JP2000200909A - 制御されたdi/dtを有するパワ―・スイッチ - Google Patents

制御されたdi/dtを有するパワ―・スイッチ

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    • H10D84/00Integrated devices formed in or on semiconductor substrates that comprise only semiconducting layers, e.g. on Si wafers or on GaAs-on-Si wafers
    • H10D84/40Integrated devices formed in or on semiconductor substrates that comprise only semiconducting layers, e.g. on Si wafers or on GaAs-on-Si wafers characterised by the integration of at least one component covered by groups H10D12/00 or H10D30/00 with at least one component covered by groups H10D10/00 or H10D18/00, e.g. integration of IGFETs with BJTs
    • H10D84/401Combinations of FETs or IGBTs with BJTs
    • H10D84/403Combinations of FETs or IGBTs with BJTs and with one or more of diodes, resistors or capacitors

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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 MOSまたはIGBTタイプの部品とサイリ
スタ・タイプの部品の並列アセンブリを含む制御された
di/dtを有するモノリシック・パワー・スイッチを
提供すること。 【解決手段】 IGBTタイプの部品によって保証され
るスイッチの閉路段階中にサイリスタ・タイプの部品を
遮断する手段を含む。IGBTタイプの部品は垂直マル
チセル構造を有し、サイリスタ・タイプの部品は垂直モ
ノセル構造を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電力調整の分野に関
する。産業用機器および家庭用機器の動作を制御するた
めに、スイッチ・モードで動作する半導体パワー部品が
しばしば使用される。いわゆる導通角(または、位相
角)の制御が行われ、パワー・スイッチは、電源電圧の
全ての各半波の継続時間の一部でだけターンオンする。
そのような装置は、現在、家庭の照明の分野で照明を薄
暗くするために使用され、他の多くの用途でパワー・バ
リエータを形成するために使用されている。
【0002】
【従来の技術】位相角パワー調節には、比較的高い電圧
がスイッチの両端間に掛かっている間にスイッチが閉じ
ることによって、電源に向かって高調波を発生するとい
うよく知られている欠点がある。この高調波は電磁的な
外乱を引き起こし、重大な問題である。製造業者にその
ような外乱を発生しないように要求する様々な標準がつ
くられた。高調波を電源に向かって再注入しないように
する簡単な方法は、高調波をフィルタにかけることであ
る。しかし、バリエータに受動的なフィルタを追加する
ことは、大きさ、重さおよびコストの点から非常に不利
な条件である。このフィルタをなくすために、スイッチ
ング時の電流変化速度(di/dt)を制御すること
で、根本から問題に取り組むことも考案された。サイリ
スタとトライアックは、その頑丈さ、破壊電圧、スイッ
チングが簡単なこと、およびオン状態の消費電力が少な
いことから、バリエータを製造するのに理想的な部品で
あるが、残念ながら、どちらもこのdi/dtの制御を
可能にすることができない。
【0003】このようにして、当技術分野では、パワー
部品1と2を並列に含む図1に概略を示すようなタイプ
のシステムを使用することが示された。部品1は、ター
ンオン時の電源電流の変動が制御電圧の変動に関連づけ
られるような部品、例えば、パワーMOSトランジス
タ、または絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ(I
GBT)である。部品2は、いったんオンするとオン状
態電流降下が非常に小さいという利点があり、さらに流
れる電流が実質的にゼロになる時に自動的にターンオフ
するという利点があるサイリスタまたはトライアックの
ようなタイプの部品である。このようにして、部品1の
ようなタイプの部品でスイッチを閉じ、一方で部品2の
ようなタイプの部品でオン段階の大部分とターンオフを
保証するスイッチを作ることが試みられた。したがっ
て、MOSまたはIGBTタイプの第1の部品がターン
オンしたら、サイリスタ・タイプの第2の部品をターン
オンするために、制御回路3が設けられる。
【0004】MOS、またはIGBTタイプのパワー・
トランジスタがマルチセル構造を有する部品である場合
には、MOS部品の各セルにサイリスタ機能を有する構
造を関連づけることが一般に試みられた。したがって、
全体の構造はマルチセル・タイプである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、そのような
マルチセル・タイプの構造には様々な欠点があるという
本発明者の認識に基づいている。第1の欠点は、一定の
最大電流に対して、マルチセル・タイプのサイリスタの
表面は必ずモノセルのサイリスタよりも大きいことであ
る。他の欠点は、マルチセル部品の様々なセルの間の接
続を行うのが、モノセル部品よりもしばしば非常に困難
であり、そのためにメタライゼーションのレベルの数を
増やす必要があるということである。
【0006】したがって、本発明の1つの目的は、一定
の最大電流に対して最小表面の部品を得るために、マル
チセル・タイプのMOSまたはIGBTトランジスタに
サイリスタ・タイプのモノセルのパワー部品を関連づけ
る制御されたdi/dtを有するスイッチの回路および
構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記その他の目的を達成
するために、本発明は、MOSまたはIGBTタイプの
部品とサイリスタ・タイプの部品との並列アセンブリを
含む制御されたdi/dtを有するモノリシック・パワ
ー・スイッチであって、IGBTタイプの部品によって
保証されるスイッチの閉路段階中にサイリスタ・タイプ
の部品を抑止する手段を含むモノリシック・パワー・ス
イッチを提供する。
【0008】本発明の実施形態によれば、本スイッチ
は、裏面に第2の伝導型の領域を含む第1の伝導型の基
板中に形成される。この部品は、上面側に、垂直MOS
またはIGBTタイプの第1のセル、垂直MOSまたは
IGBTタイプの第2のセル、および、主サイリスタの
カソード領域と補助サイリスタのカソード領域を含む第
2の伝導型のカソード・ゲート・ウェルを含む。第2の
セルのカソード領域は、補助サイリスタのカソード領域
とカソード・ゲート領域に接続され、主サイリスタのカ
ソード領域とカソード・ゲート領域はカソード端子に接
続され、主サイリスタのカソード領域と補助サイリスタ
のカソード領域の間に含まれるウェルの領域は絶縁ゲー
トで覆われている。
【0009】本発明の実施形態によれば、本スイッチ
は、裏面に第2の伝導型の領域を含む第1の伝導型の基
板中に形成される。この部品は、上面側に、垂直MOS
またはIGBTタイプの第1のセル、および垂直MOS
またはIGBTタイプの構造と垂直補助サイリスタ構造
を結合する第2のセルを含み、この第2のセルは第2の
伝導型の領域中に形成され第1の伝導型の2つのリング
を含み、第1のリングは第2のリングから第1の絶縁ゲ
ートで分離され前記領域の中心部にメタライゼーション
によって接続され、さらに第2のリングはその領域の周
囲から第1のセルのゲートに接続された第2の絶縁ゲー
トで分離されている。
【0010】本発明の実施形態によれば、本スイッチ
は、サイリスタのバイアスに対して逆方向にバイアスさ
れた垂直ダイオードをさらに含む。
【0011】本発明の実施形態によれば、本抑止手段は
サイリスタのゲートとカソードの間に接続されたMOS
トランジスタを含む。
【0012】本発明の実施形態によれば、本スイッチ
は、MOSトランジスタの自己バイアス手段を含む。
【0013】本発明の前記の目的、特徴および利点を、
添付の図面に関連して特定の実施形態についての下記の
非限定的な説明で詳細に議論する。
【0014】
【発明の実施の形態】図2は、本発明による制御された
di/dtを有するスイッチの回路の例を示す。このス
イッチは、IGBTタイプのパワー・トランジスタ11
(絶縁ゲート・バイポーラ・トランジスタ)およびパワ
ー・サイリスタ12を含む。2つの部品をアノードAと
カソードKの間に並列に接続する。サイリスタ12のア
ノードとIGBT11のアノードをアノードAに接続す
る。サイリスタ12のカソードとIGBT11のカソー
ドをカソードKに接続する。この実施形態で、ダイオー
ドDをサイリスタ12に対して逆並列に端子AとKの間
に接続する。IGBT11のゲートG1を第1の制御端
子に接続する。そのアノードがサイリスタ12のアノー
ドに接続されそのカソードがサイリスタ12のゲートに
接続されたパイロット・サイリスタ13を含む制御回路
によって、部品11と12を相互に接続する。サイリス
タ13のカソードをMOSトランジスタMを介してカソ
ードKに接続する。MOSトランジスタMのゲートG2
を第2の制御端子に接続する。サイリスタ13のゲート
を第2のIGBT14を介してサイリスタ13のアノー
ドに接続する。第2のIGBT14のゲートを端子G1
に接続する。部品M、13および14は低パワー部品で
あり、したがって、部品11、12およびDに比べて小
さな表面の部品である。
【0015】図3は、図2の回路の別の説明図である。
それは、ダイオードD、サイリスタ12、およびMOS
トランジスタMを示す。IGBT11、IGBT14、
およびパイロット・サイリスタ13のアセンブリを2つ
のカソードを有するIGBT21で置換え、その第1の
カソードは前の図面と同様に接続し、第2のカソードは
サイリスタ12のゲートに直接接続する。
【0016】図2と図3の回路の動作を図4との関係で
説明する。図4は、ゲートG2の電圧Vg2、ゲートG
1の電圧Vg1、およびアノードAとカソードKの間の
電流IAKを示す。端子AとKの間の電圧VAKの正の
半波を考える。
【0017】電源電圧の正の半波の始まりt0の僅かに
後の時間t1に、トランジスタMのゲートG2を制御し
てトランジスタMをオンにする。その結果、サイリスタ
12のゲートとカソードがショートし、このサイリスタ
はターンオンすることができない。時間t1の後の所望
の導通角に従って選ばれた時間t2に、トランジスタ1
1のゲートG1に電圧ランプを加える。その電圧ランプ
の勾配を制御して、所望のdi/dtを得る。例えば、
方形信号をRCフィルタに通すことで、このランプが得
られる(それは制御信号であるから、低電力である)。
端子G1の電圧が閾値Vthを超えると直ちに、電流I
AKが次第に増加し始め完全導通に対応する値になる。
次に、時間t3に、ゲートG2の信号を遮断してトラン
ジスタMをターンオフし、IGBT14のカソード電流
(または、IGBT21の補助カソードの電流)がサイ
リスタ13(または、12)をトリガする。一般に、サ
イリスタの電圧降下はMOSまたはIGBTパワー・ト
ランジスタの電圧降下よりも小さいので、サイリスタ1
2がターンオンし、その導通がIGBT11または21
の導通よりも優位になる。次に、時間t4に、ゲートG
1の信号を遮断し、その結果、IGBT11および14
は決定的にターンオフする。このようにして、電圧V
AKが非常に小さくなる時に、半波の終わりの時間t5
で、電流IAKは閾値Ihよりも小さくなり、サイリス
タは再びターンオフする。ゲートG1の電圧は、IGB
Tが再びターンオンしないように、遮断する。
【0018】図5は、カソード・ゲート・サイリスタで
はなくてアノード・ゲート・サイリスタを使用する本発
明の他の可能な実施形態を示す。この回路は、逆方向の
ダイオードDを含む。主カソード・ゲート・サイリスタ
12を主アノード・ゲート・サイリスタ32で置き換え
る。カソード・ゲート・パイロット・サイリスタ13を
アノード・ゲート・サイリスタ33で置き換え、IGB
T31を使用し、そのアノードをパイロット・サイリス
タ33のアノード・ゲートとしても使用する。パイロッ
ト・サイリスタのカソード・ゲートをNチャネル・エン
ハンスメントMOSトランジスタMを介してそのカソー
ドに接続する。
【0019】本発明の利点によれば、一方では図2と図
3で、他方では図5で説明する回路により、モノリシッ
ク部品の形での実現が可能になる。
【0020】図6は、図2または図3の回路の可能な実
現を示す。部品をN型シリコン・ウェーハN1に形成す
る。上面側で、このウェーハの周囲に完全に外側に面し
てN型リングN2を配置し、より内側でP型リングP2
をカソードKに接続する。これは、従来の耐電圧装置で
ある。裏の表面側で、領域N2とP2の前方に高密度ド
ープのP型層P1を形成する。
【0021】ダイオードDは、前の表面側に形成された
領域P3に対応し、その領域P3の前方の裏の表面側に
高密度ドープN型領域N3を配置する。主サイリスタ1
2は、上面側でP型ウェルP4中に形成されたN型領域
N4を含む。裏の表面側に、以下で述べる全ての部品の
場合と同様に、P型領域P1がある。裏の表面の唯一の
N型領域は、上記のダイオードDのカソード領域N3で
ある。このようにして、主サイリスタN4−P4−N1
−P1が形成された。補助サイリスタ13は垂直サイリ
スタであり、そのカソードは同じくウェル4中に形成さ
れたN型領域N5に対応する。したがって、補助サイリ
スタ13は、領域N5−P4−N1−P1を含む。領域
N4とN5の間の少なくとも領域P4の一部を絶縁ゲー
トG2で覆い、領域N4−P4−N5がNチャネル・エ
ンハンスメントMOSトランジスタMに対応する。IG
BT14はマルチセル部品であり、そのそれぞれのセル
が、従来と同様に、ウェルP6中に形成されたリング状
ソース領域N6を含む。領域N6とウェルP6の外側の
間のウェルP6の周囲を従来と同様にゲートG1で覆
う。したがって、裏の表面がP型層P1で覆われている
場合には、垂直IGBTが形成され、そのカソードが領
域P6とN6の上に形成されたメタライゼーションに対
応し、そのゲートがメタライゼーションG1に対応し、
そのアノードが部品の裏側の表面に対応する。同様に、
主IGBT11はセルを含み、そのそれぞれのセルが、
ウェルP7にリング状ソース領域N7を含む。
【0022】端子Kに接続された第1の上面メタライゼ
ーションで領域P2、P3、N4、およびN7〜P7を
覆う。また、メタライゼーションKで、ゲートG2の反
対側のウェルP4の一部を覆う。外部供給源に接続され
ていない他の上面のメタライゼーションで、ウェルP6
とソースN6と同様に領域N5およびゲートG2から遠
く離れたウェルP4の一部も覆う。
【0023】留意すべきことであるが、図2のIGBT
11はウェルP7中に形成された多数のセルに対応し、
IGBT14はウェルP6中に形成された少数のセルに
対応するが、サイリスタ12と13、MOSMおよびダ
イオードDはモノセルの部品である。
【0024】ゲートG1とG2がバイアスされる時間t
2から始まる初期段階で、ウェルP7に対応するセルは
導通している。ゲートG2をバイアスすることにより、
領域N4とN5は互いに接続されると考えられるので、
ウェルP6に対応するセルに関して、導通はアノードA
からソースN6を覆うメタライゼーションに、領域N5
に向かって、次に領域N4とカソードKに向かって起き
る。この段階中にサイリスタの導通は抑止される。
【0025】ゲートG2がもはやバイアスされていない
時に、時間t3から始まって、電流はゲートG2の下に
形成されたチャネルを介して領域N5からN4にもはや
流れることはできないが、領域N4とN5の下の領域P
4を通って閉じている。この電流は、引続いて、サイリ
スタN5−P4−N1−P1およびN4−P4−N1−
P1をトリガする。この後者のサイリスタがターンオン
する時間から、電流の大部分はそこを通って流れる。サ
イリスタのトリガを遅延したり、または抑止したりしな
いために、IGBTのオン状態の抵抗は小さすぎないこ
とが必要である。
【0026】図7は、図6の回路の実施形態の非常に簡
略化された上面図である。同じ要素は、同じ参照で示さ
れている。この図面は、基本的に、要素D、12、Mお
よび13のモノセルの性質およびIGBT11と14の
マルチセルの性質を示す働きをしている。IGBTのセ
ルを非常に象徴的に黒い正方形で示す。ゲートG1は、
これらのセルの間を延びる。逆に、ゲートG2を領域N
4とN5の間を隔てる簡単な線の形で示す。
【0027】図8は、図5の回路のモノリシックの実施
形態を示す。部品の周囲、ダイオードD(P3−N1−
N3)および主サイリスタN4−P4−N1−P1は図
6と同じ構造である。同様に、セルP7〜N7の上表面
側に形成された主IGBTは、図6のそれと全く同じで
ある。しかし、IGBTからサイリスタまでの導通伝達
の中間回路は異なっている。その中間回路は、ウェルP
8中に形成され、このウェルに2つの連続したN型リン
グN8とN9を含む。領域N8とウェルP8の中心部分
を外部端子に接続されていないメタライゼーションに接
続し、一方で、領域N9をカソードKに接続する。外の
リングN9の外側とウェルP8の外周の間の領域をゲー
トG1で覆う。リング領域N8とN9の間の間隔をゲー
トG2で覆う。ゲートG1とG2を、図4と図6に関係
して説明したように制御する。
【0028】ゲートG1とG2がバイアスされる時に、
初期の状態で、前のように、セルN7〜P7に対応する
主IGBTはオンであり、ウェルP8に対応するセルも
導通している。ゲートG2に加えられた信号を遮断する
時に、カソードN9とベースP8の間のショートがなく
なり、補助サイリスタN8−P8−N1−P1がターン
オンする。このサイリスタが主サイリスタに十分に近い
場合には、接合P1〜N1のレベルの注入により、この
場合にはアノードゲート・モードでトリガして、主サイ
リスタN4−P4−N1−P1をターンオンする結果に
なる。
【0029】図9は、図8の構造に近いが、主サイリス
タ制御がカソードゲート・タイプである構造を図示す
る。図9の構造は、ウェルP8が、多数のセルを形成す
る代わりに、ウェルP4の周辺の拡張を形成する構造の
図面に変更したものである。ウェルP4に、別個の周辺
領域N8とN9を形成し、領域N9が一番外の領域であ
る。絶縁ゲートG1が領域N9の外側でウェルP4の周
囲を覆う。領域N9をメタライゼーションKに接続す
る。ゲートG2が領域N8とN9の間に延びる。領域N
4の側で、メタライゼーションで領域N8をウェルP4
に接続する。
【0030】ゲートG1とG2でオン状態になる時に、
図9の構造の動作は図8のそれと似ている。ゲートG2
の信号が遮断された時に、カソードN9とベースP4の
間のショートが遮断され、結合サイリスタN9−P4−
N1−P1がターンオンする。次に、ベースP4にキャ
リアが発生することで、主サイリスタN4−P4−N1
−P1がターンオンするようになる。
【0031】図10は、制御されたdi/dtを有する
双方向スイッチを形成するために、本発明による2つの
部品を端子A1とA2の間に逆向きで直列接続したもの
を示す。この場合に、逆方向ダイオードDを設けること
の利点は明らかである。前に説明した部品と同じように
バイアスされている上の部品は、主IGBT1−1、主
サイリスタ2−1、逆方向ダイオードD−1および前に
述べた方法のどちらかで形成される制御回路3−1を含
む。下の部品は対応する逆方向バイアスされた要素1−
2、2−2、3−2およびD−2を含む。このようにし
て、端子A1が正の時に、導通はダイオードD−1を介
して、次に下の部品を介して行われる。端子A1が負の
時には、接続はダイオードD−2を介して、次に上の部
品を介して行われる。
【0032】上記で、AC動作の場合に、それぞれが逆
並列ダイオードを含む2つの部品の逆向きの直列結合
を、図10に関係して説明した。IGBTトランジスタ
は、一般に、比較的高い逆方向電圧に耐えるのが困難で
あるから、このタイプの部品結合は現在好ましい。しか
し、技術の進歩によって、十分な逆方向破壊電圧を有す
るIGBTトランジスタを適正なコストで製造すること
が可能になれば、本発明による2つの部品を、逆方向ダ
イオードDなしで逆並列に配置してAC電流制御装置を
形成することが可能になるであろう。
【0033】本発明の他の手段を図11に概略的に図示
する。前記において、本発明によるスイッチは2つの制
御端子G1とG2を含み、制御端子G1はスイッチの導
通デューティ・サイクルを決定するために使用し、端子
G2は各半波の始まりにサイリスタ・タイプの部品を遮
断するためだけの機能端子である。本発明によるスイッ
チを形成するその他の部品を合体してモノリシック構造
に容易に一体化できる部品で、端子G2の信号を自動的
に供給することが示されるであろう。この機能を行う回
路の簡単化された例を図11に示す。
【0034】図11において、ダイオードDは図2、図
3および図5のそれと同じであり、サイリスタThは図
2のサイリスタ12と13、図3のサイリスタ12、ま
たは図5のサイリスタ32と33を象徴的に示す。IG
BTブロックは図2の要素11と14、図3の要素2
1、または図5の要素31に対応する。図11の回路の
独創性は、初期段階でサイリスタThが導通しないよう
にするために使用するMOSトランジスタMのゲート端
子G2の接続方法である。本発明のこの他の手段によれ
ば、端子AとKの間に加えられる各電圧半波の初期段階
でトランジスタMをターンオンするための自己バイアス
装置に、ゲートG2を接続する。この自動バイアス装置
は、例えば図示されるように、端子AとKの間にデプレ
ションMOSトランジスタM1とツェナー・ダイオード
Zの直列接続を含む。トランジスタM1のゲートを端子
Kに接続する。このようにして、端子Kの電圧がゼロの
値からスタートし、増加し始めて、トランジスタM1が
導通し、トランジスタMのゲートを充電する。電圧V
AKがトランジスタMの閾値電圧Vthよりも大きく
なると直ちに、このトランジスタが導通し、サイリスタ
Thのゲート−カソード接合をショートする。トランジ
スタMのこのターンオンよりも前にトリガされることが
ないようにするために、このサイリスタは敏感過ぎては
いけない。ツェナー・ダイオードZは保護機能を有し、
ゲートMの電圧が所定の値を超えることが決してないよ
うにする。次に、前に述べたように、制御電圧がゲート
G1に加えられる時に、IGBTトランジスタがターン
オンし、端子AとKの間の電圧は小さな値に落ち、その
値は閾値電圧Vthよりも小さくなる。例として、V
AKが1.5から2ボルト程度であるような飽和値にな
り、一方でVthは3から4ボルト程度の値に選ぶ。
次に、トランジスタMのゲート−ソース・コンデンサが
MOSトランジスタM1の構造上の逆並列ダイオードd
1を介して放電し、これによって、トランジスタMが遮
断され、サイリスタThのゲートが給電されるようにな
り、先に述べたように、導通はIGBTではなくてサイ
リスタThによって保証される。もちろん、この構造に
は様々な代替物があるだろう。例えば、デプレション・
トランジスタM1を非直線抵抗で置き換えてもよい。そ
の時には、実際の逆並列ダイオードd1を取付けること
が必要である。
【0035】もちろん、本発明には、当業者に容易に思
い浮かぶ様々な変更、修正、および改良があるであろ
う。特に、先に述べた伝導型を全て逆にし、それに応じ
てバイアスを修正してもよい。さらに、上記のものと同
じ機能を保証するものであれば、先に述べたそれぞれの
部品の代わりに様々な知られている代替物を使用しても
よい。
【0036】そのような変更、修正、および改良はこの
開示の一部であるとの意図であり、本発明の精神と範囲
内にあるとの意図である。従って、上記の説明は例とし
てだけのものであり、制限する意図ではない。本発明
は、特許請求の範囲およびその均等に定義されるように
のみ限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】制御されたdi/dtを有するスイッチの一般
的な従来の略図を示す図である。
【図2】本発明が実施することを意図する回路を概略的
に示す図である。
【図3】図2の回路の他の表現を示す図である。
【図4】本発明による部品の制御信号を示す図である。
【図5】本発明で実施することができる別の回路を示す
図である。
【図6】図2と図3の回路を実現するモノリシック部品
の実施形態の簡略化された断面を示す図である。
【図7】図6の部品の上面図の例を示す図である。
【図8】図5の回路を実施するモノリシック部品の実施
形態の簡略化された断面を示す図である。
【図9】図2と図3の回路を実施するモノリシック部品
の他の実施形態の簡略化された断面を示す図である。
【図10】本発明による2つのスイッチの逆向き直列ア
センブリを示す図である。
【図11】本発明によるスイッチの他の制御を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 MOSまたはIGBTタイプの部品 2 サイリスタまたはトライアック・タイプの部品 3 制御回路 11 IGBTタイプのパワー・トランジスタ 12 パワー・サイリスタ 13 パイロット・サイリスタ 14 第2のIGBT 21 2つのカソードを有するIGBT 31 IGBT 32 主アノード・ゲート・サイリスタ 33 アノード・ゲート・サイリスタ K カソード A アノード M MOSトランジスタ D ダイオード G1 ゲート G2 ゲート VAK アノード−カソード間の電圧 Z ツェナー・ダイオード Th サイリスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン−ルイ サンシェ フランス国, 31750 エスカルケン, シュマン デュ ペシ, 92番地 (72)発明者 ジャン−ピエール ロー フランス国, 81000 アルビ, リュ フランソワ セヴェール, 3番地 (72)発明者 マリー ブレイル フランス国, 31400 トゥールーズ, バティマン 3, シュマン デ マレシ ェ, 27番地 (72)発明者 パトリク オースタン フランス国, 31240 ル’ユニオン, リュ ドゥ カネート, 2番地 (72)発明者 エリク ベルニエ フランス国, 37390 メトライ, リュ ドゥ ラ ヴァレ, 26番地 (72)発明者 マチュー ロア フランス国, 37300 ジュー レ トゥ ール,リュ ドゥ ル’エギュー マリー ヌ, 16番地

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MOSまたはIGBTタイプの部品(1
    1、21、31)とサイリスタ・タイプの部品(12、
    13)との並列アセンブリを含む制御されたdi/dt
    を有するモノリシック・パワー・スイッチであって、前
    記IGBTタイプの部品によって保証される前記スイッ
    チの閉路段階中に前記サイリスタ・タイプの部品を抑止
    する手段(M)を含み、前記IGBTタイプの部品が垂
    直マルチセル構造を有し、前記サイリスタ・タイプの部
    品が垂直モノセル構造を有するモノリシック・パワー・
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 裏面に第2の伝導型の領域(P1)を含
    む第1の伝導型の基板(N1)中に形成され、上面側
    に、垂直MOSまたはIGBTタイプの第1のセル(N
    7、P7)、垂直MOSまたはIGBTタイプの第2の
    セル(N6、P6)、および主サイリスタのカソード領
    域(N4)と補助サイリスタのカソード領域とを含む前
    記第2の伝導型のカソード・ゲート・ウェル(P4)を
    含み、前記第2のセルの前記カソード領域が前記補助サ
    イリスタのカソード領域とカソード−ゲート領域に接続
    され、前記主サイリスタのカソード領域とカソード−ゲ
    ート領域がカソード端子(K)に接続され、前記主サイ
    リスタと前記補助サイリスタのカソード領域の間に含ま
    れるウェルの領域(P4)が絶縁ゲート(G2)で覆わ
    れる請求項1に記載のモノリシック・パワー・スイッ
    チ。
  3. 【請求項3】 裏面に第2の伝導型の領域(P1)を含
    む第1の伝導型の基板(N1)中に形成され、上面側
    に、垂直MOSまたはIGBTタイプの第1のセル(N
    7、P7)、および垂直MOSまたはIGBTタイプの
    構造と垂直補助サイリスタ構造とを結合するいくつかの
    第2のセルを含み、これらの第2のセルが前記第2の伝
    導型の領域(P8)中に形成され、前記第1の伝導型の
    2つのリングを含み、前記第1のリング(N8)が第1
    の絶縁ゲート(G2)で前記第2のリングから分離さ
    れ、メタライゼーションで前記領域の中心部に接続さ
    れ、前記第2のリング(N9)が、前記第1のセルのゲ
    ートに接続された第2の絶縁ゲート(G1)で前記領域
    の周囲から分離される請求項1に記載のモノリシック・
    パワー・スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記サイリスタのバイアスに対して逆方
    向にバイアスされた垂直タイプのダイオード(D、P3
    −N1−N3)をさらに含む請求項2または3に記載の
    スイッチ。
  5. 【請求項5】 前記抑止する手段(M)が前記サイリス
    タのゲートとカソードの間に接続されたMOSトランジ
    スタを含む請求項1に記載のモノリシック・パワー・ス
    イッチ。
  6. 【請求項6】 MOSトランジスタの自己バイアス手段
    (M1、Z)を含む請求項5に記載のモノリシック・パ
    ワー・スイッチ。
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