JP2000204971A - 内燃機関のノズルベ―ンの制御方法 - Google Patents

内燃機関のノズルベ―ンの制御方法

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JP2000204971A
JP2000204971A JP11007769A JP776999A JP2000204971A JP 2000204971 A JP2000204971 A JP 2000204971A JP 11007769 A JP11007769 A JP 11007769A JP 776999 A JP776999 A JP 776999A JP 2000204971 A JP2000204971 A JP 2000204971A
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JP
Japan
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pressure
valve
valve closing
internal combustion
combustion engine
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JP11007769A
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English (en)
Inventor
Akihide Okuyama
晃英 奥山
Masuo Kawamoto
増夫 川本
Naoya Okada
直也 岡田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 暖機効果を増すことができ、信頼性向上を図
ることができるとともに、スモーク及び燃費の低減を図
ることができる内燃機関のノズルベーンの制御方法を提
供する。 【解決手段】 ディーゼルエンジン11の排気管16に
設けた排気絞り弁18には、開度可変のノズルベーン1
9,20が設置されている。排気絞り弁18は、そのノ
ズルベーン19,20同士間が互いに当接することによ
って全閉されるようになっている。そして、排気絞り弁
18は、外部駆動部材21のアクチュエータ23の作動
により第1閉弁段階において第1閉弁スピードv1、第
2閉弁段階においてその第1閉弁スピードv1より遅い
第2閉弁スピードv2にて閉弁されるようにした。ま
た、その第2閉弁スピードv2を可変に制御した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の排気系
に設けた開度可変の内燃機関のノズルベーンの制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、内燃機関としてのディーゼルエン
ジンにおいて排気を絞ることが行われており、この排気
絞りは、冷却水損失を増大させ暖機時間の短縮を目的と
したものや排気ブレーキとして使用しエンジンブレーキ
の増大を目的としたものである。暖機効果を向上するた
めに、アイドル時のエンジン回転数を高めるとともに排
気絞り弁を閉じることにより排気温度を上昇させるよう
にしている。
【0003】図6は、従来の排気絞り弁及び該排気絞り
弁を制御する制御方法を説明する説明図である。図6に
おいて、ディーゼルエンジンにおける排気系としての排
気管70の途中には、排気絞り弁71が装着されてい
る、この排気絞り弁71は、2つのノズルベーン72,
73と、それらノズルベーン72,73を回動駆動する
駆動部材74と、それらノズルベーン72,73と駆動
部材74とを連結させる連結部材75とを備えている。
前記駆動部材74は、アクチュエータ76と、該アクチ
ュエータ76により往復直線運動に駆動されるロッド7
6aとから構成されている。基端部がアクチュエータ7
6に連結したロッド76aの先端部には、連結部材75
を構成する第1の連結レバー77の一端が回動可能に連
結されている。その第1の連結レバー77の中央部に
は、長孔77aが形成され、その長孔77aには排気絞
り弁71の弁体71aに固定されている第1のピン78
が嵌挿されている。そして、第1の連結レバー77はそ
のピン78を回動中心として回動可能に支持されるとと
もに、長孔77aの範囲内で長手方向に移動可能に支持
されている。また、その第1の連結レバー77の他端
は、中間連結レバー79の中央部に連結されている。そ
の中間連結レバー79の両端部は、それぞれ第2及び第
3の連結レバー80,81の一端部に連結されている。
第2及び第3の連結レバー80,81の中央部には、長
孔80a,81aが形成され、その長孔80a,81a
にはそれぞれ排気絞り弁71の弁体71aに固定されて
いる第2及び第3のピン82,83が嵌挿されている。
そして、両第2及び第3の連結レバー80,81はそれ
ぞれ第2及び第3のピン82,83を回動中心として回
動可能に支持されるとともに、長孔80a,81aの範
囲内で長手方向に移動可能に支持されている。第2及び
第3の連結レバー80,81の他端は、第2及び第3の
連結レバー80,81の長手方向と所定角度をなして前
記2つのノズルベーン72,73をそれぞれ連結してい
る。
【0004】そして、図6(a)及び(b)に示すよう
に、前記ロッド76aが、例えば左方向へ移動すると、
該ロッド76aに連結された前記第1の連結レバー77
の一端は、ロッド76aとともに左方向へ移動される。
このとき、第1の連結レバー77は、前記第1のピン7
8を中心として反時計回り方向に回動される。そして、
第1の連結レバー77の他端に連結された中間連結レバ
ー79は、第1の連結レバー77の他端とともに回動さ
れることにより第2及び第3の連結レバー80,81
は、中間連結レバー79とともにそれぞれ第2及び第3
のピン82,83を中心として時計回り方向に回動され
る。そして、第2及び第3の連結レバー80,81の他
端に固定されたノズルベーン72,73は、図6(b)
に示すような当接状態(排気絞り弁71の全閉状態)と
なるように第2及び第3の連結レバー80,81の他端
とともに回動される。
【0005】そして、図6(b)に示すノズルベーン7
2,73の全閉状態(つまり排気絞り弁71の全閉状
態)から、ロッド76aが、図6(a)に示す右方向へ
移動すると、ノズルベーン72,73を全開状態(つま
り排気絞り弁71の全開状態)へ戻すことができる。
【0006】つまり、ロッド76aの左右方向の運動に
よって、ノズルベーン72,73の全開状態(排気絞り
弁71の全開状態)とノズルベーン72,73の全閉状
態(排気絞り弁71の全閉状態)を切り換えることがで
きる。
【0007】また、図6(a)に示す排気絞り弁71は
常開タイプの排気絞り弁である。排気絞り弁71の弁体
71aには、前記ロッド76aの先端の延長線上におい
てロッド76aの直線運動範囲を規制するストッパ部材
84が設けられている。排気絞り弁71の絞り効果を高
めるため、排気絞り弁71の全閉状態において、ノズル
ベーン72,73同士を密着させるように前記ストッパ
部材84とロッド76aとの当接位置を設定するように
なっている。前記アクチュエータ76の動作、つまり排
気絞り弁71の開閉は、コントローラ85により制御さ
れるようになっている。
【0008】具体的に説明すれば、従来の排気絞り弁7
1の制御においては、エンジンに取り付けた吸気温セン
サ、冷却水温センサ、エンジン回転数センサ及びエンジ
ン負荷センサ(図示せず)などから検出された各検出信
号はコントローラ85に入力される。コントローラ85
はそれらの検出信号に基づいてアクチュエータ76に動
作指令を出力し、排気絞り弁71の開閉を制御する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来では、
エンジンの運転中でのある運転条件(所定検出信号に基
づいて)において、暖機時間の短縮つまり暖機効果の向
上を図るために、ノズルベーン72,73が図6(a)
に示す常開(初期)状態位置(以下はA位置という)か
ら図6(b)に示す全閉状態位置(以下はB位置とい
う)へと一気に切り換えられるように排気絞り弁71を
迅速に全閉させている。そのとき、アクチュエータ76
がロッド76aを急激に作動させて同ロッド76aを前
記ストッパ部材84に当接させると、連動するノズルベ
ーン72,73同士が衝突し、その衝突によってノズル
ベーン72,73が変形したり、破損したりするおそれ
があった。このノズルベーン72,73の変形及び破損
は排気絞り弁71の機能低下を招き、エンジンの信頼性
向上を図る上の問題点となった。
【0010】また、図7(a)〜(c)に示すように、
時刻tbにおいて、排気絞り弁71を迅速に全閉させる
ことによって、排圧Pgが著しく上昇する。従って、排
圧Pgと過給圧Pbとの差(=Pg−Pb)が増大し、
その増大に対し、しかも内部EGRの急増を伴い、安定
した燃料コントロール及び燃焼が行われなくなる。その
結果、過度的に空燃比がリッチとなり、スス・スモーク
発生が起きる。これは、エンジンのスモーク及び燃費の
低減を図る上の問題となった。
【0011】逆に、あらゆる運転条件において、排気絞
り弁71を緩慢に全閉させることによって、ノズルベー
ン72,73つまり排気絞り弁71のダメージ発生及び
スス・スモーク発生を回避することができるが、排圧が
抑えられるためエンジンの完全(又は十分)な暖機効果
が達成できないおそれがあった。
【0012】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、その第1の目的は、ノズルベーンの変形
及び破損を防止することによって内燃機関の信頼性向上
を図ることができるとともに、スモーク及び燃費の低減
を図ることができる内燃機関のノズルベーンの制御方法
を提供することにある。その第2の目的は、第1の目的
を達成するとともに、内燃機関の暖機効果を増すことが
できる内燃機関のノズルベーンの制御方法を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、内燃機関の排気系に設
けた開度可変のノズルベーンを全閉することによって内
燃機関の排気絞り効果を向上させる内燃機関のノズルベ
ーンの制御方法について、前記ノズルベーンは、少なく
とも第1閉弁スピードを有する第1閉弁段階と、該第1
閉弁スピードより遅い第2閉弁スピードを有する第2閉
弁段階の2段階を経て全閉されるようにしたことを要旨
とする。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の内燃機関のノズルベーンの制御方法において、前記第
2閉弁スピードを内燃機関の状態に応じて可変に制御し
たことを要旨とする。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の内燃機関のノズルベーンの制御方法において、
前記ノズルベーンは、内燃機関の排気系に設けた排気絞
り弁のノズルベーンであることを要旨とする。
【0016】(作用)従って、請求項1に記載の発明に
よれば、ノズルベーンは、少なくとも第1閉弁スピード
を有する第1閉弁段階と、該第1閉弁スピードより遅い
第2閉弁スピードを有する第2閉弁段階の2段階を経て
全閉されるようにした。従って、ノズルベーンは、第1
閉弁段階において第1閉弁スピードにて高速に閉弁され
ることによって内燃機関の排圧が迅速に上昇される。ま
た、ノズルベーンは、第2閉弁段階において第2閉弁ス
ピードにて緩やかに閉弁されることによってノズルベー
ン同士間の衝突が回避されることから、その衝突による
ノズルベーンの変形及び破損が防止される。さらに、ノ
ズルベーンは、第2閉弁段階において第2閉弁スピード
にて緩やかに閉弁されることによって内燃機関の排圧の
急激な上昇が抑えられ、その排圧の急激な上昇に伴う燃
料コントロール及び燃焼の不安定が解消される。
【0017】その結果、内燃機関の暖機効果を確保する
ことができ、内燃機関の信頼性向上を図ることができる
とともに、内燃機関のスモーク及び燃費の低減を図るこ
とができる。
【0018】請求項2に記載の発明によれば、第2閉弁
スピードを内燃機関の状態に応じて可変に制御した。従
って、請求項1に記載の発明の作用に加えて、例えば内
燃機関の暖機効果が不十分である場合、緩やかに閉弁さ
れる第2閉弁段階の第2閉弁スピードをその時の暖機状
態に対応して増減させて内燃機関の暖機効果を増すこと
ができる。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の作用に加えて、内燃機関の絞り効
果を向上することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図3に従って説明する。内燃機関としての
ディーゼルエンジン(以下、エンジンという)11のシ
リンダ12にピストン13が配置され、シリンダ12と
吸気管14とが吸気弁15を介して連通するとともにシ
リンダ12と排気系としての排気管16とが排気弁17
を介して連通するようになっている。
【0021】排気管16の途中には、排気絞り手段とし
ての常開タイプの排気絞り弁18が装着されている。こ
の排気絞り弁18は、2つのノズルベーン19,20
と、それらノズルベーン19,20を回動駆動する外部
駆動部材21と、それらノズルベーン19,20と該外
部駆動部材21とを連結させる連結部材22とを備えて
いる。
【0022】前記外部駆動部材21は、アクチュエータ
23と、そのアクチュエータ23により往復直線運動に
駆動されるロッド24とから構成されている。基端部が
アクチュエータ23に連結したロッド24の先端部に
は、連結部材22を構成する第1の連結レバー25の一
端が回動可能に連結されている。
【0023】第1の連結レバー25は、図2に示すよう
に、その中央部に長孔26が形成されている。その長孔
26内には排気絞り弁18の弁体27に固定されている
第1のピン28が嵌挿されている。そして、第1の連結
レバー25は、その第1のピン28を回動中心として回
動可能に同ピン28により支持されるとともに、長孔2
6の範囲内で長手方向に移動可能に支持されている。
【0024】また、その第1の連結レバー25の他端
は、連結部材22を構成する中間連結レバー29の中央
部に回動可能に連結されている。その中間連結レバー2
9の両端部は、連結部材22を構成する第2及び第3の
連結レバー30,31の一端部とそれぞれ回動可能に連
結されている。
【0025】第2及び第3の連結レバー30,31は、
その中央部に長孔32,33がそれぞれ形成されてい
る。その長孔32,33内には排気絞り弁18の弁体2
7に固定されている第2及び第3のピン34,35がそ
れぞれ嵌挿されている。そして、第2の連結レバー30
はその第2のピン34を回動中心として回動可能に同第
2のピン34により支持されるとともに、長孔32の範
囲内で長手方向に移動可能に支持されている。また、第
3の連結レバー31はその第3のピン35を回動中心と
して回動可能に同第3のピン35により支持されるとと
もに、長孔33の範囲内で長手方向に移動可能に支持さ
れている。
【0026】第2及び第3の連結レバー30,31の他
端には、第2及び第3の連結レバー30,31の長手方
向と所定角度をなしてノズルベーン19,20はそれぞ
れ固定されている。
【0027】排気絞り弁18の弁体27には、前記ロッ
ド24の先端の延長線上においてロッド24の直線運動
範囲を規制するストッパ部材36が設けられている。前
記アクチュエータ23は、その容器37の内部がピスト
ン38により圧力基準室(大気圧室)39と圧力調整室
40とに区画されている。そのピストン38には前記ロ
ッド24の基端部を固着している。また、容器37内の
圧力調整室40には弾性部材としてのスプリング41が
配置され、ピストン38は、そのスプリング41により
図2において右方向へ移動するように付勢されている。
【0028】圧力調整室40の入口ポート42は、バキ
ュームレギュレーテイングバルブ(以下、VRVとい
う)43に接続されている。VRV43は、大気圧P0
を導入する大気ポート44を設けているとともに、負圧
P1を導入するバキュームポンプ45に接続されてい
る。また、VRV43は、コントローラ46に接続され
ている。
【0029】コントローラ46は、エンジン11内の各
所定位置に取り付けた図示しない吸気温センサ、冷却水
温センサ、エンジン回転数センサ及びエンジン負荷セン
サなどから検出された各検出信号に基づいてVRV43
に切り換え動作指令を出力する。
【0030】そして、コントローラ46は、VRV43
を圧力調整室40に対してバキュームポンプ45又は大
気ポート44若しくは同時にバキュームポンプ45及び
大気ポート44の3通りの連通切り換え制御によって、
圧力調整室40内の圧力Pを、P0,P1及びP2の3
通りに切り換え制御している。
【0031】つまり、VRV43により圧力調整室40
と大気ポート44が連通されると、圧力調整室40内の
圧力Pは大気圧P0となり、VRV43により圧力調整
室40とバキュームポンプ45が連通されると、圧力調
整室40内の圧力Pはバキュームポンプ45と同じの負
圧P1となる。また、VRV43により圧力調整室40
とバキュームポンプ45及び大気ポート44が同時に連
通されると、圧力調整室40内の圧力Pはバキュームポ
ンプ45の負圧P1と大気圧P0との間の負圧P2とな
る。
【0032】本実施形態では、圧力調整室40内の圧力
Pが大気圧P0となると、圧力調整室40内の圧力P0
と圧力基準室39内の圧力P0との圧力差Ps0がゼロ
となり、ピストン38がスプリング41の付勢力により
押されて排気絞り弁18を開ける方向(図2において右
方向)へ移動されるようになっている。また、圧力調整
室40内の圧力Pが負圧P1となると、圧力調整室40
内の圧力P1と圧力基準室39内の圧力P0との圧力差
Ps1がスプリング41の弾力より大きくなり、ピスト
ン38がスプリング41の付勢力に抗して排気絞り弁1
8を閉める方向(図2において左方向)へ移動されるよ
うになっている。また、圧力調整室40内の圧力Pが負
圧P1と大気圧P0との間の負圧P2となると、圧力調
整室40内の圧力P2と圧力基準室39内の圧力P0と
の圧力差Ps2がスプリング41の弾力より大きくな
り、ピストン38がスプリング41の付勢力に抗して排
気絞り弁18を閉める方向(図2において左方向)へ移
動されるようになっている。このとき、圧力差Ps2よ
り圧力差Ps1が大きいため、圧力差Ps1にて移動さ
れるピストン38の移動速度は、圧力差Ps2にて移動
されるピストン38の移動速度より大きくなっている。
【0033】また、本実施形態では、コントローラ46
は、図3に示すタイムチャートに従ってVRV43を制
御するようになっている。詳述すると、コントローラ4
6は、各センサの検出信号(つまりエンジン11の運転
状況)に基づき暖機作動すべき即ち排気絞り弁18を閉
めるべきと判断する時刻taにおいて、圧力調整室40
内の圧力Pを負圧P1にすべくVRV43を制御する。
時刻taから所定時間tを経過した時刻tkにおいて、
コントローラ46は、圧力調整室40内の圧力Pを負圧
P2にすべくVRV43を制御する。そして、コントロ
ーラ46は、各センサの検出信号に基づき排気絞り弁1
8を開けるべきと判断すると、圧力調整室40内の圧力
Pを大気圧P0にすべくVRV43を制御する。なお、
前記所定時間t(又は時刻tk)は、コントローラ46
は、各センサの検出信号(つまりエンジン11のそのと
きの運転状況、例えば排圧など)に基づき予め計算し設
定されるものである。本実施形態では、その所定時間t
(又は時刻tk)を、排気絞り弁18を全閉する直前、
例えば排気絞り弁18が9割程度閉められるまでの時間
(又は時刻tk)としている。そして、その所定時間t
(又は時刻tk)に対する制御は、コントローラ46内
に設けられたタイマにて計時されるようになっている。
【0034】さらに、コントローラ46は、VRV43
に対し圧力調整室40内の圧力Pを負圧P2に制御する
ときにおいて、圧力調整室40をバキュームポンプ45
又は大気ポート44と連通するVRV43の開度を制御
することによって、圧力調整室40内の圧力P2を可変
に制御できるようになっている。つまり、その時のエン
ジン11の暖機状態(水温など)に基づいて、コントロ
ーラ46は負圧P2の値を変更するようにしている。例
えば、その時のエンジン11の暖機状態が良くない場合
において、コントローラ46は負圧P2の値を大きく
し、その時のエンジン11の暖機状態が良い場合におい
て、コントローラ46は負圧P2の値を小さくするよう
にしている。
【0035】次に、本実施形態の排気絞り弁18の開閉
を制御する動作及び方法について説明する。エンジン1
1の運転中、図3(a)に示すように、コントローラ4
6は、各センサの検出信号(つまりエンジン11の運転
状況)に基づき暖機作動すべき即ち排気絞り弁18を閉
めるべきと判断する時刻taにおいて、VRV43に対
し圧力調整室40をバキュームポンプ45と連通させる
指令を出力する。つまり第1閉弁段階に入る。このと
き、圧力調整室40がバキュームポンプ45と連通され
ることによって、圧力調整室40内の圧力Pはバキュー
ムポンプ45の負圧P1となる。
【0036】そして、図2(c)に示すように、スプリ
ング41の付勢力に抗してピストン38はロッド24の
先端部が前記ストッパ部材36の方向に高速に移動す
る。このとき、ロッド24の先端部に連結された前記第
1の連結レバー25の一端は、ロッド24に対して回転
しながらロッド24とともに左方向へ移動される。そし
て、第1の連結レバー25は、前記第1のピン28を中
心として反時計回り方向に回動される。その回動によっ
て第1の連結レバー25の他端に連結された中間連結レ
バー29は、第1の連結レバー25の他端とともに回動
される。中間連結レバー29の回動とともに、第2及び
第3の連結レバー30,31の一端が回動される。第2
及び第3の連結レバー30,31は、それぞれ第2及び
第3のピン34,35を中心として時計回り方向に回動
され、第2及び第3の連結レバー30,31の他端に固
定されたノズルベーン19,20は、互いに密着する方
向に第2及び第3の連結レバー30,31の他端ととも
に回動される。つまり排気絞り弁18は、負圧P1に対
応する第1閉弁スピードv1にて閉されていく。
【0037】次に、コントローラ46は、第1閉弁段階
に入る時刻taから所定時間tが経過した時刻tk(=
ta+t)において、VRV43に対し圧力調整室40
をバキュームポンプ45と連通するとともに、大気ポー
ト44と連通させる指令を出力する。つまり第2閉弁段
階に入る。このとき、圧力調整室40内の圧力Pは、負
圧P1から負圧P2に切り換えられる。そして、排気絞
り弁18は、負圧P2に対応する第2閉弁スピードv2
(<v1)にて時刻tcにおいて全閉される(ロード2
4の先端部はストッパ部材36に当接する)。
【0038】また、コントローラ46は、各センサの検
出信号に基づき排気絞り弁18を開けるべきと判断(暖
機条件解除と判断)すると、VRV43に対し圧力調整
室40を、バキュームポンプ45との連通を遮断すると
ともに大気ポート44と連通させる指令を出力する。こ
のとき、圧力調整室40が大気ポート44と連通される
ことによって、圧力調整室40内の圧力Pは圧力基準室
39と同じの大気圧P0となりスプリング41の付勢力
によりピストン38が押されて排気絞り弁18は開けら
れる。
【0039】次に、本実施形態の排気絞り弁18の開閉
制御方法の特徴を以下に記載する。 (1)本実施形態では、排気絞り弁18の開閉を駆動す
るアクチュエータ23は、VRV43を介してバキュー
ムポンプ45及び大気ポート44に接続されている。V
RV43は、コントローラ46に接続され、コントロー
ラ46により制御されている。そして、排気絞り弁18
の閉弁は、VRV43の切り換えによって第1閉弁スピ
ードv1と、該第1閉弁スピードv1より遅い第2閉弁
スピードv2との2段階閉弁スピードにて閉弁される。
【0040】従って、図3(a)及び(b)に示すよう
に、排気絞り弁18は、第1閉弁段階において第1閉弁
スピードv1にて所定時間tの間高速に閉弁されること
によってエンジン11の排圧Pgが迅速に上昇される。
また、排気絞り弁18は、第2閉弁段階において第2閉
弁スピードv2にて緩やかに全閉されることによってノ
ズルベーン19,20同士間の衝突が回避されることか
ら、その衝突によるノズルベーン19,20の変形及び
破損が防止される。
【0041】その結果、排気絞り弁18の絞り効果つま
りエンジン11の暖機効果を確保することができるとと
もに、エンジン11の信頼性向上を図ることができる。 (2)本実施形態では、排気絞り弁18は、アクチュエ
ータ23により第1閉弁スピードv1と、該第1閉弁ス
ピードv1より遅い第2閉弁スピードv2との2段階閉
弁スピードにて閉弁されている。従って、図3(b)及
び(c)に実線で示すように、第2閉弁段階においてエ
ンジン11の排圧Pgつまり排圧と過給圧との差(=P
g−Pb)の急激な上昇が抑えられ、排圧Pgつまり排
圧と過給圧との差(=Pg−Pb)の急激な上昇に伴う
燃料コントロール及び燃焼の不安定が解消される。その
結果、エンジン11のスモーク及び燃費の低減を図るこ
とができる。
【0042】(3)本実施形態では、第2閉弁段階の負
圧P2を可変に制御し、つまり、第2閉弁スピードv2
を可変に制御することができるようにしている。従っ
て、排気絞り弁18が第1閉弁スピードv1にて高速に
閉弁される第1閉弁段階でエンジン11の暖機効果が不
十分である場合、第2閉弁段階においてコントローラ4
6の制御によって第2閉弁段階の負圧P2つまり第2閉
弁スピードv2を適度に増大させることができる。その
結果、エンジン11の暖機効果を増すことができる。
【0043】なお、上記実施形態は、例えば以下のよう
に変更することもできる。 ○上記実施形態では、図4に示すように実施してもよ
い。詳述すると、圧力調整室40の入口ポート42に
は、バキュームポンプ45に加えて、別体のバキューム
ポンプ50を、バキュームスイッチングバルブ(以下、
VSVという)51を介して接続させる。しかも、VS
V51も前記コントローラ46からの信号に基づき、バ
キュームポンプ50の負圧と大気ポート52からの大気
圧とを用いて圧力を調整し、圧力調整室40に導入す
る。このとき、バキュームポンプ45の負圧P01とバ
キュームポンプ50の負圧P02(≠P01)の和(P
01+P02)を第1閉弁段階の負圧P1とし、バキュ
ームポンプ45の負圧P01又はバキュームポンプ50
の負圧P02を第2閉弁段階の負圧P2とすれば、排気
絞り弁18は、上記と同様に2段階閉弁スピードにて閉
弁される。この場合、上記実施形態に記載された特徴の
(1)〜(3)と同様な効果を得ることができる。な
お、バキュームポンプ45の負圧P01とバキュームポ
ンプ50の負圧P02を同じにして、つまりP01=P
02となるように実施してもよい。この場合、上記実施
形態記載された特徴の(1)及び(2)と同様な効果を
得ることができる。
【0044】○上記実施形態では、図5に示すように実
施してもよい。詳述すると、圧力調整室40と圧力基準
室39を逆にし、圧力調整室40の入口ポート42は、
三方電磁弁60に接続され、三方電磁弁60は、正圧源
としてのポンプ61に接続されている。また、三方電磁
弁60は、コントローラ46に接続され、該コントロー
ラ46からの信号に基づき圧力調整室40をポンプ61
又は大気ポート62若しくはポンプ61及び大気ポート
62に連通させることによって圧力調整室40内の圧力
Pを制御する。つまり、圧力調整室40内の圧力Pは、
大気ポート62の大気圧P0,ポンプ61の圧力P3及
びポンプ61の圧力P3と大気ポート62の大気圧P0
との間の圧力P4の3通りに切り換えられる。この場
合、上記実施形態に記載された特徴の(1)〜(3)と
同様な効果を得ることができる。
【0045】○上記実施形態では、ノズルベーン19,
20は、第1閉弁スピードv1を有する第1閉弁段階
と、該第1閉弁スピードv1より遅い第2閉弁スピード
v2を有する第2閉弁段階の2段階を経て全閉されるよ
うにした。ノズルベーン19,20を全閉する段階は、
第1閉弁段階と第2閉弁段階の2段階に限定されず、例
えば、3段階又は4段階にしてもよい。この場合、上記
実施形態に記載された特徴の(1)〜(3)と同様な効
果を得ることができる。
【0046】○上記実施形態では、所定時間t(又は時
刻tk)を、排気絞り弁18を全閉する直前、例えば排
気絞り弁18が9割程度閉められるまでの時間(又は時
刻tk)としていた。所定時間t(又は時刻tk)を、
排気絞り弁18を全閉する直前、例えば排気絞り弁18
が8割又は7割程度閉められるまでの時間(又は時刻t
k)としてもよい。この場合、上記実施形態に記載され
た特徴の(1)〜(3)と同様な効果を得ることができ
る。
【0047】○上記実施形態では、圧力調整室40内の
圧力Pは、所定時間tをもって負圧P1から負圧P2に
切り換えられるようにした。圧力調整室40内の圧力P
は、例えば位置センサ等により検知されたピストン38
(又はロッド24)のストロック(又は所定位置)をも
って負圧P1から負圧P2に切り換えられるようにして
もよい。この場合、上記実施形態に記載された特徴の
(1)〜(3)と同様な効果を得ることができる。
【0048】○上記実施形態では、エンジン11の暖機
効果を向上する目的に達成させるために実施したが、エ
ンジン11のエンジンブレーキ効果を向上する目的に達
成させるために実施してもよい。この場合、上記実施形
態に記載された特徴の(1)〜(3)と同様な効果を得
ることができる。
【0049】○上記実施形態では、圧力調整室40内に
配置された弾性部材は、スプリング41に限定されず、
スプリング以外例えば板ばね、弾性ゴムなどのような弾
性部材にて実施してもよい。この場合、上記実施形態に
記載された特徴の(1)〜(3)と同様な効果を得るこ
とができる。
【0050】○上記実施形態では、排気絞り弁18を駆
動する外部駆動部材21は、電動モータや油圧モータ等
を用いてもよい。この場合、上記実施形態に記載された
特徴の(1)〜(3)と同様な効果を得ることができ
る。
【0051】○上記実施形態では、本発明をディーゼル
エンジン11の排気絞り弁18に具体化して実施した
が、排気絞り弁18に限定されず、本発明をターボチャ
ージャ内のノズルベーンに具体化して実施してもよい。
この場合、少なくとも上記実施形態に記載された特徴
(1)と同様な効果を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、内燃機
関の暖機効果を確保することができ、内燃機関の信頼性
向上を図ることができるとともに、内燃機関のスモーク
及び燃費の低減を図ることができる。
【0053】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、内燃機関の暖機効果を増
すことができる。請求項3に記載の発明によれば、請求
項1又は2に記載の発明の効果に加えて、内燃機関の絞
り効果を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の内燃機関の排気系を示す断面図。
【図2】ノズルベーンの制御を示す断面図。
【図3】ノズルベーンの制御を示すタイムチャート。
【図4】別例の外部駆動部材を示す断面図。
【図5】別例の外部駆動部材を示す断面図。
【図6】従来技術のノズルベーンの制御を示す断面図。
【図7】従来技術のノズルベーンの制御を示すタイムチ
ャート。
【符号の説明】
11…内燃機関としてのディーゼルエンジン、16…排
気系としての排気管、18…排気絞り弁、19,20…
ノズルベーン、21…外部駆動部材、v1,v2…第1
及び第2閉弁スピード。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 直也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車 株式会社内 Fターム(参考) 3G065 AA01 AA09 CA24 DA02 EA02 FA04 HA00 HA03 KA05 KA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気系に設けた開度可変のノ
    ズルベーンを全閉することによって内燃機関の排気絞り
    効果を向上させる内燃機関のノズルベーンの制御方法に
    ついて、 前記ノズルベーンは、少なくとも第1閉弁スピードを有
    する第1閉弁段階と、該第1閉弁スピードより遅い第2
    閉弁スピードを有する第2閉弁段階の2段階を経て全閉
    されるようにしたことを特徴とする内燃機関のノズルベ
    ーンの制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の内燃機関のノズルベー
    ンの制御方法において、 前記第2閉弁スピードを内燃機関の状態に応じて可変に
    制御したことを特徴とする内燃機関のノズルベーンの制
    御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の内燃機関のノズ
    ルベーンの制御方法において、 前記ノズルベーンは、内燃機関の排気系に設けた排気絞
    り弁のノズルベーンであることを特徴とする内燃機関の
    ノズルベーンの制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1306153C (zh) * 2002-03-19 2007-03-21 株式会社小松制作所 可变涡轮增压机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1306153C (zh) * 2002-03-19 2007-03-21 株式会社小松制作所 可变涡轮增压机

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