JP2000206496A - 液晶素子の駆動方法 - Google Patents
液晶素子の駆動方法Info
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- JP2000206496A JP2000206496A JP11004541A JP454199A JP2000206496A JP 2000206496 A JP2000206496 A JP 2000206496A JP 11004541 A JP11004541 A JP 11004541A JP 454199 A JP454199 A JP 454199A JP 2000206496 A JP2000206496 A JP 2000206496A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パネル温度によって駆動マージンが著しく低
下してしまうことを防止する。 【解決手段】 走査電極に印加する走査信号Cをリセッ
トパルスC1と書き込みパルスC2と補助パルスC3と
によって構成した場合であって、リセットパルスC1の
パルス幅を、パネル温度にかかわらずクロストークの値
がほぼ最大値を採るように該温度に応じて異ならせる。
これにより、走査電極の数が2000本を超えるような
高精細の液晶パネルにおいても、そのパネル温度にかか
わらず駆動マージンがほぼ最大値を採り、良好な品質の
画像を表示できる。
下してしまうことを防止する。 【解決手段】 走査電極に印加する走査信号Cをリセッ
トパルスC1と書き込みパルスC2と補助パルスC3と
によって構成した場合であって、リセットパルスC1の
パルス幅を、パネル温度にかかわらずクロストークの値
がほぼ最大値を採るように該温度に応じて異ならせる。
これにより、走査電極の数が2000本を超えるような
高精細の液晶パネルにおいても、そのパネル温度にかか
わらず駆動マージンがほぼ最大値を採り、良好な品質の
画像を表示できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、液晶
を備えた液晶素子を駆動する、液晶素子の駆動方法に関
する。
を備えた液晶素子を駆動する、液晶素子の駆動方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶を利用して種々の情報を
表示する液晶パネル(液晶素子)は様々な分野で使用さ
れている。
表示する液晶パネル(液晶素子)は様々な分野で使用さ
れている。
【0003】かかる液晶パネルには、一対の基板に多数
の走査電極や情報電極をそれぞれ形成し、これらの電極
の間に液晶を配置したものがある。
の走査電極や情報電極をそれぞれ形成し、これらの電極
の間に液晶を配置したものがある。
【0004】また、液晶としては、自発分極を有して電
界に対する応答の速い強誘電性や反強誘電性を示す液晶
(以下、強誘電性を示す液晶を“強誘電性液晶”とし、
反強誘電性を示す液晶を“反強誘電性液晶”とする)が
あり、これらを利用した液晶パネルは高速で記憶型のパ
ネルとして期待されている。そして、このような液晶パ
ネルを駆動する方法は、例えば米国特許第465556
1号、米国特許第4709995号、米国特許第480
0382号、米国特許第4836656号、米国特許第
4932759号、米国特許第4938574号、米国
特許第5058994号等において種々提案されてい
る。
界に対する応答の速い強誘電性や反強誘電性を示す液晶
(以下、強誘電性を示す液晶を“強誘電性液晶”とし、
反強誘電性を示す液晶を“反強誘電性液晶”とする)が
あり、これらを利用した液晶パネルは高速で記憶型のパ
ネルとして期待されている。そして、このような液晶パ
ネルを駆動する方法は、例えば米国特許第465556
1号、米国特許第4709995号、米国特許第480
0382号、米国特許第4836656号、米国特許第
4932759号、米国特許第4938574号、米国
特許第5058994号等において種々提案されてい
る。
【0005】ところで、このような液晶パネルは、画像
を良好な状態で表示できる駆動条件の範囲(以下、“駆
動マージン”とする)が最も広くなるような状態で駆動
することが好ましく、そのような点を考慮して、液晶パ
ネルには、駆動マージンが最も広くなるような波形の駆
動信号(すなわち、走査電極に印加される走査信号や情
報電極に印加される情報信号)が印加されるようになっ
ていた。
を良好な状態で表示できる駆動条件の範囲(以下、“駆
動マージン”とする)が最も広くなるような状態で駆動
することが好ましく、そのような点を考慮して、液晶パ
ネルには、駆動マージンが最も広くなるような波形の駆
動信号(すなわち、走査電極に印加される走査信号や情
報電極に印加される情報信号)が印加されるようになっ
ていた。
【0006】しかしながら、このマージン自体は液晶パ
ネルの温度(以下、“パネル温度”とする)によって著
しく異なるものであるのに対し、従来は駆動信号の波形
をパネル温度によって変えていなかったことから、所定
の温度(例えば、液晶パネルの最も一般的な使用温度で
ある30℃)においては駆動マージンは広くなるもの
の、それ以外の温度では駆動マージンが狭くなって良好
な品質の画像を表示できなくなるという問題があった。
ネルの温度(以下、“パネル温度”とする)によって著
しく異なるものであるのに対し、従来は駆動信号の波形
をパネル温度によって変えていなかったことから、所定
の温度(例えば、液晶パネルの最も一般的な使用温度で
ある30℃)においては駆動マージンは広くなるもの
の、それ以外の温度では駆動マージンが狭くなって良好
な品質の画像を表示できなくなるという問題があった。
【0007】このような問題を解決する方法として、 情報信号に休止期間を設けて駆動マージンを向上さ
せる方法(特開平8−136900号公報)や、 走査信号の補助パルス電圧をパネル温度に応じて変
化させる方法(特開平5−35225号公報)、 が提案されている。
せる方法(特開平8−136900号公報)や、 走査信号の補助パルス電圧をパネル温度に応じて変
化させる方法(特開平5−35225号公報)、 が提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した液
晶パネルにおいては、走査信号は走査電極の1本1本に
順次に印加されるのに対し、情報信号は常に印加され続
ける。したがって、ある1本の走査電極においては、走
査信号が印加された後であって他の走査電極への走査信
号の印加が終了するまでの間(すなわち、次の走査信号
が印加されるまでの間)は、該走査電極(走査信号が印
加されていない走査電極)に沿った部分の液晶には情報
信号のみが印加され続けることとなり、その結果、液晶
には揺らぐ現象が生ずる。
晶パネルにおいては、走査信号は走査電極の1本1本に
順次に印加されるのに対し、情報信号は常に印加され続
ける。したがって、ある1本の走査電極においては、走
査信号が印加された後であって他の走査電極への走査信
号の印加が終了するまでの間(すなわち、次の走査信号
が印加されるまでの間)は、該走査電極(走査信号が印
加されていない走査電極)に沿った部分の液晶には情報
信号のみが印加され続けることとなり、その結果、液晶
には揺らぐ現象が生ずる。
【0009】そして、このように液晶が情報信号の印加
によって揺らいでいる時間は、走査電極の数が多い程長
くなるが、それに伴って、画素の周辺部から発生する、
画素内の液晶分子の配向ドメインとは逆のドメインが収
束しにくくなるため、駆動マージン著しく低下するとい
う問題があった。図10は、30℃における走査電極数
と駆動マージンとの関係を示した図であるが、走査電極
の数が2000本を超えると駆動マージンが低下してい
ることが分かる。なお、同図においては、バイアス比
(詳細は後述)を1/3.4とした。
によって揺らいでいる時間は、走査電極の数が多い程長
くなるが、それに伴って、画素の周辺部から発生する、
画素内の液晶分子の配向ドメインとは逆のドメインが収
束しにくくなるため、駆動マージン著しく低下するとい
う問題があった。図10は、30℃における走査電極数
と駆動マージンとの関係を示した図であるが、走査電極
の数が2000本を超えると駆動マージンが低下してい
ることが分かる。なお、同図においては、バイアス比
(詳細は後述)を1/3.4とした。
【0010】つまり、走査電極の数が多い高精細の液晶
パネルの場合、上述したやの方法で駆動しただけで
は駆動マージンが低下して良好な品質の画像が得られ
ず、パネル温度によっては駆動マージンが全く採れなく
なってしまうという問題があった。
パネルの場合、上述したやの方法で駆動しただけで
は駆動マージンが低下して良好な品質の画像が得られ
ず、パネル温度によっては駆動マージンが全く採れなく
なってしまうという問題があった。
【0011】そこで、本発明は、例え走査電極の数が多
い高精細の液晶素子であっても駆動マージンの低下を防
止する、液晶素子の駆動方法を提供することを目的とす
るものである。
い高精細の液晶素子であっても駆動マージンの低下を防
止する、液晶素子の駆動方法を提供することを目的とす
るものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事情を考慮
してなされたものであり、複数の走査電極と、これらの
走査電極に対向して配置されてマトリクス電極を構成す
る複数の情報電極と、これら走査電極と情報電極との間
に配置された液晶と、を備えた液晶素子を駆動する液晶
素子の駆動方法において、前記走査電極にリセットパル
スを印加することにより前記液晶のリセットを行い、か
つ、クロストークの値が前記液晶素子の温度にかかわら
ずほぼ最大値を採るように、前記リセットパルスのパル
ス幅を前記温度に応じて異ならせる、ことを特徴とす
る。
してなされたものであり、複数の走査電極と、これらの
走査電極に対向して配置されてマトリクス電極を構成す
る複数の情報電極と、これら走査電極と情報電極との間
に配置された液晶と、を備えた液晶素子を駆動する液晶
素子の駆動方法において、前記走査電極にリセットパル
スを印加することにより前記液晶のリセットを行い、か
つ、クロストークの値が前記液晶素子の温度にかかわら
ずほぼ最大値を採るように、前記リセットパルスのパル
ス幅を前記温度に応じて異ならせる、ことを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図6を参照して、
本発明の実施の形態について説明する。
本発明の実施の形態について説明する。
【0014】まず、本発明が適用される液晶素子の構造
について、図1及び図2を参照して説明する。
について、図1及び図2を参照して説明する。
【0015】本発明が適用される液晶素子Pは、図1及
び図2に示すように、複数の走査電極1aと、これらの
走査電極1aに対向して配置されてこれらの走査電極1
aと共にマトリクス電極を構成する複数の情報電極1b
と、を備えており、これら走査電極1aと情報電極1b
との間には液晶2が配置されている。
び図2に示すように、複数の走査電極1aと、これらの
走査電極1aに対向して配置されてこれらの走査電極1
aと共にマトリクス電極を構成する複数の情報電極1b
と、を備えており、これら走査電極1aと情報電極1b
との間には液晶2が配置されている。
【0016】ここで、液晶2としては、自発分極を持つ
強誘電性又は反強誘電性を示すカイラルスメクチック液
晶(以下、強誘電性を示す液晶を“強誘電性液晶”と
し、反強誘電性を示す液晶を“反強誘電性液晶”とす
る)を挙げることができる。
強誘電性又は反強誘電性を示すカイラルスメクチック液
晶(以下、強誘電性を示す液晶を“強誘電性液晶”と
し、反強誘電性を示す液晶を“反強誘電性液晶”とす
る)を挙げることができる。
【0017】なお、上述した複数の走査電極1aには、
図3に示すように走査信号印加手段102を接続して走
査信号が順次印加されるようにし、情報電極1bには、
情報信号印加手段103を接続して情報信号が印加され
るようにすれば良い。
図3に示すように走査信号印加手段102を接続して走
査信号が順次印加されるようにし、情報電極1bには、
情報信号印加手段103を接続して情報信号が印加され
るようにすれば良い。
【0018】次に、これら走査信号及び情報信号の波形
について、図4を参照して説明する。
について、図4を参照して説明する。
【0019】本実施の形態においては、走査信号Cは、
黒消去リセットパルスC1と、該パルスC1の後に印加
される白書き込みパルスC2と、該パルスC2の後に印
加される補助パルスC3とによって構成されている。な
お、リセットパルスC1は、電圧がVcom であり、白書
き込みパルスC2は、パルス幅がΔTで電圧がリセット
パルスC1とは逆極性の−Vcom であり、補助パルスC
3は、パルス幅がΔT/2で電圧がV5とする。
黒消去リセットパルスC1と、該パルスC1の後に印加
される白書き込みパルスC2と、該パルスC2の後に印
加される補助パルスC3とによって構成されている。な
お、リセットパルスC1は、電圧がVcom であり、白書
き込みパルスC2は、パルス幅がΔTで電圧がリセット
パルスC1とは逆極性の−Vcom であり、補助パルスC
3は、パルス幅がΔT/2で電圧がV5とする。
【0020】また、情報信号は、黒情報を書き込むため
の黒情報信号SB、及び白情報を書き込むための白情報
信号SW、の2種類とした。そして、黒情報信号SB
は、3つのパルスSB1,SB2,SB3によって構成
し、パルスSB1は、パルス幅がΔT/2で電圧をV
seg とし、パルスSB2は、パルス幅がΔTで電圧を−
Vseg とし、パルスSB3は、パルス幅がΔT/2で電
圧をVseg とした。また、白情報信号SWは3つのパル
スSW1,SW2,SW3によって構成し、各パルスS
W1,SW2,SW3は上述した黒情報信号SBの各パ
ルスSB1,SB2,SB3をそれぞれ逆の極性にした
ものとした。これらの情報信号SB,SWは連続して印
加するのではなく、ΔT/2のパルス幅の休止期間を設
けている。
の黒情報信号SB、及び白情報を書き込むための白情報
信号SW、の2種類とした。そして、黒情報信号SB
は、3つのパルスSB1,SB2,SB3によって構成
し、パルスSB1は、パルス幅がΔT/2で電圧をV
seg とし、パルスSB2は、パルス幅がΔTで電圧を−
Vseg とし、パルスSB3は、パルス幅がΔT/2で電
圧をVseg とした。また、白情報信号SWは3つのパル
スSW1,SW2,SW3によって構成し、各パルスS
W1,SW2,SW3は上述した黒情報信号SBの各パ
ルスSB1,SB2,SB3をそれぞれ逆の極性にした
ものとした。これらの情報信号SB,SWは連続して印
加するのではなく、ΔT/2のパルス幅の休止期間を設
けている。
【0021】なお、上述した走査信号Cは、その書き込
みパルスC2が情報信号SB,SW2番目のパルスSB
2,SW2に同期するように印加すれば良い。
みパルスC2が情報信号SB,SW2番目のパルスSB
2,SW2に同期するように印加すれば良い。
【0022】黒情報信号SBと走査信号Cとの合成信号
(符号D1参照)が印加された画素においては、走査信
号CのリセットパルスC1の作用によって黒消去が行わ
れ、書き込みパルスC2とパルスSB2との合成電圧−
(Vcom −Vseg )が所定値に達しないため白書き込み
が行われず黒表示状態のまま維持される。これに対し、
白情報信号SWと走査信号Cとの合成信号(符号D2参
照)が印加された画素においては、走査信号Cのリセッ
トパルスC1の作用によって黒消去が行われ、書き込み
パルスC2とパルスSW2との合成電圧−(Vcom +V
seg )が所定値に達するため液晶2のスイッチングが行
われて白書き込みが行われる。
(符号D1参照)が印加された画素においては、走査信
号CのリセットパルスC1の作用によって黒消去が行わ
れ、書き込みパルスC2とパルスSB2との合成電圧−
(Vcom −Vseg )が所定値に達しないため白書き込み
が行われず黒表示状態のまま維持される。これに対し、
白情報信号SWと走査信号Cとの合成信号(符号D2参
照)が印加された画素においては、走査信号Cのリセッ
トパルスC1の作用によって黒消去が行われ、書き込み
パルスC2とパルスSW2との合成電圧−(Vcom +V
seg )が所定値に達するため液晶2のスイッチングが行
われて白書き込みが行われる。
【0023】なお、本明細書においては、この合成電圧
|Vcom +Vseg |を“書き込み電圧VOP”とし、上述
した電圧Vseg と書き込み電圧VOPとの比(=Vseg /
VOP=Vseg /(Vseg +Vcom ))を“バイアス比”
とする。
|Vcom +Vseg |を“書き込み電圧VOP”とし、上述
した電圧Vseg と書き込み電圧VOPとの比(=Vseg /
VOP=Vseg /(Vseg +Vcom ))を“バイアス比”
とする。
【0024】そして、本実施の形態においては、クロス
トークの値が液晶素子Pの温度(以下、本実施の形態に
おいて“素子温度”とする)にかかわらずほぼ最大値を
採るように、上述したリセットパルスC1のパルス幅を
該素子温度に応じて異ならせている。
トークの値が液晶素子Pの温度(以下、本実施の形態に
おいて“素子温度”とする)にかかわらずほぼ最大値を
採るように、上述したリセットパルスC1のパルス幅を
該素子温度に応じて異ならせている。
【0025】ここで、駆動マージンとクロストークと温
度等との関係について説明する。
度等との関係について説明する。
【0026】一般に、駆動マージンとクロストーク値と
閾値との関係は、 駆動マージン=(クロストーク値−閾値)/(クロスト
ーク値+閾値) で表され、この駆動マージンは、閾値やクロストークの
値によって変化し得る。ここで、クロストークには黒ク
ロストーク(黒を書き込める一情報期間1Hや書き込み
電圧VOPの上限)と白クロストーク(白を書き込める一
情報期間1Hや書き込み電圧VOPの上限)とがあり、通
常はいずれか小さい方で判断される。また、閾値は、液
晶を反転させて黒・白を書き分けられる一情報期間1H
や書き込み電圧VOPの下限をいう。
閾値との関係は、 駆動マージン=(クロストーク値−閾値)/(クロスト
ーク値+閾値) で表され、この駆動マージンは、閾値やクロストークの
値によって変化し得る。ここで、クロストークには黒ク
ロストーク(黒を書き込める一情報期間1Hや書き込み
電圧VOPの上限)と白クロストーク(白を書き込める一
情報期間1Hや書き込み電圧VOPの上限)とがあり、通
常はいずれか小さい方で判断される。また、閾値は、液
晶を反転させて黒・白を書き分けられる一情報期間1H
や書き込み電圧VOPの下限をいう。
【0027】そして、このクロストークの値は、書き込
み電圧VOPを固定した状態でも、バイアス比やV5に応
じて変わる。図5は、黒クロストーク及び白クロストー
クの値がV5に応じて変化する様子を模式的に示した図
であり、閾値の変化の様子も示している。この図におい
て、黒クロストークの値と白クロストークの値とが等し
くなるようにV5の値を選んだとき(すなわち、黒クロ
ストークの線と白クロストークの線とが交差する場合)
にクロストークの値がほぼ最大となり、その結果、駆動
マージンがほぼ最大となる。
み電圧VOPを固定した状態でも、バイアス比やV5に応
じて変わる。図5は、黒クロストーク及び白クロストー
クの値がV5に応じて変化する様子を模式的に示した図
であり、閾値の変化の様子も示している。この図におい
て、黒クロストークの値と白クロストークの値とが等し
くなるようにV5の値を選んだとき(すなわち、黒クロ
ストークの線と白クロストークの線とが交差する場合)
にクロストークの値がほぼ最大となり、その結果、駆動
マージンがほぼ最大となる。
【0028】また、バイアス比を変えると、黒クロスト
ークの線や白クロストークの線の傾きが変化し、それに
伴って、 * 黒クロストークの値と白クロストークの値とが等し
くなるときのV5の値や、 * クロストークの最大値や、 * 最大駆動マージン、 が変化する。
ークの線や白クロストークの線の傾きが変化し、それに
伴って、 * 黒クロストークの値と白クロストークの値とが等し
くなるときのV5の値や、 * クロストークの最大値や、 * 最大駆動マージン、 が変化する。
【0029】ところで、素子温度が変化すると、液晶の
粘度や自発分極が変化し、それに伴って閾値も変化する
(図6参照)。例えば、素子温度が上昇すると、閾値は
指数関数的に減少する。その結果、リセットパルスC1
のパルス幅の最適値が変化し、該パルス幅を温度にかか
わらず一定にすると、低温では最適値よりも長すぎ、黒
消去が強すぎて白が書き込みにくくなり、高温では最適
値よりも短すぎ、黒消去が不十分となる。
粘度や自発分極が変化し、それに伴って閾値も変化する
(図6参照)。例えば、素子温度が上昇すると、閾値は
指数関数的に減少する。その結果、リセットパルスC1
のパルス幅の最適値が変化し、該パルス幅を温度にかか
わらず一定にすると、低温では最適値よりも長すぎ、黒
消去が強すぎて白が書き込みにくくなり、高温では最適
値よりも短すぎ、黒消去が不十分となる。
【0030】したがって、本実施の形態においては、上
述したように素子温度にかかわらずクロストークの値が
ほぼ最大値を採るように、リセットパルスC1のパルス
幅を素子温度に応じて異ならせている。
述したように素子温度にかかわらずクロストークの値が
ほぼ最大値を採るように、リセットパルスC1のパルス
幅を素子温度に応じて異ならせている。
【0031】なお、このようにリセットパルスC1のパ
ルス幅を素子温度に応じて異ならせる方法としては、図
3に示すように、液晶素子Pの近傍にサーミスタ等の温
度検知手段101を配置しておくと共に、該手段101
にて検知した温度に基づき前記パルス幅を変更すれば良
い。
ルス幅を素子温度に応じて異ならせる方法としては、図
3に示すように、液晶素子Pの近傍にサーミスタ等の温
度検知手段101を配置しておくと共に、該手段101
にて検知した温度に基づき前記パルス幅を変更すれば良
い。
【0032】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
る。
【0033】本実施の形態によれば、走査電極1aの数
が2000本を超えるような高精細の液晶素子Pにおい
ても、その素子温度にかかわらず駆動マージンがほぼ最
大値を採り、素子温度にかかわらず良好な品質の画像を
表示できる。
が2000本を超えるような高精細の液晶素子Pにおい
ても、その素子温度にかかわらず駆動マージンがほぼ最
大値を採り、素子温度にかかわらず良好な品質の画像を
表示できる。
【0034】
【実施例】以下、実施例に沿って本発明を更に詳細に説
明する。
明する。
【0035】(実施例1)まず、液晶パネル(液晶素
子)の構造について、図1乃至図3、図7及び図8を参
照して説明する。
子)の構造について、図1乃至図3、図7及び図8を参
照して説明する。
【0036】本実施例にて用いた液晶パネルPは、図1
及び図2に示すように、平行に配置した一対のガラス基
板3a,3bを備えており、走査電極1aや情報電極1
bはガラス基板3a及びガラス基板3bの表面にそれぞ
れ多数形成した。なお、各電極1a,1bはストライプ
形状の透明電極とし、走査電極1aの数は4000本と
した。
及び図2に示すように、平行に配置した一対のガラス基
板3a,3bを備えており、走査電極1aや情報電極1
bはガラス基板3a及びガラス基板3bの表面にそれぞ
れ多数形成した。なお、各電極1a,1bはストライプ
形状の透明電極とし、走査電極1aの数は4000本と
した。
【0037】また、これらの走査電極1a及び情報電極
1bを覆うように、ショート防止用の無機絶縁体膜4
a,4bを形成し、無機絶縁体膜4a,4bを覆うよう
に、ショート防止補助用の塗布型絶縁膜5a,5bを形
成した。この塗布型絶縁膜5a,5bには、配向制御補
助のために粒径が数百Åの微粒子を含有させた。
1bを覆うように、ショート防止用の無機絶縁体膜4
a,4bを形成し、無機絶縁体膜4a,4bを覆うよう
に、ショート防止補助用の塗布型絶縁膜5a,5bを形
成した。この塗布型絶縁膜5a,5bには、配向制御補
助のために粒径が数百Åの微粒子を含有させた。
【0038】さらに、この塗布型絶縁膜5a,5bを覆
うように配向膜6a,6bを形成した。
うように配向膜6a,6bを形成した。
【0039】一方、ガラス基板3a,3bの間隙には、
ビーズスペーサー7を配置して該間隙を規定し、シール
接着剤8を配置して該間隙を封止した。
ビーズスペーサー7を配置して該間隙を規定し、シール
接着剤8を配置して該間隙を封止した。
【0040】また、液晶2には強誘電性液晶を用い、該
液晶を基板間隙に配置した。
液晶を基板間隙に配置した。
【0041】さらに、液晶パネルPの走査電極1aに
は、図3に示すように、走査信号印加回路102を介し
て走査信号制御回路104を接続し、情報電極1bに
は、情報信号印加回路103を介して情報信号制御回路
106を接続した。また、これらの走査信号制御回路1
04並びに情報信号制御回路106には駆動制御回路1
05及びグラフィックコントローラー107を接続し
た。
は、図3に示すように、走査信号印加回路102を介し
て走査信号制御回路104を接続し、情報電極1bに
は、情報信号印加回路103を介して情報信号制御回路
106を接続した。また、これらの走査信号制御回路1
04並びに情報信号制御回路106には駆動制御回路1
05及びグラフィックコントローラー107を接続し
た。
【0042】そして、グラフィックコントローラー10
7から送出されたデータは、駆動制御回路105を経由
して走査信号制御回路104と情報信号制御回路106
とに入力され、これらの制御回路104,106におい
てアドレスデータと表示データとに変換されるようにし
た。このうち、アドレスデータは走査信号印加回路10
2に対して送出されると共に他方の表示データは情報信
号印加回路103に対して送出され、このアドレスデー
タに従って走査信号印加回路102は走査信号を走査電
極1aに印加し、この表示データに従って情報信号印加
回路103が情報信号を情報電極1bに印加するように
した。
7から送出されたデータは、駆動制御回路105を経由
して走査信号制御回路104と情報信号制御回路106
とに入力され、これらの制御回路104,106におい
てアドレスデータと表示データとに変換されるようにし
た。このうち、アドレスデータは走査信号印加回路10
2に対して送出されると共に他方の表示データは情報信
号印加回路103に対して送出され、このアドレスデー
タに従って走査信号印加回路102は走査信号を走査電
極1aに印加し、この表示データに従って情報信号印加
回路103が情報信号を情報電極1bに印加するように
した。
【0043】本実施例においては、バイアス比やV5の
値は、30℃の温度で最もマージンの取れる値(すなわ
ち、バイアス比=1/3.4、V5=1.1Vseg )に
固定し、リセットパルスC1を閾値近辺で30℃のリセ
ットパルスとほぼ同じになるようにした(図7参照)。
また、リセットパルスC1のパルス幅を、温度に応じて
下表に示すように変えた。
値は、30℃の温度で最もマージンの取れる値(すなわ
ち、バイアス比=1/3.4、V5=1.1Vseg )に
固定し、リセットパルスC1を閾値近辺で30℃のリセ
ットパルスとほぼ同じになるようにした(図7参照)。
また、リセットパルスC1のパルス幅を、温度に応じて
下表に示すように変えた。
【0044】
【表1】 次に、本実施例の効果について説明する。
【0045】本実施例によれば、高精細の液晶パネルP
であっても、図8に示すように、そのパネル温度にかか
わらず駆動マージンがそれぞれのパネル温度におけるほ
ぼ最大値を採り、パネル温度にかかわらず良好な品質の
画像を表示できた。
であっても、図8に示すように、そのパネル温度にかか
わらず駆動マージンがそれぞれのパネル温度におけるほ
ぼ最大値を採り、パネル温度にかかわらず良好な品質の
画像を表示できた。
【0046】なお、本発明者は、本実施例の効果を確認
すべく比較実験を行った。以下、その実験の内容につい
て、図6及び図9を参照して説明する。
すべく比較実験を行った。以下、その実験の内容につい
て、図6及び図9を参照して説明する。
【0047】この比較実験には、上記実施例と同一構造
の液晶パネルPを用い(走査電極数;4000本)、バ
イアス比やV5の値はパネル温度にかかわらず一定(バ
イアス比=1/3.4、V5=1.1Vseg )とした
が、リセットパルスの長さの補正は行っていない。本実
験によれば、駆動マージンはパネル温度に応じて図9に
示すようになり、上記実施例の方がいずれの温度におい
ても駆動マージンが大きくなっていることが確認でき
た。
の液晶パネルPを用い(走査電極数;4000本)、バ
イアス比やV5の値はパネル温度にかかわらず一定(バ
イアス比=1/3.4、V5=1.1Vseg )とした
が、リセットパルスの長さの補正は行っていない。本実
験によれば、駆動マージンはパネル温度に応じて図9に
示すようになり、上記実施例の方がいずれの温度におい
ても駆動マージンが大きくなっていることが確認でき
た。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
走査電極の数が2000本を超えるような高精細の液晶
素子においても、その素子温度にかかわらず駆動マージ
ンがほぼ最大値を採り、素子温度にかかわらず良好な品
質の画像を表示できる。
走査電極の数が2000本を超えるような高精細の液晶
素子においても、その素子温度にかかわらず駆動マージ
ンがほぼ最大値を採り、素子温度にかかわらず良好な品
質の画像を表示できる。
【図1】本発明が適用される液晶パネルの構造の一例を
示す断面図。
示す断面図。
【図2】本発明が適用される液晶パネルの構造の一例を
示す平面図。
示す平面図。
【図3】本発明が適用される液晶パネルの駆動回路の一
例を示すブロック図。
例を示すブロック図。
【図4】図1に示す液晶パネルに印加される走査信号等
の波形を示す波形図。
の波形を示す波形図。
【図5】黒クロストーク及び白クロストークの値がV5
の値に応じて変化する様子等を模式的に示した図。
の値に応じて変化する様子等を模式的に示した図。
【図6】閾値の温度変化の様子を示す図。
【図7】温度に対する閾値でのリセットパルス変化の様
子を示す図。
子を示す図。
【図8】本発明の効果を説明するための図。
【図9】比較実験の結果を示す図。
【図10】従来の問題点を説明するための図であって、
走査電極の数と駆動マージンとの関係を示す図。
走査電極の数と駆動マージンとの関係を示す図。
1a 走査電極 1b 情報電極 2 液晶 C 走査信号 C2 白書き込みパルス C3 補助信号 SB,SW 情報信号 SB2 パルス P 液晶パネル(液晶素子)
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の走査電極と、これらの走査電極に
対向して配置されてマトリクス電極を構成する複数の情
報電極と、これら走査電極と情報電極との間に配置され
た液晶と、を備えた液晶素子を駆動する液晶素子の駆動
方法において、 前記走査電極にリセットパルスを印加することにより前
記液晶のリセットを行い、かつ、 クロストークの値が前記液晶素子の温度にかかわらずほ
ぼ最大値を採るように、前記リセットパルスのパルス幅
を前記温度に応じて異ならせる、 ことを特徴とする液晶素子の駆動方法。 - 【請求項2】 前記液晶が、自発分極を持つ強誘電性又
は反強誘電性を示すカイラルスメクチック液晶である、 ことを特徴とする請求項1に記載の液晶素子の駆動方
法。 - 【請求項3】 前記走査電極の数が2000本以上であ
る、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶素子の駆
動方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11004541A JP2000206496A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 液晶素子の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11004541A JP2000206496A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 液晶素子の駆動方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000206496A true JP2000206496A (ja) | 2000-07-28 |
Family
ID=11586920
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11004541A Pending JP2000206496A (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 液晶素子の駆動方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000206496A (ja) |
-
1999
- 1999-01-11 JP JP11004541A patent/JP2000206496A/ja active Pending
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