JP2000205931A - 超音波液面レベル検査装置 - Google Patents

超音波液面レベル検査装置

Info

Publication number
JP2000205931A
JP2000205931A JP11008846A JP884699A JP2000205931A JP 2000205931 A JP2000205931 A JP 2000205931A JP 11008846 A JP11008846 A JP 11008846A JP 884699 A JP884699 A JP 884699A JP 2000205931 A JP2000205931 A JP 2000205931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
battery case
battery
ultrasonic sensor
liquid level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11008846A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Tanaka
泰明 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP11008846A priority Critical patent/JP2000205931A/ja
Publication of JP2000205931A publication Critical patent/JP2000205931A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波によるバッテリー液の液面レベルの検
査を簡明な原理で行う超音波液面レベル検査装置を提供
すること。 【解決手段】 出力電圧方向の第1ゲートの範囲外に、
超音波センサーの超音波素子で受信した内面反射波が存
在するか否かを判断する(S5)。出力電圧方向の第1
ゲートの範囲外に存在しないと判断した場合には(S
5:No)、バッテリーケースの外面における超音波セ
ンサーの接触点の高さが、バッテリーケース内のバッテ
リー液の液面より下に位置していることから、S6へ進
み、バッテリー液の液面レベルはその「点検高さ」をみ
たすものと判断する。一方、出力電圧方向の第1ゲート
の範囲外に存在すると判断した場合には(S5:Ye
s)、バッテリーケースの外面における超音波センサー
の接触点の高さが、バッテリーケース内のバッテリー液
の液面より上に位置していることから、S7へ進み、バ
ッテリー液の液面レベルはその「点検高さ」をみたさな
いものと判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波でバッテリ
ー液の液面レベルを検査する超音波液面レベル検査装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車においては、バッテリー
液の減少が電気系統の故障の要因となるので、バッテリ
ー液の液面レベルは点検項目の一つにあげられている。
従って、従来より、バッテリーのキャップを開けたり、
バッテリーを揺らしたり、バッテリーに照明の光を当て
るなどにより、バッテリー液の液面を作業者の目視で確
認して、バッテリー液の液面レベルを検査していた。
【0003】しかし、バッテリーのキャップを開ける場
合には、バッテリー液にゴミなどの不純物が混入した
り、バッテリー液がバッテリーケースやキャップからこ
ぼれて作業者の衣服などに付着し腐食させるおそれがあ
った。また、バッテリーを揺らしたり、バッテリーに照
明の光を当てる場合には、バッテリーケースを介してバ
ッテリー液の液面を目視する必要があり、さらに、樹脂
製のバッテリーケースの透視度は時の経過とともに劣化
するので、バッテリー液の液面をはっきりと確認できな
いことがあった。
【0004】そこで、バッテリーの液面に対する作業者
の目視に頼ることなく、バッテリー液の液面レベルを検
査したい要望があった。この要望に対しては、例えば、
特開昭61−274223号公報に記載された「超音波
による液槽内の液面検出方法」を使用することにより、
超音波でバッテリー液の液面レベルを検査することが考
えられる。
【0005】すなわち、特開昭61−274223号公
報に記載された特許請求の範囲を参照すれば、バッテリ
ーのバッテリーケースの外面からバッテリーケースを介
してバッテリーに超音波を入射させ、その超音波のバッ
テリー内のバッテリー液とバッテリーケースとの境界面
と、バッテリー内の空気とバッテリーケースとの境界面
とから反射する多重反射波の減衰度を比較し、その比較
値を評価指標としてバッテリー内の液面を検出すること
より、バッテリー液の液面レベルを検査するのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹脂製
のバッテリーケースを有するバッテリーについては、バ
ッテリー内の空気とバッテリーケースとの境界面では、
超音波の大部分が反射して(多重)反射波が発生するも
のの、バッテリー内のバッテリー液とバッテリーケース
との境界面では、バッテリーケースが樹脂製であること
などから、超音波の大部分が通過波となってバッテリー
液へ伝播するので、(多重)反射波は僅かしか発生しな
い。従って、バッテリー液の液面レベルの検査を行う場
合には、バッテリーケース中を伝播する超音波が最初に
反射して発生する反射波の大きさに注目すれば十分であ
り、エコー高さや包絡線の出現パターンなどを用いて、
多重反射波の減衰度の比較までも行う必要はない。
【0007】すなわち、特開昭61−274223号公
報に記載された「超音波による液槽内の液面検出方法」
を使用すれば、バッテリー液の液面レベルを検査するこ
とはおおよそ可能である。しかし、バッテリー内のバッ
テリー液と樹脂製のバッテリーケースとの境界面におい
ては、超音波の(多重)反射波が僅かにしか発生しない
ことを考慮すれば、超音波の多重反射波の減衰度を比較
するという原理は、樹脂製のバッテリーケース内のバッ
テリー液の液面レベルを検査する観点からするならば、
重厚かつ煩雑なものであり、簡明なものではなかった。
【0008】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、バッテリーケース中を
伝播する超音波の最初の反射波の大きさをもって、バッ
テリー液の液面レベルを検査することにより、超音波に
よるバッテリー液の液面レベルの検査を簡明な原理で行
うことができる超音波液面レベル検査装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に成された請求項1に係る発明である超音波液面レベル
検査装置は、樹脂製のバッテリーケースを有したバッテ
リーに対し、前記バッテリーケースの外面に接触させた
超音波センサーの超音波素子から超音波を送信させた
後、前記バッテリーケースの内面に存在する境界面で前
記超音波が最初に反射して発生する内面反射波を前記超
音波センサーの超音波素子で受信して、前記内面反射波
の大きさを評価指標とすることにより、前記バッテリー
ケース内のバッテリー液の液面レベルを検査することを
特徴とする。
【0010】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載する超音波液面レベル検査装置であって、前記超音
波センサーの接触面に存在する境界面で前記超音波が最
初に反射して発生する接触面反射波を前記超音波センサ
ーの超音波素子で受信して、前記接触面反射波の大きさ
を評価指標にすることにより、前記バッテリーケースの
外面に対する前記超音波センサーの接触状態の良否を判
定することを特徴とする。
【0011】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
記載する超音波液面レベル検査装置であって、前記バッ
テリーケース内のバッテリー液の液面レベルを検査する
ための第1ゲートを前記内面反射波の大きさと遅延時間
に基づいて設けるとともに、前記バッテリーケースの外
面に対する前記超音波センサーの接触状態の良否を判定
するための第2ゲートを前記接触面反射波の大きさと遅
延時間に基づいて設けたことを特徴とする。また、請求
項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一
つに記載する超音波液面レベル検査装置であって、前記
バッテリーは自動車に搭載されたものであることを特徴
とする。
【0012】このような構成を有する本発明の超音波液
面レベル検査装置では、樹脂製のバッテリーケースの外
面に接触させた超音波センサーの超音波素子から超音波
を送信することにより、バッテリーケースの内面に向か
ってバッテリーケース中に超音波を伝播させている。そ
して、バッテリーケースの内面に到達した超音波は、そ
の到達点に存在する境界面において、バッテリーケース
中を伝播する超音波としては初めて反射し、内面反射波
となる。かかる内面反射波は、バッテリーケースの外面
に向かってバッテリーケース中を伝播するので、バッテ
リーケースの外面に接触させた超音波センサーの超音波
素子で受信される。
【0013】このとき、バッテリーケースの内面におけ
る超音波の到達点に、バッテリーケースの内面と空気と
の境界面が存在する場合には、かかる境界面で超音波の
大部分が反射することにより、内面反射波が発生する。
一方、バッテリーケースの内面における超音波の到達点
に、バッテリーケースの内面とバッテリー液との境界面
が存在する場合には、バッテリーケースが樹脂製である
ことなどにより、かかる境界面で超音波の大部分が通過
してしまうので、内面反射波は僅かに発生するにすぎな
い。
【0014】従って、バッテリーケースの内面における
超音波の到達点に、空気が存在するかバッテリー液が存
在するかによって、超音波センサーの超音波素子で受信
した内面反射波の大きさは著しく異なることになる。言
い換えれば、バッテリーケースの内面における超音波の
到達点が、バッテリーケース内のバッテリー液の液面よ
り上に位置するか下に位置するかによって、超音波セン
サーの超音波素子で受信した内面反射波の大きさは著し
く異なる。
【0015】さらに、バッテリーケースの内面における
超音波の到達点の高さは、バッテリーケースの外面にお
ける超音波センサーの接触点の高さでもあることから、
バッテリーケースの外面における超音波センサーの接触
点が、バッテリーケース内のバッテリー液の液面より上
に位置するか下に位置するかを、超音波センサーの超音
波素子で受信した内面反射波の大きさをもって判断する
ことができる。これにより、樹脂製のバッテリーケース
内のバッテリー液の液面レベルを検査することができ
る。
【0016】また、超音波センサーの超音波素子で超音
波を送信してから内面反射波を受信するまでの時間(内
面反射波の遅延時間)は数μsであることを考慮すれ
ば、バッテリーケースの外面に接触させた超音波センサ
ーを接触させながら移動させても、移動中の超音波セン
サーの超音波素子で内面反射波を正確に受信することが
できる。従って、バッテリーケースの外面に接触させた
超音波センサーを接触させながら適宜に移動させて、内
面反射波の大きさが著しく変化する超音波センサーの接
触点を特定することができれば、バッテリーケース内の
バッテリー液の液面の位置を正確に検知することもでき
る。
【0017】また、超音波センサーの超音波素子から送
信した超音波は、超音波センサーの接触面に向かって超
音波センサー中を伝播している。そして、超音波センサ
ーの接触面に到達した超音波は、その到達点に存在する
境界面において、超音波センサー中を伝播する超音波と
しては初めて反射し、接触面反射波となる。かかる接触
面反射波は、超音波センサーの超音波素子に向かって超
音波センサー中を伝播するので、超音波センサーの超音
波素子で受信される。
【0018】このとき、バッテリーケースの外面に対し
て超音波センサーの接触状態が悪い場合には、超音波セ
ンサーの接触面とバッテリーケースの外面との間に空気
が介在するので、超音波センサーの接触面における超音
波の到達点に、超音波センサーの接触面と空気との境界
面が存在する。よって、かかる境界面で超音波の大部分
が反射することより、接触面反射波が発生する。一方、
バッテリーケースの外面に対して超音波センサーの接触
状態が良い場合には、超音波センサーの接触面とバッテ
リーケースの外面との間に空気が介在しないので、超音
波センサーの接触面における超音波の到達点に、超音波
センサーの接触面とバッテリーケースの外面との境界面
が存在する。よって、かかる境界面で超音波の大部分が
通過してしまうので、接触面反射波は僅かに発生するに
すぎない。
【0019】従って、超音波センサーの接触面における
超音波の到達点に、空気が存在するかバッテリーケース
の外面が存在するかによって、超音波センサーの超音波
素子で受信した接触面反射波の大きさが著しく異なるこ
とになる。言い換えれば、バッテリーケースの外面にお
ける超音波センサーの接触状態の良否によって、超音波
センサーの超音波素子で受信した接触面反射波の大きさ
が著しく異なることになる。これにより、超音波センサ
ーをバッテリーケースの外面に正しく接触させることが
できる。
【0020】また、超音波センサーの超音波素子で超音
波を送信してから内面反射波を受信するまでの時間(内
面反射波の遅延時間)は、バッテリーケースの内面と空
気との境界面で超音波が反射することより内面反射波が
発生する場合でも、バッテリーケースの内面とバッテリ
ー液との境界面で超音波が反射することより内面反射波
が発生する場合でも、いずれも同じである。従って、内
面反射波の大きさと遅延時間に基づいて第1ゲートを設
ければ、かかる第1ゲートの範囲外に内面反射波が存在
するか否かによって、バッテリーケース内のバッテリー
液の液面レベルを検査することができる。
【0021】同様に、超音波センサーの超音波素子で超
音波を送信してから接触面反射波を受信するまでの時間
(接触面反射波の遅延時間)は、超音波センサーの接触
面と空気との境界面で超音波が反射することより接触面
反射波が発生する場合でも、超音波センサーの接触面と
バッテリーケースの外面との境界面で超音波が反射する
ことより接触面反射波が発生する場合でも、いずれも同
じである。従って、接触面反射波の大きさと遅延時間に
基づいて第2ゲートを設ければ、かかる第2ゲートの範
囲外に接触面反射波が存在するか否かによって、バッテ
リーケースの外面における超音波センサーの接触状態の
良否を判断することができる。
【0022】すなわち、本発明の超音波液面レベル検査
装置では、樹脂製のバッテリーケースの内面に存在する
境界面でバッテリーケース中を伝播する超音波が最初に
反射して発生する内面反射波の大きさをもって、バッテ
リーケースの外面における超音波センサーの接触点が、
バッテリーケース内のバッテリー液の液面より上に位置
するか下に位置するかを判断するので、超音波によるバ
ッテリー液の液面レベルの検査を簡明な原理で行うこと
ができる。
【0023】また、超音波センサーの接触面に存在する
境界面で超音波センサー中を伝播する超音波が最初に反
射して発生する接触面反射波の大きさをもって、バッテ
リーケースの外面における超音波センサーの接触状態の
良否を判断するので、超音波センサーがバッテリーケー
スの外面に正しく接触しているか否かを検知できる。
【0024】また、内面反射波の大きさと遅延時間に基
づいて第1ゲートを設ければ、かかる第1ゲートの範囲
外に内面反射波が存在するか否かによって、バッテリー
ケース内のバッテリー液の液面レベルを検査することが
でき、接触面反射波の大きさと遅延時間に基づいて第2
ゲートを設ければ、かかる第2ゲートの範囲外に接触面
反射波が存在するか否かによって、バッテリーケースの
外面における超音波センサーの接触状態の良否を判断す
ることができるので、バッテリーケース内のバッテリー
液の液面レベルの検査や、バッテリーケースの外面にお
ける超音波センサーの接触状態の良否の判断を、迅速か
つ明確に行うことができる。
【0025】また、バッテリーが自動車に搭載されたも
のである場合には、かかるバッテリーのほとんどが樹脂
製のバッテリーケースを有するものであることから、上
述した効果は大きなものとなり、さらに、従来技術とは
異なり、バッテリーのキャップを開けたり、バッテリー
を揺らしたり、バッテリーに照明の光を当てるなどし
て、バッテリー液の液面を作業者の目視で確認する必要
はなく、作業者が超音波センサーをバッテリーケースの
外面に接触させるだけで正確に検査できるので、バッテ
リー液の液面レベルの検査の作業性や信頼性が向上す
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照にして説明する。図8に、本実施の形態の超音波
液面レベル検査装置の概要を示す。本実施の形態の超音
波液面レベル検査装置1は、樹脂製(例えば、エチレン
ポリプロピレン)のバッテリーケース3を有するバッテ
リー2のバッテリー液4の液面レベルの検査を、超音波
センサー10と超音波探傷器20とを用いて検査するも
のである。図8に示すように、バッテリー液4の液面レ
ベルを検査するには、超音波センサー10をバッテリー
ケース3に接触させて、バッテリー2へ超音波を送信し
た後に超音波の反射波をバッテリー2から受信し、超音
波の反射波の大きさをその出力電圧をもって超音波探傷
器20で検出することにより行う。超音波センサー10
は、超音波の送信と受信とを兼用したものである。超音
波探傷器20には、超音波センサー10の接触状態の良
否を示すセットランプ21A、21Bと、バッテリー液
4の液面レベルの検査結果を示す液面ランプ22A、2
2Bとが設けられている。
【0027】次に、バッテリー液4の液面レベルの検査
原理について説明する。図2は、超音波センサー10を
バッテリーケース3の外面3Bに接触させた際に、超音
波センサー10の接触点がバッテリー液4の液面レベル
より上に位置するときの、超音波探傷器20で検出した
超音波の反射波の出力を、電圧軸(V)と時間軸(μ
s)の受信波形Aで取り上げたものである。
【0028】図2に示すように、超音波センサー10の
超音波素子11から送信された超音波Uは、超音波セン
サー10中を伝播し、超音波センサー10の接触面10
Aに到達する。ここでは、超音波センサー10の接触面
10Aには、超音波センサー10の接触面10Aとバッ
テリーケース3の外面3Bとの境界が存在する。そし
て、超音波センサー10の接触面10Aに到達した超音
波Uは、その大部分がバッテリーケース3へ通過する。
従って、超音波センサー10の接触面10Aに存在する
境界において、超音波センサー10中を伝播する超音波
Uが初めて反射して発生する接触面反射波R1の大きさ
は僅かなものであり、超音波センサー10の超音波素子
11で受信された接触面反射波R1の出力電圧は小さ
い。
【0029】さらに、バッテリーケース3中に伝播した
超音波Uは、バッテリーケース3の内面3Aに到達す
る。ここでは、バッテリーケース3の内面3Aには、バ
ッテリーケース3の内面3Aと空気5との境界が存在す
る。バッテリーケース3は樹脂製であることなどから、
バッテリーケース3の内面3Aに到達した超音波Uは、
その僅かな部分が空気5へ通過し、通過波T1となる。
従って、バッテリーケース3の内面3Aに到達した超音
波Uの大部分は、バッテリーケース3の内面3Aに存在
する境界において、バッテリーケース3中を伝播する超
音波Uが初めて反射して発生する内面反射波R2となる
ので、超音波センサー10の超音波素子11で受信され
た内面反射波R2の出力電圧は大きい。
【0030】尚、図2の受信波形Aにおいて、波形R0
は、超音波センサー10の超音波素子11から送信され
た超音波Uの直接波である。また、時間t1は、超音波
センサー10の超音波素子11で超音波Uを送信してか
ら接触面反射波R1を受信するまでの時間(接触面反射
波R1の遅延時間t1)であって、約0.6μsであ
る。また、時間t2は、超音波センサー10の超音波素
子11で超音波Uを送信してから内面反射波R2を受信
するまでの時間(内面反射波R2の遅延時間t2)であ
って、約1.4μsである。
【0031】図3は、超音波センサー10をバッテリー
ケース3の外面3Bに接触させた際に、超音波センサー
10の接触点がバッテリー液4の液面レベルより下に位
置するときの、超音波探傷器20で検出した超音波の反
射波の出力を、電圧軸(V)と時間軸(μs)の受信波
形Bで取り上げたものである。
【0032】図3に示すように、超音波センサー10の
超音波素子11から送信された超音波Uは、超音波セン
サー10中を伝播し、超音波センサー10の接触面10
Aに到達する。ここでは、超音波センサー10の接触面
10Aには、超音波センサー10の接触面10Aとバッ
テリーケース3の外面3Bとの境界が存在する。そし
て、超音波センサー10の接触面10Aに到達した超音
波Uは、その大部分がバッテリーケース3へ通過する。
従って、超音波センサー10の接触面10Aに存在する
境界において、超音波センサー10中を伝播する超音波
Uが初めて反射して発生する接触面反射波R3の大きさ
は僅かなものであり、超音波センサー10の超音波素子
11で受信された接触面反射波R3の出力電圧は小さ
い。
【0033】さらに、バッテリーケース3中に伝播した
超音波Uは、バッテリーケース3の内面3Aに到達す
る。ここでは、バッテリーケース3の内面3Aには、バ
ッテリーケース3の内面3Aとバッテリー液4との境界
が存在する。そして、バッテリーケース3の内面3Aに
到達した超音波Uは、その大部分がバッテリー液4へ、
通過波T2として通過する。従って、バッテリーケース
3の内面3Aに存在する境界において、バッテリーケー
ス3中を伝播する超音波Uが初めて反射して発生する接
触面反射波R4の大きさは僅かなものであり、超音波セ
ンサー10の超音波素子11で受信された接触面反射波
R4の出力電圧も小さい。
【0034】尚、図3の受信波形Bにおいて、波形R0
は、超音波センサー10の超音波素子11から送信され
た超音波Uの直接波である。また、時間t1は、超音波
センサー10の超音波素子11で超音波Uを送信してか
ら接触面反射波R3を受信するまでの時間(接触面反射
波R3の遅延時間t1)であって、約0.6μsであ
る。また、時間t2は、超音波センサー10の超音波素
子11で超音波Uを送信してから内面反射波R4を受信
するまでの時間(内面反射波R3の遅延時間t2)であ
って、約1.4μsである。
【0035】図4は、超音波センサー10をバッテリー
ケース3の外面3Bから離間させたときの、超音波探傷
器20で検出した超音波の反射波の出力を、電圧軸
(V)と時間軸(μs)の受信波形Cで取り上げたもの
である。
【0036】図4に示すように、超音波センサー10の
超音波素子11から送信された超音波Uは、超音波セン
サー10中を伝播し、超音波センサー10の接触面10
Aに到達する。ここでは、超音波センサー10の接触面
10Aには、超音波センサー10の接触面10Aと空気
6との境界が存在する。従って、超音波センサー10の
接触面10Aに到達した超音波Uは、その僅かな部分が
空気6へ通過し、通過波T3となる。そして、超音波セ
ンサー10の接触面10Aに到達した超音波Uの大部分
は、超音波センサー10の接触面10Aに存在する境界
において、超音波センサー10中を伝播する超音波Uが
初めて反射して発生する接触面反射波R5となるので、
超音波センサー10の超音波素子11で受信された接触
面反射波R5の出力電圧は大きい。
【0037】尚、このときは、バッテリーケース3中に
伝播する超音波Uはほとんどないので、バッテリーケー
ス3の内面3Aに存在する境界において、バッテリーケ
ース3中を伝播する超音波Uが初めて反射して発生する
接触面反射波は、超音波探傷器20で検出できない。ま
た、図4の受信波形Cにおいて、波形R0は、超音波セ
ンサー10の超音波素子11から送信された超音波Uの
直接波である。また、時間t1は、超音波センサー10
の超音波素子11で超音波Uを送信してから接触面反射
波R5を受信するまでの時間(接触面反射波R5の遅延
時間t1)であって、約0.6μsである。
【0038】以上詳細に説明したように、本実施の形態
の超音波液面レベル検査装置1では、樹脂製のバッテリ
ーケース3の外面3Bに接触させた超音波センサー10
の超音波素子11から超音波Uを送信することにより、
バッテリーケース3の内面3Aに向かってバッテリーケ
ース3中に超音波Uを伝播させている。そして、バッテ
リーケース3の内面3Aに到達した超音波Uは、その到
達点に存在する境界面において、バッテリーケース3中
を伝播する超音波Uとしては初めて反射し、内面反射波
R2、R4となる。かかる内面反射波R2、R4は、バ
ッテリーケース3の外面3Bに向かってバッテリーケー
ス3中を伝播するので、バッテリーケース3の外面3B
に接触させた超音波センサー10の超音波素子11で受
信される(図2、図3参照)。
【0039】このとき、図2に示すように、バッテリー
ケース3の内面3Aにおける超音波Uの到達点に、バッ
テリーケース3の内面3Aと空気5との境界面が存在す
る場合には、かかる境界面で超音波Uの大部分が反射す
ることにより、内面反射波R2が発生する。一方、図3
に示すように、バッテリーケース3の内面3Aにおける
超音波Uの到達点に、バッテリーケース3の内面3Aと
バッテリー液4との境界面が存在する場合には、バッテ
リーケース3が樹脂製であることなどにより、かかる境
界面で超音波Uの大部分が通過してしまうので、内面反
射波R4は僅かに発生するにすぎない。
【0040】従って、バッテリーケース3の内面3Aに
おける超音波Uの到達点に、空気5が存在するかバッテ
リー液4が存在するかによって、超音波センサー10の
超音波素子11で受信した内面反射波R2、R4の大き
さ(出力電圧)は著しく異なることになる。言い換えれ
ば、バッテリーケース3の内面3Aにおける超音波Uの
到達点が、バッテリーケース3内のバッテリー液4の液
面より上に位置するか下に位置するかによって、超音波
センサー10の超音波素子11で受信した内面反射波R
2、R4の大きさ(出力電圧)は著しく異なる。
【0041】さらに、バッテリーケース3の内面3Aに
おける超音波Uの到達点の高さは、バッテリーケース3
の外面3Bにおける超音波センサー10の接触点の高さ
でもあることから(図2、図3参照)、バッテリーケー
ス3の外面3Bにおける超音波センサー10の接触点
が、バッテリーケース3内のバッテリー液4の液面より
上に位置するか下に位置するかを、超音波センサー10
の超音波素子11で受信した内面反射波R2、R4の大
きさ(出力電圧)をもって判断することができる。これ
により、樹脂製のバッテリーケース3内のバッテリー液
4の液面レベルを検査することが可能となる。
【0042】また、超音波センサー10の超音波素子1
1で超音波Uを送信してから内面反射波R2、R4を受
信するまでの時間(内面反射波R2、R4の遅延時間t
1)は約1.4μsであることを考慮すれば(図2の受
信波形A、図3の受信波形B参照)、バッテリーケース
3の外面3Bに接触させた超音波センサー10を接触さ
せながら移動させても、移動中の超音波センサー10の
超音波素子11で内面反射波R2、R4を正確に受信す
ることができる。
【0043】従って、バッテリーケース3の外面3Bに
接触させた超音波センサー10を接触させながら適宜に
下方向へ移動させれば、図2の受信波形Aの内面反射波
R2の大きさ(出力電圧)から、図3の受信波形Bの内
面反射波R4の大きさ(出力電圧)へ著しく変化するの
で、かかる変化が起きる超音波センサー10の接触点を
特定することより、バッテリーケース3内のバッテリー
液4の液面の位置を正確に検知することができる。ま
た、バッテリーケース3の外面3Bに接触させた超音波
センサー10を接触させながら適宜に上方向へ移動させ
れば、図3の受信波形Bの内面反射波R4の大きさ(出
力電圧)から、図2の受信波形Aの内面反射波R2の大
きさ(出力電圧)へ著しく変化するので、かかる変化が
起きる超音波センサー10の接触点を特定することよ
り、バッテリーケース3内のバッテリー液4の液面の位
置を正確に検知することができる。
【0044】また、超音波センサー10の超音波素子1
1から送信した超音波Uは、超音波センサー10の接触
面10Aに向かって超音波センサー10中を伝播してい
る。そして、超音波センサー10の接触面10Aに到達
した超音波Uは、その到達点に存在する境界面におい
て、超音波センサー10中を伝播する超音波Uとしては
初めて反射し、接触面反射波R1、R3、R5となる。
かかる接触面反射波R1、R3、R5は、超音波センサ
ー10の超音波素子11に向かって超音波センサー10
中を伝播するので、超音波センサー10の超音波素子1
1で受信される(図2、図3、図4参照)。
【0045】このとき、例えば、図4に示すように、バ
ッテリーケース3の外面3Bに対して超音波センサー1
0の接触状態が悪い場合には、超音波センサー10の接
触面10Aとバッテリーケース3の外面3Bとの間に空
気6が介在するので、超音波センサー10の接触面10
Aにおける超音波Uの到達点に、超音波センサー10の
接触面10Aと空気6との境界面が存在する。よって、
かかる境界面で超音波Uの大部分が反射することより、
接触面反射波R5が発生する。一方、図2や図3に示す
ように、バッテリーケース3の外面3Bに対して超音波
センサー10の接触状態が良い場合には、超音波センサ
ー10の接触面10Aとバッテリーケース3の外面3B
との間に空気6(図4参照)が介在しないので、超音波
センサー10の接触面10Aにおける超音波Uの到達点
に、超音波センサー10の接触面10Aとバッテリーケ
ース3の外面3Bとの境界面が存在する。よって、かか
る境界面で超音波Uの大部分が通過してしまうので、接
触面反射波R1、R3は僅かに発生するにすぎない。
【0046】従って、超音波センサー10の接触面10
Aにおける超音波Uの到達点に、空気6が存在するかバ
ッテリーケース3の外面3Bが存在するかによって、超
音波センサー10の超音波素子11で受信した接触面反
射波R1、R3、R5の大きさ(出力電圧)が著しく異
なることになる。言い換えれば、バッテリーケース3の
外面3Bにおける超音波センサー10の接触状態の良否
によって、超音波センサー10の超音波素子11で受信
した接触面反射波R1、R3、R5の大きさ(出力電
圧)が著しく異なることになる。これにより、超音波セ
ンサー10をバッテリーケース3の外面3Bに正しく接
触させることができる。従って、バッテリーケース3内
のバッテリー液4の液面レベルの検査を確実に行うこと
ができる。
【0047】また、図2の受信波形Aや図3の受信波形
Bが示すように、超音波センサー10の超音波素子11
で超音波Uを送信してから内面反射波R2、R4を受信
するまでの時間(内面反射波R2、R4の遅延時間t
2)は、バッテリーケース3の内面3Aと空気5との境
界面で超音波Uが反射することより内面反射波R2が発
生する場合(図2参照)でも、バッテリーケース3の内
面3Aとバッテリー液4との境界面で超音波Uが反射す
ることより内面反射波R4が発生する場合(図3参照)
でも、いずれも約1.4μsで同じである。
【0048】従って、内面反射波R2、R4の大きさ
(出力電圧)と遅延時間t2に基づいて、図5、図6、
図7に示すように、第1ゲートG1を設ければ、出力電
圧方向の第1ゲートG1の範囲外に内面反射波R2、R
4が存在するか否かによって、バッテリーケース3の外
面3Bにおける超音波センサー10の接触点が、バッテ
リーケース3内のバッテリー液4の液面より上に位置す
るか下に位置するかを判断できるので、バッテリーケー
ス3内のバッテリー液4の液面レベルを検査することが
可能となる。図5、図6、図7では、超音波センサー1
0の超音波素子11で超音波Uを送信した時点を時間的
原点として、約1.2μs〜約1.6μsの時間に、出
力電圧が−0.4V〜+0.4Vの範囲の第1ゲートG
1が設けられている。このように、第1ゲートG1は、
実験により、個別具体的に設けられている。
【0049】同様に、図2の受信波形Aや図3の受信波
形Bや図4の受信波形Cが示すように、超音波センサー
10の超音波素子11で超音波Uを送信してから接触面
反射波R1、R3、R5を受信するまでの時間(接触面
反射波R1、R3、R5の遅延時間t1)は、超音波セ
ンサー10の接触面10Aと空気6との境界面で超音波
Uが反射することより接触面反射波R5が発生する場合
(図4参照)でも、超音波センサー10の接触面10A
とバッテリーケース3の外面3Bとの境界面で超音波U
が反射することより接触面反射波R1、R3が発生する
場合(図2、図3参照)でも、いずれも約0.6μsで
同じである。
【0050】従って、接触面反射波R1、R3、R5の
大きさ(出力電圧)と遅延時間t1に基づいて、図5、
図6、図7に示すように、第2ゲートG2を設ければ、
出力電圧方向の第2ゲートG2の範囲外に接触面反射波
R1、R3、R5が存在するか否かによって、バッテリ
ーケース3の外面3Bにおける超音波センサー10の接
触状態の良否を判断することができる。図5、図6、図
7では、超音波センサー10の超音波素子11で超音波
Uを送信した時点を時間的原点として、約0.4μs〜
約0.8μsの時間に、出力電圧が−0.4V〜+0.
4Vの範囲の第2ゲートG2が設けられている。このよ
うに、第2ゲートは、実験により、個別具体的に設けら
れる。
【0051】尚、図5は、図2の受信波形Aに、第1ゲ
ートG1と第2ゲートG2とを重ねて記載したものであ
る。また、図6は、図3の受信波形Bに、第1ゲートG
1と第2ゲートG2とを重ねて記載したものである。ま
た、図7は、図4の受信波形Cに、第1ゲートG1と第
2ゲートG2とを重ねて記載したものである。
【0052】次に、上述したバッテリー液4の液面レベ
ルの検査原理を使用した、本実施の形態の超音波液面レ
ベル検査装置1の処理手順を、図1のフローチャート図
に基づいて説明する。先ず、S1において、超音波セン
サー10をバッテリーケース3の外面3Bに接触させ
る。このとき、バッテリーケース3の外面3Bにおける
超音波センサー10の接触点の高さは、バッテリー液4
の液面レベルの「点検高さ」を僅かな余裕をもってみた
すものとする。そして、超音波センサー10の超音波素
子11から超音波Uを送信させた後、超音波センサー1
0の超音波素子11で超音波Uの反射波を受信する。図
2〜図7の場合では、超音波Uが送信された直後は、超
音波Uの直接波R0が受信される。また、超音波Uが送
信されてから約0.6μsが経過した後には、接触面反
射波R1、R3、R5が受信される。さらに、超音波U
が送信されてから約1.4μsが経過した後には、内面
反射波R2、R4が受信される。
【0053】次のS2では、出力電圧方向の第2ゲート
G2の範囲外に、超音波センサー10の超音波素子11
で受信した超音波Uの反射波(接触面反射波R1、R
3、R5)が存在するか否かを判断する。出力電圧方向
の第2ゲートG2の範囲外に存在しないと判断した場合
には(S2:No)、S3に進み、バッテリーケース3
の外面3Bにおける超音波センサー10の接触状態は良
いと判断して、超音波探傷器20のセットランプ21A
を点灯させる(図5、図6、図8参照)。これにより、
作業者に対して、バッテリーケース3の外面3Bにおけ
る超音波センサー10の接触状態は良いことを伝える。
一方、出力電圧方向の第2ゲートG2の範囲外に存在す
ると判断した場合には(S2:Yes)、S4に進み、
バッテリーケース3の外面3Bにおける超音波センサー
10の接触状態は悪いと判断して、超音波探傷器20の
セットランプ21Bを点灯させる。これにより、作業者
に対して、バッテリーケース3の外面3Bにおける超音
波センサー10の接触状態は悪いことを伝える(図7、
図8参照)。そして、S1に戻って、超音波センサー1
0をバッテリーケース3の外面3Bに接触させる作業を
改めて行う。
【0054】次のS5では、出力電圧方向の第1ゲート
G1の範囲外に、超音波センサー10の超音波素子11
で受信した超音波Uの反射波(内面反射波R2、R3)
が存在するか否かを判断する。出力電圧方向の第1ゲー
トG1の範囲外に存在しないと判断した場合には(S
5:No)、バッテリーケース3の外面3Bにおける超
音波センサー10の接触点の高さが、バッテリーケース
3内のバッテリー液4の液面より下に位置していること
から、S6へ進み、バッテリー液4の液面レベルはその
「点検高さ」をみたすものと判断して、超音波探傷器2
0の液面ランプ22Aを点灯させた後、本処理を終了す
る(図5、図6、図8参照)。これにより、作業者に対
して、バッテリー液4の液面レベルはその「点検高さ」
をみたしていることを伝える。
【0055】一方、出力電圧方向の第1ゲートG1の範
囲外に存在すると判断した場合には(S5:Yes)、
バッテリーケース3の外面3Bにおける超音波センサー
10の接触点の高さが、バッテリーケース3内のバッテ
リー液4の液面より上に位置していることから、S7へ
進み、バッテリー液4の液面レベルはその「点検高さ」
をみたさないものと判断して、超音波探傷器20の液面
ランプ22Bを点灯させた後、本処理を終了する(図
7、図8参照)。これにより、作業者に対して、バッテ
リー液4の液面レベルはその「点検高さ」をみたしてい
ないことを伝える。
【0056】すなわち、本実施の形態の超音波液面レベ
ル検査装置1では、樹脂製のバッテリーケース3の内面
3Aに存在する境界面でバッテリーケース3中を伝播す
る超音波Uが最初に反射して発生する内面反射波R2、
R4の大きさ(出力電圧)をもって、バッテリーケース
3の外面3Bにおける超音波センサー10の接触点が、
バッテリーケース3内のバッテリー液4の液面より上に
位置するか下に位置するかを判断するので(図1のS
5)、超音波Uによるバッテリー液4の液面レベルの検
査を簡明な原理で行うことができる。
【0057】また、超音波センサー10の接触面10A
に存在する境界面で超音波センサー10中を伝播する超
音波Uが最初に反射して発生する接触面反射波R1、R
3、R5の大きさ(出力電圧)をもって、バッテリーケ
ース3の外面3Bにおける超音波センサー10の接触状
態の良否を判断するので(図1のS2)、超音波センサ
ー10がバッテリーケース3の外面3Bに正しく接触し
ているか否かを検知できる。
【0058】また、内面反射波R2、R4の大きさ(出
力電圧)と遅延時間t2に基づいて第1ゲートG1を設
けており、出力電圧方向の第1ゲートG1の範囲外に内
面反射波R2、R4が存在するか否かによって(図1の
S5)、バッテリーケース3内のバッテリー液4の液面
レベルを検査することができ、接触面反射波R1、R
3、R5の大きさ(出力電圧)と遅延時間t1に基づい
て第2ゲートG2を設けており、出力電圧方向の第2ゲ
ートG2の範囲外に接触面反射波R1、R3、R5が存
在するか否かによって(図1のS2)、バッテリーケー
ス3の外面3Bにおける超音波センサー10の接触状態
の良否を判断することができるので、バッテリーケース
3内のバッテリー液4の液面レベルの検査や、バッテリ
ーケース3の外面3Bにおける超音波センサー10の接
触状態の良否の判断を、迅速かつ明確に行うことができ
る。
【0059】また、バッテリー2が自動車に搭載された
ものである場合には、かかるバッテリー2のほとんどが
樹脂製のバッテリーケース3を有するものであることか
ら、上述した効果は大きなものとなり、さらに、従来技
術とは異なり、バッテリー2のキャップを開けたり、バ
ッテリー2を揺らしたり、バッテリー2に照明の光を当
てるなどして、バッテリー液4の液面を作業者の目視で
確認する必要はなく、作業者が超音波センサー10をバ
ッテリーケース3の外面3Bに接触させるだけで正確に
検査できるので、バッテリー液4の液面レベルの検査の
作業性や信頼性が向上する。
【0060】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、本実施の形態の超音波液面レベル
検査装置1では、バッテリーケース3内のバッテリー液
4の液面レベルの検査結果や、バッテリーケース3の外
面3Bにおける超音波センサー10の接触状態の良否の
判断結果を、超音波探傷器20に設けられたセットラン
プ21A、21Bと液面ランプ22A、22Bの点灯で
作業者に知らせていたが、警告音などの発生によって作
業者に知らせてもよい。また、超音波探傷器20のモニ
タに第1ゲートG1と第2ゲートG2とを表示させて、
超音波探傷器20のモニタを図5、図6、図7のように
出力させることより、バッテリーケース3内のバッテリ
ー液4の液面レベルを検査したり、バッテリーケース3
の外面3Bにおける超音波センサー10の接触状態の良
否の判断してもよい。
【0061】また、バッテリー2は自動車に搭載された
ものであったが、バッテリーケース3が樹脂製のもので
あれば、自動車に搭載されたもの以外のものでもよい。
【0062】
【発明の効果】本発明の超音波液面レベル検査装置で
は、樹脂製のバッテリーケースの内面に存在する境界面
でバッテリーケース中を伝播する超音波が最初に反射し
て発生する内面反射波の大きさをもって、バッテリーケ
ースの外面における超音波センサーの接触点が、バッテ
リーケース内のバッテリー液の液面より上に位置するか
下に位置するかを判断するので、超音波によるバッテリ
ー液の液面レベルの検査を簡明な原理で行うことができ
る。
【0063】また、超音波センサーの接触面に存在する
境界面で超音波センサー中を伝播する超音波が最初に反
射して発生する接触面反射波の大きさをもって、バッテ
リーケースの外面における超音波センサーの接触状態の
良否を判断するので、超音波センサーがバッテリーケー
スの外面に正しく接触しているか否かを検知できる。
【0064】また、内面反射波の大きさと遅延時間に基
づいて第1ゲートを設ければ、かかる第1ゲートの範囲
外に内面反射波が存在するか否かによって、バッテリー
ケース内のバッテリー液の液面レベルを検査することが
でき、接触面反射波の大きさと遅延時間に基づいて第2
ゲートを設ければ、かかる第2ゲートの範囲外に接触面
反射波が存在するか否かによって、バッテリーケースの
外面における超音波センサーの接触状態の良否を判断す
ることができるので、バッテリーケース内のバッテリー
液の液面レベルの検査や、バッテリーケースの外面にお
ける超音波センサーの接触状態の良否の判断を、迅速か
つ明確に行うことができる。
【0065】また、バッテリーが自動車に搭載されたも
のである場合には、かかるバッテリーのほとんどが樹脂
製のバッテリーケースを有するものであることから、上
述した効果は大きなものとなり、さらに、従来技術とは
異なり、バッテリーのキャップを開けたり、バッテリー
を揺らしたり、バッテリーに照明の光を当てるなどし
て、バッテリー液の液面を作業者の目視で確認する必要
はなく、作業者が超音波センサーをバッテリーケースの
外面に接触させるだけで正確に検査できるので、バッテ
リー液の液面レベルの検査の作業性や信頼性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】超音波液面レベル検査装置のフローチャート図
である。
【図2】超音波センサーをバッテリーケースの外面に接
触させた際に、超音波センサーの接触点がバッテリー液
の液面レベルより上に位置するときの、超音波探傷器で
検出した超音波の反射波の出力波形を示した図である。
【図3】超音波センサーをバッテリーケースの外面に接
触させた際に、超音波センサーの接触点がバッテリー液
の液面レベルより下に位置するときの、超音波探傷器で
検出した超音波の反射波の出力波形を示した図である。
【図4】超音波センサーをバッテリーケースの外面から
離間させたときの、超音波探傷器で検出した超音波の反
射波の出力波形を示した図である。
【図5】図2の受信波形に第1ゲートと第2ゲートを重
ねて表示した図である。
【図6】図3の受信波形に第1ゲートと第2ゲートを重
ねて表示した図である。
【図7】図4の受信波形に第1ゲートと第2ゲートを重
ねて表示した図である。
【図8】超音波液面レベル検査装置の概要図である。
【符号の説明】
1 超音波液面レベル検査装置 2 バッテリー 3 バッテリーケース 3A バッテリーケースの内面 3B バッテリーケースの外面 10 超音波センサー 10A 超音波センサーの接触面 G1 第1ゲート G2 第2ゲート R1、R3、R5 接触面反射波 R2、R4 内面反射波 t1 接触面反射波の遅延時間 t2 内面反射波の遅延時間 U 超音波

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製のバッテリーケースを有したバッ
    テリーに対し、前記バッテリーケースの外面に接触させ
    た超音波センサーの超音波素子から超音波を送信させた
    後、前記バッテリーケースの内面に存在する境界面で前
    記超音波が最初に反射して発生する内面反射波を前記超
    音波センサーの超音波素子で受信して、前記内面反射波
    の大きさを評価指標とすることにより、前記バッテリー
    ケース内のバッテリー液の液面レベルを検査することを
    特徴とする超音波液面レベル検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する超音波液面レベル検
    査装置において、 前記超音波センサーの接触面に存在する境界面で前記超
    音波が最初に反射して発生する接触面反射波を前記超音
    波センサーの超音波素子で受信して、前記接触面反射波
    の大きさを評価指標にすることにより、前記バッテリー
    ケースの外面に対する前記超音波センサーの接触状態の
    良否を判定することを特徴とする超音波液面レベル検査
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載する超音波液面レベル検
    査装置において、 前記バッテリーケース内のバッテリー液の液面レベルを
    検査するための第1ゲートを前記内面反射波の大きさと
    遅延時間に基づいて設けるとともに、前記バッテリーケ
    ースの外面に対する前記超音波センサーの接触状態の良
    否を判定するための第2ゲートを前記接触面反射波の大
    きさと遅延時間に基づいて設けたことを特徴とする超音
    波液面レベル検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一つに
    記載する超音波液面レベル検査装置において、 前記バッテリーは自動車に搭載されたものであることを
    特徴とする超音波液面レベル検査装置。
JP11008846A 1999-01-18 1999-01-18 超音波液面レベル検査装置 Withdrawn JP2000205931A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11008846A JP2000205931A (ja) 1999-01-18 1999-01-18 超音波液面レベル検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11008846A JP2000205931A (ja) 1999-01-18 1999-01-18 超音波液面レベル検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000205931A true JP2000205931A (ja) 2000-07-28

Family

ID=11704125

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11008846A Withdrawn JP2000205931A (ja) 1999-01-18 1999-01-18 超音波液面レベル検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000205931A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010040319A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Toyota Motor Corp 二次電池の電解液量検出方法およびその装置
JP2010181290A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Toyota Motor Corp 浸漬検査装置
JP2015052525A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 株式会社東芝 液面レベルの計測装置及びその計測方法
WO2014202242A3 (de) * 2013-06-17 2015-04-02 Siemens Aktiengesellschaft Elektrochemische speichervorrichtung mit zustandsdetektor
US9548520B2 (en) 2012-05-11 2017-01-17 Liebert Corporation Ultrasonic electrolyte sensor
GB2544868A (en) * 2015-09-21 2017-05-31 David Scott Nigel A non-intrusive fluid level monitoring system and method
US11094975B2 (en) 2017-11-01 2021-08-17 Vertiv Corporation Electrolyte level sensing system and method for battery monitoring
US12384085B2 (en) 2020-05-20 2025-08-12 Lg Energy Solution, Ltd. System and method for ultrasonic inspection of resin fill level in a battery module

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010040319A (ja) * 2008-08-05 2010-02-18 Toyota Motor Corp 二次電池の電解液量検出方法およびその装置
JP2010181290A (ja) * 2009-02-05 2010-08-19 Toyota Motor Corp 浸漬検査装置
US9548520B2 (en) 2012-05-11 2017-01-17 Liebert Corporation Ultrasonic electrolyte sensor
WO2014202242A3 (de) * 2013-06-17 2015-04-02 Siemens Aktiengesellschaft Elektrochemische speichervorrichtung mit zustandsdetektor
CN105324864A (zh) * 2013-06-17 2016-02-10 西门子股份公司 具有状态检测器的电化学存储设备
CN105324864B (zh) * 2013-06-17 2018-05-18 西门子股份公司 具有状态检测器的电化学存储设备
US10122051B2 (en) 2013-06-17 2018-11-06 Siemens Aktiengesellschaft Electrochemical storage device having a state detector
JP2015052525A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 株式会社東芝 液面レベルの計測装置及びその計測方法
GB2544868A (en) * 2015-09-21 2017-05-31 David Scott Nigel A non-intrusive fluid level monitoring system and method
US11094975B2 (en) 2017-11-01 2021-08-17 Vertiv Corporation Electrolyte level sensing system and method for battery monitoring
US12384085B2 (en) 2020-05-20 2025-08-12 Lg Energy Solution, Ltd. System and method for ultrasonic inspection of resin fill level in a battery module

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6089095A (en) Method and apparatus for nondestructive inspection and defect detection in packaged integrated circuits
KR101882838B1 (ko) 적층체의 박리 검사 방법 및 박리 검사 장치
JP5112942B2 (ja) 超音波探傷方法及び装置
JP2000205931A (ja) 超音波液面レベル検査装置
JP2017120187A (ja) 液位計測プローブ及び液位計測システム並びに液位計測方法
CN112924548B (zh) 一种电缆附件橡胶件的超声探伤方法及系统
JP2002243703A (ja) 超音波探傷装置
WO2019150952A1 (ja) 欠陥検知方法
JP2013002822A (ja) 非破壊検査方法および非破壊検査装置
JP3066748U (ja) 超音波センサ及び探傷検査装置
JPH02132368A (ja) 超音波探触子のカップリングチェック法
JP2002243705A (ja) 薄肉管溶接部の検査方法及び装置
JP6731863B2 (ja) 検査方法
JP2001004601A (ja) 超音波センサ、探傷検査装置及び方法
JP2000310522A (ja) 二層構造金属体の厚さ測定方法
JPS6044618B2 (ja) 異種金属溶接部の超音波探傷方法およびその装置
WO2019150953A1 (ja) 超音波プローブ
JPH1144676A (ja) 配管材の検査方法
KR20100073849A (ko) 초음파를 이용한 기어 치구의 파손 검출시스템 및 검출방법
JPS5868664A (ja) 溶接部検査方法
JPS626164A (ja) 凹形角部の超音波検査方法および装置
WO2020250583A1 (ja) 検査システム
JPH0650945A (ja) 超音波探査装置
JP2006132981A (ja) 超音波肉厚測定装置及びその方法
JPS62102151A (ja) ヘミングアドヒ−シブ充填状態検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050621

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061213