JP2000202122A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000202122A
JP2000202122A JP11010363A JP1036399A JP2000202122A JP 2000202122 A JP2000202122 A JP 2000202122A JP 11010363 A JP11010363 A JP 11010363A JP 1036399 A JP1036399 A JP 1036399A JP 2000202122 A JP2000202122 A JP 2000202122A
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JP
Japan
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ball
prize ball
prize
payout
command
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11010363A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Fumitaka Sekine
史高 関根
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JP2000202122A publication Critical patent/JP2000202122A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 景品玉を確実に払出すことが可能な遊技機を
提供することである。 【解決手段】 賞球玉貸制御用マイクロコンピュータ3
70は、賞球装置97aからの払出しのために待機して
いる景品玉がないと判定された後で当該景品玉があると
判定された場合にはその景品玉がないと判定される前の
段階における単位時間あたりの景品玉の払出数よりも賞
球装置97aによる単位時間あたりの景品玉の払出数を
減少変更させる制御を行なうが、玉貸し装置97bから
の払出しのために待機している貸玉がないと判定された
後で当該貸玉があると判定された場合には玉貸し装置9
7bによる単位時間あたりの貸玉の払出数を変更しな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばパチンコ
遊技機やコイン遊技機などで代表される遊技機に関し、
詳しくは、予め定められた払出条件が成立したことに応
じて玉が払出される遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技機として従来から一般的に
知られたものに、たとえば、景品玉および貸玉を選択的
に払出可能な玉払出装置を1つ有し、入賞または玉貸し
操作等の玉払出条件が成立した場合に、玉払出装置から
玉が払出される遊技機があった。この場合の玉払出条件
には、入賞等に応じて成立する景品玉払出条件と、玉貸
し操作等に応じて成立する貸玉払出条件とが含まれてお
り、景品玉払出条件が成立した場合には玉払出装置から
景品玉が払出され、貸玉払出条件が成立した場合には玉
払出装置から貸玉が払出されていた。
【0003】このような玉払出装置は、玉を払出す動作
を行なうモータ等の駆動源を1つ有し、遊技制御手段か
ら受けた指令情報に応じた制御を行なう玉払出制御手段
により、予め固定された一定の払出速度で駆動源を動作
させることにより、玉の払出を行なうように制御されて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の遊技機では、玉払出装置による玉の払出速度が常に一
定であったため、玉の払出しに関して次のような問題が
あった。大当り発生時等のような連続的な入賞の発生に
より連続的に景品玉の払出条件が成立して短時間のうち
に大量の景品玉が払出された場合には、一定速度で払出
を行なう玉払出装置からの玉の払出量が遊技機設置島か
ら払出用として遊技機に供給される玉の量の供給能力を
超えてしまう状態が生じ得る。このような状態が生じた
場合には、払出すべき玉がなくなって景品玉の払出しが
途切れてしまい、払出し個数不足が生じるおそれがある
など、景品玉の確実な払出しが行なえなくなるという問
題があった。
【0005】本発明は、係る実情に鑑み考え出されたも
のであり、その目的は、景品玉を確実に払出すことが可
能な遊技機を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、予め定められた払出条件が成立したことに応じて玉
が払出される遊技機であって、景品玉の払出条件の成立
に応じて景品玉を払出し可能であり、単位時間あたりの
景品玉の払出数が変更可能な景品玉払出手段と、該景品
玉払出手段とは独立して作動可能であって、貸玉の払出
条件の成立に応じて貸玉を払出し可能な貸玉払出手段
と、前記遊技機の遊技状態を制御する手段であって、玉
の払出しに関する指令情報を出力することが可能な遊技
制御手段と、前記景品玉払出手段および前記貸玉払出手
段のそれぞれにおける玉の払出しのための制御を行なう
手段であって、前記指令情報にしたがって玉の払出しの
ための制御を行なうことが可能な玉払出制御手段と、前
記景品玉払出手段による払出しが可能な状態で待機して
いる待機景品玉を検出可能な第1の玉検出手段と、該第
1の玉検出手段の検出出力に基づいて、前記待機景品玉
の存在の有無を判定する第1の判定手段と、前記貸玉払
出手段による払出しが可能な状態で待機している待機貸
玉を検出可能な第2の玉検出手段と、該第2の玉検出手
段の検出出力に基づいて、前記待機貸玉の存在の有無を
判定する第2の判定手段とを含み、前記玉払出制御手段
は、前記第1の判定手段により待機景品玉がないと判定
された後で待機景品玉があると判定された場合にはその
待機景品玉がないと判定される前の段階における単位時
間あたりの景品玉の払出数よりも前記景品玉払出手段に
よる単位時間あたりの景品玉の払出数を減少変更させる
制御を行なうが、前記第2の判定手段により待機貸玉が
ないと判定された後で待機貸玉があると判定された場合
には前記貸玉払出手段による単位時間あたりの貸玉の払
出数を変更しないことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明の構成に加えて、前記第1の判定手段は、前記
遊技制御手段に設けられていることを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項1また
は2に記載の発明の構成に加えて、前記遊技制御手段
は、前記第1の判定手段により待機景品玉がないと判定
された場合に、景品玉の払出しを停止させる旨を特定可
能な停止指令情報を出力し、その後、前記第1の判定手
段により待機景品玉があると判定された状態が所定期間
継続した場合に、景品玉の払出しを許可する旨を特定可
能な許可指令情報を出力する。
【0009】請求項4に記載の本発明は、請求項1から
3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記遊技制
御手段と前記玉払出制御手段との間では、前記遊技制御
手段から前記玉払出制御手段への一方向通信による情報
の伝送が行なわれることを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の本発明は、請求項1から
4のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記遊技制
御手段は、前記遊技制御手段の内部から外部への情報の
出力が可能であるが前記遊技制御手段の外部から内部へ
の情報の入力が不可能である不可逆性出力手段を含むこ
とを特徴とする。
【0011】請求項6に記載の本発明は、請求項1から
5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記遊技機
に設けられ、打玉が打込まれる遊技領域が形成された遊
技盤と、前記遊技領域に設けられ、打玉の入賞により景
品玉の払出条件が成立し、払出される景品玉の個数が互
いに異なる複数種別に分類される複数の入賞領域とをさ
らに含み、前記遊技制御手段は、前記複数の入賞領域の
それぞれへの入賞に応じて払出すべき景品玉の払出個数
の情報を入賞領域の種別ごとに記憶することが可能な記
憶手段と、前記入賞領域への入賞があった場合に、入賞
があった入賞領域に対応する景品玉の払出個数の情報を
前記記憶手段の記憶情報に基づいて決定し、決定した払
出個数の景品玉を払出す旨を特定可能な指令情報を出力
することが可能な指令情報出力手段とを含むことを特徴
とする。
【0012】請求項7に記載の本発明は、請求項1から
6のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記遊技制
御手段は、前記景品玉の払出条件が成立した場合に、景
品玉の払出しを指令する指令情報を即時出力可能である
ことを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば、次のように
作用する。景品玉払出手段の働きにより、景品玉の払出
条件の成立に応じて景品玉を払出し可能であり、単位時
間あたりの景品玉の払出数が変更可能単位時間あたりの
景品玉の払出数が変更可能である。景品玉払出手段とは
独立して作動可能である貸玉払出手段の働きにより、貸
玉の払出条件の成立に応じて貸玉を払出し可能である。
遊技機の遊技状態を制御する手段である遊技制御手段の
働きにより、玉の払出しに関する指令情報を出力するこ
とが可能である。景品玉払出手段および貸玉払出手段の
それぞれにおける玉の払出しのための制御を行なう手段
である玉払出制御手段の働きにより、指令情報にしたが
って玉の払出しのための制御を行なうことが可能であ
る。第1の玉検出手段の働きにより、景品玉払出手段に
よる払出しが可能な状態で待機している待機景品玉が検
出可能である。第1の判定手段の働きにより、第1の玉
検出手段の検出出力に基づいて、待機景品玉の存在の有
無が判定される。第2の玉検出手段の働きにより、貸玉
払出手段による払出しが可能な状態で待機している待機
貸玉が検出可能である。第2の判定手段の働きにより、
第2の玉検出手段の検出出力に基づいて、待機貸玉の存
在の有無が判定される。玉払出制御手段のさらなる働き
により、第1の判定手段により待機景品玉がないと判定
された後で待機景品玉があると判定された場合にはその
待機景品玉がないと判定される前の段階における単位時
間あたりの景品玉の払出数よりも景品玉払出手段による
単位時間あたりの景品玉の払出数を減少変更させる制御
を行なわれるが、第2の判定手段により待機貸玉がない
と判定された後で待機貸玉があると判定された場合には
貸玉払出手段による単位時間あたりの貸玉の払出数が変
更されない。
【0014】このように、景品玉払出手段と貸玉払出手
段とが独立して作動可能であり、景品玉払出手段につい
て単位時間あたりの景品玉の払出数が変更可能であるた
め、景品玉の払出しと貸玉の払出しとを払出速度等の面
で独立的に制御することが可能になる。待機景品玉がな
いと判定された後で待機景品玉があると判定された場
合、すなわち、大当り等の発生による連続的な景品玉の
払出しにより待機景品玉がなくなって景品玉の払出しが
途切れた後、待機景品玉が補充されて景品玉の払出しが
可能な状態になった場合には、単位時間あたりの景品玉
の払出数が多過ぎることにより待機景品玉の補充が追い
つかないことが原因で景品玉の払出しが途切れるのであ
る。このように待機景品玉がなくなった場合には、その
後の景品玉の払出しにおいて、待機景品玉がないと判定
される前の段階における単位時間あたりの景品玉の払出
数よりも、単位時間あたりの景品玉の払出数を減少変更
する制御が行なわれる。このように、単位時間あたりの
景品玉の払出数が多過ぎる場合に、単位時間あたりの景
品玉の払出数を減少させる払出速度の調節が行なわれる
ため、玉の払出しが途切れないように景品玉の払出しを
行なうことが可能になる。その結果、景品玉を確実に払
出すことが可能になる。これに対し、景品玉払出手段と
独立的に制御可能な貸玉払出手段は、待機貸玉がなくな
った場合であっても、単位時間あたりの貸玉の払出数が
変更されない。貸玉の払出しの場合は、景品玉の払出し
の場合と比べて大当り等の連続的な払出しが行なわれる
場合が少ないから、払出制御を複雑化させるような払出
速度の調節を行なう必要がない。このため、待機貸玉が
なくなったことに応じて景品玉の払出しの場合と同様の
単位時間あたりの払出数の減少制御を行なうと、そのよ
うな制御は必要性に欠ける余計なものになってしまう。
したがって、そのような制御を行なわないことにより、
玉の払出しに関する制御内容を簡略化することが可能に
なる。
【0015】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、次のように作用する。
第1の判定手段が遊技制御手段に設けられている。この
ように、第1の判定手段が遊技制御手段に設けられてい
ることにより、遊技制御手段が待機景品玉の存在の有無
の判定に兼用されるため、第1の判定手段を別個に設け
る必要がなくなるので、遊技機の部品点数を削減するこ
とが可能になる。その結果、遊技機の製造コストの低減
が可能になる。
【0016】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1または2に記載の発明の作用に加えて、次のように作
用する。遊技制御手段のさらなる働きにより、第1の判
定手段により待機景品玉がないと判定された場合に、景
品玉の払出しを停止させる旨を特定可能な停止指令情報
が出力され、その後、第1の判定手段により待機景品玉
があると判定された状態が所定期間継続した場合に、景
品玉の払出しを許可する旨を特定可能な許可指令情報が
出力される。このように、待機景品玉がないと判定され
た場合に、景品玉の払出しを停止させる旨を特定可能な
停止指令情報が出力されることにより、景品玉払出手段
による景品玉の払出しが停止される。そのように停止さ
れた景品玉の払出しを再開するには、許可指令情報を出
力することが必要となる。待機景品玉があると判定され
た状態が所定期間継続したことを条件として許可指令情
報が出力されるので、停止されていた景品玉の払出しを
待機景品玉の存在が確実に認識された状態で再開するこ
とが可能になるため、景品玉を払出せない状態が確実に
解消できた状態で景品玉の払出しを行なうことが可能に
なる。
【0017】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1から3のいずれかに記載の発明の作用に加えて、次の
ように作用する。遊技制御手段と玉払出制御手段との間
では、遊技制御手段から玉払出制御手段への一方向通信
による情報の伝送が行なわれる。このように、遊技制御
手段と玉払出制御手段との間の情報の伝送が、遊技制御
手段から玉払出制御手段への一方向通信に基づいて行な
われるため、玉払出制御手段から遊技制御手段への不正
なデータの入力による遊技制御手段の不正制御動作を極
力防止することが可能になる。
【0018】請求項5に記載の本発明によれば、請求項
1から4のいずれかに記載の発明の作用に加えて、次の
ように作用する。指令情報出力手段に含まれる不可逆性
出力手段の働きにより、遊技制御手段の内部から外部へ
の情報の出力が可能であるが遊技制御手段の外部から内
部への情報の入力が不可能になる。このように、遊技制
御手段の内部から外部への情報の出力が可能であるが遊
技制御手段の外部から内部への情報の入力が不可能にな
るため、遊技制御手段から玉払出制御手段への一方向通
信が確実に行なわれる。これにより、玉払出制御手段等
の遊技制御手段の外部から遊技制御手段の内部に不正な
信号を入力させて不正な制御を行なう不正行為を防ぐこ
とが可能になる。
【0019】請求項6に記載の本発明によれば、請求項
1から5のいずれかに記載の発明の作用に加えて、次の
ように作用する。遊技機に設けられた遊技盤において、
打玉が打込まれる遊技領域が形成されている。遊技領域
には、打玉の入賞により景品玉の払出条件が成立し、払
出される景品玉の個数が互いに異なる複数種別に分類さ
れる複数の入賞領域が設けられている。遊技制御手段に
含まれる記憶手段により、複数の入賞領域のそれぞれへ
の入賞に応じて払出すべき景品玉の払出個数の情報を入
賞領域の種別ごとに記憶することが可能である。遊技制
御手段に含まれる指令情報出力手段の働きにより、入賞
領域への入賞があった場合に、入賞があった入賞領域に
対応する景品玉の払出個数の情報が記憶手段の記憶情報
に基づいて決定され、決定された払出個数の景品玉を払
出す旨を特定可能な指令情報を出力することが可能であ
る。遊技盤を交換する場合には、一般的に、遊技盤の交
換に伴って遊技制御内容が変更されるため、遊技制御手
段も遊技盤に伴って交換される。遊技制御内容が変更さ
れる場合には、入賞領域の種別ごとの景品玉の払出個数
も変更され得る。入賞があった入賞領域に対応する景品
玉の払出個数の情報が遊技制御手段に含まれる記憶手段
の記憶情報に基づいて決定され、決定された払出個数の
景品玉を払出す旨を特定可能な指令情報が遊技制御手段
に含まれる指令情報出力手段から出力されるため、玉払
出制御手段での払出制御に必要となる情報である入賞領
域に対応する景品玉の払出個数の情報は、遊技制御手段
側から送られてくる指令情報に依存している。このた
め、玉払出制御手段は景品玉の払出しに関し、遊技制御
手段側から送られてくる指令情報にしたがうだけで適正
な払出制御が行なえるので、遊技盤を交換する場合に、
玉払出制御手段を交換する必要がなくなる。これによ
り、遊技盤の交換について、景品玉の払出制御の面で極
めて容易に対応できる遊技機を提供することが可能にな
る。
【0020】請求項7に記載の本発明によれば、請求項
1から6のいずれかに記載の発明の作用に加えて、次の
ように作用する。遊技制御手段のさらなる働きにより、
景品玉の払出条件が成立した場合に、景品玉の払出しを
指令する指令情報が即時出力可能である。このように、
景品玉の払出条件が成立した場合に、景品玉の払出しを
指令する指令情報が即時出力可能であるので、たとえば
指令情報の長期間の記憶および玉払出制御手段の制御状
態の監視等の煩雑な処理が不要になるため、遊技制御手
段の制御についての負担を軽減することが可能になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態
においては、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示す
が、本発明はこれに限らず、たとえばコイン遊技機など
であってもよく、予め定められた払出条件が成立したこ
とに応じて玉が払出される遊技機であれば、すべてに適
用することが可能である。
【0022】図1は、本発明に係る遊技機の一例のパチ
ンコ遊技機1およびこれに対応して設置されたカードユ
ニット50の正面図である。
【0023】カードユニット50には、カード利用可表
示ランプ151が設けられており、カードユニット50
が使用可能な状態にある旨が、このカード利用可表示ラ
ンプ151の点灯または点滅により遊技者に知らされ
る。このカードユニット50は、遊技機設置島に設置さ
れている複数台のパチンコ遊技機1の間に挿入された状
態で設置されており、左右どちらの遊技機に接続されて
いるかが連結台方向表示器153により表示される。
【0024】遊技者がカード残高の記録されたいわゆる
全国共通カードをカード挿入口155に挿入すると、そ
の全国共通カードに記録されているカード残高が読取ら
れる。次に、遊技者が所定の貸玉操作を行なうことによ
り、予め入力設定されている貸出単位額分の残高が減額
されるとともに、その貸出単位額分の打玉がパチンコ遊
技機1の打球供給皿3に貸出される。
【0025】カードユニット50には端数表示スイッチ
152が設けられている。この端数表示スイッチ152
を押圧操作することにより、たとえばカード残高やエラ
ーが発生した場合のエラーコードなどの情報がパチンコ
遊技機1に設けられた情報表示器(図示省略)に表示さ
れる。図中156はカードユニット錠であり、このカー
ドユニット錠156に所定のキーを挿入して解錠操作す
ることにより、カードユニット50の前面側を開成でき
るように構成されている。
【0026】パチンコ遊技機1は、額縁状に形成された
ガラス扉枠2を有する。このガラス扉枠2の後方には、
遊技盤6が着脱自在に取付けられている。また、ガラス
扉枠2の下部表面には打球供給皿3がある。打球供給皿
3の下部には、打球供給皿3から溢れた玉を貯留する余
剰玉受皿4と、遊技者が打球操作するための打球操作ハ
ンドル(操作ノブ)5とが設けられている。打球操作ハ
ンドル5を遊技者が操作することにより、打球供給皿3
内に貯留されているパチンコ玉を1個ずつ発射すること
ができる。発射されたパチンコ玉は、遊技盤6に形成さ
れた区画レール2の間を通って遊技領域7に導かれる。
遊技領域7の中央には、始動口14への打玉の始動入賞
を条件にして識別情報の一例となる特別図柄を可変表示
開始させる可変表示装置8が設けられている。この可変
表示装置8には、打玉の通過ゲート11aの通過に伴っ
て普通図柄が可変表示される可変表示器10と、通過記
憶表示器10aと、始動記憶表示器18とが設けられて
いる。さらに、可変表示装置8の下方には、可動片15
が左右に設けられた始動口14と、開閉板20の傾動に
より打玉の入賞可能な開放状態となる可変入賞球装置1
9とが設けられている。また、一般入賞口として、可変
表示装置8の上部には入賞口24aが、可変入賞球装置
19の左右には入賞口24d,24eが、遊技領域7の
下方左右には入賞口24b,24cが、それぞれ設けら
れている。また、26は、打込まれた打玉がいずれの入
賞口や可変入賞球装置にも入賞しなかった場合にアウト
玉として回収するアウト口であり、25は、装飾ランプ
である。
【0027】遊技領域7の外周には遊技効果LED28
aと、遊技効果ランプ28b,28cと、賞球の払出中
に点灯する賞球ランプ51と、景品玉(賞球)を払出す
ために動作する賞球装置(後述する賞球装置97a)お
よび貸玉を払出すための玉貸し装置(後述する玉貸し装
置97b)に供給される玉の玉切れが生じた場合に点灯
する玉切れランプ52とが設けられており、遊技領域7
の上部の左右にはステレオ音の音声などの効果音を発生
するためのスピーカ27,27が設けられている。
【0028】図2は、遊技盤6の正面図である。この正
面図を参照して、以下に各種遊技装置および遊技の概要
を説明する。
【0029】可変表示装置8は、複数種類の特別図柄を
可変表示可能なCRT表示機で構成されている。可変表
示装置8の中央の可変表示部9では始動入賞が発生した
ことを条件として複数種類の特別図柄が上から下に向か
ってスクロール表示される。その後、所定時間が経過し
て可変表示が終了した結果、大当り図柄のゾロ目が停止
表示されれば大当りとなる。なお、大当り図柄のうちの
所定の確変図柄で大当りが発生した場合には、確率変動
状態となり大当り確率が高い確率に変動する。大当りと
なれば、可変入賞球装置19の開閉板20が傾動して大
入賞口が開口する。これにより、打玉を大入賞口に入賞
させることが可能な遊技者にとって有利な第1の状態に
制御され、遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態
(特定遊技状態)となる。
【0030】可変入賞球装置19の大入賞口は、特定入
賞領域と通常入賞領域とに区分されている。特定入賞領
域に入賞した入賞球はVカウントスイッチ22により検
出される。一方、通常入賞領域に入賞した通常入賞球は
カウントスイッチ23により検出される。Vカウントス
イッチ22とカウントスイッチ23は、ともに遊技盤6
に設けられており、各入賞領域に入賞した入賞玉は各ス
イッチ22,23により速やかに検出され、入賞玉が検
出される毎に15発の賞球が払出される。
【0031】可変入賞球装置19の第1の状態は、大入
賞口に進入した打玉の数が所定個数(たとえば9個)に
達した場合、または所定期間(たとえば30秒間)経過
した場合のうちのいずれか早い方の条件が成立した場合
に一旦終了して開閉板20が閉成する。これにより、可
変入賞球装置19は打玉を入賞させることが不可能な遊
技者にとって不利な第2の状態に制御される。そして、
可変入賞球装置19が第1の状態となっている期間中に
進入した打玉が特定入賞領域に特定入賞し、Vカウント
スイッチ22により検出されたことを条件として、再
度、可変入賞球装置19を第1の状態にする繰返し継続
制御が実行される。この繰返し継続制御の実行上限回数
はたとえば16回と定められている。繰返し継続制御に
おいて、可変入賞球装置19が第1の状態にされている
状態がラウンドと呼ばれる。繰返し継続制御の実行上限
回数が16回の場合には、第1ラウンドから第16ラウ
ンドまでの16ラウンド分、可変入賞球装置19が第1
の状態にされ得る。
【0032】可変表示装置8の左側方部分および右側方
部分には、それぞれワープ入口11が設けられている。
このワープ入口11に進入した打玉は、可変表示装置8
の裏面側を通って下方に流下してワープ出口13から再
度遊技領域7に放出される。このため、ワープ出口13
から放出された打玉は、始動口14に比較的入賞しやす
い状態となる。可変表示装置8の左側方部分に設けられ
たワープ入口11に進入した打玉の通過経路には普通図
柄始動ゲート11aが設けられている。
【0033】普通図柄始動ゲート11aに進入した打玉
は、ゲートスイッチ12で検出される。打玉がゲートス
イッチ12で検出されることを条件として、可変表示器
10が可変開始される。なお、可変表示器10が可変表
示している最中にさらに打玉がゲートスイッチ12で検
出された場合には、「4」を記憶数の上限として通過球
が記憶されてその記憶数が通過記憶表示器10aに表示
される。
【0034】可変表示器10は7セグメント表示器で構
成されており、普通図柄と呼ばれる識別情報が可変表示
される。可変表示器10の表示結果が予め定められた特
別の表示態様(たとえば7)となれば「当り」となる。
可変表示器10に「当り」の表示結果が導出されると、
始動口14に設けられた左右1対の可動片15が開成す
る。これにより始動口14が開放状態となって打玉がよ
り始動入賞しやすくなる。始動口14が開放状態にある
際に打玉が1つ始動入賞すれば、可動片15が元の位置
まで閉成して打玉が始動入賞しにくい状態に戻る。ま
た、始動口14が開放状態となってから所定期間が経過
すれば、始動入賞が発生しなくとも可動片15が元の位
置まで閉成して開放状態は終了する。始動口14に入賞
した始動入賞球は遊技盤6に設けられた始動口スイッチ
17により速やかに検出される。始動入賞球が始動口ス
イッチ17で検出されると5個の賞球が払出されるとと
もに、その検出出力に基づいて可変表示装置8が可変開
始される。なお、可変表示装置8が可変表示中に始動口
スイッチ17により検出された始動入賞は、「4」を記
憶数の上限として記憶されてその記憶数が始動記憶表示
器18に表示される。
【0035】また、一般入賞口24(24a,24b,
24c,24d,24e)に入賞した入賞球は、遊技盤
6に設けられた各入賞口スイッチ240(240a,2
40b,240c,240d,240e)により速やか
に検出され、これに基づいて10個の賞球が払出され
る。
【0036】次に、パチンコ遊技機1の裏面の構造につ
いて図3を参照して説明する。図3は、パチンコ遊技機
1の裏面図である。
【0037】パチンコ遊技機1の裏面では、図3に示す
ように、機構板36の上部に玉タンク38が設けられ、
パチンコ遊技機1が遊技機設置島に設置された状態で、
遊技機設置島に設けられた補給樋から補給玉が玉タンク
38に供給される。つまり、玉タンク38において、玉
が上方から供給される。玉タンク38内の玉は、誘導樋
39を通って玉払出装置97に至る。この玉払出装置9
7は、賞球の払出条件の成立に応じて賞球を払出し可能
であり、単位時間あたりの賞球の払出数が変更可能な賞
球装置(図3では図示を省略)と、賞球装置とは独立し
て作動可能であって、貸玉の払出条件の成立に応じて貸
玉を払出し可能な玉貸し装置(図3では図示を省略)と
を含んでいる。この場合の賞球装置は、単位時間あたり
の賞球の払出数、すなわち、賞球の払出速度が変更可能
に構成されている。このように、賞球装置と玉貸し装置
とが独立して作動可能であり、賞球装置について単位時
間あたりの賞球の払出数が変更可能であるため、賞球の
払出しと貸玉の払出しとを払出速度等の面で独立的に制
御することができる。
【0038】なお、ここでは賞球装置と玉貸し装置とが
玉払出装置97内にまとめて配置された例を示したが、
これに限らず、賞球装置と玉貸し装置とは、分離して構
成されていてもよい。
【0039】また、機構板36の上部には、パチンコ遊
技機1内の各情報を外部に出力するための端子や電源コ
ネクタおよび電源スイッチ等が設けられているターミナ
ル基板160が設置されている。なお、ターミナル基板
160の裏面には、各種基板で使用される電圧を生成す
る電源回路が搭載された電源基板が設置されている。
【0040】玉タンク38は、その左右に設けられてい
る取付片によって上部ベースユニット161の所定の位
置(この位置には、玉タンク38の側面形状に沿った凹
部が形成されている)にビスで取付けられている。ま
た、玉タンク38は、上面が開放したボックス状に形成
され、その底面下流側に誘導樋39につながる落下口1
68が形成されている。落下口168の上部の傾斜底面
には揺動自在に軸支されている玉切れ検出レバー166
が設けられている。
【0041】そして、玉切れ検出レバー166の下方に
は、玉切れ検出スイッチ167が設置されている。玉切
れ検出スイッチ167が玉タンク38内の補給玉の不足
を検出すると、遊技場に設置されているホールコンピュ
ータに補給玉要求信号が出力されるとともに、遊技盤6
に設けられている玉切れランプ52が点灯される。玉切
れ検出レバー166は、玉タンク38内に補給玉が存在
している場合には玉切れ検出スイッチ167をオフ状態
にし、玉タンク38内の補給玉がなくなった場合には玉
切れ検出スイッチ167をオン状態にする。
【0042】玉タンク38の下流側に配置された誘導樋
29は、上部ベースユニット161の一端から他端に向
けて傾斜して取付けられている。誘導樋39の内部中央
には仕切り壁39aが設置され、仕切り壁39aは、落
下口168から流出した補給玉を下流に向かって確実に
左右2列に整列させるために徐々に高く設置されてい
る。誘導樋39の下流側上部には玉ならし部材170が
設置され、玉ならし部材170は、誘導樋39を上下2
段になって流れる補給玉を1段にするように作用する。
玉ならし部材170の下流側には、玉止め金具171と
玉ならし金具172とが設置されている。玉止め金具1
71は、誘導樋39に貯留された補給玉を故障時や点検
時に一時的に止めておくためのものである。また、玉な
らし金具172は、補給玉を最終的に1段に整列させる
ためのものである。
【0043】誘導樋39のさらに下流側には、逆「く」
字状の通路が形成されるカーブ樋174が接続されてい
る。カーブ樋174は、誘導樋39によって前後方向2
列になって流下する補給玉を、左右方向3列になって玉
払出装置97に向かって落下するように方向転換する。
また、カーブ樋174の屈曲部には玉抜き口が形成さ
れ、玉抜き口は玉抜き弁175で塞がれている。玉抜き
弁175はパチンコ遊技機1の前面から玉抜きピンが差
し込まれることによって開放状態とされる。そして、玉
抜き弁175の下部には、玉抜き通路176が形成され
ている。
【0044】カーブ樋174の左右下部には、連結突部
177が設けられている。連結突部177には、中間ベ
ースユニット162の上端に形成されている連結凹部1
82が挿入される。その状態で、連結凹部182の上方
からビス止めがなされ、中間ベースユニット162は、
上部ベースユニット161に固定される。中間ベースユ
ニット162には、カーブ樋174を通った補給玉が通
過する通路体や玉払出装置97が固定されるのである
が、中間ベースユニット162および玉払出装置97の
構成については後述する。
【0045】また、機構板36の下部には、下部ベース
ユニット163が設置されている。下部ベースユニット
163の前面側(遊技盤6の側)のほぼ中程には入賞球
集合樋203が傾斜して設けられている。入賞球集合樋
203は、遊技盤6の各入賞装置に入賞した入賞球を受
止めて、後述する入賞球処理装置115に誘導する。よ
って、入賞球集合樋203の下流側が、入賞球を1個ず
つ流下させる入賞球誘導通路205となっている。ま
た、遊技盤6のアウト口26からのアウト玉を導くアウ
ト玉誘導通路206も形成されている。アウト玉誘導通
路206の末端は、玉抜き下部通路207に合流するよ
うに形成されている。
【0046】下部ベースユニット163の後面側(遊技
盤6から遠い側)には、景品玉払出通路208が形成さ
れている。そして、景品玉払出通路208の下端には上
皿連通口210が形成されている。上皿連通口210
は、パチンコ遊技機1の前面に設置されている打球供給
皿3に景品玉を導くものである。また、景品玉払出通路
208の側方には玉抜き通路176と連通する玉抜き下
部通路207が形成されている。玉抜き下部通路207
は、途中で景品玉払出通路208と入賞球出口221と
連通し、最終的にアウト玉誘導通路206と合流する。
【0047】下部ベースユニット163の下部には、賞
球玉貸制御基板収納部148に取付けられた基板ボック
ス149が設置されている。基板ボックス149には、
賞球玉貸制御基板37が収納されている。そして、賞球
玉貸制御基板37には、玉払出装置97内の賞球装置お
よび玉貸し装置や入賞球処理装置115およびカードユ
ニット50からの配線を接続するためのコネクタ153
が設置されている。そして、下部ベースユニット163
の下部右側には、入賞球を保持するとともに、保持され
ている入賞球を検出する入賞球処理装置115が配置さ
れている。
【0048】次に、機構板36に設置されている中間ベ
ースユニット162と玉払出装置97との構成について
説明する。図4は、機構板36に設置されている中間ベ
ースユニット162と玉払出装置97との構成を示す断
面図である。
【0049】図4に示すように、中間ベースユニット1
62の上下には連結凹突部182が形成されている。連
結凹突部182は、中間ベースユニット162と上部ベ
ースユニット161および下部ベースユニット163を
連結固定するものであって、上部ベースユニット161
の連結突部177に上部の連結凹突部182が連結固定
され、下部ベースユニット163の連結突部202に下
部の連結凹突部182が連結固定される。
【0050】中間ベースユニット162の上部には、通
路体184が固定されている。そして、通路体184の
下部に玉払出装置97が固定されている。通路体184
は、カーブ樋174によって流下方向を左右方向転換さ
れた3列の景品玉を流下させる玉通路186a,186
b,186cを有する。これらの玉通路のうち、玉通路
186a,186bが賞球装置に玉を供給するための通
路であり、玉通路186cが玉貸し装置に玉を供給する
ための通路である。
【0051】玉通路186a,186b,186cの上
流側には、それぞれに対応して、玉切れスイッチ187
a,187b,187cが設置されている。玉切れスイ
ッチ187a,187b,187cは、玉通路186
a,186b,186c内で待機している玉の有無を検
出するためのものであり、玉の存在を検出していない場
合、すなわち、玉切れ状態を検出した場合に、検出出力
をオン(ON)状態にする。玉切れスイッチ187a,
187bは、景品玉の玉切れ検出用のスイッチであり、
これらの少なくとも一方のスイッチが玉を検出しなくな
ると、景品玉の玉切れ状態であると判断し、賞球装置に
おける賞球モータ(図4において図示せず)の回転を停
止して賞球払出が不能動化される。また、玉切れスイッ
チ187cは、貸玉の玉切れ検出用のスイッチであり、
このスイッチが玉を検出しなくなると貸玉の玉切れ状態
であると判断し、玉貸し装置における玉貸しモータ(図
4において図示せず)の回転を停止し玉貸しが不能動化
される。なお、玉切れスイッチ187a,187b,1
87cは、玉通路186a,186b,186cに27
〜28個の景品玉が存在することを検出できるような位
置に係止片188によって係止されている。
【0052】通路体184の中央部は、内部を流下する
玉の玉圧を弱めるように、左右に湾曲する形状に形成さ
れている。そして、玉通路186a,186bに止め穴
189が形成されている。止め穴189の裏面は中間ベ
ースユニット162に設けられている取付ボスがはめ込
まれる。その状態で止めねじがねじ止めされて、通路体
184は中間ベースユニット162に固定っされる。な
お、ねじ止めされる前に、中間ベースユニット162に
設けられている係止片185によって通路体184の位
置合わせを行なえるようになっている。
【0053】通路体184の下方には、玉払出装置97
に景品玉を供給するとともに故障時等には玉払出装置9
7内の賞球装置および玉貸し装置への景品玉の供給を停
止する玉止め装置190が設けられている。玉止め装置
190の下方に設置される玉払出装置97は、直方体状
のケース198の内部に収納されている。ケース198
の左右4箇所には、突部が設けられている。各突部が中
間ベースユニット162に設けられている位置決め突片
200に係った状態で、中間ベースユニット162の下
部に設けられている弾性係合片201にケース198の
下端がはめ込まれる。
【0054】図5および図6は、パチンコ遊技機1の制
御に用いられる各種制御基板およびそれに関連する構成
要素を示すブロック図である。図5、図6には、制御基
板として、遊技制御基板(主基板ともいう)31、賞球
玉貸制御基板37、ランプ制御基板35、音声制御基板
70、発射制御基板91および表示制御基板80が示さ
れている。
【0055】遊技制御基板31には、プログラムに従っ
てパチンコ遊技機1を制御する基本回路53と、各種ス
イッチ(ゲートスイッチ12、始動口スイッチ17、V
カウントスイッチ22、カウントスイッチ23、入賞口
スイッチ240(240a,240b,240c,24
0d,240e)、余剰玉受皿4の満タンを検出する満
タンスイッチ402)からの信号を基本回路53に与え
るスイッチ回路58と、始動口14の可動片15を動作
させるソレノイド16および可変入賞球装置15の開閉
板20を開閉するソレノイド21を基本回路53からの
指令に従って駆動するソレノイド回路59と、始動記憶
表示器18の点灯および滅灯を行なうとともに7セグメ
ントLEDによる可変表示器10と装飾ランプ25を駆
動するランプ・LED回路60とを含む。
【0056】また、基本回路53から与えられるデータ
に従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示部
9の可変表示に利用された始動入賞球の個数を示す有効
始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等をホ
ール管理コンピュータ等のホストコンピュータに対して
出力する情報出力回路64を含む。
【0057】基本回路53は、遊技制御用のマイクロコ
ンピュータであり、ゲーム制御用のプログラム等を記憶
するROM54、ワークメモリとして使用されるRAM
55、制御用のプログラムに従って制御動作を行なうC
PU56およびI/Oポート部57を含む。なお、RO
M54,RAM55はCPU56に内蔵されている場合
もある。さらに、遊技制御基板31には、基本回路53
から与えられるアドレス信号をデコードしてI/Oポー
ト部57のうちのいずれかのI/Oポートを選択するた
めの信号を出力するアドレスデコード回路67が設けら
れている。
【0058】基本回路53のROM54には、前述した
ゲーム制御用のプログラムの他、たとえば、前述したよ
うな複数の入賞領域(可変入賞球装置19、始動口1
4、一般入賞口24(24a,24b,24c,24
d,24e))のそれぞれへの入賞に応じて払出すべき
賞球の払出個数の情報が入賞領域の種別ごとに記憶され
ている。したがって、入賞に応じて賞球を払出す場合に
は、ROM54の記憶データを参照して賞球の払出個数
が決定される。
【0059】基本回路53は、電源投入時にリセットさ
れる。また、基本回路53は、定期的(例えば、2ms
毎)に割込み処理を実行し、割込み処理が実行される毎
に、ゲーム制御用のプログラムが所定位置から再度実行
される。
【0060】遊技球を打撃して発射する打球発射装置は
発射制御基板91上の回路によって制御される駆動モー
タ94で駆動される。そして、駆動モータ94の駆動力
は、操作ノブ(打球操作ハンドル)5の操作量に従って
調整される。すなわち、発射制御基板91上の回路によ
って、操作ノブ5の操作量に応じた速度で打球が発射さ
れるように制御される。賞球玉貸制御基板37から発射
制御基板91には、打玉の発射状態を制御するための発
射制御信号が与えられる。発射制御基板91において
は、発射制御信号がLOWレベルである場合に、打玉の
発射が禁止され、打玉の発射が不可能な状態に制御され
る。一方、発射制御信号がHIGHレベルである場合に
は、打玉の発射が許容され、打玉の発射が可能な状態に
制御される。
【0061】遊技制御基板31から賞球玉貸制御基板3
7には、賞球の払出制御に関する指令情報としてのコマ
ンドデータ(以下、単にコマンドともいう)、および、
貸玉の払出制御に関する指令情報としてのコマンドデー
タを含む賞球コマンドが伝送される。遊技制御基板31
から賞球コマンドが出力される場合には、それにともな
って、賞球コマンドの有効期間を示すINT信号が出力
される。賞球コマンドおよびINT信号は、無効状態で
は信号がローレベル(オフ状態)となり、有効状態では
信号がハイレベル(オン状態)となる。賞球コマンド
は、7ビットのデータにより構成され、下位4ビットが
賞球個数の指定に用いられ、その上位側の3ビットが制
御内容の指定に用いられる。
【0062】このような賞球コマンドにしたがって、賞
球玉貸制御基板37に設けられた賞球玉貸制御用マイク
ロコンピュータ370は、賞球装置97aおよび玉貸し
装置97bを個別に制御する。賞球玉貸制御用マイクロ
コンピュータ370は、賞球制御(玉貸しに関する制御
も含む)用のプログラム等を記憶するROM375、ワ
ークメモリとして使用されるRAM376、賞球制御用
のプログラムに従って制御動作を行なうCPU371お
よびI/Oポート372を含む。なお、ROM375,
RAM376はCPU371に内蔵されている場合もあ
る。
【0063】遊技制御基板31から表示制御基板80に
は、可変表示装置8の表示制御に関する指令情報として
の表示制御用のコマンドデータ等の情報が伝送される。
遊技制御基板31には出力バッファ回路373cが設け
られており、基本回路53から出力バッファ回路373
cを介して表示制御用のコマンドデータが遊技制御基板
31から出力され、表示制御基板80に送られる。出力
バッファ回路373cは、遊技制御基板31の内部から
外部への情報の出力を許容するが遊技制御基板31の外
部から内部への情報の入力を許容しない不可逆性を有す
る入力インタフェースである。従って、表示制御基板8
0側から遊技制御基板31側に情報が伝わる余地はな
い。これにより、表示制御基板80内の回路に不正改造
が加えられても、不正改造によって出力される情報が遊
技制御基板31内に伝わることはない。このため、遊技
制御基板31と表示制御基板80との間の情報の一方向
通信が担保され、表示制御基板80から遊技制御基板3
1に不正な情報を入力させて不正な制御を行なわせる不
正行為を確実に防ぐことができる。
【0064】遊技制御基板31からランプ制御基板35
には、ランプ制御基板35により制御が行なわれる遊技
効果LED28a、賞球ランプ50、玉切れランプ5
2、および、遊技効果ランプ28a,28bの制御に関
する指令情報としてのランプ制御用のコマンドデータ等
の情報が伝送される。遊技制御基板31には出力バッフ
ァ回路373bが設けられており、基本回路53から出
力バッファ回路373bを介してランプ制御用のコマン
ドデータが遊技制御基板31から出力され、ランプ制御
基板35に送られる。出力バッファ回路373bは、遊
技制御基板31の内部から外部への情報の出力を許容す
るが遊技制御基板31の外部から内部への情報の入力を
許容しない不可逆性を有する入力インタフェースであ
る。従って、ランプ制御基板35側から遊技制御基板3
1側に情報が伝わる余地はない。これにより、ランプ制
御基板35内の回路に不正改造が加えられても、不正改
造によって出力される情報が遊技制御基板31内に伝わ
ることはない。このため、遊技制御基板31とランプ制
御基板35との間の情報の一方向通信が担保され、ラン
プ制御基板35から遊技制御基板31に不正な情報を入
力させて不正な制御を行なわせる不正行為を確実に防ぐ
ことができる。
【0065】遊技制御基板31から音声制御基板70に
は、音声制御基板70によりスピーカ27から出力され
る効果音等の音声の制御に関する指令情報としての音声
制御用のコマンドデータ等の情報が伝送される。遊技制
御基板31には出力バッファ回路373aが設けられて
おり、基本回路53から出力バッファ回路373aを介
して音声制御用のコマンドデータが遊技制御基板31か
ら出力され、音声制御基板70に送られる。出力バッフ
ァ回路373aは、遊技制御基板31の内部から外部へ
の情報の出力を許容するが遊技制御基板31の外部から
内部への情報の入力を許容しない不可逆性を有する入力
インタフェースである。従って、音声制御基板70側か
ら遊技制御基板31側に情報が伝わる余地はない。これ
により、音声制御基板70内の回路に不正改造が加えら
れても、不正改造によって出力される情報が遊技制御基
板31内に伝わることはない。このため、遊技制御基板
31と音声制御基板70内との間の情報の一方向通信が
担保され、音声制御基板70から遊技制御基板31に不
正な情報を入力させて不正な制御を行なわせる不正行為
を確実に防ぐことができる。
【0066】満タンスイッチ402からの検出信号は、
中継基板71を介して遊技制御基板31のI/Oポート
57に入力される。また、玉切れ検出スイッチ167お
よび玉切れスイッチ187a〜187cからの検出信号
は、中継基板72および中継基板71を介して遊技制御
基板31のI/Oポート57に入力される。CPU56
は、玉切れスイッチ187a〜187cからの検出信号
が玉切れ状態を示している場合、満タンスイッチ402
からの検出信号が満タン状態を示していう場合に、その
状況に応じて、賞球禁止コマンド、玉貸し禁止コマンド
を賞球玉貸制御基板37の賞球制御マイクロコンピュー
タ370へ送り、賞球装置97aによる賞球の払出しの
停止、玉貸し装置97bによる貸玉の払出しの停止をさ
せる。
【0067】各種入賞口スイッチ240、ゲートスイッ
チ12、始動口スイッチ17、Vカウントスイッチ2
2、カウントスイッチ23の検出信号は、中継基板71
を介して遊技制御基板31のI/Oポート57に入力さ
れる。遊技制御基板31のROM54には、上記各スイ
ッチのうち入賞検出用スイッチ(240、17、22、
23)の検出信号に対応して払出すべき賞球数を特定可
能な賞球個数情報が記憶されている。基本回路53のR
OM54には、入賞検出用スイッチ(240、17、2
2、23)の検出信号に対応して払出すべき賞球数を特
定可能な賞球個数情報が記憶されている。遊技制御基板
31は、各スイッチの検出信号に基づいて払出すべき賞
球数を特定し、賞球制御用のINT信号を無効状態から
有効状態にするとともに払出しの制御内容および賞球個
数を指定した賞球コマンドをI/Oポート57を介して
賞球玉貸制御基板37へ出力する。このため、遊技盤裏
面の機構板に設けられた全ての入賞球を検出する全入賞
球検出スイッチの検出を待って賞球を払出す従来の遊技
機に比較して賞球の払出制御を迅速に行なうことができ
る。さらに、各種入賞検出用スイッチ(240、17、
22、23)は、各入賞口に対応して遊技盤6に個々に
設けられているために、打玉の入賞をより早く検出で
き、これにより賞球の払出制御をより一層迅速に行なう
ことができる。
【0068】I/Oポート57における賞球コマンドを
出力する部分は、遊技制御基板31の内部から外部への
情報の出力が可能であるが遊技制御基板31の外部から
内部への情報の入力が不可能である不可逆性出力手段と
しての出力バッファにより構成されている。従って、賞
球玉貸制御基板37側から遊技制御基板31側に信号が
伝わる余地はない。賞球コマンドの伝送経路に不正改造
が加えられても、不正改造によって出力される信号が遊
技制御基板31側に伝わることはない。このため、遊技
制御基板31と賞球玉貸制御基板37との間の信号の一
方向通信が担保され、賞球コマンドの伝送経路を介して
遊技制御基板31に不正な信号(データ)を入力させて
不正な制御動作を行なわせる不正行為を確実に防ぐこと
ができる。
【0069】遊技制御基板31は、先に出力した賞球コ
マンドに基づく賞球の払出しが完了していない場合であ
っても、賞球コマンドを即座に出力する。遊技制御基板
31から賞球玉貸制御基板37に送られた賞球コマンド
およびINT信号は、バッファ回路373を介してI/
Oポート372に入力される。賞球玉貸制御用マイクロ
コンピュータ370は、賞球コマンドに基づいて賞球装
置97aまたは玉貸し装置97bへ与える駆動信号を制
御し、賞球コマンドにより特定される個数の賞球の払出
し制御等の払出し制御を行なう。賞球玉貸制御基板37
側では、先の賞球コマンドに基づく賞球の払出しが完了
したか否かに関係なく、次々に賞球コマンドが送られて
くるため、玉の払出しが済んでいない賞球コマンドの賞
球個数データについては、RAM376に記憶し、その
記憶データに基づいて順次玉の払出しを行なう。これに
より、遊技制御基板31側では、先に出力した賞球コマ
ンドに基づく賞球の払出しが完了していない場合であっ
ても、次の賞球コマンドを記憶する処理を行なう必要が
なく、かつ、賞球玉貸制御基板37側の動作状況を確認
しながら賞球コマンドを出力する処理を行なう必要もな
くなるので、基本回路53の制御負担が軽減される。
【0070】RAM55には、払出すべき賞球個数別に
記憶可能なカウンタ(カウンタA,B,C)が記憶され
ている。カウンタAには、Vカウントスイッチ22およ
びカウントスイッチ23の検出信号、すなわち、払出数
=15個に対応する検出信号がまとめて記憶される。カ
ウンタBには、始動口スイッチ17の検出信号、すなわ
ち、払出数=5個に対応する検出信号が記憶される。カ
ウンタCには、各入賞口スイッチ240の検出信号、す
なわち、払出数=10個に対応する検出信号が記憶され
る。
【0071】賞球装置97aおよび玉貸し装置97bの
それぞれには、玉の供給通路が個別に設けられており、
それらの供給通路から賞球装置97aおよび玉貸し装置
97bのそれぞれに供給されたパチンコ玉が、これらの
装置から賞球および貸玉として払出される。賞球装置9
7aおよび玉貸し装置97bのそれぞれの供給通路は、
個別に設けられているのであるが、それらの供給通路
は、玉の流下上手側において1本の通路から分岐したも
のである。つまり、パチンコ遊技機1の裏面側に設けら
れた玉タンクから供給されるパチンコ玉を誘導する通路
が2つに分岐して賞球装置97aおよび玉貸し装置97
bのそれぞれの供給通路を構成しているのである。
【0072】前述したように、賞球装置97aへのパチ
ンコ玉の供給通路には、その供給通路における玉の存在
の有無を検出可能な玉切れスイッチ187a,187b
が設けられており、この玉切れスイッチ187a,18
7bにより賞球装置97aの玉切れ状態が検出される。
前述したように、玉貸し装置97bへのパチンコ玉の供
給通路には、その供給通路における玉の存在の有無を検
出可能な玉切れスイッチ187cが設けられており、こ
の玉切れスイッチ187cにより玉貸し装置97bの玉
切れ状態が検出される。
【0073】賞球装置97aの内部には、賞球を払出す
ための2つの賞球通路A,Bが形成されており、両賞球
通路A,Bの間には、両通路A,Bから交互に賞球を繰
出すための賞球繰出用スクリューおよびその賞球繰出用
スクリューを駆動する賞球モータ289Aが設けられて
いる。賞球装置97aでは、賞球玉貸制御基板37から
賞球玉貸制御基板37から中継基板72を介して与えら
れる駆動信号により、賞球モータ289Aが駆動されて
賞球の払出しが行なわれる。
【0074】一方、玉貸し装置97bには、貸玉を払出
すための1つの貸玉通路が形成され、その貸玉通路から
貸玉を繰出すための貸玉繰出用スクリューと、その貸玉
繰出用スクリューを駆動する玉貸モータ289Cとが設
けられている。玉貸し装置97bでは、賞球玉貸制御基
板37から中継基板72を介して与えられる駆動信号に
より、玉貸モータ289Cが駆動されて貸玉の払出し
(貸出し)が行なわれる。
【0075】さらに、賞球装置97aの内部には、賞球
繰出用スクリューが所定角度回転したことを検出するた
めの賞球モータ位置センサ300Aと、賞球繰出用スク
リューで繰出された後、賞球機構部分から打球供給皿3
へ向けて落下する玉を賞球機構部分の下手側で検出する
ための賞球カウントスイッチ(♯1)301A,賞球カ
ウントスイッチ(♯2)301Bとが設けられている。
賞球カウントスイッチ(♯1)301Aは、賞球通路A
に対応して設けられ、賞球通路Aから払出される賞球を
検出する。一方、賞球カウントスイッチ(♯2)301
Bは、賞球通路Bに対応して設けられ、賞球通路Bから
払出される賞球を検出する。賞球装置97aでは、賞球
繰出用スクリューが所定角度だけ回転して賞球モータ位
置センサ300Aが1回ON/OFFするごとに賞球装
置97aから賞球が1つ払出される。
【0076】同様に、玉貸し装置97bの玉貸機構部分
には、貸玉繰出用スクリューが所定角度回転したことを
検出するための玉貸モータ位置センサ300Cと、貸玉
繰出用スクリューで繰出された後、玉貸機構部分から打
球供給皿3へ向けて落下する玉を玉貸機構部分の下手側
で検出するための玉貸カウントスイッチ301Cとが設
けられている。玉貸し装置97bでは、貸玉繰出用スク
リューが所定角度だけ回転して玉貸モータ位置センサ3
00Cが1回ON/OFFするごとに玉貸し装置97b
から貸玉が1つ払出される。
【0077】賞球カウントスイッチ301A,301B
からの検出信号は、中継基板72を介して遊技制御基板
31のI/Oポート57に入力される。遊技制御基板3
1に設けられたCPU56は、賞球カウントスイッチ3
01A,301Bからの検出信号に基づいて払出された
賞球数を計数し、予定数の賞球の払出しが行なわれてい
るか否かを判断する。そして、賞球の払出数が不足して
いるにもかかわらず、所定期間が経過しても賞球カウン
トスイッチ301A,301Bから検出信号が入力され
なくなった場合には、エラーが発生したものと判断し、
エラー報知用のコマンドを音声制御基板70や表示制御
基板80に出力する。これにより、音声制御基板70に
よって制御されるスピーカ27からは所定の報知音が発
生し、表示制御基板80によって制御される可変表示装
置8では所定のエラー表示がなさられる。これにより、
パチンコ遊技機1はエラー状態となる。
【0078】賞球モータ位置センサ300Aからの検出
信号は、賞球センサ基板73を介して賞球玉貸制御基板
37のI/Oポート372に入力される。賞球玉貸制御
用マイクロコンピュータ370は、賞球モータ位置セン
サ300Aからの検出信号に基づいて、払出された賞球
数を計数し、払出された賞球数が予定数に達した場合に
は賞球の払出しを終える。賞球玉貸制御基板37には、
賞球カウントスイッチ301A,301Bの検出信号が
入力されないために、賞球玉貸制御用マイクロコンピュ
ータ370は、賞球モータ位置センサ300Aからの検
出信号を利用して賞球数を計数するのである。なお、賞
球が予定通りに払出されたか否かの最終的な判断は賞球
カウントスイッチ301A,301Bの検出信号が入力
される遊技制御基板31側で行なわれる。このため、賞
球玉貸制御用マイクロコンピュータ370が予定数の賞
球の払出しが終了したと判断した場合であっても、遊技
制御基板31側のCPU56により賞球が不足すると判
断された場合には、パチンコ遊技機1がエラー報知状態
になる。
【0079】玉貸カウントスイッチ301Cからの検出
信号は、中継基板72を介して賞球玉貸制御基板37の
I/Oポート372に入力される。また、玉貸モータ位
置センサ300Cからの検出信号は、賞球センサ基板7
3を介して賞球玉貸制御基板37のI/Oポート372
に入力される。玉貸カウントスイッチ301Cからの検
出信号に基づいて、賞球玉貸制御用マイクロコンピュー
タ370は、賞球の払出しが行なわれたことを判断す
る。
【0080】また、賞球玉貸制御用マイクロコンピュー
タ370は、I/Oポート372を介して、貸し玉数を
示す玉貸し個数信号をターミナル基板160に出力し、
ブザー駆動信号をブザー基板75に出力する。ブザー基
板75にはブザーが搭載されている。さらに、I/Oポ
ート372を介して、エラー表示用LED374にエラ
ー信号を出力するための信号が入力される。
【0081】また、バッファ回路373は、遊技制御基
板31から賞球玉貸制御基板37へ向かう方向にのみ信
号の伝送を許容するが賞球玉貸制御基板37側から遊技
制御基板31側へ向かう信号の伝送を行なわない不可逆
性を有する入力インタフェースである。従って、賞球玉
貸制御基板37側から遊技制御基板31側に信号が伝わ
る余地はない。賞球玉貸制御基板37内の回路に不正改
造が加えられても、不正改造によって出力される信号が
遊技制御基板31側に伝わることはない。このため、遊
技制御基板31と賞球玉貸制御基板37との間の信号の
一方向通信が担保され、賞球玉貸制御基板37から遊技
制御基板31に不正な信号を入力させて不正な制御を行
なわせる不正行為を確実に防ぐことができる。
【0082】バッファ回路373と同様の回路は、賞球
玉貸制御基板37の他に、ランプ制御基板35、音声制
御基板70、発射制御基板91および表示制御基板80
の各制御基板にも同様の態様で設けられている。このた
め、遊技制御基板31と、各制御基板35,70,80
との間の信号の一方向通信が担保され、各制御基板3
5,70,80から遊技制御基板31に不正な信号を入
力させて不正な制御を行なわせる不正行為を確実に防ぐ
ことができる。
【0083】カードユニット50には、カードユニット
制御用マイクロコンピュータが搭載されている。また、
カードユニット50には、端数表示スイッチ152、連
結台方向表示器153、カード投入表示ランプ154お
よびカード挿入口155が設けられている(図1参
照)。残高表示基板74には、打球供給皿3の近傍に設
けられている度数表示LED、玉貸しスイッチおよび返
却スイッチが接続される。
【0084】残高表示基板74からカードユニット50
には、遊技者の操作に応じて、玉貸しスイッチ信号およ
び返却スイッチ信号が賞球玉貸制御基板37を介して与
えられる。
【0085】以上のように、遊技制御基板31は遊技盤
6に設けられた各種入賞検出用スイッチ(240、1
7、22、23)の検出信号が入力されたことに基づい
て直ちに賞球コマンドを賞球玉貸制御基板37へ出力可
能であるために、打玉が各種入賞口に進入した後、速や
かに賞球が払出される。このため、遊技盤裏面の機構板
に設けられた共通の全入賞玉検出器の検出を待って賞球
を払出す従来の遊技機に比較して賞球の払出制御を迅速
に行なうことができる。さらに、各種入賞検出用スイッ
チ(240、17、22、23)は、各入賞口に対応し
て遊技盤6に個々に設けられているために、打玉の入賞
をより早く検出でき、これにより賞球の払出制御をより
一層迅速に行なうことができる。
【0086】また、カードユニット50から残高表示基
板74には、プリペイドカードの残高を示すカード残高
表示信号および玉貸し可表示信号が賞球玉貸制御基板3
7を介して与えられる。カードユニット50と賞球玉貸
制御基板37の間では、ユニット玉貸し操作信号(BR
DY信号)、玉貸し要求信号(BRQ信号)、玉貸し完
了信号(EXS信号)およびパチンコ機動作信号(PR
DY信号)がやりとりされる。その他に、図示を省略し
ているが、カードユニット50から賞球玉貸制御基板3
7には、カードユニット50が賞球玉貸制御基板37に
接続されていることを賞球玉貸制御基板37側で確認す
るために用いられるカードユニット接続確認用信号が与
えられる。
【0087】パチンコ遊技機1の電源が投入されると、
賞球玉貸制御基板37の賞球制御用CPU371は、カ
ードユニット50にPRDY信号を出力する。カードユ
ニット50においてカードが受付けられ、玉貸しスイッ
チが操作され玉貸しスイッチ信号が入力されると、カー
ドユニット制御用マイクロコンピュータは、賞球玉貸制
御基板37にBRDY信号を出力する。この時点から所
定の遅延時間が経過すると、カードユニット制御用マイ
クロコンピュータは、賞球玉貸制御基板37にBRQ信
号を出力する。そして、賞球玉貸制御基板37の賞球制
御用CPU371は、玉貸しモータ289Cを駆動し、
所定個数の貸し玉を遊技者に払出す。玉貸しが実行中で
ある場合には、EXS信号がオン状態にされる。これに
より、賞球玉貸制御基板37からカードユニット50
に、玉貸し中であることが知らされる。つまり、EXS
信号は、玉貸し中であることをカードユニット50に知
らせるためにも用いられる。そして、払出しが完了した
ら、賞球制御用CPU371は、カードユニット50に
与えるEXS信号をオフ状態にする。これにより、賞球
玉貸制御基板37からカードユニット50に、玉貸しが
完了したことが知らされる。つまり、EXS信号は、玉
貸し中と、玉貸し完了との2種類の情報の伝達のために
用いられる。
【0088】以上のように、カードユニット50からの
信号は全て賞球玉貸制御基板37に入力される構成にな
っている。従って、玉貸し制御に関して、カードユニッ
ト50から遊技制御基板31に信号が入力されることは
なく、遊技制御基板31の基本回路53にカードユニッ
ト50の側から不正に信号が入力される余地はない。
【0089】なお、遊技制御基板31および賞球玉貸制
御基板37には、ソレノイドおよびモータやランプを駆
動するための回路が搭載されているが、図では、それら
の回路は省略されている。
【0090】次に、賞球コマンドについて詳細に説明す
る。図7は、遊技制御基板31の基本回路53から出力
される賞球コマンドのデータの内容を説明するための説
明図である。基本回路53は、図示するフォーマットか
らなるコマンドデータをランプ制御基板35、賞球玉貸
制御基板37、音声制御基板70、および表示制御基板
80へ出力する。ここでは、代表例として、賞球コマン
ドを説明する。
【0091】コマンドデータは、たとえば、図示するよ
うに8ビットの送信可能データのうちの7ビットで構成
されている。このうち、ビット7は、INT信号用とし
て利用される。このように、コマンドデータのフォーマ
ットは、ランプ制御基板35、賞球玉貸制御基板37、
音声制御基板70および表示制御基板80で共通である
ために、各種制御基板の制御動作を指定するコマンドデ
ータを作成する際の作業が容易となる。
【0092】賞球制御用のコマンドデータでは、ビット
0〜ビット3を使用して賞球個数が2進数により指定さ
れ、ビット4〜ビット6を使用して制御内容が2進数に
より指定される。なお、ビット7は、賞球個数の指定に
は使用されず、INT信号用として利用される。たとえ
ば、ビット4〜ビット6が「001」の場合は、通常払
出しが指定される。このように通常払出しが指定され賞
球コマンドは、賞球個数コマンドと呼ばれる。ビット4
〜ビット6が「010」の場合は、玉貸し禁止が指定さ
れる。ビット4〜ビット6が「011」の場合は、玉貸
し禁止解除が指定される。ビット4〜ビット6が「10
0」の場合は、発射禁止(打玉の発射禁止)が指定され
る。ビット4〜ビット6が「101」の場合は、発射禁
止解除が指定される。ビット4〜ビット6が「110」
の場合は、賞球禁止が指定される。ビット4〜ビット6
が「111」の場合は、賞球禁止解除が指定される。
【0093】入賞に応じて通常払出しが行なわれる場合
には、ビット4〜ビット6により通常払出が指定され、
ビット0〜ビット3により入賞に応じた払出し個数が指
定される。通常払出し以外の場合には、ビット4〜ビッ
ト6により制御内容が指定されるが、ビット0〜ビット
3により「0001」が固定的に指定される。つまり、
ビット0〜ビット3における「0001」は、非払出し
を指定している。したがって、通常払出し以外の場合に
は、玉を払出す個数が指定されず、払出しが行なわれな
い。
【0094】図8は、賞球玉貸制御基板37が賞球コマ
ンドを受信する態様を説明するためのタイミングチャー
トである。前述したように、INT信号は信号状態がハ
イレベルにある場合が有効状態であり、ローレベルにあ
る状態が無効状態である。遊技制御基板31は、新たな
コマンドデータを伝送する際にINT信号を4msの
間、ローレベルからハイレベルに切換え、賞球玉貸制御
基板37へ必要な賞球コマンドのコマンドデータを4m
sの間継続して出力する。賞球コマンドを連続して出力
する必要がある場合には、インタバル期間としてコマン
ド間に最低4msのコマンド非出力期間が設けられる。
したがって、賞球コマンドを連続して出力する必要があ
る場合には、INT信号が4msの間ハイレベルになる
とともに賞球コマンドが4msの間継続して出力された
後、最低4ms間INT信号がローレベルになるととも
に賞球コマンドの出力が停止され、その後、さらに I
NT信号が4msの間ハイレベルになるとともに賞球コ
マンドが4msの間継続して出力されるコマンド送信態
様となる。
【0095】賞球玉貸制御基板37は、INT信号がハ
イレベルとなっている際に入力される賞球コマンドのデ
ータに基づいて各種の制御を実行する。賞球玉貸制御基
板37は、一旦、コマンドデータに基づく制御を開始し
た場合には、新たなコマンドデータが入力されるまでそ
の制御を継続する。
【0096】図中の「1」に示すように、賞球玉貸制御
基板37は、INT信号が無効状態から有効状態となっ
た時点で賞球コマンドデータを抽出し、これを所定の格
納領域に格納する。その後、500μsが経過した時点
で、図中の「2」に示すように、再度、賞球コマンドデ
ータを抽出する。そして、新たに抽出した賞球コマンド
データがのタイミングで抽出した賞球コマンドデータ
と一致することを確認する。その後、さらに500μs
が経過した時点で、図中の「3」に示すように、再度コ
マンドデータを抽出し、コマンドデータが変化していな
いことを条件として、その賞球コマンドデータに応じた
制御を実行する。すなわち、INT信号が有効状態とな
っている間に賞球コマンドデータを3回連続して抽出
し、抽出結果がすべて一致する場合に、その賞球コマン
ドデータを正規のデータと見なす。
【0097】また、前述したような3回のコマンドデー
タの抽出により、抽出結果がすべて一致しない場合に
は、INT信号が有効状態となっている期間中におい
て、再度3回の抽出をやり直す。そして、再抽出により
抽出結果がすべて一致した場合には、その賞球コマンド
データを正規のデータと見なす。このように、遊技制御
基板31から入力された賞球コマンドデータを所定期間
(INT信号が有効状態となっている期間中)にわたっ
て監視し、賞球コマンドデータの内容が変化しない場合
(3回抽出したデータが連続的に一致する場合)に、賞
球コマンドデータが正規のデータであるとみなし、賞球
コマンドデータに対応した制御を行なうために、ノイズ
等の影響によって瞬間的に正規のコマンドデータが本来
のものとは異なるデータに変化した場合であっても、そ
のデータに基づいて誤った制御が行なわれてしまう不都
合を防ぐことができる。その結果、精度が高い払出制御
を行なうことができる。
【0098】なお、コマンドデータは、有効期間が一連
の1回(実施形態では4mS)であればよく、INT信
号だけが立下がりコマンドデータは出力し続けていても
よい。すなわち、賞球玉貸制御基板側が受け取り可能な
態様の出力が1回であればよい。
【0099】このようなコマンドデータの受信は、賞球
玉貸制御基板37以外の各制御基板35,70,80に
おいても同様に行なわれる。したがって、賞球玉貸制御
基板37以外の各制御基板35,70,80においても
同様の効果を得ることができる。
【0100】また、賞球コマンドには、遊技制御基板3
1から出力する場合に、出力の優先度が予め定められて
いる。最も優先度が高いのが玉貸し禁止コマンドであ
り、以下、賞球禁止コマンド、発射禁止コマンド、玉貸
し禁止解除コマンド、賞球禁止解除コマンド、発射禁止
解除コマンド、賞球個数コマンド(図8では「払出」と
示す)の順に優先度が低くなっている。さらに、賞球個
数コマンドの場合には、同じ払出しでも、賞球数の多い
方の払出しが優先度が高い。
【0101】同時期に複数の賞球コマンドを出力する必
要がある場合には、このように定められた優先度にした
がい、優先度の高い方から順に賞球コマンドが出力され
る。このように、優先順位にしたがって順に賞球コマン
ドが出力されることにより、基本回路53の処理負担を
軽減することができる。その理由は次のとおりである。
つまり、同時期に複数の賞球コマンドを出力する必要が
ある場合において、複数の賞球コマンドを同時に出力す
るとすれば、送信コマンドのビット数を大幅に増やす必
要があり、そのような多数のビット数のデータを同時に
用意するために、大量のデータを同時期に処理する必要
があるので、そのようなデータを扱う基本回路53の処
理負担が増加してしまう。これに対し、優先順位にした
がって順に賞球コマンドを出力する場合には、複数種類
の指令情報を同時に出力しなくても済むため、出力のた
めに同時に処理するデータ量を抑制することが可能にな
り、基本回路53の処理負担を軽減することができる。
また、賞球玉貸制御用マイクロコンピュータ370の側
においても、同様に、複数種類の指令情報を同時に出力
しなくても済むため、出力のために同時に処理するデー
タ量を抑制することが可能になるので、賞球玉貸制御用
マイクロコンピュータ370の処理負担を軽減すること
ができる。
【0102】また、賞球コマンドの出力に優先順位が定
められているため、パチンコ遊技機1の制御にとって重
要なコマンドをできる限り早く出力することが可能にな
る。
【0103】次にパチンコ遊技機1を動作させるための
処理をフローチャートに基づいて説明する。まず、基本
回路53により実行される処理を図9〜図21を参照し
て説明する。
【0104】図9は、基本回路53により実行されるメ
イン処理および割り込み処理を示すフローチャートであ
る。図9においては、(a)にメイン処理が示され、
(b)に割り込み処理が示されている。
【0105】図9の(a)を参照して、メイン処理にお
いては、まず、スタックポインタの指定アドレスをセッ
トするためのスタックセット処理を行なう(S1)。次
いで、初期化処理を行なう(S2)。初期化処理では、
基本回路53は、RAM55にエラーが含まれているか
判定し、エラーが含まれている場合には、RAM55を
初期化することおよび各種フラグの初期設定などの処理
を行なう。さらに、初期化処理では、後述する割り込み
処理を実行するタイミングを規定するタイマ割り込み時
間(たとえば0.002秒)をCPU56に設定する処
理がなされる。これにより、電源投入等によるリセット
後の最初の割り込み処理の実行タイミング規定のための
計時が開始される。
【0106】次に、停止図柄を決定する等のための表示
用乱数更新処理を行なう(S3)。このパチンコ遊技機
1においては、可変表示装置8の可変表示での特別図柄
の停止図柄が乱数(ランダムカウンタのカウンタ値)に
基づいて決定される。このS3では、そのように停止図
柄を決定するための表示用乱数が更新される。表示用乱
数更新処理は、無限ループにより繰返し実行され続ける
が、後述する割り込み処理が起動された場合には、表示
用乱数更新処理を構成するプログラムのうちの実行中の
位置で一時停止され、その割り込み処理が終了すると一
時停止したプログラムの位置から実行が再開される。
【0107】次に、図9の(b)を参照して、割り込み
処理は、CPU56により管理されるタイマ割り込み用
のタイマの計時値が設定値(S2またはS15で設定さ
れるタイマ割り込み時間)になるごとに実行が開始され
る。
【0108】割り込み処理においては、まず、表示制御
基板80に送出されるコマンドコードをRAM55の所
定の領域に設定する表示制御データ設定処理を行なった
後に(S4)、コマンドコードを表示制御データとして
出力する表示制御データ出力処理を行なう(S5)。
【0109】次いで、ランプ制御基板35および音声制
御基板70に音声発生やLED点灯制御用の所定のコマ
ンドを送信するための処理を行なうとともに、ホール管
理用コンピュータに大当り情報、始動情報、確率変動情
報などのデータを送信するためのデータ出力処理を行な
う(S6)。また、パチンコ遊技機1の内部に備えられ
ている自己診断機能によって種々の異常診断処理が行な
われ、その結果に応じて必要ならば警報が発せられるエ
ラー処理を行なう(S7)。
【0110】次に、遊技制御に用いられる各種の判定用
乱数を示す各カウンタを更新する処理を行なう(S
8)。S8においては、具体的に、大当り決定用乱数等
の判定用乱数が更新される。つまり、このパチンコ遊技
機1においては、大当り決定用乱数の抽出値に基づいて
大当りを発生させるか否かが決定されるのである。
【0111】次に、基本回路53は、特別図柄プロセス
処理を行なう(S9)。特別図柄プロセス処理では、遊
技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序で制御す
るための特別図柄プロセスフラグに従って該当する処理
が選び出されて実行される。そして、特別図柄プロセス
フラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新され
る。また、普通図柄プロセス処理を行なう(S10)。
普通図柄プロセス処理では、7セグメントLEDによる
可変表示器10を所定の順序で制御するための普通図柄
プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実
行される。そして、普通図柄プロセスフラグの値は、遊
技状態に応じて各処理中に更新される。
【0112】さらに、基本回路53は、ゲートスイッチ
12、始動口スイッチ17a、Vカウントスイッチ2
2、カウントスイッチ23等の状態を入力し、各入賞口
や可変入賞球装置に対する入賞があったか否か判定する
スイッチ処理を行なう(S11)。さらに、基本回路5
3は、停止図柄を決定する等のための表示用乱数を更新
する表示用乱数更新処理を行なう(S12)。
【0113】また、基本回路53は、賞球玉貸制御用マ
イクロコンピュータ370との間の入賞球信号処理を行
なう(S13)。すなわち、所定の条件が成立すると、
基本回路53は、賞球玉貸制御用マイクロコンピュータ
370に対して、INT信号にともなって賞球コマンド
およびINT信号を出力する。賞球玉貸制御用マイクロ
コンピュータ370は、賞球装置97aを駆動制御す
る。さらに、基本回路53は、賞球コマンドを出力する
ための賞球コマンド出力処理を行なう(S14)。
【0114】そして、遊技制御用マイクロコンピュータ
31は、さらに、タイマ割り込み時間設定処理を行なう
(S15)。S15においては、前述したようなタイマ
割り込み時間(たとえば0.002秒)をS2の場合と
同様に設定する処理が実行される。S14の後、この割
り込み処理が終了する。これにより、この割り込み処理
の終了時にS14によってタイマ割り込み時間が設定さ
れ、次の割り込み処理の実行タイミングを規定するため
の計時が開始されることとなる。したがって、割り込み
処理が終了するごとにタイマ割り込みのための時間が計
時され、その後タイマ割り込み時間が経過するごとに割
り込み処理が実行されることとなる。この割り込み処理
が終了すると、前述したメイン処理のプログラムの実行
が、一時停止していた位置から再開される。
【0115】図10は、基本回路53のCPU56が実
行する始動入賞口チェック処理を示すフローチャートで
ある。
【0116】この大入賞口チェック処理は、図9に示し
た割り込み処理のS11により実行されるスイッチ処理
に含まれる処理である。CPU56は、はじめに、第1
種始動口スイッチカウンタがスイッチオン判定値と一致
しないか否か確認する(SS1)。第1種始動口スイッ
チカウンタは、始動口スイッチ17の検出信号の出力が
継続することに伴って加算更新されるカウンタである。
第1種始動口スイッチカウンタがスイッチオン判定値と
一致しない場合、すなわち、入力信号の継続時間がまだ
規定値に達していない場合には入力された信号がノイズ
等の可能性があるために処理を終了する。一方、第1種
始動口スイッチカウンタがスイッチオン判定値と一致す
る場合には始動口スイッチ17が始動入賞を検出したと
判断してカウンタBを更新(+1)する(SS2)。な
お、カウンタBは、前述したように始動口スイッチ17
の検出信号、すなわち、払出数=5個に対応する検出信
号を記憶するカウンタである。次に、始動記憶数をカウ
ントする特別図柄入賞記憶カウンタが特別図柄入賞記憶
カウンタの最大値(=4)以上となっているか否かを判
断する(SS3)。最大値となっている場合には始動記
憶することなく処理を終了する。最大値に達していない
場合には特別図柄入賞記憶カウンタを更新(+1)する
(SS4)。次に、新たに記憶した特別図柄入賞記憶カ
ウンタのカウント値に対応する特別図柄判定用バンクア
ドレスを算出する(SS5)。次に、特別図柄の可変表
示時間を短縮するための変動短縮設定時間を、一旦、変
動短縮タイマバンクに設定する(SS6)。なお、ここ
で設定された変動短縮設定時間は、後述のSS11で評
価される始動記憶数の多少に応じて通常の可変表示時間
に変更され得る。つまり、始動記憶数が多い場合には設
定がそのまま維持され、始動記憶数が少ない場合には通
常の可変表示時間に変更される。
【0117】次に、可変表示結果を大当りとするか否か
を決定するための特別図柄判定用乱数を抽出する(SS
7)。次に、可変表示途中にリーチを成立させるか否か
を決定するためのリーチ判定用乱数を抽出する(SS
8)。次に、SS7で抽出した特別図柄判定用乱数を特
別図柄判定用バンクに設定し、SS8で抽出したリーチ
判定用乱数をリーチ判定用バンクに設定する(SS
9)。次に、SS7で抽出した特別図柄判定用乱数を特
定図柄判定用バンクに設定する(SS10)。なお、特
別図柄判定用バンクとは、特別図柄判定用乱数に基づい
て大当りを発生させるか否か、確率変動を生じさせる確
変大当りを発生させるか否かを判定するバンクであり、
特定図柄判定用バンクとは、特別図柄判定用バンクによ
る判定結果に応じて停止図柄の種類を定めるために使用
されるバンクである。
【0118】次に、特別図柄判定処理を実行した後(S
S11)、処理を終了する。特別図柄判定処理では、特
定図柄判定用バンクおよび特別図柄判定用バンクの格納
値に基づいて可変表示装置8の可変表示結果が定められ
る。
【0119】図11は、CPU56が実行する大入賞口
チェック処理を示すフローチャートである。この大入賞
口チェック処理は、図9に示した割り込み処理のS11
により実行されるスイッチ処理に含まれる処理である。
【0120】この大入賞口チェック処理においては、ま
ず、カウントスイッチカウンタがスイッチオン判定値と
一致しないか否か確認する(ST1)。カウントスイッ
チカウンタは、カウントスイッチ23の検出信号の出力
が継続することに伴って加算更新されるカウンタであ
る。カウントスイッチカウンタがスイッチオン判定値と
一致しない場合には後述のST5に移行するが、一致す
る場合にはカウントスイッチ23が入賞を検出したと判
断してその旨を示すカウント通過フラグを設定する(S
T2)。次に、遊技状態を示す特別図柄プロセスフラグ
値が大入賞口開放中を表わす値以外であるか否かが判断
される(ST3)。大入賞口開放中を表わす値以外の場
合には後述のST5に移行するが、大入賞口開放中を表
わす値の場合には、大入賞口入賞カウンタ更新処理を実
行する(ST4)。ここでは、先に設定されたカウント
通過フラグに基づいてカウンタAを加算更新する。な
お、カウンタAは、前述したようにVカウントスイッチ
22およびカウントスイッチ23の検出信号、すなわ
ち、払出数=15個に対応する検出信号を記憶するカウ
ンタである。次に、Vカウントスイッチカウンタ(特定
領域カウントスイッチカウンタ)がスイッチオン判定値
と一致しないか否か確認する(ST5)。Vカウントス
イッチカウンタは、Vカウントスイッチ22の検出信号
の出力が継続することに伴って加算更新されるカウンタ
である。Vカウントスイッチカウンタがスイッチオン判
定値と一致しない場合には後述のSB20に移行する
が、一致する場合にはVカウントスイッチ22が入賞を
検出したと判断する。そして、特別図柄プロセスフラグ
値が大入賞口開放中を表わす値以外であるか否かが判断
される(ST6)。大入賞口開放中を表わす値以外の場
合には後述のST8に移行するが、大入賞口開放中を表
わす値の場合には、大入賞口入賞カウンタ更新処理を実
行する(ST7)。ここでは、Vカウントスイッチ22
の検出信号に基づいてカウンタAを加算更新する。次
に、可変入賞球装置19の繰返し継続制御の実行回数を
計数する継続回数カウンタが継続回数カウンタの最終値
(=16)以上となっているか否か判断する(ST
8)。最終値となっている場合には、後述のSB20に
移行するが、最終値となっていない場合には打玉が特定
領域を通過したことを示す特定領域通過フラグを設定す
る(ST9)。
【0121】次に、入賞口スイッチカウンタがスイッチ
オン判定値と一致しないか否か確認する(ST10)。
入賞口スイッチカウンタは、各入賞口スイッチ240
(240a,240b,240c,240d,240
e)の検出信号の出力が継続することに伴って加算更新
されるカウンタである。入賞口スイッチカウンタがスイ
ッチオン判定値と一致しない場合には処理が終了する
が、一致する場合には入賞口スイッチ240が入賞を検
出したと判断してカウンタCを加算更新する(ST1
1)。その後、処理を終了する。なお、カウンタCは、
前述したように各入賞口スイッチ240の検出信号、す
なわち、払出数=10個に対応する検出信号を記憶する
カウンタである。
【0122】図12および図13は、CPU56が実行
する入賞球信号処理を示すフローチャートである。上述
したように、入賞球信号処理は2msに1回実行され
る。
【0123】入賞球信号処理において、基本回路53に
おけるCPU56は、まず、玉貸し可能判定処理を実行
する(SA1)。この玉貸し可能判定処理は、玉貸し可
能であるか否かを判定するための処理であり、処理の内
容については図14を用いて後述する。次に、発射可能
判定処理を実行する(SA2)。この発射可能判定処理
は、打玉の発射が可能であるか否かを判定するための処
理であり、処理の内容については図15を用いて後述す
る。
【0124】次に、タイマT6がタイムアウトしたか否
か確認する(SA3)。ここで、タイマT6は、タイム
アウトする度に繰り返し再起動され、タイムアウト時に
累積エラー回数が所定回数を超えていた場合に復帰不能
なエラーとするために、エラー回数のチェック期間を規
定するために用いられるタイマである。タイマT6がタ
イムアウトしていた場合には、タイマT6のタイマ値を
クリアし、賞球エラーカウンタの値をチェックする(S
A6)。タイマT6がタイムアウトした場合には、SA
3の判断後、タイマT6のタイマ値をクリアする。賞球
エラーカウンタの値が所定値を超えていた場合には、エ
ラー状態に入る(SA9)。エラー状態では、基本回路
53はホールト状態(HALT状態)になる。
【0125】タイマT6がタイムアウトしたときに、賞
球エラーカウンタの値が所定回を超えていなければ、賞
球エラーカウンタは初期化され(SA7)、再度タイマ
T6がスタートされる(SA8)。
【0126】後述するように、賞球エラーカウンタの値
は、賞球個数の払出不足が検出されるとカウントアップ
される。したがって、所定時間内に(タイマT6のカウ
ントアップ時間内に)所定個数に満たない賞球不足エラ
ーが生ずると、解除されない状態になる。このように、
賞球不足エラーが生じたときに直ちにホールト状態とな
らず、頻繁に賞球不足エラーが生じた場合にホールト状
態となるように構成すると、一時的に生じ自然復旧する
ようなエラーでは遊技機は動作不能状態にならない。ま
た、頻繁に賞球不足エラーが生ずる場合には点検等を要
することが多いので、そのような場合には遊技機が動作
不能状態になるようにすることができる。
【0127】なお、ここでは、エラー発生とは無関係に
タイマT6をスタートさせタイマT6がタイムアウトす
る度に、時間T6における発生エラー数をチェックする
ようにしたが、エラーが発生するとタイマをスタートさ
せる等の他の監視方法を用いてもよい。要するに、所定
時間内に所定回を超えるエラーが発生したことを検出で
きれば、どのような監視方法を用いてもよい。
【0128】次に、賞球払出中フラグがオンしているか
否か確認する(SA4)。オンしている場合には、SB
1に移行する。賞球払出中フラグがオンしていない場合
には、入賞が検出されているか否か確認する(SA5)
具体的には、前述したRAM55のカウンタ(カウンタ
A,B,C)が参照されて入賞が検出されているか否か
が判断される。入賞が検出されていなければ処理を終了
する。一方、入賞が検出されている場合には、賞球可能
判定処理を実行する(SA10)。この賞球可能判定処
理は、賞球の払出しが可能であるか否かを判定するため
の処理であり、処理の内容については図16を用いて後
述する。
【0129】次に、賞球可能判定処理の終了後、以下の
優先順序に従って入賞に応じた賞球個数コマンドが出力
される。まず、Vカウントスイッチ22またはカウント
スイッチ23で入賞が検出されたのか否かが判断される
(SA11)。具体的には、カウンタAに記憶値がある
か否かが判断される。
【0130】この実施の形態では、大入賞口を経た入賞
については15個の賞球を払出す。よって、Vカウント
スイッチ22またはカウントスイッチ23で入賞が検出
されていた(カウンタA>0)ときには、入賞検出賞球
予定数に15個を設定し(SA13)、次いで総賞球カ
ウンタを「15」加算更新する(SA14)。次いでカ
ウンタAを「1」減算更新する(SA14a)。ここ
で、総賞球カウンタは、払出す予定の賞球の総数を計数
するためのカウンタである。
【0131】Vカウントスイッチ22またはカウントス
イッチ23で入賞が検出されていない場合には、一般入
賞口24、すなわち、各入賞口スイッチ240(240
a,240b,240c,240d,240e)で入賞
が検出されたのか否かが判断される(SA12)。具体
的には、カウンタCに記憶値があるか否かが判断され
る。この実施の形態では、一般入賞口24を経た入賞に
ついては10個の賞球を払出す。よって、各入賞口スイ
ッチ240で入賞が検出されていた(カウンタC>0)
ときには賞球予定数に10個を設定し(SA15)、次
いで総賞球カウンタを「10」加算更新する(SA1
6)。次いでカウンタCを「1」減算更新する(SA1
6a)。
【0132】Vカウントスイッチ22、カウントスイッ
チ23、各入賞口スイッチ240のいずれによっても入
賞が検出されていない場合には、始動口スイッチ17で
入賞が検出されたと判断できる。具体的には、始動口ス
イッチ17の検出信号を記憶するためのカウンタBに記
憶値があると判断できる。この実施の形態では、始動口
14を経た入賞については5個の賞球を払出すために、
SA12でNOと判断できる場合には賞球予定数に5個
を設定し(SA15)、次いで総賞球カウンタを「5」
加算更新する(SA16)。次いでカウンタBを「1」
減算更新する(SA16a)。
【0133】以上のように、遊技制御基板31は、複数
の入賞検出用スイッチから同時に検出信号が入力された
場合であっても、所定の優先順序に従って各検出信号に
対応する前記払出制御を行なう。前述したSA13、S
A15、SA19における賞球予定数は、ROM54に
記憶されている入賞領域別の賞球の払出個数のデータを
参照して設定される。
【0134】その後、CPU56は、賞球予定数に応じ
た賞球コマンドを出力するために、賞球コマンド出力フ
ラグをセットする(SA17)。
【0135】以上のように、複数の入賞検出用スイッチ
から同時に検出信号が入力された場合の制御が容易とな
るように、所定の優先順序に従って各検出信号に対応す
る賞球コマンドが出力される。なお、賞球玉貸制御基板
37における賞球玉貸制御用マイクロコンピュータ37
0のCPU371は、賞球コマンドで指定された個数の
賞球払出制御を行なう。
【0136】次に、CPU56は、賞球払出中フラグを
オンして(SA18)処理を終了する。なお、次に、入
賞球信号処理が実行されると、SA4で賞球払出中フラ
グがオンしているので、SA4からSB1に移行する。
【0137】SB1において、エラー表示フラグがオン
しているか否かが確認される。オンしていれば、SB1
4に移行する。なお、エラー表示フラグについては後で
説明する。エラー表示フラグがオンしていなければ、賞
球カウントスイッチONフラグがオンしているか否かが
判断される(SB2)。なお、賞球カウントスイッチO
Nフラグは、賞球カウントスイッチがONしたことに伴
って後述のSB4でセットされるフラグである。
【0138】賞球カウントスイッチONフラグがオンし
ている場合には、後述のSB6に移行する。賞球カウン
トスイッチONフラグがオンしていない場合には、賞球
カウントスイッチがオンしたか否かが判断される(SB
3)。ここで、この入賞球信号処理において用いられる
賞球カウントスイッチの出力は、実際には賞球カウント
スイッチ(♯1)301A,賞球カウントスイッチ(♯
2)301Bの出力のオア(OR)をとったものに相当
する。賞球カウントスイッチのオンが検出されると、賞
球カウントスイッチONフラグがオンにセットされる
(SB4)。その後、賞球カウントスイッチがオフした
か否かが判断され(SB6)、賞球カウントスイッチが
オフしていない場合には、一旦、入賞球信号処理が終了
して、再度、入賞球信号処理が実行された際に、SB6
で賞球カウントスイッチがオフしたか否かが判断され
る。そして、オフしたら総賞球カウンタのカウンタ値が
減算更新(−1)され(SB8)、タイマT1が起動さ
れる(SB9)。ここで、タイマT1は、賞球カウント
スイッチの出力がオンした後オフする度に起動または再
起動されるタイマであり、このタイマT1がタイムアウ
トすると払出個数のチェックが行なわれる。
【0139】SB3において賞球カウントスイッチがオ
ンしていなければ、タイマT1が動作中か否かが確認さ
れる(SB5)。タイマT1が動作中でない場合には処
理が終了する。一方、タイマT1が動作中であれば、タ
イマT1がタイムアウトしたか否かが確認される(SB
10)。タイムアウトしていなければ処理が終了する。
なお、次に、入賞球信号処理が実行されると、賞球払出
中フラグがオンしているので、やはりSA4からSB1
に移行する。
【0140】タイマT1の値(起動時からタイムアウト
するまでの時間)は、正常に払出しが行なわれている場
合には払出周期(賞球カウントスイッチ251aまたは
251bがオフしてから次にオンするまでの期間)より
も長く設定されている。従って、正常に払出しが行なわ
れているときには、最後の払出しを除いて、タイマT1
がタイムアウトするよりも前に、次の賞球カウントスイ
ッチのオン(SB3)が発生する。すなわち、正常に払
出しが行なわれているときには、タイマT1は、最後の
払出しが行なわれた後に初めてタイムアウトする。
【0141】SB10において、タイマT1がタイムア
ウトすると、総賞球カウンタのカウンタ値が「0」であ
るか否かが判断される(SB11)。タイマT1がタイ
ムアウトした場合には、SB10の判断後、タイマT1
のタイマ値がクリアされる。正常に払出しが完了した場
合には、総賞球カウンタのカウンタ値は「0」になる。
従って、総賞球カウンタのカウンタ値が「0」になった
場合には、賞球コマンドの出力を停止させるために賞球
払出中フラグがオフ状態とされ(SB12)、SA5に
進む。
【0142】一方、タイマT1がタイムアウトしたとき
に総賞球カウンタのカウンタ値が「0」になっていなか
った場合には、総賞球カウンタのカウンタ値が「0」よ
りも小さいか否かチェックされる(SB13)。総賞球
カウンタのカウンタ値が「0」よりも小さくない、すな
わち払出不足と判断される場合には、エラー表示処理が
実行され(SB14)、その後、SB12に進む。この
エラー表示処理の内容については、図21を用いて後述
する。
【0143】このように、遊技制御基板31側では、賞
球カウントスイッチ(♯1)301A,賞球カウントス
イッチ(♯2)301Bの検出信号に基づいて賞球の払
出状況が監視される。このため、賞球玉貸制御基板37
から遊技制御基板31に賞球の払出状況を示す情報をわ
ざわざ入力する必要がない。したがって、遊技制御基板
31に関する不正行為防止のために遊技制御基板31か
ら賞球玉貸制御基板37への一方向通信による情報の伝
送が行なわれるように構成したとしても、それにより、
遊技制御基板31側で賞球の払出状況が把握不可能とな
る等という問題が生じることはない。
【0144】一方、総賞球カウンタのカウンタ値が
「0」よりも小さい、すなわち払出過多と判断される場
合には、総賞球カウンタがリセットされ(SB15)、
その後、SB12に進む。
【0145】次に、入賞球信号処理が実行されると、賞
球払出中フラグがオンしているので、SA4からSB1
に移行する。そして、SB2で賞球カウントスイッチオ
ンフラグがセットされていると判断された後に賞球カウ
ントスイッチがオフすると、CPU56は、賞球カウン
トスイッチオンフラグをリセットし(SB7)、総賞球
カウンタのカウンタ値を−1する(SB8)。そして、
タイマT1を再スタート(SB9)して処理を終了す
る。
【0146】以上に示した入賞球信号処理においては、
入賞領域に応じた賞球予定数をROM54の記憶データ
を参照して決め、その賞球予定数の払出しを実行させる
べく、賞球個数コマンド出力フラグがセットされる。賞
球個数コマンド出力フラグがセットされると、後述する
賞球コマンド出力処理により賞球個数コマンドが出力さ
れる。そして、その賞球個数コマンドにしたがって、賞
球玉貸制御用マイクロコンピュータ370が賞球の払出
し制御を行なうのである。このため、賞球玉貸制御用マ
イクロコンピュータ370での賞球の払出制御に必要と
なる情報である入賞領域に対応する賞球の払出個数の情
報は、基本回路53側から送られてくる賞球個数コマン
ドに依存している。これにより、賞球玉貸制御用マイク
ロコンピュータ370は賞球の払出しに関し、基本回路
53側から送られてくる賞球コマンドにしたがうだけで
適正な払出制御が行なえる。
【0147】このように、賞球玉貸制御用マイクロコン
ピュータ370での払出制御に用いられる入賞領域に対
応する賞球の払出個数の情報が、基本回路53側から送
られてくる賞球個数コマンドに依存しているため、次の
ような効果を得ることができる。遊技盤6を交換する場
合には、一般的に、遊技盤6の交換に伴って遊技制御内
容が変更されるため、基本回路53を含む遊技制御基板
31も遊技盤6に伴って交換される。遊技制御内容が変
更される場合には、入賞領域の種別ごとの貸玉の払出個
数も変更され得る。賞球玉貸制御用マイクロコンピュー
タ370での払出制御に用いられる入賞領域に対応する
賞球の払出個数の情報が、基本回路53側から送られて
くる賞球個数コマンドに依存しているため、賞球玉貸制
御用マイクロコンピュータ370は景品玉の払出しに関
し、基本回路53側から送られてくる指令情報にしたが
うだけで適正な払出制御が行なえるので、賞球玉貸制御
用マイクロコンピュータ370は賞球個数コマンドを受
信できれば、新たな基本回路を含む遊技制御基板にも対
応できる。したがって、遊技盤6を交換する場合に、賞
球玉貸制御用マイクロコンピュータ370を含む賞球玉
貸制御基板37を交換する必要がなくなる。これによ
り、遊技盤6の交換について、賞球の払出制御の面で極
めて容易に対応できるパチンコ遊技機1を提供すること
ができる。
【0148】図14は、前述した入賞球信号処理のSA
1により実行される玉貸し可能判定処理を示すフローチ
ャートである。玉貸し可能判定処理において、CPU5
6は、まず、満タンフラグ1がセットされているか否か
の判断がなされる(SC1)。満タンフラグ1は、玉貸
し装置97bにより払出せる貸玉が存在する状態で余剰
玉受皿4が満タンになった場合にセットされるフラグで
あり、玉貸し時用の満タンフラグである。
【0149】満タンフラグ1がセットされていると判断
された場合は、後述するSC17に進む。一方、満タン
フラグ1がセットされていないと判断された場合は、玉
切れスイッチ187cにより貸玉有りの検出(払出せる
貸玉が存在していることの検出)があったか否かの判断
がなされる(SC2)。このような判定は、当該判定を
行なう回路を基本回路53とは別に設けて行なうことも
可能であるが、このような判定機能を基本回路53に設
けることにより基本回路53を貸玉の存在の有無の判定
に兼用できるため、別個に判定回路を設ける必要がなく
なるので、パチンコ遊技機1の部品点数を削減すること
が可能になる。その結果、パチンコ遊技機1の製造コス
トの低減が可能になる。
【0150】貸玉有りの検出がなかったと判断された場
合は、後述するSC3に進む。一方、貸玉有りの検出が
あったと判断された場合は、玉貸し禁止フラグがオン状
態(セット状態)になっているか否かの判断がなされる
(SC8)。ここで、玉貸し禁止フラグとは、玉貸しが
禁止状態にあることを示すためのフラグである。玉貸し
禁止フラグがオン状態になっていると判断された場合
は、後述するSC9に進む。一方、玉貸し禁止フラグが
オン状態になっていないと判断された場合は、SC13
に進み、満タンスイッチ402からの検出信号に基づい
て、余剰玉受皿4の満タン状態が検出されたか否かの判
断がなされる。
【0151】満タン状態が検出されていないと判断され
た場合には、そのままこの玉貸し可能判定処理が終了す
る。一方、満タン状態が検出されたと判断された場合に
は、タイマT8のタイマ値を「1」だけ加算更新させる
処理がなされる(SC14)。ここで、タイマT8と
は、満タンの検出状態の継続時間を計時するタイマであ
り、満タンフラグ1をセットさせるか否かの判断のため
に用いられる。
【0152】次に、タイマT8のタイマ値が、満タンス
イッチ402からの検出信号に基づいて余剰玉受皿4が
確実に満タン状態になっていると判断できる所定値にな
ったか否かの判断がなされる(SC15)。この場合の
判断に用いられる所定値は、ノイズにより満タン状態の
誤検出がなされないように、ノイズが混入した場合に生
じ得ないと考えられる検出継続時間および玉の流下状態
により瞬間的に検出状態になる場合を除外するための検
出継続時間(たとえば0.2s)に設定されている。タ
イマT8のタイマ値が、まだ所定値になっていないと判
断された場合は、この玉貸し可能判定処理が終了する。
一方、タイマT8のタイマ値が、所定値になったと判断
された場合は、余剰玉受皿4が満タン状態になったもの
とみなし、満タンフラグ1をセットする処理がなされる
(SC16)。タイマT8のタイマ値が所定値になった
と判断された場合は、SC16においてタイマT8のタ
イマ値がクリアされる。SC16の後、後述するSC6
に進み、玉貸し禁止フラグをオン状態(セット状態)に
した後、SC7において玉貸し禁止コマンド出力フラグ
をオン状態(セット状態)にし、この玉貸し可能判定処
理が終了する。
【0153】ここで、玉貸し禁止フラグとは、玉貸しが
禁止されている状態を示す場合にセットされるフラグで
ある。また、玉貸し禁止コマンド出力フラグとは、賞球
コマンドとして玉貸し禁止コマンドを出力させる場合に
セットされるフラグである。
【0154】また、前述したSC8により玉貸し禁止フ
ラグがオン状態になっていると判断されてSC9に進ん
だ場合は、玉貸し可能判定タイマのタイマ値を「1」だ
け加算更新させる処理がなされる(SC9)。ここで、
玉貸し可能判定タイマとは、玉切れスイッチ187cに
よる玉切れ検出に基づいて玉貸し禁止状態になった後、
玉切れスイッチ187cが玉切れの非検出状態になった
場合に、玉貸し禁止状態を自動的に解除するタイミング
を判断するために用いられるタイマである。つまり、玉
切れスイッチ187cが玉切れの検出状態から玉切れの
非検出状態になった場合に、ある程度の時間にわたって
非検出状態が続いたことを条件として玉切れ状態が復旧
したと判断すれば、ノイズ等による復旧の誤判断を防
ぎ、玉切れ状態の復旧を確実に判断することができる。
【0155】次に、玉貸し可能判定タイマのタイマ値
が、確実に玉切れ状態が復旧できたと判断できる所定値
(たとえば、2000mS)になったか否かの判断がな
される(SC10)。この場合の判断に用いられる所定
値は、ノイズを排除可能な時間に相当する値に設定され
ている。これにより、ノイズ等による復旧の誤判断を防
ぎ、玉切れ状態の復旧を確実に判断することができる。
【0156】玉貸し可能判定タイマのタイマ値がまだ所
定値になっていないと判断された場合は、この玉貸し可
能判定処理が終了する。一方、玉貸し可能判定タイマの
タイマ値が所定値になったと判断された場合は、玉貸し
禁止フラグをオフ状態にする処理がなされる(SC1
1)。これにより、玉貸し禁止状態である旨が示されな
いようになる。玉貸し可能判定タイマのタイマ値は、S
C10において玉貸し可能判定タイマのタイマ値が所定
値になったと判断された場合に、クリアされる。そし
て、玉貸し禁止解除コマンド出力フラグをオン状態(セ
ット状態)にする処理(SC12)がなされた後、この
玉貸し可能判定処理が終了する。ここで、玉貸し禁止解
除コマンド出力フラグとは、玉貸し禁止解除コマンドを
賞球コマンドとして出力させる場合にセットされるフラ
グである。玉貸し禁止解除コマンド出力フラグがセット
されることにより、玉貸し禁止解除コマンドが賞球玉貸
制御基板37に送られる。
【0157】このように、貸玉の玉切れにより停止され
た貸玉の払出しを再開するには、玉貸し禁止解除コマン
ドを出力することが必要となる。そして、前述したよう
に、玉切れスイッチ187cの検出出力に基づいて貸玉
が存在すると判定された状態が所定期間継続したことを
条件として玉貸し禁止解除コマンドが出力されるので、
停止されていた貸玉の払出しを、払出せる貸玉の存在が
確実に認識された状態で再開することが可能になるた
め、貸玉を払出せない状態が確実に解消できた状態で貸
玉の払出しを行なうことができる。
【0158】また、前述したSC2により貸玉有りの検
出がなかったと判断されてSC3に進んだ場合は、タイ
マT7のタイマ値を「1」だけ加算更新させる処理がな
される。ここで、タイマT7とは、パチンコ玉が玉貸し
装置97bへの供給通路を流れることにより生じる玉切
れスイッチ187cのオフ状態が誤って玉切れとみなさ
れないようにするために玉切れスイッチ187cの検出
有効期間を規定するのに用いられるタイマである。
【0159】次に、タイマT7のタイマ値が、玉切れス
イッチ187cの検出有効期間に該当する所定値になっ
ているか否かの判断がなされる(SC4)。この場合の
所定値は、玉貸し装置97bに供給されるパチンコ玉の
移動に起因して生じる玉切れスイッチ187cのオンオ
フ状態のオン期間に相当する値よりも長い値に設定され
ている。つまり、パチンコ玉が玉貸し装置97bへの供
給通路を流れている場合には、パチンコ玉が停滞してい
る場合と異なり、パチンコ玉の通過にともなって玉切れ
スイッチ187cがオンオフを繰返す。ところが、極め
て短いタイミングにおいて玉切れスイッチ187cがオ
ン状態になっている場合を玉切れ検出状態とみなしてし
まえば、パチンコ玉の通過にともなうオンオフ状態中に
おける短時間のオン状態が玉切れ状態として誤検出され
るおそれがある。このような誤検出を防ぐために、パチ
ンコ玉の通過にともなって生じるオンオフ状態中のオン
状態の期間よりも長い期間待って玉切れスイッチ187
cがオンしている場合にのみ、玉切れ状態であると判断
するのである。
【0160】タイマT7のタイマ値が、所定値になって
いないと判断された場合は、この玉貸し可能判定処理が
終了する。一方、タイマT7のタイマ値が、所定値にな
ったと判断された場合は、玉貸し禁止フラグをオン状態
(セット状態)であるか否かの判断がなされる(SC
5)。玉貸し禁止フラグがオン状態であると判断された
場合は、すでに玉貸し禁止状態になっているため、この
玉貸し可能判定処理が終了する。一方、玉貸し禁止フラ
グがオン状態ではないと判断された場合は、玉貸し禁止
フラグをオン状態にする処理がなされる(SC6)。こ
れにより、玉貸し禁止状態であることが示される。そし
て、玉貸し禁止コマンド出力フラグをオン状態(セット
状態)にし(SC7)、この玉貸し可能判定処理が終了
する。
【0161】SC1において満タンフラグ1がセットさ
れていると判断されてSC17に進んだ場合は、満タン
スイッチ402からの検出信号に基づいて、余剰玉受皿
4の満タン状態が検出されたか否かの判断がなされる。
満タン状態が検出されていると判断された場合には、そ
のままこの玉貸し可能判定処理が終了する。一方、満タ
ン状態が検出されていないと判断された場合には、タイ
マT15のタイマ値を「1」だけ加算更新させる処理が
なされる(SC18)。ここで、タイマT15とは、非
満タンの検出状態の継続時間を計時するタイマであり、
満タンフラグ1をリセットさせるか否かの判断のために
用いられる。
【0162】次に、タイマT15のタイマ値が、満タン
スイッチ402からの検出信号に基づいて余剰玉受皿4
が確実に非満タン状態になっていると判断できる所定値
になったか否かの判断がなされる(SC19)。この場
合の判断に用いられる所定値は、ノイズにより非満タン
状態の誤判断がなされないように、ノイズが混入した場
合に生じ得ないと考えられる検出継続時間(たとえば
0.2s)に設定されている。タイマT15のタイマ値
が、まだ所定値になっていないと判断された場合は、こ
の玉貸し可能判定処理が終了する。一方、タイマT15
のタイマ値が、所定値になったと判断された場合は、余
剰玉受皿4が満タン状態ではなくなったものとみなし、
満タンフラグ1をリセットする処理がなされる(SC2
0)。タイマT15のタイマ値が所定値になったと判断
された場合は、SC20においてタイマT15のタイマ
値がクリアされる。
【0163】満タンフラグ1をリセットする処理がなさ
れた後は、玉貸し禁止フラグをオフ状態にする処理がな
され(SC11)、その後、玉貸し禁止解除コマンド出
力フラグをオン状態(セット状態)にする処理(SC1
2)がなされる。その後、この玉貸し可能判定処理が終
了する。このように、満タン状態でなくなった場合に
は、玉貸し禁止フラグがオフ状態にされることにより、
玉貸し可能な状態であることが示され、玉貸し禁止解除
コマンド出力フラグがセットされることにより、玉貸し
禁止解除コマンドが賞球玉貸制御基板37に送られる。
【0164】以上に説明したように、玉貸し装置97b
における玉切れ状態が検出された場合および余剰玉受皿
4が満タン状態になった場合のそれぞれの場合には、玉
貸しが禁止される。そして、そのような玉切れ状態およ
び満タン状態がそれぞれ復旧した場合には、それぞれに
応じて玉貸し禁止が解除される。玉貸し禁止状態の解除
が係員の操作によらず自動的に行なわれるため、玉貸し
禁止状態の解除についての係員の手間を省くことができ
る。
【0165】また、玉切れスイッチ187cによる払出
し可能な貸玉の有無の検出に基づいて、玉貸し装置97
bから貸玉を払出せない状態である旨の判定を行なうこ
とが可能であり、貸玉を払出せない状態である旨の判定
が行なわれた場合に貸玉の払出しを禁止(停止)させる
旨を特定可能な玉貸し禁止コマンドを賞球玉貸制御用マ
イクロコンピュータ370へ出力させて玉貸し装置97
bによる貸玉の払出しを停止させることが可能であるた
め、基本回路53において玉切れの面から玉貸し装置9
7bの状況を管理することが可能になる。
【0166】また、満タンスイッチ402による満タン
検出に基づいて、玉貸し装置97bから貸玉を払出せな
い状態である旨の判定を行なうことが可能であり、貸玉
を払出せない状態である旨の判定が行なわれた場合に貸
玉の払出しを禁止(停止)させる旨を特定可能な玉貸し
禁止コマンドを賞球玉貸制御用マイクロコンピュータ3
70へ出力させて玉貸し装置97bによる貸玉の払出し
を停止させることが可能であるため、基本回路53にお
いて余剰玉受皿4の満タンの面から玉貸し装置97bの
状況を管理することが可能になる。
【0167】図15は、発射可能判定処理を示すフロー
チャートである。この発射可能判定処理は、図12に示
された入賞球信号処理のSA2により実行される処理で
ある。
【0168】まず、満タンスイッチ402からの検出信
号に基づいて、余剰玉受皿4の満タン状態が検出された
か否かの判断がなされる(SQ1)。満タン状態が検出
されていないと判断された場合には、後述するSQ7に
進む。一方、満タン状態が検出されたと判断された場合
には、発射禁止フラグがオン状態(セット状態)である
か否かの判断がなされる(SQ2)。ここで、発射禁止
フラグとは、打玉の発射が禁止された状態であることを
示すためのフラグであり、後述するSQ5によりオン状
態にされ、後述するSQ10によりオフ状態(リセット
状態)にされる。
【0169】SQ2により発射禁止フラグがオン状態で
あると判断された場合には、この発射可能判定処理が終
了する。一方、SQ2により発射禁止フラグがオン状態
ではないと判断された場合には、タイマT3のタイマ値
を「1」だけ加算更新させる処理がなされる(SQ
3)。ここで、タイマT3とは、満タンの検出状態の継
続時間を計時するタイマであり、発射禁止フラグをオン
状態にさせるか否かの判断のために用いられる。
【0170】次に、タイマT3のタイマ値が、満タンス
イッチ402からの検出信号に基づいて余剰玉受皿4が
確実に満タン状態になっていると判断できる所定値にな
ったか否かの判断がなされる(SQ4)。この場合の判
断に用いられる所定値は、ノイズにより満タン状態の誤
検出がなされないように、ノイズが混入した場合に生じ
得ないと考えられる検出継続時間(たとえば0.2s)
に設定されている。タイマT3のタイマ値が、まだ所定
値になっていないと判断された場合は、この発射可能判
定処理が終了する。一方、タイマT3のタイマ値が、所
定値になったと判断された場合は、余剰玉受皿4が満タ
ン状態になったものとみなし、発射禁止フラグをオン状
態にする処理がなされる(SQ5)。そして、発射禁止
コマンド出力フラグをオン状態(セット状態)にし(S
Q6)、この発射可能判定処理が終了する。このように
発射禁止コマンド出力フラグがオン状態にされた場合に
は、賞球コマンドとして発射禁止コマンドが出力され
る。
【0171】また、前述したSQ1により満タン状態が
検出されていないと判断されてSQ7に進んだ場合は、
発射禁止フラグがオン状態(セット状態)であるか否か
の判断がなされる(SQ7)。SQ7により発射禁止フ
ラグがオン状態ではないと判断された場合には、この発
射可能判定処理が終了する。一方、SQ7により発射禁
止フラグがオン状態であると判断された場合には、タイ
マT2のタイマ値を「1」だけ加算更新させる処理がな
される(SQ8)。ここで、タイマT2とは、非満タン
の検出状態の継続時間を計時するタイマであり、発射禁
止フラグをオフ状態にさせるか否かの判断のために用い
られる。
【0172】次に、タイマT2のタイマ値が、満タンス
イッチ402からの検出信号に基づいて余剰玉受皿4が
確実に非満タン状態になっていると判断できる所定値に
なったか否かの判断がなされる(SQ9)。この場合の
判断に用いられる所定値は、ノイズにより非満タン状態
の誤判断がなされないように、ノイズが混入した場合に
生じ得ないと考えられる検出継続時間(たとえば0.2
s)に設定されている。タイマT2のタイマ値が、まだ
所定値になっていないと判断された場合は、この発射可
能判定処理が終了する。一方、タイマT2のタイマ値
が、所定値になったと判断された場合は、余剰玉受皿4
が満タン状態ではなくなったものとみなし、発射禁止フ
ラグをオフ状態(リセット状態)にする処理がなされる
(SQ10)。そして、発射禁止解除コマンド出力フラ
グをオン状態(セット状態)にし(SQ11)、この発
射可能判定処理が終了する。このように発射禁止解除コ
マンド出力フラグがオン状態にされた場合には、賞球コ
マンドとして発射禁止解除コマンドが出力される。
【0173】以上に説明したように、余剰玉受皿4が満
タン状態になった場合には、打玉の発射が禁止される。
そして、そのような満タン状態が復旧した場合には、発
射禁止が解除される。発射禁止状態の解除が係員の操作
によらず自動的に行なわれるため、発射禁止状態の解除
についての係員の手間を省くことができる。
【0174】図16は、前述した入賞球信号処理のSA
10により実行される賞球可能判定処理を示すフローチ
ャートである。賞球可能判定処理において、CPU56
は、まず、満タンフラグ2がセットされているか否かの
判断がなされる(SD1)。満タンフラグ2は、賞球装
置97aにより払出せる賞球が存在する状態で余剰玉受
皿4が満タンになった場合にセットされるフラグであ
り、賞球時用の満タンフラグである。
【0175】満タンフラグ2がセットされていると判断
された場合は、後述するSD17に進む。一方、満タン
フラグ2がセットされていないと判断された場合は、玉
切れ検出スイッチ187a,187bにより賞球装置9
7aにおける賞球有りの検出(払出せる賞球が存在して
いることの検出)があったか否かの判断がなされる(S
D2)。具体的にSD2では、玉切れ検出スイッチ18
7a,187bの両方がオフ状態(非玉切れ状態)にな
っている場合には賞球装置97aにおける賞球有りの検
出があったと判断し、玉切れ検出スイッチ187a,1
87bの少なくとも一方がオン状態(玉切れ状態)にな
っている場合に賞球装置97aにおける賞球有りの検出
がない、すなわち、玉切れ状態であると判断する。この
ような賞球の存在の判定は、当該判定を行なう回路を基
本回路53とは別に設けて行なうことも可能であるが、
このような判定機能を基本回路53に設けることにより
基本回路53を賞球の存在の有無の判定に兼用できるた
め、別個に判定回路を設ける必要がなくなるので、パチ
ンコ遊技機1の部品点数を削減することが可能になる。
その結果、パチンコ遊技機1の製造コストの低減が可能
になる。
【0176】賞球有りの検出がなかったと判断された場
合は、後述するSD3に進む。一方、賞球有りの検出が
あったと判断された場合は、賞球禁止フラグがオン状態
(セット状態)になっているか否かの判断がなされる
(SD8)。ここで、賞球禁止フラグとは、賞球の払出
しが禁止状態にあることを示すためのフラグである。賞
球禁止フラグがオン状態になっていると判断された場合
は、後述するSD9に進む。一方、賞球禁止フラグがオ
ン状態になっていないと判断された場合は、SD13に
進み、満タンスイッチ402からの検出信号に基づい
て、余剰玉受皿4の満タン状態が検出されたか否かの判
断がなされる。
【0177】満タン状態が検出されていないと判断され
た場合には、そのままこの賞球可能判定処理が終了す
る。一方、満タン状態が検出されたと判断された場合に
は、タイマT5のタイマ値を「1」だけ加算更新させる
処理がなされる(SD14)。ここで、タイマT5と
は、満タンの検出状態の継続時間を計時するタイマであ
り、満タンフラグ1をセットさせるか否かの判断のため
に用いられる。
【0178】次に、タイマT5のタイマ値が、満タンス
イッチ402からの検出信号に基づいて余剰玉受皿4が
確実に満タン状態になっていると判断できる所定値にな
ったか否かの判断がなされる(SD15)。この場合の
判断に用いられる所定値は、ノイズにより満タン状態の
誤検出がなされないように、ノイズが混入した場合に生
じ得ないと考えられる検出継続時間および玉の流下状態
により瞬間的に検出状態になる場合を除外するための検
出継続時間(たとえば0.2s)に設定されている。タ
イマT5のタイマ値が、まだ所定値になっていないと判
断された場合は、この玉貸し可能判定処理が終了する。
一方、タイマT5のタイマ値が、所定値になったと判断
された場合は、余剰玉受皿4が満タン状態になったもの
とみなし、満タンフラグ2をセットする処理がなされる
(SD16)。タイマT5のタイマ値が所定値になった
と判断された場合は、SD16においてタイマT5のタ
イマ値がクリアされる。その後、後述するSD6に進
み、賞球禁止フラグをオン状態(セット状態)にした
後、SD12において賞球禁止コマンド出力フラグをオ
ン状態(セット状態)にし、この賞球可能判定処理が終
了する。
【0179】ここで、賞球禁止フラグとは、賞球の払出
しが禁止されている状態を示す場合にセットされるフラ
グである。また、賞球禁止コマンド出力フラグとは、賞
球コマンドとして賞球禁止コマンドを出力させる場合に
セットされるフラグである。
【0180】また、前述したSD8により賞球禁止フラ
グがオン状態になっていると判断されてSD9に進んだ
場合は、賞球可能判定タイマのタイマ値を「1」だけ加
算更新させる処理がなされる(SD9)。ここで、賞球
可能判定タイマとは、玉切れスイッチ187a,187
bによる賞球装置97aの玉切れ検出(SD2により賞
球有りの検出がないと判断されたこと)に基づいて賞球
禁止状態になった後、玉切れスイッチ187a,187
bが賞球装置97aの玉切れ非検出状態になった場合
に、賞球禁止状態を自動的に解除するタイミングを判断
するために用いられるタイマである。つまり、玉切れス
イッチ187a,187bが玉切れの検出状態(少なく
とも一方がオン状態)から玉切れ非検出状態(両方がオ
フ状態)になった場合に、ある程度の時間にわたって非
検出状態が続いたことを条件として玉切れ状態が復旧し
たと判断すれば、ノイズ等による復旧の誤判断を防ぎ、
玉切れ状態の復旧を確実に判断することができる。
【0181】次に、賞球可能判定タイマのタイマ値が、
確実に玉切れ状態が復旧できたと判断できる所定値(た
とえば、2200mS)になったか否かの判断がなされ
る(SD10)。この場合の判断に用いられる所定値
は、ノイズを排除可能な時間に相当する値に設定されて
いる。これにより、ノイズ等による復旧の誤判断を防
ぎ、玉切れ状態の復旧を確実に判断することができる。
【0182】賞球可能判定タイマのタイマ値がまだ所定
値になっていないと判断された場合は、この賞球可能判
定処理が終了する。一方、賞球可能判定タイマのタイマ
値が所定値になったと判断された場合は、賞球禁止フラ
グをオフ状態にする処理がなされる(SD11)。これ
により、賞球払出し禁止状態である旨が示されないよう
になる。賞球可能判定タイマのタイマ値は、SD10に
おいて賞球可能判定タイマのタイマ値が所定値になった
と判断された場合に、クリアされる。そして、賞球禁止
解除コマンド出力フラグをオン状態(セット状態)にす
る処理(SD12)がなされた後、この賞球可能判定処
理が終了する。ここで、賞球禁止解除コマンド出力フラ
グとは、賞球禁止解除コマンドを賞球コマンドとして出
力させる場合にセットされるフラグである。賞球禁止解
除コマンド出力フラグがセットされることにより、賞球
禁止解除コマンドが賞球玉貸制御基板37に送られる。
【0183】このように、賞球の玉切れにより停止され
た賞球の払出しを再開するには、賞球禁止解除コマンド
を出力することが必要となる。そして、前述したよう
に、玉切れスイッチ187a,187bの検出出力に基
づいて賞球装置97aにおける賞球が存在すると判定さ
れた状態(両方のスイッチがオフ状態)が所定期間継続
したことを条件として賞球禁止解除コマンドが出力され
るので、停止されていた賞球の払出しを、払出せる賞球
の存在が確実に認識された状態で再開することが可能に
なるため、賞球を払出せない状態が確実に解消できた状
態で賞球の払出しを行なうことができる。
【0184】また、前述したSD2により賞球有りの検
出がなかったと判断されてSD3に進んだ場合は、タイ
マT4のタイマ値を「1」だけ加算更新させる処理がな
される。ここで、タイマT4とは、パチンコ玉が賞球装
置97aへの供給通路を流れることにより生じる玉切れ
スイッチ187a,187bのオン状態が誤って玉切れ
とみなされないようにするために玉切れスイッチ187
a,187bの検出有効期間を規定するのに用いられる
タイマである。
【0185】次に、タイマT4のタイマ値が、玉切れス
イッチ187a,187bの検出有効期間に該当する所
定値になっているか否かの判断がなされる(SD4)。
この場合の所定値は、賞球装置97aに供給されるパチ
ンコ玉の移動に起因して生じる玉切れスイッチ187
a,187bのオンオフ状態のオン期間に相当する値よ
りも長い値に設定されている。つまり、パチンコ玉が賞
球装置97aへの供給通路を流れている場合には、パチ
ンコ玉が停滞している場合と異なり、パチンコ玉の通過
にともなって玉切れスイッチ187a,187bがオン
オフを繰返す。ところが、極めて短いタイミングにおい
て玉切れスイッチ187a,187bがオン状態になっ
ている場合を玉切れ検出状態とみなしてしまえば、パチ
ンコ玉の通過にともなうオンオフ状態中における短時間
のオン状態が玉切れ状態として誤検出されるおそれがあ
る。このような誤検出を防ぐために、パチンコ玉の通過
にともなって生じるオンオフ状態中のオフ状態の期間よ
りも長い期間待って玉切れスイッチ187a,187b
の少なくとも一方がオンしている場合にのみ、玉切れ状
態であると判断するのである。
【0186】タイマT4のタイマ値が、所定値になって
いないと判断された場合は、この賞球可能判定処理が終
了する。一方、タイマT4のタイマ値が、所定値になっ
たと判断された場合は、賞球禁止フラグがオン状態(セ
ット状態)であるか否かの判断がなされる(SD5)。
賞球禁止フラグがオン状態であると判断された場合は、
すでに賞球禁止状態になっているため、この賞球可能判
定処理が終了する。一方、賞球禁止フラグがオン状態で
はないと判断された場合は、賞球禁止フラグをオン状態
にする処理がなされる(SD6)。これにより、賞球禁
止状態であることが示される。そして、賞球禁止コマン
ド出力フラグをオン状態(セット状態)にし(SD
7)、この賞球可能判定処理が終了する。
【0187】SD1において満タンフラグ2がセットさ
れていると判断されてSD17に進んだ場合は、満タン
スイッチ402からの検出信号に基づいて、余剰玉受皿
4の満タン状態が検出されたか否かの判断がなされる。
満タン状態が検出されていると判断された場合には、そ
のままこの賞球可能判定処理が終了する。一方、満タン
状態が検出されていないと判断された場合には、タイマ
T16のタイマ値を「1」だけ加算更新させる処理がな
される(SD18)。ここで、タイマT16とは、非満
タンの検出状態の継続時間を計時するタイマであり、満
タンフラグ2をリセットさせるか否かの判断のために用
いられる。
【0188】次に、タイマT16のタイマ値が、満タン
スイッチ402からの検出信号に基づいて余剰玉受皿4
が確実に非満タン状態になっていると判断できる所定値
になったか否かの判断がなされる(SD19)。この場
合の判断に用いられる所定値は、ノイズにより非満タン
状態の誤判断がなされないように、ノイズが混入した場
合に生じ得ないと考えられる検出継続時間(たとえば
0.2s)に設定されている。タイマT16のタイマ値
が、まだ所定値になっていないと判断された場合は、こ
の賞球可能判定処理が終了する。一方、タイマT16の
タイマ値が、所定値になったと判断された場合は、余剰
玉受皿4が満タン状態ではなくなったものとみなし、満
タンフラグ2をリセットする処理がなされる(SD2
0)。タイマT16のタイマ値が所定値になったと判断
された場合は、SD20においてタイマT16のタイマ
値がクリアされる。
【0189】満タンフラグ2をリセットする処理がなさ
れた後は、賞球禁止フラグをオフ状態にする処理がなさ
れ(SD11)、その後、賞球禁止解除コマンド出力フ
ラグをオン状態(セット状態)にする処理(SD12)
がなされる。その後、この賞球可能判定処理が終了す
る。このように、満タン状態でなくなった場合には、賞
球禁止フラグがオフ状態にされることにより、賞球の払
出しが可能な状態であることが示され、賞球禁止解除コ
マンド出力フラグがセットされることにより、賞球禁止
解除コマンドが賞球玉貸制御基板37に送られる。
【0190】以上に説明したように、賞球装置97aに
おける玉切れ状態が検出された場合および余剰玉受皿4
が満タン状態になった場合のそれぞれの場合には、賞球
が禁止される。そして、そのような玉切れ状態および満
タン状態がそれぞれ復旧した場合には、それぞれに応じ
て賞球禁止が解除される。賞球禁止状態の解除が係員の
操作によらず自動的に行なわれるため、賞球禁止状態の
解除についての係員の手間を省くことができる。
【0191】また、玉切れスイッチ187a,187b
による払出し可能な賞球の有無の検出に基づいて、賞球
装置97aから貸玉を払出せない状態である旨の判定を
行なうことが可能であり、賞球を払出せない状態である
旨の判定が行なわれた場合に賞球の払出しを禁止(停
止)させる旨を特定可能な賞球禁止コマンドを賞球玉貸
制御用マイクロコンピュータ370へ出力させて賞球装
置97aによる賞球の払出しを停止させることが可能で
あるため、基本回路53において玉切れの面から賞球装
置97aの状況を管理することが可能になる。
【0192】また、満タンスイッチ402による満タン
検出に基づいて、賞球装置97aから貸玉を払出せない
状態である旨の判定を行なうことが可能であり、賞球を
払出せない状態である旨の判定が行なわれた場合に賞球
の払出しを禁止(停止)させる旨を特定可能な賞球禁止
コマンドを賞球玉貸制御用マイクロコンピュータ370
へ出力させて賞球装置97aによる賞球の払出しを停止
させることが可能であるため、基本回路53において余
剰玉受皿4の満タンの面から賞球装置97aの状況を管
理することが可能になる。
【0193】図17〜図20は、CPU56が実行する
賞球コマンド出力処理を示すフローチャートである。こ
の賞球コマンド出力処理は、図9に示した割り込み処理
のS14により実行される処理である。
【0194】図17を参照して、賞球コマンド出力処理
においては、まず、玉貸し禁止コマンド出力フラグがオ
ン状態になっているか否かの判断がなされる(SE
1)。玉貸し禁止コマンド出力フラグがオン状態になっ
ていないと判断された場合は、後述するSE10による
賞球禁止コマンド出力フラグのチェックに進む。
【0195】一方、玉貸し禁止コマンド出力フラグがオ
ン状態になっていると判断された場合は、コマンドイン
タバルタイマのタイマ値が4mS以上になっているか否
かの判断がなされる(SE2)。ここで、コマンドイン
タバルタイマとは、賞球コマンドのインタバルの最短期
間を規定するために用いられるタイマである。
【0196】コマンドインタバルタイマのタイマ値が4
mS以上になっていないと判断された場合は、後述する
SE10による賞球禁止コマンド出力フラグのチェック
に進む。一方、コマンドインタバルタイマのタイマ値が
4mS以上になったと判断された場合は、コマンドタイ
マがタイムアップしたか否かの判断がなされる(SE
3)。ここで、コマンドタイマとは、賞球コマンドの出
力期間を規定するために用いられるタイマである。この
コマンドタイマは、所定値(4mS)に相当するタイマ
値になった場合にタイムアップする。
【0197】コマンドタイマがタイムアップしていない
と判断された場合は、玉貸し禁止コマンドの出力データ
をセットする処理がなされる(SE7)。これにより、
玉貸し禁止コマンドが賞球コマンドとして遊技制御基板
31から出力される。次に、コマンドインタバルタイマ
をリセットする処理がなされる(SE8)。これによ
り、タイムアップしたコマンドインタバルタイマが初期
化される。次に、コマンドタイマのタイマ値を「1」だ
け加算更新する処理(SE9)がなされた後、SE10
に進む。これにより、コマンドインタバルタイマのタイ
ムアップ後には、コマンドタイマによって賞球コマンド
出力期間の計時が行なわれることとなる。
【0198】一方、コマンドタイマがタイムアップした
と判断された場合は、玉貸し禁止コマンド出力フラグを
オフ状態にする処理がなされる(SE4)。これによ
り、既に出力されていた玉貸し禁止コマンドの出力が要
求されない状態となる。そして、コマンドタイマをリセ
ットする処理がなされる(SE5)。これにより、タイ
ムアップしたコマンドタイマが初期化される。次に、コ
マンドインタバルタイマの計時をスタートさせる処理
(SE6)がなされた後、SE10に進む。これによ
り、コマンドタイマのタイムアップ後には、コマンドイ
ンタバルタイマによってインタバル期間の計時が行なわ
れることとなる。
【0199】次に、SE10では、賞球禁止コマンド出
力フラグがオン状態になっているか否かの判断がなされ
る。賞球禁止コマンド出力フラグがオン状態になってい
ないと判断された場合は、後述するSF1による発射禁
止コマンド出力フラグのチェックに進む。
【0200】一方、賞球禁止コマンド出力フラグがオン
状態になっていると判断された場合は、前述したコマン
ドインタバルタイマのタイマ値が4mS以上になってい
るか否かの判断がなされる(SE11)。
【0201】コマンドインタバルタイマのタイマ値が4
mS以上になっていないと判断された場合は、後述する
SF1による発射禁止コマンド出力フラグのチェックに
進む。一方、コマンドインタバルタイマのタイマ値が4
mS以上になったと判断された場合は、前述したコマン
ドタイマがタイムアップしたか否かの判断がなされる
(SE12)。
【0202】コマンドタイマがタイムアップしていない
と判断された場合は、賞球禁止コマンドの出力データを
セットする処理がなされる(SE16)。これにより、
賞球禁止コマンドが賞球コマンドとして遊技制御基板3
1から出力される。次に、前述したコマンドインタバル
タイマをリセットする処理がなされる(SE17)。こ
れにより、タイムアップしたコマンドインタバルタイマ
が初期化される。次に、前述したコマンドタイマのタイ
マ値を「1」だけ加算更新する処理(SE18)がなさ
れた後、SF1に進む。これにより、コマンドインタバ
ルタイマのタイムアップ後には、コマンドタイマによっ
て賞球コマンド出力期間の計時が行なわれることとな
る。
【0203】一方、コマンドタイマがタイムアップした
と判断された場合は、賞球禁止コマンド出力フラグをオ
フ状態にする処理がなされる(SE13)。これによ
り、既に出力されていた賞球禁止コマンドの出力が要求
されない状態となる。そして、コマンドタイマをリセッ
トする処理がなされる(SE14)。これにより、タイ
ムアップしたコマンドタイマが初期化される。次に、コ
マンドインタバルタイマの計時をスタートさせる処理
(SE15)がなされた後、SF1に進む。これによ
り、コマンドタイマのタイムアップ後には、コマンドイ
ンタバルタイマによってインタバル期間の計時が行なわ
れることとなる。
【0204】次に、図18を参照して、SF1では、発
射禁止コマンド出力フラグがオン状態になっているか否
かの判断がなされる。発射禁止コマンド出力フラグがオ
ン状態になっていないと判断された場合は、後述するS
F10による玉貸し禁止コマンド出力フラグのチェック
に進む。
【0205】一方、発射禁止コマンド出力フラグがオン
状態になっていると判断された場合は、前述したコマン
ドインタバルタイマのタイマ値が4mS以上になってい
るか否かの判断がなされる(SF2)。
【0206】コマンドインタバルタイマのタイマ値が4
mS以上になっていないと判断された場合は、後述する
SF10による玉貸し禁止コマンド出力フラグのチェッ
クに進む。一方、コマンドインタバルタイマのタイマ値
が4mS以上になったと判断された場合は、前述したコ
マンドタイマがタイムアップしたか否かの判断がなされ
る(SF3)。
【0207】コマンドタイマがタイムアップしていない
と判断された場合は、発射禁止コマンドの出力データを
セットする処理がなされる(SF7)。これにより、発
射禁止コマンドが賞球コマンドとして遊技制御基板31
から出力される。次に、前述したコマンドインタバルタ
イマをリセットする処理がなされる(SF8)。これに
より、タイムアップしたコマンドインタバルタイマが初
期化される。次に、前述したコマンドタイマのタイマ値
を「1」だけ加算更新する処理(SF9)がなされた
後、SF10に進む。これにより、コマンドインタバル
タイマのタイムアップ後には、コマンドタイマによって
賞球コマンド出力期間の計時が行なわれることとなる。
【0208】一方、コマンドタイマがタイムアップした
と判断された場合は、発射禁止コマンド出力フラグをオ
フ状態にする処理がなされる(SF4)。これにより、
既に出力されていた発射禁止コマンドの出力が要求され
ない状態となる。そして、コマンドタイマをリセットす
る処理がなされる(SF5)。これにより、タイムアッ
プしたコマンドタイマが初期化される。次に、コマンド
インタバルタイマの計時をスタートさせる処理(SF
6)がなされた後、SF10に進む。これにより、コマ
ンドタイマのタイムアップ後には、コマンドインタバル
タイマによってインタバル期間の計時が行なわれること
となる。
【0209】次に、SF10では、玉貸し禁止解除コマ
ンド出力フラグがオン状態になっているか否かの判断が
なされる。玉貸し禁止解除コマンド出力フラグがオン状
態になっていないと判断された場合は、後述するSG1
による発射禁止コマンド出力フラグのチェックに進む。
【0210】一方、玉貸し禁止解除コマンド出力フラグ
がオン状態になっていると判断された場合は、前述した
コマンドインタバルタイマのタイマ値が4mS以上にな
っているか否かの判断がなされる(SF11)。
【0211】コマンドインタバルタイマのタイマ値が4
mS以上になっていないと判断された場合は、後述する
SG1による賞球禁止解除コマンド出力フラグのチェッ
クに進む。一方、コマンドインタバルタイマのタイマ値
が4mS以上になったと判断された場合は、前述したコ
マンドタイマがタイムアップしたか否かの判断がなされ
る(SF12)。
【0212】コマンドタイマがタイムアップしていない
と判断された場合は、玉貸し禁止解除コマンドの出力デ
ータをセットする処理がなされる(SF16)。これに
より、玉貸し禁止解除コマンドが賞球コマンドとして遊
技制御基板31から出力される。次に、前述したコマン
ドインタバルタイマをリセットする処理がなされる(S
F17)。これにより、タイムアップしたコマンドイン
タバルタイマが初期化される。次に、前述したコマンド
タイマのタイマ値を「1」だけ加算更新する処理(SF
18)がなされた後、SG1に進む。これにより、コマ
ンドインタバルタイマのタイムアップ後には、コマンド
タイマによって賞球コマンド出力期間の計時が行なわれ
ることとなる。
【0213】一方、コマンドタイマがタイムアップした
と判断された場合は、玉貸し禁止解除コマンド出力フラ
グをオフ状態にする処理がなされる(SF13)。これ
により、既に出力されていた玉貸し禁止解除コマンドの
出力が要求されない状態となる。そして、コマンドタイ
マをリセットする処理がなされる(SF14)。これに
より、タイムアップしたコマンドタイマが初期化され
る。次に、コマンドインタバルタイマの計時をスタート
させる処理(SF15)がなされた後、SG1に進む。
これにより、コマンドタイマのタイムアップ後には、コ
マンドインタバルタイマによってインタバル期間の計時
が行なわれることとなる。
【0214】次に、図19を参照して、SG1では、賞
球禁止解除コマンド出力フラグがオン状態になっている
か否かの判断がなされる。賞球禁止解除コマンド出力フ
ラグがオン状態になっていないと判断された場合は、後
述するSG10による発射禁止解除コマンド出力フラグ
のチェックに進む。
【0215】一方、賞球禁止解除コマンド出力フラグが
オン状態になっていると判断された場合は、前述したコ
マンドインタバルタイマのタイマ値が4mS以上になっ
ているか否かの判断がなされる(SG1)。
【0216】コマンドインタバルタイマのタイマ値が4
mS以上になっていないと判断された場合は、後述する
SG10による玉貸し禁止コマンド出力フラグのチェッ
クに進む。一方、コマンドインタバルタイマのタイマ値
が4mS以上になったと判断された場合は、前述したコ
マンドタイマがタイムアップしたか否かの判断がなされ
る(SG3)。
【0217】コマンドタイマがタイムアップしていない
と判断された場合は、賞球禁止解除コマンドの出力デー
タをセットする処理がなされる(SG7)。これによ
り、賞球禁止解除コマンドが賞球コマンドとして遊技制
御基板31から出力される。次に、前述したコマンドイ
ンタバルタイマをリセットする処理がなされる(SG
8)。これにより、タイムアップしたコマンドインタバ
ルタイマが初期化される。次に、前述したコマンドタイ
マのタイマ値を「1」だけ加算更新する処理(SG9)
がなされた後、SG10に進む。これにより、コマンド
インタバルタイマのタイムアップ後には、コマンドタイ
マによって賞球コマンド出力期間の計時が行なわれるこ
ととなる。
【0218】一方、コマンドタイマがタイムアップした
と判断された場合は、賞球禁止解除コマンド出力フラグ
をオフ状態にする処理がなされる(SG4)。これによ
り、既に出力されていた賞球禁止解除コマンドの出力が
要求されない状態となる。そして、コマンドタイマをリ
セットする処理がなされる(SG5)。これにより、タ
イムアップしたコマンドタイマが初期化される。次に、
コマンドインタバルタイマの計時をスタートさせる処理
(SG6)がなされた後、SG10に進む。これによ
り、コマンドタイマのタイムアップ後には、コマンドイ
ンタバルタイマによってインタバル期間の計時が行なわ
れることとなる。
【0219】次に、SG10では、発射禁止解除コマン
ド出力フラグがオン状態になっているか否かの判断がな
される。発射禁止解除コマンド出力フラグがオン状態に
なっていないと判断された場合は、後述するSH1によ
る賞球個数コマンド出力フラグのチェックに進む。
【0220】一方、発射禁止解除コマンド出力フラグが
オン状態になっていると判断された場合は、前述したコ
マンドインタバルタイマのタイマ値が4mS以上になっ
ているか否かの判断がなされる(SG11)。
【0221】コマンドインタバルタイマのタイマ値が4
mS以上になっていないと判断された場合は、後述する
SH1による賞球個数コマンド出力フラグのチェックに
進む。一方、コマンドインタバルタイマのタイマ値が4
mS以上になったと判断された場合は、前述したコマン
ドタイマがタイムアップしたか否かの判断がなされる
(SG12)。
【0222】コマンドタイマがタイムアップしていない
と判断された場合は、発射禁止解除コマンドの出力デー
タをセットする処理がなされる(SG16)。これによ
り、発射禁止解除コマンドが賞球コマンドとして遊技制
御基板31から出力される。次に、前述したコマンドイ
ンタバルタイマをリセットする処理がなされる(SG1
7)。これにより、タイムアップしたコマンドインタバ
ルタイマが初期化される。次に、前述したコマンドタイ
マのタイマ値を「1」だけ加算更新する処理(SG1
8)がなされた後、SH1に進む。これにより、コマン
ドインタバルタイマのタイムアップ後には、コマンドタ
イマによって賞球コマンド出力期間の計時が行なわれる
こととなる。
【0223】一方、コマンドタイマがタイムアップした
と判断された場合は、発射禁止解除コマンド出力フラグ
をオフ状態にする処理がなされる(SG13)。これに
より、既に出力されていた発射禁止解除コマンドの出力
が要求されない状態となる。そして、コマンドタイマを
リセットする処理がなされる(SG14)。これによ
り、タイムアップしたコマンドタイマが初期化される。
次に、コマンドインタバルタイマの計時をスタートさせ
る処理(SG15)がなされた後、SH1に進む。これ
により、コマンドタイマのタイムアップ後には、コマン
ドインタバルタイマによってインタバル期間の計時が行
なわれることとなる。
【0224】次に、図20を参照して、SH1では、賞
球個数コマンド出力フラグがオン状態になっているか否
かの判断がなされる。賞球個数コマンド出力フラグがオ
ン状態になっていないと判断された場合は、この賞球コ
マンド出力処理が終了する。
【0225】一方、賞球個数コマンド出力フラグがオン
状態になっていると判断された場合は、前述したコマン
ドインタバルタイマのタイマ値が4mS以上になってい
るか否かの判断がなされる(SH2)。
【0226】コマンドインタバルタイマのタイマ値が4
mS以上になっていないと判断された場合は、この賞球
コマンド出力処理が終了する。一方、コマンドインタバ
ルタイマのタイマ値が4mS以上になったと判断された
場合は、前述したコマンドタイマがタイムアップしたか
否かの判断がなされる(SH3)。
【0227】コマンドタイマがタイムアップしていない
と判断された場合は、賞球個数コマンドの出力データを
セットする処理がなされる(SH7)。これにより、賞
球個数コマンドが賞球コマンドとして遊技制御基板31
から出力される。次に、前述したコマンドインタバルタ
イマをリセットする処理がなされる(SH8)。これに
より、タイムアップしたコマンドインタバルタイマが初
期化される。次に、前述したコマンドタイマのタイマ値
を「1」だけ加算更新する処理(SH9)がなされた
後、処理が終了する。これにより、コマンドインタバル
タイマのタイムアップ後には、コマンドタイマによって
賞球コマンド出力期間の計時が行なわれることとなる。
【0228】一方、コマンドタイマがタイムアップした
と判断された場合は、賞球個数コマンド出力フラグをオ
フ状態にする処理がなされる(SH4)。これにより、
既に出力されていた賞球個数コマンドの出力が要求され
ない状態となる。そして、コマンドタイマをリセットす
る処理がなされる(SH5)。これにより、タイムアッ
プしたコマンドタイマが初期化される。次に、コマンド
インタバルタイマの計時をスタートさせる処理(SH
6)がなされた後、この賞球コマンド出力処理が終了す
る。これにより、コマンドタイマのタイムアップ後に
は、コマンドインタバルタイマによってインタバル期間
の計時が行なわれることとなる。 以上に示した賞球コ
マンド出力処理によれば、賞球コマンドの出力期間およ
び非出力期間がタイマにより時間管理される。そして、
賞球コマンドには、玉貸禁止コマンド、賞球禁止コマン
ド、発射禁止コマンド、玉貸禁止解除コマンド、賞球禁
止解除、発射禁止コマンド、賞球個数コマンドの順に優
先度(優先順位)が予め定められており、優先度が高い
方から順に各賞球コマンドの出力のための処理が実行さ
れるために、前述したように基本回路53の処理負担を
軽減することができる。さらに、優先度が高い方から順
に各賞球コマンドの出力のための処理が実行されるため
に、前述したように賞球玉貸制御用マイクロコンピュー
タ370の処理負担をも軽減することができる。さら
に、賞球コマンドの出力処理について優先順位が定めら
れているため、払出中止等のパチンコ遊技機1の制御に
とって重要なコマンドをできる限り早く出力することが
可能になる。
【0229】さらに、賞球の払出条件が成立した場合に
は、賞球禁止コマンドにしたがって賞球の払出しが停止
されている状態であっても、賞球の払出個数を特定可能
な賞球個数コマンドが出力される。後述するように、そ
の賞球個数コマンドにより指定される賞球個数は、賞球
玉貸制御用マイクロコンピュータ370側において記憶
され、その記憶情報が賞球装置97aによる賞球を払出
す制御に用いられるため、賞球払出制御の状態を監視す
ることなく、景品玉払出条件の成立に応じて賞球個数コ
マンドを即座に出力することができる。このように、賞
球払出制御状態の監視が不要になり、賞球個数コマンド
の出力待ちのための記憶を基本回路53側で行なう必要
がないので、賞球の払出しに関する基本回路53の処理
負担を軽減することができる。
【0230】また、1回のコマンド出力期間が終了する
とコマンド出力用のフラグがリセット(オフ)されるこ
とにより、賞球コマンドは1回のコマンド出力期間のみ
出力される。つまり、指令情報は、賞球コマンド(指
令)の出力条件が発生するごとに予め定められた出力継
続期間にわたって一度のみ出力させるだけで済む。後述
するように、賞球玉貸制御用マイクロコンピュータ37
0側では、1度賞球コマンドを受け取れば、その賞球コ
マンドの内容を記憶するので、賞球コマンドは1回受け
取れば制御に支障が生じない。このように、賞球コマン
ドは1回のコマンド出力期間のみ出力するだけ済むの
で、基本回路53が同じ内容の賞球コマンドを繰返し出
力させる処理を行なう必要がなくなる。このため、賞球
コマンドの出力に関する処理回数を低減することが可能
になるため、基本回路53の処理負担を軽減することが
できる。
【0231】図21は、エラー表示処理の一例を示すフ
ローチャートである。このエラー表示処理は、入賞球信
号処理のSB11により実行される処理である。
【0232】エラー表示処理において、CPU56は、
まず、タイマT9が動作中であるかどうか確認する(S
41)。ここで、タイマT9は、エラー検出時にセット
され、タイムアウトするまでエラー表示が行なうための
エラー表示期間を規定するために用いられる。タイマT
9が動作中でなければ、エラー表示フラグをオンし(S
42)、エラー表示要求をセットする(S43)。そし
て、タイマT9を起動する(S44)。また、賞球エラ
ーカウンタの値を+1する(S45)。賞球エラーカウ
ンタの値は、S12でチェックされ、所定時間内にその
値が所定値を超えると自動復旧しない完全エラー状態と
される。なお、エラー表示要求がセットされると、例え
ば、図9に示された表示制御データ設定処理(S4)お
よび表示制御データ出力処理(S5)において、可変表
示装置8にエラー表示がなされるように制御されたり、
データ出力処理(S6)においてスピーカ27からエラ
ー報知音が発生されるように制御されたりする。
【0233】そして、遊技状態が通常状態であるならば
(S46)、ホールト状態になる。通常状態とは、大当
り遊技状態および可変表示部9に可変表示がなされてい
る状態以外の状態である。なお、ホールト状態は、定期
リセット信号によっても解除されない遊技制御停止状態
であり、遊技機の電源がオフされ、電源再投入によって
解除される。
【0234】S41においてタイマT9が動作中である
場合には、CPU56は、タイマT9がタイムアウトし
ているか否か確認する(S47)。タイムアウトした場
合には、エラー表示要求をリセットするとともに(S4
8)、エラー表示中フラグをオフする(S49)。ま
た、賞球払出中フラグをオフする(S50)。よって、
遊技機は、再度入賞球検出と賞球払出制御を行なえる状
態に復帰する。なお、エラー表示フラグがオンしている
ときには、遊技進行は中断されている。
【0235】以上のように、遊技制御基板31における
基本回路53のCPU56が、実際の払出数が賞球予定
数に満たず不足していると判断したら、遊技制御が中断
され、エラー報知がなされる。そして、タイマT9がタ
イムアウトしたら正常遊技状態に復帰する。また、その
ようなエラー状態の発生が所定期間内に所定回を超えた
場合には、電源断によらなければ復帰しない完全エラー
状態とされる。さらに、例えば大当たり中や確率変動中
等の遊技者にとって有利な状態となっていない通常状態
では、直ちに完全エラー状態とされる。
【0236】次に、賞球玉貸制御基板37に設けられた
賞球玉貸制御用マイクロコンピュータ370のCPU3
71により実行される処理を説明する。
【0237】図22は、賞球玉貸制御用マイクロコンピ
ュータ370により実行される賞球制御処理および50
0μSタイマ割り込み処理を示すフローチャートであ
る。図9においては、(a)に賞球制御処理が示され、
(b)に500μSタイマ割り込み処理が示されてい
る。
【0238】図22の(a)を参照して、賞球制御処理
においては、まず、RAM376の初期化等のデータの
初期化を行なうイニシャル処理が行なわれる(SI
1)。次に、賞球装置97aの賞球モータ289Aおよ
び玉貸し装置97bの玉貸しモータ289Cの駆動制御
を行なうための賞球モータ制御処理が実行される(SI
2)。賞球モータ制御処理の内容については、図24〜
図29を用いて後述する。賞球モータ制御処理は、無限
ループにより繰返し実行され続けるが、後述する500
μSタイマ割り込み処理が起動された場合には、賞球モ
ータ制御処理を構成するプログラムのうちの実行中の位
置で一時停止され、500μSタイマ割り込み処理が実
行される(SI3)。その500μSタイマ割り込み処
理が終了すると一時停止したプログラムの位置から実行
が再開される。
【0239】次に、図22の(b)を参照して、500
μSタイマ割り込み処理を説明する。500μSタイマ
割り込み処理は、遊技制御基板31からINT信号およ
び賞球コマンドが送られてくると、CPU371により
管理されるタイマ割り込み用のタイマの計時値が500
μSになるごとに実行が開始される。
【0240】500μSタイマ割り込み処理において
は、まず、予め定められたデータの初期化を行なうイニ
シャル処理が行なわれる(SI4)。次に、遊技制御基
板31から送られてくる賞球コマンドを読込むための賞
球データ読込処理が実行される(SI5)。その後、こ
の500μSタイマ割り込み処理が終了し、賞球モータ
制御処理のループが再び実行される。
【0241】図23は、賞球玉貸制御用マイクロコンピ
ュータ370により実行される賞球データ読込処理を示
すフローチャートである。この賞球データ読込処理は、
前述した500μSタイマ割り込み処理のSI5により
実行される処理である。この賞球データ読込処理は、5
00μS経過ごとに実行される。
【0242】賞球データ読込処理においては、まず、遊
技制御基板31から送られてきた賞球コマンドを賞球玉
貸制御用マイクロコンピュータ370に読込む処理がな
される(SI6)。次に、INT信号がオンしているか
否か、すなわち、INT信号が有効状態となっているか
否かが判断される(SI7)。INT信号が有効状態と
なっている場合には、INT信号が立ち上がって初回の
コマンドであるか、または、今回の処理で読込んだ賞球
コマンドが前回の処理で読込んだ賞球コマンドと同じコ
マンドであるか否かの判断がなされる(SI8)。
【0243】今回の処理で読込んだ賞球コマンドがIN
T信号が立ち上がって初回のコマンドであるか、また
は、前回の処理で読込んだ賞球コマンドと同じコマンド
であると判断された場合は、賞球通信カウンタのカウン
タ値が予め定められた最大値(MAX)となっているか
否かの判断がなされる(SI9)。ここで、賞球通信カ
ウンタは、INT信号が有効状態となっている期間中に
おいて抽出した賞球コマンドが前回に抽出した賞球コマ
ンドと一致したことが続いた回数を計数するためのカウ
ンタであり、その最大値は、「3」に設定されている。
【0244】賞球通信カウンタのカウンタ値が最大値に
なっていないと判断された場合は、賞球通信カウンタの
カウンタ値を「1」だけ加算更新し(SI10)、SI
12に進む。一方、賞球通信カウンタのカウンタ値が最
大値となっていると判断された場合は、賞球通信カウン
タのカウンタ値を加算更新せずにそのままSI12に進
む。
【0245】また、SI7によりINT信号が有効状態
になっていないと判断された場合、または、SI8によ
り今回の処理で読込んだ賞球コマンドが前回の処理で読
込んだ賞球コマンドと同じコマンドではないと判断され
た場合は、賞球通信カウンタのカウンタ値をクリアする
処理がなされた(SI11)後、SI12に進む。この
ように、賞球通信カウンタは、INT信号が無効状態に
なった場合と、今回の処理で読込んだ賞球コマンドが前
回の処理で読込んだ賞球コマンドと同じコマンドではな
い場合とにおいて、クリアされる。したがって、連続し
て賞球コマンドが一致しなければ、賞球通信カウンタの
カウンタ値は「0」になる。
【0246】SI12では、賞球通信カウンタのカウン
タ値が「3」であるか否かの判断がなされる。賞球通信
カウンタのカウンタ値が「3」ではないと判断された場
合は、今回受信した賞球コマンドをRAM376のワー
クエリアにセット(記憶)し(SI16)、この賞球デ
ータ読込処理が終了する。一方、賞球通信カウンタのカ
ウンタ値が「3」であると判断された場合は、3回連続
して一致した賞球コマンドを受信コマンド格納エリアに
セット(記憶)する処理がなされる(SI14)。この
受信コマンド格納エリアは、正規のコマンドデータとみ
なされたコマンドデータがセットされるエリアである。
この受信コマンド格納エリアに格納された賞球コマンド
に基づいた制御が賞球玉貸制御用マイクロコンピュータ
370により実行される。
【0247】次に、受信コマンド格納エリアに格納され
た賞球コマンドにより賞球の払出しが指定されているか
否かの判断がなされる(SI15)。賞球の払出しが指
定されていないと判断された場合には、今回受信した賞
球コマンドをRAM376のワークエリアにセット(記
憶)し(SI16)、この賞球データ読込処理が終了す
る。賞球の払出しが指定されていると判断された場合に
は、受信コマンド格納エリアに格納された賞球コマンド
により指定されている賞球個数に対応する個数の賞球カ
ウンタのカウンタ値を「1」だけ加算更新する処理がな
される(SI17)。その後、この賞球データ読込処理
が終了する。
【0248】ここで、賞球カウンタとは、5個、10
個、15個というような賞球の払出数を指定した賞球コ
マンドの受信数を計数記憶するカウンタをいい、1払出
単位数の賞球を何単位分払出すかを特定可能なものであ
る。この賞球カウンタは、RAM376において計数記
憶される。賞球カウンタは、1個から15個までの合計
15種類の賞球単位数のそれぞれに対応して別個に設け
られている。したがって、SI17においては、1個か
ら15個までの合計15種類のそれぞれに対応する賞球
カウンタのうち、賞球コマンドが指定する賞球個数に対
応する個数の賞球カウンタが加算更新される。
【0249】図24および図25は、賞球玉貸制御用マ
イクロコンピュータ370により実行される賞球モータ
制御処理を示すフローチャートである。この賞球モータ
制御処理は、前述した図22の賞球制御処理のSI2に
より実行される処理である。
【0250】賞球モータ制御処理においては、まず、玉
貸し装置97bの玉貸しモータ289Cの駆動制御を行
なうための玉貸しモータ制御処理が実行される(SJ
1)。玉貸しモータ制御処理の内容については、図29
を用いて後述する。
【0251】次に、前述した賞球カウンタのカウンタ値
が「0」以外であるか否かの判断と、賞球中フラグがセ
ットされているか否かの判断とがなされる(SJ2)。
ここで、賞球中フラグは、現在が賞球中である旨を示す
ためのフラグであり、後述するSJ5によりセットされ
る。SJ2では、賞球カウンタのカウンタ値が「0」以
外であること、すなわち未払出しの賞球があることと、
賞球中フラグがセットされていること、すなわち賞球中
であることとを判断することにより、賞球モータ289
Aの駆動が必要か否かを判断しているのである。SJ2
のうちの2つの判断条件のうちの少なくとも1つの条件
が満たされていれば、賞球モータ289Aの駆動条件が
成立していることとなる。
【0252】賞球モータ289Aの駆動条件が成立して
いないと判断された場合(SJ2,N)は、玉貸モータ
制御に戻る。一方、賞球モータ289Aの駆動条件が成
立していると判断された場合(SJ2,Y)は、受信コ
マンド格納エリアに格納された賞球コマンドに応じて処
理を分岐させるための分岐処理が実行される(SJ
3)。この分岐処理の内容については、図26を用いて
後述する。
【0253】次に、前述した賞球中フラグをセットする
処理がなされる(SJ4)。これにより、賞球の払出し
中である旨が示される。次に、賞球の払出し予定個数を
設定するための払出予定数設定処理が実行される(SJ
5)。これにより、賞球の払出予定個数が設定される。
この払出予定数設定処理の内容については、図27を用
いて後述する。
【0254】次に、後述する賞球間隔フラグにより設定
される賞球払出速度(回/分)に基づいて設定される賞
球間隔設定値の時間の経過の判断のために用いられるタ
イマT20(後述するSK18により計時開始されるも
の)が賞球間隔設定値(時間)以上になっているか否か
の判断がなされる。この場合の賞球間隔設定値は、後述
するSK17により設定される。ここで、図34を参照
して、賞球間隔フラグと、賞球間隔と、賞球払出速度と
の関係を説明する。
【0255】図34は、賞球間隔フラグと、そのフラグ
の値に対応して行なわれる単位時間(1分)あたりの賞
球の回数(1払出単位数(たとえば15個)の払出しが
行なわれる回数)との関係を表形式で示す図である。こ
こで、賞球間隔フラグとは、賞球を払出す場合の払出間
隔(具体的には、連続した払出しが行なわれる場合にお
いて賞球モータ289Aがあるオン状態の終了から次の
オン状態になるまでの時間間隔)を示すためのフラグで
ある。
【0256】図34に示されるように、賞球間隔フラグ
は0〜10までの値をとり得る。単位時間(1分)あた
りの賞球の払出回数(以下、賞球払出速度という)の設
定値は、40回/分〜80回/分の範囲の賞球払出速度
を賞球間隔フラグの0〜10のそれぞれに対応するよう
に11段階に分けられている。賞球払出速度は、賞球間
隔フラグの値が大きくなるにしたがって早くなるよう
に、賞球間隔フラグとの関係が予め定められている。
【0257】賞球間隔フラグは、後述するように更新条
件が成立すると更新される。賞球間隔フラグの値は、賞
球玉貸制御用マイクロコンピュータ370のRAM37
6に記憶され、更新され得る。
【0258】次に、図35を参照して、賞球間隔フラグ
の値に対応してどのように賞球の払出速度を調節するの
かについて、具体例を説明する。図35は、賞球モータ
289Aの動作状態(ON/OFF状態)を示すタイミ
ングチャートである。
【0259】賞球モータ289Aは、賞球の払出しを行
なう場合、1払出単位数(たとえば15個)の払出しが
行なわれる間の期間T1継続してON状態になった後、
OFF状態になる。そして、連続的な入賞の発生等によ
り連続的な賞球の払出しが行なわれる場合、賞球モータ
289Aは、直前の1払出単位数の払出完了後に、所定
期間のインタバル期間である賞球間隔期間T2だけOF
F状態になり、その賞球間隔期間T2が経過すると、次
の1払出単位数の払出しのためにON状態となる。つま
り、賞球モータ289Aによる賞球の払出し動作におい
ては、1払出単位数の賞球の払出動作間に賞球間隔期間
が設けられている。したがって、賞球間隔フラグの値に
対応して賞球の払出速度を調節する場合には、図35に
示される賞球間隔期間T2を短くすることにより賞球払
出速度を速くされ、賞球間隔期間T2を長くすることに
より賞球払出速度を遅くされる。
【0260】賞球間隔フラグの値と賞球払出速度との関
係を示すデータは、賞球玉貸制御用マイクロコンピュー
タ370のROM375に予め記憶されている。また、
賞球払出速度と、賞球間隔期間との対応関係についての
データが、前述した賞球間隔フラグの値と賞球払出速度
との関係を示すデータに付随して賞球玉貸制御用マイク
ロコンピュータ370のROM375に予め記憶されて
いる。したがって、賞球玉貸制御用マイクロコンピュー
タ370は、賞球間隔フラグの値に基づいて、賞球払出
速度と、その速度を実現する賞球間隔期間とをROM3
75の記憶データに基づいて把握する。
【0261】賞球玉貸制御用マイクロコンピュータ37
0は、賞球の払出状況を監視することにより、賞球の払
出状況に応じて、賞球間隔フラグの値を変更し、賞球の
払出しにおける賞球間隔期間の設定値を調節することに
より、賞球間隔フラグの値に応じた賞球速度での賞球の
払出しが行なわれるように賞球モータ289Aの動作を
制御する。つまり、この例では、賞球モータ289Aの
動作速度を一定にした状態で賞球間隔期間を調節するこ
とにより、単位時間あたりの賞球の払出個数、すなわ
ち、賞球速度を調節するのである。
【0262】なお、この例では、1払出単位数の払出し
間の賞球間隔期間を調節することにより賞球払出速度を
調節する場合を説明したが、これに限らず、賞球を1個
払出すごとの賞球間隔期間を調節することにより賞球払
出速度を調節するようにしてもよい。
【0263】この実施の形態では、タイマT20を用い
て、賞球間隔フラグに対応する賞球間隔期間T2が経過
したか否かを判断している(SJ6参照)。
【0264】次に、賞球モータ289Aを駆動状態(オ
ン状態)にする(SJ8)。これにより、賞球モータ2
89Aが一定の速度で駆動され、賞球の払出し動作が行
なわれる。そして、タイマT11を起動する処理がなさ
れる(SJ9)。ここで、タイマT11は、賞球モータ
289Aを駆動開始したとき、または1個の賞球払出が
終了したときにセットされ、タイムアウトすると賞球モ
ータ位置センサ300Aのエラーとされる。すなわち、
賞球モータ位置センサ300Aのオンチェックタイマで
ある。
【0265】その後、賞球モータ位置センサ300Aが
オンしたか否かの判定を行なう(SJ10)。オンしな
い場合はSJ12に進み、タイマT11がタイムアウト
したか否かを判定し、タイマT11がタイムアウトした
場合には、エラー処理に移行する(SJ12,SJ1
3)。一方、タイマT11がタイムアウトするとこの賞
球モータ制御処理が終了する。また賞球モータ位置セン
サ300Aがオンした場合には、タイマT11を停止さ
せる(SJ11)。
【0266】次に、図25を参照して、賞球個数カウン
タのカウンタ値を「1」だけ加算更新する処理がなされ
る(SK1)。ここで、賞球個数カウンタは、賞球装置
97aから払出された賞球の個数をカウントするための
カウンタであり、賞球モータ位置センサ300Aがオン
した場合に、賞球が払出しが行なわれたとみなして加算
更新される。
【0267】次に、賞球個数カウンタのカウンタ値が前
述したように設定された払出予定数と一致するか否かの
判断がなされる(SK2)。賞球個数カウンタのカウン
タ値が払出予定数と一致すると判断された場合は、後述
するSK2aに進む。一方、賞球個数カウンタのカウン
タ値が払出予定数と一致しないと判断された場合は、タ
イマT12を起動する(SK10)。ここで、タイマT
12は、賞球モータ位置センサ300Aがオンすること
に応じてセットされるタイマである。タイマT12がタ
イムアウトした場合には、賞球モータ位置センサ300
Aのエラーとされる。すなわち、賞球モータ289Aに
より賞球の払出しが行なわれる場合には、玉繰出用スク
リューで繰出された玉が払出されて賞球モータ位置セン
サ300Aにより検出されなくなることについてもチェ
ックが行なわれる。つまり、タイマT12は、賞球モー
タ位置センサ300Aのオフチェックタイマとして用い
られる。
【0268】タイマT12の起動後、賞球制御用CPU
371は、賞球モータ位置センサ300Aがオフしたか
否かの判定を行なう(SK11,SK14)。そして、
賞球モータ位置センサ300Aがオフする前にタイマT
12がタイムアウトするとエラー処理に移行する(SK
11,SK14,SK15)。一方、賞球モータ位置セ
ンサ300Aがオフすると、タイマT12を停止して
(SK12)、この賞球モータ制御処理が終了する。
【0269】また、前述したSK2により賞球個数カウ
ンタのカウンタ値が払出予定数と一致すると判断されて
SK2aに進んだ場合は、遊技制御基板31からの賞球
コマンドで指令された個数の賞球の払出制御が完了した
ことになるので、前述したタイマT20をリセットし
(SK2a)、賞球モータ289Aの駆動を停止させる
(SK3)。
【0270】次に、連続玉切れ無しカウンタのカウンタ
値を「1」だけ加算更新させる処理がなされる(SK
4)。ここで、連続玉切れ無しカウンタは、賞球モータ
289Aにより1払出単位数の賞球の払出しが途切れる
ことなく行なわれた払出状態(玉切れ無しの状態)が連
続した回数(玉の払出数ではなく、1払出単位数の払出
が行なわれた回数)を計数するためのカウンタであり、
払出途中でエラーが生じずに1払出単位数の賞球の払出
しが完了した場合に、賞球モータ289Aの停止後に加
算更新される。
【0271】次に、前述した連続玉切れ無しカウンタの
カウンタ値が「5」になったか否かの判断がなされる
(SK5)。すなわち、ここでは、玉切れ無しの払出し
が5回連続したか否かの判断がなされるのである。連続
玉切れ無しカウンタのカウンタ値が「5」になったと判
断された場合には、賞球間隔フラグの値を「1」だけ加
算更新させる処理がなされる(SK6)。これにより、
玉切れ無しの払出しが5回連続した場合には、賞球間隔
フラグの値の加算更新により賞球払出速度の設定が1段
階高速化される。つまり、ある賞球払出速度での賞球の
払出しが一定期間にわたって行なわれた場合には、安定
した賞球の払出しが行なわれていると判断し、賞球の払
出能力を増すために、賞球払出速度を増加させるのであ
る。そして、連続玉切れ無しカウンタをリセットする処
理がなされる(SK7)。これにより、玉切れ無しの払
出しが5回連続したことに応じて、賞球払出速度が1段
階高速化された場合には、連続玉切れ無しカウンタによ
る計数が新たに「0」から始められるのである。SK7
の後、後述するSK8に進む。
【0272】このように、玉切れ無しの払出しが所定回
数連続するごとに賞球払出速度を段階的に増速するよう
にしたために、玉の払出しが途切れない程度に、景品玉
の払出速度を高速化することができる。このため、必要
以上の過剰な玉の払出しを防ぎ、賞球モータ289Aに
よる賞球の払出能力および遊技機設置島から賞球払出用
として遊技機に供給される玉の量の供給能力に応じて安
定した賞球の払出し動作を実現することができ、賞球に
おいて玉切れが生じにくいようにすることができる。ま
た、玉切れ無しの払出しが所定回数連続するごとに賞球
払出速度を段階的に増速するようにしたことにより、賞
球装置97aにおいて賞球払出速度の変化にともなう玉
詰まり等の動作不良の発生を招かないようにすることも
できる。また、玉の払出しが途切れない限度において景
品玉の払出速度を高速化することにより、景品玉の払出
条件の成立タイミングに対する景品玉の払出しタイミン
グの応答性を向上させることができる。
【0273】一方、前述したSK5により連続玉切れ無
しカウンタのカウンタ値が「5」になっていないと判断
された場合には、賞球払出速度を増速する条件が成立し
ているないので、そのままSK8に進む。
【0274】そして、SK8では、賞球の払出制御が完
了したことに応じて、賞球個数カウンタをリセットす
る。そして、賞球中フラグもリセットする(SK9)。
つまり、賞球個数カウンタにセットされた個数の賞球の
払出しが完了したことに応じて、賞球個数カウンタおよ
び賞球中フラグがリセットされるのである。
【0275】次に、賞球間隔フラグをRAM376の記
憶データに基づいて参照する処理がなされる(SK1
6)。このSK16では、現在設定されている図柄賞球
間隔フラグの値が参照される。次に、SJ6で参照した
賞球間隔フラグの値に対応する賞球払出速度およびその
速度を実現する賞球間隔期間をROM375の記憶デー
タに基づいて参照し、賞球間隔フラグの値に対応する賞
球間隔期間を設定する処理がなされる(SK17)。こ
のように設定された賞球間隔の設定値は、前述したSK
6での賞球間隔期間の経過の判断に用いられる。
【0276】次に、前述したタイマT20による計時を
スタートさせる処理がなされ(SK18)、この賞球モ
ータ制御が終了する。このようなT20は、予め定めら
れた計時用ルーチンにおいて計時を行ない、その計時値
が前述したSJ6でチェックされる。このように、1払
出単位の払出予定個数の払出しが終了すると、賞球間隔
の計時が開始されるのである。
【0277】このように、1払出単位の賞球の払出しが
終了すると、賞球間隔の計時が開始され(SK18参
照)、T20により賞球間隔の経過が判断されると(S
J6参照)、次の1払出単位の賞球の払出しが実行され
得るのである。このように、賞球間隔の時間管理を行な
うことにより、賞球間隔フラグに対応した払出速度での
景品玉の払出しが実現するのである。
【0278】図26は、分岐処理を示すフローチャート
である。この分岐処理は、前述した賞球モータ処理のS
J4により実行される処理である。
【0279】分岐処理においては、まず、賞球コマンド
のビット0〜3が10進数で「1」すなわち、2進数で
「0001」であるか否かの判断がなされる(SL
1)。つまり、ここでは、通常払出しであるか否かが判
断されるのである。通常払出しであると判断された場合
には、賞球コマンドの制御内容を指定する払出制御指定
処理が実行され(SL5)、その後、後述するSL4に
進む。この払出制御指定処理の内容については、図28
を用いて後述する。
【0280】一方、通常払出しではないと判断された場
合には、前述したタイマT11の作動中であるか否かの
判断がなされる(SL2)。タイマT11の作動中であ
ると判断された場合には、前述したSJ9に進む。つま
り、分岐処理が実行されている時に、タイマT11が既
に作動中である場合は、前述したSJ5〜SJ8の処理
の実行が不要であるため、それらの処理をバイパスして
直接SJ9に進むのである。一方、タイマT11の作動
中ではないと判断された場合には、前述したタイマT1
2の作動中であるか否かの判断がなされる(SL3)。
【0281】タイマT12の作動中であると判断された
場合には、前述したSK7に進む。分岐処理が実行され
ている時に、タイマT12が既に作動中である場合は、
前述したSJ5以降でSK7よりも前の処理の実行が不
要であるため、それらの処理をバイパスして直接SK7
に進むのである。一方、タイマT12の作動中ではない
と判断された場合には、前述したSL4に進む。
【0282】払出制御処理の実行後、または、タイマT
11およびタイマT12が作動中でないことによりSL
4に進んだ場合は、賞球禁止フラグ(後述する払出制御
指定処理でセットまたはリセットされるもの)がオン状
態(セット状態)になっているか否かの判断がなされ
る。賞球禁止フラグがオン状態になっていると判断され
た場合は、賞球の払出しが禁止されていることにより賞
球モータ制御を行なう必要がないため、賞球モータ制御
処理が終了する。一方、賞球禁止フラグがオン状態にな
っていないと判断された場合は、この分岐処理が終了
し、前述した賞球モータ制御処理のSJ5に進む。
【0283】図27は、払出予定数設定処理を示すフロ
ーチャートである。この払出予定数設定処理は、前述し
た賞球モータ処理のSJ6により実行される処理であ
る。
【0284】払出予定数設定処理においては、まず、1
5種類のそれぞれの賞球単位個数に対応する賞球カウン
タのうち、賞球単位個数の多い賞球カウンタから順に、
カウンタ値をチェックする処理がなされる(SL6)。
つまり、15個、14個、…3個、2個、1個の順に対
応する賞球カウンタのカウンタ値がチェックされる。そ
して、カウンタ値が1以上の賞球カウンタのうち、対応
する払出単位個数が最も多い賞球カウンタの払出単位個
数を前述した払出予定数としてセットする処理がなされ
る(SL7)。たとえば、15個の賞球単位個数の賞球
カウンタが1以上の場合は、払出予定数として「15」
をセットする。この払出予定数は、賞球玉貸制御用マイ
クロコンピュータ370のRAM376の所定領域に記
憶設定される。そして、払出予定数の設定に応じて、払
出予定数の設定に用いられた賞球カウンタのカウンタ値
を「1」だけ減算更新させる処理がなされる(SL
8)。これにより、払出予定数の設定に用いられた賞球
カウンタは、カウンタ値が「1」ずつ減算更新されるの
である。
【0285】図28は、払出制御指定処理を示すフロー
チャートである。この払出制御指定処理は、前述した分
岐処理のSL5により実行される処理である。
【0286】払出制御指定処理においては、まず、受信
した賞球コマンドが玉貸禁止コマンドであるか否かの判
断がなされる(SN1)。玉貸禁止コマンドであると判
断された場合は、玉貸禁止フラグをセットする処理がな
される(SN3)。これにより、玉貸禁止が指令されて
いる旨が示される。その後、この払出制御指定処理が終
了する。一方、玉貸禁止コマンドではないと判断された
場合は、受信した賞球コマンドが賞球禁止コマンドであ
るか否かの判断がなされる(SN2)。賞球禁止コマン
ドであると判断された場合は、賞球禁止フラグをセット
する処理がなされる(SN5)。これにより、賞球禁止
が指令されている旨が示される。
【0287】そして、賞球間隔フラグの値を「1」だけ
減算更新させる処理がなされる(SN5a)。これによ
り、賞球禁止コマンドに基づいて賞球の払出しが禁止さ
れた場合には、賞球間隔フラグの値の減算更新により賞
球払出速度の設定が1段階低速化される。つまり、賞球
装置97aの玉切れまたは余剰玉受皿4の満タン等によ
り賞球の払出しが禁止された場合には、賞球払出速度の
面からそのような不具合の原因を取り除くべく、そのよ
うな賞球禁止になる前の段階よりも賞球禁止解除後の賞
球払出速度の設定が1段階減速されるのである。そし
て、連続玉切れ無しカウンタをリセットする処理がなさ
れる(SN5b)。これにより、賞球禁止に応じて、賞
球払出速度の設定が1段階低速化された場合には、賞球
禁止状態の解除後において連続玉切れ無しカウンタによ
る計数が新たに「0」から始められるのである。SN5
bの後、この払出制御指定処理が終了する。
【0288】このように、玉切れ等により賞球禁止状態
になるごとに賞球払出速度を段階的に減速するようにし
たために、必要以上の玉の過剰払出しを防ぎ、賞球モー
タ289Aによる賞球の払出能力および遊技機設置島か
ら賞球払出用として遊技機に供給される玉の量の供給能
力に応じて、安定した賞球の払出し動作を実現すること
ができ、賞球において玉切れが生じにくいようにするこ
とができる。また、賞球禁止状態の発生に応じて賞球払
出速度を段階的に減速するようにしたことにより、賞球
装置97aにおいて賞球払出速度の変化にともなう玉詰
まり等の動作不良の発生を招かないようにすることもで
きる。
【0289】また、前述したSN2により、賞球禁止コ
マンドではないと判断された場合は、受信した賞球コマ
ンドが発射禁止コマンドであるか否かの判断がなされる
(SN4)。
【0290】発射禁止コマンドであると判断された場合
は、発射禁止フラグがセットされ(SN7)、発射制御
信号がLOWレベルにされる(SN8)。これにより、
発射禁止が指令されている旨が示されるとともに、打玉
の発射が不可能な状態に制御される。その後、払出制御
指定処理が終了する。一方、発射禁止コマンドではない
と判断された場合は、受信した賞球コマンドが玉貸禁止
解除コマンドであるか否かの判断がなされる(SN
6)。
【0291】玉貸禁止解除コマンドであると判断された
場合は、玉貸禁止フラグをリセットする処理がなされる
(SN10)。これにより、玉貸禁止が指令されている
旨が示されなくなる。その後、この払出制御指定処理が
終了する。一方、玉貸禁止解除コマンドではないと判断
された場合は、受信した賞球コマンドが賞球禁止解除コ
マンドであるか否かの判断がなされる(SN9)。
【0292】賞球禁止解除コマンドであると判断された
場合は、賞球禁止フラグをリセットする処理がなされる
(SN12)。これにより、賞球禁止が指令されている
旨が示されなくなる。その後、この払出制御指定処理が
終了する。一方、賞球禁止解除コマンドではないと判断
された場合は、受信した賞球コマンドが発射禁止解除コ
マンドであるか否かの判断がなされる(SN11)。
【0293】発射禁止解除コマンドであると判断された
場合は、発射禁止フラグがリセットされ(SN13)、
発射制御信号がHIGHレベルにされる(SN14)。
これにより、発射禁止が指令されている旨が示されなく
なるとともに、打玉の発射が可能な状態に制御される。
その後、この払出制御指定処理が終了する。一方、発射
禁止解除コマンドではないと判断された場合は、この払
出制御指定処理が終了する。
【0294】このように、払出制御指定処理によれば、
通常払出し以外の賞球コマンドを解読し、賞球コマンド
により指定された制御内容に応じて、各種フラグの制御
および制御信号の制御が行なわれる。また、賞球モータ
289Aを駆動しているときに、所定時間内に賞球モー
タ位置センサ300Aがオンしなかったりオフしなかっ
た場合には、エラーと判定される。賞球モータ位置セン
サ300Aがオンしなかったりオフしなかった場合に
は、賞球機構部分の玉繰出用スクリューが回転しなかっ
たり、玉詰まりが生じて玉繰出用スクリューの回転が阻
害されている場合等が考えられるからである。
【0295】また、賞球モータ位置センサ300Aの出
力が正常であるにもかかわらず、賞球機構部分の下手側
に設けられている賞球カウントスイッチ301A,30
1B(=賞球カウントスイッチ(b))がオンしなかっ
た場合には、賞球カウントスイッチ301A,301B
の故障等が考えられるので、やはりエラーと判定され
る。そして、賞球カウントスイッチ(b)がオフしなか
った場合には、賞球カウントスイッチ301A,301
Bの近傍で玉詰まりが生じている等が考えられるので、
やはりエラーと判定される。
【0296】以上の払出制御指定処理においては、賞球
禁止コマンドを受信した場合に賞球払出速度が段階的に
減速されるが、そのような制御を行なうことにより、次
のような効果を得ることができる。
【0297】前述したSD2により賞球の玉切れが生じ
たと判定された後で前述したSD2,SD8,SD9,
SD10により賞球の玉切れが解消されたと判定された
場合、すなわち、大当り等の発生による連続的な賞球の
払出しにより賞球装置97aにおいて玉切れが生じて賞
球の払出しが途切れた後、賞球禁止状態において賞球装
置97aに賞球が補充されて賞球の払出しが可能な状態
になった場合には、単位時間あたりの賞球の払出数が多
過ぎることにより賞球装置97aへの賞球の補充が追い
つかないことが原因で景品玉の払出しが途切れるのであ
る。このように賞球の玉切れが生じた場合には、その後
の賞球の払出しにおいて、玉切れがの発生が判定される
前の段階における単位時間あたりの賞球の払出数より
も、単位時間あたりの賞球の払出数を減少変更する制御
が行なわれる。このように、単位時間あたりの賞球の払
出数が多過ぎる場合に、単位時間あたりの賞球の払出数
を減少させる払出速度の調節が行なわれるため、玉の払
出しが途切れないように賞球の払出しを行なうことが可
能になる。その結果、賞球を確実に払出すことが可能に
なる。これに対し、賞球装置97aと独立的に制御可能
な玉貸し賞球97bは、貸玉の玉切れが生じた場合であ
っても、単位時間あたりの貸玉の払出数が変更されな
い。貸玉の払出しの場合は、賞球の払出しの場合と比べ
て大当り等の連続的な払出しが行なわれる場合が少ない
から、払出制御を複雑化させるような払出速度の調節を
行なう必要がない。このため、玉貸の玉切れが発生した
ことに応じて賞球の払出しの場合と同様の単位時間あた
りの払出数の減少制御を行なうと、そのような制御は必
要性に欠ける余計なものになってしまう。したがって、
そのような制御を行なわないことにより、玉の払出しに
関する制御内容を簡略化することができる。
【0298】図29は、玉貸しモータ制御処理を示すフ
ローチャートである。この玉貸しモータ制御処理は、前
述した賞球モータ制御処理のSJ1により実行される処
理である。
【0299】玉貸しモータ制御処理においては、まず、
カードユニット50が賞球玉貸制御基板37に接続され
ているか否かの判断がなされる(SP1)。具体的に
は、前述したカードユニット接続確認用信号が入力され
ている場合には、カードユニット50が接続されている
と判断する。カードユニット50が接続されていないと
判断された場合は、発射制御信号をLOWレベルにする
処理がなされる(SP20)。これにより、打玉の発射
が不可能な状態にされる。一方、カードユニット50が
接続されていると判断された場合は、前述した発射禁止
フラグ(払出制御指定処理でセットまたはリセットされ
る発射禁止フラグ)がオン状態(セット状態)にあるか
否かの判断がなされる(SP2)。
【0300】発射禁止フラグがオン状態にあると判断さ
れた場合は、発射制御信号をLOWレベルにする処理が
なされ(SP22)、後述するSP4に進む。これによ
り、打玉の発射が不可能な状態にされる。一方、発射禁
止フラグがオン状態にないと発射された場合は、発射制
御信号をHIGHレベルにする処理がなされ(SP
3)、SP4に進む。これにより、打玉の発射が可能な
状態にされる。
【0301】SP4では、玉貸中フラグがセットされて
いるか否かの判断がなされる。ここで、玉貸中フラグ
は、玉貸中である旨を示すフラグであり、後述するSP
12によりセットされ得る。玉貸中フラグがセットされ
ていると判断された場合は、後述するSP14に進む。
一方、玉貸中フラグがセットされていないと判断された
場合は、玉貸待機フラグがセットされているか否かの判
断がなされる(SP5)。ここで、玉貸待機フラグと
は、玉貸しの待機状態にあることを示すフラグであり、
後述するSP9によりセットされ得る。
【0302】玉貸待機フラグがセットされていると判断
された場合は、後述するSP10に進む。一方、玉貸待
機フラグがセットされていないと判断された場合は、玉
貸し禁止フラグ(払出制御指定処理でセットまたはリセ
ットされる玉貸し禁止フラグ)がオン状態(セット状
態)になっているか否かの判断がなされる(SP6)。
玉貸し禁止フラグがオン状態になっていると判断された
場合は、玉貸しが禁止されている状態にあるため、カー
ドユニット50に与えるPRDY信号(パチンコ機動作
信号)をLOWレベルにする処理がなされる(SP2
1)。PRDY信号が、LOWレベルになった場合、カ
ードユニット50においては、玉貸し操作の受付が不可
能な状態にされる。その後、この玉貸しモータ制御処理
が終了する。このように、玉貸し装置97bにおいて貸
玉の玉切れまたは余剰玉受皿4の満タンにより貸玉の払
出しが不可能な状態になり、玉貸禁止フラグがセットさ
れた場合には、PRDY信号により、玉貸しが不可能で
ある旨がカードユニット50に通知される。このような
信号による通知により、パチンコ遊技機1の外部におい
て、玉貸しが不可能である旨を知ることができる。ま
た、玉貸し操作が行なわれるカードユニット50の側
で、PRDY信号により玉貸しが不可能である旨を知る
ことができるので、玉貸しに関する操作の受付を停止さ
せる等、玉貸しが不可能な状態に対応する処置をカード
ユニット50において行なうことができる。
【0303】一方、玉貸し禁止フラグがオン状態になっ
ていないと判断された場合は、玉貸しが禁止されていな
い状態にあるため、カードユニット50に与えるPRD
Y信号をHIGHレベルにする処理がなされる(SP
7)。PRDY信号が、HIGHレベルになった場合、
カードユニット50においては、玉貸しが可能な状態に
される。
【0304】次に、玉貸しスイッチの操作に応じて玉貸
しを要求するBRDY信号(ユニット玉貸し操作信号)
がオン状態になっているか否かの判断がなされる(SP
8)。
【0305】BRDY信号がオン状態になっていないと
判断された場合は、玉貸し動作をする必要がないため、
この玉貸しモータ制御処理が終了する。一方、BRDY
信号がオン状態になっていると判断された場合は、玉貸
し動作のための待機をするために、玉貸待機フラグをセ
ットする処理がなされ(SP9)。その後、この玉貸し
モータ制御処理が終了する。このように玉貸待機フラグ
がセットされると、その回の玉貸しモータ制御処理の実
行時においては、玉貸し動作が行なわれないが、次回以
降の玉貸しモータ制御処理の実行時においてBRQ信号
(玉貸し要求信号)の受信を条件として玉貸し動作が行
なわれることとなる。これにより、玉貸しスイッチの操
作から所定時間遅延して玉貸し動作が行なわれる。
【0306】前述したSP5により玉貸待機フラグがセ
ットされていると判断されてSP10に進んだ場合は、
玉貸し実行のためにBRQ信号がオン状態になっている
か否かの判断がなされる。BRQ信号がオン状態になっ
ていないと判断された場合は、この玉貸しモータ制御処
理が終了する。これにより、BRQ信号の受信が待たれ
る。一方、BRQ信号がオン状態になっていると判断さ
れた場合は、玉貸しモータ289Cを駆動状態にする処
理がなされる(SP11)。これにより、玉貸し装置9
7bから貸玉が払出される。
【0307】次に、EXS信号(玉貸し完了信号)をオ
ン状態にする処理がなされる(SP12)。これによ
り、玉貸しの実行中であることがカードユニット50に
知らされる。次に、玉貸中フラグがセットされるととも
に、玉貸待機フラグがリセットされる(SP13)。こ
れにより、玉貸し待機状態が終了し、玉貸しの実行中で
あることが示される。
【0308】次に、玉貸カウントスイッチ301Cによ
り貸玉の払出しが検出されたか否かの判断がなされる
(SP14)。貸玉の払出しが検出されていないと判断
された場合は、この玉貸しモータ処理が終了する。一
方、貸玉の払出しが検出されたと判断された場合は、玉
貸しカウンタを「1」だけ加算更新させる処理がなされ
る(SP15)。ここで、玉貸しカウンタは、玉貸し装
置97bから払出された貸玉の数をカウントするための
カウンタである。
【0309】次に、玉貸カウンタのカウンタ値が「2
5」になったか否かの判断がなされる(SP16)。こ
こで、カウンタ値が「25」になった場合とは、1払出
し単位分(100円)の貸玉数である。つまり、PRD
Y信号は、1払出し単位ごとに出力されるため、貸玉の
払出しは、1払出し単位分ずつ行なわれる。カウンタ値
が「25」になっていないと判断された場合は、この玉
貸しモータ制御処理が終了し、玉貸カウンタのカウンタ
値が「25」になるまで待たれる。一方、玉貸カウンタ
のカウンタ値が「25」になったと判断された場合は、
1払出し単位分の払出しが行なわれたため、玉貸中フラ
グをリセットする処理がなされる(SP18)。これに
より、玉貸中の状態ではないことが示される。
【0310】次に、玉貸モータ289Cを停止状態にす
る処理がなされる(SP18)。これにより、1払出し
単位分の払出しに応じて、貸玉の払出しが停止される。
そして、EXS信号(玉貸し完了信号)をオフ状態にす
る処理がなされる(SP19)。これにより、玉貸しが
完了したことがカードユニット50に知らされる。その
後、この玉貸しモータ処理制御が終了する。
【0311】次に、賞球および玉貸しについての代表的
な制御動作を説明する。図30〜図33は、賞球および
玉貸しについての代表的な制御動作を示すタイミングチ
ャートである。
【0312】図30には、賞球時の基本的な制御動作が
示されている。図30においては、入賞球検出スイッチ
(始動口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カウ
ントスイッチ23、および、入賞口スイッチ240の総
称)から遊技制御基板31への入力、遊技制御基板31
からのINT信号の出力、遊技制御基板31からの賞球
コマンドの出力、賞球カウントスイッチ(♯1)301
A,賞球カウントスイッチ(♯2)301Bから遊技制
御基板31への入力、賞球玉貸制御基板37から賞球モ
ータ289Aへの駆動信号の出力、および、遊技制御基
板31側のエラー動作の状態が示されている。
【0313】図30を参照して、入賞球検出スイッチに
より5個払出分の入賞、15個払出分の入賞、および、
5個払出分の入賞が続けて検出された場合、それぞれの
入賞に応じて、INT信号と、払出個数を指定した賞球
コマンドとが遊技制御基板31から即座に出力される。
そのような賞球コマンドによる払出し個数は、賞球玉貸
制御用マイクロコンピュータ370のRAM376に記
憶される。そして、そのような払出し個数の記憶情報に
基づいて、5個払出回転分、15個払出回転分、5個払
出回転分の駆動信号が賞球玉貸制御基板37から賞球モ
ータ289Aにそれぞれ出力される。これにより、5個
の賞球、10個の賞球、5個の賞球が順次払出され、そ
の賞球個数が賞球カウントスイッチにより検出される。
この場合、遊技制御基板31側のエラー動作は生じてい
ない。
【0314】図31には、パチンコ遊技機1の電源投入
時の制御動作が示されている。図31においては、入賞
球検出スイッチ(始動口スイッチ17、Vカウントスイ
ッチ22、カウントスイッチ23、および、入賞口スイ
ッチ240の総称)から遊技制御基板31への入力、玉
切れスイッチ187cから遊技制御基板31への入力、
玉切れスイッチ187a,187bから遊技制御基板3
1への入力、遊技制御基板31からのINT信号の出
力、遊技制御基板31からの賞球コマンドの出力、賞球
カウントスイッチ(♯1)301A,賞球カウントスイ
ッチ(♯2)301Bから遊技制御基板31への入力、
賞球玉貸制御基板37から賞球モータ289Aへの駆動
信号の出力が示されている。ここで、玉切れスイッチ1
87a,187bからの入力については、両方をまとめ
て示しており、少なくとも一方がオン状態になった場合
(玉切れ状態)が図中でON状態として示され、両方が
オフ状態になった場合(非玉切れ状態)が図中でOFF
状態として示されている。
【0315】図31を参照して、パチンコ遊技機1の電
源が投入されると、前述したメイン処理における初期化
処理(S2)において、発射禁止フラグ、玉貸禁止フラ
グ、および、賞球禁止フラグがそれぞれオン状態にされ
る。そして、まず、満タンスイッチ402が満タン状態
を検出していないことを条件として、発射禁止フラグが
オフ状態にされ、INT信号に伴って発射禁止解除コマ
ンドが出力される。そして、玉切れスイッチ187cが
オフ状態(玉切れ非検出状態)であることが確認されて
から2000mS経過後に玉貸し禁止フラグがオフ状態
にされ、INT信号に伴って玉貸し禁止解除コマンドが
出力される。そして、玉切れスイッチ187a,187
bの両方がオフ状態(玉切れ非検出状態)であることが
確認されてから2200mS経過後に賞球禁止フラグが
オフ状態にされ、INT信号に伴って賞球禁止解除コマ
ンドが出力される。
【0316】また、この場合は、賞球禁止解除コマンド
の出力後において入賞球検出スイッチにより5個払出分
の入賞が検出されている。この5個分の賞球の払出しの
ための賞球コマンドは、賞球禁止解除コマンドの出力後
において出力される。その賞球コマンドによる払出し個
数は、賞球玉貸制御用マイクロコンピュータ370のR
AM376に記憶される。そのような賞球個数を指定し
た賞球コマンドに応じて5個払出回転分の駆動信号が賞
球玉貸制御基板37から賞球モータ289Aに出力され
る。これにより、5個の賞球が払出され、その賞球個数
が賞球カウントスイッチにより検出される。
【0317】図32には、玉切れ時の制御動作が示され
ている。図32においては、図31と同様のスイッチ等
の入出力が示されている。図32を参照して、賞球の払
出しが行なわれている最中において、玉切れスイッチ1
87cと、玉切れスイッチ187a,187bの少なく
とも一方とが同時にオン状態(玉切れ検出状態)になっ
ている。つまり、玉切れ状態になっている。この場合、
玉切れ検出に応じて、玉貸禁止コマンド出力フラグと賞
球禁止コマンド出力フラグとが同時にオン状態になる
が、前述したような優先順位にしたがって、INT信号
に伴って玉貸禁止コマンドが先に出力され、その後、I
NT信号に伴って賞球禁止コマンドが出力される。この
場合は、玉切れ検出状態において、入賞球検出スイッチ
により5個払出分の入賞が検出されている。この5個分
の賞球の払出しのための賞球コマンドは、前述したよう
な優先順位にしたがって、賞球禁止解除コマンドの出力
後においてINT信号に伴って出力される。その賞球コ
マンドによる払出し個数は、賞球玉貸制御用マイクロコ
ンピュータ370のRAM376に記憶される。そし
て、その賞球禁止状態が解除された後、払出し個数の記
憶情報に基づいて、賞球の払出しが行なわれる。
【0318】そして、玉切れスイッチ187cと、玉切
れスイッチ187a,187bの両方が同時にオフ状態
になっている。つまり、玉切れ状態が復旧している。玉
切れスイッチ187cがオフ状態になってから2000
mS経過後に玉貸し禁止フラグがオフ状態にされ、IN
T信号に伴って玉貸し禁止解除コマンドが出力される。
そして、玉切れスイッチ187a,187bの両方がオ
フ状態になってから2200mS経過後に賞球禁止フラ
グがオフ状態にされ、INT信号に伴って賞球禁止解除
コマンドが出力される。
【0319】図33には、満タン時の制御動作が示され
ている。図33においては、入賞球検出スイッチ(始動
口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カウントス
イッチ23、および、入賞口スイッチ240の総称)か
ら遊技制御基板31への入力、満タンスイッチ402か
ら遊技制御基板31への入力、遊技制御基板31からの
INT信号の出力、遊技制御基板31からの賞球コマン
ドの出力、賞球カウントスイッチ(♯1)301A,賞
球カウントスイッチ(♯2)301Bから遊技制御基板
31への入力、賞球玉貸制御基板37から賞球モータ2
89Aへの駆動信号の出力が示されている。
【0320】図33を参照して、賞球の払出しが行なわ
れている最中において、満タンスイッチ402がオン状
態になっている。つまり、余剰玉受皿4が満タン状態に
なっている。この場合、満タン検出に応じて、玉貸禁止
コマンド出力フラグ、賞球禁止コマンド出力フラグ、お
よび発射禁止コマンド出力フラグがほぼ同時期にオン状
態になるが、前述したような優先順位にしたがって、I
NT信号に伴って玉貸禁止コマンドが先に出力され、そ
の後、INT信号に伴って賞球禁止コマンドが出力さ
れ、その後、INT信号に伴って発射禁止コマンドが出
力される。この場合は、満タン検出状態において、入賞
球検出スイッチにより5個払出分の入賞が検出されてい
る。この5個分の賞球の払出しのための賞球コマンド
は、前述したような優先順位にしたがって、発射禁止コ
マンドの出力後においてINT信号に伴って出力され
る。その賞球コマンドによる払出し個数は、賞球玉貸制
御用マイクロコンピュータ370のRAM376に記憶
される。そして、その賞球禁止状態が解除された後、払
出し個数の記憶情報に基づいて、賞球の払出しが行なわ
れることになる。
【0321】その後、満タンスイッチ402がオフ状態
になっている。つまり、満タン状態が復旧している。こ
のような満タン状態の復旧に応じて、優先順位にしたが
い、玉貸禁止解除コマンド、賞球禁止解除コマンド、お
よび発射禁止解除コマンドが順次出力される。
【0322】次に、以上説明した実施形態の変形例や特
徴点を以下に列挙する。 (1) 図5に示された賞球玉貸制御用マイクロコンピ
ュータ370により、景品玉払出手段(賞球装置97
a)および貸玉払出手段(玉貸し装置97b)のそれぞ
れにおける玉の払出しのための制御を行なう手段であっ
て、遊技制御手段(基本回路53)から出力された指令
情報にしたがって玉の払出しのための制御を行なうこと
が可能な玉払出制御手段が構成されている。前記玉払出
制御手段は、第1の判定手段(図16に示されたステッ
プSD2)により待機景品玉があると判定された状態で
の景品玉の払出しが所定回数(所定期間でもよい)行な
われた場合に、前記景品玉払出手段による単位時間あた
りの景品玉の払出数を増加変更させる制御を行なう(図
25のSK2〜SK6参照)。このようにすれば、ある
払出速度での景品玉の払出しが待機景品玉がなくならな
い状態で所定回数行なわれ、その払出速度で確実な払出
しが行なわれることが確認できた場合に、単位時間あた
りの景品玉の払出数を増加されることにより、玉の払出
しが途切れない程度に、景品玉の払出速度を高速化する
ことができる。これにより、必要以上の過剰な玉の払出
しを防ぎ、景品玉払出手段の払出能力に応じて安定した
賞球の払出し動作を実現することができ、賞球において
玉切れが生じにくいようにすることができる。
【0323】(2) 前記遊技制御手段は、第2の判定
手段(図14に示されたステップSC2)により待機貸
玉がないと判定された場合に、貸玉の払出しを停止させ
る旨を特定可能な玉貸停止指令情報(賞球禁止コマン
ド)を出力し、その後、前記第2の判定手段により待機
景品玉があると判定された状態が所定期間継続した場合
に、景品玉の払出しを許可する旨を特定可能な玉貸許可
指令情報(賞球禁止解除コマンド)を出力する。このよ
うにすれば、待機貸玉がないと判定された場合に、貸玉
の払出しを停止させる旨を特定可能な玉貸停止指令情報
が出力されることにより、貸玉払出手段による貸玉の払
出しが停止される。そのように停止された貸玉の払出し
を再開するには、貸玉許可指令情報を出力することが必
要となる。待機貸玉があると判定された状態が所定期間
継続したことを条件として貸玉許可指令情報が出力され
るので、停止されていた貸玉の払出しを待機貸玉の存在
が確実に認識された状態で再開することが可能になるた
め、貸玉を払出せない状態が確実に解消できた状態で貸
玉の払出しを行なうことができる。
【0324】(3) 前記玉払出制御手段は、前記玉払
出制御手段の外部から内部への情報の伝送が可能である
が前記玉払出制御手段の内部から外部への情報の伝送が
不可能である不可逆性伝送手段(図6のバッファ回路3
73)を含み、該不可逆性伝送手段を介して前記遊技制
御手段から送られてくる指令情報を受ける。このよう
に、玉払出制御手段の外部から内部への情報の伝送が可
能であるが玉払出制御手段の内部から外部への情報の入
力が不可能な不可逆性伝送手段を介して指令情報を受け
るため、遊技制御手段から玉払出制御手段への一方向通
信が確実に行なわれる。これにより、玉払出制御手段か
ら指令情報の伝送経路を介して遊技制御手段の内部に不
正な信号を入力させて遊技制御手段を不正動作させる不
正行為を防ぐことができる。
【0325】(4) 図28のSN2,SN5,SN5
aおよび図34に示されるように、前記玉払出制御手段
は、前記第1の判定手段により待機景品玉がないと判定
(玉切れ判定)された後で待機景品玉があると判定され
た場合にはその待機景品玉がないと判定される前の段階
における単位時間あたりの景品玉の払出数よりも前記景
品玉払出手段による単位時間あたりの景品玉の払出数を
減少変更させる制御を行なう(SN5a参照)が、前記
第2の判定手段により待機貸玉がないと判定された後で
待機貸玉があると判定された場合には前記貸玉払出手段
による単位時間あたりの貸玉の払出数を変更しない。こ
の場合の単位時間あたりの景品玉の払出数を減少変更さ
せる制御には、景品玉の1払出単位数の払出動作間の払
出間隔時間を長くする制御、景品玉の1個払出動作間の
払出間隔時間を長くする制御、または、景品玉の1個ご
との払出所要時間を長くする制御等の各種の制御が含ま
れる。
【0326】(5) 前述した実施の形態においては、
図30〜図33に示されるように、指令情報(賞球コマ
ンド)を出力する指令情報出力手段(基本回路53)
は、景品玉(賞球)の払出しに関する指令の出力条件が
発生(賞球禁止コマンド、賞球禁止解除コマンド、賞球
個数コマンド等の出力条件成立)するごとに、指令情報
を玉払出制御手段(賞球玉貸制御用マイクロコンピュー
タ370)により受信可能に予め定められた出力継続期
間(たとえば4mS)にわたって一度のみ出力すること
が示されている。このような場合の指令情報の出力は、
INT信号に伴って賞球コマンドを1回だけ出力する場
合の他、次のような場合も含まれる。すなわち、賞球コ
マンドについては1回だけではなく同じコマンドを出力
し続け、玉払出制御手段が受信する必要があるタイミン
グでのみINT信号をオン状態にすることにより、景品
玉(賞球)の払出しに関する指令の出力条件が発生する
ごとに、指令情報を玉払出制御手段により受信可能(I
NT信号の出力により受信可能にすること)に予め定め
られた出力継続期間にわたって一度のみ出力する場合も
含まれる。
【0327】(6) また、前述した実施の形態におい
ては、受信した賞球コマンドの内容が3回連続して一致
した場合に、その賞球コマンドを正規のコマンドとみな
したが、複数回であればよく、3回には限られない。ま
た、賞球コマンドの一致判定期間が、賞球コマンドの有
効期間の全てにわたる例を示したが、これに限らず、一
致判定期間は、賞球コマンドの有効期間内であれば、ど
のような長さの期間に限定してもよい。
【0328】(7) 今回開示された実施の形態はすべ
ての点で例示であって制限的なものではないと考えられ
るべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて
特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等
の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが
意図される。
【0329】
【課題を解決するための手段の具体例】(1) 図1等
に示されたパチンコ遊技機1により、予め定められた払
出条件が成立(入賞の発生、貸玉操作の実行)したこと
に応じて玉が払出される遊技機が構成されている。図5
に示された賞球装置97aにより、景品玉(賞球)の払
出条件の成立(入賞の発生)に応じて景品玉を払出し可
能であり、単位時間あたりの景品玉の払出数(図34参
照)が変更可能な景品玉払出手段が構成されている。図
5に示された玉貸し装置97bにより、前記景品玉払出
手段とは独立して作動可能であって、貸玉の払出条件の
成立(貸玉操作の実行)に応じて貸玉を払出し可能な貸
玉払出手段が構成されている。図5に示された基本回路
53により、前記遊技機の遊技状態を制御する手段であ
って、玉の払出しに関する指令情報を出力することが可
能な遊技制御手段が構成されている。図5に示された賞
球玉貸制御用マイクロコンピュータ370により、前記
景品玉払出手段および前記貸玉払出手段のそれぞれにお
ける玉の払出しのための制御を行なう手段であって、前
記指令情報にしたがって玉の払出しのための制御を行な
うことが可能な玉払出制御手段が構成されている。図5
に示された玉切れスイッチ187a,187bにより、
前記景品玉払出手段による払出しが可能な状態で待機し
ている待機景品玉を検出可能な第1の玉検出手段が構成
されている。図5に示された基本回路53、さらに具体
的には、図16に示されたステップSD2により、前記
第1の玉検出手段の検出出力に基づいて、前記待機景品
玉の存在の有無を判定する第1の判定手段が構成されて
いる。図5に示された玉切れスイッチ187cにより、
前記貸玉払出手段による払出しが可能な状態で待機して
いる待機貸玉を検出可能な第2の玉検出手段が構成され
ている。図5に示された基本回路53、さらに具体的に
は、図14に示されたステップSC2により、前記第2
の玉検出手段の検出出力に基づいて、前記待機貸玉の存
在の有無を判定する第2の判定手段が構成されている。
図26のSN2,SN5,SN5aおよび図34に示さ
れるように、前記玉払出制御手段は、前記第1の判定手
段により待機景品玉がないと判定(玉切れ判定)された
後で待機景品玉があると判定された場合にはその待機景
品玉がないと判定される前の段階における単位時間あた
りの景品玉の払出数よりも前記景品玉払出手段による単
位時間あたりの景品玉の払出数を減少変更させる制御を
行なう(SN5a参照)が、前記第2の判定手段により
待機貸玉がないと判定された後で待機貸玉があると判定
された場合には前記貸玉払出手段による単位時間あたり
の貸玉の払出数を変更しない。貸玉については、遊技に
供される必要量のみの払出しが主であり、賞球払出しの
如く、大量の払出しが必要となる場合が少ないと考えら
れるからである。貸玉払出数の単位時間ごとの変更をし
ないので、玉払出制御手段のROM容量の増大を最小限
にすることができる。
【0330】(2) 図16に示した賞球可能処理が図
5に示した基本回路53により実行されることから明ら
かなように、前記第1の判定手段は、前記遊技制御手段
に設けられている。
【0331】(3) 図16のSD2〜7,SD8〜S
D12に示されるように、前記遊技制御手段は、前記第
1の判定手段により待機景品玉がないと判定された場合
に、景品玉の払出しを停止させる旨を特定可能な停止指
令情報を(賞球禁止コマンド)出力し、その後、前記第
1の判定手段により待機景品玉があると判定された状態
が所定期間継続した場合に、景品玉の払出しを許可する
旨を特定可能な許可指令情報(賞球禁止解除コマンド)
を出力する。
【0332】(4) 図6に示されるように、前記遊技
制御手段と前記玉払出制御手段との間では、前記遊技制
御手段から前記玉払出制御手段への一方向通信による情
報の伝送が行なわれる。
【0333】(5) 図6等に示されたI/Oポート部
57により、前記遊技制御手段の内部から外部への情報
の出力が可能であるが前記遊技制御手段の外部から内部
への情報の入力が不可能である不可逆性出力手段が構成
されている。
【0334】(6) 図1に示された遊技盤6により、
前記遊技機に設けられ、打玉が打込まれる遊技領域7が
形成された遊技盤が構成されている。図1に示された可
変入賞球装置19、始動口14、一般入賞口24(24
a,24b,24c,24d,24e)により、前記遊
技領域に設けられ、打玉の入賞により景品玉の払出条件
が成立し、払出される景品玉の個数が互いに異なる複数
種別(たとえば、5個、10個、15個)に分類される
複数の入賞領域が構成されている。図5等に示されたR
OM54により、前記複数の入賞領域のそれぞれへの入
賞に応じて払出すべき景品玉の払出個数の情報を入賞領
域の種別ごとに記憶することが可能な記憶手段(前記遊
技制御手段に含まれる)が構成されている。図5に示さ
れた基本回路53、さらに具体的には、図12および図
13に示された入賞球信号処理の処理ステップにより、
前記入賞領域への入賞があった場合に、入賞があった入
賞領域に対応する景品玉の払出個数の情報を前記記憶手
段の記憶情報に基づいて決定し、決定した払出個数の景
品玉を払出す旨を特定可能な指令情報を出力することが
可能な指令情報出力手段が構成されている。
【0335】(7) 図17〜図20に示されるよう
に、前記遊技制御手段は、前記景品玉の払出条件が成立
した場合に、景品玉の払出しを指令する指令情報を即時
出力可能である。
【0336】
【課題を解決するための手段の具体例の効果】請求項1
に関しては、次のような効果を得ることができる。景品
玉払出手段と貸玉払出手段とが独立して作動可能であ
り、景品玉払出手段について単位時間あたりの景品玉の
払出数が変更可能であるため、景品玉の払出しと貸玉の
払出しとを払出速度等の面で独立的に制御することがで
きる。待機景品玉がないと判定された後で待機景品玉が
あると判定された場合、すなわち、大当り等の発生によ
る連続的な景品玉の払出しにより待機景品玉がなくなっ
て景品玉の払出しが途切れた後、待機景品玉が補充され
て景品玉の払出しが可能な状態になった場合には、単位
時間あたりの景品玉の払出数が多過ぎることにより待機
景品玉の補充が追いつかないことが原因で景品玉の払出
しが途切れるのである。このように待機景品玉がなくな
った場合には、その後の景品玉の払出しにおいて、待機
景品玉がないと判定される前の段階における単位時間あ
たりの景品玉の払出数よりも、単位時間あたりの景品玉
の払出数を減少変更する制御が行なわれる。このよう
に、単位時間あたりの景品玉の払出数が多過ぎる場合
に、単位時間あたりの景品玉の払出数を減少させる払出
速度の調節が行なわれるため、玉の払出しが途切れない
ように景品玉の払出しを行なうことが可能になる。その
結果、景品玉を確実に払出すことができる。これに対
し、景品玉払出手段と独立的に制御可能な貸玉払出手段
は、待機貸玉がなくなった場合であっても、単位時間あ
たりの貸玉の払出数が変更されない。貸玉の払出しの場
合は、景品玉の払出しの場合と比べて大当り等の連続的
な払出しが行なわれる場合が少ないから、払出制御を複
雑化させるような払出速度の調節を行なう必要がない。
このため、待機貸玉がなくなったことに応じて景品玉の
払出しの場合と同様の単位時間あたりの払出数の減少制
御を行なうと、そのような制御は必要性に欠ける余計な
ものになってしまう。したがって、そのような制御を行
なわないことにより、玉の払出しに関する制御内容を簡
略化することができる。
【0337】請求項2に関しては、請求項1に関する効
果に加えて、次のような効果を得ることができる。第1
の判定手段が遊技制御手段に設けられていることによ
り、遊技制御手段が待機景品玉の存在の有無の判定に兼
用されるため、第1の判定手段を別個に設ける必要がな
くなるので、遊技機の部品点数を削減することができ
る。その結果、遊技機の製造コストの低減ができる。
【0338】請求項3に関しては、請求項1または2に
関する効果に加えて、次のような効果を得ることができ
る。待機景品玉がないと判定された場合に、景品玉の払
出しを停止させる旨を特定可能な停止指令情報が出力さ
れることにより、景品玉払出手段による景品玉の払出し
が停止される。そのように停止された景品玉の払出しを
再開するには、許可指令情報を出力することが必要とな
る。待機景品玉があると判定された状態が所定期間継続
したことを条件として許可指令情報が出力されるので、
停止されていた景品玉の払出しを待機景品玉の存在が確
実に認識された状態で再開することが可能になるため、
景品玉を払出せない状態が確実に解消できた状態で景品
玉の払出しを行なうことができる。
【0339】請求項4に関しては、請求項1から3のい
ずれかに関する効果に加えて、次のような効果を得るこ
とができる。遊技制御手段と玉払出制御手段との間の情
報の伝送が、遊技制御手段から玉払出制御手段への一方
向通信に基づいて行なわれるため、玉払出制御手段から
遊技制御手段への不正なデータの入力による遊技制御手
段の不正制御動作を極力防止することができる。
【0340】請求項5に関しては、請求項1から4のい
ずれかに関する効果に加えて、次のような効果を得るこ
とができる。遊技制御手段の内部から外部への情報の出
力が可能であるが遊技制御手段の外部から内部への情報
の入力が不可能になるため、遊技制御手段から玉払出制
御手段への一方向通信が確実に行なわれる。これによ
り、玉払出制御手段等の遊技制御手段の外部から遊技制
御手段の内部にに不正な信号を入力させて不正な制御を
行なう不正行為を防ぐことができる。
【0341】請求項6に関しては、請求項1から5のい
ずれかに関する効果に加えて、次のような効果を得るこ
とができる。遊技盤を交換する場合には、一般的に、遊
技盤の交換に伴って遊技制御内容が変更されるため、遊
技制御手段も遊技盤に伴って交換される。遊技制御内容
が変更される場合には、入賞領域の種別ごとの景品玉の
払出個数も変更され得る。入賞があった入賞領域に対応
する景品玉の払出個数の情報が遊技制御手段に含まれる
記憶手段の記憶情報に基づいて決定され、決定された払
出個数の景品玉を払出す旨を特定可能な指令情報が遊技
制御手段に含まれる指令情報出力手段から出力されるた
め、玉払出制御手段での払出制御に必要となる情報であ
る入賞領域に対応する景品玉の払出個数の情報は、遊技
制御手段側から送られてくる指令情報に依存している。
このため、玉払出制御手段は景品玉の払出しに関し、遊
技制御手段側から送られてくる指令情報にしたがうだけ
で適正な払出制御が行なえるので、遊技盤を交換する場
合に、玉払出制御手段を交換する必要がなくなる。これ
により、遊技盤の交換について、景品玉の払出制御の面
で極めて容易に対応できる遊技機を提供することができ
る。
【0342】請求項7に関しては、請求項1から6のい
ずれかに関する効果に加えて、次のような効果を得るこ
とができる。景品玉の払出条件が成立した場合に、景品
玉の払出しを指令する指令情報が即時出力可能であるの
で、たとえば指令情報の長期間の記憶および玉払出制御
手段の制御状態の監視等の煩雑な処理が不要になるた
め、遊技制御手段の制御についての負担を軽減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機およびこれに対応して設置され
たカードユニットの正面図である。
【図2】遊技盤の正面図である。
【図3】パチンコ遊技機の裏面図である。
【図4】機構板に設置されている中間ベースユニットと
玉払出装置との構成を示す断面図である。
【図5】パチンコ遊技機の制御に用いられる各種制御基
板およびそれに関連する構成要素を示すブロック図であ
る。
【図6】パチンコ遊技機の制御に用いられる各種制御基
板およびそれに関連する構成要素を示すブロック図であ
る。
【図7】基本回路から出力される賞球コマンドのデータ
の内容を説明するための説明図である。
【図8】賞球玉貸制御基板が賞球コマンドを受信する態
様を説明するためのタイミングチャートである。
【図9】基本回路により実行されるメイン処理および割
り込み処理を示すフローチャートである。
【図10】始動入賞口チェック処理を示すフローチャー
トである。
【図11】大入賞口チェック処理を示すフローチャート
である。
【図12】入賞球信号処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】入賞球信号処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】玉貸し可能判定処理を示すフローチャートで
ある。
【図15】発射可能判定処理を示すフローチャートであ
る。
【図16】賞球可能判定処理を示すフローチャートであ
る。
【図17】賞球コマンド出力処理を示すフローチャート
である。
【図18】賞球コマンド出力処理を示すフローチャート
である。
【図19】賞球コマンド出力処理を示すフローチャート
である。
【図20】賞球コマンド出力処理を示すフローチャート
である。
【図21】エラー表示処理の一例を示すフローチャート
である。
【図22】賞球制御処理および500μSタイマ割り込
み処理を示すフローチャートである。
【図23】賞球データ読込処理を示すフローチャートで
ある。
【図24】賞球モータ制御処理を示すフローチャートで
ある。
【図25】賞球モータ制御処理を示すフローチャートで
ある。
【図26】分岐処理を示すフローチャートである。
【図27】払出予定数設定処理を示すフローチャートで
ある。
【図28】払出制御指定処理を示すフローチャートであ
る。
【図29】玉貸しモータ制御処理を示すフローチャート
である。
【図30】賞球および玉貸しについての代表的な制御動
作を示すタイミングチャートである。
【図31】賞球および玉貸しについての代表的な制御動
作を示すタイミングチャートである。
【図32】賞球および玉貸しについての代表的な制御動
作を示すタイミングチャートである。
【図33】賞球および玉貸しについての代表的な制御動
作を示すタイミングチャートである。
【図34】賞球間隔フラグとそのフラグの値に対応して
行なわれる単位時間あたりの賞球の回数との関係を表形
式で示す図である。
【図35】賞球モータの動作状態を示すタイミングチャ
ートである。
【符号の説明】
1はパチンコ遊技機、97aは賞球装置、97bは玉貸
し装置、53は基本回路、370は賞球玉貸制御用マイ
クロコンピュータ、187a,187b,187cは玉
切れスイッチ、57はI/Oポート部、31は遊技制御
基板、37は賞球玉貸制御基板、6は遊技盤、19は可
変入賞球装置、14は始動口、24(24a,24b,
24c,24d,24e)は一般入賞口、54はROM
である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた払出条件が成立したこと
    に応じて玉が払出される遊技機であって、 景品玉の払出条件の成立に応じて景品玉を払出し可能で
    あり、単位時間あたりの景品玉の払出数が変更可能な景
    品玉払出手段と、 該景品玉払出手段とは独立して作動可能であって、貸玉
    の払出条件の成立に応じて貸玉を払出し可能な貸玉払出
    手段と、 前記遊技機の遊技状態を制御する手段であって、玉の払
    出しに関する指令情報を出力することが可能な遊技制御
    手段と、 前記景品玉払出手段および前記貸玉払出手段のそれぞれ
    における玉の払出しのための制御を行なう手段であっ
    て、前記指令情報にしたがって玉の払出しのための制御
    を行なうことが可能な玉払出制御手段と、 前記景品玉払出手段による払出しが可能な状態で待機し
    ている待機景品玉を検出可能な第1の玉検出手段と、 該第1の玉検出手段の検出出力に基づいて、前記待機景
    品玉の存在の有無を判定する第1の判定手段と、 前記貸玉払出手段による払出しが可能な状態で待機して
    いる待機貸玉を検出可能な第2の玉検出手段と、 該第2の玉検出手段の検出出力に基づいて、前記待機貸
    玉の存在の有無を判定する第2の判定手段とを含み、 前記玉払出制御手段は、前記第1の判定手段により待機
    景品玉がないと判定された後で待機景品玉があると判定
    された場合にはその待機景品玉がないと判定される前の
    段階における単位時間あたりの景品玉の払出数よりも前
    記景品玉払出手段による単位時間あたりの景品玉の払出
    数を減少変更させる制御を行なうが、前記第2の判定手
    段により待機貸玉がないと判定された後で待機貸玉があ
    ると判定された場合には前記貸玉払出手段による単位時
    間あたりの貸玉の払出数を変更しないことを特徴とす
    る、遊技機。
  2. 【請求項2】 前記第1の判定手段は、前記遊技制御手
    段に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載
    の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記遊技制御手段は、前記第1の判定手
    段により待機景品玉がないと判定された場合に、景品玉
    の払出しを停止させる旨を特定可能な停止指令情報を出
    力し、その後、前記第1の判定手段により待機景品玉が
    あると判定された状態が所定期間継続した場合に、景品
    玉の払出しを許可する旨を特定可能な許可指令情報を出
    力する、請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記遊技制御手段と前記玉払出制御手段
    との間では、前記遊技制御手段から前記玉払出制御手段
    への一方向通信による情報の伝送が行なわれることを特
    徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技制御手段は、前記遊技制御手段
    の内部から外部への情報の出力が可能であるが前記遊技
    制御手段の外部から内部への情報の入力が不可能である
    不可逆性出力手段を含むことを特徴とする、請求項1か
    ら4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記遊技機に設けられ、打玉が打込まれ
    る遊技領域が形成された遊技盤と、 前記遊技領域に設けられ、打玉の入賞により景品玉の払
    出条件が成立し、払出される景品玉の個数が互いに異な
    る複数種別に分類される複数の入賞領域とをさらに含
    み、 前記遊技制御手段は、 前記複数の入賞領域のそれぞれへの入賞に応じて払出す
    べき景品玉の払出個数の情報を入賞領域の種別ごとに記
    憶することが可能な記憶手段と、 前記入賞領域への入賞があった場合に、入賞があった入
    賞領域に対応する景品玉の払出個数の情報を前記記憶手
    段の記憶情報に基づいて決定し、決定した払出個数の景
    品玉を払出す旨を特定可能な指令情報を出力することが
    可能な指令情報出力手段とを含むことを特徴とする、請
    求項1から5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記遊技制御手段は、前記景品玉の払出
    条件が成立した場合に、景品玉の払出しを指令する指令
    情報を即時出力可能であることを特徴とする、請求項1
    から6のいずれかに記載の遊技機。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001058060A (ja) * 1999-08-23 2001-03-06 Daiichi Shokai Co Ltd 弾球遊技機の球送出装置
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