JP2000202689A - 管へのフランジ・リブ自動溶接装置 - Google Patents

管へのフランジ・リブ自動溶接装置

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JP2000202689A JP11008586A JP858699A JP2000202689A JP 2000202689 A JP2000202689 A JP 2000202689A JP 11008586 A JP11008586 A JP 11008586A JP 858699 A JP858699 A JP 858699A JP 2000202689 A JP2000202689 A JP 2000202689A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶接能率の向上及び悪作業環境の排除が可能
であると共に、溶接対象管の製品誤差や変形度合いのば
らつきにかかわらず、溶接強度及び品質の安定化が図れ
る自動溶接装置を提案する。 【解決手段】 管1を横倒し姿勢に載置して管軸線に対
し直交する方向に自動搬送する管自動搬送台車2による
搬送経路脇で管搬送方向に所定間隔を置いた二箇所にリ
ブ自動供給用マテハンロボット10を併設して一層目の
溶接を行う第1のロボット式自動溶接装置3と二層目の
溶接を行う第2のロボット式自動溶接装置4を並設し、
第1のロボット式自動溶接装置3よりも管搬送方向上手
側には、管端面を基準位置に位置決めする機能を備えた
第1ステーション機構5が設けられ、かつ、第1及び第
2のロボット式自動溶接装置3,4に対応する箇所に
は、管1を各層の溶接位置に昇降させる機能及び管1を
軸心周りに回転させる機能を備えた管昇降回転用の第2
及び第3ステーション機構6,7が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば管軸線方向
の一端面から押圧力(背圧)を付与して地中を順次推進
させることにより地中に排水管路を形成するときの単一
セグメントとなる推進管の挿口部など各種の金属製管の
外周に円環状フランジ及びフランジ補強用のリブを溶接
する場合に用いられる管へのフランジ・リブ自動溶接装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のフランジ・リブの溶接に際して
は、管とフランジ及びリブとの材質の相違による溶接強
度の低下を防ぐ意味から、例えばニッケル溶接と軟鋼溶
接といった二層盛り溶接を行うのが一般的である。
【0003】このような二層盛り溶接を行うにあたっ
て、従来では、図6に示すように、管50を、ターンロ
ーラのような軸心周りの回転機能を持つ管支持装置51
上に横倒し姿勢に載置した上、その管50の上に安全索
52を装着した作業者Mが乗って所定の溶接作業を実施
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したような人手に
よる従来の溶接によると、作業能率が悪くてフランジ付
管の生産性が非常に低いのはもとより、大径管である場
合、高所作業が強いられるばかりでなく、十分な溶接強
度を確保するうえで溶接ビード幅を大きくとるために、
作業者は長時間に亘って同じ姿勢を保つ必要があり、か
つ、溶接熱が管に畜えられて周囲が高温になるなど作業
環境が非常に悪い。また、溶接対象となる管毎の製品誤
差あるいは変形度合いのばらつきなどによって溶接箇所
にずれを生じやすく、溶接強度及び品質が不安定になる
という問題がある。
【0005】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、能率の向上及び悪作業環境の排除が可能であると共
に、溶接対象管の製品誤差や変形度合いのばらつきにか
かわらず、溶接強度及び品質を安定化することができる
管へのフランジ・リブ自動溶接装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明に係る管へのフランジ・リブ自動溶接装
置は、管の外周に嵌合された円環状フランジ及びこの円
環状フランジの軸方向の一面と管の外周面とに当接する
状態で管の外周方向に所定間隔を隔てた複数箇所に配置
されるフランジ補強用のリブを管に対して二層盛りに自
動溶接する装置であって、管を横倒し姿勢に載置して管
軸線に対して直交する方向に沿って自動搬送する管自動
搬送手段を設けると共に、この管自動搬送手段による搬
送経路脇で管搬送方向に所定間隔を置いた二箇所にはリ
ブ自動供給装置を併設し一層目の溶接を行う第1のロボ
ット式自動溶接装置と二層目の溶接を行う第2のロボッ
ト式自動溶接装置を設置し、管自動搬送手段による搬送
経路で第1のロボット式自動溶接装置よりも管搬送方向
の上手側には、管自動搬送手段により搬送されてくる管
を受け取り、その管端面をリブ供給及び自動溶接動作用
の基準位置に位置決めする機能を備えた管位置決め用の
第1ステーション機構が設けられ、かつ、管自動搬送手
段による搬送経路で第1及び第2のロボット式自動溶接
装置に対応する箇所には、搬送されてくる管を受け取
り、その管を所定のリブ供給位置及び各層の溶接位置に
昇降させる昇降機能及び管を軸心周りに回転させる回転
機能を備えた管昇降回転用の第2及び第3ステーション
機構が設けられていることを特徴とするものである。
【0007】上記した構成の本発明によれば、管自動搬
送手段を介して横倒し姿勢に載置した溶接対象管を管軸
線に対して直交する方向に沿って自動搬送させることに
よって、まず、搬送されてくる管が第1ステーション機
構に達したとき、その管は自動搬送手段から受け取られ
て管端面がリブ供給及び自動溶接動作用の基準位置に揃
えられるように管の位置決めが行われる。その後、再び
管自動搬送装置により上記と同一の方向に自動搬送され
る管が第2ステーション機構に達したとき、その管は自
動搬送手段から受け取られて所定の高さ位置にまで上昇
され、その上昇位置においてリブ自動供給装置によりリ
ブが供給されるとともに、第1のロボット式自動溶接装
置により一層目の溶接が自動的に行われる。そして、複
数のリブ及びフランジに対する一層目の溶接が完了した
後の管は管自動搬送装置により同一方向に再搬送され、
一層目のフランジ・リブの溶接が完了した管が第3ステ
ーション機構に達したとき、その管は自動搬送手段から
受け取られて所定の高さ位置にまで上昇され、その上昇
位置において第2のロボット式溶接装置により二層目の
自動溶接が行われる。
【0008】このように、管を自動搬送しながら、基準
位置に対する位置決め動作、一層目の溶接、二層目の溶
接を自動的、連続的に行うことによって、作業能率の向
上及び悪作業環境の排除が可能となるのみならず、先行
する位置決め動作により溶接位置のずれやばらつきの発
生がなくなり、常に安定した溶接強度及び溶接品質が得
られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0010】図1は本発明に係る管へのフランジ・リブ
自動溶接装置全体の概略構成を示す斜視図、図2はその
概略正面図である。
【0011】このフランジ・リブ自動溶接装置は、推進
管等の管1を横倒し姿勢に載置して管軸線aに対して直
交する方向に沿って自動搬送する管自動搬送台車(手
段)2と、この管自動搬送台車2による管搬送経路脇で
管搬送方向bに所定間隔を置いた二箇所に設置された第
1及び第2のロボット式自動溶接装置3,4と、第1の
ロボット式自動溶接装置3よりも管搬送方向bの上手側
の管搬送経路中に設置された位置決め用の第1ステーシ
ョン機構5と、第1及び第2のロボット式自動溶接装置
3,4に対応する管搬送経路中に設置された管昇降回転
用の第2及び第3ステーション機構6,7と、第1ステ
ーション機構5よりも管搬送方向bの上手側の管搬送経
路中に設置されたフランジ取付用の先行ステーション機
構8と、第3ステーション機構7よりも管搬送方向bの
下手側の管搬送経路中に設置された溶接手直し用の後続
ステーション機構9とを備えて構成されている。
【0012】管自動搬送台車2は、床面上を転動する走
行用車輪11及び昇降シリンダ12を備えたテーブル状
の台車本体13に管1を横倒し姿勢に載置支持するVブ
ロック14を固定してなる。
【0013】第1のロボット式自動溶接装置3は、門型
固定枠体15に管搬送方向bと平行な方向に移動可能に
支持された可動板16に取り付けられて溶接トーチ3a
が6軸方向に自由に首振り可能とされており、一層目の
溶接を行うものである。この第1のロボット式自動溶接
装置3の側部にはリブ自動供給用のマテハンロボット1
0が門型固定枠体15を共通として併設されている。
【0014】第2のロボット式自動溶接装置4は、門型
固定枠体17に管搬送方向bと平行な方向に移動可能に
支持された可動板18に取り付けられて溶接トーチ4a
が6軸方向に自由に首振り可能とされており、二層目の
溶接を行うものである。
【0015】第1ステーション機構5は、固定台19上
にその軸心が管搬送方向bに向かう状態で駆動回転可能
に鼓型ローラ20を支承させてなり、管自動搬送台車2
により搬送されてくる管1を昇降シリンダ12を介して
の台車本体13及びVブロック14の昇降動作に伴って
鼓型ローラ20上に受け取るとともに、その受け取った
管1を鼓型ローラ20の駆動回転により管軸心方向に移
動させてその管端面1eをリブ供給及び自動溶接動作用
の基準位置に位置決めする機能を有するものである。
【0016】第2ステーション機構6及び第3ステーシ
ョン機構7は、固定台21,22上に伸縮シリンダ2
3,24を介して取り付けられた昇降板25,26上に
その軸心が管搬送方向bに対して直交する状態で駆動回
転可能にローラ群27,28を支承させてなり、管自動
搬送台車2により搬送されてくる管1を昇降シリンダ1
2を介しての台車本体13及びVブロック14の昇降動
作に伴ってローラ群27,28上に受け取るとともに、
その受け取った管1を伸縮シリンダ23,24の伸長動
作により第1及び第2のロボット式溶接装置3,4によ
る所定の溶接位置にまで上昇させる昇降機能及び管1を
ローラ群27,28の駆動回転により管軸心周りに回転
させる回転機能を有するものである。
【0017】また、フランジ取付用の先行ステーション
機構8及び溶接手直し用の後続ステーション機構9は、
固定台29,30上にその軸心が管搬送方向bに対して
直交する状態で駆動回転可能にローラ群31,32を支
承させてなり、管自動搬送台車2により搬送されてくる
管1を昇降シリンダ12を介しての台車本体13及びV
ブロック14の昇降動作に伴ってローラ群31,32上
に受け取るとともに、その受け取った管1をローラ群3
1,32の駆動回転により管軸心周りに回転させる回転
機能を有するものである。
【0018】上記の如く構成された管へのフランジ・リ
ブ自動溶接装置においては、管自動搬送台車2のVブロ
ック14上に横倒し姿勢に載置した溶接対象管1を台車
2の走行により管軸線aに対して直交する方向に沿って
自動搬送させる。そして、台車2が先行ステーション機
構8に達した時点で、管1はローラ群31上に受け取ら
れ、ここで推進管の挿口部など管端面1eに近い箇所の
外周に円環状のフランジ33が挿入嵌合される。
【0019】次に、円環状フランジ33が嵌合された管
1は、管自動搬送台車2側に戻され該管自動搬送台車2
の走行により横倒し姿勢のままで管搬送方向bに自動搬
送される。この管自動搬送台車2及び管1が第1ステー
ション機構5に達したとき、搬送されてきた管1は自動
搬送台車2のVブロック14から鼓型ローラ20上に受
け取られた後、その鼓型ローラ20の駆動回転により管
軸心方向に移動されてその管端面1eがリブ供給及び自
動溶接動作用の基準位置に位置するように位置決めされ
る。
【0020】続いて、位置決めされた管1は、再び管自
動搬送台車2側に戻されて該台車2の走行により横倒し
姿勢のままで管搬送方向bに自動搬送される。この管自
動搬送台車2及び管1が第2ステーション機構6に達し
たとき、位置決めされて搬送されてきた管1は自動搬送
台車2からローラ群27上に受け取られた後、伸縮シリ
ンダ23の伸長動作によって所定高さの溶接位置にまで
上昇され、その上昇位置においてローラ群27の駆動回
転に伴い管1をその軸心周りに回転させながらリブ自動
供給用のマテハンロボット10により管外周方向に所定
間隔を置いた複数箇所にリブ34を順次供給し、かつ、
そのリブ34を第1のロボット式自動溶接装置3により
順次仮付けする。この仮付け終了後、引き続いて第1の
ロボット式自動溶接装置3の溶接トーチ3aを、図3の
矢印に示すように、ウィービングさせて、例えばニッケ
ルワイヤーを介してフランジ33及びフランジ補強用の
リブ34を管1に対して隅肉盛り溶接が自動的に行われ
て一層目の溶接部N1が得られる。
【0021】複数のリブ34及び円環状フランジ33に
対する一層目の溶接が完了した後の管1は、再び管自動
搬送台車2側に戻されて該台車2の走行により同一方向
bに自動再送される。この管自動搬送台車2及び管1が
第3ステーション機構7に達したとき、一層目の溶接が
完了した管1は自動搬送台車2からローラ群28上に受
け取られた後、伸縮シリンダ24の伸長動作によって所
定高さの溶接位置にまで上昇され、その上昇位置におい
てローラ群28の駆動回転に伴い管1をその軸心周りに
回転させながら、第2のロボット式自動溶接装置4の溶
接トーチ4aを図4の矢印に示すように、ウィービング
させて、例えば軟鋼ワイヤーを介して一層目の溶接部N
1の上に隅肉盛り溶接が自動的に行われて二層目の溶接
部N2が形成され、最終的に図5に示すような形態の二
層盛り溶接が完了する。
【0022】図5に示すような二層盛り溶接が完了した
後の管1は、再度管自動搬送台車2側に戻されて該台車
2の走行により後続ステーション機構9に向け自動搬送
される。そして、この管自動搬送台車2及び管1が後続
ステーション機構9に達した時点で、管1はローラ群3
2上に受け取られ、このローラ群32の駆動回転に伴い
管軸心周りに回転させながら、二層盛りの溶接部N1,
N2の手直しが行われた後、製品管として搬出される。
【0023】上記したように、管1を自動搬送しなが
ら、基準位置に対する位置決め動作、一層目の溶接、二
層目の溶接を自動的、連続的に行えるため、フランジ付
管の生産能率の向上が図れるとともに、人手による高所
作業や長時間に亘る同じ姿勢の持続、作業者に対する熱
的な悪影響といった悪作業環境の排除が可能となるのみ
ならず、溶接前に管端面位置を基準位置に揃える管位置
決め動作により溶接位置のずれやばらつきの発生がなく
なり、溶接強度及び溶接品質を安定よいものとすること
が可能となる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、管の搬
送、基準位置決め、二層盛り溶接の全てを自動的に、か
つ、連続的に行う構成としたので、溶接作業能率の向
上、省人化と共に、悪作業環境を排除することができ、
しかも、溶接対象管の製品誤差や変形度合いのばらつき
にかかわらず、溶接強度及び品質を安定化することがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管へのフランジ・リブ自動溶接装
置全体構成を示す概略斜視図である。
【図2】同概略正面図である。
【図3】一層目の溶接状態を説明する要部の拡大縦断面
図である。
【図4】二層目の溶接状態を説明する要部の拡大縦断面
図である。
【図5】二層盛り溶接が完了した状態を示す要部の拡大
縦断面図である。
【図6】従来の溶接要領を説明する概略側面図である。
【符号の説明】
1 溶接対象管 2 管自動搬送台車(管自動搬送手段) 3 第1のロボット式自動溶接装置 4 第2のロボット式自動溶接装置 5 第1ステーション機構 6 第2ステーション機構 7 第3ステーション機構 10 リブ自動供給用マテハンロボット(リブ自動供給
装置) 33 円環状フランジ 34 フランジ補強用リブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 茂 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 (72)発明者 福崎 一之助 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 (72)発明者 田中 孝宏 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管の外周に嵌合された円環状フランジ及
    びこの円環状フランジの軸方向の一面と管の外周面とに
    当接する状態で管の外周方向に所定間隔を隔てた複数箇
    所に配置されるフランジ補強用のリブを管に対して二層
    盛りに自動溶接する装置であって、 管を横倒し姿勢に載置して管軸線に対して直交する方向
    に沿って自動搬送する管自動搬送手段を設けると共に、 この管自動搬送手段による搬送経路脇で管搬送方向に所
    定間隔を置いた二箇所にはリブ自動供給装置を併設し一
    層目の溶接を行う第1のロボット式自動溶接装置と二層
    目の溶接を行う第2のロボット式自動溶接装置を設置
    し、 管自動搬送手段による搬送経路で第1のロボット式自動
    溶接装置よりも管搬送方向の上手側には、管自動搬送手
    段により搬送されてくる管を受け取り、その管端面をリ
    ブ供給及び自動溶接動作用の基準位置に位置決めする機
    能を備えた管位置決め用の第1ステーション機構が設け
    られ、 かつ、管自動搬送手段による搬送経路で第1及び第2の
    ロボット式自動溶接装置に対応する箇所には、搬送され
    てくる管を受け取り、その管を所定のリブ供給位置及び
    各層の溶接位置に昇降させる昇降機能及び管を軸心周り
    に回転させる回転機能を備えた管昇降回転用の第2及び
    第3ステーション機構が設けられていることを特徴とす
    る管へのフランジ・リブ自動溶接装置。
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