別の製造方法においては、サイドウォ
ール・スペーサ78aの材質としてポリシリコン膜78
を用い、このポリシリコン膜78の下地にエッチングス
トッパ層としてSiO2 膜76を設けていることから、
図15に示されるように、基体全面に堆積したポリシリ
コン膜78の全面エッチバックを行ってゲート電極60
側壁にサイドウォール・スペーサ78aを形成する際
に、素子分離用のフィールド酸化膜52上にもエッチン
グストッパ層としてSiO2 膜76が形成されているた
め、フィールド酸化膜52自体がエッチングされて、薄
膜化されることはない。
【0021】このため、図16に示されるように、ゲー
ト電極60並びにその両側壁のSiO2 膜76及びサイ
ドウォール・スペーサ78aをマスクとしてSi基板5
0に高濃度の不純物イオンを注入する際に、周辺部のフ
ィールド酸化膜52を不純物イオンが突き抜ける現象は
抑制される。従って、周辺部のフィールド酸化膜52下
面にまで高濃度不純物領域66が侵出することは抑制さ
れ、フィールド酸化膜52の素子分離能力の低下を防止
することができる。
【0022】また、MOSトランジスタを形成した後、
ソース/ドレイン領域68の高濃度不純物領域66を露
出させるコンタクト窓80を形成する際に、図18に示
されるように、層間絶縁膜72、エッチングストッパ層
としてのSiN膜70、及びSiO2 膜76を選択的に
エッチング除去しているが、このときゲート電極60側
壁にはサイドウォール・スペーサ78aが残存していな
いため、開口されるコンタクト窓80の底面積がスリッ
ト状に減少することもなくなり、結果的にコンタクト窓
80の加工精度を向上させることができる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ポリシリコ
ン膜及びSiO2 膜をエッチングする際には、図19及
び図20のグラフに示されるように、ポリシリコン膜及
びSiO2 膜への不純物イオン注入の有無、注入された
不純物イオンの種類(Asイオン、BF2 イオン等)、
不純物イオンのドーズ量(Dosage)、不純物イオンの注
入エネルギー等により、ポリシリコン膜及びSiO2
のエッチング速度(Etch Rate )が変化する。また、こ
のため、図19及び図20のグラフに示されるように、
例えばフッ素系のエッチャントを用いて、ポリシリコン
膜及びSiO2 膜をエッチングする際には、ポリシリコ
ン膜のエッチング速度とSiO2 膜のエッチング速度と
比、即ちエッチング選択比(Etch Selectivity)も変化
する。
【0024】なお、図19及び図20のグラフにおいて
は、不純物イオンのドーズ量や不純物イオンの注入エネ
ルギーが増大すれば、ポリシリコン膜及びSiO2 膜の
エッチング速度はそれぞれ増大する傾向にあり、ポリシ
リコン膜とSiO2 膜とのエッチング選択比はほぼ低下
する傾向にある。後者については、高濃度、高エネルギ
ーの不純物イオン注入により、SiO2 膜に多くの欠陥
が発生するため、ポリシリコン膜と比較して、そのエッ
チング速度の増大する度合いが相対的に大きくなる効果
によると考えられる。
【0025】そして、こうした不純物イオン注入条件に
よるポリシリコン膜とSiO2 膜とのエッチング選択比
の変動により、上記従来のLDD構造のMOSトランジ
スタの別の製造方法においては、SiO2 膜76をエッ
チングストッパ層としてゲート電極60側壁のサイドウ
ォール・スペーサ78aを等方性エッチングにより除去
する際に、サイドウォール・スペーサ78aのエッチン
グ除去を安定して行うことが困難になるという問題が生
じた。
【0026】即ち、上記図16に示されるように、LD
D構造のソース/ドレイン領域68の高濃度不純物領域
66を形成する際、既にゲート電極60側壁のサイドウ
ォール・スペーサ78a及び下地のSiO2 膜76に対
して高濃度の不純物イオンが注入されている。このた
め、LSI(大規模集積回路)を構成する各種のMOS
トランジスタにおいては、サイドウォール・スペーサ7
8a及び下地のSiO2膜76に対する不純物イオン注
入の状態が異なる場合が生じている。
【0027】例えば、図21(a)に示されるように、
DRAM(Dynamic Random AccessMemory)のメモリセ
ルトランジスタを構成するMOSトランジスタにおいて
は、ゲート電極60を挟むSi基板50表面にn- 型低
濃度不純物領域62aが形成される一方、n+ 型高濃度
不純物領域は形成されていないため、そのゲート電極6
0側壁のサイドウォール・スペーサ78a及び下地のS
iO2 膜76には何らの不純物イオンも注入されていな
い。また、例えば図21(b)に示されるように、ロジ
ックトランジスタを構成するNチャネルMOSトランジ
スタにおいては、ゲート電極60を挟むSi基板50表
面にn- 型低濃度不純物領域62aと共にn+ 型高濃度
不純物領域66aが形成され、そのゲート電極60側壁
のサイドウォール・スペーサ78a及び下地のSiO2
膜76にはn型の不純物イオンが高濃度に注入されてい
る。また、例えば図21(c)に示されるように、ロジ
ックトランジスタを構成するPチャネルMOSトランジ
スタにおいては、ゲート電極60を挟むSi基板50表
面にp- 型低濃度不純物領域62bと共にp+ 型高濃度
不純物領域66bが形成され、そのゲート電極60側壁
のサイドウォール・スペーサ78a及び下地のSiO2
膜76にはp型の不純物イオンが高濃度に注入されてい
る。
【0028】それ故、図21(a)〜(c)に示される
各種のMOSトランジスタのゲート電極60側壁のサイ
ドウォール・スペーサ78aを等方性エッチングにより
除去する際に、図21(a)の不純物イオンが注入され
ていないサイドウォール・スペーサ78aのエッチング
速度は、図21(b)、(c)のn型又はp型の不純物
イオンが高濃度に注入されているサイドウォール・スペ
ーサ78aのエッチング速度よりも小さくなる。また、
図21(b)、(c)のn型又はp型の不純物イオンが
高濃度に注入されているサイドウォール・スペーサ78
aと下地のSiO2 膜76とのエッチング選択比は、図
21(a)の不純物イオンが注入されていないサイドウ
ォール・スペーサ78aと下地のSiO2 膜76とのエ
ッチング選択比よりも小さくなる。
【0029】このため、等方性エッチング条件を図21
(b)、(c)のサイドウォール・スペーサ78aの除
去に対して最適な条件に設定すると、図21(a)に示
されるように、不純物イオンが注入されていないサイド
ウォール・スペーサ78aが完全に除去されず、ゲート
電極60側壁に残存する状態になる。
【0030】また、逆に、図21(a)の不純物イオン
が注入されていないサイドウォール・スペーサ78aが
完全に除去されるように等方性エッチング条件を設定す
ると、図21(b)、(c)のサイドウォール・スペー
サ78aはオーバーエッチングされる。そして、その際
にサイドウォール・スペーサ78aとのエッチング選択
比の小さくなった下地のSiO2 膜76までもが必要以
上に削られて、図21(b)、(c)にそれぞれ示され
るようにSiO2 膜76の膜厚はそれぞれt2、t3に
なるまで薄くなる。このため、局所的にはSiO2 膜7
6がなくなり、ソース/ドレイン領域68の高濃度不純
物領域66が露出する事態も生じる。そして、この露出
したSi基板50表面がポリシリコン膜78からなるサ
イドウォール・スペーサ78aに対する等方性エッチン
グによってエッチングされ、図21(b)、(c)にそ
れぞれ示すような溝82a、82bが掘られる恐れが生
じる。
【0031】なお、このサイドウォール・スペーサ78
aのオーバーエッチングの際に下地のSiO2 膜76が
削られて局所的にSi基板50表面のn+ 型高濃度不純
物領域66a又はp+ 型高濃度不純物領域66bが露出
することを防止するために、例えば下地のSiO2 膜7
6を十分に厚膜化することが考えられる。しかし、その
場合には、下地のSiO2 膜76を厚膜化すればするほ
ど、今度はn+ 型高濃度不純物領域66a又はp+ 型高
濃度不純物領域66bを形成するための不純物イオン注
入の際のドーズ量や注入エネルギーを増大させる必要が
生じるために、MOSトランジスタの短チャネル効果を
招いたり、素子分離特性を劣化させたりする等のトラン
ジスタ特性に悪影響を及ぼす危険性が生じる。
【0032】そこで本発明は、上記問題点を鑑みてなさ
れたものであり、ゲート電極側壁のサイドウォール・ス
ペーサを用いてLDD構造の電界効果トランジスタを作
製する半導体装置の製造方法において、不要となったポ
リシリコン膜からなるサイドウォール・スペーサを除去
する際に、不純物イオンの注入の有無等によるエッチン
グ速度や下地のシリコン酸化膜とのエッチング選択比の
変動に起因するサイドウォール・スペーサの残存やソー
ス/ドレイン領域への溝の形成を招くことなく、良好な
トランジスタ特性を有する電界効果トランジスタを作製
することが可能になる半導体装置の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の本発
明に係る半導体装置の製造方法により達成される。即
ち、請求項1に係る半導体装置の製造方法は、半導体基
板上に第1の絶縁膜を介して形成したゲート電極をマス
クとして、半導体基板に第1の不純物イオンを注入する
第1の工程と、基体全面に第2の絶縁膜を堆積する第2
の工程と、この第2の絶縁膜上に所定の不純物がドーピ
ングされたポリシリコン膜を堆積した後、このポリシリ
コン膜をエッチバックして、ゲート電極側壁に第2の絶
縁膜を介してポリシリコン膜からなるサイドウォール・
スペーサを形成する第3の工程と、これらゲート電極及
びサイドウォール・スペーサをマスクとして、半導体基
板に第2の不純物イオンを注入する第4の工程と、第2
の絶縁膜をエッチングストッパ層として、サイドウォー
ル・スペーサを選択的にエッチング除去する第5の工程
と、を有することを特徴とする。
【0034】このように請求項1に係る半導体装置の製
造方法においては、所定の不純物がドーピングされたポ
リシリコン膜からなるサイドウォール・スペーサをゲー
ト電極側壁に第2の絶縁膜を介して形成することによ
り、LDD構造のソース/ドレイン領域の高濃度不純物
領域を形成するための高濃度の不純物イオンを注入する
際に、何らの不純物イオンも注入されなかったサイドウ
ォール・スペーサであっても、n型又はp型の不純物イ
オンが高濃度に注入されたサイドウォール・スペーサで
あっても、これら全てのサイドウォール・スペーサには
予め所定の不純物がドーピングされていることから、サ
イドウォール・スペーサのエッチング速度は全体として
大きくなり、且つこれら複数のサイドウォール・スペー
サ間におけるエッチング速度の差は小さくなる。このた
めに、サイドウォール・スペーサをエッチング除去する
際に、所定の等方性エッチング条件によって全てのサイ
ドウォール・スペーサがほぼ均一に除去され、特定のサ
イドウォール・スペーサ、例えば何らの不純物イオンも
注入されなかったサイドウォール・スペーサにおいて
も、サイドウォール・スペーサのエッチング残りがゲー
ト電極側壁に残存することはなくなる。
【0035】また、サイドウォール・スペーサと下地の
第2の絶縁膜とのエッチング選択比も全体として大きく
なり、且つこれら複数のサイドウォール・スペーサ間に
おけるエッチング選択比の差は小さくなるため、サイド
ウォール・スペーサをエッチング除去する際に、下地の
第2の絶縁膜が必要以上に削られることはなくなり、局
所的に第2の絶縁膜がなくなってLDD構造のソース/
ドレイン領域の高濃度不純物領域が露出しその露出した
部分がサイドウォール・スペーサに対する等方性エッチ
ングによってエッチングされて溝が掘られるといった事
態の発生も防止される。
【0036】また、請求項2に係る半導体装置の製造方
法は、半導体基板上に第1の絶縁膜を介して形成したゲ
ート電極をマスクとして、半導体基板に第1の不純物イ
オンを注入する第1の工程と、基体全面に第2の絶縁膜
を堆積する第2の工程と、この第2の絶縁膜上に所定の
不純物がドーピングされたアモルファスシリコン膜を堆
積した後、このアモルファスシリコン膜をエッチバック
して、ゲート電極側壁に第2の絶縁膜を介してアモルフ
ァスシリコン膜からなるサイドウォール・スペーサを形
成する第3の工程と、これらゲート電極及びサイドウォ
ール・スペーサをマスクとして、半導体基板に第2の不
純物イオンを注入する第4の工程と、第2の絶縁膜をエ
ッチングストッパ層として、サイドウォール・スペーサ
を選択的にエッチング除去する第5の工程と、を有する
ことを特徴とする。
【0037】このように請求項2に係る半導体装置の製
造方法においては、予め所定の不純物がドーピングされ
たアモルファスシリコン膜からなるサイドウォール・ス
ペーサをゲート電極側壁に第2の絶縁膜を介して形成す
ることにより、即ち上記請求項1に係る半導体装置の製
造方法においてサイドウォール・スペーサの材質として
用いる所定の不純物がドーピングされたポリシリコン膜
の代わりに、所定の不純物がドーピングされたアモルフ
ァスシリコン膜をサイドウォール・スペーサの材質とし
て用いることにより、上記請求項1に係る半導体装置の
製造方法の場合と同様の作用を奏する。
【0038】また、請求項3に係る半導体装置の製造方
法は、上記請求項1又は2に係る半導体装置の製造方法
において、前記第4の工程の後、即ちゲート電極及びサ
イドウォール・スペーサをマスクとして半導体基板に第
2の不純物イオンを注入した後、前記第5の工程の前、
即ち第2の絶縁膜をエッチングストッパ層としてサイド
ウォール・スペーサをエッチング除去する前に、アニー
ル処理を行う工程を有する構成とすることにより、第2
の不純物イオンの注入によってサイドウォール・スペー
サの下地をなす第2の絶縁膜に発生した欠陥が回復し、
第2の絶縁膜のエッチング速度がより小さくなることか
ら、サイドウォール・スペーサと下地の第2の絶縁膜と
のエッチング選択比が全体として更に大きくなる。この
ため、サイドウォール・スペーサをエッチング除去する
際にエッチングストッパ層として機能する下地の第2の
絶縁膜が必要以上に削られて局所的に第2の絶縁膜がな
くなりLDD構造のソース/ドレイン領域の高濃度不純
物領域が露出することに対するマージンが大きくなり、
その露出した部分がサイドウォール・スペーサに対する
等方性エッチングによりエッチングされて溝が掘られる
といった事態の発生はより有効に防止される。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図1〜図5はそれぞれ本発明の第1
の実施形態に係るLDD構造のMOSトランジスタの製
造方法を説明するための工程断面図である。なお、各工
程断面図において、左側にはMOSトランジスタを形成
するトランジスタ部を示し、右側にはこのトランジスタ
部を絶縁分離するフィールド部を示す。
【0040】半導体基板としてのSi基板10のフィー
ルド部に、例えばLOCOS法を用いて、素子分離用の
フィールド酸化膜12を形成した後、このフィールド酸
化膜12に周囲を囲まれたトランジスタ部のSi基板1
0上に、ゲート酸化膜14を介して、ポリシリコン層1
6及びシリサイド層18が順に積層されたゲート電極2
0を形成する。そして、このゲート電極20をマスクと
する低濃度の不純物イオンの注入により、Si基板10
表面に低濃度不純物領域22を形成する。
【0041】続いて、例えばCVD法を用いて、基体全
面に膜厚20〜50nmのエッチングストッパ層として
SiO2 膜24を堆積する。その後、例えばCVD法を
用いて、このSiO2 膜24上に、例えばP(Phosphor
us;リン)が高濃度にドープされたポリシリコン膜(以
下、このポリシリコン膜を「P−DPS(Phosphorus-D
oped Polysilicon)膜」という)26を十分な膜厚に堆
積する。なお、このP−DPS膜26中のP濃度は例え
ば2wt.%程度とする(図1参照)。
【0042】次いで、このP−DPS膜26の全面エッ
チバックを行い、ゲート電極20側壁のみにSiO2
24を介してP−DPS膜26を残存させる。なお、こ
のP−DPS膜26の全面エッチバックの際に、SiO
2 膜24はエッチングストッパ層として機能する。こう
して、ゲート電極20側壁にSiO2 膜24を介してP
−DPS26膜からなるサイドウォール・スペーサ26
aを形成する(図2参照)。
【0043】次いで、ゲート電極20並びにその両側壁
のSiO2 膜24及びサイドウォール・スペーサ26a
をマスクとして、図中に矢印で表すように、Si基板1
0に高濃度の不純物イオンを注入して、Si基板10表
面に低抵抗の高濃度不純物領域28を形成する。そし
て、この高濃度不純物領域28と先に形成した低濃度不
純物領域22とからLDD構造のソース/ドレイン領域
30を構成する(図3参照)。
【0044】次いで、等方性エッチングにより、ゲート
電極20側壁のサイドウォール・スペーサ26aを除去
する。このときも、下地のSiO2 膜24はP−DPS
26膜からなるサイドウォール・スペーサ26aの等方
性エッチングに対するエッチングストッパ層として機能
する。こうして、Si基板10表面に相対して形成され
たLDD構造のソース/ドレイン領域30と、これら相
対する2つのソース/ドレイン領域30に挟まれたチャ
ネル領域上にゲート酸化膜14を介して形成されたゲー
ト電極20とから構成されるMOSトランジスタを形成
する(図4参照)。
【0045】次いで、例えばCVD法を用いて、基体全
面に、エッチングストッパ層としてのSiN膜32を堆
積した後、更にこのSiN膜32上に、層間絶縁膜34
を堆積する。続いて、リソグラフィ技術を用いて、層間
絶縁膜34、エッチングストッパ層としてのSiN膜3
2、及びSiO2 膜24を選択的にエッチングし、ソー
ス/ドレイン領域30の高濃度不純物領域28を露出さ
せるコンタクト窓36を形成する。即ち、コンタクト窓
36を開口するための層間絶縁膜34の選択的なエッチ
ングを一旦SiN膜32によって停止させた後、露出し
たSiN膜32を選択的にエッチング除去し、更に露出
したSiO2 膜24を選択的にエッチング除去して、コ
ンタクト窓36を形成する(図5参照)。
【0046】このように本実施形態に係るLDD構造の
MOSトランジスタの製造方法によれば、ゲート電極2
0側壁にSiO2 膜24を介して濃度2wt.%程度の
PがドープされたP−DPS26膜からなるサイドウォ
ール・スペーサ26aを形成し、ゲート電極20並びに
その両側壁のSiO2 膜24及びサイドウォール・スペ
ーサ26aをマスクとしてSi基板10に高濃度の不純
物イオンを注入して、LDD構造のソース/ドレイン領
域30の高濃度不純物領域28を形成した後、等方性エ
ッチングによってゲート電極20側壁のサイドウォール
・スペーサ26aを除去することにより、ソース/ドレ
イン領域30の高濃度不純物領域28を形成するための
高濃度の不純物イオンを注入する工程において、例えば
DRAMのメモリセルトランジスタを構成するMOSト
ランジスタのゲート電極20側壁のサイドウォール・ス
ペーサ26aのように何らの不純物イオンも注入されて
いない場合や、ロジックトランジスタを構成するNチャ
ネルMOSトランジスタ又はPチャネルMOSトランジ
スタのゲート電極20側壁のサイドウォール・スペーサ
26aのようにn型又はp型の不純物イオンが高濃度に
注入されている場合であっても、これら全てのサイドウ
ォール・スペーサ26aには予めPが高濃度にドープさ
れていることから、こうしたMOSトランジスタの種類
によるサイドウォール・スペーサ26aへの不純物イオ
ン注入の有無、注入された不純物イオンの種類、不純物
イオンのドーズ量、不純物イオンの注入エネルギー等に
よることなく、サイドウォール・スペーサ26aのエッ
チング速度は全体として大きくなり、且つ各種のMOS
トランジスタのサイドウォール・スペーサ26a間にお
けるエッチング速度の差は小さくなる。このため、サイ
ドウォール・スペーサ26aをエッチング除去する際
に、そのエッチング時間を短縮することができると共
に、所定の等方性エッチング条件によって全てのサイド
ウォール・スペーサ26aをほぼ均一に除去して、特定
のサイドウォール・スペーサ26aのエッチング残りが
発生することを防止することができる。従って、このゲ
ート電極20側壁のサイドウォール・スペーサ26aの
エッチング残りが後のプロセスにおいてコンタクト間の
電気的ショートの原因となる危険性を解消して、良好な
トランジスタ特性を実現することができる。
【0047】また、各種のMOSトランジスタのそれぞ
れのサイドウォール・スペーサ26aと下地のSiO2
膜24とのエッチング選択比も大きくなり、且つ各種の
MOSトランジスタのサイドウォール・スペーサ26a
間におけるエッチング選択比の差は小さくなるため、サ
イドウォール・スペーサ26aをエッチング除去する際
に下地のSiO2 膜24が必要以上に削られることが抑
制されることから、局所的にSiO2 膜24がなくなっ
てLDD構造のソース/ドレイン領域30の高濃度不純
物領域28が露出しその露出した部分がサイドウォール
・スペーサ26aに対する等方性エッチングによってエ
ッチングされて溝が掘られるといった事態の発生を防止
することができる。従って、良好なトランジスタ特性を
有するMOSトランジスタを作製することが可能にな
る。
【0048】(第2の実施形態)図6〜図9はそれぞれ
本発明の第2の実施形態に係るLDD構造のMOSトラ
ンジスタの製造方法を説明するための工程断面図であ
る。なお、各工程断面図において、左側にはMOSトラ
ンジスタを形成するトランジスタ部を示し、右側にはこ
のトランジスタ部を絶縁分離するフィールド部を示す。
また、上記図1〜図5に示されるMOSトランジスタの
構成要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省
略する。
【0049】上記第1の実施形態における図1〜図3に
示す工程と同様にして、半導体基板としてのSi基板1
0のフィールド部に素子分離用のフィールド酸化膜12
を形成し、このフィールド酸化膜12に周囲を囲まれた
トランジスタ部のSi基板10上にゲート酸化膜14を
介してポリシリコン層16及びシリサイド層18が順に
積層されたゲート電極20を形成し、このゲート電極2
0をマスクとする低濃度の不純物イオンの注入によりS
i基板10表面に低濃度不純物領域22を形成し、基体
全面にエッチングストッパ層としてSiO2 膜24を堆
積し、ゲート電極20側壁にSiO2 膜24を介してP
−DPS26膜からなるサイドウォール・スペーサ26
aを形成し、ゲート電極20並びにその両側壁のSiO
2 膜24及びサイドウォール・スペーサ26aをマスク
として、図中に矢印で表すように、Si基板10に高濃
度の不純物イオンを注入し、Si基板10表面に低抵抗
の高濃度不純物領域28を形成して、この高濃度不純物
領域28と先に形成した低濃度不純物領域22とからL
DD構造のソース/ドレイン領域30を構成する(図6
参照)。
【0050】次いで、N2 (窒素)雰囲気中において、
温度800℃、時間10〜30分のアニール処理を行
う。こうして、前段の工程においてソース/ドレイン領
域30の高濃度不純物領域28を形成するために高濃度
の不純物イオンを注入した際にSiO2 膜24中に発生
した欠陥を回復し、SiO2 膜24のエッチング速度を
小さくする(図7参照)。
【0051】次いで、上記第1の実施形態における図4
に示す工程と同様にして、等方性エッチングにより、ゲ
ート電極20側壁のサイドウォール・スペーサ26aを
除去する。このときも、SiO2 膜24はP−DPS2
6膜からなるサイドウォール・スペーサ26aの等方性
エッチングに対するエッチングストッパ層として機能す
るが、このSiO2 膜24は前段のアニール工程におい
て高濃度不純物イオン注入の際に発生した欠陥を回復し
て、そのエッチング速度が小さくなっているため、サイ
ドウォール・スペーサ26aとSiO2 膜24とのエッ
チング選択比は上記第1の実施形態の場合よりも大きく
なり、サイドウォール・スペーサ26aの等方性エッチ
ングに対するエッチングストッパ層としての機能は、上
記第1の実施形態の場合よりも有効に発揮される。こう
して、Si基板10表面に相対して形成されたLDD構
造のソース/ドレイン領域30と、これら相対する2つ
のソース/ドレイン領域30に挟まれたチャネル領域上
にゲート酸化膜14を介して形成されたゲート電極20
とから構成されるMOSトランジスタを形成する(図8
参照)。
【0052】次いで、上記第1の実施形態における図5
に示す工程と同様にして、基体全面にエッチングストッ
パ層としてのSiN膜32を堆積し、このSiN膜32
上に層間絶縁膜34を堆積した後、層間絶縁膜34、S
iN膜32、及びSiO2 膜24を選択的にエッチング
して、ソース/ドレイン領域30の高濃度不純物領域2
8を露出させるコンタクト窓36を形成する(図9参
照)。
【0053】このように本実施形態に係るLDD構造の
MOSトランジスタの製造方法によれば、ゲート電極2
0並びにその両側壁のSiO2 膜24及びサイドウォー
ル・スペーサ26aをマスクとしてSi基板10に高濃
度の不純物イオンを注入し、Si基板10表面に低抵抗
の高濃度不純物領域28を形成した後、等方性エッチン
グによりゲート電極20側壁のサイドウォール・スペー
サ26aを除去する前に、N2 雰囲気中におけるアニー
ル処理を行うことにより、高濃度の不純物イオンの注入
によってサイドウォール・スペーサ26aの下地をなす
SiO2 膜24に発生していた欠陥が回復して、このS
iO2 膜24のエッチング速度がより小さくなることか
ら、各種のMOSトランジスタのそれぞれのサイドウォ
ール・スペーサ26aと下地のSiO2 膜24とのエッ
チング選択比が上記第1の実施形態の場合よりも更に大
きくなるため、サイドウォール・スペーサ26aをエッ
チング除去する際に下地のSiO2 膜24が必要以上に
削られることをより効果的に抑制して、SiO2 膜24
が局所的になくなりソース/ドレイン領域30の高濃度
不純物領域28が露出することに対するマージンを更に
大きくし、その露出した部分がサイドウォール・スペー
サ26aに対する等方性エッチングによりエッチングさ
れて溝が掘られるといった事態の発生をより有効に防止
することができる。従って、良好なトランジスタ特性を
有するMOSトランジスタを作製することが可能にな
る。
【0054】なお、上記第1及び第2の実施形態におい
ては、それぞれゲート電極20側壁にSiO2 膜24を
介してPが高濃度にドープされたP−DPS26膜から
なるサイドウォール・スペーサ26aを形成している
が、P−DPS26膜の代わりに、例えばPが高濃度に
ドープされたアモルファスシリコン膜、即ちP−DAS
(Phosphorus-Doped Amorphous Silicon)膜からなるサ
イドウォール・スペーサを形成してもよい。
【0055】また、ポリシリコン膜やアモルファスシリ
コン膜に高濃度にドープする不純物として、Pの代わり
に、同じn型不純物のAs(Arsenic ;ヒ素)等やp型
不純物のB(Boron ;ホウ素)等を高濃度にドープして
もよい。
【0056】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明に係
る半導体装置の製造方法によれば、次のような効果を奏
することができる。即ち、請求項1に係る半導体装置に
よれば、予め所定の不純物がドーピングされたポリシリ
コン膜からなるサイドウォール・スペーサをゲート電極
側壁に第2の絶縁膜を介して形成することにより、LD
D構造のソース/ドレイン領域の高濃度不純物領域を形
成するための高濃度の不純物イオンを注入する工程にお
ける不純物イオン注入の有無、注入された不純物イオン
の種類、不純物イオンのドーズ量、不純物イオンの注入
エネルギー等によることなく、サイドウォール・スペー
サのエッチング速度は全体として大きくなり、且つこれ
ら複数のサイドウォール・スペーサ間におけるエッチン
グ速度の差は小さくなるため、サイドウォール・スペー
サをエッチング除去する際に、そのエッチング時間を短
縮することができると共に、所定の等方性エッチング条
件によって全てのサイドウォール・スペーサをほぼ均一
に除去して、特定のサイドウォール・スペーサのエッチ
ング残りが発生することを防止することができる。
【0057】また、サイドウォール・スペーサと下地の
第2の絶縁膜とのエッチング選択比も全体として大きく
なり、且つこれら複数のサイドウォール・スペーサ間に
おけるエッチング選択比の差は小さくなるため、サイド
ウォール・スペーサをエッチング除去する際に下地の第
2の絶縁膜が必要以上に削られることが抑制されること
から、局所的に第2の絶縁膜がなくなって半導体基板表
面の高濃度不純物領域が露出しその露出した部分がサイ
ドウォール・スペーサに対する等方性エッチングによっ
てエッチングされて溝が掘られるといった事態の発生を
防止することができる。
【0058】また、請求項2に係る半導体装置の製造方
法によれば、予め所定の不純物がドーピングされたアモ
ルファスシリコン膜からなるサイドウォール・スペーサ
をゲート電極側壁に第2の絶縁膜を介して形成すること
により、即ち上記請求項1に係る半導体装置の製造方法
においてサイドウォール・スペーサの材質として用いる
所定の不純物がドーピングされたポリシリコン膜の代わ
りに、所定の不純物がドーピングされたアモルファスシ
リコン膜をサイドウォール・スペーサの材質として用い
ることにより、上記請求項1に係る半導体装置の製造方
法の場合と同様の効果を奏することができる。
【0059】また、請求項3に係る半導体装置の製造方
法によれば、上記請求項1又は2に係る半導体装置の製
造方法において、ゲート電極及びサイドウォール・スペ
ーサをマスクとして半導体基板に第2の不純物イオンを
注入した後、サイドウォール・スペーサをエッチング除
去する前に、アニール処理を行う工程を有することによ
り、第2の不純物イオンの注入によってサイドウォール
・スペーサの下地をなす第2の絶縁膜に発生した欠陥が
回復して、第2の絶縁膜のエッチング速度がより小さく
なるため、サイドウォール・スペーサと下地の第2の絶
縁膜とのエッチング選択比が全体として更に大きくなる
ことから、サイドウォール・スペーサをエッチング除去
する際に、下地の第2の絶縁膜が必要以上に削られるこ
とをより効果的に抑制して、第2の絶縁膜が局所的にな
くなりソース/ドレイン領域が露出することに対するマ
ージンを更に大きくし、その露出した部分がサイドウォ
ール・スペーサに対する等方性エッチングによりエッチ
ングされて溝が掘られるといった事態の発生をより有効
に防止することができる。
【0060】このようにして、本発明に係る半導体装置
の製造方法により、良好なトランジスタ特性や素子分離
特性を有する電界効果トランジスタを容易に作製するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るLDD構造のM
OSトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その1)である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るLDD構造のM
OSトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その2)である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るLDD構造のM
OSトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その3)である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るLDD構造のM
OSトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その4)である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るLDD構造のM
OSトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その5)である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るLDD構造のM
OSトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その1)である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るLDD構造のM
OSトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その2)である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るLDD構造のM
OSトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その3)である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係るLDD構造のM
OSトランジスタの製造方法を説明するための工程断面
図(その4)である。
【図10】従来のLDD構造のMOSトランジスタの製
造方法を説明するための工程断面図(その1)である。
【図11】従来のLDD構造のMOSトランジスタの製
造方法を説明するための工程断面図(その2)である。
【図12】従来のLDD構造のMOSトランジスタの製
造方法を説明するための工程断面図(その3)である。
【図13】従来のLDD構造のMOSトランジスタの製
造方法を説明するための工程断面図(その4)である。
【図14】従来のLDD構造のMOSトランジスタの別
の製造方法を説明するための工程断面図(その1)であ
る。
【図15】従来のLDD構造のMOSトランジスタの別
の製造方法を説明するための工程断面図(その2)であ
る。
【図16】従来のLDD構造のMOSトランジスタの別
の製造方法を説明するための工程断面図(その3)であ
る。
【図17】従来のLDD構造のMOSトランジスタの別
の製造方法を説明するための工程断面図(その4)であ
る。
【図18】従来のLDD構造のMOSトランジスタの別
の製造方法を説明するための工程断面図(その5)であ
る。
【図19】ポリシリコン膜及びSiO2 膜に注入された
不純物イオンのドーズ量に対するポリシリコン膜及びS
iO2 膜のエッチング速度の関係並びにポリシリコン膜
とSiO2 膜とのエッチング選択比の関係を示すグラフ
である。
【図20】ポリシリコン膜及びSiO2 膜に不純物イオ
ンを注入する際のエネルギーに対するポリシリコン膜及
びSiO2 膜のエッチング速度の関係並びにポリシリコ
ン膜とSiO2 膜とのエッチング選択比の関係を示すグ
ラフである。
【図21】(a)は不純物イオンが注入されていないサ
イドウォール・スペーサのエッチングの様子を示す工程
断面図、(b)はn型不純物イオンが高濃度に注入され
ているサイドウォール・スペーサのエッチングの様子を
示す工程断面図、(c)はp型不純物イオンが高濃度に
注入されているサイドウォール・スペーサのエッチング
の様子を示す工程断面図である。
【符号の説明】
10……Si基板、12……フィールド酸化膜、14…
…ゲート酸化膜、16……ポリシリコン層、18……シ
リサイド層、20……ゲート電極、22……低濃度不純
物領域、24……SiO2 膜、26……P−DPS膜、
26a……サイドウォール・スペーサ、28……高濃度
不純物領域、30……ソース/ドレイン領域、32……
SiN、34……層間絶縁膜、36……コンタクト窓。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に第1の絶縁膜を介して形
    成したゲート電極をマスクとして、前記半導体基板に第
    1の不純物イオンを注入する第1の工程と、 基体全面に第2の絶縁膜を堆積する第2の工程と、 前記第2の絶縁膜上に所定の不純物がドーピングされた
    ポリシリコン膜を堆積した後、前記ポリシリコン層をエ
    ッチバックして、前記ゲート電極側壁に前記第2の絶縁
    膜を介して前記ポリシリコン膜からなるサイドウォール
    ・スペーサを形成する第3の工程と、 前記ゲート電極及び前記サイドウォール・スペーサをマ
    スクとして、前記半導体基板に第2の不純物イオンを注
    入する第4の工程と、 前記第2の絶縁膜をエッチングストッパ層として、前記
    サイドウォール・スペーサを選択的にエッチング除去す
    る第5の工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 半導体基板上に第1の絶縁膜を介して形
    成したゲート電極をマスクとして、前記半導体基板に第
    1の不純物イオンを注入する第1の工程と、 基体全面に第2の絶縁膜を堆積する第2の工程と、 前記第2の絶縁膜上に所定の不純物がドーピングされた
    アモルファスシリコン膜を堆積した後、前記アモルファ
    スシリコン膜をエッチバックして、前記ゲート電極側壁
    に前記第2の絶縁膜を介して前記アモルファスシリコン
    膜からなるサイドウォール・スペーサを形成する第3の
    工程と、 前記ゲート電極及び前記サイドウォール・スペーサをマ
    スクとして、前記半導体基板に第2の不純物イオンを注
    入する第4の工程と、 前記第2の絶縁膜をエッチングストッパ層として、前記
    サイドウォール・スペーサを選択的にエッチング除去す
    る第5の工程と、 を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の半導体装置の製
    造方法において、 前記第4の工程の後、前記第5の工程の前に、アニール
    処理を行う工程を有することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
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